JPH10144074A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JPH10144074A
JPH10144074A JP8314225A JP31422596A JPH10144074A JP H10144074 A JPH10144074 A JP H10144074A JP 8314225 A JP8314225 A JP 8314225A JP 31422596 A JP31422596 A JP 31422596A JP H10144074 A JPH10144074 A JP H10144074A
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clock
delay
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陽治 出井
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Hiromasa Noda
浩正 野田
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    • G11C7/10Input/output [I/O] data interface arrangements, e.g. I/O data control circuits, I/O data buffers
    • G11C7/1072Input/output [I/O] data interface arrangements, e.g. I/O data control circuits, I/O data buffers for memories with random access ports synchronised on clock signal pulse trains, e.g. synchronous memories, self timed memories
    • HELECTRICITY
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    • H04L7/02Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information
    • H04L7/033Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information using the transitions of the received signal to control the phase of the synchronising-signal-generating means, e.g. using a phase-locked loop
    • H04L7/0331Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information using the transitions of the received signal to control the phase of the synchronising-signal-generating means, e.g. using a phase-locked loop with a digital phase-locked loop [PLL] processing binary samples, e.g. add/subtract logic for correction of receiver clock

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で同期可能なクロック周波数帯域
を拡大させ、あるいは同期化と逓倍されたクロック信号
を形成することができる同期クロック発生回路を備えた
半導体集積回路装置を提供する。 【解決手段】 外部端子から入力バッファ回路を介して
取り込まれたクロック信号を遅延回路で遅延させ、上記
遅延回路を通したクロック信号により起動され、上記ク
ロック信号に対して十分高くされた発振パルスをカウン
ト動作し、上記入力バッファ回路を通した1周期遅れの
クロック信号により上記カウント値を逆方向にカウント
動作してその計数値が計数開始時に戻ったときに出力タ
イミング信号を発生させ、その出力タイミング信号をク
ロックドライバを介して内部回路に伝えるとともに、遅
延回路の遅延時間は、上記入力バッファ回路の遅延時間
と上記クロックドライバの遅延時間の和に対応した遅延
時間に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体集積回路
装置に関し、クロック信号により同期して動作する半導
体集積回路装置、例えばシンクロナスダイナミック型R
AM(ランダム・アクセス・メモリ)の同期クロック発
生回路や外部クロックに対して周波数逓倍された内部ク
ロックを発生させる同期クロック発生回路を備えた1チ
ップマイクロコンピュータ等に利用して有効な技術に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】シンクロナス・ミラー・ディレイ回路
(SMD)は、外部クロックと内部クロックとの同期を
とるための回路である。このようなシンクロナス・ミラ
ー・ディレイ回路については、アイ・エス・エス・シー
・シー ダイジェスト オブ テクニカル ペーパーズ
(ISSCC DIGIST OF TECHNICAL PAPERS)誌1996年2
月10日、第 374頁〜第 375頁がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図18には、本願発明
者等において先に検討されたシンクロナス・ミラー・デ
ィレイ回路の回路図が示され、図19にはその動作を説
明するための波形図が示されている。この回路におい
て、内部クロックCLKout の立ち上がりと外部クロッ
クCLKinの立ち上がりが同期する場合を考える。外部
クロックCLKinは、遅延時間がそれぞれd1、d2及
びd1の3つの遅延回路を通してフォワード・ディレイ
・アレイ回路(以下、FDAという)に入力される。こ
のFDA中を伝播しているnサイクル目のクロックの立
ち上がりエッジは、コモンCOMMONとして伝播され
るn+1サイクル目のクロックの立ち上がりにより、上
記FDA中での伝播が止められ、同時に伝播が止められ
た位置とちょうど対称の位置にあるバックワード・ディ
レイ・アレイ(以下、BDAという)中のノードに立ち
上がりエッジが転送される。
【0004】上記立ち上がりエッジは、FDA中の伝播
時間tDAとちょうど同じ時間をかけてBDA中を伝播
し、遅延時間d2の遅延回路(内部クロックドライバに
相当する)を通して、内部クロックCLKout として出
力される。上記FDA中のnサイクル目の立ち上がりエ
ッジがn+1サイクル目のCOMMONの立ち上がりエ
ッジによって伝播が止められることから、次式(1)と
いう関係が成立する。ここで、tCKは、クロックCL
Kinのサイクル時間(1周期)である。 d2+d1+tDA=tCK ………(1)
【0005】また、外部クロックCLKinから内部クロ
ックCLKout までの立ち上がりエッジの伝播時間は、
上記のような伝播経路に沿って計算すると次式(2)の
関係が成立する。つまり、外部クロックCLKinから内
部クロックCLKout までがちょうど2tCKに等しく
なり、上記の外部クロックCLKinと内部クロックCL
Kout とが同期することとなる。 d1+d2+d1+tDA+tDA+d2=2(d1+d2+tDA) =2tCK ……(2)
【0006】上記のような同期回路では、動作周波数範
囲を広くするためには、上記FDA、MCC及びBDA
を構成する論理段数が膨大となり、回路規模が増大する
という問題が生じる。例えば、シンクロナスDRAMで
は、メモリアクセス動作の高速化に伴い動作周波数は高
くなる傾向になる。これに対して、リフレッシュ等にお
いては、低消費電力化を図るためにクロック信号の周波
数を低くして行うことが便利でありその差は益々拡大す
る傾向にある。また、汎用メモリとして用いられようク
ロック信号の周波数範囲は広くなるように要求されてい
る。このように同期化させるクロック信号の周波数範囲
が広くしようとすると、それに適合すべくFDA、MC
C及びBDAを構成する遅延段数が膨大となって回路規
模を増大させるとともに、例えばリフレッシュ動作等の
ように低消費電力化のためにクロック信号の周波数を低
くしたにも係わらずに同期クロック発生回路での電流消
費を増大させてしまうという相反する問題を引き起こ
す。
【0007】なお、PLL回路やDLL回路を用いた場
合には、位相ロック状態になるまでの引込み時間に相当
の時間を費やすこととなって、応答性に大きな問題を持
つとともに、ディジタル回路での電源線に発生する比較
的大きなノイズの影響を受けて動作の安定性の点でも問
題があり、上記のようなディジタル回路による同期クロ
ック発生回路の開発に至ったものである。
【0008】この発明の目的は、簡単な構成で同期可能
なクロック周波数帯域を拡大させた同期クロック発生回
路を備えた半導体集積回路装置を提供することにある。
この発明の他の目的は、簡単な構成で、しかも短い時間
内に逓倍されたクロック信号を形成することができる同
期クロック発生回路を備えた半導体集積回路装置を提供
することにある。この発明の前記ならびにそのほかの目
的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から
明らかになるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、外部端子から入力バッファ
回路を介して取り込まれたクロック信号を遅延回路で遅
延させ、上記遅延回路を通したクロック信号により起動
され、上記クロック信号に対して十分高くされた発振パ
ルスをカウント動作し、上記入力バッファ回路を通した
1周期遅れのクロック信号により上記カウント値を逆方
向にカウント動作してその計数値が計数開始時に戻った
ときに出力タイミング信号を発生させ、その出力タイミ
ング信号をクロックドライバを介して内部回路に伝える
とともに、遅延回路の遅延時間は、上記入力バッファ回
路の遅延時間と上記クロックドライバの遅延時間の和に
対応した遅延時間に設定する。
【0010】
【発明の実施の形態】図1には、この発明に係る同期ク
ロック発生回路の基本的な概念を説明するためのブロッ
ク図が示されている。この同期クロック発生回路は、特
に制限されないが、シンクロナスDRAMを構成する他
の回路とともに、公知の半導体集積回路の製造技術によ
り、単結晶シリコンのような1個の半導体基板上におい
て形成される。
【0011】クロックバッファCKBは、入力バッファ
回路であり、外部端子から供給される外部クロック信号
ext.CLKを取り込むために設けられるものである。こ
のクロックバッファCKBの出力信号は、一方において
遅延回路DL1とDL2を通してタイミング発生回路T
Gのスタート端子(START)に伝えられる。上記ク
ロックバッファCKBの出力信号は、他方において上記
タイミング発生回路TGのリバース端子(REVERS
E)に伝えられる。タイミング発生回路TGは、回路規
模を小さくするために、カウンタ回路で構成されてお
