JP5463946B2 - スタータ - Google Patents

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Description

本発明は、モータへの通電電流を断続するためのメイン接点を開閉するメイン電磁スイッチと、モータへの通電経路を切り替えるための補助電磁スイッチとを備えたスタータに関する。
従来、エンジン始動用のスタータは、モータへの通電電流を断続するためのメイン接点を開閉する電磁スイッチを搭載している。
ところが、モータの起動時、つまり、メイン接点が閉じた時に、バッテリから突入電流と呼ばれる大電流がモータに流れるため、バッテリの端子電圧が大きく低下して、メータ類やオーディオ等の電気機器が瞬間的に作動停止する、いわゆる「瞬断」と呼ばれる現象が起きることがある。
また、モータの起動時に大電流が流れることで、大きなトルクが発生するため、ピニオンがリングギヤに噛み合う時の衝撃力が大きくなる。その結果、ギヤの摩耗による耐久性の低下、および、噛み合い時の騒音が増大する等の問題が生じる。
これに対し、特許文献1および特許文献2では、モータ回路(バッテリからモータに電流を流すための回路)に抵抗体を挿入し、この抵抗体を経由してモータに通電する高抵抗通電経路と、抵抗体をバイパスしてモータに通電する低抵抗通電経路とを形成し、その高抵抗通電経路と低抵抗通電経路とを補助電磁スイッチにより切り替える技術が提案されている。
つまり、モータの起動時には、補助電磁スイッチにより高抵抗通電経路が形成され、モータに流れる起動電流が抵抗体により抑制されることで、モータが低速度で回転する。
その後(例えば、ピニオンがリングギヤに噛み合った後)、補助電磁スイッチにより低抵抗通電経路が形成されて、バッテリの全電圧がモータに印加されることで、モータが高速度で回転する。
これにより、エンジン始動時、つまり、モータの起動時には、抵抗体によって抑制された電流がモータに流れるため、電源電圧の低下が抑制される。その結果、「瞬断」の発生を防止でき、他の電気機器の作動を確保できる。
また、モータ起動時の発生トルクを低減できるので、ピニオンがリングギヤに噛み合う時の衝撃を小さくできる。その結果、ピニオンおよびリングギヤの摩耗を抑制でき、耐久性の向上に寄与できる。
さらに、近年、地球温暖化の抑制を目的としたアイドルストップ装置の採用が拡大する傾向にあるが、アイドルストップ装置を搭載する車両では、スタータの作動回数が大幅に増加するため、スタータの耐久性向上は必須であり、この点からも、上記の公知技術(特許文献1、2)は有効である。
特開2009−224315号公報 特開2009−167967号公報
ところで、上記の特許文献1、2には、ブラケットを介して補助電磁スイッチをスタータのハウジングに固定する構造が示されている。
ハウジングには、メイン電磁スイッチを固定するための取り付け部が設けられており、この取り付け部に2本のボルトを締め付けてメイン電磁スイッチが固定される。
一方、補助電磁スイッチは、ブラケットの一端側に溶接等により接合され、そのブラケットの他端側をハウジングの取り付け部とメイン電磁スイッチとの間に挟み込んで、上記の2本のボルトによりメイン電磁スイッチと共に取り付け部に固定される。
しかし、上記の構造では、メイン電磁スイッチを取り付けるために設けられているハウジングの取り付け部にブラケットの他端側をボルトで固定するため、補助電磁スイッチをメイン電磁スイッチの周囲に近接して配置する必要がある。つまり、補助電磁スイッチの取り付け位置は、メイン電磁スイッチの取り付け位置が基準となるため、エンジンに対するスタータの搭載性を向上する上で、補助電磁スイッチの配置自由度(取り付け位置の自由度)の改善が望まれている。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、スタータ本体に対して補助電磁スイッチの取り付け位置を適宜に選択でき、補助電磁スイッチの配置自由度を高めることにより、エンジン側への搭載性を向上できるスタータを提供することにある。
(請求項1の発明)
本発明のスタータは、バッテリより電力の供給を受けて回転力を発生するモータと、通電時に電磁石を形成するスイッチコイルを有し、このスイッチコイルの励磁状態に応じて、モータへの通電電流を断続するためのメイン接点を開閉するメイン電磁スイッチと、モータの起動電流を抑制するための抵抗体が挿入された高抵抗通電経路と、抵抗体をバイパスする低抵抗通電経路とを切り替えるためのリレー機能を有する補助電磁スイッチとを備えている。
上記の補助電磁スイッチは、モータとメイン電磁スイッチとを含むスタータ本体に補助部材を介して固定され、その補助部材は、モータのヨーク(モータヨークと呼ぶ)、またはメイン電磁スイッチのヨーク(スイッチヨークと呼ぶ)の外周を覆う円筒状のバンド部と、このバンド部に設けられた取付け座とを有するカバーバンドによって形成され、モータヨークまたはスイッチヨークの外周にバンド部を固定し、取付け座に補助電磁スイッチが固定されることを特徴とする。
