JP2018190933A - 配線基板及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】素子が実装された、内部で生じるガスに対する良好な通気性を確保でき、且つ、容易に作製することができる配線基板を提供する。【解決手段】配線基板1は、第1面13から第2面14に貫通する貫通孔20が設けられた基板12と、貫通孔に位置する第1電極22と、絶縁層31及び前記絶縁層を貫通するように設けられた第2電極32を有し、基板から露出する前記第1電極を覆うように基板に設けられ且つ前記第2電極を前記第1電極に電気的に接続させた被覆層30と、前記被覆層上に設けられ、前記第2電極に電気的に接続された配線層40と、前記基板と前記配線層との間で前記絶縁層に埋め込まれるように位置して前記配線層に電気的に接続された素子100と、を備える。前記第2電極は導電性粒子とバインダとを含む導電性部材を有し、前記第1電極と前記配線層とを電気的に接続している。【選択図】図1

Description

本開示の実施形態は、配線基板及びその製造方法に関する。
第1面及び第2面を含む基板と、基板に設けられ第1面から第2面に貫通する複数の孔と、基板の第1面側から第2面側へ至るように孔の内部に設けられた電極部と、を備える貫通電極基板が知られている(特許文献1参照)。このような貫通電極基板は、配線基板を作製する際に利用され得る。なお、以下の説明では、上記電極部のことを貫通電極と呼ぶ。
特開2011−3925号公報
上述のような貫通電極基板から作製される配線基板は、例えば、貫通電極基板上に設けられる絶縁層と、絶縁層上に設けられる配線層と、絶縁層を貫通するように設けられる接続電極と、を備え、接続電極によって配線層と貫通電極とを電気的に接続する多層型の配線基板として作製される場合がある。
このような配線基板における接続電極は、スパッタリングや蒸着で形成した導電層をパターニングすることで形成されてもよい。しかしながら、この場合、接続電極の密度が高くなることで、貫通電極側で生じたガスが外部に抜けづらくなる。その結果、絶縁層と基板との間にガスが流入して絶縁層が膨らみ易くなるため、品質の低下が懸念される。
また、上述のようにスパッタリングや蒸着で形成した導電層をパターニングして接続電極を形成する場合、その工数が比較的多くなるため、生産性の向上にも課題がある。
また、配線基板には素子が実装される場合があるが、素子の実装は、一般に、他の工程とは独立した工程で行われる。このような素子の実装工程の効率化を図ることも当然に望まれる。
本開示の実施形態は、上記の実情に鑑みてなされたものであり、素子が実装された配線基板であって、内部で生じるガスに対する良好な通気性を簡易に確保でき且つ容易に作製することができる配線基板及びその製造方法を提供することを目的とする。
本開示の一実施形態は、第1面及び前記第1面の反対側に位置する第2面を含むとともに、前記第1面から前記第2面に貫通する貫通孔または前記第1面及び前記第2面のうちの一方から他方にへこむ有底孔が設けられた基板と、前記貫通孔または前記有底孔に位置する第1電極と、絶縁層及び前記絶縁層を貫通するように設けられた第2電極を有し、前記基板から露出する前記第1電極を覆うように前記第1面及び前記第2面のうちの両方または一方の面上に設けられ且つ前記第2電極を前記第1電極に電気的に接続させた被覆層と、前記被覆層上に設けられ、前記第2電極に電気的に接続された配線層と、前記基板と前記配線層との間で前記絶縁層内に位置し、前記配線層に電気的に接続された素子と、を備え、前記第2電極は導電性粒子とバインダとを含む導電性部材を有し、前記第1電極と前記配線層とを電気的に接続している、配線基板、である。
本開示の一実施形態に係る配線基板において、前記素子は、前記第2電極が有する導電性部材と同じ材料からなる導電性部材を介して前記配線層に電気的に接続されていてもよい。
また本開示の一実施形態に係る配線基板において、前記第2電極は、前記第1面上または前記第2面上に設けられた導電性接続層を介して前記第1電極に電気的に接続してもよい。
また本開示の一実施形態に係る配線基板は、前記配線層及び前記被覆層を介して前記基板と向き合うように位置する対向基板をさらに備え、前記対向基板は、前記配線層及び前記被覆層を介して前記基板と一体になっていてもよい。
また本開示の一実施形態に係る配線基板において、前記基板及び前記対向基板は、ガラス基板からなる、ものでもよい。
また本開示の一実施形態に係る配線基板において、前記対向基板は、対向側第1面及び前記対向側第1面の反対側に位置する対向側第2面を含むとともに、前記対向側第1面から前記対向側第2面に貫通する対向側貫通孔または前記対向側第1面及び前記対向側第2面のうちの一方から他方にへこむ対向側有底孔が設けられ、前記対向側貫通孔または前記対向側有底孔には、前記配線層に電気的に接続される第3電極が位置していてもよい。
また本開示の一実施形態に係る配線基板において、前記導電性粒子は、金属を含んでいてもよい。
