JPH082014A - テープに複数行印字可能な印字装置 - Google Patents

テープに複数行印字可能な印字装置

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Publication number
JPH082014A
JPH082014A JP6277727A JP27772794A JPH082014A JP H082014 A JPH082014 A JP H082014A JP 6277727 A JP6277727 A JP 6277727A JP 27772794 A JP27772794 A JP 27772794A JP H082014 A JPH082014 A JP H082014A
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JP
Japan
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Pending
Application number
JP6277727A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyo Nagase
吉代 長瀬
Shoji Sakuragi
章二 桜木
Hideo Ueno
英生 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
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Publication of JPH082014A publication Critical patent/JPH082014A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】任意長さのテープに、1行または複数行印字す
るとともに、複数行のうちの少なくとも1つの印字行に
対し行修飾のうちの少なくとも1つを設定して印字す
る。 【構成】テキストメモリより1行目のデータが読み出さ
れ(S72)、その行が最長行ならば(S73:Ye
s)1行目の各文字の展開位置が演算され、演算結果が
文字位置メモリに格納される(S74)。次に2行目の
データが読み出され(S72)2行目が最長行でなけれ
ば(S70:No)、2行目に設定されている行修飾が
判定され(S75、S77、S79)、最長行を基準と
して2行目の各文字の展開位置が演算され、演算結果が
文字位置メモリに格納される(S76、S78、S8
0)。その展開位置データに基いて各文字のパターンデ
ータが印字バッファに展開され、印字バッファのパター
ンデータにもとづいて印字ヘッドで印字される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テープを印字媒体とし
て印字する印字装置に関し、特にそのテープの幅方向に
1行または複数行印字でき、かつ複数行印字する場合
に、左端揃え、センター揃え、右端揃え、等文字間隔、
の行修飾のうちの少なくとも1つを設定可能にした印字
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本願出願人は、ドットパターンで印字す
る印字ヘッドを備え、印字媒体としてのテープに印字す
るように構成した印字装置を提案し実用化した。例え
ば、ファイルの「表題」や「内容」をテープに印字して
そのテープをファイルの所定位置に貼付けたり、或いは
「名前」をテープに印字してネームプレートに貼付ける
等、この印字装置は種々の用途に適用可能である。
【0003】前記印字装置の印字ヘッドは固定的に設け
られ、印字するときには、印字ヘッドに対して直交する
1方向に印字用テープをテープ送り駆動するとともに、
テープ送りと同期させて上下方向に1列に設けられた印
字ヘッドの複数の印字素子を所定のタイミングで通電す
ることにより、印字用テープ上に複数のドット列からな
るドットパターンの文字を1行又は複数行に印字してい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】例えばタイプライタや
ワードプロセッサなどの印字装置では、印字用紙の左右
長さを基準にして、左端揃え、右端揃え、センタリング
等の行修飾を設定して印字することができる。しかしこ
の種のテープ用の印字装置は、ほぼ制限のない長さのテ
ープに任意長さの文字列を印字するものであるから、左