上記の構成であれば、モータヨークまたはスイッチヨークに対し、カバーバンドのバンド部を固定することにより、補助電磁スイッチをスタータ本体に取り付けることができる。この場合、補助電磁スイッチを取り付けるための専用の取付け台をスタータ本体に直接設ける必要がないので、スタータ本体の改造が一切不要である。
また、モータヨークまたはスイッチヨークに対し、カバーバンドを介して補助電磁スイッチを固定できるので、スタータのハウジングに対するメイン電磁スイッチの取り付け位置によって補助電磁スイッチの取り付け位置が限定されることはない。
つまり、補助電磁スイッチは、スイッチヨークにカバーバンドを介して取り付けることもできるが、モータヨークに対しカバーバンドを介して取り付けることもできるので、補助電磁スイッチの取り付け位置の選択幅が広がる。
さらに、カバーバンドは、モータヨークまたはスイッチヨークに対し、バンド部を周方向に所定の範囲で回転させて適宜な位置で固定できる。これにより、モータヨークまたはスイッチヨークの周方向において、バンド部に設けられた取付け座の位置を適宜に変更できるので、補助電磁スイッチの取り付け自由度が向上し、エンジン側へのスタータの搭載性が向上する。
(請求項2の発明)
請求項1に記載したスタータにおいて、カバーバンドは、バンド部の内径がモータヨークまたはスイッチヨークの外径より大きく形成され、且つ、バンド部に少なくとも1つのネジ孔が形成され、このネジ孔にボルトを結合し、そのボルトをモータヨークまたはスイッチヨークの外周面に締め付けることで、モータヨークまたはスイッチヨークに対しバンド部が固定されることを特徴とする。
この請求項2の発明に係るカバーバンドは、バンド部をモータヨークまたはスイッチヨークに固定する際に、予めバンド部に形成されたネジ孔にボルトを結合して、そのボルトをモータヨークまたはスイッチヨークの外周面に締め付けるだけで、容易にモータヨークまたはスイッチヨークに固定できる。
上記の構成であれば、モータヨークまたはスイッチヨークの外径が異なるスタータ、つまり、機種や体格等が異なるスタータに対しても、カバーバンドの変更だけで対応できるので、補助電磁スイッチの取り付け構造に汎用性を持たせることができる。
また、カバーバンドは、例えば、バーリング加工によってバンド部にネジ孔を形成できるので、モータヨークまたはスイッチヨークにネジ孔を形成する必要はなく、スタータ本体への加工は一切不要である。
さらに、上記のバーリング加工によれば、バンド部の板厚が薄くてもネジ孔を形成できるので、バンド部を含むカバーバンド全体の板厚を薄く設計することが可能となり、軽量化に寄与できる。
(請求項3の発明)
請求項1に記載したスタータにおいて、カバーバンドは、バンド部が周方向の一部で切り離されて、その切り離された一方の端部と他方の端部とに、それぞれバンド部の外周より径方向の外側へ折り曲げられた一対の端板部が設けられ、モータヨークまたはスイッチヨークの外周にバンド部を巻き付けた状態で、周方向に所定の間隔を有して対向する一対の端板部同士の間を結合手段により締め付けることにより、モータヨークまたはスイッチヨークの外周面にバンド部が密着固定されることを特徴とする。
この請求項3の発明に係るカバーバンドは、モータヨークまたはスイッチヨークの外周にバンド部を巻き付けた状態で、バンド部の両端部に設けられた一対の端板部同士の間を結合手段により締め付けることにより、容易にモータヨークまたはスイッチヨークに固定できる。
上記の構成であれば、モータヨークまたはスイッチヨークの外径が異なるスタータ、つまり、機種や体格等が異なるスタータに対しても、カバーバンドの変更だけで対応できるので、補助電磁スイッチの取り付け構造に汎用性を持たせることができる。
また、カバーバンドは、バンド部の両端部に設けられた一対の端板部同士の間を結合手段(例えば、ボルトとナット)により締め付けることで、モータヨークまたはスイッチヨークの外周面に強固にバンド部を密着固定させることができる。これにより、走行時の振動やエンジン振動等によってバンド部が周方向にずれることはなく、スタータ本体に対し、補助電磁スイッチを確実に固定できる。
さらに、カバーバンドは、モータヨークまたはスイッチヨークの外周面にバンド部を巻き付けて密着させるので、バンド部の変形を防止できる。これにより、バンド部を含むカバーバンド全体の板厚を薄く設計することが可能となり、軽量化に寄与できる。
(請求項4の発明)
請求項2または3に記載したスタータにおいて、補助電磁スイッチは、磁気ヨークを形成する筒状のフレームを有し、このフレームの外周面に一端側が接合され、他端側がフレームの外周面より外側へ折り返されて支脚片として形成された複数のブラケットを有し、支脚片がカバーバンドの取付け座に結合手段により結合されて固定されることを特徴とする。
上記の構成によると、補助電磁スイッチは、フレームの外周面に接合されたブラケットを介して、カバーバンドの取付け座に結合手段によって固定することができる。
