JPH0840763A - 天然石に類似する板状、建築および装飾用材料の製造方法及びその方法によって得られた材料 - Google Patents
天然石に類似する板状、建築および装飾用材料の製造方法及びその方法によって得られた材料Info
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- JPH0840763A JPH0840763A JP7109733A JP10973395A JPH0840763A JP H0840763 A JPH0840763 A JP H0840763A JP 7109733 A JP7109733 A JP 7109733A JP 10973395 A JP10973395 A JP 10973395A JP H0840763 A JPH0840763 A JP H0840763A
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- C04B14/00—Use of inorganic materials as fillers, e.g. pigments, for mortars, concrete or artificial stone; Treatment of inorganic materials specially adapted to enhance their filling properties in mortars, concrete or artificial stone
- C04B14/02—Granular materials, e.g. microballoons
- C04B14/04—Silica-rich materials; Silicates
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- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B19/00—Other methods of shaping glass
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 天然石に類似する板状、建築または装飾用の
材料の製造方法及びその方法によって得られた材料を提
供する。 【構成】 粉砕ガラス、無機成分と微細添加物との熱的
に処理された混合物から、インテリアおよび外装におい
てファサード、壁と床の表面仕上げに高い強度を有し、
天然石に類似する板状、建築または装飾用の材料を製造
する方法。
材料の製造方法及びその方法によって得られた材料を提
供する。 【構成】 粉砕ガラス、無機成分と微細添加物との熱的
に処理された混合物から、インテリアおよび外装におい
てファサード、壁と床の表面仕上げに高い強度を有し、
天然石に類似する板状、建築または装飾用の材料を製造
する方法。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、粉砕ガラス、無機成分
と微細添加物よりなる混合物から、インテリアまたは外
装のファサード（facade) 、壁、と床の仕上げに高強度
を有する天然石に類似する板状若しくはテーブル状、建
築または装飾用の材料を製造する方法およびその方法に
よって得られた材料に関する。
と微細添加物よりなる混合物から、インテリアまたは外
装のファサード（facade) 、壁、と床の仕上げに高強度
を有する天然石に類似する板状若しくはテーブル状、建
築または装飾用の材料を製造する方法およびその方法に
よって得られた材料に関する。
【０００２】
【従来の技術】インテリアまたは外装における装飾に、
天然および合成の材料が大量に使用されている。天然材
料の中でも広範に使用されているのは、特に、一流の建
築物のインテリアまたは外装の仕上げに大量に使用され
ている大理石およびグラファイトである。装飾的な外観
は別として、耐腐食性および経済的な生産を保証するた
めにも必要である。天然に産する材料は必ずしもかかる
要求を満たすとは限らない。なぜならば、均一な外観を
有して十分に大きな表面積を有するものはしばしば産出
されず、また耐腐食性および強度は天然材料の細孔に起
因して最適とは限らないからである。
天然および合成の材料が大量に使用されている。天然材
料の中でも広範に使用されているのは、特に、一流の建
築物のインテリアまたは外装の仕上げに大量に使用され
ている大理石およびグラファイトである。装飾的な外観
は別として、耐腐食性および経済的な生産を保証するた
めにも必要である。天然に産する材料は必ずしもかかる
要求を満たすとは限らない。なぜならば、均一な外観を
有して十分に大きな表面積を有するものはしばしば産出
されず、また耐腐食性および強度は天然材料の細孔に起
因して最適とは限らないからである。
【０００３】ＤＥ ４１ ２５ ６９８ Ｃ１は、次の
組成（酸化物としての重量％）を有するガラスセラミッ
ク材料を開示し： ＳｉＯ２ ６４．１〜７２ Ａｌ２Ｏ３ ２．９〜１１ ＣａＯ １５．０〜２６ ＭｇＯ ０〜８ ＺｎＯ ０≦２ ＢａＯ ０〜０．５ Ｋ２Ｏ ０〜７．４ Ｎａ２Ｏ ０〜２ Ｆ ０．５〜４、 （ただし、ΣＮａ２Ｏ、Ｋ２Ｏは少なくとも２であ
る）、その材料は装飾用および床の被覆、壁および建築
産業におけるファサードの仕上げ用の天然石代替物とし
て使用されている。
組成（酸化物としての重量％）を有するガラスセラミッ
ク材料を開示し： ＳｉＯ２ ６４．１〜７２ Ａｌ２Ｏ３ ２．９〜１１ ＣａＯ １５．０〜２６ ＭｇＯ ０〜８ ＺｎＯ ０≦２ ＢａＯ ０〜０．５ Ｋ２Ｏ ０〜７．４ Ｎａ２Ｏ ０〜２ Ｆ ０．５〜４、 （ただし、ΣＮａ２Ｏ、Ｋ２Ｏは少なくとも２であ
る）、その材料は装飾用および床の被覆、壁および建築
産業におけるファサードの仕上げ用の天然石代替物とし
て使用されている。
【０００４】天然石代替物としてのガラスセラミックは
良好な装飾的な外観品を提供できるけれども、例えば複
雑なセラミック化方法のために生産が複雑でかつ高価で
もある。さらに、相対的に澄んでいて、この様に価値あ
る原材料はその生産に必要である。
良好な装飾的な外観品を提供できるけれども、例えば複
雑なセラミック化方法のために生産が複雑でかつ高価で
もある。さらに、相対的に澄んでいて、この様に価値あ
る原材料はその生産に必要である。
【０００５】ＤＥ ４１ ２３ ５８１ Ａ１は、ガラ
ス粒状物の成形体、特に建築用スラブの製造方法につい
て開示する。ここで、原料粒状物は粉砕されたガラスお
よび発泡剤よりなる混合物から製造され、これらの原料
粒状物は熱の作用で膨脹できる。その際、最初に、非膨
脹原料粒状物の層と、この層の上の、まだ熱い若しくは
冷たい状態の膨脹形成ガラス粒状物の層をルース（loos
e)ベッドとしてのモールドまたは鋳型に流し込み、さら
に、前記ルースベッドを７００〜９００℃、好ましくは
８００〜９００℃に加熱し、その後、０．００５〜０．
０１５Ｎ／ｍｍ２の加圧下で５〜１５％圧縮して、強固
に結合した成形体を得る。
ス粒状物の成形体、特に建築用スラブの製造方法につい
て開示する。ここで、原料粒状物は粉砕されたガラスお
よび発泡剤よりなる混合物から製造され、これらの原料
粒状物は熱の作用で膨脹できる。その際、最初に、非膨
脹原料粒状物の層と、この層の上の、まだ熱い若しくは
冷たい状態の膨脹形成ガラス粒状物の層をルース（loos
e)ベッドとしてのモールドまたは鋳型に流し込み、さら
に、前記ルースベッドを７００〜９００℃、好ましくは
８００〜９００℃に加熱し、その後、０．００５〜０．
０１５Ｎ／ｍｍ２の加圧下で５〜１５％圧縮して、強固
に結合した成形体を得る。
【０００６】ＤＥ ４１ ２３ ５８１ Ａ１の方法に
よって得られたこれらの建築用スラブは、スラブを作る
原料粒状物が予めエネルギー集中的に製造されなければ
ならないけれども、複合断熱系における断熱スラブとし
て特に優れている。
よって得られたこれらの建築用スラブは、スラブを作る
原料粒状物が予めエネルギー集中的に製造されなければ
ならないけれども、複合断熱系における断熱スラブとし
て特に優れている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高強
度で板状材料、同様に大きな形状物（formats)を製造す
る方法を提供することにある。ここで、その材料など
は、装飾性であり、天然石に類似し、耐候性および酸と
アルカリ性媒体に耐性を有し、さらにその材料などは、
ガラス、使用済みガラスと天然無機凝集物などの安価で
容易に利用できる原材料を使用して有機添加物を使用す
ることなく安価にかつ環境に優しく、ファサード、壁と
床用の仕上げスラブを製造することが可能である。ここ
で、そのスラブは、建築物と公定規制に関する条件の全
てを満たし、その上、美学および現代の種々の構造上の
可能性を有するデザインに関する要求を満たすものであ
る。
度で板状材料、同様に大きな形状物（formats)を製造す
る方法を提供することにある。ここで、その材料など
は、装飾性であり、天然石に類似し、耐候性および酸と
アルカリ性媒体に耐性を有し、さらにその材料などは、
ガラス、使用済みガラスと天然無機凝集物などの安価で
容易に利用できる原材料を使用して有機添加物を使用す
ることなく安価にかつ環境に優しく、ファサード、壁と
床用の仕上げスラブを製造することが可能である。ここ
で、そのスラブは、建築物と公定規制に関する条件の全
てを満たし、その上、美学および現代の種々の構造上の
可能性を有するデザインに関する要求を満たすものであ
る。
【０００８】さらに、本発明の目的は、建築材料の製造
において提案された工程および好適な温度が特定のスラ
ブを与えるように製造因子を選択することにある：ここ
で、あるスラブとは、 製造モールドとは反応しない スラブ表面に凹凸がない 変形しない 泡、細孔、外層に含有物および／または微小クラックを
有しない 粉砕または研磨を必要としない 高い曲げ強度を有する ものをいう。
において提案された工程および好適な温度が特定のスラ
ブを与えるように製造因子を選択することにある：ここ
で、あるスラブとは、 製造モールドとは反応しない スラブ表面に凹凸がない 変形しない 泡、細孔、外層に含有物および／または微小クラックを
有しない 粉砕または研磨を必要としない 高い曲げ強度を有する ものをいう。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は、 （１）粉砕ガラス、無機成分と微細添加物との混合物か
ら、インテリアおよび外装におけるファサード、壁と床
の表面仕上げ用の高い強度を有する天然石に類似する板
状、建築または装飾用材料を次の工程、 １．１ 平らで、均一な厚さの層の該混合物を耐熱性モ
ールドに導入し、１．２ 該モールド中において６０〜
１１０℃で乾燥し、１．３ 該層を０．５〜３．０Ｋ／
分の速度で７２０〜１１００℃まで加熱し、１．４ 該
温度を２０〜１２０分間維持し、１．５ 該層を０．５
〜３．０Ｋ／分の速度で室温まで冷却する、で製造する
際に、該混合物が該粉砕ガラス８５〜９８重量％、該無
機成分(mineral component) ０〜１４．７重量％と該微
細添加物０．３〜５重量％（全体に対して）から製造さ
れることを特徴とする天然石に類似する板状、建築また
は装飾用材料の製造方法に関する。
ら、インテリアおよび外装におけるファサード、壁と床
の表面仕上げ用の高い強度を有する天然石に類似する板
状、建築または装飾用材料を次の工程、 １．１ 平らで、均一な厚さの層の該混合物を耐熱性モ
ールドに導入し、１．２ 該モールド中において６０〜
１１０℃で乾燥し、１．３ 該層を０．５〜３．０Ｋ／
分の速度で７２０〜１１００℃まで加熱し、１．４ 該
温度を２０〜１２０分間維持し、１．５ 該層を０．５
〜３．０Ｋ／分の速度で室温まで冷却する、で製造する
際に、該混合物が該粉砕ガラス８５〜９８重量％、該無
機成分(mineral component) ０〜１４．７重量％と該微
細添加物０．３〜５重量％（全体に対して）から製造さ
れることを特徴とする天然石に類似する板状、建築また
は装飾用材料の製造方法に関する。
【００１０】（２） 該粉砕ガラスが次の組成（重量
％）を有する粒状ガラスである上記１に記載の方法： ＳｉＯ２ ５５〜８２ Ａｌ２Ｏ３ １〜４ Ｎａ２Ｏ ２〜１６ Ｋ２Ｏ ０〜１０ ＭｇＯ ０〜５ ＣａＯ ０〜１２ ＰｂＯ ０〜３ ＢａＯ ０〜１５ Ｂ２Ｏ３ ０〜１５ ＳｒＯ ０〜１１ ＺｎＯ ０〜１ ＺｒＯ２ ０〜３ ＴｉＯ２ ０〜１ ＣｅＯ２ ０〜１ Ｓｂ２Ｏ３ ０〜１ Ａｓ２Ｏ３ ０〜１ Ｆ ０〜１、 その粒子径が０．２〜３ｍｍ、特に０．３〜１ｍｍ、水
分が１〜３重量％、特に２重量％の水を含むことが好ま
しい。
％）を有する粒状ガラスである上記１に記載の方法： ＳｉＯ２ ５５〜８２ Ａｌ２Ｏ３ １〜４ Ｎａ２Ｏ ２〜１６ Ｋ２Ｏ ０〜１０ ＭｇＯ ０〜５ ＣａＯ ０〜１２ ＰｂＯ ０〜３ ＢａＯ ０〜１５ Ｂ２Ｏ３ ０〜１５ ＳｒＯ ０〜１１ ＺｎＯ ０〜１ ＺｒＯ２ ０〜３ ＴｉＯ２ ０〜１ ＣｅＯ２ ０〜１ Ｓｂ２Ｏ３ ０〜１ Ａｓ２Ｏ３ ０〜１ Ｆ ０〜１、 その粒子径が０．２〜３ｍｍ、特に０．３〜１ｍｍ、水
分が１〜３重量％、特に２重量％の水を含むことが好ま
しい。
【００１１】（３） 該ガラスがリサイクルされた受像
管ガラスの粒状ガラスであって、次の組成（重量％）を
有する上記２に記載の方法が好ましい： ＳｉＯ２ ５５〜６５ Ａｌ２Ｏ３ １〜４ Ｎａ２Ｏ ６〜１０ Ｋ２Ｏ ６〜１０ ＭｇＯ ０〜３ ＣａＯ ０〜５ ＰｂＯ ０〜３ ＢａＯ １〜１５ ＳｒＯ ０〜１１ ＺｎＯ ０〜１ ＺｒＯ２ ０〜３ ＴｉＯ２ ０〜１ ＣｅＯ２ ０〜１ Ｓｂ２Ｏ３ ０〜１ Ａｓ２Ｏ３ ０〜１ Ｆ ０〜１。
管ガラスの粒状ガラスであって、次の組成（重量％）を
有する上記２に記載の方法が好ましい： ＳｉＯ２ ５５〜６５ Ａｌ２Ｏ３ １〜４ Ｎａ２Ｏ ６〜１０ Ｋ２Ｏ ６〜１０ ＭｇＯ ０〜３ ＣａＯ ０〜５ ＰｂＯ ０〜３ ＢａＯ １〜１５ ＳｒＯ ０〜１１ ＺｎＯ ０〜１ ＺｒＯ２ ０〜３ ＴｉＯ２ ０〜１ ＣｅＯ２ ０〜１ Ｓｂ２Ｏ３ ０〜１ Ａｓ２Ｏ３ ０〜１ Ｆ ０〜１。
【００１２】（４） 該無機成分が０〜１４．７重量％
の、特に、炭酸砂岩および／または石英砂および／また
はセラミック物質および／またはクリンカーであり、粒
子径が＜３ｍｍ、特に＜０．４ｍｍである上記１に記載
の方法が好ましい。
の、特に、炭酸砂岩および／または石英砂および／また
はセラミック物質および／またはクリンカーであり、粒
子径が＜３ｍｍ、特に＜０．４ｍｍである上記１に記載
の方法が好ましい。
【００１３】（５） 該微細添加物が０．３〜５重量％
の１若しくはそれ以上の耐熱性酸化物、特にＺｒＯ２、
ＭｇＯ、ＳｎＯ、ＣａＯおよび／またはＴｉＯ２および
／または混合酸化物、特にカオリンおよび／またはＺｒ
ＳｉＯ４，粒子径が＜６０μｍ、特に＜２０μｍである
上記１に記載の方法が好ましい。
の１若しくはそれ以上の耐熱性酸化物、特にＺｒＯ２、
ＭｇＯ、ＳｎＯ、ＣａＯおよび／またはＴｉＯ２および
／または混合酸化物、特にカオリンおよび／またはＺｒ
ＳｉＯ４，粒子径が＜６０μｍ、特に＜２０μｍである
上記１に記載の方法が好ましい。
【００１４】（６） さらに微細な添加物、特に無機顔
料および／または金属酸化物および／またはガラス、特
に粒子径＜６０μｍ、特に＜２０μｍである有色ガラス
０〜５重量％からつくられた添加物が加えられてなる前
記いずれか１項に記載の方法が好ましい。
料および／または金属酸化物および／またはガラス、特
に粒子径＜６０μｍ、特に＜２０μｍである有色ガラス
０〜５重量％からつくられた添加物が加えられてなる前
記いずれか１項に記載の方法が好ましい。
【００１５】（７） 厚み３〜７ｍｍ、特に４〜６ｍ
ｍ，の該層の表面が粉砕ガラス１００重量％からなる上
記１〜６のいずれか１項に記載の方法が好ましい。
ｍ，の該層の表面が粉砕ガラス１００重量％からなる上
記１〜６のいずれか１項に記載の方法が好ましい。
【００１６】（８） 特に鉄、銅、ニッケル、クロム、
鋼鉄および／またはそれらの塩の微細金属粒子が該層表
面に適用される上記１〜７のいずれか１項に記載の方法
が好ましい。
鋼鉄および／またはそれらの塩の微細金属粒子が該層表
面に適用される上記１〜７のいずれか１項に記載の方法
が好ましい。
【００１７】（９） 曲げ強さ≧１４ＭＰａを特徴とす
る上記１〜８のいずれか１項の方法により製造された建
築または装飾用材料が好ましい。
る上記１〜８のいずれか１項の方法により製造された建
築または装飾用材料が好ましい。
【００１８】
【作用】混合物の調製物を耐熱性モールド中で平らにし
た後、モールド中において６０〜１１０℃の温度で乾燥
した状態で加熱処理が始まる。この方法に次のステップ
が続く。
た後、モールド中において６０〜１１０℃の温度で乾燥
した状態で加熱処理が始まる。この方法に次のステップ
が続く。
【００１９】プロセス ステップ１．３：混合物を７２
０〜１１００℃の温度に加熱する。それぞれの温度は、
バッチの化学組成と粒状ガラスの形態に依存する。加熱
時間は、０．５Ｋ／分の加熱速度で１１００℃までが最
高で約３６時間、３Ｋ／分の加熱速度で７２０℃までが
最低で約３．８時間である。
０〜１１００℃の温度に加熱する。それぞれの温度は、
バッチの化学組成と粒状ガラスの形態に依存する。加熱
時間は、０．５Ｋ／分の加熱速度で１１００℃までが最
高で約３６時間、３Ｋ／分の加熱速度で７２０℃までが
最低で約３．８時間である。
【００２０】本方法の好適な実施態様において、ガラス
転移温度以下における加熱は１２Ｋ／分迄である。これ
は、対応して特定された時間を減少させる。
転移温度以下における加熱は１２Ｋ／分迄である。これ
は、対応して特定された時間を減少させる。
【００２１】プロセス ステップ１．４：平らにされた
混合物は、この温度、具体的には７２０〜１１００℃で
保持される。保持時間は、スラブの厚みに依存するけれ
ども、２０〜１２０分間である。代表例として、最初の
厚みが４５ｍｍである層状物（１層または複数の層の場
合がある）は６０分間強熱される。スラブ表面における
温度差は、±１０Ｋよりも大きくないはずである。より
大きな温度差において、スラブ縁は平らでなくなり、ス
ラブ縁部における再溶融層の厚みは不均一となり、一部
の縁は品質に関する理由から切り落とさなければならな
かったであろう。このステップは、高品質表面（層）材
料の製造に関して重要である。このプロセスステップの
温度は、熱的な定常状態に達する時間まで保持しなけれ
ばならない。かかる保持時間が短いと、スラブ表面は著
しくくすんで粗くなる。
混合物は、この温度、具体的には７２０〜１１００℃で
保持される。保持時間は、スラブの厚みに依存するけれ
ども、２０〜１２０分間である。代表例として、最初の
厚みが４５ｍｍである層状物（１層または複数の層の場
合がある）は６０分間強熱される。スラブ表面における
温度差は、±１０Ｋよりも大きくないはずである。より
大きな温度差において、スラブ縁は平らでなくなり、ス
ラブ縁部における再溶融層の厚みは不均一となり、一部
の縁は品質に関する理由から切り落とさなければならな
かったであろう。このステップは、高品質表面（層）材
料の製造に関して重要である。このプロセスステップの
温度は、熱的な定常状態に達する時間まで保持しなけれ
ばならない。かかる保持時間が短いと、スラブ表面は著
しくくすんで粗くなる。
【００２２】加熱は、工業的なスケールの場合におい
て、好ましく連続またはバッチ式のトンネルキルン中
で、全ての面から均一に行われる。
て、好ましく連続またはバッチ式のトンネルキルン中
で、全ての面から均一に行われる。
【００２３】種々の組成物のバッチまたは作業に対する
最高プロセス温度の決定は、特に重要である。選択され
た温度があまりにも高いと、粘度が低下し過ぎ、処理材
料である層状物の過剰な脱ガスに起因してスラブ表面に
割れ目が形成される。一方、選択された温度があまりに
も低いと、最適な物理的特性が得られない。全く反対の
効果が、最高プロセス温度で短時間処理される場合に現
われる。その表面における温度差は、±１０Ｋを越すべ
きではない。最高温度は、バッチの化学組成とその粒径
分布に依存し、例えば、代表的には７２０〜１１００℃
である。
最高プロセス温度の決定は、特に重要である。選択され
た温度があまりにも高いと、粘度が低下し過ぎ、処理材
料である層状物の過剰な脱ガスに起因してスラブ表面に
割れ目が形成される。一方、選択された温度があまりに
も低いと、最適な物理的特性が得られない。全く反対の
効果が、最高プロセス温度で短時間処理される場合に現
われる。その表面における温度差は、±１０Ｋを越すべ
きではない。最高温度は、バッチの化学組成とその粒径
分布に依存し、例えば、代表的には７２０〜１１００℃
である。
【００２４】プロセス ステップ１．５：室温への冷却
は、得られるスラブの厚み全体に対して均一な温度分布
に必要な時間を越えて、最初の温度１１００℃から冷却
速度０．５Ｋ／分で多くても３６時間、７２０℃から冷
却速度３Ｋ／分で少なくとも３時間で行ない、２００℃
で炉から取り出す。
は、得られるスラブの厚み全体に対して均一な温度分布
に必要な時間を越えて、最初の温度１１００℃から冷却
速度０．５Ｋ／分で多くても３６時間、７２０℃から冷
却速度３Ｋ／分で少なくとも３時間で行ない、２００℃
で炉から取り出す。
【００２５】好ましいその他の変形方法において、冷却
は、同様に、２段階で、すなわち、７００〜４００℃ま
で０．５〜３．０Ｋ／分、室温まで３〜１２Ｋ／分で行
う。この方法は、さらに冷却を促進する。
は、同様に、２段階で、すなわち、７００〜４００℃ま
で０．５〜３．０Ｋ／分、室温まで３〜１２Ｋ／分で行
う。この方法は、さらに冷却を促進する。
【００２６】本発明のスラブは、昇温および降温がプロ
グラムされたバッチ炉または適宜温度分布を有するトン
ネルキルンにおいて問題なく製造することができる。
グラムされたバッチ炉または適宜温度分布を有するトン
ネルキルンにおいて問題なく製造することができる。
【００２７】スラブは、２００℃において炉から直接的
に取り出すこともできた。
に取り出すこともできた。
【００２８】好ましい実施態様において、本発明では、
４００℃〜６００℃の加熱段階において３０〜６０分、
４００℃〜６００℃の加熱段階で２０〜６０分、および
６００℃〜４００℃の冷却段階で２０〜６０分保持する
ことが可能である。
４００℃〜６００℃の加熱段階において３０〜６０分、
４００℃〜６００℃の加熱段階で２０〜６０分、および
６００℃〜４００℃の冷却段階で２０〜６０分保持する
ことが可能である。
【００２９】このことは、各ケースにおいて定常的な熱
状態がスラブ中で達せられるという利益がある。
状態がスラブ中で達せられるという利益がある。
【００３０】本発明によれば、粉砕ガラスは、リサイク
ルテレビガラス、シートガラスおよび／または例えば
瓶、コンテナーおよびそれらの混合物などの中空ガラス
からの粒状ガラス、およびそれらの混合物であってもよ
い。
ルテレビガラス、シートガラスおよび／または例えば
瓶、コンテナーおよびそれらの混合物などの中空ガラス
からの粒状ガラス、およびそれらの混合物であってもよ
い。
【００３１】使用済み電気器具を回収する予期された義
務のため、天火からの大量の使用済み受像管およびガラ
スは、中期的に上昇するだろう。回収されたこのガラス
は、本発明によれば、さらなる使用に対して高価値でリ
サイクルできる。
務のため、天火からの大量の使用済み受像管およびガラ
スは、中期的に上昇するだろう。回収されたこのガラス
は、本発明によれば、さらなる使用に対して高価値でリ
サイクルできる。
【００３２】使用されるガラスは、次の範囲内の組成を
有するべきである（重量％）： ＳｉＯ２ ５５〜８２、好ましくは５５〜６５、 Ａｌ２Ｏ３ １〜４ 、好ましくは１〜４、 Ｎａ２Ｏ ２〜１６、好ましくは６〜１０、 Ｋ２Ｏ ０〜１０、好ましくは６〜１０、 ＭｇＯ ０〜５、 好ましくは０〜３、 ＣａＯ ０〜１２、好ましくは０〜５、 ＰｂＯ ０〜３、 好ましくは０〜３、 ＢａＯ ０〜１５、好ましくは１〜１５、 Ｂ２Ｏ３ ０〜１５、好ましくは０、 ＳｒＯ ０〜１１、好ましくは０〜１１、 ＺｎＯ ０〜１、 好ましくは０〜１、 ＺｒＯ２ ０〜３、 好ましくは０〜３、 ＴｉＯ２ ０〜１、 好ましくは０〜１、 ＣｅＯ２ ０〜１、 好ましくは０〜１、 Ｓｂ２Ｏ３ ０〜１、 好ましくは０〜１、 Ａｓ２Ｏ３ ０〜１、 好ましくは０〜１、 Ｆ ０〜１、 好ましくは０〜１、 粒子径は０．２〜３ｍｍ，水含有量が１〜３％である。
有するべきである（重量％）： ＳｉＯ２ ５５〜８２、好ましくは５５〜６５、 Ａｌ２Ｏ３ １〜４ 、好ましくは１〜４、 Ｎａ２Ｏ ２〜１６、好ましくは６〜１０、 Ｋ２Ｏ ０〜１０、好ましくは６〜１０、 ＭｇＯ ０〜５、 好ましくは０〜３、 ＣａＯ ０〜１２、好ましくは０〜５、 ＰｂＯ ０〜３、 好ましくは０〜３、 ＢａＯ ０〜１５、好ましくは１〜１５、 Ｂ２Ｏ３ ０〜１５、好ましくは０、 ＳｒＯ ０〜１１、好ましくは０〜１１、 ＺｎＯ ０〜１、 好ましくは０〜１、 ＺｒＯ２ ０〜３、 好ましくは０〜３、 ＴｉＯ２ ０〜１、 好ましくは０〜１、 ＣｅＯ２ ０〜１、 好ましくは０〜１、 Ｓｂ２Ｏ３ ０〜１、 好ましくは０〜１、 Ａｓ２Ｏ３ ０〜１、 好ましくは０〜１、 Ｆ ０〜１、 好ましくは０〜１、 粒子径は０．２〜３ｍｍ，水含有量が１〜３％である。
【００３３】粒状ガラスは、好ましくは、０．３〜１ｍ
ｍの粒径を有するべきである。より大きなまたはより小
さな粒径物の場合にはスラブの物理的特性が損なわれる
ことが実験的に見出だされた。粒径が小さい場合には、
内部中空空間および細孔が形成される。粒状ガラスの水
分含量は、砂との混合前に、２％以上であるべきであ
る。
ｍの粒径を有するべきである。より大きなまたはより小
さな粒径物の場合にはスラブの物理的特性が損なわれる
ことが実験的に見出だされた。粒径が小さい場合には、
内部中空空間および細孔が形成される。粒状ガラスの水
分含量は、砂との混合前に、２％以上であるべきであ
る。
【００３４】乾燥出発材料が使用されると、かかる出発
材料を均質にモールドに導入し、さらに微細かつ超微細
添加物を混合物の上部領域から下部領域へ沈降させて少
しづづ流すことによって分離を防止するように水を添加
すべきである。
材料を均質にモールドに導入し、さらに微細かつ超微細
添加物を混合物の上部領域から下部領域へ沈降させて少
しづづ流すことによって分離を防止するように水を添加
すべきである。
【００３５】好適な実施態様において、無機成分は、特
に、天然または人工の炭酸砂石、石英砂、グラファイ
ト、粉砕ブリック（ｂｒｉｃｋ）、クリンカーおよび／
または破砕磁器などのセラミック材料、しかしマイカお
よび／または繊維であって、粒径または長さが＜３ｍ
ｍ，好ましくは＜０．４ｍｍ，水分が多くても１４．７
重量％である。
に、天然または人工の炭酸砂石、石英砂、グラファイ
ト、粉砕ブリック（ｂｒｉｃｋ）、クリンカーおよび／
または破砕磁器などのセラミック材料、しかしマイカお
よび／または繊維であって、粒径または長さが＜３ｍ
ｍ，好ましくは＜０．４ｍｍ，水分が多くても１４．７
重量％である。
【００３６】炭酸砂石の代わりに、石英砂と、特にこれ
らの無機成分の添加の再生産性を改良するための生石灰
との混合物を使用することもできる。
らの無機成分の添加の再生産性を改良するための生石灰
との混合物を使用することもできる。
【００３７】本発明に使用される微細添加物は、０．３
〜５重量％の１もしくはそれ以上の耐熱性酸化物、特に
ＺｒＯ２および／またはＴｉＯ２および／またはＳｎＯ
および／またはＭｇＯおよび／またはＣａＯおよび／ま
たはカオリンおよび／またはＺｒＳｉＯ４などの混合酸
化物である。これらの微細添加物の粒子径は、＜６０μ
ｍ，好ましくは＜２０μｍである。
〜５重量％の１もしくはそれ以上の耐熱性酸化物、特に
ＺｒＯ２および／またはＴｉＯ２および／またはＳｎＯ
および／またはＭｇＯおよび／またはＣａＯおよび／ま
たはカオリンおよび／またはＺｒＳｉＯ４などの混合酸
化物である。これらの微細添加物の粒子径は、＜６０μ
ｍ，好ましくは＜２０μｍである。
【００３８】微細ＴｉＯ２、ＺｒＯ２とその他の酸化物
の核作用は、溶融物からの目的結晶手段によるガラスセ
ラミックの生産において公知である。さらに、ＺｒＯ２
は、特に、ガラスセラミックから製造された焼結生産物
の分散補強に使用される。特殊化された酸化物の全て
は、熱的に安定な白色顔料としても使用できる。
の核作用は、溶融物からの目的結晶手段によるガラスセ
ラミックの生産において公知である。さらに、ＺｒＯ２
は、特に、ガラスセラミックから製造された焼結生産物
の分散補強に使用される。特殊化された酸化物の全て
は、熱的に安定な白色顔料としても使用できる。
【００３９】これらの上記機構は、本発明材料の優れた
物理的および化学的特性を説明する役割を積極的にす
る。
物理的および化学的特性を説明する役割を積極的にす
る。
【００４０】さらに、添加できる微細添加物は、無機顔
料および／または金属酸化物および／またはガラス粉末
および／またはスラッグ、粒径が＜６０μｍ、好ましく
は＜２０μｍ、含有量が０〜５．０重量％である。
