JPS62114781A - 帯状金属シ−トに一定間隔おきに片状金属箔接合層を設ける方法 - Google Patents

帯状金属シ−トに一定間隔おきに片状金属箔接合層を設ける方法

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JPS62114781A
JPS62114781A JP25426085A JP25426085A JPS62114781A JP S62114781 A JPS62114781 A JP S62114781A JP 25426085 A JP25426085 A JP 25426085A JP 25426085 A JP25426085 A JP 25426085A JP S62114781 A JPS62114781 A JP S62114781A
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JP
Japan
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metal foil
band
shaped metal
metal sheet
strip
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JP25426085A
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English (en)
Inventor
Shoichi Sato
昭一 佐藤
Shihachirou Sakazume
坂爪 四八郎
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Altemira Co Ltd
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、帯状金属シートに一定間隔おきに片状金属
箔接合層を設ける方法に関し、この発明の方法により製
造された片状金属箔接合層を有する帯状金属シートは、
例えばIC(集熱回路)取付用リードフレームとして使
用けられるものである。
従来の技術 従来、例えばリードフレームとして使用される片状アル
ミニウム箔接合層を有する帯状金属シートは、次の方法
により製造されていた。第4図に示すように、例えば4
270イ(Fe−42wt%N1合金)よりなる帯状金
属シート(11)と、これより狭幅の帯状アルミニウム
X(12)とを、長さ方向に所定間隔おきに開口(14
)を有するマスキング用合成樹脂シート(13)を介し
て圧延して開口(14)と対応するアルミニウム箔部分
(12A)を金属シート(11)に圧接し、ついで合成
樹脂シート(13)および合成樹脂シー1へ(13)上
のアルミニウム箔部分(12B)を剥がして帯状金属シ
ーl〜(11)上に片状アルミニウム箔を形成したのら
、熱拡散接合するく特開昭59−1080号公報および
特開昭58−130522号公報参照)。ところが、こ
の従来の方法では合成樹脂シート(13)を剥がすさい
に、帯状アルミニウム箔(12)が第4図に鎖線(1)
で示すように破れるので、R縮約に形成された片状アル
ミニウム箔接合層(12S)の周縁寄りの部分は、第5
図に示すように、外方に向って漸次肉薄となり、直線的
になり難い。したがって、この片状金属箔接合1i (
12S)を有する帯状金属シート(11)を用いてリー
ドフレームをつくった場合には、そのリード部先端のア
ルミニウム箔接合層部分の肉厚が薄くなり、アルミニウ
ム細線をボンディングした場合にその接合強度が小さく
なるという問題があった。
また従来、帯状金属シートに予めブラッシングを部分的
に施す方法(特開昭59−21487)が知られている
が、圧接後にアルミニウム箔を剥離除去するさい、帯状
金属シート上に残る片状アルミニウム箔の輪部がやはり
直線的になり難いという問題があった。
さらに従来、エツチング法や研磨法により帯状金属シー
ト上に片状アルミニウム箔接合肋を設ける方法(特開昭
59−1078号公報参照)が知られているが、前者の
エツチング法によれば、エツチングのさい帯状アルミニ
ウム箔が肉厚方向だけでなく横方向へも不均一にエツチ
ングされてしまい、形成された片状アルミニウム箔接合
層の輪部がやはり直線的でなく、寸法精度が低下し、し
かもエツチング液の洗浄工程、および乾燥工程が必要で
あり、作業が非常に面倒であるという問題があった。ま
た後右の研削法によれば、切粉が発生し、その除去が不
十分であると、片状アルミニウム箭接合層の表面に傷が
付き易く、かつ凹凸部が牛しるという問題があった。
発明の目的 この発明の目的は、上記の問題を解決し、フlシ状金属
シートの表面に片状金属箔接合層を、その周縁部が直線
的となるように寸法精度よくかつ一定間隔おきに連続し
て設けることができ、従来のようにマスキングのために
樹脂シートを使用したり、また面倒なエッチングエ稈や
研削工程を実施したりする必要がなく、さらには研削に
より生じた切粉によってトラブルが発生することがない
方法を提供しようとするにある。
発明の構成 この発明は、上記の目的を達成するために、帯状金属箔
と、これとは異なる素材よりなる帯状金属シートとを用
意し、表面に円周方向に所定間隔おきに配置された少な
くとも1列の非圧接用凹部を有する圧接用ロールを備え
た一次圧接用ロールに、帯状金属シートと帯状金属箔と
を導いて圧接することにより、帯状金属シートの少なく
とも片面にシー]へに対して剥離可能な程度に圧接した
金属箔仮圧接部と、非圧接用四部に対応する金属箔非圧
接部とを形成せしめ、ついで帯状金属箔を、すべて非j
モ接部の左右両側縁もしくは左右両側縁より若干内側部
分を通る切断線を形成するように長さ方向に切断して、
仮圧接部のみからなる第1帯状金属箔断片と、仮圧接部
と非圧接部が交互に配置されてなる第2帯状金属fi!
