JP6223455B2 - パレットコンテナ - Google Patents

Description

本発明は、特に危険性を有する液体の充てん物を保管及び輸送するパレットコンテナであって、充てん物を収容する交換可能な薄壁の内容器であって、熱可塑性のプラスチックからなる内容器と、支持外装として内容器を緊密に包囲する管格子フレームであって、互いに溶接される鉛直方向及び水平方向の複数の管棒からなり、フォークリフトに好適なベースパレットの上部外縁に固定されている管格子フレームと、を備え、長方形のベースパレットは、格納された内容器の台架としての薄板である金属板と、熱可塑性のプラスチックからなる４つの隅脚部及び隅脚部間に配置される４つの中間脚部を有するパレット下部構造とからなるフラットなパレット上面デッキと、床側で周囲を取り巻くように水平に延びる長方形の鋼管ベースリングと、を有し、ベースパレットには、電荷を導出する手段が設けられているパレットコンテナに関する。

パレットは、パレット上面デッキと周囲を取り巻くように延びるボトムリングとの間及び隅脚部と中間脚部との間に、フォークリフト車両のフォークを差し込むそれぞれ１つの対応する凹部を備えて構成されている。パレットは、長手方向又は横方向で全４方より差し込み可能である。一般的な１２００ｍｍ×１０００ｍｍのパレットサイズを有する約１０００リットルの充てん容積を有するこの種の充てん済みパレットコンテナは、液体の充てん物の比重次第で１トンを大幅に超える重量を有する場合があり、フォークリフト車両を用いることによってしか荷扱いすることができない。このとき、パレット短辺（１０００ｍｍ）を前面及び後面と云い、両パレット長辺（１２００ｍｍ）を長手方向面と云う。前面の中央部には、プラスチック製内容器の下側に一般に排出バルブが配置されている。

危険性を有する液体の充てん物を輸送するために、この種のパレットコンテナは、特別な構造形式に関する公的な認可を受ける必要がある。可燃性であったり、爆発の恐れがあったりする液体をこのようなパレットコンテナに詰めて運搬する場合、この容器は、電荷を導出する構造的な措置が講じられていて、容器が帯電してしまうこと（火花形成）が確実に防止され、これにより爆発の危険が排除されていることを証明する極めて特別な公的な認可を必要とする。

従来技術
欧州特許第１４８１９１８号明細書（Ｒｏ−Ｆｕｓｔ）又は欧州特許出願公開第２４３３８８０号明細書（Ｓｃｈ）において公知の、木材パレット又は非導電性のプラスチック製脚部を有するパレットを備えるパレット容器は、系全体の不都合な帯電の電気的な導出可能性を保証するために、電気を導出する金属薄板の形態の特別な手段を少なくとも１つのパレット脚部外面又は内部に必要とする。高い割合の導電性カーボンブラックを含む、全体が導電性のプラスチック製脚部も公知である。しかし、このようなそれ自体が導電性のプラスチック製脚部は、導電性カーボンブラックが含まれていることに基づいて、著しく低下された破壊強度を有し、それゆえすべての使用分野で使用可能というわけにはいかない。したがって、危険物用の認可のためには、公的な検査において、とりわけ例えば冷間での落下テストのような様々なテストに合格する必要がある。高い割合の導電性カーボンブラック成分を含むプラスチック製脚部を有するパレット容器は、通常、このような落下テストに合格しない。

課題
本発明の課題は、ベースパレットの全体的な安定性を高めつつ、電荷の多面的な導出の条件をも充足する特別な形態のパレットコンテナを提供することである。

課題の解決手段
この課題は、請求項１の特徴部に記載の特徴により解決される。本発明の構成では、帯電を防止するために、パレット下部構造が、４つの個別の同一長さの管体を有する上側の管フレームを有し、管体は、対角方向で金属板の下側において直接的に接触するように延び、それぞれの端部において、金属板の下側に菱形の支持フレームが形成され、支持フレームに金属板が張設されているように、それぞれ隣り合う２つの中間脚部に固定されており、４つの個別の管体は、対応する螺止部を介して、下側の管フレームをなす床側の鋼管ベースリングに導電接続されているようになっている。

本発明の構造的な一態様において、４つの個別の管体は、それぞれの端部でそれぞれ直角に屈曲しており、屈曲した端部区間にて、隣り合う２つのプラスチック製の中間脚部の対応する凹部にそれぞれ差し込まれ、それぞれ２つの螺止部を介して床側のベースリングに導電接続されている。加えて、４つの管体のそれぞれの屈曲した端部区間は、床側のベースリングに螺止されており、金属よりなる螺止部を介して全部で８重の電気接続が提供されている。