料および／または金属酸化物および／またはガラス粉末
および／またはスラッグ、粒径が＜６０μｍ、好ましく
は＜２０μｍ、含有量が０〜５．０重量％である。
【００４１】上記の量および上記次元限度内のグラスフ
ァイバーも、混合しても良い。
ァイバーも、混合しても良い。
【００４２】本発明の混合物は、８５〜９８重量％の粉
砕ガラス、０〜１４．７重量％の無機成分と０．３〜５
重量％の微細添加物から製造することができる。混合物
の層状物の表面も同様に１００重量％の粉砕ガラスから
３〜７ｍｍに製造できる。
砕ガラス、０〜１４．７重量％の無機成分と０．３〜５
重量％の微細添加物から製造することができる。混合物
の層状物の表面も同様に１００重量％の粉砕ガラスから
３〜７ｍｍに製造できる。
【００４３】
【実施例】天然石に類似する本発明の装飾建築材料を製
造する方法は、次の実施例によって示される。
造する方法は、次の実施例によって示される。
【００４４】実施例 １ ＳｉＯ２ ６０．１；Ａｌ２Ｏ３ ２．１；Ｎａ２Ｏ
９．０；Ｋ２Ｏ ７．０；ＭｇＯ １．９；ＣａＯ
２．６；ＢａＯ １３．１；ＳｒＯ ０．３；ＺｎＯ
０．５；ＺｒＯ２ ２．１；ＴｉＯ２ ０．５；ＣｅＯ
２ ０．２；Ｓｂ２Ｏ３ ０．６の組成（重量％）で、
粒子径が０．３〜１．０ｍｍのリサイクルテレビ スク
リーン ガラス９５重量％、粒径が＜０．４ｍｍの炭酸
砂石３．８重量％と顔料０．１重量％（グレードＨ５４
１２２群青、Heraeus)をタンブルミキサー中で乾燥状態
において粒径が＜０．０２ｍｍの酸化ジルコニウム１．
０重量％と最初に混合する。
９．０；Ｋ２Ｏ ７．０；ＭｇＯ １．９；ＣａＯ
２．６；ＢａＯ １３．１；ＳｒＯ ０．３；ＺｎＯ
０．５；ＺｒＯ２ ２．１；ＴｉＯ２ ０．５；ＣｅＯ
２ ０．２；Ｓｂ２Ｏ３ ０．６の組成（重量％）で、
粒子径が０．３〜１．０ｍｍのリサイクルテレビ スク
リーン ガラス９５重量％、粒径が＜０．４ｍｍの炭酸
砂石３．８重量％と顔料０．１重量％（グレードＨ５４
１２２群青、Heraeus)をタンブルミキサー中で乾燥状態
において粒径が＜０．０２ｍｍの酸化ジルコニウム１．
０重量％と最初に混合する。
【００４５】１０分後、２重量％の水を添加し、混合を
１５分間続ける。水分を含む混合物を深さ４５ｍｍの耐
火性モールドに装入し、平らにする。
１５分間続ける。水分を含む混合物を深さ４５ｍｍの耐
火性モールドに装入し、平らにする。
【００４６】予め、モールド内表面には離型剤（例え
ば、カオリン分散剤）が被覆されていた。
ば、カオリン分散剤）が被覆されていた。
【００４７】そのモールドは従来の火に強いまたは耐火
性材料を含んでいる。好適な材料は、例えばセラミック
工業においてキルン炉としも使用されているようなコー
ジェライトまたはＳｉＣである。
性材料を含んでいる。好適な材料は、例えばセラミック
工業においてキルン炉としも使用されているようなコー
ジェライトまたはＳｉＣである。
【００４８】ここで、モールド材料は、モールドとその
混合物との焼結（熱して一緒になる）が加工温度で生じ
ないように選択すべきである。
混合物との焼結（熱して一緒になる）が加工温度で生じ
ないように選択すべきである。
【００４９】６０℃で約１０時間乾燥後、充填されたモ
ールドは次の温度／時間設定でバッチ炉おいて熱処理さ
れる：６５０℃まで０．５Ｋ／分の加熱速度で加熱し、
その後１時間保持し、１０００℃まで０．５Ｋ／分の加
熱速度で加熱し、その後１時間保持し、０．５Ｋ／分で
室温まで冷却する。
ールドは次の温度／時間設定でバッチ炉おいて熱処理さ
れる：６５０℃まで０．５Ｋ／分の加熱速度で加熱し、
その後１時間保持し、１０００℃まで０．５Ｋ／分の加
熱速度で加熱し、その後１時間保持し、０．５Ｋ／分で
室温まで冷却する。
【００５０】その結果、緻密で光沢のある表面を有し、
曲げ強度が２１〜２２Ｎ／ｍｍ２である暗青灰色のスラ
ブが得られる。最終スラブは、厚み２３ｍｍの均一な材
料である。
曲げ強度が２１〜２２Ｎ／ｍｍ２である暗青灰色のスラ
ブが得られる。最終スラブは、厚み２３ｍｍの均一な材
料である。
【００５１】実施例 ２ ＳｉＯ２ ６１．５；Ａｌ２Ｏ３ ３．１；Ｎａ２Ｏ
９．３；Ｋ２Ｏ ７．０；ＭｇＯ １．７；ＣａＯ
２．４；ＢａＯ １２．５；ＳｒＯ １．２；ＺｒＯ２
０．２；ＴｉＯ２ ０．４；ＣｅＯ２ ０．２；Ｓｂ
２Ｏ３ ０．５の組成（重量％）で、粒子径が０．３〜
１．０ｍｍのリサイクル テレビ スクリーン ガラス
８５重量％、粒径が＜０．４ｍｍのリサイクル 緑色び
んガラス１２．０重量％と粒径が＜０．４ｍｍの炭酸砂
石２．０重量％をタンブルミキサー中で乾燥状態におい
て粒径が＜０．０２ｍｍの酸化ジルコニウム１．０重量
％と最初に混合する。
９．３；Ｋ２Ｏ ７．０；ＭｇＯ １．７；ＣａＯ
２．４；ＢａＯ １２．５；ＳｒＯ １．２；ＺｒＯ２
０．２；ＴｉＯ２ ０．４；ＣｅＯ２ ０．２；Ｓｂ
２Ｏ３ ０．５の組成（重量％）で、粒子径が０．３〜
１．０ｍｍのリサイクル テレビ スクリーン ガラス
８５重量％、粒径が＜０．４ｍｍのリサイクル 緑色び
んガラス１２．０重量％と粒径が＜０．４ｍｍの炭酸砂
石２．０重量％をタンブルミキサー中で乾燥状態におい
て粒径が＜０．０２ｍｍの酸化ジルコニウム１．０重量
％と最初に混合する。
【００５２】１０分後、２重量％の水を添加し、混合を
１５分間続ける。水分を含む混合物を深さ３３ｍｍの耐
火性モールドに装入する。予め、モールド内表面には離
型剤（例えば、カオリン分散剤）が被覆されていた。
１５分間続ける。水分を含む混合物を深さ３３ｍｍの耐
火性モールドに装入する。予め、モールド内表面には離
型剤（例えば、カオリン分散剤）が被覆されていた。
【００５３】６０℃で１０時間乾燥後、充填されたモー
ルドは次の温度／時間設定で焼結炉で熱処理する：６５
０℃まで０．５Ｋ／分の加熱速度で加熱し、その後１時
間保持し、１０００℃まで０．５Ｋ／分の加熱速度で加
