JP2008177323A - 部品内蔵基板の製造方法 - Google Patents

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潤一 木村
Motoyoshi Kitagawa
元祥 北川
Kazuhiko Honjo
和彦 本城
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Abstract

【課題】基板内により多くの電子部品を内蔵可能な部品内蔵基板を提供する。
【解決手段】基材へ熱硬化性の樹脂が含浸された板状樹脂23を用い、この板状樹脂23に形成された孔31が電子部品2を囲むように板状樹脂23を配線基板22上に積層し、その後で板状樹脂23に設けられた孔31内に熱硬化性のペースト状樹脂25を充填し、その後でこのペースト状樹脂25を覆うように表層配線部5を積層し、この状態で加熱圧着することによって、電子部品2を実装可能な領域を大きくし、多くの電子部品2を内蔵できる部品内蔵基板21を実現する。
【選択図】図1

Description

本発明は、樹脂製の部品内蔵基板の製造方法に関するものである。
以下、従来の部品内蔵基板の製造方法について図面を用いて説明する。図10は、従来の部品内蔵基板の製造フローチャートである。図10において、配線基板1の上面には、電子部品2が装着される接続ランドが形成されている。
部品実装工程11は、配線基板1の上面の接続ランド上に電子部品2を装着する工程であり、配線基板1上に電子部品2が装着される。部品実装工程11では、最初に配線基板1の上面の所定位置へクリーム半田をスクリーン印刷する。その後で、このクリーム半田の上へ電子部品2が実装されて、加熱されることで半田付けが完了する。
積層工程12では、樹脂4が配線基板1の上面へ積層される。なお、樹脂4は、未硬化状態の熱硬化性樹脂であり、板状をなしている。この樹脂4は、予め孔加工工程13によって電子部品2に対応する位置に孔3が加工されている。そして、電子部品2が孔3で囲まれるような状態で積層される。
表層配線部積層工程14では、樹脂4の上に表層配線部5が積層される。この表層配線部5には予め、少なくとも下面側の配線パターンと、この表層配線部5の上下面間を接続するスルーホールとが形成されている。
図11は、一体化工程15における部品内蔵基板の断面図である。図11に示すように一体化工程15では、このように積層された状態で加熱して樹脂4を硬化させることによって、配線基板1と樹脂4と表層配線部5とが一体化される。なおこの一体化工程15では、この加熱と同時に上下方向(図中矢印A方向)から加圧し、部品内蔵基板を所定の厚みとなるまで圧縮する。この加熱によって軟化した樹脂4が、圧力によって孔3方向へと流れる(図中B矢印)。その結果、孔3内が樹脂4で充満され、電子部品2が樹脂4内に埋設されることとなる。そして部品内蔵基板は、さらに高い温度まで加熱されることで、熱硬化性樹脂である樹脂4が硬化する。
このようにして一体化された部品内蔵基板は、冷却された後に配線工程16によって、部品内蔵基板6の上下面への配線加工や、上下面間を接続するスルーホールの加工や、上下面の配線パターン上への絶縁膜形成などが行われ、部品内蔵基板6が完成する。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2005−101021号公報
しかしながらこのような従来の部品内蔵基板6では、電子部品2が実装される実装領域7を囲むように樹脂4が積層される積層領域8が設けられる。このように、電子部品2の周囲を囲むように積層領域8を設ける必要があり、その分電子部品2の実装領域7が狭くなるという課題を有していた。
そこで本発明は、この問題を解決したもので、配線基板1上の電子部品2の実装領域7を大きくし、多くの電子部品2を内蔵可能な部品内蔵基板を提供することを目的としたものである。
この目的を達成するために本発明の部品内蔵基板の製造方法は、基材へ熱硬化性の樹脂が含浸された第1の板状樹脂を配線基板上に積層し、その後で板状樹脂に設けられた孔内に熱硬化性のペースト状樹脂を充填し、その後でこのペースト状樹脂を覆うように表層配線部を積層して一体化させるものである。これにより、所期の目的を達成できる。
