JPH0894705A - プローブ式テストハンドラー及びそれを用いたicのテスト方法並びにic - Google Patents

プローブ式テストハンドラー及びそれを用いたicのテスト方法並びにic

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JPH0894705A
JPH0894705A JP6225032A JP22503294A JPH0894705A JP H0894705 A JPH0894705 A JP H0894705A JP 6225032 A JP6225032 A JP 6225032A JP 22503294 A JP22503294 A JP 22503294A JP H0894705 A JPH0894705 A JP H0894705A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ICの最終的な電気的特性を測定するテスト
ハンドラーにおいて、ICのリードとこれに接触して電
気的信号を供給するためのコンタクトバーとの接触不良
あるいはリード間の短絡が発生しないプローブ式テスト
ハンドラー及びそれを用いたICのテスト方法を提供す
る。 【構成】 本発明のプローブ式テストハンドラーは、I
C4の電気的特性を測定する測定部19、測定部19に
IC4の品種毎に交換して電気的に接続されるパフォー
マンスボード37、パフォーマンスボード37に電気的
に接続されるコンタクト針34を有するプローブカード
35およびコンタクト針34の針状直線部の先端にリー
ド25のパッケージ40近傍を加圧接触させる加圧機構
33を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路装置
(IC)の最終的な電気的特性を検査し、その良否及び
性能のカテゴリー選別を行うプローブ式テストハンドラ
ーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】テストハンドラーは、ICのリードそれ
ぞれに電気的信号を供給して動作試験を行い、ICの最
終的な電気的特性を検査し、その良否及び性能のカテゴ
リー選別を行う装置である。図11は従来のテストハン
ドラーの構成を示す斜視図、図12はICを設置するた
めのソケットとICをソケットに設置した状態を示す斜
視図及び断面図である。
【0003】図11において、1はインローダ、2はイ
ンローダ1から搬入されたICを設置して測定を行う検
査部、3は検査部2で測定されたICを搬出するアウト
ローダであり、インローダ1、検査部2およびアウトロ
ーダ3は以下に記載する構成である。
【0004】インローダ1は、IC4を収納するデバイ
スパレット5、デバイスパレット5のIC4を吸着し取
り出す吸着具6、IC4ともども吸着具6を移動させる
インローダプロッター7、インローダプロッター7で移
動してきたIC4を受け取る回転台8、回転台8のIC
4を吸着し取り出す吸着具9、吸着具9によって取り出
されたIC4を検査部2へ移動させるインローダプロッ
タ10および検査部2間でIC4を吸着し取り出す吸着
具11から構成される。
【0005】検査部2は、インローダ1から移動したI
C4を収納し回転して一回転の間に検査温度までIC4
の温度を昇温するホットプレート13、昇温されたIC
4のリード25に電気的信号を供給するコンタクトバー
を備えた測定ソケット14、測定ソケット14を差し込
み電気的に接続されるアダプターソケット15、アダプ
ターソケット15を電気的に接続しIC4の種類毎に交
換可能なパフォーマンスボード16およびパフォーマン
ッスボード16を電気的に接続するテストヘッド17と
このテストヘッド17に電気的に接続されたテスター本
体18とからなる測定部19で構成されている。
【0006】また、アウトローダ3は、測定後のIC4
を一時的に置くためのステージ20、ステージ20上の
IC4を吸着し取り出すための吸着具21、吸着具21
とともにIC4をXおよびY方向に移動するためのアウ
トローダプロッタ22、測定の結果、良品と判定された
IC4を収納するデバイスパレット23および不良品と
判定されたIC4を収納する不良品収納パレット24で
構成されている。
【0007】上記構成になる従来のテストハンドラーの
動作について説明する。まず、デバイスパレット5に収
納されたIC4を吸着具6で取り出し、インローダプロ
ッタ7を動作させて吸着具6とともにIC4を回転台8
上に置く。
【0008】次に、回転台8を回転させ、さらにインロ
ーダプロッタ10で吸着具9をIC4の上に移動してI
C4を取り出すとともに、吸着具9とともにIC4をホ
ットプレート13上に移動してホットプレート13上に
IC4を置く。
【0009】次に、ホットプレート13を一回転させ、
その間に試験温度までIC4の温度を昇温し、吸着具1
1で昇温したIC4を取り出し、インローダプロッタ1
0を動作させてIC4を測定ソケット14に落とし込
み、リード押え12でIC4のリード25を押える。
【0010】図12(a)および(b)はそれぞれ、リ
ード押え12、IC4および測定ソケット14の細部お
よび設置状態を示す斜視図および断面図である。図に示
すようにIC4のリード25が測定ソケット14に設け
られたコンタクトバー26の先端部に載置され、リード
押え12でコンタクトバー26に押し付けられ、この
後、電気的信号がコンタクトバー26からリード25に
供給されIC4の動作試験が行われる。
【0011】動作試験の後、吸着具11でIC4を取り
出し、IC4をインローダプロッタ10でステージ20
へ移動し、吸着具21とアウトローダプロッタ22で所
定の特性を有する良品はデバイスパレット23へ、特性
の異なるまたは不良品は不良品収納パレット24へ収め
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構成の従
来のテストハンドラーは、リード25の先端部がリード
押え12によってコンタクトバー26上に押しつけられ
るため、リード25の半田がコンタクトバー26に付着
するいわゆる半田付着が発生し、図13(a)の正常な
状態に対し、図13(b)に示すように、半田がひげ状
に剥離して発生するいわゆる半田ひげ27のためにリー
ド25間に短絡が発生したり、半田くずが堆積して発生
するいわゆる堆積半田くず28のためにリード25とコ
ンタクトバー26との導通不良が発生して良品を不良品
と判定したり適正な特性を選別することができないとい
う問題があった。しかも、このような問題は多ピン化が
進みリード25間のピッチが0.3mm〜0.5mmに
もなりつつある現状ではきわめて大きな問題になってき
た。
【0013】また、IC4が測定ソケット14に傾いて
設置され、リード25の先端部を曲げたり、あるいは半
田付着や半田ひげのくずがコンタクトバー26の上に堆
積した上でリード25をリード押え12で押し、そのた
めにリード25の先端部を曲げるといった、いわゆるリ
ード変形が発生して不良品になるといった問題があっ
た。
【0014】また、IC4の取り出し・移動のための吸
着具9、インローダプロッタ10および測定のためのリ
ード押え12など、複雑な構成になっていた。
【0015】また、リード25の数が多くなり、いわゆ
る多ピン化が進み、リード25の間隔が狭くなったため
にリード25とコンタクトバー26との正確な接触によ
る導通が困難になるという問題があった。
【0016】本発明は、上記のような従来のテストハン
ドラーの問題を解決して、半田付着あるいは半田ひげの
発生を抑制し、リードとコンタクトバーとの導通不良あ
るいはリード間の短絡がないプローブ式テストハンドラ
ーおよびそれを用いたICのテスト方法を提供するもの
である。
【0017】また、リードのリード変形を発生させない
プローブ式テストハンドラーおよびそれを用いたICの
テスト方法を提供するものである。
【0018】また、ICの取り出し・移動および測定機
構の構成を簡略化するとともに装置の効率を改善するこ
とを目的とする。
【0019】また、多ピン化の進行に伴い、リードの間
隔の狭小化に対応できるプローブ式テストハンドラーお
よびそれを用いたICのテスト方法を提供するものであ
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
ICの電気的特性を測定する電気回路を有する測定部、
上記電気回路に上記ICの品種毎に交換可能に電気的に
連結されるパフォーマンスボード、このパフォーマンス
ボードに設置され、針状直線部と曲がり部とこの曲がり
部に続く梁とからなるコンタクト針を有するプローブカ
ード、上記コンタクト針の上記針状直線部の先端に上記
ICのパッケージから突出したリードの上記パッケージ
近傍を加圧接触させる加圧機構を備えたプローブ式テス
トハンドラーである。
