JP2017114629A - 移載装置及び移載方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品の移載可能位置に保持されたトレイに対する部品移載作業の効率を向上させること。【解決手段】前記トレイTを前記トレイの搬送方向の一方側を保持し搬送する第一搬送ユニット200と、前記トレイを前記トレイの搬送方向の他方側を保持し搬送する第二搬送ユニット400と、前記第一搬送ユニット又は前記第二搬送ユニットにて保持された前記トレイと前記部品搬入出位置とで前記部品を移載する移載ユニット300と、前記第一搬送ユニット、前記第二搬送ユニット、及び前記移載ユニットの制御を行う制御ユニット500と、を備え、前記搬送エリアは、異なる前記トレイを搬送方向に並べて移動可能な水平面を含む移動範囲を有し、前記制御ユニットは、前記移動範囲において前記トレイが並べて移動される並列移動と、前記トレイが両搬送ユニットの間で受け渡される受け渡し移動とを前記第一搬送ユニット及び前記第二搬送ユニットに実行させる。【選択図】図1

Description

本発明は、移載装置及び移載方法に関する。
製品を組み立てる組立装置や、部品に所定の処理を行う処理装置に対しては、作業効率向上等の観点から複数の部品を一つの収容容器に収容させた状態で供給したり、回収したりして部品搬送を行う。また、このような部品の供給や回収を効率よく行う際には、できるだけ連続して部品の供給・回収を行うために、複数の収容容器を連続して準備し、収容容器と収容容器外に設けられた部品載置部との間で部品の移載作業を行うことが一般的に行われている。
収容容器としては、例えば、同一平面上に複数の部品を整然と並べて収容可能な複数の収容部が設けられた平面収容容器(以下、トレイと称す)が採用されている。これらのトレイは、複数積み重ね可能に構成されており、複数のトレイを積み重ねたトレイ群として組立装置や処理装置等に供給されたり、異なる工程間を移送されたりしている。
このようなトレイを用いて部品の供給を行う装置としては、特許文献1または2に記載の装置がある。この装置では、積層されたトレイ群が供給され、トレイ群のトレイが一つずつ分離され、分離されたトレイの収容部と収容部外に設けられた部品移載位置との間で部品の移載が行われ、部品の移載が完了したトレイを再び積み重ねてトレイ群にしている。
特開平06−127697号公報 登実3012606号公報
特許文献1または2に記載の装置は、積層させた容器(トレイ)群を移送させると共に最上部のトレイを分離保持し、分離保持した容器に対して部品の移載を行い、移載処理完了後、分離保持した容器(トレイ)の保持を解除し、排出する。そして、排出完了後、再び積層容器の最上部となっている容器を分離保持し、部品の移載を行うことで部品の移載動作を行っている。そのため、この装置では、容器の入れ替え動作中は、部品の移載を行うことができず、移載効率が低下する虞がある。
従って、本発明の目的は、部品の移載可能位置に保持されたトレイに対する部品移載作業の効率を向上させる技術を提供することにある。
本発明は、複数の部品を所定の間隔で収納するトレイが搬送される搬送エリアと部品搬入出位置との間で前記部品を移載する移載装置であって、前記搬送エリアに設けられ、前記トレイを前記トレイの搬送方向の一方側を保持し、搬送する第一搬送ユニットと、前記搬送エリアに設けられ、前記トレイを前記トレイの搬送方向の他方側を保持し、搬送する第二搬送ユニットと、前記第一搬送ユニット又は前記第二搬送ユニットにて保持された前記トレイと前記部品搬入出位置とで前記部品を移載する移載ユニットと、前記第一搬送ユニット、前記第二搬送ユニット、及び前記移載ユニットの制御を行う制御ユニットと、を備え、前記搬送エリアは、異なる前記トレイを搬送方向に並べて移動可能な水平面を含む移動範囲を有し、前記制御ユニットは、前記移動範囲において前記トレイが並べて移動される並列移動と、前記トレイが両搬送ユニットの間で受け渡される受け渡し移動とを前記第一搬送ユニット及び前記第二搬送ユニットに実行させることを特徴とする。
また本発明は、複数の部品を所定の間隔で収納するトレイが搬送される搬送エリアと部品搬入出位置との間で部品を移載する移載装置の移載方法であって、前記搬送エリアにおいて、前記トレイの搬送方向の一方側が保持された状態で、前記トレイが搬送面上を搬送される第一搬送工程と、前記搬送エリアにおいて、前記トレイの搬送方向の他方側が保持された状態で、前記トレイが前記搬送面上を搬送される第二搬送工程と、前記第一搬送工程又は前記第二搬送工程において保持された前記トレイと前記部品搬入出位置との間で、前記移載装置により前記部品が移載される移載工程と、前記第一搬送工程又は前記第二搬送工程において前記搬送方向へ搬送される前記トレイが、前記第二搬送工程又は前記第一搬送工程に受け渡される受け渡し工程と、前記搬送エリアは、異なる前記トレイを搬送方向に並べて移動可能な前記搬送面を含む移動範囲を有し、前記第一搬送工程および前記第二搬送工程で前記移動範囲に並んでそれぞれ保持された前記トレイが、前記搬送面で同時に移動される同時移動工程と、を備える、ことを特徴とする。
本発明によれば、部品の移載可能位置に保持されたトレイに対する部品移載作業の効率を向上させることができる。
本発明の一実施形態における移載装置を用いたシステムの斜視図。 搬送装置の斜視図。 移載装置の分解斜視図。 移載装置の分解斜視図。 移載ユニット及び搬送ユニットの斜視図。 制御ユニットのブロック図。 システムの動作説明図。 システムの動作説明図。 システムの動作説明図。 システムの動作説明図。 システムの動作説明図。 システムの動作説明図。
以下、本発明の例示的な実施形態について図面を参照して説明する。なお、各図において、同じ参照符号は、同様の要素を示し、紙面に対する上下左右方向を、本実施形態における装置または部材の上下左右方向として、本文中の説明の際に用いることとする。
図1は本発明の一実施形態に係る移載装置Aを含むシステムSの斜視図である。図1中、矢印X及びYは水平方向であって互いに直交する2方向を示し、矢印Zは垂直方向を示す。システムSは、部品移送ユニット(部品搬入出位置)PTと移載装置Aと搬送装置Cとを備え、これらが図中矢印Yに沿った方向に並んで配置される。部品移送ユニットPTは、移載装置Aに隣接して配置される。搬送装置Cは、移載装置Aを間に挟んで部品移送ユニットPTの反対側であって、移載装置Aに隣接して配置される。
システムSの動作概略を説明すると、搬送装置Cが部品Pを収納したトレイTを移載装置Aへ供給し、移載装置AがトレイTから部品Pを部品移送ユニットPTへ移載し、空になったトレイTを搬送装置Cが移載装置Aから回収する。このとき、部品Pは、移載装置Aを挟んだ一方側となる上流側に配置される搬送装置Cから、移載装置Aを挟んだ他方側に配置される下流側の部品移送ユニットPTへ移載装置Aを介して搬送される。部品PはトレイTに収納された状態で搬送装置Cにより移載装置Aに供給され、移載装置AによりトレイTから取り出され、下流側に供給されることからシステムSは、部品供給システムとも言える。
なお、部品移送ユニットPT及び搬送装置Cは、それぞれ移載装置Aとの間で部品Pを移載可能な構成及び移載装置Aとの間でトレイTを受け渡し可能な構成であれば、いずれの形態でもよく、以下に説明する実施形態の態様に限定されない。
<部品移送ユニットPT>
部品移送ユニットPTは、部品Pを移載装置Aから部品Pの移載位置となる搬入位置で受け取り、図示しない組立装置や処理装置に対して、部品Pを一つずつ搬送し、または移載装置Aへの搬出位置となる部品Pの取出位置へ部品Pを一つずつ搬送する移送ユニットであり、部品の搬入出位置が設けられている。部品移送ユニットPTは、例えば部品Pを載置して移送するベルトコンベア等を例示することができる。
<トレイT>