以上のように本発明によれば、配線基板の上面側に電子部品を装着する部品実装工程と、未硬化の第1の板状樹脂に前記電子部品と対応する位置に第1の孔を形成する孔加工工程と、前記部品実装工程の後で前記孔が前記電子部品に対応するように、前記配線基板の上面に前記第1の板状樹脂を積層する第1の積層工程と、この積層工程の後で前記孔を覆うとともに、前記第1の板状樹脂の上に表層配線部を積層する表層配線部積層工程と、この表層配線部積層工程の後で前記配線基板上に前記第1の板状樹脂と前記表層配線板とが積層された状態で加熱して前記配線基板と第1の板状樹脂と表層配線板とを一体化する一体化工程とを備え、前記第1の板状樹脂には基材に未硬化の熱硬化性の樹脂が含浸されたプリプレグを用い、前記第1の積層工程と前記表層配線部積層工程の間には、前記第1の孔に熱硬化性のペースト状樹脂を供給し、前記第1の孔と前記基板の上面とによって形成された凹部を前記ペースト状樹脂で満たす樹脂供給工程を設けたものである。
これにより、孔はペースト状の樹脂が充填されているので、板状樹脂によって孔を埋める必要がない。つまり、板状樹脂を積層する領域を小さくしても孔を樹脂で充満させることができることとなる。従って、配線基板上の電子部品の実装領域を大きくでき、多くの電子部品を内蔵可能な部品内蔵基板を提供できるという効果がある。
また、板状樹脂の孔への流れ込みが少なくできるので、基材に予め導電性部材などを埋め込んでおけば、基板内層に信頼性の良好なスルーホールを容易に形成することもできる。
更に、ペースト状樹脂に対し、板状樹脂よりも線膨張係数の小さな樹脂を用いれば、一体化工程におけるそりの小さな部品内蔵基板を実現できる。
(実施の形態1)
以下、本実施の形態について図面を用いて説明する。図1は、本実施の形態における部品内蔵基板21の製造フローチャートであり、図2から図5は、その中の工程における部品内蔵基板21の要部断面図である。図1から図5において、図10や図11と同じものには同じ番号を用い、その説明は簡略化している。では、図11に示す工程の順に従って、各工程について詳細に説明する。
図1において本実施の形態において配線基板22は、4層の多層基板である。この配線基板22は少なくとも上面側の配線は完了しており、この配線基板22の内層や上下面はスルーホール(図示せず)によって接続が完了している。この配線基板22の上面には、電子部品2が装着される接続ランドが複数個形成されている。
部品実装工程11は、配線基板22の上面の接続ランド上に電子部品2を装着する工程であり、配線基板22上に電子部品2が装着される。部品実装工程11では、最初に配線基板22の上面の所定位置へクリーム半田をスクリーン印刷する。その後で、このクリーム半田の上へ電子部品2が実装されて、加熱されることで半田付けが完了する。なお、図面の簡素化のために、図2から図5では配線基板22上に1個の電子部品2のみを搭載した図面としているが、実際にはチップコンデンサやチップインダクタ、チップ抵抗あるいはパッケージICや半導体素子などのような多くの電子部品2が搭載される。
図2は、積層工程12における部品内蔵基板21の要部断面図である。図1、図2において積層工程12は、部品実装工程11の後で、板状樹脂23が配線基板22の上面へ複数層積層される工程である。ここで板状樹脂23は、ガラス系の基材に熱硬化性樹脂が含浸されたものであり、樹脂は未硬化の状態である。本実施の形態において板状樹脂23には、ガラス織布にエポキシ系の樹脂が含浸されたプリプレグが用いられる。
なお孔加工工程13では、予め板状樹脂23の電子部品2に対応する位置に孔31が加工されており、積層工程12ではこの孔31で電子部品2を囲むように配線基板22の上面に板状樹脂23が積層される。なお、図2において孔31は1個の電子部品2のみを囲んでいるが、これは複数個の電子部品2を囲むようにしてもよい。
ここで板状樹脂23は、樹脂が含浸された基材層23aと、その上下に設けられた樹脂層23bとから構成される。なお図2において、基材層23aに対する樹脂層23bの厚みの比率を本来よりも大きくして記載している。これは、図面を判り易くするために便宜上行ったものであり、本実施の形態における樹脂層23bの厚みは基材層23aの厚みに比べて非常に薄い厚みである。
図3は、樹脂供給工程24における部品内蔵基板21の要部断面図である。図1、図3において樹脂供給工程24は、積層工程12の後で、孔31と配線基板22とによって形成される凹部内へペースト状樹脂25を充填する工程である。なお本実施の形態においてペースト状樹脂25には、熱硬化性の樹脂中にガラスフィラーを含む樹脂を用いている。
