JP5344056B2 - スイッチング素子の駆動回路 - Google Patents

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Description

本発明は、電圧制御形のスイッチング素子を駆動対象スイッチング素子とし、該駆動対象スイッチング素子の開閉制御端子に該駆動対象スイッチング素子をオン状態とするための電荷を定電流制御によって充電する定電流制御手段を備えるスイッチング素子の駆動回路に関する。
スイッチング素子の駆動回路としては、たとえば下記特許文献1に見られるように、定電流回路を用いて駆動対象となるスイッチング素子(IGBT)のゲートに電荷を充電するものも提案されている。詳しくは、この定電流回路は、十分に大きい端子電圧を有する直流電圧源を電源として構成されるものであり、これにより、定電流制御の制御性を高く維持することを狙っている。上記回路では、定電流回路によって上昇させうるゲート電圧の上限値が過度に大きくなることでIGBTのゲート酸化膜の信頼性の低下を招くおそれを回避すべく、IGBTのゲート電圧に応じて上記直流電圧源よりも低い定電圧をゲートに印加するようにしている。
特開2009−11049号公報
ただし、たとえば駆動対象となる上記IGBTが高電位側のスイッチング素子および低電位側のスイッチング素子の直列接続体を構成する場合であってこれらに貫通電流が流れうる異常時においては、IGBTのオン状態への切り替えによってIGBTを流れる電流が急激に大きくなる。このため、IGBTのゲート電圧も急激に大きくなり、ひいては上記定電圧への切り替えに先立ってIGBTに信頼性の低下を招くほど過度に大きい電流が流れるおそれがある。
本発明は、上記課題を解決する過程でなされたものであり、その目的は、電圧制御形のスイッチング素子を駆動対象スイッチング素子とし、該駆動対象スイッチング素子の開閉制御端子にオン状態とするための電荷を定電流制御によって充電する定電流制御手段を備える新たなスイッチング素子の駆動回路を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段、およびその作用効果について記載する。
構成1は、電圧制御形のスイッチング素子を駆動対象スイッチング素子とし、該駆動対象スイッチング素子の開閉制御端子に該駆動対象スイッチング素子をオン状態とするための電荷を定電流制御によって充電する定電流制御手段を備えるスイッチング素子の駆動回路において、前記駆動対象スイッチング素子をオン状態に切り替えるべく前記定電流制御手段により前記開閉制御端子に前記電荷を充電する充電処理期間のうち前記定電流制御の開始以降の所定期間にわたって、前記駆動対象スイッチング素子の開閉制御端子と該駆動対象スイッチング素子の電流の流通経路の一対の端部のうちのいずれか一方との間の電圧を基準電圧に制限する制限手段を備えることを特徴とする。
上記発明では、駆動対象スイッチング素子を流れることが可能な電流は、その開閉制御端子および一対の端部のうちのいずれか一方との間の電位差が大きいほど大きくなる。このため、電位差を制限することで、駆動対象スイッチング素子を流れる電流を制限することができる。上記発明では、この点に鑑み、上記電位差を基準電圧に制限することで、駆動対象スイッチング素子のオン状態への切り替えに伴ってこれに過度に大きい電流が流れる事態を回避することができる。
構成2は、構成1において、前記制限手段による制限は、前記駆動対象スイッチング素子のオン状態への切り替え指令の入力タイミング以降であって且つ該オン状態への切り替え指令に伴って変化する物理量の少なくとも2つが前記切り替え指令に伴って変化したとの条件に基づき、開始されることを特徴とする。
上記発明では、所定期間の開始条件を複数の条件によって構成することで、単一の条件によって構成する場合と比較して、開始条件の成立判断のノイズに対する耐性を高めることができる。
構成3は、構成2において、前記物理量には、前記駆動対象スイッチング素子の開閉制御端子と前記いずれか一方の端部との間の電圧の検出値が含まれ、前記条件は、前記駆動対象スイッチング素子の開閉制御端子と前記いずれか一方の端部との間の電圧の検出値がゼロよりも大きい規定値以上となる旨の条件を含むことを特徴とする。
構成4は、構成2において、前記定電流制御手段は、前記開閉制御端子および直流電圧源間に接続される定電流用抵抗体および定電流用スイッチング素子の直列接続体と、前記定電流用抵抗体の電圧降下量を目標値に制御すべく前記定電流用スイッチング素子の開閉制御端子を操作する操作手段とを備え、前記物理量には、前記定電流用スイッチング素子の開閉制御端子の電圧、前記定電流用抵抗体の両端の電圧降下量、定電流用スイッチング素子の入力端子および出力端子のいずれか一方の電位の少なくとも1つが含まれることを特徴とする。
構成5は、構成2において、前記物理量には、前記駆動対象スイッチング素子の開閉制御端子と前記いずれか一方の端部との間の電圧の検出値が含まれ、前記条件は、前記駆動対象スイッチング素子の開閉制御端子と前記いずれか一方の端部との間の電圧の検出値が規定値以下である旨の条件を含むことを特徴とする。
