JP2015013329A - 生産装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】他の生産装置との通信の干渉を回避しつつ、安定した無線通信を確保すること。【解決手段】ロボットアームに支持されたアンテナ部310は、複数の送信アンテナ321〜328を有する送信アンテナ部311と、複数の受信アンテナ331〜338を有する受信アンテナ部312とを有する。送信側スイッチャ回路361は、ロボットアームの姿勢情報に対応して、複数の送信アンテナ321〜328の中から送信機351に接続する送信アンテナを切り替えることで、送信アンテナ部311の指向方向を変更する。受信側スイッチャ回路362は、ロボットアームの姿勢情報に対応して、複数の受信アンテナ331〜338の中から受信機352に接続する受信アンテナを切り替えることで、受信アンテナ部312の指向方向を変更する。【選択図】図5

Description

本発明は、ロボットアームを備えた生産装置に関する。
近年、人手による組み立て作業に換えて、ロボットアームにより組み立て作業を実現する組み立て生産装置が求められている。人手による組み立て作業においては、効率よく多品種少量生産に対応するため、コンベアを取り除き、ワークを人手により搬送し、一定の工程を受け持つ人セル生産方式が導入されており、これを、生産品目に応じて組み替えている。この人セル生産方式の1つの人セルを、ロボットアームによる組み立て生産装置に置き換えたものが、ロボットセルであり、例えば特許文献1にあげられる生産装置がある。
これらの生産装置のロボットアームには、カメラやハンド等のツールが先端部に設けられており、これらへの制御信号や画像信号は、通常、ロボットアームに内蔵されたケーブルを通じて送受信される。
しかしながら、ロボットアーム内に埋め込まれるケーブルは過酷な可動条件に晒され、中でも、制御や画像伝送に使われる高速通信線は、シールド等が必要なため、耐久寿命が短いという難点があった。
また、カメラ等は、組み立て工程によっては不必要になる場合があり、容易に取り外しができることが求められることがある。通常、このような場合は、カメラの画像通信線は、ロボットアームの外側から引き回されるため、ロボットセルの組み替え時に、ケーブルの引き回し等、煩雑な作業が必要になり、装置の立上げリードタイムが長くなるという難点があった。
これに対して、画像通信線を廃止して、このような高速信号を無線通信によりやりとりすることで改善する方法が、例えば特許文献2にあげられる生産装置で知られている。
特開2011−240443号公報 特開2006−105782号公報
しかしながら、前述したロボットセル等の生産装置で無線通信を行う場合は、多数の無線通信を極めて狭いエリアで行うことになるため、隣接する生産装置間での電磁波の干渉防止のための周波数チャンネルが足りなくなる。
特に、近年、FA用に使用するカメラやロボットハンド等のツール制御信号は高速化の一途をたどっており、それに応じて、無線装置は帯域確保のため周波数を高帯域化する等の対応が迫られている。
例えば、画像の高速無線通信によく使われる60GHz帯域のミリ波通信では、法的に許容されるチャンネル数は、わずかに4チャンネルしかない。これでは、生産装置に隣接する他の生産装置が4台以上ある場合には、周波数での弁別ができなくなる場合があった。
そのため、前述したようなロボットセル等の生産装置で無線通信を多用すると、隣接する生産装置間で、通信の干渉が発生し、無線通信の伝送速度の大幅な低下や、無線装置の待機時間の増大によるエラーが生じ、生産装置の停止が発生する問題があった。
本発明は、他の生産装置との通信の干渉を回避しつつ、安定した無線通信が可能な生産装置を提供することを目的とする。
本発明の生産装置は、ロボットアームと、前記ロボットアームに支持された、指向性を有する第1アンテナ部と、前記第1アンテナ部に接続された第1無線装置と、前記第1アンテナ部の可動領域よりも下方に位置する作業部を有する作業台と、前記第1アンテナ部の可動領域よりも上方に位置する天部を有する枠体と、前記作業部及び前記天部のいずれかに支持され、前記第1アンテナ部に指向方向が向けられた、指向性を有する第2アンテナ部と、前記第2アンテナ部に接続され、前記第1アンテナ部及び前記第2アンテナ部を通じて、前記第1無線装置と無線通信を行うための第2無線装置と、前記第1アンテナ部の指向範囲に前記第2アンテナ部が含まれるよう、前記ロボットアームの動作に対応して前記第1アンテナ部の指向方向を変更する第1変更部と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、本生産装置に用いられる無線信号と隣接する生産装置に用いられる無線信号とが干渉するのを抑制することができる。また、第1アンテナ部の指向方向は、ロボットアームの動作に応じて変更されるので、電磁波の強い方向をサーチする必要がない。そのため、サーチに要するタイムロスがなくなり、第1無線装置と第2無線装置との間での無線通信のリアルタイム性が確保され、生産タクトが向上する。
第1実施形態に係る生産装置の概略構成を示す説明図である。 第1実施形態に係る生産装置の制御ブロック図である。 第1実施形態におけるオンハンドカメラを示す説明図である。 第1実施形態におけるオンハンドカメラの構成を示すブロック図である。 第1実施形態における第1無線局の構成を示すブロック図である。 画像処理装置及びロボット制御装置の構成を示すブロック図である。 第1実施形態における第2無線局を示す説明図である。 第1実施形態における第2無線局の構成を示すブロック図である。 第2無線局を枠体の天部に固定した状態を示す説明図である。 第2実施形態に係る生産装置の第1無線局を示すブロック図である。 第3実施形態に係る生産装置を2つ並べた状態を示す説明図である。 第4実施形態に係る生産装置のオンハンドカメラを示す説明図である。 第4実施形態におけるオンハンドカメラの構成を示すブロック図である。 第4実施形態における第1無線局の構成を示すブロック図である。 第5実施形態に係る生産装置のオンハンドカメラを示す説明図である。 第6実施形態に係る生産装置のオンハンドカメラを示すブロック図である。 第7実施形態に係る生産装置のオンハンドカメラを示す説明図である。 第8実施形態に係る生産装置の概略構成を示す説明図である。 第8実施形態に係る生産装置の構成を示すブロック図である。 第8実施形態に係る生産装置の変形例を示す説明図である。 第9実施形態に係る生産装置の第2無線局を示すブロック図である。 第10実施形態に係る生産装置の概略構成を示す説明図である。 第10実施形態に係る生産装置の制御ブロック図である。 第10実施形態における第2無線局の送信部及び受信部の構成を示すブロック図である。 第10実施形態におけるオンハンドカメラを示す説明図である。 第10実施形態における第1無線局を示すブロック図を示す。
以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る生産装置の概略構成を示す説明図である。図1(a)及び図1(b)は、それぞれ生産装置の概略構成を示す説明図であるが、撮像画像を送信する際のロボットアームの姿勢が異なる。
図1(a)及び図1(b)に示す生産装置100は、部品W1を本体部品W2に組み付ける生産装置である。生産装置100は、いわゆるロボットセルであり、図示は省略するが、生産装置100と略同様の構成の生産装置が生産装置100に隣接して配置されている。生産装置100は、ロボットアーム101と、ロボットアーム101の先端に取り付けられたエンドエフェクタとしてのロボットハンド102と、ロボットハンド102により把持されるツール103と、を備えている。
ロボットアーム101は、多関節(例えば6関節)のロボットアームである。ロボットハンド102は、多指(例えば3指)のロボットハンドである。ツール103は、入力した制御信号に応じて開閉するように構成されたピンセット103aを有するピンセットツールである。
また、生産装置100は、作業部である作業面104aを有する作業台104と、略直方体形状の骨組み構造の枠体105と、を備えている。この作業面104aは平面であり、作業面104aには、ワークW1,W2が直接又は間接的に載置される。なお、作業部が作業面である場合について説明するが、平面形状に限らず、凹凸を有していてもよい。
また、生産装置100は、無線カメラ装置であるオンハンドカメラ(以下、単に「カメラ」という)106を備えている。カメラ106は、ツール103に固定されている。なお、カメラ106は、後述する第1アンテナ部及び第1無線装置を有する第1無線局としての無線局111を備えている。
また、生産装置100は、カメラ106に内蔵された無線局111と無線通信を行うための第2無線局としての無線局112を備えている。これら無線局111,112間の無線通信には、指向性の強いミリ波や光等の電磁波を用いている。
作業台104は、機械強度が要求されるため、アルミ等の金属により強固に形成される。ロボットアーム101の基端は、作業台104の作業面104aに固定されている。なお、ロボットアーム101は、作業台104以外のものに固定してもよく、例えば枠体105や床面、壁面等、他の構造物に固定してもよい。
また、作業台104の作業面104a上には、部品W1が載置される部品トレイ108及びワークW2が載置されるワーク載置台109が載置されている。
ロボットハンド102によりツール103を把持し、部品トレイ108に並べられている部品W1をツール103のピンセット103aで把持して、部品W1をワークW2に組み付けることができる。このとき、無線局111を内蔵するカメラ106は、ツール103に固定されているので、ツール103がロボットハンド102に把持されることにより、ツール103及びロボットハンド102を介してロボットアーム101に支持されていることになる。
枠体105は、作業台104の作業面104aに固定されている。なお、枠体105は、作業台104以外のものに固定してもよく、ロボットアーム101等の振動が直接伝わらないように、例えば床面に直接固定してもよい。無線局112は、作業台104に対して相対移動不能に配置されており、具体的には、枠体105に支持(固定)されている。