本発明で取り扱うトレイTは、図2に拡大図を示すように、部品Pを収容する収容部Tsと、収容部Tsの周囲(上縁部)から外方に突出するフランジ状の突出部Ttとが設けられている。収容部Tsは、例えば、平面視矩形状の有底筒部である。複数のトレイTを積層することで構成される段積トレイT1、T2は、それぞれの収容部Tsの中心が同じ鉛直線上に位置し、また、それぞれの突出部Ttの角部は、収容部Tsの鉛直線と異なる鉛直線上にそれぞれ位置して積層される。なお、複数のトレイTを積層した際には、それぞれのトレイTの突出部Tt間に鉛直方向に離間した隙間が形成される。
<搬送装置C>
図2に搬送装置Cの全体の斜視図を示す。搬送装置Cは、本実施形態においてAGV(Automatic Guided Vehicle)等の無人搬送車を採用することができる。搬送装置Cは、後述するトレイTを搭載する搭載部C1と、搭載部C1の下側に走行部C2とを備える。搬送装置Cは、走行部C2によって例えば工場内を走行可能であり適宜移動して移送装置Aに隣接して停止することができる。搬送装置Cは、トレイTを複数積み重ねた状態で移載装置Aに供給される段積トレイT1または、トレイTを複数積み重ねた状態で移載装置Aから回収される段積トレイT2を搭載可能な搭載部C1に搭載してこれを搬送する。搭載部C1は、トレイTを搭載する搭載面と、後述する段積トレイT1または、段積トレイT2を移送するためのトレイ移送機構C3(例えば、スライド移動機構)とで構成される。
以上の構成の搬送装置Cは、例えば、工場内の所定箇所にて段積トレイT1を搭載し、移動して、移載装置Aの一方側の端部と接続することができる。接続後、搬送装置Cは、移載未処理の段積トレイT1を搭載面から移載装置A側へ移送する。また、移載装置AによってトレイTと部品移送ユニットPTとの間で部品Pの移載が行われた後は、移載処理済の段積トレイT2は移載装置Aから搬送装置Cの搭載面に移送され、工場内を移動して、所定の場所へ搬送することができる。なお、本実施形態において搬送装置CとしてAGVを採用した形態を例示しているが、この形態に限定されることはなく、例えば、作業車が操作する作業台車でもよく、この場合の作業台車と移載装置AとのトレイTの移送は作業者が行ってもよい。
<移載装置A>
再び図1を参照して、移載装置Aについて説明する。移載装置Aは、部品移送ユニットPTに隣接して配置される。また搬送装置Cが移載装置Aに横付けされた場合には、移載装置Aは、部品移送ユニットPTと搬送装置Cとの間に配置される。本実施形態において、移載装置Aの搬送装置Cに隣接した一方側を上流側、部品移送ユニットPTに隣接した他方側を下流側として以下の説明に用いることとする。
移載装置Aは、搬送装置Cから複数のトレイT1が積み重ねられた段積トレイT1を受け取り、上流側から下流側へ(段積トレイT1の受け取り側から部品移送ユニットPT側へ)搬送する供給ユニットA1と、移載処理済のトレイTが積み重ねられた段積トレイT2を下流側から上流側へ(部品移送ユニットPT側から段積トレイT2の引き渡し側へ)搬送し、搬送装置Cへ引き渡す回収ユニットA2とを備える。本実施形態において供給ユニットA1は、図1中における移載装置AのX方向奥側に配置される。また本実施形態において回収ユニットA2は、図1中における移載装置AのX方向手前側に配置される。つまり供給ユニットA1と回収ユニットA2とは、段積トレイT1、T2の搬送方向(図1中Y方向)に対して並列に配置されている。供給ユニットA1と回収ユニットA2とは、移載装置Aにおける供給・回収ブロックA3を構成する。
移載装置Aは、供給・回収ブロックA3の下流側(部品移送ユニットPT側)におけるZ方向の上方に配置された搬送・移載ブロックA4をさらに備える。搬送・移載ブロックA4は、供給ユニットA1から回収ユニットA2へトレイTを搬送すると共に、トレイTと部品搬送ユニットPTとの間で部品の移載を行う。搬送・移載ブロックA4は、第1搬送ユニット200と、移載ユニット300と、第2搬送ユニット400とを備える。第1搬送ユニット200は、供給ユニットA1の下流側(部品移送ユニットPT側)におけるZ方向の上方に配置され、段積トレイT1からトレイTを受け取る。移載ユニット300は、第1搬送ユニット200が受け取ったトレイT内の部品Pの載置部と部品搬送ユニットPTとの間で部品Pの移載を行う。第2搬送ユニット400は、回収ユニットA2の下流側(部品移送ユニットPT側)におけるZ方向の上方に配置され、部品の移載処理が済んだトレイTを回収ユニットA2へ引き渡す。なお移載ユニット300が部品Pを連続して移載するとき、第1搬送ユニット200及び第2搬送ユニット400は、協働して段積トレイT1、T2の搬送方向に対して直交する方向(図1中X方向)へトレイTを搬送する。
<本体フレーム100>
移載装置Aは本体フレーム100を備える。本体フレーム100は、供給ユニットA1及び回収ユニットA2を含む供給・回収ブロックA3と、搬送・移載ブロックA4とを支持するベース部材である。
本体フレーム100は、平面視矩形状に形成されたメインフレーム101と、メインフレーム101から上方へ延びる二つの門型のサブフレーム102、103とを少なくとも備える。これらのフレームは適宜、図示しない複数の中間フレームを介して接続されていてもよい。二つの門型のサブフレーム102、103は、メインフレーム101の長手方向(Y方向)における下流側に互いにY方向に所定間隔をあけて配置され、それらの上部に搬送・移載ブロックA4が配置される。また、サブフレーム102、103の門型の内方空間とメインフレームの上方空間との間に供給・回収ブロックA3が配置される。したがって、本体フレーム100は、搬送・移載ブロックA4が上段に配置され、供給・回収ブロックA3が下段に配置された上下二段のフレーム構造体である。
<供給・回収ブロックA3>
図3は、図1の移載装置Aにおいて段積トレイT1、T2を搭載せず、かつ、本体フレーム100から搬送・移載ブロックA4を分離した状態の一部分解斜視図を示す。メインフレーム101には、その長手方向(矢印Y方向)の略全域に供給ユニットA1及び回収ユニットA2が配置される。上記したように本実施形態において、供給・回収ブロックA3の供給ユニットA1及び回収ユニットA2は、図中Y方向に沿って並列に配置されている。図3において、供給ユニットA1はX方向奥側、回収ユニットA2はX方向手前側に配置されているが、これらに限定されることはなく供給ユニットA1がX方向手前側、回収ユニットA2がX方向奥側に配置されてもよい。また図3において同一の参照符号で示す構成部品は、供給ユニットA1及び回収ユニットA2の構成部品として同様のものを採用していることを示している。そのため、移送ユニット110および昇降ユニット120は、供給ユニットA1に配置された場合、移送ユニット110は、供給移動機構となり、トレイ昇降ユニット120は、供給昇降機構となる。また、回収ユニットA2に配置された場合、移送ユニット110は、排出移動機構となり、トレイ昇降ユニット120は、回収昇降機構となる。
<供給ユニットA1>
以下供給ユニットA1について、その詳細な構成を説明する。図4に供給ユニットA1及び回収ユニットA2を構成する構成部品を詳細に分解した分解斜視図を示す。供給ユニットA1は、移送ユニット(供給移動機構)110と、トレイ昇降ユニット(供給昇降機構)120と、積層トレイ受けユニット130とを備える。移送ユニット110は、供給ユニットA1が配置されるメインフレーム101の予め定められた位置に取り付けられる。トレイ昇降ユニット120及び積層トレイ受けユニット130は、供給ユニットA1が配置されるメインフレーム101の内側であって、後述する移送ユニット110の一対の移送レールRの内側に配置される。また、供給ユニットA1は、搬送装置Cとの間で段積トレイT1を受け取るトレイ供給待機位置SA(図3参照)がその一方に設定され、搬送・移載ブロックA4の下方であって段積みトレイT1を準備するトレイ準備位置RA(図3参照)がその他方に設定される。また、供給ユニットA1に配置される移送ユニット110は、トレイ供給位置SAとトレイ準備位置RAとで段積みトレイT1の移送が可能に配置される。また、供給ユニットA1に配置されるトレイ昇降ユニット120は、トレイ準備位置RAに配置され、段積みトレイT1を載置支持し、トレイ準備位置RAと搬送・移載ブロックA4に設けられた供給位置FA(図3参照)との間で移送可能に配置される。また、供給ユニットA1に配置される積層トレイ受けユニット130は、トレイ供給待機位置SAに配置される。
