JP2002290051A - 部品内蔵モジュールとその製造方法 - Google Patents

部品内蔵モジュールとその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信頼性が高く高密度実装に適した部品内蔵モ
ジュールを提供する。 【解決手段】 電気絶縁層101と、電気絶縁層101を介し
て積層された複数層の第一配線パターン102a,102bと、
異なる層にある第一配線パターン間を電気接続する少な
くとも一つの第一インナービア104と、電気絶縁層101の
内部に埋設され、複数層の第一配線パターンのうちのい
ずれかに実装された少なくとも1つの電子部品103とを
有し、第一インナービア104の少なくとも一つは、第一
配線パターン102a,102bの積層方向において、電子部品1
03が占める範囲と重複する範囲を占め、かつ、該方向に
おけるその高さは電子部品103の高さより低い。第1イ
ンナービア104の高さが低いので、ビア径を小さくでき
る。従って、高信頼性で高密度実装可能な部品内蔵モジ
ュールを提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体及び/また
は回路部品等の電子部品が電気絶縁層の内部に配置され
た部品内蔵モジュール及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の電子機器の高性能化・小型化の流
れの中、回路部品の高密度、高機能化が一層求められて
いる。回路部品を搭載したモジュールにおいても、高密
度、高機能化への対応が要求されている。回路部品を高
密度に実装するために、配線パターンも複雑になり、現
在、配線板が多層化する傾向にある。
【0003】従来のガラス−エポキシ基板では、ドリル
による貫通スルーホール構造を用いて多層化している。
この構造は、信頼性は高いが、貫通孔で異なる層にある
配線パターン間を接続するため、配線パターンが制限さ
れてしまう。また、配線板表面の貫通孔がある部分に
は、半導体または回路部品を実装することができず、高
密度実装には適していない。
【0004】このため、最も回路の高密度化が図れる方
法として、インナービアによる電気接続を用いた多層配
線板も使用されている。インナービア接続により、LS
I(larg scale integrated circuit)間や部品間の配線
パターンを最短距離で接続でき、必要な配線パターン層
間のみの接続が可能となり、回路部品の実装性も向上す
る。また、回路部品を配線板に内蔵することにより、さ
らに部品の実装効率をあげることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、回路部
品を内蔵し、かつ、インナービアで接続するためには、
信頼性の面で問題があった。インナービア接続の信頼性
には、インナービアの直径に対する高さの比(アスペク
ト比=高さ/直径)が大きく影響する。回路部品を配線
板に内蔵すると、回路部品の高さ以上の電気絶縁層が必
要となり、必然的にインナービアも高くなる。従って、
接続信頼性を向上させるためには、インナービアの直径
を大きくする必要があった。ところが、直径を大きくす
ると実装密度が低下する。
【0006】本発明は、信頼性が高く高密度実装可能な
部品内蔵モジュールとその製造方法を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために以下のように構成される。
【0008】本発明の第1の部品内蔵モジュールは、電
気絶縁層と、前記電気絶縁層を介して積層された複数層
の第一配線パターンと、異なる層にある前記第一配線パ
ターン間を電気接続する少なくとも一つの第一インナー
ビアと、前記電気絶縁層の内部に埋設され、前記複数層
の第一配線パターンのうちのいずれかに実装された少な
くとも1つの電子部品とを有し、前記第一インナービア
の少なくとも一つは、前記第一配線パターンの積層方向
において、前記電子部品が占める範囲と重複する範囲を
占め、かつ、前記方向におけるその高さは前記電子部品
の高さより低いことを特徴とする。
【0009】ここで、本発明において「電子部品の高
さ」とは、電子部品が実装された配線パターンの上面か
ら、該電子部品の上面までの距離をいう。より好ましく
は、該電子部品の厚さをいう。また、「重複する」と
は、対象とする2つの範囲が少なくとも一部で相互に重
なっていることを意味し、両範囲が完全に一致している
必要はない。
【0010】これにより、電子部品を内蔵するにもかか
わらず、第一配線パターンの積層方向と直交する方向に
電子部品と略対向する第1インナービアの高さを低減す
ることができる。その結果、ビア径を小さくしても、ア
スペクト比が増えることによる信頼性の低下を防止でき
る。従って、高信頼性で高密度実装可能な部品内蔵モジ
ュールを提供できる。
【0011】上記第1の部品内蔵モジュールにおいて、
少なくとも2層の第二配線パターンと、異なる層にある
前記第二配線パターン間を電気接続するスルーホール及
び/または第二インナービアとを備える配線板を更に有
し、前記配線板は前記電気絶縁層の内部に埋設されてお
り、前記複数層の第一配線パターンのうちのいずれか
と、前記第二配線パターンとがインナービアで電気接続
されていることが好ましい。
【0012】これにより、配線板の高信頼性を利用し
て、高密度実装可能な部品内蔵モジュールを提供でき
る。また、一般に用いられている配線板を使用でき低コ
スト化につながる。
【0013】次に、本発明の第2の部品内蔵モジュール
は、電気絶縁層と、前記電気絶縁層を介して積層された
複数層の第一配線パターンと、異なる層にある前記第一
配線パターン間を電気接続する少なくとも一つの第一イ
ンナービアと、少なくとも2層の第二配線パターンと、
異なる層にある前記第二配線パターン間を電気接続する
スルーホール及び/または第二インナービアとを備える
配線板と、前記電気絶縁層の内部に埋設され、前記第二
配線パターンのうちのいずれかに実装された少なくとも
1つの電子部品とを有し、前記第一インナービアの少な
くとも一つは、前記第一配線パターンの積層方向におい
て、前記電子部品が占める範囲と重複する範囲を占め、
かつ、前記方向におけるその高さは前記電子部品の高さ
より低いことを特徴とする。
【0014】これにより、配線板上に電子部品を実装し
た既存の実装体を用い、該電子部品の実装面上に電気絶
縁層を積層した部品内蔵モジュールにおいて、第一配線
パターンの積層方向と直交する方向に電子部品と略対向
する第1インナービアの高さを低減することができる。
その結果、ビア径を小さくしても、アスペクト比が増え
ることによる信頼性の低下を防止できる。従って、高信
頼性で高密度実装可能な部品内蔵モジュールを提供でき
る。
【0015】上記の第1及び第2の部品内蔵モジュール
において、更に、前記複数層の第一配線パターンのうち
のいずれかに実装され、かつ、前記電気絶縁層内に埋設
されていない少なくとも1つの電子部品を備えることが
好ましい。これにより、高信頼性で更に高密度実装可能
な部品内蔵モジュールを提供できる。
【0016】また、上記の第1及び第2の部品内蔵モジ
ュールにおいて、前記電気絶縁層がフィラーと絶縁性樹
脂とを含む混合物からなることが好ましい。これによ
り、フィラー種を選択することにより、電気絶縁層の熱
伝導度、線膨張係数、誘電率等の調整が可能となる。
【0017】この場合において、前記フィラーが、アル
ミナ、マグネシア、窒化ホウ素、窒化アルミ、窒化珪
素、テトラフルオロエチレン、及び、シリカから選ばれ
た少なくとも一つを含むことが好ましい。これにより、
放熱性に優れた電気絶縁層が得られる。また、フィラー
としてアルミナを用いた場合は、低コスト化がはかれ
る。フィラーとしてマグネシアを用いた場合は、電気絶
縁層の線膨張係数を大きくすることができる。また、フ
ィラーとして窒化ホウ素、窒化アルミ、窒化珪素を用い
た場合は、線膨張係数を低くすることができる。また、
フィラーとしてテトラフルオロエチレン、シリカを用い
た場合は、電気絶縁層の誘電率を小さくすることができ
る。
【0018】また、前記絶縁性樹脂が、エポキシ樹脂、
フェノール樹脂、フッ素樹脂、シアネート樹脂、PTF
E(polytetrafluoroethylene)樹脂、PPO(poly(pheny
lenoxide))樹脂および、PPE(polyphenylether)樹脂
から選ばれた少なくとも一つの絶縁性樹脂を含むことが
好ましい。これにより、絶縁性樹脂材料を選択すること
により、耐熱性や電気絶縁性、高周波特性を向上させる
ことができる。
【0019】また、上記の第1及び第2の部品内蔵モジ
ュールにおいて、前記第一配線パターンが、金属箔、リ
ードフレーム、導電性樹脂組成物の少なくとも一つで形
成されていることが好ましい。これにより、低い電気抵
抗で、微細な配線パターンを形成できる。
【0020】また、上記の第1及び第2の部品内蔵モジ
ュールにおいて、前記電子部品が半導体ベアチップであ
ることが好ましい。これにより、高密度に半導体素子を