枠体105は、支柱部として、垂直に延びる複数本(例えば4本であり、図1(a)で図示されているのは2本)の支柱部材121と、各支柱部材121の上端に固定され、各支柱部材121に支持される天部122と、を有している。支柱部材121は、例えば金属で形成されている。また、天部122は、例えば梁部材や天板等で構成されており、作業台104の上方に配置されている。この天板は、例えばプラスチック等の非金属板であるのが好ましい。これによりカメラ106から発せられた電磁波(無線信号)は、天部122の天板を通過するため、天板での反射は起きないようになっている。なお、天部122が天板を有しているとしたが、天井の照明等の外乱光の影響がないならば、天板を設けなくてもよい。そのときには、無線局112は天部122の梁部材に直接設置すればよい。
無線局111を有するカメラ106は、ロボットアーム101の動作に応じて位置及び姿勢が変化する。作業台104の作業面104aは、ロボットアーム101の動作に伴うカメラ106(即ち、アンテナ部を有する無線局111)の可動領域よりも下方に位置している。また、枠体105の天部122は、ロボットアーム101の動作に伴うカメラ106(即ち、アンテナ部を有する無線局111)の可動領域よりも上方に位置している。そして、無線局112は、作業面104a及び天部122のいずれか、本実施形態では、天部122に支持されている。
ここで、図1(a)及び図1(b)は、生産装置100において、カメラ106で撮像される互いに異なるシーンを表している。図1(a)は、カメラ106を用いて、ワークW2、部品W1及びピンセット103aの位置計測を行い、当初の教示との位置ズレを修正するシーンである。また、図1(b)は、部品トレイ108から部品W1を取り出す際の部品W1の有無検査と、部品W1の姿勢を計測して、教示姿勢の修正を行うシーンである。いずれのシーンにおいても、ロボットアーム101は、ワークを撮像した時の姿勢のまま静止状態を保持し、その姿勢状態で、無線局111,112間で画像信号等の無線信号の通信を行う。
図1(a)及び図1(b)中、矢印D,Dは、カメラ106が有する無線局111のアンテナ部の指向方向を示しており、破線R,Rは、同アンテナ部の指向性を示している。図1(a)及び図1(b)に示すように、それぞれのシーンにおいて、ロボットアーム101の姿勢が異なることにより、ロボットアーム101の先端に支持されたカメラ106の姿勢も大きく異なっている。そのためロボットアーム101のそれぞれの姿勢において、カメラ106が有する無線局111と、枠体105に支持された無線局112との間で通信を行うには、ロボットアーム101の動作に応じてカメラ106のアンテナ部の指向方向を変更する必要がある。
第1実施形態では、カメラ106における無線局111のアンテナ部の指向方向を変化させることにより、アンテナ部の指向方向を、撮像するシーン(ロボットアーム101の姿勢)毎に変化させる。カメラ106の無線局111と無線局112との間の無線通信は、生産装置100の設置面に対して上下方向で行うことで、隣接する他の生産装置に向かう方向の電磁波の強度を大幅に低下させて、電磁波の干渉を防ぐことが特徴である。
なお、ロボットアーム101の動作によって、カメラ106が有するアンテナ部の指向方向を無線局112に向ける構成がポイントとなるが、その構成については以下に詳述する。
図2は、第1実施形態に係る生産装置100の制御ブロック図である。生産装置100は、画像処理装置(ビジョンコントローラ)201と、ロボット制御部としてのロボット制御装置(ロボットコントローラ)202と、シーケンサ203とを備えている。
画像処理装置201は、カメラ106と無線局112を制御し、適切なシーンにおいて必要な撮像画像を入手し、画像処理を行う。ロボット制御装置202は、ロボットアーム101、ロボットハンド102及びツール103を制御して、必要な動作を行わせる。シーケンサ203は、ロボットアーム101及びロボットハンド102のみならず、部品供給機や圧縮空気のオン/オフ等のロボット以外の機器を含めた生産装置全体の制御を行う。
無線局112と画像処理装置201とは、少なくとも3つの通信線206,207,208で接続される。
画像処理装置201は、トリガ線206を通じてカメラ106に対するトリガ信号を無線局112へ送信する。また、画像処理装置201は、シリアル制御線207を通じて、カメラ106の設定等を行うシリアル制御信号を無線局112へ送信する。無線局112は、画像信号線208を通じて、カメラ106から得た画像信号を画像処理装置201へ送信する。
カメラ106に内蔵された無線局111と無線局112とは、無線経路204により接続されている。カメラ106とツール103とは電源線205で接続されており、カメラ106には、ツール103側から電源線205を通じて電力が供給される。
ロボット制御装置202と、ロボットアーム101、ロボットハンド102及びツール103とは、FlexRay等の高速シリアル制御線209で接続されている。
ロボット制御装置202は、制御線209を通じて、ロボットアーム101等に制御信号を送り、ロボットアーム101等を可動させる他、ロボットアーム101等から各種の検出信号を取得する。例えばロボット制御装置202は、制御線209を通じて、エンコーダ等の情報を読み取り、ロボットアーム101に内蔵されているモータを制御することで、ロボットアーム101に所定の教示プログラムに従った所定の動作を行わせる。即ち、ロボット制御装置202は、制御信号をロボットアーム101へ送信して、ロボットアーム101の姿勢を制御する。
ロボット制御装置202と画像処理装置201とは、例えばイーサネット(登録商標)等の通信線210でつながれており、ロボット制御装置202と画像処理装置201との間で情報のやり取りを行う。例えばロボット制御装置202と画像処理装置201とは、カメラ106の撮像指令や撮像の結果である教示点とのずれ量等の情報のやり取りを行う。本実施形態では、ロボット制御装置202は、ロボットアーム101の姿勢に関する情報(姿勢情報)を画像処理装置201へ通信線210を通じて送信する。
シーケンサ203とロボット制御装置202とは、CC−LINK等の通信線211により接続されている。
図3は、オンハンドカメラを示す説明図である。図3(a)は、オンハンドカメラを示す外形図、図3(b)は、アンテナ部の平面図、図3(c)は、アンテナの指向性を示す説明図である。
図3(a)に示すように、カメラ106は、筐体301を有しており、筐体301の内部に無線局111(図1)が収納されている。また、カメラ106は、ステレオカメラであり、少なくとも2つの光学系としてレンズ302,303を有している。筐体301の前面には、レンズ302,303が設けられており、筐体301の上面には、無線局111の第1アンテナ部であるアンテナ部310を露出させる開口304が形成されている。つまり、本実施形態では、カメラ106は、アンテナ部310と、アンテナ部310に接続された後述する第1無線装置と、を有する無線局111を内蔵している。したがって、アンテナ部310は、ツール103に固定されているので、ロボットアーム101に間接的に支持されることになる。
図3(b)に示すように、アンテナ部310は、絶縁基板313と、絶縁基板313上に配置された、送信アンテナ部311及び受信アンテナ部312とを有しているアンテナユニット(無線ICチップ)である。送信アンテナ部311は、指向性を有する複数の送信アンテナ321〜328からなる。送信アンテナ321〜328は、指向方向が互いに異なる指向方向となるように配置されている。同じく、受信アンテナ部312は、指向性を有する複数の受信アンテナ331〜338からなる。受信アンテナ331〜338は、指向方向が互いに異なる指向方向となるように配置されている。これらアンテナ321〜328,331〜338は、パッチアンテナであり、指向性を有する。
ここで、アンテナの指向性と指向方向に関して、図3(c)を用いて補足説明する。図3(c)に示すアンテナATは、図3(b)の各アンテナ321〜328,331〜338と同様の構成の指向性を有するアンテナである。図3(c)には、アンテナATから発生する電波強度の角度分布を示している。これは、最大強度を有する角度の電波強度を1とした場合、角度に応じてどの強度になるかを示した分布図である。
なお、一般的にアンテナATからの電磁波の放射においては、放射の主方向に放射するメインロブMLと、その両側又は片側に生じるサイドロブSLによる放射がある。以下、メインロブMLによる放射のみについて説明を行い、サイドロブSLに関する説明は省略する。
図3(c)においてθは、指向性の広がりを示す代表値であり、電磁界強度の半値を維持する角度で、指向角と呼ばれる。一般に、指向性が強い電磁波においては、指向角θ外において急激に電磁界強度が低下するため、この指向角θ以内の角度範囲を通信可能領域として使われることが多い。なお、本実施形態においては、指向角θの中点が向く方向を指向方向Dとしている。また、指向性を有するアンテナとは、前述する指向角θの範囲の電波が、直接、隣接する生産装置に入らない程度の指向性を有するアンテナをいう。このような指向性を持つ無線通信波として好適な通信手段としては、ミリ波以下の波長をもつ電波又は光を使う無線装置があげられる。
図4は、カメラ106の構成を示すブロック図である。カメラ106は、光学系としてのレンズ302,303と、レンズ302,303に対向して配置された撮像素子(例えば、CMOSイメージセンサやCCDイメージセンサ)341,342とを有している。なお、本実施形態では、カメラ106は、ステレオカメラであるため、撮像素子を少なくとも2つ有している。近年、イメージセンサのデジタル化が進み、イメージセンサからは、画像信号はデジタルで出力される他、イメージセンサからの読み出し位置やサイズ、ゲイン等は、外部からのシリアル制御信号で設定できるようになっている。