り、スタート端子(STRAT)に供給される第1の入
力信号で計数動作の起動がかかり一方向(例えばアップ
計数)に計数動作を開始し、リバース端子(REVER
SE)に供給される第2の入力信号で上記計数動作が逆
転(例えばダウン計数)され、上記第1と第2の入力信
号の時間差に対応した時間経過後に、言い換えるならば
アップ計数値と同じダウン計数を行って出力端子OUT
からタイミング信号を出力させる。
【0012】上記計数動作のためにパルスは、内部に設
けられた発振回路により形成される。この発振回路の発
振周波数は、上記クロック信号CLKに対して十分高い
周波数に設定されものである。上記タイミング発生回路
TGにより形成されたタイミング信号は、クロックドラ
イバCKDを介して内部クロックint.CLKが形成され
る。
【0013】図2には、上記図1の同期クロック発生回
路の動作を説明するためのタイミング図が示されてい
る。外部クロック信号ext.CLKの1周期はtCKであ
り、上記クロックバッファCKBの出力ノードn1の信
号は、その遅延時間td1だけ遅れたクロック信号とさ
れる。クロックバッファCKBの出力ノードn1の信号
は、上記遅延回路DL1とDL2により、上記クロック
ドライバCKBの遅延時間td1と、上記クロックドラ
イバの遅延時間td2だけ遅れてタイミング発生回路T
Gのスタート端子に伝えられる。一方、上記クロックバ
ッファCKBの出力ノードn1の信号は、そのまま上記
タイミング発生回路TGのリバース端子に伝えられる。
【0014】上記タイミング発生回路TGのスタート端
子には、外部クロック信号ext.CLKの立ち上がりか
ら、遅延時間td1+td1+td2の後に入力信号
(ノードn2)が供給されて計数動作を開始し、リバー
ス端子には1周期(tCK)遅れた外部クロック信号か
ら上記遅延時間td1の後に入力信号(ノードn2)が
供給されて計数動作を逆転させる。これにより、ノード
n1のクロック信号の1周期tCKは、次式(1)のよ
うに表される。 tCK=td1+td2+tDA ……… (3)
【0015】上記タイミング発生回路TGは、上記時間
差tDAに対応した計数値と同じ時間tDAだけ計数動
作を行ってタイミング信号(ノードn3)を形成し、ク
ロックドライバCKDの遅延時間td2の内部クロック
信号int.CLKを立ち上げる。つまり、外部クロック信
号ext.CLKの立ち上がりから内部クロック信号int.C
LKまでに費やされた時間は、td1+td1+td2
+tDA+tDA+td2=2(td1+td2+tD
A)となる。この時間td1+td2+tDAは、上記
式(3)のようにクロック信号の1周期tCKに等しい
から、内部クロック信号int.CLKは、2クロック後に
入力される外部クロック信号ext.CLKと同期すること
となる。
【0016】図3には、この発明に係る同期パルス発生
回路の一実施例の論理回路図が示されている。この実施
例では、タイミング発生回路TGは、可逆カウンタによ
り構成される。つまり、T型フリップフロップ回路T1
ないしTnの非反転出力Qと反転信号/Qとをアップ・
ダウン制御信号up/downにより切り換えて次段回
路に順次伝えるようにして、n桁のアップ・ダンウの可
逆カウンタが構成される。上記切り換え回路は、各桁の
出力に対応してそれぞれ設けられる。この切り換え回路
は、最終段のT型フリップフロップ回路Tnにおいて、
例示的に示されているように、上記アップ・ダウン制御
信号up/downと上記非反転出力Qとを受けるノア
ゲート回路G1と、上記アップ・ダウン制御信号up/
downがインバータ回路N1により反転された信号と
上非反転出力/Qとを受けるノアゲート回路G2と、か
かる2つのノアゲート回路G1,G2の出力を受けて出
力信号を形成するノアゲート回路G3を単位回路とする
n−1個の単位回路から構成される。
【0017】上記カウンタ回路を構成するT型フリップ
フロップ回路T1〜Tnの各段の非反転出力Qは、オー
ル0の検出信号を形成するノアゲート回路G4に入力さ
れる。つまり、オール0(all0)の検出回路は、カ
ウンタの計数値がゼロであることを検出するものであ
り、かかるオール0の検出信号は、フリップフロップ回
路FF3のセット信号Sとして用いられる。
【0018】上記可逆カウンタのアップ/ダウン動作の
制御のために、フリップフロップ回路FF1とFF2が
設けられる。フリップフロップ回路FF1は、クロック
バッファ回路CKBの出力信号(ノードn1)がトリガ
端子Tに供給され、その立ち上がりエッジに同期して出
力Qが反転させられて、上記アップ・ダウン制御信号u
p/downを形成する。フリップフロップ回路FF2
は、上記遅延回路DL1とDL2を通した遅延信号(ノ
ードn2)よりセットされ、上記オール0の検出信号に
よりリセットされる。このフリップフロップ回路FF2
の非反転出力Qは、上記カウンタ回路を構成するT型フ
リップフロップ回路T1〜Tnのリセット信号rese
tとされる。
【0019】奇数個のインバータ回路列をリング状態に
接続して計数クロック発振回路が形成される。この発振
パルスは、上記外部クロック信号ext.CLKに対して十
分高い周波数にされており、上記カウンタ回路を構成す
る初段のT型フリップフロップ回路T1のトリガ端子T
に供給される。このようなカウンタ回路を利用すること
により、例えば10段のバイナリーカウンタにより10
24の計数出力を得ることができる。つまり、前記図1
8に示したようなFDA、MCC及びBDAを用いた同
期パルス発生回路では、1024段の回路に相当するも
のであり、回路規模を大幅に小さくすることができる。
【0020】図4には、上記同期パルス発生回路の動作
を説明するためのタイミング図が示されている。最初の
外部クロック信号ext.CLKの立ち上がりに対してクロ
ックバッファ回路CKBの遅延時間td1だけ遅れて出
力信号(ノードn1)がハイレベルに立ち上がり、フリ
ップフロップ回路FF1の出力がロウレベルからハイレ
ベルに変化してアップ計数動作を指示する。このとき、
フリップフロップ回路FF2は、リセット状態であり出
力Qのロウレベルにより、リセット信号/resetを
ロウレベルにして上記カウンタ回路を構成するT型フリ
ップフロップ回路T1〜Tnをリセット状態にしている
ので、その計数動作が強制的に停止状態にさせられるも
のである。遅延時間td1とtd2の経過後に、遅延回
路DL1とDL2を通した遅延信号(ノードn2)がハ
イレベルに立ち上がり、フリップフロップ回路FF2を
セット状態として出力Qをハイレベルにする。これによ
り、カウンタ回路は、そのリセット信号/resetが
ハイレベルとなるために上記発振パルスの計数動作を開
始する。
【0021】次の外部クロック信号ext.CLKの立ち上
がりから遅延時間td1経過の後に、クロックバッファ
回路CKBの出力信号(ノードn1)がハイレベルとな
り、フリップフロップ回路FF1を反転させる。これに
より、アップ・ダウン制御信号up/downがロウレ
ベルとなりダウン計数動作に切り換えられるとともに、
フリップフロップ回路FF3をリセットさせる。上記時
間差tDAに対応したアップ計数値からダウン動作を行
い、同じ時間tDAに対応したダウン計数動作によって
計数値が0になる。このような計数値の0に対応してオ
ール0の検出信号all0がハイレベルとなって、上記
フリップフロップ回路FF3をセットし、その出力Q
(ノードn3)をハイレベルに立ち上げる。これによ
り、クロックバッファ回路CKDから出力される内部ク
ロック信号int.CLKは、2周期(2TCK)遅れて入
力された外部クロック信号ext.CLKと正確に同期した
信号とされる。
【0022】図5には、この発明に係る同期パルス発生
回路の他の一実施例のブロック図が示されている。この
実施例では、時間差を検出し、それと同じ時間を作り出
すタイミング発生回路として、アップカウンタとダウン
カウンタの2つのカウンタ回路が用いられる。つまり、
図3の実施例のようなアップ/ダウンの可逆カウンタに
代えて、上記2つのカウンタ回路が用いられる。このよ
うな2つのカウンタ回路を用いることは、回路規模が増
加する反面、その動作範囲を拡大させることができる。
【0023】上記アップカウンタは、スタート端子に入
力信号が供給されるとセット入力端子SETに供給され
るオール0を取り込んで、アップ計数動作を開始する。
上記ダウンカウンタは、スタート端子に入力信号が供給
されると、セット入力SETに供給された上記アップカ
ウンタの計数出力を取り込んで、ダウン計数動作を開始
する。このダウンカウンタの出力は、オール0の検出回
路に入力され、ここで前記同様なオール0の検出信号a
ll0が形成される。
【0024】この実施例では、上記のようにアップカウ
ンタとダウンカウンタの2つのカウンタ回路を必要と
し、その部分では回路規模がほぼ2倍になるが、図3の
実施例のようなアップ・ダウンの切り換えを行うゲート
回路、動作制御のためのフリップフロップ回路FF1,
FF2等が不要になるので、回路規模がそれほど増加し
ないばかりか、フリップフロップ回路FF1,FF2等
での遅延時間が誤差として入り込むことがないから精度
を高くすることができる。また、アップ計数値に対応し
たダウン計数動作中に、遅延回路DL1とDL2を通し
た次の周期のクロック信号が到来しても、上記のように
アップ計数動作とダウン計数動作とを同時並行的に行う
ことができるので動作範囲を拡大できる。
【0025】図6には、上記図5の実施例回路の動作を
説明するためのタイミング図が示されている。第1番目
の外部クロック信号ext.CLKは、クロックバッファ回
路CKBを通して取り込まれ、ノードn1の信号は遅延
時間td1経過後に立ち上がる。これにより、ダウンカ
ウンタは計数動作を開始するが、この計数動作それ自体
は意味を持たない。上記ノードn1の立ち上がりによ
り、フリップフロップ回路FF3がリセットされて、ノ
ードn3がロウレベルにされる。クロックバッファCK
Bの遅延時間td2が経過して、内部クロック信号int.
CLKもロウレベルになる。
【0026】遅延回路DL1とDL2による遅延時間t
d1+td2の後に、ノードn2の信号がハイレベルに
されたアップカウンタはオール0を初期値として取り込
んでアップ計数動作を開始する。同図では、アップ計数
動作を判り易く示すために計数値を階段状にアナログ的
に表している。このことは、上記ダウン計数値も同様で
ある。上記アップカウンタとダウンカウンタのクロック
入力端子CLKには、同じ計数クロック信号fCが供給
されており、この計数クロック信号fCは、前記のよう
なリングオシレータにより形成されるものである。
【0027】第2番目の外部クロック信号ext.CLKが
到来し、クロックバッファ回路CKBの出力ノードn1
が遅延時間td1経過後に立ち上がると、ダウンカウン
タは上記アップカウンタの計数値を初期値として取り込
んでダウン計数動作を開始する。この計数動作は、上記
アップカウンタにより形成された時間tDAに対応した
時間tDAを作り出すための本来のダウン計数動作であ
る。この実施例において、注目すべきは、上記ダウンカ
ウンタにおいて上記時間tDAに対応した計数動作の途
中において、上記第2番目の外部クロック信号ext.CL
Kの上記ダウン計数動作を指示するノードn1の出力信
号に対応した遅延信号(td1+td2)がハイレベル
になると、アップカウンタは上記オール0の初期値を取
り込んでアップ計数動作を行うことができることであ
