JPWO2014207811A1 - パワー半導体素子の駆動回路 - Google Patents

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Abstract

パワー半導体素子1のゲート端子−エミッタ端子間への充電指令である電圧指令VGErefを生成する電圧指令生成部2、電圧指令VGErefとパワー半導体素子1のゲート端子−エミッタ端子間電圧との偏差電圧Verrを算出する減算器3、偏差電圧Verrが入力され、パワー半導体素子1のゲート端子に流すゲート電流を決めるゲート電流指令電圧VIGrefを算出するゲート電流制御器4と、ゲート電流指令電圧VIGrefを制限するゲート電流指令制限器19および、ゲート電流指令制限器19の出力である実ゲート電流指令電圧VIGoutが入力され、パワー半導体素子1のゲート端子にゲート電流を供給するゲート電流供給器を備える。

Description

本発明は、パワー半導体素子の駆動回路に関する。
直流を交流に変換するインバータ装置、交流を直流に変換する電力変換装置などには、IGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)、MOSFET(絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)といったパワー半導体素子が用いられている。このようなパワー半導体素子では、IGBTではコレクタ端子からエミッタ端子、MOSFETではドレイン端子からソース端子に流れる電流を、ゲート端子−エミッタ端子間(以降「GE間」と称する)あるいはゲート端子−ソース端子間(以降「GS間」と称する)において、電荷を充電もしくは放電することによりゲート端子−エミッタ端子間電圧(以降「VGE電圧」と称する)あるいはゲート端子−ソース端子間電圧(以降「VGS電圧」と称する)を変化させることにより制御を行う。
上記のようなパワー半導体素子におけるVGE電圧およびVGS電圧の制御を行うための駆動回路、すなわちパワー半導体素子の駆動回路は、一般的に制御回路から送られるパルス信号であるターンオン信号、ターンオフ信号に基づいて動作を行う。駆動回路にターンオン信号が送られた場合、駆動回路は、駆動対象であるIGBTのGE間あるいはMOSFETのGS間に電荷を充電するように動作し、VGE電圧あるいはVGS電圧を上昇させる。一方、駆動回路にターンオフ信号が送られた場合、駆動回路は、IGBTのGE間あるいはMOSFETのGS間から電荷を放電するように動作し、VGE電圧あるいはVGS電圧を低下させる。
パワー半導体素子の駆動回路としては、下記非特許文献1に記載されるような、定電圧駆動回路がある。定電圧駆動回路は、制御回路から駆動回路に対してターンオン信号が送られた場合、ゲート抵抗を介して正電源とIGBTもしくはMOSFETのゲート端子との間を電気的に接続し、GE間やGS間に電荷を充電し、VGE電圧やVGS電圧を上昇させ、IGBTやMOSFETをターンオンさせる。また、制御回路から駆動回路に対してターンオフ信号が送られた場合、定電圧駆動回路は、ゲート抵抗を介して負電源(あるいはグランド0V)とゲート端子との間を電気的に接続し、GE間やGS間に充電された電荷を放電し、VGE電圧やVGS電圧を低下させる。
また、特許文献1には、ゲート端子に一定の電流を供給するための定電流駆動回路を設け、定電流駆動回路の出力端子に接続されたパワー半導体素子のGE間に充電されたVGE電圧と所定の電圧値とを比較し、VGE電圧が設定電圧値より高くなったら、定電流駆動回路の電流を減少させる技術が開示されている。
特許文献1に示された技術によれば、ターンオン時のばらつきを抑制できるとともに、必要なときのみ電流を増加させるため、パワー半導体素子の低損失化および駆動回路の省電力化が図れると示されている。
国際公開第2009/044602号
日本インター株式会社 IGBTアプリケーションノート Rev.1.01(第20−22頁)
ところで、一口にVGE電圧と言っても、パワー半導体素子のターンオン時にコレクタ電流が流れ始めるVGE電圧(以降「しきい値電圧VGEth」と称する)と、ミラー期間に入るVGE電圧(以降「ミラー期間電圧VGEon」と称する)とがある。非特許文献1に示された定電圧駆動回路の場合、ゲート抵抗の抵抗値により、スイッチング損失および伝導ノイズや放射ノイズといったEMIノイズ(以降「EMI」と総称する)が決定される。
たとえば、ゲート抵抗を小さくすると、ゲート端子に流れる電流が大きくなるため、VGE電圧の充電時間は短くなり、スイッチング損失は小さくなる。しかしながら、パワー半導体素子のコレクタ電流の電流変化率di/dtが大きくなるため、EMIノイズが大きくなる。
これに対し、ゲート抵抗を大きくすると、ゲート端子に流れる電流は小さくなるため、VGE電圧の充電時間は長くなり、スイッチング損失は大きくなる一方で、パワー半導体素子のコレクタ電流の電流変化率di/dtは小さくなるため、EMIノイズを低減することができる。すなわち、定電圧駆動回路を用いた場合、スイッチング損失とEMIノイズとはトレードオフの関係となる。
特許文献1に示された技術によれば、前述のようにゲート端子に流す電流は一定であるため、di/dtを大きくすることなく、VGE電圧の充電時間を短縮することができる。さらにVGE電圧が所定の電圧を越えたら、定電流駆動回路の電流値を減少させる制御を行っているため、駆動回路の省電力化も図れると示されている。