また本開示の一実施形態に係る配線基板において、前記バインダは、エポキシ樹脂を含んでいてもよい。
また本開示の一実施形態に係る配線基板において、前記絶縁層は、非感光性樹脂を含んでいてもよい。
また本開示の一実施形態に係る配線基板において、前記絶縁層は、前記非感光性樹脂を含むプリプレグからなる、ものでもよい。
また本開示の一実施形態に係る配線基板において、前記絶縁層は、ポリイミド樹脂を含んでいてもよい。
また本開示の一実施形態に係る配線基板において、前記基板は、ガラス基板からなる、ものでもよい。
また、本開示の一実施形態は、第1面及び前記第1面の反対側に位置する第2面を含むとともに、前記第1面から前記第2面に貫通する貫通孔または前記第1面及び前記第2面のうちの一方から他方にへこむ有底孔が設けられた基板と、前記貫通孔または前記有底孔に位置する第1電極とを有する電極基板を準備する工程と、絶縁層、前記絶縁層を貫通するように設けられた第2電極及び前記絶縁層内に位置する素子を含む被覆層と、前記被覆層上に設けられ前記第2電極及び前記素子に電気的に接続された配線層とを有し、前記第2電極が導電性粒子とバインダとを含む導電性部材を有して前記絶縁層から突出している配線形成部材を準備する工程と、前記第2電極が前記第1電極に電気的に接続されるように、前記配線形成部材を前記電極基板に接合する工程と、を備える配線基板の製造方法、である。
本開示の一実施形態に係る製造方法において、前記配線形成部材は、前記絶縁層が前記基板に溶着することで前記電極基板に接合されてもよい。
また本開示の一実施形態に係る製造方法において、前記配線形成部材は、前記基板に向けて加熱及び加圧されて前記電極基板に接合されてもよい。
また本開示の一実施形態に係る製造方法において、前記素子は、前記第2電極が有する導電性部材と同じ材料からなる導電性部材を介して前記配線層に電気的に接続されていてもよい。
また本開示の一実施形態に係る製造方法において、前記第2電極は、前記第1面上または前記第2面上に設けられた導電性接続層を介して前記第1電極に電気的に接続されてもよい。
また本開示の一実施形態に係る製造方法において、前記導電性部材は、導電性ペーストを用いて形成されていてもよい。
また本開示の一実施形態に係る製造方法において、前記配線形成部材は、前記被覆層側とは反対側で前記配線層に接合された基材層をさらに有していてもよい。
また本開示の一実施形態に係る製造方法において、前記基材層は、前記配線層から剥離可能な剥離層であり、前記配線形成部材を前記電極基板に接合した後に剥離されてもよい。
また本開示の一実施形態に係る製造方法において、前記配線形成部材は、前記被覆層側とは反対側で前記配線層に接合された対向基板をさらに有し、前記対向基板は、前記配線形成部材を前記電極基板に接合した後に前記配線層及び前記被覆層を介して前記基板と向き合うように位置し、前記配線層及び前記被覆層を介して前記基板と一体になる、ものでよい。
また本開示の一実施形態に係る製造方法において、前記基板及び前記対向基板は、ガラス基板からなる、ものでもよい。
また本開示の一実施形態に係る製造方法において、前記対向基板は、対向側第1面及び前記対向側第1面の反対側に位置する対向側第2面を含むとともに、前記対向側第1面から前記対向側第2面に貫通する対向側貫通孔または前記対向側第1面及び前記対向側第2面のうちの一方から他方にへこむ対向側有底孔が設けられ、前記対向側貫通孔または前記対向側有底孔には、前記配線層に電気的に接続される第3電極が位置していてもよい。
また本開示の一実施形態に係る製造方法において、前記バインダは、エポキシ樹脂を含んでいてもよい。
また本開示の一実施形態に係る製造方法において、前記絶縁層は、非感光性樹脂を含んでいてもよい。
また本開示の一実施形態に係る製造方法において、前記絶縁層は、前記非感光性樹脂を含むプリプレグからなる、ものでもよい。
また本開示の一実施形態に係る製造方法において、前記絶縁層は、ポリイミド樹脂を含んでいてもよい。
また本開示の一実施形態に係る製造方法において、前記基板は、ガラス基板からなる、ものでもよい。
本開示の実施形態によれば、素子が実装された配線基板であって、内部で生じるガスに対する良好な通気性を簡易に確保でき且つ容易に作製することができる配線基板を提供できる。
一実施形態に係る配線基板を示す断面図である。 図1に示される配線基板の製造工程を示す図である。 図1に示される配線基板の製造工程を示す図である。 図1に示される配線基板の製造工程を示す図である。 図1に示される配線基板の製造工程を示す図である。 図1に示される配線基板の製造工程を示す図である。 図1に示される配線基板の製造工程を示す図である。 他の実施形態に係る配線基板を示す断面図である。 図8に示される配線基板の製造工程を示す図である。 図8に示される配線基板の製造工程を示す図である。 図8に示される配線基板の製造工程を示す図である。 図8に示される配線基板の製造工程を示す図である。 図8に示される配線基板の製造工程を示す図である。 図8に示される配線基板の製造工程を示す図である。 図8に示される配線基板の製造工程を示す図である。 図8に示される配線基板の製造工程を示す図である。 さらに他の実施形態に係る配線基板を示す断面図である。 配線基板が搭載される製品の例を示す図である。
