JPH05295806A - コンクリート打ち継ぎ用の水膨張性止水材 - Google Patents

コンクリート打ち継ぎ用の水膨張性止水材

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JPH05295806A
JPH05295806A JP4069852A JP6985292A JPH05295806A JP H05295806 A JPH05295806 A JP H05295806A JP 4069852 A JP4069852 A JP 4069852A JP 6985292 A JP6985292 A JP 6985292A JP H05295806 A JPH05295806 A JP H05295806A
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JP
Japan
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water
swellable
concrete
stopping material
swelling
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JP4069852A
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Eiji Kamata
英治 鎌田
Hiroshi Enami
弘 榎並
Kiyoufu Hoshikawa
▲きょう▼阜 星川
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Shinmei Sangyo Co Ltd
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Shinmei Sangyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は厚み方向にのみ膨張するコンクリー
ト打ち継ぎ壁用の止水材を提供することを目的とするも
のである。 【構成】 本発明は含水することにより膨張するゴムま
たは樹脂をもって一面を扁平面1または逆梯形形状と
し、他面に凹部2と凸部3が交互に連続する1条または
数条の波形面4を設けてなる細帯状の水膨張性止水材5
を形成し、該水膨張性止水材5の含水による膨張速度を
あるいは打ち継ぎコンクリートの凝結速度より遅くなる
ように形成し、または水膨張性止水材5の全面または一
部の外表に水溶性の薄膜5を設けて水膨張性止水材を形
成して、該水膨張性止水材5をコンクリート打ち継ぎ面
に沿って介在させることを特徴とするコンクリート打ち
継ぎ用の水膨張性止水材にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は家屋の外壁や水路の側
壁など着水しやすい部分のコンクリート壁打ち継ぎ用の
水膨張性止水材、詳しくは水膨張性止水材の膨張を該止
水材の厚み方向にのみ集中させるようにしたことに関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の水膨張性止水材としては特公昭
60−6236号公報がある。該公報は高吸収性樹脂が
分散した未加硫の水膨張性ゴム層Aを、該ゴム層Aの吸
水による厚み方向以外の膨張を吸収する未加硫の水膨張
性ゴム層Bの両面に1層づつ積層して三層構造とし、同
時加硫してなる水膨張性止水材を記載している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、該公報
は異質のゴムを三層において貼り合わせる関係で製造を
容易でないものにしており、しかも伸びを止めるべき中
間層が上下層の伸び圧によってかなりの割合で伸びるた
め、コンクリート打ち継ぎ面に介在させた時に縦横に変
動したりして空隙を作り、そこから水洩れを生ずるとい
う課題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は含水することに
より膨張するゴムまたは樹脂をもって一面を扁平または
逆梯形形状とし、他面に凹部と凸部が交互に連続する1
条または数条の波形面を設けてなる細帯状の水膨張性止
水材を形成し、該水膨張性止水材をコンクリート打ち継
ぎ壁面間に沿って介在させて、打ち継ぎコンクリート壁
の端面と波形面の噛合により該止水材の長手方向への膨
張を防止して、かかる課題を解決しようとするものであ
る。
【0005】
【作用】本発明の水膨張性止水材を先打ちしたコンクリ
ート壁の端面に扁平面を糊付けする要領で、またはコン
クリート壁が未だやわらかい時に逆梯形面を押込む要領
にて添着し、次いでコンクリート壁を継ぎ打ちのであ
る。水膨張性止水材は継ぎ打ちコンクリート壁が止水材
の波形面を噛み止めるので、長手方向への伸びが阻止さ
れて、もっぱら厚み方向にのみ膨張してコンクリート壁
の端面間に緊密に圧接してコンクリート壁面間を確実に
水封止することとなる。なお水膨張性止水材の含水によ
る膨張速度をコンクリートの凝結速度より遅くなるよう
に形成することにより、上記した水封止作用を確実にさ
せることができる。さらに止水材の全面または一部を水
溶性の薄膜にて被覆すると、コンクリートの凝結後に止
水材は膨張をはじめて水封止することとなる。
【0006】
【実施例】以下図面に基づいて実施例を説明する。
【0007】図1乃至図5は第1実施例であって、含水
することにより膨張するゴムをもって一側を扁平面と
し、他側に凹曲面2と凸曲面3が交互する波形面4を設
けてなる適度の厚みを有す細帯状の水膨張性止水材5を
形成し、該止水材5を先打ちするコンクリート壁6の端
面6aに扁平面1を糊付けして添設し、該止水材5を挟ん
でコンクリート壁7を継ぎ打ちする要領にて所定大きさ
の壁面8を形成するのである。このコンクリート壁7の
継ぎ打ちにより、止水材5の波形面4はコンクリート壁
7により挟み止めされて、止水材5の長手方向への膨張
が阻止されてもっぱら厚み方向、すなわちコンクリート
壁6,7方向にのみ膨張して水封止することとなる。
【0008】この際、止水材5の含水による膨張速度を
打ち継ぎコンクリート壁7の凝結速度より遅くなるよう
に配合形成すると、止水材5は打ち継ぎコンクリート壁
7の凝結後に膨張して緊密に接面して水封止することと
なる。
【0009】図5はその作用を図示したもので、止水材
5の膨張作用線イはコンクリート壁7に深く入り込むこ
とになる。
【0010】図6は止水材5の一面を扁平面1にかえて
逆梯形面1aにて形成して端面6aの未凝結の段階にて埋込
み添設した例を示し、図7は止水材5の両側側面にも波
形面4aを形成した例を示し、図8は緩やかな凹凸にかえ
て梯形の波形面4bを形成した例を示している。
【0011】また図9は波形面4を互いにずらして2列
において設け、図10は3列において設けた例を示し、図
11は波形面にかえて貫通孔4cを設け、図12は溝4dを設け
た例を示し、いずれの例もその他の構成は第1実施例と
同じである。
【0012】さらに図13(a)(b)に示すように、止水材
5の全面または特に逆梯形面1aをコンクリートの凝結後
に溶解するような水溶性の薄膜9にて被覆すると、止水
材5はコンクリート壁6,7の凝結後に含水膨張をはじ
めて水封止をさらに確実にすることとなる。
【0013】
【発明の効果】本発明は以上のようにして、水膨張性止
水材の一面または両側に凹凸曲面の連続する波形面を設
けたので、継ぎ打ちするコンクリート壁が該波形面に噛
合して挟み止めるをもって該止水材は長手方向の膨張が
止められて厚み方向にのみ膨張するから打ち継ぎコンク
リート壁に密接して水封止を確実にするという効果を生
ずる。
【0014】また長手方向への膨張が阻止されることに
よって、止水材のずれ動きや蛇行等が生じないという効
果を生ずる。
【0015】また水膨張性止水材の含水による膨張速度
を打ち継ぎコンクリートの凝結速度より遅くなるように
配合形成し、また水膨張性止水材の全面または一部の外
表に水溶性の薄膜を設けることによって、止水材は打ち
継ぎコンクリート壁の凝結後に含水膨張をはじめて、水
封止を確実にするという効果を生ずる。
【0016】また本発明水膨張性止水材は単一のゴムま
たは樹脂にて形成するので、容易且つ能率的に製造する
ことができるという効果を生ずる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の止水材の施工例を示す正面断面
図である。
【図2】 同、横継ぎ壁への施工例を示す部分正面断面
図である。
【図3】 同、止水材の斜視図である。
【図4】 同、先打ちコンクリート壁上に添着した状態
にて示す斜視図である。
【図5】 同、作用例図である。
【図6】 止水材の一面を逆梯形面とした例の施工例を
示す断面図である。
【図7】 止水材の両側側面に波形面を設けた例を示す
平面図である。
【図8】 梯形の波形面を設けた例を示す正面図であ
る。
【図9】 波形面を交互する2列において設けた例を示
す斜視図である。
【図10】 波形面を交互する3列において設けた例を示
す斜視図である。
【図11】 波形面にかえて貫通孔を交互形成した例を示
す斜視図である。
【図12】 同、両側面に交互する溝を形成した例を示す
斜視図である。
【図13】 (a)は止水材の上面および側面を水溶性の薄
膜にて被覆した例を示し、(b)は全面を水溶性の薄膜に
て被覆した例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1は扁平面 1aは逆梯形面 2は凹曲面 3は凸曲面 4は波形面 4aは側面に設けた波形面 4bは梯形の波形面 4cは貫通孔 4dは溝 5は水膨張性止水材 6は先打ちするコンクリート壁 6aは頂面 7は継ぎ打ちするコンクリート壁 8は壁面 9は水溶性の薄膜
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16J 15/10 V 8207−3J D 8207−3J