構成6は、構成3〜5のいずれか1つにおいて、前記物理量には、前記駆動対象スイッチング素子の操作信号が含まれ、前記条件は、前記操作信号がオン状態への指令となった旨の条件を含むことを特徴とする。
構成7は、構成1において、前記制限手段による制限は、前記駆動対象スイッチング素子の開閉制御端子と前記いずれか一方の端部との間の電圧の検出値がゼロよりも大きい規定値以上となることに基づき開始されることを特徴とする。
構成8は、構成1〜7のいずれか1つにおいて、前記駆動対象スイッチング素子を流れる電流を検出する電流検出手段と、該電流検出手段によって検出された電流が閾値電流以上である場合、前記所定期間の経過後であっても前記制限の解除を禁止する禁止手段とをさらに備えることを特徴とする。
上記発明では、駆動対象スイッチング素子を流れる電流が閾値電流以上である異常事態において、制限の解除を禁止することで、駆動対象スイッチング素子を流れる電流がさらに大きくなる事態を確実に回避することができる。
構成9は、構成1〜8のいずれか1つにおいて、前記駆動対象スイッチング素子を流れる電流を検出する電流検出手段と、該電流検出手段によって検出された電流が閾値電流以上である場合、前記駆動対象スイッチング素子を強制的にオフ操作するフェールセーフ手段とをさらに備えることを特徴とする。
上記発明では、駆動対象スイッチング素子を流れる電流が閾値電流以上である異常事態において、駆動対象スイッチング素子を強制的にオフ操作することで、駆動対象スイッチング素子を流れる電流がさらに大きくなる事態を確実に回避することができる。
構成11は、構成1〜10のいずれか1つにおいて、前記基準電圧は、前記駆動対象スイッチング素子の正常駆動時において前記駆動対象スイッチング素子に流れる最大電流を飽和電流とする前記いずれか一方および前記開閉制御端子間の電圧よりも大きいことを特徴とする。
構成14は、構成1〜13のいずれか1つにおいて、前記制限手段は、前記駆動対象スイッチング素子の開閉制御端子および前記一対の端部のうちの前記いずれか一方との間に設けられたツェナーダイオードおよびクランプ用スイッチング素子の直列接続体を備えることを特徴とする。
第1の実施形態にかかるシステム構成図。 同実施形態にかかるドライブユニットの回路構成を示す回路図。 同実施形態にかかるオン操作処理の手順を示す流れ図。 同実施形態にかかるオン操作処理態様を示すタイムチャート。 第2の実施形態にかかるオン操作処理の手順を示す流れ図。 第3の実施形態にかかるオン操作処理の手順を示す流れ図。 上記実施形態の変形例にかかるドライブユニットの回路構成を示す回路図。 同変形例にかかるオン操作処理の手順を示す流れ図。 同変形例にかかる制限手段による制限が継続される所定期間の設定を示す図。 上記実施形態の変形例にかかるドライブユニットの回路構成を示す回路図。
<第1の実施形態>
以下、本発明にかかるスイッチング素子の駆動回路を車載主機に接続される電力変換回路に適用した第1の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に、本実施形態にかかる制御システムの全体構成を示す。モータジェネレータ10は、車載主機であり、図示しない駆動輪に機械的に連結されている。モータジェネレータ10は、インバータINVおよび昇圧コンバータCNVを介して高電圧バッテリ12に接続されている。ここで、昇圧コンバータCNVは、コンデンサCと、コンデンサCに並列接続された一対のスイッチング素子Scp,Scnと、一対のスイッチング素子Scp,Scnの接続点と高電圧バッテリ12の正極とを接続するリアクトルLとを備えている。そして、スイッチング素子Scp,Scnのオン・オフによって、高電圧バッテリ12の電圧(例えば百V以上)を所定の電圧(例えば「666V」)を上限として昇圧するものである。一方、インバータINVは、スイッチング素子Sup,Sunの直列接続体と、スイッチング素子Svp,Svnの直列接続体と、スイッチング素子Swp,Swnの直列接続体とを備えており、これら各直列接続体の接続点がモータジェネレータ10のU,V,W相にそれぞれ接続されている。これらスイッチング素子S*#(*=u,v,w,c;#=p,n)として、本実施形態では、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)が用いられている。そして、これらにはそれぞれ、ダイオードD*#が逆並列に接続されている。
制御装置18は、低電圧バッテリ16を電源とする制御装置である。制御装置18は、モータジェネレータ10を制御対象とし、その制御量を所望に制御すべく、インバータINVや昇圧コンバータCNVを操作する。詳しくは、昇圧コンバータCNVのスイッチング素子Scp,Scnを操作すべく、操作信号gcp、gcnをドライブユニットDUに出力する。また、インバータINVのスイッチング素子Sup,Sun,Svp,Svn,Swp,Swnを操作すべく、操作信号gup,gun,gvp,gvn,gwp,gwnをドライブユニットDUに出力する。ここで、高電位側の操作信号g*pと、対応する低電位側の操作信号g*nとは、互いに相補的な信号となっている。換言すれば、高電位側のスイッチング素子S*pと、対応する低電位側のスイッチング素子S*nとは、交互にオン状態とされる。