【0021】請求項2に係る発明は、請求項1記載のプ
ローブ式テストハンドラーにおいて、加圧機構がICを
保持する保持機構を有し、加圧機構をX,YおよびZ方
向に移動させるXYZステージを有するものである。
【0022】請求項3に係る発明は、請求項2記載のプ
ローブ式テストハンドラーにおいて、加圧機構が保持機
構をX,Y及びZ軸の3軸中心に回転制御する回転制御
手段を有するものである。
【0023】請求項4に係る発明は、請求項3記載のプ
ローブ式テストハンドラーにおいて、回転制御手段が、
コンタクト針およびリードの位置を検出する位置検出器
の信号によって回転制御する回転制御部を有するもので
ある。
【0024】請求項5に係る発明は、請求項1記載のプ
ローブ式テストハンドラーにおいて、針状直線部の長さ
が2mm〜3mm、曲がり部の角度が92°〜95°、
梁の長さが5.5mm〜8mmであるものである。
【0025】請求項6に係る発明は、請求項1記載のプ
ローブ式テストハンドラーにおいて、コンタクト針にリ
ードが接触加圧され測定が終了した時に、上記コンタク
ト針を加圧して上記コンタクト針を上記リードから引き
離す引離機構を備えたものである。
【0026】請求項7に係る発明は、請求項6記載のプ
ローブ式テストハンドラーにおいて、コンタクト針を加
圧する引離機構の加圧部に溝を形成し、この溝に上記コ
ンタクト針を挿入したものである。
【0027】請求項8に係る発明は、請求項6記載のプ
ローブ式テストハンドラーにおいて、引離機構を微小振
動させる微小加振手段を設けたものである。
【0028】請求項9に係る発明は、請求項6記載のプ
ローブ式テストハンドラーにおいて、引離機構が、これ
を駆動するミニモータとリードネジとを有するものであ
る。
【0029】請求項10に係る発明は、請求項1記載の
プローブ式テストハンドラーにおいて、一個のパフォー
マンスボードに対して、複数個のプローブカードと、こ
のプローブカードと同一個数の加圧機構とを備えたもの
である。
【0030】請求項11に係る発明は、ICのパッケー
ジから突出するリードに電気的信号を供給して上記IC
の電気的特性を測定するICのテスト方法において、上
記ICの電気的特性を測定する電気回路を有する測定部
から、この測定部と電気的に接続され、上記ICの品種
毎に交換可能に電気的に連結されるパフォーマンスボー
ドを介して、このパフォーマンスボードに設置されたプ
ローブカードが有する針状直線部と曲がり部とこの曲が
り部に続く梁とからなるコンタクト針の上記針状直線部
の先端を上記リードの上記パッケージ近傍に加圧機構で
加圧接触させて、上記リードに電気的信号を供給するI
Cのテスト方法である。
【0031】請求項12に係る発明は、請求項11記載
のICのテスト方法において、加圧機構がICを保持す
る保持機構を有し上記ICが上記保持機構に保持される
ともに、上記加圧機構をX,YおよびZ方向に移動する
XYZステージで移動されるものである。
【0032】請求項13に係る発明は、請求項12記載
のICのテスト方法において、加圧機構が、回転制御手
段を有し、保持機構をX,Y及びZ軸中心に3軸回転制
御するものである。
【0033】請求項14に係る発明は、請求項13記載
のICのテスト方法において、回転制御手段を、コンタ
クト針およびICリードの位置を検出する位置検出器の
信号によって回転制御するものである。
【0034】請求項15に係る発明は、請求項11記載
のICのテスト方法において、針状直線部の長さを2m
m〜3mm、曲がり部の角度を92°〜95°、梁の長
さを5.5mm〜8mmとするものである。
【0035】請求項16に係る発明は、請求項11記載
のICのテスト方法において、コンタクト針を加圧して
上記コンタクト針をリードから引き離す引離機構を備
え、測定終了時に上記コンタクト針を上記リードから引
き離すものである。
【0036】請求項17に係る発明は、請求項16記載
のICのテスト方法において、引離機構の加圧部に溝を
形成し、この溝にコンタクト針を挿入するものである。
【0037】請求項18に係る発明は、請求項16記載
のICのテスト方法において、引離機構を、微小振動さ
せる微小加振手段で微小振動させるものである。
【0038】請求項19に係る発明は、請求項16に記
載のICのテスト方法において、引離機構がミニモータ
とリードネジとで駆動されるものである。
【0039】請求項20に係る発明は、請求項11記載
のICのテスト方法において、一個のパフォーマンスボ
ードに対して、複数個のプローブカードと、このプロー
ブカードと同一個数の加圧機構とを設けて複数個のIC
を同時に測定するものである。
【0040】
【作用】請求項1および11に係る発明によれば、プロ
ーブカードを用いて、コンタクト針の針状直線部の先端
がリードの強度が高いパッケージ近傍に接触するように
したので、半田付着および半田ひげの発生が抑制され、
コンタクト針とリードとの導通不良やリード間の短絡が
なくなるとともに、リードの変形による不良の発生がな
くなる。
【0041】請求項2および12に係る発明によれば、
ICを移動しリードをコンタクト針に加圧接触させ、さ
らにICを移動させる一連の作業が、XYZステージお
よび保持機構を有する加圧機構によって連続して実施で
きるようになり、作業時間を短縮することができるとと
もに、プローブ式テストハンドラーの構造を簡単なもの
とすることができる。
【0042】請求項3および13に係る発明によれば、
加圧機構に回転制御手段を設け、保持機構をX軸、Y軸
およびZ軸の3軸中心に回転させることができるので、
リードをコンタクト針に確実に接触させることができ、
多ピン化によるリードの間隔の狭小化に対応することが
できる。
【0043】請求項4および14に係る発明によれば、
回転制御手段が、コンタクト針の位置およびリードの位
置を検出する位置検出器の検出信号を受信して保持機構
の回転を制御する回転制御部を備えるので、リードとコ
ンタクト針との接触をより確実にすることができる。
【0044】請求項5および15に係る発明によれば、
コンタクト針の針状直線部の長さを2〜3mm、曲がり
部の角度θを92°〜95°、梁の長さを5.5mm〜
8mmとすることによって、良好な接触状態が得られ、
半田付着を極めて少なくすることができる。
【0045】請求項6および16に係る発明によれば、
引離機構を設け、測定が終了した時、コンタクト針をリ
ードから引き離すようにしたので、半田ひげの発生を確
実に無くすことができる。
【0046】請求項7および17に係る発明によれば、
引離機構に溝を形成し、この溝にコンタクト針を挿入し
たので、コンタクト針がリードと接触したときに、コン
タクト針が隣のリードの方向へ滑るのを防止することが
できる。
【0047】請求項8および18にかかる発明によれ
ば、引離機構に微小振動機構を設けたので、コンタクト
針がリードに接触した時に、リードの半田表面に形成さ
れた酸化皮膜を破壊し、コンタクト針とリードとの電気
的な接続を確実にすることができる。
【0048】請求項9および19に係る発明によれば、
引離機構をミニモータとリードネジで駆動することによ
って、より精度よくコンタクト針をリードから引き離す
ことができる。
【0049】請求項10および20によれば、一個のパ
フォーマンスボードに対して、複数個のプローブカード
とこのプローブカードと同一個数の加圧機構とを設ける
ことによって、同時に複数個のICの測定ができ、処理
能力が高くなる。
【0050】
【実施例】
実施例1.図1は、本発明の一実施例を示す斜視図で、
プローブ式テストハンドラーの全体構成を示す。図1に
おいて、1はインローダ、2はインローダ1から搬入さ
れたICを設置して測定を行う検査部、3は検査部2で
検査されたICを搬出するアウトローダであり、インロ
ーダ1、検査部2およびアウトローダ3は以下に記載す
る構成になる。
【0051】インローダ1は、IC4を収納するデバイ
スパレット5、デバイスパレット5中のIC4を吸着し
取り出す吸着具6、IC4ともども吸着具6を移動させ
るインローダプロッター7およびインローダプロッター
7で移動してきたIC4を受け取り180°回転する回
転台8から構成される。
【0052】検査部2は、回転台8上のIC4を取り出
し検査部2へ移動させ、測定終了後にアウトローダ3へ
搬出するXYZステージ30、IC4を収納し一回転す
る間にIC4の温度を試験温度まで昇温するためのホッ
トプレート13、IC4を保持する保持機構32を備え
るとともにIC4を加圧する加圧機構33、IC4を加
圧した時にリード25のICパッケージ40近傍と接触
しリード25に電気的信号を供給するコンタクト針34
を有するプローブカード35、プローブカード35が中
継ボード36を介して電気的に接続されIC4の種類毎
に交換可能なパフォーマンスボード37、パフォーマン
スボード37と電気的に接続されるテストヘッド17と
