JPH10331709A - 内燃機関のシリンダヘッド構造 - Google Patents

内燃機関のシリンダヘッド構造

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JPH10331709A
JPH10331709A JP9155922A JP15592297A JPH10331709A JP H10331709 A JPH10331709 A JP H10331709A JP 9155922 A JP9155922 A JP 9155922A JP 15592297 A JP15592297 A JP 15592297A JP H10331709 A JPH10331709 A JP H10331709A
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JP
Japan
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intake
exhaust
cylinder head
tappet
cylinder
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JP9155922A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Osawa
宏 大澤
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F1/00Cylinders; Cylinder heads 
    • F02F1/24Cylinder heads
    • F02F1/42Shape or arrangement of intake or exhaust channels in cylinder heads
    • F02F1/4214Shape or arrangement of intake or exhaust channels in cylinder heads specially adapted for four or more valves per cylinder
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B2275/00Other engines, components or details, not provided for in other groups of this subclass
    • F02B2275/18DOHC [Double overhead camshaft]
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F1/00Cylinders; Cylinder heads 
    • F02F1/24Cylinder heads
    • F02F2001/244Arrangement of valve stems in cylinder heads
    • F02F2001/245Arrangement of valve stems in cylinder heads the valve stems being orientated at an angle with the cylinder axis

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、内燃機関の全長を短くし
得て、内燃機関の排気側の幅を小さくし得て、内燃機関
をコンパクト化し得て、吸気ポートを直線形状に形成し
得て、内燃機関の性能上において有利となし得て、吸気
マニホルドのレイアウト上において有利とすることにあ
る。 【構成】 このため、この発明は、内燃機関のシリンダ
ヘッドに吸気側ボルトボス部及び排気側ボルトボス部を
吸気側タペットボス部及び排気側タペットボス部の夫々
クランク軸線方向両側に隣接して設けた内燃機関のシリ
ンダヘッド構造において、吸気側タペットボス部を吸気
側ボルトボス部よりもシリンダヘッドの幅方向外側に位
置させて設け、排気側タペットボス部を排気側ボルトボ
ス部よりもシリンダヘッドの幅方向内側に位置させて設
けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は内燃機関のシリン
ダヘッド構造に係り、特に、内燃機関の全長を短くし得
て、内燃機関の排気側の幅を小さくし得て、内燃機関を
コンパクト化し得て、吸気ポートを直線形状に形成し得
て、内燃機関の性能上において有利となし得て、吸気マ
ニホルドのレイアウト上において有利となし得る内燃機
関のシリンダヘッド構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両等に搭載される内燃機関は、シリン
ダブロックにシリンダヘッドを取付けて設け、このシリ
ンダヘッドにシリンダヘッドカバーを取付けて設けてい
る。シリンダヘッドには、燃焼室に連通する吸気ポート
及び排気ポートを設け、吸気ポート及び排気ポートを開
閉する吸気弁及び排気弁を設けている。
【0003】また、内燃機関には、シリンダヘッドに前
記吸気弁及び排気弁の吸気タペット及び排気タペットを
夫々軸方向移動可能に支持する吸気側タペットボス部及
び排気側タペットボス部を設け、前記シリンダヘッドに
吸気側ヘッドボルト及び排気側ヘッドボルトの挿通され
る吸気側ボルトボス部及び排気側ボルトボス部を前記吸
気側タペットボス部及び排気側タペットボス部の夫々ク
ランク軸線方向両側に隣接して設けたものがある。
【0004】このような内燃機関のシリンダヘッド構造
としては、図4・図5に示すものがある。
【0005】図4において、102は図示しない内燃機
関のシリンダヘッドである。このシリンダヘッド102
は、吸気側タペットボス部104及び排気側タペットボ
ス部106を設け、これら吸気側タペットボス部104
及び排気側タペットボス部106の夫々クランク軸線L
1方向両側に隣接して、夫々吸気側ボルトボス部108
及び排気側ボルトボス部110を設けている。
【0006】前記吸気側タペットボス部104及び排気
側タペットボス部106には、夫々吸気側タペット孔1
12及び排気側タペット孔114を設け、図示しない吸
気ポート及び排気ポートを開閉する吸気弁及び排気弁の
吸気タペット及び排気タペットを夫々軸方向移動可能に
支持する。前記吸気側ボルトボス部108及び排気側ボ
ルトボス部110には、夫々吸気側ボルト挿通孔116
及び排気側ボルト挿通孔118を設け、図示しないシリ
ンダブロックにシリンダヘッド102を取付ける吸気側
ヘッドボルト及び排気側ヘッドボルトを締結する。
【0007】このシリンダヘッド102は、吸気側ボル
トボス部108及び排気側ボルトボス部110の間隔B
P(ボルトピッチ)が小さいことから、吸気側タペット
ボス部104及び排気側タペットボス部106の最外縁
間距離Aよりも吸気側ボルトボス部108及び排気側ボ
ルトボス部110の最内縁間距離Bが小さい(A>
B)。
【0008】したがって、このシリンダヘッド102
は、吸気側タペットボス部104の中心を結ぶ軸線L2
及び排気側タペットボス部106の中心を結ぶ軸線L3
と吸気側ボルトボス部108の中心を結ぶ軸線L4及び
排気側ボルトボス部110の中心を結ぶ軸線L5とを夫
々クランク軸線L1と平行な同軸上に配置すると、吸気
側タペット孔112及び排気側タペット孔114と吸気
側ボルト挿通孔116及び排気側ボルト挿通孔118と
が干渉することになる。
【0009】このため、このシリンダヘッド102は、
各軸線L2・L3を各軸線L4・L5よりも幅方向内側
に位置させて、吸気側タペットボス部104及び排気側
タペットボス部106を夫々吸気側ボルトボス部108
及び排気側ボルトボス部110よりも幅方向内側に位置
させて設けることにより、干渉を回避している。
【0010】これに対して、図5に示すシリンダヘッド
102は、吸気側ボルトボス部108及び排気側ボルト
ボス部110の間隔BPが小さいことから、吸気側タペ
ット孔112の中心を結ぶ軸線L2及び排気側タペット
孔114の中心を結ぶ軸線L3よりも吸気側ボルト挿通
孔116の中心を結ぶ軸線L4及び排気側ボルト挿通孔
118の中心を結ぶ軸線L5よりも幅方向内側に位置さ
せて、吸気側タペットボス部104及び排気側タペット
ボス部106を夫々吸気側ボルトボス部108及び排気