熱し、その後１時間保持し、０．５Ｋ／分で室温まで冷
却する。
ルドは次の温度／時間設定で焼結炉で熱処理する：６５
０℃まで０．５Ｋ／分の加熱速度で加熱し、その後１時
間保持し、１０００℃まで０．５Ｋ／分の加熱速度で加
熱し、その後１時間保持し、０．５Ｋ／分で室温まで冷
却する。
【００５４】その結果、緻密で光沢のある表面を有し、
曲げ強度が１９〜２３Ｎ／ｍｍ２である青緑色のスラブ
が得られる。最終スラブは、厚み１６ｍｍの均一な材料
である。
曲げ強度が１９〜２３Ｎ／ｍｍ２である青緑色のスラブ
が得られる。最終スラブは、厚み１６ｍｍの均一な材料
である。
【００５５】実施例 ３ 実施例１に記載の組成で粒子径が０．４〜１．０ｍｍの
リサイクル テレビスクリーン ガラス９４重量％、粒
子径が＜０．４ｍｍの炭酸砂石５．０重量％と顔料（グ
レードＨ２６１４０ 赤褐色、Schott Glaswerke) ０．
１重量％をタンブルミキサー中で乾燥状態において粒径
が＜０．０２ｍｍの酸化ジルコニウム１．０重量％と最
初に混合する。
リサイクル テレビスクリーン ガラス９４重量％、粒
子径が＜０．４ｍｍの炭酸砂石５．０重量％と顔料（グ
レードＨ２６１４０ 赤褐色、Schott Glaswerke) ０．
１重量％をタンブルミキサー中で乾燥状態において粒径
が＜０．０２ｍｍの酸化ジルコニウム１．０重量％と最
初に混合する。
【００５６】１０分後、２重量％の水を添加し、混合を
１５分間続ける。水分を含む混合物を深さ２０ｍｍの耐
火性モールドに装入する。
１５分間続ける。水分を含む混合物を深さ２０ｍｍの耐
火性モールドに装入する。
【００５７】粒子径が０．５〜１．０ｍｍで同一のリサ
イクル テレビ スクリーン ガラス層をこのベッド上
に５ｍｍ厚さで均一に散布する。
イクル テレビ スクリーン ガラス層をこのベッド上
に５ｍｍ厚さで均一に散布する。
【００５８】予め、モールド内表面にはカオリン分散剤
が被覆されていた。
が被覆されていた。
【００５９】６０℃で１０時間乾燥後、充填されたモー
ルドは次の温度／時間設定で焼結炉で熱処理する：６５
０℃まで２．０Ｋ／分の加熱速度で加熱し、その後０．
５時間その温度で保持し、８５０℃まで２．０Ｋ／分の
加熱速度で加熱し、その後２時間その温度で保持し、
１．０Ｋ／分で５００℃まで冷却し、３．０Ｋ／分の速
度で室温まで冷却する。
ルドは次の温度／時間設定で焼結炉で熱処理する：６５
０℃まで２．０Ｋ／分の加熱速度で加熱し、その後０．
５時間その温度で保持し、８５０℃まで２．０Ｋ／分の
加熱速度で加熱し、その後２時間その温度で保持し、
１．０Ｋ／分で５００℃まで冷却し、３．０Ｋ／分の速
度で室温まで冷却する。
【００６０】その結果、緻密で光沢のある表面を有し、
曲げ強度が１８〜２０Ｎ／ｍｍ２である青紫色のスラブ
が得られる。最終スラブは、厚み１２ｍｍの均一な材料
である。
曲げ強度が１８〜２０Ｎ／ｍｍ２である青紫色のスラブ
が得られる。最終スラブは、厚み１２ｍｍの均一な材料
である。
【００６１】実施例 ４ 実施例２に記載の組成で粒子径が０．４〜１．０ｍｍの
リサイクル テレビスクリーン ガラス９０重量％と粒
子径が＜０．４ｍｍの炭酸砂石９．０重量％をタンブル
ミキサー中で乾燥状態において粒径が＜０．０２ｍｍの
酸化ジルコニウム１．０重量％と最初に混合する。
リサイクル テレビスクリーン ガラス９０重量％と粒
子径が＜０．４ｍｍの炭酸砂石９．０重量％をタンブル
ミキサー中で乾燥状態において粒径が＜０．０２ｍｍの
酸化ジルコニウム１．０重量％と最初に混合する。
【００６２】１０分後、２重量％の水を添加し、混合を
１５分間続ける。水分を含む混合物を深さ２０ｍｍの耐
火性モールドに装入する。予め、モールド内表面には離
型剤（例えば、カオリン分散剤）が被覆されていた。
１５分間続ける。水分を含む混合物を深さ２０ｍｍの耐
火性モールドに装入する。予め、モールド内表面には離
型剤（例えば、カオリン分散剤）が被覆されていた。
【００６３】６０℃で１０時間乾燥後、充填されたモー
ルドは次の温度／時間設定で焼結炉で熱処理する：１０
００℃まで３．０Ｋ／分の加熱速度で加熱し、２０分間
その温度で保持し、２．０Ｋ／分で２００℃まで冷却す
る。炉からスラブを取り出す。
ルドは次の温度／時間設定で焼結炉で熱処理する：１０
００℃まで３．０Ｋ／分の加熱速度で加熱し、２０分間
その温度で保持し、２．０Ｋ／分で２００℃まで冷却す
る。炉からスラブを取り出す。
【００６４】その結果、緻密で光沢のある表面を有し、
曲げ強度が１５〜１８Ｎ／ｍｍ２である青灰色のスラブ
が得られる。最終スラブは、厚み１０ｍｍの均一な材料
である。
曲げ強度が１５〜１８Ｎ／ｍｍ２である青灰色のスラブ
が得られる。最終スラブは、厚み１０ｍｍの均一な材料
である。
【００６５】その後、このスラブは当業者に公知の手段
により６５０〜８００℃の雰囲気にさらされ、例えば曲
率半径１５０ｍｍに曲げ、例えばある種のファサード構
造物に適するようにする。
により６５０〜８００℃の雰囲気にさらされ、例えば曲
率半径１５０ｍｍに曲げ、例えばある種のファサード構
造物に適するようにする。
【００６６】本願実施例において、スラブは曲げるため
に７２０℃に加熱された。
に７２０℃に加熱された。
【００６７】これらの実施例では、天然石に類似し、長
期寿命を示し耐久性を有する建築用と装飾用材料が提供
される。これらの材料は、工業、居住用と交通領域にお
ける外壁および内壁の仕上げ；家具、台所と実験室の作
業面（台）；および芸術に関する装飾工場に使用され
る。高い強度と硬度を有している。衛生的、容易に奇麗
にでき、耐高温性、化学耐性、電気的に非伝導性かつ非
燃焼性である。
期寿命を示し耐久性を有する建築用と装飾用材料が提供
される。これらの材料は、工業、居住用と交通領域にお
ける外壁および内壁の仕上げ；家具、台所と実験室の作
