JP5254126B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、空気入りタイヤに関する。詳細には、本発明は、空気入りタイヤのサイド面の改良に関する。
タイヤのプロファイル(凹凸がないと仮定されたときのトレッドからサイドウォールまでの表面形状)は、操縦安定性、乗り心地等のタイヤの基本性能を左右する。タイヤのコンセプトに応じ、適正なプロファイルが決定される必要がある。特開平8−337101号公報には、関数が用いられたプロファイルの決定方法が開示されている。この方法によって決定されたプロファイルでは、赤道面から軸方向外側に向かって、その曲率半径が徐々に減少する。このプロファイルは、CTTプロファイルと称されている。CTTプロファイルの採用により、タイヤの諸性能が高められうる。
近年、サイドウォールの内側に支持層を備えたランフラットタイヤが開発され、普及しつつある。この支持層には、高硬度な架橋ゴムが用いられている。このランフラットタイヤは、サイド補強型と称されている。このタイプのランフラットタイヤでは、パンクによって内圧が低下すると、支持層によって荷重が支えられる。この支持層は、パンク状態でのタイヤの撓みを抑制する。パンク状態で走行が継続されても、高硬度な架橋ゴムが、支持層での発熱を抑制する。このランフラットタイヤでは、パンク状態でも、ある程度の距離の走行が可能である。このランフラットタイヤが装着された自動車には、スペアタイヤの常備は不要である。このランフラットタイヤの採用により、不便な場所でのタイヤ交換が避けられうる。
パンク状態にあるランフラットタイヤの走行が継続されると、支持層の変形と復元とが繰り返される。この繰り返しにより支持層で熱が生じ、タイヤが高温に達する。この熱は、タイヤを構成するゴム部材の破損及びゴム部材間の剥離を招来する。破損及び剥離が生じたタイヤでは、走行は不可能である。パンク状態での長時間の走行が可能なランフラットタイヤ、換言すれば、熱に起因する破損及び剥離が生じにくいランフラットタイヤが望まれている。
特開2007−50854公報には、サイドウォールの表面に溝を備えたランフラットタイヤが開示されている。この溝を備えたサイドウォールの表面積は、大きい。従って、このタイヤの大気との接触面積は、大きい。大きな接触面積により、タイヤから大気への放熱が促進される。このタイヤは、昇温しにくい。
国際公開WO2007/32405公報には、サイド部に凸部を備えたランフラットタイヤが開示されている。この凸部は、タイヤの周りに乱流を発生させる。この乱流により、タイヤから大気への放熱が促進される。このタイヤは、昇温しにくい。
特開平8−337101号公報 特開2007−50854公報 国際公開WO2007/32405公報
特開2007−50854公報に開示されたランフラットタイヤでは、大きな表面積によって放熱が促進されるが、その効果は限定的である。国際公開WO2007/32405公報に開示されたランフラットタイヤでは、凸部の下流において空気が滞留するので、この凸部の下流における放熱は不十分である。不十分な放熱は、タイヤの耐久性を阻害する。従来のランフラットタイヤの、パンク状態での耐久性には、改善の余地がある。通常状態におけるタイヤの耐久性にも、改善の余地がある。
本発明の目的は、耐久性に優れた空気入りタイヤの提供にある。
本発明に係る空気入りタイヤは、
(1)曲率半径が互いに異なる複数の円弧を含むプロファイルを有するトレッド、
(2)それぞれが、このトレッドの端から半径方向略内向きに延びる一対のサイドウォール、
(3)このサイドウォールよりも半径方向略内側に位置する一対のビード、
(4)上記トレッド及びサイドウォールに沿っており、両ビードの間に架け渡されたカーカス
並びに
(5)半径方向において、トレッドの内側でかつカーカスの外側に位置する補強層
を備える。このタイヤは、そのサイド面に多数のディンプルを有する。
好ましくは、ディンプルの平面形状は、円である。好ましくは、ディンプルは円錐台形である。
好ましくは、ディンプルの直径は、6mm以上18mm以下である。好ましくは、ディンプルの深さは、0.5mm以上3.0mm以下である。
ディンプルの効果は、サイドウォールの軸方向内側に位置する支持層を有するタイヤ(すなわちサイド補強型ランフラットタイヤ)において顕著である。
ディンプルの効果は、いわゆるCTTプロファイルを有するタイヤにおいて顕著である。このタイヤでは、トレッド面の中心点TCから、この中心点TCからの軸方向距離がタイヤの半分の幅の90%である点P90までのプロファイルが、複数の円弧によって形成される。それぞれの円弧は、これに隣接する円弧と接する。それぞれの円弧の曲率半径は、これよりも軸方向内側の円弧の曲率半径よりも小さい。このプロファイルは、下記数式(1)から(4)を満たす。
0.05 < Y60/H ≦ 0.10 (1)
0.10 < Y75/H ≦ 0.2 (2)
0.2 < Y90/H ≦ 0.4 (3)
0.4 < Y100/H ≦ 0.7 (4)
この数式(1)から(4)において、Hはタイヤの高さを表し、Y60、Y75、Y90及びY100はそれぞれ中心点TCと点P60、点P75、点P90及び点P100との半径方向距離を表す。点P60、点P75、点P90及び点P100は、それぞれ中心点TCからの軸方向距離がタイヤの半分の幅の60%、75%、90%及び100%であるプロファイル上の点である。
本発明に係るタイヤでは、ディンプルにより、サイド面の大きな表面積が達成される。大きな表面積は、タイヤから大気への放熱を促進する。このディンプルはさらに、タイヤの周囲に乱流を発生させる。この乱流により、タイヤから大気への放熱が促進される。このタイヤでは、空気の滞留が生じにくい。このタイヤは、昇温しにくい。このタイヤでは、熱に起因するゴム部材の破損及びゴム部材間の剥離が生じにくい。このタイヤは、耐久性に優れる。
