JP4717670B2 - 乾燥剤及びこれを用いた電界発光素子。 - Google Patents

乾燥剤及びこれを用いた電界発光素子。 Download PDF

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Description

本発明は、気密容器内に封入された電子部品の容器内に載置されて水分を長期にわたって吸収する乾燥剤に関するものである。
更に、前記乾燥剤を使用して長期にわたって水分や酸素等の影響が無く安定した発光を維持出来る薄型の電界発光素子を高い信頼性で量産を可能とした改良技術に関するものである。
気密容器内に封入された電子部品である電界発光素子は、気密容器内に一対の電極間に発光層を挟持した構成をとっている。発光層が蛍光性有機物を主体として構成される有機電界発光素子(以下有機EL素子という)と、無機蛍光体を主体として構成される無機電界発光素子(以下無機EL素子という)がある。
蛍光性有機物を主体として構成される有機EL素子は蛍光性有機化合物を含む薄膜である有機発光層を陽極と陰極の間に挟んだ積層体の発光部(素子部)を有し、前記蛍光性有機化合物を含む薄膜に正孔(ホール)及び電子を注入して再結合させる事により励起子(エキシトン)を発生させ、この励起子が失活する際の光の放出(蛍光・燐光)を利用する自発光素子である。
無機蛍光体を主体として構成される無機EL素子は、一般に基板上面に形成した下部電極、無機蛍光性を含む無機発光層、誘電体、上部電極が積層され、前記電極間に高周波電圧を印加して発光させている。
有機EL素子並びに無機EL素子(以下併せてEL素子という)は、気密容器内の水分を極微量にして封止されている。前記EL素子は微量の水分が特性に悪影響を及ぼす事から、水分を吸収及び/又は除去する乾燥剤が気密容器内に配設されている。前記乾燥剤は、前記気密容器に封止されたEL素子の水分を捕獲して保持する事から捕水剤と呼ばれる事が多い。従って以下の説明に於いて、EL素子に使用する乾燥剤の用語として捕水剤を使用する。
以下、有機EL素子に使用した捕水剤の実施例について説明する。
有機EL素子の素子部は一般に水分に非常に弱いため、素子が外部に触れる事が無いように、素子部はガラスや金属などで構成された気密容器内に密閉される。
具体的には、ガラス等の基板に素子部を積層形成し、当該基板の素子側からガラスや金属などで構成された封止キャップを被せて前記基板に貼り合わせてシールし、該基板と該封止キャップで構成した気密容器内に素子部を封入する。
そして、この素子内には、水分を捕らえる為の酸化バリウム(BaO)や酸化カルシウム(CaO)等の捕水剤を封入する。これにより、素子部等に付着している水分や気密容器内部の雰囲気中に含まれる水分、又は気密容器外からシール部を通って内部に侵入する水分を捕らえられるとされている(例えば特許文献1)。
図1は、有機EL素子の構造の一例を示す断面図であり、ガラス製の素子基板1の上には、ITO等の透明導電膜からなる陽極2と、有機層3(有機層には有機発光層が含まれる)と陰極4とが積層されて素子部が形成され、その上から金属等を成型してなる封止キャップ5を被せて素子を覆い、素子基板1に接着剤6で接着して気密容器が構成されている。
陽極2と陰極4は気密容器のシール部分(接着剤6)を気密に貫通して外部に導出されて素子部の駆動が出来る様になっている。
封止キャツプ5は凹部7が形成されており、この凹部7内には捕水剤8として粉末状のBaOが詰め込まれ、水分透過性フィルムで蓋がれている。この例では、有機層3の発光は陽極2及びガラス製の素子基板1を介して図中下方に向けて透過する。
図2は、図1における金属製の封止キャップに替えて、素子部と対向するガラス板の片面側にサンドブラストやエッチングによるザクリ加工で凹部10を形成したものである。
このガラス製の、封止基板11の凹部10の内面には、CaO粉末を水分透過剤でパッキングした捕水剤12や、シール状の捕水剤を貼り付けてある。
その他の構成は図1に示した例と同様である。この例では、有機層3の発光は陽極2及び素子基板1を介して図中下方向に向けて透過する。
一方、捕水剤12として例えば化学式(化1)に示す透過性の有機金属化合物単体を使用し、陰極を透光としたときは封止基板側から透過することも可能である(例えば特許文献2、3)。
図3は、図1における金属製の封止キャップ5や、図2に示すガラス製の封止基板11に替えて、平板状のガラスからなる封止基板13を用いるトップエミッションタイプの有機EL素子である。
ガラス製の素子基板1の上には、陽極2と、有機層3と、光透過型の陰極14が積層されて素子部が形成され、更にその上から無機水分バリア層15が積層形成されて素子部が形成される。その上には接着剤層を介して平板ガラス状の封止基板13が接着されており、ともに平板状である素子基板1と封止基板13の間は空間の無い完全固体封止構造とされている。そして、接着剤層16の周囲には、UV硬化型シール剤17(エポキシシール剤)が設けられており、素子基板1と封止基板13の間に接着剤層16を封止している。この例では、有機層3の発光は陰極14、接着剤層16、及び封止基板13を介して図中上方に向けて透過する(例えば特許文献4)。
特開平9−148066号公報 特開2002−33187号公報 特開2003−144830号公報 特開2002−231443号公報
図1及び図2に示した有機EL素子では、素子基板1上の素子部を封止する金属製の封止キャップ5にプレス成型等で凹部7を形成し、又はガラス製の封止基板11にザクリ加工により凹部10を形成し、有機EL素子の捕水剤として使用する乾燥剤である粉末状のBaOやCaO、又はこれら粉末状のBaOやCaOを用いてシート状にした捕水剤を前記凹部7、10内に設けることとされていた。
ここで、必要量の粉末状の前記捕水剤を凹部7、10内に充填すると、その厚さは最低でも0.2mm程度と成る為、凹部7、10の深さは少なくとも0.3〜0.5mm程度必要である。従って封止基板11(封止キャップ5)の厚さも大きくなり、有機EL素子全体としての厚さも厚くなるという問題があった。
有機ELに使用される捕水剤として使用するBaOやCaOは粉末状であることから、封入する際に飛散をし易い。この為、BaO,CaO粉末の飛散を押える為に作業性がわるく、自動化も困難であった。更に、前記BaO,CaO粉末がシールの塗布エリアに付着するとシールの塗布強度が低下するという問題があった。
また、図3に示した有機EL素子は、陽極2側である素子基板1の表面にTFT回路が形成され、その上に素子部が積層形成されている。このため、素子部の有機層3の発光は陽極側から取り出せ無い。従って、前述したように陰極側から封止基板13を介して取り出す構成となっている。
一方、捕水剤として使用される粉末状のBaOやCaO又は前記粉末状のBaOやCaOを用いたシート状の捕水剤は透明でない。このため、図3に示した有機EL素子は発光取り出し側である陰極14の上にこれらの捕水剤を配置することは出来ない。
捕水剤12として例えば文献2に記載の(化1)に示す透過性の有機金属化合物単体を有機溶媒に溶解して、図2のガラス製の封止基板11にザクリ加工で凹部10を内面に形成して捕水剤として使用されている。しかしながら、前記有機金属化合物を使用した捕水剤剤も、捕水能力の向上が要望されている。
Figure 0004717670
本発明は上述した課題を克服するために成されたものであり、従来の粉末タイプの捕水剤よりも速く水分と反応する等の捕水能力の向上した新たな捕水剤を提供することを課題とする。併せて、前記捕水剤を使用することにより、長期にわたって水分や酸素の影響が無く安定した発光特性を維持出来る薄型の電界発光素子の量産を可能とすることを課題としている。
本願発明者は、単量体である従来の乾燥剤としての捕水剤(化1)よりも、捕水効果を高めることを目的として分子構造を見直した。
即ち、前記(化1)が水との反応を起こり易くするために、前記(化1)を酸素分子により連結させることで捕水(乾燥)効果が高められるものと推慮した。
(化1)
Figure 0004717670
本発明は、発光素子の信頼性を向上させるものであり、その一般式を(化5)に示す。Mは、3価金属を示す。
(化5)
Figure 0004717670
このような2量体の分子構造にすることで、分子にねじれが生じて分子が架橋部の酸素を攻撃し易くなる。一方これまでの捕水剤化学式(化1)は、単独では周囲に疎水性の置換基があるため、水分子が近づき難い。従って、水との反応が起こり難くので捕水(乾燥)能力が低くなってしまう。
ここで,水と(化5)の反応式を化学式(化6)に示す。
(化6)
Figure 0004717670
(化1)の2量体である化学式(化5)は前記(化6)に示す様に、水と反応して反応式(A)に示す単量体の6員環になる。この反応により(化5)は水を吸収して捕水剤(乾燥剤)として作用する。Mは、3価金属を示す。(反応式(A))
更に、前記(化6)に示すように六員環が水と反応する。完全に反応が進むと3価金属Mの水酸化物である、M(OH)が生成する。この反応により更に、(化1)は水を吸収して捕水剤(乾燥剤)として作用する。
また、3量体、4量体、5量体以上の多量体でも同様に水との反応が進み、捕水(乾燥)効果が増す。(反応式(B))
3量体として、