結合手段は、例えば、ボルトとナットを使用することができる。つまり、ブラケットに形成された支脚片をカバーバンドの取付け座に乗せて、両者間をボルトとナットの結合により締め付けることで、補助電磁スイッチを取付け座に確実に固定できる。
(請求項5の発明)
請求項2または3に記載したスタータにおいて、カバーバンドの取付け座には、複数のスリットが平行に形成され、補助電磁スイッチは、磁気ヨークを形成する筒状のフレームを有し、このフレームの外周面に一端側が接合され、他端側がフレームの外周面より外側へ曲げられて支脚片として形成された複数のブラケットを有し、支脚片には、補助電磁スイッチの軸心方向に沿った支脚片の長手方向の一端に開口して他端側が閉じた切欠き溝が形成されて、この切欠き溝の溝幅とスリットが形成されている取付け座の板厚とが略同寸法に設定され、且つ、切欠き溝に沿って支脚片の末端側に支脚片の長手方向に突き出る突出部が形成され、この突出部をスリットより取付け座の内側へ挿入し、取付け座とブラケットとを軸方向(スリットの長手方向)に相対移動させて、切欠き溝に取付け座の板厚部を圧入状態で差し込んで挟み込むことにより、補助電磁スイッチが取付け座に固定されることを特徴とする。
上記の構成によれば、補助電磁スイッチをカバーバンドの取付け座に固定するための余分な部品(例えば、ボルトとナット等)を使用する必要はなく、固定用の工具も不要である。また、ブラケットの支脚片を取付け座に溶接等により接合する必要もない。
つまり、補助電磁スイッチは、支脚片の末端側に設けられる突出部を取付け座のスリットより取付け座の内側へ挿入した後、支脚片に形成された切欠き溝に取付け座の板厚部を圧入状態で差し込んで挟み込むだけで、取付け座に固定することが可能となる。
また、補助電磁スイッチのフレームに接合されるブラケットは、スリットより取付け座の内側へ挿入される突出部の下端面が、モータヨークまたはスイッチヨークの外周面を押圧する長さに設計することで、取付け座を介して径方向にも堅固に装着できる。
(請求項6の発明)
請求項1〜5に記載した何れかのスタータにおいて、抵抗体は、補助電磁スイッチの筐体内部に収容されていることを特徴とする。
補助電磁スイッチの筐体は、一般に、磁気ヨークを形成する有底筒状のフレームと、このフレームの開口部を塞いで組み付けられる樹脂製のカバーとで構成され、フレームとカバーとの嵌合部にシール部品を挟み込むことで防水処理が行われている。
この筐体内部に抵抗体を収容することにより、抵抗体に水分が付着することを防止できるので、抵抗体が腐食することはなく、耐久性を向上できる。
また、抵抗体が長時間の通電により赤熱した場合でも、筐体の外部から可燃性の物体が抵抗体に接触することはないので、安全性が向上する。
実施例1に記載したスタータを軸方向の後方から見た平面図である。 実施例1に記載したカバーバンドの斜視図である。 実施例1に記載したカバーバンドをモータヨークの外周にボルトで固定した平面図である。 実施例2に記載したカバーバンドをモータヨークの外周面に密着して固定した平面図である。 実施例3に記載したカバーバンドの斜視図である。 (a)補助電磁スイッチのフレームにブラケットが接合されている状態を示す軸方向A視図、(b)補助電磁スイッチのフレームにブラケットが接合されている状態を示す側面図、(c)スリットが形成された取付け座の斜視図である(実施例3)。 実施例3に記載したスタータを軸方向の後方から見た平面図である。 実施例4に記載したスタータの側面図である。 実施例4に記載したスタータを軸方向の後方から見た平面図である。 実施例4に記載したスタータの側面図である。 実施例4に記載したスタータを軸方向の後方から見た平面図である。 実施例5に記載したスタータの側面図である。 実施例5に記載したスタータを軸方向の後方から見た平面図である。 実施例5に記載したスタータの側面図である。 実施例5に記載したスタータを軸方向の後方から見た平面図である。
本発明を実施するための最良の形態を以下の実施例により詳細に説明する。
ただし、以下で説明する実施例1〜5のうち、実施例1〜3は、本発明が適用された例を示しているに対し、実施例4、5は、本発明が適用されていない参考例を示している。
(実施例1)
この実施例1で説明するスタータ1は、モータ2に回転力を発生させると共に、ピニオン3(例えば、図8参照)を軸方向に移動させてエンジンのリングギヤ(図示せず)に噛み合わせ、モータ2の回転力をピニオン3からリングギヤに伝達してエンジンを始動させる周知の働きを有するもので、モータ2への通電電流を断続するためのメイン接点を開閉するメイン電磁スイッチ4と、モータ2の起動電流を抑制するための抵抗体(図示せず)を内蔵した補助電磁スイッチ6とを備えている。
モータ2は、例えば、電機子の端部に整流子を有する周知の整流子電動機であり、バッテリ(図示せず)より電力の供給を受けて電機子に回転トルクを発生する。以下、バッテリよりモータ2に電力を供給するための回路をモータ回路と呼ぶ。
