JP3936151B2 - 有機el素子 - Google Patents

有機el素子 Download PDF

Info

Publication number
JP3936151B2
JP3936151B2 JP2001101437A JP2001101437A JP3936151B2 JP 3936151 B2 JP3936151 B2 JP 3936151B2 JP 2001101437 A JP2001101437 A JP 2001101437A JP 2001101437 A JP2001101437 A JP 2001101437A JP 3936151 B2 JP3936151 B2 JP 3936151B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
organic
desiccant
layer
chemical formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2001101437A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002033187A (ja
Inventor
尚光 高橋
茂 稗田
裕二 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Futaba Corp
Original Assignee
Futaba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Futaba Corp filed Critical Futaba Corp
Priority to JP2001101437A priority Critical patent/JP3936151B2/ja
Priority to TW090110686A priority patent/TW504944B/zh
Priority to GB0111018A priority patent/GB2368192B/en
Priority to US09/848,319 priority patent/US6656609B2/en
Priority to KR10-2001-0024845A priority patent/KR100465042B1/ko
Publication of JP2002033187A publication Critical patent/JP2002033187A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3936151B2 publication Critical patent/JP3936151B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L23/00Details of semiconductor or other solid state devices
    • H01L23/16Fillings or auxiliary members in containers or encapsulations, e.g. centering rings
    • H01L23/18Fillings characterised by the material, its physical or chemical properties, or its arrangement within the complete device
    • H01L23/26Fillings characterised by the material, its physical or chemical properties, or its arrangement within the complete device including materials for absorbing or reacting with moisture or other undesired substances, e.g. getters
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B33/00Electroluminescent light sources
    • H05B33/02Details
    • H05B33/04Sealing arrangements, e.g. against humidity
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K50/00Organic light-emitting devices
    • H10K50/80Constructional details
    • H10K50/84Passivation; Containers; Encapsulations
    • H10K50/846Passivation; Containers; Encapsulations comprising getter material or desiccants
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/10Details of semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/11Device type
    • H01L2924/12Passive devices, e.g. 2 terminal devices
    • H01L2924/1204Optical Diode
    • H01L2924/12044OLED
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10S428/917Electroluminescent
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/23Sheet including cover or casing
    • Y10T428/239Complete cover or casing

