JPH1133444A - エアゾール製品 - Google Patents

エアゾール製品

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JPH1133444A
JPH1133444A JP9190144A JP19014497A JPH1133444A JP H1133444 A JPH1133444 A JP H1133444A JP 9190144 A JP9190144 A JP 9190144A JP 19014497 A JP19014497 A JP 19014497A JP H1133444 A JPH1133444 A JP H1133444A
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英俊 宮本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内筒がガス透過性を有する二重容器からなる
エアゾール製品であって、内筒内部に透過した圧縮ガス
が気体の状態では噴射されにくいエアゾール製品を提供
する。 【解決手段】 内筒1がガス透過性であり、外筒2と内
筒1とのあいだの空間部の圧縮ガスの一部が前記内筒1
を透過して内容物に溶解され、しかも、圧縮ガスの発泡
により、前記内筒1内部の圧力および空間部内部の圧力
が平衡圧に保たれてなるエアゾール製品であって、チュ
ーブ11の下端開口11aが、前記内筒1の軸方向にお
けるほぼ中間位置に配置されることにより、前記内筒1
内部に透過した圧縮ガスが内容物に溶解された状態で噴
射され、一方、気体の状態では噴射されにくいエアゾー
ル製品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエアゾール製品に関
する。さらに詳しくは内筒がガス透過性を有する二重容
器からなるエアゾール製品であって、内筒内部に透過し
た圧縮ガスが気体の状態では噴射されにくいエアゾール
製品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、エアゾール製品の内容物を細
かい霧状の粒にして噴霧したり、または発泡状態で吐出
するために、噴射剤として、あらかじめエアゾール容器
内に炭酸ガス(CO2)などの圧縮ガスを充填し、内容
物に溶解させている。
【0003】従来の一重缶を用いたエアゾール製品で
は、内容物を噴霧するにしたがって、容器内部の圧力が
減少していく。それにより、圧縮ガスの溶解量が減少
し、内容物の霧の粒を細かくする作用を維持することが
困難になる。しかも、内容物から抜けてきた圧縮ガス
は、噴射したときに出ていくため、圧力降下が大きい。
したがって、圧縮ガスの初期圧を高くしたり、ガスの充
填率を高くしておく必要がある。
【0004】また、誤操作したばあい(たとえば、正立
仕様にもかかわらず倒立で使用したばあい)、ガスのみ
が噴射され、製品圧力が著しく降下してしまう。従来こ
の問題を解決する手段としては、バルブに備わっている
チューブの先端に重りの付いた製品があるが、重りが充
分に作動しないなどの原因によって、確実ではない。
【0005】そこで、かかる問題を解決すべく、噴霧回
数が増えていっても圧縮ガスの溶解量の減少を抑えるこ
とができるように、内筒および外筒からなる二重容器を
用いたエアゾール製品が提案されている(特開平8−2
53408号)。
【0006】この二重容器を用いたエアゾール製品で
は、内容物が内筒内部に充填され、当該内容物に圧縮ガ
スが溶解され、内筒と外筒とのあいだの空間部には、液
化石油ガス(LPG)、チッ素などの圧縮ガスが充填さ
れている。内筒はアルミニウムまたは合成樹脂などから
なる可撓性を有する袋体からなるため、使用するに従っ
て、内筒中の内容物が減少しても前記圧縮ガスからの圧
力によって内筒が収縮するため、内容物中の圧縮ガスの
溶解量の減少を防止することができる。
【0007】さらに、バルブの底部に設けられた排出口
と内容物(原液)は常に接触しているので、いかなる方
向でも使用が可能であり、誤使用によるガス抜けの心配
がない。
【0008】しかしながら、前記従来の二重容器を用い
たエアゾール製品では、内筒がガスを透過しないため、
内容物に溶解される圧縮ガスとは別に内筒を収縮させる
ための圧縮ガスを充填する必要があり、製造の手間がか
かる。
【0009】そこで、本発明者らは、鋭意研究の末、前
記一重缶および二重容器のかかえる問題を両方解消すべ
く、圧縮ガスの初期圧を低くすることができ、しかも製
造が容易な図11に示される二重エアゾール容器を発明
した(特願平9−51500号)。
【0010】図11に示されるエアゾール容器は、ガス
透過性を有する内筒21内部の内容物Aが内筒21と外
筒22とのあいだの空間部27内部の圧縮ガスBにより
押し出される二重容器であり、前記内筒21を収納する
外筒22上には噴射バルブ23を支持するマウンテンカ
ップ24が液密に嵌着されている。前記噴射バルブ23
は、上から順にバルブステム26、バルブハウジング2
5、ガス抜き治具29および排出導管30が垂直配置さ
れたものである。なお、28は、ガス抜き治具29を構
成する、先端28aが尖った先鋭突起である。また、ボ
タン34は、ボタン本体34aの前面に設けられたノズ
ル34bの裏面(具体的には、ノズル34bとセンター
ポストチップ34cとのあいだ)に、内容物が通る溝3
4dを設け、この溝34dにより、内容物が旋回し、細
かい粒子となって噴射される機構(一般にメカニカルブ
レークアップ機構とよばれるもの)を備えている。
【0011】圧縮ガスBは、空間部27内部に充填さ
れ、その一部が前記ガス透過性を有する内筒21を通過
して内容物Aに溶解している。圧縮ガスBの充填は、一
重缶と同じ従来公知の方法を用いることができる。たと
えば、内容物A(原液)を内筒21に充填し、噴射バル
ブ23を外筒22上に載せ、ついで内筒21と外筒22
とのすき間から後述の混合した圧縮ガスを充填し、その
のち、噴射バルブ23(具体的には、マウンテンカップ
24)をクリンプすればよい。この充填方法によって、
容易にエアゾール製品を製造することができる。しか
も、他の二重容器と同様に圧縮ガスの初期圧を一重缶の
ばあいより低くすることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図11のよう
なエアゾール製品のばあい、噴射により、内筒21内部
の内容物Aの一部が減少すれば、図12のごとく内筒2
1が横方向につぶれ(このとき、内筒21の上下2箇所
に液だまりができる)、そののち、図13のように、内
筒21内部の圧力および空間部27の圧力が平衡圧にな
る(すなわち、内筒21内外の圧力が平衡圧になる)ま
で、前記内筒21の内部の残りの内容物Aに溶解された
圧縮ガスの一部が発泡することにより、内筒21の上部
にガスだまりCができる。なお、図13の状態では、バ
ルブハウジング25の内部に内容物が残っている。
【0013】ここで、ガスだまりCの発生についてさら
に詳しく説明する。空間部27における噴射直前の圧力
をP1、噴射直後の圧力をP2とすると、内容物Aを噴射
することにより、噴射された内容物Aの容積だけ空間部
27の容積が大きくなるため、ボイルの法則より、それ
に反比例してP2はP1よりも小さくなる。
【0014】一方、気体の液体に対する溶解度は、圧力
に比例するため、圧力P2における溶解度は、P1におけ
る溶解度よりも小さくなるため、内容物Aに溶解してい
た圧縮ガス(炭酸ガスなど)の一部が発泡(気化)して
ガスだまりCができる。このとき、内筒21内部の圧縮
ガス(炭酸ガス)が気化した容積分だけ、空間部27の
容積は小さくなるため、圧力P2は若干大きくなる(こ
のときの圧力をP3とすると、P1>P3>P2の関係にな
る)。圧縮ガスの気化が止まり、P3が安定したときが
平衡状態であり、このときの内筒内外の圧力が平衡圧に
なる。
【0015】ガスだまりCができれば、次回エアゾール
