JP2509525B2 - シリンダ洗浄装置 - Google Patents

シリンダ洗浄装置

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JP2509525B2
JP2509525B2 JP5239021A JP23902193A JP2509525B2 JP 2509525 B2 JP2509525 B2 JP 2509525B2 JP 5239021 A JP5239021 A JP 5239021A JP 23902193 A JP23902193 A JP 23902193A JP 2509525 B2 JP2509525 B2 JP 2509525B2
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cleaning
cloth
cylinder
roll
roller
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瑛 原
俊三郎 高木
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BALDWIN NIPPON KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷機のブランケット
胴や圧胴、その他製紙機械などの各種の紙やフィルムな
どを取扱う装置において用いられるシリンダやローラ類
の表面に付着する付着物を除去するためのシリンダ洗浄
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のシリンダ外表面の洗浄作業は、
従来、作業者が洗浄液を浸した清拭布等を用いて手作業
で行っていたが、近時、洗浄作業の自動化が図られ、各
種の自動洗浄装置が開発、実用化されている。その代表
的な洗浄形式としては、シリンダの外表面、すなわち被
洗浄面に回転ブラシあるいは櫛状ブラシを当接させて洗
浄するもの(特開昭63−296945号公報、特開平
2−1419号公報)や、不織布等からなる洗浄布を当
接させて洗浄するもの(特開昭51−56306号公
報)などが知られている。本発明は、後者の洗浄布を用
いる洗浄形式に関するものである。
【0003】前記洗浄布を用いる従来の洗浄装置として
は、洗浄布に洗浄液を自動的に供給して被洗浄部に順次
新しい洗浄面を間欠的あるいは連続的に送り出し、その
洗浄布を背面からパッドやブレードなどを用いた押圧機
構によりシリンダの外表面に対して圧接して洗浄を行う
ものが広く知られている。そして、これらの洗浄液の供
給機構、洗浄布の供給・巻取り機構及び押圧機構などは
洗浄ユニットとして構成されている。また、被洗浄面で
あるシリンダ外表面への洗浄布の圧接方式としては、洗
浄ユニットをシリンダに対して所定の間隙を形成して定
置させ、洗浄時にパッド内に圧縮空気を供給して膨張さ
せるなどして洗浄布をシリンダ外表面に圧接するものの
ほか、洗浄ユニットをシリンダに対して直線的、あるい
は洗浄ユニットを支持した支軸を中心に回動させる駆動
機構を設け、その駆動機構により洗浄ユニットをシリン
ダ方向に移動させた状態で洗浄布をシリンダ外表面に圧
接するものなどが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
洗浄装置においては、洗浄布の被洗浄面への圧接は、パ
ッド等を用いた押圧機構を採用したため、洗浄布を送る
場合には、その押圧状態を解除して摩擦力を軽減してそ
の間に洗浄布を間欠的に送るか、パッドの洗浄布との当
接面に特殊な材料を使用して摩擦を少なくするのが一般
的である。また、洗浄動作中の洗浄布の送りは、巻取り
ロールの軸を駆動して洗浄布を巻き上げることにより行
われるため、その送り動作を的確に行うため、複雑な定
寸送り機構が必要とされた。すなわち、この場合、巻取
りロールによる巻取り径が巻取り量に応じて変動するた
め、各送り動作ごとの洗浄布の送り量を一定に保つに
は、巻取りロールの外径を検知して、その検知結果をフ
ィードバックして巻取りロール軸の回転角を制御しなけ
ればならなかったからである。このように、従来の洗浄
装置は、複雑な洗浄布の押圧機構や送り機構を必要とし
たため、コストを上げる一因にもなっていた。本発明
は、このような点に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、従来のような複雑な定寸送り制御機構に
よらなくとも精度のよい的確な布送りが得られ、しかも