このテストヘッド17と電気的に接続されるテスタ本体
18とからなる測定部19、リード25の位置を検出す
るCCDカメラなどの位置検出器29およびコンタクト
針34の位置を検出するCCDカメラなどの位置検出器
31を有する構成である。
【0053】また、アウトローダ3は、測定後のIC4
を一時的に置くためのステージ20、ステージ20上の
IC4を取り出すための吸着具21、吸着具21ととも
にIC4をXおよびY方向に移動するためのアウトロー
ダプロッタ22、テストの結果、良品と判定されたIC
4を収納するデバイスパレット23および不良品と判定
されたIC4を収納する不良品収納パレット24から構
成されている。
【0054】図2は、プローブカード35、中継ボード
36およびパフォーマンスボード37が電気的に接続さ
れた状態を示す。図に示すように、中継ボード36に設
けられた導通ピン38の先端がコンタクト針34の一端
に設けられたスルーホール39に差し込まれて電気的に
接続される。また、導通ピン38の他端はパフォーマン
スボード37の配線に接続されて一体に形成されてい
る。これらプローブカード35およびパフォーマンスボ
ード37はIC4の種類毎に交換することができる。
【0055】上記構成になる本実施例のプローブ式テス
トハンドラーの動作について説明する。まず、デバイス
パレット5に収納されたIC4を吸着具6で取り出し、
インローダプロッタ7を動作させて吸着具6とともにI
C4を回転台8上に置く。
【0056】次に、回転台8を180°回転させ、XY
Zステージ30を駆動してIC4の上に加圧機構33を
移動し、保持機構32でIC4を保持し取り出し、再び
XYZステージ30を動作させてIC4をホットプレー
ト13上に移動してホットプレート13上にIC4を置
く。
【0057】次に、ホットプレート13を一回転させ、
その間にIC4は試験温度まで昇温される。加圧機構3
3を作動させ、保持機構32で昇温したIC4を保持し
取り出し、XYZステージ30を作動させてIC4をプ
ローブカード35の上に移動し、さらに、加圧機構33
を作動させてリード25をコンタクト針34の先端に押
し当て、測定部19からコンタクト針34を介してリー
ド25に電気的信号を供給し、IC4の動作試験を行
う。
【0058】図3は、プローブカード35が有するコン
タクト針34の形状およびコンタクト針34とリード2
5との接触状態を示す断面図である。図に示すように、
コンタクト針34は針状直線部41とそれに続く曲がり
部42とこの曲がり部42に続く梁43からなり、針状
直線部41の先端がリード25のICパッケージ40近
傍に下側から接触するように構成されている。
【0059】コンタクト針34とリード25との接触状
態を良好にし、かつ半田付着を少なくするために、コン
タクト針34の針状直線部41の長さは2〜3mm、曲
がり部42の角度θは92°〜95°、梁43の長さL
は5.5mm〜8mmとする。
【0060】動作試験の後、加圧機構33を作動させて
IC4を引き上げ、XYZステージ30を作動して移動
し、IC4をステージ20へ置き、吸着具14とアウト
ローダプロッタ22で一定の特性を有する良品はデバイ
スパレット23へ、特性の異なる、または、不良品は不
良品収納パレット24へ収める。
【0061】本実施例によれば、プローブカード35を
用いて、コンタクト針34の針状直線部41の先端がリ
ード25の強度が高いパッケージ近傍局部に接触するよ
うにしたので、半田付着および半田ひげの発生が抑制さ
れ、導通不良やリード25間の短絡がなくなるととも
に、リード変形による不良の発生がなくなる。
【0062】コンタクト針34の針状直線部41の長さ
を2〜3mm、曲がり部42の角度θを92°〜95
°、梁43の長さLを5.5mm〜8mmとすることに
よって、良好な接触状態が得られ、半田付着を極めて少
なくすることができる。
【0063】また、インローダ1の回転台8上のIC4
を検査部2に移動し、リード25をコンタクト針34に
加圧接触させ、試験終了後にアウトローダ3へ移動する
一連の作業がXYZステージ30および加圧機構33に
よって連続して実施できるようになり、作業時間を短縮
することができるとともに、プローブ式テストハンドラ
ーの構造を簡単なものとすることができる。
【0064】実施例2.図4は本発明の他の実施例を示
す斜視図である。図において、30はXYZステージ、
44はX軸方向の駆動するモータ、45はY軸方向の駆
動するモータ、46はZ軸方向の駆動するモータであ
り、加圧機構33はXYZステージ30に連結されて
X,YおよびZ軸方向に駆動される。
【0065】加圧機構33は例えば、角度調整モータな
どの回転制御手段47を有し、回転制御手段47はモー
タ48およびギア49によって保持機構32をX軸、Y
軸およびZ軸の3軸中心に回転させる。
【0066】また、加圧機構33はコンタクト針34の
位置を検出するCCDカメラ等の位置検出器31を有す
る。回転制御手段47は、位置検出器31と、図1に示
したリード25の位置を検出するCCDカメラなどの位
置検出器29の検出信号を受信して保持機構32の回転
を制御する回転制御部を備えている。
【0067】また、加圧機構33は引離機構50を有す
る。引離機構50は、シリンダー51と、押し具53
と、シリンダー51の下方への動きと連動してピン52
を中心に回転し押し具53を押し下げるアーム54を有
し、さらに、図5の正面図に示すように、コラム56と
絶縁枠57からなる引き離し具58を備える。55はベ
アリングで、アーム54の上下動を円滑にするためのも
のであり、また、図7の断面図に示すように、押し具5
3と保持機構32との間に圧縮ばね59があり、シリン
ダー51が上方に動くと、押し具53は上方に押し上げ
られる。また、コラム56と絶縁枠57は、図6の斜視
図に示すように、プローブカード35に設けられたコン
タクト針34の梁43に載置される。
【0068】測定が終了した時、図7に示すように、引
き離し具58を矢印の方向へ押し下げ、コンタクト針3
4をリード25から引き離し、その後、保持機構32と
ともにIC4を上方へ移動する。
【0069】図8は、上記引離機構50の動作を説明す
る図である。引離機構50がない場合は、図8(a)に
示すように、リード25にコンタクト針34が接触し、
さらに押しつけるとコンタクト針34の先端は滑り、最
大押しつけで止まって、測定が行われる。その後、IC
4を引き上げる時、コンタクト針34の先端はリード2
5の表面を引っかきながら元の位置へ戻り、そのとき半
田ひげが発生する。一方、引離機構50を有する場合
は、図8(b)に示すように、測定終了後に、コンタク
トピン34を引離機構50で押し下げ、その後、IC4
を引き上げるので、コンタクト針34の先端はリード2
5の表面を引っかくことなく元の位置へ戻り、半田ひげ
が発生することはない。
【0070】さらに、図9は引き離し具58の部分図
で、図に示すように、絶縁枠57に溝60が形成され、
溝60にコンタクト針34の梁43が挿入される。ま
た、コラム56に例えば、圧電素子などの微小振動機構
61が設けられている。微小振動機構61は引離機構5
0を微小振動させればよく、押し具53あるいは絶縁枠
57などに設けても良く、また、微小振動機構61は圧
電素子に限らず電磁気を利用したものでもよい。
【0071】本実施例によれば、加圧機構33に回転制
御手段47を設け、保持機構32をX軸、Y軸およびZ
軸の3軸中心に回転させるので、リード25をコンタク
ト針34に確実に接触させることができ、多ピン化によ
るリード25の間隔の狭小化に対応することができる。
【0072】また、回転制御手段47は、コンタクト針
34の位置を検出するCCDカメラなどの位置検出器3
1およびリード25の位置を検出するCCDカメラなど
の位置検出器29の検出信号を受信して保持機構32の
回転を制御する回転制御部を備えるので、リード25と
コンタクト針34との接触をより確実にすることができ
る。
【0073】また、引離機構50を設け、測定が終了し
た時、コンタクト針34をリード25から引き離し、そ
の後、保持機構32とともにIC4を上方へ移動するよ
うにしたので、半田ひげの発生を確実に無くすことがで
きる。
【0074】また、引離機構50の引き離し具58の絶
縁枠57に溝60を形成し、溝60にコンタクト針34
の梁43を押し込むようにしたので、コンタクト針34
がリード25と接触したときに、コンタクト針34が隣
のリード25の方向へ滑るのを防止することができる。
【0075】また、引き離し具58のコラム56に微小
振動機構61を設けたので、コンタクト針34がリード
25に接触した時に、リード25の半田表面に形成され
た酸化皮膜を破壊し、コンタクト針34とリード25と
の電気的な接続を確実にすることができる。
【0076】なお、本実施例において、引離機構50