メイン電磁スイッチ4は、図示しないスタータリレーを通じてバッテリより電力が供給されるスイッチ端子5(図1参照)を有し、このスイッチ端子5に接続されるスイッチコイル(図示せず)の励磁状態に応じて上記メイン接点の開閉を行う。また、本実施例のメイン電磁スイッチ4は、スイッチコイルが通電された時に、電磁石の吸引力を利用して、ピニオン3をリングギヤ側へ押し出す働きを兼ねている。
メイン接点は、図1に示す2本の端子ボルト7、8を介してモータ回路に接続される一組の固定接点と、この一組の固定接点間を電気的に断続する可動接点とを有し、この可動接点を介して一組の固定接点間が電気的に導通することでオン状態となり、可動接点が一組の固定接点から開離することでオフ状態となる。
2本の端子ボルト7、8は、樹脂製の接点カバー9にワッシャ等によって固定され、接点カバー9の内側にボルト頭部と一体(または別体で電気的に接合された状態)に固定接点が設けられ、接点カバー9の外側にボルト軸部(雄ねじ部)が軸方向に突き出ている。この2本の端子ボルト7、8のうち、−電位側である一方の端子ボルト7は、モータ2に電流を流すためのモータリード線10(図1参照)が接続されるM端子を形成している。 接点カバー9は、筒状の胴体部を有する有底形状に設けられ、その胴体部の先端側が、磁気ヨークを兼ねるフレーム(以下、スイッチヨークと呼ぶ)の開口部の内周に挿入されて、スイッチヨークの開口部を塞いだ状態で組み付けられ、胴体部の周方向の一部あるいは全周にスイッチヨークの開口端部をかしめて固定されている。
補助電磁スイッチ6は、通電時に電磁石を形成するリレーコイル(図示せず)を有し、このリレーコイルの励磁状態に応じてリレー接点(図示せず)を開閉する。
リレー接点は、図1に示す2本の端子ボルト11、12を介してモータ回路に接続される一組の固定接点と、この一組の固定接点間を電気的に断続する可動接点とを有し、この可動接点を介して一組の固定接点間が電気的に導通することでオン状態となり、可動接点が一組の固定接点から開離することでオフ状態となる。
但し、本実施例の補助電磁スイッチ6は、リレーコイルが非励磁の時にリレー接点を閉じている常閉接点構造を有し、上記のスタータリレーがオンすると、例えば、IC等の制御回路(図示せず)によって所定時間だけリレーコイルへの通電タイミングが遅延される。つまり、スイッチコイルへの通電タイミングより所定時間だけ遅れてリレーコイルに通電される。
2本の端子ボルト11、12は、樹脂製の接点カバー13にワッシャ等によって固定され、接点カバー13の内側にボルト頭部と一体(または別体で電気的に接合された状態)に固定接点が設けられ、接点カバー13の外側にボルト軸部(雄ねじ部)が軸方向に突き出ている。この2本の端子ボルト11、12のうち、+電位側である一方の端子ボルト11は、バッテリケーブルが接続されるB端子を形成している。また、メイン電磁スイッチ4の+電位側である他方の端子ボルト8と、補助電磁スイッチ6の−電位側である他方の端子ボルト12は、図1に示す様に、例えば、金属製の連結板14によって電気的に連結されている。
接点カバー13は、筒状の胴体部を有する有底形状に設けられ、その胴体部の先端側が、磁気ヨークを兼ねるフレームの開口部の内周に挿入されて、フレームの開口部を塞いだ状態で組み付けられ、胴体部の周方向の一部あるいは全周にフレームの開口端部をかしめて固定されている。
抵抗体は、補助電磁スイッチ6の筐体内部(例えば、接点カバー13の内部空間)に収容され、一方の端部が一方の端子ボルト11のボルト頭部と電気的、且つ、機械的に接合され、他方の端部が他方の端子ボルト12のボルト頭部と電気的、且つ、機械的に接合されている。
これにより、補助電磁スイッチ6のリレーコイルが非励磁の時は、リレー接点がオンしているので、抵抗体の両端が短絡されて、本発明の低抵抗通電経路が形成され、リレーコイルが励磁されてリレー接点がオフすると、抵抗体を経由してモータ2に通電される本発明の高抵抗通電経路が形成される。つまり、モータ2の起動時には、常閉接点構造である補助電磁スイッチ6のリレー接点がオフしていることで高抵抗通電経路が形成され、モータ2に流れる起動電流が抵抗体により抑制されて、モータ2が低速度で回転する。その後、補助電磁スイッチ6のリレー接点がオンして低抵抗通電経路が形成され、バッテリの全電圧がモータ2に印加されることで、モータ2が高速度で回転する。
この抵抗体を内蔵した補助電磁スイッチ6は、モータ2とメイン電磁スイッチ4とを含むスタータ本体に補助部材を介して固定されている。
以下、補助部材の構成と、その補助部材を使用して補助電磁スイッチ6をスタータ本体に固定する方法について説明する。
補助部材は、図2に示す様に、円筒状のバンド部15aと、このバンド部15aと一体に設けられた取付け座15bとを有するカバーバンド15によって形成される。