業面（台）；および芸術に関する装飾工場に使用され
る。高い強度と硬度を有している。衛生的、容易に奇麗
にでき、耐高温性、化学耐性、電気的に非伝導性かつ非
燃焼性である。
【００６８】物理的、化学的、機械的特性に関して、提
供される建築用または装飾用の材料は、グラファイト、
大理石またはトラバーチン（travertine) などの天然で
高価な材料よりも優れている。
供される建築用または装飾用の材料は、グラファイト、
大理石またはトラバーチン（travertine) などの天然で
高価な材料よりも優れている。
【００６９】本発明の幾何学上の限度は、ほぼ長さ２０
００ｍｍ，幅１０００ｍｍのスラブであり、最小でも厚
み６ｍｍ、最大でも４０ｍｍである。
００ｍｍ，幅１０００ｍｍのスラブであり、最小でも厚
み６ｍｍ、最大でも４０ｍｍである。
【００７０】本発明のスラブは、例えばＥＰ ０４ １
１ ４４２ Ｂ１に示されているようにホルダー配合ま
たは今日では従来または公知の配合によって作られる。
１ ４４２ Ｂ１に示されているようにホルダー配合ま
たは今日では従来または公知の配合によって作られる。
【００７１】
【発明の効果】本発明の建築用および装飾用材料の利益
は、次のようである： １．曲げ強度が少なくとも１４〜１８ＭＰａであり、Ｚ
ｒＯ２が使用された場合には１９〜２３ＭＰａである。 ２．表面に微小な割れ目がないので、ＤＩＮ ＥＮ １
２２によるしみ耐性はクラス１である。 ３．種々のスラブの外観はより均一であり、本発明の添
加物を用いないで製造されたスラブよりもより再生産性
に優れる。後者のスラブは、生産因子は変化しないけれ
どもしばしば完全に異なる外観を有する。 ４．スラブ表面の視覚的衝撃はより明るく、グラファイ
トなどのある種の天然型の石に極めて似ている。 ５．材料表面は希望の色彩と構造にすることができる。 ６．個々の上品な外観が再生産可能である。 ７．材料は内部に極めて少量の泡しか有しない（もし表
面を磨けば、泡が目立ち外観を損ねる）。 ８．使用済みガラスを使用することは天然石資源を保存
し、本発明方法を環境学的に興味をいだかさせる。
は、次のようである： １．曲げ強度が少なくとも１４〜１８ＭＰａであり、Ｚ
ｒＯ２が使用された場合には１９〜２３ＭＰａである。 ２．表面に微小な割れ目がないので、ＤＩＮ ＥＮ １
２２によるしみ耐性はクラス１である。 ３．種々のスラブの外観はより均一であり、本発明の添
加物を用いないで製造されたスラブよりもより再生産性
に優れる。後者のスラブは、生産因子は変化しないけれ
どもしばしば完全に異なる外観を有する。 ４．スラブ表面の視覚的衝撃はより明るく、グラファイ
トなどのある種の天然型の石に極めて似ている。 ５．材料表面は希望の色彩と構造にすることができる。 ６．個々の上品な外観が再生産可能である。 ７．材料は内部に極めて少量の泡しか有しない（もし表
面を磨けば、泡が目立ち外観を損ねる）。 ８．使用済みガラスを使用することは天然石資源を保存
し、本発明方法を環境学的に興味をいだかさせる。
Claims (9)
- 【請求項１】 粉砕ガラス、無機成分と微細添加物との
混合物から、インテリアおよび外装におけるファサー
ド、壁と床の表面仕上げ用の高い強度を有する天然石に
類似する板状、建築または装飾用材料を次の工程、１．
１ 平らで、均一な厚さの少なくとも一層からなる該混
合物を耐熱性モールドに導入し、１．２ 該層を該モー
ルド中において６０〜１１０℃で乾燥し、１．３ 該層
を０．５〜３．０Ｋ／分の速度で７２０〜１１００℃ま
で加熱し、１．４ 該温度を２０〜１２０分間維持し、
１．５ 該層を０．５〜３．０Ｋ／分の速度で室温まで
冷却する、で製造する際に、該混合物が該粉砕ガラス８
５〜９８重量％、該無機成分０〜１４．７重量％と該微
細添加物０．３〜５重量％（全体に対して）から製造さ
れることを特徴とする天然石に類似する板状、建築また
は装飾用材料の製造方法。 - 【請求項２】 該粉砕ガラスが、次の組成（重量％）を
有する粒状ガラスである請求項１に記載の方法： ＳｉＯ２ ５５〜８２ Ａｌ２Ｏ３ １〜４ Ｎａ２Ｏ ２〜１６ Ｋ２Ｏ ０〜１０ ＭｇＯ ０〜５ ＣａＯ ０〜１２ ＰｂＯ ０〜３ ＢａＯ ０〜１５ Ｂ２Ｏ３ ０〜１５ ＳｒＯ ０〜１１ ＺｎＯ ０〜１ ＺｒＯ２ ０〜３ ＴｉＯ２ ０〜１ ＣｅＯ２ ０〜１ Ｓｂ２Ｏ３ ０〜１ Ａｓ２Ｏ３ ０〜１ Ｆ ０〜１、 その粒子径が０．２〜３ｍｍ、水分が１〜３重量％であ
る。 - 【請求項３】 該ガラスが、リサイクルされた受像管ガ
ラスの粒状ガラスであって、次の組成（重量％）を有す
る請求項２に記載の方法： ＳｉＯ２ ５５〜６５ Ａｌ２Ｏ３ １〜４ Ｎａ２Ｏ ６〜１０ Ｋ２Ｏ ６〜１０ ＭｇＯ ０〜３ ＣａＯ ０〜５ ＰｂＯ ０〜３ ＢａＯ １〜１５ ＳｒＯ ０〜１１ ＺｎＯ ０〜１ ＺｒＯ２ ０〜３ ＴｉＯ２ ０〜１ ＣｅＯ２ ０〜１ Ｓｂ２Ｏ３ ０〜１ Ａｓ２Ｏ３ ０〜１ Ｆ ０〜１。 - 【請求項４】 該無機成分が、炭酸砂岩および／または
石英砂および／またはセラミック物質および／またはク
リンカーであり、粒子径が＜３ｍｍである請求項１に記
載の方法。 - 【請求項５】 該微細添加物が１若しくはそれ以上の耐
熱性酸化物、粒子径が＜６０μｍである請求項１に記載
の方法。 - 【請求項６】 さらに粒子径＜６０μｍ、０〜５重量％
からつくられた添加物が加えられてなる前記いずれか１
項に記載の方法。 - 【請求項７】 厚み３〜７ｍｍの該層の表面が粉砕ガラ
ス１００重量％からなる請求項１〜６のいずれか１項に
記載の方法。 - 【請求項８】 微細金属粒子が、該層表面に適用される
請求項１〜７のいずれか１項に記載の方法。 - 【請求項９】 曲げ強さ≧１４ＭＰａを特徴とする請求
項１〜８のいずれか１項の方法により製造された建築ま
たは装飾用材料。
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