1断片とに分割し、ついで第1帯状金属箔断片を剥離除
去するとともに、第2洛状金属箔断片の非圧接部を真空
吸引装置により吸引除去することにより、帯状金属シー
ト上に所定間隔おきに並んだ片状金属箔を形成し、つい
で片状金属箔を有する帯状金属シートを、平滑な表面を
有する一対の二次圧接用ロール間を通過させることによ
って片状金属箔を金属シートに本圧接せしめたのち、片
状金属箔を有する帯状金属シートを真空もしくは不活性
ガス雰囲気中で加熱して金属シートと片状金属箔とを拡
散接合させることを特徴とする、帯状金属シートに一定
間隔おきに片状金属箔接合層を設ける方法を要旨として
いる。
上記において、帯状金属シートとしては、例えば427
0イ(Fe−Ni合金)、鉄、およびリン青銅等を使用
する。また帯状金属箔どしては純度99Wt%以上の高
純度アルミニウム、アルミニウム合金および金等を使用
する。帯状金属箔は、通常金属シートの幅よりも2〜1
0mm狭い幅を有している。
帯状金属シートの片面に片状金属箔接合層を設ける場合
には、−次圧接用ロールのうら一方のロールの表面に、
片状金属箔接合層の大きさおよびビッヂに対応するよう
に所定の大きさを有する非圧接用凹部を所定間隔J5き
に設け、他方のロールの表面は平滑とする。また帯状金
属シートの両面に片状金属接合層を設()る場合もあり
、この場合には、共に非圧接用凹部を有する一対の圧接
用ロールを用いればよい。二次圧接用ロールとしては、
いずれも表面が平滑な一対の圧接用ロールを使用する。
帯状金属シートと帯状金属箔の一次圧接は、上記−次圧
接用ロールに両者を啓いて圧延づることにより仮圧接す
るものであり、そのさいの圧下率は通常3〜15%とづ
るのが好ましい。
また−次圧接後、たたらに帯状金属箔に切断線を入れ、
仮圧接部のみからなる帯状金属箔断片をコイル状に巻き
取りながら剥離除去づ−る。
非圧接部は真空吸引装置の吸引力により容易に除去する
ことができ、そのさい非圧接部と仮圧接部と境界部分は
、一方が圧接されるため非常にシャープに直線的に切断
せられているものである。非圧接部の吸引除去後、片状
金属箔を有づる帯状金属シートを二次圧接用ロールに導
いて圧延することにより、本圧接を行なうが、そのさい
の圧下率は5〜2D%とするのが好ましい。
二次圧接後の拡散接合は、金属シートおよび片状金属箔
の酸化を防止するため真空もしくは不活性ガス雰囲気に
おいて行なうが、前者の場合には、その真空度は10−
3〜10− t、 Torrとすることが好ましい。ま
た後者の場合には、例えば窒素ガス、アルゴンガス等の
化学的に不活性なガスの雰囲気下で行なう。加熱処理は
いずれの場合にも約300〜5)(0℃の温度で3O〜
60分間行ない、帯状金属シートと片状金属箔の相互拡
散が十分に行なわれるようにする。
実  施  例 つぎに、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図と第2図において、まず純度99.9gwt%の
アルミニウム箔よりなる帯状金属箔(2)と、これとは
異なる素材の4270イよりなる帯状金属シート(1)
とを用意した。ここで、帯状金属シート(1)の厚みは
0.3IIIIIlおよび幅は25mmであり、帯状金
属油(2)の厚みは15pおよび幅は23mmである。
ついで、表面に円周方向に所定間隔おきに配置された1
列の非圧接用凹部(7)を有する圧接用ロール(5)を
備えた一次圧接用ロール(5)(6)に、帯状金属シー
ト(1)と帯状金属箔(2)とを導いて冷間圧接するこ
とにより、帯状金属シート(1)の片面にシート(1)
に対して剥離可能な程度に圧接した金属箔仮圧接部(2
A)と、非圧接用凹部(7)に対応する金属箔非圧接部
(2B)とを形成せしめた。ここで、圧接用ロール(5
)の凹部(7)の深さは0.1mmとし、また凹部(7
)の大きさおよびピッチは最終的に得られる片状金属箔
接合層の大きさとピッチを勘案して定めた。
