JP2591526Y2 - サッシュレスドア車用ルーフキャリア - Google Patents
サッシュレスドア車用ルーフキャリアInfo
- Publication number
- JP2591526Y2 JP2591526Y2 JP1991075168U JP7516891U JP2591526Y2 JP 2591526 Y2 JP2591526 Y2 JP 2591526Y2 JP 1991075168 U JP1991075168 U JP 1991075168U JP 7516891 U JP7516891 U JP 7516891U JP 2591526 Y2 JP2591526 Y2 JP 2591526Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roof
- door
- door glass
- carrier
- roof carrier
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
- Window Of Vehicle (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、サッシュレスドア車用
ルーフキャリアに関するものである。
ルーフキャリアに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】車体の軽量化とフラッシュサーフェース
化を高度に推進するために、ドアの窓枠を廃止したサッ
シュレスドア形式の車体構造を採用する車両が近年増加
の傾向にある。このサッシュレスドアが採用された車両
に於けるドアガラスの周縁に対応する車体の開口の内周
縁部は、エラストマ材からなるウェザーストリップ及び
合成樹脂材などからなる化粧用モールディングで処理さ
れることが一般的である。
化を高度に推進するために、ドアの窓枠を廃止したサッ
シュレスドア形式の車体構造を採用する車両が近年増加
の傾向にある。このサッシュレスドアが採用された車両
に於けるドアガラスの周縁に対応する車体の開口の内周
縁部は、エラストマ材からなるウェザーストリップ及び
合成樹脂材などからなる化粧用モールディングで処理さ
れることが一般的である。
【０００３】ところで、このような構造の車体は、ルー
フに於けるドアガラスの縁に沿う部分に剛体からなる突
起物が皆無なため、ルーフキャリアを取付けるうえで著
しく不自由である。従来は、モールディングやウェザー
ストリップを一部車体から取外すなどしてキャリアブラ
ケットをルーフの縁に取付けることが一般に行われてい
た。
フに於けるドアガラスの縁に沿う部分に剛体からなる突
起物が皆無なため、ルーフキャリアを取付けるうえで著
しく不自由である。従来は、モールディングやウェザー
ストリップを一部車体から取外すなどしてキャリアブラ
ケットをルーフの縁に取付けることが一般に行われてい
た。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】ところが、この方法に
よると、モールディングやウェザーストリップの車体と
の接合部にブラケットを無理に挟み込んだりするため、
ブラケット取付け部の納まりが悪くなってドアガラスの
閉じ代に影響が及んだり、場合によってはウェザースト
リップが損傷し、シール性が損なわれたりする虞れもあ
った。
よると、モールディングやウェザーストリップの車体と
の接合部にブラケットを無理に挟み込んだりするため、
ブラケット取付け部の納まりが悪くなってドアガラスの
閉じ代に影響が及んだり、場合によってはウェザースト
リップが損傷し、シール性が損なわれたりする虞れもあ
った。
【０００５】本考案は、このような従来技術の不都合を
解消すべく案出されたものであり、その主な目的は、ド
アガラスの開閉性やシール性に悪影響を及ぼすことのな
いように改良されたサッシュレスドア車用ルーフキャリ
アを提供することにある。
解消すべく案出されたものであり、その主な目的は、ド
アガラスの開閉性やシール性に悪影響を及ぼすことのな
いように改良されたサッシュレスドア車用ルーフキャリ
アを提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本考
案によれば、ドアガラス吸出され防止用クリップと一体
をなすブラケットを有することを特徴とするサッシュレ
スドア車用ルーフキャリアを提供することによって達成
される。
案によれば、ドアガラス吸出され防止用クリップと一体
をなすブラケットを有することを特徴とするサッシュレ
スドア車用ルーフキャリアを提供することによって達成
される。
【０００７】
【作用】このように、サッシュレスドア車には通常設け
られるドアガラス吸出され防止用クリップにブラケット
を一体的に設けることで、本来のドアガラスの機能に悪
影響を及ぼすことなくルーフキャリアを取付けることが
できる。
られるドアガラス吸出され防止用クリップにブラケット
を一体的に設けることで、本来のドアガラスの機能に悪
影響を及ぼすことなくルーフキャリアを取付けることが
できる。
【０００８】
【実施例】以下に本考案の構成を添付の図面に示された
具体的な実施例に基づいて詳細に説明する。
具体的な実施例に基づいて詳細に説明する。
【０００９】図１は、本考案が適用された車両のフロン
トピラー周辺部を示している。この車両は、ドアガラス
１の縁が車体の開口内周縁２に直接当接する、所謂サッ
シュレスドア構造が採用されたものである。サッシュレ
スドアの場合、ドアガラス１の周縁部を拘束するものが
ないため、高速走行時に車室内外の気圧差によってドア
ガラス１が車室外方へ吸出される現象を生ずる。これを
防ぐためにルーフ３のフロントピラー４に近い部分に
は、ドアガラス１の縁に当接するクリップ５が取付けら
れている。
トピラー周辺部を示している。この車両は、ドアガラス
１の縁が車体の開口内周縁２に直接当接する、所謂サッ
シュレスドア構造が採用されたものである。サッシュレ
スドアの場合、ドアガラス１の周縁部を拘束するものが
ないため、高速走行時に車室内外の気圧差によってドア
ガラス１が車室外方へ吸出される現象を生ずる。これを
防ぐためにルーフ３のフロントピラー４に近い部分に
は、ドアガラス１の縁に当接するクリップ５が取付けら
れている。
【００１０】クリップ５は、図２に示すように、合成樹
脂材からなり、ルーフ３に対する固定部６とルーフキャ
リア７を取付けるためのキャリアブラケット８とを一体
的に接合した端部を鋳くるむようにして形成されてい
る。そしてこのクリップ５は、ウェザーストリップ９を
保持するためのリテーナ１０及びルーフ３の縁とウェザ
ーストリップ９との隙間を埋めるための化粧用モールデ
ィング１１と共締めにてビス１２を用いてルーフ３の側
縁に固定されている。
脂材からなり、ルーフ３に対する固定部６とルーフキャ
リア７を取付けるためのキャリアブラケット８とを一体
的に接合した端部を鋳くるむようにして形成されてい
る。そしてこのクリップ５は、ウェザーストリップ９を
保持するためのリテーナ１０及びルーフ３の縁とウェザ
ーストリップ９との隙間を埋めるための化粧用モールデ
ィング１１と共締めにてビス１２を用いてルーフ３の側
縁に固定されている。
【００１１】さて、本実施例に示したようなサッシュレ
スドアの車両の場合、車体ルーフ３に於けるドアガラス
１の縁に沿う部分に剛体からなる突起物が皆無なため、
ルーフキャリア７を取付けることが極めて困難であっ
た。そこで本考案に於いては、サッシュレスドアの車両
に通常設けられるドアガラス吸出され防止用クリップ５
の固定部６にキャリアブラケット８を一体的に設けるも
のとしている。
スドアの車両の場合、車体ルーフ３に於けるドアガラス
１の縁に沿う部分に剛体からなる突起物が皆無なため、
ルーフキャリア７を取付けることが極めて困難であっ
た。そこで本考案に於いては、サッシュレスドアの車両
に通常設けられるドアガラス吸出され防止用クリップ５
の固定部６にキャリアブラケット８を一体的に設けるも
のとしている。
【００１２】
【考案の効果】このように本考案によれば、本来の車体
構造に何等影響を及ぼすことなく簡単にルーフキャリア
を車体に取付けることが可能となる。従って、サッシュ
レスドア車両のルーフキャリア装着時の商品性低下を回
避するうえに大きな効果がある。
構造に何等影響を及ぼすことなく簡単にルーフキャリア
を車体に取付けることが可能となる。従って、サッシュ
レスドア車両のルーフキャリア装着時の商品性低下を回
避するうえに大きな効果がある。
【図１】本考案が適用されたサッシュレスドアの車両の
要部斜視図である。
要部斜視図である。
【図２】本考案の構成を示す要部断面図である。
１ ドアガラス ２ 開口内周縁 ３ ルーフ ４ フロントピラー ５ クリップ ６ 固定部 ７ ルーフキャリア ８ キャリアブラケット ９ ウェザーストリップ １０ リテーナ １１ 化粧用モールディング １２ ビス
Claims (1)
- 【請求項１】 高速走行時の風圧によるドアガラスの
外向き変位を阻止するべく、通常はドアガラスに接触し
ないようにドアガラスの外周縁の一部に対向して設けら
れたドアガラス吸出され防止用クリップを備えたサッシ
ュレスドア形式の車両に取付けるルーフキャリアであっ
て、当該ルーフキャリアをルーフに連結するためのブラケッ
トが、前記クリップのルーフに対する固定部と一体をな
す こと特徴とするサッシュレスドア車用ルーフキャリ
ア。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991075168U JP2591526Y2 (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | サッシュレスドア車用ルーフキャリア |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991075168U JP2591526Y2 (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | サッシュレスドア車用ルーフキャリア |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0519004U JPH0519004U (ja) | 1993-03-09 |
| JP2591526Y2 true JP2591526Y2 (ja) | 1999-03-03 |
Family
ID=13568405
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991075168U Expired - Lifetime JP2591526Y2 (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | サッシュレスドア車用ルーフキャリア |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2591526Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS592052Y2 (ja) * | 1980-07-16 | 1984-01-20 | 専一 前田 | ワインダ |
| NL8102930A (nl) * | 1981-06-17 | 1983-01-17 | Stamicarbon | Werkwijze voor het bereiden van polymeersmelten die vrijwel vrij zijn van vluchtige bestanddelen. |
| JPS629658A (ja) * | 1985-07-08 | 1987-01-17 | Daido Steel Co Ltd | リ−ドフレ−ム用合金帯母材の製造方法 |
-
1991
- 1991-08-26 JP JP1991075168U patent/JP2591526Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0519004U (ja) | 1993-03-09 |
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