実装することができ、半導体の厚みも薄くなり電気絶縁
層の厚みも薄くできる。
【0021】この場合において、前記半導体ベアチップ
がフリップチップボンディングにより実装されているこ
とが好ましい。これにより、高密度に半導体素子を実装
することができる。
【0022】また、上記の第1及び第2の部品内蔵モジ
ュールにおいて、前記第一インナービアが、導電性粉末
と熱硬化性樹脂とを含むビアペーストからなることが好
ましい。これにより、電気絶縁層と第一インナービアと
を同時に硬化でき工程数が削減できる。
【0023】また、前記配線板がセラミック基板、ガラ
スエポキシ基板、又はインナービア接続を有する多層基
板で形成されていることが好ましい。これにより、一般
に使われている配線板を用いて部品内蔵モジュールを作
成でき、低コスト化につながる。
【0024】また、上記の第1及び第2の部品内蔵モジ
ュールにおいて、前記電子部品と接する前記電気絶縁層
と、前記第一インナービアと接する前記電気絶縁層と
が、一体に形成されていることが好ましい。ここで、
「一体に形成されている」とは、前記2つの電気絶縁層
が共通する組成を有し、継ぎ目なく連続していることを
意味する。両電気絶縁層の間に境目がなく連続するの
で、信頼性が向上する。
【0025】また、上記の第1及び第2の部品内蔵モジ
ュールにおいて、前記第一配線パターンの積層方向にお
いて、複数の前記電子部品が互いに対向して配置されて
いることが好ましい。これにより、電子部品を高密度に
実装できる。
【0026】また、上記の第1及び第2の部品内蔵モジ
ュールにおいて、前記第一配線パターンは、前記第一イ
ンナービアと電気接続されたランド形状部を含むことが
好ましい。これにより、電子部品を内蔵できる領域が大
きくなり、高密度に実装できる。
【0027】次に、本発明の部品内蔵モジュールの第1
の製造方法は、電気絶縁層に第一インナービアを形成す
る工程と、第一配線パターン上に電子部品を実装する工
程と、前記第一配線パターンの前記電子部品が実装され
た側の面上に、前記電気絶縁層と、前記第一配線パター
ンとは別の配線パターンとをこの順に積層して、前記電
気絶縁層を介して対向する前記第一配線パターンと前記
別の配線パターンとを前記第一インナービアで電気接続
する工程とを含み、前記積層方向において、前記積層前
の前記電気絶縁層の厚さは、前記電子部品の高さより小
さいことを特徴とする。
【0028】これにより、容易に本発明の上記第1の部
品内蔵モジュールを製造することができる。
【0029】上記第1の製造方法において、前記別の配
線パターンが前記電気絶縁層とは別の電気絶縁層の一方
の面に形成されており、前記別の配線パターンは、前記
別の電気絶縁層に形成されたインナービアと接続されて
いることが好ましい。これにより、前記別の配線パター
ンの取り扱いが容易になるとともに、少ない工程数で多
層の配線パターンを積層することができる。
【0030】また、上記第1の製造方法において、前記
別の配線パターンがキャリアに担時されており、前記積
層後に前記キャリアを剥離することが好ましい。これに
より、前記別の配線パターンの取り扱いが容易になる。
【0031】また、上記第1の製造方法において、前記
別の配線パターンが、少なくとも2層の第二配線パター
ンと、異なる層にある前記第二配線パターン間を電気接
続するスルーホール及び/または第二インナービアとを
備える配線板の表面に露出した前記第二配線パターンで
あることが好ましい。これにより、電子部品とともに、
一般に用いられている高信頼性を備えた配線板とを内蔵
することができる。
【0032】次に、本発明の部品内蔵モジュールの第2
の製造方法は、電気絶縁層に第一インナービアを形成す
る工程と、少なくとも2層の第二配線パターンと、異な
る層にある前記第二配線パターン間を電気接続するスル
ーホール及び/または第二インナービアとを備える配線
板を作成する工程と、前記配線板の表面に露出した前記
第二配線パターン上に電子部品を実装する工程と、前記
電子部品が実装された前記第二配線パターン上に、前記
電気絶縁層と、第一配線パターンとをこの順に積層し
て、前記電気絶縁層を介して対向する前記第二配線パタ
ーンと前記第一配線パターンとを前記第一インナービア
で電気接続する工程とを含み、前記積層方向において、
前記積層前の前記電気絶縁層の厚さは、前記電子部品の
高さより小さいことを特徴とする。
【0033】これにより、容易に本発明の上記第2の部
品内蔵モジュールを製造することができる。
【0034】上記第2の製造方法において、前記第一配
線パターンが前記電気絶縁層とは別の電気絶縁層の一方
の面に形成されており、前記第一配線パターンは、前記
別の電気絶縁層に形成されたインナービアと接続されて
いることが好ましい。これにより、前記第一配線パター
ンの取り扱いが容易になるとともに、少ない工程数で多
層の配線パターンを積層することができる。
【0035】また、上記第2の製造方法において、前記
第一配線パターンがキャリアに担時されており、前記積
層後に前記キャリアを剥離することが好ましい。これに
より、前記第一配線パターンの取り扱いが容易になる。
【0036】また、上記第1及び第2の製造方法におい
て、積層前の前記電気絶縁層が、前記電子部品を内蔵す
るための空孔を備えることが好ましい。これにより、電
子部品を埋設する際に第一インナービアの位置ずれを低
減することができる。
【0037】上記第1及び第2の製造方法において、前
記電気接続する際に、前記電子部品の少なくとも一部を
前記電気絶縁層中に埋設することが好ましい。これによ
り、容易に本発明の部品内蔵モジュールを製造すること
ができる。
【0038】また、上記第1及び第2の製造方法におい
て、前記電気接続する際に、前記電気絶縁層を硬化する
ことが好ましい。これにより、本発明の部品内蔵モジュ
ールを少ない工程で製造することができる。
【0039】また、上記第1及び第2の製造方法におい
て、前記電気接続する際に、前記電子部品の少なくとも
一部を前記電気絶縁層中に埋設するとともに、前記電気
絶縁層を硬化することが好ましい。これにより、本発明
の部品内蔵モジュールを少ない工程で製造することがで
きる。
【0040】また、上記第1及び第2の製造方法におい
て、前記積層前の前記電気絶縁層が未硬化状態であるこ
とが好ましい。これにより、電子部品と接する電気絶縁
層と、第一インナービアと接する電気絶縁層とが、一体
に形成された、高信頼性の本発明の部品内蔵モジュール
を製造することができる。
【0041】また、上記第1及び第2の製造方法におい
て、前記別の電気絶縁層の他方の面にも配線パターンが
形成されており、前記他方の面の配線パターンが前記別
の電気絶縁層の前記インナービアと接続されていること
が好ましい。これにより、別の電気絶縁層に形成された
インナービアが露出しないので、別の電気絶縁層の取り
扱いが容易になるとともに、該インナービアの接続信頼
性が向上する。
【0042】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1は、実施の
形態1における部品内蔵モジュールの断面図である。図
1において、部品内蔵モジュールは、電気絶縁層101
と、配線パターン(第一配線パターン)102a、10
2bと、電子部品としての半導体103と、ビアペース
トからなるインナービア(第一インナービア)104と
を有している。
【0043】電気絶縁層101は、例えば、絶縁性樹
脂、あるいはフィラーと絶縁性樹脂との混合物等を用い
ることができる。電気絶縁層101として、フィラーと
絶縁性樹脂との混合物を用いた場合、フィラー及び絶縁
性樹脂を適当に選択することによって、電気絶縁層10
1の線膨張係数、熱伝導度、誘電率などを容易に制御す
ることができる。
【0044】例えば、フィラーとしてアルミナ、マグネ
シア、窒化ホウ素、窒化アルミ、窒化珪素、テトラフル
オロエチレン(例えば「テフロン」(du Pont社の登録
商標))、及びシリカなどを用いることができる。アル
ミナ、窒化ホウ素、あるいは窒化アルミを用いることに
より、従来のガラス−エポキシ基板より熱伝導度の高い
基板が製作可能となり、半導体103の発熱を効果的に
放熱させることができる。また、アルミナはコストが安
いという利点もある。シリカを用いた場合、電気絶縁層
の線膨張係数がシリコン半導体の線膨張係数により近く
なるので、温度変化によるクラックの発生等を防止する
ことができるため、半導体を直接実装するフリップチッ
プ時に好ましい。また、誘電率が低い電気絶縁層が得ら
れ、比重も軽いため、携帯電話などの高周波用基板とし
て好ましい。窒化珪素やテトラフルオロエチレンを用い
ても誘電率の低い電気絶縁層を形成できる。また、窒化
ホウ素を用いることにより線膨張係数を低減できる。マ
グネシアを用いることにより、電気絶縁層の線膨張係数
を大きくすることができる。
【0045】絶縁性樹脂としては、熱硬化性樹脂や光硬
化性樹脂を用いることができる。耐熱性の高いエポキシ
樹脂、フェノール樹脂、シアネート樹脂を用いることに