端揃えや右端揃えなどの行修飾を従来の技術を適用して
設定することができない。印字されたテープが種々の用
途、例えば前述のように「表題」や「名前」等、外から
見やすいところに用いられる関係上、1行のみ印字する
場合よりも、複数行印字する場合その印字内容に応じて
各行を左端揃えや右端揃えなどして体裁よく配置したい
ことがある。しかし従来の装置では、複数行のうちの各
行の長さを計数して空白等を挿入しなければならず、面
倒であった。
【0005】本発明の目的は、テープに1行または複数
行印字でき、かつ複数行印字する場合、そのうちの少な
くとも1つの印字行に、左端揃え、センター揃え、右端
揃え、等文字間隔、の行修飾のうちの少なくとも1つを
設定できるようにするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の印字装置は、図
1の機能ブロック図に示すように、印字媒体としてのテ
ープに印字する文字列、及びその文字列を複数行に構成
するための改行データを入力する入力手段と、左端揃え
で印字する左端モード、センター揃えで印字するセンタ
リングモード、右端揃えで印字する右端モード、等文字
間隔で印字する等文字間隔モード、の行修飾のうち少な
くとも1つを、前記複数行のうちの少なくとも1つの印
字行に設定するモード設定手段と、前記入力手段により
入力された文字列の印字行数を検索する検索手段と、印
字ヘッドと前記テープをそのテープの長手方向に相対移
動しながら、そのテープの長手方向に沿った文字列をテ
ープ幅方向に1行または複数行印字する印字手段と、前
記検索手段により検索された印字行数が複数あるとき、
前記少なくとも1つの印字行に入力された文字列を、そ
こに設定された行修飾にもとづいて、印字データに作成
し、前記印字ヘッドに印字させる印字制御手段を備え
る。
【0007】上記印字装置において好ましくは、さらに
前記検索手段により検索された印字行数が複数あると
き、その複数行のうちの最長の印字行を判別する判別手
段を備え、前記印字制御手段は、前記行修飾が設定され
た印字行の各文字について前記最長の印字行を基準とし
て演算した文字位置データを格納する文字位置メモリ、
その文字位置データにもとづいて各文字の印字データを
格納する印字バッファを有する。
【0008】また本発明の印字装置は、印字媒体として
のテープに印字する文字のコードデータ、及びその文字
を複数行に構成するための改行データを入力する入力手
段と、その入力手段により入力されたコードデータ及び
改行データを格納する入力データバッファと、左端揃え
で印字する左端モード、センター揃えで印字するセンタ
リングモード、右端揃えで印字する右端モード、等文字
間隔で印字する等文字間隔モード、の行修飾のうち少な
くとも1つを、複数行のうちの少なくとも1つの印字行
に設定するモード設定手段と、前記入力手段により入力
された文字列の印字行数を検索する検索手段と、前記検
索手段により検索された印字行数が複数あるとき、その
複数行のうちの最長の印字行を判別する判別手段と、多
数の文字のパターンデータを格納したパターンデータ格
納手段と、印字ヘッドと前記テープをそのテープの長手
方向に相対移動しながら、そのテープの長手方向に沿っ
た文字列をテープ幅方向に複数行印字する印字手段と、
前記入力データバッファに格納されたコードデータに対
応するパターンデータを前記パターンデータ記憶手段か
ら読み出し、そのパターンデータにもとづいて前記印字
ヘッドに印字させる印字制御手段を備え、前記印字制御
手段は、前記検索手段により検索された印字行数が複数
あるとき、前記少なくとも1つの印字行に設定された行
修飾にもとづいて、その行の文字について前記最長の印
字行を基準として演算した文字位置データを格納する文
字位置メモリを有する構成とすることもできる。
【0009】上記印字制御手段は好ましくは、さらに前
記入力データバッファに格納されたコードデータに対応
するパターンデータを前記文字位置データにもとづいて
格納する印字バッファを有する。
【0010】また上記印字ヘッドは好ましくは、前記テ
ープの印字領域の複数行の各文字に対応する多数の印字
素子を有する。
【0011】さらに上記印字装置は、好ましくは前記検
索手段により検索された印字行数にもとづいて印字時の
文字サイズを指定する手段を備え、また前記複数行のう
ち、前記行修飾を設定する印字行を選択する手段を備え
ることもできる。
【0012】
