JPH06310672A - 半導体記憶装置および半導体記憶装置の製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置および半導体記憶装置の製造方法

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JPH06310672A
JPH06310672A JP5099777A JP9977793A JPH06310672A JP H06310672 A JPH06310672 A JP H06310672A JP 5099777 A JP5099777 A JP 5099777A JP 9977793 A JP9977793 A JP 9977793A JP H06310672 A JPH06310672 A JP H06310672A
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polysilicon
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    • H10B12/00Dynamic random access memory [DRAM] devices
    • H10B12/01Manufacture or treatment
    • H10B12/02Manufacture or treatment for one transistor one-capacitor [1T-1C] memory cells
    • H10B12/03Making the capacitor or connections thereto
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Abstract

(57)【要約】 【目的】基板上の専有面積を小さくした上で、記憶容量
を大きくすることができるスタックト・キャパシタ型D
RAMセルを提供することを目的とする。 【構成】このDRAMセルは、基板11、拡散層12,
13、層間絶縁膜14、ポリシリコン膜によるゲート
(ワード線)15,20、ポリシリコン膜32,33に
よる下部キャパシタ電極16、誘電率の大きな薄膜1
7、ポリシリコン膜による上部キャパシタ電極18、フ
ィールド酸化膜19、絶縁膜21、ビット線22から構
成される。ポリシリコン膜32を厚く形成してポリシリ
コン膜16の外周縁部(A部分)の面積を増加させれば
薄膜17の表面積が大きくなる。また、ポリシリコン膜
32を厚く形成するとポリシリコン膜16の中央の窪み
が深くなり薄膜17の表面積が大きくなる。これによ
り、記憶容量を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体記憶装置および半
導体記憶装置の製造方法に係り、詳しくは、スタックト
(積層形)・キャパシタ型DRAMセル及びその製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】DRAMには、1つのメモリセルを構成
するMOSトランジスタの数によって、4素子セル、3
素子セル、1素子セルなどの方式がある。この中で、1
素子セルは、電荷を記憶するMOSキャパシタと、その
電荷を転送するMOSトランジスタとをそれぞれ1つず
つしか使わず、基板上の占有面積を極めて小さくするこ
とができる。そのため、今日の4Kビット以上のDRA
Mは、ほとんど1素子セル方式を採用している。
【0003】この1素子セルでは、より小さな面積で大
きな記憶容量を得るために3次元的なキャパシタ構造を
とる方法が種々提案されており、その一つに、スタック
ト・キャパシタがある。
【0004】スタックト・キャパシタは、基板よりも上
に多層のポリシリコン層を形成して積層構造をとる方式
であり、具体的には、誘電率の大きな薄膜(シリコン酸
化膜やシリコン窒化膜など)を挟む2層のポリシリコン
によるキャパシタ電極を設けている。このスタックト・
キャパシタでは、キャパシタ電極の表面積を大きくして
記憶容量を高めるために、下部キャパシタ電極を形成す
るポリシリコン膜を薄くする方法と、厚くする方法とが
考えられている。
【0005】図9は、下部キャパシタ電極を形成するポ
リシリコン膜を薄くする方法によるスタックト・キャパ
シタ型DRAMセルの断面図である。この例では、NM
