JP2003273735A - A/d変換方法及び装置 - Google Patents

A/d変換方法及び装置

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JP2003273735A JP2002067161A JP2002067161A JP2003273735A JP 2003273735 A JP2003273735 A JP 2003273735A JP 2002067161 A JP2002067161 A JP 2002067161A JP 2002067161 A JP2002067161 A JP 2002067161A JP 2003273735 A JP2003273735 A JP 2003273735A
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Takayoshi Honda
隆芳 本多
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    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
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    • H03M1/12Analogue/digital converters
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    • H03M1/202Increasing resolution using an n bit system to obtain n + m bits by interpolation
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成が簡単なA/D変換器を用いて、アナロ
グ信号を高速且つ高精度にデジタル値に変換するA/D
変換方法及び装置を提供する。 【解決手段】 A/D変換装置は、リング遅延線10A
〜10Dと、リング遅延線10内でのパルス信号の到達
位置を検出するパルスセレクタ14A〜14Dと、検出
された到達位置をaビットのデジタル値に変換するエン
コーダ16A〜16Dと、リング遅延線10A〜10D
内でのパルス信号の周回回数をカウントするbビットの
カウンタ18A〜18Dと、カウンタ18A〜18Dに
よるカウント結果をラッチするラッチ回路19A〜19
Dとからなる4つA/D変換部2A〜2Dを備える。そ
して、制御回路6は、A/D変換部2A〜2Dにより得
られたデジタル値を信号処理回路4に出力させ、信号処
理回路4は、各デジタル値を加算して、元のデジタル値
よりもビット数の大きいデジタル値を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アナログ信号をデ
ジタル値に変換するA/D変換方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、構成が簡単で高分解能のデジ
タル値が得られるA/D変換器として、例えば、特開平
5−259907号公報に開示されているように、各種
ゲート回路からなる複数の遅延素子をリング状に接続し
てなる遅延線に対して、電源電圧としてA/D変換対象
となるアナログ信号を供給すると共に、伝送用のパルス
信号を入力することにより、遅延線内で、各遅延素子の
遅延時間に対応した速度でパルス信号を周回させ、その
パルス信号の周回中、所定時間内に遅延線内でパルス信
号が通過した遅延素子の個数をカウントすることによ
り、アナログ信号をデジタル値に変換するA/D変換器
が知られている。
【0003】このA/D変換器は、遅延素子の遅延時間
が電源電圧に応じて変化するのを利用したものであり、
アナログ信号を電源電圧として遅延線を構成する各遅延
素子に供給することで、遅延線内を周回するパルス信号
の移動速度をアナログ信号にて変調し、その移動速度
を、所定時間内にパルス信号が通過した遅延素子の個数
をカウントすることにより測定し、その測定結果(カウ
ント値)をA/D変換後のデジタル値として出力する。
【0004】そして、このA/D変換器によれば、遅延
線内でパルス信号が通過した遅延素子の個数を測定する
際の時間に応じて、得られるデジタル値の電圧分解能を
設定でき、A/D変換結果であるデジタル値の電圧分解
能を高めるためには、A/D変換の時間を長くすればよ
いことから、高精度なA/D変換を実現し得るA/D変
換器を簡単な構成で安価に提供できることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記A
/D変換器は、積分型A/D変換器の一つであるため、
A/D変換の時間を長くすればするほど、得られるデジ
タル値の電圧分解能を高くすることはできるものの、得
られるデジタル値は、アナログ信号の変動成分を積分し
たものとなってしまう。
【0006】このため、上記A/D変換器では、A/D
変換すべきアナログ信号が変動する場合に、得られるデ
ジタル値にその変動量を反映させることができず、例え
ば、特開平9−21344号公報に開示されたA/D変
換装置のように、高速且つ高分解能が要求されるA/D
変換装置には利用することができなかった。
【0007】つまり、特開平9−21344号公報に
は、ノックセンサからの信号を一定時間毎の周期でA/
D変換すると共に、エアフロセンサからの信号をエンジ
ンのクランク軸が10°回転する毎の周期でA/D変換
するA/D変換装置が開示されているが、このようなA
/D変換装置において、高分解能のデジタル値を得るた
めに、上記のような積分型のA/D変換器を利用する
と、エンジンの高回転時等、A/D変換に利用できる時
間が短くなった際に、正常なA/D変換ができなくなっ
てしまうという問題が生じるのである。
【0008】尚、上記のような積分型のA/D変換器に
おいて、A/D変換を高速に行うようにするには、A/
D変換に利用する時間を短くすればよいが、この時間を
短くすると、得られるデジタル値の電圧分解能が粗くな
り、A/D変換の精度を確保できなくなる、という問題
が生じる。
【0009】このため、従来、A/D変換の速度と精度
とが要求されるA/D変換装置では、上記のような積分
型のA/D変換器に比べて構成が複雑で高価な逐次比較
型或いは並列型のA/D変換器が用いられており、A/
D変換装置の小型化・コストダウンの妨げになってい
た。
【0010】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
のであり、上述した積分型のA/D変換器のように、構
成が簡単なA/D変換器を用いて、アナログ信号を高速
且つ高精度にデジタル値に変換するA/D変換方法及び
装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた請求項1記載のA/D変換方法によれば、
複数のA/D変換手段を用いてアナログ信号をmビット
のデジタル値に変換し、各A/D変換手段によって得ら
れた複数のデジタル値を加算又は平均化することによ
り、各A/D変換手段で得られるデジタル値よりもビッ
ト数が大きいnビットのデジタル値を算出する。
【0012】つまり、このA/D変換方法では、複数の
A/D変換手段を用いてアナログ信号をA/D変換した
場合、各A/D変換手段の特性のばらつきによって、各
A/D変換手段にて得られるデジタル値の下位のビット
データにばらつきが生じることに着目し、複数のA/D
変換手段により得られたデジタル値を加算又は平均化す
ることにより、一つのA/D変換手段で得られるデジタ
ル値よりも高分解能のデジタル値を生成するようにして
いるのである。
【0013】このため、このA/D変換方法によれば、
A/D変換手段として、比較的安価に実現し得る低分解
能のA/D変換器を用いることにより、高分解能のA/
D変換装置を実現できることになり、延いては、高速且
つ高分解能のA/D変換装置を低コストで提供できるよ
うになる。
【0014】尚、本発明方法において、一つのA/D変
換手段にて得られるmビットのデジタル値から、このデ
ジタル値よりも高分解能のnビットのデジタル値を生成
するには、請求項2に記載のように、2(n-m) 個、若し
くはそれ以上のA/D変換手段を用いるようにすればよ
く、A/D変換手段の個数を多くすればする程、得られ
るデジタル値の電圧分解能を高めることができるが、A
/D変換手段の個数を多くすれば、コストアップにつな
がることから、A/D変換手段の個数を多くしてA/D
変換装置の高分解能化を図るにも限界がある。
【0015】そこで、使用するA/D変換手段の個数を
できるだけ少ない2個或いは4個に制限して、得られる
デジタル値の電圧分解能を高めるには、請求項3に記載
のように、アナログ信号を所定期間サンプルホールド
し、そのサンプルホールド期間中に、サンプルホールド
したアナログ信号を各A/D変換手段を用いて夫々複数
回A/D変換し、各A/D変換手段による複数回のA/
D変換によって得られたデジタル値を加算又は平均化す
ることにより、nビットのデジタル値を算出するように
するとよい。
【0016】つまり、このようにすれば、mビットのデ
ジタル値の加算又は平均化によりnビットのデジタル値
を生成するために、mビットのA/D変換手段を2
(n-m) 個以上使用する必要がなく、使用するA/D変換
手段の個数をより少なくして、A/D変換装置の高分解
能化に伴い生じるコストアップを抑制できる。
【0017】一方、本発明方法において使用するA/D
変換手段としては、上述した積分型のA/D変換器であ
っても、逐次比較型或いは並列型のA/D変換器であっ
てもよいが、本発明方法を実際に実現するには、構成が
簡単で安価に実現し得る積分型のA/D変換器を用いる
ことが望ましい。
【0018】また、積分型のA/D変換器には、上述し
た遅延線を利用するものと、アナログ信号と基準電圧と
を用いてコンデンサを充・放電させ、その充・放電時の
時間からアナログ信号をデジタル値に変換するものが知
られているが、いずれのものでも、A/D変換に使用す
る時間を長くすればする程、得られるデジタル値のビッ
ト数を大きくして、そのデジタル値の電圧分解能を高め
ることができる。
【0019】このため、請求項1〜請求項3に記載のA
/D変換方法においては、A/D変換手段として、所望
のA/D変換速度が得られる範囲内でA/D変換に要す
る時間を長くした積分型のA/D変換器を用いるように
するとよいのであるが、この場合、全てのA/D変換手
段を同一のA/D変換器にて構成すると、装置全体の回
路規模が大きくなって、A/D変換装置の大型化を招く
ことが考えられる。
【0020】そこで、A/D変換手段として、積分型の
A/D変換器を用いる場合には、請求項4に記載のA/
D変換方法のように、アナログ電圧をbビットの上位側
とaビットの下位側とからなるmビット(m=b+a)
のデジタル値に変換する積分型の第1A/D変換手段
と、アナログ電圧をaビットのデジタル値に変換する積
分型の第2A/D変換手段とを用いて、アナログ信号を
同タイミングでA/D変換させ、そのA/D変換によっ
て得られたmビットのデジタル値の下位aビットとaビ
ットのデジタル値とを加算又は平均化することにより、
aビットのデジタル値よりもビット数が大きいcビット
のデジタル値を算出し、このcビットのデジタル値を下
位側、mビットのデジタル値の上位bビットを上位側と
するnビット(n=b+c)のデジタル値を生成するよ
うにするとよい。
【0021】つまり、このようにすれば、最終的に得ら
れるデジタル値の上位bビットについては、第1A/D
変換手段だけを用いて生成できることになり、第2A/
D変換手段では、デジタル値の上位bビットを生成する
必要がないため、第2A/D変換手段の構成を第1A/
D変換手段よりも簡素化して、装置全体の回路規模を小
さくすることが可能となる。
【0022】尚、請求項4に記載のA/D変換方法にお
いて、第1A/D変換手段と第2A/D変換手段とを夫
々1個用いるようにしてもよく、或いは、第2A/D変
換手段については複数用いるようにしてもよい。即ち、
各A/D変換手段を夫々1個用いた場合には、最終的に
得られるデジタル値のビット数nを第1A/D変換手段
で得られるビット数mよりも1ビット増加させることが
でき、第2A/D変換手段を3個或いは7個にすれば、
最終的に得られるデジタル値のビット数nを第1A/D
変換手段で得られるビット数mよりも2ビット或いは3
ビット増加させることができる。
【0023】つまり、請求項4に記載のA/D変換方法
においては、第2A/D変換手段の個数を「2(n-m)
1」個、若しくはそれ以上にすれば、第1A/D変換手
段にて得られるmビットのデジタル値よりもビット数の
大きいnビットのデジタル値を得ることができる。
【0024】次に、請求項5に記載のA/D変換装置
は、請求項1記載のA/D変換方法に則ってアナログ信
号をデジタル値に変換する装置であり、制御手段が、複
数のA/D変換手段に対して、アナログ信号を同タイミ
ングでA/D変換させ、演算手段が、各A/D変換手段
のA/D変換動作によって得られたデジタル値を加算又
は平均化することにより、各A/D変換手段で得られる
デジタル値よりもビット数が大きいnビットのデジタル
値を算出する。
【0025】よって、請求項5に記載のA/D変換装置
によれば、請求項1記載のA/D変換方法に従い、高速
且つ高分解能のA/D変換装置を低コストで実現できる
ことになる。また、請求項6記載のA/D変換装置は、
請求項5に記載の装置に、A/D変換手段を2(n-m)
以上設け、演算手段が、これら各A/D変換手段によっ
て得られた2(n-m) 個以上のデジタル値に基づきnビッ
トのデジタル値を算出するようにようにしたものであ
る。
【0026】このため、請求項6記載のA/D変換装置
によれば、請求項2記載のA/D変換方法に従って、各
A/D変換手段によって得られたmビットのデジタル値
から、nビットのデジタル値を確実に生成できることに
なる。次に、請求項7記載のA/D変換装置は、請求項
5記載の装置に、A/D変換対象となるアナログ信号を
サンプルホールドして各A/D変換手段に入力するサン
プルホールド手段を設け、制御手段が、そのサンプルホ
ールド手段によるアナログ信号のサンプルホールド期間
中に、各A/D変換手段を夫々複数回動作させ、演算手
段が、各A/D変換手段の複数回のA/D変換動作によ
って得られたデジタル値を加算又は平均化することによ
り、nビットのデジタル値を算出するようにしたもので
ある。
【0027】このため、請求項7記載のA/D変換装置
によれば、請求項3記載のA/D変換方法に従って、ア
ナログ信号をnビットのデジタル値にA/D変換するこ
とができることになり、そのA/D変換に使用するA/
D変換手段の個数を少なくして、装置の小型化及びコス
トダウンを図ることができる。
【0028】ここで、上記請求項5〜請求項7に記載の
A/D変換装置は、夫々、請求項1〜請求項3に記載の
A/D変換方法を実現するように構成されたものである
が、これら各A/D変換装置において、各A/D変換手
段として上述した積分型のA/D変換器を用いる際に
は、請求項8に記載のように、各A/D変換手段を、電
源電圧として供給されるアナログ信号に応じて遅延時間
が変化する複数の遅延素子を順に接続してなる遅延線
と、その遅延線内でパルス信号が通過した遅延素子の個
数を検出し、その検出結果をmビットのデジタル値とし
て出力する検出手段とから構成し、制御手段を、各A/
D変換手段の遅延線に同時にパルス信号を入力して、各
遅延線内でパルス信号を伝送させると共に、その後、所
定時間が経過するまで検出手段を動作させ、所定時間が
経過したタイミングで、検出手段から演算手段へのデジ
タル値を出力させるように構成すればよい。
【0029】また、この場合、各A/D変換手段を構成
する遅延線には、単に遅延素子を順に接続したものを使
用してもよいが、このような遅延線では、A/D変換に
利用できる時間が長くなればなるほど、遅延線を構成す
る遅延素子の数を増加させる必要があることから、各A
/D変換手段を構成する遅延線としては、請求項9に記
載のように、複数の遅延素子をリング状に接続してなる
リング遅延線にて構成し、検出手段が、そのリング遅延
線内でのパルス信号の周回回数と、リング遅延線内での
パルス信号の到達位置とから、所定時間内にパルス信号
が通過した遅延素子の個数を検出するようにするとよ
い。
【0030】つまり、このようにすれば、遅延線を構成
する遅延素子の数を少なくしても、A/D変換に利用す
る時間(換言すれば遅延線内でパルス信号を伝送させる
時間)を任意に設定できることになり、請求項8記載の
A/D変換装置を小型化できる。
【0031】一方、請求項10〜17に記載のA/D変
換装置は、請求項4に記載のA/D変換方法を実現する
のに好適なA/D変換装置に関するものである。即ち、
まず、請求項10に記載のA/D変換装置には、アナロ
グ電圧をbビットの上位側とaビットの下位側とからな
るmビット(m=b+a)のデジタル値に変換する積分
型の第1A/D変換手段と、アナログ電圧をaビットの
デジタル値に変換する積分型の第2A/D変換手段とが
備えられ、アナログ信号のA/D変換時には、制御手段
が、これら各A/D変換手段に対して、アナログ信号を