このカバーバンド15は、バンド部15aの内径がモータ2のヨーク(以下、モータヨーク2aと呼ぶ)の外径より若干大きく形成され、且つ、バンド部15aに少なくとも1固(望ましくは2個以上)のネジ孔15cがバーリング加工によって形成されている。
取付け座15bは、周方向に所定の間隔を有してバンド部15aの外径より外側へ立ち上がる一対の脚部15dにより支持されて平坦面を形成している。また、この取付け座15bには、補助電磁スイッチ6をボルト16(図1参照)で固定するために、そのボルト16を通すための丸孔15eが2箇所(4箇所でも良い)開けられている。
一方、補助電磁スイッチ6には、図1に示す様に、フレームの外周面に一対のブラケット17が溶接等により接合されている。このブラケット17は、例えば、長方形状を有する金属板(例えば鉄板)によって形成され、その金属板の一端側がフレームの外周面に接合され、他端側がフレームの外周面より外側へ開いた形状に折り返されて支脚片17aとして形成されている。
また、支脚片17aには、取付け座15bに開けられた丸孔15eの位置に対応して、ボルト16を通すための丸孔が2箇所(4個所でも良い)開けられている。
上記のカバーバンド15は、モータヨーク2aの外周にバンド部15aを配置した後、図3に示す様に、バンド部15aに形成したネジ孔15cにボルト18を結合し、そのボルト18をモータヨーク2aの外周面に締め付けることでモータヨーク2aに対しバンド部15aが固定される。
その後、補助電磁スイッチ6のフレームに接合されたブラケット17の支脚片17aを、カバーバンド15の取付け座15bに配置して、支脚片17aに形成された丸孔と取付け座15bに形成された丸孔15eとにボルト16を通し、そのボルト16にナット19(図1参照)を結合して締め付けることで、取付け座15bにブラケット17を介して補助電磁スイッチ6が固定される。
(実施例1の効果)
本実施例の補助電磁スイッチ6は、モータ2とメイン電磁スイッチ4とを含むスタータ本体にカバーバンド15を介して固定される。そのカバーバンド15は、予めバンド部15aに形成されたネジ孔15cにボルト18を結合して、そのボルト18をモータヨーク2aの外周面に締め付けるだけで、容易にモータヨーク2aに固定できる。この構成によれば、補助電磁スイッチ6を取り付けるための専用の取付け台をスタータ本体に直接設ける必要がないので、スタータ本体の改造が一切不要である。また、カバーバンド15を介してモータヨーク2aに補助電磁スイッチ6を固定するので、スタータハウジング20(図1参照)に対するメイン電磁スイッチ4の取り付け位置によって補助電磁スイッチ6の取り付け位置が限定されることはない。
さらに、実施例1では、カバーバンド15のバンド部15aがモータヨーク2aにボルト18を締め付けて固定される一例を記載しているが、図3に示す様に、メイン電磁スイッチ4のスイッチヨーク4aに対しても、実施例1と同様に、カバーバンド15を介して補助電磁スイッチ6を固定できる。これにより、モータヨーク2aだけでなく、スイッチヨーク4aにもカバーバンド15を介して補助電磁スイッチ6を固定できるので、補助電磁スイッチ6の取り付け位置の選択幅が広がる。但し、モータヨーク2aの外径とスイッチヨーク4aの外径とが異なるため、カバーバンド15を介して補助電磁スイッチ6をモータヨーク2aに固定する場合と、スイッチヨーク4aに固定する場合とでは、カバーバンド15の大きさ(バンド部15aの外径)が異なることは当然である。
本実施例のカバーバンド15を介して補助電磁スイッチ6をモータヨーク2aまたはスイッチヨーク4aに固定する方法によれば、モータヨーク2aまたはスイッチヨーク4aの外径が異なるスタータ1、つまり、機種や体格等が異なるスタータ1に対しても、カバーバンド15の変更だけで対応できるので、補助電磁スイッチ6の取り付け構造に汎用性を持たせることができる。
また、カバーバンド15は、例えば、バーリング加工によってバンド部15aにネジ孔15cを形成できるので、モータヨーク2aまたはスイッチヨーク4aにネジ孔を形成する必要はなく、スタータ本体への加工は一切不要である。さらに、バーリング加工によれば、バンド部15aの板厚が薄くてもネジ孔15cを形成できるので、バンド部15aを含むカバーバンド15の板厚を薄く設計して軽量化を図ることが可能である。
(実施例2)
この実施例2は、実施例1と同様に、カバーバンド15を介してモータヨーク2aまたはスイッチヨーク4aに補助電磁スイッチ6を固定する他の例である。
カバーバンド15は、実施例1と同じく、円筒状のバンド部15aと、このバンド部15aと一体に設けられた取付け座15bとで構成されるが、バンド部15aの構成が実施例1とは異なる。
つまり、実施例1のバンド部15aは、周方向に連続した円筒状に形成されているが、本実施例のバンド部15aは、図4に示す様に、周方向の一部が切り離されて、その切り離された一方の端部と他方の端部とに、それぞれバンド部15aの外周より径方向の外側へ折り曲げられた一対の端板部15fが設けられている。