る。つまり、上記のように2つのアップとダウンのカウ
ンタを設けた場合には、上記のように動作条件のもとで
もそれに応答して、同期パルス発生動作を行うようにす
ることができるものである。これにより、その動作範囲
の拡大を図ることができるものである。
【0028】上記アップカウンタの動作と並行して、ダ
ウンカウンタはダウン計数動作を行い、その計数値がゼ
ロになると、オール0検出回路がこれを検出してフリッ
プフロップ回路FF3をセットするので、その出力ノー
ドn3の信号がハイレベルに変化し、クロックドライバ
回路CKDから出力される内部クロック信号int.CLK
は、2周期遅れてハイレベルに立ち上がり、それは第3
番目の外部クロック信号ext.CLKの立ち上がりに同期
したものとされる。
【0029】なお、上記フリップフロップ回路FF3
は、上記のようにノードn1のハイレベルによりリセッ
トされるので、その出力パルスのパルス幅、言い換える
ならば、内部クロック信号int.CLKの出力パルスのパ
ルス幅は、上記クロックドライバ回路CKDと上記クロ
ックバッファ回路CKBによる総合の遅延時間td2+
td1に対応したものとされる。
【0030】図7には、この発明に係る同期クロック発
生回路に用いられるリングオシレータの一実施例の回路
図が示されている。リングオシレータは、奇数段のイン
バータ回路列等により構成される。一般に、最小の3段
のインバータ回路をリング状に縦列接続したものは動作
が不安定になるので、発振動作の安定化の観点から比較
的大きな論理段数から構成される。この実施例では、ナ
ンドゲート回路とインバータ回路とを合わせて11段に
よりリングオシレータを構成する。
【0031】精度を高くるために、アップカウント用の
リングオシレータとダウンカウト用のリングオレータの
2つが用いられる。上記2つのリングオシレータは、制
御信号UCEとDCEにより、ナンドゲート回路のゲー
トが制御されて、発振動作の制御が可能にされる。つま
り、同期クロック発生回路が非動作状態に置かれるとき
には、信号UCEとDCEがロウレベルにされて、発振
帰還信号に無関係にナンドゲート回路の出力をハイレベ
ルに固定して、発振動作を停止させるようにして低消費
電力化を図るようにするものである。
【0032】上記のようなアップカウンタでの計数動作
の終了タイミングは、上記リングオシレータの発振動作
とは非同期で発生するために、リングオシレータ内では
遅延段において端数が生じている。このような端数は、
常に切捨てられるものであるので、それが誤差として生
じてしまう。この実施例では、上記のような端数につい
ても実質的に計数するように次のような工夫を行うもの
である。
【0033】アップカウント用のリングオシレータ(R
O)は、例えば左側から右側に向かってナンドゲート回
路とインバータ回路の組み合わせで合計11段の遅延段
を構成し、右端の最終段の出力を上記左端の初段に帰還
させてリングオシレータを構成する。この場合、入力段
には、ナンドゲート回路を設け、そこに上記動作制御信
号UCEを供給して、上記のように非動作状態での発振
動作を停止させて無駄な電流消費を抑えている。
【0034】ダウンカウント用のリングオシレータ(R
O)は、上記アップカウント用のリングオシレータとは
逆に、右端から左端に向かってナンドゲート回路とイン
バータ回路との組み合わせで合計11段の遅延段を構成
し、左端の最終段の出力を上記右端の初段に帰還させて
リングオシレータを構成する。この場合、入力段には、
ナンドゲート回路を設け、そこに上記動作制御信号DC
Eを供給して、上記のように非動作状態での発振動作を
停止させて無駄な電流消費を抑えている。
【0035】上記のようにミラー反転させて2つのリン
グオシレータを平行に並べ、アップカウント用の各遅延
段のうち、ナンドゲート回路に入力される信号をミラー
反転の関係にあるダウンカウント用の各遅延段を構成す
るナンドゲート回路の入力に伝えるようにする。つま
り、アップカウント用のリングオシレータの最終出力段
の出力信号は、上記のように初段のナンドゲート回路が
発振制御に用いられているので、ダウンカウント用のリ
ングオシレータの第2段目のナンドゲート回路の入力に
伝えられる。以下、順次に実質的にミラー反転させた形
態でアップカウント用のリングオシレータにおける遅延
段の信号をダウンカウント用のリングオシレータに伝え
るようにする。
【0036】アップカウント用のリングオシレータの各
遅延段の信号は、セット信号SETによりゲートが制御
されるナンドゲート回路を介して、上記ダウンカウント
用のリングオシレータに伝えられる。この場合、セット
信号SETが出力されたタイミングで、アップカウント
用のリングオシレータはそのときの状態で発振動作を停
止させるようにするため、上記セット信号SETにより
ゲートが制御されるナンドゲート回路の出力信号は、上
記のようにダウンカウント用のリングオシレータに伝え
られるとともに、その遅延段のナンドゲート回路の他方
の入力にも供給される。ダウンカウント用のリングオシ
レータでは、上記状態転写用のナンドゲート回路に対応
したダミーのナンドゲート回路が負荷として設けられ
る。つまり、アップカウント用のリングオシレータとダ
ウンカウント用のリングオシレータとを同じ回路条件と
することにより、両者の発振周波数を等しくさせるよう
にするものである。
【0037】例えば、同図に示すようにアップカウント
用の各遅延段を構成するナンドゲート回路の入力信号が
HHHHLL(ここでHはハイレベル、Lはロウレベ
ル)であるときにセット信号SETがハイレベルに立ち
上がり、アップ計数動作が停止して、そのときのアップ
計数値をダウンカウンタに伝えるとき、それとともにア
ップカウント用のリングオシレータの上記信号HHHH
LLがダウンカウント用のリングオシレータに投影され
る。アップカウント用のリングオシレータでは、セット
信号SETのハイレベルの期間においてHが入力されて
いる第2段目のナンドゲート回路では、その出力信号が
Lに変化して第3段目のナンドゲート回路の入力をHか
らLに変化させる。以下、同様にして各遅延段のHの出
力はLに変化し、Lの出力はそのままLになる。
【0038】これにより、ダウンカウント用のリングオ
シレータでは、上記セット信号SETのハイレベルに取
り込まれた信号LLLHHを基準にして、次段のナンド
ゲート回路の帰還入力は(L)(L)(L)(H)
(H)(H)にセットされ、上記アップカウント用のリ
ングオシレータの各段の出力のLへの変化に対応して帰
還動作が開始されて発振動作を行うようになる。
【0039】図8には、上記のようなアップカウント用
とダウンカウント用のリングオシレータを用いた場合の
同期クロック発生回路の動作を説明するためのタイミン
グ図が示されている。アップカウント用のリングオシレ
ータの1廻りの遅延時間に対応してアップ計数用のクロ
ック信号UCLKが形成され、これによりアップカウン
タの計数値Q1とQ2がバイナリーカウンタに対応して
変化する。このようなバイナリーカウント動作の途中
で、上記のように次の外部クロック信号の到来により、
ノードn1の遅延信号がハイレベルに立ち上がり、それ
に同期してセット信号SETがハイレベルに変化する
と、上記アップ計数用のクロックUCLKが、その立ち
下がりから時間taだけ遅れているにもかかわらず、計
数値Q1とQ2は変化しない。そのため、アップカウン
タの計数値のみをダウンカウンタに伝える方式では、上
記時間taが切捨てられてしまうことなる。
【0040】図7のようなアップカウント用とダウンカ
ウント用のリングオシレータを設け、そのアップカウン
ト用のリングオシレータの遅延段の信号をダウンカウン
ト用の遅延段に転写させ、そこからダウンカウント用の
リングオシレータを発振させると、上記計数値に対して
端数とされる時間taがダウンカウント用のリングオシ
レータに伝えられて、ダウン計数動作を上記時間taだ
け遅らせることができる。これにより、上記リングオシ
レータでの信号遅延状態を含めて実質的な計数動作を行
わせることができるので、時間tDAを高精度に作り出
すことができるという効果が得られる。
【0041】図9には、この発明に係る同期クロック発
生回路の他の一実施例のブロック図が示されている。上
記のように外部端子から供給されるクロック信号を取り
込むために必要とされるクロックバッファ回路CKB及
び内部回路に内部クロック信号を伝えるクロックドライ
バCKDにおいて遅延時間が生じる。上記外部端子から
供給されるクロック信号の1周期に対して上記遅延時間
が無視できなくなるために、上記のような同期クロック
発生回路が必要になるものである。このことは、逆にい
うならば、上記外部端子から供給されるクロック信号の
周波数が低くて、その周期が上記遅延時間に対して十分
長いときには、上記同期クロック発生回路による同期化
は実質的に意味を持たない。このこと及び上記アップカ
ウンタ回路は、実質的に外部クロック信号の周期に対応
した計時動作を行うものであることに着目し、アップカ
ウンタ回路にオーバーフロー検出用のフリップフロップ
回路FF4を設ける。
【0042】上記フリップフロップ回路FF4は、アッ
プカウンタからのオーバーフロー信号OFによりセット
され、上記遅延回路の遅延信号(ノードn2)によりリ
セットされるものである。そして、上記フリップフロッ
プ回路FF4の出力信号THRにより、セレクタを制御
して上記クロックバッファからの出力信号をそのままク
ロックドライバに伝えるようにするものである。この構
成では、外部端子から供給される外部クロック信号ext.
CLKに対して、内部クロック信号int.CLKはクロッ
クバッファとクロックドライバの遅延時間td1とtd
2だけ遅れたものであるが、上記のように外部クロック
信号ext.CLKの1周期が上記遅延時間td1+td2
に比べて十分長いので、実質的には問題になららない。
【0043】図10には、上記図9の実施例回路の動作
を説明するためのタイミング図が示されている。外部ク
ロック信号ext.CLKの1周期tCKが長い場合には、
クロックバッファと遅延回路を通したノードn2に対応
してアップカウンタが計数動作を開始し、次の周期の上
記クロックバッファを通したノードn1の信号が到来す
る前に、アップカウンタではオーバーフローが生じてし
まう。このような場合には、オーバーフロー信号により
フリップフロップ回路FF4がセットされて信号THR
を発生させる。これにより、そのときのクロックバッフ
ァを通したノードn1の信号が内部クロック信号int.C
LKとしてクロックドライバを通して伝えられる。
【0044】図13には、この発明が適用されるシンク
ロナスDRAM(以下、単にSDRAMという)の一実
施例の全体ブロック図が示されている。同図に示された
SDRAMは、特に制限されないが、公知の半導体集積
回路の製造技術によって単結晶シリコンのような1つの
半導体基板上に形成される。
【0045】この実施例のSDRAMは、メモリバンク
0を構成するメモリアレイ200Aと、メモリバンク1
を構成するメモリアレイ200Bを備える。それぞれの
メモリアレイ200Aと200Bは、マトリクス配置さ
れたダイナミック型メモリセルを備え、図に従えば同一
列に配置されたメモリセルの選択端子は列毎のワード線
(図示せず)に結合され、同一行に配置されたメモリセ
ルのデータ入出力端子は行毎に相補データ線(図示せ
ず)に結合される。
【0046】上記メモリアレイ200Aの図示しないワ
