JP3276726B2 - クラッチ機構 - Google Patents

クラッチ機構

Info

Publication number
JP3276726B2
JP3276726B2 JP19920893A JP19920893A JP3276726B2 JP 3276726 B2 JP3276726 B2 JP 3276726B2 JP 19920893 A JP19920893 A JP 19920893A JP 19920893 A JP19920893 A JP 19920893A JP 3276726 B2 JP3276726 B2 JP 3276726B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
gear
unit
locking
rotation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP19920893A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0735154A (ja
Inventor
博志 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Star Micronics Co Ltd
Original Assignee
Star Micronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Star Micronics Co Ltd filed Critical Star Micronics Co Ltd
Priority to JP19920893A priority Critical patent/JP3276726B2/ja
Publication of JPH0735154A publication Critical patent/JPH0735154A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3276726B2 publication Critical patent/JP3276726B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小型プリンタ等の回転
伝達手段として用いられるクラッチ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、プリンタには、印字用紙をプラ
テン上への案内、改行、印字後の排出等のため、用紙搬
送機構が設けられている。この用紙搬送機構には、印字
用紙の搬送をその目的に沿って1モータで間欠的に行な
うため、回転力の間欠的な伝達手段としてクラッチ機構
が設けられている。
【0003】図8は、プリンタにおけるクラッチ機構の
概要を示している。このプリンタは、印刷を必要とする
各種機器に内蔵するための小型プリンタを示しており、
プリンタ本体部100は用紙搬送機構及び印字機構等を
備えている。そして、その側部にはモータからの回転力
を受ける駆動軸102とともにその回転を受けて間欠的
な回転をする従動軸104が設置されている。そして、
これら駆動側と従動側との間の回転伝達手段としてクラ
ッチ機構106が設置されている。このクラッチ機構1
06は、機構手段としてのクラッチ部108とその操作
手段としての電磁機構部110とを備えており、電磁機
構部110ではプリンタ本体に内蔵された制御部やホス
トコンピュータ側からの命令によって回転伝達又はその
解除の各操作が選択的に行なわれる。
【0004】このクラッチ機構106は、例えば、図9
に示すように構成されている。図9において、(A)は
その平面構成、(B)はクラッチ本体部の構成を示して
いる。モータ等の駆動源から駆動力を受ける駆動軸10
2には、クラッチ部108を成す回転盤112とともに
環状を成す係止部114が取り付けられている。係止部
114には爪116が形成されており、この爪116に
は電磁機構部110によって操作されるロックレバー1
18の先端が係合する。ロックレバー118は支持部1
20に回動可能に支持されており、その支持点を支点と
して回動可能である。電磁機構部110には、このロッ
クレバー118を操作するためのソレノイド122とと
もにスプリング124が取り付けられている。スプリン
グ124は、ソレノイド122の励磁解除時、ロックレ
バー118を係止部114側に引き付けるための手段で