また−次圧接用ロール(5)(6)による圧下率は10
%とした。
一次圧接後の帯状金属箔(2)を、すべて非圧接部(2
B)の左右両側縁もしくは左右両側縁より若干内側部分
を通る切断線(3)(3)を形成するように長さ方向に
切断して、仮圧接部(2A)のみからなる第1帯状金属
箔断片(2C)(2C)と、仮圧接部(2A)と非圧接
部(2B)が交互に配置されてなる第2帯状金属箔断片
(2D)とに分割し、ついで第1帯状金属箔断片(2C
)(2C)をコイル状に剥離除去するとともに、第2帯
状金属箔断片(2D)の非圧接部(2B)を簡単な真空
吸引装置により吸引除去することにより、帯状金属シー
ト(1)上に所定間隔おきに並んだ片状金属箔(2E)
を形成せしめた。
ついで片状金属箔(2E)を有する帯状金属シート(1
)を、平滑な表面を有する一対の二次圧接用ロール(図
示路〉間を通過させることによって片状金属箔(2E)
を金属シート(1)に冷間で本圧接せしめた。このとき
、二次圧接用ロールによる圧下率を7.4%とし、最終
的な帯状金属シート(1)の厚みを0.25m1とする
とともに、片状金属n (2E)の大きさを5mmmm
平方上3ピッチを10mmとした。
そして最後に、片状金属箔(2E)を有する帯状金属シ
ート(1)を真空中(10’Torr>、400℃で3
0分間加熱して金属シート(1)と片状金属箔(2E)
とを拡散接合させ、これによって第3図に示すように、
帯状金属シート(1)に一定間隔おきに片状金属箔接合
層(2S)を設けた。
上記の方法により得られた片状金属箔接合層(2S)を
有する帯状金属シート(1)は、非常に正確な寸法精度
を有し、例えばIC取付用リードフレームとして有利に
使用できるものであった。
なお、上記実施例においては、帯状金属シート(1)に
片状金属箔接合層(2S)が1列段けられているが、場
合によってはこれを2列以上設けることもできる。また
この発明の方法により得られた一定間隔おきに片状金属
箔接合層(2S)を有する帯状金属シート(1)は、I
Cのリードフレームだけでなく、その他の用途にも適用
せられるものである。
発明の効果 この発明による帯状金属シートに一定間隔おきに片状金
属箔接合層を設ける方法は、上述のように、帯状金属箔
(2)と、これとは異なる素材よりなる帯状金属シート
(1)とを用意し、表面に円周方向に所定間隔おきに配
置された少なくとも1列の非圧接用凹部(7)を有する
圧接用ロールを備えた一次圧接用ロール(5)(6)に
、帯状金属シート(1)と帯状金属箔(2)とを導いて
圧接することにより、帯状金属シート(1)の少なくと
も片面にシート(1)に対して剥離可能な程度に圧接し
た金属箔仮圧接部(2A)と、非圧接用凹部(7)に対
応する金属箔非圧接部(2B)とを形成せしめ、ついで
帯状金属箔(2)を、すべて非圧接部(2B)の左右両
側縁もしくは左右両側縁より若干内側部分を通る切断線
(3)(31を形成するように長さ方向に切断して、仮
圧接部(2A)のみからなる第1帯状金屈箔断片(2C
)(2C)と、仮圧接部(2A)と非圧接部(2B)が
交互に配置されてなる第2帯状金属箔断片(2D)とに
分割し、ついで第1帯状金属箔断片(2C)(2C)を
剥離除去するとともに、第2帯状金属箔断片(2D)の
非圧接部(2B)を真空吸引装置により吸引除去するこ
とにより、帯状金属シート(1)上に所定間隔おきに並
んだ片状金属箔(2E)を形成し、ついで片状金属箔(
2E)を有する帯状金属シート(1)を、平滑な表面を
有する一対の二次圧接用ロール間を通過させることによ
って片状金属箔(2E)を金属シート(1)に本圧接せ
しめたのち、片状金属箔(2E)を有する帯状金属シー
ト(1)を真空もしくは不活性ガス雰囲気中で加熱して
金属シート(1)と片状金属箔(2E)とを拡散接合さ
せることを特徴とするもので、帯状金属シート(1)の
表面に片状金属箔接合層(2S)を、その周縁部が直線