以下、本開示の実施形態に係る配線基板及びその製造方法について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態は本開示の実施形態の一例であって、本開示は実施形態に限定して解釈されるものではない。また、本明細書において、「基板」、「基材」、「シート」や「フィルム」などの用語は、呼称の違いのみに基づいて、互いから区別されるものではない。例えば、「基板」や「基材」は、シートやフィルムと呼ばれ得るような部材も含む概念である。更に、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件並びにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」や「直交」等の用語や長さや角度の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。また、本実施形態で参照する図面において、同一部分または同様な機能を有する部分には同一の符号または類似の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する場合がある。また、図面の寸法比率は説明の都合上実際の比率とは異なる場合や、構成の一部が図面から省略される場合がある。
配線基板
以下、本開示の実施形態について説明する。まず、本実施形態に係る配線基板1の構成について説明する。図1は、配線基板1を示す断面図である。
配線基板1は、基板12、第1電極22、被覆層30、配線層40及び素子100を備える。このうち基板12及び第1電極22は、電極基板10を構成する。すなわち、配線基板1は、電極基板10、被覆層30、配線層40及び素子100を備えたものとも言える。なお、図1においては、説明の便宜上、素子100を概略的に示し、ハッチングを付していない。以下、配線基板1の各構成要素について説明する。
(電極基板)
まず、電極基板10について説明する。電極基板10は、基板12と、第1電極22と、を有している。本例の電極基板10は、貫通電極基板である。
<基板>
基板12は、第1面13、及び、第1面13の反対側に位置する第2面14を含む。また、基板12には、第1面13から第2面14に貫通する複数の貫通孔20が設けられている。
基板12は、一定の絶縁性を有する無機材料を含んでいる。例えば、基板12は、ガラス基板、石英基板、サファイア基板、樹脂基板、シリコン基板、炭化シリコン基板、アルミナ(Al2O3)基板、窒化アルミ(AlN)基板、酸化ジリコニア(ZrO2)基板など、又は、これらの基板が積層されたものである。基板12は、アルミニウム基板、ステンレス基板など、導電性を有する材料から構成された基板を部分的に含んでいてもよい。
基板12で用いるガラスの例としては、無アルカリガラスなどを挙げることができる。無アルカリガラスとは、ナトリウムやカリウムなどのアルカリ成分を含まないガラスである。無アルカリガラスは、例えば、アルカリ成分の代わりにホウ酸を含む。また、無アルカリガラスは、例えば、酸化カルシウムや酸化バリウムなどのアルカリ土類金属酸化物を含む。無アルカリガラスの例としては、旭硝子製のEN−A1や、コーニング製のイーグルXGなどを挙げることができる。基板12がガラスを含むことにより、基板12の絶縁性を高めることができる。
また基板12がガラスを含む場合、基板12の厚みは、例えば250μm以上且つ450μm以下である。
貫通孔20は、円柱状の孔であるが、貫通孔20は、第1面13及び第2面14から基板12の厚み方向の中央部に向かうにつれて幅が小さくなる形状を有していてもよい。また、貫通孔20は、第1面13から第2面14まで先細りとなるテーパ状となっていてもよい。
貫通孔20の長さ、すなわち第1面13の法線方向における貫通孔20の寸法は、基板12の厚みに等しい。また貫通孔20の幅、すなわち基板12の面内方向における最大幅は、例えば40μm以上150μm以下である。また、貫通孔20の幅に対する長さの比、すなわち貫通孔20のアスペクト比は、例えば4以上且つ10以下である。
<第1電極>
第1電極22は、貫通孔20の内部に位置し、且つ導電性を有する部材である。本実施形態において、第1電極22の厚みは、貫通孔20の幅よりも小さく、このため、貫通孔20の内部には、第1電極22が存在しない空間がある。すなわち、第1電極22は、貫通孔20の側壁21に設けられる、いわゆるコンフォーマルビアである。第1電極22の厚みは、例えば100nm以上且つ20μm以下である。
第1電極22は、例えば貫通孔20の側壁21側から貫通孔20の中心側へ順に並ぶシード層及びめっき層を含む状態で形成されてよい。