洗浄布の送り機構を更に簡素化したシリンダ洗浄装置を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、洗浄ユニット
に備えた布供給ロールと該洗浄布を巻取る布巻取りロー
ルとの中間に、前記布供給ロールから送り出される洗浄
布をシリンダ外表面に圧接する圧接ローラを配設し、該
圧接ローラに駆動手段を連結するとともに、前記布巻取
りロールを前記圧接ローラに隣接させて移動自在に支持
し、かつスプリング等の付勢手段により前記圧接ローラ
に当接するように付勢したことを特徴とする。
【0006】
【作用】前記布供給ロールから送り出される洗浄布は、
圧接ローラとシリンダ外表面との間に供給され、その接
触部分において洗浄作用を行う。この洗浄布の送りは、
圧接ローラの駆動手段を回転制御することにより容易か
つ精度よく行うことができる。また、前記布巻取りロー
ルをスプリング等の付勢手段により前記圧接ローラに当
接するように構成したので、圧接ローラの回転力を利用
して洗浄布の巻取りが行われる
【0007】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例に関して
説明する。図1は本発明の一実施例の要部を示した概略
側面図、図2は同概略平面図である。図中、1は洗浄ユ
ニットで、支軸2により本機フレーム3に対して回動自
在に支持されている。この洗浄ユニット1は図示しない
エアアクチュエータ等の駆動手段を用いて支軸2を中心
に回動することにより、ブランケット胴などのシリンダ
4の外表面に対して圧接あるいは離間し得るように構成
されている。洗浄ユニット1を構成するサイドプレート
5,6間には、適宜数のステー7が固定されるととも
に、洗浄布8を供給する布供給ロール9と該洗浄布8を
巻取る布巻取りロール10が装着され、さらに、それら
の中間には、布供給ロール9から送り出される洗浄布8
をシリンダ4の外表面に圧接する圧接ローラ11が装着
されている。この圧接ローラ11は、その端部に固着さ
れた歯車12を介して図示しない駆動手段に連結されて
おり、該圧接ローラ11の回転制御を介して洗浄布8の
送り制御が行われる。また、圧接ローラ11の手前には
洗浄布8へ洗浄液を供給するスプレーバー13が配設さ
れている。
【0008】図3〜図5は前記布巻取りロール10の支
持機構の要部を示した部分拡大図である。布巻取りロー
ル10は、サイドプレート5,6に形成された矩形の窓
部14に摺動自在に装着されたスライドブロック15に
回動自在に支持されている。さらに、このスライドブロ
ック15はスプリング16等の付勢手段により圧接ロー
ラ11側へ付勢される。したがって、布巻取りロール1
0は常に圧接ローラ11と当接した状態にあり、圧接ロ
ーラ11の回転に伴って回転して洗浄布8を巻取る。洗
浄動作が進み、その巻取り量が増加して巻取りロール1
0の外径が大きくなるにしたがって、スライドブロック
13がスプリング16の付勢力に抗して図5のように右
方へ移動しながら当接状態を保持する。
【0009】以上の実施例のシリンダ洗浄装置の使用に
際しては、洗浄布8を布供給ロール9から圧接ローラ1
1を介して巻取りロール10にセットし、図示しないエ
アアクチュエータ等の駆動手段により洗浄ユニット1を
支軸2を中心に回動して圧接ローラ11部分の洗浄布8
の表面をシリンダ4の外表面に当接させる。なお、洗浄
布8にはスプレーバー13から洗浄液が噴射される。こ
の状態でシリンダ4を回転して、その外表面に付着した
付着物を洗浄布8により拭き取る。この場合、圧接ロー
ラ11の押圧力は、前記エアアクチュエータ等の出力制
御により調整できる。
【0010】しかして、洗浄布8を所定量送る場合に
は、その圧接ローラ11を駆動して所定角回動すること
により、洗浄布8を所定量前進させて新しい洗浄面を洗
浄部へ送る。この場合、圧接ローラ11はシリンダ4に
圧接させたままでも、あるいは離間させた状態でもよ
い。前述のように、布巻取りロール10は、スプリング
16の付勢力により圧接ローラ11に当接しているの
で、送られた洗浄布8はその摩擦力により巻取りロール
11に自動的に巻取られる。なお、布巻取りロール10
に巻取り方向のみ回転を許容する逆転防止機構などを補
助的に付設することも可能である。洗浄動作が進み、洗
浄布8の巻取り量が増加して巻取りロール10の外径が
大きくなるにしたがい、前述のように、スライドブロッ
ク13がスプリング16の付勢力に抗して図5のように
右方へ移動して当接状態を保持しながら巻取り量の増加
を吸収することになる。