ある。ソレノイド122には、駆動時、リード線126
を通してプリンタ本体部100側から励磁電流が与えら
れる。
【0005】このようなクラッチ機構106によれば、
ソレノイド122の励磁により、ロックレバー118が
係止部114から離脱する。また、その励磁の解除によ
ってロックレバー118はフリーとなり、そのとき、ス
プリング124によって係止部114側に引き付けら
れ、その先端が爪116に係合する。即ち、ソレノイド
122の選択的な励磁、その解除により、ロックレバー
118が係止部114の爪116に係合し又はその係合
が解除される。そして、クラッチ部108は、ソレノイ
ド122の励磁時、即ち、ロックレバー118が係止部
114から離脱しているとき、回転盤112と係止部1
14とが結合され、駆動軸102の回転が回転盤112
側から従動軸104側に伝達されるのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
クラッチ機構106では、操作上の効率を考慮して駆動
軸102と電磁機構部110を隣接して配置して来た。
小型プリンタでは、体積上、プリンタ本体部100に対
し、機械的機構を成すクラッチ部108や電磁機構部1
10の占める割合が大きく、そのため、プリンタの小型
化には、その配置が課題となる。小型化の一つの方法と
して、クラッチ部108と電磁機構部110とを離して
設置することが得策であるとされてきた。
【0007】ところが、このように構成した場合、両者
の間に介在するロックレバー118は長くなるとともに
その形状が複雑化し、その操作をするための電磁機構部
110のソレノイド122には大きい駆動力が要求され
ることになり、体積も大きくなる。そして、ソレノイド
122には、プリンタ本体部100の制御部側との間に
リード線126が接続されている。このリード線126
は、レイアウト上、配置が限定され、動力伝達のための
輪列機構に対して邪魔な存在である。
【0008】また、クラッチ部108は、輪列の間隔内
に設置する方法がある。例えば、図10の(A)及び
(B)に示すように、モータ128によって駆動される
駆動側の歯車130と従動側の歯車132との間にクラ
ッチ部108が設置されている。この場合、電磁機構部
110は、歯車130、132の列と直交する側に設置
されることになる。このような配置は、一見合理的に見
えるものの、内蔵タイプの小型プリンタにあっては、対
象機器への取り付けの自由度が損なわれ、電磁機構部1
10のリード線126の配置が他の機器の配置や動作に
悪影響を与えるおそれがある。
【0009】そこで、本発明は、クラッチ部及び電磁機
構部の配置の自由度や電磁機構部の小型化を実現したク
ラッチ機構を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のクラッチ機構
は、図1に示すように、回転伝達手段としてクラッチス
プリング(44)を備え、このクラッチスプリングを拘
束状態又は開放状態に選択的に切り換えて回転伝達又は
その解除を行なうクラッチ部(2)と、このクラッチ部
の前記クラッチスプリングの係止又はその解除を行なう
係止リング(45)に形成された歯車(クラッチ歯車4
6)と、この歯車と噛み合う歯車を介して回転可能に設
置され、ロックレバー(22)と係合又はその解除によ
って回転又は回転阻止状態に切り換えられる係止手段
(係止部18)と、前記ロックレバーを操作する電磁機
構部(4)とを備えたことを特徴とする。
【0011】また、本発明のクラッチ機構においては、
前記係止手段は駆動側の歯車を支持する駆動軸側、前記
クラッチ部は前記駆動軸からの回転を受けるべき従動軸
側に取り付けられたことを特徴とする。
【0012】また、本発明のクラッチ機構においては、
前記クラッチ部は駆動側の歯車を支持する駆動軸側、前
記係止手段は前記駆動軸から回転力を受けるべき従動軸
側に取り付けられたことを特徴とする。
【0013】
【作用】クラッチ部は回転伝達手段としてクラッチスプ
リングを備えている。このクラッチスプリングを拘束状
態又は開放状態に選択的に切り換えて回転伝達又はその
解除を行なう。その手段として、係止リングが設けられ
ている。この係止リングは、クラッチリングと一体化し
てフリー回転し、その拘束によってクラッチリングが締
め付けられ、それが拘束状態となる。即ち、これが回転
伝達状態となる。
【0014】本発明では、この係止リングの操作機構を
歯車機構を以て構成したことに特徴がある。従来の係止
