JP2585928Y2 - 外壁構造 - Google Patents

外壁構造

Info

Publication number
JP2585928Y2
JP2585928Y2 JP1991029548U JP2954891U JP2585928Y2 JP 2585928 Y2 JP2585928 Y2 JP 2585928Y2 JP 1991029548 U JP1991029548 U JP 1991029548U JP 2954891 U JP2954891 U JP 2954891U JP 2585928 Y2 JP2585928 Y2 JP 2585928Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
backup material
wall panel
panel plate
ridges
backup
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991029548U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04123905U (ja
Inventor
茂 川本
三朗 泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Auto Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
Auto Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd, Auto Chemical Industry Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
Priority to JP1991029548U priority Critical patent/JP2585928Y2/ja
Publication of JPH04123905U publication Critical patent/JPH04123905U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2585928Y2 publication Critical patent/JP2585928Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】本考案は建築外壁材の漏水防止構造体用の
弾性バックアップ材に関する。より詳しくは、コンクリ
ートパネル板、ALCパネル板などの雨仕舞構造におけ
る目地シーリング材のバックアップ材であって、二次防
水性を有する構造を提供する外壁パネル板用弾性バック
アップ材に関する。
【0002】従来、建築工事において外壁にPC板、A
LC板、各種サイジング板などを用いる乾式工法が適用
されており、該板の継目部の目地の防水には各種シーリ
ング材が充填され、これによって外壁パネル板の伸縮に
追随して建築物内への漏水の防止が行われてきた。しか
しながら、前記シーリング材は一般に弾性を有するゴム
状の有機素材から作られているので、建築構造物の長年
月の経過の間に、シーリング材の劣化、外壁パネル板と
シーリング材との間の界面剥離などが起こり、漏水によ
る建築物の劣化を招くことがあった。
【0003】本考案は、建築物内への漏水を防止するこ
とを目的とする新規な形状の弾性バックアップ材であ
る。
【0004】すなわち、前記の問題点を解決するため
に、コンクリートパネル、ALC板などの建築用外壁パ
ネル板の周辺部に本考案にかかる弾性バックアップ材を
接着させた外壁パネルを使用した。これによって、目地
部から建築物内部への漏水による事故を完全に防止する
ことができる。
【0005】この本考案の弾性バックアップ材は、長手
方向に一様な高さを有する少なくとも2条の山部が、外
壁パネル板への接着面と反対側の面に形成されているこ
とを特徴とする。
【0006】このバックアップ材を、該山部が外壁パネ
ル板への接着面と反対側になるように外壁パネル板の周
辺部に接着させた外壁パネル板を使用することによっ
て、該外壁パネル板を組合わせて建築施工した時に、目
地内においてバックアップ材の山部同士が接触してバッ
クアップ材の中央部に上下左右に連通した導水部を形成
する。それ故に、劣化した一次防水材(シーリング)を
通過した漏水はこのバックアップ材間の導水部を通って
目地部の内側下部より排出され、建物の内部にまで漏水
することを防止することができる。
【0007】本考案にかかる弾性バックアップ材は、そ
の長手方向に一様な高さを有する少なくとも2条の山部
を、外壁板への接着面と反対側の面に有していなければ
ならない。例示すれば、図1および図2に示すような断
面がB型である場合、図3に示すような断面がC型であ
る場合である。このような断面を有する長尺バックアッ
プ材が好ましい。そしてこの山部のある面と反対側の面
には平面を有していて、その平面を介して、外壁パネル
板の周辺部へ、接着剤などを用いて密着させることがで
きる。
【0008】本考案のバックアップ材は発泡体で作られ
ているのが好ましい。さらにまた、山部の内部が中空で
あって弾性のあるゴム状の帯状成型品であるのが好まし
い。
【0009】本考案のバックアップ材の材料としては、
天然ゴム、各種合成ゴム、塩化ビニル、ポリエチレン、
ポリプロピレンなどの発泡体等の弾性を有する材料が用
いられる。
【0010】外壁パネル板の周囲のジョイント部の所定
の位置に、本考案のバックアップ材を山部を外側になる
ように接着した外壁パネル板を使用することができる。
【0011】建築工事に際して前記の外壁パネル板を組
立てた場合の例について以下に説明する。図4、図6お
よび図7に示されるように、外壁材パネル間の所定の位
置に対向させて本考案のバックアップ材の山部同士が押
し付けられて圧着される型となって二次シーリングが形
成される。接合したバックアップ材の中央部には、図4
の15および図6の15”に示される如き目地に平行し
て縦方向および横方向に連通した空間が凹部5または
5”によって形成される。
【0012】そして、この本考案のバックアップ材の外
側(すなわち、外壁開口部)に所定のシーリング材7を
通常の方法で打設する。この一次シーリング材として
は、一般に市販されているアクリル系、シリコーン系、
変成シリコーン系、ポリサルファイド系、ポリウレタン
系などの一液または二液系の任意の不定形シーリング材
を用いることができる。
【0013】図5は、一次シーリング材7と外壁パネル
板6との間に亀裂8が発生した場合を示す図である。外
部からの水は亀裂8を経てバックアップ材1の山部2の
間を通過して空間15まで浸入しても、空間15の縦方
向及び/又は横方向に連通した導水空間となっていて、
漏水は空間15内を流れて目地部の下端より外部に排出
される。これにより、亀裂8が発生しても建築物の内部
にまで漏水することはなかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はB型バックアップ材の断面図である。
【図2】図2は他の形状のバックアップ材の斜視図であ
る。
【図3】図3は他の形状のバックアップ材の斜視図であ
る。
【図4】図4は図7の外壁パネル目地部A−A'または
A''−A'''における切断面の図である。
【図5】図5は一次シーリング材7と外壁パネル板6と
の間に亀裂8が発生したことを示す図である。
【図6】図6は図7の外壁パネル目地部A−A'または
A''−A'''における切断面の図である。
【図7】図7は外壁パネル板6を組立てた場合に、それ
を裏面よりみた外観図である。
【符号の説明】
1 バックアップ材 2 バックアップ材の山部 3 中空部 4,4'及び4” バックアップ材が外壁パネル板に密着
する平面部 5及び5” バックアップ材の凹部 6 外壁パネル板 7 不定形一次シーリング材 8 亀裂 15 凹部5によって形成された空間 15” 凹部5"によって形成された空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 1/68 E04F 19/02