OSトランジスタを用いている。そのため、p形基板1
1には、NMOSトランジスタのソースまたはドレイン
領域であるn+ 形拡散層12,13が形成されている。
各拡散層12,13の間には層間絶縁膜14を介して1
層目のポリシリコン膜による埋め込みゲート(すなわ
ち、ワード線)15が形成されている。拡散層12は、
下部キャパシタ電極を形成する2層目のポリシリコン膜
16とコンタクトしている。ポリシリコン膜16の上に
は、誘電率の大きな薄膜17を挟んで、上部キャパシタ
電極を形成する3層目のポリシリコン膜18が形成され
ている。尚、19は素子分離領域のフィールド酸化膜、
20はワード線15と隣合うワード線(ワード線15と
同様に1層目のポリシリコン膜によって形成される)、
21は絶縁膜、22はビット線である。
【0006】ここで、ポリシリコン膜(下部キャパシタ
電極)16と拡散層12とのコンタクト部(記憶ノード
コンタクト)Dの形状は、ワード線15,20および層
間絶縁膜14によって、段差のある方形のすり鉢状を成
している。そのため、ポリシリコン膜16を層間絶縁膜
14に沿って薄く形成することにより、上部キャパシタ
電極(ポリシリコン膜18)と下部キャパシタ電極16
の対向する面積(すなわち、薄膜17の表面積)を大き
くして記憶容量を高めることができる。つまり、下部キ
ャパシタ電極を形成するポリシリコン膜を薄くする方法
では、記憶ノードコンタクトDの窪みを利用して薄膜1
7の表面積を大きくしている。
【0007】図10は、下部キャパシタ電極を形成する
ポリシリコン膜を厚くする方法によるスタックト・キャ
パシタ型DRAMセルの断面図である。尚、図10で
は、図9に示したDRAMセルと同じ部分については符
号を等しくしてある。
【0008】図10においては、ポリシリコン膜16が
厚く形成されているため、ポリシリコン膜16の外周縁
部(A部分)の高さが大きくなっている。そのため、こ
の外周縁部(A部)の面積を増加させれば(すなわち、
ポリシリコン膜16を厚く形成すれば)、薄膜17の表
面積を大きくして記憶容量を高めることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図9に示す
DRAMセルにおいて、薄膜17の表面積を大きくする
ためには、記憶ノードコンタクトDの径を大きくした方
がよい。しかしながら、記憶ノードコンタクトDの径を
大きくすると、各ワード線15,20と下部キャパシタ
電極16との間の層間絶縁膜14(図9に示すB部分)
が薄くなり、耐圧を確保するのが難しくなる。
【0010】一方、図10に示すDRAMセルでは、記
憶ノードコンタクトDの径が薄膜17の表面積に関係し
ない。そのため、薄膜17の表面積を大きくした上で、
各ワード線15,20と下部キャパシタ電極16との間
の層間絶縁膜14(図10に示すB部分)を十分に厚く
することができ、耐圧の確保が容易である。
【0011】また、図9に示すDRAMセルでは、薄膜
17の形状が記憶ノードコンタクトDの形状に沿ったも
のになる。そのため、ポリシリコン膜16をどれだけ薄
く形成したとしても、記憶ノードコンタクトDの形状が
一定なら、薄膜17の表面積の増大には限界があった。
【0012】一方、図10に示すDRAMセルでは、ポ
リシリコン膜16を厚く形成しさえすれば、薄膜17の
表面積をどれだけでも大きくすることができる(実際に
は、ポリシリコン膜16を厚くするとビット線22の段
差が大きくなり、ビット線22とノード13とのコンタ
クト部で断線が起きやすくなるため、ポリシリコン膜1
6の厚さには限界がある)。
【0013】そのため、昨今では、図9に示すDRAM
セルに代わって、図10に示すDRAMセルが広く用い
られるようになってきた。しかしながら、近年、DRA
Mセルのさらなる小型化が求められており、図10に示
すDRAMセル(下部キャパシタ電極16を厚くする方
法)でも、十分な記憶容量を得ることが難しくなってき
た。そこで、基板上の専有面積を増大させることなく薄
膜17の表面積をより大きくして、DRAMセルの記憶
容量をさらに高めることが要求されている。
【0014】本発明は上記要求を満足するためになされ
たものであって、その目的は、基板上の専有面積を小さ
くした上で、記憶容量を大きくすることができるスタッ
クト・キャパシタ型DRAMセルを提供することにあ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
トランジスタとスタックト・キャパシタとによって構成
されたダイナミック型メモリセルを有する半導体記憶装
置において、トランジスタ上で、メモリセルの記憶ノー
ドコンタクトを囲むようにして所定の膜厚で形成された
第1のポリシリコン膜と、第1のポリシリコン膜の表面
に所定の膜厚で形成され、記憶ノードコンタクトホール
とコンタクトする第2のポリシリコン膜とを備え、第1
および第2のポリシリコン膜によって下部キャパシタ電
極を形成したことをその要旨とする。
【0016】また、請求項2記載の発明は、トランジス
タとスタックト・キャパシタとによって構成されたダイ
ナミック型メモリセルを有する半導体記憶装置の製造方
法に関するものである。その製造方法は以下の第1〜第
9の工程を備えている。
【0017】第1の工程では、シリコン単結晶基板上に
トランジスタを形成する。第2の工程では、トランジス
タの表面に絶縁膜を形成する。第3の工程では、絶縁膜
の上に第1のポリシリコン膜を形成する。
【0018】第4の工程では、メモリセルの記憶ノード
コンタクトに対応する部分の第1のポリシリコン膜を除
去して、前記絶縁膜を記憶ノードコンタクトホールより
も大きく露出させる。
【0019】第5の工程では、露出した前記絶縁膜およ
び第1のポリシリコン膜の上に、前記絶縁膜とはエッチ
ング選択比が異なる膜を形成する。第6の工程では、前
記絶縁膜とはエッチング選択比が異なる膜を全面エッチ
バック法によってエッチングし、第4の工程で除去され
た第1のポリシリコン膜の記憶ノードコンタクトに対応
する部分の内側壁に、前記絶縁膜とはエッチング選択比
が異なる膜によるサイドウオールスペーサを形成する。
【0020】第7の工程では、セルフアライン・コンタ
クト法により、前記サイドウオールスペーサをマスクと
して前記絶縁膜をエッチングし、記憶ノードコンタクト
ホールを形成する。
【0021】第8の工程では、前記絶縁膜をエッチング
・ストッパーとして、前記サイドウオールスペーサをエ
ッチング除去する。第9の工程では、前記サイドウオー
ルスペーサがエッチング除去された前記絶縁膜および第
1のポリシリコン膜の上と、記憶ノードコンタクトホー
ル内とに、第2のポリシリコン膜を形成する。
【0022】
【作用】従って、本発明によれば、第1のポリシリコン
膜を厚く形成すると共に、第2のポリシリコン膜を薄く
形成することにより、下部キャパシタ電極の形状は、外
周縁部が高く、記憶ノードコンタクトに対応する中央部
が窪んだものになる。
【0023】その結果、基板上の専有面積を大きくする
ことなく下部キャパシタ電極の表面積を大きくすること
が可能になり、キャパシタの記憶容量を高めることがで
きる。
【0024】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面に
従って説明する。尚、本実施例において、図9および図
10に示した従来例と同じ部分については符号を等しく
してその詳細な説明を省略する。
【0025】図1は、本実施例のスタックト・キャパシ
タ型DRAMセルの下部キャパシタ電極の構造を示す断
面図である。尚、図1は、DRAMセルの製造工程にお
いて、下部キャパシタ電極の形成が終了した時点の断面
図であるため、下部キャパシタ電極より上の部分につい
ては図示されていない。
【0026】図1において、p形基板11、n+ 形拡散
層12,13、層間絶縁膜14、1層目のポリシリコン
膜によるゲート(ワード線)15,20、フィールド酸
化膜19については、図10に示した従来例と同じ構造
である。図1と図10の相違点は、層間絶縁膜14の
上にシリコン窒化膜31が形成されている点と、下部
キャパシタ電極を形成するポリシリコン膜16が2層の
ポリシリコン膜32,33によって形成されている点、
だけでる。
【0027】ポリシリコン膜32は厚いドーナツ状を成
しており、その中心孔Cが、ポリシリコン膜(下部キャ
パシタ電極)16と拡散層12とのコンタクト部(記憶
ノードコンタクト)Dに合致するように配置されてい
る。ポリシリコン膜33はポリシリコン膜32の表面を
被う薄膜であって、記憶ノードコンタクトホール34に
よって拡散層12とコンタクトしている。
【0028】次に、本実施例のスタックト・キャパシタ
型DRAMセルの製造工程を、図2〜図8に従い順を追