容器を正立状態(噴射バルブ23が容器の上に位置する
状態)のまま噴射するとバルブ底部に設けられた排出口
と内容物A(原液)は接触していないので、原液とガス
の通路抵抗の差により、原液が飛び散る。さらに噴射し
続けると内容物Aが出ずにガスのみを噴射(いわゆる、
ガスぬけ)するのでガスのロスとなる。しかも、ガスぬ
けによって内筒21内部の圧力低下が早くなるため、内
容物が噴射されずに内筒21内部に残留するという問題
がある。そのため、ガスぬけしないようにエアゾール容
器を倒立状態(噴射バルブ23が容器の下に位置する状
態)で使用せざるをえず、エアゾール容器の使用状態が
制限される。
【0016】また、図12のように内筒21が横方向に
つぶれても上下の液だまりのあいだで連通できるよう
に、図14のように、内筒21の内部に連通用の通路を
確保するために、横孔32が形成されたダミーチューブ
31を収容することが考えられる。
【0017】しかし、図14のダミーチューブ31を設
けたばあいも、図11のチューブなしのばあいと同様
に、内容物Aを噴射すれば、図13のように内筒上部ガ
スだまりCができるとともに次回に前記正立状態のまま
噴射すればガスぬけする。したがって、図14のダミー
チューブありのばあいも、ガスぬけしないように前記倒
立状態での使用に制限される。
【0018】また、図11のエアゾール容器に対してさ
らに下端開口33aが内筒21の底部に位置するチュー
ブ33を排出導管30に接続することも考えられる。こ
のエアゾール容器のばあい、正立状態で使用すれば、ガ
スぬけしないが、倒立状態ではガスぬけするため、正立
状態の使用に制限される。
【0019】本発明はかかる問題を解消するためになさ
れたものであり、内筒がガス透過性を有する二重容器か
らなるエアゾール製品であって、内筒内部に透過した圧
縮ガスが気体の状態では噴射されにくいエアゾール製品
を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のエアゾー
ル製品は、内筒を収容する外筒上に噴射バルブが嵌着さ
れてなるエアゾール容器の内筒内部に内容物が充填さ
れ、外筒と内筒とのあいだの空間部に圧縮ガスが充填さ
れ、前記内筒がガス透過性であり、前記圧縮ガスの一部
が前記内筒を透過して内容物に溶解され、しかも、前記
内筒内部の内容物の一部が前記エアゾール容器外部へ噴
射されたのちに内筒内部の残りの内容物に溶解された圧
縮ガスの一部が発泡することにより、前記内筒内部の圧
力および前記空間部内部の圧力が平衡圧に保たれてなる
エアゾール製品であって、前記内筒内部において、前記
噴射バルブの底部に設けられた排出口にはチューブがそ
の上端開口において連結され、該チューブの下端開口
が、前記内筒の軸方向におけるほぼ中間位置に配置され
ることにより、前記内筒内部に透過した圧縮ガスが内容
物に溶解された状態で噴射され、一方、気体の状態では
噴射されにくいことを特徴としている。
【0021】請求項2記載のエアゾール製品は、内筒を
収容する外筒上に噴射バルブが嵌着されてなるエアゾー
ル容器の内筒内部に内容物が充填され、外筒と内筒との
あいだの空間部に圧縮ガスが充填され、前記内筒がガス
透過性であり、前記圧縮ガスの一部が前記内筒を透過し
て内容物に溶解され、しかも、前記内筒内部の内容物の
一部が前記エアゾール容器外部へ噴射されたのちに内筒
内部の残りの内容物に溶解された圧縮ガスの一部が発泡
することにより、前記内筒内部の圧力および前記空間部
内部の圧力が平衡圧に保たれてなるエアゾール製品であ
って、前記内筒内部において、前記噴射バルブの底部に
設けられた排出口にはチューブがその上端開口において
連結され、該チューブの下端開口が前記内筒の下半分内
部に位置しており、前記チューブの側面であって、前記
内筒の軸方向におけるほぼ中間位置には、内容物を導入
するための内容物導入孔が形成されることにより、前記
内筒内部に透過した圧縮ガスが内容物に溶解された状態
で噴射され、一方、気体の状態では噴射されにくいこと
を特徴としている。
【0022】前記内容物導入孔の直径が0.5〜5mm
程度であるのが好ましい。
【0023】前記チューブの側面であって、前記内容物
導入孔より下方に位置には、内容物の通路を確保するた
めの少なくとも1個の孔が形成されてなるのが好まし
い。
【0024】前記内筒がオレフィン系樹脂からなるのが
好ましい。
【0025】前記内筒がポリエチレンまたはポリプロピ
レンからなるのが好ましい。
【0026】本発明によれば、噴射バルブ底部の内筒内
部の排出口にチューブが連結され、かつ当該チューブの
下端開口、またはチューブ側面に形成された内容物導入
孔が内筒の軸方向におけるほぼ中間位置に位置してい
る。したがって、内容物の噴射後において、内筒上部に
ガスだまりが発生しても、前記下端開口または内容物導
入孔は、エアゾール容器が正立状態または倒立状態のい
ずれのばあいでも、内容物中に位置している。そのた
め、内筒内部に透過した圧縮ガスが内容物に溶解された
状態で確実に噴射され、一方、気体の状態では噴射され
にくくなる。したがって、噴射状態(正立状態または倒
立状態)に関係なく(いわゆるポジションフリーで)内
容物を全量噴射することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】つぎに、図面を参照しながら、本
発明のエアゾール製品を詳細に説明する。図1は本発明
のエアゾール製品の一実施例を示す断面説明図、図2は
図1のエアゾール製品の噴射後の正立状態を示す断面説
明図、図3は図1のエアゾール製品の噴射後の倒立状態
を示す断面説明図、図4は本発明のエアゾール製品の他
の実施例を示す断面説明図、図5は図4のエアゾール製
品の噴射後の正立状態を示す断面説明図および図6は図
4のエアゾール製品の噴射後の倒立状態を示す断面説明
図である。
【0028】図1に示されるエアゾール容器は、ガス透
過性を有する内筒1内部の内容物Aが内筒1と外筒2と
のあいだの空間部7内部の圧縮ガスBにより押し出され
る、いわゆる二重圧力容器であり、前記内筒1を収納す
る外筒2上には噴射バルブ3を支持するマウンテンカッ
プ4が液密に嵌着されている。
【0029】前記内筒1内部において、前記噴射バルブ
3の底部には、噴射バルブ3内に導入するための排出導
管10が設けられている。排出導管10には、チューブ
11がその上端開口11bにおいて連結されている。
【0030】図1のチューブ11は、ポリエチレン、ポ
リプロピレンなどの材料から作製され、下端開口11a
が前記内筒1の軸方向におけるほぼ中間位置に位置して
いる。
【0031】したがって、図2に示されるように、内容
物Aの噴射後において、内筒1上部にガスだまりCが発
生しても、前記下端開口11aは、エアゾール容器が正
立状態(図2参照)または倒立状態(図3参照)のいず
れのばあいでも、内容物A中に位置している。そのた
め、噴射状態に関係なく、ガスぬけすることなく内容物
を全量噴射することができる。
【0032】なお、図2〜3において、噴射により内容
物Aが減少しても、それに対応して内筒1がつぶれてい
くため、内容物Aの液面は下端開口11aより常に上に
ある。その結果、ガスぬけの心配はない。
【0033】また、図1に示されるエアゾール容器に
は、内筒1内の内容物Aが所定量以上減少したときに内
筒1を突き刺して空間部7内部の圧縮ガスBを噴射バル
ブ3のバルブステム6を通して容器外へ確実に排出させ
ることができるように、ガス抜き治具9が前記バルブハ
ウジング5の下部に取り付けられている。ガス抜き治具
9は、外周部位に前記内筒1の内壁に向けて傾斜し、先
端8aが尖っている三角錐状の先鋭突起8から構成され
ている。先鋭突起8の底部には、前記排出導管10が支
持されている。
【0034】バルブステム6の上端には、ボタン13が
嵌合されている。本発明では、ボタン13についてとく
に限定しないが、たとえば、図1〜6に示されるよう
に、ボタン本体13aの前面に設けられたノズル13b
の裏面(具体的には、ノズル13bとセンターポストチ
ップ13cとのあいだ)に、内容物が通る溝13dを設
け、この溝13dにより内容物が旋回し、細かい粒子と
なって噴射される機構(一般にメカニカルブレークアッ
プとよばれるもの)を備えたボタンを採用するのが好ま
しい。
【0035】また、図8に示されるように、ノズル13
bの先端が略円錐形状または三角錘形状を呈するボタン
13を採用してもよく、このばあい、内容物が勢いよく
噴射される。さらに、ボタン13の代わりに図9に示さ
れる正立用スパウト14または図10に示される倒立用
スパウト15を採用してもよい。
【0036】内筒1は、ガス透過性を有する材料によっ
て作製されている。内筒1は、酸やアルカリに対する耐
薬品性とガス透過性に優れたオレフィン系樹脂のうち、
とくに安価なポリプロピレン(PP)またはポリエチレ
ン(PE)などによって作製されるのが好ましい。
【0037】圧縮ガスBは、空間部7内部に充填され、
その一部が前記ガス透過性を有する内筒1を通過して内
容物Aに溶解している。圧縮ガスBの充填は、一重缶と
同じ従来公知の方法を用いることができる。たとえば、
内容物A(原液)を内筒1に充填し、噴射バルブ3を外
筒2上に載せ、ついで内筒1と外筒2とのすき間から後
述の混合した圧縮ガスを充填し、そののち、噴射バルブ
3(具体的には、マウンテンカップ4)をクリンプすれ
ばよい。この充填方法は、二重容器では今までにない簡
便な充填方法である。しかも、従来の二重容器と同様
に、圧縮ガスの初期圧を一重缶のばあいより、低くする
ことができる。
【0038】圧縮ガスBは、2つの機能、すなわち、内
容物Aに溶解して内容物Aを細かい霧状の粒にして噴霧
したりまたは発泡状態で吐出する機能、および内筒1を
収縮させる機能を奏する少なくとも1種のガスによって
組成され、たとえば、従来から用いられる炭酸ガス(C
2)、チッ素(N2)、酸素(O2)、亜酸化チッ素
(N2O)または空気などから選定される。ただし、前
記液化石油ガスなどの液化ガスと比較して、他の炭酸ガ
ス、チッ素、酸素、亜酸化チッ素を用いたばあい、低温
時に製品圧力が低くならないので内筒1が裂ける心配が
ない。
【0039】そのうち、とくに前記内容物Aに対するオ
ストワルド係数が20〜25℃において0.5以上であ
る第1圧縮ガスおよび0.3以下である第2圧縮ガスの
混合ガスからなるのが好ましい。この混合ガスを用いる
ことにより、第1圧縮ガスを主として前記内筒1に透過
させて内容物Aに溶解させ、一方、内容物Aに溶けにく
い第2圧縮ガスを主とした残りのガス(図1における圧
縮ガスB)を用いて前記内筒Aを収縮させることができ
る。このばあい、第1圧縮ガスのみの圧縮ガスのばあい
(たとえば、後述する炭酸ガスのみのばあい)と比較し
て内筒内部の圧力降下が小さくなるため、内容物の充填
量を外筒の内容積に対して70%程度まで確保すること
ができ、しかもガスだまりCの発生を抑制することがで
きる。
【0040】なお、第1圧縮ガスのオストワルド係数
は、圧縮ガスとしての性能を発揮したり、または発泡剤
として作用するために溶解度の大きいものが好ましく、
0.5以上であることが好ましい。一方、第2圧縮ガス
のオストワルド係数は、加圧剤として作用するために溶
解度の小さなものが好ましく、0.3以下であることが
好ましい。
【0041】また、図1の短いチューブ11を用いる代
わりに図4に示されるチューブ12を用いてもよい。な
お、図4において、図1中の符号と同一の符号を付した
ものについては、図1中の構成要素と共通しているもの
とする。
【0042】図4において、排出導管10には、チュー
ブ12がその上端開口12bにおいて連結されている。
【0043】図4のチューブ12は、ポリエチレン、ポ
リプロピレンなどの材料から作製され、下端開口12a
が前記内筒1の下半分内部(とくに好ましくは底部付
近)に位置している。しかも、前記チューブ12の側面