また、カメラ106は、FPGA等で形成された画像信号処理回路343と、カメラ106全体の制御を司る制御部としてのマイコン(マイクロコンピュータ)344と、図3に示したアンテナ部310を有する無線局111と、を備えている。
画像信号処理回路343は、撮像素子341,342により撮像された撮像画像を示す画像信号を、信号線610を通して取り込み、所定の画像フォーマットに形式変換して、無線局111に信号線611を経由して送信する。なお、第1実施形態では、撮像素子341,342により撮像された撮像画像(RAW画像データ)を、所定の画像フォーマットに変換しているが、変換が必要なければそのまま画像信号を無線局111へ送信してもよい。
無線局111は、撮像素子341,342の設定等を行うシリアル制御信号や撮像素子341,342による撮像タイミングを示すトリガ信号を無線局112から受信する。そして、無線局111は、トリガ信号を、制御線609を通じて各撮像素子341,342へ送信し、シリアル制御信号を、制御線615を通じてマイコン344へ送信する。
マイコン344は、シリアル制御信号を受けて、制御線608を通じて撮像素子341,342の各種の設定を行う。また、マイコン344は、シリアル制御信号を受けて、制御線612,613を通じて、無線局111へ図3(b)のアンテナ321〜328、アンテナ331〜338を切り替える信号を送信する。これにより、アンテナ部310の指向方向を、各シーンに応じた所定の指向方向に変化させる。
図5は、無線局111の構成を示すブロック図である。無線局111は、第1無線装置である無線装置350と、第1変更部であり切替器である送信側スイッチャ回路361及び受信側スイッチャ回路362と、を有している。また、無線局111は、送信アンテナ部311の各送信アンテナ321〜328と送信側スイッチャ回路361の各端子との間に各々接続された複数のドライバ回路371を有している。また、無線局111は、受信アンテナ部312の各受信アンテナ331〜338と受信側スイッチャ回路362の各端子との間に各々接続された複数のLNA(Low Noise Amplifer)回路372を有している。
各ドライバ回路371は、送信側スイッチャ回路361から入力した信号を、対応する送信アンテナ321〜328に送信するものである。また、各LNA回路372は、対応する受信アンテナ331〜338から入力した信号を増幅して受信側スイッチャ回路362に送信するものである。
無線装置350は、無線信号(RF信号)を送信する第1送信機である送信機351と、無線信号(RF信号)を受信する第1受信機である受信機352とを有している。送信機351は、通信信号処理回路353、ベースバンド変換回路354、及びRF変換回路355を有している。受信機352は、ベースバンド変換回路356、デジタル変換回路357及び通信信号処理回路358を有している。
以上、無線装置350は、送信側スイッチャ回路361及びドライバ回路371を介してアンテナ部310の送信アンテナ部311に接続されている。また、無線装置350は、受信側スイッチャ回路362及びLNA回路372を介してアンテナ部310の受信アンテナ部312に接続されている。
送信機351の通信信号処理回路353は、画像信号処理回路343(図4)から信号線611を通じて画像信号を受信する。また、通信信号処理回路353は、マイコン344(図4)から制御線614を通じてシリアル制御信号を受信する。通信信号処理回路353は、これらの信号を調停してパケット化し、通信論理層を形成する。
ベースバンド変換回路354は、通信信号処理回路353からの信号を受けて、これをアナログベースバンド信号に変換する。
RF変換回路355は、ベースバンド変換回路354により変換されたアナログベースバンド信号を、例えば60GHzの超高周波に変調して、RF信号(無線信号)に変換する。
送信側スイッチャ回路361は、制御線612を介して入力した切り替え信号に対応して、複数の送信アンテナ321〜328の中から1つの送信アンテナを送信機351に接続するものである。つまり、送信側スイッチャ回路361は、送信機351にドライバ回路371を介して接続する送信アンテナを、切り替え信号に応じて切り替えるものである。これにより、スイッチャ回路361は、制御線612を介してマイコン344(図4)から送信された切り替え信号を受信し、切り替え信号に応じて送信機351へ接続する送信アンテナを切り替えて、送信アンテナ部311の指向方向を変化させる。
受信側スイッチャ回路362は、制御線613を介して入力した切り替え信号に対応して、複数の受信アンテナ331〜338の中から1つの受信アンテナを受信機352に接続するものである。つまり、受信側スイッチャ回路362は、受信機352にLNA回路372を介して接続する受信アンテナを、切り替え信号に応じて切り替えるものである。これにより、スイッチャ回路362は、制御線613を介してマイコン344(図4)から送信された切り替え信号を受信し、切り替え信号に応じて受信機352へ接続する受信アンテナを切り替えて、受信アンテナ部312の指向方向を変化させる。
ベースバンド変換回路356は、LNA回路372からのRF信号を復調してベースバンド信号に変換する。デジタル変換回路357は、ベースバンド信号をデジタル信号に変換する。通信信号処理回路358は、デジタル信号をデパケタイジングして、トリガ信号とシリアル制御信号に変換する通信論理層を形成する。そして、通信信号処理回路358は、トリガ信号を、制御線609を介して撮像素子341,342(図4)へ出力し、シリアル制御信号を、制御線615を介してマイコン344(図4)へ出力する。
図6は、画像処理装置201及びロボット制御装置202の構成を示すブロック図である。
画像処理装置201は、CPUコア、I/Oコントローラ及びメモリコントローラを含むCPUチップセット801と、DDRメモリ805と、プログラムを格納しているROM806と、を有している。ROM806には、例えばブートプログラムが格納されている。また、画像処理装置201は、周辺機器に接続するための外部バス824を有し、外部バス824としては、例えばPCI−EXPRESS等のバスを使用できる。また、画像処理装置201は、グラフィックコントーラ803と、グラフィックコントーラ803の制御により画像処理装置201のステータスが表示されるモニタ802とを有する。また、画像処理装置201は、インターフェース回路808を介して外部バス824に接続される外部記憶装置としてのHDD809と、汎用USBインターフェースコントローラ810を介して外部バス824に接続されるキーボード811とを有する。画像処理装置201は、ロボット制御装置202と通信を行うための通信コントローラ807と、特有のインターフェースボードとして、無線局112と交信するためのカメラリンクグラバーボード804とを有する。
ロボット制御装置202は、CPUコア、I/Oコントローラ及びメモリコントローラを含むCPUチップセット812と、DDRメモリ813と、プログラムを格納しているROM814と、を有している。ROM814には、例えばブートプログラムが格納されている。また、ロボット制御装置202は、周辺機器に接続するための外部バス825を有し、外部バス825としては、例えばPCI−EXPRESS等のバスを使用できる。また、ロボット制御装置202は、グラフィックコントーラ816と、グラフィックコントーラ816の制御によりロボット制御装置202のステータスが表示されるモニタ815とを有する。また、ロボット制御装置202は、インターフェース回路819を介して外部バス825に接続される外部記憶装置としてのSSD820と、汎用USBインターフェースコントローラ821を介して外部バス825に接続されるキーボード822とを有する。ロボット制御装置202は、画像処理装置201と通信を行うための通信コントローラ817と、特有のインターフェースボードとして、シーケンサ203と接続するためのCC−LINKコントローラ823とを有する。
図7は、無線局112を示す説明図である。図7(a)は、無線局112の外形図、図7(b)は、無線局112が有する第2アンテナ部を示す平面図である。
無線局112は、筐体401と、筐体401に収納された、指向性を有する第2アンテナ部であるアンテナ部410と、アンテナ部410に接続された第2無線装置である無線装置450と、を有している。
筐体401には、枠体105の天部122(図1)に取り付けるためのネジ穴402と、アンテナ部410を露出させるための開口404が形成されている。上述した、トリガ線206、シリアル制御線207、画像信号線208(図2)は、画像処理装置201(図2)に接続されるカメラリンク規格の通信線であり、1つのケーブル403にまとめたものである。筐体401が枠体105の天部122に取り付けられているので、アンテナ部410は、間接的に枠体105の天部122に支持されていることとなる。
無線装置450に接続されるアンテナ部410は、図7(b)に示すように、絶縁基板413と、絶縁基板413上に配置された、第2送信アンテナ部としての送信アンテナ411、及び第2受信アンテナ部としての受信アンテナ412とを有している。これらアンテナ411,412は、パッチアンテナであり、指向性を有する。なお、本実施形態のアンテナ部410には、指向方向を変化させる手段を設けてはいない。
図8は、無線局112の構成を示すブロック図である。無線局112は、第2アンテナ部であるアンテナ部410と、第2無線装置である無線装置450とを有している。この無線装置450は、アンテナ部310及びアンテナ部410を通じて、無線装置350と無線通信を行うものである。
具体的に説明すると、無線装置450は、無線信号(RF信号)を送信する第2送信機である送信機451と、無線信号(RF信号)を受信する第2受信機である受信機452とを有している。また、無線局112は、アンテナ部410の送信アンテナ411と送信機451との間に接続されたドライバ回路471と、アンテナ部410の受信アンテナ412と受信機452との間に接続されたLNA回路472とを有している。