より、電気絶縁層の耐熱性をあげることができる。ま
た、誘電正接の低いフッ素樹脂、PTFE樹脂、PPO
樹脂、PPE樹脂を含む樹脂、もしくはそれらの樹脂を
変性させた樹脂を用いることにより、電気絶縁層の高周
波特性が向上する。さらに分散剤、着色剤、カップリン
グ剤または離型剤を含んでいてもよい。分散剤によっ
て、絶縁性樹脂中のフィラーを均一性よく分散させるこ
とができる。着色剤によって、部品内蔵モジュールの放
熱性をよくすることができる。カップリング剤によっ
て、絶縁性樹脂とフィラーとの接着強度を高くすること
ができるため、電気絶縁層の絶縁性を向上できる。離型
剤によって、金型と混合物との離型性を向上できるた
め、生産性を向上できる。
【0046】配線パターン102a、102bは、電気
伝導性を有する物質からなり、例えば、金属箔や導電性
樹脂組成物、金属板を加工したリードフレームを用いる
ことができる。金属箔やリードフレームを用いることに
より、エッチング等により微細な配線パターンの作成が
容易となる。また、金属箔を用いる場合は、キャリアを
用いた転写等による配線パターンの形成も可能となる。
特に銅箔は値段も安く、電気伝導性も高いため好まし
い。また、キャリア上に配線パターンを形成することに
より、配線パターンが取り扱いやすくなる。導電性樹脂
組成物を用いる場合は、スクリーン印刷等による、配線
パターンの製作が可能となる。また導電性樹脂組成物を
用いる場合、金、銀、銅、ニッケル等の金属粉やカ−ボ
ン粉を用いることにより、低い電気抵抗の配線パターン
が得られる。また、樹脂としてエポキシ樹脂、フェノー
ル樹脂およびシアネート樹脂から選ばれた少なくとも一
つの熱硬化性樹脂を含むことにより、耐熱性の向上が図
れる。リードフレームを用いることにより、電気抵抗の
低い、厚みのある金属を使用できる。また、エッチング
による微細パターン化や打ち抜き加工等の簡易な製造法
が使える。リードフレームは、それぞれの配線パターン
をリードフレームの外周部で接続しておくことにより、
複数のパターンを一体として取り扱うことができる。ま
た、これらの配線パターン102a、102bは表面に
メッキ処理をする事により、耐食性や電気伝導性を向上
させることができる。また、配線パターン102a、1
02bの電気絶縁層101との接触面を粗化すること
で、電気絶縁層101との接着性を向上させることがで
きる。以下の説明では、複数層(図1では3層)の配線
パターンのうち、部品内蔵モジュールの外表面に露出し
た配線パターンには添字「a」を付して「配線パターン
102a」と呼び、部品内蔵モジュール内に埋設された
配線パターンには添字「b」を付して「配線パターン1
02b」又は「内部配線パターン102b」と呼ぶ。後
述する実施の形態2〜4,7〜10も同様である。
【0047】半導体103としては、例えば、トランジ
スタ、IC(integrated circuit)、LSIなどの半導体
素子を用いることができる。半導体素子は、半導体ベア
チップであってもよい。また、半導体素子は封止樹脂を
用いて、半導体素子を、もしくは、半導体素子と配線パ
ターン102a、102bの接続部の少なくとも一部を
封止しても良い。配線パターン102a、102bと半
導体103との接続には、例えばフリップチップボンデ
ィングによる場合は、導電性接着剤、異方性導電フィル
ム(ACF)が用いられる。また、バンプ105を形成
して接続してもよい。また、電気絶縁層101によって
半導体103を外気から遮断することができるため、湿
度による信頼性低下を防止することができる。また、電
気絶縁層101の材料として、フィラーと絶縁性樹脂と
の混合物を用いると、セラミック基板と異なり、高温で
焼成する必要がなく、半導体103を内蔵することが容
易である。
【0048】インナービア104を形成するためのビア
ペーストは、異なる層の配線パターン102aと配線パ
ターン102bとの間を接続する機能を有する導電性粉
末と樹脂の混合物である。例えば、金属粉やカ−ボン粉
等の導電性粉末と、熱硬化性樹脂や光硬化性樹脂との混
合物を用いることができる。金属粉としては、金、銀、
銅またはニッケルなどを用いることができる。金、銀、
銅またはニッケルは導電性が高いため好ましい。銅は導
電性が高くマイグレーションも少ないため特に好まし
い。銅を銀で被覆した金属粉を用いても、導電性の高さ
とマイグレーションの少なさとの、両方の特性を満たす
ことができる。熱硬化性樹脂としては、例えば、エポキ
シ樹脂、フェノール樹脂またはシアネート樹脂を用いる
ことができる。エポキシ樹脂は、耐熱性が高いため特に
好ましい。また、光硬化性の樹脂も用いることができ
る。
【0049】本実施の形態においては、配線パターン1
02a,102bの積層方向(図1の紙面の上下方向)
において、インナービア104の高さは、半導体103
が実装された配線パターン102aの実装面から半導体
103の上面までの距離(好ましくは半導体103の厚
さ)より小さい。特に、該方向において、半導体103
が占める範囲と重複する範囲を占めるインナービア10
4(即ち、図1の紙面の横方向において、半導体103
と対向して配置されたインナービア104)が、半導体
103と上記高さの関係を満足することが好ましい。前
記積層方向において対向する配線パターン102a,1
02a間を一つのインナービアで直接接続するのではな
く、内部配線パターン102bを介在させて複数のイン
ナービア104で接続することにより、上記高さの関係
を満足させることができる。このように、内部配線パタ
ーン102bと配線パターン102aとをインナービア
104で電気的に接続することで、インナービア104
の高さの直径に対する比を低減できる。本実施の形態に
おいては内部配線パターン102bを1層だけ形成して
いるので、上記の比は、内部配線パターン102bがな
い場合の約1/2となっている。その結果、信頼性の高
い接続が可能となり、半導体の内蔵に適した部品内蔵モ
ジュールを提供できる。
【0050】なお、本実施の形態では、部品内蔵モジュ
ールの両表面の配線パターン102aが電気絶縁層に埋
設されていない場合を示したが、少なくとも一方の表面
では配線パターンが露出しておらず、電気絶縁層によっ
て覆われていてもよい。また、本実施の形態において
は、内部配線パターン102bが1層の場合を示した
が、層数は限定されるものではない。内部配線パターン
102bが複数層存在する場合には、異なる層にある内
部配線パターン102b間もインナービア104で接続
される。また、内蔵される電子部品は、本実施の形態の
ような、いわゆる能動部品である半導体103に限られ
ず、他のいわゆる受動部品である回路部品(例えば、L
CR(inductance,resistance,capacitance)等のチップ
部品、SAW(surface acoustic wave)フィルタ、バラ
ン)等であっても良い。
【0051】(実施の形態2)実施の形態2は、図1に
示した部品内蔵モジュールを製造する方法の一例であ
る。部品内蔵モジュールの構成に用いられる材料は、実
施の形態1で説明した材料と同様である。図2A〜図2
Gは、実施の形態2における部品内蔵モジュールの製造
方法を工程順に示す断面図である。
【0052】まず図2Aに示すように、電気絶縁層20
1を作成する。電気絶縁層201の作成方法の一例は以
下のとおりである。部品内蔵モジュールは基板形状をし
ており、電気絶縁層201としては、絶縁性樹脂や、フ
ィラーと絶縁性樹脂との混合物等を用いることができ
る。後者の場合は、最初にフィラーと絶縁性樹脂を混合
し、攪拌することによって、ペースト状の絶縁性樹脂混
合物を作製する。絶縁性樹脂混合物には、粘度を調整す
るために溶剤を添加しても良い。この絶縁性樹脂混合物
をシート形状に成形することによって、電気絶縁層20
1を形成できる。シート形状に成形する方法としては、
例えば、ドクターブレード法等によって、フィルム上に
絶縁性樹脂混合物の層を作成する方法を用いることがで
きる。電気絶縁層201は、硬化温度以下の温度に加熱
して乾燥させることによって、粘着性を低下させること
ができる。この熱処理によって、板状の電気絶縁層の粘
着性が失われるため、フィルムとの剥離が容易になる。
未硬化状態(Bステージ)にすることにより、取り扱い
が容易となる。次に、板状の電気絶縁層にビア(ビアホ
ール)206を形成する。電気絶縁層201に形成する
ビア206は、例えば、レーザー加工やドリル加工、パ
ンチング加工によって作製することができる。レーザー
加工は微細なピッチでビアを形成することができ、削り
くずも発生しないため望ましい。レーザー加工の場合、
炭酸ガスレーザーやYAGレーザー、エキシマレーザー
等を用いることができる。また、ドリル加工、パンチン
グ加工の場合、汎用性のある既存の設備でのビア形成が
容易である。
【0053】次に図2Bに示すように、ビア206にビ
アペースト204を充填する。ビアペースト204の充
填には、印刷や注入による方法を用いることができる。
特に印刷の場合、配線パターンの形成も同時に行うこと
