JP2000102292A - ステッピング・モータ駆動装置 - Google Patents

ステッピング・モータ駆動装置

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JP2000102292A
JP2000102292A JP10266895A JP26689598A JP2000102292A JP 2000102292 A JP2000102292 A JP 2000102292A JP 10266895 A JP10266895 A JP 10266895A JP 26689598 A JP26689598 A JP 26689598A JP 2000102292 A JP2000102292 A JP 2000102292A
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data
memory means
motor
time interval
stepping
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Yoshiaki Takayanagi
義章 高柳
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  • Control Of Stepping Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パッケージのピン数を大幅に増加することな
しに、ステッピング・モータのマイクロステップ駆動を
容易に実現するシングル・パッケージのモータ・ドライ
バを提供する。 【解決手段】 従来ASIC内で実現していた制御ブロ
ックをモータ・ドライバ内に取り込み、さらに各種のテ
ーブルを含むメモリにデータを書き込むために、シフト
レジスタが含まれる。シフトレジスタ1001は、メモ
リをアドレス指定するためのアドレスを生成する。シフ
トレジスタ1002はテーブルに書き込むデータを、シ
リアル・データとして受信する。このようにして、アド
レス・バスおよびデータ・バス上にアドレスおよびデー
タがそれぞれ用意されると、次にチップ・セレクト信
号、次に書込み信号の順にイネーブルされ、その結果、
対応するメモリのアドレスに、データ・バス上のデータ
が書き込まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタやファッ
クス装置などのステッピング・モータ用のモータ駆動装
置に関し、特に制御が容易で、低騒音を達成可能な高付
加価値のモータ駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来プリンタやファックス装置では、通
常、紙送り用モータと、記録ヘッドを収納するキャリッ
ジを往復移動させるキャリッジ・モータの、少なくとも
2個のモータを要した。これらのモータとして、特に低
価格のプリンタではステッピング・モータが主に使用さ
れる。ステッピング・モータの駆動方法には、様々な方
式が存在する。
【0003】図1は、典型的な2層バイポーラ・モータ
の駆動回路を示す。
【0004】図1において、2層バイポーラ・モータ1
01は、2つの巻線AおよびBを有する。モータ101
はモータ駆動装置(本明細書では“モータ・ドライバ”
とも称す)102により駆動される。CPUまたはゲー
ト・アレイ103は端子27、26を通してモータ10
1の回転方向を決定する制御信号IN1(112)、I
N2(113)をゲート回路116へ転送する。CPU
またはゲート・アレイ118は端子16、17を通して
モータ101の回転方向を決定する制御信号IN4(1
14)、IN3(115)をゲート回路117へ転送す
る。さらにCPUまたはゲート・アレイ118は端子2
5、18を通してモータ101に流れる電流のレベルを
決定する制御信号I0(120)、I1(121)を転
送する。ゲート回路116、117によりパワートラン
ジスタ104ないし111が制御される。
【0005】図2および図3は制御信号の組合せの真理
値表を示す。
【0006】モータ・ドライバ102は、図2および図
3に示される制御信号の組合せにより制御される。特に
図2の真理値表は、モータ101の巻線に流れる電流の
方向、すなわちモータ101の回転方向を決定する制御
信号IN1(112)、IN2(113)、IN3(1
15)またはIN4(114)を表し、図3の真理値表
はモータに流れる電流のレベルを決定する制御信号I0
(120),I1(121)を表す。
【0007】図4は一般的な通称2−2層駆動と呼ばれ
る駆動方式を示す。
【0008】図4において、図中斜線で塗りつぶされた
波形は、図4(A)が巻線A、図4(B)が巻線Bに流