このカバーバンド15は、モータヨーク2aまたはスイッチヨーク4aの外周にバンド部15aを巻き付けた状態で、周方向に所定の間隔を有して対向する一対の端板部15fの間にボルト21を通し、そのボルト21にナット22を結合して締め付けることにより、モータヨーク2aまたはスイッチヨーク4aの外周面にバンド部15aが密着固定される。その後、実施例1と同じく、カバーバンド15の取付け座15bにブラケット17を介して補助電磁スイッチ6が固定される。
この実施例2に示すカバーバンド15は、モータヨーク2aまたはスイッチヨーク4aの外周にバンド部15aを巻き付けた後、一対の端板部15fの間をボルト21とナット22の結合により締め付けることで、容易にモータヨーク2aまたはスイッチヨーク4aに固定できる。
上記の構成であれば、モータヨーク2aまたはスイッチヨーク4aの外径が異なるスタータ1、つまり、機種や体格等が異なるスタータ1に対しても、カバーバンド15の基本的な構造を変える必要はなく、バンド部15aの外径が異なるカバーバンド15を使用することで対応できるので、補助電磁スイッチ6の取付け構造に汎用性を持たせることができる。
また、カバーバンド15は、バンド部15aの両端部に設けられた一対の端板部15fの間にボルト21を通し、そのボルト21にナット22を結合して締め付けることで、モータヨーク2aまたはスイッチヨーク4aの外周面に強固にバンド部15aを密着固定できる。これにより、走行時の振動やエンジン振動等によってバンド部15aが周方向にずれることを防止できるので、スタータ本体に対する補助電磁スイッチ6の取付け位置を確実に固定できる。
さらに、カバーバンド15は、モータヨーク2aまたはスイッチヨーク4aの外周面にバンド部15aを巻き付けて密着させるので、バンド部15aの変形を防止できる。これにより、バンド部15aの変形を防止するためにバンド部15aの板厚を厚くする必要はなく、バンド部15aを含むカバーバンド15の板厚を薄く設計して軽量化を図ることが可能である。
(実施例3)
この実施例3は、カバーバンド15の取付け座15bに対する補助電磁スイッチ6の固定方法に係る他の例である。つまり、実施例1、2では、取付け座15bとブラケット17の支脚片17aとをボルト16とナット19の結合によって固定する例を記載したが、本実施例では、その取付け座15bに対する補助電磁スイッチ6の固定方法が実施例1、2とは異なる。
カバーバンド15の構成は、実施例1または実施例2と同様に、バンド部15aと取付け座15bとを有し、且つ、バンド部15aをモータヨーク2aまたはスイッチヨーク4aに固定する方法は、実施例1または実施例2と同じであるが、カバーバンド15の取付け座15bには、図5に示す様に、2本のスリット15gが平行に形成されている。
一方、補助電磁スイッチ6は、図6(a)、(b)に示す様に、フレームの外周面に一端側が接合され、他端側がフレームの外周面より外側へ曲げられて支脚片17aとして形成された一対のブラケット17を有している。なお、一対の支脚片17aの間隔は、カバーバンド15の取付け座15bに形成された2本のスリット15gの間隔と同じである。また、支脚片17aには、図6(b)に示す様に、補助電磁スイッチ6の軸心方向(図示左右方向)に沿った支脚片17aの長手方向の一端に開口して他端側が閉じた切欠き溝17bが形成され、その切欠き溝17bに沿って、支脚片17aの末端側(切欠き溝17bより図示下側)に支脚片17aの一端側へ突き出る突出部17cが形成されている。
なお、切欠き溝17bの溝幅〔図6(b)の上下方向の幅〕は、スリット15gが形成された取付け座15bの板厚と略同寸法に設定されている。
上記の構成において、図6(c)に示す様に、支脚片17aの突出部17cを取付け座15bのスリット15gより取付け座15bの内側へ挿入し、取付け座15bに対し補助電磁スイッチ6を軸方向(スリット15gの長手方向)へ移動させ、支脚片17aに形成された切欠き溝17bに取付け座15bの板厚部を差し込む。つまり、切欠き溝17bに取付け座15bの板厚部が圧入された状態で、取付け座15bにブラケット17を介して補助電磁スイッチ6が固定される(図7参照)。
この実施例3の方法によれば、補助電磁スイッチ6を取付け座15bに固定するための余分な部品(例えば、ボルトとナット等)を使用する必要はなく、固定用の工具も不要である。また、ブラケット17の支脚片17aを取付け座15bに溶接等により接合する必要もない。
なお、支脚片17aに形成される切欠き溝17bの溝幅と、取付け座15bの板厚とが略同寸法に設定されるので、取付け座15bの板厚部が切欠き溝17bに圧入状態で挿入されることにより、スリット15gの長手方向にブラケット17が移動することはなく、取付け座15bに対する所定の位置に補助電磁スイッチ6を取り付けることができる。
また、補助電磁スイッチ6のフレームに接合されるブラケット17は、スリット15gより取付け座15bの内側へ挿入される突出部17cの下端面が、図7に示す様に、モータヨーク2aまたはスイッチヨーク4aの外周面を押圧する長さに設計することで、取付け座15bを介して径方向にも堅固に装着できる。