しかしながら、一般的に、VGE電圧は、スイッチング電源等にて生成された電源に基づいた値になっており、スイッチング電源のばらつき等で、VGE電圧が前述の所定の電圧まで到達しなかった場合には、定電流駆動回路の電流値を減少させることができないという課題が認められる。
また、所定の電圧との比較結果に基づいたシーケンスを構成するため、制御も複雑になるという課題も残る。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ターンオン時のパワー半導体素子のスイッチング損失の低減と、EMIノイズの低減との両立を図ることができるパワー半導体素子の駆動回路を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、パワー半導体素子のゲート端子−エミッタ端子間への充電指令である電圧指令を生成する電圧指令生成部と、電圧指令と、前記パワー半導体素子のゲート端子−エミッタ端子間電圧との偏差電圧を算出する偏差算出部と、前記偏差電圧が入力され、前記パワー半導体素子のゲート端子に流すゲート電流を決めるゲート電流指令電圧を算出するゲート電流制御器と、前記ゲート電流指令電圧を制限するゲート電流指令制限器と、前記ゲート電流指令制限器の出力である実ゲート電流指令電圧が入力され、前記パワー半導体素子のゲート端子にゲート電流を供給するゲート電流供給器と、を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、ターンオン時のパワー半導体素子のスイッチング損失の低減およびEMIノイズの低減の両立が図れ、また、電源等の外部要因やパワー半導体素子そのもののばらつきに対してもロバストで、駆動回路そのものの省電力化も図れる、という効果を奏する。
図1は、本実施の形態にかかるパワー半導体素子の駆動回路の構成例を示すブロック図である。 図2は、パワー半導体素子の駆動回路が制御する一例としてのモータ駆動用電力変換装置の構成を示す図である。 図3Aは、電圧指令生成部の内部構成例を示すブロック図である。 図3Bは、正電源VCCPおよび負電源VCCNの接続構成例を示す図である。 図4は、ゲート電流供給器の構成例を示すブロック図である。 図5Aは、ゲート電流供給器の入出力特性の一例を示す図である。 図5Bは、ゲート電流供給器の周波数特性(ゲインおよび位相)の一例を示す図である。 図6は、パワー半導体素子にIGBTを用いて定電圧駆動回路で構成した場合の一例を示す図である。 図7は、図6に示す定電圧駆動回路の動作特性を示す図である。 図8は、本実施の形態にかかる駆動回路におけるゲート電流指令制限器の有無に応じた動作を比較して示すタイムチャートである。 図9は、本実施の形態にかかるパワー半導体素子の駆動回路のより詳細な構成例を示す図である。 図10は、本実施の形態にかかるパワー半導体素子の駆動回路の変形例を示す図である。
以下に添付図面を参照し、本発明の実施の形態に係るパワー半導体素子の駆動回路について説明する。なお、以下に示す実施の形態により本発明が限定されるものではない。
図1は、この発明の実施の形態にかかるパワー半導体素子の駆動回路の構成例を示すブロック図である。本実施の形態にかかるパワー半導体素子の駆動回路は、図1に示すように、パワー半導体素子としてのIGBT1、IGBT1のゲート端子−エミッタ端子間を充電する際の指令値である電圧指令VGErefを生成する電圧指令生成部2、電圧指令VGErefと、IGBT1のゲート端子−エミッタ端子間電圧(以降「電圧値VGE」もしくは「VGE電圧」と称する)との偏差(以降「偏差電圧Verr」と称する)を生成して出力する偏差電圧生成部もしくは偏差算出部としての減算器3、偏差電圧Verrを入力し、IGBT1のゲート端子に流すゲート電流を決める指令電圧(以降「ゲート電流指令電圧VIGref」と称する)を算出するゲート電流制御器4、ゲート電流指令電圧VIGrefを制限するゲート電流指令制限器19および、ゲート電流指令制限器19の出力である実ゲート電流指令電圧VIGoutを入力し、IGBT1のゲート端子にゲート電流IGを供給するゲート電流供給器5を有して構成される。
本発明のパワー半導体素子の駆動回路は、例えば図2に示すモータ駆動用電力変換装置など、各種電力変換器に用いることができる。図2に示す例では、ダイオード22a〜22fがそれぞれ逆並列に接続された電力用半導体素子(IGBT)1a〜1fによって三相のインバータ回路が構成されている。電力用半導体素子1a〜1fのそれぞれを、本発明のパワー半導体素子の駆動回路20a〜20fがスイッチング制御することにより、平滑コンデンサ23に蓄積された電力が、負荷の一例としてのモータ24に供給され、モータ24の駆動制御が行われる。
図1に示すパワー半導体素子の駆動回路全体の動作について説明する。電圧指令生成部2より出力される電圧指令VGErefは減算器3のプラス端子に入力される。IGBT1のゲート端子−エミッタ端子間の電圧である電圧値VGEは減算器3のマイナス端子にそれぞれ入力される。すなわち、電圧値VGEは、ゲート電流制御器4の入力側にフィードバックされる。