を、シリンダー51に換えて、ミニモータとリードネジ
で駆動することによって、より精度よくコンタクト針3
4をリード25から引き離すことができる。
【0077】また、上記実施例1および2において、パ
フォーマンスボード37一個に対してプローブカード3
5および中継ボード36の組合せを複数個設け、同時に
複数個のICを測定できるようにすることができる。も
ちろん、各プローブカード35は各中継ボード36を介
してパフォーマンスボード37に電気的に接続される。
なお、このとき、図10に示すように、複数個の保持機
構32および加圧機構33が複数個のプローブカードの
配列ピッチと同一ピッチとなるように設けられ、同一種
類のICの電気的動作試験が同時に行われるようにする
ことによって、処理能力の高いプローブ式テストハンド
ラーが得られる。
【0078】
【発明の効果】請求項1および11に係る発明によれ
ば、プローブカードを用いて、コンタクト針の針状直線
部の先端がリードの強度が高いパッケージ近傍に接触す
るようにしたので、半田付着および半田ひげの発生が抑
制され、コンタクト針とリードとの導通不良やリード間
の短絡がなくなるとともに、リードの変形による不良の
発生がなくなる。
【0079】請求項2および12に係る発明によれば、
ICを移動しリードをコンタクト針に加圧接触させ、さ
らにICを移動させる一連の作業が、XYZステージお
よび保持機構を有する加圧機構によって連続して実施で
きるようになり、作業時間を短縮することができるとと
もに、プローブ式テストハンドラーの構造を簡単なもの
とすることができる。
【0080】請求項3および13に係る発明によれば、
加圧機構に回転制御手段を設け、保持機構をX軸、Y軸
およびZ軸の3軸中心に回転させることができるので、
リードをコンタクト針に確実に接触させることができ、
多ピン化によるリードの間隔の狭小化に対応することが
できる。
【0081】請求項4および14に係る発明によれば、
回転制御手段は、コンタクト針の位置およびリードの位
置を検出する位置検出器の検出信号を受信して保持機構
の回転を制御する回転制御部を備えるので、リードとコ
ンタクト針の接触をより確実にすることができる。
【0082】請求項5および15に係る発明によれば、
コンタクト針の針状直線部の長さを2〜3mm、曲がり
部の角度θを92°〜95°、梁の長さを5.5mm〜
8mmとすることによって、良好な接触状態が得られ、
半田付着を極めて少なくすることができる。
【0083】請求項6および16に係る発明によれば、
引離機構60を設け、測定が終了した時、コンタクト針
をリードから引き離すようにしたので、半田ひげの発生
を確実に無くすことができる。
【0084】請求項7および17に係る発明によれば、
引離機構に溝を形成し、この溝にコンタクト針を挿入し
たので、コンタクト針がリードと接触したときに、コン
タクト針が隣のリードの方向へ滑るのを防止することが
できる。
【0085】請求項8および18にかかる発明によれ
ば、引離機構に微小振動機構を設けたので、コンタクト
針がリードに接触した時に、リードの半田表面に形成さ
れた酸化皮膜を破壊し、コンタクト針とリードとの電気
的な接続を確実にすることができる。
【0086】請求項9および19に係る発明によれば、
引離機構をミニモータとリードネジで駆動することによ
って、より精度よくコンタクト針をリードから引き離す
ことができる。
【0087】請求項10および20によれば、一個のパ
フォーマンスボードに対して、複数個のプローブカード
と、このプローブカードと同一個数の加圧機構とを設け
ることによって、同時に複数個のICの測定ができ、処
理能力を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】 本発明のプローブカードとパフォーマンスボ
ードの構成を示す斜視図である。
【図3】 本発明のコンタクト針の構造およびコンタク
ト針とリードとの接触状態を示す断面図である。
【図4】 本発明の他の実施例を示す斜視図である。
【図5】 本発明の引離機構の構成を示す正面図であ
る。
【図6】 本発明の引き離し具の構成を示す斜視図であ
る。
【図7】 本発明の引き離し具の構成を示す断面図であ
る。
【図8】 本発明の引離機構の動作を説明する正面図で
ある。
【図9】 本発明の引き離し具を示す部分図である。
【図10】 本発明の他の実施例を示す斜視図である。
【図11】 従来のテストハンドラーを示す斜視図であ
る。
【図12】 従来のテストハンドラーのコンタクトバー
の構成を示す斜視図及び断面図である。
【図13】 従来のテストハンドラーにおけるコンタク
ト不良の発生機構を説明する正面図である。
【符号の説明】
1 インローダ、2 検査部、3 アウトローダ、4
IC、5および23 デバイスパレット、6、9、11
および21 吸着具、7および10 インローダプロッ
タ、8 回転台、12 リード押え、13 ホットプレ
ート、14 測定ソケット、15 アダプターソケッ
ト、16および37 パフォーマンスボード、17 テ
ストヘッド、18 テスター本体、19 測定部、20
ステージ、22 アウトローダプロッタ、24 不良
品収納パレット、25 ICリード、26 コンタクト
バー、29および31 位置検出器、30XYZステー
ジ、32 保持機構、33 加圧機構、34 コンタク
ト針、35 プローブカード、36 中継ボード、38
導通ピン、39 コンタクトホール、40 ICパッ
ケージ、41 針状直線部、42 曲がり部、43
梁、44、45、46および48 モータ、47 回転
制御手段、49 ギア、50引離機構、51 シリンダ
ー、52 ピン、53 押し具、54 アーム、55
ベアリング、56 コラム、57 絶縁枠、58 引き
離し具、59 圧縮ばね、60 溝、61 微小加振機
構。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年12月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 プローブ式テストハンドラー及びそれ
を用いたICのテスト方法並びにIC
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路装置
(IC)の最終的な電気的特性を検査し、その良否及び
性能のカテゴリー選別を行うプローブ式テストハンドラ
ーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】テストハンドラーは、ICのリードそれ
ぞれに電気的信号を供給して動作試験を行い、ICの最
終的な電気的特性を検査し、その良否及び性能のカテゴ
リー選別を行う装置である。図11は従来のテストハン
ドラーの構成を示す斜視図、図12はICを設置するた
めのソケットとICをソケットに設置した状態を示す斜
視図及び断面図である。
【0003】図11において、1はインローダ、2はイ
ンローダ1から搬入されたICを設置して測定を行う検
査部、3は検査部2で測定されたICを搬出するアウト
ローダであり、インローダ1、検査部2およびアウトロ
ーダ3は以下に記載する構成である。
【0004】インローダ1は、IC4を収納するデバイ
スパレット5、デバイスパレット5のIC4を吸着し取
り出す吸着具6、IC4ともども吸着具6を移動させる
インローダプロッター7、インローダプロッター7で移
動してきたIC4を受け取る回転台8、回転台8のIC
4を吸着し取り出す吸着具9、吸着具9によって取り出
されたIC4を検査部2へ移動させるインローダプロッ
タ10および検査部2間でIC4を吸着し取り出す吸着
具11から構成される。
【0005】検査部2は、インローダ1から移動したI
C4を収納し回転して一回転の間に検査温度までIC4
の温度を昇温するホットプレート13、昇温されたIC
4のリード25に電気的信号を供給するコンタクトバー
を備えた測定ソケット14、測定ソケット14を差し込
み電気的に接続されるアダプターソケット15、アダプ
ターソケット15を電気的に接続しIC4の種類毎に交
換可能なパフォーマンスボード16およびパフォーマン
ッスボード16を電気的に接続するテストヘッド17と
このテストヘッド17に電気的に接続されたテスター本
体18とからなる測定部19で構成されている。
【0006】また、アウトローダ3は、測定後のIC4
を一時的に置くためのステージ20、ステージ20上の
IC4を吸着し取り出すための吸着具21、吸着具21
とともにIC4をXおよびY方向に移動するためのアウ
トローダプロッタ22、測定の結果、良品と判定された
IC4を収納するデバイスパレット23および不良品と
判定されたIC4を収納する不良品収納パレット24で
構成されている。
【0007】上記構成になる従来のテストハンドラーの
動作について説明する。まず、デバイスパレット5に収