本発明の別の好ましい態様において、４つの管体の屈曲した端部区間は、管端部の直ぐ上側で星形に側方より凹設されて、減径された管横断面を形成しており、減径された管横断面に、床側のベースリングとの螺止部のための雌ねじ山が刻設されている。こうして、長い固定ねじ及び止めナットは省略可能である。これにより、固定ねじは、比較的短く保たれる。構造的に特別な態様において、プラスチック製の中間脚部内に設けられた凹部は、ベース管の直ぐ上側で終端しており、終端部に、屈曲した端部区間の下向きに開いた管端部を受容する円錐形の管センタリング部を有しており、管センタリング部に、固定ねじを差し通す中央の孔が設けられている。特に好適な態様において、円錐形の管センタリング部に設けられた中央の孔は、下から上に円錐形の先端に向かって直径が軽微に減径するように形成されており、円錐形の先端に臨む領域の直径は、固定ねじの直径より僅かに小さく製造されている。これらの構成要素のこのような互いに調整された構造的な構成により、固定ねじが、屈曲した端部区間の、円錐形の管センタリング部上に載置された管端部により、螺止状態で固くプラスチック製脚部の管センタリング部内で締め付けられ、これにより自動的な緩み、例えば輸送による振動に基づく緩みが防止されていることが達成される。

本発明に係るパレットコンテナの別の好ましい態様は、床側のベースリングが、プラスチック製の中間脚部の各々がある場所に、対角方向で延びる４つの管体の屈曲した端部区間に螺入される固定ねじを差し通す２つの対応する穴を有し、ベースリングは、ベースリングの下面において穴の周りにそれぞれ１つの円錐形の窪みを、丸皿頭ねじ又は皿頭ねじのねじ頭が管下面に対して面一に沈頭されているように有することにある。これにより、例えば、パレット下面が滑らかかつ平たんに形成されており、パレットコンテナが軽やかかつ滑らかに、がたついたり、引っ掛かったりしたりすることなく、ローラコンベヤ（ローラ式搬送軌道）のローラ上を転動可能であることが達成される。同様に、本発明によれば、床側のベースリングは、ベースリングの両管端部が互いに結合されている結合領域を有し、結合領域は、プラスチック製の隅脚部の下側の、低い曲げ荷重を受ける箇所に配置されている。このことは、特に充てん済みパレットコンテナを高層ラック式の倉庫内に荷積みした際に、ベースリングの結合領域が高層ラック内で常にラック棚板に当接し、これにより支持されており、もはや宙に浮かないという利点を有している。曲げ荷重に対して敏感な結合領域は、これまでは常に撓んでしまう傾向があった。

以下に、本発明について図面に概略的に示した実施の形態を参照しながら詳細に説明する。

本発明に係るパレットコンテナの前面を示す図である 本発明におけるベースパレットの個々の構成要素の分解立体図である。 パレット支持管構造の管が挿入された状態にあるプラスチック製中間脚部の部分断面図である。 特別な管固定部を示す図３の部分拡大図である。

図１において、符号１０を「複合ＩＢＣ（ＩＢＣ＝Ｉｎｔｅｒｍｅｄｉａｔｅ Ｂｕｌｋ Ｃｏｎｔａｉｎｅｒ）」型式の軽量構造のパレットコンテナに付した。パレットコンテナ１０は、特に危険性を有する液体の充てん物を保管及び輸送するための公的な危険物用の認可を受けられ、交換可能なプラスチック製内容器１６と、プラスチック製内容器１６を緊密に包囲する、管格子フレーム１４からなる支持外装と、ベースパレット１２とを有している。管格子フレーム１４は、パレット１２の上部外縁に固定されている。長方形のパレット１２は、格納されたプラスチック製内容器１６を載置するフラットなパレット上面デッキとしての薄い金属板１８、及び４つの隅脚部２４と、これらの隅脚部２４間に配置される４つの中間脚部２６と、周囲を取り巻くように水平に延びる鋼管ボトムリングあるいは長方形のベースリング３４とを有するパレット下部構造を有している。管格子フレーム１４を、その最下部にあって、周囲を取り巻くように延びる水平管を介して、金属板１８のＬ字形の外縁と、床側のベースリング３４を有するパレット支持管構造の管とに螺止する特別な螺止部により、外部からは見えないスマートかつ安全な電荷の導出が保証される。

