JP2583625Y2 - プリンタ - Google Patents

プリンタ

Info

Publication number
JP2583625Y2
JP2583625Y2 JP1991069501U JP6950191U JP2583625Y2 JP 2583625 Y2 JP2583625 Y2 JP 2583625Y2 JP 1991069501 U JP1991069501 U JP 1991069501U JP 6950191 U JP6950191 U JP 6950191U JP 2583625 Y2 JP2583625 Y2 JP 2583625Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
print
width
size
printing
label
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991069501U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0518853U (ja
Inventor
信之 持永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP1991069501U priority Critical patent/JP2583625Y2/ja
Priority to MYPI92000059A priority patent/MY124305A/en
Priority to KR1019920000846A priority patent/KR960010415B1/ko
Priority to DE69203247T priority patent/DE69203247T3/de
Priority to EP92101562A priority patent/EP0497352B2/en
Priority to CN92100606A priority patent/CN1049864C/zh
Priority to US08/014,097 priority patent/US5253334A/en
Publication of JPH0518853U publication Critical patent/JPH0518853U/ja
Priority to HK58496A priority patent/HK58496A/xx
Application granted granted Critical
Publication of JP2583625Y2 publication Critical patent/JP2583625Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)
  • Labeling Devices (AREA)
  • Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
  • Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、長尺な被印字媒体に印
字データを印字する際に使用されるプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】例えばカセットテープ用のインデックス
ラベルやビデオテープ用のインデックスラベルを作成す
る装置として、任意にキー入力した文字列データを接着
剤付きの帯状ラベルに印字出力するラベルプリンタが考
えられている。
【0003】このラベルプリンタで使用される接着剤付
きラベルは、カートリッジにリール状に巻かれて収納さ
れ、その印字長さに応じて繰出された部分を切出して使
用されるもので、作成するラベルの使用目的に応じて、
例えばカセットテープ用とビデオテープ用とでそのラベ
ル幅が異なるため、予め異なる幅のラベルを有した複数
のカートリッジが用意されている。
【0004】この場合、例えばカセットテープ用のラベ
ル幅を想定して入力した文字列データを印字する際に
は、それに応じた狭い幅のラベルを有するカートリッジ
を、また、ビデオテープ用のラベル幅を想定して入力し
た文字列データを印字する際には、それに応じた広い幅
のラベルを有するカートリッジを、それぞれ入替えて使
用する必要がある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のラベルプリンタにおいては、例えば上記広いラベル
幅を想定して入力した文字列データを、狭い幅のラベル
に印字しようとすると、その印字文字がラベルからはみ
出し印字不良が生じてしまう問題がある。
【0006】本願考案は、このような従来の課題に鑑み
てなされたものである。すなわち、本考案は複数行の印
字データが長尺な被印字媒体の幅方向内からはみ出して
印字されることがなく、不良印字の発生を確実に防止す
ることが可能なプリンタを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の考案
は、装置本体と、複数行の印字データを入力する入力手
段と、前記装置本体に設けられ長尺な被印字媒体の長手
方向に前記入力手段により入力される前記印字データを
印字する印字手段とを備えるプリンタにおいて、前記被
印字媒体の幅方向の幅寸法を記憶する幅記憶手段と、前
記印字データの中で任意に異なる大きさの印字サイズを
設定可能な印字サイズ設定手段と、該印字サイズ設定手
段により任意に異なる大きさに設定される印字サイズの
各行における最大の印字サイズを判断する最大サイズ判
断手段と、前記幅記憶手段に記憶される前記被印字媒体
の幅寸法、前記入力手段により入力される印字データの
行数、及び前記最大サイズ判断手段により判断される各
行ごとの前記印字データの中に設定された最大印字サイ
ズに基づき、当該印字データが前記被印字媒体の幅方向
内に印字可能か否かを判断する印字判断手段と、この印
字判断手段が印字可能と判断した場合、前記印字手段に
より前記被印字媒体の幅内に前記印字データを印字する
ように制御する印字制御手段とを具備していることを特
徴とする。したがって、この請求項1に記載の考案によ
れば、印字データの中で任意に異なる大きさの印字サイ
ズを設定可能な印字サイズ設定手段と、印字サイズ設定
手段により任意に異なる大きさに設定される印字サイズ
の各行における最大の印字サイズを判断する最大サイズ
判断手段と、幅記憶手段に記憶される被印字媒体の幅寸
法、入力手段により入力される印字データの行数、及び
最大サイズ判断手段により判断される各行ごとの印字デ
ータの中に設定された最大印字サイズに基づき、印字デ
ータが被印字媒体の幅方向内に印字可能か否かを判断す
る印字判断手段とを備えた構成としているので、印字デ
ータを被印字媒体に印字する前に印字データが被印字媒
体の幅方向内に印字可能か否かを判断することができ
る。また、上述のような印字サイズ設定手段と、最大サ
イズ判断手段と印字判断手段とを備えるプリンタで
は、たとえ各行ごとの印字データの中に任意の異なる大
きさの印字サイズが設定されたとしても、印字データが
印字媒体の幅方向内からはみ出して印字されることがな
く、不良印字の発生を確実に防止することが可能にな
る。更には、不良印字の発生による印字媒体の無駄な消
費を確実に防止することも可能になる。また、請求項2