<移送ユニット110>
移送ユニット110は、一対の移送レールRと、移送レールRを駆動する駆動モータ等を備えた駆動部Dを備える。各移送レールRは、互いにメインフレーム101上にY方向に沿って間隔をあけて配置され、メインフレーム101のY方向の略全体にわたって配置される。駆動部Dは、一対の移送レールRの図中Y方向の略中央部に配置されており、駆動モータと両移送レールRを連結するシャフト等の駆動力伝達機構を備える。これらにより、一つの駆動モータで一対の移送レールRを同期駆動することができる。
<移送レールR>
移送レールRは、トレイを載置する載置部と、例えば載置されたワークを搬送可能な無端ベルトを内蔵したコンベアユニット(移動体)とを備える構成を例示することができる。しかしながら移送レールRは、上記の形態に限定されず、例えば、トレイを載置した載置部に構成されたナット(移動体)をボールネジに沿って移動させるボールねじ機構や、トレイを載置した載置部に接続された移動体をエアシリンダ等のアクチュエータによって移動させる機構を採用してもよい。
<トレイ昇降ユニット120>
トレイ昇降ユニット120は、トレイTを載置する載置部121と、載置部121を昇降移動させる移動機構122とを備える。載置部121は、板状に形成され、その上面にトレイを載置する。移動機構122は、載置部121を予め定めた所定の位置で停止可能な移動機構を採用できる。具体的には、トレイ昇降ユニット120が供給ユニットA1に配置された場合は、載置部121を、少なくとも後述するトレイ準備位置RAおよびトレイ供給位置FAの2か所を含み、その間に設定された多数の停止位置で停止できるものであれば特に限定するものではない。例えば、移動機構122としては、エアシリンダ、油圧シリンダによる昇降機構や、位置制御可能なモータ等を駆動源とするボールねじ等による昇降機構を例示することができる。
<積層トレイ受けユニット130>
積層トレイ受けユニット130は、段積トレイT1または、段積トレイT2が載置される載置部131と、載置部131を移動させる移動機構132とを備える。載置部131は、一対の断面U字型の長尺部材で構成され、これらの長尺部材が横倒しに、かつ、背中合わせに所定間隔離間され、一対の移送レールRの長手方向に沿って配置される。
移動機構132は、載置部131を予め定めた所定の位置で停止可能なものであればよい。例えば、移動機構132は、少なくとも載置部131の上面が、移送レールRの移送面より上方の位置(搬送装置Cとの間で積層トレイの受け渡しを行う受渡位置)及び、移送レールRの移送面より下方の位置で停止できるものを例示することができる。さらに移動機構132としては、エアシリンダ、油圧シリンダによる昇降機構や、モータ等を駆動源とするボールねじ等による昇降機構を例示することができる。
<回収ユニットA2>
回収ユニットA2は、移送ユニット(排出移動機構)110と、トレイ昇降ユニット(回収昇降機構)120と、積層トレイ受けユニット130とを備える。回収ユニットA2は、メインフレーム101の予め定められた位置に配置され、搬送装置Cとの間で段積トレイT2を受け取るトレイ排出待機位置ESA(図3参照)がその一方に設定され、搬送・移載ブロックA4の下方であって段積みトレイT2の排出準備するトレイ排出位置EA(図3参照)がその他方に設定される。また、回収ユニットA2に配置される移送ユニット110は、トレイ排出位置EAとトレイ排出待機位置ESAとで段積みトレイT2の移送が可能に配置される。
また、回収ユニットA2に配置されるトレイ昇降ユニット120は、トレイ排出位置EAに配置され、段積みトレイT2を載置支持し、トレイ排出位置EAと搬送・移載ブロックA4に設けられた回収位置PA(図3参照)との間で移送可能に配置される。回収ユニットA2に配置されたトレイ昇降ユニット120の移動機構122は、載置部121を予め定めた所定の位置で停止可能な移動機構を採用できる。具体的には、載置部121を、少なくとも後述する回収位置PAおよびトレイ排出位置EAの2か所を含み、その間に設定された多数の停止位置で停止できるものであれば特に限定するものではない。また、回収ユニットA2に設定されたトレイ排出待機位置ESAに配置された積層トレイ受けユニット130は、段積トレイT2を昇降移送可能に支持する。
回収ユニットA2が備える移送ユニット110、トレイ昇降ユニット120、積層トレイ受けユニット130の各構成は、上記した供給ユニットA1で採用された構成と同様の構成を採用している。そして、移送ユニット110、移送レールR、トレイ昇降ユニット120、積層トレイ受けユニット130の構成は、上記供給ユニットA1にて説明した内容と同様であるので、その説明を省略する。
<ガイド部材>
また、供給ユニットA1は、積層トレイT1の水平方向(X−Y方向)の位置を規制するべく、Z方向へ延びるガイド部材140をトレイ供給待機位置SAに備える。ガイド部材140は、矩形状の段積トレイT1の少なくとも四隅付近に配置されていればよい。また、トレイ準備位置RAおよびトレイ排出位置EAが設定されるサブフレーム103の内側に、それぞれに配置されるトレイ昇降ユニット120,120が昇降動作を行った際に段積トレイT1、T2が傾くことを防止するべく、昇降ガイドユニット104がそれぞれ配置されてもよい。本実施の形態においては、ガイド部材140を4つ設けた例を挙げて説明を行った。しかし、段積トレイT1の水平方向の位置ずれがないようにガイドできるものであれば、これに限定されるものではなく、また、位置ずれが生じない段積トレイT1であれば、ガイド部材140は省略してもよい。
上記の構成により供給・回収ブロックA3では、供給ユニットA1と回収ユニットA2とが搬送方向(Y方向)に沿って並列に配置されている。供給ユニットA1は、搬送装置Cから段積トレイT1をトレイ供給待機位置SAで受け取り、下流側のトレイ準備位置RAへ搬送する。また回収ユニットA2は、トレイ排出位置EAに積層された段積トレイT2を上流側のトレイ排出待機位置ESAへ搬送し、搬送装置Cへ引き渡す。
<搬送・移載ブロックA4>
搬送・移載ブロックA4は、第1搬送ユニット200と、移載ユニット300と、第2移送ユニット400とを備える。搬送・移載ブロックA4は、メインフレーム101の下流側に配置された一対の門型のサブフレーム102、103の上部に配置される。第1搬送ユニット200は、供給ユニットA1に設定されたトレイ準備位置RAの上方に配置される。第2搬送ユニット400は、回収ユニットA2に設定されたトレイ排出位置EA上方に配置される。
図3に示すように、サブフレーム102、103の上部には、第1搬送ユニット200がトレイTを受け取る供給位置FAと、第2搬送ユニット400のトレイTを回収する回収位置PAが設定される。供給位置FAは、第1搬送ユニット200の後述する搬送エリアCA内で、トレイ準備位置RAの上方に設定される。回収位置PAは、第2搬送ユニット400の後述する搬送エリアCA内で、トレイ排出位置EAの上方に位置される。供給位置FAと回収位置PAとは同一平面上に設定され、互いに図中X方向に並んで設定される。本実施形態において供給位置FAは、X方向奥側に設定され、回収位置PAはX方向手前側に設定される。
サブフレーム102、103の上部に跨って、矩形枠状のフレーム200a、400aが配置される。フレーム200aの上面が供給位置FA、及びフレーム400aの上面が回収位置PAとなる。供給位置FAに対応するフレーム200aには、第1搬送ユニット200が載置される。回収位置PAに対応するフレーム400aには、第2搬送ユニット400が載置される。各フレーム200a、400aの開口は、トレイTが通過可能な大きさに設けられる。