リングは、その一部に爪を備え、これを電磁機構部によ
って直接操作することを内容としていたのである。本発
明では、この係止リングに対し係止手段を新たに設置
し、係止手段と係止リングとの間に歯車機構を介在させ
たことで、両者の操作位置の自由度を高めたのである。
電磁機構部のロックレバーは、歯車機構の介在で任意の
箇所に設置された係止手段に係合させることで、クラッ
チ部の操作が可能である。
【0015】このようなクラッチ機構では、駆動側又は
従動側の何れに設置してもよく、請求項1又は2はそれ
を明らかにしたものである。設置側の選択が機能に影響
を及ぼすことがなく、配置の自由度が高いことを物語っ
ている。
【0016】
【実施例】以下、本発明を図面に示した実施例を参照し
て詳細に説明する。
【0017】図1の(A)及び(B)は、本発明のクラ
ッチ機構の第1実施例を示している。このクラッチ機構
は、クラッチ部2及び電磁機構部4を備えている。クラ
ッチ部2は機械的な手段、電磁機構部4はその切換手段
ないし操作手段である。これらクラッチ部2及び電磁機
構部4は、プリンタ本体部6のフレーム8上に設置され
ている。
【0018】フレーム8には、軸受10を介在させて第
1の軸としての駆動軸12が回転可能に取り付けられて
いるとともに、第2及び第3の軸14、16が一定の間
隔を以て取り付けられている。この駆動軸12には、モ
ータ等の駆動源が連結されている。この駆動源は、プリ
ンタ本体部6側に設置されている。軸14、16は、フ
レーム8に例えば圧入固定されて、その外面側に突設さ
れている。
【0019】駆動軸12には、クラッチ部2の回転伝達
又はその解除を選択的に行なう係止手段として、環状を
成す係止部18が取り付けられている。この係止部18
には爪20が形成されており、この爪20は電磁機構部
4のロックレバー22の先端に係合する。電磁機構部4
は、フレーム8に固定された支持部24を備えており、
この支持部24にはロックレバー22が支持されてい
る。ロックレバー22は支持部24を支点として回動可
能であり、その支点を挟んでソレノイド26及びスプリ
ング28が設置されている。スプリング28は引っ張り
ばねであって、ロックレバー22の先端を係止部18側
に適当な力で引いている。これに対し、ソレノイド26
は、リード線30を通して加えられる駆動電流によって
励磁され、その励磁時、吸引力の作用で係止部18から
引き外されるように構成されている。そして、係止部1
8には第1の歯車32が一体に形成されており、ロック
レバー22が外されているとき、歯車32の拘束を解か
れてフリー状態となる。
【0020】また、駆動軸12の先端部側には径小に形
成されて第2の歯車34が取り付けられている。この歯
車34は、スプリングピン36が埋め込まれて駆動軸1
2に回り止めされている。したがって、歯車34は、駆
動軸12と一体に回転し、その回転伝達を行なう駆動歯
車を構成している。
【0021】軸14は、その先端側に第3の歯車38が
取り付けられている。この歯車38は、軸14に回転可
能に支持されて、歯車34と噛み合っており、駆動軸1
2の回転力を受ける。この歯車38の径小部40には、
クラッチリング42が圧入されており、このクラッチリ
ング42の外側にはクラッチスプリング44を介して係
止リング45が介挿され、その周囲には第4の歯車とし
てクラッチ歯車46が形成されている。即ち、歯車38
に固定されたクラッチリング42に介挿されたクラッチ
スプリング44及びクラッチ歯車46を以てばねクラッ
チを構成している。即ち、このばねクラッチでは、クラ
ッチ歯車46にクラッチスプリング44の一端を係止す
る溝が設けられており、クラッチ歯車46を拘束状態又
は開放状態となることで、クラッチスプリング44がク
ラッチリング42を締付け又は緩めることにより、ワン
ウェイの回転伝達又はその解除を行なうものである。
【0022】また、軸14には、その基部側に第5の歯
車48が取り付けられている。この歯車48は、その一
部がばねクラッチのカバーを構成しているとともに、ク
ラッチ歯車46からの回転力を受ける従動歯車を構成し
ている。
【0023】そして、軸16には第6の歯車50が取り
付けられている。この歯車50には歯車48が噛み合っ
ており、クラッチ部2を介して駆動軸12側の回転が伝
達又はその伝達が解除される。
【0024】次に、図2は図1のクラッチ機構における
クラッチ部2を拡大して示し、図3はその分解状態を示