(化7)
Figure 0004717670
Mは、3化金属を示す。

4量体として、
(化8)
Figure 0004717670
Mは、3化金属を示す。

4量体として、
(化9)
Figure 0004717670
Mは、3化金属を示す。
このような多量体の分子構造にすることで、分子にねじれが生じて水分子が架橋部の酸素を攻撃し易くなる。一方、従来の捕水剤(乾燥剤)の化学式(化1)は、周囲に疎水性の置換基があるため、水分子が近づき難い。従って、水との反応が起こり難いので捕水能力が低くなってしまうときがある。
前記化学式(化2)(化3)(化4)その他の3価金属Mの化合物を酸素分子により複数結合した各種の多量体の何れも、分子のねじれにより水分子が架橋部の酸素を攻撃しやすくなり水分を吸収する効果を有する。
なお、金属MはAl,Ga,In,La,Yその他の3価金属であればよい。
化学式(化1)の置換基R、R、Rの置換した化合物の一例として下記の化学式(化10)、(化11)、(化12)が挙げられる。

(化10)
Figure 0004717670
Mは、3化金属を示す。

(化11)
Figure 0004717670
Mは、3化金属を示す。

(化12)
Figure 0004717670
Mは、3化金属を示す。
アルキル基の具体例としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノナデシル基、イコシル基、ヘンイコシル基、ドコシル等などである。
アリール基の具体例としては、フェニル基、トリル基、4−シアノフェニル基、ビフェニル基、o,m,p−テルフェニル基、ナフチル基、アントラニル基、フェナントレニル基、フルオレニル基、9−フェニルアントラニル基、9,10−ジフェニルアントラニル基、ピレニル基などである。
シクロアルキル基の具体例としては、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、ノルボナン基、アダマンタン基、4−メチルシクロヘキシル基、4−シアノシクロヘキシル基などである。
複素環基の具体例としては、ピロール基、ピロリン基、ピラゾール基、ピラゾリン基、イミダゾール基、トリアゾール基、ピリジン基、ピリダジン基、ピリミジン基、ピラジン基、トリアジン基、インドール基、ベンズイミダゾール基、プリン基、キノリン基、イソキノリン基、シノリン基、キノキサリン基、ベンゾキノリン基、フルオレノン基、ジシアノフルオレノン基、カルバゾール基、オキサゾール基、オキサジアゾール基、チアゾール基、チアジアゾール基、ベンゾオキサゾール基、ベンゾチアゾール基、ベンゾトリアゾール基、ビスベンゾオキサゾール基、ビスベンゾチアゾール基、ビスベンゾイミダゾール基などである。
本願発明は、上記の検討によりなされたものであり、本発明に係る乾燥剤は、多員環構造を有する有機金属化合物の環を構成する金属原子が酸素原子によって他の多員環構造を有する有機金属化合物の環を構成する金属原子と結合して構成されている有機金属化合物の多量体を含む乾燥剤である。特に、(化1)で示す化合物の‐OR 、‐OR 、‐OR のいずれか1つ以上がはずれた化合物の金属原子Mを酸素原子により他の(化1)で示す‐OR 、‐OR 、‐OR のいずれか1つ以上がはずれた化合物の金属原子Mと複数結合した多量体を含む乾燥剤である。
(化1)
Figure 0004717670
ここでR、R、Rは、水素、炭素数1個以上のアルキル基、アリール基、シクロアルキル基、複素環基を示す。また、それぞれの基の、水素の一以上をハロゲンに置換したものでもよい。R、R、Rは異なる基であっても、同じ基であってもよく、また、それぞれが連結されても良い。また、ポリマーでも良い。Mは3価の金属を示す。
また、本発明の別の形態は(化2)で示す化合物を含む乾燥剤である。
(化2)
Figure 0004717670
ここでRは、水素、炭素数1個以上のアルキル基、アリール基、シクロアルキル基、複素環基を示す。また、それぞれの基の、水素の一以上をハロゲンに置換したものでもよい。Rは異なる基であっても、同じ基であってもよい。また、それぞれが連結されても良い。またポリマーでも良い。nは0又は1以上の整数を示す。Mは3価の金属を示す。
また、本発明の更に別の形態は(化3)で示す化合物を含む乾燥剤である。
(化3)
Figure 0004717670
ここでRは、水素、炭素数1個以上のアルキル基、アリール基、シクロアルキル基、複素環基を示す。また、それぞれの基の、水素の一以上をハロゲンに置換したものでもよい。Rは異なる基であっても、同じ基であってもよい。また、それぞれが連結されても良い。またポリマーでも良い。nは0又は1以上の整数を示す。Mは3価の金属を示す。
さらに、本発明の更に別の形態は(化4)で示す化合物を含む乾燥剤である。
(化4)
Figure 0004717670
なお、Rは水素、炭素数1以上のアルキル基、アリール基、シクロアルキル基、複素環基を示す。また、それぞれの基の、水素の一以上をハロゲンに置換したものでもよい。各Rは異なる基であっても、同じ基であってもよい。また、それぞれが連結されても良い。またポリマーでも良い。m、m、mは0又は1以上の整数を示し、同じでも異なっても良い。Mは3価の金属を示す。
また、本発明は、気密容器内に発光層を設けてなる電界発光素子において、多員環構造を有する有機金属化合物の少なくとも一の金属原子が酸素分子により結合された多量体である化合物が、前記気密容器内に配設された電界発光素子である。
前記多員環構造を有する有機金属化合物は、(化1)で表される多員環構造を有する有機金属化合物の少なくとも一の金属原子が酸素分子により複数結合された(化2)(化3)(化4)で示す化合物が前記気密容器内に配設され、乾燥剤として作用することを特徴とする電界発光素子である。
前記多員環構造を有する有機金属化合物は、(化1)で表される多員環構造を有する有機金属化合物の少なくとも一の金属原子が酸素分子により複数結合された(化2)(化3)(化4)で示す化合物は、紫外線硬化剤と併せて機密容器内に乾燥剤として配設されている電界発光素子である。
紫外線硬化樹脂と併用する事で容器に実装しやすくなる。
前記紫外線硬化剤が、透光性を有し親油性基を備えたモノマーを含む紫外線硬化剤であることにより、更に実装しやすくなるとともに透明な捕水剤として電界発光素子有効と成る。
新規な捕水剤として、六員環構造を2個以上持つ3価金属の有機金属化合物を開発した。この材料は、従来の捕水剤と同等以上の捕水能力があり、その捕水効果が従来よりも高い捕水剤を提供できる。
従って、本願発明の新規な捕水剤を使用することで、ダークスポットの成長が抑えられ、有機EL素子の保存寿命と駆動寿命を大きく改善できる。
本願発明の新規な捕水剤の成膜性が良く、ディスペンス塗布によりザグリガラスに均一な膜を形成できる。また塗布方法はディスペンス以外にも、スピンナー、スプレー、インクジェット法、ドクターブレード法、スクリーン印刷法、オフセット印刷等が使用できる。
新規な捕水剤は均一で透明な薄膜を形成できるので、捕水剤からもEL素子の発光を確認できる。
また、新規な捕水剤は均一で透明な薄膜を形成できるのでトップエミッションタイプの有機EL素子に有効な捕水剤を提供できる。
従来の粉末タイプの捕水剤よりも速く素子内の水分と反応するのでよりダークスポットの発生を抑制できる。
本発明の乾燥剤は水分の吸収が早く微量の水分を吸収する事から、前記電解発光素子の他気密容器に密封された電子部品用乾燥剤として有用である。
(実施例1)多員環構造を有する有機金属化合物を構成する3価金属Mをアルミニウム(Al)とした乾燥剤
(合成方法)
予め攪拌子を入れた三つ首フラスコを、アルミニウム−トリイソプロポキシド(AIP)6.13gとオクチル酸2.88gおよび水0.54gを攪拌しながら加えた。
また溶媒としてミネラルスピリッツを加えてから激しく攪拌をした。
最初は80℃に加熱し、
最終的には150℃まで加熱した。
1時間反応させた後、減圧にしながら210℃まで加熱し、溶媒を減圧留去した。
210℃で3時間反応させてから、室温まで冷却した。
その後溶媒としてn−デカンを適当量加えて50wt%の溶液を作製した。
前記合成方法により、(化13)に示す6員環構造を有する有機金属化合物を構成する3価金属Mとしてアルミニウム(Al)とした乾燥剤を合成した。
(化13)
Figure 0004717670
また、反応時間を長くすることで(化14)(化15)(化16)に示す様な、3量体、4量体等の多量体を合成できた。
(化14)
Figure 0004717670
nは、0又は1以上の整数を示す。
Rは、C15を示す。
(化15)
Figure 0004717670
nは0又は1以上の整数を示す。
Rは、C15を示す。
(化16)
Figure 0004717670
、m、mは0又は1以上の整数を示す。
Rは、C15を示す。
(有機EL素子の作製と封止)
ITO付きガラス基板を洗浄後、真空蒸着装置にセットし10−6torrの真空にした後、銅フタロシアニンを20nm蒸着し、さらにα−NPDを30nm蒸着し、 次にAlq(トリス(8−キノリニラト)アルミニウム)を50nm蒸着した。
その後さらに上部電極としてアルミニウム−リチウム合金を200nm蒸着して素子とした。
次に真空を解除し、乾燥窒素中で封止を行った。
ドライ窒素雰囲気下で、ザグリ加工ガラス基板(封止基板)に上記化合物のn−デカン溶液を塗布する。次に塗布した封止基板をホットプレートを用いて150℃まで加熱し、溶媒成分を揮発させて固化した。
封止基板の温度が室温まで冷めた後、封止基板の周囲に紫外線硬化型のエポキシ接着剤を塗布し、素子基板と張り合わせ、紫外線を照射して硬化させた。その後、オーブンで100℃まで加熱し、素子内の水分を吸着させた。
(捕水機能の評価1)
この有機EL素子の発光状態を顕微鏡を用いて観察した後、85℃、85%の高温高湿度雰囲気に入れ、捕水効果の確認を行った。

(グラフ1)
Figure 0004717670
100時間経過後、素子を取り出し同様に発光状態を顕微鏡を用いて観察した。その結果、非発光部(ダークスポット)の成長は見られず、この材料が捕水剤として十分機能していることが確認できた。
新規な捕水剤は均一で透明な膜状乾燥剤を形成できるので、前記透明な膜状乾燥剤を介してもEL素子の発光を確認できた。
前述のデカン溶液を、露点−80℃のグローブボックス中で,所定量ディスペンサーで塗布し、その後ホットプレート上において150℃で乾燥して透明な乾燥膜を得た。
比較として、酸化カルシウムCaO粉末を50wt%とポリエチルメタクリレート50wt%の酸化カルシウムのペーストを作製した。
ディスペンサーを使用し、塗布量が等しくなるように適量ザグリ基板上に塗布し、同様の乾燥条件で乾燥をした。これらの乾燥剤塗布基板を大気中に放置し、その質量変化を観測した。

(グラフ2)
Figure 0004717670

その結果、特定量の水分を吸収する時間は、今回新たに合成した多量体のものの方が短いことがわかった。
有機EL素子のダークスポットの発生・成長や、カソードのシュリンク(劣化による機能低下)を抑制するには、封止管内の水分を速く化学吸着する必要がある。
よって、本発明の捕水剤は従来の捕水剤よりも捕水効果が高いといえる。
更に、本発明の捕水剤気密容器内の微量水分を除去する乾燥剤としても有効である事が言える。
(実施例2)実施例1の乾燥剤を、ディスペンサーを用いて塗布する以外の方法で成膜して有機EL素子容器内部に実装した例。
本願発明の新規な捕水剤は成膜性が良く、ディスペンス塗布以外の成膜法によりザグリガラスの凹部又は平板ガラス面に均一な膜を形成できる。
そこで、本発明の乾燥剤を溶媒に溶解した状態で封止基板上面に、スピンナー法、スプレー法、インクジェット法、ドクターブレード法、スクリーン印刷法、オフセット印刷により成膜し乾燥後有機EL素子の膜状の捕水剤として有機EL素子を作製したところ実施例1と同様の効果が得られた。
(実施例3)実施例1の乾燥剤及び紫外線硬化樹脂を含む乾燥剤を有機EL素子容器内部に実装した例。
本発明の捕水剤は紫外線硬化剤と混合して使用しても、有機EL素子の気密容器内に侵入する水分および気密容器内面や素子部分が含んでいる水分を吸着する機能を有する。
本発明の捕水剤は紫外線硬化剤と混合した捕水剤を使用するときは、本願発明の捕水剤と紫外線硬化剤は、以下に示す様に十分な機能を有するとともに、互いに相溶性が良好でなるべく均一に混合しうる様な性状が好ましい。
(紫外線硬化剤)
前記紫外線硬化剤には、透光性のあるモノマーと、増感剤(光重合開始剤又は光重合促進剤)とが含まれ、透光性のあるモノマーとしては例えば化学式(化13)乃至(化20)で表される1官能乃至3官能以外の多官能アクリレート(アクリル酸エステル)又は1官能乃至3官能以外の多官能メタクリレート(メタクリル酸エステル)等のように本例の捕水剤と相性の良いアクリレートとメタクリレートが使用可能である。なお、アクリレートとメタクリレートについては、いずれか一方のみを使用しても良いし、適宜混合して使用することも可能である。
(化17)
Figure 0004717670


