JPS62114782A - 帯状金属シ−トに一定間隔おきに片状金属箔接合層を設ける方法 - Google Patents

帯状金属シ−トに一定間隔おきに片状金属箔接合層を設ける方法

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JPS62114782A
JPS62114782A JP25426185A JP25426185A JPS62114782A JP S62114782 A JPS62114782 A JP S62114782A JP 25426185 A JP25426185 A JP 25426185A JP 25426185 A JP25426185 A JP 25426185A JP S62114782 A JPS62114782 A JP S62114782A
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metal foil
strip
sheet
band
metal sheet
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JP25426185A
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English (en)
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Shoichi Sato
昭一 佐藤
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Altemira Co Ltd
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、帯状金属シートに一定間隔おきに片状金属
箔接合層を設ける方法に関し、この発明の方法により製
造された片状金属箔接合層を有する帯状金属シートは、
例えばIC(集熱回路)取付用リードフレームとして使
用仕られるものである。
従来の技術 従来、例えばリードフレームとして使用される片状アル
ミニウム箔接合層を有する帯状金属シートは、次の方法
により製造されていた。第4図に示すように、例えば4
2アロイ(Fe−42wt%Ni合金)よりなる帯状金
属シート(11)と、これより狭幅の帯状アルミニウム
箔(12)とを、長さ方向に所定間隔おきに開口(14
)を有するマスキング用合成樹脂シート(13)を介し
て圧延して間口(14)と対応するアルミニウム箔部分
(12A)を金属シート(11)に圧接し、ついで合成
樹脂シート(13)および合成樹脂シート(13)上の
アルミニウム箔部分(12B)を剥がして帯状金属シー
ト(11)上に片状アルミニウム箔を形成したのち、熱
拡散接合する(特開昭59−1080号公報および特開
昭58−130522号公報参照)。ところが、この従
来の方法では合成樹脂シート(13)を剥がすさいに、
帯状アルミニウム箔(12)が第4図に鎖線(1)で示
すように破れるので、最終的に形成された片状アルミニ
ウム箔接合層(123)の周縁寄りの部分は、第5図に
示すように、外方に向って漸次肉薄となり、直線的にな
り難い。したがって、この片状金属箔接合層(123)
を有する帯状金属シート(11)を用いてリードフレー
ムをつくった場合には、そのリード部先端のアルミニウ
ム箔接合層部分の肉厚が薄くなり、アルミニウム細線を
ボンディングした場合にその接合強度が小さくなるとい
う問題があった。
また従来、帯状金属シートに予めブラッシングを部分的
に施す方法(特開昭59−21487)が知られている
が、圧接後にアルミニウム箔を剥離除去するさい、帯状
金属シート上に残る片状アルミニウム箔の輪部がやはり
直線的になり難いという問題があった。
さらに従来、エツチング法や研磨法により帯状金属シー
ト上に片状アルミニウム箔接合層を設ける方法(特開昭
59−1078号公報参照)が知られているが、前者の
エツチング法によれば、エツチングのさい帯状アルミニ
ウム箔が肉厚方向だけでなく横方向へも不均一にエツチ