なお、高電圧バッテリ12を備える高電圧システムと低電圧バッテリ16を備える低電圧システムとは、互いに絶縁されており、これらの間の信号の授受は、例えばフォトカプラ等の絶縁素子を備えるインターフェース14を介して行われる。
図2に、上記ドライブユニットDUの構成を示す。
図示されるように、ドライブユニットDUは、1チップ化された半導体集積回路であるドライブIC20を備えている。ドライブIC20は、端子電圧VHを有する直流電圧源22を備え、直流電圧源22の端子は、端子T1、定電流用抵抗体24、端子T2、PチャネルMOS電界効果トランジスタ(定電流用スイッチング素子26)、端子T3を介してスイッチング素子S*#のゲートに接続されている。
一方、スイッチング素子S*#のゲートは、ゲート抵抗体30、端子T4、NチャネルMOS電界効果トランジスタ(放電用スイッチング素子32)を介して端子T5に接続されている。そして、端子T5は、スイッチング素子S*#の出力端子(エミッタ)に接続されている。
上記定電流用スイッチング素子26および放電用スイッチング素子32は、ドライブIC20内の駆動制御部34によって操作される。すなわち、駆動制御部34では、端子T6を介して入力される上記操作信号g*#に基づき、定電流用スイッチング素子26と放電用スイッチング素子32とを交互にオン・オフすることでスイッチング素子S*#を駆動する。詳しくは、操作信号g*#がオン操作指令となることで、放電用スイッチング素子32をオフして且つ定電流用スイッチング素子26をオンする。一方、操作信号g*#がオフ操作指令となることで、定電流用スイッチング素子26をオフして且つ放電用スイッチング素子32をオンする。
ここで、定電流用スイッチング素子26をオン操作する期間においては、その開閉制御端子(ゲート)への印加電圧を、定電流用抵抗体24の電圧降下量(端子T2の電圧Vm)を規定値に制御するために操作する。これにより、定電流用抵抗体24を流れる電流量を一定値とすることができ、ひいてはスイッチング素子S*#のゲート充電処理を定電流制御にて行うことができる。なお、定電流用スイッチング素子26を用いた定電流制御によれば、スイッチング素子S*#のゲート電圧は、端子電圧VHに収束する。ゲート電圧が収束値へと近づくと、定電流制御の制御性が低下する。これは、ゲート電圧Vgeが端子電圧VHから定電流用抵抗体24の電圧降下量と定電流用スイッチング素子26の電圧降下量の最小値とを減算した値以上となると、定電流用スイッチング素子26のゲート電圧の操作によっては、定電流用抵抗体24の電圧降下量を規定値に制御することができなくなるためである。このため、端子電圧VHは、スイッチング素子S*#の正常駆動時においてスイッチング素子S*#を流れる電流の最大値を飽和電流とするゲート電圧までは、定電流制御の制御性が低下しない値に設定されている。
上記端子T4は、また、ツェナーダイオード40およびクランプ用スイッチング素子42の直列接続体を介して端子T5に接続されている。ここで、ツェナーダイオード40のブレークダウン電圧は、スイッチング素子S*#に過度に大きい電流が流れない程度にスイッチング素子S*#のゲート電圧を制限するものである。
上記端子T4は、さらに、ソフト遮断用抵抗体44およびソフト遮断用スイッチング素子46を介して端子T5に接続されている。
一方、上記スイッチング素子S*#は、その入力端子(コレクタ)および出力端子(エミッタ)間に流れる電流(コレクタ電流)と相関を有する微少電流を出力するセンス端子Stを備えている。そして、センス端子Stは、抵抗体48,50の直列接続体を介してエミッタに電気的に接続されている。これにより、センス端子Stから出力される電流によって抵抗体50に電圧降下が生じるため、抵抗体50による電圧降下量を、スイッチング素子S*#の入力端子および出力端子間を流れる電流と相関を有する電気的な状態量とすることができる。
上記抵抗体50による電圧降下量(抵抗体48,50の接続点の電圧Vsd)は、端子T7を介して、コンパレータ52の非反転入力端子に取り込まれる。一方、コンパレータ52の反転入力端子には、基準電源54の基準電圧Vrefが印加されている。これにより、コレクタ電流が過電流閾値Ith以上となることで、コンパレータ52の出力信号が論理「L」から論理「H」に反転する。コンパレータ52の出力する論理「H」の信号は、クランプ用スイッチング素子42に印加されるとともに、ディレイ56に取り込まれる。ディレイ56は、入力信号が規定時間に渡って論理「H」となることで、フェール信号FLを出力する。フェール信号FLは、スイッチング素子S*#を強制的にオフ状態とすべく、ソフト遮断用スイッチング素子46をオン操作したり、定電流用スイッチング素子26および放電用スイッチング素子32の駆動を停止させるべく駆動制御部34に指令するものである。