送信機451は、通信信号処理回路453、D/A変換回路454及び変調回路455を有している。受信機452は、復調回路456、A/D変換回路457及び通信信号処理回路458を有している。
通信信号処理回路453は、トリガ線206を通じて、画像処理装置201(図2)からトリガ信号を受信し、シリアル制御線207を通じてシリアル制御信号を受信する。そして、通信信号処理回路453は、トリガ信号とシリアル制御信号を、パケタイジング処理を行い1つのデジタル信号に変換する。D/A変換回路454は、デジタル信号をアナログベースバンド信号に変換する。変調回路455は、アナログベースバンド信号を、超高周波である60GHzに変調してRF信号に変換する。ドライバ回路471は、送信アンテナ411にRF信号を送る。
LNA回路472は、受信アンテナ412からの出力(RF信号)を増幅する。復調回路456は、LNA回路472の出力(RF信号)をベースバンド信号に復調する。A/D変換回路457は復調したベースバンド信号をデジタル信号に変換する。通信信号処理回路458は、デジタル信号をデパケタイジングして、カメラ106からの送信された画像信号とシリアル制御信号に分配する通信論理層を形成する。そして、通信信号処理回路458は、画像信号線208を通じて、画像処理装置201(図2)に画像信号を送信し、シリアル制御線207を通じて、画像処理装置201にシリアル制御信号を送信する。
図9は、無線局112を枠体105の天部122に固定した状態を示す説明図である。無線局112のアンテナ部410の指向方向Dは、生産装置100の設置面に対して垂直になるように真下方向にあわせてある。無線局112のアンテナ部410の各アンテナ411,412は、単一のパッチアンテナとしたことで、指向角θを広く設定することができ、概略60度の指向角θを実現している。即ち、アンテナ部410は、アンテナ部310に指向方向が向けられている。
本実施形態では、ロボットアーム101は、カメラ106の無線局111がこの指向角θの範囲内に収まるように動作の教示を行うことを想定している。アンテナ部310の指向方向が、無線局112とカメラ106を結ぶ直線に対して最も近くなるように、撮像シーン毎に、カメラ106に内蔵されたアンテナを切り替えるように画像処理装置201から制御を行う。
以下、アンテナ部310の切り替えシーケンスを更に詳しく説明する。まず、ロボットアーム101の動作は、図6中、ロボット制御装置202のSSD820等に記憶された教示動作に従って行われる。この教示は、生産装置100のセットアップの時点で行われ、撮像シーンとカメラ106の姿勢は、この時に、シーン毎に決定される。これから、撮像シーンに対応する最適なカメラ106における無線局111のアンテナ部310のアンテナ番号も、この時に決定されることになる。
生産装置100が稼働した組み立て動作時においては、各シーンにおける撮像指令は、ロボット制御装置202から、図2中、通信線210を通じて行われる。画像処理装置201側は、この撮像指令に対応するアンテナの選択番号を予め保持してあり、各シーンに応じて、適切なアンテナに切り替える指令を、画像処理装置201が、無線局112を経由してカメラ106に、事前にシリアル制御線207を通じて行う。
具体的に説明すると、ロボット制御装置202は、ロボットアーム101を動作させるに先立って、ロボットアーム101を動作させようとする姿勢情報を含む指令(撮像するシーン)を画像処理装置201へ出力する。画像処理装置201は、姿勢情報と選択するアンテナとを対応付けたテーブルを記憶している記憶部(例えば図6中、SSD820)を有している。ここで、アンテナ部310は、送信アンテナ部311及び受信アンテナ部312からなるので、記憶部820は、送信アンテナ部311及び受信アンテナ部312それぞれについて、テーブルを記憶している。
画像処理装置201は、姿勢情報を含む指令を取得すると、テーブルに基づき、複数の送信アンテナ321〜328の中から無線装置350の送信機351に接続する送信アンテナを選択する。同様に、画像処理装置201は、テーブルに基づき、複数の受信アンテナ331〜338の中から無線装置350の受信機352に接続する受信アンテナを選択する。画像処理装置201は、これら切り替えるべきアンテナに関する情報(例えばアンテナ番号)を、シリアル制御信号として、シリアル制御線207を通じて無線局112へ出力する。
無線局112における無線装置450の送信機451は、シリアル制御信号をRF信号としてアンテナ部410の送信アンテナ411から放射させる。無線局111における無線装置350の受信機352は、RF信号をアンテナ部310の受信アンテナ部312を介して受信する。
無線装置350の受信機352は、RF信号をシリアル制御信号に戻し、マイコン344へ出力する。
マイコン344は、シリアル制御信号に含まれる、姿勢情報に対応する送信アンテナ及び受信アンテナの情報(例えばアンテナ番号)に基づき、切り替え信号を無線局111のスイッチャ回路361,362へ出力する。スイッチャ回路361,362は、切り替え信号(即ち姿勢情報)に対応して、複数のアンテナの中から無線装置350に接続するアンテナを切り替える。
このように、ロボットアーム101の姿勢を変更する前に、変更しようとする姿勢に対応するアンテナに各アンテナ部311,312が切り替えられる。即ち、各アンテナ部311,312の指向方向が変更される。ロボットアーム101の姿勢を変更した後、即ち撮像素子341,342による撮像を行う姿勢に変更した後には、各アンテナ部311,312の指向範囲は、アンテナ411,412を含むことになる。
これにより、無線局111の受信機352は、次のシリアル制御信号やトリガ信号を無線局112の送信機451から受信することができ、無線局111の送信機351は、画像信号を無線局112の受信機452へ送信することができる。
撮像前に事前にアンテナを切り替えるのは、ロボットアーム101の可動中に常時アンテナを切り替えて無線通信を維持しているわけではなく、各シーンで、ロボットアーム101が一旦停止した時点で無線通信を行うためである。
このため、カメラ106の次の撮像シーンでは、適切なアンテナに事前に切り替えておかないと、アンテナを切り替えるための通信自体もできなくなる。このような場合は、無線局111は、まず、アンテナ切り替えのサーチ動作を行い適切なアンテナを探して通信することもできる。
本実施形態では、カメラ106の無線局111のアンテナの切り替えは、直前のシーンの通信の最終通信で送られ、アンテナの切り替え動作は、その時点で行われる。このため、事前に、無線局111は、通信開始時にアンテナのサーチ動作を行う必要がないため、すぐさまに、撮像のための通信を行うことができ、無線通信確保のためのロスタイムが生じない。その結果、生産装置のタクトを向上させる効果がある。
ここで、一般の無線通信においては、常に電波の強い方向にアンテナの指向方向をサーチして指向方向を変化させるという手法が知られている。しかしながら、生産装置においては、一度、教示を行い生産装置のセットアップを行うことで、無線通信をする場所は、特定されるという性質がある。
本第1実施形態によれば、送信側スイッチャ回路361及び受信側スイッチャ回路362により、アンテナ部310の指向範囲にアンテナ部410が含まれるよう、ロボットアーム101の動作に対応してアンテナ部310の指向方向を変更する。したがって、アンテナ部310の指向方向は、ロボットアーム101の動作に応じて変更されるので、電磁波の強い方向をサーチする必要がない。そのため、サーチに要するタイムロスがなくなり、無線通信のリアルタイム性が維持され、生産タクトが向上する。
また、前述のような、サーチを行いアンテナの指向方向を変化させるには、送信側の無線局は、常にビーコン等の信号を発する必要がある。そのため、アンテナの指向性の切り替えには一連の手順が必要になるが、第1実施形態のように、ロボットアーム101の動きによって、無線通信時の指向方向を制御することで、前述のようなビーコン信号は不要である。したがって、無線システム自体を簡単にできるというメリットもある。
また無線局112が、枠体105の天部122に固定されるため、アンテナ部310の指向方向が上方向となり、生産装置100に用いられる無線信号と隣接する生産装置に用いられる無線信号とが干渉するのを抑制することができる。
また、カメラ106は、物体との距離を測る計測機であるため、通信するタイミングを、各シーンの撮像時に限定することで、無線装置350,450自体の稼働時間を短くすることができる。その結果、無線装置350,450の発熱を抑えることができ、温度変化幅を抑えることが可能になるため、計測精度があがるという格別の効果も奏する。
なお、第1実施形態では、予めシーンに応じたアンテナ番号を画像処理装置201に保持させて、ロボット制御装置202からは、姿勢情報として画像処理装置201にどのシーンなのかを指示する制御方法を示したが、これに限定するものではない。即ち、ロボット制御装置202が出力するロボットアーム101の姿勢情報とは、ロボットアーム101の姿勢に対応付けられるあらゆる情報を含むものであり、例えばロボットアーム101の各関節の角度情報やアンテナ番号の情報等であってもよい。また、第1実施形態において、ロボット制御装置202がロボットアーム101の姿勢情報を画像処理装置201に伝え、その姿勢情報から対応するアンテナ番号を自動算出してアンテナの切り替えを行ってもよい。このようにすれば、ロボットアーム101の教示の際にアンテナ番号も一緒に教示する必要がなくなるというメリットがある。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る生産装置について説明する。図10は、第2実施形態に係る生産装置のオンハンドカメラが有する無線局を示すブロック図である。なお、上記第1実施形態と同様の構成については、同一符号を付して説明を省略する。
図10に示すように、ロボットアームに支持されるオンハンドカメラに内蔵された無線局111Aは、第1アンテナ部としてのアンテナ部310Aと、第1変更部としての位相器361A,362Aとを有する。また、無線局111Aは、上記第1実施形態と同様、第1無線装置としての無線装置350、ドライバ回路371及びLNA回路372を有する。