に記載の考案は、装置本体と、夫々異なる幅寸法の長尺
な被印字媒体を収納する複数のテープカセットのうちの
1つのテープカセットを装着可能とするべく前記装置本
体に設けられたカセット装填部と、複数行の印字データ
を入力する入力手段と、前記カセット装填部に装着され
る前記テープカセット内の被印字媒体の長手方向に前記
入力手段により入力される前記印字データを印字する印
字手段とを備えるプリンタにおいて、前記カセット装填
部内に設けられ前記テープカセットの形状に応じて動作
する検知手段と、この検知手段から得られる情報に基づ
いて前記テープカセット内に収納される前記被印字媒体
の幅寸法を判断する幅判断手段と、前記印字データの中
で任意に異なる大きさの印字サイズを設定可能な印字サ
イズ設定手段と、該印字サイズ設定手段により任意に異
なる大きさに設定される印字サイズの各行における最大
の印字サイズを判断する最大サイズ判断手段と、前記入
力手段により入力される印字データの行数、前記幅判断
手段により判断される前記被印字媒体の幅寸法、及び前
記最大サイズ判断手段により判断される各行ごとの前記
印字データの中に設定された最大印字サイズに基づき、
当該印字データが前記被印字媒体の幅方向内に印字可能
か否かを判断する印字判断手段と、この印字判断手段が
印字可能と判断した場合、前記印字手段により前記被印
字媒体の幅内に前記印字データを印字するように制御す
る印字制御手段とを具備していることを特徴とする。し
たがって、この請求項2に記載の考案によれば、印字デ
ータの中で任意に異なる大きさの印字サイズを設定可能
な印字サイズ設定手段と、印字サイズ設定手段により
意に異なる大きさに設定される印字サイズの各行におけ
る最大の印字サイズを判断する最大サイズ判断手段と、
テープカセットの形状に応じて動作する検知手段から得
られる情報に基づいてテープカセット内に収納される被
印字媒体の幅寸法を判断する幅判断手段により判断され
る被印字媒体の幅寸法、入力手段により入力される印字
データの行数、及び最大サイズ判断手段により判断され
る各行ごとの印字データの中に設定された最大印字サイ
ズに基づき、印字データが被印字媒体の幅方向内に印字
可能か否かを判断する印字判断手段とを備えた構成とし
ているので、印字データを被印字媒体に印字する前に印
字データが被印字媒体の幅方向内に印字可能か否かを判
断することができる。また、上述のような印字サイズ設
定手段と、最大サイズ判断手段と印字判断手段とを備
えるプリンタでは、たとえ各行ごとの印字データの中
任意の異なる大きさの印字サイズが設定されていたとし
ても、印字データが印字媒体の幅方向内からはみ出して
印字されることがなく、不良印字の発生を確実に防止す
ることが可能になる。また、不良印字の発生による印字
媒体の無駄な消費を確実に防止することも可能になる。
更には、検知手段から得られる情報に基づいてテープカ
セット内に収納される被印字媒体の幅寸法を幅判断手段
により判断することが可能なので、被印字媒体の幅寸法
を容易に認識できて便利となる。また、請求項1または
請求項2に従属する請求項3に記載の考案によれば、印
字判断手段が印字不可能と判断した場合、印字不可能で
ある旨を報知する報知手段を更に備えた構成としている
ので、印字データが印字媒体の幅方向内に印字できない
ことを容易に知ることができる。
【0008】
【0009】
【実施例】以下図面により本考案の一実施例について説
明する。
【0010】図1はラベルプリンタの外観構成を示すも
ので、本体ケース11は、例えば大人の手で把持できる
程度の直方体の筐体からなり、本体ケース11の表面に
は、キー入力部12及び表示部13が備えられ、また、
右側面には、電源スイッチ14が備えられる。
【0011】キー入力部12には、ラベルプリント用の
名前,見出し,インデックス等の文字列データを作成す
るためのワードプロセッサ機能に即した文字入力キー,
かな/漢字変換キー,次候補キー,文字倍率設定キー及
び実行キー等の他、改行キーや1ラベルに対する文字列
データ毎の境界を区切るための「停」キー、文字入力モ
ードと印字モードとを切替えるためのモード切替えキ
ー、そして印字動作を開始させるための印字開始キー等
が備えられる。表示部13には、上記キー入力操作に伴
い得られる文字列データや印字書式のレイアウトデータ
等が、それぞれ該当する処理に応じて表示される。
【0012】また、本体ケース11の下側面には、上記
文字列データ印字後の図示しない接着剤付きラベルを排
出するためのラベル排出口15、及びこのラベル排出口
15に排出されたラベルを切出すためのカッタボタン1
6が備えられる。
【0013】すなわち、電源スイッチ14の投入後、キ
ー入力部12及び表示部13を使用して任意の文字列デ
ータを作成し、印字モードを設定してその印字処理を開
始させると、図示しないラベルに上記被印字文字列が印
字されてラベル排出口15から順次排出されることにな
る。
【0014】この場合、上記被印字文字列は、予め使用
ラベルの幅及び長さを想定して文字倍率や改行を設定し
作成されるもので、使用ラベル幅に対し被印字文字列が
はみ出す場合には、そのはみ出し部分の文字列が印字長
さ方向に置換追加されて印字されることになる。
【0015】そして、上記被印字文字列が図示しないラ
ベルに印字されてラベル排出口15から排出されると、
そのラベルはラベルカッタ16を矢印xで示す方向にス
ライドさせることで切取られて使用される。図2は上記
ラベルプリンタのプリント部21の構成を示すもので、
このプリント部21には、インクテープカートリッジ2
2が装着されて使用される。
【0016】インクテープカートリッジ22には、前記
被印字文字列が印字される接着剤付きラベル23と該ラ
ベル23に対する印字用のインクリボン24が備えら
れ、ラベル23は転写部25においてインクリボン24
と平行接触して同時進行し、インクテープカートリッジ
22から排出されるよう構成される。
【0017】ここで、インクテープカートリッジ22
は、例えばカセットテープラベル用やビデオテープラベ
ル用に応じて異なる幅のラベル23及びインクリボン2
4を搭載したものが選択されて装着される。
【0018】プリント部21に対し、上記インクテープ
カートリッジ22は、前記キー入力部12及び表示部1
3を備えた本体ケース11のケース蓋26を片開きする
ことで着脱可能になるもので、該インクテープカートリ
ッジ22のラベル繰出しスプール27にはスプール軸2
8が、また、インクリボン24のリボン巻取りスプール
29にはリボン巻取り軸30がそれぞれ挿入嵌合される
と共に、インクテープカートリッジ22における対向側
面の窪み31a,31bには、カートリッジガイド32
aとカートリッジ押え用フック32bとがそれぞれ係止
されて位置決めが図られる。
【0019】この場合、プラテンローラ33はインクテ
ープカートリッジ22の転写部25におけるラベル23
に沿って位置設定され、また、サーマルプリントヘッド
34は同転写部25におけるインクリボン24に沿って
位置設定される。ここで、サーマルプリントヘッド34
は、インクリボン24の幅方向に対して、例えば144
dots(8dots/mm)を有している。
【0020】すなわち、接着剤付きラベル23に対する
被印字文字列の印字動作時には、該ラベル23とインク
リボン24とは、プラテンローラ33及びリボン巻取り