【作用】本発明に係る印字装置においては、入力手段に
より文字列を入力し、改行データで複数行に構成する。
その入力した行数を検索手段で検索し、複数行ある場
合、モード設定手段により左端モード、センタリングモ
ード、右端モード、等文字間隔モード、の行修飾のうち
の1つを、複数行のうちの少なくとも1つの印字行に設
定する。また複数行あるとき、印字制御手段により、前
記の少なくとも1つの印字行に入力された文字列を、そ
こに設定された行修飾にもとづいて、印字データに作成
し、印字ヘッドによりテープ幅方向に複数行を配置した
状態でテープの長手方向に沿って印字する。
【0013】好ましくは、判別手段で複数行のうちの最
長の印字行を判別し、行修飾が設定された印字行の各文
字について最長の印字行を基準として演算した文字位置
データを文字位置メモリに格納し、その文字位置データ
にもとづいて各文字の印字データを印字バッファに格納
することで、印字ヘッドは、印字バッファから読みだし
た印字データにもとづいて印字することができる。
【0014】また好ましくは、入力手段は文字をコード
データで入力する。それらのコードデータ、また改行デ
ータを入力データバッファに格納する。上記のようにモ
ード設定手段で複数行のうちの少なくとも1つの印字行
に対し行修飾を設定し、文字位置メモリに、行修飾を設
定した印字行の各文字について演算した文字位置データ
を格納する。そしてコードデータに対応するパターンデ
ータを、パターンデータ格納手段から読みだし、上記文
字位置データにしたがって印字ヘッドで印字することが
できる。この場合、読みだしたパターンデータは印字バ
ッファに格納することで、上記と同様に、印字ヘッドで
印字することができる。
【0015】印字ヘッドは、テープの印字領域の複数行
の各文字に対応する多数の印字素子を有することで、テ
ープに対し長手方向に相対移動するだけで複数行を並行
して印字することができる。
【0016】さらに好ましくは、検索した行数にもとづ
いて文字サイズを指定することで、狭いテープ幅内にお
いて行数に合った文字サイズで印字することができる。
【0017】さらに上記印字装置は、複数行のうち、行
修飾を設定する印字行を選択することで、任意の印字行
に行修飾を施すことができる。
【0018】このように、任意の長さのテープに1行ま
たは複数行印字でき、複数行印字する場合には、行修飾
を設定できるので、印字行の外観が向上し、印字装置の
実用性を高めることができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説
明する。
【0020】本実施例は、アルファベット文字や数字、
記号など(本明細書ではそれらを総称して単に「文字」
という)を印字用テープに印字可能な印字装置に本発明
を適用した場合のものである。
【0021】図2に示すように、印字装置1の本体フレ
ーム2の前部にはキーボード3が配設され、キーボード
3の後方で本体フレーム2内には印字機構PMが配設さ
れ、またキーボード3の後方には文字を表示可能な液晶
ディスプレイ4が設けられている。尚、ディスプレイ4
は、2行分表示可能になっている。
【0022】キーボード3には、文字を入力するための
文字キー、カーソル移動キー、改行を指令するための改
行キー、文書データを作成するための文書作成キー、文
書作成の終了を指令するための作成終了キー、行修飾指
定モードを設定するためのモード設定キー、図5に示す
ように、左端揃えで印字する左端モードに行修飾を設定
するための左端モードキー、図6に示すように、センタ
ー揃えで印字するセンタリングモードに行修飾を設定す
るためのセンタリングモードキー、図7に示すように、
右端揃えで印字する右端モードに行修飾を設定するため
の右端モードキー、図8に示すように、等文字間隔で印
字する等文字間隔モードに行修飾を設定するための等文
字間隔モードキ−、印字を指令するための印字キー、電
源をON・OFFするための電源キーなどが設けられて
いる。
【0023】次に、印字機構PMについて簡単に説明す
る。
【0024】図3に示すように、本体フレーム2には、
矩形状のテープ収納カセットCSが着脱自在に装着さ
れ、このテープ収納カセットCSには、透明なフィルム
からなる幅約24mmの印字用テープ5が巻装されたテー
プスプール6と、インクリボン7が巻装されたリボン供
給スプール8と、このインクリボン7を巻取る巻取りス
プール9と、印字用テープ5と同一幅を有する両面テー