れる電流、およびその方向を示す。AバーはAと逆向
き、BバーはBと逆向きを示す。
【0009】図5は、モータ101の回転をベクトル的
に表現した図を示す。
【0010】図5において、丸印の番号で示さ
れるベクトル位置は、図4の電流波形の一番下に示す丸
印番号と対応する。たとえば、図4ので示さ
れる電流の向きAおよびBは、図5の第一象限ののベ
クトルに対応する。
【0011】上述した図4に示されるような2−2層駆
動は、駆動方法が簡単である反面、電流波形が方形波で
あるためになめらかな駆動が困難であり、騒音的には不
利である。
【0012】図6は、こうした欠点を改善する正弦波駆
動を示す。
【0013】最近のプリンタやファックス装置では、図
6に示すような正弦波駆動を採用することにより、低騒
音化に対応する傾向にある。このような正弦波駆動はマ
イクロステップ駆動とも呼ばれ、図6において、S1な
いしS4で示されている。マイクロステップの数はS1
からS4より通常多いが、例示的に4つのマイクロステ
ップで示す。しかしながら、こうしたマイクロステップ
駆動を実現するためには、制御がより複雑化する。
【0014】図8は、モータ電流の推移を示す。
【0015】図8と図6とを比較すると、図6に示され
るモータ電流波形が、モータを等速で駆動しているとき
の電流波形であるのに対し、図8に示される電流波形
は、モータのランプアップ(ramp up) 時、すなわち加速
時の駆動周期、および駆動電流を示す。波形A−ph8
01およびB−ph802ならびにそれらの反転波形
は、図1の8個の出力パワー・トランジスタ104ない
し111の導通を制御する制御信号IN1ないしIN4
(112ないし115)に対応する。電流波形A−i8
03とB−i804は、これらの制御信号IN1ないし
IN4により制御される。S1等は各ステップを示し、
T1等は1ステップ期間(インターバル)を示す。
【0016】図8に示されるように、通常のモータの始
動方法では、ランプアップ時にモータの回転を徐々に加
速することにより、等速時の回転速度に近づける。従っ
て、駆動周期は徐々に短くなり、さらに駆動電流につい
ても連続的に、または段階的に低減する手法が取られた
りする。ここで“連続的”および“段階的”とは、図8
において、1ステップ期間T1,T2,T3…が連続的
に変化したり、あるいは半周期または1周期毎に期間が
短くなることを意味する。さらに、電流に関しても、1
ステップ毎に連続的に、あるいは半周期または1周期毎
に段階的に低減するような手法が取られうる。こうした
制御の効果は、上述したような騒音の低下の他に、整定
性能の向上にも寄与する。要するに、滑らかに等速運動
に移行する。
【0017】図7は、従来使用された制御ブロックを示
す。上述の図8に示されるようなステッピング・モータ
の駆動制御を実現するためには、例えば図7に示される
制御回路が使用される。
【0018】図7において、4つのテーブル701,7
02,703,704が用意されている。
【0019】テーブル701は、図8に示すステッピン
グ・モータの制御ステップ・インターバルT1,T2,
T3…を記憶する。インターバルはランプアップ領域で
は、上述のように連続的または段階的に短くなり、等速
領域に達すると、同じ調子で繰り返される。また、ラン
プダウン(ramp down) 時、すなわち減速時には、一般
的にランプアップ時と逆の方向にテーブルを進行するよ
うに制御することにより、問題無くモータの停止に至り
うる。従って、テーブルの記憶容量としては、ランプア
ップ時に相当するデータと、等速時に相当するデータを
収容可能なように選択される。
【0020】テーブル702は、A相電流テーブルであ
り、図8の制御曲線A−i803の電流値データS1,
S2,S3…を記憶する。この電流値は、一般に半サイ
クル毎に、もしくは1サイクル毎に、または所定の複数
サイクル毎に減衰され、等速領域に至るなどの方法が採
用されうる。
【0021】テーブル703はテーブル702と対を成
すB相電流テーブルであり、図8の制御曲線B−i80
4の電流値データS1′,B2′,S3′…を記憶す
る。
【0022】テーブル704は位相テーブルであり、図
8のA−ph801およびB−ph802に対応する波
形、ならびにそれらの反転波形(図7のテーブル704
では“バー”で示される)を記憶する。ここでA−ph
801はA相電流波形A−i803の位相と合致し、B
−ph802はB相電流波形B−i804の位相と合致
する。上述のように、これらの波形A−ph801およ
びB−ph802ならびにそれらの反転波形は、図1の
8個の出力パワー・トランジスタ104ないし111の
導通を制御する制御信号IN1ないしIN4(参照番号
112ないし115)に対応する。
【0023】上述した図7の4つの各テーブルのデータ