減算器3は、電圧指令VGErefおよび電圧値VGEを用いて偏差電圧Verrを生成し、ゲート電流制御器4に出力する。ゲート電流制御器4は、減算器3の出力である偏差電圧Verrが小さくなるようにするゲート電流指令電圧VIGrefを生成し、ゲート電流指令制限器19に出力する。ゲート電流指令制限器19は、ゲート電流指令電圧VIGrefを制限するための機能を備える。すなわち、ゲート電流指令制限器19は、ゲート電流制御器4の出力であるゲート電流指令電圧VIGrefの出力を制限した実ゲート電流指令電圧VIGoutをゲート電流供給器5に出力する。ゲート電流供給器5は、実ゲート電流指令電圧VIGoutに基づいてIGBT1のゲート端子に供給するゲート電流IGを生成する。ゲート電流供給器5によって生成されたゲート電流IGにより、IGBT1のゲート端子−エミッタ端子間に電荷が充電され、電圧値VGEが上昇する。以上の動作により、IGBT1がターンオンする。
電圧指令生成部2の動作について説明する。図3Aは、電圧指令生成部の内部構成例を示すブロック図であり、図3Bでは、正電源VCCPおよび負電源VCCNの接続構成例を示す図である。
電圧指令生成部2は、IGBT1の動作信号を出力する制御回路8の駆動信号に基づいて動作を行う。正電源VCCP、負電源VCCN(あるいはグランド(GND)0V)、NPNトランジスタ6およびPNPトランジスタ7を有して構成される。NPNトランジスタ6およびPNPトランジスタ7の各ベース端子同士は接続され、NPNトランジスタ6およびPNPトランジスタ7の各エミッタ端子同士は接続される。また、正電源VCCPとNPNトランジスタ6のコレクタ端子が接続され、負電源VCCNとPNPトランジスタ7のコレクタ端子が接続される。IGBT1を駆動するための制御信号CSが制御回路8から出力され、NPNトランジスタ6およびPNPトランジスタ7の各ベース端子同士の接続端に入力される。NPNトランジスタ6およびPNPトランジスタ7の各エミッタ端子に出力される電圧値が電圧指令VGErefとして使用される。なお、図3Bでは負電源VCCNが負電位となる場合を一例として示しているが、負電源VCCNがグランド(GND)電位、すなわち零電位であってもよい。
制御回路8から出力される制御信号CSがIGBT1をオンさせるための信号、すなわちターンオン信号である場合、NPNトランジスタ6がオンし、PNPトランジスタ7はオフする。これにより、NPNトランジスタ6およびPNPトランジスタ7のエミッタ端子には正電源VCCPの電圧(電位)が印加され、この電圧が電圧指令VGErefとなる。一方、制御回路8から出力される制御信号CSがIGBT1をオフさせるための信号、すなわちターンオフ信号が出力される場合、NPNトランジスタ6がオフし、PNPトランジスタ7がオンする。これにより、NPNトランジスタ6とPNPトランジスタ7のエミッタ端子には負電源VCCNの電圧(電位)が印加され、この電圧が電圧指令VGErefとなる。
ゲート電流制御器4について説明する。ゲート電流制御器4は、図1に示すパワー半導体素子の駆動回路の応答性を決定する部分であり、比例制御器(P制御器)にて構成する。ゲート電流制御器4をP制御器で構成する場合、ゲート電流制御器4の伝達関数GI(s)は、比例ゲインをKpとすると、式(1)で表すことができる。
GI(s)=Kp ……(1)
式(1)より、ゲート電流制御器4の応答性は決定され、入力された信号を、比例ゲインKpに基づいてゲート電流指令電圧VIGrefとして算出し出力する。
ゲート電流指令制限器19について説明する。ゲート電流指令制限器19は、ゲート電流指令電圧VIGrefを制限する機能を備える。出力上限値をVIGrefmax、出力下限値をVIGrefminとすると、ゲート電流指令制限器19の出力である実ゲート電流指令電圧VIGoutは、式(2)で表すことができる。
VIGrefmin≦VIGout≦VIGrefmax ……(2)
ゲート電流供給器5について説明する。図4は、ゲート電流供給器5の構成例を示すブロック図である。ゲート電流供給器5は、実ゲート電流指令電圧VIGoutに基づいて、IGBT1のゲート端子にゲート電流IGを供給する機能を有する構成として、図4に示すように、PNPトランジスタ9,10を具備するカレントミラー回路、Nチャンネル型MOSFET11、抵抗12,14およびオペアンプ13を備えて構成される。
オペアンプ13のプラス端子には、前述の実ゲート電流指令電圧VIGoutが入力される。オペアンプ13の出力端子は、抵抗14を介してNチャンネル型MOSFET11のゲート端子に接続される。Nチャンネル型MOSFET11のソース端子は抵抗12を介してGND電位(0V)とされ、抵抗12におけGND電位側ではない端がオペアンプ13のマイナス端子に接続される。
PNPトランジスタ9,10によって構成されるカレントミラー回路について説明する。PNPトランジスタ9,10のエミッタ端子はVCCPと接続される、PNPトランジスタ9のベース端子はPNPトランジスタ10のベース端子と接続されるとともに、PNPトランジスタ9のコレクタ端子と接続される。PNPトランジスタ9のコレクタ端子はNチャンネル型MOSFET11のドレイン端子と接続され、PNPトランジスタ10のコレクタ端子はIGBT1のゲート端子に接続される。