ード線は行(ロウ)デコーダ201Aによるロウアドレ
ス信号のデコード結果に従って1本が選択レベルに駆動
される。メモリアレイ200Aの図示しない相補データ
線はセンスアンプ及びカラム選択回路を含むI/O線2
02Aに結合される。センスアンプ及びカラム選択回路
を含むI/O線202Aにおけるセンスアンプは、メモ
リセルからのデータ読出しによって夫々の相補データ線
に現れる微小電位差を検出して増幅する増幅回路であ
る。それにおけるカラムスイッチ回路は、相補データ線
を各別に選択して相補I/O線に導通させるためのスイ
ッチ回路である。カラムスイッチ回路はカラムデコーダ
203Aによるカラムアドレス信号のデコード結果に従
って選択動作される。
【0047】メモリアレイ200B側にも同様にロウデ
コーダ201B,センスアンプ及びカラム選択回路を含
むI/O線202B,カラムデコーダ203Bが設けら
れる。上記相補I/O線はライトバッファ214A,B
の出力端子及びメインアンプ212A,Bの入力端子に
接続される。上記メインアンプ212A,Bの出力信号
は、ラッチ/レジスタ213の入力端子に伝えられ、こ
のラッチ/レジスタ213の出力信号は、出力バッファ
211を介して外部端子から出力される。また、外部端
子から入力された書き込み信号は、入力バッファ210
を介して上記ライトバッファ214A,Bの入力端子に
伝えられる。上記外部端子は、特に制限されないが、1
6ビットからなるデータD0−D15を出力するデータ
入出力端子とされる。
【0048】アドレス入力端子から供給されるアドレス
信号A0〜A9はカラムアドレスバッファ205とロウ
アドレスバッファ206にアドレスマルチプレクス形式
で取り込まれる。供給されたアドレス信号はそれぞれの
バッファが保持する。ロウアドレスバッファ206はリ
フレッシュ動作モードにおいてはリフレッシュカウンタ
208から出力されるリフレッシュアドレス信号をロウ
アドレス信号として取り込む。カラムアドレスバッファ
205の出力はカラムアドレスカウンタ207のプリセ
ットデータとして供給され、列(カラム)アドレスカウ
ンタ207は後述のコマンドなどで指定される動作モー
ドに応じて、上記プリセットデータとしてのカラムアド
レス信号、又はそのカラムアドレス信号を順次インクリ
メントした値を、カラムデコーダ203A,203Bに
向けて出力する。
【0049】同図において点線で示したコントローラ2
09は、特に制限されないが、クロック信号CLK、ク
ロックイネーブル信号CKE、チップセレクト信号/C
S、カラムアドレスストローブ信号/CAS(記号/は
これが付された信号がロウイネーブルの信号であること
を意味する)、ロウアドレスストローブ信号/RAS、
及びライトイネーブル信号/WEなどの外部制御信号
と、アドレス入力端子A0〜A9からの制御データとが
供給され、それらの信号のレベルの変化やタイミングな
どに基づいてSDRAMの動作モード及び上記回路ブロ
ックの動作を制御するための内部タイミング信号を形成
するもので、モードレジスタ10、コマンドデコーダ2
0、タイミング発生回路30、クロックバッファ40及
び同期クロック発生回路50を備える。
【0050】クロック信号CLKは、前記のようにクロ
ックバッファ40を介して同期クロック発生回路に入力
され、ここで形成された内部クロックとの同期がとられ
る。この内部クロックは、特に制限されないが、出力バ
ッファ211を活性化させるタイミング信号int.CLK
として用いられ、他の回路には上記クロックバッファを
通した信号がそのまま伝えられる。その他の外部入力信
号は当該内部クロック信号の立ち上がりエッジに同期し
て有意とされる。チップセレクト信号/CSはそのロウ
レベルによってコマンド入力サイクルの開始を指示す
る。チップセレクト信号/CSがハイレベルのとき(チ
ップ非選択状態)やその他の入力は意味を持たない。但
し、後述するメモリバンクの選択状態やバースト動作な
どの内部動作はチップ非選択状態への変化によって影響
されない。/RAS,/CAS,/WEの各信号は通常
のDRAMにおける対応信号とは機能が相違し、後述す
るコマンドサイクルを定義するときに有意の信号とされ
る。
【0051】クロックイネーブル信号CKEは次のクロ
ック信号の有効性を指示する信号であり、当該信号CK
Eがハイレベルであれば次のクロック信号CLKの立ち
上がりエッジが有効とされ、ロウレベルのときには無効
とされる。なお、図示しないがリードモードにおいて、
出力バッファ211に対するアウトプットイネーブルの
制御を行う外部制御信号/OEを設けた場合には、かか
る信号/OEもコントローラ209に供給され、その信
号が例えばハイレベルのときには出力バッファ211は
高出力インピーダンス状態にされる。
【0052】上記ロウアドレス信号は、クロック信号C
LK(内部クロック信号)の立ち上がりエッジに同期す
る後述のロウアドレスストローブ・バンクアクティブコ
マンドサイクルにおけるA0〜A8のレベルによって定
義される。
【0053】アドレス信号A9は、上記ロウアドレスス
トローブ・バンクアクティブコマンドサイクルにおいて
バンク選択信号とみなされる。即ち、A9の入力がロウ
レベルの時はメモリバンク0が選択され、ハイレベルの
時はメモリバンク1が選択される。メモリバンクの選択
制御は、特に制限されないが、選択メモリバンク側のロ
ウデコーダのみの活性化、非選択メモリバンク側のカラ
ムスイッチ回路の全非選択、選択メモリバンク側のみの
入力バッファ210及び出力バッファ211への接続な
どの処理によって行うことができる。
【0054】後述のプリチャージコマンドサイクルにお
けるアドレス信号A8は、相補データ線などに対するプ
リチャージ動作の態様を指示し、そのハイレベルはプリ
チャージの対象が双方のメモリバンクであることを指示
し、そのロウレベルは、アドレス信号A9で指示されて
いる一方のメモリバンクがプリチャージの対象であるこ
とを指示する。
【0055】上記カラムアドレス信号は、クロック信号
CLK(内部クロック)の立ち上がりエッジに同期する
リード又はライトコマンド(後述のカラムアドレス・リ
ードコマンド、カラムアドレス・ライトコマンド)サイ
クルにおけるA0〜A7のレベルによって定義される。
そして、この様にして定義されたカラムアドレスはバー
ストアクセスのスタートアドレスとされる。
【0056】次に、コマンドによって指示されるSDR
AMの主な動作モードを説明する。 (1)モードレジスタセットコマンド(Mo) 上記モードレジスタ30をセットするためのコマンドで
あり、/CS,/RAS,/CAS,/WE=ロウレベ
ルによって当該コマンド指定され、セットすべきデータ
(レジスタセットデータ)はA0〜A9を介して与えら
れる。レジスタセットデータは、特に制限されないが、
バーストレングス、CASレイテンシイ、ライトモード
などとされる。特に制限されないが、設定可能なバース
トレングスは、1,2,4,8,フルページとされ、設
定可能なCASレイテンシイは1,2,3とされ、設定
可能なライトモードは、バーストライトとシングルライ
トとされる。
【0057】上記CASレイテンシイは、後述のカラム
アドレス・リードコマンドによって指示されるリード動
作において/CASの立ち下がりから出力バッファ21
1の出力動作までに内部クロック信号の何サイクル分を
費やすかを指示するものである。読出しデータが確定す
るまでにはデータ読出しのための内部動作時間が必要と
され、それを内部クロック信号の使用周波数に応じて設
定するためのものである。換言すれば、周波数の高い内
部クロック信号を用いる場合にはCASレイテンシイを
相対的に大きな値に設定し、周波数の低い内部クロック
信号を用いる場合にはCASレイテンシイを相対的に小
さな値に設定する。
【0058】(2)ロウアドレスストローブ・バンクア
クティブコマンド(Ac) これは、ロウアドレスストローブの指示とA9によるメ
モリバンクの選択を有効にするコマンドであり、/C
S,/RAS=ロウレベル、/CAS,/WE=ハイレ
ベルによって指示され、このときA0〜A8に供給され
るアドレスがロウアドレス信号として、A9に供給され
る信号がメモリバンクの選択信号として取り込まれる。
取り込み動作は上述のように内部クロック信号の立ち上
がりエッジに同期して行われる。例えば、当該コマンド
が指定されると、それによって指定されるメモリバンク
におけるワード線が選択され、当該ワード線に接続され
たメモリセルがそれぞれ対応する相補データ線に導通さ
れる。
【0059】(3)カラムアドレス・リードコマンド
(Re) このコマンドは、バーストリード動作を開始するために
必要なコマンドであると共に、カラムアドレスストロー
ブの指示を与えるコマンドであり、/CS,/CAS=
ロウレベル、/RAS,/WE=ハイレベルによって指
示され、このときA0〜A7に供給されるカラムアドレ
スがカラムアドレス信号として取り込まれる。これによ
って取り込まれたカラムアドレス信号はバーストスター
トアドレスとしてカラムアドレスカウンタ207に供給
される。これによって指示されたバーストリード動作に
おいては、その前にロウアドレスストローブ・バンクア
クティブコマンドサイクルでメモリバンクとそれにおけ
るワード線の選択が行われており、当該選択ワード線の
メモリセルは、内部クロック信号に同期してカラムアド
レスカウンタ207から出力されるアドレス信号に従っ
て順次選択されて連続的に読出される。連続的に読出さ
れるデータ数は上記バーストレングスによって指定され
た個数とされる。また、出力バッファ211からのデー
タ読出し開始は上記CASレイテンシイで規定される内
部クロック信号のサイクル数を待って行われる。
【0060】(4)カラムアドレス・ライトコマンド
(Wr) ライト動作の態様としてモードレジスタ10にバースト
ライトが設定されているときは当該バーストライト動作
を開始するために必要なコマンドとされ、ライト動作の
態様としてモードレジスタ10にシングルライトが設定
されているときは当該シングルライト動作を開始するた
めに必要なコマンドとされる。更に当該コマンドは、シ
ングルライト及びバーストライトにおけるカラムアドレ
スストローブの指示を与える。当該コマンドは、/C
S,/CAS,/WE=ロウレベル、/RAS=ハイレ
ベルによって指示され、このときA0〜A7に供給され
るアドレスがカラムアドレス信号として取り込まれる。
これによって取り込まれたカラムアドレス信号はバース
トライトにおいてはバーストスタートアドレスとしてカ
ラムアドレスカウンタ207に供給される。これによっ
て指示されたバーストライト動作の手順もバーストリー
ド動作と同様に行われる。但し、ライト動作にはCAS
レイテンシイはなく、ライトデータの取り込みは当該カ
ラムアドレス・ライトコマンドサイクルから開始され
る。
【0061】(5)プリチャージコマンド(Pr) これは、A8,A9によって選択されたメモリバンクに
対するプリチャージ動作の開始コマンドとされ、/C
S,/RAS,/WE=ロウレベル、/CAS=ハイレ
ベルによって指示される。
【0062】(6)オートリフレッシュコマンド このコマンドはオートリフレッシュを開始するために必
要とされるコマンドであり、/CS,/RAS,/CA
S=ロウレベル、/WE,CKE=ハイレベルによって
指示される。
【0063】(7)バーストストップ・イン・フルペー
ジコマンド フルページに対するバースト動作を全てのメモリバンク