って説明する。 工程1(図2参照);p形基板11上に、n+ 形拡散層
12,13とフィールド酸化膜19とワード線15,2
0とを形成する。尚、これらの形成工程は公知であるた
めここでは説明を省略する。
【0029】そして、減圧CVD法(810°C)によ
り、シリコン酸化膜の層間絶縁膜14を適宜な厚さ(例
えば3000Å)だけ形成する。 工程2(図3参照);減圧CVD法(770°C)によ
り、層間絶縁膜14の表面にシリコン窒化膜31を適宜
な厚さ(例えば500Å)だけ形成する。
【0030】工程3(図4参照);減圧CVD法(62
0°C)により、シリコン窒化膜31の表面にポリシリ
コン膜32を適宜な厚さ(例えば6000Å)だけ形成
する。このポリシリコン膜32の形成時には、原料ガス
にホスフィンを添加してポリシリコン膜32中に高濃度
の燐をドーピングし、ポリシリコン膜32を低抵抗化す
る。
【0031】そして、適宜なエッチング法により、記憶
ノードコンタクトDに対応する部分のポリシリコン膜3
2を除去して中心孔Cを形成し、シリコン窒化膜31を
露出させる。このとき、ポリシリコン膜32の中心孔C
の径が、記憶ノードコンタクトホール34より大きくな
るようにする。
【0032】工程4(図5参照);常圧CVD法(42
0°C)により、ポリシリコン膜32の表面およびその
中心孔C内にシリコン酸化膜を適宜な厚さ(例えば30
00Å)だけ形成する。
【0033】そして、全面エッチバック法により、ポリ
シリコン膜32の中心孔Cの内壁にサイドウオールスペ
ーサ35だけが残るように、形成したシリコン酸化膜を
除去する。
【0034】工程5(図6参照);セルフアライン・コ
ンタクト法により、サイドウオールスペーサ35および
ポリシリコン膜32をマスクとして、記憶ノードコンタ
クトホール34を開口する。
【0035】工程6(図7参照);シリコン酸化膜とシ
リコン窒化膜のエッチング選択比が高いエッチング方法
(例えば、フッ酸によるウェットエッチング等)によ
り、シリコン窒化膜31を残してサイドウオールスペー
サ35だけを除去する。すなわち、シリコン窒化膜31
は、サイドウオールスペーサ35のエッチング除去時に
おけるエッチング・ストッパーとして機能する。
【0036】工程7(図1参照);減圧CVD法(62
0°C)により、ポリシリコン膜32の表面にポリシリ
コン膜33を適宜な厚さ(例えば500Å)だけ形成す
る。このポリシリコン膜33の形成時には、ポリシリコ
ン膜32の形成時と同様に、原料ガスにホスフィンを添
加してポリシリコン膜33中に高濃度の燐をドーピング
し、ポリシリコン膜33を低抵抗化する。
【0037】そして、適宜なエッチング法により、ポリ
シリコン膜16(すなわち、各ポリシリコン膜32,3
3)を同時にエッチングして、ポリシリコン膜16の外
周縁部(A部分)を所望の形状(図10に示した従来の
DRAMセルと同じ形状)にする。
【0038】工程8(図8参照);減圧CVD法によっ
てポリシリコン膜16の表面に窒化シリコン薄膜を形成
し、その窒化シリコン薄膜を酸化させて誘電率の大きな
薄膜17を形成する。そして、減圧CVD法により、薄
膜17の上に上部キャパシタ電極を形成する3層目のポ
リシリコン膜18を形成する。続いて、ポリシリコン膜
18の上に絶縁膜21を形成した後、絶縁膜21の上に
ビット線22を形成する。これで、本実施例のスタック
ト・キャパシタ型DRAMセルが完成する。尚、薄膜1
7、ポリシリコン膜18、絶縁膜21、ビット線22の
形成工程は公知であるためここでは詳細な説明を省略す
る。
【0039】このように本実施例においては、両ポリシ
リコン膜32,33によって下部キャパシタ電極を形成
するポリシリコン膜16を形成している。ポリシリコン
膜32は、中心孔Cが記憶ノードコンタクトDに合致し
た厚いドーナツ状を成している。一方、薄膜のポリシリ
コン膜33は、ポリシリコン膜32の表面を被い、記憶
ノードコンタクトホール34によって拡散層12とコン
タクトしている。
【0040】そのため、ポリシリコン膜32を厚く形成
してポリシリコン膜16の外周縁部(A部分)の面積を
増加させれば、図10に示すDRAMセルと同様に、薄
膜17の表面積が大きくなり、記憶容量を高めることが
できる。
【0041】また、ポリシリコン膜32を厚く形成する
ことにより、記憶ノードコンタクトDに対応するポリシ