ングされてしまい、形成された片状アルミニウム箔接合
層の輪部がやはり直線的でなく、寸法粘度が低下し、し
かもエツチング液の洗浄工程、および乾燥工程が必要で
あり、作業が非常に面倒であるという問題があった。ま
た後者の研削法によれば、切粉が発生し、その除去が不
十分であると、片状アルミニウム箔接合層の表面に傷が
付き易く、かつ凹凸部が生じるという問題があった。
発明の目的 この発明の目的は、上記の問題を解決し、帯状金属シー
トの表面に片状金属箔接合層を、その周縁部が直線的と
なるように寸法精度よくかつ一定間隔おきに連続して設
けることができ、従来のようにマスキングのために樹脂
シートを使用したり、また面倒なエツチング工程や研削
工程を実施したりする必要がなく、ざらには研削により
生じた切粉によってトラブルが発生することがない方法
を提供しようとするにある。
発明の構成 この発明は、上記の目的を達成するために、帯状金属箔
と、これとは異なる素材よりなる帯状金属シートとを用
意し、帯状金属箔に打抜き加工により所要の大きさを有
する穴を帯状金属箔の長さ方向に所定間隔おきに少なく
とも1列形成し、帯状金属シートと帯状金属箔とを一次
圧接用ロールに導いて帯状金属シートの少なくとも片面
に帯状金属箔をシートに対して剥離可能な程度に圧接せ
しめ、ついで帯状金属箔を、すべて穴の左右両側縁もし
くは左右両側縁より若干内側部分を通る切断線を形成す
るように長さ方向に切断して、帯状金属箔断片と、穴と
交互に配置された片状金属箔とに分割し、ついで帯状金
属箔断片を剥離除去することにより、帯状金属シート上
に所定間隔おきに並んだ片状金属箔を形成し、ついで片
状金属箔を有する金属シートを、二次圧接用ロール間を
通過させることによって片状金属箔を帯状金属シートに
本圧接せしめたのち、片状金属箔を有する帯状金属シー
トを真空もしくは不活性ガス雰囲気中で加熱して、金属
シートと片状金属箔とを拡散接合させることを特徴とす
る、帯状金属シートに一定間隔おきに片状金属箔接合層
を設ける方法を要旨としている。
上記において、帯状金属シートとしては、例えば42ア
ロイ(Fe−Ni合金)、鉄、およびリン青銅等を使用
する。また帯状金属箔としては純度99wt%以上の高
純度アルミニウム、アルミニウム合金および金等を使用
する。帯状金属箔は、通常金属シートの幅よりも2〜1
0mm狭い幅を有している。
帯状金属シートには、その片面にもしくは両面に片状金
属箔接合層を設ける。−次および二次圧接用ロールとし
ては、いずれも表面が平滑な一対の圧接用ロールを使用
する。
帯状金属シートと帯状金属箔の一次圧接は、一次圧接用
ロールに両者を導いて圧延することにより仮圧接するも
のであり、そのさいの圧下率は通常3〜15%とするの
が好ましい。また−次圧接後、ただちに帯状金属箔に切
断線を入れ、帯状金属箔断片をコイル状に巻き取りなが
ら剥離除去する。
ここで、帯状金属箔は一定のピッチで所定の大きさを右
する穴が打ち抜かれるとともに、この穴の左右両側縁も
しくは左右両側縁より若干内側を通る切断線によりシャ
ープに切断されているから、帯状金属箔断片の剥離後に
形成される片状金属箔は、きわめて高い寸法精度を有し
ており、かつ一定のピッチで配置せられている。
帯状金属箔断片の剥離除去後、片状金属箔を有する帯状
金属シートを二次圧接用ロールに導いて圧延することに
より、水圧接を行なうが、そのさいの圧下率は5〜20
%とするのが好ましい。
二次圧接後の拡散接合は、金属シートおよび片状金属箔
の酸化を防止するため真空もしくは不活性ガス雰囲気に
おいて行なうが、前者の場合には、その真空度は10−
3〜10− t、 −r orrとすることが好ましい
。また後者の場合には、例えば窒素ガス、アルゴンガス
等の化学的に不活性なガスの雰囲気下で行なう。加熱処
理はいずれの場合にも約300〜5)(0℃の温度で3
0〜60分間行ない、帯状金属シートと片状金属箔の相
互拡散が十分に行なわれるようにする。
実  施  例 つぎに、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図と第2図において、まず純度99.9gwt%の