(実施例4)
この実施例4では、モータ2とメイン電磁スイッチ4とを含むスタータ本体に台座を設けて、この台座に補助電磁スイッチ6を固定する方法を説明する。
スタータ本体には、例えば、図8および図9に示す様に、スタータハウジング20に台座20aが設けられ、この台座20aには、予めネジ孔(図示せず)が形成されている。 一方、補助電磁スイッチ6は、例えば、フレームの底面(軸方向の端面)に金属製のブラケット23が溶接等により接合され、このブラケット23に形成された丸孔(図示せず)にボルト24を通して、そのボルト24を台座20aに形成されたネジ孔に結合して締め付けることにより、台座20aに固定される。
上記の説明では、スタータハウジング20に台座20aを設けているが、例えば、図10および図11に示す様に、モータ2のエンドフレーム25に台座25aを設けて、この台座25aにブラケット23を介して補助電磁スイッチ6を固定することもできる。
この実施例4では、スタータハウジング20またはモータ2のエンドフレーム25に補助電磁スイッチ6を固定するための専用の台座20a、25aを設けているので、スタータ本体に対し補助電磁スイッチ6を堅固に固定でき、補助電磁スイッチ6の搭載安定性が向上する。
また、スタータハウジング20またはモータ2のエンドフレーム25に台座20a、25aを設ける場合は、例えば、ダイキャストにより台座20a、25aを一体に設けることが可能であるため、台座20a、25aだけを別部品として設ける必要はなく、且つ、その別部品として設けられた台座20a、25aをスタータハウジング20あるいはモータ2のエンドフレーム25に固定する作業も不要である。
さらに、熱容量の大きいスタータハウジング20に台座20aを設ける場合は、補助電磁スイッチ6で発生した熱をブラケット23を介してスタータハウジング20に放熱できるので、補助電磁スイッチ6の放熱対策にも寄与する。
(実施例5)
この実施例5は、実施例1および実施例2とは異なる方法で、モータヨーク2aまたはスイッチヨーク4aに補助電磁スイッチ6を取り付ける方法について説明する。
例えば、モータヨーク2aに対し補助電磁スイッチ6を取付ける場合は、モータヨーク2aの外周面に取付け台(図示せず)が接合され、この取付け台には、予め、スタッドボルト26が設けられている。
補助電磁スイッチ6は、図12および図13に示す様に、磁気ヨークを形成するフレームの外周を固定用バンド27で覆い、この固定用バンド27の端部に形成された丸孔にスタッドボルト26を通し、そのスタッドボルト26にナット28を結合して締め付けることにより、固定用バンド27を介してモータヨーク2aに補助電磁スイッチ6を容易に取り付けることができる。
上記の方法は、例えば、図14および図15に示す様に、スイッチヨーク4aに対しても同様に行うことが出来る。
本実施例の構成によれば、モータヨーク2aまたはスイッチヨーク4aに設けられた取付け台に対し、固定用バンド27を介して補助電磁スイッチ6を固定できるので、スタータハウジング20に対するメイン電磁スイッチ4の取付け位置によって補助電磁スイッチ6の取付け位置が限定されることはない。つまり、補助電磁スイッチ6は、モータヨーク2aに設けられた取付け台に対し、固定用バンド27を介して固定することもできるが、スイッチヨーク4aに設けられた取付け台に対し、固定用バンド27を介して固定することもできるので、補助電磁スイッチ6の取り付け位置の選択幅が広がる。
また、モータヨーク2aまたはスイッチヨーク4aに設けられる取付け台の位置に応じて、モータヨーク2aの周囲またはスイッチヨーク4aの周囲で補助電磁スイッチ6の取付け位置を適宜に変更できる。これにより、補助電磁スイッチ6の取付け自由度が向上し、エンジン側へのスタータ1の搭載性が向上する。
なお、上記の説明では、取付け台にスタッドボルト26を設けているが、スタッドボルト26ではなく、取付け台に予めナット28を埋め込んでおくことも出来る。つまり、補助電磁スイッチ6のフレームの外周を固定用バンド27で覆い、この固定用バンド27の端部に形成された丸孔にボルトを通し、このボルトを取付け台に埋設されたナット28に結合して締め付けることにより、モータヨーク2aまたはスイッチヨーク4aに補助電磁スイッチ6を取り付けることも出来る。
(変形例)
実施例1では、リレーコイルが励磁されてリレー接点がオンした時に抵抗体をバイパスする低抵抗通電経路が形成されるように、補助電磁スイッチ6を常閉接点構造として説明しているが、例えば、B端子(一方の端子ボルト11)とM端子(一方の端子ボルト7)との間で、メイン接点とリレー接点を並列に設け、且つ、リレー接点と抵抗体とを直列に接続することで、補助電磁スイッチ6を常開接点構造とすることもできる。
1 スタータ
2 モータ
2a モータヨーク
4 メイン電磁スイッチ
4a スイッチヨーク
6 補助電磁スイッチ