またそれぞれのフレーム200a、400aの所定箇所(例えば内周縁部の四隅)には、トレイTと接続され、トレイTの第1及び第2搬送ユニット200、400に対する位置を規定する複数(例えば四つ)の規定部200b、400bが設置される。規定部200b、400bとしては、例えば、フレーム200a、400aから立設されたロッド部材の他、トレイTと係合可能に構成されるガイド部材等を例示することができる。また、規定部200b、400bのフレーム200a、400aに対する設置個所や、設置個数はトレイTの形態に応じて適宜設定可能である。
図5に第1搬送ユニット200と、移載ユニット300と、第2搬送ユニット400の斜視図を示す。第1搬送ユニット200及び第2搬送ユニット400は、トレイTを搬送する領域として搬送エリアCAが設定される。移載装置Aの移載ユニット300は、搬送エリアCA内の搬送面上の部品Pの取出し位置に停止するトレイTと部品搬送ユニットPTとの間で部品Pを移載する(図9参照)。
第1搬送ユニット200は、搬送エリアCAのX方向奥側に設けられ、トレイTの搬送方向(図5中X方向)の一方側(図5中奥側)を保持し、トレイTを搬送する。また第2搬送ユニット400は、搬送エリアCAのX方向手前側に設けられ、トレイTの搬送方向(図5中X方向)の他方側(図5中手前側)を保持し、トレイTを搬送する。移載ユニット300は、第1搬送ユニット200または第2搬送ユニット400のいずれか一方にて保持されたトレイTと部品搬送ユニットPTとの間で部品を移載する。
搬送エリアCAは、異なるトレイTを搬送方向に並べて移動可能な水平面(搬送面)を含み、例えば図5中X方向において第1搬送ユニット200から第2搬送ユニット400の全長にわたる移動範囲MRを有する。後述する制御ユニット500は、移動範囲MRにおいてトレイTが並べて移動される並列移動と、トレイTが両搬送ユニット200、400の間で受け渡される受け渡し移動とを第1搬送ユニット200及び第2搬送ユニット400に実行させる。
移動範囲MRは、第1搬送経路MR1と第2搬送経路MR2とを含む。第1搬送経路MR1は、移動範囲MRにおいて図中X方向の奥側の半分の経路となる一方経路を含み、後述する第1保持機構210の移動範囲を含む。一方第2搬送経路MR2は、移動範囲MRにおいて図中X方向の手前側の半分の経路となる他方経路を含み、後述する第2保持機構410の移動範囲を含む。そして後述する搬送機構により、トレイTは、第1搬送経路MR1から第2搬送経路MR2へ搬送される。以下の説明において、第1搬送経路MR1を上流側、第2搬送経路MR2を下流側という場合もある。
<第1搬送ユニット200>
第1搬送ユニット200は、第1搬送経路MR1に設けられ、トレイTの一方側を保持する第1保持機構210と、第1保持機構210を移送する第1移送機構220とを備え、搬送エリアCAにおいて上流側に位置している。第1搬送ユニット200は、一対の第1保持機構210、210及び一対の第1移送機構220、220を備える。第1移送機構220、220は、それぞれフレーム200aにおけるY方向に延びる部材上に配置される。一対の第1保持機構210は、第1移送機構220、220上に対向して設けられ、第1移送機構220の延長方向に沿って移送される。
第1保持機構210は、第1移送機構220に対してX方向へ移動可能な移動部211と、搬送面と平行で移動部211の移動方向と交差する方向(図5中Y方向)に移動可能に移動部211に設けられた保持部212とを備える。言い換えると、移動部211は、図5中に第1移送機構220として示される箱状部材の内部に配置された図示しない駆動機構によって、第1移送機構220に沿って、X方向に移動可能である。また保持部212,212は、移動部211に搭載された図示しない駆動機構によって、互いに近接する方向(Y方向)へ小ストロークで進退自在に移動可能である。
一対の第1保持機構210,210は一対の保持部212,212がそれぞれ互いに接近する方向(Y方向の一対のサブフレーム102、103の内方)へ移動することで、トレイTを保持することができる。具体的には、保持部212は、Y方向へ移動すると、その一部が段積トレイT1の重なり合う二つのトレイT、Tの間(具体的には、それぞれの突出部Tt、Ttの間)に挿入され、保持部212と保持部212の上方側のトレイTの突出部Ttとが係合可能となり保持が可能となる。本実施形態の場合、供給ユニットA1のトレイ昇降ユニット120に載置された段積トレイT1を下降させることで保持部212に段積トレイT1の最上段のトレイTが係合され、段積トレイT1が保持部212により保持される。なお、保持部212によるトレイTの保持を解除する際には、一対の保持部212,212をそれぞれ互いに離間する方向(Y方向の一対のサブフレーム102、103の外方)へ移動させる。
一対の第1保持機構210の間は、空間が形成されおり、直下に位置するトレイ昇降ユニット120の載置部121に載置されたトレイTを含む段積トレイT1が上昇してきた際の収容空間となる。この空間(供給位置FA)に配置されたトレイTに対して、第1保持機構210は、一対の保持部212、212でトレイTを保持し、移動部211が第2搬送ユニット400側へ移動する。こうすることで第1搬送ユニット200は、第2搬送ユニット400側へトレイTを搬送することができる。
<検出ユニット230>
図5中において二点鎖線で示すように、検出ユニット230を、第1搬送ユニット200のY方向外側の位置に、かつ、移載ユニット300付近に設けてもよい。一対の検出ユニット230は、サブフレーム102、103のX方向の任意の位置に配置され、搬送エリアCA上であって、第1搬送経路MR1内に存在するトレイTの在席有無状態を検出する。本実施形態では、移載ユニット300の第1搬送ユニット200側に隣接して配置される。
具体的には、検出ユニット230は、第1搬送経路MR1に在席するトレイTが第1搬送ユニット200または後述する第2搬送ユニット400によって搬送される際、搬送中のトレイTを検出する。例えば、検出ユニット230として一対の光センサを採用した場合、サブフレーム102に配置された一方の検出ユニット230から発せられた光を、サブフレーム103に配置された他方の検出ユニット230が受光することで、トレイTの有無を検知することができる。
また、検出ユニット230は、搬送中のトレイTが、第1搬送経路MR1から排出されたことを検出することができる。この検出により供給位置FAの直下に位置するトレイTを上昇させるタイミングを判断することができる。なお、検出ユニット230として、例えば、可視光線、赤外線、紫外線等を非接触で検出できる光学センサを採用でき、また、接触して検出できる接触式センサとして例えば、リミットスイッチ等を採用してもよい。
<第2搬送ユニット400>
第2搬送ユニット400は、第2搬送経路MR2に設けられ、トレイTの他方側を保持する第2保持機構410と、第2保持機構410を移送する第2移送機構420とを備える。第2搬送ユニット400は搬送エリアCAにおいて下流側に位置している。第2搬送ユニット400は一対の第2保持機構410、410及び一対の第2移送機構420、420を備える。第2移送機構420、420は、それぞれフレーム400aにおけるY方向に延びる部材上に配置される。一対の第2保持機構410は、に、互いに間隔を空けて対向するように配置される。第1移送機構220、220は、それぞれフレーム200aにおけるY方向に延びる部材上に配置される。一対の第1保持機構210は、第2移送機構420、420上に対向して設けられ、第2移送機構420の延長方向に沿って移送される。
第2保持機構410は、第2移送機構420に対してX方向へ移動可能な移動部411と、搬送面と平行で移動部411の移動方向と交差する方向(図5中Y方向)に移動可能に移動部411に設けられた保持部412とを備える。言い換えると、移動部411は、図5中に第2移送機構420として示される箱状部材の内部に配置された図示しない駆動機構によって、第2移送機構420に沿って、X方向に移動可能である。また保持部412,412は、移動部411に搭載された図示しない駆動機構によって、互いに近接する方向(Y方向)へ小ストロークで進退自在に移動可能である。