ゲート電流供給器5は、オペアンプ13のプラス端子に入力される実ゲート電流指令IGrefに基づいて、PNPトランジスタ9に流す電流I1を決定している。前述のようにPNPトランジスタ9,10はカレントミラー回路を構成しており、PNPトランジスタ9に流れる電流I1とPNPトランジスタ10に流れる電流I2は同じ値になる。PNPトランジスタ10のコレクタ端子は、IGBT1のゲート端子に接続されており、ゲート端子に流れるゲート電流IGは、PNPトランジスタ10に流れる電流I2となる。
ゲート電流供給器5に入力される実ゲート電流指令電圧VIGoutは、ゲート電流制御器4の出力であり電圧値である。これに対し、ゲート電流供給器5の出力であるゲート電流IGは電流値である。つまり、ゲート電流供給器5は、電圧−電流変換器の役割を果たしていて、実ゲート電流指令電圧VIGoutという電圧値が入力され、IGBT1のゲート端子にゲート電流IGを出力している。
図5Aは、ゲート電流供給器5の入出力特性(静特性)の一例を示す図(グラフ)であり、縦軸にゲート電流IG、横軸に実ゲート電流指令電圧VIGoutをとっている。入出力変換ゲインをK2(K2は正の実数とする)とするとき、図5Aに示す例では、実ゲート電流指令電圧VIGoutとゲート電流IGとの間に、式(3)の関係が成立する。
IG=K2×VIGout ……(3)
図5Bは、ゲート電流供給器5の周波数特性(ゲインおよび位相)の一例を示す図(グラフ)である。
なお、電圧−電流変換器としての機能を果たすゲート電流供給器5は、ここで示した構成および特性に限らず、他の構成で実現してもよい。
ここで、IGBT、MOSFETといったパワー半導体素子のターンオン時の動作特性について説明する。図6は、パワー半導体素子にIGBTを用いて定電圧駆動回路で構成した場合の一例を示す図である。図7は、図6に示す定電圧駆動回路の動作特性を示す図であり、IGBTターンオン時のゲート端子−エミッタ端子間電圧VGE、ゲート電流IG、コレクタ電流ICおよびコレクタ端子−エミッタ端子間電圧VCEのタイムチャートを示している。
図6について説明する。図6に示す定電圧駆動回路は、NPNトランジスタ15、PNPトランジスタ16およびゲート抵抗17を有して構成される。NPNトランジスタ15およびPNPトランジスタ16の各ベース端子同士は接続され、その接続端は制御回路8の出力と接続される。NPNトランジスタ15のコレクタ端子は正電源VCCPに接続され、PNPトランジスタ16のコレクタ端子は負電源VCCN(あるいはグランド0V)に接続される。NPNトランジスタ15およびPNPトランジスタ16の各エミッタ端子同士は接続され、その接続端はゲート抵抗17を介してIGBT1のゲート端子に接続される。なお、制御回路8はIGBT1の駆動信号を生成出力する機能を備えている。
制御回路8からターンオン信号が出力されると、NPNトランジスタ15がオンし、PNPトランジスタ16がオフする。NPNトランジスタ15がオンしたため、ゲート抵抗17を介してIGBT1のゲート端子に正電源VCCPからの電流が流れ、ゲート端子−エミッタ端子間に電荷が充電される。一方、制御回路8からターンオフ信号が出力されると、NPNトランジスタ15がオフし、PNPトランジスタがオンする。PNPトランジスタがオンしたため、ゲート抵抗17を介して負電源VCCNに対し電流が流れ、ゲート端子−エミッタ端子間の電荷が放電される。
図7について説明する。前述のように制御回路8からターンオン信号が出力されると、NPNトランジスタ15がオンし、ゲート抵抗17を介してIGBT1のゲート端子に電流が流れる。
タイムチャートのt0〜t1区間について説明する。時刻t0はGE間への電荷の充電を開始した時刻、時刻t1はIGBT1のコレクタ電流ICが流れ始める時刻である。ゲート電流のピーク値は正電源VCCPをゲート抵抗17で割った値である。ゲート抵抗17の抵抗値をRGとすると、ターンオン動作開始時刻t0のゲート電流ピーク値IGpeakは式(4)で表すことができる。
IGpeak=VCCP/RG ……(4)
急峻なゲート電流IGが流れることにより、ゲート端子−エミッタ端子間電圧VGEも上昇する。時刻t1にてゲート端子−エミッタ端子間電圧VGEが、しきい値電圧VGEthに到達すると、コレクタ電流ICが急峻に流れ始め、コレクタ端子−エミッタ端子間電圧VCEが下降しはじめる。
タイムチャートのt1〜t2区間について説明する。時刻t2はIGBT1がミラー効果が生じる期間(以降「ミラー期間」と称する)に入る時刻である。時刻t1以降、ゲート電流IGが低下していき、ゲート端子−エミッタ端子間電圧VGEの上昇も緩やかになる。時刻t2に到達すると、ミラー期間が始まる。
タイムチャートのt2〜t3区間について説明する。時刻t3はIGBT1がミラー期間を終える時刻である。この時刻t2〜t3の間、ミラー効果によりゲート端子−エミッタ端子間電圧VGEは一定となる。このミラー期間は、ゲート端子−コレクタ端子間容量の充電が終わるまで続き、ゲート電流IGも一定となる。ミラー期間中、コレクタ端子−エミッタ端子間電圧VCEは下降していくのに対し、コレクタ電流ICは一定である。なお、t2〜t3区間に流れるゲート電流IGは式(5)で表すことができる。
IG=(VCCP−VGEon)/RG ……(5)
タイムチャートのt3〜t4区間について説明する。時刻t4はゲート端子−エミッタ端子間電圧VGEが正電源VCCPまで充電し終わった時間である。ミラー期間が終わった時刻t3以降、再度ゲート端子−エミッタ端子間電圧VGEが上昇し始め、ゲート電流IGは減少し、時刻t4にてゲート端子−エミッタ端子間電圧VGEは正電源VCCPに到達する。