は、比較器707の一致信号708により、それぞれ対
応するレジスタ1(705),レジスタ2(710),
レジスタ3(712)およびI/Oポート718に、そ
れぞれDMA転送2(715)、DMA転送3(71
6)、DMA転送4(717)される。比較器707
は、レジスタ1(705)内の現インターバル値とカウ
ンタ706のカウント値とを比較し、一致が発生する
と、転送トリガ信号709を発生する。一致信号708
と転送トリガ信号709とは同一の信号である。テーブ
ルからレジスタへのこうした転送方式としては、一般に
ダイレクト・メモリ・アクセス(Direct Memory Access
:DMA)転送が使用されていた。すなわち、テーブル
701ないし704がシステム内のメモリ、例えばRO
M内またはRAM内に構成され、これらのROMまたは
RAMがCPUバス725に接続され、これらのテーブ
ル701ないし704が、CPU(不図示)によりデー
タを書き込まれる。そして、転送トリガ信号709が発
生すると、CPUバス725が一時的に解放され、これ
らのテーブル701ないし704から、それぞれ対応す
るレジスタ1(705),レジスタ2(710),レジ
スタ3(712)およびI/Oポート718に、次のデ
ータが転送される。制御ブロック700は、テーブル7
01ないし704を除き、大部分が通常、アプリケーシ
ョン特有の大規模LSI(Application Specific Integ
rated Circuit : ASIC)の一部として含まれうる。
あるいは、テーブル701ないし704がASIC内に
一緒に含まれてもよい。ただし、この場合、システム・
メモリとテーブル701ないし704用のメモリとが別
々のメモリ素子に分かれ、不経済となりうる。さらに、
D/A(デジタル−アナログ)変換器711,713を
ASIC内に盛り込むことも、ASICのコストアップ
の要因となりうる。従って、従来、D/A変換器71
1,713そのものをASIC内に設けない手法も使用
された。なお、図7の制御ブロック700には、モータ
・ドライバをON/OFF制御するための専用のポート
722も含まれうる。
【0024】図9は、従来のD/A変換器そのものをA
SIC内に設けない手法を示す。
【0025】図9に示すように、D/A変換器711、
713と同等の機能を、PWM(パルス幅変調)回路9
30,940と、積分回路932,942との組み合わ
せにより達成する手法が使用されていた。
【0026】図9において、制御ロジック900はA相
パルス幅テーブル902とB相パルス幅テーブル903
を有している。A相パルス幅テーブル902は転送トリ
ガ信号909によりPWM回路930にDMA転送され
(915)、B相パルス幅テーブル903は転送トリガ
信号909によりPWM回路940にDMA転送され
(916)。PWM回路930は外部回路の積分回路9
32に接続され、この出力はA相電流制御信号919と
なり、PWM回路940は外部回路の積分回路942に
接続され、この出力はB相電流制御信号920となる。
【0027】他方、図7の制御ブロック700、あるい
はその一部の機能を図9に示す構成により置換した制御
ブロックを、新たな製品設計の度にASIC内に盛り込
むことは、設計効率の点で非効率的である。なぜなら、
図7に示される各種のテーブル701ないし704を、
システム・メモリ内に割り当てなければならず、それに
より貴重なメモリ領域が圧迫されたり、その内容をレジ
スタやI/Oポートに転送するためのDMA機構を盛り
込まなければならないからである。さらに、図9に示す
ような構成では、積分回路932および942を外部回
路として設けなければならない煩わしさが付きまとうと
いう問題があった。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、上記問題を解決するためになされたものであり、パ
ッケージのピン数を大幅に増加することなしに、ステッ
ピング・モータのマイクロステップ駆動を容易に実現す
るシングル・パッケージのモータ・ドライバを提供する
ことにある。
【0029】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ステッピング・モータ用のシングル・パッケージのステ
ッピング・モータ駆動装置であって、ステップ的に変化
するモータ電流を決定するデータを記憶する第1のメモ
リ手段と、前記ステップ的に変化するモータ電流を通電
する時間間隔データを記憶する第2のメモリ手段と、前
記第1のメモリ手段から前記モータ電流を決定するデー
タを受信し、該モータ電流を決定するデータに基づきア
ナログ出力を生成するD/A変換手段と、前記第2のメ
モリ手段から前記時間間隔データを受信し、該時間間隔
データをカウントしてカウント値を求めるカウント手段