図２のベースパレット１２の分解立体図に看取可能であるように、金属板１８は、完全にフラットかつ平らに、傾き、勾配又は上方に立ち上げられて周囲を取り巻くように延びる縁***部若しくは深く陥没した補強ビードなしに形成されている。長方形の金属板１８は、外側の四辺にそれぞれ１つのＬ字形の外縁を有しており、Ｌ字形の外縁は、鉛直方向下向きの折曲片２０と、折曲片２０に続いて水平方向外向きの折曲片４４とを有している。水平方向外向きの折曲片４４は、上方から載置される管格子フレーム１４の最下部にあって、周囲を取り巻くように水平に延びる格子フレーム管２２により、金属板１８の下側に配置された隅脚部２４及び中間脚部２６に対して、これらの脚部２４，２６に設けられ、折曲片２０，４４に適合された凹部あるいは切欠き２８内に押し込まれて固定され、これにより平らな長方形の金属板１８が外側において線状にパレット下部構造にトランポリン状に張設されるようになっている。その際、パレット下部構造は、管フレーム支持構造として形成されている。管フレーム支持構造は、金属板１８の直ぐ下側にある上側の平面内に、互いに菱形に延びる４つの管３２と、平行な２つの横方向管４２とを有する一方、プラスチック製脚部の下側にある下側の平面内に、周囲を取り巻くように延びる長方形のベース管３４を有している。この場合、上側の平面内の管３２は、下側の平面内のベース管３４に４つの中間脚部２６を介して結合されている。互いに菱形に延びる４つの管３２は、それぞれの端部において下向きに折り曲げられており、隣り合う２つの中間脚部２６にそれぞれ差し込まれた折り曲げられた管端部３６を介してベース管３４に結合、好ましくは螺止されている。つまり、各々のプラスチック製中間脚部２６には、隣り合う２つの対角方向管あるいは斜管３２の屈曲した端部区間３６が差し込まれている。折り曲げられた管端部３６を有する管３２は、低コストの製造のために好ましくはすべて同じに形成されている。横方向管４２は、中央領域の短い区間にわたって軽微な弧状に形成されており、この領域において金属板１８に凹設された集合溝を横切るように延びている。横方向管４２の端部は、パレット長辺に設けられた両中間脚部２６内に形状結合（ｆｏｒｍｓｃｈｌｕｅｓｓｉｇ：形状による束縛）式に支承されており、かつ力結合（ｋｒａｆｔｓｃｈｌｕｅｓｓｉｇ：摩擦力等の力による束縛）式に固定されている。この場所においても、載置された格子フレームにより固定される金属板外縁の上述の２段階のＬ字形の折り曲げ部の略全長にわたって引張り力を線状に受容する金属板１８の固定が実施される。内容器１６の排出バルブの下側に配置されている前面の中間脚部は、２つの部分、すなわち鉢状の下側部分３８と、斜面に成形された皿状の上側部分４０とからなっている。皿状の上側部分４０は、交換が容易に可能であるように取り付けられており、例えば腐食性のある充てん物により汚れたら、パレットコンテナの所定の回数の使用後、再調整を行う際に容易に更新可能となっている。長方形の金属板１８は、フォークリフトのフォークを係合させ得る領域に、上から下に向かって設けられた凹設部４６あるいはいわゆるビードを有している。金属板１８を４分割した計４つの領域のそれぞれには、全体として対角方向あるいは斜めに延び、しかしながら比較的短く形成された互いに平行な少なくとも２つの保護ビードが、型打ち加工されている。金属板１８に設けられた中央の集合溝は、プラスチック製内容器の底に下向きに凸設された一般的な集合溝に対応するように形成されており、やはり下向きに金属板１８に凹設されている。下向きに凹設されたすべての保護ビードは、フォークリフト車両のフォークが誤って薄い金属板１８と上部の管構造との間に係合されてしまう可能性を排除する。これにより、上部の支持構造の管に対して平行に型打ち加工され、管の直径より若干浅く形成された凹設部４６は、金属板１８の下側を延びる管のための側方の保護壁をなす。その結果、フォークリフト車両のフォークの誤挿入は、確実に回避される。上側の管フレームの４つの管体を対角方向で配置したことにより、フォークリフトのフォークの四方差しが可能である場合、差し込み深さが不十分であっても（例えば８０％にすぎなくても）、常に全部で４つの対角方向管３２がフォークリフト車両のフォークのためのフォーク支持点として使用されることが保証されている。その結果、充てん済みパレットコンテナの全重量は、支持構造の上側の管３２，４２により支持され、金属板１８は、フォークとの直接的な接触から解放されており、直接的な接触に起因する、これまで一般的であった金属板１８の変形の恐れは、排除されている。