前述のように、パワー半導体素子を定電圧駆動回路で駆動する場合、スイッチング損失の低減には、ゲート端子−エミッタ端子間電圧VGEの充電を速く終えることが必要となる。そのためには、ゲート抵抗の抵抗値を小さくし、ゲート電流を大きくすればよかった。しかしながら、ゲート電流を大きくすると、急峻なコレクタ電流ICが流れ、発生ノイズが悪化する。これは、ゲート端子−エミッタ端子間電圧VGEの充電開始時の上昇が大きいと、コレクタ電流ICの時間変化率(以降「di/dt」と表記)が大きくなり、発生ノイズが大きくなるためである。
一方、ミラー期間中は、前述のように、コレクタ端子−エミッタ端子間電圧VCEが減少していくとともに、ゲート端子−エミッタ端子間電圧VGEは一定であり、コレクタ電流ICのdi/dtは小さい。ミラー期間が長ければ、コレクタ端子−エミッタ端子間電圧VCEの減少が緩やかである。ミラー期間を短くすると、コレクタ端子−エミッタ端子間電圧VCEの減少がはやくなる。このことは、ミラー期間を短くすることでスイッチング損失を小さくすることができることを示している。
以上から、ターンオン時のスイッチング損失低減および発生ノイズ低減には、以下に示す制御機能を有するパワー半導体素子の駆動回路が必要となる。
(1)ゲート端子−エミッタ端子間電圧VGEがしきい値電圧VGEthまでは充電速度を落とす。つまり、ゲート端子に供給するゲート電流を抑制する。
(2)ゲート端子−エミッタ端子間電圧VGEが一定となるミラー期間を短縮する。つまり、ミラー期間に入ったらゲート電流を増加する。
本実施の形態にかかるパワー半導体素子の駆動回路は、VGE電圧と、GE間に印加する電圧指令VGErefとによる偏差電圧Verrに基づいて、IGBT1のゲート端子に供給するゲート電流IGを算出している。
図8(a)に、ゲート電流制御器4を比例制御とし、ゲート電流指令制限器19がない場合の各部波形として、制御信号CS、電圧指令VGEref、偏差電圧Verr、ゲート電流IG、VGE電圧、コレクタ電流ICおよびコレクタ端子−エミッタ端子間電圧VCEを示している。
タイムチャートt0〜t1について説明する。時刻t0において、制御信号CSが“H”になり、電圧指令生成部2にターンオン信号が入力される。これにより、電圧指令VGErefがステップ的にVCCPまで変化する。このとき、VGE電圧は0であるため、偏差電圧VerrはVCCPまで到達する。偏差電圧Verrは、ゲート電流制御器4に入力され、ゲート電流指令電圧VIGrefを算出する。このときのゲート電流指令電圧VIGrefは、式(1)から以下のように表すことができる。
VIGref=Kp×Verr ……(6)
式(6)からもわかるように、ゲート電流指令電圧VIGrefは、偏差電圧VerrにゲインKpを乗算したものになる。ゲート電流指令電圧VIGrefは、ゲート電流供給器5に入力され、ゲート電流IGをIGBT1のゲート端子に供給する。
時刻t1までの間、VGE電圧が増加するにつれて、偏差電圧Verrが低減し、それに伴い、ゲート電流IGが低減している。時刻t1にてゲート端子−エミッタ端子間電圧VGEが、しきい値電圧VGEthに到達すると、コレクタ電流ICが急峻に流れ始め、コレクタ端子−エミッタ端子間電圧VCEが下降しはじめる。
タイムチャートのt1〜t2区間について説明する。時刻t2はIGBT1がミラー効果に入る時刻である。時刻t1以降、ゲート電流IGが低下していき、ゲート端子−エミッタ端子間電圧VGEの上昇も緩やかになる。時刻t2に到達すると、ミラー効果が始まる。VGE電圧の上昇が緩やかになるため、偏差電圧Verrの下降も緩やかになる。
タイムチャートのt2〜t3区間について説明する。時刻t3はIGBT1がミラー効果を終える時刻である。時刻t2〜t3の間、ミラー効果によりゲート端子−エミッタ端子間電圧VGEは一定となる。VGE電圧が一定であるため、偏差電圧Verrも一定となり、偏差電圧Verrに基づいて、ゲート電流IGも一定になる。すなわち、ミラー期間と呼ぶが終わるまで、ゲート電流IGも一定となる。ミラー期間中、コレクタ端子−エミッタ端子電圧は下降していく。
タイムチャートのt3〜t4区間について説明する。時刻t4はゲート端子−エミッタ端子間電圧VGEが電圧指令VGEref、すなわちVCCPまで充電し終わった時刻である。ミラー期間が終わった時刻t3以降、再度ゲート端子−エミッタ端子間電圧VGEが上昇し始める。そのため、偏差電圧Verrは減少するため、ゲート電流IGは減少し、時刻t4にてゲート端子−エミッタ端子間電圧VGEはVCCPに到達する。
ところで、図7と図8(a)との比較から明らかなように、ゲート電流IG、VGE電圧、コレクタ電流IC、コレクタ端子−エミッタ端子間電圧VCEは同様の波形になる。
図6に示す定電圧駆動回路のゲート抵抗17が、図1に示すゲート電流制御器4の比例ゲインにあたる。具体的に説明すると、ゲート抵抗17の抵抗値を下げることがゲート電流制御器4の比例ゲインを上げることと等価になり、ゲート抵抗17の抵抗値を上げることがゲート電流制御器4の比例ゲインを下げることと等価になる。
すなわち、本実施の形態にかかるパワー半導体素子の駆動回路は、内部にゲート電流制御器4と、ゲート電流供給器5とを含み、電圧指令VGErefと、フィードバックしたVGE電圧との偏差電圧Verrが小さくなるように、ゲート電流IGを制御し、VGE電圧の制御を行っている。この際、ゲート電流制御器4の比例ゲインを大きくすれば、ゲート電流IGを大きくすることができるため、VGE電圧の充電時間を短縮することができ、ターンオン時のスイッチング損失を小さくすることが可能となる。
