JPH0137208Y2 - - Google Patents

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JPH0137208Y2
JPH0137208Y2 JP1985082554U JP8255485U JPH0137208Y2 JP H0137208 Y2 JPH0137208 Y2 JP H0137208Y2 JP 1985082554 U JP1985082554 U JP 1985082554U JP 8255485 U JP8255485 U JP 8255485U JP H0137208 Y2 JPH0137208 Y2 JP H0137208Y2
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clip
protrusion
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clips
horizontal groove
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は複数枚の板材を重合状態に保持する組
合せクリツプに関する。
[従来の技術] 従来、この種の組合せクリツプとしては、頭部
の下面から脚部を垂設してなる第1クリツプと、
該脚部を回動可能に嵌入する嵌入部を有する第2
クリツプとから成り、複数枚の板材に穿設した各
透孔を揃えて該複数枚の板材を重ね合せ、揃えた
透孔を通して上記第1クリツプと第2クリツプと
を向き合せ、第1クリツプの頭部下面と第2クリ
ツプの下面との間で複数枚の板材を重合状態に保
持すると共に、両クリツプの一方に突起を、他方
に前記突起が嵌合する鉤型凹溝を形成したものが
知られている。(例えば実公昭39−24274号公報)。
又、二部材の連結構造としては、一方に突起
を、他方に前記突起が嵌合する鉤形溝を設けると
共に、鉤形溝の直角溝の外端側の側壁は奥高にな
るように若干傾斜せしめ、しかもこの部分に波形
の凹凸を形成したものが知られている。(例えば
実公昭48−18569号公報)。
さらに、二部材の連結構造としては、一方に係
止突起を、他方に前記係止突起が嵌合する環状の
係合用凹溝と、この係合用凹溝に達するガイド溝
と、係合用凹溝とガイド溝の間に位置し、係止突
起に嵌合した係止突起がガイド溝に戻るのを防止
する半円形の突起を形成したものが知られている
(例えば特公昭58−58555号公報)。
[考案が解決しようとする課題] しかし、前記した実公昭39−24274号公報に記
載の組合せクリツプでは、両クリツプを連結する
際に、各クリツプを両側から夫々保持していない
ければならないという問題点があつた。
即ち、各クリツプを両側から夫々保持せずに、
片側のクリツプだけを回した際には、反対側のク
リツプが空転してしまうという欠点がある。又、
両クリツプを取外す際にも、片側のクリツプだけ
を回すと、反対側のクリツプが共回りしてしまう
欠点がある。さらに、板材が大きく、両側に手を
回し込んで、各クリツプを両側から夫々保持する
ことができない場合や困難である場合には、一人
で取付け及び取外すことが困難である。
このことは、実公昭48−18569号公報や特公昭
58−58555号公報に記載の連結構造を、組合せク
リツプに採用した場合にも全く変りない。
そこで、本考案は、上記して問題点を解決する
ものであつて、その目的とするところは、片側か
ら取付け及び取外しが可能な組合せクリツプを提
供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、上記した目的を達成するものであつ
て、以下にその内容を図面に示した実施例を用い
て説明する。
本発明は、第1クリツプAの脚部3の外周面又
は第2クリツプbの嵌入部9の内周面のいずれか
一方(例えば第1クリツプA)に、端面に開放す
る縦溝4と、この縦溝に連続した円周方向に延び
る横溝5と、上記縦溝の一側から横溝に向つて斜
めに傾斜したテーパー面6と、このテーパー面の
終端部に形成され、横溝内に突出する突部7を形
成し、他方(例えば第2クリツプB)には、上記
縦溝の開放端面4′から導入され、両クリツプの
回動により横溝内に嵌入する突起部10を形成
し、第1クリツプの頭部下面と第2クリツプの下
面のいずれか一方(例えば第2クリツプB)に
は、板材の表面に弾性的に吸着する吸着部12を
形成したことを特徴とする。
[作用] 従つて、本考案によれば、両クリツプA,Bの
いずれか一方(例えば第2クリツプB)の吸着部
12を、片側の板材(例えば板材13)に押し当
てゝ吸着させておけば、他方のクリツプ(例えば
第1クリツプA)を回転した際に、一方のクリツ
プが空転したり共回りするのを防止できる。
又、吸着部が板材に弾性的に当接することに加
えて、縦溝の一側から横溝に向つて斜めに傾斜し
たテーパー面6を形成しているので、両クリツプ
を互いに連結する際に、板材同志を互いに重合状
態に密着させることができる。
さらに、吸着部が板材に弾性的に当接すること
に加えて、テーパー面の終端部に突部7を形成し
ているので、突起部10が突部を乗り越える際に
クリツク感を発生させることができる。
[実施例] 以下に本考案を図示した一実施例に基づいて説
明すると、1は第1クリツプAと第2クリツプB
