JP3564986B2 - 自動車のベルトリトラクタ取付構造 - Google Patents

自動車のベルトリトラクタ取付構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のシートベルト装置のベルトリトラクタの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は、従来の自動車のシートベルト装置のベルトリトラクタの取付構造を示すもので、1は車両前後方向に延在するサイドシルインナで、該シルインナ1は断面略横向きハット形で、その上,下フランジ1a,1aを、上下方向に延びる車室側の車体パネルであるピラーインナ2の側面に接合してある。
【0003】
このピラーインナ2の下部にはシートベルトを巻取り,巻戻しするベルトリトラクタ3を収容する凹部として開口部4を形成してある。
【0004】
ベルトリトラクタ3のハウジング3aの下側には、固定用ブラケット5を下方に向け突出配置してある。
【0005】
この固定用ブラケット5は、その下端に車体への取付ボルト6のナット7を接合配置する一方、上端にフック5aを曲折形成してある。
【0006】
8は前記固定用ブラケット5を車体にアンカするアンカブラケットで、該アンカブラケット8はピラーインナ2の側面の開口部4近傍に接合し、その上側中央に前述の固定用ブラケット5のフック5aと係合する切欠部8aを形成してある。
【0007】
ベルトリトラクタ3の具体的な取付としては、固定用ブラケット5の上端のフック5aを、アンカブラケット8の上側中央の切欠部8aに係合し、ベルトリトラクタ3を前述の係合部を支点にピラーインナ2の開口部4内に回転収容して、固定用ブラケット5をアンカブラケット8の開口部4に面した側面に重合させ、該アンカブラケット8に設けたボルト挿入孔8bに車室側から取付ボルト6を挿入し、固定用ブラケット5の下端のナット7に螺合,締結して、アンカブラケット8に固定用ブラケット5を結合して、ベルトリトラクタ3を車体に固定するようにしてある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の構造によれば、ベルトリトラクタ3をピラーインナ2の下部に設けた開口部4に収容して、該ベルトリトラクタ3のハウジング下側に設けた固定用ブラケット5を、アンカブラケット8の開口部4に面した側面に重合して、車室側から取付ボルト6によりアンカブラケット8に締結固定しようとすると、取付ボルト6を挿入し、取付工具等で押しつける力Fにより、アンカブラケット8の切欠部8aと固定用ブラケット5のフック5aの係合部分を支点としてベルトリトラクタ3が回転して、固定用ブラケット5の下端のナット7が前記取付ボルト6から逃げてしまうため、取付作業時に作業者がベルトリトラクタを手などで押さえたりしなければならないという不具合があった(図4参照)。
【0009】
そこで本発明は、ベルトリトラクタの固定用ブラケットをアンカブラケット部に締結して固定する際、ベルトリトラクタが回転して逃げてしまうようなことがなく、取付作業性を格段に向上することのできるベルトリトラクタ取付構造を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1にあっては、車室側の車体パネルに設けた凹部にシートベルトを巻取り,巻き戻しするベルトリトラクタを配設し、該ベルトリトラクタのハウジングの下側に下方に向けて突出配置した固定用ブラケットを車体パネルの凹部近傍に設けたアンカブラケット部の凹部側に面した側面に重合して接続するようにした構造であって、固定用ブラケットにフック部を設けて、前記アンカブラケット部の上側に該フック部を係合させてベルトリトラクタを車体パネルの凹部に収容すると共に、ベルトリトラクタのハウジングの上側に上方に向けて突出する仮止め用ブラケットを設けて、該仮止め用ブラケットの上端部を該フック部と前記アンカブラケット部上側との係合部より上方位置で車体パネルの前記凹部の上縁部近傍に固定して、前記固定用ブラケットをアンカブラケットに接続し、さらに、車体パネルに仮止め用ブラケットを収容するブラケット受容部を凹設したことを特徴としている。