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 含水することにより膨張するゴムまたは
    樹脂をもって一面を扁平または逆梯形形状とし、他面に
    凹部と凸部が交互に連続する1条または数条の波形面を
    設けてなる細帯状の水膨張性止水材を形成し、該水膨張
    性止水材をコンクリート打ち継ぎ壁面間に沿って介在さ
    せることを特徴とするコンクリート打ち継ぎ用の水膨張
    性止水材。
  2. 【請求項2】 波形面を水膨張性止水材の長手方向の両
    側側面に設けた請求項1記載の水膨張性止水材。
  3. 【請求項3】 水膨張性止水材の含水による膨張速度を
    打ち継ぎコンクリートの凝結速度より遅くなるように形
    成した請求項1または2のいずれかに記載の水膨張性止
    水材。
  4. 【請求項4】 水膨張性止水材の全面または一部の外表
    に水溶性の薄膜を設けた請求項1乃至3のいずれかに記
    載の水膨張性止水材。
JP06985292A 1992-02-19 1992-02-19 コンクリート打ち継ぎ用の水膨張性止水材 Expired - Fee Related JP3172804B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06235224A (ja) * 1993-01-25 1994-08-23 American Colloid Co 台形処置法

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JPH06235224A (ja) * 1993-01-25 1994-08-23 American Colloid Co 台形処置法

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