アルミニウム箔よりなる帯状金属箔(2)と、これとは
異なる素材の4270イよりなる帯状金属シー1〜(1
)とを用意した。ここで、帯状金属シート(1)の厚み
はQ、3mmおよび幅は25mmであり、帯状金属箔(
2)の厚みは15躍および幅は23+nn+である。
帯状金属箔(2)の中央部に打抜き加工により幅5mm
および長さ10mmの大きさを有する穴(3)を帯状金
属箔(2)の長さ方向に5mmの間隔おきに少なくとも
1列形成した。そしてこれらの帯状金属シート(1)と
帯状金属箔(2)とを一次圧接用ロール(5)(6)に
導いて帯状金属シート(1)の片面に帯状金属箔(2)
をシート(1)に対して剥離可能な程度に冷間圧接せし
めた。このとぎ、一次圧接用ロール(5)(6)による
圧下率は10%とした。
一次圧接後、帯状金属箔(2)を、すべて穴(3)の左
右両側縁もしくは左右両側縁より若干内側部分を通る切
断線(404)を形成するように長さ方向に切断して、
帯状金属箔断片(2^)(2A)と、穴(3)と交互に
配置された片状金属箔(2B)とに分割し、ついで帯状
金属箔断片(2八)(2A)を剥離除去することにより
、帯状金属シート(1)上に所定間隔おきに並んだ片状
金B箔(2B)を形成せしめた。
ついで片状金属箔(2B)を右する金属シー1−(1)
を、二次圧接用ロール間を通過さぜることによって片状
金属箔(2B)を帯状金属シート(1)に冷間で水圧接
せしめた。このとき、二次圧接角ロールによる圧下率を
7.4%どじ、最終的な帯状金属シート(1)の厚みを
0.25mmとするとともに、片状金属W (2B)の
大きさを5mm平方およびピッチを10mmとした。
そして最後に、片状金属箔(2B)を有する帯状金属シ
ート(1)を真空中(10’Torr)、4、 O0℃
で30分間加熱して金属シート(1)と片状金属箔(2
B)とを拡散接合させ、これによって第3図に示Jよう
に、帯状金属シート(1)に一定間隔おきに片状金属箔
接合Fg (2S)を設けた。
上記の方法により1qられた片状金属箔接合層(2S)
を有する帯状金属シート(1)は、非常に正確な寸法精
度を有し、例えばIC取付用リードフレームとして有利
に使用できるものであった。
なお、上記実施例においては、帯状金属シート(1)に
片状金属箔接合’IA (2S)が1列設けられている
が、場合によってはこれを2列以上設けることもできる
。またこの発明の方法により1すられた一定間隔おきに
片状金属箔接合層(2S)を有する帯状金属シート(1
)は、ICのリードフレームだけでなく、その他の用途
にも適用せられるものである。
発明の効果 この発明による帯状金属シートに−・定間隔おきに片状
金属箔接合層を設ける方法は、上)ホのように、帯状金
属?5(2)と、これとは異なる素材よりなる帯状金属
シート(1)とを用意し、帯状金属箔(2)に打法ぎ加
工により所要の大さざを有する穴(3)を帯状金属箔(
2)の長さ方向に所定間隔おきに少なくとも1列形成し
、帯状金属シート(1)と帯状金属箔(2)とを一次圧
接用ロール(5)(63に導いて帯状金属シート(1)
の少なくとも片面に帯状金属箔(2)をシート(1)に
対して剥離可能な程度に圧接せしめ、ついで帯状金属箔
(2)を、すべて穴(3)の左右両側縁もしくは左右両
側縁より若干内側部分を通る切断線(4)(4)を形成
するように長さ方向に切断して帯状金属箔断片(2^)
(2^)と、穴(3)と交互に配置された片状金属箔(
2B)とに分割し、ついで帯状金属箔断片(2A)(2
A)を剥離除去することにより、帯状金属シート(1)
上に所定間隔おきに並んだ片状金属箔(2B)を形成し
、ついで片状金属箔(2B)を有する金属シーlへ(1
)を、二次圧接用ロール間を通過させることによって片
状金属箔(2B)を帯状金属シート(1)に水圧接せし
めたのち、片状金属箔(2B)を右する帯状金属シート
(1)を真空もしくは不活性ガス雰囲気中で加熱して、
金属シー1〜(1)と片状金属箔(2B)とを拡散接合
させることを特徴とするもので、帯状金属シート(1)
の表面にハ状金属箔接合層(2S)を、その周縁部が直