的となるように寸法精度よくかつ一定のピッチで連続し
て設けることができ、しかも従来のようにマスキングの
ために樹脂シートを使用したり、また面倒なエツチング
工程や研削工程を実施したりする必要がなく、きわめて
作業容易であり、さらに研削により生じた切粉によって
トラブルが発生するようなこともないという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の方法の実施工程を示す部分平面図、
第2図は同部分斜視図、第3図はこの発明の方法により
得られた片状金属箔接合層を有ザる帯状金属シートの部
分拡大平面図、第4図は従来法の実施工程を示す部分拡
大断面図、第5図は従来法により得られた製品を示す側
面図である。 (1)・・・帯状金属シート、(2)・・・帯状金属箔
、(2A)・・・仮圧接部、(2B)・・・非圧接部、
(2C)・・・第1帯状金属箔断片、(2D)・・・第
2帯状金属箔断片、(2E)・・・片状金属箔、(2S
)・・・片状金属箔接合層、(3)・・・切断線、(5
)(6)・・・−次圧接用ロール、(7)・・・非圧接
用凹部。 以上 特許出願人  昭和アルミニ1クム株式会社手続補正書 1.事件の表示 昭和60年 特許願 第254260号28発明の名称 帯状金属シートに一定間隔おきに異種金属部分クラッド
層を設ける方法 3、補正をする者 事件との関係   特許出願人 住 所   堺市海山町6丁224番地名 称   昭
和アルミニウム株式会社4、代理人 住 所  東京部品用区東五反1)5丁目22番33号
5、補正の対象   明細書全文および図面全部門  
細  書  (補正) 1、発明の名称 帯状金属シートに一定間隔おきに異種金属部分クラッド
層を設ける方法 2、特許請求の範囲 帯状金属箔(2)と、これとは異なる素材よりなる帯状
金属シート(1)とを用意し、帯状金属シート(1)の
少なくとも片面に帯状金属箔(2)を重ねてこれらを、
表面に円周方向に所定間隔おきに配置された少なくとも
1列の非圧接用凹部(7)を有する圧接用ロールを備え
た一次圧接用ロール(5) (6)に導いて両ロール(
5) (6)間を通過させることにより、帯状金属シー
ト<1)に対して帯状金属箔(2)の非圧接用凹部(7
)に対応する部分(2B)以外の部分(2人)を剥離可
能な程度に仮圧接せしめ、ついで帯状金属箔(2)を、
すべての非圧接部分く2B)の左右両側縁もしくは左右
両側縁より若、干内側部分を通る切断線(3) (3)
を得るように長さ方向に切断して、上記仮圧接部分(2
A)のみからなる第1金属箔帯状片(2G) (2C)
を剥離除去するとともに、仮圧接部分く2人)と非圧接
部分(2B)が交互に配置されてなる第2金属箔帯状片
(2D)のうちの非圧接部分く2B)を真空吸引装置に
より吸引除去することにより、帯状金属シート(1〉上
に所定間隔おきに並んだ金属箔断片(2E)を残存せし
め、ついで金属箔断片(2E)を有する帯状金属シート
(1)を、平滑な表面を有する一対の二次圧接用ロール
間を通過させ、その結果金属箔断片(2E)を金属シー
ト(1)に本圧接せしめることを特徴とする、帯状金属
シートに一定間隔おきに異種金属部分クラッド層を設け
る方法。 3、発明の詳細な説明 産業上の利用分野 この発明は、帯状金属シートに一定間隔おきに異種金属
部分クラッド層を設ける方法に関し、この発明の方法に
より製造された異種金属部分クラッド層を有する帯状金
属シートは、例えばIC(集熱回路)取付用リードフレ
ームとして使用せられるものである。 従来の技術 従来、例えばリードフレームとして使用されるアルミニ
ウム部分クラッド層ををする帯状金属シートは、次の方
法により製造されていた。 すなわち、第4図に示すように、42アロイ(Fe−4
2wt%Ni合金)よりなる帯状金属シート(11)と
、これより狭幅の帯状アルミニウム箔(12)とを、長
さ方向に所定間隔おきに開口(14)を有するマスキン