管フレーム支持構造の上側の平面内の両横方向管４２は、一方では、薄い金属板１８を菱形に張設するための両サイドの中間脚部２６の終点を安定化させる受圧管としての機能を有している。他方、両横方向管４２は、その曲げ剛性により金属板１８を面状に支持するために用いられる。横方向管４２の別の重要な機能は、パレット外面に設けられた中間脚部２６がベースリング３４上に「倒れ込む」ことがないように、中間脚部２６を安定化させることである。床側のベースリング３４は、ベースリング３４の両管端部が互いに結合されている結合領域を有している。この結合領域は、パレット剛性を高めるためにプラスチック製隅脚部２４の下側の、低い曲げ荷重を受ける箇所に配置されている。

図３には、プラスチック製中間脚部２６の部分断面図で、パレット構造の好ましい組み立て状態を詳細に示してあり、管格子フレーム１４が最下部の水平に延びる格子管と、薄い金属板１８と、プラスチック製脚部２６とを介して鋼管ベースリング３４に多重に導電接続されていることが明らかである。平行に延びる横方向管４２の端部は、軽く曲げられ、側面の中間脚部２６に設けられた支承部の領域で二重壁の半管６２として形成されている。半管６２は、中間脚部２６に設けられた対応する凹部あるいは切欠きに形状結合式に挿入されており、組み立て状態で、管格子フレーム１４の、半管６２の上方を横切るように延び、固く螺止された最下部の格子フレーム管により、力結合式に固定され、締め付けられる。

４つの管体３２の屈曲した端部区間３６は、下を向いた管端部の直ぐ上側でそれぞれ星形に側方より凹設されている。その結果、減径された管横断面５２が形成されている。この減径された管横断面５２には、床側のベースリング３４に固定ねじ４８を螺止するための雌ねじ山５４が刻設、例えば転造又はねじ切りされている。プラスチック製中間脚部２６内に設けられた凹部は、ベース管３４の直ぐ上側で終端している。この終端部には、屈曲した端部区間３６の、下向きに開いた管端部を受容するように、それぞれ１つの円錐形の管センタリング部５６が形成されている。管センタリング部５６には、固定ねじ４８を差し通す中央の孔５８が設けられている。

図４は、屈曲した端部区間３６の特別な固定部を示す図３の部分拡大図である。このために、円錐形の管センタリング部５６に設けられた中央の孔５８は、下から上に円錐形の先端に向かって直径が軽微に減径するように形成されている。円錐形の先端に臨む領域の直径は、固定ねじ４８の直径より僅かに小さく形成されている。このことは、ねじ固定された組み立て状態で、固定ねじ４８の解離不能な締め付けを生じる。

さらに詳細図には、床側のベースリング３４が、プラスチック製中間脚部２６の各々がある場所に、対角方向に延びる４つの管体３２の屈曲した端部区間３６に螺入される固定ねじ４８を差し通す２つの対応する穴を有していることが看取可能である。床側のベースリング３４は、ベースリング３４の下面において穴の周りにそれぞれ１つの円錐形の窪み６０を有している。丸皿頭ねじ又は皿頭ねじのねじ頭は、ベースリング３４の下面に面一に沈頭されている。このことは、パレット下面を滑らかかつ平らに形成し、特に充てん済みパレットコンテナを軽やかかつ滑らかに、がたついたり、引っ掛かったりすることなく、ローラコンベヤ（ローラ式搬送軌道）のローラ上を転動可能とする。

複合パレットＳＭ１３の本発明の構成により、主荷重が中実の横桁の端部においてパレット長辺上にある両中間脚部により伝達される公知のパレット容器と比較して、すべてのパレット脚部へのより良好かつ均等な荷重分配が達成される。より良好な荷重分配を有する特別な構造的な構成により、新しいパレットＳＭ１３は、総じて、市場に存在する比較対象となり得る他のあらゆる公知のパレットより撓みが少ない。４つの対角方向の管体３２の屈曲した端部区間３６の、床側のベースリング３４との金属よりなる螺止部を介して、スマートな形で多重の電気的な接続が提供される。

１０ パレットコンテナ
１２ パレット
１４ 管格子フレーム（支持外装）
１６ プラスチック製内容器
１８ 金属板
２０ 鉛直方向下向きの折曲片（約１５ｍｍ）
２２ 最下部の格子フレーム管（１４）
２４ 隅脚部
２６ 中間脚部
２８ 凹部（２４，２６）
３２ 菱形に延びる管
３４ 長方形のベース管
３６ 折り曲げられた管端部
３８ 鉢状の下側部分
４０ 皿状の上側部分
４２ 平行な横方向管
４４ Ｌ字形の折曲片（約１５−１５ｍｍ）
４６ 下向きの凹設部（ビード）
４８ 固定ねじ
５０ 凹部（２６−３６）
５２ 減径された管横断面（３６）
５４ 雌ねじ山（５２）
５６ 円錐形の管センタリング部（３６）
５８ 中央の孔（５６）
６０ 円錐形の窪み（３４）
６２ 二重壁の半管端部（４２）