ができる。ビアペースト204を用いることで、複数層
の配線パターン間の接続が可能となる。
【0054】次に図2Cに示すように、キャリア207
上に配線パターン202a、202bを形成する。配線
パターン202a、202bは、エッチング、印刷等の
方法を用いて形成することができる。特にエッチングを
用いる場合は、フォトリソグラフィ工法など微細な配線
パターンの形成法を利用できる。キャリア207として
は、PET(ポリエチレンテレフタレート)やPPS
(ポリフェニレンサルファイト)の様な樹脂フィルムの
他、銅箔、アルミ箔の様な金属箔等を用いることができ
る。キャリア207を用いることにより、配線パターン
202a、202bの取り扱いが容易となる。また、配
線パターン202a、202bをはがしやすくするため
に、配線パターン202a、202bとキャリア207
との間に剥離層を設けたり、キャリア207の表面に離
型処理を施したりしてもよい。形成した配線パターン2
02a、202bと電気絶縁層201とを位置あわせ
し、重ねる。これを加圧することによって、配線パター
ン202a、202bを電気絶縁層201に転写するこ
とができる。
【0055】図2Dに示すように、加圧後、キャリア2
07を剥離することで、電気絶縁層201の表裏面に配
線パターン202a、202bを転写し、残留させる。
この工程は、絶縁性樹脂に熱硬化樹脂を用いた場合、電
気絶縁層201中の熱硬化性樹脂が硬化する温度以下
で、もしくは硬化時間以内に行う。これにより、電気絶
縁層201が未硬化の状態で配線パターン202a、2
02bを形成することが可能となる。配線パターン20
2bを形成することで、ビアペースト204の高さの直
径に対する比を低減することができ、信頼性の向上、ビ
ア径の低サイズ化を獲得することが可能となる。
【0056】上記の工程と並行して、図2Eに示すよう
に、キャリア207上に配線パターン202aを形成し
た部材をもう1つ作成する。そして、配線パターン20
2a上に、半導体203を実装する。実装方法として
は、配線パターン202aにクリーム半田を印刷し、加
熱により半田実装する方法を用いることができる。その
他、クリーム半田に代えて、ACF、導電性接着剤(例
えば、金、銀、銅、銀−パラジウム合金などを熱硬化性
樹脂で混練したもの)を使用した方法でもよい。また、
金ワイヤボンディング法で作製したバンプ205または
半田によるバンプを、半導体203側にあらかじめ形成
し、熱処理によって金または半田を溶解して、半導体2
03を実装することも可能である。さらに、バンプ20
5と導電性接着剤とを併用することも可能である。な
お、半導体203と配線パターン202aとの間に封止
樹脂を注入してもよい。封止樹脂の注入によって、後の
工程で半導体203を電気絶縁層201に埋設する際
に、半導体203と配線パターン202aとの間に隙間
ができることを防止することができる。封止樹脂には通
常のフリップチップボンディングに使用されるアンダー
フィル樹脂を用いることができる。
【0057】その後、図2Fに示すように、配線パター
ン202a、202bを形成した図2Dの電気絶縁層2
01、図2Bと同様の電気絶縁層201、及び半導体2
03を実装した配線パターン202aを備える図2Eの
キャリア207を位置合わせして重ねる。
【0058】これを加圧・加熱することによって、図2
Gに示すように、配線パターン202a、202b、半
導体203を電気絶縁層201に埋設することができ
る。絶縁性樹脂として熱硬化樹脂を用いた場合、加圧
後、加熱することによって、電気絶縁層201中の熱硬
化性樹脂を硬化させ、半導体203が埋設された板状の
電気絶縁層201を形成できる。加熱は、熱硬化性樹脂
が硬化する温度以上の温度で行う。この工程によって、
配線パターン202a、202bと半導体203と電気
絶縁層201とが機械的に強固に接着する。なお、加熱
によって熱硬化性樹脂を硬化させる際に、加熱しながら
100g/mm2〜2kg/mm2の圧力で加圧することによっ
て、部品内蔵モジュールの機械的強度を向上させること
ができる。電気絶縁層201を硬化させた後、キャリア
207を取り去ることによって、配線パターン202b
と半導体203が電気絶縁層201内に内蔵された、実
施形態1で説明した部品内蔵モジュールが作製される。
【0059】上記の図2Fにおいて、2枚の電気絶縁層
201のうち下側の電気絶縁層201の厚さは、半導体
203が実装された配線パターン202aの実装面から
半導体203の上面までの距離(好ましくは半導体20
3の厚さ)より小さい。これにより、ビアペースト20
4のアスペクト比を小さくすることができる。
【0060】なお、本実施の形態においては、配線パタ
ーン202a,202bの形成方法として転写法を例と
して説明したが、配線パターンの形成方法はこれに限定
されるものではない。
【0061】(実施の形態3)実施の形態3は、部品内
蔵モジュールの製造方法の一例である。図3A〜図3G
は、実施の形態3における部品内蔵モジュールの製造工
程を工程順に示す断面図である。同図において、実施の
形態2と同一名称の要素は、実施の形態2と同様の構成
であって、同一の製造法により製造され、特に説明のな
い限り同様の機能を持つ。
【0062】図3Aに示すように、電気絶縁層301に
は、図2Aと同様のビア306に加えて、半導体を内蔵
するための空孔308があらかじめ形成される。空孔3
08を形成しておくことにより、半導体303を電気絶
縁層301に内蔵する際に、ビア306の位置ずれがし
難くなる。
【0063】次に図3Bに示すように、ビア306にビ
アペースト304を充填する。
【0064】図3A、図3Bの工程と平行して、図3C
に示すように、キャリア307上に配線パターン302
aを形成し、配線パターン302a上に、半導体303
を実装する。実装方法としては、半田、ACF、NCF
(non-conductive particle film)による実装の他に、導
電性接着剤305を用いた方法を用いることができる。
導電性接着剤305としては、例えば、金、銀、銅、銀
−パラジウム合金などを熱硬化性樹脂で混練したものも
使用できる。また、あらかじめ配線パターン302a、
半導体303にキレート処理などを施すことにより接着
性を向上させておいても良い。なお、半導体303と配
線パターン302aとの間に封止樹脂を注入してもよ
い。封止樹脂の注入によって、後の工程で半導体303
を電気絶縁層301に埋設する際に、半導体303と配
線パターン302aとの間に隙間ができることを防止す
ることができる。封止樹脂としては、通常のフリップチ
ップボンディングに使用されるアンダーフィル樹脂を用
いることができる。導電性接着剤305は、加熱するこ
とによって硬化させることができるが、この工程では未
硬化状態のままでもよい。
【0065】次に図3Dに示すように、別に作成した、
配線パターン302bを備え、半導体303に対応する
位置を開口させたキャリア307と、図3Bの電気絶縁
層301と、半導体303を実装した配線パターン30
2aを備える図3Cのキャリア307とを位置合わせし
て重ねる。ここで、電気絶縁層301の厚さは、半導体
303が実装された配線パターン302aの実装面から
半導体303の上面までの距離(好ましくは半導体30
3の厚さ)より小さい。
【0066】積層後、加圧し、図3Eに示すように配線
パターン302a、302b、半導体303を電気絶縁
層301に埋設する。このような埋設は、電気絶縁層3
01の厚さが半導体303の高さより薄い場合であって
も、配線パターン302bを備えるキャリア307が開
口と所定の厚さとを有することにより、達成可能であ
る。この工程において、電気絶縁層301を硬化させて
もよい。絶縁性樹脂に熱硬化樹脂を用いた場合、加圧
後、加熱することによって、電気絶縁層301中の熱硬
化性樹脂を硬化させ、半導体303、ビアペースト30
4が埋設された板状の電気絶縁層301が形成できる。
加熱は、熱硬化性樹脂が硬化する温度以上の温度で行
う。この工程によって、配線パターン302a,302
bと半導体303とビアペースト304と電気絶縁層3
01とが機械的に強固に接着する。なお、加熱によって
熱硬化性樹脂を硬化させる際に、加熱しながら100g/
mm2〜2kg/mm2の圧力で加圧することによって、部品内
蔵モジュールの機械的強度を向上させることができる。
この電気絶縁層301を硬化させる工程で、導電性接着
剤305も同時に硬化させることができる。同時硬化を
行うことによって、工程を削減でき、半導体303等に
加えられる熱量も低減でき、半導体303の特性劣化を
防ぐことができる。その後、配線パターン302b側の
キャリア307を剥離して除去する。
【0067】次いで、図3Fに示すように、図3Eの電
気絶縁層301、図2Bと同様の他の電気絶縁層30
1、及び配線パターン302aを備えるキャリア307
を位置あわせして重ねる。
【0068】積層後、図3Eと同様に電気絶縁層301
を硬化させる。その後、表裏のキャリア307を取り去
