JP3290353B2 - エンジンスタータ - Google Patents

エンジンスタータ

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JP3290353B2 JP17133596A JP17133596A JP3290353B2 JP 3290353 B2 JP3290353 B2 JP 3290353B2 JP 17133596 A JP17133596 A JP 17133596A JP 17133596 A JP17133596 A JP 17133596A JP 3290353 B2 JP3290353 B2 JP 3290353B2
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電磁スイッチを
付勢するための電流を入切する補助スイッチを備えたエ
ンジンスタータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は従来のエンジンスタータの一例を
示す正面図、図9は図8の左側面図である。図におい
て、モータ1は、ハウジング(フロントハウジング)2
により支持されている。ハウジング2内には、モータ1
の駆動力をピニオン3に伝達する伝達機構(図示せず)
が収容されている。伝達機構は、減速機構及びオーバラ
ンニングクラッチを有している。ピニオン3は、エンジ
ンのリングギア(図示せず)に接離可能になっている。
【0003】ハウジング2の外周部には、突起部(スイ
ッチボックス部)2aが設けられている。突起部2aに
は、モータ1への通電を入切する電磁スイッチ(メイン
スイッチ)4がねじ5により取り付けられている。ま
た、電磁スイッチ4は、レバー(図示せず)を介してオ
ーバランニングクラッチを操作することにより、ピニオ
ン3を往復動させリングギアに接離させる。
【0004】図8の突起部2aの左側部には、支持金具
6及びねじ7により補助スイッチ8が取り付けられてい
る。補助スイッチ8は、配線9を介して電磁スイッチ4
に電気的に接続されている。また、補助スイッチ8は、
キースイッチ(図示せず)により付勢され、電磁スイッ
チ4を付勢するための電流を入切する。
【0005】このような従来のエンジンスタータでは、
キースイッチをオンにすることにより、補助スイッチ8
が付勢され、これにより電磁スイッチ4が付勢される。
電磁スイッチ4が付勢されると、モータ1に電流が流れ
るとともに、ピニオン3がリングギヤと噛み合い、モー
タ1の駆動力が伝達されてリングギヤが回転される。大
形のエンジンに用いられるエンジンスタータでは、モー
タ1に数百Aの電流が流れるため、電磁スイッチ4は、
キースイッチにより直接付勢されず、補助スイッチ8を
介して付勢される。
【0006】次に、図10は従来のエンジンスタータの
他の例を示す正面図、図11は図10の右側面図であ
る。この例では、図10の突起部2aの上部に補助スイ
ッチ8が取り付けられている。また、ハウジング2に
は、ハウジング2をエンジンに取り付けるためのフラン
ジ部材10が取り付けられており、このフランジ部材1
0へのハウジング2の取付角度が可変となっている。
【0007】この例では、フランジ部材10を介してハ
ウジング2がエンジンに取り付けられるが、フランジ部
材10に対するハウジング2の取付角度が可変であるた
め、エンジンスタータ全体のエンジンに対する取付角度
を適宜選択することができる。
【0008】なお、上記のような補助スイッチを有する
エンジンスタータとしては、例えば実開昭61−184
260号公報及び特公平6−33748号公報に示され
たものが知られている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た従来のエンジンスタータにおいては、エンジンスター
タ全体のエンジンに対する取付角度は変更できるもの
の、ハウジング2に補助スイッチ8の取付座が1箇所し
かないため、1種類のハウジング2については補助スイ
ッチ8が同一の位置にしか取り付けられない。これに対
し、エンジンや車体が異なった場合には、エンジンの形
状やエンジンの周囲に設置される機器のレイアウトなど
がそれぞれ異なっているため、エンジンスタータの取付
角度が同じであっても、補助スイッチ8がエンジンブロ
ックや周囲の機器に干渉することがある。このような場
合、補助スイッチ8の取付座の位置を変えて、新たなハ
ウジングを製作する必要があり、そのための金型の製造
又は改修が必要であった。
【0010】この発明は、上記のような問題点を解決す
ることを課題としてなされたものであり、エンジンや車
体が異なった場合にも、同一のハウジングに補助スイッ
チを取り付けることができるエンジンスタータを得るこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るエ
ンジンスタータは、突起部とこの突起部に互いに異なる
向きで複数箇所設けられた補助スイッチ取付座とを有す
ハウジングと、このハウジングに支持されているモー
タと、エンジンのリングギアに接離可能でありモータの
駆動力により回転するピニオンと、ハウジング内に収容
されモータの駆動力をピニオンに伝達する伝達機構とを
有するスタータ本体、突起部に取り付けられ、ピニオン
をリングギアに接離させるとともに、モータへの通電を
入切する電磁スイッチ、及び補助スイッチ取付座のいず
れか1箇所に取り付けられ、電磁スイッチを付勢するた
めの電流を入切する補助スイッチを備えたものである。
【0012】請求項2の発明に係るエンジンスタータ
は、エンジンに取り付けるための複数のエンジン用取付
穴と、ハウジングに取り付けるための複数のハウジング
用取付穴とを有するフランジ部材を備え、フランジ部材
へのハウジングの取付角度を可変にしたものである。
【0013】
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。図1はこの発明の実施の形態の一例
によるエンジンスタータを示す正面図、図2は図1の右
側面図、図3は図1の補助スイッチの他の取付状態を示
す正面図、図4は図3の右側面図、図5は図1の補助ス
イッチのさらに他の取付状態を示す正面図、図6は図5
の左側面図、図7は図1のハウジングを示す正面図であ
る。
【0015】図において、モータ1は、ハウジング(フ
ロントハウジング)11により支持されている。ハウジ
ング11内には、モータ1の駆動力をピニオン3に伝達
する伝達機構(図示せず)が収容されている。伝達機構
は、減速機構及びオーバランニングクラッチを有してい
る。ピニオン3は、エンジンのリングギア(図示せず)
に接離可能になっている。スタータ本体は、モータ1、
伝達機構及びピニオン3を有している。
【0016】ハウジング11の外周部には、突起部(ス
イッチボックス部)11aが設けられている。突起部1
1aには、モータ1への通電を入切する電磁スイッチ
(メインスイッチ)4がねじ5により取り付けられてい
る。また、電磁スイッチ4は、レバー(図示せず)を介
してオーバランニングクラッチを操作することにより、
ピニオン3を往復動させリングギアに接離させる。
【0017】突起部11aには、支持金具6及びねじ7
により補助スイッチ8が取り付けられている。この補助
スイッチ8を取り付けるための補助スイッチ取付座12
(以下、取付座と略称する)は、突起部11aに形成さ
れた平面部と、この平面部に設けられたねじ穴とから構
成され、突起部11aの3箇所、即ち図7の突起部11
aの上部、右側部及び左側部にそれぞれ設けられてい
る。また、左右の取付座12は、上部の取付座12に対
して図2の左側へずらして配置されている。補助スイッ
チ8は、配線9を介して電磁スイッチ4に電気的に接続
されている。また、補助スイッチ8は、キースイッチ
(図示せず)により付勢され、電磁スイッチ4を付勢す
るための電流を入切する。
【0018】ハウジング11には、ハウジング11をエ
ンジンに取り付けるためのフランジ部材13が取り付け
られている。フランジ部材13には、エンジンに取り付
けるための複数のエンジン用取付穴13aと、ハウジン
グ11に取り付けるための複数のハウジング用取付穴1
3bとが設けられている。また、ハウジング11には、
フランジ部材13を取り付けるための複数のフランジ用
取付穴11bが設けられている。そして、フランジ用取
付穴11bとハウジング用取付穴13bとの組み合わせ
を選択することにより、フランジ部材13へのハウジン
グ11の取付角度が可変となっている。
【0019】次に、動作について説明する。キースイッ
チをオンにすることにより、補助スイッチ8が付勢さ
れ、さらに電磁スイッチ4が付勢される。これにより、
モータ1に電流が流れるとともに、ピニオン3がリング
ギヤと噛み合い、モータ1の駆動力によりリングギヤが
回転される。大形のエンジンスタータでは、モータ1に
数百Aの電流が流れるため、電磁スイッチ4は、キース
イッチにより直接付勢されず、補助スイッチ8を介して
付勢される。
【0020】このようなエンジンスタータでは、補助ス
イッチ8を取り付けるための取付座12を3箇所に設け
たので、これらのうちから1箇所の取付座12を選択す
ることにより、同一のハウジング11で補助スイッチ8
の取付位置を変更することができる。従って、エンジン
や車体が異なった場合にも、周囲の機器等に干渉するこ
となく、同一のハウジング11に補助スイッチを取り付
けることができ、ハウジング11の標準化を図ることが
できる。このため、金型の新設や改修の必要がなく、金
型の製造コストを低減することができる。
【0021】また、フランジ部材13へのハウジング1