ここで本実施の形態の樹脂供給工程24では、板状樹脂23の上にメタルマスク41を搭載し、このメタルマスク41上に供給されたペースト状樹脂25をスキージ42によって掻く(図中矢印の方向へ移動させる)ことでペースト状樹脂25が孔31内へ充填される。ここでメタルマスク41には、孔31に対応する位置に樹脂充填孔43が形成されている。なお、本実施の形態において、樹脂充填孔43は孔31よりも大きくしてある。これによりしっかりとペースト状樹脂25を孔31へ充填することができる。なおこの場合、樹脂充填孔43と孔31との間の距離44は、少なくとも板状樹脂23が積層される位置のばらつきや、メタルマスク41が搭載される位置のばらつきなどのばらつき寸法以上の寸法とし、常に樹脂充填孔43内に孔31が見通せるようにしておくことが望ましい。なお、本実施の形態における樹脂供給工程24ではメタルマスク41を用いたが、これは板状樹脂23の上面をスキージ42によって掻くことで、ペースト状樹脂25を充填してもよい。また、ディスペンサなどを用いる方法でも可能である。
図4は、表層配線部積層工程14における部品内蔵基板21の要部断面図である。図1、図4において表層配線部積層工程14では、板状樹脂23とペースト状樹脂25の上に表層配線部5が積層される。これにより、電子部品2が装着された孔31が表層配線部5によって覆われることとなる。本実施の形態における表層配線部5には、少なくとも下面側の配線パターンと、この表層配線部5の上下面間を接続するスルーホールとが形成されている。
次に一体化工程15は表層配線部積層工程14の後で、板状樹脂23や表層配線部5が配線基板22上に積層された状態で加熱し、板状樹脂23やペースト状樹脂25を硬化させる。これによって、配線基板22と板状樹脂23と表層配線部5とが一体化される。なおこの一体化工程15では、この加熱と同時に上下方向(図中矢印A方向)から加圧し、部品内蔵基板を所定の厚みとなるまで圧縮する。このとき、孔31は既にペースト状樹脂25でほぼ充満された状態であるので、加熱によって軟化した板状樹脂23が孔31方向へ流れ難くなることとなる。そして部品内蔵基板21は、さらに加熱されることで、熱硬化性樹脂である板状樹脂23やペースト状樹脂25が硬化し、電子部品2が板状樹脂23と硬化したペースト状樹脂25内に埋設されることとなる。
ここで、板状樹脂23とペースト状樹脂25との線膨張係数はほぼ同じである方が望ましい。これは、一体化工程15における冷却時に溶けた板状樹脂23とペースト状樹脂25との収縮量に差があると線膨張係数の大きな部分でそりを発生するためである。板状樹脂23にはガラス織布の基材層23aを有しているので、その伸縮量は比較的小さい。そこで本実施の形態では、ペースト状樹脂25にガラスフィラーを含む樹脂を用いることによって、ペースト状樹脂25と板状樹脂23との間での線膨張係数の差を小さくしている。
ここで、一般に線膨張係数の小さなペースト状樹脂は、フィラーなどの充填物が多く、流動性が悪くなる。そこで、ペースト状樹脂25には、少なくとも板状樹脂23よりも線膨張係数の小さな樹脂を用いれば、一体化工程15での加熱や冷却による膨張や収縮が小さくなり、そりの小さな部品内蔵基板21を実現できる。
図5は、本実施の形態における部品内蔵基板21の要部断面図である。図1、図5において、このようにして一体化された部品内蔵基板21は、冷却された後に配線工程16によって、部品内蔵基板21の上下面の配線加工や、上下面間を接続するスルーホール51の加工、さらに上下面の配線パターン上への絶縁膜形成などが行われ、部品内蔵基板21として完成する。
以上のように、基材へ熱硬化性の樹脂が含浸された板状樹脂23を配線基板22上に積層し、その後で板状樹脂23に設けられた孔31内に熱硬化性のペースト状樹脂25を充填し、その後でこのペースト状樹脂25を覆うように表層配線部5を積層して一体化させるので、孔31はペースト状の樹脂によって充填されることとなる。これにより、板状樹脂23によって孔31を埋める必要がないので、板状樹脂23を積層する積層領域32を小さくしても孔31を樹脂で充満させることができることとなる。従って、配線基板22上の電子部品2の実装可能領域33を大きくでき、部品内蔵基板21内に多くの電子部品2を内蔵することができる。