グ用合成樹脂シート(13)を介して圧延して開口(1
4)と対応するアルミニウム箔部分(12A)を金属シ
ート(11)に圧接し、ついで合成樹脂シート(13)
および合成樹脂シート(13)上のアルミニウム箔部分
(12B)を剥がして帯状金属シート(11)上にアル
ミニウム箔断片を形成したのち、熱拡散接合していた(
特開昭59−1080号蚕報および特開昭58−130
522号公報参照)。ところが、この従来の方法では合
成樹脂シート(13)を剥がすさいに、帯状アルミニウ
ム箔(12)が第4図に鎖線(1)で示すように破れる
ので、最終的に形成されたアルミニウム部分クラッド層
(12S)の周縁寄りの部分は、第5図に示すように、
外方に向って漸次肉薄となり、直線的になり難い。した
がって、このアルミニウム部分クラッド層(128)を
有する帯状金属シート(11)を用いてリードフレーム
をつくった場合には、そのリード部先端のアルミニウム
箔部分クラッド層の肉厚が薄くなり、アルミニウム細線
をボンディングした場合にその接合強度が小さくなると
いう問題があった。 また従来、帯状金属シートに予めブラッシングを部分的
に施す方法(特開昭59−21487)が知られている
が、圧接後にアルミニウム箔を剥離除去するさい、帯状
金属シート上に残るアルミニウム箔断片の輪部がやはり
直線的になり難いという問題があった。 さらに従来、エツチング法や研磨法により帯状金属シー
ト上にアルミニウム部分クラッド層を設ける方法(特開
昭59−1078号公報参照)が知られているが、前者
のエツチング法によれば、エツチングのさい帯状アルミ
ニウム箔が肉厚方向だけでなく横方向へも不均一にエツ
チングされてしまい、形成されたアルミニウム部分クラ
ッド層の輪部がやはり直線的でなく、寸法精度が低下し
、しかもエツチング液の洗浄工程、および乾燥工程が必
要であり、作業が非常に面倒であるという問題があった
。また後者の研削法によれば、切粉が発生し、その除去
が不十分であると、アルミニウム部分クラッド層層の表
面に傷が付き易く、かつ凹凸部が生じるという問題があ
った。 発明の目的 この発明の目的は、上記の問題を解決し、帯状金属シー
トの表面に異種金属部分クラッド層を、その周縁部が直
線的となるように寸法精度よくかつ一定間隔おきに連続
して設けることができ、従来のようにマスキングのため
に樹脂シートを使用したり、また面倒なエツチング工程
や研削工程を実施したりする必要がなく、さらには研削
により生じた切粉によってトラブルか発生することがな
い方法を提供しようとするにある。 発明の構成 この発明は、上記の目的を達成するために、帯状金属箔
と、これとは異なる素材よりなる帯状金属シートとを用
意し、帯状金属シートの少なくとも片面に帯状金属箔を
重ねてこれらを、表面に円周方向に所定間隔おきに配置
された少なくとも1列の非圧接用凹部を有する圧接用ロ
ールを備えた一次圧接用ロールに導いて両ロール間を通
過させることにより、帯状金属シートに対して帯状金属
箔の非圧接用凹部に対応する部分以外の部分を剥離可能
な程度に仮圧接せしめ、ついで帯状金属箔を、すべての
非圧接部分の左右両側縁もしくは左右両側縁より若干内
側部分を通る切断線を得るように長さ方向に切断して、
上記仮圧接部分のみからなる第1金属箔帯状片を剥離除
去するとともに、仮圧接部分と非圧接部分が交互に配置
されてなる第2金属箔帯状片のうちの非圧接部分を真空
吸引装置により吸引除去することにより、帯状金属シー
ト上に所定間隔おきに並んだ金属箔断片を残存せしめ、
ついで金属箔断片を有する帯状金属シートを、平滑な表
面を有する一対の二次圧接用ロール間を通過させ、その
結果金属箔断片を金属シートに本圧接せしめることを特
徴とする、帯状金属シートに一定間隔おきに異種金属部
分クラッド層を設ける方法を要旨としている。 上記において、帯状金属シートとしては、例えば42ア
ロイ(F e−N i合金)、鉄、およびリン青銅等を