ることによって、配線パターン302a,302bと半
導体303とビアペースト304とが電気絶縁層301
内に内蔵された部品内蔵モジュールが完成する。
【0069】(実施の形態4)実施形態4は、部品内蔵
モジュールの他の例である。図4は、本実施の形態にお
ける部品内蔵モジュールの断面図である。同図におい
て、実施の形態1と同一名称の要素は、実施の形態1と
同様の構成であって、同一の製造法により製造され、特
に説明のない限り同様の機能を持つ。
【0070】図4において、部品内蔵モジュールは、電
気絶縁層401、配線パターン(第一配線パターン)4
02a、402b、電子部品としての半導体403、ビ
アペーストからなるインナービア(第一インナービア)
404、及び電子部品としての回路部品406を有して
いる。
【0071】本実施の形態においては、回路部品406
が電気絶縁層401に内蔵されている。回路部品406
を内蔵することで、部品内蔵モジュールの機能性を向上
することができる。また、配線長を短くすることがで
き、高周波化にも適している。
【0072】回路部品406としては、例えば、LCR
等のチップ部品、SAWフィルタ、あるいはバラン等の
部品を用いることができる。配線パターン402a、4
02bと回路部品406との接続には、半田407や導
電性接着剤が用いられる。また、電気絶縁層401によ
って回路部品406を外気から遮断することができるた
め、湿度による信頼性低下を防止することができる。ま
た、電気絶縁層401の材料として、フィラーと絶縁性
樹脂との混合物を用いると、セラミック基板と異なり、
高温で焼成する必要がなく、ディスクリートの回路部品
406を内蔵することが可能となる。
【0073】また、電気絶縁層401に内蔵される半導
体403と回路部品406とを配線パターン402a,
402bの積層方向(厚み方向)に対向して配置してい
る。この構造により、内蔵する部品点数を増やすことが
でき、より高密度な実装が可能となる。
【0074】また、外表面に露出した配線パターン40
2a上に、半導体403と回路部品406が実装されて
いる。半導体403はバンプ405を形成して実装され
ている。回路部品406は半田407を用いて実装され
ている。半導体403及び回路部品406の実装には、
導電性接着剤を用いることもできる。ビアペーストから
なるインナービア404で電気接続することにより、外
表面全体に、半導体403や回路部品406を高密度に
実装できる。
【0075】本実施の形態においては、配線パターン4
02a,402bの積層方向(図4の紙面の上下方向)
において、インナービア404の高さは、電気絶縁層4
01中の半導体403や回路部品406が実装された配
線パターン402aの実装面から該半導体403や該回
路部品406の上面までの距離(好ましくは、該半導体
403や該回路部品406の厚さ)より小さい。特に、
該方向において、電気絶縁層401中の半導体403や
回路部品406が占める範囲と重複する範囲を占めるイ
ンナービア404(即ち、図4の紙面の横方向におい
て、該半導体403や該回路部品406と対向して配置
されたインナービア404)が、該半導体403や該回
路部品406と上記の高さの関係を満足することが好ま
しい。前記積層方向において対向する配線パターン40
2a,402a間を一つのインナービアで直接接続する
のではなく、内部配線パターン402bを介在させて複
数のインナービア404で接続することにより、上記の
高さの関係を満足させることができる。このように内部
配線パターン402bと配線パターン402aとの間
を、もしくは異なる層にある内部配線パターン402
b,402b間をインナービア404で電気的に接続す
ることで、インナービア404の高さの直径に対する比
を低減できる。本実施の形態においては内部配線パター
ン402bを2層形成しており、インナービア404の
高さの直径に対する比は、内部配線パターン402bが
ない場合の約1/3となっている。その結果、信頼性の
高い接続が可能で、ビア径を減少させることもでき、半
導体の内蔵に適した部品内蔵モジュールを提供できる。
【0076】なお、本実施の形態においては、一方の表
面に露出した配線パターン402aにのみ半導体及び回
路部品を実装した例を示したが、両面の配線パターン4
02aに実装しても良い。
【0077】(実施の形態5)実施の形態5は、部品内
蔵モジュールの更に他の例である。図5は、本実施の形
態における部品内蔵モジュールの断面図である。同図に
おいて、実施の形態1と同一名称の要素は、実施の形態
1と同様の構成であって、同一の製造法により製造さ
れ、特に説明のない限り同様の機能を持つ。
【0078】図5において、部品内蔵モジュールは、電
気絶縁層501、配線パターン(第一配線パターン)5
02a、電子部品としての半導体503、ビアペースト
からなるインナービア(第一インナービア)504、電
子部品としての回路部品506、及び配線板508を有
している。半導体503はバンプ505により、回路部
品506は半田507によりそれぞれ、配線パターン5
02aと接続されている。
【0079】本実施の形態においては、配線板508を
電気絶縁層501で覆った構成が採用されている。配線
板508としては、ガラスエポキシ基板、セラミック基
板、又はインナービア接続を有する多層基板(例えば、
ビルドアップ基板、「ALIVH」(松下電器産業
(株)の商標)を用いることができる。配線板508
は、少なくとも2層以上の配線パターン(第二配線パタ
ーン)502bと、異なる層の第二配線パターン502
b間を接続するスルーホール509とを有する。スルー
ホール509を形成した配線板508を用いることで、
既存の信頼性のある電気接続を利用することができ、半
導体の内蔵に適した部品内蔵モジュールを提供できる。
また、一般に用いられている配線板を利用できる。電気
絶縁層501を介して、第一配線パターン502aと配
線板508の最表層の第二配線パターン502bとをイ
ンナービア504で接続することにより、配線パターン
502aの表面に半導体及び回路部品を実装すること
(実施の形態4を参照)が可能となり、高密度化に適し
た部品内蔵モジュールを提供できる。
【0080】なお、本実施の形態においては、配線板5
08の両面を電気絶縁層501で覆った例を示したが、
片面のみを覆う構成であってもよい。
【0081】また、本実施の形態においては、スルーホ
ール509を用いた配線板508を内蔵した例を示した
が、インナービア(第二インナービア)を用いた配線板
でも良い。
【0082】(実施の形態6)実施の形態6は、図5に
示した部品内蔵モジュールの製造方法の一例である。図
6A〜図6Eは、実施の形態6における部品内蔵モジュ
ールの製造工程を工程順に示す断面図である。同図にお
いて、実施の形態1〜5と同一名称の要素は、実施の形
態1〜5と同様の構成であって、同一の製造法により製
造され、特に説明のない限り同様の機能を持つ。
【0083】図6A、図6B、図6Cに示す工程は、図
2A、図2B、図2Eとそれぞれ同様の工程である。図
6Aに示すように、電気絶縁層601にビア606を形
成し、図6Bに示すように、ビア606にビアペースト
604を充填する。このときには、電気絶縁層601は
未硬化状態である。これと並行して、図6C示すよう
に、キャリア607上に形成した配線パターン(第一配
線パターン)602aに、バンプ605を用いて半導体
603を実装する。
【0084】更に、これらとは別に、図6Dに示すよう
に、回路部品608をクリーム半田609を用いて実装
した配線パターン(第一配線パターン)602aを備え
るキャリア607、複数層の配線パターン(第二配線パ
ターン)602bとこれらを接続するスルーホール61
1とを有し、半導体603及び回路部品608を内蔵す
るための空孔612を形成した配線板610、及び配線
板610の空孔612を埋めるための未硬化状態の電気
絶縁材料614を準備する。電気絶縁材料614として
は、電気絶縁層601と同じ材料を用いることができ
る。そして、図6Dに示すように、上から順に、回路部
品608を実装した配線パターン602aを備えるキャ
リア607と、図6Bの電気絶縁層601と、電気絶縁
材料614と、配線板610と、図6Bの電気絶縁層6
01と、半導体603を実装した配線パターン602a
を備える図6Cのキャリア607とを、位置あわせして
重ねる。加圧・加熱することにより、それらの部材が一
体硬化される。同時に第一配線パターン602aと第二
配線パターン602bがビアペースト604で電気接続
される。ここで、図6Dに示された2枚の電気絶縁層6
01のうち上側の電気絶縁層601の厚さは、回路部品
608の高さより小さい。また、図6Dの下側の電気絶
縁層601の厚さは、半導体603の高さより小さい。
【0085】その後、表裏のキャリア607を剥離し
て、図6Eに示す部品内蔵モジュールを得る。表面に露
出した配線パターン602a上に半導体及び回路部品を
実装すること(実施の形態4を参照)が可能となり、高
密度化に適した部品内蔵モジュールを提供できる。ま