軸30の回転により、転写部25においてそれぞれ同一
の速度で搬送され、サーマルプリントヘッド34がプラ
テンローラ33との間に上記ラベル23とインクリボン
24とを挟み付けて熱転写動作することにより、被印字
文字列が順次ラベル23に印字されてラベル排出口15
から繰出されることになる。なお、図2において、16
aはカッタボタン16のスライドに伴い上記ラベル排出
口15に突出してラベル23を切断するためのカッタで
ある。
【0021】一方、上記プリント部21における上記イ
ンクテープカートリッジ22の装着部上側面には、その
一端にラベル幅検知スイッチ35が、その他端にインク
色検知スイッチ36が設けられる。
【0022】図3は上記ラベルプリンタのプリント部2
1におけるラベル幅及びインク色の検知構造を示すもの
で、まず、ラベル幅検知スイッチ35は、インクテープ
カートリッジ22がプリント部基体37に立設散在する
ガイドピン37a〜37dに沿って装着された際に、そ
のインクテープカートリッジ22の側面下縁に押圧され
て下降動作する幅検知可動板35aと、この幅検知可動
板35aによる幅検知位置を電圧信号に変換する可変抵
抗器35bと、この可変抵抗器35bにより得られる電
圧信号を導出する幅検知信号出力線35cとからなり、
幅検知可動板35aの押圧下降位置に応じたレベルの電
圧信号によりインクテープカートリッジ22の幅、つま
りは接着剤付きラベル23及びインクリボン24の幅が
検出される。
【0023】また、インク色検知スイッチ36は、イン
クテープカートリッジ22が上記同様にしてプリント部
21に装着された際に、インクテープカートリッジ22
のスイッチ対応側面に予めその内臓インクリボン24の
インク色に応じた長さで形成された色識別溝38に嵌合
して上下動作する溝検知可動板36aと、この溝検知可
動板36aによる溝検知位置をその検知位置に応じた段
階的な電気信号に変換するマイクロスイッチ36bとか
らなり、溝検知可動板36aの溝検知位置に応じたレベ
ルの電気信号によりインクテープカートリッジ22のイ
ンク色が検出される。
【0024】図4は上記ラベルプリンタのプリント部2
1におけるラベル幅及びインク色の検知状態を示すもの
で、同図(A)は例えばカセットテープ用の9mm幅のラ
ベル23が収納されたインクテープカートリッジ22に
対する検知状態を示し、同図(B)は例えばビデオテー
プ用の18mm幅のラベル23が収納されたインクテープ
カートリッジ22に対する検知状態を示している。
【0025】この場合、プリント部21に対する各イン
クテープカートリッジ22の装着高さは、プリント部基
体37に立設されたガイドピン37a〜37dにより規
制され、常時その天板が同一の高さに設定されるもの
で、図4(A)で示すように、幅検知可動板35aの下
降量が少ない状態では、9mm幅のラベル23を有するイ
ンクテープカートリッジ22が装着されていることにな
り、また、図4(B)で示すように、幅検知可動板35
aの下降量が大きい状態では、18mm幅のラベル23を
有するインクテープカートリッジ22が装着されている
ことになる。
【0026】図5は上記ラベルプリンタにおける電子回
路の構成を示すもので、同図において、41は回路各部
の動作制御を司る制御部であり、この制御部41には、
前記キー入力部12の他、作成された被印字文字列を記
憶するための印字データ記憶部42が接続されると共
に、レイアウト表示制御部43及び表示制御部44を介
して前記表示部13が接続される。
【0027】印字データ記憶部42には、1ラベル毎に
対応作成された被印字文字列が、停止コードにより区切
られて記憶されるもので、この被印字文字列は、印字モ
ードの設定により順次制御部41に読出され、印字レイ
アウトの表示制御処理が実行される。
【0028】レイアウト表示制御部43は、上記印字デ
ータ記憶部42から読出された被印字文字列と共に、そ
の最大文字サイズ,文字印字方向,最大印字長,使用ラ
ベル幅,及び印字イメージからなる印字書式の設定情報
を、図示しない表示バッファ上の予め設定された位置に
展開制御するもので、このレイアウト表示制御部43に
より上記表示バッファ上にレイアウトされた被印字文字
列及びその印字書式の設定情報は、印字開始の指定によ
り表示制御部44を通して表示部13に表示される。
【0029】また、制御部41には、ラベル幅検知スイ
ッチ35からのラベル幅検知信号がA/D変換部35d
を介して供給されると共に、インク色検知スイッチ36
からの色検知信号が供給され、さらに、制御部41に
は、印字部45の他、印字長・印字幅判断部46、印字
幅エラー判断部47、及びデータ記憶部48が接続され
る。
【0030】印字部45は、印字データ記憶部42から
順次読出される被印字文字列の、上記レイアウト表示制
御部43において予め設定された印字書式情報に対応し
た印字処理を行なうべく、サーマルプリントヘッド34
の印字動作を制御すると共に、リボン巻取り軸30及び
プラテンローラ33それぞれの回転動作を制御するもの
で、上記被印字文字列の印字長及び印字幅は、印字デー
タ記憶部42からの被印字文字列の各文字データ読出し
毎に、その文字制御コードに基づき上記印字長・印字幅
判断部46において判断される。また、上記印字部45
の印字制御動作に伴い、被印字文字列の印字幅がラベル
23の幅内に収まるか否かは、印字データ記憶部42か
らの停止コードの読出し毎、つまり、1ラベル分の被印
字文字列読出し毎に上記印字幅エラー判断部47により
判断される。
【0031】そして、データ記憶部48は、上記印字長
・印字幅判断部46における被印字文字列の印字長・印
字幅の判断処理に応じて順次その最大印字長及び印字幅
を記憶更新すると共に、被印字文字列内各行毎の最大文
字サイズを記憶するもので、このデータ記憶部48に記
憶される印字幅データと前記ラベル幅検知スイッチ35
から得られたラベル幅検知データとに基づき上記印字幅
エラー判断部47におけるエラー判断処理が実行される
と共に、最大文字サイズデータ及び最大印字長データに
基づき前記レイアウト表示制御部43における被印字文
字列のレイアウト表示制御処理が実行される。次に、上
記構成によるラベルプリンタの動作について説明する。
【0032】例えばビデオテープ用のラベルを作成する
べく、キー入力部12及び表示部13を使用して任意の
文字列データを入力し、被印字文字列「ABC株式会社
開発部」が生成されると、その文字列データは停止コー
ドにより区切られて印字データ記憶部42に記憶され
る。図6は上記ラベルプリンタの印字モード設定時にお
ける印字レイアウト表示処理を示すフローチャートであ
る。図7は上記ラベルプリンタにおける5種類の印字レ
イアウト表示状態とそのそれぞれのラベルプリント状態
とを対応付けて示す図である。
【0033】すなわち、「ABC株式会社」を全角文
字、「開発部」を4倍角文字とした改行なしの被印字文
字列「ABC株式会社開発部」が印字データ記憶部42
に記憶された状態で、プリント部21に対し18mm幅の
幅広ラベル23を有するインクテープカートリッジ22
を装着すると共に、キー入力部12のモード切替えキー
を操作して印字モードを設定すると、該被印字文字列の
先頭文字「A」が印字データ記憶部42から制御部41
に読出され、その文字制御コードに基づき印字文字サイ
ズ“全角”(3mm角)が判断される(ステップS1〜S
3)。
【0034】すると、上記制御部41において判断され
た被印字文字データ「A」の文字サイズ“全角”に基づ
き、印字長・印字幅判断部46においてその印字長(文
字ピッチを含む)が判断され、データ記憶部48におけ
る印字長レジスタに加算されると共に、該データ記憶部
48の最大文字サイズレジスタに記憶されている前回読
出し文字(この場合なし)までのラベル幅方向の最大文
字サイズと今回読出し文字「A」のラベル幅方向文字サ
イズとが大小比較判断され、その大きい方のラベル幅方
向文字サイズが新たな最大文字サイズとして上記最大文
字サイズレジスタに更新記憶される(ステップS4〜S
6)。
【0035】こうして、被印字文字列1文字目「A」の
読出し処理に応じてその印字文字サイズに基づく印字長
加算処理及びラベル幅方向の最大文字サイズ記憶処理が
行なわれると、さらに、2文字目「B」以降の印字デー
タ読出し処理に伴う文字サイズ判断処理,印字長加算処
理,ラベル幅方向の最大文字サイズ記憶処理が繰返さ
れ、被印字文字列「ABC株式会社開発部」1行分の印
字長データ(この場合10cm)がデータ記憶部48の印
字長レジスタに、ラベル幅方向の最大文字サイズ(この
場合4倍角)がデータ記憶部48の最大文字サイズレジ
スタにそれぞれ記憶されるようになる(ステップS1〜
S6)。
【0036】そして、上記被印字文字列「ABC株式会
社開発部」の終りを示す停止コード「停」が印字データ
記憶部42から読出されると、上記ステップS6におい
てデータ記憶部48の最大文字サイズレジスタに記憶さ
れた被印字文字列中の最大文字サイズに応じて、印字長
・印字幅判断部46において、その印字幅が判断されデ
ータ記憶部48の印字幅レジスタに加算される共に、該
当印字行とその最大文字サイズとが対応付けされて行
数:文字サイズレジスタに記憶され、上記最大文字サイ
ズレジスタに記憶されていた今回読出し印字行の最大文
字サイズはクリアされる(ステップS1,S2→S7〜
S10)。
【0037】ここで、1ラベル分の被印字文字列が複数
行からなる場合には、データ記憶部48の最大印字長レ
ジスタに記憶されている前回読出し印字行までの最大印
字長と上記ステップS4において印字長レジスタに記憶
された今回読出し印字行の印字長とが、印字長・印字幅
判断部46において長短比較判断され、その長い方の印
字長が上記最大印字長レジスタに更新記憶されると共
に、上記印字長レジスタに記憶されていた今回読出し印
字行の印字長はクリアされる(ステップS11〜S1
3)。
【0038】そして、上記ステップS1における今回の
読出し印字データが停止コード「停」である場合には、
1ラベル分の被印字文字列の読出しが終了したことにな
り、データ記憶部48には、その印字幅データ、各印字
行毎の最大文字サイズデータ、及び各印字行相互間の最
大印字長データが得られたことになる(ステップS1
4)。
【0039】ここで、ラベル幅検知スイッチ35からA
/D変換部35dを介して得られたインクテープカート
リッジ22における接着剤付きラベル23のラベル幅検
知データ(この場合18mm)と上記ステップS8におい
てデータ記憶部48の印字幅レジスタに記憶された被印
字文字列の印字幅データ(この場合4倍角=6mm)とが
印字幅エラー判断部47において大小比較判断されるも
ので、この場合、接着剤付きラベル23のラベル幅(1
8mm)よりも被印字文字列の印字幅(4倍角=6mm)は
小さいので、被印字文字列入力時における設定書式通り
のラベル印字が可能であり、上記ステップS9において
データ記憶部48の行数:文字サイズレジスタに記憶さ
れた各印字行毎の最大文字サイズ(この場合、1行:4
倍角)がレイアウト表示制御部43に転送される(ステ
ップS15,S16)。
【0040】これにより、図7(A)で示すように、被
印字文字列「ABC株式会社開発部」が表示される表示
部13の上段右端には、倍角存在行を太線とする印字イ
メージ(この場合1行のみ)が表示されると共に、表示
部13の上段左端からカーソル指定文字(この場合
「A」)に対応する文字サイズ(1×1)、被印字文字
列の印字方向(横)、装着中インクテープカートリッジ
22のラベル幅(18mm)、及び上記ステップS12に
おいてデータ記憶部48の最大印字長レジスタに記憶さ
れた被印字文字列の最大印字長(10cm)がそれぞれ表
示されるようになる(ステップS17)。
【0041】すなわち、ユーザは、被印字文字列「AB
C株式会社開発部」の作成後に印字モードを設定するこ
とで、倍角を含む被印字文字列が18mm幅の接着剤付き
ラベル23に10cmの印字長で横書き印字されることを
表示部13上のレイアウト表示で予め知ることができ、
このレイアウト表示に対応するラベル印字処理が印字開
始キーの操作に応じ印字部45にて成されるようにな
る。
【0042】また、1行目に「ABC」全角文字、2行
目に「株式会社」全角文字及び「開発部」4倍角文字と
した2行からなる被印字文字列「ABC/株式会社開発
部」が印字データ記憶部42に記憶された状態で、プリ
ント部21に対し18mm幅の幅広ラベル23を有するイ
ンクテープカートリッジ22を装着すると共に、キー入
力部12のモード切替えキーを操作して印字モードを設
定すると、上記同様にして被印字文字列の先頭文字
「A」が印字データ記憶部42から制御部41に読出さ
れ、その文字制御コードに基づき印字文字サイズ“全
角”が判断される(ステップS1〜S3)。
【0043】すると、上記制御部41において判断され
た被印字文字データ「A」の文字サイズ“全角”に基づ
き、印字長・印字幅判断部46においてその印字長(文
字ピッチを含む)が判断され、データ記憶部48におけ
る印字長レジスタに加算されると共に、該データ記憶部
48の最大文字サイズレジスタに記憶されている前回読
出し文字(この場合なし)までのラベル幅方向の最大文
字サイズと今回読出し文字「A」のラベル幅方向文字サ
イズとが大小比較判断され、その大きい方のラベル幅方
向文字サイズが新たな最大文字サイズとして上記最大文
字サイズレジスタに更新記憶される(ステップS4〜S
6)。
【0044】こうして、被印字文字列1文字目「A」の
読出し処理に応じてその印字文字サイズに基づく印字長
加算処理及びラベル幅方向の最大文字サイズ記憶処理が
行なわれると、さらに、2文字目「B」以降の印字デー
タ読出し処理に伴う文字サイズ判断処理,印字長加算処
理,ラベル幅方向の最大文字サイズ記憶処理が繰返さ
れ、被印字文字列1行目「ABC」の印字長データがデ
ータ記憶部48の印字長レジスタに、ラベル幅方向の最
大文字サイズ(この場合全角)がデータ記憶部48の最
大文字サイズレジスタにそれぞれ記憶されるようになる
(ステップS1〜S6)。
【0045】そして、上記被印字文字列1行目「AB
C」の改行を示す改行コードが印字データ記憶部42か
ら読出されると、上記ステップS6においてデータ記憶
部48の最大文字サイズレジスタに記憶された1行目中
の最大文字サイズ(全角)に応じて、印字長・印字幅判
断部46において、その印字幅が判断されデータ記憶部
48の印字幅レジスタに加算される共に、該当印字行
(1行目)とその最大文字サイズ(全角)とが対応付け
されて行数:文字サイズレジスタに記憶され、上記最大
文字サイズレジスタに記憶されていた今回読出し印字行
(1行目)の最大文字サイズはクリアされる(ステップ
S1,S2→S7〜S10)。
【0046】ここで、データ記憶部48の最大印字長レ
ジスタに記憶されている前回読出し印字行までの最大印
字長(この場合“0”)と上記ステップS4において印
字長レジスタに記憶された今回読出し印字行(1行目)
の印字長とが、印字長・印字幅判断部46において長短
比較判断され、その長い方の印字長、この場合1行目の
印字長が上記最大印字長レジスタに更新記憶されると共
に、上記印字長レジスタに記憶されていた1行目の印字
長はクリアされる(ステップS11〜S13)。
【0047】そして、上記ステップS1における今回の
読出し印字データが改行コードである場合には、2行目
の被印字文字列が存在することになるので、被印字文字
列2行目「株式会社開発部」の印字データが上記同様に
して順次読出され、その文字サイズ判断処理,印字長加
算処理,ラベル幅方向の最大文字サイズ記憶処理が繰返
されることで、被印字文字列2行目「株式会社開発部」
の印字長データがデータ記憶部48の印字長レジスタ
に、ラベル幅方向の最大文字サイズ(この場合4倍角)
がデータ記憶部48の最大文字サイズレジスタにそれぞ
れ記憶されるようになる(ステップS14→S1〜S
6)。
【0048】そして、上記2行からなる被印字文字列
「ABC/株式会社開発部」の終了を示す停止コード
「停」が印字データ記憶部42から読出されると、上記
ステップS6においてデータ記憶部48の最大文字サイ
ズレジスタに記憶された2行目中の最大文字サイズ(4
倍角)に応じて、印字長・印字幅判断部46において、
その印字幅が判断されデータ記憶部48の印字幅レジス
タに(全角+4倍角)として加算される共に、該当印字
行(2行目)とその最大文字サイズ(4倍角)とが対応
付けされて行数:文字サイズレジスタに記憶され、上記
最大文字サイズレジスタに記憶されていた今回読出し印
字行(2行目)の最大文字サイズはクリアされる(ステ
ップS1,S2→S7〜S10)。
【0049】ここで、データ記憶部48の最大印字長レ
ジスタに記憶されている前回読出し印字行までの最大印
字長(この場合1行目の印字長)と上記ステップS4に
おいて印字長レジスタに記憶された今回読出し印字行
(2行目)の印字長とが、印字長・印字幅判断部46に
おいて長短比較判断され、その長い方の印字長、この場
合2行目の印字長が上記最大印字長レジスタに更新記憶
されると共に、上記印字長レジスタに記憶されていた2
行目の印字長はクリアされる(ステップS11〜S1
3)。
【0050】そして、上記ステップS1における今回の
読出し印字データが停止コード「停」である場合には、
1ラベル分の被印字文字列の読出しが終了したことにな
り、データ記憶部48には、その印字幅データ(全角+
4倍角)、各印字行毎の最大文字サイズデータ(1行
目:全角/2行目:4倍角)及び各印字行相互間の最大
印字長データ(2行目の印字長)が得られたことになる
(ステップS14)。
【0051】ここで、ラベル幅検知スイッチ35からA
/D変換部35dを介して得られたインクテープカート
リッジ22における接着剤付きラベル23のラベル幅検
知データ(この場合18mm)と上記ステップS8におい
てデータ記憶部48の印字幅レジスタに記憶された被印
字文字列の印字幅データ(この場合全角+4倍角=9m
m)とが印字幅エラー判断部47において大小比較判断
されるもので、この場合、接着剤付きラベル23のラベ
ル幅(18mm)よりも被印字文字列の印字幅(全角+4
倍角=9mm)は小さいので、被印字文字列入力時におけ
る設定書式通りのラベル印字が可能であり、上記ステッ
プS9においてデータ記憶部48の行数:文字サイズレ
ジスタに記憶された各印字行毎の最大文字サイズ(1行
目:全角/2行目:4倍角)がレイアウト表示制御部4
3に転送される(ステップS15,S16)。
【0052】これにより、図7(B)で示すように、被
印字文字列「ABC/株式会社開発部」が表示される表
示部13の上段右端には、1行目を細線,2行目倍角存
在行を太線とする印字イメージが表示されると共に、表
示部13の上段左端からカーソル指定文字(この場合改
行対象文字「ABC」)に対応する文字サイズ(1×
1)、被印字文字列の印字方向(横)、装着中インクテ
ープカートリッジ22のラベル幅(18mm)、及び上記
ステップS12においてデータ記憶部48の最大印字長
レジスタに記憶された被印字文字列の最大印字長(7c
m)がそれぞれ表示されるようになる(ステップS1
7)。
【0053】すなわち、ユーザは、被印字文字列「AB
C/株式会社開発部」の作成後に印字モードを設定する
ことで、2行目に倍角を含む2行からなる被印字文字列
が18mm幅の接着剤付きラベル23に7cmの印字長で横
書き印字されることを表示部13上のレイアウト表示で
予め知ることができ、このレイアウト表示に対応するラ
ベル印字処理が印字開始キーの操作に応じ印字部45に
て成されるようになる。
【0054】また、1行目に「ABC」全角文字、2行
目に「株式会社」全角文字、3行目に「開発部」4倍角
文字とした3行からなる被印字文字列「ABC/株式会
社/開発部」が印字データ記憶部42に記憶された状態
で、プリント部21に対し18mm幅の幅広ラベル23を
有するインクテープカートリッジ22を装着すると共
に、キー入力部12のモード切替えキーを操作して印字
モードを設定した場合には、上記ステップS1〜S17
を経ることで、図7(C)で示すように、被印字文字列
「ABC/株式会社/開発部」が表示される表示部13
の上段右端には、1行目及び2行目を細線,3行目倍角
存在行を太線とする印字イメージが表示されると共に、
表示部13の上段左端からカーソル指定文字(この場合
改行対象文字「株式会社」)に対応する文字サイズ(1
×1)、被印字文字列の印字方向(横)、装着中インク
テープカートリッジ22のラベル幅(18mm)、及びデ
ータ記憶部48の最大印字長レジスタに記憶された被印
字文字列の最大印字長(4cm)がそれぞれ表示されるよ
うになる。
【0055】すなわち、ユーザは、被印字文字列「AB
C/株式会社/開発部」の作成後に印字モードを設定す
ることで、3行目に倍角を含む3行からなる被印字文字
列が18mm幅の接着剤付きラベル23に4cmの印字長で
横書き印字されることを表示部13上のレイアウト表示
で予め知ることができ、このレイアウト表示に対応する
ラベル印字処理が印字開始キーの操作に応じ印字部45
にて成されるようになる。
【0056】さらに、1行目に「ABC」全角文字、2
行目に「株式会社」全角文字、3行目に「開」4倍角文
字、4行目に「発部」4倍角文字とした4行からなる被
印字文字列「ABC/株式会社/開/発部」が印字デー
タ記憶部42に記憶された状態で、プリント部21に対
し18mm幅の幅広ラベル23を有するインクテープカー
トリッジ22を装着すると共に、キー入力部12のモー
ド切替えキーを操作して印字モードを設定すると、上記
同様にしてステップS1〜S14の処理が実行される。
【0057】そして、上記ステップS1における今回の
読出し印字データが停止コード「停」である場合には、
上記1ラベル分の被印字文字列「ABC/株式会社/開
/発部」の読出しが終了したことになり、データ記憶部
48には、その印字幅データ(全角+全角+4倍角+4
倍角)、各印字行毎の最大文字サイズデータ(1行目:
全角/2行目:全角/3行目:4倍角/4行目:4倍
角)及び各印字行相互間の最大印字長データ(2行目の
印字長)が得られたことになる(ステップS14)。
【0058】ここで、ラベル幅検知スイッチ35からA
/D変換部35dを介して得られたインクテープカート
リッジ22における接着剤付きラベル23のラベル幅検
知データ(この場合18mm)と上記ステップS8におい
てデータ記憶部48の印字幅レジスタに記憶された被印
字文字列の印字幅データ(この場合全角+全角+4倍角
+4倍角=18mm)とが印字幅エラー判断部47におい
て大小比較判断されるもので、この場合、接着剤付きラ
ベル23のラベル幅(18mm)よりも被印字文字列の印
字幅(全角+全角+4倍角+4倍角=18mm)は小さく
ないので、被印字文字列入力時における設定書式通りの
4行印字は不可能であり、図7(D)で示すように、被
印字文字列「ABC/株式会社/開/発部」が表示され
る表示部13の上段右端には、4行印字不可を示す“E
rr”メッセージが表示されると共に、表示部13の上
段左端からカーソル指定文字(この場合改行対象文字
「開」)に対応する文字サイズ(2×2)、被印字文字
列の印字方向(横)、装着中インクテープカートリッジ
22のラベル幅(18mm)、及び改行不可能な4行目の
被印字文字列「発部」を印字長方向に加算した最大印字
長(5cm)がそれぞれ表示されるようになる(ステップ
S15→S18)。
【0059】すなわち、ユーザは、被印字文字列「AB
C/株式会社/開/発部」の作成後に印字モードを設定
することで、設定書式通りの4行印字が不可能であるこ
とを知ることができると共に、これを印字した場合に
は、被印字文字列が18mm幅の接着剤付きラベル23に
5cmの印字長で横書き印字されることを表示部13上で
予め知ることができ、印字開始キーを操作した場合に
は、この表示メッセージに対応するラベル印字処理が印
字部45にて成されるようになる。
【0060】一方、上記図7(C)で示した場合と同様
にして、1行目に「ABC」全角文字、2行目に「株式
会社」全角文字、3行目に「開発部」4倍角文字とした
3行からなる被印字文字列「ABC/株式会社/開発
部」が印字データ記憶部42に記憶された状態で、プリ
ント部21に対し9mm幅の幅狭ラベル23を有するイン
クテープカートリッジ22を装着した場合に、キー入力
部12のモード切替えキーを操作して印字モードを設定
すると、まず上記同様にしてステップS1〜S14の処
理が実行される。
【0061】そして、上記ステップS1における今回の
読出し印字データが停止コード「停」である場合には、
上記1ラベル分の被印字文字列「ABC/株式会社/開
発部」の読出しが終了したことになり、データ記憶部4
8には、その印字幅データ(全角+全角+4倍角)、各
印字行毎の最大文字サイズデータ(1行目:全角/2行
目:全角/3行目:4倍角)及び各印字行相互間の最大
印字長データ(3行目の印字長)が得られたことになる
(ステップS14)。
【0062】ここで、ラベル幅検知スイッチ35からA
/D変換部35dを介して得られたインクテープカート
リッジ22における接着剤付きラベル23のラベル幅検
知データ(この場合9mm)と上記ステップS8において
データ記憶部48の印字幅レジスタに記憶された被印字
文字列の印字幅データ(この場合全角+全角+4倍角=
12mm)とが印字幅エラー判断部47において大小比較
判断されるもので、この場合、接着剤付きラベル23の
ラベル幅(18mm)よりも被印字文字列の印字幅(全角
+全角+4倍角=12mm)は大きいので、被印字文字列
入力時における設定書式通りの3行印字は不可能であ
り、図7(E)で示すように、被印字文字列「ABC/
株式会社/開発部」が表示される表示部13の上段右端
には、3行印字不可を示す“Err”メッセージが表示
されると共に、表示部13の上段左端からカーソル指定
文字(この場合「開」)に対応する文字サイズ(2×
2)、被印字文字列の印字方向(横)、装着中インクテ
ープカートリッジ22のラベル幅(9mm)、及び改行不
可能な3行目の被印字文字列「開発部」を印字長方向に
加算した最大印字長(11cm)がそれぞれ表示されるよ
うになる(ステップS15→S18)。
【0063】すなわち、ユーザは、被印字文字列「AB
C/株式会社/開発部」の作成後に印字モードを設定す
ることで、設定書式通りの3行印字が不可能であること
を知ることができると共に、これを印字した場合には、
被印字文字列が9mm幅の接着剤付きラベル23に11cm
の印字長で横書き印字されることを表示部13上で予め
知ることができ、印字開始キーを操作した場合には、こ
の表示メッセージに対応するラベル印字処理が印字部4
5にて成されるようになる。
【0064】したがって、上記構成のラベルプリンタに
よれば、印字データ記憶部42に記憶させた被印字文字
列の印字長及び印字幅を、その文字制御コードに基づき
印字長・印字幅判断部36において判断しデータ記憶部
48に記憶させると共に、ラベル幅検知スイッチ35に
より検知される接着剤付きラベル23の幅よりも上記デ
ータ記憶部48に記憶させた被印字文字列の印字幅が小
さいか否かを印字幅エラー判断部47において判断さ
せ、該印字幅がラベル幅以上となる場合にはレイアウト
表示制御部43から表示制御部44を通して表示部13
に“Err”メッセージを表示させるよう構成したの
で、被印字文字列作成時における設定書式通りでは、ラ
ベル幅に対しその印字幅が広すぎることを未然に知るこ
とができるようになる。
【0065】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
の請求項1によれば、印字データの中で任意に異なる大
きさの印字サイズを設定可能な印字サイズ設定手段と、
印字サイズ設定手段により任意に異なる大きさに設定さ
れる印字サイズの各行における最大の印字サイズを判断
する最大サイズ判断手段と、幅記憶手段に記憶される被
印字媒体の幅寸法、入力手段により入力される印字デー
タの行数、及び最大サイズ判断手段により判断される各
行ごとの印字データの中に設定された最大印字サイズに
基づき、印字データが被印字媒体の幅方向内に印字可能
か否かを判断する印字判断手段とを備えた構成としてい
るので、印字データを被印字媒体に印字する前に印字デ
ータが被印字媒体の幅方向内に印字可能か否かを判断す
ることができる。また、上述のような印字サイズ設定手
段と、最大サイズ判断手段と印字判断手段とを備える
プリンタでは、たとえ各行ごとの印字データの中に任意
の異なる大きさの印字サイズが設定されていたとして
も、印字データが印字媒体の幅方向内からはみ出して印
字されることがなく、不良印字の発生を確実に防止する
ことが可能になる。更には、不良印字の発生による印字
媒体の無駄な消費を確実に防止することも可能になる。
また、本願考案の請求項2によれば、印字データの中で
任意に異なる大きさの印字サイズを設定可能な印字サイ
ズ設定手段と、印字サイズ設定手段により任意に異なる
大きさに設定される印字サイズの各行における最大の印
字サイズを判断する最大サイズ判断手段と、テープカセ
ットの形状に応じて動作する検知手段から得られる情報
に基づいてテープカセット内に収納される被印字媒体の