納されたIC4を吸着具6で取り出し、インローダプロ
ッタ7を動作させて吸着具6とともにIC4を回転台8
上に置く。
【0008】次に、回転台8を回転させ、さらにインロ
ーダプロッタ10で吸着具9をIC4の上に移動してI
C4を取り出すとともに、吸着具9とともにIC4をホ
ットプレート13上に移動してホットプレート13上に
IC4を置く。
【0009】次に、ホットプレート13を一回転させ、
その間に試験温度までIC4の温度を昇温し、吸着具1
1で昇温したIC4を取り出し、インローダプロッタ1
0を動作させてIC4を測定ソケット14に落とし込
み、リード押え12でIC4のリード25を押える。
【0010】図12(a)および(b)はそれぞれ、リ
ード押え12、IC4および測定ソケット14の細部お
よび設置状態を示す斜視図および断面図である。図に示
すようにIC4のリード25が測定ソケット14に設け
られたコンタクトバー26の先端部に載置され、リード
押え12でコンタクトバー26に押し付けられ、この
後、電気的信号がコンタクトバー26からリード25に
供給されIC4の動作試験が行われる。
【0011】動作試験の後、吸着具11でIC4を取り
出し、IC4をインローダプロッタ10でステージ20
へ移動し、吸着具21とアウトローダプロッタ22で所
定の特性を有する良品はデバイスパレット23へ、特性
の異なるまたは不良品は不良品収納パレット24へ収め
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構成の従
来のテストハンドラーは、リード25の先端部がリード
押え12によってコンタクトバー26上に押しつけられ
るため、リード25の半田がコンタクトバー26に付着
するいわゆる半田付着が発生し、図13(a)の正常な
状態に対し、図13(b)に示すように、半田がひげ状
に剥離して発生するいわゆる半田ひげ27のためにリー
ド25間に短絡が発生したり、半田くずが堆積して発生
するいわゆる堆積半田くず28のためにリード25とコ
ンタクトバー26との導通不良が発生して良品を不良品
と判定したり適正な特性を選別することができないとい
う問題があった。しかも、このような問題は多ピン化が
進みリード25間のピッチが0.3mm〜0.5mmに
もなりつつある現状ではきわめて大きな問題になってき
た。
【0013】また、IC4が測定ソケット14に傾いて
設置され、リード25の先端部を曲げたり、あるいは半
田付着や半田ひげのくずがコンタクトバー26の上に堆
積した上でリード25をリード押え12で押し、そのた
めにリード25の先端部を曲げるといった、いわゆるリ
ード変形が発生して不良品になるといった問題があっ
た。
【0014】また、IC4の取り出し・移動のための吸
着具9、インローダプロッタ10および測定のためのリ
ード押え12など、複雑な構成になっていた。
【0015】また、リード25の数が多くなり、いわゆ
る多ピン化が進み、リード25の間隔が狭くなったため
にリード25とコンタクトバー26との正確な接触によ
る導通が困難になるという問題があった。
【0016】本発明は、上記のような従来のテストハン
ドラーの問題を解決して、半田付着あるいは半田ひげの
発生を抑制し、リードとコンタクトバーとの導通不良あ
るいはリード間の短絡がないプローブ式テストハンドラ
ーおよびそれを用いたICのテスト方法を提供するもの
である。
【0017】また、リードのリード変形を発生させない
プローブ式テストハンドラーおよびそれを用いたICの
テスト方法を提供するものである。
【0018】また、ICの取り出し・移動および測定機
構の構成を簡略化するとともに装置の効率を改善するこ
とを目的とする。
【0019】また、多ピン化の進行に伴い、リードの間
隔の狭小化に対応できるプローブ式テストハンドラーお
よびそれを用いたICのテスト方法を提供するものであ
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
ICの電気的特性を測定する電気回路を有する測定部、
上記電気回路に上記ICの品種毎に交換可能に電気的に
連結されるパフォーマンスボード、このパフォーマンス
ボードに設置され、針状直線部と曲がり部とこの曲がり
部に続く梁とからなるコンタクト針を有するプローブカ
ード、上記コンタクト針の上記針状直線部の先端に上記
ICのパッケージから突出したリードの上記パッケージ
近傍を加圧接触させる加圧機構を備えたプローブ式テス
トハンドラーである。
【0021】請求項2に係る発明は、請求項1記載のプ
ローブ式テストハンドラーにおいて、加圧機構がICを
保持する保持機構を有し、加圧機構をX,YおよびZ方
向に移動させるXYZステージを有するものである。
【0022】請求項3に係る発明は、請求項2記載のプ
ローブ式テストハンドラーにおいて、加圧機構が保持機
構をX,Y及びZ軸の3軸中心に回転制御する回転制御
手段を有するものである。
【0023】請求項4に係る発明は、請求項3記載のプ
ローブ式テストハンドラーにおいて、回転制御手段が、
コンタクト針およびリードの位置を検出する位置検出器
の信号によって回転制御する回転制御部を有するもので
ある。
【0024】請求項5に係る発明は、請求項1記載のプ
ローブ式テストハンドラーにおいて、針状直線部の長さ
が2mm〜3mm、曲がり部の角度が92°〜95°、
梁の長さが5.5mm〜8mmであるものである。
【0025】請求項6に係る発明は、請求項1記載のプ
ローブ式テストハンドラーにおいて、コンタクト針にリ
ードが接触加圧され測定が終了した時に、上記コンタク
ト針を加圧して上記コンタクト針を上記リードから引き
離す引離機構を備えたものである。
【0026】請求項7に係る発明は、請求項6記載のプ
ローブ式テストハンドラーにおいて、コンタクト針を加
圧する引離機構の加圧部に溝を形成し、この溝に上記コ
ンタクト針を挿入したものである。
【0027】請求項8に係る発明は、請求項6記載のプ
ローブ式テストハンドラーにおいて、引離機構を微小振
動させる微小加振手段を設けたものである。
【0028】請求項9に係る発明は、請求項1記載のプ
ローブ式テストハンドラーにおいて、引離機構が、これ
を駆動するミニモータとリードネジとを有するものであ
る。
【0029】請求項10に係る発明は、請求項6記載の
プローブ式テストハンドラーにおいて、一個のパフォー
マンスボードに対して、複数個のプローブカードと、こ
のプローブカードと同一個数の加圧機構とを備えたもの
である。
【0030】請求項11に係る発明は、ICのパッケー
ジから突出するリードに電気的信号を供給して上記IC
の電気的特性を測定するICのテスト方法において、上
記ICの電気的特性を測定する電気回路を有する測定部
から、この測定部と電気的に接続され、上記ICの品種
毎に交換可能に電気的に連結されるパフォーマンスボー
ドを介して、このパフォーマンスボードに設置されたプ
ローブカードが有する針状直線部と曲がり部とこの曲が
り部に続く梁とからなるコンタクト針の上記針状直線部
の先端を上記リードの上記パッケージ近傍に加圧機構で
加圧接触させて、上記リードに電気的信号を供給するI
Cのテスト方法である。
【0031】請求項12に係る発明は、請求項11記載
のICのテスト方法において、加圧機構がICを保持す
る保持機構を有し上記ICが上記保持機構に保持される
ともに、上記加圧機構をX,YおよびZ方向に移動する
XYZステージで移動されるものである。
【0032】請求項13に係る発明は、請求項12記載
のICのテスト方法において、加圧機構が、回転制御手
段を有し、保持機構をX,Y及びZ軸中心に3軸回転制
御するものである。
【0033】請求項14に係る発明は、請求項13記載
のICのテスト方法において、回転制御手段を、コンタ
クト針およびICリードの位置を検出する位置検出器の
信号によって回転制御するものである。
【0034】請求項15に係る発明は、請求項11記載
のICのテスト方法において、針状直線部の長さが2m
m〜3mm、曲がり部の角度を92°〜95°、梁の長
さを5.5mm〜8mmとするものである。
【0035】請求項16に係る発明は、請求項11記載
のICのテスト方法において、コンタクト針を加圧して
上記コンタクト針をリードから引き離す引離機構を備
え、測定終了時に上記コンタクト針を上記リードから引
き離すものである。
【0036】請求項17に係る発明は、請求項16記載
のICのテスト方法において、引離機構の加圧部に溝を
形成し、この溝にコンタクト針を挿入するものである。
【0037】請求項18に係る発明は、請求項16記載
のICのテスト方法において、引離機構を、微小振動さ
せる微小加振手段で微小振動させるものである。
【0038】請求項19に係る発明は、請求項16に記
載のICのテスト方法において、引離機構がミニモータ
とリードネジとで駆動されるものである。