その一方で、ゲート電流制御器4の比例ゲインを大きくすることは、ゲート抵抗を小さくすることと等価であり、EMIノイズを悪化させることになる。そこで、本実施の形態にかかるパワー半導体素子の駆動回路は、ゲート電流制御器4の比例ゲインを大きくしても、ゲート電流IGの最大値を制限するため、図1に示すようにゲート電流指令制限器19を付加している。
図8(b)は、ゲート電流指令制限器19を付加し、ゲート電流制御器4の比例ゲインを大きくした場合の波形を示す図である。図8(a)と同様に、制御信号CS、電圧指令VGEref、偏差電圧Verr、ゲート電流制御IG、VGE電圧、コレクタ電流ICおよび、コレクタ端子−エミッタ端子間電圧VCEを示している。
タイムチャートt0〜t1の区間について説明する。時刻t0において、制御信号CSが“H”になり、電圧指令生成部2にターンオン信号が入力される。これにより、指令電圧VGErefがステップ的にVCCPまで変化する。このとき、VGE電圧は0であるため、偏差電圧VerrはVCCPまで到達する。偏差電圧Verrは、ゲート電流制御器4に入力され、ゲート電流指令電圧VIGrefを算出する。その一方で、ゲート電流指令電圧VIGrefは、ゲート電流指令制限器19によって実ゲート電流指令電圧VIGoutに制限され、ゲート電流供給器5からゲート電流IGが供給される。時刻t0〜t1の間、ゲート電流指令制限器19によってゲート電流IGは制限される。ゲート電流IGは一定に制限されることにより、VGE電圧は急峻には充電されず、一定の傾きで充電される。
タイムチャートt1〜t2の区間について説明する。時刻t1において、VGE電圧がVGEthに到達し、IGBT1のコレクタ電流ICが流れ始め、IGBT1のコレクタ端子−エミッタ端子間電圧VCEが低下し始める。この期間の間も、ゲート電流IGは一定に制限され、VGE電圧は時刻t0〜t1期間と同様に、一定の傾きで充電される。そして、時刻t2において、VGE電圧がVGEonに到達し、ミラー期間に入る。
タイムチャートt2〜t3の区間について説明する。時刻t2ではミラー期間に入るため、VGE電圧は一定である。このミラー期間においても、ゲート電流指令制限器19によってゲート電流IGは一定に制限される。このとき、IGBT1のコレクタ端子−エミッタ端子間電圧VCEは徐々に低減していく。時刻t3では、ミラー期間が終了する。
タイムチャートt3〜t4の区間について説明する。時刻t3からVGE電圧の上昇が再開される。これに伴い、偏差電圧Verrが低減され、偏差電圧Verrに基づいて生成されるゲート電流IGも低減される。時刻t4においては、VGE電圧が電圧指令VGErefの出力値であるVCCPに到達し、偏差電圧Verrおよびゲート電流IGは0になる。
図8(a)と図8(b)とを比較すると、時刻t0〜t1、すなわちターンオン信号が入力されてから、VGE電圧がIGBT1のコレクタ電流ICが流れ始めるVGE電圧であるVGEthに到達するまでの期間において、ゲート電流指令制限器19を付加しない図8(a)の方が、VGEthに到達する時間がはやい。時刻t1〜t2、すなわちVGE電圧がVGEthからVGEonに到達し、ミラー期間に入るまでの期間においても、ゲート電流指令制限器19を付加しない図8(a)の方が、VGEonに到達する時間がはやい。以上より、ゲート電流指令制限器19を付加しない場合、ゲート電流指令制限器19を付加した場合よりも、コレクタ電流ICの電流変化率di/dtが大きくなり、EMIノイズが大きくなる。
これに対し、ゲート電流指令制限器19を付加した図8(b)の場合、ゲート電流IGの最大値を制限しているため、VGE電圧の充電時間が緩やかになり、図8(a)と比較して、コレクタ電流ICの電流変化率di/dtを小さくすることができ、EMIノイズを低減することができる。
また、時刻t2〜t3、すなわちミラー期間においては、ゲート電流指令制限器19を付加した図8(b)の方が、ミラー期間を短縮することができている。これは、ゲート電流制御器4の比例ゲインを大きくすることで、ゲート電流IGを図8(a)よりも多く流すことができているためである。
また、時刻t3〜t4、すなわちVGE電圧が電圧指令VGErefであるVCCPに到達するまでの期間においては、図8(a)、図8(b)ともに偏差電圧Verrに基づいたゲート電流IGを流すことになるが、図8(b)では、ゲート電流制御器4の比例ゲインを大きく設定しているため、図8(a)よりも偏差電圧Verrが生じる期間を短くすることができている。
以上の説明により、本実施の形態にかかるパワー半導体素子の駆動回路において、ゲート電流指令制限器19を付加し、ゲート電流制御器4の比例ゲインを大きく設定した場合、以下の効果を奏する。
・ターンオン信号が入力されてからVGE電圧がVGEthに到達する、すなわちIGBT1がミラー期間に入るまでの期間において、コレクタ電流ICの電流変化率di/dtを抑制することができるためEMIノイズの悪化を防ぐことが可能となる。
・ミラー期間以降のVGE電圧の充電電圧を短縮することができる。このため、IGBT1のコレクタ端子−エミッタ端子間電圧VCEを素早く低減することができるため、スイッチング損失にあたるPm=IC×VCEを低減することが可能となる。