同タイミングでA/D変換させ、演算手段が、第1A/
D変換手段から出力されるmビットのデジタル値の下位
aビットと、第2A/D変換手段から出力されるaビッ
トのデジタル値とを加算又は平均化することにより、a
ビットのデジタル値よりもビット数が大きいcビットの
デジタル値を算出する。そして、このA/D変換装置か
らは、演算手段にて算出されたcビットのデジタル値を
下位側、第1A/D変換手段から出力されるmビットの
デジタル値の上位bビットを上位側とするnビット(n
=b+c)のデジタル値が出力される。
【0032】よって、請求項10に記載のA/D変換装
置によれば、請求項4記載のA/D変換方法に従い、高
速且つ高分解能のA/D変換装置を低コストで実現でき
ると共に、装置全体の回路規模を小さくして、A/D変
換装置の小型化を図ることができる。
【0033】次に、請求項11に記載のA/D変換装置
は、積分型のA/D変換手段として、遅延線を利用して
アナログ信号をデジタル値に変換するA/D変換手段を
用いるものであり、請求項4(或いは請求項10)に記
載の第1A/D変換手段として、電源電圧として供給さ
れるアナログ信号に応じて遅延時間が変化する複数の遅
延素子をリング状に接続することにより構成され、その
複数の遅延素子の一つである起動用の遅延素子に入力さ
れたパルス信号を周回させる第1遅延線と、この第1遅
延線内でのパルス信号の周回回数をカウントし、そのカ
ウント結果をbビットのデジタル値として出力するカウ
ント手段と、起動用の遅延素子を基準として第1遅延線
内でパルス信号が到達した遅延素子の位置を検出し、そ
の検出結果をaビットのデジタル値として出力する第1
位置検出手段とを備える。
【0034】また、請求項4(或いは請求項10)に記
載の第2A/D変換手段として、第1遅延線と同じ複数
の遅延素子を順に接続することにより構成され、第1遅
延線内で周回したパルス信号を起動用の遅延素子に戻す
最終段の遅延素子からパルス信号を取り込み、そのパル
ス信号を初段の遅延素子から順に伝送する1又は複数の
第2遅延線と、初段の遅延素子を基準として第2遅延線
内でパルス信号が到達した遅延素子の位置を検出し、そ
の検出結果をaビットのデジタル値として出力する1又
は複数の第2位置検出手段とを備える。
【0035】そして、制御手段が、第1遅延線の起動用
の遅延素子に起動用のパルス信号を入力すると共に、カ
ウント手段を起動し、その後、所定の第1時間が経過し
たタイミングで、各位置検出手段を動作させて、各遅延
線内でのパルス信号の到達位置を表すaビットのデジタ
ル値を出力させると共に、カウント手段からカウント結
果であるbビットのデジタル値を出力させ、演算手段
が、各位置検出手段から出力されるaビットのデジタル
値を加算又は平均化することにより、aビットのデジタ
ル値よりもビット数が大きいcビットのデジタル値を算
出する。
【0036】そして、このA/D変換装置からは、演算
手段にて算出されたcビットのデジタル値を下位側、第
1A/D変換手段から出力されるmビットのデジタル値
の上位bビットを上位側とするnビット(n=b+c)
のデジタル値が出力される。このため、請求項11に記
載のA/D変換装置によれば、請求項10記載の装置と
同様、請求項4記載のA/D変換方法に従い、高速且つ
高分解能のA/D変換装置を低コストで実現できると共
に、装置全体の回路規模を小さくして、A/D変換装置
の小型化を図ることができる。
【0037】尚、本発明のA/D変換装置は、いずれ
も、複数のA/D変換手段を用いて得られるデジタル値
を加算又は平均化することにより、元のデジタル値より
もビット数の大きなデジタル値を生成して、最終的なA
/D変換結果であるデジタル値の電圧分解能を高め、一
つのA/D変換手段では得ることのできない高精度なA
/D変換結果が得られるようにするものであるが、この
ためには、各A/D変換手段によるA/D変換結果がば
らつく必要があり、こうしたばらつきがなければ、加算
又は平均化によりA/D変換の精度を向上することがで
きない。
【0038】このため、請求項11に記載のA/D変換
装置において、上記各遅延線でのパルス信号の伝送特性
にばらつきがなく、上記各位置検出手段にて得られるa
ビットのデジタル値にばらつきが生じないような場合に
は、請求項12に記載のように、第1遅延線内の最終段
の遅延素子から第2遅延線の初段の遅延素子に至るパル
ス信号の伝送経路に、各遅延線を構成する遅延素子の遅
延時間よりも短い所定時間だけパルス信号を遅延させる
第1遅延手段を設けるようにするとよい。
【0039】つまり、このようにすれば、上記各遅延線
内で伝送されるパルス信号に位相差が生じて、上記各位
置検出手段にて得られるaビットのデジタル値にばらつ
きが生じることになり、これら各位置検出手段にて得ら
れたaビットのデジタル値の加算又は平均化により、A
/D変換精度を確実に向上させることができるようにな
る。
【0040】また、請求項13に記載のように、第2遅
延線及び第2位置検出手段が複数備えられている場合に
は、第1遅延線内の最終段の遅延素子から各第2遅延線
の初段の遅延素子に至るパルス信号の伝送経路に、各第
2遅延線へのパルス信号の入力タイミングが互いにずれ
るように遅延時間が設定された第1遅延手段を設けるよ
うにしてもよい。
【0041】つまり、このようにすれば、上記複数の第
2位置検出手段にて得られるaビットのデジタル値にば
らつきが生じることになり、これら第2位置検出手段と
第1位置検出手段とで得られたaビットのデジタル値の
加算又は平均化により、A/D変換精度を確実に向上さ
せることができるようになる。
【0042】次に、請求項14に記載のA/D変換装置
は、上記請求項11〜請求項13に記載の装置と同様、
積分型のA/D変換手段として、遅延線を利用してアナ
ログ信号をデジタル値に変換するA/D変換手段を用い
るものであり、請求項4(或いは請求項10)に記載の
第1A/D手段及び第2A/D変換手段としての機能を
実現するために、各A/D変換手段に共通の遅延線を備
える。
【0043】尚、この遅延線は、電源電圧として供給さ
れるアナログ信号に応じて遅延時間が変化する複数の遅
延素子をリング状に接続することにより構成され、複数
の遅延素子の一つである起動用の遅延素子に入力された
パルス信号を周回させるリング遅延線である。
【0044】また、請求項14に記載のA/D変換装置
には、請求項4(或いは請求項10)に記載の第1A/
D変換手段及び第2A/D変換手段としての機能を実現
するために、遅延線内でのパルス信号の周回回数をカウ
ントし、そのカウント結果をbビットのデジタル値とし
て出力するカウント手段と、起動用の遅延素子を基準と
して、遅延線内でパルス信号が到達した遅延素子の位置
を検出し、その検出結果をaビットのデジタル値として
出力する複数の位置検出手段とが備えられている。
【0045】そして、制御手段が、遅延線の起動用の遅
延素子に起動用のパルス信号を入力すると共に、カウン
ト手段を起動し、その後、所定の第1時間が経過したタ
イミングで、各位置検出手段を動作させて、各遅延線内
でのパルス信号の到達位置を表すaビットのデジタル値
を出力させると共に、カウント手段からbビットのデジ
タル値を出力させ、演算手段が、各位置検出手段から出
力されるaビットのデジタル値を加算又は平均化するこ
とにより、aビットのデジタル値よりもビット数が大き
いcビットのデジタル値を算出する。
【0046】そして、このA/D変換装置からは、演算
手段にて算出されたcビットのデジタル値を下位側、第
1A/D変換手段から出力されるmビットのデジタル値
の上位bビットを上位側とするnビット(n=b+c)
のデジタル値が出力される。このため、請求項14に記
載のA/D変換装置によれば、請求項10及び請求項1
1記載の装置と同様、請求項4記載のA/D変換方法に
従い、高速且つ高分解能のA/D変換装置を低コストで
実現できる。
【0047】また、請求項14に記載のA/D変換装置
は、上記のように、一つの遅延線(リング遅延線)と一
つのカウント手段と複数の位置検出手段とを用いて、複
数の積分型のA/D変換手段としての機能を実現してい
ることから、遅延線を複数備えた請求項11記載の装置
に比べて、回路規模をより小さくして、A/D変換装置
をより小型化することが可能である。
【0048】尚、請求項14に記載のA/D変換装置に
おいては、複数の位置検出手段が共通の遅延線を用いて
A/D変換を行うことから、遅延線内でのパルス信号の
到達位置を検出するために遅延線から各位置検出手段に
入力されるパルス信号に位相差が生じなければ、各位置
検出手段にて得られるデジタル値がばらつかないことに
なる。
【0049】そこで、こうした問題を防止するには、請