【0011】
請求項2にあっては、請求項1に記載のアンカブラケット部の上側に前記フック部と係合する切欠部を設けたことを特徴としている。
【0012】
請求項3にあっては、請求項1,2に記載のアンカブラケット部の上側端部に前記フック部と係合し、ベルトリトラクタを取付位置に摺動ガイドするガイド部を設けたことを特徴としている。
【0013】
請求項4にあっては、請求項3に記載のアンカブラケット部の上側端部の前記ガイド部の後端に上方に向けて突設した縦壁部を設定したことを特徴としている。
【0014】
請求項5にあっては、請求項1〜4に記載のアンカブラケットの上側部を車両中央側に向けて曲折成形したことを特徴としている。
【0015】
請求項6にあっては、請求項1〜5に記載の仮止め用ブラケットの上端を車体パネルに仮止め固定する仮止め点の上側位置に、仮止め用ブラケットと車体パネルとに相互に係合する第2の仮止め手段を設定したことを特徴としている。
【0016】
請求項7にあっては、請求項1〜6に記載の車体パネルの仮止め用ブラケット配設部分に車両の前後方向に伸びる補強用ビードを設けたことを特徴としている。
【0018】
請求項にあっては、請求項に記載の補強用ビードをブラケット受容部から車体パネルの一般面に亘って設けたことを特徴としている。
【0019】
【発明の効果】
請求項1によれば、車室側の車体パネルに設けた凹部にシートベルトを巻取り,巻き戻しするベルトリトラクタを配設し、該ベルトリトラクタのハウジングの下側に下方に向けて突出配置した固定用ブラケットを車体パネルの凹部近傍に設けたアンカブラケット部の凹部側に面した側面に重合して接続するようにした構造であって、固定用ブラケットにフック部を設けて、前記アンカブラケット部の上側に該フック部を係合させてベルトリトラクタを車体パネルの凹部に収容すると共に、ベルトリトラクタのハウジングの上側に上方に向けて突出する仮止め用ブラケットを設けて、該仮止め用ブラケットの上端部を車体パネルの前記凹部の上縁部近傍に固定して、前記固定用ブラケットをアンカブラケットに接続するようにしてあるため、アンカブラケットに設けたボルト挿入孔に車室側から取付ボルトを挿入し、アンカブラケットと固定用ブラケットとをボルト・ナット固定しても、工具等による取付ボルトの押しつけ力に固定用ブラケットが十分に対抗できるので、ベルトリトラクタが回転してその下端のナットが逃げるようなことがなく、確実にベルトリトラクタを取り付けることができて、取付作業性を格段に向上することができる。また、車体パネルに仮止め用ブラケットを収容するブラケット受容部を凹設してあるため、車体パネルの仮止め用ブラケットの配設部分のパネル剛性を高めることができる。
【0020】
請求項2によれば、請求項1の効果に加えて、アンカブラケット部の上側に前記フック部と係合する切欠部を設けてあるため、ベルトリトラクタの下側の固定用ブラケットの位置決めをすることができる。
【0021】
請求項3によれば、請求項1,2の効果に加えて、アンカブラケット部の上側端部に前記フック部と係合し、ベルトリトラクタを取付位置に摺動ガイドするガイド部を設けてあるため、手探りによる取付作業時にもフック部をこのガイド部に係合し摺動ガイドさせることによって確実にベルトリトラクタを配設位置に取り付けることが出来る。
【0022】
請求項4によれば、請求項3の効果に加えて、アンカブラケット部の上側端部の前記ガイド部の後端に上方に向けて突設した縦壁部を設定してあるため、ベルトリトラクタの下側の固定用ブラケットの位置決めを容易に行うことができる。
【0023】
請求項5によれば、請求項1〜4の効果に加えて、アンカブラケットの上側部を車両中央側に向けて曲折成形してあるため、ベルトリトラクタを車体パネルの凹部に挿入する際、該ベルトリトラクタの下部とアンカブラケットの上側端部とが干渉するのを回避することが出来る。
【0024】
請求項6によれば、請求項1〜5の効果に加えて、仮止め用ブラケットの上端を車体パネルに仮止め固定する仮止め点の上側位置に、仮止め用ブラケットと車体パネルとに相互に係合する第2の仮止め手段を設定してあるため、仮止め用ブラケットの上端を仮止めする際の位置決めが容易にできると共に、上端の仮止め点と、この第2の仮止めとの2点で仮止めするため、ベルトリトラクタ下側の固定用ブラケットの位置決めを確実かつ、容易にすることができる。
【0025】
請求項7によれば、請求項1〜6の効果に加えて、車体パネルの仮止め用ブラケット配設部分に車両の前後方向に伸びる補強用ビードを設けてあるため、この補強用ビードにより車体パネルの仮止め用ブラケット配設部分のパネル剛性を高めることができる。
【0027】
請求項によれば、請求項の効果に加えて、補強用ビードをブラケット受容部から車体パネルの一般面に亘って設けてあるため、車体パネルに仮止め用ブラケットを収容するブラケット受容部のパネル剛性をさらに高めることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面と共に前記従来の構成と同一部分に同一符号を付して詳述する。
【0029】
図1,2において、1は車両前後方向に延在するサイドシルインナで、該シルインナ1は断面略横向きハット形で、その上,下フランジ1a,1aを、上下方向に延びる車室側の車体パネルであるピラーインナ2の側面に接合してある。
【0030】
このピラーインナ2の下部には、シートベルトを巻取り,巻戻しするベルトリトラクタ3を収容する凹部として開口部4を形成してある。
【0031】
ベルトリトラクタ3のハウジング3aの下側には、その下端に車体への取付ボルト6のナット7を接合配置した固定用ブラケット5を下方に向け突出配置してある一方、その上側に仮止め用ブラケット11を上方に向け突出配置してある。
【0032】
この仮止め用ブラケット11は、その上端の仮止め点11aでビス12によりピラーインナ2の後述するブラケット受容部16に止着してある。
【0033】
また、固定用ブラケット5の略中央部分には後述するアンカブラケット8の上側端部に係合するフック部5aを設けてある。
【0034】
8は前記固定用ブラケット5を車体にアンカするアンカブラケットで、該アンカブラケット8はピラーインナ2の側面の開口部4近傍に配設され、その略中央部分にベルトリトラクタ3の固定用ブラケット5を固定する取付ボルト6を挿入するボルト挿入孔8bを設定してある。
【0035】
このアンカブラケット8は車体骨格部材であるサイドシルインナ1とピラーインナ2とに亘って架設して、その前部をピラーインナ2の開口部4から離れた前側の側面に、および後部をサイドシルインナ1の側面にそれぞれボルト13,14で締結固定して、ベルト入力を2つの車体骨格部材に分散させてベルトリトラクタ3の支持剛性を高めるようにしてある。
【0036】
本実施形態では、このアンカブラケット8に前記フック部5aと係合する切欠部8aを形成すると共に、該フック部5aと係合して摺動ガイドするガイド部8c、および、ガイド部8cの後端に上方に向けて突設した縦壁部8dから成る位置決め手段9を形成してある。
【0037】
また、更にこれらアンカブラケット8の上側部を車両内側に向けて曲折成形してある。
【0038】
一方、仮止め用ブラケット11の上端の仮止め点11aの上側位置に、仮止め用ブラケット11とピラーインナ2とに相互に係合する第2の仮止め手段15として、ロケートピン15aを仮止め用ブラケット11に、およびロケート孔15bをピラーインナ2に設けてある。
【0039】
また、ピラーインナ2の開口部4の上側に位置する仮止め用ブラケット11の配設部分に、該仮止め用ブラケット11を収容するブラケット受容部16を凹設してあって、前述の補強用ビード10はこのブラケット受容部16からその前後のピラーインナ2の一般面に亘って、前後方向に設けてある。
【0040】
特に本実施形態では、この補強用ビード10を上下2本適宜の間隔をあけてピラー内部に向けて膨出成形して面剛性を高めるようにしてある。
【0041】
従って、前記ベルトリトラクタ3は具体的な取り付けは、先ずベルトリトラクタ3の下側の固定用ブラケット5に設けたフック部5aをアンカブラケット8上側のガイド部8cに係合させ、縦壁部8dまで摺動させて該フック部5aを切欠部8aに落とし込んで係合させる。
【0042】
次に、ベルトリトラクタ3をこれら切欠部8aとフック部5aとの係合部を支点としてピラーインナ2の開口部4に回転収容し、ハウジング3aの上側に設けた仮止め用ブラケット11をピラーインナ2のブラケット受容部16に収容して、上端の仮止め点11aをビス12でピラーインナ2に止着する。
【0043】
このように、仮止め用ブラケット11の上端をビス12によりピラーインナ2に止着することによって、ベルトリトラクタ3の下側の固定用ブラケット5がアンカブラケット8の開口部4に面した側面に圧接するようになるから、該アンカブラケット8の略中央部分に設けたボルト挿入孔8bに車室側から挿入した取付ボルト6を固定用ブラケット5の下端のナット7に螺合,締結して、ベルトリトラクタ3をアンカブラケット7を介して車体に固定することができる。
【0044】
なお、図1中、17は車幅方向に配設されたサードクロスメンバを示している。
【0045】
以上のように本実施形態の構造によれば、固定用ブラケット5の上端にフック部5aを設けて、前記アンカブラケット部8の上側に該フック部5aを係合させ、この係合部を支点としてベルトリトラクタ3をピラーインナ2の開口部4に回転収容すると共に、ベルトリトラクタ3のハウジング3aの上側に上方に向けて突出する仮止め用ブラケット11を設けて、該仮止め用ブラケット11の上端部を前記開口部4の上縁部近傍に仮止め固定して、前記固定用ブラケット5をアンカブラケット8の開口部4に面した側面に圧接するようにしてあるため、アンカブラケット8に設けたボルト挿入孔8bに車室側から取付ボルト6を挿入し、アンカブラケット8と固定用ブラケット5とをボルト・ナット固定しても、工具等による取付ボルト6の押しつけ力Fに固定用ブラケット5が十分に対抗できるので、ベルトリトラクタ3が回転してその下端のナット7が逃げるようなことがなく、確実にベルトリトラクタ3を取り付けることができて、取付作業性を格段に向上することができる。
【0046】
特に本実施形態では、このアンカブラケット8の上側に前記フック部5aと係合する切欠部8aを形成すると共に、該フック部5aと係合して摺動ガイドするガイド部8c、および、ガイド部8cの後端に上方に向けて突設した縦壁部8dから成る位置決め手段9を形成してあるため、アンカブラケット部8の上側に前記フック部5aと係合する切欠部8aを設けてあるため、ベルトリトラクタ3下側の固定用ブラケット5の位置決めを確実かつ、容易にすることができる。
【0047】
しかも、位置決めされた後では前記切欠部8aとフック部5aとが確実に係合し前後への移動を規制するため、仮止め用ブラケット11をビス12で締結固定する際、回転方向に働く締め付けトルクにも十分に対抗して位置決めを徹底させることが出来る。
【0048】
また、これらアンカブラケット8の上側部を車両中央側に向けて曲折成形してあるため、ベルトリトラクタ3をピラーインナ2の開口部4に挿入する際、該ベルトリトラクタ3の下部とアンカブラケット8の上側端部とが干渉するのを回避することが出来る。
【0049】
一方、仮止め用ブラケット11の上端をピラーインナ2に仮止め固定する仮止め点11aの上側位置に、仮止め用ブラケット11とピラーインナ2に相互に係合する第2の仮止め手段15としてのロケートピン15aとロケート孔15bを設定してあるため、仮止め用ブラケット11の上端を仮止めする際の位置決めが容易にできると共に、上端の仮止め点11aと、この第2の仮止め点との2点で仮止めするため、ベルトリトラクタ3下側の固定用ブラケット5の位置決めも確実かつ、容易にすることができる。
【0050】
さらに、ピラーインナ2の仮止め用ブラケット11の配設部分に上下2列の補強用ビード10,10を前後方向に設けてあるため、これら補強用ビード10,10によりピラーインナ2の仮止め用ブラケット11の配設部分のパネル剛性を高めることができる。
【0051】
とりわけ、本実施形態ではピラーインナ2に仮止め用ブラケット11を収容するブラケット受容部16を凹設してあるため、ピラーインナ2の仮止め用ブラケット11の配設部分のパネル剛性を高めることができる。
【0052】
しかも、補強用ビード10はブラケット受容部16からその前後のピラーインナ2の一般面に亘って前後方向に設けてあるため、ピラーインナ2の仮止め用ブラケット11を収容するブラケット受容部16のパネル剛性をさらに高めることができる。
【0053】
なお、前記実施形態ではベルトリトラクタ3の下側近傍に車幅方向に亘ってサードクロスメンバ17を配設して車幅方向の車体剛性を高めるようにしてあるため、アンカブラケット部は別体のアンカブラケット8を車体骨格部材であるサイドシルインナ1とピラーインナ2とに亘って架設した例を示したが、ピラーインナ2にアンカブラケット部をプレス成形してもよいことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す分解斜視図。
【図2】同実施形態の側面図。
【図3】従来の構造を示す斜視図。
【図4】従来の構造の説明側面図。
【符号の説明】
3 ベルトリトラクタ
3a ハウジング
5 固定用ブラケット
5a フック部
8 アンカブラケット
8a 切欠部
8c ガイド部
8d 縦壁部
10 補強用ビード
11 仮止め用ブラケット
15 第2の仮止め手段
16 ブラケット受容部

Claims (8)

  1. 車室側の車体パネルに設けた凹部にシートベルトを巻取り,巻き戻しするベルトリトラクタを配設し、該ベルトリトラクタのハウジングの下側に下方に向けて突出配置した固定用ブラケットを車体パネルの凹部近傍に設けたアンカブラケット部の凹部側に面した側面に重合して接続するようにした構造であって、固定用ブラケットにフック部を設けて、前記アンカブラケット部の上側に該フック部を係合させてベルトリトラクタを車体パネルの凹部に収容すると共に、ベルトリトラクタのハウジングの上側に上方に向けて突出する仮止め用ブラケットを設けて、該仮止め用ブラケットの上端部を該フック部と前記アンカブラケット部上側との係合部より上方位置で車体パネルの前記凹部の上縁部近傍に固定して、前記固定用ブラケットをアンカブラケットに接続し、さらに、車体パネルに仮止め用ブラケットを収容するブラケット受容部を凹設したことを特徴とする自動車のベルトリトラクタ取付構造。
  2. アンカブラケット部の上側に前記フック部と係合する切欠部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の自動車のベルトリトラクタ取付構造。
  3. アンカブラケット部の上側端部に前記フック部と係合し、ベルトリトラクタを取付位置に摺動ガイドするガイド部を設けたことを特徴とする請求項1,2の何れかに記載の自動車のベルトリトラクタ取付構造。
  4. アンカブラケット部の上側端部の前記ガイド部の後端に上方に向けて突設した縦壁部を特徴とする請求項に記載の自動車のベルトリトラクタ取付構造。
  5. アンカブラケットの上側部を車両中央側に向けて曲折成形したことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の自動車のベルトリトラクタ取付構造。
  6. 仮止め用ブラケットの上端を車体パネルに仮止め固定する仮止め点の上側位置に、仮止め用ブラケットと車体パネルとに相互に係合する第2の仮止め手段を設定したことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の自動車のベルトリトラクタ取付構造。
  7. 車体パネルの仮止め用ブラケット配設部分に車両の前後方向に伸びる補強用ビードを設けたことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の自動車のベルトリトラクタ取付構造。
  8. 補強用ビードをブラケット受容部から車体パネルの一般面に亘って設けたことを特徴とする請求項に記載の自動車のベルトリトラクタ取付構造。
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