JP2798597B2 - コンクリート製品のジョイントシール材 - Google Patents

コンクリート製品のジョイントシール材

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主として水路を構成
するためのコンクリート製ボックスカルバートのような
コンクリート製品の接続面をシールするジョイントシー
ル材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】隣接するコンクリート製品の相対する接
続面の間に圧縮状態で介装されるジョイントシール材
は、スポンジゴムのような圧縮可能な材料よりなる長尺
の芯体と、該芯体の長手方向表面を被うようにして押出
成形される未加硫ブチルゴムのような粘着性を有する貼
着層とを備えたものが知られている。このようなジョイ
ントシール材において、隣接するコンクリート製品の相
対する接続面のうち、一方のコンクリート製品の接続面
に前記ジョイントシール材の一側面が貼着された後、ジ
ョイントシール材の他側面が他方のコンクリート製品の
接続面に当接されて仮合わせされる。そして隣接する各
コンクリート製品が相互に位置ずれすることなく位置合
わせ調整されたところで、前記ジョイントシール材を高
圧縮状態となるまで、前記各コンクリート製品の相対す
る接続面が接近されることでコンクリート製品がシール
されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した従
来のジョイントシール材において、一方のコンクリート
製品の接続面にジョイントシール材の一側面が貼着され
た後、ジョイントシール材の他側面が他方のコンクリー
ト製品の接続面に当接されて仮合わせされたときに、各
コンクリート製品の位置ずれが大きい場合、各コンクリ
ート製品が離反されて位置合わせ調整される。前記各コ
ンクリート製品を離反する際、ジョイントシール材の他
側面が他方のコンクリート製品の接続面に部分的に貼り
付き、各コンクリート製品の離反動作に伴ってジョイン
トシール材が寸断されたり、あるいは波打ち変形するこ
とがある。このようなときは、ジョイントシール材を剥
離した後、新たなジョイントシール材を一方のコンクリ
ート製品の接続面に貼着しなければならない。このた
め、コンクリート製品のジョイントシールに多くの手間
を必要としていた。
【0004】この発明の目的は、隣接するコンクリート
製品のジョイントシール作業を容易化することができる
コンクリート製品のジョイントシール材を提供すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、隣接するコンクリート製品の相対する
接続面の間に対し、圧縮状態で介在されることで前記両
接続面をシールするジョイントシール材であって、前記
ジョイントシール材の少なくとも片側には粘着材よりな
る粘着層が設けられ、前記粘着層の表面には、非粘着性
の網が貼付けられ、前記網は、前記ジョイントシール材
の長手方向に平行する縦糸と、該縦糸に直交する横糸に
よって構成され、前記縦糸と横糸のうち、少なくとも横
糸は水溶性の糸よりなる。
【0006】
【作用】前記したように構成されるコンクリート製品の
ジョイントシール材において、隣接するコンクリート製
品のうち、一方のコンクリート製品の接続面に対し、ジ
ョイントシール材がその網が貼付けられていない側にお
いて貼着される。このとき、前記ジョイントシール材
が、コンクリート製品の接続面の形状に沿って屈曲され
ながら貼着されたとしても、そのジョイントシール材の
粘着層の網は、その網がもつ可撓性によって前記ジョイ
ントシール材の屈曲を妨げることなく良好に屈曲変形さ
れる。
【0007】前記一方のコンクリート製品の接続面にジ
ョイントシール材が貼着した後、そのジョイントシール
材の粘着層の網が他方のコンクリート製品の接続面に当
接されて隣接するコンクリート製品が仮合わせされる。
前記隣接するコンクリート製品の仮合わせ時には、ジョ
イントシール材の圧縮量は僅かであり、前記網によって
離反性が良好に保たれるため、前記ジョイントシール材
