JP2621741B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP2621741B2
JP2621741B2 JP4139927A JP13992792A JP2621741B2 JP 2621741 B2 JP2621741 B2 JP 2621741B2 JP 4139927 A JP4139927 A JP 4139927A JP 13992792 A JP13992792 A JP 13992792A JP 2621741 B2 JP2621741 B2 JP 2621741B2
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英生 上野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録装置に関し、特に
センター揃え、左端揃え、右揃え、行頭・行末揃え等の
行修飾を、複数の文字や記号(キャラクタ)を含むブロ
ック単位で実行可能にし、且つ各ブロック毎にブロック
内にも行修飾を実行可能にしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】本願出願人は、実開平1−85050号
公報に記載のように、印字媒体としてのテープ(例え
ば、10ミリ、約24ミリの幅)に文字や記号を印字で
きるテープ印字装置を実用化したが、このテープ印字装
置は、ファイルの背表紙に貼るファイル名を印字したテ
ープを作成するのに好適のものである。
【0003】更に、本願出願人は、前記テープ印字装置
に種々の機能(複数行印字、テープの両端部に余白を設
ける余白処理機能、文字サイズ最大化機能、バーコード
印字機能、等々)を付加したものも提案した。
【0004】一方、従来のタイプライタやワードプロセ
ッサ等の印字装置には、印字用紙の設定された印字領域
に、センター揃え、左端揃え、右端揃え、スペース調整
による両端揃え、等の行修飾を施して印字する機能が付
与されているが、この行修飾は、基本的に文字や記号を
単位として実行されるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記テープ印字によ
り、ファイルの背表紙に貼るファイル名を印字したテー
プを作成するような場合、例えば「ファイル番号」、
「ファイルのタイトル」、「所管部署」等のように、複
数の文字や記号からなるブロックを複数印字したいこと
が多く、そのような場合、複数のブロックの配置を適切
に設定する為のデータ入力や印字フォーマット設定操作
に時間がかかること、更に、各ブロック内の印字領域に
ついてもブロック内に複数の文字や記号を1乃至複数行
でバランスよく印字するように設定する為のデータ入力
や印字フォーマット設定操作に時間がかかること、従来
の行修飾機能は、各行単位にのみ有効であるから、文字
サイズや行数の異なる複数のブロックに対しては行修飾
機能を有効活用出来ないこと、等の問題がある。尚、以
上は、テープ印字装置に限らず、印字用紙に印字する通
常の印字装置にも共通する課題である。
【0006】本発明の目的は、ブロック単位で行修飾で
きる記録装置、ブロック内の各行の行修飾も行い得るよ
うな記録装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の記録装置は図1
に示すように、文字や記号等のキャラクタを入力する為
の入力手段と、被記録媒体に記録を行う記録手段と、前
記入力手段から入力されたキャラクタを前記記録手段に
印字させる記録制御手段と、前記入力手段から入力され
た複数のキャラクタを1つの群としてブロック指定する
ブロック指定手段と、前記被記録媒体の設定された記録
領域に対し記録するときのセンター揃え、左端揃え、右
端揃え、行頭・行末揃え等の行修飾の少なくとも1つを
設定する行修飾設定手段と、前記行修飾設定手段で設定
された行修飾データに基いて、前記ブロックを単位とす
る行修飾となるように、前記記録領域に対し前記ブロッ
クをセンター揃え、左端揃え、右端揃え、行頭・行末揃
え等して配置するブロック位置制御手段を備えたもの
である。
【0008】上記記録装置は好ましくは、さらに前記行
修飾設定手段で設定された行修飾データに基いて、各ブ
ロック内のキャラクタがそのブロック内での行修飾とな
るように、キャラクタを配置するキャラクタ位置制御手
段を備える。
【0009】また上記記録装置は好ましくは、さらに、
前記入力手段から入力されたキャラクタのデータを、前
記ブロック指定手段から入力されたブロック指定データ
を付随させて記憶する入力データ記憶手段と、前記行修
飾を設定する被記録媒体上に記録領域の大きさを任意に
設定する領域設定手段と、前記ブロックの行修飾方向の
ブロック幅を求めるブロック幅演算手段を備え、前記
ブロック位置制御手段は、前記設定された記録領域の大
きさと前記ブロック幅に基いて前記各ブロックの位置を
演算し記憶する演算記憶手段を有する。
【0010】さらに上記記録装置は好ましくは、前記ブ
ロックを複数行で構成するため、前記入力手段から入力
されたキャラクタの列に改行指令を入力する改行指令手
段を備え、前記ブロック幅演算手段は、前記ブロックの
複数行のうちの最大の総文字幅をブロック幅として求め
る。
【0011】上記記録装置において好ましくは、さら
に、前記行修飾設定手段で設定された行修飾データにし
たがって、各ブロック内のキャラクタがそのブロックの
前記ブロック幅に基いた行修飾となるように、キャラク
を配置するキャラクタ位置制御手段を備える。
【0012】上記記録装置においてさらに好ましくは、
前記被記録媒体は長尺状のテープであり、前記ブロック
位置制御手段は、前記各ブロックをそのテープの長手方
向に配置し、また前記テープの長さ方向において前記
領域を任意の長さに設定する領域設定手段を備える。
その領域制御手段はテープ長さを設定せずにキャラクタ