であって、前記内筒1の軸方向におけるほぼ中間位置に
は、内容物Aを導入するための内容物導入孔12cが形
成されている。
【0044】前記内容物導入孔12cの直径は、とくに
限定されるものではないが、図4のように内筒1が横方
向につぶれかかったときでも円滑に内容物Aを導入でき
るように、0.5〜5mm程度に設定されるのが好まし
い。
【0045】しかも、前記チューブ12の側面であっ
て、前記内容物Aの通路を確保するための複数個の孔1
2dが形成されている。そのため、図5のように内筒1
が横方向にへこんでも、孔12dによって、内筒1の下
半分にある内容物Aのための通路が確保され、その結
果、内容物Aを円滑に導入することができる。
【0046】なお、図4のチューブ12には、孔12d
が複数個形成されているが、本発明では個数および位置
についてとくに限定されるものではなく、適宜の位置に
孔12dを少なくとも1個形成すればよい。また孔12
dがなくても下端開口12aから内筒1の下半分の内容
物Aを導入することができる。
【0047】以上のごとく構成された図4のエアゾール
製品は、内容物Aの噴射後において、内筒1上部にガス
だまりCが発生しても、前記内容物導入孔12cは、エ
アゾール容器が正立状態(図5参照)または倒立状態
(図6参照)のいずれのばあいでも、内容物A中に位置
している。そのため、噴射状態に関係なく、ガスぬけす
ることなく内容物を全量噴射することができる。
【0048】なお、図5〜6において、噴射により内容
物Aが減少しても、それに対応して内筒1がつぶれてい
くため、内容物Aの液面は内容物導入孔12cより常に
上にある。その結果、ガスぬけの心配はない。
【0049】また、図6の倒立状態において、下端開口
12aおよび横穴12dがガスだまりCに露出している
が、噴射バルブ3に最も近い内容物導入孔12cが内容
物A中にあるのでガスぬけしない。
【0050】実施例1 つぎに本発明の実施例であるエアゾール製品(以下、発
明品という)と従来の技術を適用したエアゾール製品1
〜2(以下、比較品1〜2という)とを比較しながら、
累積される噴射時間に対する製品圧力(初期圧または噴
射後の平衡圧力)の変化を以下の方法により調べた。
【0051】 エヤゾール処方 内容物:エタノール/精製水=50/50(wt%) 圧縮ガス:CO2/N2=5/1(wt%) 充填率:60(vol%) 材料仕様 容 器:ガス透過性内筒を備えた二重容器 バルブ:発明品 :チューブ先端が容器中心部にある(図1参照) 比較品1:チューブ先端が缶底にある(図8のチューブ33がある ばあい) 比較品2:チューブなし(図8のチューブ33がないばあい) 噴射方法 正立3秒間で噴射→倒立1秒間噴射を繰り返す。
【0052】比較品1では倒立で、比較品2では正立で
噴射するとガスぬけが起こり、発明品と比較して製品圧
力の大幅な低下がみられた(表1およびそれに対応する
図7のグラフ参照)。
【0053】
【表1】
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、内筒内部に透過した圧
縮ガスが内容物に溶解された状態で確実に噴射され、一
方、気体の状態では噴射されにくくなる。したがって、
エアゾール容器が正立状態または倒立状態のいずれのば
あいでも内容物の全量の噴射が可能である。その結果、
本発明のエアゾール製品は、内容物の残量が少なくなっ
てもポジションフリーで使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエアゾール製品の一実施例を示す断面
説明図である。
【図2】図1のエアゾール製品の噴射後の正立状態を示
す断面説明図である。
【図3】図1のエアゾール製品の噴射後の倒立状態を示
す断面説明図である。
【図4】本発明のエアゾール製品の他の実施例を示す断
面説明図である。
【図5】図4のエアゾール製品の噴射後の状態を示す断
面説明図である。
【図6】図4のエアゾール製品の倒立状態を示す断面説
明図である。