【0039】請求項20に係る発明は、請求項11記載
のICのテスト方法において、一個のパフォーマンスボ
ードに対して、複数個のプローブカードと、このプロー
ブカードと同一個数の加圧機構とを設けて複数個のIC
を同時に測定するものである。
【0040】請求項21に係る発明は、パッケージの周
辺から突出し、そのパッケージ表面と平行に延ばされた
後、下方に曲げられて成り、表面に半田層を有する多数
のリードを備え、このリードにおけるパッケージ表面と
平行は付根部の裏面の半田に、接触子等によって形成さ
れた凹部を有するICである。
【0041】請求項22に係る発明は、請求項21記載
のICにおいて、凹部が、コンタクト針の針状直線部の
先端の加圧接触によって形成されたものである。
【0042】請求項23に係る発明は、請求項21記載
のICにおいて、凹部の半田表面は、半田の酸化膜が除
去された痕跡を有するものである。
【0043】
【作用】請求項1および11に係る発明によれば、プロ
ーブカードを用いて、コンタクト針の針状直線部の先端
がリードの強度が高いパッケージ近傍に接触するように
したので、半田付着および半田ひげの発生が抑制され、
コンタクト針とリードとの導通不良やリード間の短絡が
なくなるとともに、リードの変形による不良の発生がな
くなる。
【0044】請求項2および12に係る発明によれば、
ICを移動しリードをコンタクト針に加圧接触させ、さ
らにICを移動させる一連の作業が、XYZステージお
よび保持機構を有する加圧機構によって連続して実施で
きるようになり、作業時間を短縮することができるとと
もに、プローブ式テストハンドラーの構造を簡単なもの
とすることができる。
【0045】請求項3および13に係る発明によれば、
加圧機構に回転制御手段を設け、保持機構をX軸、Y軸
およびZ軸の3軸中心に回転させることができるので、
リードをコンタクト針に確実に接触させることができ、
多ピン化によるリードの間隔の狭小化に対応することが
できる。
【0046】請求項4および14に係る発明によれば、
回転制御手段が、コンタクト針の位置およびリードの位
置を検出する位置検出器の検出信号を受信して保持機構
の回転を制御する回転制御部を備えるので、リードとコ
ンタクト針との接触をより確実にすることができる。
【0047】請求項5および15に係る発明によれば、
コンタクト針の針状直線部の長さを2〜3mm、曲がり
部の角度θを92°〜95°、梁の長さを5.5mm〜
8mmとすることによって、良好な接触状態が得られ、
半田付着を極めて少なくすることができる。
【0048】請求項6および16に係る発明によれば、
引離機構を設け、測定が終了した時、コンタクト針をリ
ードから引き離すようにしたので、半田ひげの発生を確
実に無くすことができる。
【0049】請求項7および17に係る発明によれば、
引離機構に溝を形成し、この溝にコンタクト針を挿入し
たので、コンタクト針がリードと接触したときに、コン
タクト針が隣のリードの方向へ滑るのを防止することが
できる。
【0050】請求項8および18にかかる発明によれ
ば、引離機構に微小振動機構を設けたので、コンタクト
針がリードに接触した時に、リードの半田裏面に形成さ
れた酸化皮膜を破壊し、コンタクト針とリードとの電気
的な接続を確実にすることができる。
【0051】請求項9および19に係る発明によれば、
引離機構をミニモータとリードネジで駆動することによ
って、より精度よくコンタクト針をリードから引き離す
ことができる。
【0052】請求項10および20によれば、一個のパ
フォーマンスボードに対して、複数個のプローブカード
とこのプローブカードと同一個数の加圧機構とを設ける
ことによって、同時に複数個のICの測定ができ、処理
能力が高くなる。
【0053】請求項21ないし請求項23に係る発明に
よれば、ICを裏返して見ることにより、凹部の有無で
簡単にテスト済みのものであるかどうか等確認すること
ができ、且つICを回路基板等に設置後においては、そ
の凹部が下になって見えることがなく、体裁を害するこ
とがないようにすることができる。
【0054】
【実施例】 実施例1.図1は、本発明の一実施例を示す斜視図で、
プローブ式テストハンドラーの全体構成を示す。図1に
おいて、1はインローダ、2はインローダ1から搬入さ
れたICを設置して測定を行う検査部、3は検査部2で
検査されたICを搬出するアウトローダであり、インロ
ーダ1、検査部2およびアウトローダ3は以下に記載す
る構成になる。
【0055】インローダ1は、IC4を収納するデバイ
スパレット5、デバイスパレット5中のIC4を吸着し
取り出す吸着具6、IC4ともども吸着具6を移動させ
るインローダプロッター7およびインローダプロッター
7で移動してきたIC4を受け取り180°回転する回
転台8から構成される。
【0056】検査部2は、回転台8上のIC4を取り出
し検査部2へ移動させ、測定終了後にアウトローダ3へ
搬出するXYZステージ30、IC4を収納し一回転す
る間にIC4の温度を試験温度まで昇温するためのホッ
トプレート13、IC4を保持する保持機構32を備え
るとともにIC4を加圧する加圧機構33、IC4を加
圧した時にリード25のICパッケージ40近傍と接触
しリード25に電気的信号を供給するコンタクト針34
を有するプローブカード35、プローブカード35が中
継ボード36を介して電気的に接続されIC4の種類毎
に交換可能なパフォーマンスボード37、パフォーマン
スボード37と電気的に接続されるテストヘッド17と
このテストヘッド17と電気的に接続されるテスタ本体
18とからなる測定部19、リード25の位置を検出す
るCCDカメラなどの位置検出器29およびコンタクト
針34の位置を検出するCCDカメラなどの位置検出器
31を有する構成である。
【0057】また、アウトローダ3は、測定後のIC4
を一時的に置くためのステージ20、ステージ20上の
IC4を取り出すための吸着具21、吸着具21ととも
にIC4をXおよびY方向に移動するためのアウトロー
ダプロッタ22、テストの結果、良品と判定されたIC
4を収納するデバイスパレット23および不良品と判定
されたIC4を収納する不良品収納パレット24から構
成されている。
【0058】図2は、プローブカード35、中継ボード
36およびパフォーマンスボード37が電気的に接続さ
れた状態を示す。図に示すように、中継ボード36に設
けられた導通ピン38の先端がコンタクト針34の一端
に設けられたスルーホール39に差し込まれて電気的に
接続される。また、導通ピン38の他端はパフォーマン
スボード37の配線に接続されて一体に形成されてい
る。これらプローブカード35およびパフォーマンスボ
ード37はIC4の種類毎に交換することができる。
【0059】上記構成になり本実施例のプローブ式テス
トハンドラーの動作について説明する。まず、デバイス
パレット5に収納されたIC4を吸着具6で取り出し、
インローダプロッタ7を動作させて吸着具6とともにI
C4を回転台8上に置く。
【0060】次に、回転台8を180°回転させ、XY
Zステージ30を駆動してIC4の上に加圧機構33を
移動し、保持機構32でIC4を保持し取り出し、再び
XYZステージ30を動作させてIC4をホットプレー
ト13上に移動してホットプレート13上にIC4を置
く。
【0061】次に、ホットプレート13を一回転させ、
その間にIC4は試験温度まで昇温される。加圧機構3
3を作動させ、保持機構32で昇温したIC4を保持し
取り出し、XYZステージ30を作動させてIC4をプ
ローブカード35の上に移動し、さらに、加圧機構33
を作動させてリード25をコンタクト針34の先端に押
し当て、測定部19からコンタクト針34を介してリー
ド25に電気的信号を供給し、IC4の動作試験を行
う。
【0062】図3は、プローブカード35が有するコン
タクト針34の形状およびコンタクト針34とリード2
5との接触状態を示す断面図である。図に示すように、
コンタクト針34は針状直線部41とそれに続く曲がり
部42とこの曲がり部42に続く梁43からなり、針状
直線部41の先端がリード25のICパッケージ40近
傍に下側から接触するように構成されている。
【0063】コンタクト針34とリード25との接触状
態を良好にし、かつ半田付着を少なくするために、コン
タクト針34の針状直線部41の長さは2〜3mm、曲
がり部42の角度θは92°〜95°、梁43の長さL
は5.5mm〜8mmとする。
【0064】動作試験の後、加圧機構33を作動させて
IC4を引き上げ、XYZステージ30を作動して移動
し、IC4をステージ20へ置き、吸着具14とアウト
ローダプロッタ22で一定の特性を有する良品はデバイ
スパレット23へ、特性の異なる、または、不良品は不
良品収納パレット24へ収める。
【0065】本実施例によれば、プローブカード35を
用いて、コンタクト針34の針状直線部41の先端がリ