とからなる組合せクリツプを示し、各クリツプ
A,Bは夫々プラスチツクにより一体成形されて
なる。
上記第1クリツプAは、第2図から第6図で示
すように、円盤形の頭部2の下面2′から円柱状
の脚部3を垂設し、脚部3の外周面に端面から頭
部2の下面2′に向つて短く延びた浅い縦溝4,
4を形成し、この縦溝4の端部から脚部3の円周
方向に延びる浅い横溝5,5を形成する。
上記縦溝4は、180度間隔で相対向する位置に
夫々形成され、各縦溝4の端部からは略L字状に
屈曲した左方向に延びる横溝5を夫々形成する。
そして、縦溝4の一側には、横溝5に向つて斜め
下向きに傾斜したテーパー面6を形成し、このテ
ーパー面6の下端部に横溝5内に下向きに突出す
る半円形の突部7を形成する。又、前記頭部2に
は周面から外向きに突出した半円形の凸部8…を
四方に延設し、この凸部8に指を掛けて第1クリ
ツプAを回転できるようにしている。
一方、前記第2クリツプBは、第7図から第1
1図で示すように円筒形を成し、内部には上下に
開放する嵌入部9を形成し、この嵌入部9の内周
面には内向きに突出する突起部10,10を形成
する。
上記突起部10は、第1クリツプAの縦溝4に
合せて、180度間隔で相対向する位置に夫々形成
される。又、第2クリツプBの上端部には、突起
部10と平行に端面からスリツト11,11を設
け、このスリツト11にドライバの刃先を嵌入し
て、ドライバにより第2クリツプBを回転できる
ようにする。さらに、第2クリツプBの下端部か
らは斜め外向きに延出する環状の吸着部12を形
成し、この吸着部12により板材の表面に仮保持
できるようにしている。
上記した各クリツプA,Bを使用して複数枚の
板材を重合状態に保持するには、第12図に示す
ように複数枚の板材13,14に第1クリツプA
の脚部3が挿入できる透孔15,16を予め夫々
穿設しておき、各透孔15,16を揃えて複数枚
の板材13,14を重ね合せる。そして、揃えた
透孔15,16の一端に第2クリツプBの嵌入部
9を合せて位置させ、第2クリツプBの吸着部1
2を一方の板材13に向つて押付けて、吸着部1
2により一方の板材13に第2クリツプBを仮保
持する。
一方、揃えた透孔15,16の他端からは、第
1クリツプAの脚部3の縦溝4と第2クリツプB
の嵌入部9の突起部10とを合せて、第1クリツ
プAを脚部3先端から挿入する。脚部3を挿入す
ると、脚部3は透孔15,16を通つて第2クリ
ツプBの嵌入部9内に嵌入し、第2クリツプBの
突起部10が縦溝4の開放端面4′から導入され、
縦溝4の端部で行き止る。
次いで、第1クリツプAの頭部2の凸部8に指
を掛けて、第1クリツプAを右回りに半回転弱回
す。第1クリツプAを回転すると、第2クリツプ
Bの突起部10が縦溝4と横溝5との間に位置す
るテーパー面6に沿つて移動し、横溝5内に突出
する突部7を越えて横溝5内に嵌入する。
これにより、一方の板材13の表面に第2クリ
ツプBの吸着部12が弾性的に当接すると共に、
他方の板材14の表面に第1クリツプAの頭部2
下面2′が当接し、複数枚の板材13,14は第
1クリツプAと第2クリツプBとの間に挟持され
て重合状態に保持される。
尚、第2クリツプBは吸着部12により一方の
板材13に吸着されるので、第1クリツプAの挿
入時に第2クリツプBを手で一々押えておく必要
がなく、しかも第1クリツプAを回転した際に、
第2クリツプBが共回りすることがなく、第2ク
リツプBを吸着後は、板材の片側からの操作で足
りる。
又、吸着部12が板材13の表面に弾性的に当
接するので、取付後のガタ付きを防止できるばか
りでなく、両板材13,14を合せた板厚の許容
誤差を吸収できる。
さらに、第2クリツプBの突起部10が第1ク
リツプAの横溝5内に嵌入するときに突部7に係
合し、操作者は第1クリツプAを回転したときに
カチツとした手応を感じ、操作に節度を持たせて
いるばかりでなく、第2クリツプBの突起部10
が第1クリツプAの横溝5内に嵌入した後は、ス
トツパとして作用し、両クリツプA,Bが不用意
に回転した際にも外れることがない。
一方、クリツプA,Bを外す際には、第2クリ
ツプBのスリツト11にドライバの刃先を嵌入
し、第1クリツプAが共回しないように手で保持
し、ドライバで第2クリツプBを左回りに半回転
弱回する。第2クリツプBを回転し、操作者がカ
チツという手応を感じたならば、両クリツプA,
Bを互いに引き離し、第1クリツプAの脚部3を
第2クリツプBの嵌入部9から引き抜いて透孔1
5,16から外し、両クリツプA,Bを回収す
る。
このとき、第2クリツプBの吸着部12は第2
クリツプBが回転する際に捩れて板材13から外
れるので、単に板材13から引き離すだけでよ
い。
又、第1クリツプAの頭部2の凸部8に指を掛
けて、第1クリツプを左回りに半回転弱回しても
よく、操作者がカチツという手応を感じたなら
ば、第1クリツプAの脚部3を第2クリツプBの
嵌入部9から引き抜いて透孔15,16から外
し、その後第2クリツプBの吸着部12を板材1
3から無理に引き離せばよい。
上記したようにしていずれかのクリツプA,B
を回転すると、第2クリツプBの突起部10が第
1クリツプAの横溝5内に突出する突部7を越え
て縦溝4内に移動し、両クリツプA,Bを引き離
す際に、第2クリツプBの突起部10が第1クリ