の粘着層が他方のコンクリート製品の接続面に貼付くこ
とが防止される。このため、前記隣接するコンクリート
製品の位置ずれが大きいときには各コンクリート製品が
所要位置まで容易に離反されて位置合わせ調整される。
【0008】前記隣接するコンクリート製品が位置合わ
せ調整され、各コンクリート製品が接近されてジョイン
トシール材が高圧縮状態で圧縮されると、そのジョイン
トシール材の圧縮による弾反力に基づいて粘着層の一部
が網の網目を通過して他方のコンクリート製品の接続面
に押出されて良好に貼付く。また、網の網目が極めて細
かいときには、前記ジョイントシール材の圧縮による弾
反力に基づいて、同ジョイントシール材の粘着層が網を
介して他方のコンクリート製品の接続面に密着する。前
記したように、コンクリート製品がジョイントシールさ
れた状態において、網の横糸に水が浸入したときには、
その水によって横糸が溶ける一方、ジョイントシール材
の圧縮に基づく弾反力によって粘着層の粘着材が前記横
糸の溶けた部分に充填される。前記網がジョイントシー
ル材の長手方向に平行する太い縦糸と、該縦糸に直交す
る細い横糸を有する網によって構成される場合には、ジ
ョイントシール材の高圧縮時に粘着層が横流れすること
が太い縦糸によって防止される。
【0009】
【実施例】
(実施例1)この発明の実施例1を図1〜図4に従って
説明する。この実施例1において、図2及び図4に示す
ように、連接物が両端開口する方形箱形状のコンクリー
ト製ボックスカルバート1である場合を例示するもので
あって、所要数のボックスカルバート1は直列に連接さ
れて水路を構成する。
【0010】隣接するボックスカルバート1の相対する
接続面のうち、一方の接続面2には凹部3が形成され、
他方の接続面5には前記凹部3に嵌挿される凸部6が形
成されている。前記一方の接続面2の凹部3には、ジョ
イントシール材11が貼着される貼着溝4が環状に形成
されている。
【0011】図1に示すように、ジョイントシール材1
1は、発泡樹脂、ゴム等の圧縮可能な材料、例えばスポ
ンジゴムのような弾性圧縮可能な材料よりなりかつ中空
の断面略台形状をなす長尺の芯体12と、該芯体12の
長手方向表面を被うようにして押出成形される粘着性を
有する材料、例えば未加硫ブチルゴム、ウレタンゴム、
シリコーン等よりなる粘着層13とを備えている。
【0012】ジョイントシール材11の粘着層13の一
側面には、該ジョイントシール材11をうず巻状に巻回
して梱包できるように離型紙14が剥離可能に貼付けら
れている。そして、図4に示すように、ジョイントシー
ル材11は、その離型紙14が剥離された後、その一側
面が一方のボックスカルバート1の接続面2の貼着溝4
の底面に貼着される。
【0013】ジョイントシール材11の粘着層13の他
側面には、他方のボックスルカルバート1の接続面5に
接離自在に当接する非粘着性の網15がジョイントシー
ル材11の長手方向略全長にわたって連続的、又は断続
的に貼付けられる。前記網15は、ジョイントシール材
11の長手方向に平行する縦糸16と、該縦糸16に直
交する横糸17によって構成され、かつ粘着層13の粘
着材の通過を許容する網目を有するとともに、縦糸16
が太く、横糸17が細い網が用いられる。特に、この実
施例1において、前記網15の細い横糸17は、PVA
(ポリビニルアルコール)樹脂、水溶性ビニロン等の水
溶性樹脂や水溶性材料、特に、株式会社ニチビの商品名
で「ソルブロン」と呼ばれている水溶性ビニロンによっ
て形成されることが望ましい。前記網15の太い縦糸1
6は、非粘着性の化学繊維の糸、天然繊維の糸、金属製
の糸、ワイヤ等でかつ単線又は複線のもののうちから適
宜に選択される。
【0014】前記したように構成されるこの実施例1の
ジョイントシール材11において、まず、ジョイントシ
ール材11の一側面の離型紙14が剥離された後、図2
〜図4に示すように、ジョイントシール材11の一側面
が一方のボックスカルバート1の接続面2に凹設された
貼着溝4の底面に沿って、かつ四角環状に屈曲されなが
ら貼着される。なお、貼着溝4の底面には、ジョイント
シール材11を貼着する前に必要に応じて接着剤が塗布
される。