している。フレーム8には軸14が立設されており、そ
の頂部側には固定リング52が固定されて径大な歯車3
8が回転可能に取り付けられている。したがって、歯車
38の中央部には軸孔53が形成されている。この歯車
38には、円滑な回転を補償するため、円筒部54が設
けられ、その周囲部にはクラッチリング42が圧入され
ている。この歯車38の円筒部54の下部側には歯車4
8が取り付けられている。歯車48には、その上下部側
に円筒部56が形成されているとともに、断面がL字形
を成すフランジ部58が形成されている。円筒部56の
軸孔57は軸14の径に対応している。そして、円筒部
56の外径はクラッチリング42の外径と一致させてお
り、その周囲にはクラッチスプリング44が嵌められ、
このクラッチスプリング44の外周部には、係止リング
45が嵌められている。そして、クラッチスプリング4
4は、その上端部441が係止リング45の溝部47に
係止されている。また、その下端部442が歯車58の
フランジ部58の溝部49に係止され、換言すれば、係
止リング45と歯車58との間に跨がって設置されてい
る。
【0025】このようなクラッチ部2では、係止リング
45が解放状態にあるとき、歯車38、48はフリー状
態になるが、係止リング45が歯車46を以て係止状態
に移行すると、歯車38のクラッチリング42はクラッ
チスプリング44で締め付けられ、このクラッチスプリ
ング44を介して歯車38、48が連結されることにな
る。即ち、歯車38、48が一体化して回転することに
なる。
【0026】以上のような構成によれば、駆動軸12
は、図示しないモータ等の駆動源から駆動力を受けて回
転している。ここで、制御部側からリード線30を通し
て駆動電流がソレノイド26に流れ、ソレノイド26が
励磁されたとする。このとき、ロックレバー22は引き
付けられ、その先端部は係止部18から外れる。即ち、
係止部18は駆動軸12で開放状態となる。駆動軸12
の回転は、歯車34を介して歯車38に伝達されてお
り、その回転はクラッチスプリング44に伝達され、そ
の結果、クラッチスプリング44は絞られてクラッチリ
ング42に巻き付き、歯車38の回転はこのクラッチス
プリング44を介して歯車48に伝達される。そして、
この歯車48の回転は従動側の歯車50に伝達されるの
である。
【0027】また、ソレノイド26の励磁が解除される
と、ロックレバー22の先端部は係止部18の爪20に
当たり、その結果、係止部18はロックレバー22によ
って回転が妨げられて固定状態となる。このとき、駆動
軸12の回転は、係止部18の固定とは無関係であり、
歯車34を回転させる。この歯車34の回転は歯車38
に伝達されるが、係止部18が拘束状態にあるため、係
止部18の歯車32と噛み合っているクラッチ歯車46
も拘束状態となって、クラッチスプリング44の係止は
開放状態となる。その結果、歯車38と歯車48とは開
放状態となり、歯車38の回転は従動側の歯車48に伝
達されることはない。即ち、ソレノイド26の解除時に
は、歯車48、50は開放状態となり、回転が停止する
ことになる。
【0028】このように、このクラッチ機構にあって
は、クラッチ部2に歯車46を設け、この歯車46と噛
み合う歯車32を介して係止部18と連動するように構
成したことにより、クラッチ部2と電磁機構部4とを独
立させることができ、従来必要としていたロックレバー
22を長くする必要もない。即ち、短いロックレバー2
2を以てクラッチ部2の操作が可能になったのである。
【0029】そして、クラッチ部2には歯車46が設置
されて、電磁駆動部4によって操作される係止部18を
独立した構成とし、この係止部18に設けた歯車32を
以て歯車46と噛み合わせ、歯車機構を以て拘束状態及
び開放状態の選択操作を実現したのである。このような
歯車機構の介在は、部品点数から見れば増加したように
見えるが、駆動力の伝達の方向性や配置等の点では設計
の自由度が高められ、しかも、歯車32、46を薄いも
のや小型化することができ、配置も自由であるから、全
体装置の小型化に寄与するのである。
【0030】実施例では、電磁機構部4のロックレバー
22と歯車46との間に係止部18と一体化した一つの
歯車32を設置したが、2以上の歯車からなる歯車機構
を介在させることも可能であり、そのような構成でも実
施例と同様の動作及び効果が得られるのである。
【0031】次に、図4は、本発明のクラッチ機構の第