側ボルトボス部110よりも幅方向外側に位置させて設
けることにより、干渉を回避している。
【0011】また、車両に搭載される内燃機関には、シ
リンダヘッドのヘッド上面に燃焼室に連通する吸気ポー
トを開口して設けた、いわゆるトップエントリーポート
(TEP)を有するものがある。このシリンダヘッドに
は、前記のように、吸気側タペットボス部及び排気側タ
ペットボス部を設け、これら吸気側タペットボス部及び
排気側タペットボス部の夫々クランク軸線方向両側に隣
接して夫々吸気側ボルトボス部及び排気側ボルトボス部
を設けているものがある。
【0012】このような内燃機関のシリンダヘッド構造
としては、特開平2−81919号公報、特開平7−6
3118号公報、特開平7−305652号公報に開示
されるものがある。
【0013】特開平2−81919号公報に開示される
ものは、各シリンダに対応させて吸気弁口と排気弁口と
をクランク軸芯に沿う状態でヘッドブロックに形成し、
各弁口から延設される吸気ポートと排気ポートとの少な
くともいずれか一方を上方に導出したものである。
【0014】特開平7−63118号公報に開示される
ものは、シリンダヘッドの一方の側壁部に吸気ポートと
排気ポートの両方を開口させ、吸気ポートを排気ポート
の上方に並んで形成するとともに排気弁のステム部を排
気ポートと吸気ポートとの両方を貫通させて設けたもの
である。
【0015】特開平7−305652号公報に開示され
るものは、シリンダヘッドの底面に燃焼室が形成され、
この燃焼室に各々一端が開口する吸気通路及び排気通路
を設けたシリンダヘッドにおいて、前記吸気通路の他端
をシリンダヘッドの上面に開口して設け、排気通路の他
端をシリンダヘッドの底面に開口して設けたものであ
る。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、内燃機関に
は、前記のようにシリンダヘッドのヘッド上面に燃焼室
に連通する吸気ポートを開口した、いわゆるトップエン
トリーポート(TEP)を有するシリンダヘッドを設け
たものがある。
【0017】このようにトップエントリーポートを有す
るシリンダヘッドにおいては、内燃機関の全長を短くす
べくシリンダブロックに取付けるヘッドボルトの間隔を
小さくした場合に、ヘッド上面に吸気ポートを開口する
スペースを確保することが困難になる問題があり、一
方、ヘッド上面に吸気ポートを開口するスペースを確保
しようとすると、スペース上及び重量上において不利と
なる問題がある。
【0018】例えば、図4に示すように、吸気側タペッ
トボス部104及び排気側タペットボス部106を、夫
々吸気側ボルトボス部108及び排気側ボルトボス部1
10よりも幅方向内側に位置させて設けたシリンダヘッ
ド102は、吸気側タペットボス部104及び排気側タ
ペットボス部106間のヘッド上面120が狭いため、
また、プラグホール122を設けていることも相俟っ
て、吸気ポートを開口するスペースを確保することが困
難な不都合がある。
【0019】一方、図5に示すように、吸気側タペット
ボス部104及び排気側タペットボス部106を、夫々
吸気側ボルトボス部108及び排気側ボルトボス部11
0よりも幅方向外側に位置させて設けたシリンダヘッド
102は、吸気側タペットボス部104及び排気側タペ
ットボス部106間のヘッド上面120が広くなるた
め、吸気ポートを開口するスペースを確保することがで
きるが、シリンダヘッド102自体の幅が大きくなるた
め、スペース上及び重量上において不利となる不都合が
ある。
【0020】また、エンジンルームのスペース狭小化や
内燃機関の省燃費等を考慮して、スペース上及び重量上
における不利よりも、吸気ポートの開口スペースの確保
の困難さを優先して、図4に示すシリンダヘッド102
のヘッド上面120に吸気ポートを開口した場合には、
内燃機関をコンパクト化しながら吸気ポートを形成する
ことができる一方で、吸気側タペットボス部104及び
排気側タペットボス部106との干渉により吸気ポート
の形状に制約を受けて燃焼室への吸気の導入がしにくく
なり、内燃機関の性能において不利となる不都合がある
とともに、吸気マニホルドの取付スペースの確保が困難