リコン膜16の中央には深い窪みが形成される。このポ
リシリコン膜16の中央の窪みにより、薄膜17の表面
積が大きくなるため、記憶容量を高めることができる。
【0042】すなわち、本実施例は、図9に示したDR
AMセル(下部キャパシタ電極16を薄くする方法)に
おける記憶ノードコンタクトDの窪みによる薄膜17の
表面積の増大効果と、図10に示したDRAMセル(下
部キャパシタ電極16を厚くする方法)における下部キ
ャパシタ電極16の外周縁部(A部分)による薄膜17
の表面積の増大効果とを併せ持ったものであるといえ
る。
【0043】従って、本実施例では、基板上の占有面積
が図10に示したDRAMセルと同じであれば、薄膜1
7の表面積が図10に示したDRAMセルよりも大きく
なり、DRAMセルの記憶容量をさらに高めることがで
きる。
【0044】加えて、本実施例では、セルフアライン・
コンタクト法により、サイドウオールスペーサ35およ
びポリシリコン膜32をマスクとして、記憶ノードコン
タクトホール34を開口している。そのため、記憶ノー
ドコンタクトホール34の位置を最適にすることができ
る。また、サイドウオールスペーサ35の形状を適宜に
調整することにより、各ワード線15,20と下部キャ
パシタ電極16との間の層間絶縁膜14(図8に示すB
部分)を所望の厚さにすることができ、十分な耐圧を確
保することが可能になる。
【0045】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、以下のように実施してもよい。 1)上記工程1,2,3,7,8における減圧CVD法
を、常圧CVD法に置き換える。また、上記工程4にお
ける常圧CVD法を、減圧CVD法に置き換える。
【0046】2)ポリシリコン膜32,33を低抵抗化
するにあたって、CVD法による形成時に燐をドーピン
グするのではなく、CVD法による形成後に燐のイオン
注入を行う。この場合は、燐のイオン注入(注入条件の
例としては、加速電圧20KeV,注入量1.0×10
15cm-2)を行った後、熱処理(例えば、900°Cの
窒素雰囲気中で15分間)により活性化させる。
【0047】3)シリコン窒化膜31をシリコン酸化膜
に置き換えると共に、サイドウオールスペーサ35をシ
リコン酸化膜ではなくシリコン窒化膜によって形成す
る。そして、上記工程6におけるサイドウオールスペー
サ35の除去時には、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜
のエッチング選択比が高いエッチング方法により、サイ
ドウオールスペーサ35だけを除去する。
【0048】4)シリコン窒化膜31を適宜な絶縁膜に
置き換え、サイドウオールスペーサ35を当該絶縁膜と
エッチング選択比が異なる適宜な材質で形成する。この
場合も、上記工程6におけるサイドウオールスペーサ3
5の除去時には、当該絶縁膜は残してサイドウオールス
ペーサ35だけを除去する。
【0049】5)層間絶縁膜14をシリコン窒化膜やア
ルミナなどのシリコン酸化膜以外の絶縁膜に置き換え
る。 6)ポリシリコン膜33を、HSG(Hemispherical Gr
ain )ポリシリコン膜にする。この場合は、ポリシリコ
ン膜33の表面に凹凸が形成されるため薄膜17の表面
積をさらに大きくすることができ、本発明がより有効と
なる。尚、HSGポリシリコン膜の形成方法について
は、日本電気(株)マイクロエレクトロニクス研究所の
論文(笠井,坂尾 他;信学技法 VoL.90,SDM90-202,P.
47,1990 年)に詳しい。
【0050】7)ポリシリコン膜33の表面に酸化膜を
形成し、その酸化膜上に、適宜な面積比のHSGポリシ
リコン膜を形成する。そして、HSGポリシリコン膜を
マスクとして、ポリシリコン膜33の表面の酸化膜をエ
ッチングする。続いて、残った酸化膜をマスクとして、
ポリシリコン膜33,32を選択的にエッチングし、ポ
リシリコン膜33,32に針状の残滓を形成する。この
場合は、ポリシリコン膜33,32に凹凸が形成される
ため薄膜17の表面積をさらに大きくすることができ、
本発明がより有効となる。尚、このポリシリコン膜に針
状の残滓を形成する方法は、R & D Center,Semiconduct
or Business,Sam Sung Electronicsの論文(J.H.Ahn,Y.