求項15に記載のように、遅延線内でのパルス信号の到
達位置を検出するために遅延線の各遅延素子から各位置
検出手段に伝送されるパルス信号の伝送経路に、遅延線
を構成する遅延素子の遅延時間よりも短い時間内で、各
位置検出手段へのパルス信号の入力タイミングを互いに
ずらせるための第2遅延手段を設けるようにすればよ
い。
【0050】つまり、このようにすれば、各位置検出手
段にて得られるaビットのデジタル値にばらつきが生じ
ることになり、これら各位置検出手段にて得られたaビ
ットのデジタル値の加算又は平均化により、A/D変換
精度を確実に向上させることができる。
【0051】尚、請求項11及び請求項14に記載のA
/D変換装置において、各位置検出手段にて得られるa
ビットのデジタル値をばらつかせるには、必ずしも、請
求項12、13に記載の第1遅延線、若しくは、請求項
15に記載の第2遅延線を用いる必要はなく、例えば、
請求項16に記載のように、第1時間が経過したタイミ
ングで制御手段が各位置検出手段を動作させるために出
力する位置検出指令の各位置検出手段への入力タイミン
グを、遅延線を構成する遅延素子の遅延時間よりも短い
時間内で互いにずらせるための第3遅延手段を設けるよ
うにしてもよい。
【0052】つまり、このようにしても、各位置検出手
段にて得られるaビットのデジタル値にばらつきが生じ
ることになり、これら各位置検出手段にて得られたaビ
ットのデジタル値の加算又は平均化により、A/D変換
精度を確実に向上させることができる。
【0053】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面と
共に説明する。 [第1実施例]図1は第1実施例のA/D変換装置の構
成を表すブロック図である。
【0054】図1に示すように、本実施例のA/D変換
装置は、外部から入力されるアナログ信号Vinをmビ
ットのデジタル値に変換する4個の積分型のA/D変換
部2A,2B,2C,2Dと、各A/D変換部2A〜2
DによるA/D変換結果(mビットのデジタル値)を加
算することにより、nビット(n=m+2)のデジタル
値を生成し、これを、A/D変換結果Vout として出力
する信号処理回路4と、これら各部の動作タイミングを
制御する制御回路6とから構成されている。
【0055】そして、制御回路6は、図2に例示するよ
うに、予め設定された所定周期(図では15μsec.毎)
に、所定のA/D変換時間(図では5μsec.)、各A/
D変換部2A〜2Dを同時に動作させて、各A/D変換
部2A〜2Dから信号処理回路4へmビットのデジタル
値を出力させ、その後、信号処理回路4に各デジタル値
の加算処理を実行させることで、信号処理回路4から、
nビットのデジタル値をA/D変換結果Vout として出
力させる。
【0056】この結果、本実施例のA/D変換装置によ
れば、個々のA/D変換部2A〜2Dで得られるデジタ
ル値よりも2ビット分、高分解能のデジタル値を生成で
きることになり、分解能を高めるために、各A/D変換
部2A〜2DのA/D変換時間を長くする必要がない。
よって、本実施例のA/D変換装置によれば、A/D変
換を高速且つ高精度に実行できるA/D変換装置を容易
に実現できることになる。
【0057】つまり、例えば、図2に例示したタイムチ
ャートでは、6.6kHzのアナログ信号VinをA/
D変換する際に、制御回路6が、各A/D変換部2A〜
2Dを15μsec.毎に5μsec.の割で動作させるように
なっているが、本実施例と同様の積分型のA/D変換部
を一つだけ用いて、6.6kHzのアナログ信号Vin
をA/D変換するようにした場合には、A/D変換結果
Vout として得られるデジタル値の分解能が低く、アナ
ログ信号Vinを正確にデジタル処理することができな
くなるとか、分解能を高めるためにA/D変換部のA/
D変換時間を長くすると、アナログ信号VinをA/D
変換する際のサンプリング周期を、15μsec.よりも長
くしなければならず、アナログ信号Vinを正確にデジ
タル処理することができなくなる、といった問題が生じ
る。
【0058】しかし、本実施例では、4個のA/D変換
部2A〜2Dを用いてアナログ信号Vinを同時にA/
D変換し、そのA/D変換結果を加算することにより、
A/D変換結果Vout として得られるデジタル値の分解
能を2ビット分高くしていることから、6.6kHzの
アナログ信号Vinをデジタル処理可能にA/D変換す
ることができるようになるのである。
【0059】尚、本実施例のA/D変換装置は、請求項
1、2,5、6に記載の発明を適用したものであり、A
/D変換部2A〜2Dは、これら各請求項に記載のA/
D変換手段に相当し、信号処理回路4は、請求項5、6
に記載の演算手段に相当し、制御回路6は、請求項5に
記載の制御手段に相当する。 [第2実施例]次に、図3は、上記第1実施例のA/D
変換装置に請求項8、9に記載の発明を適用し、上記A
/D変換部2A〜2Dを、遅延線を利用してA/D変換
を行うように構成した第2実施例のA/D変換装置の構
成を表している。
【0060】図3に示すように、本実施例のA/D変換
部2A〜2Dは、夫々、電源電圧として供給されるアナ
ログ信号Vinの電圧に応じた遅延時間で入力信号を遅
延させて出力する遅延素子12を複数備え、これら各遅
延素子12をリング状に連結することによりパルス信号
を周回させるように構成されたリング遅延線10A〜1
0Dと、リング遅延線10A〜10Dを構成する各遅延
素子12からの出力を取り込み、リング遅延線10内で
のパルス信号の到達位置を検出するパルスセレクタ14
A〜14Dと、パルスセレクタ14A〜14Dにより検
出されたパルス信号の到達位置をaビットのデジタル値
に変換するエンコーダ16A〜16Dと、リング遅延線
10A〜10D内でのパルス信号の周回回数をカウント
するbビットのカウンタ18A〜18Dと、カウンタ1
8A〜18Dによるカウント結果をラッチするラッチ回
路19A〜19Dとから構成されている。
【0061】そして、制御回路6は、各A/D変換部2
A〜2Dのリング遅延線10A〜10Dに対して、同時
に、起動用のパルス信号を入力することにより、リング
遅延線10A〜10D内の起動用の遅延素子12aから
後段の遅延素子12へと順にパルス信号を伝送させ、そ
の後、所定のA/D変換時間(例えば5μsec.)経過し
た時点で、パルスセレクタ14A〜14D及びラッチ回
路19A〜19Dに指令信号を出力して、パルスセレク
タ14A〜14Dによる位置検出及びラッチ回路19A
〜19Dによるカウント値のラッチを実行させる。
【0062】この結果、エンコーダ16A〜16Dから
は、パルスセレクタ14A〜14Dにより検出されたパ
ルス信号の到達位置を表すaビットのデジタル値が出力
され、ラッチ回路19A〜19Dからは、カウンタ18
A〜18Dにてカウントされたリング遅延線10A〜1
0D内でのパルス信号の周回回数を表すbビットのデジ
タル値が出力され、これら各デジタル値は、aビットの
デジタル値を下位側、bビットのデジタル値を上位側と
するmビットのデジタル値として、信号処理回路4に入
力される。
【0063】そして、信号処理回路4では、これら各A
/D変換部2A〜2Dからのmビットのデジタル値を加
算することにより、nビットのデジタル値を生成し、こ
れをA/D変換結果Vout として出力する。この結果、
本実施例のA/D変換装置によれば、第1実施例のA/
D変換装置と同様の効果が得られると共に、A/D変換
部2A〜2Dとして、リング遅延線10A〜10Dを利
用してA/D変換を行う積分型のA/D変換部を用いて
いるので、装置構成を極めて簡単にして、A/D変換装
置の小型化を図ることができる。
【0064】ここで、本実施例のA/D変換部2A〜2
Dは、上述した特開平5−259907号公報等に開示
されており、公知技術であるので、詳しい説明は省略す
るが、リング遅延線10A〜10Dは、例えば図4
(a)に例示するように、パルス信号の周回位置を表す
デジタル値として3ビットのデジタル値を生成できるよ
うに8個の遅延素子12から構成し、その内、起動用の
遅延素子12aについては、NANDゲートとインバー
タとで構成し、後続の遅延素子12の内、特定(図では
起動用を初段として6段目)の遅延素子12bについて
は、インバータとNANDゲートにて構成し、残りの遅
延素子12(6個)については、2つのインバータにて
構成し、遅延素子12bのNANDゲートのリング状に
接続されない側の入力端と、他の遅延素子12c(図で
は起動用を初段として2段目の遅延素子)の出力(図に
示すc点)とを接続するようにすればよい。
【0065】つまり、リング遅延線10A〜10Dをこ