使用する。また帯状金属箔としては純度99wt%以上
の高純度アルミニウム、アルミニウム合金および金等を
使用する。帯状金属箔は、通常金属シートの幅よりも2
〜10■狭い幅を有している。 帯状金属シートの片面に異種金属部分クラッド層を設け
る場合には、−次圧接用ロールのうち一方のロールの表
面に、異種金属部分クラッド層の大きさおよびピッチに
対応するように所定の大きさを存する非圧接用凹部を所
定間隔おきに設け、他方のロールの表面は平滑とする。 また帯状金属シートの両面に異種金属部分クラッド層を
設ける場合もあり、この場合には、共に非圧接用凹部を
有する一対の圧接用ロールを用いればよい。二次圧接用
ロールとしては、いずれも表面が平滑な一対の圧接用ロ
ールを使用する。 帯状金属シートと帯状金属箔の一次圧接は、両者を重ね
てこれらを上記−次圧接用ロールに導いて圧延すること
により仮圧接するものであり、そのさいの圧下率は通常
3〜15%とするのが好ましい。また−次圧接後、ただ
ちに帯状金属箔に切断線を入れ、仮圧接部分のみからな
る第1金属箔帯状片をコイル状に巻き取りながら剥離除
去する。 一方、仮圧接部分と非圧接部分とが交互に配置されてい
る第2金属箔帯状片のうちの非圧接部分は真空吸引装置
の吸引力により容易に除去することができ、そのさい非
圧接部分と仮圧接部分との境界部分は、一方が圧接され
るため非常にシャープに直線的に切断せられているもの
である。非圧接部分の吸引除去後、金属箔断片を有する
帯状金属シートを二次圧接用ロールに導いて圧延するこ
とにより、本圧接を行なうが、そのさいの圧下率は5〜
2D%とするのが好ましい。 上記二次圧接後、帯状金属シートと異種金属箔断片との
拡散接合を行なう。これは金属シートおよび金属箔断片
の酸化を防止するため真空または不活性ガス雰囲気にお
いて実施するが、前者の場合には、その真空度は10−
3〜1O−4T orrとすることが好ましい。また後
者の場合には、例えば窒素ガス、アルゴンガス等の化学
的に不活性なガスの雰囲気下で行なう。加熱処理はいず
れの場合にも約300〜5)(0℃の温度で30〜60
分間行ない、帯状金属シートと金属箔断片の相互拡散が
十分に行なわれるようにする。 実  施  例 つぎに、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。 第1図と第2図において、まず純度99,99vt%の
アルミニウム箔よりなる帯状金属箔(2)と、これとは
異なる素材の4270イよりなる帯状金属シート(1)
とを用意した。ここで、帯状金属シート(1)の厚みは
0.3111[+1および幅は25fflInであり、
帯状金属箔(2)の厚みは15切および幅は23mmで
ある。 ついで、帯状金属シート(1)の片面に帯状金属箔(2
)を市ねてこれらを、表面に円周方向に所定間隔おきに
配置された1列の非圧接用凹部(ア)を有する圧接用ロ
ール(5)を備えた一次圧接用ロール(5) (8)に
導いて両ロール(5) (6)間を通過させることによ
り、帯状金属シート(1)に対して非圧接用凹部(γ)
に対応する部分(2B)以外の部分(2A)を剥離可能
な程度に冷間で仮圧接せしめた。ここで、圧接用ロール
(5)の凹部(7)の深さは0.1mmとし、また凹部
(7)の大きさおよびピッチは最終的に得られる異種金
属部分クラッド層の大きさとピッチを勘案して定めた。 また−次圧接用ロール(5) (G)による圧下率は1
0%とした。 一次圧接後の帯状金属箔(2)を、すべての非圧接部分
(2B)の左右両側縁を通る切断線(3)(3)を得る
ように長さ方向に切断して、上記仮圧接部分(2人)の
みからなる第1金属箔帯状片(2C) (2C)をコイ
ル状に剥離除去するとともに、仮圧接部分(2A)と非
圧接部分(2B)が交互に配置されてなる第2金属箔帯
状片(2D)のうちの非圧接部分(2B)を簡単な真空
吸引装置により吸引除去することにより、帯状金属シー