W.Park 他 ;1992 Symposium on VLSI Technology Dige
st of Technical Papers,P.12,1992年)に詳しい。
【0051】8)特開平4−302468号公報に開示
されているように、ポリシリコン膜32の上面に凹凸を
形成する。この場合も、ポリシリコン膜33の表面に凹
凸が形成されるため薄膜17の表面積をさらに大きくす
ることができ、本発明がより有効となる。
【0052】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、基
板上の専有面積を小さくした上で、記憶容量を大きくす
ることができるスタックト・キャパシタ型DRAMセル
を提供することができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施例のスタックト・キ
ャパシタ型DRAMセルの下部キャパシタ電極の構造を
示す断面図である。
【図2】一実施例のスタックト・キャパシタ型DRAM
セルの製造工程を説明するための断面図である。
【図3】一実施例のスタックト・キャパシタ型DRAM
セルの製造工程を説明するための断面図である。
【図4】一実施例のスタックト・キャパシタ型DRAM
セルの製造工程を説明するための断面図である。
【図5】一実施例のスタックト・キャパシタ型DRAM
セルの製造工程を説明するための断面図である。
【図6】一実施例のスタックト・キャパシタ型DRAM
セルの製造工程を説明するための断面図である。
【図7】一実施例のスタックト・キャパシタ型DRAM
セルの製造工程を説明するための断面図である。
【図8】一実施例のスタックト・キャパシタ型DRAM
セルの断面図である。
【図9】従来例のスタックト・キャパシタ型DRAMセ
ルの断面図である。
【図10】別の従来例のスタックト・キャパシタ型DR
AMセルの断面図である。
【符号の説明】
11 p形基板11 12,13 NMOSトランジスタのソースまたはドレ
イン領域であるn+ 形拡散層 14 シリコン酸化膜による層間絶縁膜 15 NMOSトランジスタの埋め込みゲート(ワード
線) 16 下部キャパシタ電極を形成する2層目のポリシリ
コン膜16 31 絶縁膜としてのシリコン窒化膜31 32 ポリシリコン膜16を形成する第1のポリシリコ
ン膜 33 ポリシリコン膜16を形成する第2のポリシリコ
ン膜 34 記憶ノードコンタクトホール 35 シリコン酸化膜によるサイドウオールスペーサ D 記憶ノードコンタクト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米田 清 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランジスタとスタックト・キャパシタ
    とによって構成されたダイナミック型メモリセルを有す
    る半導体記憶装置において、 トランジスタ上で、メモリセルの記憶ノードコンタクト
    を囲むようにして所定の膜厚で形成された第1のポリシ
    リコン膜と、 第1のポリシリコン膜の表面に所定の膜厚で形成され、
    記憶ノードコンタクトホールとコンタクトする第2のポ
    リシリコン膜とを備え、第1および第2のポリシリコン
    膜によって下部キャパシタ電極を形成したことを特徴と
    する半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 トランジスタとスタックト・キャパシタ
    とによって構成されたダイナミック型メモリセルを有す
    る半導体記憶装置の製造方法において、 シリコン単結晶基板上にトランジスタを形成する第1の
    工程と、 そのトランジスタの表面に絶縁膜を形成する第2の工程
    と、 その絶縁膜の上に第1のポリシリコン膜を形成する第3
    の工程と、 メモリセルの記憶ノードコンタクトに対応する部分の第
    1のポリシリコン膜を除去して、前記絶縁膜を記憶ノー
    ドコンタクトホールよりも大きく露出させる第4の工程
    と、 露出した前記絶縁膜および第1のポリシリコン膜の上
    に、前記絶縁膜とはエッチング選択比が異なる膜を形成
    する第5の工程と、 前記絶縁膜とはエッチング選択比が異なる膜を全面エッ
    チバック法によってエッチングし、第4の工程で除去さ
    れた第1のポリシリコン膜の記憶ノードコンタクトに対
    応する部分の内側壁に、前記絶縁膜とはエッチング選択
    比が異なる膜によるサイドウオールスペーサを形成する
    第6の工程と、 セルフアライン・コンタクト法により、前記サイドウオ
    ールスペーサをマスクとして前記絶縁膜をエッチング
    し、記憶ノードコンタクトホールを形成する第7の工程
    と、 前記絶縁膜をエッチング・ストッパーとして、前記サイ
    ドウオールスペーサをエッチング除去する第8の工程
    と、 前記サイドウオールスペーサがエッチング除去された前
    記絶縁膜および第1のポリシリコン膜の上と、記憶ノー
    ドコンタクトホール内とに、第2のポリシリコン膜を形
    成する第9の工程とを備えたことをことを特徴とする半
    導体記憶装置の製造方法。
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