【0011】以上のように、本洗浄装置における洗浄布
8の送り動作は、外径が常に一定な圧接ローラ11の回
転制御によって行われるため、複雑な定寸送り機構を用
いなくとも、精度のよい的確な送り動作が容易に得られ
る。また、布巻取りロール10の巻取り動作は、その布
巻取りロール10をスプリング16等の付勢手段により
圧接ローラ11に当接させて圧接ローラ11の回転力を
利用して行われるので、構成が極めて簡単になる。
【0012】なお、以上の実施例の説明においては、洗
浄ユニット1を支軸2を中心に回動することにより圧接
ローラ11をシリンダ4の外表面に圧接したり離間した
りする、いわゆるスイングタイプに本発明を適用した場
合を説明したが、洗浄ユニット1を前後に移動すること
により圧接及び離間を行う、往復動タイプにも本発明の
適用が可能である。また、洗浄動作時のシリンダ4の回
転方向はどちらでもよく、圧接ローラ11とシリンダ4
との圧接面における移動方向が一致する方向に設定した
場合には、両者の周速の差に基づく圧接面における相対
的な移動により洗浄作用が行われることになる。
【0013】
【発明の効果】本発明は、以上の構成に基づいて次の効
果を得ることができる。 (1)外径が一定な圧接ローラにより洗浄布の送りが行
われるため、従来のような、定寸送りのための複雑な制
御機構は不要になり、構成の大幅な簡素化が図れる。 (2)洗浄布の送り動作が前記圧接ローラの回転制御に
より行われるため、精度のよい的確な送りが容易に得ら
れる。 (3)しかも、布巻取りロールをスプリング等の付勢手
段により圧接ローラに常に当接させたので、圧接ローラ
の回転力を利用して洗浄布の巻取りが可能になるため、
構成の簡素化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の要部を示した概略側面図
である。
【図2】 同概略平面図である。
【図3】 布巻取りロールの支持機構の要部を示した部
分拡大図である。
【図4】 同A−A断面図である。
【図5】 図3の他の巻取り状態を示した部分拡大図で
ある。
【符号の説明】
1…洗浄ユニット、2…支軸、3…本機フレーム、4…
シリンダ、5,6…サイドプレート、7…ステー、8…
洗浄布、9…布供給ロール、10…布巻取りロール、1
1…圧接ローラ、12…歯車、13…スプレーバー、1
4…窓部、15…スライドブロック、16…スプリング

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄ユニットに備えた洗浄布を供給する
    布供給ロールと該洗浄布を巻取る布巻取りロールとの中
    間に、前記布供給ロールから送り出される洗浄布をシリ
    ンダ外表面に圧接する圧接ローラを配設し、該圧接ロー
    ラに駆動手段を連結するとともに、前記布巻取りロール
    を前記圧接ローラに隣接させて移動自在に支持し、かつ
    スプリング等の付勢手段により前記圧接ローラに当接す
    るように付勢したことを特徴とするシリンダ洗浄装置。
JP5239021A 1993-08-31 1993-08-31 シリンダ洗浄装置 Expired - Lifetime JP2509525B2 (ja)

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JP5239021A JP2509525B2 (ja) 1993-08-31 1993-08-31 シリンダ洗浄装置

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JP5239021A JP2509525B2 (ja) 1993-08-31 1993-08-31 シリンダ洗浄装置

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JPH0768748A JPH0768748A (ja) 1995-03-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0464509A (ja) * 1990-04-24 1992-02-28 Nichidai Kogyo Kk フレキシブルレールとフレキシブル搬送装置、並びに、その部品塗装装置

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JPH0768748A (ja) 1995-03-14

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