ツプAの縦溝4の開放端面4′から外れる。
尚、回収した各クリツプA,Bを再度使用し
て、板材を保持できることは勿論である。
前記した様に図示した実施例のものでは、第1
クリツプAの脚部3外周に縦溝4及び横溝5を形
成し、第2クリツプBの嵌入部9内周に突起部1
0を形成したが、これに限らずに第1クリツプA
の脚部3外周に突起部を、第2クリツプBの嵌入
部9内周に縦溝及び横溝を形成してもよい。
又、図示した実施例では、縦溝4と横溝5とが
略L字状に連続しているが、これに限らずに縦溝
の両端部から円周方向左右に延びる一対の横溝を
形成し、両溝が下向きな略T字状に連続するよう
にしてもよく、この様にT字状に形成した場合に
あつては、クリツプをいずれの方向に回転しも突
起部が左右いずれか一方の横溝内に嵌入するので
操作性がよい。
さらに、図示した実施例では、縦溝4を180度
位相を異なせて2条形成したが、これに限らずに
120度位相を異ならせて3条としたり、90度位相
を異ならせて4条としてもよく、この様にして形
成した縦溝4の数に合せて突起部10を複数個形
成してもよいし、突起部10の数を縦溝4の数よ
り少なくしてもよい。この様に縦溝4の間隔を小
さくすると横溝5も短くなるので、クリツプの回
転角度を一層小さくできる。
一方、このクリツプA,Bを使用して固定でき
る板材の数は二枚に限らず、それ以上であつても
よく、重ね合せた板材に厚さに合せて、第1クリ
ツプAだけを脚部3の長いものや短いものに交換
してもよい。
又、第2クリツプBに仮止め手段として吸着部
12を形成したが、第1クリツプAに設けてもよ
し、その形状も図面に示した実施例のものに限定
されない。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、両クリツ
プの取付け取外しが板材の片側から可能であるの
で、取付け及び取外しが容易であるばかりでな
く、板材が大きな場合でも一人で取付け及び取外
しが可能である。又、クリツク感があるので、操
作性がよく、しかも板材同志を隙間なく重合状態
に密着できるので、取付ガタの発生を未然に防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は分解斜視図、第2図は第1クリツプの正面図、
第3図は同側面図、第4図は同平面図、第5図は
同底面図、第6図は第4図の−線による断面
図、第7図は第2クリツプの正面図、第8図は同
側面図、第9図は同平面図、第10図は同底面
図、第11図は第9図のXI−XIによる断面図、第
12図は使用状態の断面図である。 1……組合せクリツプ、A……第1クリツプ、
B……第2クリツプ、2……頭部、2′……その
下面、3……脚部、4……縦溝、4′……その開
放端面、5……横溝、6……テーパー面、7……
突部、9……嵌入部、10……突起部、12……
吸着部、13,14……板材、15,16……透
孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 頭部の下面から脚部を垂設してなる第1クリツ
    プと、該脚部を回動可能に嵌入する嵌入部を有す
    る第2クリツプとから成り、複数枚の板材に穿設
    した各透孔を揃えて該複数枚の板材を重ね合せ、
    揃えた透孔を通して上記第1クリツプと第2クリ
    ツプとを向き合せ、第1クリツプの頭部下面と第
    2クリツプの下面との間で複数枚の板材を重合状
    態に保持するプラスチツク製の組合せクリツプに
    おいて、 上記第1クリツプの脚部の外周面又は第2クリ
    ツプの嵌入部の内周面のいずれか一方には、端面
    に開放する縦溝と、この縦溝に連続した円周方向
    に延びる横溝と、上記縦溝の一側から横溝に向つ
    て斜めに傾斜したテーパー面と、このテーパー面
    の終端部に形成され、横溝内に突出する突部を形
    成し、 他方には、上記縦溝の開放端面から導入され、
    両クリツプの回動により横溝内に嵌入する突起部
    を形成し、 第1クリツプの頭部下面と第2クリツプの下面
    のいずれか一方には、板材の表面に弾性的に吸着
    する吸着部を形成したことを特徴とする組合せク
    リツプ。
JP1985082554U 1985-06-03 1985-06-03 Expired JPH0137208Y2 (ja)

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JP1985082554U JPH0137208Y2 (ja) 1985-06-03 1985-06-03

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JPS61198710U JPS61198710U (ja) 1986-12-12
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ID=30630375

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JPS4818569U (ja) * 1971-07-08 1973-03-02

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