と、前記時間間隔データと前記カウント値との一致を検
出する検出手段とを備えたステッピング・モータ駆動装
置である。
【0030】請求項2記載の発明は、請求項1におい
て、前記検出手段が一致を検出した場合、前記第1のメ
モリ手段から次の前記モータ電流を決定するデータを前
記D/A変換手段に転送する第1の転送手段と、前記第
2のメモリ手段から次の前記時間間隔データを前記カウ
ント手段に転送する第2の転送手段とをさらに備えるこ
とができる。
【0031】請求項3記載の発明は、請求項1または2
において、前記第1および第2のメモリ手段は、少なく
ともランプアップ制御に必要なデータ分のメモリ容量を
有することができる。
【0032】請求項4記載の発明は、請求項1または2
において、前記第1および第2のメモリ手段は、ランダ
ム・アクセス・メモリであることができる。
【0033】請求項5記載の発明は、請求項1または2
において、前記D/A変換手段は、パルス幅変調回路と
積分回路との組合せからなることができる。
【0034】請求項6記載の発明は、請求項1または2
において、前記第1および第2のメモリ手段にデータを
書き込むデータ書きこみ手段をさらに備えることができ
る。
【0035】請求項7記載の発明は、請求項6におい
て、前記データ書きこみ手段は、前記第1および第2の
メモリ手段のアドレスを指定するデータをシリアル・デ
ータとして受信し、該受信データをパラレル・データと
して前記第1および第2のメモリ手段に提供する手段
と、前記第1および第2メモリ手段のアドレスに書込ま
れるデータをシリアル・データとして受信し、該受信デ
ータをパラレル・データとして前記第1および第2のメ
モリ手段に提供する手段とを備えることができる。
【0036】請求項8記載の発明は、ステッピング・モ
ータ用のシングル・パッケージのステッピング・モータ
駆動方法であって、ステップ的に変化するモータ電流を
決定するデータを第1のメモリ手段に記憶するステップ
と、前記ステップ的に変化するモータ電流を通電する時
間間隔データを第2のメモリ手段に記憶するステップ
と、前記第1のメモリ手段から前記モータ電流を決定す
るデータを受信し、該モータ電流を決定するデータに基
づきアナログ出力を生成するD/A変換ステップと、前
記第2のメモリ手段から前記時間間隔データを受信し、
該時間間隔データをカウントしてカウント値を求めるカ
ウントステップと、前記時間間隔データと前記カウント
値との一致を検出する検出ステップとを備えたステッピ
ング・モータ駆動方法である。
【0037】請求項9記載の発明は、請求項8におい
て、前記検出ステップにおいて一致を検出した場合、前
記第1のメモリ手段から次の前記モータ電流を決定する
データを前記D/A変換手段に転送する第1の転送ステ
ップと、前記第2のメモリ手段から次の前記時間間隔デ
ータを前記カウント手段に転送する第2の転送ステップ
とをさらに備えることができる。
【0038】請求項10記載の発明は、請求項8または
9において、前記D/A変換ステップは、パルス幅変調
回路により変調し、積分回路により積分することができ
る。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を詳細に説明する。
【0040】図10は、本発明のモータ・ドライバの1
実施の形態をブロック図で示す。
【0041】図10において、図7の構成要素と同一の
ものは、同一の参照番号で示されるため説明は省略す
る。
【0042】図10に示すように、本発明によるモータ
・ドライバは従来ASIC内で実現していた制御ブロッ
クをモータ・ドライバ内に取り込み、さらに上述の各種
のテーブルを含むメモリ(好適にはSRAM)701な
いし704にデータを書き込むために、シフトレジスタ
1001および1002が含まれる。シフトレジスタ1
001は、メモリ701ないし704をアドレス指定す
るためのアドレスを生成する。より詳細には、シフトレ
ジスタ1001は、クロック端子CLK1(1005)
に入力されるシリアル・クロックに同期して、データ入
力端子DATA1(1007)にシリアル・データを受
信し、受信の完了時に端子LT1(1006)が入力さ
れるラッチ信号により、データをラッチする。こうして
ラッチされたデータが、アドレス・バス1003に出力
される。同様に、シフトレジスタ1002はテーブル7
01ないし704に書き込むデータを、シリアル・デー
タとして受信する。より詳細には、シフトレジスタ10
02は、クロック端子CLK2(1008)に入力され
るシリアル・クロックに同期して、データ入力端子DA
TA2(1010)にシリアル・データを受信し、受信
の完了時に端子LT2(1009)に入力されるラッチ
信号により、データをラッチする。こうしてラッチされ