線的となるように寸法精度よくかつ一定のビッヂで連続
して設けることができ、しかも従来のようにマスキング
のために樹脂シートを使用したり、また面倒なエツチン
グ工程や研削工程を実施したりする必要がなく、きわめ
て作業容易であり、ざらに研削により生じた切粉によっ
てトラブルが発生するようなこともないという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の方法の実施工程を示す部分平面図、
第2図は同部分斜視図、第3図はこの発明の方法により
得られた片状金属箔接合層を有する帯状金属シートの部
分拡大平面図、第4図は従来法の実施工程を示す部分拡
大断面図、第5図は従来法により得られた製品を示す側
面図である。 (1)・・・帯状金属シート、(2)・・・帯状金属箔
、(2A)・・・帯状金属箔断片、(2B)・・・片状
金属箔、(2S)・・・片状金属箔接合層、(3)・・
・穴、(4)・・・切断線、(5)(6)・・・一次圧
接用ロール。 以上 特許出願人  昭和アルミニウム株式会社手続補正書 1.事件の表示 昭和60年 特許願 第254261号2 発明の名称 帯状金属シートに一定間隔おきに異種金属部分クラッド
層を設ける方法 3、補正をする者 事件との関係   特許出願人 住 所   堺市海山町6丁224番地名 称   昭
和アルミニウム株式会社4、代理人 住 所  東京部品用区東五反田5丁目22番33号5
、補正の対象   明細書全文および図面全部6、補正
の内容 明  細  書  (補正) 1、発明の名称 帯状金属シートに一定間隔おきに異種金属部分クラッド
層を設ける方法 2、特許請求の範囲 帯状金属箔(2)と、これとは異なる素材よりなる帯状
金属シート(1)とを用意し、帯状金属箔(2)にその
長さ方向に打抜き加工により所要の大きさを有する穴(
3)を所定間隔おきに少なくとも1列形成し、帯状金属
シート(1)の少なくとも片面に帯状金属箔(2)を重
ねてこれらを一次圧接用ロール(5)(8)に導いて両
ロール(5)(6)間を通過させることにより、帯状金
属シート(1)に対して帯状金属箔(2)を剥離可能な
程度に仮圧接せしめ、ついで帯状金属箔(2)を、すべ
ての穴(3)の左右両側縁もしくは左右両側縁より若干
内側部分を通る切断線(4) (4)を得るように長さ
方向に切断して、金属箔帯状片(2A)(2人)と、穴
(3)と交互に配置された金属箔断片(2B)とに分割
し、ついで金属箔÷)シ状片(2A>(2A)を剥離除
去することにより、帯状金属シート(1)上に所定間隔
おきに並んだ金属箔断片(2B)を形成し、ついで金属
箔断片(2B)を有する金属シート(1)を二次圧接用
ロール間を通過させ、その結果金属箔断片(2B)を帯
状金属シート(1)に本圧接せしめることを特徴とする
、帯状金属シートに一定間隔おきに異種金属部分クラッ
ド層を設ける方法。 3、発明の詳細な説明 産業上の利用分野 この発明は、帯状金属シートに一定間隔おきに異種金属
部分クラッド層を設ける方法に関し、この発明の方法に
より製造された異種金属部分クラッド層を有する帯状金
属シートは、例えばIC(集熱回路)取付用リードフレ
ームとして使用せられるものである。 従来の技術 従来、例えばリードフレームとして使用されるアルミニ
ウム箔部分クラッド層を有する帯状金属シートは、次の
方法により製造されていた。 すなわち、第4図に示すように、42アロイ(Fe−4
2wt%Ni合金)よりなる帯状金属シート(11)と
、これより狭幅の帯状アルミニウム箔(12)とを、長
さ方向に所定間隔おきに開口(14)を有するマスキン
グ用合成樹脂シート(13)を介して圧延して開口(1
4)と対応するアルミニウム箔部分(12A)を金属シ
ート(11)に圧接し、ついで合成樹脂シート(13)
および合成樹脂シート(13)上のアルミニウム箔部分
(12B)を剥がして帯状金属シート(11)上にアル
ミニウム箔断片を形成したのち、熱拡散接合していた(
特開昭59−1080号公報および特開昭58−130
522号公報参照)。ところが、この従来の方法では合
成樹脂シート(13)を剥がすさいに、帯状アルミニウ
ム箔(12)が第4図に鎖線(1)で示すように破れる
ので、最終的に形成されたアルミニウム部分クラッド層
(128)の周縁寄りの部分は、第5図に示すように、
外方に向って漸次肉薄となり、直線的になり難い。した
がって、このアルミニウム部分クラッド層(12s)を
有する帯状金属シート(11)を用いてリードフレーム
をつくった場合には、そのリード部先端のアルミニウム
部分クラッド層の肉厚が薄くなり、アルミニウム細線を
ボンディングした場合にその接合強度が小さくなるとい
う問題があった。 また従来、帯状金属シートに予めブラッシングを部分的
に施す方法(特開昭59−21487)が知られている
が、圧接後にアルミニウム箔を剥離除去するさい、帯状
金属シート上に残るアルミニウム箔断片の輪部がやはり
直線的になり難いという問題があった。 さらに従来、エツチング法や研磨法により帯状金属シー
ト上にアルミニウム部分クラッド層を設ける方法(特開
昭59−1078号公報参照)が知られているが、前者
のエツチング法によれば、エツチングのさい帯状アルミ
ニウム箔が肉厚方向だけでなく横方向へも不均一にエツ
チングされてしまい、形成されたアルミニウム部分クラ
ッド層の輪部がやはり直線的でなく、寸法精度が低下し
、しかもエツチング液の洗浄工程、および乾燥工程が必
要であり、作業が非常に面倒であるという問題があった
。また後者の研削法によれば、切粉が発生し、その除去
が不十分であると、アルミニウム部分クラッド層の表面
に傷が付き易く、かつ凹凸部が生じるという問題があっ
た。 発明の目的 この発明の目的は、上記の問題を解決し、帯状金属シー
トの表面に異種金属部分クラッド層を、その周縁部が直
線的となるように寸法精度よくかつ一定間隔おきに連続
して設けることができ、従来のようにマスキングのため
に樹脂シートを使用したり、また面倒なエツチング工程
や研削工程を実施したりする必要がなく、さらには研削
により生じた切粉によってトラブルが発生することがな
い方法を提供しようとするにある。 発明の構成 この発明は、上記の目的を達成するために、帯状金属箔
と、これとは異なる素材よりなる帯状金属シートとを用
意し、帯状金属箔にその長さ方向に打抜き加工により所
要の大きさを有する穴を所定間隔おきに少なくとも1列
形成し、帯状金属シートの少なくとも片面に帯状金属箔
を重ねてこれらを一次圧接用ロールに導いて両ロール間
を通過させることにより、帯状金属シートに対して帯状
金属箔を剥離可能な程度に仮圧接せしめ、ついで帯状金
属箔を、すべての穴の左右両側縁もしくは左右両側縁よ
り若干内側部分を通る切断線を得るように長さ方向に切
断して、金属箔帯状片と、穴と交互に配置された金属箔
断片とに分割し、ついで金属箔帯状片を剥離除去するこ
とにより、帯状金属シート上に所定間隔おきに並んだ金
属箔断片を形成し、ついで金属箔断片を有する金属シー
トを二次圧接用ロール間を通過させ、その結果金属箔断
片を帯状金属シートに本圧接せしめることを特徴とする
、帯状金属シートに一定間隔おきに異種金属部分クラッ
ド層を設ける方法を要旨としている。 上記において、帯状金属シートとしては、例えば42ア
ロイ(F e−N i合金)、鉄、およびリン青銅等を
使用する。また帯状金属箔としては純度99wt%以上
の高純度アルミニウム、アルミニウム合金および金等を
使用する。帯状金属箔は、通常金属シートの幅よりも2
〜1010111狭い幅を有している。 帯状金属シートには、その片面にもしくは両面に異種金
属部分クラッド層を設ける。−次および二次圧接用ロー
ルとしては、いずれも表面が平滑な一対の圧接用ロール
を使用する。 帯状金属シートと帯状金属箔の一次圧接は、両者を重ね
てこれらを一次圧接用ロールに導いて圧延することによ
り仮圧接するものであり、そのさいの圧下率は通常3〜
15%とするのが好ましい。また−次圧接後、ただちに
帯状金属箔に切断線を入れ、金属箔帯状片をコイル状に
巻き取りながら剥離除去する。 帯状金属箔には一定のピッチで所定の大きさを有する穴
が打ち抜かれるとともに、各穴の左右両側縁もしくは左