ト(1)上に所定間隔おきに並んだ金属箔断片(2B)
を残存せしめた。 なお、切断線(3)(3)は、帯状金属箔(2)のすべ
ての非圧接部分く2B)の左右両側縁より若干内側を通
るように設けてもよい。 ついで金属箔断片(2E)を有する帯状金属シート(1
)を、平滑な表面を有する一対の二次圧接用ロール(図
示路)間を通過させることによって金属箔断片(2E)
を金属シート(1)に冷間で本圧接せしめた。このとき
、二次圧接用ロールによる圧下率を7.4%とし、最終
的な帯状金属シート(1)の厚みを0.25amとする
とともに、金属箔断片(2E)の大きさを51平方およ
び金属箔断片(2E)のピッチを1011IInとした
。 そして最後に、金属箔断片(2E)を存する帯状金属シ
ート(1)を真空中(10””’Torr ) 、40
0℃で30分間加熱して金属シート(1)と金属箔断片
(2E)とを拡散接合させ、これによって第3図に示す
ように、帯状金属シート(1〉に一定間隔おきに異種金
属部分クラッド層(2S)を形成した。 上記の方法により得られた異種金属部分クラッド層(2
S)を有する帯状金属シート<1)は、非常に正確な寸
法精度を有し、例えばIC取付用リードフレームとして
有利に使用できるものであった。 なお、上記実施例においては、帯状金属シート(1)に
異種金属部分クラッド層(2S)が1列設けられている
が、場合によってはこれを2列以上設けることもできる
。またこの発明の方法により得られた一定間隔おきに異
種金属部分クラッド層(2S)を有する帯状金属シート
(1)は、ICのリードフレームだけでなく、その他の
用途にも適用せられるものである。 発明の効果 この発明による帯状金属シートに一定間隔おきに異種金
属部分クラッド層を設ける方法は、上述のように、帯状
金属箔(2)と、これとは異なる素材よりなる帯状金属
シート(1)とを用意し、帯状金属シート(1)の少な
くとも片面に帯状金属箔(2)を重ねてこれらを、表面
に円周方向に所定間隔おきに配置された少なくとも1列
の非圧接用凹部(7)を有する圧接用ロールを備えた一
次圧接用ロール(5)(8)に導いて両ロール(5)(
8)間を通過させることにより、帯状金属シー ト(1
)に対して帯状金属箔(2)の非圧接用凹部(7)に対
応する部分(2B)以外の部分(2人)を剥離可能な程
度に仮圧接せしめ、ついで帯状金属箔(2)を、すべて
の非圧接部分(2B)の左右両側縁もしくは左右両側縁
より若干内側部分を通る切断線(3) (3)を得るよ
うに長さ方向に切断して、上記仮圧接部分(2人)のみ
からなる第1金属箔帯状片(2C) (2C)を剥離除
去するとともに、仮圧接部分(2A)と非圧接部分く2
B)が交互に配置されてなる第2金属箔帯状片(2D)
のうちの非圧接部分(2B)を真空吸引装置により吸引
除去することにより、帯状金属シート(1)上に所定間
隔おきに並んだ金属箔断片(2E)を残存せしめ、つい
で金属箔断片(2E)を有する帯状金属シート(1)を
、平滑な表面を有する一対の二次圧接用ロール間を通過
させ、その結果金属箔断片(2E)を金属シート(1)
に本圧接せしめることを特徴とするもので、帯状金属シ
ート(1)の表面に異種金属部分クラッド層(2S)を
、その周縁部が直線的となるように寸法精度よくかつ一
定のピッチで連続して設けることができ、しかも従来の
ようにマスキングのために樹脂シートを使用したり、ま
た面倒なエツチング工程や研削工程を実施したりする必
要がなく、きわめて作業容易であり、さらに研削により
生じた切粉によってトラブルが発生するようなこともな
いという効果を奏する。 4、図面の簡単な説明 第1図はこの発明の方法の実施工程を示す部分平面図、
第2図は同部分斜視図、第3図はこの発明の方法により
得られた異種金属部分クラッド層を有する帯状金属シー
トの部分拡大平面図、第4図は従来法の実施工程を示す
部分拡大断面図、第5図は従来法により得られた製品を