【0015】前記ジョイントシール材11が四角環状に
屈曲される際、図3に示すように、同ジョイントシール
材11の粘着層13に貼付けらている網15は、その網
15がもつ可撓性によって、ジョイントシール材11の
屈曲を妨げることなく、そのジョイントシール材11と
共に良好に屈曲変形される。また、ジョイントシール材
11の長手方向全長にわたって網15が連続して貼付け
られたときには、その網15の縦糸16によってジョイ
ントシール材11の不測の伸びが防止される。
【0016】前記したように、一方のボックスカルバー
ト1の接続面2にジョイントシール材11が四角環状に
貼着された後、前記ジョイントシール材11の他側の粘
着層13の網15が他方のボックスカルバート1の接続
面5の凸部6に当接する位置まで、これらボックスカル
バート1の接続面2,5の凹凸部3,6が嵌合されて仮
合わせされる。このときのジョイントシール材11の圧
縮量は0〜6mm程度であり、低圧縮状態である。そし
て、所要数のボックスカルバート1が直列に配列された
状態において、各ボックスカルバート1が相互に位置ず
れすることなく位置調整される。
【0017】前記ボックスカルバート1の位置ずれが大
きい場合、一方のボックスカルバート1に貼着されたジ
ョイントシール材11の網15に対し他方のボックスカ
ルバート1の接続面5が所要量だけ離反する位置まで移
動され、各ボックスカルバート1が位置調整される。そ
して、再び、一方のボックスカルバート1のジョイント
シール材11の網15が他方のボックスカルバート1の
接続面5に当接する位置まで嵌合される。
【0018】前記一方のボックスカルバート1に貼着さ
れたジョイントシール材11の網15は非粘着性である
ため、その網15に対し他方のボックスカルバート1が
容易に離反する。このため、ジョイントシール材11の
一側の粘着層13が他方のボックスカルバート1の接続
面5に部分的に貼付いて寸断されたり屈曲変形されると
いう不具合が解消され、ボックスカルバート1の位置合
わせ調整が容易に行われる。
【0019】前記したように、各ボックスカルバート1
が位置合わせ調整されたところで、締付手段(図示しな
い)によって各ボックスカルバート1の相対する接続面
2,5が接近され、これら接続面2,5の間のジョイン
トシール材11が図4に示すように圧縮率が略50%の
高圧縮状態で圧縮されることで、ボックスカルバート1
のジョイントシールが完了する。
【0020】前記ジョイントシール材11が圧縮される
際、同シール材11の粘着層13を構成している粘着材
の一部が網15の網目を通過して他方のボックスカルバ
ート1の接続面5の凸部6に押出されて貼付けられる。
このため、隣接するボックスカルバート1の相対する接
続面2,5がジョイントシール材11によって確実にシ
ールされる。
【0021】さらに、前記ジョイントシール材11の粘
着層13を構成している粘着材の一部がその粘着層13
の表面皮膜を破って網15の網目を通して押出される。
このため粘着層13の表面にゴミやホコリが付着されて
いたとしても、前記粘着材が粘着性良好な状態で他方の
ボックスカルバート1の接続面5に確実に貼付くためシ
ール性が一層高められる。また、粘着層13の網15に
おける太い縦糸16によって粘着層13の横流れを防止
することができる。このため、粘着層13の横流れによ
るジョイントシール材11の弾発力の低下を軽減し、弾
発力の不足によるシール不良を積極的に防止でき、シー
ル性の耐久性を向上させることができる。
【0022】前記したようにボックスカルバート1がジ
ョイントシールされた状態において、これらボックスカ
ルバート1内には水路が構成される。前記水路の水がジ
ョイントシール材11の粘着層13に貼付けられた網1
5の横糸17に浸入したときには、その水によって横糸
17が溶ける。すると、高圧縮状態にあるジョイントシ
ール材の弾発力によって粘着層13の粘着材が、前記横
糸17の溶けた部分に充填され、シール性が確保され
る。このため、水路の水が横糸及びその回りを通って外
部に漏出するシール不良が防止される。
【0023】(実施例2)図5に示すこの発明の実施例
2のジョイントシール材11は、スポンジゴムのような