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、長期にわたって安定した発光特性を維持する有機EL素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
有機EL素子は、蛍光性有機化合物を含む薄膜である有機EL層を一対の電極をなす陽極と陰極との間に挟んだ構造であり、前記薄膜に正孔(ホール)及び電子を注入して再結合させることにより励起子(エキシトン)を生成させ、この励起子が失活する際の光の放出(蛍光・燐光)を利用する自発光素子である。
【0003】
ところで、上記有機EL素子の最大の課題は耐久性の改善であり、その中でもダークスポットと呼ばれる非発光部の発生とその成長の防止が最も大きな課題となっている。ダークスポットの直径が数10μmに成長すると目視で非発光部が確認できるようになる。ダークスポットの主原因としては、水分及び酸素の影響が最も大きいとされ、特に水分は極めて微量でも大きな影響を及ぼすということが知られている。
【0004】
そこで、有機EL素子を構成する材料に水分が無い様にすることが必要である。特に発光部分に使用する有機材料に水分が無い様に精製処理することが大事である。又、成膜時の真空チャンバー内や、素子の封止作業等の工程において、容器内の水分を極力取り除く様に工夫し、ドライプロセスで有機EL素子の製造が行われている。しかしながら、それでも完全に水分が取りきれずダークスポットが皆無にならないのが現状である。
【0005】
このように、有機EL素子の最大の課題は容器内の水分を完全に無くすことにより、ダークスポットを根絶して長寿命化を図ることである。その対策として、有機EL素子の容器内に別途乾燥手段である捕水剤を設けて封止することで大幅に改善できることが公知である。(例えば、特開平9―148066号)
【0006】
図4は乾燥手段である捕水剤を使用した従来の有機EL素子の構成を示す側断面図である。図4に示す有機EL素子41は、絶縁性及び透明性を有するガラス基板42の上にITO(Indium Tin Oxide)からなる透明導電膜が成膜され、陽極45を形成している。
【0007】
前記、陽極45上には有機化合物材料の薄膜による有機EL層44が成膜されている。前記有機EL層44の上面には、例えばAl−Li等の金属薄膜からなる陰極46が形成されている。そして、上記陽極45、有機EL層44及び陰極46による積層体からなる発光部を形成している。
前記有機EL層44はEL発光に必要な、少なくとも有機発光層を含む正孔注入層、正孔輸送層、電子輸送層、電子注入層等から構成される。
【0008】
ガラス基板42の外周部には、水分を極力取り除いた不活性ガス(例えばドライ窒素)やドライエアによるドライ雰囲気において、金属キャップ43が接着剤48により固定されている。これにより、素子を構成するガラス基板42上の陽極45、有機EL層44及び陰極46が保護される。
【0009】
金属キャップ43の内面側にプレス成形等で形成された凹部49を有し、この凹部49には乾燥手段としての粉末状の乾燥剤47である酸化バリウムや酸化カルシウム等が収容されている。粉末状の乾燥剤47を収容した凹部49は、水分を通すシート状の蓋50によって覆われている。凹部49内の乾燥剤47は、容器内部の残留水分を吸着し水酸化物を生成することより、内部の残留水分や外部からの水分を除去している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図4に示す従来の有機EL素子41では、金属キャップ43の凹部49に収容される乾燥剤47が粉末状である。この乾燥剤47である酸化カルシウムが陰極46上に付着すると陰極のアルミニウムと酸化カルシウムと水が化学反応して陰極46であるアルミニウム等の薄膜陰極の腐食が発生するという問題点を有していた。この問題点を解決することを目的として、乾燥剤としての酸化カルシウムが陰極に付着しないように、乾燥剤47を収容した凹部49を蓋50で覆い、乾燥剤47を発光部から隔離する必要があった。
【0011】
このため、使用される金属キャップ43は特殊な形状となり、構造を複雑化させていた。しかも、乾燥剤47を封入するために大きなスペースを必要とし、素子全体が厚くなるという問題が有った。
【0012】
また、乾燥剤47が粉末状のため、この乾燥剤47を金属キャップ43の凹部49に封入する際、前記有機EL層への汚染をしないような取り扱いが難しく、作業性が極めて悪いという問題があった。
【0013】
さらに、前記金属キャップによる乾燥手段でダークスポットの抑止を行っても、有機EL素子の封止部である周辺部のダークスポットの発生及び成長を抑えることが十分でないという問題もあった。
【0014】
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、乾燥手段を膜状にして作業性よく効果的に水分を吸着し、有機EL素子周辺部ダークスポットの発生及び成長を抑えることができる乾燥手段を設けた薄型化可能な有機EL素子を提供することにある。
【0015】
上記目的を達成するため、
請求項1の発明は、絶縁性の素子基板と、前記素子基板に下部電極、発光層を含む有機EL層及び上部電極が順次積層形成して成る積層膜と、前記積層膜を内包して前記素子基板と封止用カバーからなる気密容器内に封止される有機EL素子に於いて、(化1)(式中、Rは炭素数 1 個以上のアルキル基,アリール基,シクロアルキル基,複素環基 , アシル基を含む有機基を示し、Mは3価の金属原子を示し、nは重合度を示す1以上の整数を示す。)で示される有機金属化合物を含む乾燥剤膜が前記気密容器内面に前記発光層と離間して形成されていることを特徴とする。
請求項2の発明は、絶縁性の素子基板と、前記素子基板に下部電極、発光層を含む有機EL層及び上部電極が順次積層形成して成る積層膜と、前記積層膜を内包して前記素子基板と封止用カバーからなる気密容器内に封止される有機EL素子に於いて、(化2)(式中、R1〜R3、R5は炭素数 1 個以上のアルキル基,アリール基,シクロアルキル基,複素環基 , アシル基を含む有機基を示し、Mは3価の金属原子を示す。)で示される有機金属化合物を含む乾燥剤膜が前記気密容器内面に前記発光層と離間して形成されていることを特徴とする。
請求項3の発明は、絶縁性の素子基板と、前記素子基板に下部電極、発光層を含む有機EL層及び上部電極が順次積層形成して成る積層膜と、前記積層膜を内包して前記素子基板と封止用カバーからなる気密容器内に封止される有機EL素子に於いて、(化3)(式中、R1、R3、R4は炭素数 1 個以上のアルキル基,アリール基,シクロアルキル基,複素環基 , アシル基を含む有機基を示し、Mは4価の金属原子を示す。)で示される有機金属化合物を含む乾燥剤膜が前記気密容器内面に前記発光層と離間して形成されていることを特徴とする。
請求項4の発明は、絶縁性の素子基板と、前記素子基板に下部電極、発光層を含む有機EL層及び上部電極が順次積層形成して成る積層膜と、前記積層膜を内包して前記素子基板と封止用カバーからなる気密容器内に封止される有機EL素子に於いて、(化6)(化7)(化8)から選ばれた有機金属化合物を含む乾燥剤膜が前記気密容器内面に前記発光層と離間して形成されていることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1〜請求項4に記載の有機EL素子において、前記有機EL層を覆う保護部材の上面に乾燥剤膜が配設されて被覆していることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1〜請求項4に記載の乾燥剤膜に無機系乾燥剤が混入されたことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1、図2、図3は本発明による有機EL素子の実施の形態を示す側断面図である。
【0017】
図1に示すように、有機EL素子1は、絶縁性及び透光性を有する矩形状のガラス基板からなる素子基板2を基部としている。図1において、素子基板2の上には、透明性を有する導電材料として、ITO膜による陽極5が形成されている。ITO膜は、例えば真空蒸着法、スパッタ法等のPVD(Physical Vapor Deposition)法により素子基板2に成膜される。その後、フォトレジスト法の手段によるエッチングで所定パターン形状にパターニングされ、陽極5を形成する。電極としての前記陽極5の一部は、素子基板2の端部まで引き出されて不図示の駆動回路に接続される。
【0018】
陽極5の上面には、例えば、分子線蒸着法、抵抗加熱法等のPVD法により、有機化合物材料の薄膜による有機EL層4が積層されている。図1の例における有機層EL層4は、陽極5の上に数10nmの膜厚で形成されたホール注入層としての銅フタロシアニン(CuPc)有機層4aと、有機層4aの上面に数10nmの膜厚で成膜されたホール輸送層としてのBis((N-(1-naphtyl-n-phenyl))benzidine(α-NPD)有機層4bと、有機層4bの上面に数10nmの膜厚で成膜される発光層兼電子輸送層としてのトリス(8−キノリノラト)アルミニウム(Alq3)有機層4cの3層構造からなる。そして前記陽極5、有機EL層4及び後述する陰極6との積層構造からなる積層体により、発光部が形成されている。
【0019】
前記陰極6は図1に示すように、有機EL層4(Alq3有機層4c)の上面に金属薄膜が形成されている。前記金属薄膜の材料は例えばAl、Li、Mg、In等の仕事関数の小さい金属材料単体やAl−Li、Mg−Ag等の仕事関数の小さい合金からなる。陰極6は、例えば数10nm〜数100nm(好ましくは50nm〜200nm)の膜厚で形成される。陰極の一部は、素子基板2の端部まで引き出されて不図示の駆動回路に接続される。
【0020】
素子基板2の外周部には、水分を極力取り除いた不活性ガス(例えばドライ窒素)やドライエアによるドライ雰囲気において、封止部材としての矩形状の封止キャップ3が例えば紫外線硬化樹脂による接着剤8により固定されている。これにより、陽極5、有機EL層4及び陰極6を保護している。
【0021】
前記基板2、封止キャップ3、接着剤8により気密に保たれた容器内部の基板及び/又は封止キャップ上に乾燥手段として乾燥剤膜7が設けられている。該乾燥剤膜として、有機金属化合物を用いた。
【0022】
前記有機金属化合物である、前記アルミニウムを含むキレートタイプの金属錯体と水の反応式は下記化学反応式(化4)に示す様に前記反応は最終的にアルミニウム錯体の3個のアルコキシ基が取れて前記アルミニウム錯体の3個の水酸基と反応する。
【化4】
Figure 0003936151
以上から、前記化合物は化学的に水分を除去する乾燥剤として使用できるものと推慮した。
【0023】
前記アルミニウム金属錯体以外の金属とのキレートタイプの金属錯体も下記化学反応式(化5)に示す反応により、金属の価に対応する有機化合物が取れて、n個の水酸基と反応する。
【化5】
Figure 0003936151
以上から、(化1)で表される化合物も化学的に水分を除去する乾燥剤として使用できるものと推慮できる。
【0024】
前記と同様に、本願発明者等は(化1)に示す有機金属化合物が、加水分解により水分子を捕水する。
なお、(nは1以上の整数であり重合度を表す。偶数のときは2n で表し、奇数のときは2n +1で表すこともできる。また、(化1)のnは、1のときはカッコ内の単量体示し、2以上のときはカッコ内の単量体が重合したときの重合度を示す整数を示している)。
有機EL容器内の前記有機EL層周辺の水分が(化1)に示す有機金属化合物と反応して2n 員環のM−Oの結合が離れて、水分子が電離したHとOHのOHとが反応して水酸基(OH)結合が生じる。結果として(化1)に示す有機金属化合物1モルに対し3モルの水分子と反応して水酸化物を形成することから、水分の吸着作用を有することを見出し、有機EL素子の捕水剤として使用できるという作用・原理を有することを推慮した。そこで、(化1)に示す有機金属化合物が乾燥手段として有効であるものと知見したものである。
下記に置換基の一例を示すがこれに限られるものではない。
【0025】
Rは、炭素数1個以上のアルキル基、アルケニル基、アリール基、シクロアルキル基、複素環基、アシル基を示す。アルキル基は置換もしくは未置換のものであるが、具体例としてはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、sec-ブチル基、tert-ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノナデシル基、イコシル基、ヘンイコシル基、ドコシル等とあるが好ましくは炭素数が8以上のものが良い。置換若しくは未置換基の具体例として以下に示すものが好適である。またこれらのオリゴマー、ポリマーでも良い。アルケニル基はビニル基、アリル基、ブテニル基、ペンテニル基、ヘキシセニル基等であるが、好ましくは炭素数が8以上置換若しくは未置換基の具体例として以下に示すものが好適である。またこれらのオリゴマー、ポリマーでも良い。