2実施例を示している。前記実施例では駆動軸12側に
係止部18を設置した場合について説明したが、第2実
施例は従動側に係止部18を設置したものである。説明
を容易にするため、形状が相違しても動作上対応する箇
所には同一符号を付してある。この実施例では、モータ
52によって駆動する駆動軸12に対し、軸14、1
6、17が設置されている。軸17は、第1実施例の軸
14、16に対して追加された第4の軸を構成してい
る。
【0032】軸17には、係止部18が取り付けられて
おり、この係止部18には歯車32が取り付けられてい
る。また、この軸17には、従動側の歯車51が取り付
けられており、この歯車51が歯車48と噛み合ってい
る点は第1実施例の関係と同様である。そして、軸16
には歯車50が取り付けられ、この歯車50が歯車51
と噛み合っている。即ち、従動側の歯車機構を構成して
いる。
【0033】このように、駆動側にクラッチ部2を設置
し、従動側に係止リング45を設け、この係止リング4
5と歯車46とを以てクラッチ部2を操作するようにし
ても、前記実施例と同様にクラッチ動作を実現すること
ができる。そして、その配置の自由度も同様であり、こ
のような係止リング45やクラッチ部2の配置の自由度
も設計の自由度があることを物語るものである。
【0034】次に、図5ないし図7は、本発明のクラッ
チ機構の応用例であるプリンタを示している。プリンタ
本体部6の側面部にはクラッチ部2とともに電磁機構部
4が配置されており、その歯車機構5からも明らかなよ
うに、平面配置可能でプリンタの小型化が実現されてい
る。
【0035】なお、実施例では、プリンタを例に取って
説明しているが、本発明のクラッチ機構は回転伝達機構
としての機能を持つ機構部品であるので、各種の回転伝
達手段として利用できるものであり、プリンタに限定さ
れるものではない。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次のような効果が得られる。 a.機械的な回転伝達を行なうクラッチ部と、その操作
手段である電磁機構部との配置設計の自由度が高くな
り、設置されるプリンタ等の機器側への適応性が高めら
れ、対象機器側の小型化に寄与する。 b.クラッチ部側のトルク、回転速度等の機械的要素を
歯車比を変更させることで、クラッチ機構の設計の自由
度を増し、結果として信頼性の高い回転伝達を実現する
ことができる。 c.ロックレバーの短縮化を図ることができ、その駆動
力の削減が可能になるので、電磁機構部の小型化、省電
力化を図ることができる。 d.複数のクラッチ機構を併存させて電磁機構部の共用
化が可能になるので、機構の簡略化とともに効率化を図
ることができる。 e.クラッチ部に減速歯車や加速歯車等を付設している
ので、他の輪列との組合せが可能になり、ワンウェイク
ラッチでありながら、回転方向も任意に設定でき、配置
設計の自由度をより高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクラッチ機構の第1実施例を示し、
(A)はその平面図、(B)はその断面図である。
【図2】図1に示したクラッチ機構のクラッチ部の拡大
断面図である。
【図3】図1に示したクラッチ機構のクラッチ部の分解
斜視図である。
【図4】本発明のクラッチ機構の第2実施例を示し、
(A)は平面配置を示す図、(B)はその断面図であ
る。
【図5】本発明のクラッチ機構をプリンタに適用した具
体的な実施例を示す平面図である。
【図6】図5に示したプリンタの左側面図である。
【図7】図5に示したプリンタの右側面図である。
【図8】従来の小型プリンタのクラッチ機構を示すブロ
ック図である。
【図9】従来のクラッチ機構を示し、(A)はその平面
図、(B)はその断面図である。
【図10】従来の他のクラッチ機構を示し、(A)はそ
の平面図、(B)はその断面図である。
【符号の説明】
2 クラッチ部 4 電磁機構部 18 係止部(係止手段) 22 ロックレバー 32,46 歯車 44 クラッチスプリング 45 係止リング 46 クラッチ歯車

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転伝達手段としてクラッチスプリング
    を備え、このクラッチスプリングを拘束状態又は開放状
    態に選択的に切り換えて回転伝達又はその解除を行なう
    クラッチ部と、 このクラッチ部の前記クラッチスプリングの係止又はそ