に対して停止させるために必要なコマンドであり、フル
ページ以外のバースト動作では無視される。このコマン
ドは、/CS,/WE=ロウレベル、/RAS,/CA
S=ハイレベルによって指示される。
【0064】(8)ノーオペレーションコマンド(No
p) これは実質的な動作を行わないこと指示するコマンドで
あり、/CS=ロウレベル、/RAS,/CAS,/W
Eのハイレベルによって指示される。
【0065】SDRAMにおいては、一方のメモリバン
クでバースト動作が行われているとき、その途中で別の
メモリバンクを指定して、ロウアドレスストローブ・バ
ンクアクティブコマンドが供給されると、当該実行中の
一方のメモリバンクでの動作には何ら影響を与えること
なく、当該別のメモリバンクにおけるロウアドレス系の
動作が可能にされる。例えば、SDRAMは外部から供
給されるデータ、アドレス、及び制御信号を内部に保持
する手段を有し、その保持内容、特にアドレス及び制御
信号は、特に制限されないが、メモリバンク毎に保持さ
れるようになっている。或は、ロウアドレスストローブ
・バンクアクティブコマンドサイクルによって選択され
たメモリブロックにおけるワード線1本分のデータがカ
ラム系動作の前に予め読み出し動作のためにラッチ/レ
ジスタ213に保持されるようになっている。
【0066】したがって、例えば16ビットからなるデ
ータ入出力端子においてデータD0−D15が衝突しな
い限り、処理が終了していないコマンド実行中に、当該
実行中のコマンドが処理対象とするメモリバンクとは異
なるメモリバンクに対するプリチャージコマンド、ロウ
アドレスストローブ・バンクアクティブコマンドを発行
して、内部動作を予め開始させることが可能である。
【0067】SDRAMは、クロック信号CLK(内部
クロック信号)に同期してデータ、アドレス、制御信号
を入出力できるため、DRAMと同様の大容量メモリを
SRAMに匹敵する高速動作させることが可能であり、
また、選択された1本のワード線に対して幾つのデータ
をアクセスするかをバーストレングスによって指定する
ことによって、内蔵カラムアドレスカウンタ207で順
次カラム系の選択状態を切り換えていって複数個のデー
タを連続的にリード又はライトできることが理解されよ
う。
【0068】この実施例では、上記のように同期クロッ
ク発生回路で形成された内部クロック信号int.CLKに
より出力バッファを制御している。これにより、図14
の動作波形図(b)のように、外部クロック信号ext.C
LKに位相同期した内部クロック信号int.CLKの立ち
上がりから出力バッファでの動作遅延時間tDOだけ遅
れて出力信号DOを出力させることができる。このよう
に、上記動作遅延時間tDOが、クロック信号からデー
タ出力までの時間tACに等しく高速になる。
【0069】つまり、上記のような同期クロック発生回
路を設けない従来の回路では、図14(a)に示すよう
に、外部クロック信号ext.CLKから上記クロックバッ
ファ及びクロックドライバにて費やされる遅延時間td
に、出力バッファの動作遅延時間tDOが加わって上記
時間tACが長くされる。そのため、クロック信号CL
Kの1周期tCKが短くなる高周波では上記遅延時間t
dが無視できなくなり、高速化を妨げるものとなる。ち
なみに、クロック信号CLKの周波数を250MHzに
すると、その1周期は4nsecとなるので、上記のよ
うな同期クロック発生回路を用いないと、かかるクロッ
ク信号での読み出し動作が不能になるものである。
【0070】図11には、図13のクロックバッファ4
0の一実施例の回路図が示されている。この実施例のク
ロックバッファは、上記のような同期クロック発生回路
に伝えるクロック信号を取り込むものと、他のタイミン
グ発生回路等に供給されるクロック信号を取り込むもの
とから構成される。外部クロック信号ext.CLKの取り
込みは、クロックイネーブル信号CKEがハイレベルの
ときに有効とされる。それ故、抵抗素子とダイオード形
態のMOSFETからなる公知の静電破壊保護回路を通
して入力されたクロック信号は、ナンドゲート回路G1
0とG11の一方の入力に供給される。このナンドゲー
ト回路G10の他方の入力には、上記同様な静電破壊防
止回路を介して入力されたクロックイネーブル信号CK
Eが入力バッファを構成するインバータ回路N10とN
12を通して伝えられる。上記クロックイネーブル信号
CKEがハイレベルにされると、ナンドゲート回路G1
0がゲートを開いて外部クロック信号ext.CLKを取り
込み、ワンショットパルス発生回路に伝える。
【0071】SDRAMにおいては、クロックパルスの
立ち上がりエッジにおいて全ての信号処理が行われる。
そこで、この実施例では上記1ショットパルス発生回路
により、上記クロックパルスの立ち上がりエッジに同期
して遅延回路delayAの遅延時間で決定されるパル
ス幅のパルスを発生させ、クロックドライバを構成する
CMOSインバータ回路列により内部クロック信号int.
CLK2を出力させて上記出力バッファ以外の内部回路
に伝えられる。
【0072】SDRAMでは、モードレジスタ等により
パワーダウンモードが指定されたなら、出力バッファを
非動作状態にするというパワーダウンモードを持つもの
である。そのため、かかるパワーダウン信号PDMによ
り上記同期クロック発生回路へのクロック供給を停止さ
せるよう、上記クロックイネーブル信号は上記パワーダ
ウン信号PDMにより制御されるノアゲート回路G12
を介して上記外部クロック信号ext.CLKを取り込むナ
ンドゲート回路G11の制御を行うようにするものであ
る。つまり、クロックイネーブル信号CKEがハイレベ
ルであっても、パワーダウン信号PDMがハイレベルな
らノアゲート回路G12の出力信号をロウレベルにし
て、上記ナンドゲート回路G11のゲートを閉じて外部
クロック信号ext.CLKの取り込みを停止させるもので
ある。これにより、同期クロック発生回路では、内部ク
ロック信号int.CLK1をロウレベルのままにして出力
バッファを非動作状態にするものである。
【0073】上記出力バッファの動作制御を行う内部ク
ロック信号int.CLKは、上記のような同期クロック発
生回路により形成されるが、その入力部には上記のよう
なワンショットパルス発生回路が設けられる。つまり、
前記実施例のクロックバッファCKBは、上記静電破壊
保護回路、ゲート回路及びワンショットパルス発生回路
の3段の回路から構成される。また、クロックドライバ
CKDは、特に制限されないが、3段のCMOSインバ
ータ回路から構成される。つまり、その駆動能力を順次
に大きくして大きな容量性負荷を駆動するために大きな
出力MOSFETからなる出力段CMOSインバータ回
路を高速に駆動するようにするものである。
【0074】図12には、出力バッファの一実施例の回
路図が示されている。同図には、1ビットに対応した1
個の出力回路が代表として例示的に示されている。つま
り、上記のように16ビットの単位でのデータ出力を行
うものでは、同図の回路が16個から構成される。そし
て、その動作制御を行うクロック信号DOCLK(int.
CLK)は、16個の出力バッファに対して共通に供給
されるものである。
【0075】出力バッファは、Nチャンネル型の出力M
OSFETQ4とQ5と、かかる出力MOSFETQ4
とQ5を動作時にはデータDATAに対応して相補的に
オン状態/オフ状態にし、非動作状態のときには出力M
OSFETQ4とQ5を共にオフ状態にして出力ハイイ
ンピーダンス状態にさせるため、ナンドゲート回路G2
0とG21及びインバータ回路N20からなる駆動回路
が設けられる。また、上記電源電圧VDD側の出力MO
SFETQ4のゲート電圧を、電源電圧VDD以上に昇
圧して、ハイレベルの出力信号を上記電源電圧VDDま
で得るようにするために、MOSFETQ1〜Q3、イ
ンバータ回路N21及びキャパシタCからなる昇圧回路
が設けられる。
【0076】クロック信号DOCLKがロウレベルの非
動作状態において、データDATAに無関係にナンドゲ
ート回路G20の出力がハイレベルとなり、Nチャンネ
ル型MOSFETQ3をオン状態にして上記出力MOS
FETQ4のゲート電圧を接地電位にしてかかる出力M
OSFETQ4をオフ状態にしている。このとき、イン
バータ回路N21の出力はロウレベルとなり、キャパシ
タCにはダイオード形態のMOSFETQ1を介してプ
リチャージがなされている。クロック信号DOCLKが
ハイレベルの動作状態に変化し、データDATAがハイ
レベルならナンドゲート回路G20の出力がロウレベル
となり、インバータ回路N21の出力信号がロウレベル
からハイレベルに変化する。
【0077】上記キャパシタCにおいては、上記プリチ
ャージ電圧に上記インバータ回路N21の出力ハイレベ
ルが加算された昇圧電圧を発生する。そして、上記ナン
ドゲート回路G20の出力信号のロウレベルにより、N
チャンネル型MOSFETQ3がオフ状態に、Pチャン
ネル型MOSFETQ2がオン状態になるので、上記キ
ャパシタCの昇圧電圧は、上記オン状態にされたMOS
FETQ2を通して出力MOSFETQ4のゲートに伝
えられて、その電圧を電源電圧VDD以上に昇圧する。
この結果、出力端子から出力されるデータDOのハイレ
ベル電源電圧VDDのようなハイレベルにされる。な
お、上記出力すべきデータDATAがロウレベルなら、
ナンドゲート回路G21の出力信号がハイレベルとな
り、出力MOSFETQ5をオン状態にして回路の接地
電位のようなロウレベルを出力させるものである。
【0078】このような出力バッファにおいて、出力す
べきデータDATAは、上記ラッチ/レジスタに保持さ
れているので、上記同期クロック発生回路により形成さ
れるクロック信号DOCLKの立ち上がりに同期して動
作を開始し、かかるDOCLKを上記外部クロック信号
ext.CLKと同期させることにより、上記アクセスタイ
ムtACをかかる出力バッファの動作遅延時間に等しく
短くできる。
【0079】図15には、この発明に係る同期クロック
発生回路の更に他の一実施例のブロック図が示されてい
る。この実施例では、外部クロック信号と内部クロック
信号とを同期化させることの他に周波数逓倍機能を付加
するようにするものである。特に制限されないが、この
実施例では、外部クロック信号ext.CLKと同期し、か
つ周波数が2倍にされた内部クロック信号int.CLKが
形成される。
【0080】基本的な回路は、前記の同期クロック発生
回路と同様であるが、2倍の周波数の内部クロック信号
int.CLKを形成するために、遅延回路DL1とDL2
は、それぞれ2倍の遅延時間2td1と2td2に設定
される。また、アップカウントとダウンカウンタとは、
同じ計数クロックではなく、ダウンカウンタの計数クロ
ックfCに対して、アップカウンタの計数クロックをf
C/2のように半分の周波数にする。つまり、ダウンカ
ウンタの計数クロックfCを1/2分周して、上記アッ
プカウンタの計数クロックfC/2を形成する。
【0081】上記アップカウンタの計数出力は、レジス
タに保持させてかかるレジスタを介してダウンカウンタ
に伝えられる。ダウンカウンタの出力を受けるオール0
検出回路の出力信号は、前記のようなフリップフロップ
回路FF3のセット信号として用いられることの他、遅
延回路DL1’とDL2’を介してダウンカウンタコン
トローラに伝えられる。ダウンカウンタコントローラ
は、上記クロックバッファ回路CKBの出力ノードn1
の信号と、上記遅延回路DL1’とDL2’を通したオ
ール0検出信号とにより、スタート入力信号を発生させ
る。なお、同図では省略されているが、上記フリップフ
ロップ回路FF3のリセット端子には、オール0の検出
信号を遅延させた信号が供給されること等によりリセッ
トして、それに対応してクロックドライバ回路CKDか
ら出力される内部クロック信号int.CLKのパルス幅が
設定される。それ故、フリップフロップ回路FF3に代
えて、ワンショットパルス発生回路を用いるものであっ
てもよい。上記DL1’とDL2’の遅延時間は、td
1とtd2のように設定されている。
【0082】図16には、上記図15の同期クロック発
生回路の動作を説明するためのタイミング図が示されて
いる。外部クロック信号ext.CLKがハイレベルに立ち
上がり、それよりクロックバッファ回路CKBの遅延時
間td1だけ遅れてノードn1の信号がハイレベルに変
化し、それより更に2(td1+td2)遅れてノード
n2の信号がハイレベルに変化する。これにより、アッ
プカウンタにスタート信号が供給されて、上記計数クロ
ックfC/2の計数動作を開始する。
【0083】次に到来する外部クロック信号ext.CLK
がハイレベルに立ち上がり、上記クロックバッファ回路
CKBの出力ノードn1が遅延時間td1の後にハイレ
ベルに立ち上がり、ダウンカウンタコントローラはダウ
ンカウンタのスタート信号が供給されて、上記レジスタ
を介して上記アップカウンタの計数値を初期値として取
り込み、上記計数クロックfCの計数動作を開始する。
この計数動作は、上記のように計数クロックfCがアッ
プカウンタの計数クロックfC/2の2倍にされている
から、カウント0に至る時間がtDA/2の半分にされ
る。この結果、tDA/2によりオール0の検出信号が
形成され、それから上記遅延回路DL1’とDL2’に
よる遅延時間td1+td2の後に再びダウンカウンタ
コントローラを介してスタート信号が入力されるので、
上記レジスタに保持されているアップ計数値を初期値と
して取り込み、再び上記計数クロックfCの計数動作を
開始する。
【0084】この計数動作は、上記のように計数クロッ
クfCがアップカウンタの計数クロックfC/2の2倍
にされているから、上記同様にカウント0に至る時間が
tDA/2の半分にされる。この結果、ダウンカウンタ
では2回に分けた計数動作により、tDA/2+tDA
/2=tDAの計数動作を行う。このようにして形成さ
れた内部クロック信号int.CLKは、上記外部クロック
信号ext.CLKに対して2倍の周波数で、かつ同期した
信号とされる。この構成では、同図のように外部クロッ
ク信号ext.CLKが2クロック入力された後に、それと
同期しかつ上記のように2倍の周波数にされた内部クロ
ック信号int.CLKを形成することができる。この構成
は、従来のようなPLL回路を用いた場合にくらべて、
その応答性が早く、かつ帰還ループが存在しないのでデ
ィジタル回路を混在させても安定的に動作するという特
徴を持つものとなる。
【0085】図17には、この発明が適用されるシング
ルチップマイクロコンピュータの一実施例のブロック図
が示されている。同図の各回路ブロックは、公知のCM
OS(相補型MOS)半導体集積回路の製造技術によっ
て、単結晶シリコンのような1個の基板上において形成
される。
【0086】この実施例におけるシングルチップマイク
ロコンピュータは、特に制限されないが、RISC(Red
uced instruction set computer)タイプの中央処理装置
CPUにより、高性能な演算処理を実現し、システム構
成に必要な周辺機器を集積すると同時に、携帯機器応用
に不可欠な低消費電力化を実現した、いわば新世代に向
けられたシングルチップマイクロコンピュータである。
【0087】中央処理装置CPUは、RISCタイプの
命令セットを持っており、基本命令はパイプライン処理
を行って1命令1ステート(1システムクロックサイク
ル)で動作するので、命令実行速度が飛躍的に向上させ
ることができる。そして、乗算器MULTを内蔵してお
り、積和演算処理をも高速に行うようにしている。
【0088】最少部品点数によりユーザーシステムを構
成できるように内蔵周辺モジュールとして、割り込みコ
ントローラINTC、直接メモリアクセス制御装置DM
AC、除算器DIVU、タイマFRT,WDT、シリア
ルコミュニケーションインターフェイスSCIを内蔵し
ている。さらに、キャッシュメモリ内蔵の外部メモリア
クセスサポート機能により、グルーロジックなしにダイ
ナミック型RAM(ラチンダム・アクセス・メモリ)、
シンクロナスダイナミック型RAM、擬似スタティック
型RAMと直接接続できるようにしている。
【0089】上記のような高速な中央処理装置CPUを
中心にし、その性能を十分に発揮し、しかも低消費電力
化を図りつつ、高性能、高機能又は多機能のために設け
られた周辺モジュールを効率よく動作させるようにする
ため、内部バスは3つに分けられている。
【0090】第1のバスは、アドレスバスAB1とデー
タバスDB1から構成され、中央処理装置CPU、乗算
器(積和演算器)MULT及びキャッシュメモリが接続
される。上記乗算器MULTは、上記第1のバスのうち
データバスDB1にのみ接続され、中央処理装置CPU
と一体的に動作して乗算と加算を行うようにされる。そ
れ故、第1バス(AB1,DB1)は、主に中央処理装
置CPUとキャッシュメモリとの間でのデータ転送に利
用されるからキャッシュアドレスバスとキャッシュデー
タバスと呼ぶことができる。キャッシュメモリは、タグ
メモリTAGとデータメモリCDM及びキャッシュコン
トローラから構成される。
【0091】中央処理装置CPUの概略構成は次の通り
である。内部は32ビット構成とされる。汎用レジスタ
マシンは、16本からなる32ビットの汎用レジスタ
と、3本からなる32ビットのコントロールレジスタ
と、4本からなる32ビットのシステムレジスタから構
成される。RISCタイプの命令セットは、16ビット
固定長命令によりコード効率化を図っている。無条件/
条件分岐命令を遅延分岐方式とすることにより、分岐時
のパイプラインの乱れを軽減している。命令実行は、1
命令/1ステートとされ、28.7MHz動作時におい
ては、35ns/命令のように高速とされる。中央処理
装置CPUの性能は動作周波数と、1命令実行あたりの
クロック数(CPI:Cycles Per Instru ction )
で決まる。このうち動作周波数は、テレビ用のビデオ信
号処理系とクロックを共用するようにするなら、上記2
8.7MHzに設定にすることが便利である。ちなみ
に、NTSC方式のカラー・テレビで画像データをノン
インタレース表示する場合には通常、ビデオ信号回路に
色副搬送波(カラー・サブキャリヤ)周波数(約3.5
8Mzの8倍のクロック(28.6MHz)を使ってい
る。
【0092】この実施例では、キャッシュメモリ(TA
G,CAC,CDM)及び乗算器MULTしか接続され
ない第1バス(AB1とDB1)に中央処理装置CPU
を接続するものであるので、バスの負荷容量が大幅に低
減でき、上記のような高速動作を行う中央処理装置CP
Uのバス駆動回路の簡素化と、低消費電力化を図ること
ができる。
【0093】第2のバスは、アドレスバスAB2とデー
タバスDB2から構成され、除算器DIVU、直接メモ
リアクセス制御装置DMAC、外部バスインターフェイ
スOBIFが接続される。上記キャッシュメモリでのミ
スヒットのときに、中央処理装置CPUは、外部メモリ
をアクセスしてデータを取り込む必要がある。このた
め、第1のバスのアドレス信号を第2のバスに伝える機
能が必要とされる。また、上記のように第1と第2のバ
スを分離すると、プログラムミス等によって直接メモリ
アクセス制御装置DMACがキャッシュメモリのデータ
メモリCDMの内容を勝手に書き換えてしまうという問
題が生じる。
【0094】この実施例では、上記のようなキャッシュ
メモリでのミスヒットやキャッシュメモリのデータ破壊
といった問題を解決するために、ブレークコントローラ
UBCが利用される。ブレークコントローラUBCは、
本来プログラムデバッグ等に用いられるのであるが、上
記第1バス及び第2バスに接続される必要があることを
利用し、それにトランシーバ回路を設けて上記キャッシ
ュメモリでのミスヒットのときに第1バスのアドレス信
号を第2のバスのアドレスバスAB2に伝えて、外部メ
モリのアクセスを行うようにするものである。また、第
2のバスでのアドレス信号を監視し、直接メモリアセク
セス制御装置DMACによるデータメモリCDMへ書き
換えを監視させる。
【0095】第3のバスは、アドレスバスAB3とデー
タバスDB3から構成され、特に制限されないが、フリ
ーランニングタイマFRT、シリアルコミュニケーショ
ンインターフェイスSCI、ウォッチドッグタイマWD
Tと動作モードコントローラMCが接続される。
【0096】上記第3のバスは、上記第1や第2のバス
に比べてバスサイクルが遅くされる。すなわち、これら
の各周辺モジュールは、その動作速度を速くしても実質
的な性能や機能が向上するものではないことに着目し、
約10MHz程度で動作する既存のシングルチップマイ
クロコンピュータに搭載されているものを実質的にその
まま利用するものである。このようにすることにより、
設計効率の向上を図ることができるとともに、動作周波
数が低くされることによって低消費電力化とすることが
できる。
【0097】割り込みコントローラINTCの概略は、
次の通りである。外部割り込みに関しては、後述するよ
うなNMI、/IRL0〜/IRL3からなる5本の外
部割り込み端子を持っている。/IRL0〜/IRL3
端子による15外部割り込みレベル設定が可能にされ
る。この明細書及び一部の図面において、アルファベッ
トの記号に付した/(スラッシュ)は、ロウレベルがア
クティブレベルであるバー信号を表している。なお、図
面では従来の記述方法により、バー信号はアルファベッ
トによる信号名又は端子名の上に線が付されている。
【0098】内部割り込み要因は、直接メモリアクセス
制御装置により2つ、除算器DIVUにより1つ、フリ
ーランニングタイマFRTにより3つ、ウォッチドッグ
タイマWDTにより1つ、シリアルコミュニケーション
インターフェイスSCIにより4つからなる11要因と
される。内部割り込み要因ごとにベクタ番号設定可能と
される。
【0099】以上のようなバスの分割方式を採ることに
より、それぞれのバスの長さが短くされたり、あるいは
それに接続される素子を減らすことができるからバスの
負荷容量が大幅に低減し、中央処理装置CPUの高速化
と相俟って低消費電力で高速なデータ処理が可能にな
る。また、ユーザーブレークコントローラに直接メモリ
アクセス制御装置をDMACを設けた場合には、上記の
ようなバスの分離によって直接メモリアクセス制御装置
DMACによる誤ったキャッシュデータの書き換えを検
出する機能が設けられているので、信頼性を損なうこと
がない。
【0100】中央処理装置CPUやキャッシュメモリ及
び直接メモリアクセス制御装置DMACのように、その
バスサイクルが直ちに性能や機能に影響を及ぼすもの
は、上記のような高速なバスサイクルのバスに接続し、
フリーランニングタイマFRT、シリアルコミュニケー
ションインターフェイスSCI又はウォッチドッグタイ
マWDTのように、そのバスサイクルがデータ処理に直