一対の第2保持機構410,410は、一対の保持部412,412がそれぞれ互いに接近する方向(Y方向の一対のサブフレーム102、103の内方)へ移動することで、トレイTを保持することができる。具体的には、保持部412を、トレイTに接近する方向(Y方向)へ移動させると、第1搬送ユニット200が保持するトレイTの突出部Ttに保持部412の一部が係合され、トレイTが保持部412により保持される。なお、保持部412によるトレイTの保持を解除する際には、移動部412をトレイTから離間する方向(Y方向外方)へ移動させる。
一対の第2保持機構410の間は、空間が形成されおり、直下に位置するトレイ昇降ユニット120の載置部121に載置されるトレイTを含む段積トレイT2の移動時の収容空間となる。第2保持機構410は、この空間(回収位置PA)で、一対の保持部412、412によるトレイTの保持を解除することで、トレイTをトレイ昇降ユニット120の載置部121で載置する。
<部品移載ユニット300>
部品移載ユニット300は、サブフレーム102、103におけるX方向の中央部分であって、サブフレーム102、103をY方向に跨ぐように第1搬送ユニット200と第2搬送ユニット400との間に配置される。つまり部品移載ユニット300は、図5中X方向(サブフレーム102、103)の中央部分からZ方向へ延びる一対の支柱301、301と、一対の支柱301、301間にY方向へ延びるY方向レール302(部品移載レール)を備える。Y方向レール302の側面に保持ユニット303が取付けられる。これにより、保持ユニット303は、Y方向レール302に沿って、かつ、第1、第2保持機構210、410よりもZ方向で高い位置(搬送エリアCAの上方の位置)で部品Pの移載動作を行うことができる。Y方向レール302は、保持ユニット303が搬送エリアCAに配置されたトレイの少なくともY方向全域の部品収納位置および部品移送ユニットPTの部品受け渡し位置を含み、部品Pの移載が可能な程度にY方向に延びる長尺部材である。
保持ユニット303は、不図示の駆動機構によりY方向に往復移動可能とされ、図示しない負圧発生源に接続され内部に負圧を発生させ、部品Pを吸着保持させる保持ノズル304を備える。保持ノズル304は、不図示の駆動機構により上下方向(Z方向)に移動可能に保持ユニット303に構成される。したがって、保持ノズル304は、搬送エリアCAを搬送されるトレイTのY方向における一方端(図5中の左端)から他方端(図5中の右端)を越えて、部品移送ユニットPTの部品受け渡し位置の上方で部品Pを把持して移動可能である。
なお、保持ユニット303、保持ノズル304を駆動するそれぞれの不図示の駆動機構は、例えばボールねじ機構、モータ等の駆動源とラック−ピニオン機構等の機構との組み合わせを挙げることができる。保持ノズル304は図示しない駆動源によって駆動され、部品Pを吸着する構成を採用している。しかしながら、保持ノズル304は上記構成に限定されず、例えば図示しない駆動源によって部品Pを把持するハンド部を採用する形態や、粘着部材による粘着力によって部品Pを保持する形態を採用してもよい。
また移載ユニット300の下方には、搬送エリアCAを搬送されるトレイを下方から支持するトレイ支持ユニット305が配置される。トレイ支持ユニット305は一対の支柱301、301の根元間に設けられ、例えばY方向に延びる回転可能な軸部材306と、軸部材306に挿通させ、離間して配置された少なくとも二つのリング部307、307とで構成される。トレイ支持ユニット305は、遊転可能に構成され、これにより、第1搬送ユニット200から第2搬送ユニット400へ搬送されるトレイTの下面を支持することができる。したがって、第1搬送ユニット200から第2搬送ユニット400へのトレイTの搬送及び後述するそれぞれの第1、第2保持機構210、410によるトレイTの持ち替え動作を円滑に行うことができる。また、トレイ支持ユニット305は、第1、第2保持機構210、410によりトレイTを保持する部分と反対側の部分を支持可能である。すなわち、第1、第2保持機構210、410及びトレイ支持ユニット305の協働により、部品取出し位置においてトレイTを安定して保持することが可能となる。
<制御ユニット500>
図6は本実施形態のシステムSの制御を行う制御ユニット500のブロック図である。制御ユニット500は、処理部510と、記憶部520と、インターフェース部530とを備え、これらは互いに不図示のバスにより接続されている。処理部510は、記憶部520に記憶されたプログラムを実行する。処理部510は、例えばCPUである。記憶部520は、例えば、RAM、ROM、ハードディスク等である。インターフェース部530は、処理部510と、外部デバイス(ホストコンピュータ540、入力機器(例えば、センサ)550、出力機器(例えば、各駆動機構のアクチュエータ)560)との間に設けられ、例えば、通信インターフェースや、I/Oインターフェース等である。
入力機器550には、例えば、検知ユニット230の光センサ、移載ノズル304の圧力センサ等が含まれる。出力機器560には、移送レールR、トレイ昇降ユニット120、第1、第2保持機構210、410、第1、第2移送機構220、420、移載ユニット300等の駆動機構の駆動源が含まれる。駆動制御ユニット500はホストコンピュータ540と通信を行うと共に、移載装置Aの少なくとも第1搬送ユニット200と、移載ユニット300と、第2移送ユニット400とを制御する。以下、制御例について説明する。
<移載工程>
図7から図12を参照して、移載装置Aを含むシステムS(部品供給システム)の動作について説明する。図7のST1に示す状態は、部品Pを収納したトレイTを複数積み重ねた段積トレイ(トレイ群)T1を搭載した搬送装置Cが供給ユニットA1と接続した状態を示している。また、本実施形態の段積トレイT1においては、最上段のトレイTを第一トレイTUとし、第一トレイTUの下側のトレイTを第二トレイTLとし、段積トレイT1の最下段のトレイTを最終トレイTFとして説明を行う。搬送装置Cの搭載部C1に構成される移送機構C3を駆動させ、積層トレイ受けユニット130の載置部131,131の間に進入させることで、段積トレイT1が載置部131上に載置される。したがって、搬送装置Cから供給ユニットA1のトレイ供給待機位置SAへ段積トレイT1が、供給される(図中右方向の矢印D1で示す方向)。
図7のST2に示す状態は、段積トレイT1が、トレイ供給待機位置SA上に移動され、供給ユニットA1に収容された状態を示す。この後、供給ユニットA1の移送ユニット(供給移動機構)110の移送レールRに載置された段積トレイT1は、移送レールRの移送機構によってトレイ供給待機位置SAからトレイ準備位置RAへと移送される(図中右方向の矢印D2で示す方向)。また、図中二点鎖線で示す搬送装置Cは、移送装置Aから離れ、次に供給する部品Pを収納した段積トレイT1を搭載すべく、工場の所定の場所へ移動される。
図7のST3に示す状態は、段積トレイT1がトレイ供給待機位置SAからトレイ準備位置RAへ移動された様子を示す。段積トレイT1がトレイ準備位置RAへ移送された直後は、段積トレイT1の底面は一対の移送レールRの上面で支持されている。また、供給ユニットA1におけるトレイ昇降ユニット120の載置部121の高さは、移送レールRの上面(移送面)の高さよりも下方の待機位置に位置している。その後トレイ昇降ユニット120の載置部121が、移動機構122によって上昇される(図中上方向の矢印D3で示す方向)。
載置部121が、トレイ準備位置RAの移送レールRの移送面の高さを越えて上昇されると、段積トレイT1が移送レールRから載置部121に受け渡される。なお、載置部121に段積トレイT1を載置する際に、載置部121に配置された図示しない規定部が最終トレイTFの下面に設けられた不図示の被嵌合部に嵌合して、段積トレイT1が載置部121上の所定の載置位置に位置決めされ、載置されるように構成されてもよい。
図8のST4に示す状態は、第一トレイTUが供給位置FAに配置された様子を示す。図7のST3に示す状態から供給ユニットA1のトレイ昇降ユニット120の移動機構122をさらに駆動させ載置部121を上昇させる(図中上方向の矢印D4で示す方向)。第一トレイTUが供給位置FAに達すると、載置部121の上昇動作が停止される。第一トレイTUが供給位置FAに達したか否かは、例えば不図示の検出ユニット230が供給位置FAに第一トレイTUの在席を検出することで判断される。
図8のST5に示す状態は、一対の第1保持機構210の保持部212が動作し、保持部212を第一トレイTUの突出部Ttと第二トレイTLの突出部Ttとの間に移動させた状態を示す。なお、図8は説明のための概略図であり、便宜上例えば、トレイTに対して第1保持機構210の保持部212が保持状態にあることをトレイTの外周縁より内側に第1保持機構210を描くことで表現している。制御ユニット500は、上記した検出ユニット230からの検出信号に基づき一対の保持部212を作動させ(図中内向き方向の矢印D6で示す方向)、一対の保持部212によって第一トレイTUを保持させる。なお、本実施の形態においては、検出ユニット230が第一トレイTUの検出を行う場合を例に挙げて説明を行ったが、これに限定されるものではなく、例えば、第一トレイTUを検出する専用の検出ユニットを別に設けてもよい。また、予め第一トレイTUを保持する保持位置を記憶させ、記憶させた停止位置に供給ユニットA1の載置部121が停止するように移動機構122を駆動制御させてもよい。
図8のST6に示す状態は、一対の第1保持機構210の保持部212が第一トレイTUを保持した後、供給ユニットA1の駆動機構122を駆動して、載置部121を僅かに下降させた状態を示す(図中下方向の矢印D7で示す方向)。第一トレイTUを移載ユニット300による部品の移載が可能な位置へ移動させるために一対の保持部212に第一トレイTUの突出部Ttを係合させ、待機させる。更に、供給ユニットA1の駆動機構122を下降駆動することで載置部121が下降して第二トレイTLを含む段積トレイT1が下降され、第一トレイTUと第二トレイTLとを含む段積トレイT1とが分離される。また、供給ユニットA1の駆動機構122の下降駆動は、段積トレイT1に含まれる第二トレイTLの位置が予め定められた位置(第二トレイTL待機位置)に到達することで停止され、載置部121の下降動作が停止される。
図9及び図10は、図8のST6に示す矢印A方向(上下方向下向き)からみた搬送・移載ブロックA4の平面図を示す。なお、図9及び図10は、部品移送ユニットPT側を下に表記した概略図であり、便宜上例えば、トレイTに対して保持部212、412が保持状態にあることをトレイTの外周縁より内側に保持部212、412を描くことで表現している。またトレイTに対して保持部212、412が保持解除の状態にあることをトレイTの外周縁より外側に保持部212、412を描くことで表現している。
図9のST7に示す状態は、図8のST6に示す状態と同じである。第一トレイTUは、搬送方向(図9中左右方向、図5の移動範囲MR方向)の一方側(図中9右側)が第1保持機構210に保持された状態で供給位置FAに待機される。詳細には、第一トレイTUの搬送方向と平行な二辺における一方側の部分が保持部212によりそれぞれ保持される。また、移載ユニット300の保持ユニット303はY方向レール302の一方端部(図9中の上部)で待機している。また第2搬送ユニット400の第2保持機構410は第一移送ユニット200寄りの位置に待機している。
図9のST8に示す状態は、移載ユニット300が第一トレイTUと部品移送ユニットPTとの間で部品の移載を行っている状態を示す。このとき制御ユニット500は、第一搬送ユニット200に第一トレイTUにおける部品Pの配置間隔に応じて移動(図中左方向の矢印D8で示す方向)又は停止の動作を交互に繰り返す間欠制御(間欠動作)を行わせる。
具体的には、第1保持機構210が第一トレイTUを保持した状態で、第一搬送ユニット200の第1移送機構220を駆動させ、第1保持機構210を矢印D8の方向に移動させる。この時、第一トレイTUに載置された部品P(の最初の列)が移載ユニット300の下方の部品取出し位置に位置するまで第1保持機構210を移動させる。第一トレイTUに載置された部品Pが移載ユニット300による取り出しが可能な位置に位置されると、駆動制御ユニット500は、保持ユニット303をY方向レール302に沿って移動させる(図中上下方向の矢印D9で示す方向)と共に、保持ノズル304を下方向(図5中Z方向)へ移動させる。そして保持ノズル304を所定の部品Pに吸着させて所定の部品Pを保持ノズル304で保持した後、保持ノズル304を上昇させると共に保持ユニット303をY方向レール302に沿って第一トレイTUから部品移送ユニットPT側へ移動させる。その後、保持ノズル304による部品Pの吸着を解除し、部品Pが保持ノズル304から部品移送ユニットPTへ移載される。その後再び駆動制御ユニット500は、保持ユニット303をY方向レール302に沿って、部品移送ユニットPTから第一トレイTU側へ移動させ、次の部品Pの吸着と移載とが行われる。これを繰り返すことで第一トレイTU内の一列(Y方向レール302と平行に配置された列)の部品Pの移載が完了する。
続いて、第一トレイTUの次の列の部品Pの移載を実行するために、第1保持機構210が第一トレイTUを図中左方向の矢印D8で示す方向へ部品の配置間隔分移動され、移載ユニット300によって次の列の部品Pの移載が行われる。
図9のST9に示す状態は、例えば、図中左から2列目までの部品Pの移載が完了して、左から3列目の部品Pの移載を行っている状態を示す。このとき、第1及び第2搬送ユニット200、400の間で第一トレイTUの受け渡しが行われる。具体的には制御ユニット500は、第一トレイTUの受け渡し動作において、第1搬送ユニット200の保持部212に第一トレイTUの一方側(図中右側)を保持させたまま、第2搬送ユニット400の保持部412に第一トレイTUの他方側(図中左側)を保持させる。その後、第1搬送ユニット200の保持部212による第一トレイTUの一方側(図中右側)の保持を解除させる(ST9の状態)ことで、第一トレイTUの第1搬送ユニット200から第2搬送ユニット400への受け渡しが完了する。
具体的には、ST8に示す状態から継続して制御ユニット500は、第1搬送ユニット200によって移載ユニット300の下方で停止保持される一方の第一トレイTUと、部品移送ユニットPTとの間で部品Pの移載を移載ユニット300に行わせる移載動作の制御を行う。そして制御ユニット500は、移載ユニット300の移載動作中に、第2搬送ユニット400に第一トレイTUの他方側を保持させる保持動作と、第1搬送ユニット200に第一トレイTUの一方側の保持を解除させる解除動作と、を行わせる、第一トレイTUの持ち替え動作の制御を行う。
第一トレイTUにおける部品Pの移載動作が進むことで、第一トレイTUは順次図中左側へ移送される。このとき第一トレイTUの他方側(図中左側)端部が、待機している第2搬送ユニット400の第2保持機構410による保持可能な位置まで到達し、第2保持機構410の保持部412が内側へ移動して第一トレイTUの他方側と係合される。また、第1保持機構210の保持部212は、第一トレイTUの一方側との係合を解除するため外側へ移動される。こうすることで第一トレイTUは、第1搬送ユニット200から第2搬送ユニット400へ持ち替えられる。そして、第1搬送ユニット200の保持部212は、第一トレイTUの保持解除後、第1移送機構220における図中右側(図中右方向の矢印D10で示す方向)の待機位置へと戻され、次の第二トレイTLの保持に備えさせられる。
図10のST10に示す状態は、第2搬送ユニット400によって搬送される第一トレイTUの最後の列(図中右側端の列)に対して移載ユニット300(図中鎖線で示す)が移載動作を行っている状態である。このとき検知ユニット230は、搬送中の第一トレイTUが、第1搬送経路MR1から排出されたことを検出する。次いで状態ST3−ST6で説明したように、供給ユニットA1のトレイ昇降ユニット120が載置部121を上昇させ、第二トレイTLを供給位置RAまで上昇させる。