(化18)
Figure 0004717670


(化19)
Figure 0004717670


(化20)
Figure 0004717670

(化21)
Figure 0004717670


(化22)
Figure 0004717670


(化23)
Figure 0004717670

以下、これらの紫外線硬化剤の成分に付いて具体的に説明する。
(モノマーとしてのアクリレート)
アクリル系光重合用モノマーの基本骨格は次のように表される。
(1)1官能アクリレート
化学式(17)に示すものであり、同式においてRを変えることで、粘度、比重、屈折率、P.I.I値等の物性が変化する。また、捕水剤との相溶性もRによって変化する。例えば化学式(化10)(化11)に示す捕水剤においては、外側にCとHの炭化水素があり、飽和脂肪族分子がこの捕水剤の相溶性を支配しているので、この捕水剤と相溶性の良い溶媒(良溶媒)としては、ヘキサン、デカン等の炭化水素系溶媒やトルエン、キシレン、等の芳香族系溶媒が考えられる。一方、相溶性の低い溶媒としてはアセトン、エタノール等の水溶性溶媒が考えられる。従って、アクリレートモノマーで捕水剤に対して良溶媒となるのは、前記R中にメチレン等の炭素数が2以上の飽和炭化水素基が2個以上あることが好ましい。
具体的には、化学式(化19)に示す物質はメチレン基を2個以下有するが、これが長いほど捕水剤が溶けやすい。
(2)2官能アクリレート
1官能の場合と実質的に同一である。具体例としては、化学式(20)に示す物質が挙げられる。ここで、化学式(20)に示す物質の構造には酸素が入っているので、メチレンを含むものに比べれば捕水剤に対する相溶性は相対的にはやや低いが使用可能である。
(3)3官能アクリレート
3官能アクリレート、多官能アクリレートに付いては、1官能アクリレート、及び2官能アクリレートの場合と同様である。化学式(22)にメチレン基を有する3官能アクリレートを例示する。
(モノマーとしてのメタクリレート)
メタクリル系光重合用モノマーについては、本例の捕水剤の成分としては前述したアクリル系光重合用モノマーと同様に考えることができ、その基本骨格を以下に示す。
まず、化学式(化18)は、1官能メタクリレートの一般式を示す。化学式(化19)は、炭素数が2以上の飽和炭化水素基であるメチレン基を親油性基とする1官能メタクリレートを示す。化学式(21)は、飽和炭化水素の置換基或いはアルキル基であるメチレン基を親油性基として有する2官能メタクリレートを示す。化学式(23)は、炭素数が2以上の飽和炭化水素基であるメチレン基を親油性基として有する3官能メタクリレートを示す。
(増感剤)
増感剤については、光重合開始剤と光重合促進剤とがある。
光重合開始剤(Photoinitiator)は、無色透明であることが好ましいが、硬化剤に対して1〜3wt%添加すればよいので、体色があっても紫外線照射後に得られる硬化膜は透明になるので問題はない。また、光重合開始剤は、有機EL素子自体に悪影響を及ぼさない種類のものを選択する必要がある。反応機構により分類すると次の(1)(2)がある。
(1)分子***タイプ
ベンゾイン・アクリル・エーテル、ベンジルジメチルケタール、1−ハイドロオキシ・シクロヘキシルフェニール・ケトン、2−ハイドロオキシ−2−メチルー1−フェニループロパン−1−オン、ジエトキシアセトフェノン、トリクロロアセトフェノン、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノ−プロパン−1−オン、ジベンゾスベロン、2−ハイドロオキシ−2−メチル−1−フェニール−プロパン−1−オン、ジエトキシアセトフェノン、トリクロロアセトフェノン。
(2)水素引き抜きタイプ(光開始重合剤+光重合促進剤)
ベンゾフェノンとビス・ジエチルアミノベンゾフェノン、2,4−ジエチルチオキサントンとパラ・ジメチルアミノ安息香酸エステル、ベンジル(共存する炭化水素から水素を引き抜く)、2−アルキルアントラキノン(共存する炭化水素から水素を引き抜く)、2−クロロアントラキノン(共存する炭化水素から水素を引き抜く)。
2,4−ジエチルチオキサントンは脂肪族アミン、例えばトリエタノールアミンでもよい。
((実施例1)で合成した捕水剤と前記紫外線硬化剤と混合した、混合物の作成)
アクリルモノマーとして、新中村化学工業(株)製のNKエステル(商標)、開始剤としてチバガイギー製のIrgacure907(商標)、促進剤としてトリエタノールアミンを用いた。これらを、NKエステル:98に対し、Irgacure907:1、トリエタノールアミン:1の割合で混合し、UV硬化剤とした。このUV硬化剤に、(実施例1)で合成した化学式(1)の多量体を重量比で同量加え、攪拌、溶解し、UV硬化型捕水剤とした。このUV硬化型捕水剤は無色透明の液体である。
本実施例は、図2を参照して説明した実施形態の構造の有機EL素子に関する。
実施例1と同様に有機EL素子を構成した素子基板を使用した。この素子基板を大気に曝すことなく、窒素ガスで露点−60℃まで置換したグローブボックス内に移動させた。ザグリ加工で凹部を形成したガラス製の封止基板(厚さ0.7mm、ザグリ深さ0.2mm)を予め洗浄して150℃で加熱して脱水しておき、前記グローブボックスに入れ、ディスペンサーを用いて本例の実施例1で合成した捕水を前記紫外線硬化剤と混合した混合物を凹部内に約8μ/cm塗布し、波長365nmの紫外線を照射し(100mW/cmで60sec)、硬化、固着させた。この封止基板の凹部の封止部にUVシール剤(10μmビーズ入り)を塗布し、これを素子基板に張り合わせ、封止基板側から主波長365nmの紫外線を照射し(100mW/cmで60sec)封止を行った。
作製した素子を、85℃/85%の高温高湿環境化に置き、加速寿命試験を行った。100時間経過後の発光状態は、試験前とほぼ同等であり、非発光部の発生と成長は押えられており、本例の捕水剤が十分機能している事が確認された。
新規な捕水剤は均一で透明な膜状乾燥剤を形成できるので、前記透明な膜状乾燥剤を介してもEL素子の発光を確認できた。
(実施例4)実施例3の乾燥剤の、ディスペンス以外の成膜して有機EL素子容器内部に実装した例。
本願発明の新規な捕水剤は成膜性が良く、ディスペンス塗布以外の成膜法によりザグリガラス又は平板に、均一な膜を形成できる。
そこで、本発明の乾燥剤を溶媒に溶解した状態で封止基板上面に、スピンナー法、スプレー法、インクジェット法、ドクターブレード法、スクリーン印刷法、オフセット印刷により成膜し乾燥後有機EL素子の膜状の捕水剤として有機EL素子を作製したところ実施例1と同様の効果が得られた。
(実施例5)有機EL素子表面に形成する無機水分バリア層中に本発明の乾燥剤を使用した例。
本実施例は、図3を参照して説明した実施形態の構造の有機EL素子に関する。
実施例1と同様に有機EL素子を構成した素子基板を使用した。この素子基板を大気に曝すことなく、窒素ガスで露点−60℃まで置換したグローブボックス内に移動させ、ディスペンサーを用いて本例の実施例1で合成した捕水剤を前記紫外線硬化剤と混合した混合物(実施例4と同し乾燥剤)を陰極上に5mm間隔でストライプ状に塗布した。
予め洗浄し、150℃の加熱で脱水しておいたガラス製の封止基板を前記グローブボックスにいれ、前記素子基板に載せ、本例の実施例1で合成した捕水剤と前記紫外線硬化剤と混合した混合物実施例4と同し乾燥剤)を陰極上に行き渡るように素子基板と封止基板の間に圧力を加えた。
その後、封止基板の外周と素子基板との間にUVシール剤を塗布し、封止基板側から主波長365nmの紫外線を照射し(100mW/cmで60sec)封止を行った。
作製した素子を、85℃/85%の高温高湿環境化に置き、加速寿命試験を行った。100時間経過後の発光状態は、試験前とほぼ同等であり、非発光部の発生と成長は押えられており、本例の捕水剤が十分機能している事が確認された。
新規な捕水剤は均一で透明な膜状乾燥剤を形成できるので、前記透明な膜状乾燥剤を介してもEL素子の発光を確認できた。
多員環構造を有する有機金属化合物を構成する3価金属としてAl以外の金属を有する乾燥剤の例を以下に示す。
(実施例6)多員環構造を有する有機金属化合物を構成する3価金属をガリウム(Ga)とした乾燥剤
(合成方法)予め攪拌子を入れた三つ首フラスコを,ガリウム-トリイソプロポキシド(GIP)7.40gと、オクチル酸2.88gおよび水0.54gを攪拌しながら加えた。また溶媒としてミネラルスピリッツを加えてから激しく攪拌した。
最初は80℃まで加熱し、徐々に温度を上げて行き、最終的には150℃まで加熱した。
1時間反応させた後、減圧にしながら210℃まで加熱し、溶媒を減圧留去した。
210℃で3時間反応させてから、室温まで冷却した。
その後溶媒としてn−デカンを適当量加えて50wt%の溶液を作製した。
前記合成方法により、(化13)に示す6員環構造を有する有機金属化合物を構成する3価金属Mとしてアルミニウム(Al)に替えてGa(ガリウム)とした乾燥剤がを合成された。
(化24)
Figure 0004717670
Rは、C15を示す。
また、反応時間を長くすることで(化14)(化15)(化16)と同様に、3価金属Mとしてアルミニウム(Al)に替えてGa(ガリウム)とした3量体、4量体などの多量体を合成できた。
(有機EL素子の作製と封止)
実施例1の乾燥剤に替えて実施例6の乾燥剤を実施例2乃至実施例5と同様に有機EL素子を作製して評価した所、
この有機EL素子の発光状態を顕微鏡を用いて観察した後、85℃/85%の高温高湿度雰囲気に入れ、捕水効果の確認を行った。100時間経過後、素子を取り出し同様に発光状態を顕微鏡を用いて観察した。その結果、非発光部(ダークスポット)の成長は見られず、この材料が捕水剤として十分機能していることが確認できた。
新規な捕水剤は均一で透明な膜状乾燥剤を形成できるので、前記透明な膜状乾燥剤を介してもEL素子の発光を確認できた。
(実施例7)多員環構造を有する有機金属化合物を構成する3価金属をインジウム(In)とした乾燥剤
予め攪拌子を入れた三つ首フラスコを,インジウム-トリイソプロポキシド8.75gとオクチル酸2.88gおよび水0.54gを攪拌しながら加えた。
また溶媒としてミネラルスピリッツを加えてから激しく攪拌した。
最初は80℃まで加熱し、徐々に温度を上げて行き、最終的には150℃まで加熱した。
1時間反応させた後、減圧にしながら210℃まで加熱し,溶媒を減圧留去した。
210℃で3時間反応させてから、室温まで冷却した。
その後溶媒としてn−デカンを適当量加えて50wt%の溶液を作製した。
前記合成方法により、(化13)に示す6員環構造を有する有機金属化合物を構成する3価金属Mとしてアルミニウム(Al)に替えてIn(インジウム)とした乾燥剤がを合成された。
(化25)
Figure 0004717670
Rは、C15を示す。
また、反応時間を長くすることで(化14)(化15)(化16)と同様に、3価金属Mとしてアルミニウム(Al)に替えてGa(ガリウム)とした3量体、4量体などの多量体を合成できた。
(有機EL素子の作製と封止)