・偏差電圧Verrと、ゲート電流指令制限器19に基づいてゲート電流IGを生成しているため、偏差電圧Verrが大きい間は、ゲート電流指令制限器19の出力最大値に基づいたゲート電流で制限され、偏差電圧Verrが、ゲート電流指令制限器19の出力最大値より小さくなったら、偏差電圧Verrに基づいたゲート電流IGが供給される。これにより、ゲート電流IGは必要なときだけ供給されるようになるため、駆動回路そのものも省電力化を図ることが可能となる。
また、前述のように図8(a)は、定電圧駆動回路と等価な動作(図7参照)をしている。このため、本実施の形態にかかるパワー半導体素子の駆動回路は、非特許文献1で開示されるような定電圧駆動回路よりも優れた動作をしていると言える。
また、図1に示すパワー半導体素子の駆動回路は、ゲート電流指令制限器19およびゲート電流制御器4を以下のように設定することで、ターンオン時のEMIノイズとスイッチング損失低減の両立を図ることができる。
・ゲート電流指令制限器19の出力最大値、すなわちIGBT1のゲート端子に供給するゲート電流IGを、コレクタ電流ICの電流変化率di/dtがEMIノイズを悪化させないレベルに設定する。もしくは、ゲート電流指令制限器19によりゲート電流IGを制限し、EMIノイズを抑制するレベルに設定する。
・ゲート電流制御器4の出力であるゲート電流指令電圧が、ゲート電流指令制限器19により設定された制限値を超えるように比例ゲインを設定する。
上記のようにゲート電流指令制限器19およびゲート電流制御器4を設定することで、ターンオン指令入力時からミラー期間終了までの間は、一定のゲート電流IGを供給し、ミラー期間終了後は、偏差電圧Verrに基づいたゲート電流IGを供給するようにすることができ、ターンオン時のEMIノイズおよびスイッチング損失低減の両立を図るとともに、駆動回路そのものの省電力化も図ることができる。
また、本実施の形態にかかるパワー半導体素子の駆動回路は、VGE電圧をフィードバックし、電圧指令VGErefとの偏差電圧Verrを算出し、偏差電圧Verrを小さくするようにゲート電流IGを制御するフィードバック制御系を構成しているため、様々なばらつきにも強いロバストな駆動回路となる。以下、ばらつきについて補足する。
ばらつきに関する要因の1つとして、まず、外部要因について説明する。一般的にパワー半導体素子の駆動回路は、外部の電源回路から供給される電源電圧を電力源として動作をしている。ここで、図2に示す正電源VCCPは、外部の電源回路から供給される正電源VCCPが、電源回路のばらつきにより所定の電圧よりもΔV1だけ大きかった場合を想定する。このとき、定電圧駆動回路においては、ゲート電流IGのピーク電流IGpeakは、ターンオン動作開始時の式(4)から以下のように表すことができる。
IGpeak=(VCCP+ΔV1)/RG ……(7)
式(7)のようになる場合、VGE電圧がVGEthおよびVGEonまで到達する時間がはやくなるため、コレクタ電流ICの電流変化率di/dtが想定よりも大きくなり、EMIノイズが悪化する。
一方、本実施の形態にかかるパワー半導体素子の駆動回路の場合、ゲート電流指令制限器19により、ゲート電流IGを制限するため、VGE電圧がVGEthおよびVGEonまで到達する時間を一定にすることができる。このため、コレクタ電流ICの電流変化率di/dtが大きくなることはなく、EMIノイズが悪化することを防ぐことができる。
また、ばらつきに関する他の要因として、IGBT1のようなパワー半導体素子そのもののばらつきについて説明する。IGBTやMOSFETのようなパワー半導体素子は、周囲温度や素子そのもののばらつきにより、VGEth、VGEonが変動する。たとえば、VGEonがΔV2だけ大きくなった場合、定電圧駆動回路においては、ミラー期間に流れるゲート電流IGは、式(5)から以下のようになる。
IG=(VCCP−(VGEon+ΔV2))/RG……(8)
式(8)から、VGEonがばらつくことで、ミラー期間に流れるゲート電流IGにばらつきが発生する。このゲート電流IGのばらつきにより、ミラー期間にばらつきが発生する。図7および図8(a)からも分かるように、ミラー期間において、IGBT1のコレクタ端子−エミッタ端子間電圧VCEが低減される。ミラー期間にばらつきが発生すると、コレクタ端子−エミッタ端子間電圧VCEが低減するまでの時間がばらつくため、このミラー期間中の損失Pm=IC×VCEもばらつくことになる。
一方、本実施の形態にかかるパワー半導体素子の駆動回路の場合、前述のようにミラー期間終了後までは、一定のゲート電流IGを供給することができるため、ミラー期間のばらつきを抑制することができ、その結果、ミラー期間中の損失Pmのばらつきを抑制することができる。
図9は、本実施の形態にかかるパワー半導体素子の駆動回路のより詳細な構成例を示す図である。図1との比較から分かるように、たとえばゲート電流制御器4は非反転増幅器を用いることができ、また、ゲート電流指令制限器19は、たとえばツェナーダイオード18のカソードを出力ラインに接続し、ツェナーダイオード18のアノードをグランド電位に接続することで実現できる。