こうした構成によれば、スイッチング素子S*#に過電流が流れる場合には、まずクランプ用スイッチング素子42のオン操作に伴ってツェナーダイオード40がオン状態とされることで、スイッチング素子S*#のゲート電圧が低下する。これにより、スイッチング素子S*#を流れる電流を制限することができる。そしてその後、過電流が規定時間継続する場合には、ソフト遮断用スイッチング素子46がオン状態とされる。ソフト遮断用スイッチング素子46がオンとされると、ソフト遮断用抵抗体44およびゲート抵抗体30を介して、スイッチング素子S*#のゲートの電荷が放電される。ここで、ソフト遮断用抵抗体44は、放電経路の抵抗値を高抵抗とするためのものである。これは、コレクタ電流が過大である状況下にあっては、スイッチング素子S*#をオン状態からオフ状態へと切り替える速度、換言すればコレクタおよびエミッタ間の遮断速度を大きくすると、サージが過大となるおそれがあることに鑑みたものである。このため、コレクタ電流が過電流閾値Ith以上となると判断される状況下にあっては、ゲート抵抗体30および放電用スイッチング素子32を備える放電経路よりも抵抗値の大きい経路によってスイッチング素子S*#のゲートを放電させる。
なお、上記クランプ用スイッチング素子42およびツェナーダイオード40を備えるクランプ回路によるクランプ電圧を、本実施形態では、スイッチング素子S*#を流れる電流を規定値(≧過電流閾値Ith)以下に制限する値に設定する。ちなみに、これにより、クランプ電圧は、スイッチング素子S*#の正常駆動時における最大電流を飽和電流とするゲート電圧よりも高くなる。
また、フェール信号FLは、端子T8を介して低電圧システム(制御装置18)に出力される。このフェール信号FLによって、先の図1に示すフェール処理部14aでは、インバータINVや昇圧コンバータCNVをシャットダウンする。ちなみに、フェール処理部14aの構成は、例えば特開2009−60358号公報の図3に記載のものとすればよい。
ところで、スイッチング素子S*#のオン状態への切り替えに際して逆アームのスイッチング素子がオン状態である場合には、これらに短絡電流が流れることから、スイッチング素子S*#に流れる電流が過度に大きくなりうる。この異常は、クランプ用スイッチング素子42がオン状態となることで解消するとはいえ、オン状態となるまでの応答遅れに起因してスイッチング素子S*#に一旦は過度に大きい電流が流れるおそれがある。そこで本実施形態では、スイッチング素子S*#のオン状態への切り替え処理を図3に示す態様にて行う。
図3に、本実施形態にかかるスイッチング素子S*#のオン操作処理の手順を示す。この処理は、駆動制御部34によって、たとえば所定周期で繰り返し実行される。
この一連の処理では、まずステップS10において、駆動対象とするスイッチング素子S*#の操作信号g*#がオフ操作指令からオン操作指令に切り替わった後、ゲートおよびエミッタ間の電圧Vgeが規定電圧V1(>0)以上となったか否かを判断する。この処理は、クランプ用スイッチング素子42をオン操作する処理の開始タイミングを判断するためのものである。ここで、開始タイミングを、オフ操作指令からオン操作指令に切り替わるタイミングとしないのは、開始タイミングを複数の条件によって規定することで、開始タイミングのノイズに対する耐性を高めるためである。なお、規定電圧V1は、スイッチング素子S*#がオン状態となる閾値電圧Vthよりも低い電圧とすることが望ましい。
ステップS10において肯定判断される場合、ステップS12において、クランプ用スイッチング素子42をオン操作するとともに、クランプ用スイッチング素子42をオン状態とする時間を計時するカウンタTについて、その計時動作を行なう。続くステップS14においては、フェール信号FLが出力されているか否かを判断する。この処理は、スイッチング素子S*#をオン状態に切り替えることでスイッチング素子S*#に過度に大きい電流が流れたか否かを判断するためのものである。ステップS14において否定判断される場合、ステップS16において、カウンタTが閾値時間Tth以上であるか否かを判断する。ここで、閾値時間Tthは、スイッチング素子S*#のオン状態への切り替えに伴ってスイッチング素子S*#に過度に大きい電流が流れる異常時において、端子T7に印加される電圧Vsdに基づきフェール信号FLが出力されるのに要する時間以上に設定されている。ステップS16において否定判断される場合、ステップS12に移行する。一方、ステップS16において肯定判断される場合、ステップS18に移行し、クランプ用スイッチング素子42をオフ操作する。これは、閾値時間Tthにわたってフェール信号FLが出力されない場合には、スイッチング素子S*#に過度に大きい電流が流れる異常時ではないと判断できることに鑑みたものである。