【図7】エアゾール製品の噴射時間に対する製品圧力の
変化を示したグラフである。
【図8】図1のエアゾール製品に採用されうるボタンの
他の例を示す断面説明図である。
【図9】図1のエアゾール製品に採用されうる正立用ス
パウトの断面説明図である。
【図10】図1のエアゾール製品に採用されうる倒立用
スパウトの断面説明図である。
【図11】従来のガス透過性の内筒を有する二重容器か
らなるエアゾール製品の断面図である。
【図12】図11のエアゾール製品の噴射後の状態を示
す断面説明図である。
【図13】図11のエアゾール製品の噴射後に放置され
た状態を示す断面図である。
【図14】従来のダミーチューブを有するエアゾール製
品の断面図である。
【符号の説明】
1 内筒 2 外筒 3 噴射バルブ 11、12 チューブ 11a 下端開口 12c 内容物導入孔

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内筒を収容する外筒上に噴射バルブが嵌
    着されてなるエアゾール容器の内筒内部に内容物が充填
    され、外筒と内筒とのあいだの空間部に圧縮ガスが充填
    され、前記内筒がガス透過性であり、前記圧縮ガスの一
    部が前記内筒を透過して内容物に溶解され、しかも、前
    記内筒内部の内容物の一部が前記エアゾール容器外部へ
    噴射されたのちに内筒内部の残りの内容物に溶解された
    圧縮ガスの一部が発泡することにより、前記内筒内部の
    圧力および前記空間部内部の圧力が平衡圧に保たれてな
    るエアゾール製品であって、前記内筒内部において、前
    記噴射バルブの底部に設けられた排出口にはチューブが
    その上端開口において連結され、該チューブの下端開口
    が、前記内筒の軸方向におけるほぼ中間位置に配置され
    ることにより、前記内筒内部に透過した圧縮ガスが内容
    物に溶解された状態で噴射され、一方、気体の状態では
    噴射されにくいエアゾール製品。
  2. 【請求項2】 内筒を収容する外筒上に噴射バルブが嵌
    着されてなるエアゾール容器の内筒内部に内容物が充填
    され、外筒と内筒とのあいだの空間部に圧縮ガスが充填
    され、前記内筒がガス透過性であり、前記圧縮ガスの一
    部が前記内筒を透過して内容物に溶解され、しかも、前
    記内筒内部の内容物の一部が前記エアゾール容器外部へ
    噴射されたのちに内筒内部の残りの内容物に溶解された
    圧縮ガスの一部が発泡することにより、前記内筒内部の
    圧力および前記空間部内部の圧力が平衡圧に保たれてな
    るエアゾール製品であって、前記内筒内部において、前
    記噴射バルブの底部に設けられた排出口にはチューブが
    その上端開口において連結され、該チューブの下端開口
    が前記内筒の下半分内部に位置しており、前記チューブ
    の側面であって、前記内筒の軸方向におけるほぼ中間位
    置には、内容物を導入するための内容物導入孔が形成さ
    れることにより、前記内筒内部に透過した圧縮ガスが内
    容物に溶解された状態で噴射され、一方、気体の状態で
    は噴射されにくいエアゾール製品。
  3. 【請求項3】 前記内容物導入孔の直径が0.5〜5m
    m程度である請求項2記載のエアゾール製品。
  4. 【請求項4】 前記チューブの側面であって、前記内容
    物導入孔より下方に位置には、内容物の通路を確保する
    ための少なくとも1個の孔が形成されてなる請求項2ま
    たは3記載のエアゾール製品。
  5. 【請求項5】 前記内筒がオレフィン系樹脂からなる請
    求項1、2、3または4記載のエアゾール製品。
  6. 【請求項6】 前記内筒がポリエチレンまたはポリプロ
    ピレンからなる請求項5記載のエアゾール製品。
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