列の長さに応じてテープ長さを決めるモードを有してい
る。
【0013】本発明の記録装置はまた、長尺状の被記録
媒体にその被記録媒体の長手方向に記録ヘッドを相対移
動して記録を行う記録手段と、前記被記録媒体の長手方
向の記録領域を設定する領域設定手段と、字や記号
のキャラクタの複数を1群のブロックとして指定して複
数ブロック入力する入力手段と、前記ブロックの配置パ
ターンを設定するブロック配置設定手段と、そのブロッ
ク配置設定手段により設定された配置パターンにしたが
って、前記ブロックを単位として前記被記録媒体の設定
された記録領域にその被記録媒体の長手方向に配置する
ブロック位置制御手段と、前記入力手段から入力された
キャラクタを、前記ブロック位置制御手段による配置に
したがって前記記録手段に記録させる記録制御手段とを
備えた構成とすることができる。
【0014】上記記録装置において好ましくは、前記配
置パターンは、少なくともブロックをセンター揃えする
パターン、左端揃えするパターン、右端揃えするパター
ン、行頭・行末揃えするパターンを有し、前記ブロック
配置設定手段は、上記複数の配置パターンの1つを設定
する。
【0015】
【作用】上記記録装置において、入力手段で入力した複
数のキャラクタを1つの群としてブロック指定し、行修
飾設定手段により、記録領域に記録するときのセンター
揃え、左端揃え、右端揃え、行頭・行末揃え等の行修飾
の少なくとも1つを設定すると、ブロック位置制御手段
は、行修飾設定手段で設定された行修飾データに基い
て、ブロックを単位とする行修飾となるように、記録
域に対し各ブロックをセンター揃え、左端揃え、右端揃
え、行頭・行末揃え等して配置する。そして記録制御手
段は、その配置データにしたがって、記録手段に記録
せる。
【0016】このように、ブロック単位で行修飾を行う
ことができるため、複数のキャラクタからなるブロック
記録領域に対し適切に配置でき、またそのためのデー
タ入力が簡単化し、且つ記録フォーマット設定時に複数
のブロックの配置を設定する為の設定操作が簡単化し、
作業能率が向上する。
【0017】また好ましくは、行修飾設定手段で設定さ
れた行修飾データに基いて、各ブロック内のキャラクタ
がそのブロック内での行修飾となるように、キャラクタ
を配置する。このように、各ブロック内のキャラクタ
そのブロック内で行修飾されるので、記録領域に対して
ブロックだけでなくそのブロック内でのキャラクタも適
切に配置でき、またそのためのキャラクタのデータ入力
が簡単化し、且つ記録フォーマット設定時に複数のブロ
ック内の各行の開始位置を設定する為の設定操作が簡単
化し、作業能率が向上する。
【0018】上記記録装置において好ましくは、キャラ
クタのデータをブロック指定データを付随させて記憶す
る。領域設定手段で被記録媒体上に記録領域の大きさを
任意に設定すると、ブロックの位置を求めるに際して、
ブロック幅演算手段は、ブロックの行修飾方向のブロッ
ク幅を求め、またブロック位置制御手段は、設定された
記録領域の大きさとブロック幅に基いて各ブロックの位
置を演算し記憶する。記録制御手段は、読み出したデー
タにしたがって、各ブロックを適切な位置に記録する。
【0019】さらに好ましくは、入力手段から入力され
キャラクタの列に改行指令を入力して、ブロックを複
数行で構成する。ブロック幅演算手段は、そのブロック
の複数行のうちの最大の総文字幅をブロック幅として求
め、そして上記のようにブロックの位置を演算する。こ
れによりブロックが複数行あるものでも、各ブロックを
重なることなく適切な位置に記録することができる。ま
たこの場合、ブロック内のキャラクタもブロック幅に基
いた行修飾を施して記録できる。
【0020】また被記録媒体は好ましくは長尺状のテー
プであり、各ブロックはそのテープの長手方向に行修飾
を施して配置される。この場合、記録領域は、テープの
長さ方向において任意の長さに設定することができ、ま
たテープ長さを設定せずにキャラクタ列の長さに応じて
テープ長さを決めることもできる。したがってファイル
の背表紙等に貼るテープを、所望の長さで行修飾して
したり、行修飾なしにキャラクタ列の長さに応じた自
由な長さに作成することができる。
【0021】本発明の記録装置はまた、入力手段で文字
や記号等のキャラクタの複数を1群のブロックとして指
定して複数ブロック入力する。すると、ブロック位置制
御手段はブロックを単位として、設定された記録領域に
その被記録媒体の長手方向に配置し、記録制御手段はそ
の配置にしたがって、入力されたキャラクタ記録手段
に出力する。記録手段は、長尺状の被記録媒体にその
記録媒体の長手方向に記録ヘッドを相対移動しながら、
複数のブロックを被記録媒体の長手方向に配置して記録
する。また上記記録装置において好ましくは、複数のブ
ロックを配置する配置パターンは複数種類あり、その複
数種類の内から1つを選択して使用することで、テープ
被記録媒体の長手方向にブロックをいくつかの配置パ
ターンで配置して記録できる。
【0022】これによっても、複数のキャラクタからな
るブロックをテープの長手方向に対し適切に配置でき、
またそのためのデータ入力や複数のブロックの配置を設
定する為の設定操作が簡単化する。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基いて
説明する。
【0024】本実施例は、漢字やひらがなやカタカナ及
びアルファベット文字などの多数のキャラクタを印字用
テープに印字可能なテープ印字装置に本発明を適用した
場合のものである。
【0025】図2に示すように、テープ印字装置1の本
体フレーム2の前部にはキーボード3が配設され、キー
ボード3の後方で本体フレーム2内には印字機構PMが
配設され、またキーボード3の後方には文字や記号を表
示可能な液晶ディスプレイ22が設けられている。
【0026】キーボード3には、アルファベットやひら
がなやカタカナを入力する為の文字キー、数字キー、記