示す側面図である。 (1)・・・帯状金属シート、(2)・・・帯状金属箔
、(2人)・・・仮圧接部分、(2B)・・・非圧接部
分、(2C)・・・第1金属箔帯状片、(2D)・・・
第2金属箔帯状片、(2E)・・・金属箔断片、(2S
)・・・異種金属部分クラッド層、(3)・・・切断線
、(5) (B)・・・−次圧接用ロール、(7)・・
・非圧接用凹部。 以  上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 帯状金属箔(2)と、これとは異なる素材よりなる帯状
    金属シート(1)とを用意し、表面に円周方向に所定間
    隔おきに配置された少なくとも1列の非圧接用凹部(7
    )を有する圧接用ロールを備えた一次圧接用ロール(5
    )(6)に、帯状金属シート(1)と帯状金属箔(2)
    とを導いて圧接することにより、帯状金属シート(1)
    の少なくとも片面にシート(1)に対して剥離可能な程
    度に圧接した金属箔仮圧接部(2A)と、非圧接用凹部
    (7)に対応する金属箔非圧接部(2B)とを形成せし
    め、ついで帯状金属箔(2)を、すべて非圧接部(2B
    )の左右両側縁もしくは左右両側縁より若干内側部分を
    通る切断線(3)(3)を形成するように長さ方向に切
    断して、仮圧接部(2A)のみからなる第1帯状金属箔
    断片(2C)(2C)と、仮圧接部(2A)と非圧接部
    (2B)が交互に配置されてなる第2帯状金属箔断片(
    2D)とに分割し、ついで第1帯状金属箔断片(2C)
    (2C)を剥離除去するとともに、第2帯状金属箔断片
    (2D)の非圧接部(2B)を真空吸引装置により吸引
    除去することにより、帯状金属シート(1)上に所定間
    隔おきに並んだ片状金属箔(2E)を形成し、ついで片
    状金属箔(2E)を有する帯状金属シート(1)を、平
    滑な表面を有する一対の二次圧接用ロール間を通過させ
    ることによって片状金属箔(2E)を金属シート(1)
    に本圧接せしめたのち、片状金属箔(2E)を有する帯
    状金属シート(1)を真空もしくは不活性ガス雰囲気中
    で加熱して金属シート(1)と片状金属箔(2E)とを
    拡散接合させることを特徴とする、帯状金属シートに一
    定間隔おきに片状金属箔接合層を設ける方法。
JP25426085A 1985-11-12 1985-11-12 帯状金属シ−トに一定間隔おきに片状金属箔接合層を設ける方法 Pending JPS62114781A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1991004123A1 (fr) * 1989-09-20 1991-04-04 Sumitomo Special Metals Company Limited Procede de production d'un element ponctuel partiellement revetu

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1991004123A1 (fr) * 1989-09-20 1991-04-04 Sumitomo Special Metals Company Limited Procede de production d'un element ponctuel partiellement revetu
US5234150A (en) * 1989-09-20 1993-08-10 Sumitomo Special Metal Co. Method of manufacturing spotwise partial clad material

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