    の解除を行なう係止リングに形成された歯車と、 この歯車と噛み合う歯車を介して回転可能に設置され、
    ロックレバーと係合又はその解除によって回転又は回転
    阻止状態に切り換えられる係止手段と、 前記ロックレバーを操作する電磁機構部と、 を備えたことを特徴とするクラッチ機構。
  2. 【請求項2】 前記係止手段は駆動側の歯車を支持する
    駆動軸側、前記クラッチ部は前記駆動軸からの回転を受
    けるべき従動軸側に取り付けられたことを特徴とする請
    求項1記載のクラッチ機構。
  3. 【請求項3】 前記クラッチ部は駆動側の歯車を支持す
    る駆動軸側、前記係止手段は前記駆動軸から回転力を受
    けるべき従動軸側に取り付けられたことを特徴とする請
    求項1記載のクラッチ機構。
JP19920893A 1993-07-16 1993-07-16 クラッチ機構 Expired - Fee Related JP3276726B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19920893A JP3276726B2 (ja) 1993-07-16 1993-07-16 クラッチ機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19920893A JP3276726B2 (ja) 1993-07-16 1993-07-16 クラッチ機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0735154A JPH0735154A (ja) 1995-02-03
JP3276726B2 true JP3276726B2 (ja) 2002-04-22

Family

ID=16403937

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19920893A Expired - Fee Related JP3276726B2 (ja) 1993-07-16 1993-07-16 クラッチ機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3276726B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0735154A (ja) 1995-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011016528A (ja) 自動変速装置
JP2003184920A (ja) 駆動ユニット
WO1998056648A1 (en) Apparatus for changing rotation of pedal shaft for bicycle
JP3276726B2 (ja) クラッチ機構
US6725737B2 (en) Shifting device for a transmisssion
GB2225119A (en) "motor-driven film winder".
CN1944120A (zh) 卷带装置
KR20070048162A (ko) 핸드 브레이크를 위한 릴리즈 홀딩 기구의 릴리즈 장치
JPH11247906A (ja) クラッチ機構及びウエビング巻取装置
JP4195665B2 (ja) 開閉体の駆動装置
US5091740A (en) Film winding device
JPH1028351A (ja) 遊星減速形スタータ
JP4753268B2 (ja) 車輌のレンジ切替え装置
JPH1135235A (ja) ケーブル巻取装置
JP2004108468A (ja) 手動変速機のシフト機構
JP2002301957A (ja) ラチェット式レバー機構
JP2001349402A (ja) トラクションドライブ式駆動装置
JPH0425153B2 (ja)
JP3468416B2 (ja) 減速装置
JP2006034366A (ja) 便座装置
JP4026119B2 (ja) 電動雲台装置
KR200147278Y1 (ko) 카메라의 셔터 구동장치
JPH1115565A (ja) 電子機器の冷却構造
JPS62221838A (ja) アクチユエ−タ
JPS6320240A (ja) 定速走行装置のアクチユエ−タ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees