JP3849650B2 - 車両 - Google Patents

車両 Download PDF

Info

Publication number
JP3849650B2
JP3849650B2 JP2003019108A JP2003019108A JP3849650B2 JP 3849650 B2 JP3849650 B2 JP 3849650B2 JP 2003019108 A JP2003019108 A JP 2003019108A JP 2003019108 A JP2003019108 A JP 2003019108A JP 3849650 B2 JP3849650 B2 JP 3849650B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
target
collision
host vehicle
vehicle
collision time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003019108A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004230947A (ja
Inventor
清貴 森泉
泰彦 村橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2003019108A priority Critical patent/JP3849650B2/ja
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to DE602004027462T priority patent/DE602004027462D1/de
Priority to US10/542,767 priority patent/US20060190175A1/en
Priority to KR1020057013870A priority patent/KR100719141B1/ko
Priority to CNB2004800030459A priority patent/CN100374876C/zh
Priority to EP04705861A priority patent/EP1592983B1/en
Priority to PCT/IB2004/000192 priority patent/WO2004068165A1/en
Publication of JP2004230947A publication Critical patent/JP2004230947A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3849650B2 publication Critical patent/JP3849650B2/ja
Priority to US12/382,537 priority patent/US7974784B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/01Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents
    • B60R21/013Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents including means for detecting collisions, impending collisions or roll-over
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/01Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents
    • B60R21/013Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents including means for detecting collisions, impending collisions or roll-over
    • B60R21/0134Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents including means for detecting collisions, impending collisions or roll-over responsive to imminent contact with an obstacle, e.g. using radar systems
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S13/00Systems using the reflection or reradiation of radio waves, e.g. radar systems; Analogous systems using reflection or reradiation of waves whose nature or wavelength is irrelevant or unspecified
    • G01S13/66Radar-tracking systems; Analogous systems
    • G01S13/72Radar-tracking systems; Analogous systems for two-dimensional tracking, e.g. combination of angle and range tracking, track-while-scan radar
    • G01S13/723Radar-tracking systems; Analogous systems for two-dimensional tracking, e.g. combination of angle and range tracking, track-while-scan radar by using numerical data
    • G01S13/726Multiple target tracking
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S13/00Systems using the reflection or reradiation of radio waves, e.g. radar systems; Analogous systems using reflection or reradiation of waves whose nature or wavelength is irrelevant or unspecified
    • G01S13/88Radar or analogous systems specially adapted for specific applications
    • G01S13/93Radar or analogous systems specially adapted for specific applications for anti-collision purposes
    • G01S13/931Radar or analogous systems specially adapted for specific applications for anti-collision purposes of land vehicles
    • G01S2013/932Radar or analogous systems specially adapted for specific applications for anti-collision purposes of land vehicles using own vehicle data, e.g. ground speed, steering wheel direction

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
  • Steering Controls (AREA)
  • Air Bags (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自車両と衝突物標と突を予測して乗員保護装置を作動させる車両に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、例えば、特許文献1に示すように、衝突予知システムは知られている。この従来の衝突予知システムにおいては、超音波を送信し、自車両の周囲に存在する特定の障害物(対象物標)によるドップラー波を受信するのに要する時間から障害物(対象物標)との相対速度を精度よく算出するようになっている。そして、この従来の衝突予知システムは、相対速度の算出に際して、相対速度算出の基礎となるデータを一旦平均化することにより、有効なデータを選択する。続いて、選択した有効なデータをさらに平均化し、この平均化によって得られた平均値データを採用することにより、精度の高い相対速度を算出する。これにより、従来の衝突予知システムは、この精度の高い相対速度に基づいて、特定の障害物(対象物標)との衝突を予知(予測)するようになっている。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−254576号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の衝突予知システムにおいては、検出された特定の障害物(対象物標)について、自車両との衝突を予知(予測)する。このため、例えば、自車両と衝突する可能性のある障害物(対象物標)が複数存在しており、これらの障害物(対象物標)が瞬時に入れ替わる場合には、精度よく衝突を予測できない場合がある。このように、自車両と衝突する可能性のある衝突物標は、一般的に複数存在する場合が多く、これらの衝突物標のうち自車両と衝突する可能性の高い衝突物標を逐次精度よく選択し、選択した衝突物標との衝突を精度よく予測することが望まれている。
【0005】
【発明の概要】
本発明は、上記した問題に対処するためになされたものであり、その目的は、衝突する可能性の高い衝突物標を精度よく選択するとともに、同選択した衝突物標と自車両との衝突を精度よく予測して、乗員保護装置を作動させる車両を提供することにある。
【0006】
本発明の特徴は、複数の異なる乗員保護装置を備えた車両において、自車両の進路上に存在して同自車両と衝突する可能性のある複数の対象物標を検出する対象物標検出手段と、前記対象物標検出手段によって検出された複数の対象物標と前記自車両との間のそれぞれの相対量を検出する相対量検出手段と、前記相対量検出手段によって検出された複数の対象物標と自車両との間のそれぞれの相対量を利用して、前記複数の対象物標と前記自車両とが衝突するまでのそれぞれの衝突時間を予測して算出する衝突時間算出手段と、前記衝突時間算出手段によって算出されたそれぞれの衝突時間に少なくとも基づいて、前記自車両と衝突する可能性の高い衝突対象物標を選択する衝突対象物標選択手段と、自車両と衝突対象物標との衝突時間に対応させて前記乗員保護装置の作動を表す状態フラグを予め記憶した状態フラグ設定マップを用い、前記衝突対象物標選択手段によって選択された衝突対象物標の衝突時間に基づいて、前記複数の乗員保護装置のうちで作動させる乗員保護装置を選択して同選択した乗員保護装置の状態フラグを設定する乗員保護装置選択手段と、前記設定された状態フラグに基づいて前記選択された乗員保護装置の作動を制御する制御手段とを備えたことことにある。また、本発明の他の特徴は、前記衝突対象物標選択手段は、前記衝突時間算出手段により複数の対象物標について算出されたそれぞれの衝突時間のうち、衝突時間が最小の対象物標を衝突対象物標として選択するとよい。また、本発明の他の特徴は、前記衝突対象物標選択手段は、前記衝突時間とともに前記対象物標検出手段が対象物標を継続して検出しているか否かを表す情報に基づいて、衝突対象物標を選択するとよい。
【0007】
これらによれば、衝突時間算出手段は、自車両の進行方向すなわち車両前方に複数存在する対象物標と自車両との相対量を利用して、対象物標が自車両と衝突するまでの衝突時間を予測して算出することができる。また、衝突対象物標選択手段は、算出した衝突時間に基づいて、自車両と衝突する可能性の高い対象物標を衝突対象物標として選択することができる。このとき、衝突対象物標選択手段は、複数の対象物標の衝突時間のうち、衝突時間が最小の対象物標すなわち衝突する可能性が最も高い一つの対象物標を衝突対象物標として選択することもできる。また、衝突対象物標選択手段は、衝突時間とともに、対象物標検出手段が対象物標を継続して検出しているか否かを表す情報にも基づいて衝突対象物標を選択することができる。そして、乗員保護装置選択手段は、自車両と衝突対象物標との衝突時間に対応させて乗員保護装置の作動を表す状態フラグを予め記憶した状態フラグ設定マップを用い、選択された衝突対象物標の衝突時間に基づいて、作動させる乗員保護装置を選択して同選択した乗員保護装置の状態フラグを設定することができる。そして、制御手段は、設定された状態フラグに基づき、選択された乗員保護装置の作動を制御することができる。
【0008】
したがって、対象物標と自車両との間の相対量を利用して、複数存在する対象物標のうち衝突する可能性が高い衝突対象物標を精度よく選択して自車両との衝突を予測することができる。これにより、衝突予測の精度を高めることができる。ここで、衝突時間算出手段が利用する相対量としては、例えば、相対距離、相対速度などである。また、衝突対象物標を衝突時間に基づいて選択することができる。このため、簡単な演算によって衝突対象物標を精度よく選択することができる。
【0009】
こで、対象物標検出手段が対象物標を継続して検出しているか否かを表す情報としては、例えば、対象物標検出手段が対象物標を検出している途中において、自車両の進行方向に対象物標が存在しているにもかかわらず対象物標を見失った場合に出力される情報などである。したがって、これによっても、衝突対象物標を確実にかつより精度よく選択することができて、例えば、瞬時に対象物標が入れ替わる場合にも、的確に衝突対象物標を選択することができる
【0010】
また、本発明の他の特徴は、前記相対量検出手段によって検出した相対量のうちの所定の相対量を利用して、前記衝突時間算出手段により予測して算出された衝突時間を補正する衝突時間補正手段を備える構成としたことにある。また、本発明の他の特徴は、前記衝突時間補正手段は、前記利用する所定の相対量が予め設定された所定量を超えていると判定すると、前記衝突時間を所定の最大値に設定して補正することにある。さらに、本発明の他の特徴は、前記衝突時間補正手段が利用する所定の相対量は、前記自車両の進行方向に一致する方向に延出する自車両の中心線に対する前記対象物標のオフセット量であることにもある。
【0011】
これらによれば、所定の相対量を利用して、衝突時間を補正することができる。このように補正した衝突時間に基づいて、衝突対象物標を選択することにより、さらに選択の精度を高めることができる。また、所定の相対量が予め設定された所定量すなわち対象物標と自車両との衝突を回避するために必要な相対量を超えている場合には、衝突時間を所定の最大値に設定することができる。このため、自車両の進行方向に存在する対象物標のうち、衝突する可能性の低い対象物標の衝突時間を最大値に設定することにより、この対象物標を選択対象から除外することができて、選択の精度を高めることができる。
【0012】
また、所定の相対量を自車両の進行方向に一致する方向に延出する自車両の中心線に対する対象物標のオフセット量とすることにより、より容易に衝突対象物標を選択することができる。すなわち、オフセット量が大きくなればなるほど、自車両と対象物標とは、互いに離れることになり、対象物標と自車両とが衝突する可能性が低くなる。これにより、対象物標の衝突時間を最大値に設定することにより、この対象物標を衝突対象物標の選択対象から除外することができて、選択の精度をより高めることができる。
【0013】
さらに、例えば、予め所定の相対量と衝突する確率との関係を表す関係式を求めておき、この関係式から係数を演算し、同演算した係数を衝突時間に乗じることにより、更に精度の高い衝突判定が可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る車両の全体を概略的に示すブロック図である。この車両は、電子制御ユニット10の車両衝突予測に基づいて、乗員保護装置20を作動させるようになっている。
【0015】
電子制御ユニット10(以下の説明において、単にECU10という)は、CPU、ROM、RAM、タイマなどからなるマイクロコンピュータを主要構成部品としている。そして、ECU10は、各センサおよび装置から出力された各検出値を取得して、図2および図3のプログラム実行する。このため、ECU10は、自車両に構築された図示しない通信回線(例えば、LAN回線やシリアル回線)を介して、車速センサ11、舵角センサ12、ヨーレートセンサ13、レーダセンサ14と接続している。なお、これら各センサから出力された検出値は、通信回線に出力されるようになっているため、自車両に搭載された装置や各センサ間で利用可能とされている。
【0016】
車速センサ11は、車速に応じた周期でパルス信号に基づいて、車速Vを検出して出力する。舵角センサ12は、前輪の操舵角に応じた信号を出力し、ECU10によって前輪の操舵角δが検出される。ヨーレートセンサ13は、自車両の重心周りの回転角速度に応じた信号に基づいて自車両のヨーレートγを検出して出力する。
【0017】
レーダセンサ14は、自車両の前端部(例えば、フロントグリル付近)に組み付けられており、ミリ波の送受信に要する時間に基づいて自車両の前方に存在するn個(n=1,2,…)の対象物標とのそれぞれの相対距離を表す相対距離Ln(n=1,2,…)およびそれぞれの相対速度を表す相対速度VRn(n=1,2,…)を検出して出力する。すなわち、レーダセンサ14は、ミリ波を自車両の前方へ送信するとともに、車両前方に存在するn個の対象物標によって反射されたそれぞれの反射波を受信し、このミリ波の送受信に要した時間から対象物標との相対距離Lnおよび相対速度VRnを検出する。また、レーダセンサ14は、車両前方に存在するn個の対象物標の自車両を基準とした存在方向を検知し、同存在方向を表す存在方向情報も検出する。そして、検出した相対距離Ln、相対速度VRnおよび存在方向情報を通信回線上に出力する。
【0018】
また、レーダセンサ14は、相対距離Ln、相対速度VRnおよび存在方向情報を出力する際に、出力した検出値が最新の値であることを示す情報(例えば、時刻情報)を付与して出力する。これは、後述する衝突予測プログラムの実行時に、ECU10が最新の相対距離Ln、相対速度VRnおよび存在方向情報を取得できるようにするためである。
【0019】
なお、レーダセンサ14は、所定の検出周期ごとに、ミリ波の送受信に要した時間に基づいて、相対距離Lnおよび相対速度VRnを検出するようになっている。しかしながら、対象物標によって反射されるミリ波の反射方向が一定でないため、所定の検出周期内に反射波を受信することができず、一時的に対象物標を検出できない(対象物標を見失う)場合がある。この場合には、レーダセンサ14は、通信回線上に、対象物標を一時的に見失っていることを表すフラグ情報(以下、このフラグ情報を外挿フラグ情報という)を出力する。この外挿フラグ情報は、レーダセンサ14の検出周期ごとに出力される。これにより、この外挿フラグ情報を受信したECU10は、レーダセンサ14が対象物標を一時的に見失っている状態であるが、自車両の前方に対象物標が存在していることを把握することができる。
【0020】
乗員保護装置20は、衝突予測に基づいて衝突を回避するために自車両の走行状態を制御する装置や車両衝突時に乗員に与えるダメージを軽減するための装置である。この乗員保護装置20としては、例えば、自車両の車速を減速制御する装置、運転者のブレーキ踏力を補助する装置、衝突時に乗員の前方への移動を防止する装置、エアバック作動時の衝撃吸収効率を適正化する装置、衝撃エネルギーの吸収荷重を変更する装置、操作ペダルを移動する装置や乗員保護装置20および自車両の走行状態制御装置以外の装置への電源供給を遮断する遮断回路などがある。なお、これらの乗員保護装置20を構成する各装置は、自車両の衝突直前または衝突直後に作動するものであり、本発明とは直接関係しない。したがって、本明細書において、これら各装置の作動の詳細な説明は省略するが、以下に簡単に説明しておく。
【0021】
自車両の車速を減速制御する装置は、検出された対象物標との相対距離や相対速度が所定範囲を外れたときに、適正な相対距離や相対速度を確保するために、自動的にブレーキ装置を作動させて自車両の車速を減速させる装置である。運転者のブレーキ踏力を補助する装置は、衝突を回避するために運転者がブレーキペダルを操作して、自車両を停車させるときに、運転者の踏力を補助(詳しくは、ブレーキ油圧の増圧および増圧状態の維持)して、自車両のブレーキ装置を確実に作動させる装置である。
【0022】
衝突時の乗員の前方への移動を防止する装置としては、例えば、シートベルトの巻き取り装置がある。このシートベルト巻き取り装置は、自車両が対象物標に衝突した際に、慣性によって乗員が前方へ移動することを防止する。すなわち、シートベルト巻き取り装置は、自車両の衝突を検出すると、シートベルトを巻き取るとともに巻き取った位置でロックし、シートベルトが引き出されることを防止するようになっている。なお、この機能を実現するために、シートベルトを電動モータまたは圧縮ガスを利用して巻き取りロックする装置が実施されている。
【0023】
エアバック作動時の衝撃吸収効率を適正化する装置としては、例えば、乗員のシートベルト装着の有無あるいは乗員の体格(体重)に応じて、ステアリングコラムを移動させるコラム移動装置がある。このコラム移動装置は、乗車した乗員とステアリングとの距離を、エアバックの展開に必要な距離として効率よく衝撃を吸収するために、ステアリングコラムを移動させるようになっている。なお、この機能を実現するために、ステアリングコラムの角度を変更する装置、ステアリングと乗員との距離を変更する装置あるいはシートを前後方向に移動させる装置などが実施されている。
【0024】
衝撃エネルギーの吸収荷重を変更する装置としては、例えば、ステアリングコラムの変形に伴うエネルギー吸収によって、運転者の操舵ハンドルへの衝突を緩和する衝撃エネルギー吸収装置がある。この衝撃エネルギー吸収装置は、車両衝突に伴って、運転者がステアリングに衝突しても、衝突に伴い生じた衝撃エネルギーをステアリングコラムの変形に伴うエネルギー吸収によって的確に緩和するようになっている。なお、この機能を実現するために、例えば、ステアリングコラムの外周面方向から円錐状のピンを挿入し、所定量挿入されたピンがステアリングコラムの外周面を裂きながら相対移動するときの変形抵抗を利用する衝撃エネルギー吸収装置などが実施されている。
【0025】
操作ペダルを移動する装置としては、例えば、車両衝突直前や車両衝突時に、操作ペダルを車両前方へ移動させるペダル移動装置がある。このペダル移動装置は、車両衝突を検出すると、慣性によって投げ出される運転者の脚部と操作ペダル(例えば、アクセルペダル、ブレーキペダルなど)との衝突を回避するために、操作ペダルを車両前方へ移動させるようになっている。なお、この機能を実現するために、例えば、電動モータの駆動力によって操作ペダルを移動させたり、アクセルペダルとブレーキペダルとの移動タイミングを変更して移動させるペダル移動装置などが実施されている。
【0026】
乗員保護装置20および自車両の走行状態制御装置以外の装置への電源供給を遮断する遮断回路は、上記の乗員保護装置20や車両走行制御装置(例えば、ABSや車両安定制御装置など)に、優先的に電源を供給するために、その他の装置への電源供給を遮断する遮断回路である。すなわち、遮断回路は、車両衝突や衝突回避に必要でない装置、例えば、オーディオ装置などへの電源供給を遮断する。
【0027】
次に、上記のように構成した第1実施形態に係る車両の作動を説明すると、図示しないイグニッションスイッチの投入により、ECU10は、図2の衝突予測プログラムを所定の短時間ごとに繰り返し実行し始める。この衝突予測プログラムの実行はステップ100にて開始され、ステップ102にて前回のプログラム実行によって選択された衝突可能性の高い対象物標(以下、この対象物標を衝突対象物標という)の選択をリセットする。
【0028】
これは、後述するように、ステップ116の衝突予測物標選択ルーチンが実行されることによって、衝突対象物標が選択される。ところが、前回の衝突予測物標選択ルーチンの実行によって選択された衝突対象物標は、時間の経過(プログラム実行時間の経過)に伴って、例えば、移動などによって衝突する可能性が低くなっている場合がある。あるいは、対象物標の相対速度の違いから瞬間的に衝突対象物標が入れ替わる場合がある。これらに対処するために、既に選択された衝突対象物標の選択を一度リセットし、新たに衝突予測物標選択ルーチンを実行することによって、衝突対象物標を選択する。これにより、衝突対象物標を確実にかつ精度よく選択することができる。
【0029】
なお、この衝突予測プログラムの初回実行時には、衝突対象物標が選択された状態となっていない。しかしながら、衝突対象物標が選択されていない状態は、ステップ102の実行により衝突対象物標の選択がリセットされた状態と同一であるため、この点が問題となることはない。
【0030】
前記ステップ102の選択リセット処理後、ECU10は、ステップ104以降の処理を実行する。ステップ104においては、ECU10は、自車両の前方に存在する複数の対象物標を検知するとともに、同検知したそれぞれの対象物標との相対距離Lnおよび相対速度VRnをそれぞれ入力する。すなわち、ECU10は、レーダセンサ14によって通信回線上に出力された相対距離Lnおよび相対速度VRnを取得する。この取得に際して、ECU10は、それぞれに付与された時刻情報を参照して、最新の相対距離Lnおよび相対速度VRnを取得する。これにより、ECU10は、自車両の前方に存在している対象物標を検知(詳しくは、対象物標の位置や数などを検出して検知)するとともに、取得した相対距離Lnおよび相対速度VRnを入力する。
【0031】
次に、ECU10は、ステップ106において、前記ステップ104にて入力した相対速度VRnのうち、正の相対速度を有する相対速度VRnを選択する。これにより、検知した複数の対象物標のうち、自車両に接近している対象物標のみを選択することができる。すなわち、相対速度VRnが正でない場合には、対象物標と自車両との相対距離Lnが変化しないまたは増加していることを意味し、この場合には対象物標に対して自車両の衝突する可能性がないので、衝突予測する必要がないからである。
【0032】
前記ステップ106の選択処理後、ECU10は、ステップ108に進み、前記ステップ106にて選択した複数の対象物標と自車両とが衝突するまでの予測される衝突時間Tsn(以下、この衝突時間を衝突予測時間Tsnという)をそれぞれ算出する。すなわち、前記ステップ106にて選択された対象物標と自車両との相対距離Lnを、同対象物標の相対速度VRnで除する除算計算によって、それぞれの対象物標の衝突予測時間Tsn(=Ln/VRn)を算出する。
【0033】
次に、ECU10は、ステップ110にて、レーダセンサ14によって通信回線上に出力された外挿フラグ情報を取得してカウント処理する。この外挿フラグカウンタ処理を簡単に説明すると、外挿フラグ情報は、レーダセンサ14の検出対象である対象物標が、同センサ14の検出周期において、一度検出することができたにもかかわらず、その後の検出周期にて一時的に検出できなかった場合に出力される情報である。このように、レーダセンサ14が対象物標を検出することができない場合には、相対距離および相対速度を出力することができず、ECU10は、最新の情報を取得することができない。
【0034】
しかしながら、レーダセンサ14によって、一度検出された対象物標がその後の検出周期にて検出できない場合には、対象物標が自車両の前方に存在している可能性が高い。このため、ECU10は、通信回線上に出力された外挿フラグ情報を取得し同情報の出力回数をカウントして図示しないRAMに一時的に記憶することにより、レーダセンサ14が対象物標を検出できなかった回数を把握する。そして、後述するステップ116の衝突予測物標選択ルーチンにおいて、RAMに一時的に記憶された外挿フラグ情報の出力回数を、衝突対象物標の選択に利用する。
【0035】
前記ステップ110の外挿フラグカウンタ処理後、ECU10は、ステップ112にて、前記ステップ106にて選択された対象物標の横位置の補正を演算する。以下、この補正演算について説明するが、この補正演算については、種々の演算が存在する。本実施形態においては、横位置を、自車両の中心軸とそれぞれの対象物標の側面との間のオフセット量Xn(n=1,2,…)(以下の説明において、このオフセット量Xnを相対横位置Xnという)として説明する。また、横位置の補正を、自車両が走行するカーブ半径Rとそれぞれの対象物標までの相対距離Lnとを用いて補正される場合について説明する。
【0036】
上記の横位置の補正を演算するにあたり、まず、ECU10は、自車両の中心軸とそれぞれの対象物標の側面との間の相対横位置Xnを検出する。すなわち、ECU10は、通信回線を介して取得したそれぞれの対象物標までの相対距離Lnおよび検出した対象物標が存在する方向を表す存在方向情報に基づいて、自車両の中心軸と前記認識した部分との間の相対横位置Xnをそれぞれ検出する。
【0037】
次に、相対横位置Xnの補正量について説明する。上述したように検出された相対横位置Xnは、今回プログラムが実行された瞬間における相対横位置Xnであるため、自車両が対象物標に対して直進して接近すると仮定した場合の相対横位置Xnである。しかしながら、対象物標との衝突を回避するために、自車両がカーブ半径Rでカーブしながら走行している場合には、自車両が対象物標に対して直進して接近しないため、検出された相対横位置Xnと実際の相対横位置Xnとは異なる場合がある。このため、ECU10は、検出した相対横位置Xnをカーブ半径Rと対象物標までの距離Lnとを用いて補正する。ここで、カーブ半径Rは、舵角センサ12およびヨーレートセンサ13から通信回線上に出力された操舵角に応じた信号およびヨーレートγをECU10が取得し、ECU10によって推定されるものである。
【0038】
次に、ECU10は、前記ステップ112にて演算された補正量に基づいて、相対横位置を補正して、推定される相対横位置(以下、この推定された相対横位置を推定相対横位置という)を演算する。そして、推定相対横位置を演算すると、ステップ116に進む。
【0039】
ステップ116においては、ECU10は、衝突予測物標選択ルーチンを実行する。この衝突予測物標選択ルーチンは、自車両と衝突する可能性が高い衝突対象物標を選択するルーチンであり、図3に示すように、ステップ150にて開始され、ステップ152にて、ECU10が取得した各検出値が有効か否かを判定する。これは、各センサ11,12,13,14とECU10とは、通信回線を介して接続されて通信しているため、この通信の確からしさに基づいて、ECU10が取得した検出値が有効か否かを判定する。すなわち、ECU10は、取得した検出値の通信状態が悪く、各センサ11,12,13,14との通信が不確かであれば、「No」と判定して、ステップ160に進む。
【0040】
一方、ECU10は、取得した検出値の通信状態が良好であり、各センサ11,12,13,14との通信が確かであれば、「Yes」と判定して、ステップ154に進む。ステップ154においては、前記メインプログラムのステップ112にて検出したそれぞれの対象物標の相対横位置Xnが所定距離ΔWよりも小さいか否かを判定する。これにより、実際に自車両の前方に存在している対象物標のうち、所定距離ΔWすなわち自車両が対象物標と衝突することなく走行するために必要は領域内に存在するか否かを判定し、自車両の走行に伴って衝突する可能性の大きい対象物標を選択する。
【0041】
ここで、所定距離ΔWは、自車両が対象物標と衝突することなく走行するために必要な予め設定されている領域の幅(自レーン)であって、本実施形態においては、例えば、この自レーンの1/2として決定される。この場合、ECU10内には、相対速度VRが大きいときは、大きな値となる関係にある所定距離ΔWを相対速度に対応させて記憶した所定距離マップが用意されている。これは、相対速度が大きい場合には、自車両と対象物標とが接近する時間が短く、衝突を回避するための所定距離ΔWを大きくする必要があるからである。そして、ECU10は、所定距離マップを参照することにより、選択された対象物標のそれぞれの相対速度VRnに対応した所定距離ΔWを決定する。
【0042】
なお、本実施形態においては、所定距離ΔWを上記説明のように自レーンの1/2として決定しているが、カーブ半径R(詳しくは、カーブ半径Rの絶対値|R|であり、以下同じ)の大きさに応じて変化させることも可能である。これは、自車両が走行するカーブ半径の大きさによって、補正量も変化するからである。このため、カーブ半径Rが大きいすなわち補正量が小さい場合には上記説明と同様に所定距離ΔWを自レーンの1/2として決定し、カーブ半径Rが小さいすなわち補正量が大きい場合には、カーブ半径Rに応じて変化する変数を所定距離ΔWに乗じて決定するようにすることも可能である。
【0043】
また、所定距離ΔWは、上記説明のように、自レーンの1/2のように予め設定された値に基づいて決定されることに限定されることなく、例えば、相対横位置X、カーブ半径Rおよび相対速度VRから所定距離ΔWを演算して決定することも可能である。
【0044】
そして、ECU10は、上記のように決定される所定距離ΔWとそれぞれの対象物標の相対横位置Xnとを比較して、相対横位置Xnが所定距離ΔWよりも大きければすなわち対象物標が自レーン内に存在しなければ、「No」と判定して、ステップ160に進む。一方、相対横位置Xが所定距離ΔWよりも小さければすなわち対象物標が自レーン内に存在していれば、「No」と判定して、ステップ156に進む。
【0045】
ステップ156においては、ECU10は、前記ステップ112にて演算した推定相対横位置が所定距離ΔWよりも小さいか否かを判定する。これにより、前記ステップ154にて自レーン内に存在するとして選択された対象物標のうち、自車両が衝突回避走行しても、自レーン内に存在し衝突する可能性の大きい対象物標が選択される。すなわち、ECU10は、推定相対横位置と所定距離ΔWとを比較して、推定相対横位置が所定距離ΔWよりも大きく衝突回避走行によって対象物標が自レーン内からその外部に外れていると判定すると、「No」と判定してステップ160に進む。一方、推定相対横位置が所定距離ΔWよりも小さく衝突回避走行によっても対象物標が自レーン内に存在していると判定すると、「Yes」と判定してステップ158に進む。
【0046】
ステップ158においては、ECU10は、RAMに一時的に記憶した外挿フラグ情報の出力回数が、所定の回数よりも小さいか否かを判定する。外挿フラグ情報の出力回数が所定の回数以上となっていれば、ECU10は「No」と判定して、ステップ160に進む。これは、所定の回数以上外挿フラグ情報が出力されている場合には、もはや、自車両の前方に対象物標が存在しないと判定するためである。一方、外挿フラグ情報の出力回数が所定の回数よりも小さければ、ECU10は「Yes」と判定して、ステップ162に進み、メインプログラムにもどる。
【0047】
一方、前記ステップ152,154,156および158の各ステップにおいて、ECU10が「No」と判定すると、ステップ160に進む。ステップ160においては、ECU10は、それぞれの対象物標の衝突予測時間Tsnを所定の最大値に設定する。これは、上述したように、ステップ160に進むように判定された対象物標は、衝突対象物標とはならない。このため、その衝突予測時間Tsnを最大値に設定することにより、前記各ステップ152,154,156および158にて「Yes」と判定された対象物標を衝突対象物標として選択することができる。このように、対象物標の衝突予測時間Tsnを最大値に設定すると、ECU10は、ステップ162に進み、メインプログラムにもどる。
【0048】
ふたたび、図2のフローチャートの戻り、ステップ116にて衝突予測物標選択ルーチンの実行後、ステップ118に進む。ステップ118においては、ECU10は、前記ステップ116の衝突予測物標選択ルーチンの実行によって選択した衝突対象物標の衝突予測時間Tsnに基づいて、乗員保護装置20を作動させる状態を表す状態フラグを設定する。
【0049】
具体的に説明すると、ECU10は、予め衝突予測時間Tsnに対応させて乗員保護装置20の作動を記憶した状態フラグ設定マップが用意されている。これは、衝突予測時間Tsnに応じて、例えば、自車両の車速を減速制御する装置の作動を表す状態フラグを設定したり、車両の走行状態を制御する装置の作動を表す状態フラグを設定したり、衝突時の乗員の前方への移動を防止する装置の作動を表す状態フラグなどが予め設定されている。これにより、ECU10は、衝突対象物標の衝突予測時間Tsnに基づいて、作動させる乗員保護装置20を選択し、選択した装置の状態フラグを設定する。
【0050】
前記ステップ118の状態フラグ設定処理後、ステップ120に進み、ECU10は、衝突を予測するために設定されている所定時間帯Tcと、衝突対象物標の衝突予測時間Tsnとを比較して、衝突対象物標と自車両とが衝突するか否かを判定する。ここで、所定時間帯Tcは、衝突を回避するために必要な最小時間に基づいて設定されており、種々の値を有する。
【0051】
具体的に説明すると、ECU10は、衝突予測時間Tsnと所定時間帯Tcとを比較し、衝突予測時間Tsnが所定時間帯Tcに含まれなければ、衝突対象物標と自車両とが衝突する可能性が低いすなわち「No」と判定してふたたび前記ステップ102に戻る。そして、ECU10は、ステップ120にて「Yes」と判定するまで、前記ステップ102以降の処理を繰り返し実行する。一方、ECU10は、衝突予測時間Tsnが所定時間帯Tcに含まれていれば、衝突する可能性が高いすなわち「Yes」と判定して、ステップ122に進む。
【0052】
ステップ122においては、ECU10は、前記ステップ118にて設定された状態フラグに基づいて、乗員保護装置20を作動させる。すなわち、ECU10は、設定された状態フラグに基づいて、例えば、ABSやTRCを作動させて自車両の走行状態を制御して衝突を回避するように制御したり、ブレーキ踏力補助装置の作動、ペダル移動装置の作動、遮断回路の作動などを制御して、衝突による乗員へのダメージを軽減するように乗員保護装置20を作動させる。そして、ECU10は、前記ステップ122の処理後、ステップ124に進み、衝突予測プログラムの実行を終了する。
【0053】
以上の説明からも理解することができるように、本実施形態によれば、自車両の前方に複数存在する対象物標と自車両との相対距離Lnおよび相対速度VRnを利用して、対象物標が自車両と衝突するまでの衝突予測時間Tsnを算出することができる。また、対象物標を検出するために利用する所定の情報すなわち外挿フラグ情報に基づいて衝突対象物標を選択することができる
【0054】
れにより、衝突対象物標を確実にかつより精度よく選択することができて、例えば、瞬時に対象物標が入れ替わる場合にも、的確に衝突対象物標を選択することができる。さらに、衝突対象物標と自車両との衝突を衝突予測時間Tsnに基づいて判定することができるため、判定のための演算を簡略化することができる。
【0055】
また、対象物標の相対横位置Xnおよび推定相対横位置が所定距離ΔWよりも大きい場合には、衝突予測時間Tsnを最大値として補正することができる。このため、自車両の前方に存在する対象物標のうち、衝突する可能性の低い対象物標の衝突予測時間Tsnを最大値に設定することにより、この対象物標を選択対象から除外することができて、選択の精度を高めることができる。
【0056】
上記第1実施形態においては、衝突予測物標選択ルーチンの実行によって選択された対象物標を衝突対象物標として選択し、衝突を予測するように実施した。すなわち、この実施形態においては、複数の衝突対象物標が存在する場合であっても、衝突を予測するように実施した。これに代えて、自車両の前方に存在する対象物標の衝突予測時間Tsnを演算し、同演算した衝突予測時間Tsnのうち、最小の衝突予測時間Tsを有する一つの対象物標を衝突対象物標として選択して、衝突を予測するように変形して実施しても良い。以下、この変形例について詳細に説明するが、上記第1実施形態と同一部分については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0057】
この変形例においては、図4に示すフローチャートの衝突予測プログラムが実行される。この衝突予測プログラムは、図2に示した上記第1実施形態の衝突予測プログラムのステップ110からステップ116が省略されて、ステップ200が追加されて変形されている。
【0058】
ステップ200においては、ECU10は、前記ステップ108にて算出した衝突予測時間Tsnのうち、最小の衝突予測時間Tsの対象物標を衝突対象物標として選択する。この選択処理によって選択される対象物標は、検知された対象物標のうちで、最も自車両に衝突する可能性が高いものである。したがって、ECU10は、最小の衝突予測時間Tsとなっている対象物標を選択することにより、衝突可能性の高い対象物標を精度よく選択することができる。このステップ200の選択処理後、ECU10は、上記実施形態と同様に、ステップ118にて、状態フラグを設定し、続くステップ120にて、前記ステップ200にて選択した衝突対象物標について、衝突の可能性を判定する。
【0059】
以上のように、この変形例によれば、自車両の前方に存在する複数の対象物標の衝突予測時間Tsnを算出し、同算出した衝突予測時間Tsnのうち、最小の衝突予測時間Tsとなる一つの衝突対象物標を選択して決定することができる。これにより、複数の対象物標について、それぞれ算出した衝突予測時間Tsnのうち、最小の衝突予測時間Tsを有する対象物標すなわち衝突する可能性が最も高い一つの対象物標を衝突対象物標として選択することができる。このため、簡単な演算によって衝突対象物標を精度よく選択することができる。そして、決定した衝突対象物標について、自車両との衝突を予測することができる。これにより、より簡略化した衝突予測プログラムを実行することにより、自車両と衝突する可能性の高い対象物標を精度よく選択することができるとともに、自車両との衝突予測の精度を高めることができる。
【0060】
以上、本発明の各実施形態について説明したが、本発明の実施に当たっては、上記各実施形態およびその変形例に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限り種々の変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態および変形例に係る車両の全体概略図である。
【図2】 本発明の第1実施形態に係り、図1のECU(マイクロコンピュータ)によって実行される衝突予測プログラムのフローチャートである。
【図3】 本発明の第1実施形態に係り、図1のECU(マイクロコンピュータ)によって実行される衝突予測物標選択ルーチンのフローチャートである。
【図4】 本発明の変形例に係り、図1のECU(マイクロコンピュータ)によって実行される衝突予測プログラムのフローチャートである。
【符号の説明】
10…ECU、11…車速センサ、12…舵角センサ、13…ヨーレートセンサ、14…レーダセンサ、20…乗員保護装置

Claims (6)

  1. 複数の異なる乗員保護装置を備えた車両において、
    自車両の進路上に存在して同自車両と衝突する可能性のある複数の対象物標を検出する対象物標検出手段と、
    前記対象物標検出手段によって検出された複数の対象物標と前記自車両との間のそれぞれの相対量を検出する相対量検出手段と、
    前記相対量検出手段によって検出された複数の対象物標と自車両との間のそれぞれの相対量を利用して、前記複数の対象物標と前記自車両とが衝突するまでのそれぞれの衝突時間を予測して算出する衝突時間算出手段と、
    前記衝突時間算出手段によって算出されたそれぞれの衝突時間に少なくとも基づいて、前記自車両と衝突する可能性の高い衝突対象物標を選択する衝突対象物標選択手段と、
    自車両と衝突対象物標との衝突時間に対応させて前記乗員保護装置の作動を表す状態フラグを予め記憶した状態フラグ設定マップを用い、前記衝突対象物標選択手段によって選択された衝突対象物標の衝突時間に基づいて、前記複数の乗員保護装置のうちで作動させる乗員保護装置を選択して同選択した乗員保護装置の状態フラグを設定する乗員保護装置選択手段と、
    前記設定された状態フラグに基づいて前記選択された乗員保護装置の作動を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする車両。
  2. 前記衝突対象物標選択手段は、
    前記衝突時間算出手段により複数の対象物標について算出されたそれぞれの衝突時間のうち、衝突時間が最小の対象物標を衝突対象物標として選択する前記請求項1に記載した車両。
  3. 前記衝突対象物標選択手段は、
    前記衝突時間とともに前記対象物標検出手段が対象物標を継続して検出しているか否かを表す情報に基づいて、衝突対象物標を選択する前記請求項1または前記請求項2に記載した車両。
  4. 前記請求項1ないし前記請求項3のいずれか一つに記載した車両において、
    前記相対量検出手段によって検出した相対量のうちの所定の相対量を利用して、前記衝突時間算出手段により予測して算出された衝突時間を補正する衝突時間補正手段を備えたことを特徴とする車両。
  5. 前記衝突時間補正手段は、
    前記利用する所定の相対量が予め設定された所定量を超えていると判定すると、前記衝突時間を所定の最大値に設定して補正する前記請求項4に記載した車両。
  6. 前記衝突時間補正手段が利用する所定の相対量は、
    前記自車両の進行方向に一致する方向に延出する自車両の中心線に対する前記対象物標のオフセット量である前記請求項4または前記請求項5に記載した車両。
JP2003019108A 2003-01-28 2003-01-28 車両 Expired - Fee Related JP3849650B2 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003019108A JP3849650B2 (ja) 2003-01-28 2003-01-28 車両
US10/542,767 US20060190175A1 (en) 2003-01-28 2004-01-28 Collision predicting apparatus and collision predicting method
KR1020057013870A KR100719141B1 (ko) 2003-01-28 2004-01-28 충돌 예보 장치 및 충돌 예보 방법
CNB2004800030459A CN100374876C (zh) 2003-01-28 2004-01-28 碰撞预测设备和碰撞预测方法
DE602004027462T DE602004027462D1 (de) 2003-01-28 2004-01-28 Kollisionsvorhersagevorrichtung und kollisionsvorhersageverfahren
EP04705861A EP1592983B1 (en) 2003-01-28 2004-01-28 Collision predicting apparatus and collision predicting method
PCT/IB2004/000192 WO2004068165A1 (en) 2003-01-28 2004-01-28 Collision predicting apparatus and collision predicting method
US12/382,537 US7974784B2 (en) 2003-01-28 2009-03-18 Collision predicting apparatus and collision predicting method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003019108A JP3849650B2 (ja) 2003-01-28 2003-01-28 車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004230947A JP2004230947A (ja) 2004-08-19
JP3849650B2 true JP3849650B2 (ja) 2006-11-22

Family

ID=32820602

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003019108A Expired - Fee Related JP3849650B2 (ja) 2003-01-28 2003-01-28 車両

Country Status (7)

Country Link
US (2) US20060190175A1 (ja)
EP (1) EP1592983B1 (ja)
JP (1) JP3849650B2 (ja)
KR (1) KR100719141B1 (ja)
CN (1) CN100374876C (ja)
DE (1) DE602004027462D1 (ja)
WO (1) WO2004068165A1 (ja)

Families Citing this family (66)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101081777B1 (ko) * 2003-11-14 2011-11-09 콘티넨탈 테베스 아게 운트 코. 오하게 사고로 인한 피해를 줄이기 위한 방법 및 장치
GB2412471B (en) * 2004-03-25 2009-05-20 Ford Global Tech Llc Activation of a passive restraint system
DE102004046360B4 (de) * 2004-09-24 2014-03-27 Daimler Ag Kraftfahrzeug mit einem präventiv wirkenden Schutzsystem
DE102005005970A1 (de) * 2005-02-10 2006-08-24 Robert Bosch Gmbh Fahrerassistenzystem mit Vorrichtung zur Erkennung von Sondersituationen
JP4169022B2 (ja) * 2005-08-05 2008-10-22 日産自動車株式会社 車両用運転操作補助装置および車両用運転操作補助装置を備える車両
JP2007145152A (ja) * 2005-11-28 2007-06-14 Mitsubishi Electric Corp 車両用自動制動装置
SE0502819L (sv) * 2005-12-13 2006-12-19 Scania Cv Abp Datagenereringssystem
JP2007178183A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Mazda Motor Corp 車両の障害物検知装置
WO2007102367A1 (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 物体進路予測方法、装置、プログラム、および自動運転システム
JP2007276508A (ja) * 2006-04-03 2007-10-25 Fujitsu Ten Ltd 車両の衝突回避制御装置
JP5016889B2 (ja) * 2006-10-11 2012-09-05 日立オートモティブシステムズ株式会社 予防安全装置
JP4254844B2 (ja) * 2006-11-01 2009-04-15 トヨタ自動車株式会社 走行制御計画評価装置
JP4811343B2 (ja) * 2007-05-11 2011-11-09 トヨタ自動車株式会社 物体検出装置
US7532152B1 (en) 2007-11-26 2009-05-12 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Automotive radar system
JP5403386B2 (ja) * 2007-11-30 2014-01-29 いすゞ自動車株式会社 車両の障害物検知装置
EP2085279B1 (en) * 2008-01-29 2011-05-25 Ford Global Technologies, LLC A system for collision course prediction
EP2110286B1 (en) * 2008-04-18 2011-12-21 Ford Global Technologies, LLC Pre-impact deployment of air bag.
JP4678611B2 (ja) * 2008-06-05 2011-04-27 トヨタ自動車株式会社 障害物検出装置および障害物検出システム
DE102008028266B3 (de) * 2008-06-13 2009-09-10 Knorr-Bremse Systeme für Nutzfahrzeuge GmbH Vorrichtung zur Ansteuerung wenigstens eines Führerhausstellglieds, eines Sitzstellglieds und eines Lenksäulenstellglieds eines Nutzfahrzeugs
US8095276B2 (en) * 2008-10-15 2012-01-10 Autoliv Asp, Inc. Sensor system including a confirmation sensor for detecting an impending collision
US20100100324A1 (en) * 2008-10-22 2010-04-22 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Communication based vehicle-pedestrian collision warning system
WO2010141419A2 (en) 2009-06-01 2010-12-09 Raytheon Company Non-kinematic behavioral mapping
WO2010140215A1 (ja) * 2009-06-02 2010-12-09 トヨタ自動車株式会社 車両用周辺監視装置
CN102439480B (zh) * 2009-09-28 2014-05-07 丰田自动车株式会社 物体检测装置
EP2347940A1 (en) * 2010-01-25 2011-07-27 Autoliv Development AB An object collision warning system and method for a motor vehicle
JP4850963B1 (ja) * 2010-09-28 2012-01-11 富士重工業株式会社 車両の運転支援装置
JP5472477B2 (ja) * 2010-10-05 2014-04-16 トヨタ自動車株式会社 衝突判定装置
CN103534742B (zh) * 2011-05-18 2016-06-01 本田技研工业株式会社 行驶控制装置
DE102011120500B4 (de) * 2011-12-07 2014-08-21 Audi Ag Verfahren zum Betreiben eines Kraftfahrzeugs und Kraftfahrzeug
DE102012202835A1 (de) * 2012-02-24 2013-08-29 Robert Bosch Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Plausibilisierung einer vorausschauenden Sensorik
CN103522972B (zh) * 2012-07-04 2016-03-30 北汽福田汽车股份有限公司 一种车辆防追尾***及方法
US9047675B2 (en) * 2012-08-13 2015-06-02 The Boeing Company Strike detection using video images
WO2014037998A1 (ja) * 2012-09-04 2014-03-13 トヨタ自動車株式会社 衝突回避支援装置及び衝突回避支援方法
CN102923082A (zh) * 2012-10-31 2013-02-13 东莞康特尔电子有限公司 一种车辆行车智能防护预警***及其控制方法
WO2014073080A1 (ja) * 2012-11-08 2014-05-15 トヨタ自動車株式会社 運転支援装置及び方法、衝突予測装置及び方法、並びに報知装置及び方法
JP5862799B2 (ja) * 2012-11-27 2016-02-16 日産自動車株式会社 車両用加速抑制装置及び車両用加速抑制方法
US9164511B1 (en) 2013-04-17 2015-10-20 Google Inc. Use of detected objects for image processing
JP5939224B2 (ja) * 2013-10-03 2016-06-22 株式会社デンソー 先行車選択装置
JP5949721B2 (ja) 2013-10-10 2016-07-13 株式会社デンソー 先行車選択装置
JP6183257B2 (ja) * 2014-03-19 2017-08-23 トヨタ自動車株式会社 車両運動状態決定装置及び車両運動制御装置
CN103921791B (zh) * 2014-04-23 2016-08-17 上海扬梓投资管理有限公司 车辆防碰撞安全警示方法及装置
JP6372228B2 (ja) * 2014-08-01 2018-08-15 株式会社デンソー 衝突予想時間算出装置
CN105574552A (zh) * 2014-10-09 2016-05-11 东北大学 一种基于单目视觉的车辆测距与碰撞预警方法
JP6387786B2 (ja) * 2014-10-22 2018-09-12 株式会社デンソー 超音波式物体検知装置
CN105788248B (zh) * 2014-12-17 2018-08-03 ***通信集团公司 一种车辆检测的方法、装置及车辆
JP2016192166A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 株式会社デンソー 車両制御装置、及び車両制御方法
US10150505B2 (en) * 2015-04-14 2018-12-11 Continental Automotive Systems, Inc. Automated hitching assist system
CN105404511B (zh) * 2015-11-19 2019-03-12 福建天晴数码有限公司 基于理想几何的物理碰撞预测方法和装置
JP6520780B2 (ja) 2016-03-18 2019-05-29 株式会社デンソー 車両用装置
JP2017177321A (ja) * 2016-03-23 2017-10-05 セイコーエプソン株式会社 制御装置及びロボットシステム
JP6565893B2 (ja) 2016-12-26 2019-08-28 トヨタ自動車株式会社 運転支援装置
US10351129B2 (en) * 2017-01-13 2019-07-16 Ford Global Technologies, Llc Collision mitigation and avoidance
US10232849B2 (en) * 2017-01-23 2019-03-19 Ford Global Technologies, Llc Collision mitigation and avoidance
JP6819431B2 (ja) * 2017-04-12 2021-01-27 トヨタ自動車株式会社 注意喚起装置
US11008039B2 (en) * 2017-04-12 2021-05-18 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Lane change assist apparatus for vehicle
DE102017210377A1 (de) 2017-06-21 2018-12-27 Honda Motor Co., Ltd. Fahrzeug-Fahrt-Unterstützungs-Vorrichtung
CN111052023A (zh) * 2017-09-14 2020-04-21 日本电产株式会社 移动体引导***
CN107798915A (zh) * 2017-09-21 2018-03-13 苏州大学 一种用于预测车辆行驶路线和防碰撞的智能评估***
DE102017218789A1 (de) 2017-10-20 2019-04-25 Honda Motor Co., Ltd. Fahrzeug-Fahrt-Unterstützungs-Vorrichtung
DE102017218790A1 (de) 2017-10-20 2019-04-25 Honda Motor Co., Ltd. Fahrzeug-Fahrt-Unterstützungs-Vorrichtung
DE102017218788A1 (de) 2017-10-20 2019-04-25 Honda Motor Co., Ltd. Fahrzeug-Fahrt-Unterstützungs-Vorrichtung
DE102018203058A1 (de) 2018-03-01 2019-09-05 Honda Motor Co., Ltd. Kollisionsrisiko-Vorhersageeinheit
DE102018203059A1 (de) 2018-03-01 2019-09-05 Honda Motor Co., Ltd. Koordinatensystem-Festlegungseinheit
CN110764509A (zh) * 2019-11-11 2020-02-07 北京百度网讯科技有限公司 任务调度方法、装置、设备及计算机可读存储介质
CN112644484B (zh) * 2021-01-06 2022-11-25 北京汽车股份有限公司 制动方法、装置、电子设备及可读存储介质
CN114537385B (zh) * 2022-03-09 2024-05-07 重庆长安汽车股份有限公司 一种基于交通目标感知结果的危险目标筛选方法

Family Cites Families (42)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5227888B2 (ja) * 1972-04-08 1977-07-22
US4926171A (en) * 1988-11-21 1990-05-15 Kelley William L Collision predicting and avoidance device for moving vehicles
US5529138A (en) * 1993-01-22 1996-06-25 Shaw; David C. H. Vehicle collision avoidance system
US5314037A (en) * 1993-01-22 1994-05-24 Shaw David C H Automobile collision avoidance system
US6553130B1 (en) * 1993-08-11 2003-04-22 Jerome H. Lemelson Motor vehicle warning and control system and method
US5633642A (en) * 1993-11-23 1997-05-27 Siemens Aktiengesellschaft Radar method and device for carrying out the method
EP0730742A1 (de) * 1993-11-23 1996-09-11 Siemens Aktiengesellschaft Radarverfahren und vorrichtung zur durchführung dieses verfahrens
JP3401913B2 (ja) 1994-05-26 2003-04-28 株式会社デンソー 車両用障害物認識装置
KR960032262A (ko) 1995-02-09 1996-09-17 배순훈 차량의 주행 안전 시스템
JP3171767B2 (ja) 1995-03-15 2001-06-04 オートリブ・ジャパン株式会社 衝突予知システム
US6087928A (en) * 1995-10-31 2000-07-11 Breed Automotive Technology, Inc. Predictive impact sensing system for vehicular safety restraint systems
JP3487054B2 (ja) * 1995-12-26 2004-01-13 株式会社デンソー 車両用障害物警報装置
JP3843502B2 (ja) * 1996-09-30 2006-11-08 マツダ株式会社 車両用動体認識装置
US6014601A (en) * 1997-01-07 2000-01-11 J. Martin Gustafson Driver alert system
WO1998032030A1 (en) * 1997-01-21 1998-07-23 Automotive Systems Laboratory, Inc. Predictive collision sensing system
JPH10211886A (ja) 1997-01-29 1998-08-11 Honda Motor Co Ltd 車両の操舵装置
GB2327821B (en) * 1997-05-17 1999-12-01 Bosch Gmbh Robert Method and device for detecting an imminent or possible collision
DE19722947C1 (de) * 1997-05-31 1999-02-25 Bosch Gmbh Robert Verfahren und Vorrichtung zur Bestimmung eines zukünftigen Kursbereichs eines Fahrzeugs
US5964822A (en) * 1997-08-27 1999-10-12 Delco Electronics Corp. Automatic sensor azimuth alignment
US6069581A (en) * 1998-02-20 2000-05-30 Amerigon High performance vehicle radar system
CN2356900Y (zh) * 1998-03-11 2000-01-05 李炼 机动车自动防碰撞装置
JP3661492B2 (ja) 1998-08-04 2005-06-15 株式会社デンソー 車間制御装置及び記録媒体
JP3519617B2 (ja) 1998-10-29 2004-04-19 三菱電機株式会社 制御対象選別装置
JP2001055105A (ja) 1999-06-08 2001-02-27 Takata Corp 車両の安全装置
JP2000357299A (ja) * 1999-06-16 2000-12-26 Honda Motor Co Ltd 車両の走行安全装置
JP2001126194A (ja) 1999-10-29 2001-05-11 Nippon Avionics Co Ltd 車両用障害物検出方法、車両用障害物検出装置及び記録媒体
JP3822770B2 (ja) * 1999-12-10 2006-09-20 三菱電機株式会社 車両用前方監視装置
DE19963006A1 (de) * 1999-12-24 2001-06-28 Bosch Gmbh Robert Verfahren und Vorrichtung zur Erfassung und Auswertung von Objekten im Umgebungsbereich eines Fahrzeuges
JP3681052B2 (ja) 2000-01-11 2005-08-10 三菱電機株式会社 追従走行制御装置
JP3427815B2 (ja) * 2000-03-30 2003-07-22 株式会社デンソー 先行車選択方法及び装置、記録媒体
JP3866479B2 (ja) * 2000-04-07 2007-01-10 株式会社デンソー 車間制御装置、記録媒体
DE10018556A1 (de) * 2000-04-14 2001-10-18 Bosch Gmbh Robert Verfahren zur Regelung der Geschwindigkeit eines Fahrzeugs
JP4152061B2 (ja) 2000-05-15 2008-09-17 日産自動車株式会社 乗物用乗員拘束装置
JP3822417B2 (ja) 2000-05-30 2006-09-20 三菱電機株式会社 車両周辺監視装置
AU2001291299A1 (en) * 2000-09-08 2002-03-22 Raytheon Company Path prediction system and method
JP3645177B2 (ja) * 2000-11-29 2005-05-11 三菱電機株式会社 車両周辺監視装置
JP3829627B2 (ja) 2001-02-02 2006-10-04 日産自動車株式会社 車輌用外界認識装置
JP2002308031A (ja) 2001-04-12 2002-10-23 Nissan Motor Co Ltd 車両用走行支援装置
JP3896852B2 (ja) * 2002-01-16 2007-03-22 株式会社デンソー 車両用衝突被害軽減装置
US6721659B2 (en) * 2002-02-01 2004-04-13 Ford Global Technologies, Llc Collision warning and safety countermeasure system
US6826479B2 (en) * 2002-06-03 2004-11-30 Visteon Global Technologies, Inc. Method and apparatus for target vehicle identification in automatic cruise control and collision avoidance systems
JP2007145152A (ja) * 2005-11-28 2007-06-14 Mitsubishi Electric Corp 車両用自動制動装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20090187290A1 (en) 2009-07-23
US7974784B2 (en) 2011-07-05
EP1592983A1 (en) 2005-11-09
CN1745316A (zh) 2006-03-08
EP1592983B1 (en) 2010-06-02
JP2004230947A (ja) 2004-08-19
KR20050121197A (ko) 2005-12-26
WO2004068165A1 (en) 2004-08-12
DE602004027462D1 (de) 2010-07-15
KR100719141B1 (ko) 2007-05-17
US20060190175A1 (en) 2006-08-24
CN100374876C (zh) 2008-03-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3849650B2 (ja) 車両
US10843688B2 (en) Vehicle control method and vehicle control system
JP4055656B2 (ja) 衝突予測装置
KR101864938B1 (ko) 충돌 회피 지원 장치
CN108156822B (zh) 车辆控制装置,以及车辆控制方法
EP1785317B1 (en) Obstacle detecting control device method and computer program product
JP2010030396A (ja) 車両用安全制御装置
JP2007317018A (ja) 衝突判定装置
JP2004510632A (ja) 車両乗員保護装置を作動させる方法および装置
CN104684782B (zh) 用于车辆的自适应巡航控制***及方法
JP2010015450A (ja) 衝突防止装置
JP3890967B2 (ja) 車両用制動制御装置
JP2009230464A (ja) 車両の障害物検知装置
JP2022125580A (ja) 衝突回避支援装置
JP2006188129A (ja) 衝突負荷低減車両システム
EP1852323B1 (en) Rear end collision mitigation system for an automotive vehicle
JP4766024B2 (ja) 衝突予測装置
JP4089443B2 (ja) 衝突判定装置
JP6848537B2 (ja) 車両用後方警報装置
WO2020020525A1 (en) Method for performing an overtaking maneuver including considering a safety distance, analyzing component, driver assistance system, as well as vehicle
KR20170019638A (ko) 선회 궤적 예측 기반의 충돌 회피 제동 제어 방법 및 장치
JP4462318B2 (ja) 衝突予測装置
KR20120078783A (ko) 차량의 주행 제어 시스템 및 그 제어 방법
JP4055584B2 (ja) 衝突予測装置
CN116279342A (zh) 防撞辅助装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060213

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060510

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060706

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20060719

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060808

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060821

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 3849650

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100908

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100908

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110908

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110908

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120908

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120908

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130908

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees