JPH08169266A - 車両用シートヒンジ - Google Patents

車両用シートヒンジ

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JPH08169266A
JPH08169266A JP31280294A JP31280294A JPH08169266A JP H08169266 A JPH08169266 A JP H08169266A JP 31280294 A JP31280294 A JP 31280294A JP 31280294 A JP31280294 A JP 31280294A JP H08169266 A JPH08169266 A JP H08169266A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bracket
mounting
seat hinge
seat
hinge
Prior art date
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Pending
Application number
JP31280294A
Other languages
English (en)
Inventor
Takachika Kawamura
隆周 川村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Publication of JPH08169266A publication Critical patent/JPH08169266A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、従来に比べて車体への取付
作業を容易に行える上、強度の向上とコンパクト化を図
ることが可能な車両用シートヒンジを提供することにあ
る。 【構成】 本発明では、取付片部12が右側シートバッ
ク6の背面に固定される右側メールブラケット8と、取
付片部19がリヤフロアパネル2に固定されるヒメール
ブラケット9と、これら両ブラケット8,9の支持片部
14,20を回動自在に連結する枢支ピン10とから成
る車両用シートヒンジ4において、右側メールブラケッ
ト8およびヒメールブラケット9の取付片部12,19
をそれぞれ同じ側に配設し、ヒメールブラケット9の支
持片部20にその取付片部19側へ向かって突出する凸
部のビード部23を設け、車体への取付作業時に、ヒメ
ールブラケット9のビード部23によって右側メールブ
ラケット8の回動を規制するように構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のシートバック
を起倒可能に支持する車両用シートヒンジに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車のシートヒンジは、シ
ートバックを取付けるメールブラケットと、フロアパネ
ルに取付けるヒメールブラケットと、これら両ブラケッ
トを回動自在に連結する枢支ピンとから成り、シートバ
ックを起倒可能に支持する構造となっている。この種の
シートヒンジとしては、例えば図4および図5に示すよ
うなものがある。図4に示すシートヒンジ51では、メ
ールブラケット52とヒメールブラケット53とを枢支
ピン54にて連結した状態で、図示しないシートバック
への取付片部55とフロアパネル56への取付片部57
とが同じ方向へ突出すべく配置されている。しかして、
シートヒンジ51を工場で組付ける際には、まず、ヒメ
ールブラケット53の取付片部57をフロアパネル56
にボルト締めし、その後、メールブラケット52の取付
片部55に図外のシートバックを取付ける手順で、通常
行われている。
【0003】また、図5に示すシートヒンジ61では、
メールブラケット62とヒメールブラケット63とを枢
支ピン64にて連結した状態で、リヤシート65のシー
トバック66への取付片部67とフロアパネルへの取付
片部68とが反対方向へ突出すべく配置されている。な
お、図において符号69はバックサイドである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図4に示す
従来のシートヒンジ51にあっては、ヒメールブラケッ
ト53を取付ける際にはメールブラケット52が自由に
回動し得るので、当該メールブラケット52がボルト5
8を締付ける手元側に落ちてくるのを防ぐ必要があり、
作業者は右手Rでインパクトドライバ59を持ち、また
左手Lでヒメールブラケット53を持ちながら、さらに
メールブラケット52も同時に押え付けておかなければ
ならず、組付作業性が悪かった。
【0005】一方、図5に示す従来のシートヒンジ61
にあっては、メールブラケット62の取付片部67とヒ
メールブラケット63の取付片部68とが反対方向に配
置されているので、上記の不都合はないが、サイドボデ
ィなどによってヒンジ取付位置を確保することが難し
く、車体構造により当該タイプのヒンジを使用できる車
種が限られるという不都合を有していた。また、このタ
イプのシートヒンジ61は、全体の形状が嵩ばって大型
化を招き、外観などを損ねるおそれがあった。
【0006】本発明はこのような実状に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、従来に比べて車体への取付
作業を容易に行える上、強度の向上とコンパクト化を図
ることが可能な車両用シートヒンジを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の有する課
題を解決するために、本発明においては、取付片部がシ
ートバックの背面に固定されるメールブラケットと、取
付片部がフロアパネルに固定されるヒメールブラケット
と、これら両ブラケットの支持片部を回動自在に連結す
る枢支ピンとから成る車両用シートヒンジにおいて、前
記メールブラケットおよびヒメールブラケットの取付片
部をそれぞれ同じ側に配設し、前記ヒメールブラケット
の支持片部にその取付片部側へ向かって突出する凸部を
設け、車体への取付作業時に、前記ヒメールブラケット
の凸部によって前記メールブラケットの回動を規制する
ように構成している。
【0008】
【作用】本発明に係る車両用シートヒンジでは、メール
ブラケットおよびヒメールブラケットの取付片部をそれ
ぞれ同じ側に配設し、ヒメールブラケットの支持片部に
その取付片部側へ向かって突出する凸部を設け、車体へ
の取付作業時に、前記ヒメールブラケットの凸部によっ
て前記メールブラケットの回動を規制するように構成し
ているため、メールブラケットの取付片部がヒメールブ
ラケットの取付片部のフロア取付孔を塞ぐ位置に落ちて
くることはなく、作業者は片手でヒメールブラケットの
支持片部のみを持って取付作業を行うことが可能にな
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
【0010】図1〜図3は、本発明に係る車両用シート
ヒンジの一実施例を示している。図において、1は自動
車の車室内の後部に配設されるリヤシートであり、この
リヤシート1はリヤフロアパネル2の上面に載置される
シートクッション3と、該シートクッション3の後端部
にシートヒンジ4を介して起倒可能に枢支される左右一
対の分割式シートバック5,6とをそれぞれ有してい
る。しかして、これらシートバック5,6は、それぞれ
別個独立に車体前後方向へ回動することができるように
構成されている。
【0011】上記シートヒンジ4は、図1および図2に
示す如く、左右両側のメールブラケット7,8と、ヒメ
ールブラケット9と、当該3枚のブラケット7,8,9
を回動自在に連結する枢支ピン10とから成っている。
メールブラケット7,8は、左右シートバック5,6の
背面に固定される取付片部11,12と、ヒメールブラ
ケット9に連結される支持片部13,14とを備えてお
り、これら取付片部11,12および支持片部13,1
4によって断面L字状に形成されている。そして、取付
片部11,12には、図示しないボルトを挿入するボル
ト孔15,16がそれぞれ穿設され、支持片部13,1
4には枢支ピン10を挿入するピン孔17,18がそれ
ぞれ穿設されている。
【0012】また、ヒメールブラケット9は、リヤフロ
アパネル2に固定される取付片部19と、メールブラケ
ット7,8に連結される支持片部20とを備えており、
これら取付片部19および支持片部20によって断面L
字状に形成されている。そして、取付片部19には、図
示しないボルトを挿入するボルト孔21が穿設され、支
持片部20には枢支ピン10を挿入するピン孔22が穿
設されている。
【0013】しかも、ヒメールブラケット9の支持片部
20の片側側面には、これをその取付片部19側へ向か
って突出させた凸部たるビード部23が設けられてい
る。このビード部23は、右側メールブラケット8の支
持片部14を載せることが可能な突出長さ(あるいは深
さ)に形成されており、シートヒンジ4の車体への取付
作業時に、当該支持片部14がビード部23と係合する
ことによって右側メールブラケット8の回動を規制する
ように構成されている。
【0014】また、ビード部23は、正面形状が支持片
部20の外形と対応する相似形に形成されており、その
大きさは右側シートバック6の前倒に支障が生じない所
定の高さ位置で山形状に形成されている。すなわち、右
側メールブラケット8の取付片部12とヒメールブラケ
ット9の取付片部19とは同じ側に配設されており、両
取付片部12,19の曲げ方向は同一であって、同方向
に突出すべく配置されている。
【0015】本実施例のシートヒンジ4においては、右
側メールブラケット8およびヒメールブラケット9の支
持片部14,20を枢支ピン10にて連結した状態で、
これら両ブラケット8,9の取付片部12,19をそれ
ぞれ右側シートバック6およびリヤフロアパネル2に取
付けるに際して、図1に示すように、ヒメールブラケッ
ト9のビード部23に右側メールブラケット8の支持片
部14が係合して下方への回動が阻止されているため、
右側メールブラケット8を押えていなくてもその取付片
部12がヒメールブラケット9の取付片部19のボルト
孔21を塞ぐ位置に落ちてくるということは起こらず、
作業者は左手Lでヒメールブラケット9の支持片部20
を持つだけで、当該ヒメールブラケット9の取付片部1
9を図示しないボルトによりリヤフロアパネル2に締付
け固定することができる。
【0016】また、本実施例のシートヒンジ4では、メ
ールブラケット7,8を支持するヒメールブラケット9
の支持片部20の剛性がビード部23の存在によって高
められているため、ヒンジ自体の強度向上を図ることが
できる。しかも、右側メールブラケット8およびヒメー
ルブラケット9の取付片部12,19が同じ方向に向い
て配置されているため、互いに反対方向に配置されてい
る場合に比べて、全体形状が嵩ばらずに済む。
【0017】以上、本発明の一実施例につき述べたが、
本発明は既述の実施例に限定されるものではなく、本発
明の技術的思想に基づいて各種の変形および変更が可能
である。
【0018】例えば、既述の実施例においては、ビード
部23をヒメールブラケット9の支持片部20の外形と
相似形の山形状に形成したが、取付作業時に右側メール
ブラケット8の支持片部14を確実に押え、かつ右側シ
ートバック6の前倒時に妨げとならない大きさと形状で
あれば他の形状に形成してもよい。
【0019】
【発明の効果】上述の如く、本発明に係る車両用シート
ヒンジは、取付片部がシートバックの背面に固定される
メールブラケットと、取付片部がフロアパネルに固定さ
れるヒメールブラケットと、これら両ブラケットの支持
片部を回動自在に連結する枢支ピンとから成り、前記メ
ールブラケットおよびヒメールブラケットの取付片部を
それぞれ同じ側に配設し、前記ヒメールブラケットの支
持片部にその取付片部側へ向かって突出する凸部を設
け、車体への取付作業時に、前記ヒメールブラケットの
凸部によって前記メールブラケットの回動を規制するよ
うに構成しているので、従来のようにメールブラケット
を押えていなくとも、該メールブラケットの取付片部が
ヒメールブラケットの取付片部のフロア取付孔を塞ぐよ
うな位置に落ちてくることはなく、作業者は片手でヒメ
ールブラケットのみをもって容易に取付作業を行うこと
ができ、取付作業の能率向上を図ることができる。ま
た、本発明の車両用シートヒンジでは、支持片部の凸部
がヒメールブラケットの剛性を高めているので、補強部
材を追加しなくてもヒンジ自体の強度を上げることがで
きる。さらに、本発明の車両用シートヒンジによれば、
メールブラケットおよびヒメールブラケットの取付片部
が同じ方向に向いて配置されているので、全体の形状が
嵩ばらず、コンパクト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車体前方から見た本発明の一実施例に係る車両
用シートヒンジを示す斜視図である。
【図2】図1におけるA−A線断面図である。
【図3】上記シートヒンジがリヤシートのシートバック
後方位置に取付けられた状態を示す斜視図である。
【図4】車体前方から見た従来のシートヒンジの取付作
業状態を示す斜視図である。
【図5】他の従来のシートヒンジがリヤシートのシート
バック後方位置に取付けられた状態を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 リヤシート 2 リヤフロアパネル 4 シートヒンジ 6 右側シートバック 8 右側メールブラケット 9 ヒメールブラケット 10 枢支ピン 12 取付片部 14 支持片部 16 ボルト孔 18 ピン孔 19 取付片部 20 支持片部 21 ボルト孔 22 ピン孔 23 ビード部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付片部がシートバックの背面に固定さ
    れるメールブラケットと、取付片部がフロアパネルに固
    定されるヒメールブラケットと、これら両ブラケットの
    支持片部を回動自在に連結する枢支ピンとから成る車両
    用シートヒンジにおいて、前記メールブラケットおよび
    ヒメールブラケットの取付片部をそれぞれ同じ側に配設
    し、前記ヒメールブラケットの支持片部にその取付片部
    側へ向かって突出する凸部を設け、車体への取付作業時
    に、前記ヒメールブラケットの凸部によって前記メール
    ブラケットの回動を規制するように構成したことを特徴
    とする車両用シートヒンジ。
JP31280294A 1994-12-16 1994-12-16 車両用シートヒンジ Pending JPH08169266A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6030044A (en) * 1997-11-04 2000-02-29 Suzuki Motor Corporation Support structure for a seat back
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KR100448493B1 (ko) * 2001-09-19 2004-09-13 기아자동차주식회사 차량의 리어시트백 센터힌지브라켓의 구조

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