た、信頼性の高いスルーホール611を利用して部品内
蔵モジュールが形成できる。
【0086】(実施の形態7)実施の形態7は、部品内
蔵モジュールを製造する方法の一例である。図7A〜図
7Gは、実施の形態7における部品内蔵モジュールの製
造方法を工程順に示す断面図である。同図において、実
施の形態1〜6と同一名称の要素は、実施の形態1〜6
と同様の構成であって、同一の製造法により製造され、
特に説明のない限り同様の機能を持つ。
【0087】まず図7Aに示すように、電気絶縁層70
1を作製する。電気絶縁層701の作製方法の一例は以
下のとおりである。部品内蔵モジュールは基板形状をし
ており、電気絶縁層701としては、絶縁性樹脂や、フ
ィラーと絶縁性樹脂との混合物等を用いることができ
る。また、ガラスクロスや不織布の様な補強材が入って
いても良い。電気絶縁層701は1層あたり500μm
以下の厚みを通常用いることができ、本実施の形態にお
いては200μmのシートを用いた。次に、板状の電気
絶縁層701にビア708を形成する。ビア708の直
径は1mm以下が妥当であり、電気絶縁層701の厚み
に応じて選択する必要がある。本実施の形態において
は、直径200μmとした。
【0088】次に図7Bに示すように、ビア708にビ
アペースト704を充填する。
【0089】次に図7Cに示すように、キャリア709
上に配線パターン702bを形成する。図7Bの電気絶
縁層701の両面に、配線パターン702bを形成した
キャリア709を、位置あわせして重ねる。
【0090】図7Dに示すように、加圧後、キャリア7
09を剥離することで、表裏に配線パターン702bを
形成した電気絶縁層701を作製できる。この工程で、
配線パターン702bを電気絶縁層701に転写するこ
とができ、ビアペースト704で表裏の配線パターン7
02b間が電気接続される。ビアペースト704の表裏
に配線パターン702bを対向させて積層することで、
ビアペースト704が露出しない状態で電気絶縁層70
1を取り扱うことができる。配線パターン702bの転
写形成は、電気絶縁層701が完全に硬化しない条件で
行った。完全硬化しない条件とは、絶縁性樹脂の硬化温
度以上で硬化時間以内(本実施の形態においては、18
0℃×5分)もしくは、硬化温度以下を意味する。配線
パターン702bを形成することで、ビアペースト70
4の高さの直径に対する比を低減することができ、信頼
性の向上、ビア径の低サイズ化を獲得することが可能と
なる。
【0091】上記の工程と並行して、図7Eに示すよう
に、キャリア709上に配線パターン702aを形成し
た部材を2つ作製する。そして、各部材の配線パターン
702a上に、半導体703、回路部品706をそれぞ
れ実装する。回路部品706の実装方法としては、配線
パターン702aにクリーム半田707を印刷し、加熱
により半田実装する方法を用いることができる。その
他、導電性接着剤を用いても良い。半導体703の実装
方法としては、ACF、NCF、NCP(non-conductiv
e particle paste)、金−金接合、スタッドバンプを用
いたフリップチップ実装や、R−CSP(Real-Chip-Siz
e-Package)による半田実装を用いることができる。本実
施の形態ではスタッドバンプ705を用いている。な
お、半導体703と配線パターン702aとの間に封止
樹脂710を注入してもよい。封止樹脂710の注入に
よって、後の工程で半導体703を電気絶縁層701に
埋設する際に、半導体703と配線パターン702aと
の間に隙間ができることを防止することができる。封止
樹脂710には通常のフリップチップボンディングに使
用されるアンダーフィル材を用いることができる。封止
樹脂710を用いることで、半導体703の破損防止、
信頼性向上が期待できる。半導体703と回路部品70
6を異なる部材の配線パターン702aに実装すること
で、異なる実装プロセス(例えば、半田実装とフリップ
チップ実装)を用いることが容易となる。また、半導体
703としてR−CSPを用いた場合は、半導体703
と回路部品706とに同一の実装プロセスを用いること
ができ、同じ配線パターン702a上への実装が容易と
なる。
【0092】その後、図7A、図7Bの工程を経て、ビ
アペースト704が充填された電気絶縁層701を同様
に2枚作製する。各電気絶縁層701に、回路部品70
6及び半導体703を内蔵するための空孔712を形成
する。そして、図7Fに示すように、上から順に、回路
部品706を実装した配線パターン702aを備える図
7Eのキャリア709と、空孔712を形成した電気絶
縁層701と、配線パターン702bを両面に形成した
図7Dの電気絶縁層701と、空孔712を形成した電
気絶縁層701と、半導体703を実装した配線パター
ン702aを備える図7Eのキャリア709と、を位置
合わせして重ねる。ここで、図7Fに示された3枚の電
気絶縁層701のうち最も上の電気絶縁層701の厚さ
は、回路部品706の高さより小さい。また、図7Fの
最も下の電気絶縁層701の厚さは、半導体703の高
さより小さい。
【0093】加圧・加熱することによって、半導体70
3、回路部品706を電気絶縁層701に埋設すること
ができ、電気絶縁層701を一体に成形できる。実施の
形態6に示した、配線板610に空孔612を形成して
半導体、回路部品を内蔵する方法と異なり、内蔵する半
導体、回路部品を任意の位置に配置することができる。
加圧後、加熱することによって、電気絶縁層701を硬
化させる。硬化させた後、キャリア709を取り去るこ
とによって、表面に配線パターン702aを有し、内部
配線パターン702bと、半導体703と、回路部品7
06とを内蔵し、配線パターン702bによって、イン
ナービア(ビアペースト)704のアスペクト比を低減
させた部品内蔵モジュールが作製できる。
【0094】その後、表面の配線パターン702a上
に、別の半導体や回路部品を実装することにより、図4
に示した部品内蔵モジュールが得られる。
【0095】(実施の形態8)実施の形態8は、部品内
蔵モジュールの更に他の例である。図8は、本実施の形
態における部品内蔵モジュールの断面図である。同図に
おいて、実施の形態1〜7と同一名称の要素は、実施の
形態1〜7と同様の構成であって、同一の製造法により
製造され、特に説明のない限り同様の機能を持つ。
【0096】図8において、部品内蔵モジュールは、電
気絶縁層801、配線パターン802a、802b、電
子部品としての半導体803、ビアペーストからなるイ
ンナービア804、及び電子部品としての回路部品80
6を有している。半導体803はバンプ805により、
回路部品806は半田807によりそれぞれ、配線パタ
ーン802aと接続されている。また、半導体803と
配線パターン802aとの接合部を封止樹脂808で保
護している。
【0097】本実施の形態においては、半導体803,
回路部品806が電気絶縁層801に内蔵されている。
半導体803及び回路部品806と接している電気絶縁
層と、インナービア804と接している電気絶縁層とが
一体に形成されている。このように一体に形成すること
で、半導体803、回路部品806、及び内部配線パタ
ーン802bを電気絶縁層801内の任意の位置に形成
できる。このとき、内部配線パターン802bをランド
形状部のみとすると、半導体803や回路部品806を
内蔵できる領域が最大となり、より高密度な部品内蔵モ
ジュールを提供できる。ここで、「ランド形状部」と
は、上下のインナービア804のみと接続され、横方向
には相互に絶縁された配線パターンを言う。
【0098】(実施の形態9)実施の形態9は、部品内
蔵モジュールの更に他の例である。図9は、本実施の形
態における部品内蔵モジュールの断面図である。同図に
おいて、実施の形態1〜8と同一名称の要素は、実施の
形態1〜8と同様の構成であって、同一の製造法により
製造され、特に説明のない限り同様の機能を持つ。
【0099】図9において、部品内蔵モジュールは、電
気絶縁層901、配線パターン902a、902b、電
子部品としての半導体903、インナービア904、及
び電子部品としての回路部品906を有している。半導
体903はバンプ905により内部配線パターン902
bと、また、回路部品906は半田907により配線パ
ターン902aと接続されている。
【0100】本実施の形態においては、半導体903を
実装している配線パターンは、電気絶縁層901の内部
に形成された内部配線パターン902bである。回路部
品906も内部配線パターン902bに実装することが
可能である。半導体903及び回路部品906のような
電子部品を内部配線パターン902bにも実装すること
で、最短距離の回路形成が可能となり、モジュールの小
型化につながる。
【0101】本実施の形態のように、内部配線パターン
902bに電子部品を実装するためには、例えば、実施
の形態2に示した製造方法(図2A〜図2G)におい
て、図2Gで得た部品内蔵モジュールの下面に、図2B
に示した電気絶縁層201と、図2Cに示した配線パタ