上記ステップS14において肯定判断される場合、ステップS20において、フェール信号FLが論理「L」に反転したことを確認した後、クランプ用スイッチング素子42をオフ操作する。すなわち、フェール信号FLが出力される(論理「H」に反転する)場合、ソフト遮断用スイッチング素子46がオン操作される。このため、フェール信号FLが論理「L」に反転することでソフト遮断用スイッチング素子46の動作を確認した後、クランプ用スイッチング素子42をオフ操作する。なお、フェール信号FLが出力されることで、制御装置18に異常が通知され、また、インバータINVやコンバータCNVがシャットダウンされる。
図4に、本実施形態にかかるスイッチング素子S*#のスイッチング状態の切り替え処理を示す。ここで、図4(a1)は、定電流用スイッチング素子26の操作状態の推移を示し、図4(b1)は、放電用スイッチング素子32の操作状態の推移を示し、図4(c1)は、スイッチング素子S*#のゲートおよびエミッタ間電圧(ゲート電圧Vge)の推移を示し、図4(d1)は、クランプ用スイッチング素子42の操作状態の推移を示す。また、図4(e1)は、抵抗体50の電圧降下量(電圧Vsd)の推移を示し、図4(f1)は、ソフト遮断用スイッチング素子46の操作状態の推移を示す。
図4(a1)〜図4(f1)に示されるように、定電流用スイッチング素子26のオン操作に伴ってゲート電圧Vgeが規定電圧V1まで上昇することで、クランプ用スイッチング素子42がオン操作される。これにより、ゲート電圧Vgeは、ツェナーダイオード40のブレークダウン電圧程度のクランプ電圧Vcに制限される。そしてその後、閾値時間Tthが経過することで、クランプ用スイッチング素子42がオフ操作される。
これに対し、図4(a2)〜図4(f2)に、スイッチング素子S*#に過度に大きい電流が流れうる異常時の場合を示す。なお、図4(a2)〜図4(f2)のそれぞれは、図4(a1)〜図4(f1)のそれぞれに対応している。
この場合、スイッチング素子S*#のゲート電圧Vgeは、閾値電圧Vthを越えた後、ミラー期間を経由することなく一気にクランプ電圧Vcまで上昇する。ただし、クランプ用スイッチング素子42がオン操作されているために、ゲート電圧Vgeがクランプ電圧Vcを超えることはない。そして、電圧Vsdが基準電圧Vrefを超えることに基づきソフト遮断用スイッチング素子46がオン操作されることで、スイッチング素子S*#がオフ操作される。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)スイッチング素子S*#をオン状態に切り替えるに際し、ゲート電圧をツェナーダイオード40のブレークダウン電圧程度に制限した。これにより、スイッチング素子S*#のオン状態への切り替えに伴ってこれに過度に大きい電流が流れる事態を回避することができる。
(2)クランプ用スイッチング素子42をオン操作する処理の開始タイミングを、操作信号g*#のオン操作指令への切り替え後、ゲート電圧が規定電圧V1以上となるタイミングとした。これにより、オン操作指令への切り替えタイミングとする場合と比較すると、開始タイミングとするための条件の数を増やすことができるため、開始タイミングのノイズに対する耐性を高めることができる。このため、たとえば開始タイミングがノイズによって誤って早期に設定されることで閾値時間Tthの経過時が早まり、クランプ用スイッチング素子42が早期にオフ操作される事態を好適に回避できる。
(3)スイッチング素子S*#のオン状態への切り替えに伴ってこれに流れる電流が過電流閾値Ith以上となる場合、クランプ用スイッチング素子42のオフ操作を禁止した。これにより、スイッチング素子S*#を流れる電流がさらに大きくなる事態を確実に回避することができる。
(4)スイッチング素子S*#のオン状態への切り替えに伴ってこれに流れる電流が過電流閾値Ith以上となる場合、スイッチング素子S*#を強制的にオフ操作した。これにより、スイッチング素子S*#を過度に大きい電流が流れる事態を好適に解消することができる。
<第2の実施形態>
以下、第2の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
図5に、本実施形態にかかるスイッチング素子S*#のオン操作処理の手順を示す。この処理は、駆動制御部34によって、たとえば所定周期で繰り返し実行される。
この一連の処理では、ステップS10aにおいて、クランプ用スイッチング素子42をオン操作する期間の開始タイミングであるか否かを判断すべく、駆動対象とするスイッチング素子S*#の操作信号g*#がオフ操作指令からオン操作指令に切り替わった後、定電流制御が開始されたか否かを判断する。ここで定電流制御が開始されたか否かは、たとえば、定電流用スイッチング素子26のゲートに印加される電圧の変化や、定電流用抵抗体24の両端の電圧の変化、さらには、スイッチング素子26のドレインDの電位の変化等に基づき判断すればよい。