【0026】
アリール基は置換もしくは未置換のもので、具体例としては、フェニル基、トリル基、4-シアノフェニル基、ビフェニル基、o,m,p-テルフェニル基、ナフチル基、アントラニル基、フェナントレニル基、フルオレニル基、9-フェニルアントラニル基、9,10-ジフェニルアントラニル基、ピレニル基等がありが好ましくは炭素数が8以上のものが良い。 またこれらのオリゴマー、ポリマーでも良い。
【0027】
置換もしくは未置換のアルコキシ基の具体例としては、メトキシ基、n-ブトキシ基、tert-ブトキシ基、トリクロロメトキシ基、トリフルオロメトキシ基等でありが好ましくは炭素数が8以上のものが良い。またこれらのオリゴマー、ポリマーでも良い。
【0028】
置換もしくは未置換のシクロアルキル基の具体例としては、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、ノルボナン基、アダマンタン基、4-メチルシクロヘキシル基、4-シアノシクロヘキシル基等であり好ましくは炭素数が8以上のものが良い。またこれらのオリゴマー、ポリマーでも良い。
【0029】
置換もしくは未置換の複素環基の具体例としては、ピロール基、ピロリン基、ピラゾール基、ピラゾリン基、イミダゾール基、トリアゾール基、ピリジン基、ピリダジン基、ピリミジン基、ピラジン基、トリアジン基、インドール基、ベンズイミダゾール基、プリン基、キノリン基、イソキノリン基、シノリン基、キノキサリン基、ベンゾキノリン基、フルオレノン基、ジシアノフルオレノン基、カルバゾール基、オキサゾール基、オキサジアゾール基、チアゾール基、チアジアゾール基、ベンゾオキサゾール基、ベンゾチアゾール基、ベンゾトリアゾール基、ビスベンゾオキサゾール基、ビスベンゾチアゾール基、ビスベンゾイミダゾール基等がある。またこれらのオリゴマー、ポリマーでも良い。
【0030】
置換もしくは未置換のアシル基の具体例としては、ホルミル基、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、イソブチリル基、バレリル基、イソバレリル基、ピバロイル基、ラウロイル基、ミリストイル基、パルミトイル基、ステアロイル基、オキサリル基、マロニル基、スクシニル基、グルタリル基、アジポイル基、ピメロイル基、スベロイル基、アゼラオイル基、セバコイル基、アクリロイル基、プロピオロイル基、メタクリロイル基、クロトノイル基、イソクロトノイル基、オレオイル基、エライドイル基、マレオイル基、フマロイル基、シトラコノイル基、メサコノイル基、カンホロイル基、ベンゾイル基、フタロイル基、イソフタロイル基、テレフタロイル基、ナフトイル基、トルオイル基、ヒドロアトロポイル基、アトロポイル基、シンナモイル基、フロイル基、テノイル基、ニコチノイル基、イソニコチノイル基、グリコロイル基、ラクトイル基、グリセロイル基、タルトロノイル基、マロイル基、タルタロイル基、トロポイル基、ベンジロイル基、サリチロイル基、アニソイル基、バニロイル基、ベラトロイル基、ピペロニロイル基、プロトカテクオイル基、ガロイル基、グリオキシロイル基、ピルボイル基、アセトアセチル基、メソオキサリル基、メソオキサロ基、オキサルアセチル基、オキサルアセト基、レブリノイル基これらのアシル基にフッソ、塩素、臭素、ヨウ素などが置換しても良い。好ましくはアシル基の炭素は8以上良い。またこれらのオリゴマー、ポリマーでも良い。
【0031】
Rを上記置換基で置換し、3価金属がアルミニウムである有機金属化合物の一例として(化6)(化7)(化8)が上げられる。
【0032】
【化6】
Figure 0003936151
【0033】
【化7】
Figure 0003936151
【0034】
【化8】
Figure 0003936151
【0035】
更に、本願発明者らは(化2)に示す有機金属化合物が、加水分解により水分子を吸着すること。即ち、有機EL層周辺の水分が前記(化2)に示す有機金属化合物と反応して、前記有機金属化合物のM−Oの結合が離れて、水分子が電離したHとOHのOHとが反応して水酸基(OH)結合が生じる。結果として(化2)に示す有機金属化合物1モルに対し3モルの水分子と反応して水酸化物を形成することから、水分の吸着作用を有することを見出し、有機EL素子の乾燥剤として使用できるという作用・原理を有するものと推慮されることから、(化2)に示す有機金属化合物が乾燥手段として有効であることを見出した。
下記に置換基の一例を示すがこれらに限られるものではない。
【0036】
Rは、炭素数1個以上のアルキル基、アルケニル基、アリール基、シクロアルキル基、複素環基、アシル基を示す。アルキル基は置換もしくは未置換のものであるが、具体例としてはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、sec-ブチル基、tert-ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノナデシル基、イコシル基、ヘンイコシル基、ドコシル等がある。置換若しくは未置換基の具体例として以下に示すものが好適である。またこれらのオリゴマー、ポリマーでも良い。アルケニル基はビニル基、アリル基、ブテニル基、ペンテニル基、ヘキセニル基等が8以上置換若しくは未置換基の具体例として以下に示すものが好適である。またこれらのオリゴマー、ポリマーでも良い。
【0037】
アリール基は置換もしくは未置換のもので、具体例としては、フェニル基、トリル基、4-シアノフェニル基、ビフェニル基、o,m,p-テルフェニル基、ナフチル基、アントラニル基、フェナントレニル基、フルオレニル基、9-フェニルアントラニル基、9,10-ジフェニルアントラニル基、ピレニル基等がある。 またこれらのオリゴマー、ポリマーでも良い。
【0038】
置換もしくは未置換のアルコキシ基の具体例としては、メトキシ基、n-ブトキシ基、tert-ブトキシ基、トリクロロメトキシ基、トリフルオロメトキシ基等である。またこれらのオリゴマー、ポリマーでも良い。
【0039】
置換もしくは未置換のシクロアルキル基の具体例としては、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、ノルボナン基、アダマンタン基、4-メチルシクロヘキシル基、4-シアノシクロヘキシル基等である。またこれらのオリゴマー、ポリマーでも良い。
【0040】
置換もしくは未置換の複素環基の具体例としては、ピロール基、ピロリン基、ピラゾール基、ピラゾリン基、イミダゾール基、トリアゾール基、ピリジン基、ピリダシ゛ン基、ピリミジン基、ピラジン基、トリアジン基、インドール基、ベンズイミダゾール基、プリン基、キノリン基、イソキノリン基、シノリン基、キノキサリン基、ベンゾキノリン基、フルオレノン基、ジシアノフルオレノン基、カルバゾール基、オキサゾール基、オキサジアゾール基、チアゾール基、チアジアゾール基、ベンゾオキサゾール基、ベンゾチアゾール基、ベンゾトリアゾール基、ビスベンゾオキサゾール基、ビスベンゾチアゾール基、ビスベンゾイミダゾール基等がある。またこれらのオリゴマー、ポリマーでも良い。
【0041】
置換もしくは未置換のアシル基の具体例としては、ホルミル基、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、イソブチリル基、バレリル基、イソバレリル基、ピバロイル基、ラウロイル基、ミリストイル基、パルミトイル基、ステアロイル基、オキサリル基、マロニル基、スクシニル基、グルタリル基、アジポイル基、ピメロイル基、スベロイル基、アゼラオイル基、セバコイル基、アクリロイル基、プロピオロイル基、メタクリロイル基、クロトノイル基、イソクロトノイル基、オレオイル基、エライドイル基、マレオイル基、フマロイル基、シトラコノイル基、メサコノイル基、カンホロイル基、ベンゾイル基、フタロイル基、イソフタロイル基、テレフタロイル基、ナフトイル基、トルオイル基、ヒドロアトロポイル基、アトロポイル基、シンナモイル基、フロイル基、テノイル基、ニコチノイル基、イソニコチノイル基、グリコロイル基、ラクトイル基、グリセロイル基、タルトロノイル基、マロイル基、タルタロイル基、トロポイル基、ベンジロイル基、サリチロイル基、アニソイル基、バニロイル基、ベラトロイル基、ピペロニロイル基、プロトカテクオイル基、ガロイル基、グリオキシロイル基、ピルボイル基、アセトアセチル基、メソオキサリル基、メソオキサロ基、オキサルアセチル基、オキサルアセト基、レブリノイル基これらのアシル基にフッソ、塩素、臭素、ヨウ素などが置換しても良い。またこれらのオリゴマー、ポリマーでも良い。
【0042】
Rを上記置換基で置換し、3価金属がアルミニウムである有機金属化合物の一例として(化9)(化10)(化11)(化12)の有機金属化合物が上げられる。
【0043】
【化9】
Figure 0003936151
【0044】
【化10】
Figure 0003936151
【0045】
【化11】
Figure 0003936151
【0046】
【化12】
Figure 0003936151
【0047】
3価金属がランタンである有機金属化合物の1例として下記(化13)で表される化合物がある。
【化13】
Figure 0003936151
【0048】
3価金属がイットリウムである有機金属化合物の1例として下記(化14)で表される化合物がある。
【化14】
Figure 0003936151
【0049】
3価金属がガリウムである有機金属化合物の1例として下記(化15)で表される化合物がある。
【化15】
Figure 0003936151
【0050】
更に、本願発明者らは(化3)に示す有機金属化合物が、加水分解により水分子を吸着すること。即ち、有機EL層周辺の水分が有機金属化合物と反応して、前記有機金属化合物のM−Oの結合が離れて、水分子が電離したHとOHのOHとが反応して水酸基(OH)結合が生じる。
結果として(化3)に示す有機金属化合物1モルに対し4モルの水分子と反応して水酸化物を形成することから、水分の吸着作用を有することを見出し、有機EL素子の乾燥剤として使用できるという作用・原理を有するものと推慮される。このことから、(化3)に示す有機金属化合物が乾燥手段として有効であることを見出した。
下記に置換基の一例を示すがこれらに限られるものではない。
【0051】
Rは、炭素数1個以上のアルキル基、アルケニル基、アリール基、シクロアルキル基、複素環基、アシル基を示す。アルキル基は置換もしくは未置換のものであるが、具体例としてはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、sec-ブチル基、tert-ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノナデシル基、イコシル基、ヘンイコシル基、ドコシル等がある。置換若しくは未置換基の具体例として以下に示すものが好適である。またこれらのオリゴマー、ポリマーでも良い。アルケニル基はビニル基、アリル基、ブテニル基、ペンテニル基、ヘキセニル基等であるが、置換若しくは未置換基の具体例として以下に示すものが好適である。またこれらのオリゴマー、ポリマーでも良い。
【0052】
アリール基は置換もしくは未置換のもので、具体例としては、フェニル基、トリル基、4-シアノフェニル基、ビフェニル基、o,m,p-テルフェニル基、ナフチル基、アントラニル基、フェナントレニル基、フルオレニル基、9-フェニルアントラニル基、9,10-ジフェニルアントラニル基、ピレニル基等がある。 またこれらのオリゴマー、ポリマーでも良い。
【0053】
置換もしくは未置換のアルコキシ基の具体例としては、メトキシ基、n-ブトキシ基、tert-ブトキシ基、トリクロロメトキシ基、トリフルオロメトキシ基等である。またこれらのオリゴマー、ポリマーでも良い。
【0054】
置換もしくは未置換のシクロアルキル基の具体例としては、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、ノルボナン基、アダマンタン基、4-メチルシクロヘキシル基、4-シアノシクロヘキシル基等である。またこれらのオリゴマー、ポリマーでも良い。
【0055】
置換もしくは未置換の複素環基の具体例としては、ピロール基、ピロリン基、ピラゾール基、ピラゾリン基、イミダゾール基、トリアゾール基、ピリジン基、ピリダジン基、ピリミジン基、ピラジン基、トリアジン基、インドール基、ベンズイミダゾール基、プリン基、キノリン基、イソキノリン基、シノリン基、キノキサリン基、ベンゾキノリン基、フルオレノン基、ジシアノフルオレノン基、カルバゾール基、オキサゾール基、オキサジアゾール基、チアゾール基、チアジアゾール基、ベンゾオキサゾール基、ベンゾチアゾール基、ベンゾトリアゾール基、ビスベンゾオキサゾール基、ビスベンゾチアゾール基、ビスベンゾイミダゾール基等がある。またこれらのオリゴマー、ポリマーでも良い。
【0056】