アンテナ部310Aは、送信アンテナ部311Aと受信アンテナ部312Aとを有している。送信アンテナ部311Aは、複数の送信アンテナ素子321A〜328Aを有し、各送信アンテナ素子321A〜328Aに入力される電磁波の位相に応じて指向方向が変化するフェーズドアレーアンテナである。受信アンテナ部312Aは、複数の受信アンテナ素子331A〜338Aを有し、各受信アンテナ素子331A〜338Aに入力される電磁波の位相に応じて指向方向が変化するフェーズドアレーアンテナである。
位相器361Aは、制御線612から入力した信号(姿勢情報)に対応して各送信アンテナ素子321A〜328Aにおける電磁波の位相を変更する。また、位相器362Aは、制御線613から入力した信号(姿勢情報)に対応して各受信アンテナ素子331A〜338Aにおける電磁波の位相を変更する。
以上、本第2実施形態のように、アンテナ部310Aがフェーズドアレーアンテナであっても、上記第1実施形態と同様、アンテナ部310Aの指向方向を変更することが可能である。よって、他の生産装置との電磁波の干渉を抑制することができ、また、電磁波の強い方向をサーチする必要がないため、生産タクトが向上する。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係る生産装置について説明する。図11は、第3実施形態に係る生産装置を2つ並べた状態を示す説明図である。なお、上記第1、第2実施形態と同様の構成については、同一符号を付して説明を省略する。
一般に、ロボットセル等のロボットアームを備えた生産装置においては、ロボットアームの上空部には、カメラや照明が設けられる。また、天井の照明を遮光するため、遮光板を設けられる。
このため、本第3実施形態の生産装置100Bは、上記第1実施形態と同様、骨組み構造の枠体105を備えている。枠体105は、カメラや照明を取り付けるだけで良いならば骨組のみでよく、更に遮光板を必要とする場合でも、金属である必要がないため、最終的に金属部分は骨組みのみで良い。そのため、枠体105の天部122には、電波や光(即ち電磁波)を反射する要素は非常に少ないといえる。
一方、作業台104は、ロボットアーム101を頑丈に固定する必要があるほか、部品トレイ108やワーク載置台109の固定位置に、ロボットアーム101との相対位置精度が要求されるため、一般には金属部材で作られる。
そのため、オンハンドカメラ106から無線局112に上方向に電磁波を送信する場合は、反射要素がほとんど無いが、逆に無線局112からカメラ106のように下方向に電磁波を送信する場合は、作業台104で電磁波が反射するおそれがある。
ただし、無線局112は、所定の指向角を有するため、生産装置間を十分離せば、反射波が直接、隣接する生産装置のアンテナに入射することはないため問題は生じない。
しかしながら、生産装置100B同士を近接して並べると、無線局112の送信電波の反射が、隣接する生産装置100Bの無線局112にも入射して妨害波になり、干渉を起こす可能性が大きくなる。
第3実施形態では、生産装置100Bは、枠体105に配置され、無線信号が枠体105の外部へ放射されるのを遮蔽する遮蔽板131,132を備えている。
遮蔽板131は、枠体105の支柱部材121に固定して設けられている。この遮蔽板131は、互いに隣接する生産装置100B,100B間で、例えばワークの引き渡しの際に、動作するロボットアーム101に干渉しない位置に配置されており、第3実施形態では、枠体105の支柱部材121の下端部に配置されている。即ち、遮蔽板131は、ロボットアーム101によるワークの引き渡し領域より下方に配置される。
これにより、無線局112から放射される電磁波(無線信号)が、作業台104で反射したとしても、遮蔽板131により遮蔽され、電磁波の干渉をより効果的に抑制することができる。
また、遮蔽板132は、枠体105の支柱部材121に固定して設けられている。この遮蔽板132は、動作するロボットアーム101に干渉しない位置に配置されており、第3実施形態では、枠体105の支柱部材121の上端部に配置されている。即ち、遮蔽板132は、ロボットアーム101によるワークの引き渡し領域より上方に配置される。
これにより、カメラ106から放射される電磁波(無線信号)が遮蔽板132により遮蔽され、電磁波の干渉をより効果的に抑制することができる。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態に係る生産装置について説明する。図12は、第4実施形態に係る生産装置のオンハンドカメラを示す説明図である。なお、上記第1〜第3実施形態と同様の構成については、同一符号を付して説明を省略する。
図12(a)は、オンハンドカメラの外形図、図12(b)は、アンテナ部の上面図、図12(c)は、アンテナ部及び駆動機構の側面図である。
図12(a)に示すオンハンドカメラ106Cは、図12(b)に示す第1アンテナ部としてのアンテナ部310Cと、アンテナ部310Cを収納し、アンテナ部310Cを外部に露出させる開口304Cを有する筐体301Cと、を備えている。図12(b)に示すアンテナ部310Cは、絶縁基板313Cと、絶縁基板313C上に配置された、送信アンテナ部としての送信アンテナ311C及び受信アンテナ部としての受信アンテナ312Cと、を有している。各アンテナ311C,312Cは、パッチアンテナである。
オンハンドカメラ106Cは、図12(c)に示すように、第1変更部として、ロボットアームの姿勢情報に対応してアンテナ部310Cの姿勢を変更する駆動機構360Cを有する。
駆動機構360Cは、図12(c)に示すようにアンテナ部310Cを支持し、図12(b)中の矢印方向に可動させる円形状の回転台361Cを有している。アンテナ部310Cは、図12(c)に示すように、垂直方向に対して45度の角度で傾いて設置されている。また、駆動機構360Cは、回転台361Cの外周面に圧接する円柱状の摩擦車362Cと、摩擦車362Cを回転させる超音波モータ363Cと、を有する。
この駆動機構360Cにおいて、回転台361Cの中心軸を中心に回転台361Cを回転させることで、アンテナ部310Cの各アンテナ311C,312Cの指向方向Dを変化させることができる。
図13は、カメラ106Cの構成を示すブロック図である。上記第1実施形態のカメラ106と異なるのは、マイコン344に、超音波モータ363Cを駆動制御するための駆動制御回路345が接続されている点と、無線局111Cの構成が異なる点である。即ち、カメラ106Cは、超音波モータ363Cを駆動制御するための駆動制御回路345と、上記第1実施形態の無線局111とは異なる構成の無線局111Cを有する。
カメラ106Cの無線局111Cが、画像処理装置からの指令を、無線局112を通じて受けると、駆動制御回路345が、超音波モータ363Cを動作させ、アンテナ部310Cを回転させる。これにより、アンテナ部310Cの各アンテナ311C,312Cの指向方向Dを、カメラ106Cと無線局112を結ぶ方向に対して、できるだけ近い方向に変化させる。
図14は、無線局111Cの構成を示すブロック図である。無線局111Cは、上述したアンテナ部310Cと、上記第1実施形態と同様の構成の無線装置350、ドライバ回路371及びLNA回路372とを有する。つまり、送信アンテナ及び受信アンテナが1つであるので、ドライバ回路371及びLNA回路372も1つであり、スイッチャ回路は省略される。
図12(b)に示すアンテナ部310Cでは、アンテナ311C,312Cが回転駆動されるため、図12(c)に示すように広い指向角θを有する。そのため、ロボットアームの姿勢に対して、細かくアンテナ311C,312Cの指向方向を変化させる必要が無いため、教示時点のアンテナの設定が楽になるというメリットがある。その半面、指向角θが広いため、上記第3実施形態で説明した遮蔽板132を枠体105に配置することで、隣接する生産装置との電磁波の干渉が効果的に防止される。
[第5実施形態]
次に、本発明の第5実施形態に係る生産装置について説明する。図15は、第5実施形態に係る生産装置のオンハンドカメラを示す説明図である。なお、上記第1〜第4実施形態と同様の構成については、同一符号を付して説明を省略する。
上記第4実施形態のオンハンドカメラ106Cでは、アンテナ部310Cを直接回転させることで、アンテナ部310Cの指向方向を無線局112の方向に変化させたが、アンテナ部310Cの指向方向を間接的に変更してもよい。
図15(a)は、オンハンドカメラの外形図、図15(b)は、アンテナ部と駆動機構の一部を示す上面図、図15(c)は、アンテナ部及び駆動機構の側面図である。
図15(a)に示すオンハンドカメラ106Dは、上記第4実施形態と同様の構成のアンテナ部310Cと、アンテナ部310Cが収納され、アンテナ部310Cを外部に露出させる開口304Dを有する筐体301Dと、を備えている。
カメラ106Dは、第1変更部として、アンテナ部310Cの指向方向に配置された反射板364Dと、姿勢情報に対応して反射板364Dの姿勢を変更する駆動機構360Dと、を有する。アンテナ部310Cは、不図示の固定部に固定されている。
駆動機構360Dは、反射板364Dが固定される回転板361Dと、回転板361Dの外周面に圧接する円柱状の摩擦車362Dと、摩擦車362Dを回転させる超音波モータ363Dと、を有する。回転板361Dには、アンテナ部310Cからの電波を通すための貫通孔があいている。反射板364Dは、回転板361Dにおいてアンテナ部310Cが配置された側とは反対側の面に45度の角度で傾斜して配置されている。
超音波モータ363Dの動作により摩擦車362Dが回転し、回転板361Dが回転駆動される。これにより、反射板364Dの向きが変更され、アンテナ部310Cの指向方向が実質的に変更される。これにより、アンテナ部310Cを動かす必要がないため、アンテナ部310Cに入力する必要のある超高周波信号等の電気信号を、フレキ等の柔軟部材を使い、可動部にそって動かす必要性はなくなる。そのため、コスト的、サイズ的に縮小できるメリットがある。
[第6実施形態]
次に、本発明の第6実施形態に係る生産装置について説明する。図16は、第6実施形態に係る生産装置のオンハンドカメラを示すブロック図である。なお、上記第1〜第5実施形態と同様の構成については、同一符号を付して説明を省略する。
第6実施形態のオンハンドカメラ106Eは、上記第1実施形態のオンハンドカメラ106に対し更に、マイコン344に接続された姿勢検出部346を備えたものである。姿勢検出部346は、例えば姿勢を検出可能なセンサである。姿勢検出部346は、ロボットアーム101(図1)の姿勢を検出するものであり、オンハンドカメラ106E、ツール103、ロボットハンド102又はロボットアーム101に取り付けられている。
第6実施形態では、マイコン344は、ロボットアーム101の姿勢情報を、画像処理装置からではなく、姿勢検出部346から取得する。そして、上記第1実施形態と同様にスイッチャ回路を用いてアンテナを切り替える。
これにより、ロボットアームの動きによって、オンハンドカメラ106Eに内蔵される無線局111のアンテナ部の指向方向を、無線局112(図1)に向くように制御する。
第6実施形態によれば、事前の教示段階で、撮像シーンにあわせて、アンテナの選択番号を教示する必要がなくなるため、生産装置のセットアップ時間を短くする効果がある。
なお、第6実施形態では、姿勢検出部346からの姿勢情報を用いてアンテナを切り替えるようにしたが、上記第4、第5実施形態のように、アンテナの姿勢を変更させる場合に、姿勢検出部346からの姿勢情報を用いるようにしてもよい。
また、第6実施形態では、アンテナ部310Cそのものを、オンハンドカメラの姿勢変化をとらえて、姿勢検出部346を利用して可動したが、姿勢検出部346を利用して、反射板を可動させるように構成してもよい。これを利用して、第1アンテナ部の指向方向が、常に上方向に向くようにすることも可能である。
[第7実施形態]
次に、本発明の第7実施形態に係る生産装置について説明する。図17は、第7実施形態に係る生産装置のオンハンドカメラを示す説明図である。なお、上記第1〜第6実施形態と同様の構成については、同一符号を付して説明を省略する。
上記第6実施形態では、姿勢検出部346による姿勢情報をマイコン344に読み込ませることにより、自律的に無線局111のアンテナ部310の指向方向を変更させた。アンテナ部の大きさが小さければ、錘を利用して、直接的に無線チップを常に上面方向に向けさせるメカ機構を設けても、同様に、生産装置のセットアップ時間を短くする効果がある。
図17(a)は、オンハンドカメラの外形図、図17(b)は、アンテナ部及び姿勢維持機構を示す上面図、図17(c)は、アンテナ部及び姿勢維持機構の側面図である。図17(a)に示すオンハンドカメラ106Fは、上記第4実施形態と同様の構成のアンテナ部310Cと、アンテナ部310Cが収納され、アンテナ部310Cを外部に露出させる開口304Fを有する筐体301Fと、を備えている。
カメラ106Fは、第1変更部として、ロボットアーム101(図1)の姿勢にかかわらず、アンテナ部310Cを一定の姿勢に維持する姿勢維持機構380を有する。図17(c)には、アンテナ部310Cの各アンテナの指向方向Dを図示している。
姿勢維持機構380は、アンテナ部310Cが載置され、図17(b)の矢印方向に可動する筐体381と、筐体381に支持され、図17(c)の矢印方向に可動する筐体382と、筐体382に搭載された錘383とを有する。オンハンドカメラ106F(即ちロボットアーム101)の姿勢が変化すると、重力の影響で、筐体381,382が3軸可動して、アンテナ部310Cの指向方向Dを、重力と反対方向(即ち上方向)に向けるように構成されている。
以上の構成により、ロボットアーム101の姿勢に応じて、オンハンドカメラ106Fのアンテナ部310Cの指向方向Dが常に上方向に向く。そのため、ロボットアーム101の姿勢情報に応じてアンテナ部を可動制御したり、複数のアンテナの中からアンテナを切り替えたりする必要がなくなる。このように、簡単な構成で、アンテナ部310Cの姿勢を変更することができる。
また、第7実施形態では、アンテナ部310Cの指向方向が、直接上方向に向くようにしたが、これに限定するものではなく、アンテナ部310Cの指向方向が、反射板を介して上方向に向くように構成してもよい。また、アンテナ部310Cの指向方向は、上方向に限定するものでななく、無線局112と通信可能であればよい。
[第8実施形態]
次に、本発明の第8実施形態に係る生産装置について説明する。図18は、本発明の第8実施形態に係る生産装置の概略構成を示す説明図である。図18(a)及び図18(b)は、それぞれ生産装置の概略構成を示す説明図であるが、撮像画像を送信する際のロボットアーム101の姿勢(撮像シーン)が異なる。なお、上記第1〜第7実施形態と同様の構成については、同一符号を付して説明を省略する。
上記第1〜第7実施形態では、生産装置が無線局112を1つ備えている場合について説明したが、第8実施形態では、生産装置が無線局112を複数備えている場合について説明する。
第8実施形態における生産装置100Gは、上記第1実施形態の無線局112と同様の構成の、互いに間隔をあけて配置された複数(例えば2つ)の無線局112,112を備えているが、その他の構成は上記第1実施形態の生産装置100と略同様である。
無線局112は、枠体105の天部122に支持され、無線局112は、作業台104の作業面104aに支持されている。
なお、図18(a)及び図18(b)における矢印D及び矢印Dは、無線局111におけるアンテナ部310の送信アンテナ部311及び受信アンテナ部312(図3)の指向方向を示している。また、図18(a)及び図18(b)における破線R,Rは、同アンテナ部の指向性を示している。
図19は、本発明の第8実施形態に係る生産装置の構成を示すブロック図である。無線局112,112は、画像処理装置201にセレクタ230を介して接続されている。無線局112,112とカメラ106内蔵の無線局111とは、それぞれ無線経路204,204で接続されている。
上記第1実施形態と同様、カメラ106の各撮像シーンに応じて、事前に無線局111のアンテナ部310(図3)の送信アンテナ部311の送信アンテナ及び受信アンテナ部312の受信アンテナが切り替えられる。
更に、本第8実施形態では、セレクタ230は、制御線212によって切り替えられて、画像処理装置201と接続する無線局112,112を選択して接続する。これにより、各シーンにおいて、画像処理装置201と接続される無線局112,112が適切に接続される。
以上、本第8実施形態では、図18(b)のように、カメラ106の上方を、ロボットアーム101自体が遮るようなシーンにおいても、良好に無線通信を行えるメリットがある。
なお、図18では、オンハンドカメラとそれに対応する無線装置の間に大きな障害物があるような無線通信の死角を埋めるために、カメラ106に対応させる複数の無線局112,112を設けた例を示した。
更に、本第8実施形態の変形例として、無線局112,112のアンテナの指向角をより狭めて混信を防ぐような使い方もある。例えば、図20は、本発明の第8実施形態に係る生産装置の変形例を示す説明図である。図20(a)及び図20(b)は、それぞれ生産装置の概略構成を示す説明図であるが、撮像画像を送信する際のロボットアーム101の姿勢(撮像シーン)が異なる。
無線局112,112は、枠体105の天部122に支持されている。このように、複数の無線局112,112を天部122に設けたことで、各無線局112,112の指向角は、それぞれ狭くすることが可能になる。その結果、より隣接する生産装置に対して、電波の反射が直接入射することが少なくなり、反射による混信の影響を低減することができる。
なお、各無線局112,112が作業台104の作業面104aに支持されている場合であってもよい。
[第9実施形態]
次に、本発明の第9実施形態に係る生産装置について説明する。図21は、第9実施形態に係る生産装置の第2無線局を示すブロック図である。なお、上記第1〜第8実施形態と同様の構成については、同一符号を付して説明を省略する。
上記第1〜第8実施形態では、枠体又は作業台に設けた第2無線局における第2アンテナ部の指向方向が固定されている場合について説明したが、上記第1〜第8実施形態において、第2無線局における第2アンテナ部の指向方向も変更してもよい。
第9実施形態の生産装置の第2無線局である無線局112Hは、第2アンテナ部としてのアンテナ部410Hと、アンテナ部410Hに接続された第2無線装置として、上記第1実施形態と同様の構成の無線装置450と、を備えている。アンテナ部410Hは、第2送信アンテナ部としての送信アンテナ部411Hと、第2受信アンテナ部としての受信アンテナ部412Hと、を有している。
送信アンテナ部411Hは、複数の第2送信アンテナとしての送信アンテナ421H〜428Hと、複数の第2受信アンテナとしての受信アンテナ431H〜438Hとを有している。各アンテナ421H〜428H,431H〜438Hは、指向性を有するアンテナであり、例えばパッチアンテナである。そして、送信アンテナ421H〜428Hは、互いに異なる指向方向となるように配置され、受信アンテナ431H〜438Hは、互いに異なる指向方向となるように配置されている。
また、無線局112Hは、第2変更部として、送信側スイッチャ回路461Hと、受信側スイッチャ回路462Hと、を有している。
送信側スイッチャ回路461Hの各端子と各送信アンテナ421H〜428Hとの間には、ドライバ回路471Hが接続されている。また、受信側スイッチャ回路462Hの各端子と各受信アンテナ431H〜438Hとの間には、LNA回路472Hが接続されている。