右m>縁より若干内側を通る切断線によりシャープに切
断されているから、金属箔帯状片の剥離後に形成される
金属箔断片は、きわめて高い寸法精度を有しており、か
つ一定のピッチで弓状金属ノーにの長さ方向に配置τc
r5二 二。 金属箔帯状片の剥M除去後、金属箔断片を有する帯状金
属シートを二次圧接用ロールに導いて圧延することによ
り、本圧接を行なうが、そのさいの圧下率は5〜20%
とするのが好ましい。 二次圧接後の拡散接合は、金属シートおよび金属箔断片
の酸化を防止するため真空もしくは不活性ガス雰囲気に
おいて実施するが、前者の場合には、その真空度は10
−3〜10−4T orrとすることが好ましい。また
後者の場合には、例えは窒素ガス、アルゴンガス等の化
学的に不活性なガスの雰囲気下で行なう。加熱処理はい
ずれの場合にも約300〜5)(0°Cの温度で30〜
60分間行ない、帯状金属ンートと金属箔断片の相互拡
散が十分に行なわれるようにする、。 実  施  例 つぎに、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。 第1図と第2図において、まず純度99.99νt%の
アルミニウム箔よりなる帯状金属箔(2)と、これとは
異なる素材の42アロイよりなる帯状金属シート(1)
とを用意した。ここで、帯状金属シート(1)の厚みは
0.3mmおよび幅は25fflfflであり、帯状金
属箔(2)の厚みは15贋および幅は23mmである。 帯状金属箔(2)の巾の中央部でかつその長さ方向に打
抜き加工により幅5fflfflおよび長さ10ffl
lIlの大きさを有する穴(3)を5+nmの間隔おき
に1列形成した。そして帯状金属シート(1)と帯状金
属箔(2)とを重ねて一次圧接用ロール(5)(6)に
導き、帯状金属シート(1)の片面に帯状金属箔(2)
を剥離可能な程度に冷間圧接せしめた。 このとき、一次圧接用ロール(5)(6)による圧−ド
率は10%とした。 −次圧接後、帯状金属箔(2)を、すべての穴(3)の
左右両側縁を通る切断線(4)<4)を得るように長さ
方向に切断して、金属箔帯状片(2^)(2A)と、穴
(3)と交互に配置された金属箔断片(2B)とに分割
し、ついで金属箔帯状片(2A) (2A)を剥離除去
することにより、帯状金属シート(1)上に所定間隔お
きに金属箔断片(2B)を残存せしめた。なお、切断線
(4) (4)は、帯状金属箔(2))のすべての穴(
3)の左右両側縁より若干内部分を通るように設けても
よい。 ついで金属箔断片(2B)を有する金属シート(1)を
、二次圧接用ロール間を通過させることによって金属箔
断片(2B)を帯状金属シート(1)に冷間で本圧接せ
しめた。このとき、二次圧接用ロールによる圧下率を7
,4%とし、最終的な帯状金属シート(1)の厚みを0
.25+nmとするとともに、金属箔断片(2B)の大
きさを5a+m平方および金属箔断片(2B)のピッチ
を10+nmとした。 そして最後に、金属箔断片(2B)を有する帯状金属シ
ート(1)を真空中(10−’Torr ) 、400
℃で30分間加熱して金属シート(1)と金属箔断片(
2B)とを拡散接合させ、これによって第3図に示すよ
うに、帯状金属シート(1)に一定間隔おきに異種金属
部分クラッド層(2S)を設けた。 上記の方法により得られた異種金属部分クラッド層(2
S)を有する帯状金属シート(1)は、非常に正確な寸
法精度を有し、例えばIC取付用リードフレームとして
有利に使用できるものであった。 なお、上記実施例においては、帯状金属シート(1)に
異種金属部分クラッド層(2S)が1列設けられている
が、場合によってはこれを2列以上設けることもできる
。またこの発明の方法により得られた一定間隔おきに異
種金属部分クラッド層(2S)を有する帯状金属シート
(1)は、ICのリードフレームだけでなく、その他の
用途にも適用せられるものである。 発明の効果 この発明による帯状金属シートに一定間隔おきに異種金
属部分クラッド層を設ける方法は、上述のように、帯状
金属箔(2)と、これとは異なる素材よりなる帯状金属