実施例1の乾燥剤に替えて実施例6の乾燥剤を実施例1乃至実施例5と同様に有機EL素子を作製して評価した所、
この有機EL素子の発光状態を顕微鏡を用いて観察した後、85℃/85%の高温高湿度雰囲気に入れ、捕水効果の確認を行った。100時間経過後、素子を取り出し同様に発光状態を顕微鏡を用いて観察した。その結果、非発光部(ダークスポット)の成長は見られず、この材料が捕水剤として十分機能していることが確認できた。
新規な捕水剤は均一で透明な膜状乾燥剤を形成できるので、前記透明な膜状乾燥剤を介してもEL素子の発光を確認できた。
(実施例8)多員環構造を有する有機金属化合物を構成する3価金属Mをイットリウム(Y)とした乾燥剤
(合成方法)
予め攪拌子を入れた三つ首フラスコを,イットリウム-トリイソプロポキシド7.99gとオクチル酸2.88gおよび水0.54gを攪拌しながら加えた。
また溶媒としてミネラルスピリッツを加えてから激しく攪拌した。
最初は80℃まで加熱し、徐々に温度を上げて行き、最終的には150℃まで加熱した。
1時間反応させた後、減圧にしながら210℃まで加熱し、溶媒を減圧留去した。
210℃で3時間反応させてから、室温まで冷却した。
その後溶媒としてn−デカンを適当量加えて50wt%の溶液を作製した。
また、反応時間を長くすることで3量体、4量体などの多量体を合成できる。
前記合成方法により、(化13)に示す6員環構造を有する有機金属化合物を構成する3価金属Mとしてアルミニウム(Al)に替えてY(イットリウム)とした乾燥剤がを合成された。
(化26)
Figure 0004717670
Rは、C15を示す。
また、反応時間を長くすることで(化14)(化15)(化16)と同様に、3価金属Mとしてアルミニウム(Al)に替えてY(イットリウム)とした3量体、4量体などの多量体を合成できた。
(有機EL素子の作製と封止)
実施例1の乾燥剤に替えて実施例6の乾燥剤を実施例1乃至実施例5と同様に有機EL素子を作製して評価した所、
この有機EL素子の発光状態を顕微鏡を用いて観察した後、85℃/85%の高温高湿度雰囲気に入れ、捕水効果の確認を行った。
100時間経過後、素子を取り出し同様に発光状態を顕微鏡を用いて観察した。
その結果、非発光部(ダークスポット)の成長は見られず、この材料が捕水剤として十分機能していることが確認できた。
新規な捕水剤は均一で透明な膜状乾燥剤を形成できるので、前記透明な膜状乾燥剤を介してもEL素子の発光を確認できた。
(実施例9)多員環構造を有する有機金属化合物を構成する3価金属をランタン(La)とした乾燥剤
(合成方法)
予め攪拌子を入れた三つ首フラスコを、ランタン−トリイソプロポキシド9.48gとオクチル酸2.88gおよび水0.54gを攪拌しながら加えた。
また溶媒としてミネラルスピリッツを加えてから激しく攪拌した。
最初は80℃まで加熱し、徐々に温度を上げて行き、最終的には150℃まで加熱した。
1時間反応させた後,減圧にしながら210℃まで加熱し,溶媒を減圧留去した。
210℃で3時間反応させてから,室温まで冷却した。
その後溶媒としてn−デカンを適当量加えて50wt%の溶液を作製した。
また、反応時間を長くすることで3量体、4量体などの多量体を合成できる。
前記合成方法により、(化13)に示す6員環構造を有する有機金属化合物を構成する3価金属Mとしてアルミニウム(Al)に替えてLa(ランタン)とした乾燥剤がを合成された。
(化27)
Figure 0004717670
Rは、C15を示す。
また、反応時間を長くすることで(化14)(化15)(化16)と同様に、3価金属Mとしてアルミニウム(Al)に替えてLa(ランタン)とした3量体、4量体などの多量体を合成できた。
(有機EL素子の作製と封止)
実施例1の乾燥剤に替えて実施例6の乾燥剤を実施例1乃至実施例5と同様に有機EL素子を作製して評価した所、
この有機EL素子の発光状態を顕微鏡を用いて観察した後、85℃/85%の高温高湿度雰囲気に入れ、捕水効果の確認を行った。
100時間経過後、素子を取り出し同様に発光状態を顕微鏡を用いて観察した。
その結果、非発光部(ダークスポット)の成長は見られず、この材料が捕水剤として十分機能していることが確認できた。
新規な捕水剤は均一で透明な膜状乾燥剤を形成できるので、前記透明な膜状乾燥剤を介してもEL素子の発光を確認できた。
上述の通り、多員環構造を有する有機金属化合物を構成する3価金属としてAl、Ga、In、Y、La有機EL素子に対して捕水効果が認められた。従って、多員環構造を有する有機金属化合物を構成する3価金属であれば乾燥剤として機能する事が解かる。
本発明の乾燥剤を、気密容器内に使用して使用する電子部品乾燥剤として有用なものと言える。
前述の通り、気密容器内に蛍光性有機物を主体として素子が構成される有機EL素子および気密容器内に無機蛍光体を主体として素子が構成される無機EL素子の気密容器内に本発明の乾燥剤を配設することで、長期にわたって水分や酸素等の影響が無く安定した発光を維持出来る薄型の電界発光(EL)素子を提供できる産業上の利用の可能性を提供するものである。
併せて、本発明の乾燥剤は透明膜状の乾燥剤であること、水分の吸収が早いという特徴から、気密容器に封止される電子部品用乾燥剤に利用できるという産業上の利用性がある。
有機EL素子の一構造例を示す断面図である。 有機EL素子の他の構造例を示す断面図である。 有機EL素子のさらに他の構造例を示す断面図である。
符号の説明
1 素子基板
2 陽極
3 有機層
4、14 陰極
5 封止キャップ
7、10 凹部
11、13 封止基板
8 無機水分バリア層
17 UV硬化型シール剤

