JP2900272B2 - オフセット枚葉印刷機圧胴洗浄装置 - Google Patents

オフセット枚葉印刷機圧胴洗浄装置

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JP2900272B2
JP2900272B2 JP1336509A JP33650989A JP2900272B2 JP 2900272 B2 JP2900272 B2 JP 2900272B2 JP 1336509 A JP1336509 A JP 1336509A JP 33650989 A JP33650989 A JP 33650989A JP 2900272 B2 JP2900272 B2 JP 2900272B2
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    • B41P2235/24Wiping devices using rolls of cleaning cloth
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    • B41P2235/00Cleaning
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この本発明は、オフセット枚葉印刷機の圧胴の洗浄を
人手に頼らずに自動的に行う装置に関するものである。
[従来の技術] オフセット枚葉印刷機の圧胴の回りはスペースが狭
く、人手による洗浄は困難作業であるばかりでなく、時
間も長くかけざるを得なかった。このため、特開昭63−
92456号公報に示されるようなブレードにより、洗浄布
の裏面より圧胴表面に対し洗浄布を圧着して、洗浄を行
なうようにした洗浄装置が案出されている。すなわち、
これは、第3図に示すように、圧胴1の洗浄を行う洗浄
布4を歩進的にマガジンロール5より巻取ロール6に移
動させると同時に、洗浄液を供給させながら前記洗浄布
4を裏面側よりブレード8により圧胴に圧接し、ブレー
ド8により圧接された洗浄布4が圧胴表面に沿ってブレ
ード8とガイド部9の間で一部が弧状接触状態になるよ
う、巻取ロール6側にガイド部9を設けるとともに、枚
葉紙端を把持する圧胴の爪3を取り付けている爪軸2
に、同表面より出ている爪部分と洗浄布4との接触を避
けるための爪逃げカム14を取付けてなる圧胴洗浄装置と
なっている。なお、図中、符号1aは爪機構取付凹部、7
はブレード8とガイド部9を端部に形成してある山形状
支持体、10は弧状圧接部、11は洗浄液供給パイプ、12は
ノズル、13は枠体、15は枠体13の回動支軸である。
[発明が解決しようとする課題] 上記のような圧胴洗浄装置においては、装置全体が回
動支軸15を中心として回動してブレード8により洗浄布
4を圧胴1に圧接するよう構成され、洗浄液噴射ノズル
12は装置内部に組み込まれていて、大体において装置は
圧胴上部位置に取り付けられる。
しかし、枚葉印刷機においては、まず、ブレードの圧
胴に対するあたり精度を均一にする為に手作業で位置出
しを行わなければならず、かつ、圧胴径の違い、胴レイ
アウトの違いにより取付ブラケット、および本体の設計
を変更させざるをえなかった。また、圧胴上部に取り付
ける際は、印刷時に装置と紙尻との干渉を防ぐ必要があ
る。
本発明は以上のような条件下で取付、取外し調整自在
でかつ設計変更範囲を最小限におさえることの可能な洗
浄装置を得ようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明においては、第1図に示すように、圧胴1の洗
浄を行なう洗浄布4のマガジンロール5と、この洗浄布
4を進歩的に移動させつつ巻取る巻取りロール6と、前
記マガジンロール5と巻取りロール6との間で洗浄布4
が圧胴1に対面するよう案内するガイド(ガイドロール
13、ガイドロール15)と、圧胴1に対面する洗浄布4裏