また、板状樹脂23に予め導電性部材などを埋め込み、基板内層にスルーホールを形成してもよい。この場合、積層領域32において板状樹脂23の流れが少なくなるので、導電性部材が流れ難くなり、接続部分での接続信頼性が高く、接続抵抗も小さなスルーホールを形成できる。あるいは、最下層の板状樹脂23以外の層では、板状樹脂23に代えて、電子部品2に対応する位置に孔を設けられた配線済みの内層基板を用いても良い。この場合、板状樹脂23と表層配線部5との間にもペースト状樹脂25が供給されるので、部品内蔵基板21を一体化できるとともに、容易に内層部分へ配線パターンやスルーホールを形成できる。
さらに、本実施の形態では3層の板状樹脂23を積層したが、これは1層でもよい。その場合には積層工程12での工数を少なくできる。それ以外にも電子部品2の高さや、部品内蔵基板21の出来上がり厚さに応じて、板状樹脂23の厚みを適宜変えておくようなことをしても良い。
さらにまた、本実施の形態では表層配線部5として、下面のパターン形成と、上下のスルーホール加工が完了した配線基板を用いたが、これに代えて孔31を形成しない板状樹脂23と銅箔とを積層し、一体化工程15によって一緒に硬化させても良い。このようにすれば、表層配線部5の形成工程の工数を少なくできるので、低価格な部品内蔵基板21を実現できる。
(実施の形態2)
本実施の形態の部品内蔵基板121は、実施の形態1に対し、内層部分に内層パターンや内層スルーホールを設けた内層配線基板123が設けられ、この内層配線基板123と配線基板22や、内層配線基板123と表層配線部5との間にもスルーホールが形成された点が異なっている。
では以下、本実施の形態について図面を用いて説明する。図6は本実施の形態における部品内蔵基板121の製造フローチャートであり、図7は、その工程における部品内蔵基板121の要部断面図である。なお、図6から図9において、図1から図5と同じものには同じ番号を用いて、その説明は簡略化している。
図6において、孔加工工程101では板状樹脂23cに対し電子部品2と対応する位置に孔31を形成するとともに、この板状樹脂23cの上下層間でのスルーホールを形成するためのビア孔122が加工される。そして導電部材充填工程102では、このビア孔122内に導電ペースト124が充填される。そして積層工程103では、部品実装工程11が完了した配線基板22の上に、導電ペースト124が充填された板状樹脂23cが積層され、その板状樹脂23c上に内層配線基板123が積層される。ここで、内層配線基板123は、表裏面に形成された配線パターンと、この表裏面の配線パターン間を接続するスルーホールが形成されている。また、この内層配線基板123には予め孔加工工程104で孔125が形成されている。なお本実施の形態において、孔125は孔31と同じ位置であり、同じ大きさとしている。
なお本実施の形態において、内層配線基板123は1枚のみとしているが、複数層積層してもよい。ただしその場合においても、内層配線基板123と板状樹脂23cとを交互に積層しておくことが重要である。また、内層配線基板123上に導電ペースト124が充填された再度板状樹脂23cなどを積層しても良い。
図7は、本実施の形態における樹脂供給工程105における部品内蔵基板121の要部断面図である。図6、図7において、樹脂供給工程105は積層工程103の後で、孔31と孔125内へペースト状樹脂25を充填する工程である。本実施の形態における樹脂供給工程105では、板状樹脂23cと内層配線基板123との積層体上に、メタルマスク126が搭載される。このメタルマスク126には、孔125と対応する位置に樹脂充填孔127が設けられている。なおこの樹脂充填孔127は、孔125よりも小さくしている。
図8は、同積層工程106における部品内蔵基板121の要部断面図である。樹脂供給工程105でペースト状樹脂25の充填が完了すると、ペースト状樹脂25は、メタルマスク126の厚み分だけ内層配線基板123から突出することとなる。そこで図6、図8に示すように積層工程106では、樹脂供給工程105の後で、内層配線基板123上に板状樹脂23dが積層される。ここで、板状樹脂23dには、予め孔加工工程107で孔125に対応する位置に孔131が形成されている。なお孔131はメタルマスク126の樹脂充填孔127より大きくしておくことが重要である。このようにすることにより、ペースト状樹脂25が内層配線基板123と板状樹脂23dとの間に入り込みにくくなるので、ペースト状樹脂25が内層配線基板123と板状樹脂23d内に充填された導電ペースト124aとの間での接続が妨げられ難くなる。従って、接続信頼性の良好な内層スルーホールを形成できる。また、導電ペースト124aと内層配線基板123間での接続抵抗も大きくなり難くできる。
表層配線部積層工程14では、この積層工程106の後で板状樹脂23d上に表層配線部5を積層する。そして一体化工程15によって配線基板22と板状樹脂23c、板状樹脂23d、表層配線部5とが一体化される。
図9は、本実施の形態における部品内蔵基板121の要部断面図である。図6、図9に示すように、配線工程16で部品内蔵基板121の表裏に配線が形成されるとともに、表裏間がスルーホール141によって接続され、部品内蔵基板121が完成する。
なお本実施の形態において、メタルマスク126の厚みは板状樹脂23dの厚みより小さくしておく。これは、表層配線部5を積層時にペースト状樹脂25が表層配線部5と板状樹脂23dとの間に入り込み難くするためである。これにより、板状樹脂23dの導電ペースト124aと表層配線部5における下側面とでの間の接続信頼性が良好となる。
本発明にかかる部品内蔵基板の製造方法は、部品搭載可能領域を大きくできるという効果を有し、特に電子部品を高密度に実装し小型化が必要な携帯機器等に用いる基板に用いると有用である。
本発明の一実施の形態における部品内蔵基板の製造フローチャート 同、積層工程における部品内蔵基板の要部断面図 同、樹脂供給工程における部品内蔵基板の要部断面図 同、表層配線部積層工程における部品内蔵基板の要部断面図 同、部品内蔵基板の要部断面図 本実施の実施の形態2における部品内蔵基板の製造フローチャート 同、樹脂供給工程における部品内蔵基板の要部断面図 同、表層配線部積層工程における部品内蔵基板の要部断面図 同、部品内蔵基板の要部断面図 従来の部品内蔵基板の製造フローチャート 同、一体化工程における部品内蔵基板の断面図
符号の説明
2 電子部品
5 表層配線部
11 部品実装工程
12 積層工程
13 孔加工工程
14 表層配線部積層工程
15 一体化工程
22 配線基板
23 板状樹脂
24 樹脂供給工程
25 ペースト状樹脂
31 孔

Claims (9)

  1. 配線基板の上面側に電子部品を装着する部品実装工程と、未硬化の第1の板状樹脂に前記電子部品と対応する位置に第1の孔を形成する孔加工工程と、前記部品実装工程の後で前記孔が前記電子部品に対応するように、前記配線基板の上面に前記第1の板状樹脂を積層する第1の積層工程と、この積層工程の後で前記孔を覆うとともに、前記第1の板状樹脂の上に表層配線部を積層する表層配線部積層工程と、この表層配線部積層工程の後で前記配線基板上に前記第1の板状樹脂と前記表層配線板とが積層された状態で加熱して前記配線基板と第1の板状樹脂と表層配線板とを一体化する一体化工程とを備え、前記第1の板状樹脂には基材に未硬化の熱硬化性の樹脂が含浸されたプリプレグを用い、前記第1の積層工程と前記表層配線部積層工程の間には、前記第1の孔に熱硬化性のペースト状樹脂を供給し、前記第1の孔と前記基板の上面とによって形成された凹部を前記ペースト状樹脂で満たす樹脂供給工程を設けた部品内蔵基板の製造方法。
  2. ペースト樹脂の線膨張係数は、第1の板状樹脂の線膨張係数とほぼ同じとした請求項1に記載の部品内蔵基板の製造方法。
  3. ペースト樹脂の線膨張係数は、第1の板状樹脂に含浸された熱硬化性樹脂の線膨張係数より小さくした請求項1に記載の部品内蔵基板の製造方法。
  4. 第1の板状樹脂は、プリプレグと内層配線基板とが交互に積層され、第1の積層工程では、配線基板と前記第1のプリプレグとの間に樹脂層が形成されるように積層される請求項1に記載の部品内蔵基板の製造方法。
  5. 孔加工工程では第1の板状樹脂にビア孔を加工し、この孔加工工程と積層工程との間に前記ビア孔を導電性ペーストで埋める導電性ペースト充填工程を有した請求項1に記載の部品内蔵基板の製造方法。
  6. 樹脂供給工程におけるペースト状樹脂の充填は、第1の板状樹脂の孔に対応して形成された樹脂充填孔を設けたメタルマスクを用い、前記樹脂供給工程と第2の積層工程との間には、予め前記第1の孔に対応する位置に前記樹脂充填孔よりも大きな第2の孔が形成された第2の板状樹脂を前記第1の板状樹脂上に積層する第2の積層工程を設けた請求項1に記載の部品内蔵基板の製造方法。
  7. 第2の板状樹脂の厚みは、メタルマスクの厚みより厚くした請求項6に記載の部品内蔵基板の製造方法。
  8. 第1の孔と第2の孔とは同じ大きさとした請求項6に記載の部品内蔵基板の製造方法。
  9. 樹脂充填孔は、第1の孔より大きくした請求項6に記載の部品内蔵基板の製造方法。
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