のように構成すれば、図4(b)に示すように、遅延素
子12cからの出力(c点)の立上がりで、遅延素子1
2bからの出力が強制的に立ち下げられ、A/D変換部
2A〜2Dを偶数個のゲート回路にて構成しても、A/
D変換部2A〜2D内でパルス信号を周回させることが
できる。
【0066】そして、このように構成されたリング遅延
線10A〜10Dでは、図4(b)から明らかな如く、
制御回路6から、起動用の遅延素子12aを構成するN
ANDゲートのリング状に接続されない側の入力端にパ
ルス信号が入力されると、そのパルス信号が、各遅延素
子12で一定時間遅延されつつ、リング遅延線10A〜
10D内を周回することになり、エンコーダ16A〜1
6Dの出力は、パルス信号のリング遅延線10A〜10
D内での周回位置に応じて8段階に変化し、その変化か
ら3ビットのデジタル値が生成されることになる。
【0067】ところで、本実施例のように、A/D変換
部2A〜2Dを、リング遅延線10A〜10Dを用い
て、アナログ信号VinをA/D変換するように構成し
た場合、リング遅延線10A〜10Dを構成する遅延素
子12の配置や製造時のばらつき等によって、各遅延素
子12の遅延時間が若干ばらつき、リング遅延線10A
〜10D内でのパルス信号の周回により、その遅延時間
のばらつきが蓄積されて、図5に○印で示すように、各
遅延素子12への入力電圧(アナログ信号Vinの電
圧)が同じであっても、各A/D変換部2A〜2Dで得
られるデジタル値が大きく異なり、上述した加算処理で
は、良好なA/D変換結果Vout が得られないことがあ
る。
【0068】そこで、このような場合には、後述の第3
実施例のように、サンプルホールド回路を用いてアナロ
グ信号Vinをサンプルホールドし、そのサンプルホー
ルド期間中に、各A/D変換部2A〜2Dにて複数回A
/D変換を行い、そのA/D変換により得られたデジタ
ル値を加算又は平均化するようにするとよい。また、信
号処理回路4において、A/D変換部2A〜2Dで得ら
れたデジタル値を平均化するようにしてもよい。
【0069】一方、各A/D変換部2A〜2Dで得られ
るデジタル値が略一致するような場合には、信号処理回
路4による加算処理或いは平均化処理を行っても、最終
的に得られるA/D変換結果Vout のビット数が単に増
加するだけで、A/D変換の精度を向上することはでき
ない。
【0070】そして、このような問題を防止するには、
例えば図6に示すように、A/D変換部2Aから2Bに
至るアナログ信号Vinの伝達経路、A/D変換部2B
から2Cに至るアナログ信号Vinの伝達経路、及び、
A/D変換部2Cから2Dに至るアナログ信号Vinの
電圧経路に、夫々、抵抗Ra、Rb、Rcを設け、各A
/D変換部2A〜2Dに入力されるアナログ信号Vin
の電圧を若干ばらつかせても良い。 [第3実施例]次に、図7は、上記第1実施例或いは第
2実施例のA/D変換装置に、請求項3、7に記載の発
明を適用した第3実施例のA/D変換装置の構成を表し
ている。
【0071】図7に示すように、本実施例のA/D変換
装置は、4個のA/D変換部2A〜2Dと、信号処理回
路4と、制御回路6と、を備えた第1実施例及び第2実
施例のA/D変換装置に、アナログ信号Vinをサンプ
ルホールドするサンプルホールド回路8を設けたもので
ある。
【0072】そして、このA/D変換装置において、制
御回路6は、図8に例示するように、予め設定された所
定周期毎に、A/D変換部2A〜2Dが2回のA/D変
換を実行するのに要するサンプルホールド期間の間、サ
ンプルホールド回路8を動作させて、アナログ信号Vi
nをサンプルホールドさせる。また、このサンプルホー
ルド期間中に、各A/D変換部2A〜2Dを連続して2
回動作させ、2回のA/D変換動作によって各A/D変
換部2A〜2Dで得られたmビットのデジタル値を、信
号処理回路4に順に出力させ、その後、2回のA/D変
換が完了した時点で、信号処理回路4に合計8個(=4
個×2回)のデジタル値を加算させる。
【0073】この結果、本実施例のA/D変換装置によ
れば、個々のA/D変換部2A〜2Dで得られるデジタ
ル値よりも3ビット分、高分解能のデジタル値を生成で
きることになり、A/D変換結果Vout の電圧分解能
を、上記第1実施例或いは第2実施例のA/D変換装置
よりも更に高めることができる。
【0074】また、このようにサンプルホールド回路を
用いてアナログ信号Vinをサンプルホールドし、その
サンプルホールド期間中に2回A/D変換を行う場合、
最終的に得られるA/D変換結果Vout の電圧分解能
が、上記各実施例と同じでよければ、A/D変換部の数
を、4個から2個に減らし、装置構成をより簡素化する
ことができる。 [第4実施例]次に図9は、第4実施例のA/D変換装
置の構成を表すブロック図である。
【0075】本実施例のA/D変換装置は、請求項4、
10に記載の発明を適用したものであり、外部から入力
されるアナログ信号Vinをaビットの下位側とbビッ
トの上位側とからなるmビット(m=b+a)のデジタ
ル値に変換する一対のA/D変換部2A1及び2A2
と、同じくアナログ信号Vinをaビットのデジタル値
に変換するA/D変換部2B1、2C1、2D1と、A
/D変換部2A1、2B1、2C1、2D1にて得られ
たaビットのデジタル値を加算することにより、cビッ
ト(c=a+2)のデジタル値を生成し、このcビット
のデジタル値を下位側、A/D変換部2A2で得られた
bビットのデジタル値を上位側とするnビット(n=b
+c)のデジタル値を、A/D変換結果Vout として出
力する信号処理回路4と、これら各部の動作タイミング
を制御する制御回路6とから構成されている。
【0076】そして、制御回路6は、上記各A/D変換
部2A1〜2D1及び2A2を同時に動作させて、各A
/D変換部2A1〜2D1及び2A2から信号処理回路
4へaビットのデジタル値及びbビットのデジタル値を
出力させ、その後、信号処理回路4に各デジタル値の加
算処理を実行させることで、信号処理回路4から、nビ
ットのデジタル値をA/D変換結果Vout として出力さ
せる。
【0077】この結果、本実施例のA/D変換装置によ
れば、上記各実施例のA/D変換装置と同様、高速且つ
高分解能のA/D変換装置を低コストで実現できる。ま
た、本実施例では、mビットのデジタル値はA/D変換
部2A1と2A2とを用いて生成し、信号処理回路4で
の加算処理は、A/D変換部2A1〜2D1により得ら
れたaビットのデジタル値に対してのみ実行することか
ら、上記各実施例のA/D変換装置に比べて、回路規模
を小さくして、A/D変換装置の小型化を図ることがで
きる。
【0078】尚、本実施例のA/D変換装置において、
A/D変換部2A1及び2A2は、請求項5、10に記
載の第1A/D変換手段に相当し、A/D変換部2B1
〜2D1は、請求項5、10に記載の第2A/D変換手
段に相当し、信号処理回路4は、請求項10に記載の演
算手段に相当し、制御回路6は、請求項10に記載の制
御手段に相当する。 [第5実施例]次に図10は、第5実施例のA/D変換
装置の構成を表している。
【0079】このA/D変換装置は、請求項11〜13
に記載の発明を適用したものであり、図3に示した第2
実施例のA/D変換装置と同様、4個のA/D変換部2
A〜2Dと、信号処理回路4と、制御回路6とから構成
されている。そして、4個のA/D変換部2A〜2Dの
内、A/D変換部2Aは、第2実施例のA/D変換部2
Aと同様、リング遅延線10Aと、パルスセレクタ14
Aと、エンコーダ16Aと、カウンタ18A〜18Dと
から構成されており、パルスセレクタ14A及びエンコ
ーダ16Aの動作によって、mビットのデジタル値の内
の下位aビットを生成すると共に、カウンタ18A及び
ラッチ回路19Aの動作によって、mビットのデジタル
値の内の上位bビットを生成し、その生成した合計mビ
ットのデジタル値を信号処理回路4に出力する。
【0080】また、A/D変換部2B〜2Dは、リング
遅延線10Aと同数の遅延素子12を順に連結してなる
遅延線10b〜10dと、これら各遅延線10b〜10
d内でのパルス信号の到達位置を検出するパルスセレク
タ14B〜14Dと、パルスセレクタ14B〜14Dに
より検出されたパルス信号の到達位置をaビットのデジ
タル値に変換するエンコーダ16B〜16Dとから構成
されており、エンコーダ16B〜16Dにて変換したa
ビットのデジタル値を信号処理回路4に出力する。
【0081】また、遅延線10b〜10dは、単に複数
の遅延素子12を順に連結しただけのものであり、リン
グ遅延線10Aのようにパルス信号を周回させることは
できないことから、各遅延線10b〜10dの初段の遅