弾性圧縮可能な材料よりなる断面略台形状の芯体12の
中心部に断面略円形の中空部12aが形成されたもので
あり、その他の部分は実施例1のジョイントシール11
と同様にして構成されるため、同一部分に対し同一符号
を付記してその説明は省略する。
【0024】(実施例3)図6に示すこの発明の実施例
3のジョイントシール材11は、スポンジゴムのような
弾性圧縮可能な材料よりなる断面略台形状の芯体12の
中心部に断面略台形状の中空部12aが形成されたもの
であり、その他の部分は実施例1のジョイントシール材
と同様にして構成されるため、同一部分に対し同一符号
を付記してその説明は省略する。
【0025】(実施例4)図7に示すこの発明の実施例
4のジョイントシール材11は、スポンジゴムのような
弾性圧縮可能な材料よりなる中空の断面四角形をなす芯
体12と、その四周囲全体を被うようにして押出成形さ
れかつ未加硫ブチルゴム等の粘着材よりなる粘着層13
とを備え、その粘着層13の一側面に実施例1と同様に
して網15が貼付けられたものである。
【0026】(実施例5)図8に示すこの発明の実施例
5のジョイントシール材11は、スポンジゴムのような
弾性圧縮可能な材料よりなる中空の断面略円形をなす芯
体12と、その周囲全体を被うようにして押出成形され
かつ未加硫ブチルゴム等の粘着材よりなる粘着層13と
を備え、その粘着層13の一側面に実施例1と同様にし
て網15が貼付けられたものである。
【0027】(実施例6)図9に示すこの発明の実施例
6のジョイントシール材11は、独立気泡のスポンジゴ
ムのような弾性圧縮可能な材料よりなりかつ2つの独立
した中空部12aを有して断面略B字状をなす基体部1
2と、その基体部12の一側の平坦面並びに他側の凹部
にそれぞれ設けられた未加硫ブチルゴム等の粘着層13
a,13bとを備え、凹部に設けられた粘着層13aの
表面に実施例1とほぼ同様にして網15が貼付けられた
ものである。
【0028】(実施例7)図10に示すこの発明の実施
例7のジョイントシール材11は、独立気泡のスポンジ
ゴムのような弾性圧縮可能な材料よりなる基部層12と
未加硫ブチルゴム等の粘着層13とにより二層状をな
し、その粘着層13の表面に実施例1とほぼ同様にして
網15が貼付けられたものである。
【0029】(実施例8)図11に示すこの発明の実施
例8のジョイントシール材11は、非発泡のソリッドゴ
ムのような弾性圧縮可能な材料よりなる基部層12と未
加硫ブチルゴム等の粘着層13とにより二層状をなし、
その粘着層13の表面に実施例1とほぼ同様にして網1
5が貼付けられたものである。
【0030】(実施例9)図12に示すこの発明の実施
例9のジョイントシール材11は、未加硫ブチルゴム等
の粘着層13の単体構造で、その粘着層13の片側面に
実施例1とほぼ同様にして網15が貼付けられたもので
ある。
【0031】なお、前記各実施例において、ジョイント
シール材11の粘着層13の裏面に貼付けられる網15
は、粘着層13の粘着材の通過を許容する網目を有する
網が用いられる場合を例示したが、これに限るものでは
なく、網目の細かい網を用いてもよい。ただし、網15
は非粘着性をすることはいうまでもない。また、前記各
実施例において網15の横糸17のみを水溶性の糸で構
成したが、これに限るものではなく、縦糸16及び横糸
17をそれぞれ水溶性の糸で構成してもよい。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
ジョイントシール材の粘着層の網は、網がもつ可撓性に
よって前記ジョイントシール材の屈曲を妨げることなく
屈曲変形されるため、コンクリート製品の接続面の正面
形状が四角環状、円環状等であっても、その接続面に沿
ってジョイントシール材を良好に貼着することができ
る。前記一方のコンクリート製品の接続面にジョイント
シール材が貼着された後、そのジョイントシール材の粘
着層の網が他方のコンクリート製品の接続面に当接され
る仮合わせ時には、ジョイントシール材の圧縮量は僅か
であり、前記網によって離反性が良好に保たれるため、
前記ジョイントシール材の粘着層が他方のコンクリート