幅寸法を判断する幅判断手段により判断される被印字媒
体の幅寸法、入力手段により入力される印字データの行
数、及び最大サイズ判断手段により判断される各行ごと
印字データの中に設定された最大印字サイズに基づ
き、印字データが被印字媒体の幅方向内に印字可能か否
かを判断する印字判断手段とを備えた構成としているの
で、印字データを被印字媒体に印字する前に印字データ
が被印字媒体の幅方向内に印字可能か否かを判断するこ
とができる。また、上述のような印字サイズ設定手段
と、最大サイズ判断手段と印字判断手段とを備えるプ
リンタでは、たとえ各行ごとの印字データの中に任意の
異なる大きさの印字サイズが設定されていたとしても、
印字データが印字媒体の幅方向内からはみ出して印字さ
れることがなく、不良印字の発生を確実に防止すること
が可能になる。また、不良印字の発生による印字媒体の
無駄な消費を確実に防止することも可能になる。更に
は、検知手段から得られる情報に基づいてテープカセッ
ト内に収納される被印字媒体の幅寸法を幅判断手段によ
り判断することが可能なので、被印字媒体の幅寸法を容
易に認識できて便利となる。また、本願考案の請求項3
によれば、印字判断手段が印字不可能と判断した場合、
印字不可能である旨を報知する報知手段を備えた構成と
したことにより、印字データが印字媒体の幅方向内に印
字可能か否かを容易に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係わるラベルプリンタの外
観構成を示す図。
【図2】上記ラベルプリンタのプリント部の構成を示す
図。
【図3】上記ラベルプリンタのプリント部におけるラベ
ル幅及びインク色の検知構造を示す図。
【図4】上記ラベルプリンタのプリント部におけるラベ
ル幅及びインク色の検知状態を示す図。
【図5】上記ラベルプリンタにおける電子回路の構成を
示すブロック図。
【図6】上記ラベルプリンタの印字モード設定時におけ
る印字レイアウト表示処理を示すフローチャート。
【図7】上記ラベルプリンタにおける5種類の印字レイ
アウト表示状態とそのそれぞれのラベルプリント状態と
を対応付けて示す図。
【符号の説明】
11…本体ケース、12…キー入力部、13…表示部、
14…電源スイッチ、15…ラベル排出口、16…カッ
タボタン、16a…カッタ、21…プリント部、22…
インクテープカートリッジ、23…接着剤付きラベル、
24…インクリボン、25…転写部、26…ケース蓋、
27…ラベル繰出しスプール、28…スプール軸、29
…リボン巻取りスプール、30…リボン巻取り軸、31
a,1b…カートリッジの窪み、32a…カートリッジ
ガイド、32b…カートリッジ押え用フック、33…プ
ラテンローラ、34…サーマルプリントヘッド、35…
ラベル幅検知スイッチ、35a…幅検知可動板、35b
…可変抵抗器、35c…幅検知信号出力線、35d…A
/D変換部、36…インク色検知スイッチ、36a…溝
検知可動板、36b…マイクロスイッチ、37…プリン
ト部基体、37a〜37d…ガイドピン、38…色識別
溝、41…制御部、42…印字データ記憶部、43…レ
イアウト表示制御部、44…表示制御部、45…印字
部、46…印字長・印字幅判断部、47…印字幅エラー
判断部、48…データ記憶部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 3/36 B41J 15/04 B41J 21/00 G09F 3/00

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体と、複数行の印字データを入力
    する入力手段と、前記装置本体に設けられ長尺な被印字
    媒体の長手方向に前記入力手段により入力される前記印
    字データを印字する印字手段とを備えるプリンタにおい
    て、 前記被印字媒体の幅方向の幅寸法を記憶する幅記憶手段
    と、 前記印字データの中で任意に異なる大きさの印字サイズ
    を設定可能な印字サイズ設定手段と、 該印字サイズ設定手段により任意に異なる大きさに設定
    される印字サイズの各行における最大の印字サイズを判
    断する最大サイズ判断手段と、 前記幅記憶手段に記憶される前記被印字媒体の幅寸法、
    前記入力手段により入力される印字データの行数、及び
    前記最大サイズ判断手段により判断される各行ごとの
    記印字データの中に設定された最大印字サイズに基づ
    き、当該印字データが前記被印字媒体の幅方向内に印字
    可能か否かを判断する印字判断手段と、 この印字判断手段が印字可能と判断した場合、前記印字
    手段により前記被印字媒体の幅内に前記印字データを印
    字するように制御する印字制御手段と、 を具備したことを特徴とするプリンタ。
  2. 【請求項2】 装置本体と、夫々異なる幅寸法の長尺な
    被印字媒体を収納する複数のテープカセットのうちの1
    つのテープカセットを装着可能とするべく前記装置本体
    に設けられたカセット装填部と、複数行の印字データを
    入力する入力手段と、前記カセット装填部に装着される
    前記テープカセット内の被印字媒体の長手方向に前記入
    力手段により入力される前記印字データを印字する印字
    手段とを備えるプリンタにおいて、 前記カセット装填部内に設けられ前記テープカセットの
    形状に応じて動作する検知手段と、 この検知手段から得られる情報に基づいて前記テープカ
    セット内に収納される前記被印字媒体の幅寸法を判断す
    る幅判断手段と、 前記印字データの中で任意に異なる大きさの印字サイズ
    を設定可能な印字サイズ設定手段と、 該印字サイズ設定手段により任意に異なる大きさに設定
    される印字サイズの各行における最大の印字サイズを判
    断する最大サイズ判断手段と、 前記入力手段により入力される印字データの行数、前記
    幅判断手段により判断される前記被印字媒体の幅寸法、
    及び前記最大サイズ判断手段により判断される各行ごと
    前記印字データの中に設定された最大印字サイズに基
    づき、当該印字データが前記被印字媒体の幅方向内に印
    字可能か否かを判断する印字判断手段と、 この印字判断手段が印字可能と判断した場合、前記印字
    手段により前記被印字媒体の幅内に前記印字データを印
    字するように制御する印字制御手段と、 を具備したことを特徴とするプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記印字判断手段が印字不可能と判断し
    た場合、当該印字不可能である旨を報知する報知手段を
    更に備えたことを特徴とする請求項1または2記載のプ
    リンタ。
JP1991069501U 1991-01-31 1991-08-30 プリンタ Expired - Lifetime JP2583625Y2 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991069501U JP2583625Y2 (ja) 1991-08-30 1991-08-30 プリンタ
MYPI92000059A MY124305A (en) 1991-01-31 1992-01-14 Tape printer.