延素子12sには、リング遅延線10Aの最終段の遅延
素子12eから起動用の遅延素子12aに戻されるパル
ス信号が入力される。
【0082】そして、リング遅延線10Aから遅延線1
0bに至るパルス信号の伝送経路、遅延線10bから遅
延線10cに至るパルス信号の伝送経路、及び、遅延線
10cから遅延線10dに至るパルス信号の伝送経路に
は、夫々、各遅延線10A〜10d内を通過するパルス
信号の位相が遅延素子12の1段当たりの遅延時間βよ
りも小さい範囲内でずれるようにパルス信号を遅延時間
α(α<β/4)だけ遅延させる遅延素子32が設けら
れている。
【0083】尚、この遅延素子32は、請求項12、1
3に記載の第1遅延手段に相当するものであるが、この
遅延手段としては、特別に遅延素子を設けることなく、
配線遅延を利用することもできる。次に、制御回路6
は、リング遅延線10A内の起動用の遅延素子12aに
パルス信号を入力することにより、リング遅延線10A
内でパルス信号を周回させ、その後、リング遅延線10
AでのA/D変換に要する所定のA/D変換時間(第1
時間)が経過した時点で、パルスセレクタ14A〜14
D及びラッチ回路19Aに指令信号を出力して、パルス
セレクタ14A〜14Dによる位置検出及びラッチ回路
19Aによるカウント値のラッチを実行させる。
【0084】この結果、A/D変換部2Aのエンコーダ
16Aからは、パルスセレクタ14Aにより検出された
パルス信号の到達位置を表すaビットのデジタル値が出
力され、ラッチ回路19Aからは、カウンタ18Aにて
カウントされたリング遅延線10A内でのパルス信号の
周回回数を表すbビットのデジタル値が出力されること
になり、これら各デジタル値は、aビットのデジタル値
を下位側、bビットのデジタル値を上位側とするmビッ
トのデジタル値として、信号処理回路4に入力される。
【0085】また、A/D変換部2B〜2Dの遅延線1
0b〜10dには、A/D変換部2Aのリング遅延線1
0A内でパルス信号が周回する度に、パルス信号が入力
されることから、A/D変換部2B〜2Dでは、A/D
変換部2Aと同じタイミングで、パルスセレクタ14B
〜14Dにより遅延線10b〜10d内でのパルス信号
の到達位置が検出され、エンコーダ16B〜16Cから
信号処理回路4には、パルスセレクタ14B〜14Cで
検出された到達位置を表すaビットのデジタル値が出力
されることになる。
【0086】そして、信号処理回路4では、第4実施例
と同様に、A/D変換部2A〜2Dにて得られたaビッ
トのデジタル値を加算することにより、cビット(c=
a+2)のデジタル値が生成され、このcビットのデジ
タル値を下位側、A/D変換部2Aで得られた上位bビ
ットのデジタル値を上位側とするnビット(n=b+
c)のデジタル値が、A/D変換結果Vout として出力
される。
【0087】このように、本実施例のA/D変換装置に
よれば、上記第4実施例のA/D変換装置と同様、mビ
ットのデジタル値はA/D変換部2Aにて生成し、他の
A/D変換部2B〜2Dでは、mビットのデジタル値の
内の下位aビット分をA/D変換することから、A/D
変換を高速且つ高精度に実行でき、しかも、回路規模を
小さくして、小型化が容易なA/D変換装置を実現でき
ることになる。
【0088】また特に、本実施例のA/D変換装置にお
いては、図11に示すように、リング遅延線10Aから
各遅延線10b〜10dに至るパルス信号の伝送経路
に、パルス信号を遅延時間α(α<β/4)だけ遅延さ
せる遅延素子32を設けることによって、これら各遅延
線10A〜10d内を通過するパルス信号の位相を強制
的にずらすようにしていることから、信号処理回路4に
よるaビットのデジタル値の加算結果は、各遅延線10
A〜10d内でのパルス信号の到達位置に応じて、略連
続的(換言すれば直線状)に変化することになる。
【0089】よって、信号処理回路4からA/D変換結
果Vout として出力されるデジタル値は、図12に示す
ように、入力電圧(アナログ信号Vinの電圧)に比例
して変化することになり、A/D変換の精度をより向上
することができる。尚、図11において、(a)はリン
グ遅延線10A及び遅延線10b〜10dの具体的構成
例を表し、(b)はこの構成例に対応して、リング遅延
線10A及び遅延線10b〜10dからパルスセレクタ
14A〜14Dに出力されるパルス信号の変化を表して
いる。そして、この図では、リング遅延線10Aは、図
4(a)に示したものと同様に構成されており、遅延線
10b〜10dは、全ての遅延素子12が、2つのイン
バータで構成されている。
【0090】そして、本実施例のA/D変換装置におい
て、リング遅延線10Aは、請求項11に記載の第1遅
延線に相当し、カウンタ18Aは、請求項11に記載の
カウント手段に相当し、パルスセレクタ14A及びエン
コーダ16Aは、請求項11に記載の第1位置検出手段
に相当し、遅延線10b〜10dは、請求項11に記載
の第2遅延線に相当し、パルスセレクタ14B〜14D
及びエンコーダ16B〜16Dは、請求項11に記載の
第2位置検出手段に相当し、信号処理回路4は、請求項
11に記載の演算手段に相当し、制御回路6は、請求項
11に記載の制御手段に相当する。 [第6実施例]次に図13は、第6実施例のA/D変換
装置の構成を表している。
【0091】このA/D変換装置は、請求項14、15
に記載の発明を適用したものであり、第5実施例のA/
D変換装置と同様、4個のA/D変換部2A〜2Dと、
信号処理回路4と、制御回路6とから構成されている。
そして、第5実施例と異なる点は、A/D変換部2A〜
2DでA/D変換に用いる遅延線を、各A/D変換部2
A〜2Dに共通の一つのリング遅延線10にて構成し、
A/D変換部2A〜2Dについては、リング遅延線10
内でのパルス信号の到達位置を検出するパルスセレクタ
14A〜14Dと、エンコーダ16A〜16Dとで構成
し、リング遅延線10内でのパルス信号の周回回数をカ
ウントするカウンタ18及びラッチ回路19を別途設け
た点である。
【0092】また、このA/D変換装置では、リング遅
延線10が各A/D変換部2A〜2D共通のものとなっ
ており、第5実施例のA/D変換装置のように、遅延素
子32をリング遅延線10Aから他の遅延線10b〜1
0dに至るパルス信号の伝送経路に設けることができな
いことから、遅延素子32と同様の遅延時間を有する遅
延素子32を、リング遅延線10からA/D変換部2
B、2C、2Dへとパルス信号を順に伝送する伝送経路
上に夫々設けている。
【0093】尚、この遅延素子32は、請求項15に記
載の第2遅延手段に相当するものであるが、第2遅延手
段には、上述した第1遅延手段と同様、配線遅延を利用
することもできる。そして、このように構成された第6
実施例のA/D変換装置によれば、第5実施例のA/D
変換装置と同様の効果が得られる他、各A/D変換部2
A〜2DでA/D変換に用いる遅延線を、一つのリング
遅延線10にて構成していることから、第5実施例のA
/D変換装置に比べて、より回路構成を簡素化して、装
置の小型化を図ることができる。
【0094】尚、本実施例のA/D変換装置において、
リング遅延線10は、請求項14に記載の遅延線に相当
し、カウンタ18は、請求項14に記載のカウント手段
に相当し、パルスセレクタ14A〜14D及びエンコー
ダ16A〜16Dは、請求項14に記載の位置検出手段
に相当し、信号処理回路4は、請求項14に記載の演算
手段に相当し、制御回路6は、請求項14に記載の制御
手段に相当する。 [第7実施例]次に図14は、第7実施例のA/D変換
装置の構成を表している。
【0095】このA/D変換装置は、第6実施例のA/
D変換装置と同様、4個のA/D変換部2A〜2Dと、
信号処理回路4と、制御回路6とから構成されている。
そして、第6実施例と異なる点は、A/D変換用の遅延
線として、A/D変換部2A、2Bに共通のリング遅延
線10Xと、A/D変換部2C、2Dに共通の遅延線1
0Yとの2つの遅延線を設けて、第5実施例と同様に、
リング遅延線10Xから遅延線10Yへとパルス信号を
伝送するようにし、更に、このパルス信号の伝送経路
に、各遅延線10X、10Y内を通過するパルス信号の
位相が遅延素子12の1段当たりの遅延時間βよりも小
さい範囲内でずれるように、パルス信号を遅延時間γ/
2(γ=β/2)で遅延させる遅延素子34を別途設け
て、各A/D変換部2A〜2Dのパルスセレクタ16A
〜16Dには、対応する遅延線10X、10Yの遅延素
子12を構成する2つのゲート回路の出力を交互に接続
した点である。
【0096】このように構成された本実施例のA/D変
換装置においても、上記各部が第5実施例のA/D変換