シート(1)とを用意し、帯状金属箔(2)にその長さ
方向に打抜き加工により所要の大きさを有する穴(3)
を所定間隔おきに少なくとも1列形成し、帯状金属シー
ト(1)の少なくとも片面に帯状金属箔(2)を重ねて
これらを一次圧接用ロール(5)(8)に導いて両ロー
ル(5)(6)間を通過させることにより、帯状金属シ
ート(1)に対して帯状金属箔(2)を剥離可能な程度
に仮圧接せしめ、ついで帯状金属箔(2)を、すべての
穴(3)の左右両側縁もしくは左右両側縁より若干内側
部分を通る切断線(4)(4)を得るように長さ方向に
切断して、金属箔帯状片(2A) (2A)と、穴(3
)と交互に配置された金属箔断片(2B)とに分割し、
ついで金属箔帯状片(2A) (2A)を剥離除去する
ことにより、帯状金属シート(1)上に所定間隔おきに
並んだ金属箔断片(2B)を形成し、ついで金属箔断片
(2B)を有する金属シート(1)を二次圧接用ロール
間を通過させ、その結果金属箔断片(2B)を帯状金属
シー) (1)に本圧接せしめることを特徴とするもの
で、帯状金属シート(1)の表面に異種金属部分クラッ
ド層(2S)を、その周縁部が直線的となるように寸法
精度よくかつ一定のピッチで連続して設けることができ
、しかも従来のようにマスキングのために樹脂シートを
使用したり、また面倒なエツチング工程や研削工程を実
施したりする必要がなく、きわめて作業容易であり、さ
らに研削により生じた切粉によってトラブルが発生する
ようなこともないという効果を奏する。 4、図面の簡単な説明 第1図はこの発明の方法の実施工程を示す部分平面図、
第2図は同部分斜視図、第3図はこの発明の方法により
得られた異種金属部分クラッド層を有する帯状金属シー
トの部分拡大平面図、第4図は従来法の実施工程を示す
部分拡大断面図、第5図は従来法により得られた製品を
示す側面図である。 (1)・・・帯状金属シート、(2)・・・帯状金属箔
、(2A)・・・金属箔帯状片、(2B)・・・金属箔
断片、(2S)・・・異種金属部分クラッド層、(3)
・・・穴、(4)・・・切断線、(5)(6)・・・一
次圧接用ロール。 以  上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 帯状金属箔(2)と、これとは異なる素材よりなる帯状
    金属シート(1)とを用意し、帯状金属箔(2)に打抜
    き加工により所要の大きさを有する穴(3)を帯状金属
    箔(2)の長さ方向に所定間隔おきに少なくとも1列形
    成し、帯状金属シート(1)と帯状金属箔(2)とを一
    次圧接用ロール(5)(6)に導いて帯状金属シート(
    1)の少なくとも片面に帯状金属箔(2)をシート(1
    )に対して剥離可能な程度に圧接せしめ、ついで帯状金
    属箔(2)を、すべて穴(3)の左右両側縁もしくは左
    右両側縁より若干内側部分を通る切断線(4)(4)を
    形成するように長さ方向に切断して、帯状金属箔断片(
    2A)(2A)と、穴(3)と交互に配置された片状金
    属箔(2B)とに分割し、ついで帯状金属箔断片(2A
    )(2A)を剥離除去することにより、帯状金属シート
    (1)上に所定間隔おきに並んだ片状金属箔(2B)を
    形成し、ついで片状金属箔(2B)を有する金属シート
    (1)を、二次圧接用ロール間を通過させることによっ
    て片状金属箔(2B)を帯状金属シート(1)に本圧接
    せしめたのち、片状金属箔(2B)を有する帯状金属シ
    ート(1)を真空もしくは不活性ガス雰囲気中で加熱し
    て、金属シート(1)と片状金属箔(2B)とを拡散接
    合させることを特徴とする、帯状金属シートに一定間隔
    おきに片状金属箔接合層を設ける方法。
JP25426185A 1985-11-12 1985-11-12 帯状金属シ−トに一定間隔おきに片状金属箔接合層を設ける方法 Pending JPS62114782A (ja)

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