こうした設定によれば、スイッチング素子S*#のオン状態への切り替え処理が実際に実行されることに基づきクランプ用スイッチング素子42をオン操作する処理の開始タイミングを定めることができる。
<第3の実施形態>
以下、第3の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
図6に、本実施形態にかかるスイッチング素子S*#のオン操作処理の手順を示す。この処理は、駆動制御部34によって、たとえば所定周期で繰り返し実行される。
この一連の処理では、ステップS10bにおいて、クランプ用スイッチング素子42をオン操作する期間の開始タイミングであるか否かを判断すべく、駆動対象とするスイッチング素子S*#の操作信号g*#がオフ操作指令からオン操作指令に切り替わったことと、ゲート電圧Vgeが所定電圧V2(<Vth)以下であることとの論理積が真であるか否かを判断する。ここで、ゲート電圧Vgeが所定電圧V2(<Vth)以下である旨の条件は、操作信号g*#にノイズが重畳することでオン操作指令となりえないタイミングにおいてオン操作指令が生じたと誤認識することを回避するためのものである。
<その他の実施形態>
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
「クランプ用スイッチング素子をオンとする所定期間の始点について」
上記実施形態において例示したものに限らず、たとえば定電流制御の開始を検出することと、ゲート電圧Vgeが規定電圧V2以下であることとの論理積が真となることを所定期間の始点としてもよい。
もっとも、複数の条件の論理積条件が真となるタイミングを所定期間の開始時とするものに限らず、たとえばオン操作指令への切り替えタイミングを所定期間の開始時としてもよい。
「禁止手段について」
たとえば、スイッチング素子S*#のオン状態への切り替え時点から、これに伴ってスイッチング素子S*#に過電流が流れる状況下、フェール信号FLが出力されるまでに要する時間の方が閾値時間Tthよりも短いなら、禁止手段を備えなくても、スイッチング素子S*#に過電流が流れることを好適に回避することができる。
「フェールセーフ手段について」
たとえばフェール信号FLによってインバータINVやコンバータCNVをシャットダウンする機能を有しない場合、退避走行が継続される間、ソフト遮断用スイッチング素子46をオン状態に固定してもよい。もっとも、この場合、ソフト遮断用スイッチング素子46を常時オン状態とすることに代えて、スイッチング素子S*#のゲートおよびエミッタ間を放電用スイッチング素子32およびゲート抵抗体30によって構成される放電経路の抵抗値よりも小さい抵抗値によって常時接続する(ゲートおよびエミッタ間を短絡させる)ことがより望ましい。これは、ドライブIC20の外部に、スイッチング素子S*#のゲートおよびエミッタ間を接続するスイッチング素子を設けることで実現することができる。
「制限手段について」
ツェナーダイオード40およびクランプ用スイッチング素子42を備えるクランプ回路に限らず、たとえばツェナーダイオードに代えて、ダイオードを複数直列接続したものを用いて、クランプ電圧Vcを生成してもよい。
また、たとえば図7に示されるように、NチャネルMOS電界効果トランジスタ(クランプ用スイッチング素子60)のゲート電圧を操作することで、スイッチング素子S*#のゲート電圧Vgeをクランプ用電圧Vcに制御するものであってもよい。図では、クランプ用スイッチング素子60のゲートに、オペアンプ62の出力電圧が印加されるようにして且つ、オペアンプ62の反転入力端子にクランプ用電圧Vcを印加し、非反転入力端子に端子T9を介してスイッチング素子S*#のゲート電圧Vgeを印加する例を示した。ここで、オペアンプ62に対する給電は、電源用スイッチング素子66によってオン・オフされる。
図8に、先の図7の駆動制御部34の処理の手順を示す。なお、図8において、先の図3に示した処理に対応するものについては、便宜上同一のステップ番号を付している。
この一連の処理では、ステップS10において肯定判断される場合、ステップS12aにおいて、電源用スイッチング素子66をオン操作し、カウンタTの計時動作を開始する。続くステップS14aにおいては、電圧Vsdが基準電圧Vref以上となる時間が遮断用閾値時間TthF継続したか否かを判断する。この処理は、ソフト遮断用スイッチング素子46のオン操作がなされるか否かを判断するためのものである。そして、ステップS14aにおいて肯定判断される場合、ステップS22においてソフト遮断用スイッチング素子46をオン操作し、ステップS20aにおいて、フェール信号FLが論理Hから論理Lに反転した後、電源用スイッチング素子66をオフする。また、ステップS16において肯定判断される場合、ステップS18aにおいて、電源用スイッチング素子66をオフする。
「制限手段による制限が継続される所定期間について」