装置と同様に動作するので、第5実施例と同様の効果が
得られ、しかも、第5実施例のA/D変換装置に比べ
て、回路構成を簡素化して、装置の小型化を図ることが
できる。
【0097】尚、本実施例では、パルスセレクタ16A
〜16Dには、対応する遅延線10X、10Yの遅延素
子12を構成する2つのゲート回路の出力を交互に接続
されることから、ゲート回路の応答性が、立上りと立下
りとで異なる際には、これを補正して、A/D変換の精
度を確保することが望ましい。
【0098】[第8実施例]次に図15は、第8実施例
のA/D変換装置の構成を表している。このA/D変換
装置は、A/D変換部2A〜2Dを構成するカウンタ1
8A〜18Dの上位のカウンタとして、リング遅延線1
0Aからカウンタ18Aに出力されるパルス信号を同期
用クロックとして受けて各カウンタ18A〜18Dから
の出力をカウントする同期カウンタ40を設けると共
に、この同期カウンタ40からの出力を下位のラッチ回
路19A〜19Dと同タイミングでラッチして、信号処
理回路4に出力するラッチ回路42を設けたものであ
る。
【0099】そして、このA/D変換装置によれば、A
/D変換部2A〜2Dを構成するカウンタ18A〜18
Dのビット数を少なくして(図では2ビット)、各カウ
ンタ18A〜18D共通の同期カウンタで上位ビットを
カウントできることから、A/D変換装置全体の回路規
模を小さくして、A/D変換装置の小型化を図ることが
できる。
【0100】[第9実施例]次に図16は、第9実施例
のA/D変換装置の構成を表している。このA/D変換
装置は、図13に示した第6実施例のA/D変換装置に
おいて、リング遅延線10から各A/D変換部2A〜2
Dのパルスセレクタ14A〜14Dに至る経路に遅延素
子32を設ける代わりに、制御回路6からパルスセレク
タ14Aに入力される指令信号を、パルスセレクタ14
B、パルスセレクタ14C、パルスセレクタ14Dへと
順に入力する経路上に、夫々、遅延素子32を設けたも
のである。尚、この遅延素子32は、請求項16に記載
の第3遅延手段に相当する。
【0101】そして、このようにすれば、制御回路6か
ら各パルスセレクタ14A〜14Dに入力される指令信
号の移相をずらすことができるので、第5実施例或いは
第6実施例のA/D変換装置と同様、A/D変換の精度
を向上できる。以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、
種々の態様を採ることができる。
【0102】例えば、上記実施例(詳しくは第5、第
6、第7実施例)では、図12に示したように、信号処
理回路4からA/D変換結果Vout として出力されるデ
ジタル値が、入力電圧(アナログ信号Vinの電圧)に
比例して変化するように(換言すれば高精度のA/D変
換を実現できるように)、遅延時間αの遅延素子32を
用いるものとしたが、この遅延素子32(或いは配線遅
延)の遅延時間がばらつくような場合には、例えば、A
/D変換部として16個のA/D変換部A〜Sを予め形
成しておき、この16個のA/D変換部の内、エンコー
ダA〜Sからの出力変化が、遅延線を構成する1個の遅
延素子の遅延時間内に入るように、A/D変換に用いる
A/D変換部の個数を設定するようにすればよい(図1
7参照)。
【0103】具体的には、図17の場合、エンコーダL
〜Sからの出力は、エンコーダAによる遅延素子の1カ
ウント分以上遅れているため、エンコーダA〜Kに対応
した10個のA/D変換部を、アナログ信号VinのA
/D変換に用いるようにすればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例のA/D変換装置の構成を表すブ
ロック図である。
【図2】 第1実施例のA/D変換装置の動作を表すタ
イムチャートである。
【図3】 第2実施例のA/D変換装置の構成を表すブ
ロック図である。
【図4】 第2実施例で用いられるリング遅延線の構成
及びその動作を表す説明図である。
【図5】 第2実施例のA/D変換装置によるA/D変
換結果の一例を表す説明図である。
【図6】 第2実施例のA/D変換装置の変形例を表す
ブロック図である。
【図7】 第3実施例のA/D変換装置の構成を表すブ
ロック図である。
【図8】 第3実施例のA/D変換装置の動作を表すタ
イムチャートである。
【図9】 第4実施例のA/D変換装置の構成を表すブ
ロック図である。
【図10】 第5実施例のA/D変換装置の構成を表す
ブロック図である。
【図11】 第5実施例で用いられるリング遅延線及び
遅延線の構成並びにその動作を表す説明図である。
【図12】 第5実施例のA/D変換装置のA/D変換
特性を表す説明図である。
【図13】 第6実施例のA/D変換装置の構成を表す
ブロック図である。
【図14】 第7実施例のA/D変換装置の構成を表す
ブロック図である。
【図15】 第8実施例のA/D変換装置の構成を表す
ブロック図である。
【図16】 第9実施例のA/D変換装置の構成を表す
ブロック図である。
【図17】 A/D変換精度を確保するために、使用す
るA/D変換部の個数を設定する際の手順を説明する説
明図である。
【符号の説明】
2A〜2D、2A1〜2D1、2A2…A/D変換部、
4…信号処理回路、6…制御回路、8…サンプルホール
ド回路、10、10A〜10D…リング遅延線、10、
10A〜10D、10X…リング遅延線、10b〜10
d、10Y…遅延線、12、12a〜12c、12e、
12s…遅延素子、14A〜14D…パルスセレクタ、
16A〜16D…エンコーダ、18、18A〜18D…
カウンタ、19A〜19D…ラッチ回路、32、34…
遅延素子、40…同期カウンタ。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ電圧をmビットのデジタル値に
    変換する複数のA/D変換手段を用いて、アナログ信号
    を所定タイミングでA/D変換し、各A/D変換手段に
    より得られたデジタル値を加算又は平均化することによ
    り、各A/D変換手段で得られるデジタル値よりもビッ
    ト数が大きいnビットのデジタル値を算出することを特
    徴とするA/D変換方法。
  2. 【請求項2】 前記A/D変換手段として、2(n-m)
    以上のA/D変換手段を用いることを特徴とする請求項
    1記載のA/D変換方法。
  3. 【請求項3】 前記アナログ信号を所定期間サンプルホ
    ールドし、該サンプルホールド期間中に、該サンプルホ
    ールドしたアナログ信号を前記各A/D変換手段を用い
    て夫々複数回A/D変換し、該各A/D変換手段による
    複数回のA/D変換によって得られたデジタル値を加算
    又は平均化することにより、nビットのデジタル値を算
    出することを特徴とする請求項1記載のA/D変換方
    法。
  4. 【請求項4】 アナログ電圧をbビットの上位側とaビ
    ットの下位側とからなるmビット(m=b+a)のデジ
    タル値に変換する積分型の第1A/D変換手段を用い
    て、アナログ信号をA/D変換すると共に、該A/D変
    換と同タイミングで、アナログ電圧をaビットのデジタ
    ル値に変換する積分型の第2A/D変換手段を用いて、
    アナログ信号をA/D変換し、該各A/D変換により得
    られたmビットのデジタル値の下位aビットと前記第2
    A/D変換手段により得られたaビットのデジタル値と
    を加算又は平均化することにより、該aビットのデジタ
    ル値よりもビット数が大きいcビットのデジタル値を算
    出し、該cビットのデジタル値を下位側、前記mビット
    のデジタル値の上位bビットを上位側とするnビット
    (n=b+c)のデジタル値を生成することを特徴とす
    るA/D変換方法。
  5. 【請求項5】 アナログ信号をnビットのデジタル値に
    変換するA/D変換装置であって、 アナログ電圧をmビットのデジタル値に変換する複数の
    A/D変換手段と、 該各A/D変換手段に対して、アナログ信号を同タイミ
    ングでA/D変換させる制御手段と、 前記各A/D変換手段のA/D変換動作によって得られ
    たデジタル値を加算又は平均化することにより、各A/
    D変換手段で得られるデジタル値よりもビット数が大き
    いnビットのデジタル値を算出する演算手段と、 を備えたことを特徴とするA/D変換装置。
  6. 【請求項6】 前記A/D変換手段を2(n-m) 個以上備
    え、 前記演算手段は、各A/D変換手段によって得られた2
    (n-m) 個以上のデジタル値に基づきnビットのデジタル