接影響を及ぼさないものは、低速のバスサイクルの第3
のバスに接続するようにするものである。これにより、
中央処理装置CPUの高速化に追従して、高速タイプの
周辺モジュールを開発設計する必要がなく、既存のもの
をそのまま流用して用いることができるから、設計の効
率化を図ることができるとともに、そこでの動作クロッ
クを低くできるので低消費電力化を図ることができる。
【0101】上記中央処理装置CPU等とのデータの授
受を同期化して行うようにするために、バスステートコ
ントローラBSCが設けられる。このバスステートコン
トローラBSCは、第3のバスから第2のバスに信号
(データ信号)を転送するときには、そのまま信号の伝
達を行う。これは、図15に示したような同期パルス発
生回路を用いたパルス発生回路CPGにより、第1や第
2のバスサイクルを決定するシステムクロックと、それ
と同期した第3のバスサイクルに使用するクロックパル
スを形成しているので、上記第3のバスの信号をそのま
ま第2のバスに伝えることができる。バスステートコン
トローラBSCは第2のバスの信号を第3のバスに伝え
るときには、第3のクロックパルスに適合させてデータ
の抜けがないように伝達するという動作を行う。
【0102】この実施例のクロックパルス発生回路CP
Gは、外部端子から供給された外部クロック信号と内部
クロック信号とを同期化させ、あるいはそれを逓倍した
周波数にできるので、上記のようにテレビ用のビデオ信
号処理系とクロックを共用する場合や、複数のシングル
チップマイクロコンピュータを同期化させて動作させる
場合に有効である。
【0103】上記の実施例から得られる作用効果は、下
記の通りである。 (1) 外部端子から入力バッファ回路を介して取り込
まれたクロック信号を遅延回路で遅延させ、上記遅延回
路を通したクロック信号により起動され、上記上記クロ
ック信号に対して十分高くされた発振パルスをカウント
動作し、上記入力バッファ回路を通した1周期遅れのク
ロック信号により上記カウント値を逆方向にカウント動
作してその計数値が計数開始時に戻ったときに出力タイ
ミング信号を発生させ、その出力タイミング信号をクロ
ックドライバを介して内部回路に伝えるとともに、遅延
回路の遅延時間は、上記入力バッファ回路の遅延時間と
上記クロックドライバの遅延時間の和に対応した遅延時
間に設定することより、回路規模を増大させることな
く、高周波数から比較的低い周波数までの広い範囲で同
期化ができる内部クロック信号を形成することができる
という効果が得られる。
【0104】(2) 上記カウンタ回路をアップ/ダウ
ンカウンタ回路とし、上記遅延回路を通したクロック信
号の立ち上がりエッジに同期してアップカウント動作を
行い、上記入力バッファ回路を通した1周期遅れのクロ
ック信号の立ち上がりエッジに同期してダウンカウント
動作を行い計数値がゼロになっときにカウント動作を停
止させるとともに、出力部に設けられたフリップフロッ
プ回路をセットして出力タイミング信号を形成し、上記
フリップフロップ回路は上記遅延回路を通したクロック
信号の立ち上がりエッジによりリセット動作が行われる
とともに上記アップカウント動作を開始することによ
り、回路規模が小さくて高周波数から比較的低い周波数
までの広い範囲で同期化ができる内部クロック信号を形
成することができるという効果が得られる。
【0105】(3) 上記カウンタ回路として、上記遅
延回路を通したクロック信号の立ち上がりエッジに同期
してカウント動作を開始するアップカウンタ回路と、上
記入力バッファ回路を通した1周期遅れのクロック信号
の立ち上がりエッジに同期して上記アップカウント回路
からの計数出力を受け取りダウンカウント動作を行うダ
ウンカウンタ回路と、かかるダウンカウンタ回路の計数
値がゼロになったことを検出するゼロ検出回路により構
成し、上記ゼロ検出回路の検出出力によりフリップフロ
ップ回路をセットし、上記入力バッファ回路を通したク
ロック信号により上記フリップフロップ回路をリセット
して上記出力タイミング信号を形成することにより、動
作周波数の変化を含めて広い範囲で同期化ができる内部
クロック信号を形成することができるという効果が得ら
れる。
【0106】(4) 上記遅延回路として、上記入力バ
ッファ回路に対応した遅延時間を形成する第1の遅延回
路と、上記クロックドライバに対応した遅延時間を形成
する第2の遅延回路の直列回路とにより構成することに
より、それぞれの回路と実質的に同じ段数の論理回路等
を用いる等して精度よく遅延時間を形成することができ
るという効果が得られる。
【0107】(5) 上記パルス発生回路として、アッ
プカウント用の複数段の第1のリングオシレータ回路
と、かかる第1のリングオシレータと同様の複数段とさ
れ、かつ上記入力バッファ回路を通した1周期遅れのク
ロック信号の立ち上がりエッジに同期してかかるアップ
カウント用の各段の出力が転写して伝えられダウンカウ
ント用の第2のリングオシレータとを構成することによ
り、リングオシレータでの端数も転写させた高精度での
同期化が実現できるという効果が得られる。
【0108】(6) 上記カウンタ回路にオーバーフロ
ー検出回路を設け、かかるオーバーフロー検出回路によ
りカウントオーバーが検出されたときに、上記入力バッ
ファ回路を通して取り込まれたクロック信号をそのまま
上記内部クロック信号として伝えられる信号切り換え回
路が設けることにより、低周波側での動作範囲を実質的
に拡大させることができ、カウンタ回路の段数を減らす
ことによって回路規模を小さくすることができるという
効果が得られる。
【0109】(7) 上記アップカウンタに対してダウ
ンカウンタの周波数をN倍に高くし、上記入力バッファ
回路を通した1周期遅れのクロック信号により上記アッ
プカウンタ回路の計数値をレジスタを介して受け取り、
上記発振パルスを計数して計数値がゼロになる毎に上記
遅延回路の1/Nに対応した遅延時間経過後に上記レジ
スタの計数値を受け取りN回の計数動作がゼロになる毎
にダウンカウンタで繰り返して行うことにより、N倍に
逓倍された内部クロック信号を形成することができると
いう効果が得られる。
【0110】(8)外部端子から供給されるクロック信
号に対して、かかるクロック信号とそのN倍の周波数の
クロック信号により内部回路が動作させられるマイクロ
コンピュータに上記同期パルス発生回路を用いることに
より、応答性が高く、しかも安定的に動作するクロック
発生回路を得ることができるという効果が得られる。
【0111】以上本発明者よりなされた発明を実施例に
基づき具体的に説明したが、本願発明は前記実施例に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種
々変更可能であることはいうまでもない。例えば、遅延
回路DL1とDL2は、2つの遅延回路で上記遅延時間
td1+td2を形成するものであってもよい。入力パ
ルスと内部パルスとの同期化は、パルスの立ち下がりエ
ッジを同期させるようにするものであってもよい。この
発明に係る同期パルス発生回路は、シンクロナスDRA
Mの他、外部から入力されたクロック信号と同期した内
部クロック信号を必要とする前記シングルチップマイク
ロコンピュータ等各種半導体集積回路装置に広く利用で
きる。
【0112】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、外部端子から入力バッファ
回路を介して取り込まれたクロック信号を遅延回路で遅
延させ、上記遅延回路を通したクロック信号により起動
され、上記上記クロック信号に対して十分高くされた発
振パルスをカウント動作し、上記入力バッファ回路を通
した1周期遅れのクロック信号により上記カウント値を
逆方向にカウント動作してその計数値が計数開始時に戻
ったときに出力タイミング信号を発生させ、その出力タ
イミング信号をクロックドライバを介して内部回路に伝
えるとともに、遅延回路の遅延時間は、上記入力バッフ
ァ回路の遅延時間と上記クロックドライバの遅延時間の
和に対応した遅延時間に設定することより、回路規模を
増大させることなく、高周波数から比較的低い周波数ま
での広い範囲で同期化ができる内部クロック信号を形成
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る同期クロック発生回路の基本的
な概念を説明するためのブロック図である。
【図2】図1の同期クロック発生回路の動作を説明する
ためのタイミング図である。
【図3】この発明に係る同期パルス発生回路の一実施例
を示す論理回路図である。
【図4】図3の同期パルス発生回路の動作を説明するた
めのタイミング図である。
【図5】この発明に係る同期パルス発生回路の他の一実
施例を示すブロック図である。
【図6】図5の同期パルス発生回路の動作を説明するた
めのタイミング図である。
【図7】この発明に係る同期クロック発生回路に用いら
れるリングオシレータの一実施例を示す回路図である。
【図8】図7のリングオシレータを用いた場合の同期ク
ロック発生回路の動作を説明するためのタイミング図で
ある。
【図9】この発明に係る同期パルス発生回路の他の一実
施例を示すブロック図である。
【図10】図9の同期パルス発生回路の動作を説明する
ためのタイミング図である。
【図11】この発明が適用されたSDRAMに設けられ
るクロックバッファの一実施例を示す回路図である。
【図12】この発明が適用されたSDRAMに設けられ
る出力バッファの一実施例を示す回路図である。
【図13】この発明が適用されたSDRAMの一実施例
を示すブロック図である。
【図14】上記図13のSDRAMの動作の一例を説明
するためのタイミング図である。
【図15】この発明に係る同期パルス発生回路の更に他
の一実施例を示すブロック図である。
【図16】図15の同期パルス発生回路の動作を説明す
るためのタイミング図である。
【図17】この発明が適用されたシングルチップマイク
ロコンピュータの一実施例を示すブロック図である。
【図18】本願発明に先立って検討されたシンクロナス
・ミラー・ディレイ回路の一部回路図である。
【図19】図18の回路の動作を説明するためのタイミ
ング図である。
【符号の説明】
CKB…クロックバッファ、DL1,DL2…遅延回
路、TG…タイミング発生回路、CKD…クロックドラ
イバ、FF1〜FF4…フリップフロップ回路、T1〜
Tn…T型フリップフロップ回路、N1…インバータ回
路、G1〜G4…ゲート回路、N10〜N16…インバ
ータ回路、G10〜14…ゲート回路、10…モードレ
ジスタ、20…コマンドデコーダ、30…タイミング発
生回路、30…クロックバッファ、50…同期クロック
発生回路、200A,200B…メモリアレイ、201
A,201B…ロウデコーダ、202A,202B…セ
ンスアンプ及びカラム選択回路、203A,203B…
カラムデコーダ、205…カラムアドレスバッファ、2
06…ロウアドレスバッファ、207…カラムアドレス
カウンタ、208…リフレッシュカウンタ、209…コ
ントローラ、210…入力バッファ、211…出力バッ
ファ、212A,B…メインアンプ、213…ラッチ/
レジスタ、214A,B…ライトバッファ。CPU…中
央処理装置、MULT…乗算器、INTC…割り込みコ
ントーラ、DMAC…直接メモリアクセス制御装置、D
IVU…除算器、FRM…フリーランニングタイマ、W
DT…ウォッチドッグタイマ、SCI…シリアルコミュ
ニケーションインターフェイス、AB1〜AB4…アド