置換もしくは未置換のアシル基の具体例としては、ホルミル基、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、イソブチリル基、バレリル基、イソバレリル基、ピバロイル基、ラウロイル基、ミリストイル基、パルミトイル基、ステアロイル基、オキサリル基、マロニル基、スクシニル基、グルタリル基、アジポイル基、ピメロイル基、スベロイル基、アゼラオイル基、セバコイル基、アクリロイル基、プロピオロイル基、メタクリロイル基、クロトノイル基、イソクロトノイル基、オレオイル基、エライドイル基、マレオイル基、フマロイル基、シトラコノイル基、メサコノイル基、カンホロイル基、ベンゾイル基、フタロイル基、イソフタロイル基、テレフタロイル基、ナフトイル基、トルオイル基、ヒドロアトロポイル基、アトロポイル基、シンナモイル基、フロイル基、テノイル基、ニコチノイル基、イソニコチノイル基、グリコロイル基、ラクトイル基、グリセロイル基、タルトロノイル基、マロイル基、タルタロイル基、トロポイル基、ベンジロイル基、サリチロイル基、アニソイル基、バニロイル基、ベラトロイル基、ピペロニロイル基、プロトカテクオイル基、ガロイル基、グリオキシロイル基、ピルボイル基、アセトアセチル基、メソオキサリル基、メソオキサロ基、オキサルアセチル基、オキサルアセト基、レブリノイル基これらのアシル基にフッソ、塩素、臭素、ヨウ素などが置換しても良い。またこれらのオリゴマー、ポリマーでも良い。
【0057】
Rを上記置換基で置換し、4価金属がゲルマニウム、シリコンである有機金属化合物の一例として(化16)(化17)の有機金属化合物が上げられる。
【0058】
【化16】
Figure 0003936151
【0059】
【化17】
Figure 0003936151
【0060】
さらに、(化1)(化2)(化3)で表される物質はトルエン、キシレン等の芳香族有機溶剤、脂肪族有機溶剤に溶解することから、一般的な乾燥剤である、物理的乾燥剤、化学的有機溶剤等の乾燥剤を分散して装着出来るという作用・原理を有するものと推慮される。
【0061】
封止キャップ2の内面には乾燥手段としての乾燥剤膜7が成膜されている。乾燥剤膜7としては、以下に説明する幾つかの構成が考えられる。まず、(化1)(化2)(化3)その他の有機金属化合物で示される化合物のみからなる乾燥剤膜を構成することができる。この(化1)(化2)(化3)その他の有機金属化合物による乾燥剤膜7はn価金属を含有する有機金属化合物をトルエン、キシレン等の芳香族有機溶剤、脂肪族有機溶剤に溶解した溶液として得られることから、前記溶液を例えば、印刷法、スピンコート法、塗布法等により基板3の内面に塗布乾燥することで成膜される。
【0062】
また、乾燥剤膜7としては(化1)(化2)(化3)その他の有機金属化合物による乾燥剤膜中に無機系乾燥剤を含有させて形成する事も出来る。乾燥剤膜に含有させる乾燥剤としては、化学的に水分子を吸着(化学吸着)するもの、物理的に水分子を吸着(物理吸着)するもの、その他いずれの物でもよい。
【0063】
化学的に水分子を吸着(化学吸着)するものとしては、金属酸化物、硫酸塩、金属ハロゲン化物、過塩素酸塩、金属、の何れかを(化1)(化2)(化3)その他の有機金属化合物をトルエン、キシレン等の芳香族有機溶剤、脂肪族有機溶剤に溶解した溶液に分散して使用することによりさらに乾燥効果を高める事ができる。
【0064】
アルカリ金属酸化物としては、酸化ナトリウム(Na2O)、酸化カリウム(K2O)が挙げられ、アルカリ土類金属酸化物としては、酸化カルシウム(CaO)、酸化バリウム(BaO)、酸化マグネシウム(MgO)が挙げられる。前記硫酸塩としては、硫酸リチウム(Li2SO4)、硫酸ナトリウム(Na2SO4)、硫酸カルシウム(CaSO4)、硫酸マグネシウム(MgSO4)、硫酸コバルト(CoSO4)、硫酸ガリウム(Ga2(SO4) 3))、硫酸チタン(Ti(SO4) 2))、硫酸ニッケル(NiSO4)、等が挙げられる。これらの塩は無水塩が好適に用いられる。
【0065】
前記ハロゲン化合物としては、塩化カルシウム(CaCl2)、塩化マグネシウム(MgCl2)、塩化ストロンチウム(SrCl2)、塩化イットリウム(YCl3)、塩化銅(CuCl2)、ふっ化セシウム(CsF)、ふっ化タンタル(TaF5)、ふっ化ニオブ(NbF5)、臭化カルシウム(CaBr2)、臭化セリウム(CeBr2)、臭化セレン(SeBr4)、臭化バナジウム(VBr2)、臭化マグネシウム(MgBr2)、よう化バリウム(BaI2)、よう化マグネシウム(MgI2)等が挙げられる。これらの金属ハロゲン化物は無水塩が好適に用いられる。
【0066】
前記過塩素酸塩としては、過塩素酸バリウム(Ba(ClO4) 2)、過塩素酸マグネシウム(Mg(ClO4) 2)が挙げられる。これらの過塩素酸塩は無水塩が好適に用いられる。
【0067】
物理的に水分子を吸着(物理吸着)するものとしては、ゼオライト、シリカゲル、活性アルミナ、酸化チタン、カーボン、カーボンナノチューブ、フラーレン等の何れかと、(化1)(化2)(化3)その他の有機金属化合物を、トルエン、キシレン等の芳香族有機溶剤、脂肪族有機溶剤に溶解した溶液中に分散して使用することによりさらに乾燥効果を高める事ができる。
【0068】
基板2上に陽極、有機EL層、陰極を物理蒸着で成膜後、バッファー層としてCuPc等、保護層としてGeOを物理蒸着する。その上に(化1)(化2)(化3)その他の有機金属化合物から成る乾燥剤層を設け、非透湿層を設ける事が出来る。前記本願乾燥剤層にも前記化学乾燥剤、物理乾燥剤などの乾燥剤を分散させる事によりさらに乾燥効果を高める事ができる。
【0069】
前記の有機層(4a、4b、4c)に代えてポリビニルカルバゾール(PVK)等の高分子タイプ有機EL層を成膜した有機EL素子においても、同様な効果が得られる。
【0070】
前記の有機層(4a、4b、4c)に代えて有機太陽電池等の機能性有機化合物を使用した有機機能性素子においても、同様な効果が得られる。
【0071】
【実施例】
次に本発明の実施例を挙げさらに具体的に説明する。
(実施例1)
図1に示すように、有機EL素子1は、絶縁性及び透光性を有する矩形状のガラス基板からなる素子基板2を基部としている。図1において、素子基板2の上には、透明性を有する導電材料として、ITO膜による陽極5を200nm、スパッタ法により成膜した。更にフォトレジスト法によるエッチングで所定パターン形状にパターニングし陽極5を形成した。電極としての前記陽極5の一部は、素子基板2の端部まで引き出されて不図示の駆動回路に接続している。
【0072】
陽極5の上面に、抵抗加熱法により70nmの膜厚で形成されたホール注入層としての銅フタロシアニン(CuPc)有機層4aと、有機層4aの上面に30nmの膜厚で成膜されたホール輸送層としてのBis(N-(1-naphtyl-n-phenyl)benzidine(α-NPD)有機層4bと、有機層4bの上面に60nmの膜厚で成膜される発光層兼電子輸送層としてのトリス(8−キノリノラト)アルミニウム(Alq3)有機層4cを成膜した。次に陰極6としてAl−Liを共蒸着法により200nmの膜厚で成膜した。
陰極の一部は、素子基板2の端部まで引き出されて不図示の駆動回路に接続される。
以下有機EL素子の製造方法は同じである
【0073】
素子基板2の外周部には、アルミニウム オキサイド オクチレート(商品名 ホープ製薬製オリープ AOO)(化6)48重量%含有溶液のみを、水分を極力取り除いたドライエアによるドライ雰囲気中で塗布乾燥した。
【0074】
次に、封止キャップ3上に、(化1)で表される有機金属化合物の一つである、アルミニウム オキサイド オクチレート(商品名 ホープ製薬製オリープ AOO)(化6)48重量%含有溶液のみを、水分を極力取り除いたドライエアによるドライ雰囲気中で塗布乾燥した。以上により乾燥手段である透明な厚さ100μmの有機金属化合物からなる乾燥剤膜が完成する。尚、図1に示す様に、乾燥手段である有機金属化合物を、封止キャップを構成する板部材3一面に塗布しても良いが、封止部である紫外線硬化エポキシ樹脂領域を避けて塗布しても良い。
【0075】
該有機EL素子基板と、該封止キャップを、水分を極力取り除いたドライエアによるドライ雰囲気中で、対向させ紫外線硬化エポキシ樹脂で塗布乾燥して密封した。
次に、密封後水分との反応を進めるために100℃で1時間加熱した。
【0076】
この有機EL素子の発光部について、85℃、湿度85%の環境での加速寿命試験の結果ダークスポットの成長について顕微鏡観察したところ初期1μmであったダークスポット径は中央部で500時間経過後10μmまでしか成長していなかった。ダースポット径が10μm以下であれば目視では確認できず実用には問題ない。更に周辺部のダークスポットの発生成長も同様に効果があった。尚、加速寿命試験の500時間をかけない一般の寿命試験の数1000時間に相当すると思われる。(図5)
【0077】
(実施例2)有機EL素子の製造方法は実施例1とおなじである。図2(図1の封止キャップに深さ0.2〜0.25mmに凹部を設けた実施例)に基づいて以下に実施例有機EL素子21について説明する。乾燥雰囲気中で(化1)で表される有機金属化合物の一つである、アルミニウムオキサイド オクチレート(商品名 ホープ製薬製オリープ AOO)(化4)48重量%含有溶液のみを、深さ0.2〜0.25mmに凹部29を設けた封止キャップ23に塗布し、ホットプレート上で100℃〜120℃で加熱し、溶剤を揮発させ有機金属化合物を固着させる。その他は実施例1と同じである密封後水分との反応を進めるために100℃で1時間加熱した。
【0078】
この有機EL素子の発光部について、85℃、湿度85%の環境での加速寿命試験の結果ダークスポットの成長について顕微鏡観察したところ中央部において初期直径1μmであったダークスポットは、500時間経過後直径10μmまでしか成長していなかった。更に周辺部のダークスポットの発生成長も中央部と差異はなかった。(図5)
【0079】
(実施例3)本実施例では、実施例2の乾燥剤に化学的乾燥剤を併用した例である(図2)(図1の封止キャップに深さ0.2〜0.25mmに凹部を設けた実施例)。乾燥雰囲気中で(化2)で表される有機金属化合物の一つである、アルミニウムオキサイド オクチレート(商品名 ホープ製薬製オリープ AOO)(化6)48重量%含有溶液に重量比1対1の割合で化学的乾燥剤である酸化カルシウム(CaO)を分散させ、分散液を凹部29に塗布した以外は実施例1と同じである。
【0080】
この有機EL素子の発光部について、85℃、湿度85%の環境でのダークスポットの成長について顕微鏡観察したところ中央部において初期直径1μmであったダークスポットは、500時間経過後直径7μmまでしか成長していなかった。更に周辺部のダークスポットの発生成長も中央部と差異はなかった。(図5)
【0081】
(実施例4)本実施例では、実施例2の乾燥剤に物理的乾燥剤を併用した例である。乾燥雰囲気中で(化1)で表される有機金属化合物の一つである、アルミニウムオキサイド オクチレート(商品名 ホープ製薬製オリープ AOO)(化6)48重量%含有溶液に物理的乾燥剤であるゼオライトを重量比1対1の割合で分散させ、分散液を凹部29に塗布した以外以外は実施例1と同じである。
【0082】
この有機EL素子の発光部について、85℃、湿度85%の環境での加速寿命試験の結果ダークスポットの成長について顕微鏡観察したところ中央部において、初期直径1μmであったダークスポットは500時間経過後直径9μmまでしか成長していなかった。更に周辺部のダークスポットの発生成長も中央部と差異はなかった。(図5)
(実施例5)本実施例では、実施例5の乾燥剤に化学的乾燥剤と物理的乾燥剤を併用した例である。乾燥雰囲気中で(化1)で表される有機金属化合物の一つである、アルミニウムオキサイド オクチレート(商品名 ホープ製薬製オリープ AOO)(化6)48重量%含有溶液に化学的乾燥剤である酸化カルシウム(CaO)と物理的乾燥剤であるゼオライトを重量比2対1対1の割合で分散させ、分散液を凹部29に塗布した以外は実施例1と同じである。
【0083】
この有機EL素子の発光部について、85℃、湿度85%の環境でのダークスポットの成長について顕微鏡観察したところ中央部において初期直径1μmであった加速寿命試験の結果ダークスポットは500時間経過後直径7μmまでしか成長していなかった。更に周辺部のダークスポットの発生成長も中央部と差異はなかった。(図5)
【0084】
実施例6)電極と有機EL層を保護膜により保護する形態の有機EL素子について説明する。(図3)
基板32上に陽極35としてITOを150nm、ホール注入層34aとしてCuPcを20nm、ホール輸送層34bとしてα−NPDを30nm、電子輸送性発光層34cとしてAlqを50nm、電子注入層34dとしてフッ化リチウムを0.5nm、陰極36としてアルミニウムを200nm物理蒸着し、バッファー層38としてCuPcを500nm、保護層39としてGeOを1000nm物理蒸着した。さらに、ドライ雰囲気中でアルミニウム オキサイド オクチレート(商品名 ホープ製薬製オリープ AOO)(化6)48重量%含有溶液のみに前記積層体をディップ後乾燥して10μm装着して乾燥剤膜37を設けた後、非透湿層33(例えばエポキシ樹脂等)を印刷法で20μmの厚さで設けた。