シード層は、電解めっき処理によってめっき層を形成する電解めっき工程の際に、めっき液中の金属イオンを析出させてめっき層を成長させるための土台となる、導電性を有する層である。シード層の材料としては、銅、チタン、これらの組み合わせなどの導電性を有する材料を用いることができる。シード層の材料は、めっき層の材料と同一であってもよく、異なっていてもよい。このシード層は、スパッタリング法、蒸着法、またはスパッタリング法及び蒸着法の組み合わせによって形成される。
めっき層は、めっき処理によって形成される、導電性を有する層である。めっき層を構成する材料としては、銅、金、銀、白金、ロジウム、スズ、アルミニウム、ニッケル、クロムなどの金属又はこれらを用いた合金など、あるいはこれらを積層したものを使用することができる。
また、図示の例では、中空状の第1電極22の内部空間に樹脂からなるコア23が充填されている。なお、図示の例では、第1電極22がコンフォーマルビアであるが、第1電極22は、貫通孔20の内部に充填される充填タイプであってもよい。
また、図示の例では、第1面13上及び第2面14上に、導電性を有する導電性接続層24が設けられている。第1面13側の導電性接続層24は、第1電極22の第1面13側の端部に電気的に接続され、第2面14側の導電性接続層24は、第1電極22の第2面14側の端部に電気的に接続されている。
導電性接続層24は、第1電極22と同様に、第1面13上及び第2面14上に順に積層されたシード層及びめっき層を含んでいてもよい。この場合、導電性接続層24のうちのシード層は、第1電極22のシード層と同時に形成され、スパッタリング法、蒸着法、またはスパッタリング法及び蒸着法の組み合わせによって形成されてもよい。また導電性接続層24のうちのめっき層は、第1電極22のめっき層と同時に形成されてもよい。なお、導電性接続層24の厚みは、例えば1μm以上20μm以下である。
(被覆層)
被覆層30は、絶縁層31、及び絶縁層31を貫通するように設けられた第2電極32を有する。
図示の例では、被覆層30が、基板12から露出する第1電極22を覆うように基板12の第2面14上に設けられ、第2電極32を第1電極22に電気的に接続させている。詳しくは、第2電極32は、第2面14側の導電性接続層24を介して第1電極22に電気的に接続されている。なお、本例では、被覆層30が第2面14上のみに設けられるが、被覆層30は第1面13上及び第2面14上にそれぞれ設けられてもよい。
被覆層30のうちの絶縁層31は、有機材料を含み、且つ絶縁性を有する層である。絶縁層31の有機材料としては、ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂などを用いることができる。絶縁層31の有機材料は、好ましくは0.003以下、より好ましくは0.002以下、更に好ましくは0.001以下の誘電正接を有する。
絶縁層31が、エポキシ樹脂などの非感光性樹脂を有するものである場合、絶縁層31は、例えばエポキシ樹脂を含むプリプレグからなるものでもよい。このような絶縁層31の厚みは、例えば1μm以上且つ20μm以下である。ただし、絶縁層31の厚みは、導電性接続層24の厚みよりも大きくする。
第2電極32は導電性粒子とバインダとを含む導電性部材を有し、第1電極22に電気的に接続されている。第2電極32が有する導電性部材は、導電性ペーストを用いることにより形成することができる。第2電極32は、基板12の第1面13及び第2面14に沿って延び広がる絶縁層31の一対の主面を貫通する孔31Aに充填されている。ここで、上述したように、第2電極32は第2面14側の導電性接続層24を介して第1電極22に電気的に接続されているが、より正確に説明すると、第2電極32は、第2面14上に設けられた導電性接続層24のうちの貫通孔20上に延び出した部分を介して第1電極22に接続している。
第2電極32が有する導電性部材は、導電性粒子と、バインダとを少なくとも含む。導電性部材には、さらに添加剤、溶媒、可塑剤などが含まれてもよい。導電性粒子は、導電性を有していればよく、具体的には、金属粒子を使用することができる。金属粒子に用いられる金属としては、銅、銀、またはこれらを用いた合金等を挙げることができる。導電性粒子は、複数種類の金属粒子を組み合わせて使用してもよい。また、バインダには、樹脂を用いることができる。具体的には、エポキシ樹脂等を挙げることができる。このような導電性部材においては、導電性粒子が70%以上含まれることが好ましい。なお、上記導電性部材を導電性ペーストにより形成する場合、導電性ペーストには、導電性粒子及びバインダが少なくとも含まれ、必要に応じて溶媒、添加剤などが含まれてもよい。
また第2電極32は、第1電極22側に向けて先細りとなる台形状となっている。
(配線層)
配線層40は、基板12側とは反対側で被覆層30上に設けられ、第2電極32に電気的に接続されている。したがって、第2電極32は、第1電極22と配線層40とを電気的に接続することになる。図1に示される配線層40は、所望のパターンにパターニングされている。