上記第1の実施形態では、閾値時間Tthを、スイッチング素子S*#のオン状態への切り替えに伴ってスイッチング素子S*#に過度に大きい電流が流れる異常時において、端子T7に印加される電圧Vsdに基づきフェール信号FLが出力されるのに要する時間以上に設定したが、これに限らない。ただし、ソフト遮断用スイッチング素子46をオン操作する条件となる過電流の継続時間よりも、閾値時間Tthを長くすることが望ましい。図9に、先の図7および図8の実施例の場合について、これを例示する。ここでは、遮断用閾値時間TthFよりも閾値時間Tthの方が長いことを示している。なお、クランプ電圧Vcは、これによってスイッチング素子S*#に流すことのできる最大電流Imaxとそのときのコレクタおよびエミッタ電圧Vceと遮断用閾値時間TthFとの積が許容最大発熱量Qth以下となるように設定する。
「ゲート電圧Vgeのモニタ手法について」
図7において、図2に示したように、定電流用スイッチング素子26およびスイッチング素子S*#間(端子T3)の電位に基づき、ゲート電圧Vgeをモニタしてもよい。ただし、図7に示したように、ゲート電圧Vgeをモニタするための端子T10を別途設けることには、ドライブIC20の汎用性を高めるメリットがある。すなわち、単一のドライブユニットDUによって駆動するスイッチング素子S*#の数を増やす場合等にあっては、ドライブIC20に内蔵した定電流用スイッチング素子26では定格電流や耐熱性能等が不足する事態が生じうる。これに対し、図10に示すように、外付けの定電流用スイッチング素子27を備え、内蔵の定電流用スイッチング素子26を、定電流用スイッチング素子27を駆動するためのものとすることで、ドライブIC20の汎用性を高めることが可能となる。ただし、この場合、端子T3はスイッチング素子S*#のエミッタに短絡されるため、この端子T3をゲート電圧Vgeのモニタ用に用いることはできない。このため、ドライブIC20の汎用性を高めるうえでは、端子T10を備えることが望ましい。
「駆動対象スイッチング素子について」
駆動対象スイッチング素子としては、IGBTに限らず、たとえばパワーMOS電界効果トランジスタ等であってもよい。この際、Nチャネルにも限らず、Pチャネルであってもよい。ただしこの場合、電流の流通経路の一対の端部のうちのいずれか一方の電位(ソース電位)に対して開閉制御端子の電位(ゲート電位)を低下させることでオン状態となるため、ゲートに「負」の電荷を充電することで駆動対象スイッチング素子がオン状態となる。
「電力変換回路について」
駆動対象スイッチング素子によって構成される電力変換回路としては、回転機の端子を直流電源の正極および負極のそれぞれに選択的に接続する高電位側のスイッチング素子および低電位側のスイッチング素子を備える直流交流変換回路(インバータINV)や、高電位側のスイッチング素子および低電位側のスイッチング素子を備えるコンバータCNVに限らない。たとえば、高電圧バッテリ12の電圧を降圧して低電圧バッテリ16に印加する降圧コンバータであってもよい。この場合であっても、高電位側のスイッチング素子および低電位側のスイッチング素子の直列接続体を備えることで、スイッチング素子S*#のオン状態への切り替えに際して急激に過度に大きい電流が流れる事態が生じやすいため、過電流保護機能の利用価値が特に大きくなる。
「そのほか」
・先の図2において、クランプ電圧を高精度に制御する上では、ツェナーダイオード40のカソードを、ゲート抵抗体30を介すことなくスイッチング素子S*#のゲートに短絡接続することが望ましい。
・モータジェネレータ10としては、車載主機に限らず、たとえばシリーズハイブリッド車に搭載される発電機であってもよい。
40…ツェナーダイオード、42…クランプ用スイッチング素子、S*#…スイッチング素子。

Claims (13)

  1. 電圧制御形のスイッチング素子を駆動対象スイッチング素子(S*#:*=u,v,w,c,#=p,n)とし、該駆動対象スイッチング素子の開閉制御端子に接続された直流電圧源(22)を電力供給源として、該開閉制御端子に該駆動対象スイッチング素子をオン状態とするための電荷を定電流制御によって充電する定電流制御手段(24,26,34)を備えるスイッチング素子の駆動回路において、
    前記駆動対象スイッチング素子をオン状態に切り替えるべく前記定電流制御手段により前記開閉制御端子に前記電荷を充電する充電処理期間のうち前記定電流制御の開始以降であって前記開閉制御端子の電圧が前記直流電圧源の端子電圧に収束する前の所定期間(Tth)にわたって、前記駆動対象スイッチング素子の開閉制御端子と該駆動対象スイッチング素子のエミッタ又はソースとの間の電圧を前記直流電圧源の端子電圧よりも低い基準電圧に制限する制限手段(40,42,34,60,62,64,66)と、
    前記駆動対象スイッチング素子を流れる電流を検出する電流検出手段(48,50)と、
    前記電流検出手段によって検出された電流が閾値電流以上である場合、前記所定期間の経過後であっても前記制限の解除を禁止する禁止手段と、
    を備えることを特徴とするスイッチング素子の駆動回路。