KR1019920000846A KR960010415B1 (ko) 1991-01-31 1992-01-22 테이프 프린터
EP92101562A EP0497352B2 (en) 1991-01-31 1992-01-30 Tape printer
DE69203247T DE69203247T3 (de) 1991-01-31 1992-01-30 Streifendrucker.
CN92100606A CN1049864C (zh) 1991-01-31 1992-01-31 胶带打印机
US08/014,097 US5253334A (en) 1991-01-31 1993-02-05 Tape printer
HK58496A HK58496A (en) 1991-01-31 1996-04-03 Tape printer

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991069501U JP2583625Y2 (ja) 1991-08-30 1991-08-30 プリンタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0518853U JPH0518853U (ja) 1993-03-09
JP2583625Y2 true JP2583625Y2 (ja) 1998-10-27

Family

ID=13404540

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991069501U Expired - Lifetime JP2583625Y2 (ja) 1991-01-31 1991-08-30 プリンタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2583625Y2 (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2556224B2 (ja) * 1991-09-25 1996-11-20 ブラザー工業株式会社 テープ印字装置
JP2893499B2 (ja) * 1992-10-13 1999-05-24 セイコーエプソン株式会社 テープカートリッジおよびテープライタ
JP2621741B2 (ja) * 1992-04-30 1997-06-18 ブラザー工業株式会社 記録装置
JP2803509B2 (ja) * 1993-01-07 1998-09-24 ブラザー工業株式会社 テープ印字装置
US8770877B2 (en) 2008-12-25 2014-07-08 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape printer
BRPI0923680B1 (pt) 2008-12-25 2020-01-28 Brother Ind Ltd fita cassete
DE112010001461B4 (de) 2009-03-31 2023-02-16 Brother Kogyo K.K. Bandkassette
US8740482B2 (en) 2009-03-31 2014-06-03 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape printer
EP2414166B1 (en) 2009-03-31 2016-09-14 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette and tape printer
CN102361760B (zh) 2009-03-31 2015-04-01 兄弟工业株式会社 带盒
EP2448762B1 (en) 2009-06-30 2013-09-18 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette and tape printer
WO2011074086A1 (ja) 2009-12-16 2011-06-23 ブラザー工業株式会社 テープカセット
JP5464216B2 (ja) 2009-12-28 2014-04-09 ブラザー工業株式会社 テープカセット
JP5348043B2 (ja) * 2010-03-26 2013-11-20 ブラザー工業株式会社 テープカセット
JP6100721B2 (ja) 2014-03-24 2017-03-22 セイコーエプソン株式会社 テープカートリッジ
WO2015146093A1 (ja) 2014-03-24 2015-10-01 セイコーエプソン株式会社 テープ印刷装置およびテープ印刷システム
JP6423903B2 (ja) * 2017-02-22 2018-11-14 セイコーエプソン株式会社 テープカートリッジ

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5931173A (ja) * 1982-08-17 1984-02-20 Sato :Kk 連続札印字装置
JPS63122568A (ja) * 1986-11-12 1988-05-26 Canon Inc 文字処理装置
JPH0239973A (ja) * 1988-07-29 1990-02-08 Fujitsu Ltd 印刷制御方式
JPH01316279A (ja) * 1989-02-13 1989-12-21 Toshiba Corp 文書印刷制御方式

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0518853U (ja) 1993-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2583625Y2 (ja) プリンタ
EP0534794B1 (en) Tape printing device
US5344247A (en) Printing device
US5399030A (en) Tape print device having print format control
JP2995314B2 (ja) テープカセットおよび印字装置
EP0936076B1 (en) Tape printing device
EP0551995B1 (en) Tape printer having line enhancement capability
JPH071772A (ja) ラベル印刷装置及びラベル印刷方法
US6293717B1 (en) Tape printing apparatus and tape printing method
US5575573A (en) Document processing device having format information storing function
JP2583678Y2 (ja) プリンタ
JPH10181140A (ja) 印刷装置
JP6790862B2 (ja) 印刷装置
JPH0557985A (ja) 印字制御装置
JP2969156B2 (ja) 印字装置
JP2998829B2 (ja) テープ状ラベル作成装置
JPH10309840A (ja) 印字装置
US5647676A (en) Document processing device having ruling function
JP3139514B2 (ja) テープ印字装置
JP2560958B2 (ja) テープ印字装置
JP3036142B2 (ja) 印字装置
JP3892055B2 (ja) テープ状ラベル作成装置
JP2000242561A (ja) 記憶装置およびそれを装着した情報処理装置
JP2021154688A (ja) テープ印刷装置、テープ印刷システム、およびテープ印刷装置の制御方法
KR100244017B1 (ko) 테이프프린터

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term