レスバス、DB1〜DB4…データバス、BSC…バス
ステートコントローラ、DMAC…直接メモリアクセス
制御装置、OBIF…外部バスインターフェイス、MC
TG…メモリ制御信号発生回路、UBC…ブレークコン
トローラ、INTC…割り込みコントローラ、CDM…
データメモリ(キャッシュ)TAG…タグメモリ(キャ
ッシュ)、CAC…キャッシュコントローラ、CPG…
パルス発生回路。FDA…フォワード・ディレイ・アレ
イ、MCC…ミラー制御回路、BDA…バックワード・
ディレイ・アレイ。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部端子から入力されたクロック信号を
    取り込む入力バッファ回路と、 上記入力バッファ回路により取り込まれたクロック信号
    を遅延させる遅延回路と、 上記クロック信号に対して十分高い周波数の発振パルス
    を形成するパルス発生回路と、 上記遅延回路を通したクロック信号により起動され、上
    記発振パルスを一方の方向にカウント動作を行い、上記
    入力バッファ回路を通した1周期遅れのクロック信号に
    より他方の方向のカウント動作に切り換えられ、計数値
    が計数開始時に戻ったときに出力タイミング信号を形成
    するカウンタ回路と、 上記カウンタ回路からの出力タイミング信号を受けて内
    部回路の動作に必要なクロック信号を出力させるクロッ
    クドライバとを含む同期クロック発生回路を備え、 上記遅延回路の遅延時間は、上記入力バッファ回路の遅
    延時間と上記クロックドライバの遅延時間の和に対応し
    た遅延時間に設定してなることを特徴とする半導体集積
    回路装置。
  2. 【請求項2】 上記カウンタ回路は、アップ/ダウンカ
    ウンタ回路であり、上記遅延回路を通したクロック信号
    の立ち上がりエッジに同期してアップカウント動作を行
    い、上記入力バッファ回路を通した1周期遅れのクロッ
    ク信号の立ち上がりエッジに同期してダウンカウント動
    作を行い、計数値がゼロになったときにカウント動作を
    停止させるとともに、出力部に設けられたフリップフロ
    ップ回路をセットして出力タイミング信号を形成し、上
    記フリップフロップ回路は上記遅延回路を通したクロッ
    ク信号の立ち上がりエッジによりリセット動作が行われ
    るとともに上記アップカウント動作を開始するものであ
    ることを特徴とする請求項1の半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 上記カウンタ回路は、上記遅延回路を通
    したクロック信号の立ち上がりエッジに同期してカウン
    ト動作を開始するアップカウンタ回路と、上記入力バッ
    ファ回路を通した1周期遅れのクロック信号の立ち上が
    りエッジに同期して上記アップカウント回路からの計数
    出力を受け取りダウンカウント動作を行うダウンカウン
    タ回路と、かかるダウンカウンタ回路の計数値がゼロに
    なったことを検出するゼロ検出回路とからなり、 上記ゼロ検出回路の検出出力によりフリップフロップ回
    路をセットし、上記入力バッファ回路を通したクロック
    信号により上記フリップフロップ回路をリセットして上
    記出力タイミング信号を形成するものであることを特徴
    とする請求項1の半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 上記遅延回路は、上記入力バッファ回路
    に対応した遅延時間を形成する第1の遅延回路と、上記
    クロックドライバに対応した遅延時間を形成する第2の
    遅延回路の直列回路から構成されるものであることを特
    徴とする請求項1、請求項2又は請求項3の半導体集積
    回路装置。
  5. 【請求項5】 上記パルス発生回路は、アップカウント
    用の複数段の第1のリングオシレータ回路と、かかる第
    1のリングオシレータと同様の複数段とされ、かつ上記
    入力バッファ回路を通した1周期遅れのクロック信号の
    立ち上がりエッジに同期してかかるアップカウント用の
    各段の出力がミラー転写されて伝えられダウンカウント
    用の第2のリングオシレータから構成されるものである
    ことを特徴とする請求項3の半導体集積回路装置。
  6. 【請求項6】 上記第1のリングオシレータは、2入力
    の第1のナンドゲート回路とかかる第1のナンドゲート
    回路の出力信号を反転させて次段回路の一方の入力に伝
    えるインバータ回路とからなる単位回路の偶数段で構成
    された第1の直列回路と、上記第1の直列回路の出力信
    号が一方の入力に帰還され、他方の入力に動作制御信号
    が供給され、その出力信号を上記第1の直列回路の初段
    の単位回路における第1のナンドゲート回路の一方の入
    力に伝える第2のナンドゲート回路からなり、 上記第2のリングオシレータは、2入力の第3のナンド
    ゲート回路とかかる第3のナンドゲート回路の出力信号
    を反転させて次段回路の一方の入力に伝えるインバータ
    回路とからなる単位回路の上記第1のリングオシレータ
    と同一の偶数段で構成された第2の直列回路と、上記第
    2の直列回路の出力信号が一方の入力に帰還され、他方
    の入力に動作制御信号が供給され、その出力信号を上記
    第2の直列回路の初段の単位回路における第3のナンド
    ゲート回路の一方の入力に伝える第4のナンドゲート回
    路からなり、 上記第1のリングオシレータを構成する各単位回路と、
    上記第2のリングオシレータを構成する各単位回路と
    は、信号伝達方向が互いに逆とされ、かつ第1のリング
    オシレータにおける上記第1段位目の単位回路の出力が
    第2のリングオシレータの最終段目の単位回路に対応さ
    れ、 上記第1のリングオシレータにおける上記各段位目の単
    位回路の出力と上記入力バッファ回路を通した1周期遅
    れのクロック信号の立ち上がりエッジに同期して発生さ
    れたセット信号とを受け、その出力信号を次段回路の第
    1のナンドゲート回路の他方の入力と、上記対応する第
    2のリングオシレータの単位回路の上記第3のナンドゲ
    ート回路の他方の入力に伝える第5のナンドゲート回路
    が設けられるものであることを特徴とする請求項5の半
    導体集積回路装置。
  7. 【請求項7】 上記第2のリングオシレータを構成する
    各単位回路の出力には、上記第5のナンドゲート回路に
    対応したダミー回路が設けられるものであることを特徴
    とする請求項6の半導体集積回路装置。
  8. 【請求項8】 上記カウンタ回路には、オーバーフロー
    検出回路が設けられ、かかるオーバーフロー検出回路に
    よりカウントオーバーが検出されたときには、上記入力
    バッファ回路を通して取り込まれたクロック信号をその
    まま上記内部クロック信号として伝えられる信号切り換
    え回路が設けられるものであることを特徴とする請求項
    1乃至請求項7のいずれか1つに記載の半導体集積回路
    装置。
  9. 【請求項9】 上記半導体集積回路装置は、シンクロナ
    スダイナミック型RAMを構成するものであり、上記内
    部クロック信号は、データ出力バッファ回路の活性化信
    号として用いられるものであることを特徴とする請求項
    1乃至請求項8のいずれか1つに記載の半導体集積回路
    装置。
  10. 【請求項10】 外部端子から入力されたクロック信号
    を受ける入力バッファ回路と、 上記入力バッファ回路の受けたクロック信号を遅延させ
    る遅延回路と、 上記クロック信号に対して高い周波数の発振パルスを形
    成するパルス発生回路と、 上記遅延回路を通したクロック信号により起動され、上
    記発振パルスを1/Nに分周したパルスを計数するアッ
    プカウンタ回路と、 上記入力バッファ回路を通した1周期遅れのクロック信
    号により上記アップカウンタ回路の計数値をレジスタを
    介して受け取り、上記発振パルスを計数して計数値がゼ
    ロになる毎に上記遅延回路の1/Nに対応した遅延時間
    経過後に上記レジスタの計数値を受け取りN回の計数動
    作を繰り返すダウンカウンタ回路と、 上記ダウンカウンタの計数値のゼロ出力に同期して内部
    パルスを発生させるクロックドライバと含む同期クロッ
    ク発生回路を備えてなることを特徴とする半導体集積回
    路装置。
  11. 【請求項11】 上記遅延回路の遅延時間は、上記入力
    バッファ回路の遅延時間と上記クロックドライバの遅延
    時間の和のN倍に対応した遅延時間に設定してなること
    を特徴とする請求項10の半導体集積回路装置。
  12. 【請求項12】 上記半導体集積回路装置は、外部端子
    から供給されるクロック信号に対して、かかるクロック
    信号とそのN倍の周波数のクロック信号により内部回路
    が動作させられるマイクロコンピュータ機能を持つもの
    であることを特徴とする請求項10又は請求項11の半
    導体集積回路装置。
  13. 【請求項13】 外部端子を介してクロック信号を受け
    る入力バッファ回路と、 上記入力バッファ回路を介して供給されるクロック信号
    に対して遅延されたクロック信号を形成する遅延回路
    と、 上記クロック信号に対して高い周波数のパルスを受ける
    パルス信号線と、 上記遅延回路を通したクロック信号により起動され、上
    記パルスを第1の方向にカウント動作を行い、第1の接
    続点のクロック信号により第2の方向にカウント動作に
    切り換えられ、計数値が計数開始時に戻ったときに出力
    タイミング信号を形成し、かつ、上記パルス信号線に結
    合されるカウンタ回路と、 上記カウンタ回路からの出力タイミング信号を受けて上
    記出力タイミング信号を保持する状態保持回路と、 上記状態保持回路に保持された出力タイミング信号を受
    けて内部クロック信号を供給するクロックドライバ回路
    とを含む同期クロック発生回路を備え、 上記遅延回路の遅延時間は、上記入力バッファの遅延時
    間と上記クロックドライバの遅延時間の和に相当する遅
    延時間であることを特徴とする半導体集積回路装置。
  14. 【請求項14】 上記カウンタ回路は、上昇又は下降計
    数回路であることを特徴とする請求項13の半導体集積
    回路装置。
  15. 【請求項15】 上記状態保持回路は、上記行われる遅
    延回路を介したクロック信号の立ち上がりエッジにより
    リセット動作が行われることを特徴とする請求項14の
    半導体集積回路装置。
  16. 【請求項16】 上記遅延回路は、上記入力バッファ回
    路に対応した遅延時間を形成する第1遅延回路と上記ク
    ロックドライバに対応した遅延時間を形成する第2遅延
    回路との直列接続から構成されるものであることを特徴
    とする請求項15の半導体集積回路装置。
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