1の取付角度を選択することにより、エンジンに対する
全体の取付角度を変更することができるため、ハウジン
グ11の取付角度と補助スイッチ8の取付位置との組み
合わせを変えることにより、取付状態の自由度が一層向
上する。さらに、上記の例では、電磁スイッチ4を取り
付けるための突起部11aに取付座12を設けたので、
補助スイッチ8を電磁スイッチ4の近傍に配置すること
ができ、これにより配線9を最短にすることができ、信
頼性が向上する。
【0022】なお、上記の例では、突起部11aの3箇
所に取付座12を設けたが、取付座12は、2箇所以上
であれば何箇所に設けてもよく、ハウジング11の突起
部11a以外の場所に設けてもよい。
【0023】
【0024】
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
エンジンスタータは、補助スイッチを取り付けるための
取付座をハウジングの複数箇所に設けたので、同一のハ
ウジングで補助スイッチの取付位置を変更することがで
き、エンジンや車体が異なった場合にも、周囲の機器等
に干渉することなく、同一のハウジングに補助スイッチ
を取り付けることができ、ハウジングの標準化を図るこ
とができる。このため、金型の新設や改修の必要がな
く、金型の製造コストを低減することもできる。また、
電磁スイッチを取り付けるための突起部に取付座を設け
たので、補助スイッチを電磁スイッチの近傍に配置する
ことができ、これにより補助スイッチと電磁スイッチと
を接続する配線を最短にすることができ、信頼性が向上
する。 また、請求項2の発明のエンジンスタータは、ハ
ウジングをエンジンに取り付けるためのフランジ部材を
用い、フランジ部材へのハウジングの取付角度を可変に
したので、ハウジングの取付角度と補助スイッチの取付
位置との組み合わせを変えることで、取付状態の自由度
が一層向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態の一例によるエンジン
スタータを示す正面図である。
【図2】 図1の右側面図である。
【図3】 図1の補助スイッチの他の取付状態を示す正
面図である。
【図4】 図3の右側面図である。
【図5】 図1の補助スイッチのさらに他の取付状態を
示す正面図である。
【図6】 図5の左側面図である。
【図7】 図1のハウジングを示す正面図である。
【図8】 従来のエンジンスタータの一例を示す正面図
である。
【図9】 図8の左側面図である。
【図10】 従来のエンジンスタータの他の例を示す正
面図である。
【図11】 図10の右側面図である。
【符号の説明】
1 モータ、3 ピニオン、4 電磁スイッチ、8 補
助スイッチ、11 ハウジング、11a 突起部、12
取付座、13 フランジ部材、13a エンジン取付
用穴、13b ハウジング取付用穴。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−293405(JP,A) 実開 昭61−184260(JP,U) 実開 平4−6771(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02N 15/06 F02N 11/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 突起部とこの突起部に互いに異なる向き
    で複数箇所設けられた補助スイッチ取付座とを有する
    ウジングと、このハウジングに支持されているモータ
    と、エンジンのリングギアに接離可能であり上記モータ
    の駆動力により回転するピニオンと、上記ハウジング内
    に収容され上記モータの駆動力を上記ピニオンに伝達す
    る伝達機構とを有するスタータ本体、 上記突起部に取り付けられ、上記ピニオンを上記リング
    ギアに接離させるとともに、上記モータへの通電を入切
    する電磁スイッチ、及び上記補助スイッチ取付座のいず
    れか1箇所に取り付けられ、上記電磁スイッチを付勢す
    るための電流を入切する補助スイッチを備えていること
    を特徴とするエンジンスタータ。
  2. 【請求項2】 エンジンに取り付けるための複数のエン
    ジン用取付穴と、ハウジングに取り付けるための複数の
    ハウジング用取付穴とを有するフランジ部材を備え、上
    記フランジ部材への上記ハウジングの取付角度が可変に
    なっていることを特徴とする請求項1記載のエンジンス
    タータ。
JP17133596A 1996-07-01 1996-07-01 エンジンスタータ Expired - Lifetime JP3290353B2 (ja)

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