号キー、改行指令の為の改行キー、改ブロック指令の為
の改ブロックキー、ディスプレイ22上のカーソルKを
左右方向に夫々移動させる為のカーソル移動キー、無変
換キー、変換キー、文書データを作成する文書作成キ
ー、印字フォーマットを設定する為のフォーマット設定
キー、印字文字のサイズを設定するサイズ設定キー、印
字文字の書体を設定する書体設定キー、印字に供する印
字用テープの長さや行修飾の種類などの書式を設定する
書式設定キー、印字を実行する印字キー、印字用テープ
5をテープ送りする為のテープ送りキー、電源をON・
OFFする為の電源キーなどが設けられている。
【0027】次に、図3に基いて印字機構PMについて
簡単に説明すると、印字機構PMに着脱自在に矩形状の
テープ収納カセットCSが装着されており、このテープ
収納カセットCSには、透明なフィルムからなる幅約2
4mmの印字用テープ5が巻装されたテープスプール6
と、インクリボン7が巻装されたリボン供給スプール8
と、このインクリボン7を巻取る巻取りスプール9と、
印字用テープ5と同一幅を有する両面テープ10が剥離
紙を外側にして巻装された供給スプール11と、これら
印字用テープ5と両面テープ10とを接合させる接合ロ
ーラ12とが回転自在に設けられている。
【0028】印字用テープ5とインクリボン7とが重な
る位置には、サーマルヘッド13が立設され、これら印
字用テープ5とインクリボン7とをサーマルヘッド13
に押圧するプラテンローラ14と、印字用テープ5と両
面テープ10とを接合ローラ12に押圧する送りローラ
15とは支持体16に回転可能に枢支されている。この
サーマルヘッド13には、128個の発熱素子からなる
発熱素子群が上下方向すなわちテープの幅方向に列設さ
れている。
【0029】従って、テープ送りモータ24(図4参
照)の所定回転方向への駆動により接合ローラ12と巻
取りスプール9とが所定回転方向に夫々同期して駆動さ
れながら発熱素子群に通電されたとき、印字用テープ5
上には複数のドット列により文字やバーコードがそのテ
ープの長手方向に順次印字され、しかも印字用テープ5
は両面テープ10を接合した状態でテープ送り方向Aに
テープ送りされる。尚、印字機構PMは公知の構成(例
えば、特開平2−106555号公報を参照)と同様で
ある。また、この印字機構PMには、送りローラ15か
ら送り出された印字用テープ5を切断する切断機構(図
示略)が設けられている。
【0030】次に、テープ印字装置1の制御系は、図4
のブロック図に示すように構成されている。
【0031】キーボード3と、液晶ディスプレイ(LC
D)22に表示データを出力する為のビデオRAM23
aを有するディスプレイコントローラ(LCDC)23
と、サーマルヘッド13を駆動する為の駆動回路25
と、テープ送りモータ24を駆動する為の駆動回路26
と、警告用ブザー20の為の駆動回路21とは制御装置
Cの入出力インターフェース27に夫々接続されてい
る。
【0032】制御装置Cは、CPU29と、このCPU
29にデータバスなどのバス28を介して接続された入
出力インターフェース27、CGROM30、ROM3
1・32及びRAM40とから構成されている。
【0033】CGROM(パターンデータメモリ)30
には、多数のキャラクタの各々に関して、表示の為のド
ットパターンデータがコードデータに対応させて格納さ
れている。ROM(アウトラインデータメモリ)31に
は、キャラクタを印字する為に多数のキャラクタの各々
に関して、キャラクタの輪郭線を規定する輪郭線データ
(アウトラインデータ)が書体(ゴシック系書体、明朝
系書体など)毎に分類されコードデータに対応させて格
納されている。尚、これら多数のアウトラインデータの
各々には、印字イメージの縦方向の寸法と横方向の寸法
とが夫々格納されている。
【0034】ROM32には、キーボード3から入力さ
れた文字や数字や記号などのキャラクタのコードデータ
に対応させてディスプレイコントローラ23を制御する
表示駆動制御プログラム、テキストメモリ41の各コー
ドデータに対応するアウトラインデータからドットパタ
ーンデータに変換処理して印字バッファ46に展開する
イメージ展開処理制御プログラム、印字バッファ46の
データを順次読出してサーマルヘッド13やテープ送り
モータ24を駆動する印字駆動制御プログラム、本願特
有の後述のテープ印字制御の制御プログラムなどが格納
されている。
【0035】RAM40のテキストメモリ41には、キ
ーボード3から入力された文字や記号のコードデータが
文書データとして格納される。印字フォーマットメモリ
42には、設定された文字サイズデータや書体のデータ
など複数の印字フォーマット情報が格納される。テープ
長メモリ43には、設定されたテープ長のデータLDが
格納される。ブロック・行数メモリ44には、テキスト
メモリ41に格納されたブロックの数Nと各ブロックに
関する行数Lとが格納される。ブロック幅メモリ45に
は、各ブロックのブロック幅データBWが格納される。
余白メモリ46には、先頭ブロックに先行して設けられ
る前余白量データFFDと、最終ブロックに後続して設
けられる後余白量データRFDと、各ブロック間に設け
られるブロック間余白量データDFDとが夫々格納され
る。ブロック先頭位置メモリ47には、ブロック番号と
その印字開始位置(先頭位置)とを対応させて格納され
る。
【0036】行先頭位置メモリ48には、図12に示す
ように各ブロックに関して、複数行の各々について印字
開始位置LSTとその行における文字間スペース量df
dとを対にして格納される。印字バッファ49には、イ
メージ展開された複数の文字や記号のドットパターンデ
ータが格納される。従って、この印字バッファ49に
は、縦方向に128ドットに対応する128ビット(1
6バイト)、横方向に50文字分の所定ビットからなる
大きさのメモリ容量が設けられている。印字ポインタ
(この内容を印字ポインタ値PPとする)50には、印
字するコードデータを読出す為にテキストメモリ41の
1つのアドレスが格納される。
【0037】フラグメモリ51には、行修飾に関して、
左端揃えモード(レフトマージンフラッシュモード)が
設定されたときにセットされる左端揃えフラグLFのフ
ラグデータと、右端揃えモード(ライトマージンフラッ
シュモード)が設定されたときにセットされる右端揃え
フラグRFのフラグデータと、センター揃えモード(セ
ンターモード)が設定されたときにセットされるセンタ
ー揃えフラグCFのフラグデータと、行頭・行末揃えモ
ード(ジャスティファイモード)が設定されたときにセ
ットされる行頭・行末揃えフラグJFのフラグデータ
と、 が格納される。
【0038】次に、テープ印字装置1の制御装置Cで行
なわれるテープ印字制御のルーチンについて、その概略
を図5のフローチャートに基いて説明する。尚、図中符
号Si(i=10、11、12・・・・)は各ステップ
である。
【0039】電源キー操作により電源が投入されるとこ
の制御が開始され、先ず文書作成キーの操作後、操作さ
れた文字キーやスペースキーや改行キーや改ブロックキ
ーに対応するコードデータを文書データとして入力する
文書データ入力・編集処理が実行される(S10)。次
に、フォーマット設定キーの操作により、文字サイズや
書体や修飾指定などの印字フォーマットを設定する処理
が実行される(S30)。従って、この印字フォーマッ
ト設定処理には、文字サイズ設定処理や書体設定処理や
行修飾などを設定する書式設定処理など複数のフォーマ
ット設定処理が含まれている。次に、印字キーの操作に
より文書データを印字する為の印字用ドットパターンデ
ータを印字バッファ49に展開するドットパターンデー
タ作成処理が実行され(S60)、この印字バッファ4
9から読出したドットパターンデータを印字機構PMに
出力して印字処理が実行される(S130)。
【0040】次に、前記印字フォーマット設定処理に含
まれる書式設定処理制御のルーチンについて、図6のフ
ローチャートに基いて説明する。
【0041】書式設定キーが操作されるとこの制御が開
始され、先ず書式設定画面がディスプレイ22に表示さ
れる(S31)。例えば、図13に示すように、「設定
テープ長」として印字文字列の文字幅に応じて決定され
るテープ長である自由長を意味する記号「F」と、「行
修飾」として4つの項目「LMF(レフトマージンフラ
ッシュ)」と「RMF(ライトマージンフラッシュ)」
と「CTR(センター揃え)」と「JUST(行頭・行
末揃え)」とが表示され、ブロックカーソルBKは記号
「F」に表示されている。そして、カーソル右移動キー
が操作されると(S32:Yes、S33・S35:N
o、S37:Yes)、次の設定値が表示され(S3
8)、S32に戻る。即ち、例えば、カーソル右移動キ
ーを操作する毎に「F」→「5」→「6」→「7」→・
・・「30」→「F」・・・の順に設定テープ長が1セ
ンチずつ増加して順次表示される。また、カーソル左移
動キーが操作されると(S32:Yes、S33・S3
5・S37:No、S39:Yes)、設定テープ長が
1センチずつ減少する前記と逆の順序で順次表示される
(S40)。
【0042】一方、カーソル下移動キーが操作されると
(S32・S33:Yes)、「行修飾」の先頭項目に
ブロックカーソルBKが移動して表示される(S3
4)。例えば、図13において、先頭項目「LMF」に
ブロックカーソルBKが表示される。ここで、カーソル
右移動キーが操作されるとブロックカーソルBKが次の
行修飾項目に表示され、またカーソル左移動キーが操作
されるとブロックカーソルBKが前の行修飾項目に表示
される(S37〜40)。更に、カーソル上移動キーが
操作されると(S32:Yes、S33:No、S3
5:Yes)、「設定テープ長」の設定値にブロックカ
ーソルBKが移動して表示される(S36)。次に、改
行キーが操作されたときには(S32:Yes、S33
・S35・S37・S39:No、S41:Yes)、
設定されたテープ長データLDがテープ長メモリ43に
記憶され(S42)、更に設定された行修飾のフラグL
F・RF・CF・JFがセットされ(S83)、前記テ
ープ印字制御にリターンする。
【0043】次に、印字キーの操作によりS60で実行
される印字用ドットパターンデータ作成処理制御のルー
チンについて、図7のフローチャートに基いて説明す
る。尚、このとき、テキストメモリ41には、図11に
示すように、第1・第2・第3ブロックの文書データが
順次格納されるとともに、各ブロック文書データの区切
り位置には改ブロックキー操作で入力された改ブロック
コードが文書データに付随させて格納されている。即
ち、第1ブロックの文書データとして数字「1〜0」が
3行に亙って格納され、第2ブロックの文書データとし
て大文字のアルファベット文字列「A〜H」が2行に亙
って格納され、また第3ブロックの文書データとして小
文字のアルファベット文字列「a〜p」が4行に亙って
格納されているものとする(図14参照)。更に、印字
の為の文字サイズは、前記文字サイズ設定処理により各
ブロック毎に設定されているものとする。
【0044】この制御が開始されたときに、テキストメ
モリ41内に印字すべき文書データが存在するときには
(S61:Yes)、改ブロックコードと改行コードと
の数に基いてブロック数Nと各ブロック毎の行数Lとが
求められ(S62)、各ブロックについて、アウトライ
ンデータと文字サイズデータと文字コードとに基いて、
各印字行のうち最大の総文字幅TBLがブロック幅BW
として求められ、ブロック幅メモリ45に格納される
(S63)。次に、ブロック印字開始位置演算制御(図
8参照)が実行される(S64)。
【0045】この制御が開始されると、先ず各余白量デ
ータFFD、RFD、 DFDが夫々クリアされ(S7
0)、各ブロックのブロック幅を全て加算した総ブロッ
ク幅TBWが求められる(S71)。次に、設定テープ
長LDが自由長「F」以外の設定値に設定されていると
きに(S72:No)、前記総ブロック幅TBWが設定
テープ長LD以上のときには(S74:Yes)、印字
不可能なのでブザー20が鳴動され(S86)、この制
御を抜けて前記テープ印字制御のS10に戻る。しか
し、総ブロック幅TBWが設定テープ長LDよりも小さ
いときつまり印字可能なときに(S74:No)、左端
揃えフラグLFがセットされているときには(S75:
Yes)、設定テープ長LDから総ブロック幅TBWを
差し引いた残りのスペース分が後余白量データRFDと
して余白メモリ46に記憶され(S76)、先頭ブロッ
クの印字開始位置を「0」つまり現在位置とし、ブロッ
ク幅データBWに基いて、後続する各ブロックの印字開
始位置を1つ前のブロックの終端位置として、各ブロッ
クに関してその印字開始位置BSTが求められブロック
先頭位置メモリ47に格納される(S73)。
【0046】一方、右端揃えフラグRFがセットされて
いるときには(S75:No、S77:Yes)、残り
スペース分が前余白量データFFDとして余白メモリ4
6に記憶され(S78)、先頭ブロックの印字開始位置
をこの前余白量データFFDの終端位置とし、ブロック
幅データBWに基いて、後続する各ブロックの印字開始
位置を1つ前のブロックの終端位置として、各ブロック
に関してその印字開始位置BSTが求められブロック先
頭位置メモリ47に格納される(S79)。また、セン
ター揃えフラグCFフラグがセットされているときには
(S75・S77:No、S80:Yes)、残りスペ
ース分の半分が前余白量データFFD及び後余白量デー
タRFDとして余白メモリ46に記憶され(S81)、
先頭ブロックの印字開始位置をこの前余白量データFF
Dの終端位置とし、ブロック幅データBWに基いて、後
続する各ブロックの印字開始位置を1つ前のブロックの
終端位置として、各ブロックに関してその印字開始位置
BSTが求められブロック先頭位置メモリ47に格納さ
れる(S82)。
【0047】更に、行頭・行末揃えフラグJFがセット
されているときには(S75・S77・S80:N
o)、残りスペース分をブロック間の数で割り算した余
白量をブロック間余白量データDFDとして余白メモリ
46に記憶され(S83)、先頭ブロックの印字開始位
置を「0」とし、ブロック幅データBWとブロック間余
白量データDFDとに基いて、後続する各ブロックの印
字開始位置を1つ前のブロックの終端位置にこのブロッ
ク間余白量データDFDを加算した位置として、各ブロ
ックに関してその印字開始位置BSTが求められブロッ
ク先頭位置メモリ47に格納される(S84)。ところ
で、設定テープ長LDとして自由長「F」が設定されて
いるときには(S72:Yes)、前記S73が実行さ
れる。そして、これらS73、S79、S82、S84
における各演算の終了後、リターンしてS65に移行す
る。
【0048】次に、行印字開始位置演算制御(図8参
照)が実行される(S65)。この制御が開始される
と、先ずブロックカウンタBC(この内容を変数jとす
る)とラインカウンタLC(この内容を変数iとする)
とに「1」が夫々セットされる(S90)。次に、設定
テープ長LDに設定値が設定されているときに(S9
1:No)、左端揃えフラグLFがセットされていると
きには(S92:Yes)、その行の印字開始位置LS
Tiとしてそのブロックの印字開始位置BSTjがセッ
トされ、しかも文字間スペース量dfdに「0」がセッ
トされ、これら印字開始位置BSTjと文字間スペース
量dfdとが行先頭位置メモリ48の対応する格納位置
に記憶される(S93、S94)。そして、変数iで指
示する行が最終行でないときには(S95:No)、変
数iが1つインクリメントされ(S96)、S91に戻
る。そして、S91〜S96が繰り返されてブロック内
の全ての行に関してその印字開始位置LSTが夫々求め
られ、変数iが最終行のときに(S95:Yes)、変
数jで指示するブロックが最終でないときには(S9
7:No)、変数jが1つインクリメントされ且つ変数
iに「1」がセットされ(S98)、S91に戻る。以
降同様にして、各ブロック内の各行について印字開始位
置LSTが夫々求められる。
【0049】一方、左端揃えフラグLFがセットされて
いないときには(S92:No)、変数iで指示する印
字行における総文字幅TWが求められ(S99)、右端
揃えフラグRFがセットされているときには(S10
0:Yes)、その行の印字開始位置LSTiとして変
数jで指示するブロックの印字開始位置BSTjに変数
iで指示する印字行における余白量を加算した位置がセ
ットされ、しかも文字間スペース量dfdに「0」がセ
ットされ、これら印字開始位置BSTjと文字間スペー
ス量dfdとが行先頭位置メモリ48の対応する格納位
置に記憶される(S101、S94)。そして、同様の
制御を繰り返して実行され、各ブロック内の各行につい
て印字開始位置LSTが夫々求められる。
【0050】また、センター揃えフラグCFフラグがセ
ットされているときには(S100:No、S102:
Yes)、その行の印字開始位置LSTiとして変数j
で指示するブロックの印字開始位置BSTjに変数iで
指示する印字行における余白量の半分を加算した位置が
セットされ、しかも文字間スペース量dfdに「0」が
セットされ、これら印字開始位置BSTjと文字間スペ
ース量dfdとが行先頭位置メモリ48の対応する格納
位置に記憶される(S103、S94)。そして、同様
の制御を繰り返して実行され、各ブロック内の各行につ
いて印字開始位置LSTが夫々求められる。
【0051】更に、行頭・行末揃えフラグJFがセット
されているときには(S100・S102:No)、そ
の行の印字開始位置LSTiとして変数jで指示するブ
ロックの印字開始位置BSTjがセットされ、しかも文
字間スペース量dfdとして変数iで指示する印字行に
おける余白量を文字間の数で割り算した文字間スペース
がセットされ、これら印字開始位置LSTiと文字間ス
ペース量dfdとが行先頭位置メモリ48の対応する格
納位置に記憶される(S104、S105)。そして、
同様の制御を繰り返して実行される。そして、変数iと
変数jとが夫々最終となったとき(S97:Yes)、
この制御の終了に伴ってリターンしてS66に移行し、
パターンデータ作成処理制御(図10参照)が実行され
る。
【0052】このパターンデータ作成処理制御が開始さ
れたとき、先ず左端揃えフラグLFがセットされてお
り、左端揃えモードでの行修飾印字の場合について説明
すると、後余白量データRFDだけに所定のスペース量
がセットされているので、S110でNoと判定された
後、行先頭位置メモリ48から先頭ブロックの先頭行の
印字開始位置LSTが読込まれ(S112)、印字ポイ
ンタ値PPにテキストメモリ41の先頭アドレスがセッ
トされ(S113)、この印字ポインタ値PPで指示す
るコードデータが読込まれる(S114)。そして、こ
のコードデータが文字や記号などの文字コードのときに
は(S115・S121:No)、設定されたサイズの
データに基いて拡大率が求められ、この拡大率を用いて
アウトラインデータを拡大処理するとともに、このアウ
トラインデータからドットパターンデータが作成されて
印字バッファ49の所定位置に展開するイメージ展開処
理が実行される(S123)。尚、このS123におい
ては、文字間スペース量dfdが「0」なので、文字列
の各々は何れのスペースを設けないで順次イメージ展開
される。また、拡大率を用いてアウトラインデータから
ドットパターンデータに変換するドットパターンデータ
変換処理制御は、公知の構成(例えば、特開昭49−1
29447号公報を参照)と同様である。
【0053】次に、印字ポインタ値PPが1つインクリ
メントされ(S124)、S114に戻る。そして、同
様の制御によりその印字行の文字列がイメージ展開さ
れ、読出したコードデータが改行コードのときには(S
115:No、S121:Yes)、行先頭位置メモリ
48から次行の印字開始位置LSTが読込まれ(S12
2)、S124を経てS114に戻る。そして、同様の
制御により次の印字行の文字列がイメージ展開される。
次に、読出したコードデータが改ブロックコードのとき
には(S115:Yes)、印字ポインタ値PPが1つ
インクリメントされ(S116)、テキストメモリ41
に次のブロックの文書データが存在するときには(S1
17:Yes)、ブロック間余白量データDFDが
「0」なのでS118でNoと判定され、行先頭位置メ
モリ48から次のブロックの先頭行の印字開始位置LS
Tが読込まれるとともに、このブロック印字の為のサイ
ズデータが読込まれ(S120)、S114に戻る。
【0054】そして、同様の制御の繰り返しによりテキ
ストメモリ41に格納された全ての文書データのイメー
ジ展開が終了したときには(S117:No)、所定の
後余白量データRFDがセットされているので(S12
5:Yes)、印字バッファ49にこの後余白量データ
RFD分だけ余白が追加して設けられる(S126)。
次に、テープ送りモータ24に所定量のテープをテープ
送りする為に駆動信号が出力されるとともに、切断処理
の実行が指令され(S127)、この制御の終了に伴っ
てリターンしてS130に移行し、印字バッファ49に
格納されたドットパターンデータに基いて印字処理が実
行され、S10に戻る。
【0055】例えば、左端揃えモードが設定された状態
でテキストメモリ41に格納された文書データがで印字
処理されたときには、図14に示すように、設定テープ
長(印字領域)に対して、3つのブロックB1〜B3が
左端揃えで印字されるとともに、各ブロックB1〜B3
内の複数行の文字列も同時に左端揃えで夫々印字され
る。
【0056】一方、右端揃えフラグRFがセットされて
おり、右端揃えモードでの行修飾印字の場合には、前余
白量データFFDだけに所定のスペース量がセットされ
ているので、S110でYesと判定された後、印字バ
ッファ49にこの前余白量データFFD分だけ余白が設
けられる(S111)。そして、S112以降が前記と
同様に実行され、テキストメモリ41に格納された全て
の文書データのイメージ展開が終了したときには(S1
17:No)、S125でNoと判定され、S127を
経てこの制御を終了し、S130において印字バッファ
49に格納されたドットパターンデータに基いて印字処
理が実行され、S10に戻る。
【0057】例えば、右端揃えモードが設定された状態
でテキストメモリ41に格納された文書データがで印字
処理されたときには、図15に示すように、設定テープ
長に対して、3つのブロックB1〜B3が右端揃えで印
字されるとともに、各ブロックB1〜B3内の複数行の
文字列も同時に右端揃えで夫々印字される。
【0058】更に、センター揃えフラグCFフラグがセ
ットされており、センター揃えモードでの行修飾印字の
場合には、前余白量データFFDと後余白量データRF
Dとだけに所定のスペース量がセットされているので、
印字バッファ49にこの前余白量データFFD分だけ余
白が設けられ(S110:Yes、S111)、S11
2以降が前記と同様に実行され、テキストメモリ41に
格納された全ての文書データのイメージ展開が終了した
ときには(S117:No)、印字バッファ49に後余
白量データRFD分だけ余白が追加して設けられ(S1
25:Yes、S126)、S127を経てこの制御を
終了し、S130において印字バッファ49に格納され
たドットパターンデータに基いて印字処理が実行され、
S10に戻る。
【0059】例えば、センター揃えモードが設定された
状態でテキストメモリ41に格納された文書データがで
印字処理されたときには、図16に示すように、設定テ
ープ長に対して、3つのブロックB1〜B3がセンター
揃えで印字されるとともに、各ブロックB1〜B3内の
複数行の文字列も同時にセンター揃えで夫々印字され
る。
【0060】また、行頭・行末揃えフラグJFがセット
されており、行頭・行末揃えモードでの行修飾印字の場
合には、ブロック間余白量データDFDだけに所定のス
ペース量がセットされているので、S110でNoと判
定された後、S112以降が前記と同様に実行される。
ここで、改ブロックコードを検出したときに、次のブロ
ックの文書データが存在するときには(S114、S1
15:Yes、S116、S117:Yes)、印字バ
ッファ49にこのブロック間余白量データDFD分だけ
ブロック間余白が設けられる(S118:Yes、S1
19)。そして、テキストメモリ41に格納された全て
の文書データのイメージ展開が終了したときには(S1
17:No)、S125でNoと判定され、S127を
経てこの制御を終了し、S130において印字バッファ
49に格納されたドットパターンデータに基いて印字処
理が実行され、S10に戻る。
【0061】例えば、行頭・行末揃えモードが設定され
た状態でテキストメモリ41に格納された文書データが
印字処理されたときには、図17に示すように、設定テ
ープ長に対して、3つのブロックB1〜B3が行頭・行
末揃えで印字されるとともに、各ブロックB1〜B3内
の複数行の文字列も同時に行頭・行末揃えで夫々印字さ
れる。
【0062】以上説明したように、1又は複数行の文字
列を改ブロックキー操作による改ブロックコードでブロ
ック化する一方、設定された行修飾の種類に基いて各ブ
ロックの印字開始位置が夫々求められ、各ブロックの文
字列をこれら印字開始位置に対応させてドットパターン
データに展開処理して印字処理するので、ブロック単位
で行修飾を行なうことができ、文字や記号のデータ入力
が簡単化し、且つ印字フォーマット設定時に複数のブロ
ック配置を設定する為の設定操作が簡単化し、作業能率
が向上する。更に、各ブロックの複数行の文字列の各々
についても設定された行修飾の種類に基いて、各ブロッ
クの印字領域毎における印字開始位置が求められ、各印
字行の文字列をこれら印字開始位置に対応させてドット
パターンデータに展開処理して印字処理するので、同様
に文字や記号のデータ入力が簡単化し、且つ印字フォー
マット設定時に複数のブロック内の各印字行の開始位置
を設定する為の設定操作が簡単化し、作業能率が向上す
る。
【0063】尚、前記パターンデータ作成処理及び印字
処理において、各ブロックB1〜B3の文字列のドット
パターンデータを作成する毎に印字処理する一方、前余
白量データFFD分や後余白量データRFD分及びブロ
ック間余白量データDFD分だけ印字用テープ5をテー
プ送りすることも可能である。尚、ドット印字方式の印
字ヘッドを備え、バーコード印字が可能な種々のバーコ
ード印刷装置に本発明を適用し得ることは勿論である。
【0064】
【発明の効果】前記作用の欄で説明したように、本発明
によれば次のような効果が得られる。複数の文字や記号
等(キャラクタ)からなるブロック単位で行修飾を行う
ことができるため、複数のキャラクタからなるブロック
記録領域に対し適切に配置でき、またそのためのキャ
ラクタのデータ入力が簡単化し、且つ記録フォーマット
設定時に複数のブロックの配置を設定する為の設定操作
が簡単化し、作業能率が向上する。
【0065】また記録領域に対してブロックだけでなく
そのブロック内でのキャラクタも行修飾して適切に配置
できる。さらにブロックが複数行あるものでも、各ブロ
ックを重なることなく適切な位置に記録することができ
る。
【0066】本発明は長尺状の被記録媒体(例えばテー
プ)に記録する記録装置に好適であり、ファイルの背表
紙等に貼るテープに複数のブロックを、簡単な入力や設
定操作でその長手方向に適切に配置して記録することが
できる。また所望の長さで行修飾して記録したり、行修
飾なしにキャラクタ列の長さに応じた自由な長さに作成
することができる。
【0067】さらに本発明は長尺状の被記録媒体に設定
された記録領域に、その長手方向にブロックを単位とし
て配置し記録することで、複数のキャラクタからなるブ
ロックをテープの長手方向に対し適切に配置でき、また
そのためのデータ入力や複数のブロックの配置を設定す
る為の設定操作が簡単化できる。しかもいくつかの配置
パターンでテープの長手方向にブロックを配置して記録
でき、多種のテープを容易に作成できる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示す機能ブロック図である。
【図2】テープ印字装置の平面図である。
【図3】印字機構の概略平面図である。
【図4】テープ印字装置の制御系のブロック図である。
【図5】テープ印字制御のルーチンの概略フローチャー
トである。
【図6】書式設定処理制御のルーチンの概略フローチャ
ートである。
【図7】印字用ドットパターンデータ作成処理制御のル
ーチンの概略フローチャートである。
【図8】ブロック印字開始位置演算制御のルーチンの概
略フローチャートである。
【図9】行印字開始位置演算制御のルーチンの概略フロ
ーチャートである。
【図10】パターンデータ作成処理制御のルーチンの概
略フローチャートである。
【図11】テキストメモリ内のデータ構成を説明する説
明図である。
【図12】行先頭位置メモリ内のデータ構成を説明する
説明図である。
【図13】書式設定画面の表示例を示す図である。
【図14】3ブロックの文書データを左端揃えで印字し
た印字用テープの平面図である。
【図15】3ブロックの文書データを右端揃えで印字し
た図14相当図である。
【図16】3ブロックの文書データをセンター端揃えで
印字した図14相当図である。
【図17】3ブロックの文書データを行頭・行末揃えで
印字した図14相当図である。
【符号の説明】
1 テープ印字装置 3 キーボード 5 印字用テープ 13 サーマルヘッド 24 テープ送りモータ 29 CPU 31 ROM 32 ROM 40 RAM 41 テキストメモリ 47 ブロック先頭位置メモリ 48 行先頭位置メモリ 51 フラグメモリ C 制御装置 CS テープ収納カセット PM 印字機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−133733(JP,A) 実開 平5−18853(JP,U) 実開 昭63−119055(JP,U)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字や記号等のキャラクタを入力する為
    の入力手段と、被記録媒体に記録を行う記録手段と、前
    記入力手段から入力されたキャラクタを前記記録手段に
    記録させる記録制御手段と 記入力手段から入力された複数のキャラクタを1つの
    群としてブロック指定するブロック指定手段と、 前記被記録媒体の設定された記録領域に対し記録すると
    きのセンター揃え、左端揃え、右端揃え、行頭・行末揃
    え等の行修飾の少なくとも1つを設定する行修飾設定手
    段と、 前記行修飾設定手段で設定された行修飾データに基い
    て、前記ブロックを単位とする行修飾となるように、前
    記録領域に対し前記ブロックをセンター揃え、左端揃
    え、右端揃え、行頭・行末揃え等して配置するブロック
    位置制御手段を備えたことを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の記録装置において、さ
    らに、 前記行修飾設定手段で設定された行修飾データに基い
    て、各ブロック内のキャラクタがそのブロック内での行
    修飾となるように、キャラクタを配置するキャラクタ
    置制御手段を備えたことを特徴とする記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の記録装置において、さ
    らに、 前記入力手段から入力されたキャラクタのデータを、前
    記ブロック指定手段から入力されたブロック指定データ
    を付随させて記憶する入力データ記憶手段と、 前記行修飾を設定する被記録媒体上の記録領域の大きさ
    を任意に設定する領域設定手段と、 前記ブロックの行修飾方向のブロック幅を求めるブロッ
    ク幅演算手段を備え、前記ブロック位置制御手段は、
    前記設定された記録領域の大きさと前記ブロック幅に基
    いて前記各ブロックの位置を演算し記憶する演算記億手
    段を有することを特徴とする記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の記録装置において、さ
    らに、 前記ブロックを複数行で構成するため、前記入力手段か
    ら入力されたキャラクタの列に改行指令を入力する改行
    指令手段を備え、 前記ブロック幅演算手段は、前記ブロックの複数行のう
    ちの最大の総文字幅をブロック幅として求めることを特
    徴とする記録装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の記録装置において、さ
    らに、 前記行修飾設定手段で設定された行修飾データにしたが
    って、各ブロック内のキャラクタがそのブロックの前記
    ブロック幅に基いた行修飾となるように、キャラクタ
    配置するキャラクタ位置制御手段を備えたことを特徴と
    する記録装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の記録装置において、 前記被記録媒体は長尺状のテープであり、前記ブロック
    位置制御手段は、前記各ブロックをそのテープの長手方
    向に配置することを特徴とする記録装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の記録装置において、さ
    らに、 前記テープの長さ方向において前記記録領域を任意の長
    さに設定する領域設定手段を備えたことを特徴とする
    装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の記録装置において、 前記領域設定手段はテープ長さを設定せずにキャラクタ
    列の長さに応じてテープ長さを決めるモードを有してい
    ることを特徴とする記録装置。
  9. 【請求項9】 長尺状の被記録媒体にその被記録媒体の
    長手方向に記録ヘッドを相対移動して記録を行う記録
    段と、 前記被記録媒体の長手方向の記録領域を設定する領域設
    定手段と、 字や記号等のキャラクタの複数を1群のブロックとし
    て指定して複数ブロック入力する入力手段と、前記ブロックの配置パターンを設定するブロック配置設
    定手段と、 そのブロック配置設定手段により設定された配置パター
    ンにしたがって、 前記ブロックを単位として前記被記録
    媒体の設定された記録領域にその被記録媒体の長手方向
    に配置するブロック位置制御手段と、 前記入力手段から入力されたキャラクタを、前記ブロッ
    ク位置制御手段による配置にしたがって前記記録手段に
    記録させる記録制御手段を備えたことを特徴とする
    装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の記録装置において、前記配置パターンは、少なくともブロックをセンター揃
    えするパターン、左端揃えするパターン、右端揃えする
    パターン、行頭・行末揃えするパターンを有し、前記ブ
    ロック配置設定手段は、上記複数の配置パターンの1つ
    を設定すること を特徴とする記録装置。
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