製品の接続面に貼付くことを積極的に防止することがで
きる。このため、隣接するコンクリート製品を容易に離
反して位置合わせ調整することができ、その作業性の向
上を図ることができる。
【0033】隣接するコンクリート製品が位置合わせ調
整され、ジョイントシール材が高圧縮状態で圧縮される
と、その粘着層の一部が表面皮膜を破って網の網目を通
過し、他方のコンクリート製品の接続面に粘着性良好な
状態で貼付くため、粘着層の表面にゴミやホコリが付着
していても他方のコンクリート製品の接続面に貼付き不
良なく良好な状態で貼付くことから、シール性を良好に
高めることができる。
【0034】また、網の網目が極めて細かいときには、
前記ジョイントシール材の圧縮による弾反力に基づい
て、同ジョイントシール材の粘着層が網を介して他方の
コンクリート製品の接続面に密着することで、隣接する
コンクリート製品をシール不良なくジョイントシールす
ることができる。前記したように、コンクリート製品が
ジョイントシールされた状態において、網の横糸に水が
浸入したときには、その水によって横糸が溶け、その横
糸が溶けた部分に粘着層の粘着材が充填されることで、
水が横糸及びその回りを通って外部に漏出するシール不
良を防止することができる。前記網がジョイントシール
材の長手方向に平行する太い縦糸と、該縦糸に直交する
細い横糸を有する網によって構成される場合には、ジョ
イントシール材の高圧縮時に粘着層が横流れすることを
太い縦糸によって防止できるため、粘着層の横流れによ
るジョイントシール材の弾発力の低下を軽減することが
でき、シール性の耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1のジョイントシール材を破
断して示す斜視図である。
【図2】一方のボックスカルバートの接続面にジョイン
トシール材の一側面を貼着した状態を破断して示す斜視
図である。
【図3】同じくジョイントシール材の屈曲部を拡大して
示す正面図である。
【図4】ジョイントシール材によって隣接するボックス
カルバートをジョイントシールする工程を順に示す説明
図である。
【図5】この発明の実施例2のジョイントシール材を示
す斜視図である。
【図6】この発明の実施例3のジョイントシール材を示
す斜視図である。
【図7】この発明の実施例4のジョイントシール材を示
す正面図である。
【図8】この発明の実施例5のジョイントシール材を示
す正面図である。
【図9】この発明の実施例6のジョイントシール材を示
す斜視図である。
【図10】この発明の実施例7のジョイントシール材を
示す斜視図である。
【図11】この発明の実施例8のジョイントシール材を
示す斜視図である。
【図12】この発明の実施例9のジョイントシール材を
示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ボックスカルバート(コンクリート製品) 2,5 接続面 11 ジョイントシール材 13 粘着層 15 網 16 縦糸 17 横糸

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接するコンクリート製品の相対する接
    続面の間に対し、圧縮状態で介在されることで前記両接
    続面をシールするジョイントシール材であって、 前記ジョイントシール材の少なくとも片側には粘着材よ
    りなる粘着層が設けられ、 前記粘着層の表面には、非粘着性の網が貼付けられ、前
    記網は、前記ジョイントシール材の長手方向に平行する
    縦糸と、該縦糸に直交する横糸によって構成され、 前記縦糸と横糸のうち、少なくとも横糸は水溶性の糸よ
    りなることを特徴とするコンクリート製品のジョイント
    シール材。
  2. 【請求項2】 請求項1のコンクリート製品のジョイン
    トシール材において、網は粘着層の粘着材の通過を許容
    する網目を有するとともに、縦糸は太く、横糸は細い網
    によって構成されていることを特徴とするコンクリート
    製品のジョイントシール材。
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