ード25の強度が高いパッケージ近傍局部に接触するよ
うにしたので、半田付着および半田ひげの発生が抑制さ
れ、導通不良やリード25間の短絡がなくなるととも
に、リード変形による不良の発生がなくなる。
【0066】コンタクト針34の針状直線部41の長さ
を2〜3mm、曲がり部42の角度θを92°〜95
°、梁43の長さLを5.5mm〜8mmとすることに
よって、良好な接触状態が得られ、半田付着を極めて少
なくすることができる。
【0067】また、インローダ1の回転台8上のIC4
を検査部2に移動し、リード25をコンタクト針34に
加圧接触させ、試験終了後にアウトローダ3へ移動する
一連の作業がXYZステージ30および加圧機構33に
よって連続して実施できるようになり、作業時間を短縮
することができるとともに、プローブ式テストハンドラ
ーの構造を簡単なものとすることができる。
【0068】また、ICを裏返して見ることにより、凹
部の有無で簡単にテスト済みのものであるかどうか等確
認でき、且つICを回路基板等に設置後においては、そ
の凹部が下になって見えることがなく、体裁を害するこ
とがない。
【0069】実施例2.図4は本発明の他の実施例を示
す斜視図である。図において、30はXYZステージ、
44はX軸方向の駆動するモータ、45はY軸方向の駆
動するモータ、46はZ軸方向の駆動するモータであ
り、加圧機構33はXYZステージ30に連結されて
X,YおよびZ軸方向に駆動される。
【0070】加圧機構33は例えば、角度調整モータな
どの回転制御手段47を有し、回転制御手段47はモー
タ48およびギア49によって保持機構32をX軸、Y
軸およびZ軸の3軸中心に回転させる。
【0071】また、加圧機構33はコンタクト針34の
位置を検出するCCDカメラ等の位置検出器31を有す
る。回転制御手段47は、位置検出器31と、図1に示
したリード25の位置を検出するCCDカメラなどの位
置検出器29の検出信号を受信して保持機構32の回転
を制御する回転制御部を備えている。
【0072】また、加圧機構33は引離機構50を有す
る。引離機構50は、シリンダー51と、押し具53
と、シリンダー51の下方への動きと連動してピン52
を中心に回転し押し具53を押し下げるアーム54を有
し、さらに、図5の正面図に示すように、コラム56と
絶縁枠57からなる引き離し具58を備える。55はィ
アリングで、アーム54の上下動を円滑にするためのも
のであり、また、図7の断面図に示すように、押し具5
3と保持機構32との間に圧縮ばね59があり、シリン
ダー51が上方に動くと、押し具53は上方に押し上げ
られる。また、コラム56と絶縁枠57は、図6の斜視
図に示すように、プローブカード35に設けられたコン
タクト針34の梁43に載置される。
【0073】測定が終了した時、図7に示すように、引
き離し具58を矢印の方向へ押し下げ、コンタクト針3
4をリード25から引き離し、その後、保持機構32と
ともにIC4を上方へ移動する。
【0074】図8は、上方引離機構50の動作を説明す
る図である。引離機構50がない場合は、図8(a)に
示すように、リード25にコンタクト針34が接触し、
さらに押しつけるとコンタクト針34の先端は滑り、最
大押しつけで止まって、測定が行われる。その後、IC
4を引き上げる時、コンタクト針34の先端はリード2
5の表面を引っかきながら元の位置へ戻り、そのとき半
田ひげが発生する。一方、引離機構50を有する場合
は、図8(b)に示すように、測定終了後に、コンタク
トピン34を引離機構50で押し下げ、その後、IC4
を引き上げるので、コンタクト針34の先端はリード2
5の表面を引っかくことなく元の位置へ戻り、半田ひげ
が発生することはない。
【0075】さらに、図9は引き離し具58の部分図
で、図に示すように、絶縁枠57に溝60が形成され、
溝60にコンタクト針34の梁43が挿入される。ま
た、コラム56に例えば、圧電素子などの微小振動機構
61が設けられている。微小振動機構61は引離機構5
0を微小振動させればよく、押し具53あるいは絶縁枠
57などに設けても良く、また、微小振動機構61は圧
電素子に限らず電磁気を利用したものでもよい。
【0076】本実施例によれば、加圧機構33に回転制
御手段47を設け、保持機構32をX軸、Y軸およびZ
軸の3軸中心に回転させるので、リード25をコンタク
ト針34に確実に接触させることができ、多ピン化によ
るリード25の間隔の狭小化に対応することができる。
【0077】また、回転制御手段47は、コンタクト針
34の位置を検出するCCDカメラなどの位置検出器3
1およびリード25の位置を検出するCCDカメラなど
の位置検出器29の検出信号を受信して保持機構32の
回転を制御する回転制御部を備えるので、リード25と
コンタクト針34との接触をより確実にすることができ
る。
【0078】また、引離機構50を設け、測定が終了し
た時、コンタクト針34をリード25から引き離し、そ
の後、保持機構32とともにIC4を上方へ移動するよ
うにしたので、半田ひげの発生を確実に無くすことがで
きる。
【0079】また、引離機構50の引き離し具58の絶
縁枠57に溝60を形成し、溝60にコンタクト針34
の梁43を押し込むようにしたので、コンタクト針34
がリード25と接触したときに、コンタクト針34が隣
のリード25の方向へ滑るのを防止することができる。
【0080】また、引き離し具58のコラム56に微小
振動機構61を設けたので、コンタクト針34がリード
25に接触した時に、リード25の半田表面に形成され
た酸化皮膜を破壊し、コンタクト針34とリード25と
の電気的な接続を確実にすることができる。
【0081】なお、本実施例において、引離機構50
を、シリンダー51に換えて、ミニモータとリードネジ
で駆動することによって、より精度よくコンタクト針3
4をリード25から引き離すことができる。
【0082】また、上記実施例1および2において、パ
フォーマンスボード37一個に対してプローブカード3
5および中継ボード36の組合せを複数個設け、同時に
複数個のICを測定できるようにすることができる。も
ちろん、各プローブカード35は各中継ボード36を介
してパフォーマンスボード37に電気的に接続される。
なお、このとき、図10に示すように、複数個の保持機
構32および加圧機構33が複数個のプローブカードの
配列ピッチと同一ピッチとなるように設けられ、同一種
類のICの電気的動作試験が同時に行われるようにする
ことによって、処理能力の高いプローブ式テストハンド
ラーが得られる。
【0083】
【発明の効果】請求項1および11に係る発明によれ
ば、プローブカードを用いて、コンタクト針の針条直線
部の先端がリードの強度が高いパッケージ近傍に接触す
るようにしたので、半田付着および半田ひげの発生が抑
制され、コンタクト針とリードとの導通不良やリード間
の短絡がなくなるとともに、リードの変形による不良の
発生がなくなる。
【0084】請求項2および12に係る発明によれば、
ICを移動しリードをコンタクト針に加圧接触させ、さ
らにICを移動させる一連の作業が、XYZステージお
よび保持機構を有する加圧機構によって連続して実施で
きるようになり、作業時間を短縮することができるとと
もに、プローブ式テストハンドラーの構造を簡単なもの
とすることができる。
【0085】請求項3および13に係る発明によれば、
加圧機構に回転制御手段を設け、保持機構をX軸、Y軸
およびZ軸の3軸中心に回転させることができるので、
リードをコンタクト針に確実に接触させることができ、
多ピン化によるリードの間隔の狭小化に対応することが
できる。
【0086】請求項4および14に係る発明によれば、
回転制御手段は、コンタクト針の位置およびリードの位
置を検出する位置検出器の検出信号を受信して保持機構
の回転を制御する回転制御部を備えるので、リードとコ
ンタクト針の接触をより確実にすることができる。
【0087】請求項5および15に係る発明によれば、
コンタクト針の針状直線部の長さを2〜3mm、曲がり
部の角度θを92°〜95°、梁の長さを5.5mm〜
8mmとすることによって、良好な接触状態が得られ、
半田付着を極めて少なくすることができる。
【0088】請求項6および16に係る発明によれば、
引離機構60を設け、測定が終了した時、コンタクト針
をリードから引き離すようにしたので、半田ひげの発生
を確実に無くすことができる。
【0089】請求項7および17に係る発明によれば、
引離機構に溝を形成し、この溝にコンタクト針を挿入し
たので、コンタクト針がリードと接触したときに、コン
タクト針が隣のリードの方向へ滑るのを防止することが
できる。
【0090】請求項8および18にかかる発明によれ
ば、引離機構に微小振動機構を設けたので、コンタクト
針がリードに接触した時に、リードの半田表面に形成さ