図10のST11に示す状態は、第1搬送ユニット200の保持部212が第二トレイTL(の一方側)を保持した状態を示す。制御ユニット500は、第1搬送ユニット200の保持部212を、供給位置RAに配置された第二トレイTLの係合位置(図中上下方向の矢印D11で示す方向)へ向けて移動させると共に載置部121を下降させて、保持部212により第二トレイTLを保持させる。この第1搬送ユニット200による第二トレイTLの保持動作中にも、第一トレイTUに収納されている最終列の部品Pの移載動作が移載ユニット300により継続して行われる。
図10のST12に示す状態は、移載ユニット300が、第2搬送ユニット400が保持する第一トレイTUに対する移載動作が完了(第一トレイTUの最終列の部品Pの移載が完了)して、第1搬送ユニット200が保持する第二トレイTLに対して移載動作を行う様子を示している。具体的には、制御ユニット500は、移動範囲MRにおいて二つの第一トレイTUおよび第二トレイTLがトレイの移動方向に並んで移動される並列移動時において、第1搬送ユニット200が第二トレイTUを保持し、第2搬送ユニット400が第一トレイTUを保持することで第一トレイTUおよび第二トレイTLが並んだ状態でそれぞれ移動させる(図中左方向の矢印D12で示す方向)。制御ユニット500は、移動範囲MRの一方側における第二トレイTLの一方側(図中右側)を第1保持機構210に保持させ、移動範囲MRの他方側における第一トレイTUの他方側(図中左側)を第2保持機構410に保持させる。そして制御ユニット500は、第一トレイTUおよび第二トレイTLが並んだ状態で搬送させるために、第1移送機構220及び第2移送機構420を同時に同じ方向(図中左方向の矢印D12で示す方向)に移動させる制御を行う。
言い換えると、制御ユニット500は、移載ユニット300の下方で第2搬送ユニット400によって停止保持される第一トレイTUと、部品移送ユニットPTとの間で部品Pの移載を移載ユニット300に行わせる移載動作の制御を行う。また、制御ユニット500は、第2搬送ユニット400により保持される第一トレイTUとは別の第二トレイTLを、第1搬送ユニット200に保持させ、第二トレイTLを第一トレイTUと並べて配置準備する準備動作の制御と、移載ユニット300の移載動作中に第1搬送ユニット200及び第2搬送ユニット400を動作させ、第一トレイTUと第二トレイTLとを同時に移動させる同時移動の制御とを行う。
移載ユニット300による移載が完了した第一トレイTUは、第2搬送ユニット400によって回収位置PAに搬送される。その後、回収ユニットA2に配置されているトレイ昇降ユニット120の載置部121が第一トレイTUの受け取り位置へ移動され、第一トレイTUの底部に当接される。その後、第一トレイTUの保持を解除すべく、第2保持機構410の保持部412が外側(第一トレイTUから離脱する方向)へ移動される。これの動作により、下方に待機しているトレイ昇降ユニット120の載置部121上に第一トレイTUが受け渡され、載置される。以上のST7からST12に示す動作を繰り返すことで、供給位置FAに順次供給されるトレイTに対して移載動作が行われ、空のトレイTが回収位置PAから排出される。なお、回収ユニットA2に配置されているトレイ昇降ユニット120の載置部121上に第一トレイTUが載置された後は、その後のトレイT(第二トレイTL…最終トレイTF)については、既に載置部121に載置されているトレイTに積み重ねるように載置され、この動作により段積トレイT2が形成される。そのため、回収ユニットA2のトレイ昇降ユニット120は、第2保持機構410からトレイTを受け取るごとに、段階的にトレイTの高さ分だけ低い受取位置で停止され、トレイTの載置が行われる。
図11のST13からST15及び図12のST16からST18に示す状態は、回収ユニットA2において空のトレイTを回収位置PAから複数回収して段積トレイT2とし、トレイ排出待機位置ESAから搬送装置Cへ段積トレイT2を排出する過程を示す。この過程は、供給ユニットA1における図7のST1からST3及び図8のST4からST6に示す状態の逆過程をたどっているのでその詳細な説明は省略する。
概略説明すると、図11のST13に示す状態は、図10のST12に示す状態を回収ユニットA2の側面視で示した状態である。図11のST14に示す状態は、回収ユニットA2のトレイ昇降ユニット120が載置部121を上昇(図中上方向の矢印D13で示す方向)させ、既に積層された空の段積トレイT2を回収位置PAまで上昇させた状態である。図11のST15に示す状態では、第2保持機構410の保持部412が外側(図中左右方向の矢印D14で示す方向)へ移動して、トレイTとの係合を解除した保持解除状態である。図12のST16に示す状態では、回収ユニットA2のトレイ昇降ユニット120が載置部121を降下(図中下方向の矢印D15で示す方向)させて次の空のトレイTが回収位置にくるまで待機する状態である。このとき、段積トレイT2が所定数の空のトレイTを積層させた場合、図12のST17に示すように、移送レールRによって段積トレイT2は、トレイ排出位置EAからトレイ排出待機位置ESAまで移動される(図中左方向の矢印D16で示す方向)。その後、図12のST18に示す状態では、排出待機位置ESAから移載装置Aに隣接して待機していた搬送装置Cへ段積トレイT2を移動させる(図中左方向の矢印D16で示す方向)。この後、搬送装置Cは、段積トレイT2を工場内の所定箇所へ搬送するため移載装置Aから移動して離れる。
以上のような工程によって、新たな段積トレイT1が補充された移載装置Aは、供給ユニットA1、第1搬送ユニット200、第2搬送ユニット400、回収ユニットA2へとトレイを搬送する。このとき移載装置Aの移載ユニット300は、第1搬送ユニット200と第2搬送ユニット400との間でトレイTを移送させる間に部品Pの移載動作を行う。したがって本実施形態の移載ユニット300は、移載処理済のトレイTの排出中に移載未処理のトレイTの供給が準備されるまで移載動作を中断せずに、常にトレイTに対して移載動作を継続して行うことができる。したがって移載装置Aは、部品Pの移載作業効率を向上させることができる。
また、移載処理済のトレイTが複数積み重ねて形成された段積トレイT2の排出と移載未処理のトレイTが複数積み重ねて形成された段積トレイT1の供給とをAGV等の無人搬送車を用いて行うことで、トレイの供給とトレイの回収とを自動で行うことができ、その結果、部品Pの移載動作を自動で連続して行うことができる。
以上、移載装置Aを含むシステムSの動作について、部品を供給する部品供給動作となる部品供給システムとして説明したが、搬送装置Cが空のトレイTを移載装置Aへ供給し、移載装置Aが部品Pを部品移送ユニットPTからトレイTへ移載収納し、部品Pが収納されたトレイTを搬送装置Cが移載装置Aから回収する部品回収システムとして使用してもよい。
上記システムSを部品回収システムとして用いる場合は、部品Pの流れは、移載装置Aの他方側に配置される部品移送ユニットPTを上流側、移載装置Aの一方側に配置される搬送装置Cを下流側とし、部品移送ユニットPTから移載装置Aを介して搬送装置Cへと搬送される。部品Pを下流側から移載装置AによりトレイTに移載収納し、部品Pが収納されたトレイTを搬送装置Cが移載装置Aから回収することからシステムSは、部品回収システムとなる。本システムSによる部品回収の動作については、図9のST7から図10のST12までの動作において、部品が収納されていない空のトレイT(移載未処理のトレイT)を供給すると共に部品収納位置に移送する部分と、部品収納位置に移送された空のトレイTに移載ユニット300が部品搬送ユニットPTの所定の位置に供給された部品Pを取出し、トレイTに移載すると共に収納位置に収納する動作部分で異なる。その他の動作については、部品供給システムと全て同じ動作となる。
200 第1搬送ユニット、300 移載ユニット、 400 第2搬送ユニット、500 制御ユニット、A 移載装置、P 部品、T トレイ、T1 段積トレイ、T2 段積トレイ