となり、吸気マニホルドのレイアウトに制約を受ける不
都合がある。
【0021】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、内燃機関のシリンダヘッ
ドのヘッド上面に燃焼室に連通する吸気ポートを開口し
て設け、前記シリンダヘッドのヘッド側面に前記燃焼室
に連通する排気ポートを開口して設け、前記シリンダヘ
ッドに前記吸気ポート及び排気ポートを夫々開閉する吸
気弁及び排気弁を設け、前記シリンダヘッドに前記吸気
弁及び排気弁の吸気タペット及び排気タペットを夫々軸
方向移動可能に支持する吸気側タペットボス部及び排気
側タペットボス部を設け、前記シリンダヘッドに吸気側
ヘッドボルト及び排気側ヘッドボルトの挿通される吸気
側ボルトボス部及び排気側ボルトボス部を前記吸気側タ
ペットボス部及び排気側タペットボス部の夫々クランク
軸線方向両側に隣接して設けた内燃機関のシリンダヘッ
ド構造において、前記吸気側タペットボス部を吸気側ボ
ルトボス部よりも前記シリンダヘッドの幅方向外側に位
置させて設け、前記排気側タペットボス部を排気側ボル
トボス部よりも前記シリンダヘッドの幅方向内側に位置
させて設けたことを特徴とし、前記シリンダヘッドは、
内燃機関のシリンダ軸線に対する吸気弁の吸気弁挟み角
度を前記シリンダ軸線に対する排気弁の排気弁挟み角度
よりも大としたことを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】この発明の内燃機関のシリンダヘ
ッド構造は、吸気側タペットボス部を吸気側ボルトボス
部よりもシリンダヘッドの幅方向外側に位置させて設
け、排気側タペットボス部を排気側ボルトボス部よりも
シリンダヘッドの幅方向内側に位置させて設けたことに
より、ヘッドボルトの間隔を小さくしながら、ヘッド上
面に吸気ポートを開口するスペースを確保することがで
き、吸気マニホルドの取付スペースを容易に確保するこ
とができる。また、この発明の内燃機関のシリンダヘッ
ド構造は、吸気側タペットボス部を吸気側ボルトボス部
よりもシリンダヘッドの幅方向外側に位置させてヘッド
上面に吸気ポートを開口するスペースを確保しながら、
内燃機関のシリンダ軸線に対する吸気弁の吸気弁挟み角
度をシリンダ軸線に対する排気弁の排気弁挟み角度より
も大としたことにより、吸気弁がシリンダ軸線に対して
大きく傾斜することから吸気ポートのレイアウトが容易
になり、吸気ポートをシリンダ軸線に対して略平行な直
線形状に形成することができる。
【0023】
【実施例】以下図面に基づいて、この発明の実施例を説
明する。図1〜図3は、この発明の実施例を示すもので
ある。図2・図3において、2は内燃機関、4はシリン
ダブロック、6はシリンダヘッド、8はシリンダヘッド
カバーである。内燃機関2は、シリンダブロック4の下
方にクランク軸10を軸支して設け、シリンダブロック
4の上方に複数のシリンダ12をクランク軸線L1方向
に指向させて配列して設けている。クランク軸10に
は、コンロッド14によりシリンダ12内を往復動する
ピストン16を連結している。
【0024】前記シリンダブロック4には、ブロック面
18にシリンダヘッド6のヘッド下面20を当接させて
取付け、シリンダブロック4とシリンダヘッド6とピス
トン16により燃焼室22を形成している。前記シリン
ダヘッド6には、ヘッド上面24にシリンダヘッドカバ
ー8のカバー面26を当接させて取付けている。
【0025】前記シリンダヘッド6には、燃焼室22に
連通する吸気ポート28及び排気ポート30を設けてい
る。吸気ポート28は、シリンダヘッド6のシリンダ軸
線L6よりも幅方向一側の吸気側に設けられ、一端側を
燃焼室22に連通するとともに他端側をヘッド上面24
に開口して直線形状に形成して設けている。吸気ポート
28は、燃焼室22毎に2本づつ設けられている。前記
排気ポート30は、シリンダヘッド6のシリンダ軸線L
6よりも幅方向他側の排気側に設けられ、一端側を燃焼
室22に連通するとともに他端側をヘッド側面32に開
口して設けている。排気ポート30は、燃焼室22毎に
2本づつ設けられている。
【0026】前記シリンダヘッド6には、吸気ポート2
8及び排気ポート30を夫々開閉する吸気弁34及び排
気弁36を設けている。吸気弁34は、吸気ステム38
を吸気ステムガイド40により軸方向移動可能に保持さ
れ、吸気スプリング42により閉鎖方向に弾性付勢さ
れ、吸気タペット44を設けている。排気弁36は、排
気ステム46を排気ステムガイド48により軸方向移動
可能に保持され、排気スプリング50により閉鎖方向に
弾性付勢され、排気タペット52を設けている。
【0027】前記シリンダヘッド6には、吸気タペット
44及び排気タペット52を夫々軸方向移動可能に支持
する吸気側タペットボス部54及び排気側タペットボス
部56を設けている。吸気側タペットボス部54及び排
気側タペットボス部56には、夫々吸気側タペット孔5
8及び排気側タペット孔60を設けている。
【0028】前記シリンダヘッド6には、ヘッド上面2
4に吸気カム軸62及び排気カム軸64を吸気カム軸キ
ャップ66及び排気カム軸キャップ68により夫々軸支
して設けている。吸気カム軸62の吸気カム70及び排
気カム軸64の排気カム72は、夫々吸気タペット44
及び排気タペット52を介して吸気弁34及び排気弁3
6を開閉動作する。
【0029】前記シリンダヘッド6に取付けられるシリ
ンダヘッドカバー6には、前記吸気ポート28に一端側
を連通するカバー吸気孔74を設けている。カバー吸気
孔74は、シリンダヘッドカバー6のカバー上面76に
開口して設けている。
【0030】シリンダヘッドカバー6のカバー上面76
には、吸気マニホルド78の下流側が取付けられる。吸
気マニホルド78は、カバー吸気孔74に連通するマニ
ホルド吸気通路80を形成している。吸気マニホルド7
8の他端側には、サージタンク82を設け、スロットル
ボディ84を設けている。
【0031】前記シリンダヘッド6には、図1に示す如
く、図示しない吸気側ヘッドボルト及び排気側ヘッドボ
ルトの挿通される吸気側ボルトボス部86及び排気側ボ
ルトボス部88を設けている。吸気側ボルトボス部86
及び排気側ボルトボス部88は、前記吸気側タペットボ
ス部54及び排気側タペットボス部56の夫々クランク
軸線L1方向両側に隣接して設けている。
【0032】吸気側ボルトボス部86及び排気側ボルト
ボス部88には、夫々吸気側ボルト挿通孔90及び排気
側ボルト挿通孔92を設け、シリンダブロック4にシリ
ンダヘッド6を取付ける吸気側ヘッドボルト及び排気側
ヘッドボルト(図示せず)を挿通する。
【0033】このシリンダヘッド6は、吸気側ボルトボ
ス部86及び排気側ボルトボス部88の間隔BP(ボル
トピッチ)が小さいことから、吸気側タペットボス部5
4及び排気側タペットボス部56の最外縁間距離Aより
も吸気側ボルトボス部86及び排気側ボルトボス部88
の最内縁間距離Bが小さい(A>B)。
【0034】したがって、シリンダヘッド6に吸気側タ
ペットボス部54及び排気側タペットボス部56と吸気
側ボルトボス部86及び排気側ボルトボス部88とをク
ランク軸線L1と平行な同軸上に配置すると、吸気側タ
ペット孔58及び排気側タペット孔60と吸気側ボルト
挿通孔90及び排気側ボルト挿通孔92とが干渉するこ
とになる。
【0035】そこで、このシリンダヘッド6は、吸気側
タペットボス部54を吸気側ボルトボス部86よりもシ
リンダヘッド6の幅方向外側に位置させて設け、排気側
タペットボス部56を排気側ボルトボス部88よりもシ
リンダヘッド6の幅方向内側に位置させて設けている。
【0036】また、このシリンダヘッド6は、吸気側タ
ペットボス部54を吸気側ボルトボス部86よりもシリ
ンダヘッド6の幅方向外側に位置させて設け、排気側タ
ペットボス部56を排気側ボルトボス部88よりもシリ
ンダヘッド6の幅方向内側に位置させて設け、さらに、
内燃機関2のシリンダ軸線L6に対する吸気弁34の吸
気弁挟み角度θinを前記シリンダ軸線L6に対する排
気弁36の排気弁挟み角度θexよりも大としている。
【0037】次に、この実施例の作用を説明する。
【0038】内燃機関2は、シリンダヘッド6に吸気側
タペットボス部54及び排気側タペットボス部56を設
け、吸気側ボルトボス部86及び排気側ボルトボス部8
8を設けている。吸気側ボルトボス部86及び排気側ボ
ルトボス部88は、前記吸気側タペットボス部54及び
排気側タペットボス部56の夫々クランク軸線L1方向
両側に隣接して設けている。
【0039】このシリンダヘッド6は、吸気側ボルトボ
ス部86及び排気側ボルトボス部88の間隔BPが小さ
いことから、吸気側タペットボス部54及び排気側タペ
ットボス部56の最外縁間距離Aよりも吸気側ボルトボ
ス部86及び排気側ボルトボス部88の最内縁間距離B
が小さい(A>B)。
【0040】このような構造のシリンダヘッド6は、吸
気タペットボス部54の中心を結ぶ軸線L2を吸気側ボ
ルトボス部86の中心を結ぶ軸線L4よりも幅方向外側
に位置させて、吸気側タペットボス部54を吸気側ボル
トボス部86よりもシリンダヘッド6の幅方向外側に位
置させて設け、また、排気タペットボス部56の中心を
結ぶ軸線L3を排気側ボルトボス部88の中心を結ぶ軸
線L5よりも幅方向内側に位置させて、排気側タペット
ボス部56を排気側ボルトボス部88よりもシリンダヘ
ッド6の幅方向内側に位置させて設け、さらに、内燃機
関2のシリンダ軸線L6に対する吸気弁34の吸気弁挟
み角度θinを前記シリンダ軸線L6に対する排気弁3
6の排気弁挟み角度θexよりも大としている。
【0041】このように、このシリンダヘッド6は、吸
気側タペットボス部54を吸気側ボルトボス部86より
もシリンダヘッド6の幅方向外側に位置させて設けたこ
とにより、ヘッド上面24にスペースを生じさせること
ができ、吸気ポート28を開口するスペースを容易に確
保することができる。
【0042】また、このシリンダヘッド6は、排気側タ
ペットボス部56を排気側ボルトボス部88よりもシリ
ンダヘッド6の幅方向内側に位置させて設けていること
により、内燃機関2の排気側をコンパクトに形成するこ
とができる。
【0043】これにより、このシリンダヘッド6は、シ
リンダブロック4に取付けるヘッドボルト(図示せず)
の間隔BPを小さくしながら、ヘッド上面24に吸気ポ
ート28を開口するスペースを確保することができ、吸
気マニホルド78の取付スペースを容易に確保すること
ができる。
【0044】このため、この内燃機関2のシリンダヘッ
ド6の構造は、ヘッドボルトの間隔を小さくし得ること
により内燃機関2の全長を短くし得て、排気側タペット
ボス部56を排気側ボルトボス部88よりもシリンダヘ
ッド6の幅方向内側に位置させたことにより内燃機関2
の排気側の幅を小さくし得て、これにより、内燃機関2
をコンパクト化することができる。
【0045】また、このシリンダヘッド6は、吸気側タ
ペットボス部54を吸気側ボルトボス部86よりもシリ
ンダヘッド6の幅方向外側に位置させることによってヘ
ッド上面42に吸気ポート28を開口するスペースを確
保しながら、内燃機関2のシリンダ軸線L6に対する吸
気弁34の吸気弁挟み角度θinをシリンダ軸線L6に
対する排気弁36の排気弁挟み角度θexよりも大とし
たことにより、吸気弁34がシリンダ軸線L6に対して
大きく傾斜して寝ることから吸気ポート28のレイアウ
トが容易になり、吸気ポート28をシリンダ軸線L6に
対して略平行な直線形状に形成することができる。
【0046】即ち、このシリンダヘッド6は、吸気側タ
ペットボス部54を吸気側ボルトボス部86よりもシリ
ンダヘッド6の幅方向外側に位置させて設け、排気側タ
ペットボス部56を排気側ボルトボス部88よりもシリ
ンダヘッド6の幅方向内側に位置させて設け、吸気弁3
4の吸気弁挟み角度θinを排気弁36の排気弁挟み角
度θexよりも大としている。
【0047】この場合に、シリンダ軸線L6と吸気ポー
ト28の吸気ポート軸線L7との角度をθaとし、吸気
ポート28の吸気ポート軸線L7と吸気弁34の吸気弁
軸線L8との角度をθbとすると、θbがほぼ一定であ
ることから、吸気弁挟み角度θinが大きくなればθa
が小さくなることになる。
【0048】吸気ポート28は、シリンダ軸線L6との
なす角度θaが小さくなると、ストレートに、つまり立
つようにヘッド上面24に向かって直線形状に形成され
ることになる。
【0049】これにより、このシリンダヘッド6は、吸
気弁34がシリンダ軸線L6に対して大きく傾斜して寝
ることから吸気ポート28のレイアウトが容易になり、