【0085】
前記有機EL素子の発光部について、85℃、湿度85%の環境でのダークスポット径の成長について顕微鏡観察したところ初期1μmであったダークスポット加速寿命試験の結果は500時間経過後10μmまでしか成長していなかった。更に周辺部のダークスポットの発生成長も中央部と差異はなかった。(図5)
【0086】
(実施例7)本実施例では、実施例6の乾燥剤に化学的乾燥剤を併用した例である。乾燥剤は、乾燥雰囲気中で(化1)で表される有機金属化合物の一つである、アルミニウム オキサイド オクチレート(商品名 ホープ製薬製オリープ AOO)(化6)48重量%含有溶液に重量比1対1の割合で化学的乾燥剤である酸化カルシウム(CaO)を分散させた以外は実施例6と同じである。
【0087】
この有機EL素子の発光部について、85℃、湿度85%の環境での加速寿命試験の結果ダークスポットの成長について顕微鏡観察したところ初期1μmであったダークスポットは500時間経過後直径7μmまでしか成長していなかった。更に周辺部のダークスポットの発生成長も中央部と差異はなかった。(図5)
【0088】
(実施例8)本実施例では、実施例6の乾燥剤に物理的乾燥剤を併用した例である。乾燥剤は、乾燥雰囲気中で(化1)で表される有機金属化合物の一つである、アルミニウム オキサイド オクチレート(商品名 ホープ製薬製オリープ AOO)(化6)48重量%含有溶液に物理的乾燥剤であるゼオライトを重量比1対1の割合で分散させた以外は実施例6と同じである。
【0089】
この有機EL素子の発光部について、摂氏85度、湿度85%の環境での加速寿命試験の結果ダークスポット径の成長について顕微鏡観察したところ初期1μmであったダークスポットは500時間経過後9μmまでしか成長していなかった。更に周辺部のダークスポットの発生成長も中央部と差異はなかった。(図5)
【0090】
(実施例9)本実施例では、実施例6の乾燥剤に物理的乾燥剤と化学的乾燥剤を併用した例である。乾燥剤は、乾燥雰囲気中で(化1)で表される有機金属化合物の一つである、アルミニウム オキサイド オクチレート(商品名 ホープ製薬製オリープ AOO)(化4)48重量%含有溶液に物理的乾燥剤であるゼオライトと化学的乾燥剤であるCaOを重量比2対1対1の割合で分散させた以外は実施例6と同じである。
【0091】
この有機EL素子の発光部について、85℃、湿度85%の環境での加速寿命試験の結果ダークスポットの成長について観察したところ500時間経過後初期直径1μmであったダークスポットは直径7μmまでしか成長していなかった。更に周辺部のダークスポットの発生成長も特に差異はなかった。(図5)
【0092】
(比較例1)
比較例として、乾燥雰囲気中で、基板上に陽極としてITOを150nm、ホール注入層としてCuPcを20nm、ホール輸送層としてα−NPDを30nm、電子輸送性発光層としてAlq3を50nm、電子注入層としてフッ化リチウムを0.5nm、陰極としてアルミニウムを200nm物理蒸着した。
乾燥手段として凹部にCaOを設けた封止キャップを、前記有機EL積層体と対向する様にして、紫外線硬化型エポキシ樹脂で密封した。
【0093】
この有機EL素子の発光部について、85℃、湿度85%の環境での加速寿命試験の結果ダークスポット径の成長について顕微鏡観察したところ初期1μmであったダークスポットは500時間経過後11μmまで成長していた。有機EL素子周辺部の方が中央部よりもダークスポットの発生が多かった。(図5)
【0094】
(実施例10)
(化10)(ホープ製薬製Chelope-EH-2)のトルエン50wt%溶液を封止用ガラスの内面に塗布し、乾燥させた。この基板を用いて接着剤を用いて封止した。
その他は実施例1と同じである
その後、オーブンで100℃まで加熱し、素子内の水を吸着させた。この有機EL素子の発光状態を顕微鏡を用いて観察した。
その後、85℃、湿度85%の環境での加速寿命試験の結果ダークスポットの成長を確認した。100時間経過後、素子を取り出し同様に発光状態を、顕微鏡を用いて観察した。その結果、非発光部(ダークスポット)の成長はほとんど見られなかった。更に周辺部のダークスポットの発生成長も中央部と差異はなかった。(図6)
【0095】
(実施例11)(化11)(ホープ製薬製Chelope C10-2)を使用した以外は実施例10と同じである。その他は実施例1と同じである。
この有機EL素子の発光状態を顕微鏡を用いて観察した。その後、85℃、湿度85%の環境での加速寿命試験の結果ダークスポットの成長を確認した。100時間経過後、素子を取り出し同様に発光状態を顕微鏡を用いて観察した。その結果、非発光部(ダークスポット)の成長はほとんど見られなかった。更に周辺部のダークスポットの発生成長も中央部と差異はなかった。(図6)
【0096】
(実施例12)(化12)(ホープ製薬製Chelope C12-2) を使用した以外は実施例1と同じである。その他は実施例1と同じである。
この有機EL素子の発光状態を顕微鏡を用いて観察した。その後、85℃、湿度85%の環境での加速寿命試験の結果ダークスポットの成長を確認した。100時間経過後、素子を取り出し同様に発光状態を、顕微鏡を用いて観察した。その結果、非発光部(ダークスポット)の成長はほとんど見られなかった。更に周辺部のダークスポットの発生成長も中央部と差異はなかった。(図6)
【0097】
(比較例2)捕水剤は何も使用せず,封止を行った。その他は実施例1と同じである。(図6)
この有機EL素子の発光状態を顕微鏡を用いて観察した。その後、85℃、湿度85%の環境での加速寿命試験の結果ダークスポットの成長を確認した。100時間経過後、素子を取り出し同様に発光状態を、顕微鏡を用いて観察した。その結果、非発光部(ダークスポット)の成長が見られ,発光面積率は60%まで低下しており,200時間経過後では発光は全く見られなかった。
【0098】
次に、乾燥手段としてホープ製薬製Chelopeシリーズで有機金属化合物の中心金属を替えて実験を行った。
(実施例13)乾燥手段としての化13に示されるLa錯体溶液を封止用ガラスの内面に塗布し、乾燥させた。この基板を用いて接着剤を用いて封止した。その他は実施例1と同じである。その後、オーブンで100℃まで加熱し、素子内の水を吸着させた。この有機EL素子の発光状態を顕微鏡を用いて観察した。その後、85℃、湿度85%の環境での加速寿命試験の結果ダークスポットの成長を確認した。100時間経過後、素子を取り出し同様に発光状態を、顕微鏡を用いて観察した。その結果、非発光部(ダークスポット)の成長はほとんど見られなかった。更に周辺部のダークスポットの発生成長も中央部と差異はなかった。また、捕水剤無しの素子と比較して非発光部分の面積は小さかった。(図6)
実施例14から17および比較例3の結果を図6に示す。)(図6)
【0099】
(実施例14)乾燥手段としての捕水剤にホーフ゜製薬製Chelopeシリーズの中心金属をシリコン に替えた有機金属化合物(化17)を新たに合成した。あらかじめ、この材料をトルエンに溶解した。その他は実施例1と同じである。Si錯体溶液を封止用ガラスの内面に塗布し、乾燥させた。この基板を用いて接着剤を用いて封止した。その後、オーブンで100℃まで加熱し、素子内の水を吸着させた。この有機EL素子の発光状態を顕微鏡を用いて観察した。その後、85℃、湿度85%の環境での加速寿命試験の結果ダークスポットの成長を確認した。100時間経過後、素子を取り出し同様に発光状態を、顕微鏡を用いて観察した。その結果、非発光部(ダークスポット)の成長はほとんど見られなかった。(図7)また、La錯体よりは捕水材としての効果は劣るものの、捕水剤無しの素子と比較して非発光部分の面積は小さかった。更に周辺部のダークスポットの発生成長も中央部と差異はなかった。
【0100】
(実施例15)乾燥手段としての捕水剤にホープ製薬製Chelopeシリーズの中心金属をイットリウム に替えた有機金属化合物(化14)を新たに合成した。その他は実施例1と同じである。次に真空を解除し、乾燥窒素中で封止を行った。Y錯体溶液を封止用ガラスの内面に塗布し、乾燥させた。この基板を用いて接着剤を用いて封止した。その後、オーブンで100℃まで加熱し、素子内の水を吸着させた。この有機EL素子の発光状態を顕微鏡を用いて観察した。その後、85℃、湿度85%の環境での加速寿命試験の結果ダークスポットの成長を確認した。100時間経過後、素子を取り出し同様に発光状態を観察した。その結果、非発光部(ダークスポット)の成長はほとんど見られなかった。また、La錯体よりは捕水剤としての効果は劣るものの、捕水剤無しの素子と比較して非発光部分の面積は小さかった。更に周辺部のダークスポットの発生成長も中央部と差異はなかった。(図7)
【0101】
(実施例16)乾燥手段としての捕水剤にホープ製薬製Chelopeシリーズの中心金属をゲルマニウム に替えた有機金属化合物(化16)を新たに合成した。その他は実施例1と同じである。次に真空を解除し、乾燥窒素中で封止を行った。Ge錯体溶液を封止用ガラスの内面に塗布し、乾燥させた。この基板を用いて接着剤を用いて封止した。その後、オーブンで100℃まで加熱し、素子内の水を吸着させた。この有機EL素子の発光状態を観察した。その後、85℃、湿度85%の環境での加速寿命試験の結果ダークスポットの成長を確認した。100時間経過後、素子を取り出し同様に発光状態を観察した。その結果、非発光部(ダークスポット)の成長はほとんど見られなかった。更に周辺部のダークスポットの発生成長も中央部と差異はなかった。また、La錯体よりは捕水剤としての効果は劣るものの、捕水剤無しの素子と比較して非発光部分の面積は小さかった。(図7)
【0102】
(実施例17)乾燥手段としての捕水剤にホープ製薬製Chelopeシリーズの中心金属をガリウムに替えた有機金属化合物(化15)を新たに合成した。ガリウム錯体溶液を封止用ガラスの内面に塗布し、乾燥させた。この基板を用いて接着剤を用いて封止した。その他は実施例1と同じである。その後、オーブンで100℃まで加熱し、素子内の水を吸着させた。この有機EL素子の発光状態を顕微鏡を用いて観察した。その後、85℃、湿度85%の環境での加速寿命試験の結果ダークスポットの成長を確認した。100時間経過後、素子を取り出し同様に発光状態を観察した。その結果、非発光部(ダークスポット)の成長はほとんど見られなかった。また、La錯体よりは捕水剤としての効果は劣るものの、捕水剤無しの素子と比較して非発光部分の面積は小さかった。(図7)
【0103】
(比較例3)比較例として捕水剤は何も使用せず,封止を行った。その他は実施例1と同じである。 この有機EL素子の発光状態を観察した。その後、85℃・85%の高温高湿度雰囲気に入れ、捕水効果の確認を行った。100時間経過後、素子を取り出し同様に発光状態を観察した。その結果、非発光部(ダークスポット)の成長が見られ,発光面積率は60%まで低下しており,240時間経過後では発光は全く見られなかった。実施例14から実施例17および比較例3の結果を下のグラフに示す。(図7)
【0104】
【発明の効果】
以上に詳述した通り、本発明により以下の効果があった。
▲1▼ 有機EL素子のダークスポットに発生・成長を防止する新たな材料を見出した。
▲2▼ 本発明による乾燥手段は実装時において、液状であり容易に膜状に形成できるため取り扱いが容易であり産業上極めて大きな効果がある。
▲3▼ 本発明による乾燥手段はその他の化学的乾燥剤とともに併用する事によりさらに効果を高める事が出来ることから、産業上極めて大きな効果がある。
▲4▼ 本発明による乾燥手段はその他の物理的乾燥剤とともに併用する事によりさらに効果を高める事が出来ることから、産業上極めて大きな効果がある。
▲5▼ 本発明による乾燥手段は有機EL素子の周囲に自由に載置出来るため有機EL素子周辺部のダークスポットの発生・成長を防止する事が出来る事から、産業上極めて大きな効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施の形態を示す側断面図
【図2】本発明による実施の形態を示す側断面図
【図3】本発明による実施の形態を示す側断面図
【図4】従来の有機ELの構成を示す側断面図
【図5】本発明のダークスポットの成長を示すグラフ
【図6】本発明のダークスポットの成長を示すグラフ
【図7】本発明のダークスポットの成長を示すグラフ
【符号の説明】
1、21、31、41 …有機EL素子、
2、22、32、42 …基板
3、23、43 …………封止キャップ
33、…………………………防湿層
4、24、34、44 …有機EL層
5、25、35、45 …陽極
6、26、36、46 …陰極
7、27、37、47………乾燥手段
8、28、48 …………乾燥手段
29 ………………………凹部
33 ………………………防湿手段
38 ………………………バッファー層
39 ………………………保護層
49 ………………………凹部
50 ………………………シート状の蓋

Claims (6)

  1. 絶縁性の素子基板と、前記素子基板に下部電極、発光層を含む有機EL層及び上部電極が順次積層形成して成る積層膜と、前記積層膜を内包して前記素子基板と封止用カバーからなる気密容器内に封止される有機EL素子に於いて、
    (化1)で示される有機金属化合物を含む乾燥剤膜が前記気密容器内面に前記発光層と離間して形成されていることを特徴とする有機EL素子。
    Figure 0003936151
    (式中、Rは炭素数1個以上のアルキル基,アリール基,シクロアルキル基,複素環基,アシル基を含む有機基を示し、Mは3価の金属原子を示し、nは重合度を示す1以上の整数。)
  2. 絶縁性の素子基板と、前記素子基板に下部電極、発光層を含む有機EL層及び上部電極が順次積層形成して成る積層膜と、前記積層膜を内包して前記素子基板と封止用カバーからなる気密容器内に封止される有機EL素子に於いて、
    (化2)で示される有機金属化合物を含む乾燥剤膜が前記気密容器内面に前記発光層と離間して形成されていることを特徴とする有機EL素子。
    Figure 0003936151
    (式中、R1〜R3、R5は炭素数1個以上のアルキル基,アリール基,シクロアルキル基,複素環基,アシル基を含む有機基を示し、Mは3価の金属原子を示す。)
  3. 絶縁性の素子基板と、前記素子基板に下部電極、発光層を含む有機EL層及び上部電極が順次積層形成して成る積層膜と、前記積層膜を内包して前記素子基板と封止用カバーからなる気密容器内に封止される有機EL素子に於いて、
    (化3)で示される有機金属化合物を含む乾燥剤膜が前記気密容器内面に前記発光層と離間して形成されていることを特徴とする有機EL素子。
    Figure 0003936151
    (式中、R1、R3、R4は炭素数1個以上のアルキル基,アリール基,シクロアルキル基,複素環基,アシル基を含む有機基を示し、Mは4価の金属原子を示す。)
  4. 絶縁性の素子基板と、前記素子基板に下部電極、発光層を含む有機EL層及び上部電極が順次積層形成して成る積層膜と、前記積層膜を内包して前記素子基板と封止用カバーからなる気密容器内に封止される有機EL素子に於いて、
    (化6)(化7)(化8)から選ばれた有機金属化合物を含む乾燥剤膜が前記気密容器内面に前記発光層と離間して形成されていることを特徴とする有機EL素子。
    Figure 0003936151
    Figure 0003936151
    Figure 0003936151
  5. 前記有機EL層を覆う保護部材の上面に乾燥剤膜が配設されて被覆していることを特徴とする請求項1〜請求項に記載の有機EL素子。
  6. 請求項1〜請求項に記載の乾燥剤膜に無機系乾燥剤が混入されたことを特徴とする有機EL素子。
JP2001101437A 2000-05-08 2001-03-30 有機el素子 Expired - Lifetime JP3936151B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001101437A JP3936151B2 (ja) 2000-05-08 2001-03-30 有機el素子
TW090110686A TW504944B (en) 2000-05-08 2001-05-02 Organic EL element
GB0111018A GB2368192B (en) 2000-05-08 2001-05-04 Organic el element
US09/848,319 US6656609B2 (en) 2000-05-08 2001-05-04 Organic EL element
KR10-2001-0024845A KR100465042B1 (ko) 2000-05-08 2001-05-08 유기 el소자