面側に、線圧接ブレード16、面圧着用パッド17、前記洗
浄布4のテンションにより面圧着用パッドのスポンジが
過度に変形することを防止する為のパッド面より突出し
ていない板状布ガイド14、及び、これらを圧胴側に押圧
する複数個並列して設けた押圧用エアシリンダ18と、洗
浄布4に洗浄液を塗布するためのノズル12とを備え、か
つ洗浄布4に一定のテンションを加え、洗浄布4のタル
ミを防止する為の機構として、マガジンロール側には、
バネブレーキ、巻き上げロール6側には、トルクモータ
ー6aが設けてある。又、洗浄布を巻き上げる際はトルク
モータに印加する電圧を上げ、トルクモータとブレーキ
の平衡状態をくずせば良い。加えて、爪3の位置を検出
する手段により押圧用のエアシリンダ18を駆動し、爪3
と洗浄布4の干渉を防ぐ手段を有する洗浄ユニット20
を、圧胴1近傍に、洗浄ユニット20を圧胴1と平行に設
定する為の取付ブラケット21を設け、洗浄ユニット20を
着脱自在に取付け、前記ノズル12に、少なくとも1種類
の洗浄液を供給する手段と、前記洗浄ユニット20及び洗
浄液供給系を制御する制御手段を設けることにより、上
記課題を解決しようとするものである。
[作用] 圧胴1に対面する洗浄布4裏面側に、線圧接ブレード
16と面圧着用パッド17を圧胴側に押圧させる押圧用エア
シリンダ18を並列して設けたので、圧接ブレード16と面
圧着用パッド17を圧胴長手方向にわたって均一圧力で圧
胴面に加圧でき、したがって、圧胴面を均一に洗浄する
ことができ、しかも洗浄布の圧胴に対する相互位置を任
意にエアシリンダにより制御できるので、爪逃げカム14
を設けずに爪3から洗浄布4を離間させるよう、圧胴回
転よりのエンコーダ信号により爪位置を感知して、エア
シリンダ、即ち、圧胴に対する洗浄布位置を制御するこ
とが可能となり、またスポンジ(パッド)が過度に変形
しないよう洗浄布を支える板状ガイド21を設けたこと
で、洗浄布に加えたテンションによりスポンジが過度に
変形するのをなくし、洗浄性能の向上を図った。また、
洗浄ユニット20は、板状ガイド17を設けたことでスポン
ジへの洗浄布のテンションによる悪影響がなくなり、ブ
レードを簡単に圧胴法線方向に向けることが可能とな
り、圧胴径の違い、胴レイアウトの違いによる設計変更
を殆どなくすことを可能とした。かつ、ブラケットから
の着脱が簡単に行えるようになるから、洗浄ユニットの
補修交換も簡単に行なうことができる。
また、マガジンロールにバネ付きブレーキ、巻取ロー
ルによるモータを取付けて、洗浄布巻き上げ時にはトル
クモータに印加する電圧を上昇させて必要量の布を巻き
上げるようにすることにより、布たるみの発生を完全に
防止できるようになる。さらに、洗浄装置内部に設けた
洗浄液塗布用ノズルは、複数の洗浄液を別々に塗布する
ことが可能なため、溶剤でしかとれないインキ汚れも、
水でしか取れないゴム汚れ、紙粉汚れ等も完全に洗浄す
ることができる。
[実施例] 図面に従って本発明による実施例について説明する。
第1図は本発明による洗浄装置の側断面図で、洗浄装
置は、印刷機の強度上、本機フレーム圧胴下部に穴をあ
けレールを付けることができなくても簡単に着脱が可能
で、通常作業の邪魔にならないように圧胴上部ユニット
内に取り付け、洗浄布4のバネブレーキ付マガジンロー
ル5と、歩進巻取トルクモータ6aによりこの洗浄布4を
歩進的に移動させつつ巻き取る巻取ロール6と、前記マ
ガジンロール5と巻取ロール6との間で洗浄布4が圧胴
1に対面するよう案内するガイドロール13、ガイドロー
ル15と、ガイドロール13とガイドロール15との間の圧胴
1に対面する洗浄布4裏面側に、溝型アルミチャンバー
17aに収容された面圧着用パッド17を挟み、マガジンロ
ール5側に線圧接ブレード16、巻取ロール6側に面圧着
パッド17表面より突出していない板状布ガイド14を設け
てなる洗浄布押圧部材23を、線圧接ブレード16がほぼ圧
胴法線上を移動するよう案内するコ字状ガイド22に沿っ
て変位させるための複数個並列してなるエアシリンダ18
と、洗浄液を吐出するノズル12とを枠体19に取り付けて
なる洗浄ユニット20を、圧胴1上部近傍に洗浄ユニット
20を平行に設置する為の取付ブケット21に、枠体19に設
けた取付治具19aにより着脱自在に取付けることにより
構成されている。なお、この実施例では、バネブレーキ
付マガジンロール5とトルクモータ6aを組み合わせるこ
とで常に一定の張力を洗浄布に加えており、従来のワン
ウィンクラッチを使用した方式で問題になる布が弛む現
象はなくなり、又、布巻き上げ時のみトルクモータに印
加する電圧を上昇させることで必要量の布を巻き上げて
いる。このため、布が弛み、爪と干渉することはあり得
ない。線圧接ブレード16としては、L字状アルミ材を先
端あたり精度が0.02〜0.1mm程度におさまるように加工
して使用している。耐久性を上げるために硬質クロムメ
ッキを施してある。また、面圧着用パッド17は溝型アル
ミチャンバー17aに接着材にて固定され、溝型チャンバ
ー17aごと線圧接ブレード16と板状布ガイド14との間に
一体に取付けられて、線圧接ブレード16と面圧着用パッ
ド17と、板状ガイド14とが一体となって洗浄布押圧部材
23を形成しており、これが複数個並設された押圧用エア
シリンダ18により、コ字状ガイド22に案内されて、洗浄
布4を圧胴1に対し、線圧接ブレード16により線圧着さ
せ、且つ、面圧着用パッド17により面圧着するよう作用
させている。この際、圧胴の曲面にブレードとスポンジ
パッドがびったりと圧着され、且つ、パッド17が洗浄布
張力により過度に変形することがないよう、巻取ロール
側位置に板状布ガイド14が設けてある。なお、線圧接ブ
レード16は、圧胴1に対しほぼ法線方向に変位するよう
構成され、面圧着用パッド17が圧胴面と面圧着した際
に、板状布ガイド14は圧胴面より離間した位置にあるよ
うになっている。そして、面圧着用パッド17はブレード
16に対し、5〜15°程度の傾きをもたせて、パッド表面
が圧胴に正対するようにしてある。勿論、他の手段例え
ばパッド厚みの変化により対応するようにしてもよい。
また、同時に然も均一にブレードとパッドにより洗浄布
を圧胴面に圧着するためには、パッドはスポンジ硬度で
5〜10°程度の柔らかさが必要であるとともに、耐溶剤
性、耐水性のある材質(P.P、P.E、エンビ等)を使用す
る必要がある。
このように構成されているので、圧胴上の汚れはブレ
ードで線圧接された洗浄布で削ぎ落とされ、さらに、パ
ッドにて面圧接された洗浄布に拭き取られる。勿論、押
し付けについては、エアシリンダを使用する代わりにロ
ータリーアクチェータを使用しても構わないし、エア方
式を使用する代わりに油圧方式や電気式を用いるように
してもよい。
また、洗浄ユニット20は、圧胴上部ユニット内に設け
た取付ブラケット21に取付けられ、面圧着用パッド17を
挟んで線圧接ブレード16の外に板状布ガイド14を設けた
ことで、布のテンションによるスポンジの過度変形を防
ぎ、かつロングストロークのエアシリンダーを使用でき
るため、圧胴1表面と洗浄ユニットの間隙を大きく取る
ことが可能となり、洗浄ユニットと紙尻との干渉を防止
できる。また、圧胴法線方向に線圧接ブレード16を向け
て設置するようにしたので、圧胴径の違い、胴レイアウ
トによる設計変更を殆ど不要にしている。取付ブラケッ
トに設置された洗浄ユニットはワンタッチで着脱可能で
あり、洗浄ユニットの補修・交換も簡単に行うことがで
きる構成となっている。第2図は本発明による洗浄装置
の構成を示す側面図で、印刷ユニット20は圧胴1の左上
方位置に設けられている。図中、符号25は版胴、26はブ
ラケット胴、27は中間胴、である。なお、圧胴面の汚れ
は、インキ汚れに加えて、印刷時に使用する水に含まれ
るアラビヤゴムや紙粉が付着したものであるたんめ、洗
浄液としては溶剤だけでは不十分で、水も使用する必要
がある。
このため少なくとも2種類以上の洗浄溶剤を圧胴面全
巾に均一に塗布するのに、本実施例においては、6〜10
mmφの真鍮パイプに0.3〜1.0mmφの吐出穴を10〜50mmピ
ッチにて開けたノズルを使用した。さらに、第3図に符
号1aで示されてある圧胴切欠部に、不要な液が入らない
よう全巾に適正量(5〜15cc程度)均一に塗布するた
め、1本の洗浄液供給パイプ11の両端から液を入射する
ようにして、しかも、エンコーダからの信号により、爪
がノズルを通過した後、液を吐出するなどの工夫が盛り
込まれている。加えて、一度配管チューブ内に適正量溜
められた洗浄液は、エアによりすべて押出してしまうた
め、2種類以上の洗浄液を切替供給することを、1本の
パイプに設けたノズルで行うことができる。また、各ユ
ニット別に精密フィルター(10μm〜100μmメッシ
ュ)を取付け、ノズル吐出孔の詰まりを防止するなどの
メンテナンス性も充分考慮されている。また、水を使用
する場合は水を溜めておくタンク近傍に大型フィルター
(50μm〜1mmメッシュ)を取り付け、大きなゴミ、カ
ス等は精密フィルターの前で取り除いても良い。本実施
例では2種類の洗浄液を1本のパイプに設けたノズルで
塗布したが、汚れの種類に応じて洗浄液の種類を増やし
てもよいし、洗浄液別の専用のノズルを設けても構わな
い。また、印刷時に洗浄布4が圧胴1と接触するのを防
止するため、エアシリンダ18により洗浄布押圧部材23を
圧胴1から離間させておくが、圧胴と洗浄布との間隙は
10mm〜20mm程度である。しかも、突然のエアリーク等の
動作不良に対しては、ブレード及びパッドを圧胴より離
脱させるための安全機構としてバネを組み込んであり、
加えて、近接センサーにて圧接部の動作を検出してお
り、異常があれば本機及び洗浄装置の動作を停止させる
よう工夫されている。さらに、サイドプレートに設けた
布残量センサーや、洗浄液タンク内に設けた液残量検知
センサーにより洗浄布や洗浄液の交換、補給時期を検知
し、作業者に知らせる等の工夫も盛り込んである。又、
洗浄布、洗浄液等消費材が不足した場合、洗浄できない
ようなシーケンスにしてもよい。
[発明の効果] 本発明によれば、圧胴1に対面する洗浄布4裏面側
に、面圧着用パッド17を挟み、マガジンロール側に線圧
接ブレード、巻取ロール側に面圧着用パッド17表面より
突出していない板状布ガイド14を設けてなる洗浄布押圧
部材23を、線圧接ブレード16がほぼ圧胴法線上を移動す
るよう、押圧用エアシリンダ18により変位させる構成と
してあるので、圧接ブレード16と面圧着用パッド17を圧
胴長手方向にわたって均一圧力で圧胴面に加圧できると
ともに、洗浄布の圧胴に対する線状加圧に加えてパッド
による面状加圧が良好に行われるので、洗浄を均一且つ
効果的に行うことができ、従来からあったパッドにより
洗浄布を押し付ける方式では不可能であった爪際から胴
尻までの均一な洗浄が可能となり、かつ、ブレードとパ
ッドを組み合わせることで、ブレードのみで洗浄布を押
し付ける方式や、パッドのみで洗浄布を押し付ける方法
に比較し、洗浄時間を短縮できる。しかも、洗浄布は線
圧接ブレード16、パッド17、板状布ガイド14とによりそ
の表面状態が定められるので、洗浄布の圧胴に対する相
互位置を圧縮空気により任意に制御でき、爪逃げカム14
を設けずに爪3から洗浄布4を離間させるよう制御する
ことが可能となるばかりでなく、板状布ガイド14を設け
たことで布のテンションによるスポンジの変形をなく
し、洗浄効果をより向上させ、さらに、洗浄ユニット20
は、専用取付ブラケット21により圧胴上部ユニット内
に、圧胴1に対し圧胴法線方向にブレードを向けて設置
することで、圧胴径の違い、胴配列の違いによる設計変
更を殆どなくし、かつ、専用ブラケットによりワンタツ
チで洗浄ユニットを取り外しできるので、補修・交換も
簡単に行うことができる。
また、マガジンロールにバネブレーキを設けるととも
に、巻取ロールにトルクモータを取付けて、洗浄布巻き
上げ時のみトルクモータに印加する電圧を上昇させて必
要量の布巻き上げを行うようにすることにより、ワンウ
エイクラッチを使用した場合に問題となる布たるみ現象
を除去できる。このほか、作業者は、洗浄開始スイッチ
を押す等の簡単な操作のみで、予め制御装置内に組み込
まれたシーケンスに従い、溶剤洗浄、水洗浄、乾拭き等
一連の動作を本圧胴洗浄装置に行わせることができる。
したがって、圧胴の洗浄を簡単に自動化し、省力化、
生産性の向上が図れ、また従来、ブレードと圧胴のあた
り精度を調整することが必要な場合には、スペースが無
い圧胴下側等に洗浄装置を取付けることは事実上不可能
であったが、本発明のようにすることにより適宜空間位
置に簡単に設置することができるようになる。また、洗
浄装置を圧胴上側に設けた場合、印刷時に洗浄布と紙尻
が接触しないよう離間距離を大きくとる必要があるが、
本発明によれば、洗浄布押圧部材のストロークを大きく
できるので、圧胴上側にも設置可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による洗浄装置の側断面図、第2図は印
刷装置の構成を示す側面図、第3図は従来例の側断面
図、である。 1……圧胴、2……爪軸、3……爪、4……洗浄布、5
……マガジンロール、6……巻取ロール、11……洗浄液
供給パイプ、12……ノズル、13,15……ガイドロール、1
4……板状布ガイド、16……線圧接ブレード、17……面
圧着用パッド、18……押圧用エアシリンダ、19……枠
体、20……洗浄ユニット、21……取付ブラケット、22…
…コ字溝状ガイド、23……洗浄布押圧部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41F 35/00 - 35/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧胴の洗浄を行なう洗浄布のマガジンロー
    ルと、この洗浄布を歩進的に移動させつつ巻取る巻取ロ
    ールと、前記マガジンロールと巻取ロールとの間で洗浄
    布が圧胴に対面するよう案内するガイドと、圧胴に対面
    する洗浄布裏面側に、面圧着用パッドを挾み、マガジン
    ロール側に線圧接ブレード、巻取ロール側に洗浄布のテ
    ンションにより面圧着用パッドのスポンジが過度に変形
    することを防止するための面圧着用パッド表面より突出
    していない板状布ガイドを設けてなる洗浄布押圧部材、
    この洗浄布押圧部材を線圧接ブレードがほぼ圧胴法線上
    を移動するよう案内するコ字状ガイド、及び、この洗浄
    布押圧部材を圧胴側に押圧する複数個並列して設けた押
    圧用エアシリンダとを備え、かつ、圧胴の爪の位置を検
    出する手段により押圧用のエアシリンダを駆動し、爪と
    洗浄布の干渉を防ぐ手段を有する洗浄ユニットを圧胴近
    傍ににれと平行に設けた取付ブラケットに、着脱自在に
    取付け、少なくとも1種類或いは2種類の洗浄液を洗浄
    布に塗布する洗浄液塗布装置と、前記洗浄液塗布装置
    に、少なくとも1種類或いは2種類の洗浄液を供給する
    手段と、前記洗浄布押圧部材及び洗浄液供給系を制御す
    る制御手段を有することを特徴とするオフセット枚葉印
    刷機圧胴洗浄装置。
  2. 【請求項2】マガジンロールにバネ付ブレーキを設ける
    とともに、巻取ロールにトルクモータを取付けて、洗浄
    布巻き上げ時のみ前記トルクモータに印加する電圧を上
    昇させて必要量の布を巻き上げるようにしたことを特徴
    とする請求項(1)記載のオフセット枚葉印刷機圧胴洗
    浄装置。
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