配線層40は、導電性を有する層である。配線層40を構成する材料は、銅、金、銀、白金、ロジウム、スズ、アルミニウム、ニッケル、クロムなどの金属またはこれらを用いた合金であってもよい。配線層40の厚みは、例えば1μm以上且つ20μm以下である。
(素子)
素子100は、基板12と配線層40との間で絶縁層31内に埋め込まれるように位置し、配線層40に電気的に接続されている。
図示の例では、素子100が板状であり、その一対の主面のうちの基板12側の主面及一対の主面の間に位置する側面が全体的に絶縁層31によって覆われている。一方、素子100の一対の主面のうちの基板12側とは反対側の主面は、絶縁層31によって一部しか覆われていないが、バンプ101との接続部分を除き、この主面も全体的に絶縁層31によって覆われていてもよい。
素子100と配線層40との間に設けられるバンプ101は、素子100と配線層40とを電気的に接続している。本実施の形態におけるバンプ101は、第2電極32が有する導電性部材と同じ材料からなる導電性部材を有し、当該導電性部材を介して配線層40に電気的に接続されている。このようにバンプ101において第2電極32が有する導電性部材と同じ材料からなる導電性部材を使用することで、製造コストの抑制を図ることができる。
なお、素子100の種類及びサイズは特に限られるものではないが、素子100は、例えば基板12の法線方向における厚みが50μmのものであってもよい。
配線基板の製造方法
以下、上述の配線基板1の製造方法の一例について、図2乃至図7を参照して説明する。
(貫通孔形成工程)
まず、基板12を準備する。次に、第1面13及び第2面14の少なくともいずれかにレジスト層を設ける。その後、レジスト層のうち貫通孔20に対応する位置に開口を設ける。次に、レジスト層の開口において基板12を加工することにより、図2に示すように、基板12に貫通孔20を形成することができる。基板12を加工する方法としては、反応性イオンエッチング法、深掘り反応性イオンエッチング法などのドライエッチング法や、ウェットエッチング法などを用いることができる。
なお、基板12にレーザを照射することによって基板12に貫通孔20を形成してもよい。この場合、レジスト層は設けられていなくてもよい。レーザ加工のためのレーザとしては、エキシマレーザ、Nd:YAGレーザ、フェムト秒レーザ等を用いることができる。Nd:YAGレーザを採用する場合、波長が1064nmの基本波、波長が532nmの第2高調波、波長が355nmの第3高調波等を用いることができる。
また、レーザ照射とウェットエッチングを適宜組み合わせることもできる。具体的には、まず、レーザ照射によって基板12のうち貫通孔20が形成されるべき領域に変質層を形成する。続いて、基板12をフッ化水素などに浸漬して、変質層をエッチングする。これによって、基板12に貫通孔20を形成することができる。その他にも、基板12に研磨材を吹き付けるブラスト処理によって基板12に貫通孔20を形成してもよい。
(第1電極形成工程)
次に、図3に示すように、貫通孔20の側壁21に第1電極22を形成する。本実施形態においては、第1電極22と同時に、第1面13上及び第2面14上に導電性接続層24が形成される。これにより、電極基板10が準備されることになる。
ここでは、第1電極22及び導電性接続層24が、スパッタリング法、蒸着法、またはこれらの組み合わせによってシード層を形成した後に、めっき層を成長させることで、形成される。
(コア充填工程)
次に、図4に示すように、第1電極22の内部にコア23が充填される。コア23は、例えば、第1面13上及び第2面14上に樹脂のフィルムを配置し、圧力差を利用してフィルムを第1電極22の内部に押し込むことで充填されてもよい。また、このようなフィルムは、ローラーによって第1電極22の内部に押し込まれてもよい。
(配線形成工程)
次に、被覆層30特にその第2電極32と配線層40とから形成される、第1電極22に対する配線部分を形成する。この際、まず、図5に示すように、配線形成部材50が準備される。配線形成部材50は、電極基板10に設けられる前の被覆層30、配線層40及び素子100を一体化した部材であり、図示の例では、被覆層30側とは反対側で配線層40に接合された基材層60をさらに有している。
すなわち、本例に係る配線形成部材50は、絶縁層31、絶縁層31を貫通するように設けられた第2電極32及び絶縁層31に埋め込まれるように位置し且つ絶縁層31に保持された素子100を含む被覆層30と、被覆層30上に設けられ第2電極32及び素子100に電気的に接続された配線層40と、被覆層30側とは反対側で配線層40に接合された基材層60とを一体に有している。ただし、配線形成部材50上において第2電極32が絶縁層31から突出している点は、電極基板10に設けられた後の状態と異なっている。また配線形成部材50上の配線層40は、パターニングされておらず、シート状に延び広がった状態となっている。
また本例における基材層60は樹脂から形成されており、配線層40及びその上の絶縁層31を支持するとともに保護することで、配線形成部材50の取り扱い性を向上させている。また基材層60は、配線層40から剥離可能な剥離層として構成されている。
以上のような配線形成部材50を第2面14側に配置した後、図6に示すように、配線形成部材50は、その第2電極32が第1電極22に電気的に接続されるように、基板12から第1電極22が露出する側、本例では第2面14側から電極基板10に接合される。この際、配線形成部材50は、絶縁層31が基板12に溶着することで電極基板10に接合される。詳しくは、配線形成部材50は、基板12に向けて加熱及び加圧される。これにより、絶縁層31が熔解して基板12に付着し、配線形成部材50が電極基板10に接合される。このとき、図6に示すように、加熱及び加圧により、第2電極32は押しつぶされて接合前の状態よりも幅広になる。
その後、図7に示すように、基材層60が配線層40から剥離された後、配線層40上にレジスト70が設けられ、レジスト70をマスクとして、配線層40がエッチングされることで、配線層40にパターンが形成される。これにより、図1に示す状態の配線基板1が製造される。
以上に説明した本実施形態に係る配線基板1では、第2電極32が導電性粒子とバインダとを含む導電性部材を有して第1電極22と配線層40とを電気的に接続する。このように第2電極32が導電性粒子とバインダとを含む導電性部材を有することで、ガスに対する通気性が確保される。これにより、内部、具体的に第1電極22側で生じたガスを、第2電極32を通過させて被覆層30と配線層40との間から外部に放出することができる。また第2電極32は、パターニング等を行うことなく形成されるため、作製に手間がかからず、しかも第2電極32の形成と同時に素子100が配線基板1に組み込まれる。したがって、内部で生じるガスに対する良好な通気性を簡易に確保でき且つ容易に作製することができる。
とりわけ被覆層30、特にその第2電極32と配線層40とから形成される第1電極22に対する配線部分は、被覆層30及び配線層40を一体化した配線形成部材50を電極基板10に接合することで作製されるため、本実施形態によれば、極めて容易に配線基板1を作製することが可能となる。
(他の実施形態1)
次に、図8〜図14を参照しつつ他の実施形態について説明する。図8は、本実施形態に係る配線基板2を示す断面図である。図9乃至図14は、配線基板2の製造工程を示す図である。本実施形態における構成部分のうちの上述の実施形態と同様のものには、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図8に示すように、本実施形態に係る配線基板2は、基板12、第1電極22、被覆層30、配線層40、素子100及び対向基板112を備える。対向基板112は、配線層40及び被覆層30を介して基板12と向き合うように位置し、配線層40及び被覆層30を介して基板12と一体になっている。
対向基板112は、対向側第1面113及び対向側第1面113の反対側に位置する対向側第2面114を含むとともに、対向側第1面113から対向側第2面114に貫通する対向側貫通孔120が設けられ、対向側貫通孔120には、配線層40に電気的に接続される第3電極122が位置している。第3電極122は、配線層40を介して素子100に電気的に接続し、且つ配線層40、第2電極32及び導電性接続層24を介して第1電極22に電気的に接続している。第3電極122は、コンフォーマルビアであり、その内部には樹脂からなるコア123が充填されている。
基板12及び対向基板112は、同一の材料及びサイズで形成されることが好ましく、本実施形態では、基板12及び対向基板112がともにガラス基板からなり、厚みも同一となっている。これにより、良好な寸法安定性が確保されている。
以下、図8に示された配線基板2の製造方法について説明する。
(電極基板の作製工程)
まず、基板12及び第1電極22を有する電極基板10が、図2乃至図4を参照して説明した工程と同様の工程を経て準備される。
(配線形成工程)
次に、被覆層30特にその第2電極と配線層40と第3電極122とから形成される、第1電極22に対する配線部分を形成する。この際、まず、図9乃至図14に示す工程を経て作製される図15に示す配線形成部材150が準備される。本実施形態における配線形成部材150は、電極基板10に設けられる前の被覆層30、配線層40及び素子100を一体化した部材であり、被覆層30側とは反対側で配線層40に接合された対向基板112をさらに有している。本例においても、配線層40はパターニングされているが、対向基板112上で配線層40が形成されていない部分には、被覆層30のうちの絶縁層31が位置している。
配線形成部材150を作製する際には、まず、図9に示すように、対向側貫通孔120が設けられた対向基板112が準備され、その後、対向側貫通孔120の側壁及び対向基板112の対向側第1面113上及び対向側第2面114上に導電層140が形成される。導電層140は、スパッタリング法、蒸着法、またはこれらの組み合わせによってシード層を形成した後に、めっき層を成長させることで形成される。