れた酸化皮膜を破壊し、コンタクト針とリードとの電気
的な接続を確実にすることができる。
【0091】請求項9および19に係る発明によれば、
引離機構にミニモータとリードネジで駆動することによ
って、より精度よくコンタクト針をリードから引き離す
ことができる。
【0092】請求項10および20によれば、一個のパ
フォーマンスボードに対して、複数個のプローブカード
と、このプローブカードと同一個数の加圧機構とを設け
ることによって、同時に複数個のICの測定ができ、処
理能力を高くすることができる。
【0093】請求項21ないし請求項23に係る発明に
よれば、ICを裏返して見ることにより、凹部の有無で
簡単にテスト済みのものであるかどうか等確認すること
ができ、且つICを回路基板等に設置後においては、そ
の凹部が下になって見えることがなく、体裁を害するこ
とがないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】 本発明のプローブカードとパフォーマンスボ
ードの構成を示す斜視図である。
【図3】 本発明のコンタクト針の構造およびコンタク
ト針とリードとの接触状態を示す断面図である。
【図4】 本発明の他の実施例を示す斜視図である。
【図5】 本発明の引離機構の構成を示す正面図であ
る。
【図6】 本発明の引き離し具の構成を示す斜視図であ
る。
【図7】 本発明の引き離し具の構成を示す断面図であ
る。
【図8】 本発明の引離機構の動作を説明する正面図で
ある。
【図9】 本発明の引き離し具を示す部分図である。
【図10】 本発明の他の実施例を示す斜視図である。
【図11】 従来のテストハンドラーを示す斜視図であ
る。
【図12】 従来のテストハンドラーのコンタクトバー
の構成を示す斜視図及び断面図である。
【図13】 従来のテストハンドラーにおけるコンタク
ト不良の発生機構を説明する正面図である。
【符号の説明】 1 インローダ 2 検査部
3 アウトローダ 4 IC 5 デバイスパレット
6 吸着具 7 インローダプロッタ 8 回転台
9 吸着具 10 インローダプロッタ 11 吸着具
12 リード押え 13 ホットプレート 14 測定ソケット 15 アダプターソケット 16 パフォーマンスボ
ード 17 テストヘッド 18 テスター本体
19 測定部 20 ステージ 21 吸着具 22 アウトローダプロッタ 23 デバイスパレット 24 不良品収納パレット 25 ICリード 26 コンタクトバー 29 位置検出器 30 XYZステージ 31 位置検出器
32 保持機構 33 加圧機構 34 コンタクト針 35 プローブカード 36 中継ボード 37 パフォーマンスボード
38 導通ピン 39 コンタクトホール 40 ICパッケージ
41 針状直線部 42 曲がり部 43 梁
44 モータ 45 モータ 46 モータ 47 回転制御手段 48 モータ
49 ギア 50 引離機構 51 シリンダー
52 ピン 53 押し具 54 アーム
55 ベアリング 56 コラム 57 絶縁枠
58 引き離し具 59 圧縮ばね 60 溝 61 微小加振機構

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ICの電気的特性を測定する電気回路を有
    する測定部、上記電気回路に上記ICの品種毎に交換可
    能に電気的に連結されるパフォーマンスボード、このパ
    フォーマンスボードに設置され、針状直線部と曲がり部
    とこの曲がり部に続く梁とからなるコンタクト針を有す
    るプローブカード、上記コンタクト針の上記針状直線部
    の先端に上記ICのパッケージから突出したリードの上
    記パッケージ近傍を加圧接触させる加圧機構を備えたこ
    とを特徴とするプローブ式テストハンドラー。
  2. 【請求項2】加圧機構がICを保持する保持機構を有
    し、加圧機構をX,YおよびZ方向に移動させるXYZ
    ステージを有することを特徴とする請求項1記載のプロ
    ーブ式テストハンドラー。
  3. 【請求項3】加圧機構が、保持機構をX,Y及びZ軸の
    3軸中心に回転制御する回転制御手段を有することを特
    徴とする請求項2記載のプローブ式テストハンドラー。
  4. 【請求項4】回転制御手段が、コンタクト針およびリー
    ドの位置を検出する位置検出器の信号によって回転制御
    する回転制御部を有することを特徴とする請求項3記載
    のプローブ式テストハンドラー。
  5. 【請求項5】針状直線部の長さが2mm〜3mm、曲が
    り部の角度が92°〜95°、梁の長さが5.5mm〜
    8mmであることを特徴とする請求項1記載のプローブ
    式テストハンドラー。
  6. 【請求項6】コンタクト針にリードが接触加圧され測定
    が終了した時に、上記コンタクト針を加圧して上記コン
    タクト針を上記リードから引き離す引離機構を備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載のプローブ式テストハンド
    ラー。
  7. 【請求項7】コンタクト針を加圧する引離機構の加圧部
    に溝を形成し、この溝に上記コンタクト針を挿入したこ
    とを特徴とする請求項6記載のプローブ式テストハンド
    ラー。
  8. 【請求項8】引離機構を微小振動させる微小加振手段を
    設けたことを特徴とする請求項6記載のプローブ式テス
    トハンドラー。
  9. 【請求項9】引離機構が、これを駆動するミニモータと
    リードネジとを有することを特徴とする請求項6記載の
    プローブ式テストハンドラー。
  10. 【請求項10】一個のパフォーマンスボードに対して、
    複数個のプローブカードと、このプローブカードと同一
    個数の加圧機構とを備えたことを特徴とする請求項1記
    載のプローブ式テストハンドラー。
  11. 【請求項11】ICのパッケージから突出するリードに
    電気的信号を供給して上記ICの電気的特性を測定する
    ICのテスト方法において、上記ICの電気的特性を測
    定する電気回路を有する測定部から、この測定部と電気
    的に接続され、上記ICの品種毎に交換可能に電気的に
    連結されるパフォーマンスボードを介して、このパフォ
    ーマンスボードに設置されたプローブカードが有する針
    状直線部と曲がり部とこの曲がり部に続く梁とからなる
    コンタクト針の上記針状直線部の先端を上記リードの上
    記パッケージ近傍に加圧機構で加圧接触させて、上記リ
    ードに電気的信号を供給することを特徴とするICのテ
    スト方法。
  12. 【請求項12】加圧機構がICを保持する保持機構を有
    し上記ICが上記保持機構に保持されるともに、上記加
    圧機構をX,YおよびZ方向に移動するXYZステージ
    で移動されることを特徴とする請求項11記載のICの
    テスト方法。
  13. 【請求項13】加圧機構が、回転制御手段を有し、保持
    機構をX,Y及びZ軸中心に3軸回転制御することを特
    徴とする請求項12記載のICのテスト方法。
  14. 【請求項14】回転制御手段を、コンタクト針およびリ
    ードの位置を検出する位置検出器の信号によって回転制
    御することを特徴とする請求項13記載のICのテスト
    方法。
  15. 【請求項15】針状直線部の長さを2mm〜3mm、曲
    がり部の角度を92°〜95°、梁の長さを5.5mm
    〜8mmとすることを特徴とする請求項11記載のIC
    のテスト方法。
  16. 【請求項16】コンタクト針を加圧して上記コンタクト
    針をリードから引き離す引離機構を備え、測定終了時に
    上記コンタクト針を上記リードから引き離すことを特徴
    とする請求項11記載のICのテスト方法。
  17. 【請求項17】引離機構の加圧部に溝を形成し、この溝
    にコンタクト針を挿入することを特徴とする請求項16
    記載のICのテスト方法。
  18. 【請求項18】引離機構に微小振動させる微小加振手段
    を設け、上記引離機構を微小振動させることを特徴とす
    る請求項16記載のICのテスト方法。
  19. 【請求項19】引離機構がミニモータとリードネジとで
    駆動されることを特徴とする請求項16に記載のICの
    テスト方法。
  20. 【請求項20】一個のパフォーマンスボードに対して、
    複数個のプローブカードと、このプローブカードと同一
    個数の加圧機構を設け、複数個のICを同時に測定する
    ことを特徴とする請求項11記載のICのテスト方法。
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