  2. 前記制限手段による制限は、前記駆動対象スイッチング素子のオン状態への切り替え指令の入力タイミング以降であって且つ該オン状態への切り替え指令に伴って変化する物理量の少なくとも2つが前記切り替え指令に伴って変化したとの条件に基づき、開始されることを特徴とする請求項1記載のスイッチング素子の駆動回路。
  3. 前記物理量には、前記駆動対象スイッチング素子の開閉制御端子と前記エミッタ又は前記ソースとの間の電圧の検出値が含まれ、
    前記条件は、前記駆動対象スイッチング素子の開閉制御端子と前記エミッタ又は前記ソースとの間の電圧の検出値がゼロよりも大きい規定値以上となる旨の条件を含むことを特徴とする請求項2記載のスイッチング素子の駆動回路。
  4. 前記定電流制御手段は、前記開閉制御端子および前記直流電圧源間に接続される定電流用抵抗体(24)および定電流用スイッチング素子(26)の直列接続体と、前記定電流用抵抗体の電圧降下量を目標値に制御すべく前記定電流用スイッチング素子の開閉制御端子を操作する操作手段(34)とを備え、
    前記物理量には、前記定電流用スイッチング素子の開閉制御端子の電圧、前記定電流用抵抗体の両端の電圧降下量、定電流用スイッチング素子の入力端子および出力端子のいずれか一方の電位の少なくとも1つが含まれることを特徴とする請求項2記載のスイッチング素子の駆動回路。
  5. 前記物理量には、前記駆動対象スイッチング素子の開閉制御端子と前記エミッタ又は前記ソースとの間の電圧の検出値が含まれ、
    前記条件は、前記駆動対象スイッチング素子の開閉制御端子と前記エミッタ又は前記ソースとの間の電圧の検出値が規定値以下である旨の条件を含むことを特徴とする請求項2記載のスイッチング素子の駆動回路。
  6. 前記物理量には、前記駆動対象スイッチング素子の操作信号が含まれ、
    前記条件は、前記操作信号がオン状態への指令となった旨の条件を含むことを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載のスイッチング素子の駆動回路。
  7. 前記制限手段による制限は、前記駆動対象スイッチング素子の開閉制御端子と前記エミッタ又は前記ソースとの間の電圧の検出値がゼロよりも大きい規定値以上となることに基づき開始されることを特徴とする請求項1記載のスイッチング素子の駆動回路。
  8. 前記電流検出手段によって検出された電流が前記閾値電流以上である場合、前記駆動対象スイッチング素子を強制的にオフ操作するフェールセーフ手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のスイッチング素子の駆動回路。
  9. 前記フェールセーフ手段は、前記検出された電流が前記閾値電流以上である状態が規定時間(TthF)継続することで前記駆動対象スイッチング素子を強制的にオフ操作するものであり、
    前記所定期間を前記規定時間よりも長い時間に設定することを特徴とする請求項記載のスイッチング素子の駆動回路。
  10. 前記基準電圧は、前記駆動対象スイッチング素子の正常駆動時において前記駆動対象スイッチング素子に流れる最大電流を飽和電流とする前記エミッタ又は前記ソースと前記開閉制御端子との間の電圧よりも大きいことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のスイッチング素子の駆動回路。
  11. 前記電流検出手段によって検出された電流が前記閾値電流以上である状態が規定時間継続する場合、前記駆動対象スイッチング素子を強制的にオフ操作するフェールセーフ手段をさらに備え、
    前記基準電圧は、前記エミッタ又は前記ソースと前記開閉制御端子との間の電圧が前記基準電圧とされる際に前記駆動対象スイッチング素子に流すことのできる最大電流を前記規定時間に渡って流すことで生じる発熱量が許容最大発熱量以下となるように設定されていることを特徴とする請求項10記載のスイッチング素子の駆動回路。
  12. 前記制限手段は、前記駆動対象スイッチング素子の開閉制御端子と前記エミッタ又は前記ソースとの間に設けられたクランプ用スイッチング素子(60)と、前記エミッタ又は前記ソースと前記開閉制御端子との間の電圧を前記基準電圧とすべく前記クランプ用スイッチング素子の開閉制御端子の印加電圧を操作する操作手段(62)とを備えることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載のスイッチング素子の駆動回路。
  13. 前記制限手段は、前記駆動対象スイッチング素子の開閉制御端子と前記エミッタ又は前記ソースとの間に設けられたツェナーダイオード(40)およびクランプ用スイッチング素子(42)の直列接続体を備えることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載のスイッチング素子の駆動回路。
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