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000134747 2000-05-08
JP2000-134747 2000-05-08
JP2001101437A JP3936151B2 (ja) 2000-05-08 2001-03-30 有機el素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002033187A JP2002033187A (ja) 2002-01-31
JP3936151B2 true JP3936151B2 (ja) 2007-06-27

Family

ID=26591483

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001101437A Expired - Lifetime JP3936151B2 (ja) 2000-05-08 2001-03-30 有機el素子

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6656609B2 (ja)
JP (1) JP3936151B2 (ja)
KR (1) KR100465042B1 (ja)
GB (1) GB2368192B (ja)
TW (1) TW504944B (ja)

Families Citing this family (75)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7198832B2 (en) * 1999-10-25 2007-04-03 Vitex Systems, Inc. Method for edge sealing barrier films
US20100330748A1 (en) 1999-10-25 2010-12-30 Xi Chu Method of encapsulating an environmentally sensitive device
JP4770013B2 (ja) * 2000-10-13 2011-09-07 ソニー株式会社 表示装置及びその製造方法
US7178927B2 (en) * 2000-11-14 2007-02-20 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electroluminescent device having drying agent
JP4023655B2 (ja) * 2001-11-07 2007-12-19 双葉電子工業株式会社 透明膜状乾燥剤及び透明液状乾燥剤
JP2003168555A (ja) * 2001-11-29 2003-06-13 Sumitomo Electric Ind Ltd エレクトロルミネッセンス表示装置
SG143063A1 (en) 2002-01-24 2008-06-27 Semiconductor Energy Lab Light emitting device and method of manufacturing the same
JP3977669B2 (ja) * 2002-03-07 2007-09-19 双葉電子工業株式会社 有機el素子
EP1343206B1 (en) 2002-03-07 2016-10-26 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Light emitting apparatus, electronic apparatus, illuminating device and method of fabricating the light emitting apparatus
KR100941129B1 (ko) * 2002-03-26 2010-02-09 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 발광장치 및 그의 제조방법
US8808457B2 (en) 2002-04-15 2014-08-19 Samsung Display Co., Ltd. Apparatus for depositing a multilayer coating on discrete sheets
US8900366B2 (en) 2002-04-15 2014-12-02 Samsung Display Co., Ltd. Apparatus for depositing a multilayer coating on discrete sheets
KR100474001B1 (ko) * 2002-08-14 2005-03-10 엘지.필립스 엘시디 주식회사 듀얼패널타입 유기전계발광 소자 및 그의 제조방법
KR100858803B1 (ko) * 2002-08-23 2008-09-17 삼성에스디아이 주식회사 유기전계발광 표시장치
TWI304706B (ja) * 2002-08-30 2008-12-21 Au Optronics Corp
US7224116B2 (en) 2002-09-11 2007-05-29 Osram Opto Semiconductors Gmbh Encapsulation of active electronic devices
US20040048033A1 (en) * 2002-09-11 2004-03-11 Osram Opto Semiconductors (Malaysia) Sdn. Bhd. Oled devices with improved encapsulation
US6887733B2 (en) * 2002-09-11 2005-05-03 Osram Opto Semiconductors (Malaysia) Sdn. Bhd Method of fabricating electronic devices
US7193364B2 (en) * 2002-09-12 2007-03-20 Osram Opto Semiconductors (Malaysia) Sdn. Bhd Encapsulation for organic devices
US20040091741A1 (en) * 2002-10-25 2004-05-13 Hsien-Chang Lin Organic electroluminescent device and method for manufacturing the same
US7648925B2 (en) 2003-04-11 2010-01-19 Vitex Systems, Inc. Multilayer barrier stacks and methods of making multilayer barrier stacks
US20040238846A1 (en) * 2003-05-30 2004-12-02 Georg Wittmann Organic electronic device
JP3817235B2 (ja) 2003-06-17 2006-09-06 双葉電子工業株式会社 捕水剤及び有機el素子
KR20060113884A (ko) * 2003-08-05 2006-11-03 테크니체 우니베르시테트 브라운츠바이그 차롤오-빌헬미나 친유성의, 선형 또는 이차원적 다환 방향족을 포함하는층의 방지층 또는 봉지로서의 사용 및 이런 유형의 층으로구성되며 유기 중합체를 포함하는 전기 부품
KR100544126B1 (ko) * 2003-08-26 2006-01-23 삼성에스디아이 주식회사 유기 전계 발광 소자 및 그 제조방법
KR100544127B1 (ko) * 2003-08-27 2006-01-23 삼성에스디아이 주식회사 수분 흡수층을 구비한 유기 전계 발광 표시 장치
KR100544128B1 (ko) * 2003-08-28 2006-01-23 삼성에스디아이 주식회사 다공성 물질층을 구비한 유기 전계 발광 표시 장치
KR100544131B1 (ko) * 2003-09-03 2006-01-23 삼성에스디아이 주식회사 유기 전계 발광 소자 및 그 제조방법
TWI255153B (en) * 2003-10-20 2006-05-11 Hitachi Displays Ltd Organic EL display device
US20050238803A1 (en) * 2003-11-12 2005-10-27 Tremel James D Method for adhering getter material to a surface for use in electronic devices
US20060283546A1 (en) * 2003-11-12 2006-12-21 Tremel James D Method for encapsulating electronic devices and a sealing assembly for the electronic devices
US7685783B2 (en) * 2004-01-30 2010-03-30 Certainteed Corporation Kit of parts for band joist insulation and method of manufacture
JP2005235403A (ja) * 2004-02-17 2005-09-02 Hitachi Displays Ltd 有機・el表示装置
KR100647598B1 (ko) * 2004-04-06 2006-11-23 삼성에스디아이 주식회사 유기 전계 발광 소자 및 그 제조방법
JP5062648B2 (ja) * 2004-04-08 2012-10-31 双葉電子工業株式会社 有機el素子用水分吸収剤
DE102004024676A1 (de) * 2004-05-18 2005-12-15 Süd-Chemie AG Filmförmige sorbenshaltige Zusammensetzungen
US7316756B2 (en) 2004-07-27 2008-01-08 Eastman Kodak Company Desiccant for top-emitting OLED
JP4573240B2 (ja) * 2004-08-03 2010-11-04 セイコーエプソン株式会社 ラインヘッド及びこれを備えた画像形成装置
US20060060086A1 (en) * 2004-09-21 2006-03-23 Eastman Kodak Company Desiccant having a reactive salt
US20070271808A9 (en) * 2004-09-21 2007-11-29 Eastman Kodak Company Lewis acid organometallic desiccant
US20060087230A1 (en) * 2004-10-22 2006-04-27 Eastman Kodak Company Desiccant film in top-emitting OLED
US20060093795A1 (en) * 2004-11-04 2006-05-04 Eastman Kodak Company Polymeric substrate having a desiccant layer
WO2006070449A1 (ja) * 2004-12-28 2006-07-06 Osaka Gas Co., Ltd. 生産活動管理システム
JP5596250B2 (ja) * 2005-03-02 2014-09-24 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 湿気反応性組成物及び有機el素子
JP4717670B2 (ja) 2005-03-24 2011-07-06 双葉電子工業株式会社 乾燥剤及びこれを用いた電界発光素子。
US7767498B2 (en) 2005-08-25 2010-08-03 Vitex Systems, Inc. Encapsulated devices and method of making
US8173995B2 (en) 2005-12-23 2012-05-08 E. I. Du Pont De Nemours And Company Electronic device including an organic active layer and process for forming the electronic device
JP5213303B2 (ja) * 2006-01-17 2013-06-19 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 光硬化性吸湿性組成物及び有機el素子
CN101426856B (zh) 2006-04-18 2012-11-21 小松精练株式会社 热熔型构件以及有机el显示面板
JP5801522B2 (ja) * 2006-08-31 2015-10-28 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 湿気反応性組成物及び有機el素子
JP4274219B2 (ja) 2006-09-27 2009-06-03 セイコーエプソン株式会社 電子デバイス、有機エレクトロルミネッセンス装置、有機薄膜半導体装置
CN101165937A (zh) * 2006-10-18 2008-04-23 清华大学 有机复合物p-n结及其制备方法以及应用该p-n结的有机复合物二极管
KR100846597B1 (ko) * 2007-01-24 2008-07-16 삼성에스디아이 주식회사 함불소 화합물 및 탄소계 화합물을 포함하는 유기 발광소자
US7812531B2 (en) 2007-07-25 2010-10-12 Global Oled Technology Llc Preventing stress transfer in OLED display components
JP5348869B2 (ja) * 2007-10-17 2013-11-20 小松精練株式会社 有機電子デバイス用ホットメルト型部材、バリアフィルム封止部材、それらを用いた有機電子デバイス封止パネル
JP4920548B2 (ja) 2007-10-31 2012-04-18 株式会社 日立ディスプレイズ 表示装置
KR100981969B1 (ko) * 2008-08-18 2010-09-13 삼성모바일디스플레이주식회사 유기 발광 소자
TWI503169B (zh) * 2009-08-21 2015-10-11 Kolon Inc 吸收劑及包含該吸收劑的光學元件用鈍化層
KR20120002365A (ko) * 2010-06-30 2012-01-05 코오롱인더스트리 주식회사 흡습제 및 이를 포함하는 광학소자용 보호막
JP2012038660A (ja) * 2010-08-10 2012-02-23 Futaba Corp 捕水剤及びこれを用いた有機電子デバイス
DE102011052509B4 (de) 2010-08-10 2015-01-08 Futaba Corp. Wasser-Aufnahmemittel und eine organoelektrische Vorrichtung, die das Wasser-Aufnahmemittel darin enthält
KR101238215B1 (ko) 2010-12-27 2013-03-04 웅진케미칼 주식회사 유기전계 발광소자용 충전제 및 이를 활용한 유기전계 발광장치
KR20140048225A (ko) * 2011-08-05 2014-04-23 미쓰비시 가가꾸 가부시키가이샤 유기 일렉트로 루미네선스 발광 장치 및 그 제조 방법
DE102012200273A1 (de) * 2012-01-11 2013-07-11 Robert Bosch Gmbh Elektronisches Bauteil mit korrosionsgeschützter Bondverbindung und Verfahren zur Herstellung des Bauteils
JP5889174B2 (ja) * 2012-01-31 2016-03-22 双葉電子工業株式会社 乾燥剤及びこれを用いた有機el素子
WO2014074606A1 (en) * 2012-11-06 2014-05-15 University Of Pittsburgh-Of The Commonwealth System Of Higher Education Adjustable liposuction cannula
KR101837259B1 (ko) * 2013-03-29 2018-03-09 후루카와 덴키 고교 가부시키가이샤 유기 전자 디바이스용 소자 밀봉용 수지 조성물, 유기 전자 디바이스용 소자 밀봉용 수지 시트, 유기 일렉트로루미네센스 소자, 및 화상 표시 장치
JP6002075B2 (ja) * 2013-04-09 2016-10-05 双葉電子工業株式会社 錯化合物、乾燥剤、封止構造及び有機el素子
JP5667282B1 (ja) 2013-12-27 2015-02-12 古河電気工業株式会社 有機電界発光素子用充填材料及び有機電界発光素子の封止方法
JP5667281B1 (ja) 2013-12-27 2015-02-12 古河電気工業株式会社 有機電界発光素子用充填材料及び有機電界発光素子の封止方法
JP6317624B2 (ja) * 2014-05-22 2018-04-25 双葉電子工業株式会社 乾燥剤、封止構造及び有機el素子
FR3061404B1 (fr) * 2016-12-27 2022-09-23 Packaging Sip Procede de fabrication collective de modules electroniques hermetiques
JP6762912B2 (ja) 2017-06-26 2020-09-30 双葉電子工業株式会社 有機el表示装置
WO2019202837A1 (ja) * 2018-04-16 2019-10-24 信越化学工業株式会社 有機el用透明乾燥剤及びその使用方法
JP7342882B2 (ja) * 2018-11-30 2023-09-12 コニカミノルタ株式会社 封止方法、封止層、封止層形成用の混合液、封止層の製造方法及び半導体装置