図10は、本実施の形態にかかるパワー半導体素子の駆動回路の変形例を示す図である。図10に示すように、ゲート電流制御器4を省略して構成してもよい。この構成の場合、偏差電圧生成部としての減算器3は、電圧指令VGErefと、VGE電圧との間の偏差電圧Verrを算出し、この偏差電圧Verrを増幅して出力する。ゲート電流指令制限器19は、偏差電圧生成部としての減算器3からの出力である偏差電圧Verrをパワー半導体素子のゲート端子に流すゲート電流を決めるゲート電流指令電圧VIGrefとして認識し、このゲート電流指令電圧VIGrefの値を制限した実ゲート電流指令電圧VIGoutを生成することになる。
つぎに、パワー半導体素子の素材について説明する。パワー半導体素子としては、珪素(Si)を素材とするものが一般的である。一方、本実施の形態にかかる技術は、珪素を素材として形成されたパワー半導体素子に限定されるものではない。この珪素に代え、近年注目されている炭化珪素(SiC)を素材とするパワー半導体素子に適用することも無論可能である。
ここで、炭化珪素(SiC)を用いたスイッチング素子は、珪素(Si)を用いたIGBTと比較して高速スイッチングを図れるという特徴を有しているため、キャリア周波数を高めることが可能である。しかし、上述のようにスイッチング速度を速くすると、EMIノイズが悪化するという問題に加えて、キャリア周波数を高めることによるEMIノイズの増大も問題となる。このため、EMIノイズ増大の問題に対する手当をすることなく、単純にキャリア周波数を高める制御を行うことは難しい。
上述したように、本実施の形態に係る技術によれば、コレクタ電流ICの電流変化率di/dtを抑制することができるため、キャリア周波数を高める際に問題となるEMIノイズの悪化を抑制することが可能となる。
なお、炭化珪素(SiC)は、珪素(Si)よりもバンドギャップが大きいという特性を捉えて、ワイドバンドギャップ半導体と称される半導体の一例である。この炭化珪素以外にも、例えば窒化ガリウム系材料または、ダイヤモンドを用いて形成される半導体もワイドバンドギャップ半導体に属しており、それらの特性も炭化珪素に類似した点が多い。したがって、炭化珪素以外の他のワイドバンドギャップ半導体を用いる構成も、本発明の要旨を成すものである。
また、このようなワイドバンドギャップ半導体によって形成されたパワー半導体素子は、耐電圧性が高く、許容電流密度も高いため、パワー半導体素子の小型化が可能であり、これら小型化されたパワー半導体素子を用いることにより、このパワー半導体素子を組み込んだ半導体モジュールの小型化が可能となる。
また、ワイドバンドギャップ半導体によって形成されたパワー半導体素子は、耐熱性も高いため、放熱器や冷却器の小型化が可能となる。
なお、以上の実施の形態に示した構成は、本発明の構成の一例であり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、一部を省略する等、変更して構成することも可能であることは言うまでもない。
以上のように、本発明は、ターンオン時のパワー半導体素子のスイッチング損失低減およびEMIノイズ低減の両立を図ることができるパワー半導体素子の駆動回路として有用である。
1 パワー半導体素子、2 電圧指令生成部、3 減算器、4 ゲート電流制御器、5 ゲート電流供給器、6,15 NPNトランジスタ、7,9,10,16 PNPトランジスタ、8 制御回路、11 Nチャンネル型MOSFET、12,14 抵抗、13 オペアンプ、17 ゲート抵抗、18 ツェナーダイオード、19 ゲート電流指令制限器、CS 制御信号、IG ゲート電流、VGEref 電圧指令、Verr 偏差電圧、VIGref ゲート電流指令電圧、VIGout 実ゲート電流指令電圧。

Claims (3)

  1. パワー半導体素子のゲート端子−エミッタ端子間への充電指令である電圧指令を生成する電圧指令生成部と、
    電圧指令と、前記パワー半導体素子のゲート端子−エミッタ端子間電圧との偏差電圧を算出する偏差算出部と、
    前記偏差電圧が入力され、前記パワー半導体素子のゲート端子に流すゲート電流を決めるゲート電流指令電圧を算出するゲート電流制御器と、
    前記ゲート電流指令電圧を制限するゲート電流指令制限器と、
    前記ゲート電流指令制限器の出力である実ゲート電流指令電圧が入力され、前記パワー半導体素子のゲート端子にゲート電流を供給するゲート電流供給器と、
    を備えたことを特徴とするパワー半導体素子の駆動回路。
  2. 前記ゲート電流制御器を比例制御器で構成することを特徴とする請求項1に記載のパワー半導体素子の駆動回路。
  3. パワー半導体素子のゲート端子−エミッタ端子間を充電する際の指令値である電圧指令を生成する電圧指令生成部と、
    電圧指令と、前記パワー半導体素子のゲート端子−エミッタ端子間電圧との偏差電圧を算出し、当該偏差電圧を増幅して出力する偏差電圧生成部と、
    前記偏差電圧生成部からの偏差電圧を前記パワー半導体素子のゲート端子に流すゲート電流を決めるゲート電流指令電圧として認識し、当該ゲート電流指令電圧の値を制限した実ゲート電流指令電圧を生成するゲート電流指令制限器と、
    前記実ゲート電流指令電圧が入力され、前記パワー半導体素子のゲート端子にゲート電流を供給するゲート電流供給器と、
    を備えたことを特徴とするパワー半導体素子の駆動回路。
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