図1は、本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤの一部が示された断面図である。 図2は、図1のタイヤのサイドウォールの一部が示された拡大斜視図である。 図3は、図1のタイヤのディンプルが示された拡大平面図である。 図4は、図3のIV−IV線に沿った断面図である。 図5は、図1のタイヤの一部が示された断面図である。 図6は、本発明の他の実施形態に係るタイヤの一部が示された断面図である。 図7は、本発明のさらに他の実施形態に係るタイヤの一部が示された断面図である。 図8は、解析結果が示されたグラフである。 図9は、実験結果が示されたグラフである。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1において、上下方向が半径方向であり、左右方向が軸方向であり、紙面との垂直方向が周方向である。図1に示された空気入りタイヤ2(ランフラットタイヤ)は、図1中の一点鎖線Eqを中心としたほぼ左右対称の形状を呈する。この一点鎖線Eqは、タイヤ2の赤道面を表す。この図1において両矢印Hで示されているのは、基準線BL(後に詳説)からのタイヤ2の高さである。
このタイヤ2は、トレッド4、ウイング6、サイドウォール8、クリンチ部10、ビード12、カーカス14、支持層16、ベルト18、バンド20、インナーライナー22及びチェーファー24を備えている。ベルト18及びバンド20は、補強層を構成している。ベルト18のみから、補強層が構成されてもよい。バンド20のみから、補強層が構成されてもよい。
トレッド4は、半径方向外向きに凸な形状を呈している。トレッド4は、路面と接地するトレッド面26を形成する。トレッド面26には、溝28が刻まれている。この溝28により、トレッドパターンが形成されている。トレッド4は、キャップ層30とベース層32とを有している。キャップ層30は、架橋ゴムからなる。ベース層32は、他の架橋ゴムからなる。キャップ層30は、ベース層32の半径方向外側に位置している。キャップ層30は、ベース層32に積層されている。
サイドウォール8は、トレッド4の端から半径方向略内向きに延びている。このサイドウォール8は、架橋ゴムからなる。サイドウォール8は、カーカス14の外傷を防止する。サイドウォール8は、リブ34を備えている。リブ34は、軸方向外側に向かって突出している。パンク状態での走行のとき、このリブ34がリムのフランジ36と当接する。この当接により、ビード12の変形が抑制されうる。変形が抑制されたタイヤ2は、パンク状態での耐久性に優れる。
クリンチ部10は、サイドウォール8の半径方向略内側に位置している。クリンチ部10は、軸方向において、ビード12及びカーカス14よりも外側に位置している。クリンチ部10は、リムのフランジ36と当接している。
ビード12は、サイドウォール8の半径方向内側に位置している。ビード12は、コア38と、このコア38から半径方向外向きに延びるエイペックス40とを備えている。コア38はリング状であり、巻回された非伸縮性ワイヤー(典型的にはスチール製ワイヤー)を含む。エイペックス40は、半径方向外向きに先細りである。エイペックス40は、高硬度な架橋ゴムからなる。
図1において矢印Haで示されているのは、基準線BLからのエイペックス40の高さである。この基準線BLは、コア38の、半径方向における最も内側地点を通過する。この基準線BLは、軸方向に延びる。タイヤ2の高さHに対するエイペックス40の高さHaの比(Ha/H)は、0.1以上0.7以下が好ましい。比(Ha/H)が0.1以上であるエイペックス40は、パンク状態において車重を支持しうる。このエイペックス40は、パンク状態でのタイヤ2の耐久性に寄与する。この観点から、比(Ha/H)は0.2以上がより好ましい。比(Ha/H)が0.7以下であるタイヤ2は、乗り心地性に優れる。この観点から、比(Ha/H)は0.6以下がより好ましい。
カーカス14は、カーカスプライ42からなる。カーカスプライ42は、両側のビード12の間に架け渡されており、トレッド4及びサイドウォール8に沿っている。カーカスプライ42は、コア38の周りを、軸方向内側から外側に向かって折り返されている。この折り返しにより、カーカスプライ42には、主部44と折り返し部46とが形成されている。折り返し部46の端48は、ベルト18の直下にまで至っている。換言すれば、折り返し部46はベルト18とオーバーラップしている。このカーカス14は、いわゆる「超ハイターンアップ構造」を有する。超ハイターンアップ構造を有するカーカス14は、パンク状態におけるタイヤ2の耐久性に寄与する。このカーカス14は、パンク状態での耐久性に寄与する。
カーカスプライ42は、並列された多数のコードとトッピングゴムとからなる。各コードが赤道面に対してなす角度の絶対値は、45°から90°、さらには75°から90°である。換言すれば、このカーカス14はラジアル構造を有する。コードは、有機繊維からなる。好ましい有機繊維としては、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維が例示される。
支持層16は、サイドウォール8の軸方向内側に位置している。支持層16は、カーカス14とインナーライナー22とに挟まれてる。支持層16は、半径方向において、内向きに先細りであり外向きにも先細りである。この支持層16は、三日月に類似の形状である。支持層16は、高硬度な架橋ゴムからなる。タイヤ2がパンクしたとき、この支持層16が荷重を支える。この支持層16により、パンク状態であっても、タイヤ2はある程度の距離を走行しうる。このランフラットタイヤ2は、サイド補強型である。タイヤ2が、図1に示された支持層16の形状とは異なる形状を有する支持層を備えてもよい。
カーカス14のうち、支持層16とオーバーラップしている部分は、インナーライナー22と離れている。換言すれば、支持層16の存在により、カーカス14は湾曲されられている。パンク状態のとき、支持層16には圧縮荷重がかかり、カーカス14のうち支持層16と近接している領域には引張り荷重がかかる。支持層16はゴム塊なので、圧縮荷重に十分に耐えうる。カーカス14のコードは、引張り荷重に十分に耐えうる。支持層16とカーカスコードとにより、パンク状態でのタイヤ2の縦撓みが抑制される。縦撓みが抑制されたタイヤ2は、パンク状態での操縦安定性に優れる。
パンク状態での縦歪みの抑制の観点から、支持層16の硬度は60以上が好ましく、65以上がより好ましい。通常状態(タイヤ2に正規内圧が負荷された状態)の乗り心地性の観点から、硬度は90以下が好ましく、80以下がより好ましい。硬度は、「JIS K6253」の規定に準じ、タイプAのデュロメータによって測定される。図1に示された断面にこのデュロメータが押し付けられ、硬度が測定される。測定は、23℃の温度下でなされる。
支持層16の下端50は、エイペックス40の上端52よりも、半径方向において内側に位置している。換言すれば、支持層16はエイペックス40とオーバーラップしている。図1において矢印L1で示されているのは、支持層16の下端50とエイペックス40の上端52との半径方向距離である。距離L1は、5mm以上50mm以下が好ましい。距離L1がこの範囲であるタイヤ2では、均一な剛性分布が得られる。距離L1は10mm以上がより好ましい。距離L1は40mm以下がより好ましい。
支持層16の上端54は、ベルト18の端56よりも軸方向において内側に位置している。換言すれば、支持層16はベルト18とオーバーラップしている。図1において矢印L2で示されているのは、支持層16の上端54とベルト18の端56との軸方向距離である。距離L2は、2mm以上50mm以下が好ましい。距離L2がこの範囲であるタイヤ2では、均一な剛性分布が得られる。距離L2は5mm以上がより好ましい。距離L1は40mm以下がより好ましい。
パンク状態での縦歪みの抑制の観点から、支持層16の最大厚みは3mm以上が好ましく、4mm以上がより好ましく、7mm以上が特に好ましい。タイヤ2の軽量の観点から、最大厚みは、25mm以下が好ましく、20mm以下がより好ましい。
ベルト18は、カーカス14の半径方向外側に位置している。ベルト18は、カーカス14と積層されている。ベルト18は、カーカス14を補強する。ベルト18は、内側層58及び外側層60からなる。図1から明らかなように、内側層58の幅は、外側層60の幅よりも若干大きい。図示されていないが、内側層58及び外側層60のそれぞれは、並列された多数のコードとトッピングゴムとからなる。各コードは、赤道面に対して傾斜している。傾斜角度の絶対値は、通常は10°以上35°以下である。内側層58のコードの赤道面に対する傾斜方向は、外側層60のコードの赤道面に対する傾斜方向とは逆である。コードの好ましい材質は、スチールである。コードに、有機繊維が用いられてもよい。ベルト18の軸方向幅は、タイヤ2の最大幅W(後に詳説)の0.85倍以上1.0倍以下が好ましい。ベルト18が、3以上の層を備えてもよい。
バンド20は、ベルト18を覆っている。図示されていないが、このバンド20は、コードとトッピングゴムとからなる。コードは、螺旋状に巻かれている。このバンド20は、いわゆるジョイントレス構造を有する。コードは、実質的に周方向に延びている。周方向に対するコードの角度は、5°以下、さらには2°以下である。このコードによりベルト18が拘束されるので、ベルト18のリフティングが抑制される。コードは、有機繊維からなる。好ましい有機繊維としては、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維が例示される。
タイヤ2が、バンド20に代えて、ベルト18の端56の近傍のみを覆うエッジバンドを備えてもよい。タイヤ2が、バンド20と共に、エッジバンドを備えてもよい。
インナーライナー22は、カーカス14の内周面に接合されている。インナーライナー22は、架橋ゴムからなる。インナーライナー22には、空気遮蔽性に優れたゴムが用いられている。インナーライナー22は、タイヤ2の内圧を保持する。
図1に示されるように、このタイヤ2は、そのサイド面に多数のディンプル62を備えている。本発明においてサイド面とは、タイヤ2の外面のうち軸方向から目視されうる領域を意味する。典型的には、ディンプル62は、サイドウォール8の外面又はクリンチ部10の外面に形成される。
図2は、図1のタイヤ2のサイドウォール8の一部が示された拡大斜視図である。図2には、多数のディンプル62が示されている。それぞれのディンプル62の表面形状は、円である。本発明において表面形状とは、ディンプル62が無限遠から見られたときのディンプル62の輪郭の形状を意味する。図示されていないが、クリンチ部10にも、同様に円形のディンプル62が形成されている(図1参照)。サイドウォール8にのみ、ディンプル62が形成されてもよい。
図3は、図1のタイヤ2のディンプル62が示された拡大平面図である。図4は、図3のIV−IV線に沿った断面図である。図4では、ディンプル62の中心を通過し、タイヤ2の半径方向に対して垂直な平面に沿った断面が示されている。図4に示されるように、ディンプル62は凹陥している。サイド面のうちディンプル62以外の領域は、ランド64である。
ディンプル62を有するサイド面の表面積は、ディンプル62がないと仮定されたときのサイド面の表面積よりも大きい。このタイヤ2の大気との接触面積は、大きい。大きな接触面積により、タイヤ2から大気への放熱が促進される。
ディンプル62は、スロープ面66と底面68とを備えている。スロープ面66は、リング状である。底面68は、スロープ面66と連続している。底面68は、円形である。
図3において二点鎖線で示されているのは、タイヤ2の周りの空気の流れである。タイヤ2は、走行時に回転する。タイヤ2が装着された車両は、進行する。タイヤ2の回転と車両の進行とにより、ディンプル62を横切って空気が流れる。空気は、ランド64に沿って流れ、スロープ面66に沿ってディンプル62に流入する。この空気はディンプル62の中を流れ、下流のスロープ面66に沿って流れ、ディンプル62から流出する。空気はさらに、下流のランド64に沿って流れる。
図3に示されるように、ディンプル62に流入するとき、空気の流れに渦が生じる。換言すれば、ディンプル62の入口において乱流が生じる。パンク状態においてタイヤ2の走行が継続されると、支持層16の変形と復元とが繰り返される。この繰り返しにより、支持層16で熱が生じる。乱流は、この熱の大気への放出を促進する。このタイヤ2では、熱によるゴム部材の破損及びゴム部材間の剥離が抑制される。このタイヤ2は、パンク状態での長時間の走行が可能である。乱流は、通常状態(タイヤ2に正規内圧が負荷された状態)での放熱にも寄与する。ディンプル62は、通常状態でのタイヤ2の耐久性にも寄与する。運転者の不注意により、内圧が正規値よりも小さい状態で走行がなされることがある。この場合の耐久性にも、ディンプル62は寄与しうる。
渦を形成した空気は、ディンプル62の内部において、スロープ面66及び底面68に沿って流れる。この空気は、円滑にディンプル62から流出する。このタイヤ2では、凸部を有する従来のタイヤ及び溝を有する従来のタイヤに見られる滞留が生じにくい。従って、滞留によって放熱が阻害されることがない。このタイヤ2は、耐久性に極めて優れる。
このタイヤ2では、ディンプル62によって昇温が抑制されるので、支持層16が薄くても、パンク状態での長時間の走行が可能である。薄い支持層16により、タイヤ2の軽量が達成される。薄い支持層16により、転がり抵抗が抑制される。軽量でかつ転がり抵抗が小さなタイヤ2は、車両の低燃費に寄与する。さらに、薄い支持層16により、優れた乗り心地も達成される。
図4における二点鎖線Sgは、ディンプル62の一方のエッジEdから他方のエッジEdまで引かれた線分である。図4において矢印Diで示されているのは、線分Sgの長さであり、ディンプル62の直径である。直径Diは、2mm以上70mm以下が好ましい。直径Diが2mm以上であるディンプル62には十分に空気が流入するので、十分に乱流が発生する。このディンプル62により、タイヤ2の昇温が抑制される。この観点から、直径Diは4mm以上がより好ましく、5mm以上がさらに好ましく、6mm以上がさらに好ましく、8mm以上が特に好ましい。直径Diが70mm以下であるディンプル62を有するタイヤ2では、多数の箇所で乱流が発生しうる。さらに、直径Diが70mm以下であるディンプル62を有するタイヤ2では、サイド面の表面積が大きい。大きな表面積により、タイヤ2からの放熱が促進される。このディンプル62により、タイヤ2の昇温が抑制される。この観点から、直径Diは50mm以下がより好ましく、40mm以下がより好ましく、30mm以下がさらに好ましく、18mm以下が特に好ましい。非円形ディンプルの直径Diが決定される場合、この非円形ディンプルの面積と同一の面積を有する円形ディンプルが想定される。この円形ディンプルの直径が、非円形ディンプルの直径Diと定義される。
タイヤ2が、互いに直径Diの異なる2種以上のディンプル62を有してもよい。2種以上のディンプル62を有するタイヤ2では、ディンプルの平均直径は2mmが好ましく、4mm以上がより好ましく、5mm以上がさらに好ましく、6mm以上がさらに好ましく、8mm以上が特に好ましい。平均直径は、70mm以下が好ましく、50mm以下がより好ましく、40mm以下がより好ましく、30mm以下がさらに好ましく、18mm以下が特に好ましい。その直径Diが上記範囲内であるディンプルの数の、ディンプルの総数に対する比率は50%以上が好ましく、70%以上が好ましい。理想的には、この比率は100%である。
図4において矢印Deで示されているのは、ディンプル62の深さである。深さDeは、ディンプル62の最深部と線分Sgとの距離である。深さDeは、0.1mm以上7mm以下が好ましい。深さDeが0.1mm以上であるディンプル62では、十分な乱流が生じる。この観点から、深さDeは0.2mm以上がより好ましく、0.3mm以上がさらに好ましく、0.5mm以上がさらに好ましく、0.7mm以上がさらに好ましく、1.0mm以上が特に好ましい。深さDeが7mm以下であるディンプル62では、底において空気が滞留しにくい。さらに、ディンプル62の深さDeが7mm以下であるタイヤ2では、サイドウォール8、クリンチ部10等が十分な厚みを有する。この観点から、深さDeは4mm以下がより好ましく、3.0mm以下がさらに好ましく、2.0mm以下が特に好ましい。
タイヤ2が、互いに深さDeの異なる2種以上のディンプル62を有してもよい。2種以上のディンプル62を有するタイヤ2では、ディンプルの平均深さは0.1mm以上が好ましく、0.2mm以上がより好ましく、0.3mm以上がさらに好ましく、0.5mm以上がさらに好ましく、0.7mm以上がさらに好ましく、1.0mm以上が特に好ましい。平均深さは7mm以下が好ましく、4mm以下がより好ましく、3.0mm以下がさらに好ましく、2.0mm以下が特に好ましい。その深さDeが上記範囲内であるディンプルの数の、ディンプルの総数に対する比率は50%以上が好ましく、70%以上が好ましい。理想的には、この比率は100%である。
深さDeと直径Diとの比(De/Di)は、0.01以上0.5以下が好ましい。比(De/Di)が0.01以上であるディンプル62では、十分な乱流が生じる。この観点から、比(De/Di)は0.03以上がより好ましく、0.05以上が特に好ましい。比(De/Di)が0.5以下であるディンプル62では、底において空気が滞留しにくい。この観点から、比(De/Di)は0.4以下がより好ましく、0.3以下が特に好ましい。
ディンプル62の容積は、1.0mm以上400mm以下が好ましい。容積が1.0mm以上であるディンプル62では、十分な乱流が生じる。この観点から、容積は1.5mm以上がより好ましく、2.0mm以上が特に好ましい。容積が400mm以下であるディンプル62では、底において空気が滞留しにくい。さらに、ディンプル62の容積が400mm以下であるタイヤ2では、サイドウォール8、クリンチ部10等が十分な剛性を有する。この観点から、容積は300mm以下がより好ましく、250mm以下が特に好ましい。
全てのディンプル62の容積の合計値は、300mm以上5000000mm以下が好ましい。合計値が300mm以上であるタイヤ2では、十分な放熱がなされる。この観点から、合計値は600mm以上がより好ましく、800mm以上が特に好ましい。合計値が5000000mm以下であるタイヤ2では、サイドウォール8、クリンチ部10等が十分な剛性を有する。この観点から、容積は1000000mm以下がより好ましく、500000mm以下が特に好ましい。
ディンプル62の面積は、3mm以上4000mm以下が好ましい。面積が3mm以上であるディンプル62では、十分な乱流が生じる。この観点から、面積は12mm以上がより好ましく、20mm以上が特に好ましい。ディンプル62の容積が4000mm以下であるタイヤ2では、サイドウォール8、クリンチ部10等が十分な強度を有する。この観点から、面積は2000mm以下がより好ましく、1300mm以下が特に好ましい。本発明においてディンプル62の面積は、ディンプル62の輪郭に囲まれた領域の面積を意味する。円形ディンプル62の場合は、下記数式によって面積Sが算出される。
S = (Di / 2) * π
本発明においてディンプル62の占有率Yは、下記数式によって算出される。
Y = (S1 / S2) * 100
この数式において、S1は基準領域に含まれるディンプル62の面積であり、S2はディンプル62がないと仮定されたときの基準領域の表面積である。基準領域は、サイド面のうち、基準線BLからの高さがタイヤ2高さHの20%以上80%以下である領域である。占有率Yは、10%以上85%以下が好ましい。占有率Yが10%以上であるタイヤ2では、十分な放熱がなされる。この観点から、占有率Yは30%以上がより好ましく、40%以上が特に好ましい。占有率Yが85%以下であるタイヤ2では、ランド64が十分な耐摩耗性を有する。この観点から、占有率Yは80%以下がより好ましく、75%以下が特に好ましい。
隣接するディンプル62同士の間隔は、0.05mm以上20mm以下が好ましい。間隔が0.05mm以上であるタイヤ2では、ランド64が十分な耐摩耗性を有する。この観点から、間隔は0.10mm以上がより好ましく、0.2mm以上が特に好ましい。間隔が20mm以下であるタイヤ2では、多数の箇所で乱流が発生しうる。この観点から、間隔は15mm以下がより好ましく、10mm以下が特に好ましい。
ディンプル62の総数は、50個以上5000個以下が好ましい。総数が50個以上であるタイヤ2では、多数の箇所で乱流が発生しうる。この観点から、総数は100個以上がより好ましく、150個以上が特に好ましい。総数が5000個以下であるタイヤ2では、個々のディンプル62が十分なサイズを有しうる。この観点から、総数は2000個以下がより好ましく、1000個以下が特に好ましい。総数及びディンプルのパターンは、タイヤのサイズ及びサイド部の面積に応じて適宜決定されうる。
タイヤ2が、円形ディンプル62に代えて、又は円形ディンプル62と共に、非円形ディンプルを有してもよい。典型的な非円形ディンプルの平面形状は、多角形である。タイヤ2が、その平面形状が楕円又は長円であるディンプルを有してもよい。タイヤ2が、その平面形状が涙形(ティアドロップタイプ)であるディンプルを有してもよい。タイヤ2が、ディンプルと共に凸部を有してもよい。
タイヤ2は回転するので、ディンプルに対する空気の流れ方向は、一定ではない。従って、このタイヤ2には、方向性を有さないディンプル62、すなわちその平面形状が円であるディンプル62が最も好ましい。タイヤ2の回転方向が考慮され、方向性を有するディンプルが配置されてもよい。
本発明において、「ディンプル」は、従来のタイヤにみられる溝とは明確に区別されうる。溝は、幅に対する長さが大きい。溝を有するタイヤでは、空気の滞留が生じやすい。一方ディンプルは、短径に対する長径の比が小さい。従って、ディンプルを有するタイヤでは、空気の滞留が生じにくい。短径に対する長径の比は3.0以下が好ましく、2.0以下がより好ましく、1.5以下が特に好ましい。円形ディンプルでは、この比は1.0である。長径とは、ディンプルが無限遠から見られたときの輪郭内に画かれうる最長線分の長さである。短径は、この最長線分と直交する方向におけるディンプルのサイズである。
図2に示されるように、このタイヤ2では、多数のディンプル62が千鳥状に配置されている。従って、1個のディンプル62に6個のディンプル62が隣接している。この配置がなされたタイヤ2では、乱流の発生箇所が均一に分布する。このタイヤ2では、サイド面から均一に熱が放出される。この配置は、冷却効果に優れる。多数のディンプル62がランダムに配置されてもよい。
図4に示されるように、ディンプル62の断面形状は台形である。換言すれば、ディンプル62の形状は円錐台形である。このディンプル62では、深さDeの割には容積が大きい。従って、十分な容積と小さな深さDeとが両立されうる。小さな深さDeが設定されることにより、サイドウォール8、クリンチ部10等が、ディンプル62の直下において十分な厚みを有しうる。このディンプル62は、サイド面の剛性に寄与しうる。
図4において符号αで示されているのは、スロープ面66の角度である。角度αは、10°以上70°以下が好ましい。角度αが10°以上であるディンプル62では、十分な容積と小さな深さDeとが両立されうる。この観点から、角度αは20°以上がより好ましく、25°以上が特に好ましい。角度αが70°以下であるディンプル62では、空気が円滑に流れる。この観点から、角度は60°以下がより好ましく、55°以下が特に好ましい。
図4において矢印Dbで示されているのは、底面68の直径である。直径Dbと直径Diとの比(Db/Di)は0.40以上0.95以下が好ましい。比(Db/Di)が0.40以上であるディンプル62では、十分な容積と小さな深さDeとが両立されうる。この観点から、比(Db/Di)は0.55以上がより好ましく、0.65以上が特に好ましい。比(Db/Di)が0.95以下であるディンプル62では、空気が円滑に流れる。この観点から、比(Db/Di)は0.85以下がより好ましく、0.80以下が特に好ましい。
図5は、図1のタイヤ2の一部が示された断面図である。図5には、トレッド4、ウイング6及びサイドウォール8が示されている。トレッド4からウイング6を経てサイドウォール8に至る表面の形状は、プロファイルと称される。プロファイルは、溝28、ディンプル62等の凹凸がないと仮定されて決定される。図5において矢印W/2で示されているのは、タイヤ2の幅Wの半分である。幅Wは、リブ34(図1参照)を除いて、軸方向で最も外側にある点P100が基準とされて決定される。プロファイルは、中心点TCから点P100に至っている。図5において、点P60、点P75及び点P90は、それぞれ、点TCからの軸方向距離がタイヤ2の半分の幅(W/2)の60%、75%及び90%であるプロファイル上の点を表す。
このタイヤ2は、CTTプロファイルを有している。このCTTプロファイルでは、中心点TCから点P90の間において、その曲率半径が徐々に減少している。CTTプロファイルは、典型的には、インボリュート曲線に基づいて決定される。CTTプロファイルが、インボリュート曲線に近似された多数の円弧から構成される部位を備えてもよい。図5に示されたタイヤ2では、中心点TCから点P90の間において、プロファイルが、インボリュート曲線に近似された多数の円弧から構成されている。円弧の数は3以上が好ましく、5以上がより好ましい。他の関数曲線に依拠して、CTTプロファイルが決定されてもよい。
CTTプロファイルが、関数曲線に近似された多数の円弧を備える場合、それぞれの円弧は、これに隣接する円弧と接する。それぞれの円弧の曲率半径は、これよりも軸方向内側にある円弧の曲率半径よりも小さい。
図5において、Y60は点TCと点P60との半径方向距離を表し、Y75は点TCと点P75との半径方向距離を表し、Y90は点TCと点P90との半径方向距離を表し、Y100は点TCと点P100との半径方向距離を表す。このCTTプロファイルは、下記数式(1)から(4)を満たす。
0.05 < Y60/H ≦ 0.10 (1)
0.10 < Y75/H ≦ 0.2 (2)
0.2 < Y90/H ≦ 0.4 (3)
0.4 < Y100/H ≦ 0.7 (4)
このCTTプロファイルは、タイヤ2の諸性能に寄与する。このプロファイルでは、タイヤ2に正規荷重の80%が付加されたときの接地幅は、タイヤ2の最大幅Wの0.50倍以上0.65倍以下である。
CTTプロファイルを備えたタイヤ2では、接地面の適正な形状が得られる。この接地面により、優れた乗り心地性が得られる。CTTプロファイルを備えたタイヤ2では、通常状態での走行時に繰り返される支持層16の変形が、大きい。このタイヤ2では、熱が生じやすい。このタイヤ2において、ディンプル62による放熱が特に顕著な効果を発揮する。
上記サイズ、形状及び総数を有するディンプル62は、種々のサイズのタイヤにおいてその効果を発揮する。乗用車タイヤの場合、幅が100mm以上350mm以下であり、偏平率が30%以上100%以下であり、リム径が10インチ以上25インチ以下である場合において、上記ディンプル62は効果を発揮する。
このタイヤ2の製造では、複数のゴム部材がアッセンブリーされて、ローカバー(未加硫タイヤ)が得られる。このローカバーが、モールドに投入される。ローカバーの外面は、モールドのキャビティ面と当接する。ローカバーの内面は、ブラダー又は中子に当接する。ローカバーは、モールド内で加圧及び加熱される。加圧及び加熱により、ローカバーのゴム組成物が流動する。加熱によりゴムが架橋反応を起こし、タイヤ2が得られる。そのキャビティ面にピンプルを有するモールドが用いられることにより、タイヤ2にディンプル62が形成される。
タイヤ2の各部位の寸法及び角度は、特に言及のない限り、タイヤ2が正規リムに組み込まれ、正規内圧となるようにタイヤ2に空気が充填された状態で測定される。測定時には、タイヤ2には荷重がかけられない。本明細書において正規リムとは、タイヤ2が依拠する規格において定められたリムを意味する。JATMA規格における「標準リム」、TRA規格における「Design Rim」、及びETRTO規格における「Measuring Rim」は、正規リムである。本明細書において正規内圧とは、タイヤ2が依拠する規格において定められた内圧を意味する。JATMA規格における「最高空気圧」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に掲載された「最大値」、及びETRTO規格における「INFLATION PRESSURE」は、正規内圧である。但し、乗用車タイヤ2の場合、内圧が180kPaの状態で、寸法及び角度が測定される。
図6は、本発明の他の実施形態に係るタイヤの一部が示された断面図である。図6には、ディンプル72の近傍が示されている。このタイヤの、ディンプル72以外の構成は、図1に示されたタイヤ2の構成と同等である。
このディンプル72の平面形状は、円である。このディンプル72の断面形状は、円弧状である。換言すれば、このディンプル72は、球の一部である。このタイヤでは、ディンプル72からの空気の流出が円滑である。このディンプル72では、空気の滞留が抑制される。このタイヤでは、十分な放熱がなされる。
図6において矢印Rで示されているのは、ディンプル72の曲率半径である。曲率半径Rは、3mm以上200mm以下が好ましい。曲率半径Rが3mm以上であるディンプル72では、空気が円滑に流れる。この観点から、曲率半径Rは5mm以上がより好ましく、7mm以上が特に好ましい。曲率半径Rが200mm以下であるディンプル72では、十分な容積が達成されうる。この観点から、曲率半径Rは100mm以下がより好ましく、50mm以下が特に好ましい。このディンプル72の、直径Di、深さDe、容積、面積、比(De/Di)等の仕様は、図4に示されたディンプル62のそれらと同等である。
図7は、本発明のさらに他の実施形態に係るタイヤの一部が示された断面図である。図7には、ディンプル74の近傍が示されている。このタイヤの、ディンプル74以外の構成は、図1に示されたタイヤ2の構成と同等である。
このディンプル74の平面形状は、円である。このディンプル74は、第一曲面76と第二曲面78とを備えている。第一曲面76は、リング状である。第二曲面78は、碗状である。図7において符号Pbで示されているのは、第一曲面76と第二曲面78との境界点である。第二曲面78は、境界点Pbにおいて、第一曲面76と接している。このディンプル74は、いわゆるダブルラジアスタイプである。このディンプル74の、直径Di、深さDe、容積、面積、比(De/Di)等の仕様は、図4に示されたディンプル62のそれらと同等である。
図7において、矢印R1で示されているのは第一曲面76の曲率半径であり、矢印R2で示されているのは第二曲面78の曲率半径である。曲率半径R1は、曲率半径R2よりも小さい。曲率半径R1と曲率半径R2との比(R1/R2)は、0.1以上0.8以下が好ましい。比(R1/R2)が0.1以上であるディンプル74では、空気が円滑に流れる。この観点から、比(R1/R2)は0.2以上がより好ましく、0.3以上が特に好ましい。比(R1/R2)が0.8以下であるディンプル74では、十分な容積と小さな深さDeとが両立されうる。この観点から、比(R1/R2)は0.7以下がより好ましく、0.6以下が特に好ましい。
図7において矢印D2で示されているのは、第二曲面78の直径である。直径D2と直径Diとの比(D2/Di)は0.40以上0.95以下が好ましい。比(D2/Di)が0.40以上であるディンプル74では、十分な容積と小さな深さDeとが両立されうる。この観点から、比(D2/Di)は0.55以上がより好ましく、0.65以上が特に好ましい。比(D2/Di)が0.95以下であるディンプル74では、空気が円滑に流れる。この観点から、比(D2/Di)は0.85以下がより好ましく、0.80以下が特に好ましい。
[解析例1]
[モデル1]
第一ゴムシートと第二ゴムシートとが積層され、第二ゴムシートの表面に図2から4に示されたディンプルが形成されたモデルを作成した。第一ゴムシート及び第二ゴムシートの厚みは、それぞれ10mmである。ディンプルの仕様は、下記の通りである。
直径Di:7.8mm
直径Db:5.8mm
深さDe:1.0mm
ディンプル同士の中心間距離:8.0mm
[モデル2]
ディンプルに代えて、凸条が形成された以外はモデル1と同様のモデル2を作成した。凸条の仕様は、下記の通りである。
高さ:3.0mm
幅:2.0mm
凸条同士の距離:30.0mm
[モデル3]
ディンプルが形成されていないこと以外はモデル1と同様のモデル3を作成した。
上記モデル1から3を用い、コンピュータシミュレーションにより、本発明の効果を確認した。解析に用いられたゴム物性値は、以下の通りである。
密度:1100kg/m
熱伝導率:0.35W/m・K
比熱:1350J/(kg・K)
解析に用いられた空気の物性値は、以下の通りである。
密度:1.205kg/m
粘性係数:1.81*10−5 Pa・s
熱伝導率:2.637*10−2 W/m・K
比熱:1006J/(kg・K)
解析の条件は、以下の通りである。
大気の温度:20℃
空気の平均速度:33.3m/s
第一ゴムシートの下面から15cm離れた箇所での空気の温度:100℃
第一ゴムシートにおける発熱量:2.0*10W/m
この解析の結果が、下記の表1に示されている。
Figure 0005254126
表1に示されるように、モデル1では各部位の温度が低い。これは、ディンプルによって放熱が促進されるからである。
[解析例2]
[モデル4]
ディンプルの仕様を下記の通りとした他はモデル1と同様にして、モデル4を作成した。
直径Di:5mm
深さDe:1.00mm
角度α:45°
ディンプル同士の間隔:3.0mm
[モデル5から30]
ディンプルの仕様を下記の表2及び表3に示される通りとした他はモデル4と同様にして、モデル5から30を作成した。
[モデル31]
ディンプルが形成されていないこと以外はモデル4と同様のモデル3を作成した。
解析例1と同様の方法でシミュレーションを行い、第二ゴムシートの表面温度を求めた。モデル31の表面温度との差を、算出した。この結果が、下記の表2及び3並びに図8に示されている。
Figure 0005254126
Figure 0005254126
表2及び3に示されるように、モデル4から30の表面温度は、モデル31の表面温度よりも低い。これは、ディンプルによって放熱が促進されるからである。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例1]
図2から4に示されるディンプルを備えたタイヤを得た。ディンプルの仕様は、以下の通りである。
直径Di:8mm
深さDe:1.0mm
角度α:45°
ディンプルの総数:200
このタイヤのサイズは、「245/40R18」である。
[実施例2から9]
ディンプルの仕様を下記表4に示される通りとした他は実施例1と同様にして、実施例2から9のタイヤを得た。
[比較例1]
ディンプルを設けなかった他は実施例1と同様にして、比較例1のタイヤを得た。
[走行試験]
タイヤを「18×8.5J」のリムに組み込み、このタイヤに内圧が230kPaとなるように空気を充填した。このタイヤを、排気量が4300ccであり、フロントエンジン−リアドライブの乗用車の左後のホイールに装着した。このタイヤのバルブコアを抜き取り、タイヤの内部を大気と連通させた。この乗用車の、左前、右前及び右後のホイールには、内圧が230kPaであるタイヤを装着した。ドライバーに、この乗用車を、テストコースで80km/hの速度で運転させた。タイヤが破壊するまでの走行距離を測定した。この結果が、指数として、下記の表4に示されている。実施例1及び比較例1のタイヤにおける、走行距離と表面温度との関係が、図9に示されている。
Figure 0005254126
表4に示されるように、各実施例のタイヤの走行距離は、比較例1のそれよりも大きい。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
ディンプルによる放熱効果は、ランフラットタイヤ以外のタイヤでも得られる。本発明に係る空気入りタイヤは、種々の車両に装着されうる。
2・・・タイヤ
4・・・トレッド
8・・・サイドウォール
10・・・クリンチ部
12・・・ビード
14・・・カーカス
16・・・支持層
18・・・ベルト
20・・・バンド
62、72、74・・・ディンプル
64・・・ランド
66・・・スロープ面
68・・・底面
76・・・第一曲面
78・・・第二曲面

Claims (6)

  1. 曲率半径が互いに異なる複数の円弧を含むプロファイルを有するトレッド、
    それぞれがこのトレッドの端から半径方向略内向きに延びる一対のサイドウォール、
    このサイドウォールよりも半径方向略内側に位置する一対のビード、
    上記トレッド及びサイドウォールに沿っており、両ビードの間に架け渡されたカーカス
    並びに
    半径方向において、トレッドの内側でかつカーカスの外側に位置する補強層
    を備えており、
    そのサイド面に多数のディンプルを有しており、
    上記ディンプルが、リング状であるスロープ面とこのスロープ面に連続しており円形である底面とを備えた円錐台形である空気入りタイヤ。
  2. 上記ディンプルの直径が6mm以上18mm以下である請求項1に記載のタイヤ。
  3. 上記ディンプルの深さが0.5mm以上3.0mm以下である請求項1又は2に記載のタイヤ。
  4. 上記サイドウォールの軸方向内側に位置する支持層をさらに備えた請求項1から3のいずれかに記載のタイヤ。
  5. 上記トレッド面の中心点TCから、この中心点TCからの軸方向距離がタイヤの半分の幅の90%である点P90までのプロファイルが、複数の円弧によって形成されており、
    それぞれの円弧が、これに隣接する円弧と接しており、
    それぞれの円弧の曲率半径が、これよりも軸方向内側の円弧の曲率半径よりも小さく、 このプロファイルが、下記数式(1)から(4)を満たす請求項1から4のいずれかに記載のタイヤ。
    0.05 < Y60/H ≦ 0.10 (1)
    0.10 < Y75/H ≦ 0.2 (2)
    0.2 < Y90/H ≦ 0.4 (3)
    0.4 < Y100/H ≦ 0.7 (4)
    (この数式(1)から(4)において、Hはタイヤの高さを表し、Y60、Y75、Y90及びY100はそれぞれ中心点TCと点P60、点P75、点P90及び点P100との半径方向距離を表す。点P60、点P75、点P90及び点P100は、それぞれ中心点TCからの軸方向距離がタイヤの半分の幅の60%、75%、90%及び100%であるプロファイル上の点である。)
  6. 記底面に対する上記スロープ面の角度が10°以上70°以下である請求項1から5のいずれかに記載のタイヤ。
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