JP6506375B2 - ワーク搬送システム - Google Patents

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Description

本発明は、ワークを一方向に搬送する搬送装置と、搬送装置が搬送したワークを取り出す取出装置と、を備えるワーク搬送システムに関する。
複数のワークを搬送するベルトコンベア等の搬送装置、及び搬送装置が搬送したワークを1つずつ取り出すロボット等の取出装置を備える、種々のワーク搬送システムが公知である。これに関連して、特許文献1には、ワークを所定の搬送方向に搬送する複数のモータコンベアと、搬送方向と交差するワークの横方向位置を規制するガイド部材と、ガイド部材に沿って搬送されるワークを停止させるストッパ部材と、を備える、ロボットパレタイザ用の位置決め装置が提案されている。そして、特許文献1の位置決め装置では、ガイド部材に沿って搬送されるワークを、ストッパ部材における平面状の当接面に突き当てて停止させている。ところが、このような平面状の当接面を有するストッパ部材が使用される場合、ワークの形状によっては、ワークの側面がストッパ部材の当接面に密着したり、隣接するワークの側面どうしが密着したりする虞がある。
図7は、特許文献1の位置決め装置と同様に、平面状の当接面でワークを停止させるストッパ部材を備える、従来の搬送装置の一例を示す斜視図である。図7のように、本例の搬送装置7は、複数のワークWを矢印A70で示される方向に搬送するベルトコンベア71と、所定の位置まで搬送されたワークWを平面状の当接面ASで停止させるストッパ部材72と、を備えている。また、本例の搬送装置7によって搬送されるワークWは、三角柱の形状を有しており、その底面が下向きにされた状態でベルトコンベア71に載置されている。図7から分かるように、平面状の側面を有するワークWを平面状の当接面ASで停止させると、ワークWの側面が当接面ASに密着したり、隣接するワークWの側面どうしが密着したりする虞がある。その結果、ロボット等の取出装置が、取り出すべきワークWを隣接する他のワークWと一緒に把持したり、こうして把持した他のワークWを取り出す途中で落下させたりする虞がある。
特開平5−286544号公報
ストッパによって制止されたワークを1つずつ確実に取り出すことができるワーク搬送システムが求められている。
本発明の第1の態様によれば、複数のワークを一方向に搬送する搬送装置と、搬送装置に設置され、搬送装置によって搬送される複数のワークを所定の取出位置で制止するストッパと、ストッパによって制止された複数のワークを搬送装置から取り出す取出装置と、ストッパによって制止された複数のワークの位置を検出する位置検出器と、を備えるワーク搬送システムであって、搬送装置によるワークの搬送方向とは反対の方向におけるストッパの外縁が、搬送装置を横断する方向に曲線状に延びており、ストッパは、搬送装置が動いている間に複数のワークを取出位置で外縁に沿って配列させ、位置検出器は、ストッパの外縁に沿って配列した複数のワークの各々の位置を検出し、取出装置は、位置検出器の検出結果に基づいて、外縁に沿って配列した複数のワークからワークを1つずつ取り出す、ワーク搬送システムが提供される。
本発明の第2の態様によれば、第1の態様において、ストッパの外縁が、搬送方向と同一の方向に凹んだ凹状部分を有する、ワーク搬送システムが提供される。
本発明の第3の態様によれば、第1又は第2の態様において、取出装置は、ワークを把持するハンドと、位置検出器の検出結果に基づいて、ワークを把持可能な位置にハンドを移動させるアームと、を有する垂直多関節ロボットである、ワーク搬送システムが提供される。
本発明の第1の態様によれば、搬送装置によって搬送されたワークが、搬送装置を横断する方向に曲線状に伸びるストッパの外縁において制止されるので、それらワークがストッパと密着することを防止できる。さらに、第1の態様によれば、ストッパによって制止されたワークが、ストッパの外縁に沿って曲線状に配列されるので、それらワークが互いに密着しにくくなる。従って、第1の態様によれば、取り出すべきワークと、ストッパ又は隣接する他のワークとの間に大きな摩擦力が作用したり、取り出すべきワークが、ストッパ又は隣接する他のワークに引っ掛かったりすることを防止できるので、制止されたワークを1つずつ確実に取り出すことができる。
本発明の第2の態様によれば、ストッパによって制止されたワークが凹状部分の内側に集まりやすくなるので、取出装置の動作範囲が小さい場合であってもワークを確実に取り出すことができる。