Claims (13)

1. 液体の充てん物を保管及び輸送するパレットコンテナであって、
   ベースパレットであって、電荷を導出するように構成されており、薄板である金属板を含むパレット上面デッキと、４つの隅脚部、前記隅脚部間に配置される４つの中間脚部及び前記ベースパレットの床側で周囲を取り巻くように水平に延びるベース管を有するパレット下部構造とを有し、前記パレット下部構造は、上側の管フレームであって、４つの個別の同一長さの管体を有し、対角方向で前記金属板の直ぐ下側を延びる上側の管フレームを有し、それぞれの前記管体が有する端部は、直角に屈曲されて、端部区間を規定し、前記端部区間は、隣り合う２つの前記中間脚部の凹部に差し込まれ、前記金属板を張設すべく、前記金属板の下側に菱形の支持フレームが形成されている、ベースパレットと、
   前記パレット上面デッキに上に配置される、充てん物を収容する交換可能な薄壁の内容器であって、熱可塑性のプラスチックからなる内容器と、
   支持外装として前記内容器を緊密に包囲する管格子フレームであって、互いに溶接される鉛直方向及び水平方向の複数の管棒からなり、前記ベースパレットの上部外縁に固定されている管格子フレームと、
   前記管フレームの前記管体を前記ベース管に導電接続するように構成されている複数の固定ねじと、
   を備えることを特徴とするパレットコンテナ。
2. 前記ベースパレットは、長方形の構成を有する、請求項１記載のパレットコンテナ。
3. 前記隅脚部及び前記中間脚部は、熱可塑性のプラスチックからなる、請求項１記載のパレットコンテナ。
4. 前記ベース管は、長方形の構成を有する、請求項１記載のパレットコンテナ。
5. 前記固定ねじは、４つの前記管体のそれぞれの前記端部区間を前記ベース管に接続し、金属よりなり、８重の電気接続を提供する、請求項１記載のパレットコンテナ。
6. ４つの前記管体の前記端部区間は、前記管体の端部の僅かに内側に星形に側方より凹設されて、減径された管横断面を形成しており、該減径された管横断面に、前記管体を前記ベース管に接続する固定ねじのための雌ねじ山が刻設されている、請求項１記載のパレットコンテナ。
7. 前記中間脚部の前記凹部は、前記ベース管の僅かに内側で終端しており、終端部に、前記端部区間の下向きに開いた端部を受容する円錐形の管センタリング部が形成されており、該管センタリング部は、前記固定ねじを差し通すそれぞれ１つの中央の孔を有する、請求項１記載のパレットコンテナ。
8. 前記円錐形の管センタリング部に設けられた前記中央の孔は、下から上に円錐形の先端に向かって直径が軽微に減径するように形成されており、円錐形の先端に臨む領域の直径は、前記固定ねじの直径より僅かに小さく形成されている、請求項７記載のパレットコンテナ。
9. 前記ベース管は、前記中間脚部の各々がある場所に、前記管体の端部区間に螺入される前記固定ねじを差し通す２つの対応する穴を有し、前記ベース管は、該ベース管の下面において前記穴の周りにそれぞれ１つの円錐形の窪みを、前記固定ねじのねじ頭が面一に沈頭されているように有する、請求項１記載のパレットコンテナ。
10. 前記固定ねじは、それぞれ丸皿頭ねじ又は皿頭ねじである、請求項９記載のパレットコンテナ。
11. 前記ベース管は、該ベース管の両管端部が互いに結合されている結合領域を有し、該結合領域は、前記隅脚部の下側の、低い曲げ荷重を受ける箇所に配置されている、請求項１記載のパレットコンテナ。
12. 前記パレット下部構造の前記管フレームは、互いに平行に緊密に並んで延びる２つの別の横方向管を含み、該横方向管の端部は、それぞれ、前記ベースパレットのパレット長辺に設けられた２つの前記中間脚部に支承され、固定されている、請求項２記載のパレットコンテナ。
13. 前記横方向管の端部は、前記中間脚部に設けられた支承部の領域で二重壁の半管として形成されており、組み立て状態で形状結合式及び力結合式に、前記管格子フレームが前記ベースパレットに固く螺止されているときに前記半管の上方を横切るように延びる管格子フレームにより固定されている、請求項２記載のパレットコンテナ。

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