送信側スイッチャ回路461Hは、制御線213を介して画像処理装置から入力した切り替え信号に対応して、複数の送信アンテナ421H〜428Hの中から1つの送信アンテナを送信機451に接続するものである。つまり、送信側スイッチャ回路461Hは、送信機451にドライバ回路471を介して接続する送信アンテナを、切り替え信号に応じて切り替えるものである。これにより、スイッチャ回路461Hは、制御線213を介して画像処理装置から送信された切り替え信号を受信し、切り替え信号に応じて送信機451へ接続する送信アンテナを切り替えて、送信アンテナ部411Hの指向方向を変化させる。
受信側スイッチャ回路462Hは、制御線214を介して画像処理装置から入力した切り替え信号に対応して、複数の受信アンテナ431H〜438Hの中から1つの受信アンテナを受信機452に接続するものである。つまり、受信側スイッチャ回路462Hは、受信機452にLNA回路472Hを介して接続する受信アンテナを、切り替え信号に応じて切り替えるものである。これにより、スイッチャ回路462Hは、制御線214を介して画像処理装置から送信された切り替え信号を受信し、切り替え信号に応じて受信機452へ接続する受信アンテナを切り替えて、受信アンテナ部412Hの指向方向を変化させる。
以上、第2変更部であるスイッチャ回路461H,462Hは、アンテナ部410Hの指向範囲に無線局111(図1)の第1アンテナ部が含まれるよう、ロボットアーム101の動作に応じてアンテナ部410Hの指向方向を変更する。
従って、アンテナ部410Hの各アンテナ421H〜428H,431H〜438Hを、より狭指向角のアンテナとすることができる。そして、画像処理装置側による制御により、各シーンに応じてアンテナを切り替えることで、より隣接する生産装置から漏れ出る反射波等の誤入射を防ぐことが可能になり、より混信に対して強い無線システムを、生産装置に構築することができる。
なお、送信アンテナ部411H,受信アンテナ部412Hを、上記第2実施形態と同様、フェーズドアレーアンテナで構成してもよい。また、送信アンテナ部411H,受信アンテナ部412Hを、それぞれ1つのアンテナで構成し、上記第4、第5実施形態と同様、アンテナの姿勢を駆動する駆動機構でアンテナの指向方向を変更するようにしてもよい。
[第10実施形態]
次に、本発明の第10実施形態に係る生産装置について説明する。図22は、本発明の第10実施形態に係る生産装置の概略構成を示す説明図である。図22(a)及び図22(b)は、それぞれ生産装置の概略構成を示す説明図であるが、撮像画像を送信する際のロボットアーム101の姿勢(撮像シーン)が異なる。なお、上記第1〜第9実施形態と同様の構成については、同一符号を付して説明を省略する。
上記第1〜第9実施形態では、第2無線局が第2アンテナ部と第2無線装置とを有し、これらが一体に構成されている場合について説明したが、第2無線局が送信部と受信部とに分かれて配置されていてもよい。
第8実施形態における生産装置100Iは、オンハンドカメラ106Iの第1無線局である無線局111Iと通信する、送信機能のみ備えた送信部113と、カメラ106Iの無線局111Iと通信する、受信機能のみ備えた受信部114とを備えている。送信部113と受信部114とは別体に構成され、互いに離間して配置されている。第8実施形態では、送信部113が作業台104の作業面104aに支持され、受信部114が枠体105の天部122に支持されている。
ここで、図22(b)は、カメラ106Iの無線局111Iに対して、撮像のトリガ信号を送信しているシーンであり、この時、無線通信は、送信部113から、カメラ106Iの無線局111Iに対して送信される。矢印Dは、無線局111Iの受信アンテナ部の指向方向を示している。破線Rは受信感度の角度分布を示す。
図22(a)は、このトリガ信号を受けて、画像信号をカメラ106Iの無線局111Iから、受信部114に対して送信している状態を示している。矢印Dは、無線局111Iの送信アンテナの指向方向を示している。破線Rは送信電波強度の角度分布を示す。
図23は、第10実施形態に係る生産装置100Iの制御ブロック図である。生産装置100Iは、画像処理装置(ビジョンコントローラ)201と、ロボット制御部としてのロボット制御装置(ロボットコントローラ)202と、シーケンサ203とを備えている。送信部113と画像処理装置201とは、2つの通信線206,207で接続される。受信部114と画像処理装置201とは、2つの通信線208,207で接続されている。
画像処理装置201は、トリガ線206を通じてカメラ106Iに対するトリガ信号を送信部113へ送信する。また、画像処理装置201は、送信線207を通じて、カメラ106Iの設定等を行うシリアル制御信号を送信部113へ送信する。カメラ106Iに内蔵された無線局111Iと送信部113とは、無線経路204により接続され、無線局111Iと受信部114とは、無線経路204により接続されている。
図24は、第2無線局の送信部113及び受信部114の構成を示すブロック図である。送信部113は、上記第1実施形態と同様、第2送信アンテナ部としての送信アンテナ411と、ドライバ回路471を介して送信アンテナ411に接続された第2送信機としての送信機451と、を有する。
受信部114は、上記第1実施形態と同様、第2受信アンテナ部としての受信アンテナ412と、LNA回路472を介して受信アンテナ412に接続された第2受信機としての受信機452と、を有する。これら送信機451及び受信機452により第2無線装置が構成され、送信アンテナ411及び受信アンテナ412により第2アンテナ部が構成されている。
図25は、第10実施形態におけるオンハンドカメラ106Iを示す説明図である。図25(a)及び図25(b)は、カメラ106Iを示す外形図、図25(c)は、アンテナ部の平面図である。なお、図25(a)は、カメラ106Iを右斜め前から見た図であり、図25(b)は、カメラ106Iを左斜め前から見た図である。
図25(a)及び図25(b)に示すように、カメラ106Iは、筐体301Iを有しており、筐体301Iの内部に無線局111I(図22)が収納されている。また、カメラ106Iは、ステレオカメラであり、少なくとも2つの光学系としてレンズ302,303を有している。筐体301Iの前面には、レンズ302,303が設けられており、筐体301Iの左右の側面には、無線局111Iの第1アンテナ部である図25(c)のアンテナユニット310L,310Rを露出させる開口304L,304Rが形成されている。アンテナユニット(無線ICチップ)310Lは、開口304Lに対向して配置され、アンテナユニット(無線ICチップ)310Rは、開口304Rに対向して配置されている。
アンテナユニット310Lは、互いに異なる指向方向の複数の送信アンテナからなる送信アンテナ群311Lと、互いに異なる指向方向の複数の受信アンテナからなる受信アンテナ群312Lとを有する。アンテナユニット310Rは、互いに異なる指向方向の複数の送信アンテナからなる送信アンテナ群311Rと、互いに異なる指向方向の複数の受信アンテナからなる受信アンテナ群312Rとを有する。なお、これらアンテナは、例えばパッチアンテナである。
送信アンテナ群311L及び送信アンテナ群311Rにより第1送信アンテナ部である送信アンテナ部311Iが構成されている。受信アンテナ群312L及び受信アンテナ群312Rにより第1受信アンテナ部である受信アンテナ部312Iが構成されている。
アンテナユニット310L,310Rが、それぞれ筐体301Iの左右の側面側に配置されているので、カメラ106Iは、上下左右のさまざまな方向に対して、送受信を行うことができる。これにより、一姿勢において、2つの異なる方向との無線通信を同時に行うことが可能になる。
図26は、無線局111Iを示すブロック図を示す。無線局111Iは、上記第1実施形態と同様、無線装置350と、スイッチャ回路361,362と、複数のドライバ回路371と、複数のLNA回路372とを有している。送信側スイッチャ回路361の各端子には、ドライバ回路371を介して送信アンテナ群311L,311Rの各送信アンテナが接続されている。また、受信側スイッチャ回路362の各端子には、LNA回路372を介して受信アンテナ群312L,312Rの各受信アンテナが接続されている。
以上のように、本第5実施形態では、第2無線局が送信部113と受信部114とに分かれているが、制御動作は、上記第1実施形態と同様である。
送信部113は作業台104の作業面104aにあり、受信部114は枠体105の天部122にある。無線通信時に、画像処理装置201により、無線局111Iからの送信時は、送信側スイッチャ回路361を切り替えて、送信アンテナ部311Iの指向方向を、受信部114に最も近い方向にあわせる。さらに、画像処理装置201により、無線局111Iの受信時は、受信側スイッチャ回路362を切り替えて、受信アンテナ部312Iの指向方向を、カメラ106Iと送信部113とを結ぶ方向に最も近い方向にあわせる。以上の動作により、無線装置の送信電波は、常に下方向から上方向に向かうことになる。
上記第1実施形態において説明した通り、作業台104の作業面104aは、ロボットアーム101の設置や、部品トレイ108、ワーク載置台109の組み付け精度が要求されるため、電波を反射しやすい金属部材で構成される。それに対して、天部122は、金属部材はそれほど用いる必要性がないため、電波を反射する部材が最低限で済む構成になる。そのため、第10実施形態によれば、電波は、常に反射要素の少ない生産装置の上方に向かって送信されるため、隣接する生産装置への電波の反射による電波の漏れこみを最低限に抑えることができる。その結果、遮蔽板を省略することができる。
なお、本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、多くの変形が本発明の技術的思想内で当分野において通常の知識を有する者により可能である。
上記第1実施形態では、アンテナ部310がカメラ106に設けられている場合について説明したが、これに限定するものではなく、例えば、ツール103やロボットハンド102、ロボットアーム101等に取り付けられていてもよい。また上記第1実施形態では、第1アンテナ部であるアンテナ部310と第1無線装置である無線装置350とが一体に構成されている場合について説明したが、これに限定するものではない。アンテナ部310と無線装置350とが別体に構成されて互いに異なる位置に配置されていてもよい。以上のことは、上記第2〜第10実施形態においても同様である。また、第2アンテナ部と第2無線装置についても同様である。