プ10が剥離紙を外側にして巻装された供給スプール1
1と、これら印字用テープ5と両面テープ10とを接合
させる接合ローラ12とが回転自在に設けられている。
【0025】印字用テープ5とインクリボン7とが重な
る位置には、サーマルヘッド13が固定的に立設され、
これら印字用テープ5とインクリボン7とをサーマルヘ
ッド13に押圧するプラテンローラ14と、印字用テー
プ5と両面テープ10とを接合ローラ12に押圧する送
りローラ15とは支持体16に回転可能に枢支されてい
る。このサーマルヘッド13には、上下方向(すなわち
テープの幅方向)に1列に列設された128個の発熱素
子からなる発熱素子群13a(図9参照)が設けられて
いる。
【0026】テープ送りモータ24を回転駆動して接合
ローラ12と巻取りスプール9とを夫々所定方向に同期
回転駆動しながら、これに同期して発熱素子群13aに
所定のタイミングで複数回通電することにより、印字用
テープ5上には複数のドット列からなるドットパターン
の文字が印字され、その後、印字用テープ5の印字面に
は両面テープ10が貼付けられて送り方向A(すなわち
テープの長手方向に)にテープ送りされる。尚、印字機
構PMは、公知の構成(例えば特開平2ー106555
号公報を参照)と同様である。
【0027】図9に示すように、印字用テープ5の幅方
向には、発熱素子群13aに対応する印字領域PEが設
定され、この印字領域PEに最大3行まで印字可能にな
っており、1行印字の場合には、図9に「A」で示すよ
うに、ドットパターンデータが120ドット(縦)×1
20ドット(横)からなるLサイズ文字で、2行印字の
場合には、図9に「D」で示すように、ドットパターン
データが48ドット(縦)×48ドット(横)からなる
Mサイズ文字で、3行印字の場合には、図9に「F」で
示すように、ドッドパターンデータが32ドット(縦)
×32ドット(横)からなるSサイズ文字で印字され
る。また、1行印字、2行印字、3行印字のいづれの場
合においても、印字下端と印字上端は、印字下限ライン
BLと印字上限ラインTLより夫々4ドット分内側に印
字されるようになっている。
【0028】次に、印字装置1の制御系について説明す
る。
【0029】図4に示すように、キーボード3と、液晶
ディスプレイ(LCD)4に表示データを出力するため
の表示用RAMを有するディスプレイコントローラ(L
CDC)23と、サーマルヘッド13を駆動するための
駆動回路25と、テープ送りモータ24を駆動するため
の駆動回路26と、警告用ブザー20のための駆動回路
21とは制御装置Cの入出力インターフェース27に夫
々接続されている。
【0030】制御装置Cは、CPU29と、このCPU
29にデータバスなどのバス28を介して接続された入
出力インターフェース27、CGROM30、ROM3
1及びRAM40とから構成されている。
【0031】CGROM30には、多数の文字の各々に
関して、印字用のLサイズ、Mサイズ、Sサイズのドッ
トパターンデータと、ディスプレイコントローラ23の
表示用RAMに出力するための所定サイズのドットパタ
ーンデータとがコードデータに対応させて格納されてい
る。
【0032】ROM31には、データ入力処理制御、表
示処理制御、印字処理制御及び本願特有の行修飾を設定
するためのモード設定処理制御などを含むテープ印字制
御の制御プログラムと、印字行数と使用する文字サイズ
のサイズ指定データとを対応づけたテーブルが格納され
ている。
【0033】RAM40のラインバッファ41には、図
10に示すように、キーボード3から入力された各文字
について、文字のコードデータと、文字サイズを指定す
るサイズ指定データなどの文字修飾データなどが一時的
に格納される。テキストメモリ42には、ラインバッフ
ァ41から転送されたデータが格納される。行数メモリ
43には、検索された印字行数Nが一時的に格納され
る。フラグメモリ44には、行修飾が左端モード、セン
タリングモード、右端モードに夫々設定されたときにセ
ットされる左端モードフラグLF、センタリングモード
フラグCF、右端モードフラグRFのフラグデータが、
行修飾が設定された印字行に対応させて格納される。最
長行メモリ45には、複数行に印字される場合に最長行
の行番号が格納される。文字位置メモリ46には、行修
飾が設定されている各印字行の各文字について、設定さ
れた行修飾に印字されるように印字バッファ47にドッ
トパターンデータを展開するための文字位置のデータが
コードデータやサイズ指定データとともに格納される。
印字バッファ47には、文字位置メモリ46に格納され
た文字位置データなどにもとづいてドットパターンデー
タに展開された複数文字の印字データが格納される。
【0034】次に、印字装置1の制御装置Cで行なわれ
るテープ印字制御のルーチンについて、図11〜図15
のフローチャートにもとづいて説明する。尚、図中符号
Si(i=10、11、12・・・・)は各ステップで
ある。また、以下の説明では、図8に示すように、3行
印字において、各印字行を等文字間隔モードに行修飾す
る場合について説明する。
【0035】電源キー操作により電源が投入されるとこ
の制御が開始され、先ず各メモリ41〜47や印字行を
指定する行カウンタをクリアするなどの初期設定が実行
され(S10)、文書作成キーが操作されると(S11
・S12:Yes)、文字キーを操作することにより入
力されるデータを入力処理するデータ入力処理制御(図
12参照)が開始される(S13)。
【0036】データ入力処理制御が開始され、文字キー
が操作されると(S20:Yes)、その文字の文字コ
ードデータが順次ラインバッファ41に格納され(S2
1)、更にその文字がディスプレイ4に表示される(S
22)。即ち、「ABCDEFGHJKLMN」と順次
入力すると、これらの文字列がディスプレイ4の上段行
に表示される。次に、文字列「ABCDEFG」を改行
して印字するために改行キーを操作すると(S23:Y
es)、改行データがラインバッファ41に記憶され
(S24)、カーソルがディスプレイ4の下段行の左端
に移動する(S25)。次に、前記同様に文字キーを操
作して「ABCDEFG」の各文字を入力することによ
り、S20〜S22が繰り返され、次に、文字列「AB
C」を改行して印字するために改行キーを操作すると、
前記同様にS24・S25が実行される。尚、この場
合、S25において、文字列が一行スクロールされて、
カーソルがディスプレイ4の下段行の左端に移動する。
【0037】このようにして、文字入力が終わって作成
終了キーが操作されると(S20・S23:No、S2
6:Yes)、ラインバッファ41に記憶された改行デ
ータにもとづいて行数Nが検索されて行数メモリ43に
格納され(S27)、次に、行数Nにもとづいて印字時
の文字サイズが設定される(S28)。即ち、本実施例
においては行数は3行なので、ROM31のテーブルに
もとづいてSサイズ文字を指定するサイズ指定データ
が、ラインバッファ41に各文字の文字コードデータに
付随さて格納される。その後、ラインバッファ41のデ
ータはテキストメモリ42に転送される(S29)。
【0038】次に、モード設定キーが操作されると(S
11:Yes、S12:No、S14:Yes)、行修
飾を設定するためのモード設定処理制御(図13参照)
が開始される(S15)。この制御が開始され、行数メ
モリ43のデータにもとづいて、行数Nが2行以上と判
定された場合には(S40:Yes)、1行目を指定す
るために行カウンタCに「1」がセットされ(S4
1)、次に、1行目の文字列がディスプレイ4に表示さ
れる(S42)。次に、左端モードキーが操作された場
合には(S43:Yes)、左端モードフラグLFがセ
ットされるとともに、センタリングモードフラグCFと
右端モードフラグRFがリセットされ(S44)、セン
タリングモードキーが操作された場合には(S43:N
o、S45:Yes)、センタリングモードフラグCF
がセットされるとともに、左端モードフラグLFと右端
モードフラグRFとがリセットされ(S46)、右端モ
ードキーが操作された場合には(S43・S45:N
o、S47:Yes)、右端モードフラグRFがセット
されるとともに、左端モードフラグLFとセンタリング
モードフラグCFとがリセットされ(S48)、等文字
間隔モードキーが操作された場合には(S43・S45
・S47:No、S49:Yes)、左端モードフラグ
LF、センタリングモードフラグCF及び右端モードフ
ラグRFともにリセットされる(S50)。本実施例に
おいては、等文字間隔モードに設定するので、各フラグ
LF、CF、RFともにリセットされ、これらフラグデ
ータは、各印字行に対応させてフラグメモリ44に格納
される。
【0039】このようにして、1行目の行修飾が設定さ
れると、行カウンタCがインクリメントされ(S5
2)、次にカウンタ値が4以上か否かが判定される(S
53)。この場合、1行目の行修飾の設定が終わったば
かりなので(S53:No)、S42に移行し、以下同
様に2行目、3行目ついて行修飾が設定される。全ての
行について行修飾の設定が終わると(S53:Ye
s)、S11に移行する。尚、S40において、行数N
が1行と判定された場合又は左端モードキー、センタリ
ングモードキー、右端モードキー及び等文字間隔モード
キー以外のキーが操作された場合には(S43・S45
・S47・S49:No)、警告のためにブザー20が
鳴動される(S51)。
【0040】次に、印字キーが操作されると(S11:
Yes、S12・S14:No、S16:Yes)、印
字処理制御(図14)が開始される(S17)。
【0041】この制御が開始されると、行数メモリ43
のデータにもとづいて行数Nが1行か否かが判定され
(S60)、行数Nが1行の場合には(S60:Ye
s)、テキストメモリ42の文字コードデータ及びサイ
ズ指定データにもとづいて、印字バッファ47にドット
パターンデータとして展開処理される(S62)。一
方、行数Nが2行以上の場合には(S60:No)、各
行の各文字を、設定された行修飾にもとづいて印字バッ
ファ47にドットパターンデータとして展開するための
再配列処理制御(図15)が開始される(S63)。
【0042】この制御が開始されると、各行の文字数を
比較することにより最長行が検索され、最長行の行番号
が最長行メモリ45に記憶される(S70)。本実施例
においては、1行目が最長行なので行番号「1」が記憶
される。次に、1行目を指定するために行カウンタCに
「1」がセットされ(S71)、次に、テキストメモリ
42より1行目のデータが読み出される(S72)。次
に、行カウンタCのカウンタ値と最長行メモリ45に格
納されたデータにもとづいて、1行目が最長行か否かが
判定され(S73)、最長行である場合には(S73:
Yes)、行数メモリ43の行数Nのデータと、テキス
トメモリ42の1行目の各文字についてのサイズ指定デ
ータと文字コードデータなどにもとづいて、1行目の各
文字について、印字バッファ47にドットパターンデー
タに展開処理するための位置が演算され、その演算結果
が文字位置データとしてサイズ指定データや文字コード
データとともに文字位置メモリ46に記憶される(S7
4)。即ち、本実施例においては、1行目が最長行であ
るので、図16に示すように、1行目の「ABCDEF
GHJKLMN」の各文字について、そのドットパター
ンデータを印字バッファ47に展開するための展開基準
位置Pn が例えば印字バッファ47の原点Oを基準とし
て演算され、その演算結果が文字位置データとしてサイ
ズ指定データや文字コードデータとともに文字位置メモ
リ46に記憶される。
【0043】次に、行カウンタCがインクリメントされ
(S82)、次にカウンタ値が4以上か否かが判定され
る(S83)。この場合は、1行目の処理が終わったば
かりなので、S72に移行し、2行目のデータが読み出
され、次に、S73において2行目が最長行か否かがカ
ウンタ値と最長行メモリ45のデータにもとづいて判定
される。本実施例においては、2行目が最長行でないこ
とが判定され(S73:No)、次に、フラグメモリ4
4に格納されたフラグデータにもとづいて、2行目が等
文字間隔モードに行修飾モードが設定されていることが
判定され(S75・S77・S79:No)。そして
2行目の「ABCDEFG」の各文字が最長印字行を基
準とする等文字間隔モードで印字されるように、最長行
についてその行の長さが演算され、最長行の長さを基準
として2行目の各文字について、ドットパターンデータ
を印字バッファ47に展開するための展開基準位置Pn
が演算され、その演算結果が文字位置データとしてサイ
ズ指定データや文字コードデータとともに文字位置メモ
リ46に記憶される(S81)。その後、S82に移行
し、前記同様にS83、S72〜S81が実行される。
このようにして、全部の行について処理が終わると(S
83:Yes)、S62に移行する。尚、行修飾が左端
モード(S75:Yes)、センタリングモード(S7
7:Yes)、及び右端モード(S79:Yes)に設
定されているときには、夫々S76・S78・S80が
実行される。
【0044】次に、文字位置メモリ46に格納された各
行の各文字の文字位置データ、サイズ指示データ及び文
字コードデータにもとづいて、図16に示すように、各
文字のドットパターンデータが印字バッファ47に展開
される(S62)。こうして、全ての文字についてドッ
トパターンデータが印字バッファ47に展開されると、
テープ送りモータ24が回転駆動されて接合ローラ12
と巻取りスプール9とが同期回転駆動されるとともに、
印字バッファ47のドットパターンデータにもとづいて
発熱素子群13aが所定のタイミングで通電されて印字
用テープ5上には複数のドット列により文字が印字さ
れ、印字テープ5の印字面には両面テープ10が貼付け
られる(S64)。その後、全ての文字の印字が終わる
と、所定量のテープ送り処理と切断処理の実行が指令さ
れ(S65)、この制御を終了してリターンする。
【0045】このように、左端モードキー、センタリン
グモードキー、右端モード及び等文字間隔モードキーを
操作することにより、複数行のうちの任意の印字行に行
修飾を設定出来るので、印字レイアウトの自由度が高め
られ、印字行の外観が向上し、印字装置の実用性を高め
ることが出来る。
【0046】尚、前記実施例では、3行印字について説
明したが、4行以上に印字することも可能である。更
に、印字用にCGROMを別途設け、このCGROMに
ドットパターンデータに代えて、各文字についての輪郭
線データを格納するようにしてもよい。加えて、文字サ
イズは、前記文字サイズ以外に、種々の文字サイズを設
定することも可能であるし、文字サイズを指定するため
のキーを設け、このキーを操作することにより、所望の
文字サイズを選択できるように構成することも可能であ
る。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明の印字装置は、行数
を検索して複数行あるとき、そのうちの少なくとも1つ
の印字行に行修飾を設定できるので、任意の長さのテー
プにおいても、1行または複数行を体裁よく印字でき
る。さらに行数にもとづいて文字サイズを指定するよう
にすることによって、1行および複数行を見やすく印字
することができ、特に複数行の場合には行修飾の効果と
相俟って印字行の外観が向上する。また複数行のうち任
意の行を選択して行修飾を施すことによって、印字レイ
アウトの自由度を高めることができる。
【0048】したがって「表題」や「名前」等のために
1行または複数行を見やすく印字することができ、テー
プ用の印字装置の実用性を高めることができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示す機能ブロック図である。
【図2】印字装置の平面図である。
【図3】印字機構の概略平面図である。
【図4】印字装置の制御系のブロック図である。
【図5】右端モードの印字例を示す図である。
【図6】センタリングモードの印字例を示す図である。
【図7】右端モードの印字例を示す図である。
【図8】等文字間隔モードの印字例を示す図である。
【図9】印字用テープ及びサーマルヘッドを示す印字機
構の部分正面図である。
【図10】ラインバッファ内のデータを示す説明図であ
る。
【図11】テープ印字制御のルーチンの概略フローチャ
ートである。
【図12】データ入力処理制御のサブルーチンの概略フ
ローチャートである。
【図13】モード設定処理制御のサブルーチンの概略フ
ローチャートである。
【図14】印字処理制御のサブルーチンの概略フローチ
ャートである。
【図15】再配列処理制御のサブルーチンの概略フロー
チャートである。
【図16】印字バッファ内のドットパターンデータを模
式的に示す説明図である。
【符号の説明】
1 印字装置 3 キーボード 29 CPU 30 CGROM 31 ROM 40 RAM C 制御装置 PM 印字機構

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字媒体としてのテープに印字する文字
    列、及びその文字列を複数行に構成するための改行デー
    タを入力する入力手段と、 左端揃えで印字する左端モード、センター揃えで印字す
    るセンタリングモード、右端揃えで印字する右端モー
    ド、等文字間隔で印字する等文字間隔モード、の行修飾
    のうち少なくとも1つを、前記複数行のうちの少なくと
    も1つの印字行に設定するモード設定手段と、 前記入力手段により入力された文字列の印字行数を検索
    する検索手段と、 印字ヘッドと前記テープをそのテープの長手方向に相対
    移動しながら、そのテープの長手方向に沿った文字列を
    テープ幅方向に1行または複数行印字する印字手段と、 前記検索手段により検索された印字行数が複数あると
    き、前記少なくとも1つの印字行に入力された文字列
    を、そこに設定された行修飾にもとづいて、印字データ
    に作成し、前記印字ヘッドに印字させる印字制御手段を
    備えることを特徴とする印字装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、さらに前記検索手段
    により検索された印字行数が複数あるとき、その複数行
    のうちの最長の印字行を判別する判別手段を備え、前記
    印字制御手段は、前記行修飾が設定された印字行の各文
    字について前記最長の印字行を基準として演算した文字
    位置データを格納する文字位置メモリ、その文字位置デ
    ータにもとづいて各文字の印字データを格納する印字バ
    ッファを有することを特徴とする印字装置。
  3. 【請求項3】 印字媒体としてのテープに印字する文字
    のコードデータ、及びその文字を複数行に構成するため
    の改行データを入力する入力手段と、 その入力手段により入力されたコードデータ及び改行デ
    ータを格納する入力データバッファと、 左端揃えで印字する左端モード、センター揃えで印字す
    るセンタリングモード、右端揃えで印字する右端モー
    ド、等文字間隔で印字する等文字間隔モード、の行修飾
    のうち少なくとも1つを、複数行のうちの少なくとも1
    つの印字行に設定するモード設定手段と、 前記入力手段により入力された文字列の印字行数を検索
    する検索手段と、 前記検索手段により検索された印字行数が複数あると
    き、その複数行のうちの最長の印字行を判別する判別手
    段と、 多数の文字のパターンデータを格納したパターンデータ
    格納手段と、 印字ヘッドと前記テープをそのテープの長手方向に相対
    移動しながら、そのテープの長手方向に沿った文字列を
    テープ幅方向に複数行印字する印字手段と、 前記入力データバッファに格納されたコードデータに対
    応するパターンデータを前記パターンデータ記憶手段か
    ら読み出し、そのパターンデータにもとづいて前記印字
    ヘッドに印字させる印字制御手段を備え、前記印字制御
    手段は、前記検索手段により検索された印字行数が複数
    あるとき、前記少なくとも1つの印字行に設定された行
    修飾にもとづいて、その行の文字について前記最長の印
    字行を基準として演算した文字位置データを格納する文
    字位置メモリを有することを特徴とする印字装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記印字制御手段は、さらに前記入力データバッファに
    格納されたコードデータに対応するパターンデータを前
    記文字位置データにもとづいて格納する印字バッファを
    有することを特徴とする印字装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または3において、 前記印字ヘッドは、前記テープの印字領域の複数行の各
    文字に対応する多数の印字素子を有することを特徴とす
    る印字装置。
  6. 【請求項6】 請求項1または3において、さらに前記
    検索手段により検索された印字行数にもとづいて印字時
    の文字サイズを指定する手段を備えることを特徴とする
    印字装置。
  7. 【請求項7】 請求項1または3において、さらに前記
    複数行のうち、前記行修飾を設定する印字行を選択する
    手段を備えることを特徴とする印字装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005297269A (ja) * 2004-04-08 2005-10-27 Casio Comput Co Ltd 文字出力装置
JP2006001131A (ja) * 2004-06-17 2006-01-05 Seiko Epson Corp 文字情報処理装置、文字情報処理装置の情報処理方法、プログラムおよび記憶媒体
JP2016132154A (ja) * 2015-01-19 2016-07-25 コニカミノルタ株式会社 印刷物の製造方法、印刷装置、および印刷装置を制御する制御プログラム

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