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の外壁パネル板がバックアップ材を
    介して相互に密着されて形成された目地に不定形シール
    が充填された外壁構造であって、 該バックアップ材は、長手方向に一様な高さを有する少
    なくとも二条の山部(2、2′、2″)が平行に形成さ
    れている長尺状の弾性体からなり、該山部の反対側の面
    で該外壁パネル板に接着されており、相互に隣接する外
    壁パネルに接着されたバックアップ材の山部と山部との
    圧接によって二次シールが形成されていることを特徴と
    する外壁構造。
JP1991029548U 1991-04-26 1991-04-26 外壁構造 Expired - Lifetime JP2585928Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991029548U JP2585928Y2 (ja) 1991-04-26 1991-04-26 外壁構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991029548U JP2585928Y2 (ja) 1991-04-26 1991-04-26 外壁構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04123905U JPH04123905U (ja) 1992-11-11
JP2585928Y2 true JP2585928Y2 (ja) 1998-11-25

Family

ID=31913386

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991029548U Expired - Lifetime JP2585928Y2 (ja) 1991-04-26 1991-04-26 外壁構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2585928Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002054244A (ja) * 2000-08-10 2002-02-20 Misawa Homes Co Ltd 目地構造および目地施工方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5234010Y2 (ja) * 1973-03-14 1977-08-03
JPS5079209U (ja) * 1973-11-19 1975-07-09
JPS5254172Y2 (ja) * 1975-02-03 1977-12-08
JPS51127520A (en) * 1975-04-25 1976-11-06 Nippon Sheet Glass Co Ltd Watertight execution method of assembly system wall surface
JPS5834892Y2 (ja) * 1978-09-12 1983-08-05 日本軽金属株式会社 気密用又は水密用パッキングの取付け構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04123905U (ja) 1992-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2110482A1 (en) Wide Vertical Joint Seal
JP2585928Y2 (ja) 外壁構造
JPS63308081A (ja) 水膨潤性止水材
JPH0444719Y2 (ja)
JP3919914B2 (ja) 建築板の接合構造
JP3540386B2 (ja) プレキャストコンクリート函用一次止水材
JPH0315689Y2 (ja)
JP2598723Y2 (ja) 床 材
JPH0348354Y2 (ja)
JPH049772Y2 (ja)
JPH0322968Y2 (ja)
JP2015190150A (ja) 建築用パネル間の目地構造
JPH08151695A (ja) 水切り材
JPH0522572Y2 (ja)
JPH0776887A (ja) ユニット建物の横目地防水構造
JPH04176936A (ja) 組立住宅の防水施工方法
JPS6340601Y2 (ja)
JPH0348979Y2 (ja)
JPH0233540Y2 (ja)
JP4490527B2 (ja) 建物の目地まわりの防水構造
JP2554541B2 (ja) 防水層立上り部保護構造
JPH0118548Y2 (ja)
JP2507123B2 (ja) 外壁の防水構造
JP3172804B2 (ja) コンクリート打ち継ぎ用の水膨張性止水材
JPH0238962Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term