本発明の第3の態様によれば、ロボットハンドが個々のワークに対して正確に位置決めされるので、ストッパによって制止されたワークが搬送装置の広い範囲に分散していても、それらワークを1つずつ確実に取り出すことができる。
本発明の一実施形態の例示的なワーク搬送システムの斜視図である。 図1のワーク搬送システムにおけるストッパの近傍を拡大して示す部分拡大図である。 図1のワーク搬送システムにおけるストッパをフレーム本体の上面に垂直な方向に見た上面図である。 図3と同様の上面図であり、本実施形態のワーク搬送システムにおけるストッパの第1の変形例を示している。 図3と同様の上面図であり、本実施形態のワーク搬送システムにおけるストッパの第2の変形例を示している。 本実施形態のワーク搬送システムによる例示的なワーク搬送動作の手順を示すフローチャートである。 特許文献1の位置決め装置と同様に、平面状の当接面でワークを停止させるストッパ部材を備える、従来の搬送装置の一例を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。各図面において、同様の構成要素には同様の符号が付与されている。なお、以下に記載される内容は、特許請求の範囲に記載される発明の技術的範囲や用語の意義等を限定するものではない。
図1〜図6を参照して、本発明の一実施形態のワーク搬送システムについて説明する。図1は、本実施形態の例示的なワーク搬送システムSの斜視図である。ここで、本例のワーク搬送システムSは、所定の搬入位置に搬入されたワークを所定の取出位置まで搬送するとともに、上記の取出位置まで搬送したワークを取り出して次工程に搬出する工程間搬送システムである。このようなワーク搬送システムSの動作を以下ではワーク搬送動作と称する。図1のように、本例のワーク搬送システムSは、ワークWを一方向に搬送する搬送装置1と、搬送装置1に設置され、搬送装置1によって搬送されるワークWを取出位置RPで制止するストッパ2と、ストッパ2によって制止されたワークWを搬送装置1から1つずつ取り出す取出装置3と、を備えている。これら装置について以下に順に説明する。
先ず、本例の搬送装置1について説明する。図1のように、本例の搬送装置1は、一般的なベルトコンベアであり、図示しない複数のプーリに架設された無端状のベルト11と、ベルト11が所定の経路に沿って走行するようにベルト11の内周面を支持するフレーム12と、ベルト11のプーリを回転駆動してベルト11を走行させるサーボモータ等の図示しない駆動手段と、を備えている。そして、本例のフレーム12は、一方向に延在する平板状のフレーム本体121を有しており、本例の搬送装置1は、フレーム本体121の上面TSに沿って走行するベルト11によってワークWを搬送する。なお、本例の搬送装置1において、フレーム本体121の上面TSは、水平方向に対して平行に延在している。
図1の矢印A10は、フレーム本体121の上面TSに沿って走行するベルト11の移動方向、すなわち、搬送装置1によるワークWの搬送方向を表している。また、以下の説明では、ベルト11の外周面のうちのフレーム本体121の上面TSに沿って延在する部分を、特に、ワークWの搬送路CPと称することがある。図1から分かるように、本例の搬送装置1にワークWが搬入される上記の搬入位置LPは、矢印A10で表される搬送方向とは反対の方向における搬送路CPの端部に設けられ、搬送装置1からワークWが取り出される上記の取出位置RPは、矢印A10で表される搬送方向に沿って搬入位置LPから所定の距離だけ離間した位置に設けられる。
続いて、本例のストッパ2について説明する。図1のように、本例のストッパ2は、フレーム本体121と平行に延在する平板状の形態を有し、嵌着式の取付部材13を介してフレーム12に取り付けられている。本例の取付部材13は、ワークWの搬送方向におけるフレーム12の端部に設置されており、取付部材13に嵌着されたストッパ2は、上記の搬送路CPにおける取出位置RPに隣接して配置されるようになっている。また、本例のストッパ2は、取出位置RPよりも下流側の搬送路CPを塞ぐように、ベルト11の幅方向の全長にわたって延在している。従って、搬送路CPに沿って搬送されたワークWは、上記の取出位置RPでストッパ2に突き当てられて制止される。本例のストッパ2の詳細な構造については後述する。
続いて、本例の位置検出器PSについて説明する。本例の位置検出器PSは、一般的なビジョンセンサであり、ワークWの搬送路CPにおける取出位置RPの近傍を撮影するカメラCMと、カメラCMの撮影画像に含まれる個々のワークWの位置を検出する、図示しない画像処理装置と、を備えている。本例の位置検出器PSは、図示しない取付部材によってフレーム本体121の上面TSから所定の距離だけ離間した位置に設置される。位置検出器PSによるワークWの位置の検出結果は、後述する取出装置3のロボットアームRAに送信される。
続いて、本例の取出装置3について説明する。図1のように、本例の取出装置3は、手首部RWを先端に有するロボットアームRAと、手首部RWに装着されたロボットハンドRHと、を備える垂直多関節ロボットである。ここで、本例のロボットアームRAは、複数のアーム部31が回転式の関節部32を介して直列に連結された構造を有しており、それらアーム部31をサーボモータ等の駆動手段によって駆動することで、ロボットハンドRHの位置及び姿勢を自在に変更するようになっている。特に、本例のロボットアームRAは、位置検出器PSから受信したワークWの位置の検出結果に基づいて、ワークWを把持可能な位置までロボットハンドRHを移動させる。ロボットハンドRHがワークWを把持する原理については後述する。
図1のように、本例のロボットハンドRHは、ロボットアームRAの手首部RWに回転可能に装着される基底部33と、基底部33から延在する本体部34と、本体部34に取り付けられる吸着部35と、を有している。より具体的に、ロボットハンドRHの本体部34は、基底部33から手首部RWの反対側に突出する突出部341と、突出部341の突出方向の先端から突出部341に対して垂直に延在する垂直部342と、を有している。そして、ロボットハンドRHの吸着部35は、本体部34の垂直部342に形成された貫通穴に嵌入されるノズルNZと、ノズルNZの先端に取り付けられる真空パッドVPと、を有しており、ノズルNZの基端は、図示しないエアチューブを介して真空ポンプ等の真空供給源に接続されている。従って、本例のワーク搬送システムSでは、真空パッドVPをワークWに接触させた状態で、真空パッドVP内の気体を真空供給源によって排出すると、真空パッドVP内に形成される負圧の作用によってワークWが真空パッドVPに吸着される。
以上のように、本例のワーク搬送システムSでは、取出装置3のロボットアームRAとロボットハンドRHが協働して、ストッパ2によって制止された個々のワークWを把持するとともに、把持したワークWを搬送装置1から取り出して所定の搬出領域に搬出する。続いて、本例のワーク搬送システムSによって搬送されるワークWについて説明する。図2は、図1のワーク搬送システムSにおけるストッパ2の近傍を拡大して示す部分拡大図である。本例のワークWは、平面状の対面BFと、底面BFに交差する少なくとも1つの平面状の側面LFと、を外面に含んだ柱状の形態を有している。そして、本例のワークWは、底面BFがベルト11の外周面と対向するように搬送路CPに載置されて搬送される。従って、搬送路CP上のワークWを鉛直方向の上方から見たときのワークWの輪郭線には、少なくとも1つの直線部分が含まれることになる。図2に例示されたワークWは、底面BFにそれぞれ直交する3つの側面LFを外面に含んだ三角柱の形状を有している。
続いて、図1及び図2を参照して、本例のストッパ2の詳細な構造について説明する。図1及び図2のように、ワークWの搬送方向とは反対の方向におけるストッパ2の外縁OPは、搬送路CPを横切って延在する曲面状に加工されている。図3は、図1のワーク搬送システムSにおけるストッパ2を、フレーム本体121の上面TSに垂直な方向に見た上面図である。図3から分かるように、矢印A30で表される搬送方向とは反対の方向におけるストッパ2の外縁OPは、搬送路CPを横断する方向に伸びる曲線状になっている。このようなストッパ2の構造によれば、搬送方向に沿って搬送されたワークWが、搬送路CPを横断する方向に伸びる曲線状の外縁OPにおいて制止されることになる。従って、本例のストッパ2の構造によれば、上述したワークWの輪郭線に含まれる直線部分がストッパ2の外縁OPと重なることはないので、制止されたワークWがストッパ2と密着することを防止できる。
さらに、本例のストッパ2の構造によれば、制止されたワークWが、外縁OPに沿って曲線状に配列されることになる。従って、本例のストッパ2の構造によれば、隣接するワークWの輪郭線に含まれる直線部分が重なりにくくなるので、それらワークWは互いに密着しにくくなる。以上のように、本例のストッパ2の構造によれば、取り出すべきワークWと、ストッパ2又は隣接する他のワークWとの間に大きな摩擦力が作用したり、取り出すべきワークWが、ストッパ2又は隣接する他のワークWに引っ掛かったりすることを防止できるので、制止されたワークWを1つずつ確実に取り出すことが可能になる。
また、図3から分かるように、本例のストッパ2の外縁OPは、矢印A30で表される搬送方向と同一の方向に凹んだ凹状部分を有している。これにより、制止されたワークWが凹状部分の内側に集まりやすくなるので、取出装置3の動作範囲が小さい場合であってもワークWを確実に取り出すことが可能になる。なお、ストッパ2の外縁OPの曲線形状は、図3に例示したものに限定されず、ワークWの寸法及び形状、並びに取出装置3の動作範囲等に応じた多様な曲線形状が選択されうる。図4及び図5は、いずれも図3と同様の上面図であり、本実施形態のワーク搬送システムSにおけるストッパ2の第1及び第2の変形例をそれぞれ示している。
図4のように、第1の変形例によるストッパ2の外縁OPは、矢印A40で表される搬送方向とは反対の方向に突出した凸状部分を有している。また、図4のように、第2の変形例によるストッパ2の外縁OPは、搬送路CPを横切って波状に伸びる波状部分を有している。これら変形例においても、ワークWの輪郭線に含まれる直線部分がストッパ2の外縁OPと重なることはないので、制止されたワークWがストッパ2と密着することを防止できる。さらに、これら変形例においても、制止されたワークWが外縁OPに沿って曲線状に配列されるので、それらワークWが互いに密着しにくくなる。
次に、本実施形態のワーク搬送システムSによるワーク搬送動作について説明する。図6は、本実施形態のワーク搬送システムSによる例示的なワーク搬送動作の手順を示すフローチャートである。図6のように、先ず、ステップS601では、搬送装置1がベルト11の走行を開始する。これによりベルト11上のワークWが搬送方向に沿って搬送されてストッパ2の外縁OPに突き当てられる(図2参照)。次いで、ステップS602では、ベルト11が搬送方向に沿って所定の距離だけ移動したら、搬送装置1がベルト11の走行を停止する。次いで、ステップS603では、位置検出器PSのカメラCMが、搬送路CPにおける取出位置RPの近傍の画像を撮影し、位置検出器PSの画像処理装置が、カメラ画像に含まれる個々のワークWの位置を検出する。
次いで、ステップS604では、ステップS603でワークWの位置を検出したか否かに応じて以降の処理を分岐する。ステップS603でワークWの位置を検出しなかった場合(ステップS604のNO)、すなわち、取出位置RPにワークWが存在しない場合、ワーク搬送システムSは上記のステップS601に戻る。他方、ステップS603でワークWの位置を検出した場合(ステップS604のYES)、すなわち、取出位置RPにワークWが存在する場合、ワーク搬送システムSは下記のステップS605に進む。次いで、ステップS605では、取出装置3がロボットアームRAとロボットハンドRHを駆動してワークWを搬送装置1から1つずつ取り出す。この際、ロボットアームRAは、位置検出器PSによるワークWの位置の検出結果に基づいて、ワークWを把持可能な位置までロボットハンドRHを移動させる。
次いで、ステップS606では、ステップS603で検出した全てのワークWの取り出しを完了したか否かに応じて以降の処理を分岐する。ここで、ステップS603で検出した全てのワークWの取り出しを完了していない場合(ステップS606のNO)、すなわち、取出位置RPにワークWが残存する場合、ワーク搬送システムSは上記のステップS605に戻る。他方、ステップS603で検出した全てのワークWの取り出しを完了した場合(ステップS606のYES)、すなわち、取出位置RPにワークWが残存しない場合、ワーク搬送システムSは下記のステップS607に進む。
次いで、ステップS607では、ワーク搬送システムSがサイクル停止の指令を受け付けたか否かに応じて以降の処理を分岐する。本例によるサイクル停止の指令は、ワーク搬送システムSに設けられたキーボード又はタッチパネル等の入力装置を介して使用者から入力される。ただし、ワーク搬送動作が開始されてから所定の時間が経過した時点、又はワークWの取り出し(上記のステップS605参照)が所定の回数だけ実行された時点で、サイクル停止の指令が自動的に生成されるようにしてもよい。そして、サイクル停止の指令を受け付けた場合に(ステップS607のYES)、ワーク搬送システムSはワーク搬送動作を終了する一方で、サイクル停止の指令を受け付けていない場合に(ステップS607のNO)、ワーク搬送システムSは上記のステップS601に戻る。
なお、上記のステップS601では、搬送装置1によって搬送されたワークWが、搬送路CPを横断する方向に曲線状に伸びるストッパ2の外縁OPにおいて制止されるので、それらワークWがストッパ2と密着することはない。さらに、ストッパ2によって制止されたワークWは、ストッパ2の外縁OPに沿って曲線状に配列されるので、それらワークWが互いに密着しにくくなる。従って、上記のステップS605では、取り出すべきワークWと、ストッパ2又は隣接する他のワークWとの間に大きな摩擦力が作用したり、取り出すべきワークWが、ストッパ2又は隣接する他のワークWに引っ掛かったりすることが防止されるので、制止されたワークWを1つずつ確実に取り出すことができる。
また、上記のステップS605では、位置検出器PSが検出した個々のワークWの位置に基づいて、取出装置3のロボットアームRAが、ワークWを把持可能な位置にロボットハンドRHを移動させる。これによりロボットハンドRHが個々のワークWに対して正確に位置決めされるので、制止されたワークWが搬送路CP上の広い範囲に分散していても、それらワークWを1つずつ確実に取り出すことができる。なお、上述したストッパ2の構造によれば、隣接するワークWどうしが互いに密着しにくくなるので、位置検出器PSが個々のワークWを検出する際の検出精度を向上させることができる。
本発明は、上記の実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内で種々改変されうる。例えば、上記の実施形態では、搬送装置1としてベルトコンベアを例示したものの、本発明のワーク搬送システムSの搬送装置1は、ローラコンベアを含む、複数のワークWを一方向に搬送できる任意の機械装置でありうる。また、上記の実施形態では、取出装置3として垂直多関節ロボットを例示したものの、本発明のワーク搬送システムSの取出装置3は、水平多関節ロボット及び直交ロボット等を含む、搬送装置1からワークWを取り出すことができる任意の機械装置でありうる。さらに、本発明のワーク搬送システムSの取出装置3は、上記の実施形態で例示した真空吸着式のロボットハンドRHの代わりに、電磁吸着式又はサーボ駆動式のロボットハンドRHを備えてもよい。
1 搬送装置
11 ベルト
12 フレーム
121 フレーム本体
13 取付部材
2 ストッパ
3 取出装置
31 アーム部
32 関節部
33 基底部
34 本体部
341 突出部
342 垂直部
BF 底面
CP 搬送路
LF 側面
LP 搬入位置
NZ ノズル
OP 外縁
RA ロボットアーム
RH ロボットハンド
RP 取出位置
RW 手首部
S ワーク搬送システム
TS 上面
VP 真空パッド
W ワーク

Claims (4)

  1. 複数のワークを一方向に搬送する搬送装置と、
    前記搬送装置に設置され、前記搬送装置によって搬送される複数のワークを所定の取出位置で制止するストッパと、
    前記ストッパによって制止された複数のワークを前記搬送装置から取り出す取出装置と、
    前記ストッパによって制止された複数のワークの位置を検出する位置検出器と、
    を備えるワーク搬送システムであって、
    前記搬送装置によるワークの搬送方向とは反対の方向における前記ストッパの外縁が、前記搬送装置を横断する方向に曲線状に伸びており、
    前記ストッパは、前記搬送装置が動いている間に複数のワークを前記取出位置で前記外縁に沿って配列させ、
    前記位置検出器は、前記ストッパの前記外縁に沿って配列した複数のワークの各々の位置を検出し、
    前記取出装置は、前記位置検出器の検出結果に基づいて、前記外縁に沿って配列した複数のワークからワークを1つずつ取り出す、ワーク搬送システム。
  2. 前記ストッパの前記外縁が、前記搬送方向と同一の方向に凹んだ凹状部分を有する、請求項1に記載のワーク搬送システム。
  3. 前記取出装置は、ワークを把持するハンドと、前記位置検出器の検出結果に基づいて、ワークを把持可能な位置に前記ハンドを移動させるアームと、を有する垂直多関節ロボットである、請求項1又は2に記載のワーク搬送システム。
  4. 複数のワークを取出位置に向けて搬送する搬送装置と、
    前記搬送装置を横断する方向へ曲線状に伸びる外縁を有し、前記搬送装置によって搬送されている複数のワークを前記取出位置で制止して前記外縁に沿って配列させるストッパと、
    前記外縁に沿って配列した複数のワークの各々の位置を検出する位置検出器と、
    前記位置検出器の検出結果に基づいて、前記外縁に沿って配列した複数のワークからワークを1つずつ取り出す取出装置と、
    を備えるワーク搬送システム。
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