たデータが、データ・バス1004に出力される。
【0043】このようにして、アドレス・バス1003
およびデータ・バス1004上にアドレスおよびデータ
がそれぞれ用意されると、次にチップ・セレクト信号
(CSバー)1012、次に書込み信号(R/Wバー)
1011の順にイネーブルされ、その結果、対応するメ
モリ701ないし704のアドレスに、データ・バス1
004上のデータが書き込まれる。
【0044】図11は、図10のモター・ドライバのタ
イミング図を示す。
【0045】なお、上述のチップ・セレクト信号101
2、書込み許可信号1011の役割およびタイミング関
係については、当業者には周知であるので、ここでは説
明を省略する。また、図10ではテーブル701ないし
704が別々のメモリのように示されるが、実際にはこ
れら同一の物理メモリ上で割り当てられる方が、コスト
的に有利である。
【0046】図12は本発明のステッピング・モータ用
ドラバ1202を使用したときのシステム構成の一実施
の形態を示す。
【0047】図12において、ASIC1201とモー
タ・ドライバ1202との間は、図10で示されるCL
K1(1005)等で接続されている。モータ・ドライ
バ1202は制御回路1203(図10に示す)とパワ
ー回路1204(図1 のモータ・ドライバ102の変
形)とを含む。モータ1205は図1 のモータ101に
対応する。ASIC1201とモータ・ドライバ120
2との間の接続信号線の数を図1の従来例の場合と比較
すると、従来例が6本(IN1ないし4,I10,I1
1)なのに対し、図12では9本が示されており、大幅
な信号線の増加無しに、マイクロステップ駆動に対応す
るモータ・ドライバが提供されることが示されている。
【0048】本発明のモータ・ドライバを使用したOA
機器を提供することができることは言うまでもない。O
A機器の例としては、プリンタ、ファックス、タイプラ
イタ、複写機などがあるが、これらに限定されるもので
はない。
【0049】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、イ
ンタフェース信号線の数、従ってI/O端子の数を大幅
に増加することなしに、ステッピング・モータのマイク
ロステップ駆動を容易に可能にするシングル・パッケー
ジのモータ・ドライバを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のモータ・ドライバの回路ブロックを示す
図である。
【図2】図1のモータ・ドライバの入力制御信号と出力
との関係を示す真理値表図である。
【図3】図1のモータ・ドライバの電流切り替え真理値
表図である。
【図4】代表的な2−2相駆動の場合の電流波形を示す
図である。
【図5】2−2相駆動の場合の回転ベクトルを示す図で
ある。
【図6】マイクロステップ駆動の場合の電流波形を示す
図である。
【図7】マイクロステップ駆動を実現する従来のアーキ
テクチャを示す図である。
【図8】マイクロステップ駆動におけるランプアップ領
域の制御を示す図である。
【図9】図7のD/A変換回路711,713の別の実
現方法を示す図である。
【図10】本発明のモータ・ドライバの制御ブロックを
示す図である。
【図11】図10の制御ブロック内の制御信号のタイミ
ング図である。
【図12】本発明のモータ・ドライバを用いたモータ制
御系を示す図である。
【符号の説明】
101 モータ 102 モータ・ドライバ 104、105、106、107、108、109、1
10、111 パワートランジスタ 700 制御ブロック 701、702、703、704 テーブル 705、710、712 レジスタ 707 比較器 711、713 D/A変換器 718 I/Oポート 930、940 PWM回路 932、942 積分回路 1001、1002 シフトレジスタ 1202 ステッピング・モータ用ドライバ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステッピング・モータ用のシングル・パ
    ッケージのステッピング・モータ駆動装置であって、 ステップ的に変化するモータ電流を決定するデータを記
    憶する第1のメモリ手段と、 前記ステップ的に変化するモータ電流を通電する時間間
    隔データを記憶する第2のメモリ手段と、 前記第1のメモリ手段から前記モータ電流を決定するデ
    ータを受信し、該モータ電流を決定するデータに基づき
    アナログ出力を生成するD/A変換手段と、 前記第2のメモリ手段から前記時間間隔データを受信
    し、該時間間隔データをカウントしてカウント値を求め
    るカウント手段と、 前記時間間隔データと前記カウント値との一致を検出す
    る検出手段とを備えたことを特徴とするステッピング・
    モータ駆動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のステッピング・モータ駆
    動装置において、 前記検出手段が一致を検出した場合、 前記第1のメモリ手段から次の前記モータ電流を決定す
    るデータを前記D/A変換手段に転送する第1の転送手
    段と、 前記第2のメモリ手段から次の前記時間間隔データを前
    記カウント手段に転送する第2の転送手段とをさらに備
    えたことを特徴とするステッピング・モータ駆動装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のステッピング・
    モータ駆動装置において、 前記第1および第2のメモリ手段は、少なくともランプ
    アップ制御に必要なデータ分のメモリ容量を有すること
    を特徴とするステッピング・モータ駆動装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載のステッピング・
    モータ駆動装置において、 前記第1および第2のメモリ手段は、ランダム・アクセ
    ス・メモリであることを特徴とするステッピング・モー
    タ駆動装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または2記載のステッピング・
    モータ駆動装置において、 前記D/A変換手段は、パルス幅変調回路と積分回路と
    の組合せからなることを特徴とするステッピング・モー
    タ駆動装置。
  6. 【請求項6】 請求項1または2記載のステッピング・
    モータ駆動装置において、前記第1および第2のメモリ
    手段にデータを書き込むデータ書きこみ手段をさらに備
    えたことを特徴とするステッピング・モータ駆動装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のステッピング・モータ駆
    動装置において、 前記データ書きこみ手段は、 前記第1および第2のメモリ手段のアドレスを指定する
    データをシリアル・データとして受信し、該受信データ
    をパラレル・データとして前記第1および第2のメモリ
    手段に提供する手段と、 前記第1および第2メモリ手段のアドレスに書込まれる
    データをシリアル・データとして受信し、該受信データ
    をパラレル・データとして前記第1および第2のメモリ
    手段に提供する手段とを備えたことを特徴とするステッ
    ピング・モータ駆動装置。
  8. 【請求項8】 ステッピング・モータ用のシングル・パ
    ッケージのステッピング・モータ駆動方法であって、 ステップ的に変化するモータ電流を決定するデータを第
    1のメモリ手段に記憶するステップと、 前記ステップ的に変化するモータ電流を通電する時間間
    隔データを第2のメモリ手段に記憶するステップと、 前記第1のメモリ手段から前記モータ電流を決定するデ
    ータを受信し、該モータ電流を決定するデータに基づき
    アナログ出力を生成するD/A変換ステップと、 前記第2のメモリ手段から前記時間間隔データを受信
    し、該時間間隔データをカウントしてカウント値を求め
    るカウントステップと、 前記時間間隔データと前記カウント値との一致を検出す
    る検出ステップとを備えたことを特徴とするステッピン
    グ・モータ駆動方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のステッピング・モータ駆
    動方法において、 前記検出ステップにおいて一致を検出した場合、 前記第1のメモリ手段から次の前記モータ電流を決定す
    るデータを前記D/A変換手段に転送する第1の転送ス
    テップと、 前記第2のメモリ手段から次の前記時間間隔データを前
    記カウント手段に転送する第2の転送ステップとをさら
    に備えたことを特徴とするステッピング・モータ駆動方
    法。
  10. 【請求項10】 請求項8または9記載のステッピング
    ・モータ駆動方法において、 前記D/A変換ステップは、パルス幅変調回路により変
    調し、積分回路により積分することを特徴とするステッ
    ピング・モータ駆動方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001327191A (ja) * 2000-05-12 2001-11-22 Seiko Epson Corp 駆動機構制御装置、駆動機構の制御方法及びその記録媒体
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