15 カバーバンド(補助部材)
15a カバーバンドに設けられたバンド部
15b カバーバンドに設けられた取付け座
15c バンド部に形成されたネジ孔
15f バンド部の両端部に設けられた一対の端板部
15g 取付け座に形成されたスリット
16 ボルト(実施例1の結合手段)
17 ブラケット(実施例1、2、3)
17a ブラケットの支脚片
17b 支脚片に形成された切欠き溝
17c 支脚片の末端側に設けられた突出部
18 バンド部を固定するためのボルト
19 ナット(実施例1の結合手段)
20 スタータハウジング
20a スタータハウジングに設けられた台座
21 ボルト(実施例2の結合手段)
22 ナット(実施例2の結合手段)
23 ブラケット(実施例4)
25 モータのエンドフレーム
25a モータのエンドフレームに設けられた台座
26 スタッドボルト(実施例5)
27 固定用バンド(実施例5)
28 ナット(実施例5)

Claims (6)

  1. バッテリより電力の供給を受けて回転力を発生するモータと、
    通電時に電磁石を形成するスイッチコイルを有し、このスイッチコイルの励磁状態に応じて、前記モータへの通電電流を断続するためのメイン接点を開閉するメイン電磁スイッチと、
    前記モータの起動電流を抑制するための抵抗体が挿入された高抵抗通電経路と、前記抵抗体をバイパスする低抵抗通電経路とを切り替えるためのリレー機能を有する補助電磁スイッチとを備えたスタータであって、
    前記補助電磁スイッチは、前記モータと前記メイン電磁スイッチとを含むスタータ本体に補助部材を介して固定され、
    前記補助部材は、前記モータのヨーク(モータヨークと呼ぶ)、または前記メイン電磁スイッチのヨーク(スイッチヨークと呼ぶ)の外周を覆う円筒状のバンド部と、このバンド部に設けられた取付け座とを有するカバーバンドによって形成され、前記モータヨークまたは前記スイッチヨークの外周に前記バンド部を固定し、前記取付け座に前記補助電磁スイッチが固定されることを特徴とするスタータ。
  2. 請求項1に記載したスタータにおいて、
    前記カバーバンドは、前記バンド部の内径が前記モータヨークまたは前記スイッチヨークの外径より大きく形成され、且つ、前記バンド部に少なくとも1つのネジ孔が形成され、このネジ孔にボルトを結合し、そのボルトを前記モータヨークまたは前記スイッチヨークの外周面に締め付けることで、前記モータヨークまたは前記スイッチヨークに対し前記バンド部が固定されることを特徴とするスタータ。
  3. 請求項1に記載したスタータにおいて、
    前記カバーバンドは、前記バンド部が周方向の一部で切り離されて、その切り離された一方の端部と他方の端部とに、それぞれ前記バンド部の外周より径方向の外側へ折り曲げられた一対の端板部が設けられ、
    前記モータヨークまたは前記スイッチヨークの外周に前記バンド部を巻き付けた状態で、周方向に所定の間隔を有して対向する前記一対の端板部同士の間をボルトとナット等の結合手段により締め付けることにより、前記モータヨークまたは前記スイッチヨークの外周面に前記バンド部が密着固定されることを特徴とするスタータ。
  4. 請求項2または3に記載したスタータにおいて、
    前記補助電磁スイッチは、磁気ヨークを形成する筒状のフレームを有し、このフレームの外周面に一端側が接合され、他端側が前記フレームの外周面より外側へ折り返されて支脚片として形成された複数のブラケットを有し、前記支脚片が前記カバーバンドの取付け座にボルトとナット等の結合手段により結合されて固定されることを特徴とするスタータ。
  5. 請求項2または3に記載したスタータにおいて、
    前記カバーバンドの取付け座には、複数のスリットが平行に形成され、
    前記補助電磁スイッチは、磁気ヨークを形成する筒状のフレームを有し、このフレームの外周面に一端側が接合され、他端側が前記フレームの外周面より外側へ曲げられて支脚片として形成された複数のブラケットを有し、前記支脚片には、前記補助電磁スイッチの軸心方向に沿った前記支脚片の長手方向の一端に開口して他端側が閉じた切欠き溝が形成されて、この切欠き溝の溝幅と前記スリットが形成されている前記取付け座の板厚とが略同寸法に設定され、且つ、前記切欠き溝に沿って前記支脚片の末端側に前記支脚片の長手方向に突き出る突出部が形成され、
    この突出部を前記スリットより前記取付け座の内側へ挿入し、前記取付け座と前記ブラケットとを軸方向(前記スリットの長手方向)に相対移動させて、前記切欠き溝に前記取付け座の板厚部を圧入状態で差し込んで挟み込むことにより、前記補助電磁スイッチが前記取付け座に固定されることを特徴とするスタータ。
  6. 請求項1〜5に記載した何れかのスタータにおいて、
    前記抵抗体は、前記補助電磁スイッチの筐体内部に収容されていることを特徴とするスタータ。
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