Claims (16)

  1. 複数の部品を所定の間隔で収納するトレイが搬送される搬送エリアと部品搬入出位置との間で前記部品を移載する移載装置であって、
    前記搬送エリアに設けられ、前記トレイを前記トレイの搬送方向の一方側を保持し、搬送する第一搬送ユニットと、
    前記搬送エリアに設けられ、前記トレイを前記トレイの搬送方向の他方側を保持し、搬送する第二搬送ユニットと、
    前記第一搬送ユニット又は前記第二搬送ユニットにて保持された前記トレイと前記部品搬入出位置とで前記部品を移載する移載ユニットと、
    前記第一搬送ユニット、前記第二搬送ユニット、及び前記移載ユニットの制御を行う制御ユニットと、
    を備え、
    前記搬送エリアは、異なる前記トレイを搬送方向に並べて移動可能な水平面を含む移動範囲を有し、
    前記制御ユニットは、前記移動範囲において前記トレイが並べて移動される並列移動と、前記トレイが両搬送ユニットの間で受け渡される受け渡し移動とを前記第一搬送ユニット及び前記第二搬送ユニットに実行させることを特徴とする移載装置。
  2. 前記制御ユニットは、前記並列移動において、前記第一搬送ユニット及び前記第二搬送ユニットのそれぞれが、並んだ前記トレイの一方のトレイ及び他方のトレイを保持して移動させることを特徴とする請求項1に記載の移載装置。
  3. 前記制御ユニットは、前記受け渡し移動において、前記第一搬送ユニットに前記トレイの一方側を保持させ、前記第二搬送ユニットに前記トレイの他方側を保持させることを特徴とする請求項1に記載の移載装置。
  4. 前記移動範囲は、第一搬送経路と第二搬送経路とを含み、
    前記第一搬送ユニットは、前記第一搬送経路に設けられ、前記トレイの一方側を保持する第一保持機構と、該第一保持機構を移送する第一移送機構と、を備え、
    前記第二搬送ユニットは、前記第一搬送経路と連続した前記第二搬送経路に設けられ、前記トレイの他方側を保持する第二保持機構と、該第二保持機構を移送する第二移送機構と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の移載装置。
  5. 前記制御ユニットは、
    前記移動範囲に並んだ一方の前記トレイの一方側を前記第一保持機構に保持させ、
    前記移動範囲に並んだ他方の前記トレイの他方側を前記第二保持機構に保持させ、
    前記第一移送機構および前記第二移送機構を同時に同じ方向に移動させて異なる前記トレイを並んで搬送する制御を行うことを特徴とする請求項4に記載の移載装置。
  6. 前記制御ユニットは、
    前記第一搬送ユニットおよび前記第二搬送ユニットに前記トレイの部品収納間隔に応じて移動および停止の動作を交互に繰り返す間欠制御を行わせることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の移載装置。
  7. 前記制御ユニットは、
    前記移載ユニットの下方で前記第一搬送ユニットによって停止保持される一方の前記トレイと、前記部品搬入出位置との間で前記部品の移載を前記移載ユニットに行わせる移載動作の制御と、
    前記移載ユニットの前記移載動作中に、前記第二搬送ユニットに前記一方のトレイを保持させる保持動作と、前記第一搬送ユニットに該トレイの保持を解除させる解除動作と、を行わせる前記トレイの持ち替え動作の制御と、を行うことを特徴とする請求項6に記載の移載装置。
  8. 前記制御ユニットは、
    前記移載ユニットの下方で前記第二搬送ユニットによって停止保持される他方の前記トレイと、前記部品搬入出位置との間で前記部品の移載を前記移載ユニットに行わせる移載動作の制御と、
    前記第二搬送ユニットにより保持される前記他方のトレイとは別の前記トレイを、前記第一搬送ユニットに保持させ、該別のトレイを前記他方のトレイと並べて配置準備する準備動作の制御と、
    前記移載ユニットの前記移載動作中に前記第一搬送ユニット及び前記第二搬送ユニットを動作させ、前記他方のトレイと前記別のトレイとを同時に移動させる同時移動の制御と、
    を行うことを特徴とする請求項6に記載の移載装置。
  9. 前記搬送エリアに配置され、前記トレイを下方から支持するトレイ支持ユニットをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の移載装置。
  10. 前記第一搬送ユニットが前記トレイを受け取る供給位置へ前記トレイを供給する供給ユニットと、
    前記第二搬送ユニットの前記トレイを回収する回収位置で前記トレイを受け取り回収する回収ユニットと、を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の移載装置。
  11. 前記供給ユニットは、前記供給位置の下方に設けられた準備位置と、前記供給位置との間で前記トレイを昇降移動可能な供給昇降機構を備え、
    前記回収ユニットは、前記回収位置の下方に設けられた排出位置と、前記回収位置との間で前記トレイを昇降移動可能な回収昇降機構を備える
    ことを特徴とする請求項10に記載の移載装置。
  12. 前記供給ユニットは、
    前記トレイを載置する載置部と、
    該載置部を備える移動体と、
    該移動体を前記準備位置と、前記準備位置と離間して設けられた供給待機位置と、の間で移動させる供給移動機構を備え、
    前記回収ユニットは、
    前記トレイを載置する載置部と、
    該載置部を備える移動体と
    該移動体を前記排出位置と、前記排出位置と離間して設けられた排出待機位置と、の間で移動させる排出移動機構と、
    を備える、ことを特徴とする請求項11に記載の移載装置。
  13. 複数の部品を所定の間隔で収納するトレイが搬送される搬送エリアと部品搬入出位置との間で部品を移載する移載装置の移載方法であって、
    前記搬送エリアにおいて、前記トレイの搬送方向の一方側が保持された状態で、前記トレイが搬送面上を搬送される第一搬送工程と、
    前記搬送エリアにおいて、前記トレイの搬送方向の他方側が保持された状態で、前記トレイが前記搬送面上を搬送される第二搬送工程と、
    前記第一搬送工程又は前記第二搬送工程において保持された前記トレイと前記部品搬入出位置との間で、前記移載装置により前記部品が移載される移載工程と、
    前記第一搬送工程又は前記第二搬送工程において前記搬送方向へ搬送される前記トレイが、前記第二搬送工程又は前記第一搬送工程に受け渡される受け渡し工程と、
    前記搬送エリアは、異なる前記トレイを搬送方向に並べて移動可能な前記搬送面を含む移動範囲を有し、
    前記第一搬送工程および前記第二搬送工程で前記移動範囲に並んでそれぞれ保持された前記トレイが、前記搬送面で同時に移動される同時移動工程と、
    を備える、
    ことを特徴とする移載方法。
  14. 前記第一搬送工程および前記第二搬送工程は、前記トレイの部品収納間隔に応じて移動および停止の動作を交互に繰り返す間欠動作工程をそれぞれ含むことを特徴とする請求項13に記載の移載方法。
  15. 前記第一搬送工程は、前記トレイを保持する第一保持工程と、前記トレイの保持を解除する第一保持解除工程と、を含み、
    前記第二搬送工程は、前記トレイを保持する第二保持工程と、前記トレイの保持を解除する第二保持解除工程と、を含み、
    前記受け渡し工程は、前記部品の移載中に、前記第一保持解除工程および前記第二保持工程を行うか、または第二保持解除工程および前記第一保持工程を行うことを特徴とする請求項13に記載の移載方法。
  16. 前記移載装置は、
    前記搬送エリアに前記トレイを供給する供給工程と、前記搬送エリアから前記トレイを回収する回収工程と、を更に含み、
    前記部品の移載中に、前記供給工程または前記回収工程のいずれか一方を行うことを特徴とする請求項14または15に記載の移載方法。
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