次いで図10に示すように、対向側第1面113上及び対向側第2面114上の導電層140が、エッチングにより所望のパターンにパターニングされ、これにより、対向側第1面113上に配線層40が設けられるとともに、対向側貫通孔120内に第3電極122が設けられる。その後、図11に示すように、第3電極122の内部にコア123が充填される。コア123の充填は、図4で説明した工程と同様の工程で行うことができる。
そして図12に示すように、配線層40上に第2電極32が設けられるとともに、バンプ101が設けられる。この際、第2電極32及びバンプ101を形成する導電性部材を同一とすることで、製造コストを抑制できる。第2電極32及びバンプ101は、例えばスクリーン印刷によって配線層40上に設けられてもよい。そして図13に示すように、バンプ101と素子100が電気的に接続され、その後、図14に示すように、配線層40上に絶縁層31が設けられる。ここで、絶縁層31は、配線層40、素子100及び対向側第1面113を覆う。また第2電極32は絶縁層31を貫通した状態となる。
以上の工程を経て、本実施形態に係る配線形成部材150が作製された後、図15に示すように、電極基板10と配線形成部材150とを向き合わせる。その後、図16に示すように、配線形成部材150は、その第2電極32が第1電極22に電気的に接続されるように、基板12から第1電極22が露出する側、本例では第2面14側から電極基板10に接合される。この際、配線形成部材150は、絶縁層31が基板12に溶着することで電極基板10に接合される。詳しくは、配線形成部材150は、基板12に向けて加熱及び加圧される。これにより、絶縁層31が熔解して基板12に付着し、配線形成部材150が電極基板10に接合される。このとき、図16に示すように、加熱及び加圧により、第2電極32は押しつぶされて接合前の状態よりも幅広になる。
以上に説明した実施形態に係る配線基板2においても、第2電極32が導電性粒子とバインダとを含む導電性部材を有して第1電極22と配線層40とを電気的に接続する。このように第2電極32が導電性粒子とバインダとを含む導電性部材を有することで、ガスに対する通気性が確保される。これにより、内部、具体的に第1電極22側で生じたガスを、第2電極32を通過させて外部に排出させ易くなる。また第2電極32は、パターニング等を行うことなく形成されるため、作製に手間がかからず、しかも第2電極32の形成と同時に素子100が配線基板1に組み込まれる。したがって、内部で生じるガスに対する良好な通気性を簡易に確保でき且つ容易に作製することができる。
とりわけ被覆層30特にその第2電極32と配線層40と第3電極122とから形成される、第1電極22に対する配線部分は、被覆層30、配線層40及び第3電極122を一体化した配線形成部材150を電極基板10に接合することで作製されるため、本実施形態も、極めて容易に配線基板2を作製することが可能となる。
(他の実施形態2)
次に、図17を参照しつつ、さらに他の実施形態について説明する。本実施形態における構成部分のうちの上述の実施形態と同様のものには、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。図17に示すように、この例では、第2面14から第1面13にへこむ有底孔20’が基板12に設けられ、有底孔20’の内部に第1電極22が位置する。図17では、第1電極22がフィルドビアとなっているが、コンフォーマルビアであってもよい。本実施形態にかかる電極基板も、上述の実施形態と同様の手順で製造され得る。なお、上述した対向基板112に、対向側貫通孔120に代えて有底孔が形成されてもよい。
配線基板が搭載される製品の例
図18は、本開示の実施形態に係る配線基板が搭載されることができる製品の例を示す図である。本開示の実施形態に係る配線基板は、様々な製品において利用され得る。例えば、ノート型パーソナルコンピュータ210、タブレット端末220、携帯電話230、スマートフォン240、デジタルビデオカメラ250、デジタルカメラ260、デジタル時計270、サーバ280等に搭載される。
1,2…配線基板
10…電極基板
12…基板
13…第1面
14…第2面
20…貫通孔
20’…有底孔
21…側壁
22…第1電極
23…コア
24…導電性接続層
30…被覆層
31…絶縁層
31A…孔
32…第2電極
40…配線層
50…配線形成部材
60…基材層
100…素子
101…バンプ
112…対向基板
113…対向側第1面
114…対向側第2面
120…対向側貫通孔
122…第3電極
123…コア
150…配線形成部材

Claims (17)

  1. 第1面及び前記第1面の反対側に位置する第2面を含むとともに、前記第1面から前記第2面に貫通する貫通孔または前記第1面及び前記第2面のうちの一方から他方にへこむ有底孔が設けられた基板と、