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0114258A1 (en) * 1982-11-30 1984-08-01 Kabushiki Kaisha Toshiba Resin encapsulation type photo-semiconductor devices
JPS5999782A (ja) * 1982-11-30 1984-06-08 Toshiba Corp 樹脂封止型発光装置及びその製造法
US4560716A (en) * 1983-08-30 1985-12-24 Kabushiki Kaisha Toyota Chuo Kenkyusho Rust preventing epoxy resin compositions
JPS60224250A (ja) * 1984-04-20 1985-11-08 Toshiba Chem Corp 樹脂封止形発光装置
JPS61160981A (ja) * 1985-01-08 1986-07-21 Toshiba Silicone Co Ltd 樹脂封止型発光装置及びその製造方法
US5268145A (en) * 1988-09-01 1993-12-07 Tdk Corporation Chemical substance-sensing element
JPH04132778A (ja) * 1990-09-21 1992-05-07 Toyo Ink Mfg Co Ltd 印刷インキ
JPH04249590A (ja) * 1990-12-28 1992-09-04 Nissha Printing Co Ltd 分散型エレクトロルミネッセンスシート
JPH04255693A (ja) * 1991-02-06 1992-09-10 Nissha Printing Co Ltd 分散型エレクトロルミネッセンスシートとその製造方法
JP3325942B2 (ja) * 1992-06-17 2002-09-17 株式会社東芝 電場発光蛍光体およびそれを用いたelパネル
JP3274527B2 (ja) * 1992-09-22 2002-04-15 株式会社日立製作所 有機発光素子とその基板
JPH10147724A (ja) * 1996-11-19 1998-06-02 Kao Corp 高吸水性樹脂組成物
US5990615A (en) * 1997-02-03 1999-11-23 Nec Corporation Organic electroluminescent display with protective layer on cathode and an inert medium
US6111357A (en) * 1998-07-09 2000-08-29 Eastman Kodak Company Organic electroluminescent display panel having a cover with radiation-cured perimeter seal
JP2000113990A (ja) * 1998-10-07 2000-04-21 Tdk Corp 有機el素子および有機el表示装置
JP2000324407A (ja) * 1999-05-10 2000-11-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR20010102945A (ko) 2001-11-17
US20020015818A1 (en) 2002-02-07
GB2368192B (en) 2004-06-23
TW504944B (en) 2002-10-01
GB2368192A (en) 2002-04-24
US6656609B2 (en) 2003-12-02
GB0111018D0 (en) 2001-06-27
JP2002033187A (ja) 2002-01-31
KR100465042B1 (ko) 2005-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3936151B2 (ja) 有機el素子
JP3977669B2 (ja) 有機el素子
JP4023655B2 (ja) 透明膜状乾燥剤及び透明液状乾燥剤
JP3936170B2 (ja) トップエミッションタイプ有機el素子
JP5889174B2 (ja) 乾燥剤及びこれを用いた有機el素子
KR101203260B1 (ko) 포수제와 이를 이용한 유기 전자 디바이스
JP6317624B2 (ja) 乾燥剤、封止構造及び有機el素子
JP2012038660A (ja) 捕水剤及びこれを用いた有機電子デバイス
JP2000003783A (ja) 有機el表示装置
JP2001057287A (ja) 有機el素子
JP5580690B2 (ja) 捕水剤及びこれを用いた有機電子デバイス
JP3411864B2 (ja) 有機el表示装置
JP3795556B2 (ja) 有機el素子の封止方法および有機el素子
JP6438776B2 (ja) 化合物、乾燥剤、封止構造及び有機el素子
JP4254179B2 (ja) 有機el用捕水剤及び有機el素子
JP4156448B2 (ja) 捕水剤及び有機el素子
JP2000277254A (ja) 有機el素子
JP2008141000A (ja) 有機発光素子
CN100471351C (zh) 有机电荧光元件
JP4307793B2 (ja) 発光素子の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040325

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060801

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061002

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061128

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070313

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070322

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3936151

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100330

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110330

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110330

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120330

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120330

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130330

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130330

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140330

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term