Claims (7)

  1. (化1)で示す化合物の‐OR、‐OR、‐ORのいずれか1つ以上がはずれた化合物の金属原子Mを酸素原子により他の(化1)で示す‐OR、‐OR、‐ORのいずれか1つ以上がはずれた化合物の金属原子Mと複数結合した多量体を含む乾燥剤。
    (化1)
    Figure 0004717670
    ここでR、R、Rは、水素、炭素数1個以上のアルキル基、アリール基、シクロアルキル基、複素環基を示す。また、それぞれの基の、水素の一部以上をハロゲンに置換したものでもよい。R、R、Rは異なる基であっても、同じ基であってもよく、また、それぞれが連結されても良い。また、ポリマーでも良い。Mは3価の金属を示す。
  2. (化2)で示す化合物を含む乾燥剤。
    (化2)
    Figure 0004717670
    ここでRは、水素、炭素数1個以上のアルキル基、アリール基、シクロアルキル基、複素環基を示す。また、それぞれの基の、水素の一部以上をハロゲンに置換したものでもよい。Rは異なる基であっても、同じ基であってもよい。また、それぞれが連結されても良い。またポリマーでも良い。nは0又は1以上の整数を示す。Mは3価の金属を示す。
  3. (化3)で示す化合物を含む乾燥剤。
    (化3)
    Figure 0004717670
    ここでRは、水素、炭素数1個以上のアルキル基、アリール基、シクロアルキル基、複素環基を示す。また、それぞれの基の、水素の一部以上をハロゲンに置換したものでもよい。Rは異なる基であっても、同じ基であってもよい。また、それぞれが連結されても良い。またポリマーでも良い。nは0又は1以上の整数を示す。Mは3価の金属を示す。
  4. (化4)で示す化合物を含む乾燥剤。
    (化4)
    Figure 0004717670
    ここでRは、水素、炭素数1個以上のアルキル基、アリール基、シクロアルキル基、複素環基を示す。また、それぞれの基の、水素の一部以上をハロゲンに置換したものでもよい。Rは異なる基であっても、同じ基であってもよい。また、それぞれが連結されても良い。またポリマーでも良い。m、m、mは0又は1以上の整数を示し、同じでも異なっても良い。Mは3価の金属を示す。
  5. 気密容器内に発光層を設けてなる電界発光素子において、
    請求項1乃至4に記載の乾燥剤が前記気密容器内に配設されたことを特徴とする電界発光素子。
  6. 気密容器内に発光層を設けてなる電界発光素子において、
    請求項1乃至4の乾燥剤から選ばれた少なくとも一つの乾燥剤および紫外線硬化剤を含む乾燥剤が、前記気密容器内に配設されたことを特徴とする電界発光素子。
  7. 請求項6に記載の紫外線硬化剤が、透光性を有し親油性基を備えたモノマーを含む紫外線硬化剤であることを特徴とする電界発光素子。
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