    前記貫通孔または前記有底孔に位置する第1電極と、
    絶縁層及び前記絶縁層を貫通するように設けられた第2電極を有し、前記基板から露出する前記第1電極を覆うように前記第1面及び前記第2面のうちの両方または一方の面上に設けられ且つ前記第2電極を前記第1電極に電気的に接続させた被覆層と、
    前記被覆層上に設けられ、前記第2電極に電気的に接続された配線層と、
    前記基板と前記配線層との間で前記絶縁層内に位置し、前記配線層に電気的に接続された素子と、
    を備え、
    前記第2電極は導電性粒子とバインダとを含む導電性部材を有し、前記第1電極と前記配線層とを電気的に接続している、配線基板。
  2. 前記素子は、前記第2電極が有する導電性部材と同じ材料からなる導電性部材を介して前記配線層に電気的に接続されている、請求項1に記載の配線基板。
  3. 前記第2電極は、前記第1面上または前記第2面上に設けられた導電性接続層を介して前記第1電極に電気的に接続する、請求項1又は2に記載の配線基板。
  4. 前記配線層及び前記被覆層を介して前記基板と向き合うように位置する対向基板をさらに備え、
    前記対向基板は、前記配線層及び前記被覆層を介して前記基板と一体になっている、請求項1乃至3のいずれかに記載の配線基板。
  5. 前記基板及び前記対向基板は、ガラス基板からなる、請求項4に記載の配線基板。
  6. 前記対向基板は、対向側第1面及び前記対向側第1面の反対側に位置する対向側第2面を含むとともに、前記対向側第1面から前記対向側第2面に貫通する対向側貫通孔または前記対向側第1面及び前記対向側第2面のうちの一方から他方にへこむ対向側有底孔が設けられ、
    前記対向側貫通孔または前記対向側有底孔には、前記配線層に電気的に接続される第3電極が位置している、請求項4又は5に記載の配線基板。
  7. 第1面及び前記第1面の反対側に位置する第2面を含むとともに、前記第1面から前記第2面に貫通する貫通孔または前記第1面及び前記第2面のうちの一方から他方にへこむ有底孔が設けられた基板と、前記貫通孔または前記有底孔に位置する第1電極とを有する電極基板を準備する工程と、
    絶縁層、前記絶縁層を貫通するように設けられた第2電極及び前記絶縁層内に位置する素子を含む被覆層と、前記被覆層上に設けられ前記第2電極及び前記素子に電気的に接続された配線層とを有し、前記第2電極が導電性粒子とバインダとを含む導電性部材を有して前記絶縁層から突出している配線形成部材を準備する工程と、
    前記第2電極が前記第1電極に電気的に接続されるように、前記配線形成部材を前記電極基板に接合する工程と、を備える配線基板の製造方法。
  8. 前記配線形成部材は、前記絶縁層が前記基板に溶着することで前記電極基板に接合される、請求項7に記載の配線基板の製造方法。
  9. 前記配線形成部材は、前記基板に向けて加熱及び加圧されて前記電極基板に接合される、請求項8に記載の配線基板の製造方法。
  10. 前記素子は、前記第2電極が有する導電性部材と同じ材料からなる導電性部材を介して前記配線層に電気的に接続されている、請求項7乃至9のいずれかに記載の配線基板の製造方法。
  11. 前記第2電極は、前記第1面上または前記第2面上に設けられた導電性接続層を介して前記第1電極に電気的に接続される、請求項7乃至10のいずれかに記載の配線基板の製造方法。
  12. 前記導電性部材は、導電性ペーストを用いて形成されている、請求項7乃至11のいずれかに記載の配線基板の製造方法。
  13. 前記配線形成部材が、前記被覆層側とは反対側で前記配線層に接合された基材層をさらに有している、請求項7乃至12のいずれかに記載の配線基板の製造方法。
  14. 前記基材層は、前記配線層から剥離可能な剥離層であり、前記配線形成部材を前記電極基板に接合した後に剥離される、請求項13に記載の配線基板の製造方法。
  15. 前記配線形成部材が、前記被覆層側とは反対側で前記配線層に接合された対向基板をさらに有し、
    前記対向基板は、前記配線形成部材を前記電極基板に接合した後に前記配線層及び前記被覆層を介して前記基板と向き合うように位置し、前記配線層及び前記被覆層を介して前記基板と一体になる、請求項7乃至12のいずれかに記載の配線基板の製造方法。
  16. 前記基板及び前記対向基板は、ガラス基板からなる、請求項15に記載の配線基板の製造方法。
  17. 前記対向基板は、対向側第1面及び前記対向側第1面の反対側に位置する対向側第2面を含むとともに、前記対向側第1面から前記対向側第2面に貫通する対向側貫通孔または前記対向側第1面及び前記対向側第2面のうちの一方から他方にへこむ対向側有底孔が設けられ、
    前記対向側貫通孔または前記対向側有底孔には、前記配線層に電気的に接続される第3電極が位置している、請求項15又は16に記載の配線基板の製造方法。
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