吸気ポート28をシリンダ軸線L6に対して略平行な直
線形状に形成することができる。
【0050】このため、この内燃機関2のシリンダヘッ
ド6の構造は、燃焼室22に吸気を滑らかに導入させ得
て、内燃機関2の性能において有利となし得るととも
に、吸気マニホルド82の曲率半径を大に設定し得て、
吸気マニホルド78のレイアウト上においても有利とな
し得る。
【0051】
【発明の効果】このように、この発明の内燃機関のシリ
ンダヘッド構造は、シリンダブロックにシリンダヘッド
を取付けるヘッドボルトの間隔を小さくしながら、ヘッ
ド上面に吸気ポートを開口するスペースを確保すること
ができ、吸気マニホルドの取付スペースを容易に確保す
ることができる。
【0052】このため、この内燃機関のシリンダヘッド
構造は、ヘッドボルトの間隔を小さくし得ることにより
内燃機関の全長を短くし得て、排気側タペットボス部を
排気側ボルトボス部よりもシリンダヘッドの幅方向内側
に位置させたことにより内燃機関の排気側の幅を小さく
し得て、これにより、内燃機関をコンパクト化し得る。
【0053】また、この発明の内燃機関のシリンダヘッ
ド構造は、吸気弁がシリンダ軸線に対して大きく傾斜す
ることから吸気ポートのレイアウトが容易になり、吸気
ポートをシリンダ軸線に対して略平行な直線形状に形成
することができる。
【0054】このため、この内燃機関のシリンダヘッド
構造は、燃焼室に吸気を滑らかに導入させ得て、内燃機
関の性能において有利となし得るとともに、吸気マニホ
ルドの曲率半径を大に設定し得て、吸気マニホルドのレ
イアウト上においても有利となし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す内燃機関のシリンダヘ
ッドの平面図である。
【図2】シリンダヘッドの拡大断面図である。
【図3】内燃機関の断面図である。
【図4】従来例を示す内燃機関のシリンダヘッドの平面
図である。
【図5】別の従来例を示す内燃機関のシリンダヘッドの
平面図である。
【符号の説明】
2 内燃機関 4 シリンダブロック 6 シリンダヘッド 10 クランク軸 12 シリンダ 24 ヘッド上面 28 吸気ポート 30 排気ポート 34 吸気弁 36 排気弁 44 吸気タペット 52 排気タペット 54 吸気側タペットボス部 56 排気側タペットボス部 86 吸気側ボルトボス部 88 排気側ボルトボス部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関のシリンダヘッドのヘッド上面
    に燃焼室に連通する吸気ポートを開口して設け、前記シ
    リンダヘッドのヘッド側面に前記燃焼室に連通する排気
    ポートを開口して設け、前記シリンダヘッドに前記吸気
    ポート及び排気ポートを夫々開閉する吸気弁及び排気弁
    を設け、前記シリンダヘッドに前記吸気弁及び排気弁の
    吸気タペット及び排気タペットを夫々軸方向移動可能に
    支持する吸気側タペットボス部及び排気側タペットボス
    部を設け、前記シリンダヘッドに吸気側ヘッドボルト及
    び排気側ヘッドボルトの挿通される吸気側ボルトボス部
    及び排気側ボルトボス部を前記吸気側タペットボス部及
    び排気側タペットボス部の夫々クランク軸線方向両側に
    隣接して設けた内燃機関のシリンダヘッド構造におい
    て、前記吸気側タペットボス部を吸気側ボルトボス部よ
    りも前記シリンダヘッドの幅方向外側に位置させて設
    け、前記排気側タペットボス部を排気側ボルトボス部よ
    りも前記シリンダヘッドの幅方向内側に位置させて設け
    たことを特徴とする内燃機関のシリンダヘッド構造。
  2. 【請求項2】 前記シリンダヘッドは、前記内燃機関の
    シリンダ軸線に対する吸気弁の吸気弁挟み角度を前記シ
    リンダ軸線に対する排気弁の排気弁挟み角度よりも大と
    したことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のシリ
    ンダヘッド構造。
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