    値を算出することを特徴とする請求項5記載のA/D変
    換装置。
  7. 【請求項7】 前記アナログ信号をサンプルホールドし
    て前記各A/D変換手段に入力するサンプルホールド手
    段を備え、 前記制御手段は、該サンプルホールド手段による前記ア
    ナログ信号のサンプルホールド期間中に前記各A/D変
    換手段を夫々複数回動作させ、 前記演算手段は、前記各A/D変換手段の複数回のA/
    D変換動作によって得られたデジタル値を加算又は平均
    化することにより、nビットのデジタル値を算出するこ
    とを特徴とする請求項5記載のA/D変換装置。
  8. 【請求項8】 前記各A/D変換手段は、 電源電圧として供給されるアナログ信号に応じて遅延時
    間が変化する複数の遅延素子を順に接続してなる遅延線
    と、 該遅延線内でパルス信号が通過した遅延素子の個数を検
    出し、該検出結果をmビットのデジタル値として出力す
    る検出手段と、 を備え、前記制御手段は、前記各A/D変換手段の遅延
    線に同時にパルス信号を入力して、各遅延線内でパルス
    信号を伝送させると共に、その後、所定時間が経過する
    まで前記検出手段を動作させ、該所定時間が経過したタ
    イミングで、前記検出手段から前記デジタル値を出力さ
    せることを特徴とする請求項5〜請求項7何れか記載の
    A/D変換装置。
  9. 【請求項9】 前記遅延線は、前記複数の遅延素子をリ
    ング状に接続してなるリング遅延線からなり、 前記検出手段は、該リング遅延線内でのパルス信号の周
    回回数と、前記リング遅延線内でのパルス信号の到達位
    置とから、前記所定時間内にパルス信号が通過した遅延
    素子の個数を検出することを特徴とする請求項8記載の
    A/D変換装置。
  10. 【請求項10】 アナログ電圧をbビットの上位側とa
    ビットの下位側とからなるmビット(m=b+a)のデ
    ジタル値に変換する積分型の第1A/D変換手段と、 アナログ電圧をaビットのデジタル値に変換する積分型
    の第2A/D変換手段と、 前記各A/D変換手段に対して、アナログ信号を同タイ
    ミングでA/D変換させる制御手段と、 前記第1A/D変換手段から出力されるmビットのデジ
    タル値の下位aビットと、前記第2A/D変換手段から
    出力されるaビットのデジタル値とを加算又は平均化す
    ることにより、該aビットのデジタル値よりもビット数
    が大きいcビットのデジタル値を算出する演算手段と、 を備え、該演算手段にて算出されたcビットのデジタル
    値を下位側、前記第1A/D変換手段から出力されるm
    ビットのデジタル値の上位bビットを上位側とするnビ
    ット(n=b+c)のデジタル値を出力することを特徴
    とするA/D変換装置。
  11. 【請求項11】 電源電圧として供給されるアナログ信
    号に応じて遅延時間が変化する複数の遅延素子をリング
    状に接続することにより構成され、該複数の遅延素子の
    一つである起動用の遅延素子に入力されたパルス信号を
    周回させる第1遅延線と、 該第1遅延線内でのパルス信号の周回回数をカウント
    し、該カウント結果をbビットのデジタル値として出力
    するカウント手段と、 前記起動用の遅延素子を基準として、前記第1遅延線内
    でパルス信号が到達した遅延素子の位置を検出し、該検
    出結果をaビットのデジタル値として出力する第1位置
    検出手段と、 前記第1遅延線と同じ複数の遅延素子を順に接続するこ
    とにより構成され、前記第1遅延線内で周回したパルス
    信号を前記起動用の遅延素子に戻す最終段の遅延素子か
    らパルス信号を取り込み、該パルス信号を初段の遅延素
    子から順に伝送する1又は複数の第2遅延線と、 前記初段の遅延素子を基準として、前記第2遅延線内で
    パルス信号が到達した遅延素子の位置を検出し、該検出
    結果をaビットのデジタル値として出力する1又は複数
    の第2位置検出手段と、 前記第1遅延線の起動用の遅延素子に起動用のパルス信
    号を入力すると共に、前記カウント手段を起動し、その
    後、所定の第1時間が経過したタイミングで、前記各位
    置検出手段を動作させて、前記各遅延線内でのパルス信
    号の到達位置を表すaビットのデジタル値を出力させる
    と共に、前記カウント手段から前記カウント結果である
    bビットのデジタル値を出力させる制御手段と、 前記各位置検出手段から出力されるaビットのデジタル
    値を加算又は平均化することにより、該aビットのデジ
    タル値よりもビット数が大きいcビットのデジタル値を
    算出する演算手段と、 を備え、該演算手段にて算出されたcビットのデジタル
    値を下位側、前記第1A/D変換手段から出力されるm
    ビットのデジタル値の上位bビットを上位側とするnビ
    ット(n=b+c)のデジタル値を出力することを特徴
    とするA/D変換装置。
  12. 【請求項12】 前記第1遅延線内の最終段の遅延素子
    から前記第2遅延線の初段の遅延素子に至る前記パルス
    信号の伝送経路に、前記各遅延線を構成する遅延素子の
    遅延時間よりも短い所定時間だけパルス信号を遅延させ
    る第1遅延手段を設けたことを特徴とする請求項11記
    載のA/D変換装置。
  13. 【請求項13】 前記第2遅延線及び前記第2位置検出
    手段を複数備え、 前記第1遅延線内の最終段の遅延素子から前記各第2遅
    延線の初段の遅延素子に至る前記パルス信号の伝送経路
    には、前記各第2遅延線へのパルス信号の入力タイミン
    グが互いにずれるように遅延時間が設定された第1遅延
    手段が設けられることを特徴とする請求項12記載のA
    /D変換装置。
  14. 【請求項14】 電源電圧として供給されるアナログ信
    号に応じて遅延時間が変化する複数の遅延素子をリング
    状に接続することにより構成され、該複数の遅延素子の
    一つである起動用の遅延素子に入力されたパルス信号を
    周回させる遅延線と、 該遅延線内でのパルス信号の周回回数をカウントし、該
    カウント結果をbビットのデジタル値として出力するカ
    ウント手段と、 前記起動用の遅延素子を基準として、前記遅延線内でパ
    ルス信号が到達した遅延素子の位置を検出し、該検出結
    果をaビットのデジタル値として出力する複数の位置検
    出手段と、 前記遅延線の起動用の遅延素子に起動用のパルス信号を
    入力すると共に、前記カウント手段を起動し、その後、
    所定の第1時間が経過したタイミングで、前記各位置検
    出手段を動作させて、前記各遅延線内でのパルス信号の
    到達位置を表すaビットのデジタル値を出力させると共
    に、前記カウント手段から前記カウント結果であるbビ
    ットのデジタル値を出力させる制御手段と、 前記各位置検出手段から出力されるaビットのデジタル
    値を加算又は平均化することにより、該aビットのデジ
    タル値よりもビット数が大きいcビットのデジタル値を
    算出する演算手段と、 を備え、該演算手段にて算出されたcビットのデジタル
    値を下位側、前記第1A/D変換手段から出力されるm
    ビットのデジタル値の上位bビットを上位側とするnビ
    ット(n=b+c)のデジタル値を出力することを特徴
    とするA/D変換装置。
  15. 【請求項15】 前記遅延線内でのパルス信号の到達位
    置を検出するために前記遅延線の各遅延素子から前記各
    位置検出手段に伝送されるパルス信号の伝送経路に、前
    記遅延線を構成する遅延素子の遅延時間よりも短い時間
    内で、前記各位置検出手段へのパルス信号の入力タイミ
    ングを互いにずらせるための第2遅延手段を備えたこと
    を特徴とする請求項14記載のA/D変換装置。
  16. 【請求項16】 前記第1時間が経過したタイミングで
    前記制御手段が前記各位置検出手段を動作させるために
    出力する位置検出指令の前記各位置検出手段への入力タ
    イミングを、前記遅延線を構成する遅延素子の遅延時間
    よりも短い時間内で互いにずらせるための第3遅延手段
    を備えたことを特徴とする請求項11〜請求項15何れ
    か記載のA/D変換装置。
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