ーンを形成したキャリア207とを積層すればよい。
【0102】あるいは、表裏に配線パターンが形成さ
れ、両配線パターンをインナービアで接続した電気絶縁
層の一方の配線パターン上に電子部品を実装したもの
を、図2Eに示した実装体の代わりに用いて実施の形態
2と同様の工程を経て、または、図3Cに示した実装体
の代わりに用いて実施の形態3と同様の工程を経て、製
造することができる。
【0103】(実施の形態10)実施の形態10は、部
品内蔵モジュールの更に他の例である。図10は、本実
施の形態における部品内蔵モジュールの断面図である。
同図において、実施の形態1〜9と同一名称の要素は、
実施の形態1〜9と同様の構成であって、同一の製造法
により製造され、特に説明のない限り同様の機能を持
つ。
【0104】図10において、部品内蔵モジュールは、
電気絶縁層1001、配線パターン(第一配線パター
ン)1002a、1002b、電子部品としての半導体
1003、インナービア(第一インナービア)100
4、電子部品としての回路部品1006、及び、配線板
1008を有している。配線板1008は、少なくとも
2層以上の配線パターン(第二配線パターン)1002
cと、異なる層の第二配線パターン1002c間を接続
するスルーホール1009とを有する。半導体1003
はバンプ1005により、また回路部品1006は半田
1007により、それぞれ配線板1008の表層の配線
パターン1002cと接続されている。
【0105】本実施の形態においては、半導体100
3、回路部品1006を実装している配線パターン10
02cは、配線板1008に形成された配線パターン1
002cである。配線板1008の外表面に半導体10
03や回路部品1006などの電子部品を実装した既存
のモジュール構造体を用い、該半導体1003や該回路
部品1006を電気絶縁層1001内に埋設し、該電気
絶縁層1001の表面に形成した配線パターン1002
aに、更に半導体1003や回路部品1006などの電
子部品を実装することができる。これにより、モジュー
ルの高密度実装化が可能となる。
【0106】本実施の形態の部品内蔵モジュールは、配
線板1008の表面の配線パターン1002c上に電子
部品を実装したものを、図2Eに示した実装体の代わり
に用いて実施の形態2と同様の工程を経て、あるいは、
図3Cに示した実装体の代わりに用いて実施の形態3と
同様の工程を経て、製造することができる。
【0107】
【実施例】以下に、本発明の具体的な実施例を説明す
る。
【0108】(実施例1)本発明の部品内蔵モジュール
の信頼性の、インナービアのアスペクト比(ビア径に対
するビア高さの比)に対する依存性について、その検討
結果の一例を説明する。
【0109】本実施例では、表1に示すビア径、ビア高
さ、内部配線層数で部品内蔵モジュールを作製した。
【0110】この実施例では、フィラーにシリカ、絶縁
性樹脂としてエポキシ樹脂を用いたシート状の電気絶縁
層を用いた。電気絶縁層の厚さは、内部配線層数=0の
場合は800μm、内部配線層数=1の場合は400μ
mとし、いずれの場合も合計厚みは800μmとした。
【0111】最初に未硬化状態(Bステージ)の電気絶
縁層にパンチャーを用いて、複数のビアを形成した。ビ
ア径は表1に示すとおりである。ビア形成後、ビアペー
スト(銀粒子、エポキシ−フェノール樹脂、及び硬化剤
の混合組成物)を充填した。
【0112】並行して、キャリア(フィルム)上に形成
した銅箔を露光・現像・エッチングすることにより、配
線パターンを形成した。形成した配線パターンに半導体
ベアチップ(厚み:500μm)を半田バンプを用いて
実装した。
【0113】半導体実装後、配線パターン(半導体実装
済み)/電気絶縁層/配線パターン(半導体の実装な
し)の順に位置あわせして重ね、6MNの圧力で加圧し
ながら170℃の温度で1時間加熱することによって電
気絶縁層を硬化させた。同時にビアペーストも硬化し、
配線パターン間(内部配線層を形成した場合には、配線
パターンと内部配線パターンとの間)が電気的に接続さ
れた。内部配線層を形成した試料では、図2Dに示した
のと同様の、両面に配線パターンを形成した電気絶縁層
を、上記の電気絶縁層と配線パターンとの間に介在させ
て積層した。
【0114】電気絶縁層の硬化後、キャリアを剥離し部
品内蔵モジュールを得た。
【0115】本実施例によって作製した部品内蔵モジュ
ールの信頼性を評価するため、半田リフロー試験を行っ
た。半田リフロー試験は、ベルト式リフロー試験機を用
い、最高温度が260℃で10秒間保持した後に常温ま
で冷却する工程からなるサイクルを10回繰り返すこと
で行った。半田リフロー試験前後で各インナービアの抵
抗値を測定し、試験後の抵抗値が試験前の抵抗値に比べ
て50%以上変化したインナービアを「不良」と判断
し、このような不良のインナービアの割合をビア不良率
とした。その結果を表1に示す。
【0116】
【表1】
【0117】この表1に示すとおり、ビア径に対するビ
ア高さの比が部品内蔵モジュールの信頼性に影響を与え
ており、内部配線層を用いることで、同じビア径であっ
ても高い信頼性が得られることがわかった。
【0118】
【発明の効果】本発明によれば、信頼性が高く、高密度
実装可能な部品内蔵モジュールを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1における部品内蔵モジ
ュールの断面図
【図2】 本発明の実施の形態2における部品内蔵モジ
ュールの製造方法を工程順に示した断面図
【図3】 本発明の実施の形態3における部品内蔵モジ
ュールの製造方法を工程順に示した断面図
【図4】 本発明の実施の形態4における部品内蔵モジ
ュールの断面図
【図5】 本発明の実施の形態5における部品内蔵モジ
ュールの断面図
【図6】 本発明の実施の形態6における部品内蔵モジ
ュールの製造方法を工程順に示した断面図
【図7】 本発明の実施の形態7における部品内蔵モジ
ュールの製造方法を工程順に示した断面図
【図8】 本発明の実施の形態8における部品内蔵モジ
ュールの断面図
【図9】 本発明の実施の形態9における部品内蔵モジ
ュールの断面図
【図10】 本発明の実施の形態10における部品内蔵
モジュールの断面図
【符号の説明】
101、201、301、401、501、601、7
01、801、901、1001 電気絶縁層 102a、102b、202a、202b、302a、
302b、402a、402b、502a、502b、
602a、602b、702a、702b、802a、
802b、902a、902b、1002a、1002
b、1002c配線パターン 103、203、303、403、503、603、7
03、803、903、1003 半導体 104、204、304、404、504、604、7
04、804、904、1004 ビアペースト(イン
ナービア) 105、205、405、505、605、705、8
05、905、1005 バンプ 305 導電性接着剤 206、306、606、708 ビア 207、307、607、709 キャリア 406、506、608、706、806、906、1
006 回路部品 407、507、609、707、807、907、1
007 半田 308、612、712 空孔 508、610、1008 配線板 509、611、1009 スルーホール 710、808 封止樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 23/12 H01L 23/12 N B (72)発明者 小松 慎五 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 中谷 誠一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5E346 AA12 AA15 AA43 CC08 CC09 CC13 CC14 CC32 CC37 CC38 CC39 DD02 DD12 DD32 DD34 DD44 DD45 EE32 EE33 FF18 GG15 GG18 GG19 GG22 GG25 GG28 HH25

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気絶縁層と、 前記電気絶縁層を介して積層された複数層の第一配線パ
    ターンと、 異なる層にある前記第一配線パターン間を電気接続する
    少なくとも一つの第一インナービアと、 前記電気絶縁層の内部に埋設され、前記複数層の第一配
    線パターンのうちのいずれかに実装された少なくとも1
    つの電子部品とを有し、 前記第一インナービアの少なくとも一つは、前記第一配
    線パターンの積層方向において、前記電子部品が占める
    範囲と重複する範囲を占め、かつ、前記方向におけるそ
    の高さは前記電子部品の高さより低いことを特徴とする
    部品内蔵モジュール。
  2. 【請求項2】 少なくとも2層の第二配線パターンと、