また、上記第1実施形態では、無線装置350が、送信機351と受信機352とを有している場合について説明したが、これに限定するものではなく、無線装置350が送信機351のみで構成されていてもよい。その場合、無線装置450は、受信機452で構成のみされていればよい。そして、アンテナ部310は、送信アンテナ部311のみで構成され、アンテナ部410は、受信アンテナ412のみで構成されていればよい。以上のことは、上記第2〜第9実施形態においても同様である。
また、逆に、上記第1実施形態において、無線装置350が受信機352のみで構成されている場合であってもよく、その場合、無線装置450は、送信機451のみで構成されていればよい。そして、アンテナ部310は、受信アンテナ部312のみで構成され、アンテナ部410は、送信アンテナ411のみで構成されていればよい。以上のことは、上記第2〜第9実施形態においても同様である。
また、上記第1〜第10実施形態では、枠体105は、直方体型の場合について説明したが、門型、片持ち型等いかなる形状の枠体であってもよい。
また、上記第1〜第10実施形態では、指向性を有する第2アンテナ部に接続された第2無線装置の通信対象として、ロボットアームに支持されたオンハンドカメラを前提として説明したが、本発明の無線通信の制御対象は、これらに限定されない。例えば、ツール103やロボットハンド102の制御通信についても本発明は適用が可能である。また、ツール103やロボットハンド102が、無線通信の制御対象である場合、無線通信するタイミングを、各シーンの撮像時に限定する必要もない。ロボットアーム101の軌跡に応じて、適宜、第1アンテナ部の指向方向を変更すればよい。例えば第1実施形態では、ロボット制御装置202から、画像処理装置201を通じて、ロボットアーム101に支持された第1アンテナ部に対するアンテナの切り替え信号を送り、常時、無線通信が可能であるように制御することも可能である。
また、第1アンテナ部がツール103やロボットハンド102に搭載されており、オンハンドカメラが必要ない場合には、画像処理装置201は省略してもよい。その際、無線局112は、ロボット制御装置202にインターフェースボードを設けて、ロボット制御装置202と直接接続してもよく、これにより、第1アンテナ部に接続された第1無線装置と交信させてもよい。
また、上記第1〜第10実施形態では、画像信号の他、制御信号やトリガ信号の送受信を行うため、各無線装置が送信機と受信機とを有する場合について説明したが、これに限定するものではない。例えば、画像信号は無線通信により送受信を行い、制御信号やトリガ信号は信号線を介して通信を行うように構成した場合には、第1無線装置は送信機のみを有していればよく、第2無線装置は受信機のみを有していればよい。
また、上記第10実施形態では、送信部113の送信アンテナ411が作業台104の作業面104aに支持され、受信部114の受信アンテナ412が枠体105の天部122に支持される場合について説明したが、これに限定するものではない。例えば、送信アンテナ411及び受信アンテナ412が天部122に支持されていてもよく、また、送信アンテナ411及び受信アンテナ412が作業面104aに支持されていてもよい。また、上記第10実施形態とは逆に、送信アンテナ411が天部122に支持され、受信アンテナ412が作業面104aに支持されていてもよい。
また、上記第1〜第10実施形態では、第1アンテナ部が、送信アンテナ部と受信アンテナ部とを別個に備えている場合について説明したが、これに限定するものではない。第1無線装置の送信機と受信機とを、第1アンテナ部に切り替えて接続するように構成すれば、第1アンテナ部が、送信用と受信用とを兼ねたアンテナ部であってもよい。第2アンテナ部についても同様である。
100…生産装置、101…ロボットアーム、102…ロボットハンド、103…ツール、104…作業台、104a…作業面(作業部)、105…枠体、122…天部、310…アンテナ部(第1アンテナ部)、350…無線装置(第1無線装置)、361…送信側スイッチャ回路(第1変更部)、362…受信側スイッチャ回路(第1変更部)、410…アンテナ部(第2アンテナ部)、450…無線装置(第2無線装置)

Claims (18)

  1. ロボットアームと、
    前記ロボットアームに支持された、指向性を有する第1アンテナ部と、
    前記第1アンテナ部に接続された第1無線装置と、
    前記第1アンテナ部の可動領域よりも下方に位置する作業部を有する作業台と、
    前記第1アンテナ部の可動領域よりも上方に位置する天部を有する枠体と、
    前記作業部及び前記天部のいずれかに支持され、前記第1アンテナ部に指向方向が向けられた、指向性を有する第2アンテナ部と、
    前記第2アンテナ部に接続され、前記第1アンテナ部及び前記第2アンテナ部を通じて、前記第1無線装置と無線通信を行うための第2無線装置と、
    前記第1アンテナ部の指向範囲に前記第2アンテナ部が含まれるよう、前記ロボットアームの動作に対応して前記第1アンテナ部の指向方向を変更する第1変更部と、を備えたことを特徴とする生産装置。
  2. 前記ロボットアームの姿勢を制御するロボット制御部を備え、
    前記第1変更部は、前記ロボット制御部からの前記ロボットアームの姿勢情報に対応して前記第1アンテナ部の指向方向を変更することを特徴とする請求項1に記載の生産装置。
  3. 前記ロボットアームの姿勢を検出する姿勢検出部を備え、
    前記第1変更部は、前記姿勢検出部からの前記ロボットアームの姿勢情報に対応して前記第1アンテナ部の指向方向を変更することを特徴とする請求項1に記載の生産装置。
  4. 前記第1アンテナ部は、指向方向が互いに異なる複数のアンテナを有し、
    前記第1変更部は、前記姿勢情報に対応して、前記複数のアンテナの中から前記第1無線装置に接続するアンテナを切り替える切替器を有することを特徴とする請求項2又は3に記載の生産装置。
  5. 前記第1アンテナ部は、複数のアンテナ素子を有し、前記各アンテナ素子における電磁波の位相に応じて指向方向が変化するフェーズドアレーアンテナであり、
    前記第1変更部は、前記姿勢情報に対応して前記各アンテナ素子における電磁波の位相を変更する位相器を有することを特徴とする請求項2又は3に記載の生産装置。
  6. 前記第1変更部は、前記姿勢情報に対応して前記第1アンテナ部の姿勢を変更する駆動機構を有することを特徴とする請求項2又は3に記載の生産装置。
  7. 前記第1変更部は、
    前記第1アンテナ部の指向方向に配置された反射板と、
    前記姿勢情報に対応して前記反射板の姿勢を変更する駆動機構と、を有することを特徴とする請求項2又は3に記載の生産装置。
  8. 前記第1変更部は、前記ロボットアームの姿勢にかかわらず、前記第1アンテナ部を一定の姿勢に維持する姿勢維持機構を有することを特徴とすることを特徴とする請求項1に記載の生産装置。
  9. 前記第2アンテナ部の指向範囲に前記第1アンテナ部が含まれるよう、前記ロボットアームの動作に応じて前記第2アンテナ部の指向方向を変更する第2変更部を備えたことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の生産装置。
  10. 前記枠体に配置され、無線信号が前記枠体の外部へ放射されるのを遮蔽する遮蔽板を備えたことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の生産装置。
  11. 前記第1無線装置が、無線信号を送信するための送信機であり、
    前記第2無線装置が、無線信号を受信するための受信機であることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の生産装置。
  12. 前記第1無線装置が、無線信号を送信するための第1送信機、及び無線信号を受信するための第1受信機を備え、
    前記第2無線装置が、無線信号を送信するための第2送信機、及び無線信号を受信するための第2受信機を備えていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の生産装置。
  13. 前記第2アンテナ部が、前記第2送信機に接続された送信アンテナ部と、前記第2受信機に接続された受信アンテナ部と、を有し、
    前記送信アンテナ部と前記受信アンテナ部とが、それぞれ前記作業部及び前記天部のいずれかに支持されていることを特徴とする請求項12に記載の生産装置。
  14. 前記送信アンテナ部が前記作業部に支持され、前記受信アンテナ部が前記天部に支持されていることを特徴とする請求項13に記載の生産装置。
  15. 撮像素子を備え、
    前記第1無線装置は、前記撮像素子により撮像された撮像画像を示す画像信号を送信することを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の生産装置。
  16. 前記第1無線装置が、無線信号を受信する受信機であり、
    前記第2無線装置が、無線信号を送信する送信機であることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の生産装置。
  17. 前記第2アンテナ部を複数備え、前記複数の第2アンテナ部が互いに間隔をあけて配置されていることを特徴とする請求項1乃至16のいずれか1項に記載の生産装置。
  18. 前記ロボットアームの先端に取り付けられたロボットハンドと、
    前記ロボットハンドにより把持されるツールと、を備え、
    前記第1アンテナ部は、前記ツールに固定されていることを特徴とする請求項1乃至17のいずれか1項に記載の生産装置。
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