    異なる層にある前記第二配線パターン間を電気接続する
    スルーホール及び/または第二インナービアとを備える
    配線板を更に有し、 前記配線板は前記電気絶縁層の内部に埋設されており、 前記複数層の第一配線パターンのうちのいずれかと、前
    記第二配線パターンとがインナービアで電気接続されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の部品内蔵モジュ
    ール。
  3. 【請求項3】 電気絶縁層と、 前記電気絶縁層を介して積層された複数層の第一配線パ
    ターンと、 異なる層にある前記第一配線パターン間を電気接続する
    少なくとも一つの第一インナービアと、 少なくとも2層の第二配線パターンと、異なる層にある
    前記第二配線パターン間を電気接続するスルーホール及
    び/または第二インナービアとを備える配線板と、 前記電気絶縁層の内部に埋設され、前記第二配線パター
    ンのうちのいずれかに実装された少なくとも1つの電子
    部品とを有し、 前記第一インナービアの少なくとも一つは、前記第一配
    線パターンの積層方向において、前記電子部品が占める
    範囲と重複する範囲を占め、かつ、前記方向におけるそ
    の高さは前記電子部品の高さより低いことを特徴とする
    部品内蔵モジュール。
  4. 【請求項4】 更に、前記複数層の第一配線パターンの
    うちのいずれかに実装され、かつ、前記電気絶縁層内に
    埋設されていない少なくとも1つの電子部品を備えるこ
    とを特徴とする請求項1又は3に記載の部品内蔵モジュ
    ール。
  5. 【請求項5】 前記電気絶縁層がフィラーと絶縁性樹脂
    とを含む混合物からなることを特徴とする請求項1又は
    3に記載の部品内蔵モジュール。
  6. 【請求項6】 前記フィラーが、アルミナ、マグネシ
    ア、窒化ホウ素、窒化アルミ、窒化珪素、テトラフルオ
    ロエチレン、及び、シリカから選ばれた少なくとも一つ
    を含むことを特徴とする請求項5に記載の部品内蔵モジ
    ュール。
  7. 【請求項7】 前記絶縁性樹脂が、エポキシ樹脂、フェ
    ノール樹脂、フッ素樹脂、シアネート樹脂、PTFE樹
    脂、PPO樹脂および、PPE樹脂から選ばれた少なく
    とも一つの絶縁性樹脂を含むことを特徴とする請求項5
    に記載の部品内蔵モジュール。
  8. 【請求項8】 前記第一配線パターンが、金属箔、リー
    ドフレーム、導電性樹脂組成物の少なくとも一つで形成
    されていることを特徴とする請求項1又は3に記載の部
    品内蔵モジュール。
  9. 【請求項9】 前記電子部品が半導体ベアチップである
    ことを特徴とする請求項1又は3に記載の部品内蔵モジ
    ュール。
  10. 【請求項10】 前記半導体ベアチップがフリップチッ
    プボンディングにより実装されていることを特徴とする
    請求項9に記載の部品内蔵モジュール。
  11. 【請求項11】 前記第一インナービアが、導電性粉末
    と熱硬化性樹脂とを含むビアペーストからなることを特
    徴とする請求項1又は3に記載の部品内蔵モジュール。
  12. 【請求項12】 前記配線板がセラミック基板、ガラス
    エポキシ基板、又はインナービア接続を有する多層基板
    で形成されていることを特徴とする請求項2又は3に記
    載の部品内蔵モジュール。
  13. 【請求項13】 前記電子部品と接する前記電気絶縁層
    と、前記第一インナービアと接する前記電気絶縁層と
    が、一体に形成されている請求項1又は3に記載の部品
    内蔵モジュール。
  14. 【請求項14】 前記第一配線パターンの積層方向にお
    いて、複数の前記電子部品が互いに対向して配置されて
    いることを特徴とする請求項1又は3に記載の部品内蔵
    モジュール。
  15. 【請求項15】 前記第一配線パターンは、前記第一イ
    ンナービアと電気接続されたランド形状部を含むことを
    特徴とする請求項1又は3に記載の部品内蔵モジュー
    ル。
  16. 【請求項16】 電気絶縁層に第一インナービアを形成
    する工程と、 第一配線パターン上に電子部品を実装する工程と、 前記第一配線パターンの前記電子部品が実装された側の
    面上に、前記電気絶縁層と、前記第一配線パターンとは
    別の配線パターンとをこの順に積層して、前記電気絶縁
    層を介して対向する前記第一配線パターンと前記別の配
    線パターンとを前記第一インナービアで電気接続する工
    程とを含み、 前記積層方向において、前記積層前の前記電気絶縁層の
    厚さは、前記電子部品の高さより小さいことを特徴とす
    る部品内蔵モジュールの製造方法。
  17. 【請求項17】 前記別の配線パターンが前記電気絶縁
    層とは別の電気絶縁層の一方の面に形成されており、前
    記別の配線パターンは、前記別の電気絶縁層に形成され
    たインナービアと接続されていることを特徴とする請求
    項16に記載の部品内蔵モジュールの製造方法。
  18. 【請求項18】 前記別の配線パターンがキャリアに担
    時されており、前記積層後に前記キャリアを剥離するこ
    とを特徴とする請求項16に記載の部品内蔵モジュール
    の製造方法。
  19. 【請求項19】 前記別の配線パターンが、少なくとも
    2層の第二配線パターンと、異なる層にある前記第二配
    線パターン間を電気接続するスルーホール及び/または
    第二インナービアとを備える配線板の表面に露出した前
    記第二配線パターンであることを特徴とする請求項16
    に記載の部品内蔵モジュールの製造方法。
  20. 【請求項20】 電気絶縁層に第一インナービアを形成
    する工程と、 少なくとも2層の第二配線パターンと、異なる層にある
    前記第二配線パターン間を電気接続するスルーホール及
    び/または第二インナービアとを備える配線板を作成す
    る工程と、 前記配線板の表面に露出した前記第二配線パターン上に
    電子部品を実装する工程と、 前記電子部品が実装された前記第二配線パターン上に、
    前記電気絶縁層と、第一配線パターンとをこの順に積層
    して、前記電気絶縁層を介して対向する前記第二配線パ
    ターンと前記第一配線パターンとを前記第一インナービ
    アで電気接続する工程とを含み、 前記積層方向において、前記積層前の前記電気絶縁層の
    厚さは、前記電子部品の高さより小さいことを特徴とす
    る部品内蔵モジュールの製造方法。
  21. 【請求項21】 前記第一配線パターンが前記電気絶縁
    層とは別の電気絶縁層の一方の面に形成されており、前
    記第一配線パターンは、前記別の電気絶縁層に形成され
    たインナービアと接続されていることを特徴とする請求
    項20に記載の部品内蔵モジュールの製造方法。
  22. 【請求項22】 前記第一配線パターンがキャリアに担
    時されており、前記積層後に前記キャリアを剥離するこ
    とを特徴とする請求項20に記載の部品内蔵モジュール
    の製造方法。
  23. 【請求項23】 積層前の前記電気絶縁層が、前記電子
    部品を内蔵するための空孔を備えることを特徴とする請
    求項16又は20に記載の部品内蔵モジュールの製造方
    法。
  24. 【請求項24】 前記電気接続する際に、前記電子部品
    の少なくとも一部を前記電気絶縁層中に埋設することを
    特徴とする請求項16又は20に記載の部品内蔵モジュ
    ールの製造方法。
  25. 【請求項25】 前記電気接続する際に、前記電気絶縁
    層を硬化することを特徴とする請求項16又は20に記
    載の部品内蔵モジュールの製造方法。
  26. 【請求項26】 前記電気接続する際に、前記電子部品
    の少なくとも一部を前記電気絶縁層中に埋設するととも
    に、前記電気絶縁層を硬化することを特徴とする請求項
    16又は20に記載の部品内蔵モジュールの製造方法。
  27. 【請求項27】 前記積層前の前記電気絶縁層が未硬化
    状態であることを特徴とする請求項16又は20に記載
    の部品内蔵モジュールの製造方法。
  28. 【請求項28】 前記別の電気絶縁層の他方の面にも配
    線パターンが形成されており、前記他方の面の配線パタ
    ーンが前記別の電気絶縁層の前記インナービアと接続さ
    れていることを特徴とする請求項17又は21に記載の
    部品内蔵モジュールの製造方法。
JP2001395071A 2001-01-19 2001-12-26 部品内蔵モジュールとその製造方法 Expired - Lifetime JP3553043B2 (ja)

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