JPH06188676A - 相関器 - Google Patents

相関器

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JPH06188676A
JPH06188676A JP4354696A JP35469692A JPH06188676A JP H06188676 A JPH06188676 A JP H06188676A JP 4354696 A JP4354696 A JP 4354696A JP 35469692 A JP35469692 A JP 35469692A JP H06188676 A JPH06188676 A JP H06188676A
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JP
Japan
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input
signal
convolver
surface acoustic
correlator
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JP4354696A
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Akira Torisawa
章 鳥沢
Kouichi Egara
光一 江柄
Tadashi Eguchi
正 江口
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Canon Inc
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Canon Inc
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06GANALOGUE COMPUTERS
    • G06G7/00Devices in which the computing operation is performed by varying electric or magnetic quantities
    • G06G7/12Arrangements for performing computing operations, e.g. operational amplifiers
    • G06G7/19Arrangements for performing computing operations, e.g. operational amplifiers for forming integrals of products, e.g. Fourier integrals, Laplace integrals, correlation integrals; for analysis or synthesis of functions using orthogonal functions
    • G06G7/195Arrangements for performing computing operations, e.g. operational amplifiers for forming integrals of products, e.g. Fourier integrals, Laplace integrals, correlation integrals; for analysis or synthesis of functions using orthogonal functions using electro- acoustic elements

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  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 出力電極の長さが短くてよく小型化が可能な
相関器を提供する。 【構成】 圧電基板31の表面上に、2つのコンボルバ
1,5及び2つの遅延回路素子39,42を形成する。
信号入力回路17からの入力信号は、IDT40,41
を有する遅延回路素子39を経てコンボルバ1の入力I
DT3に入力され、且つコンボルバ5の入力IDT6に
入力される。参照信号発生器18からの参照信号は、コ
ンボルバ1の入力IDT2に入力され、且つIDT4
3,44を有する遅延回路素子42を経てコンボルバ5
の入力IDT7に入力される。コンボルバ1,5の出力
電極4,8からのコンボリューション出力信号は加算器
25により加算され、相関信号として出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧電基板の物理的非線
形性を利用して、互いに逆向きに伝搬する2つの弾性表
面波信号のコンボリューション信号を取り出す相関器に
関するものであり、特にその小型化を意図したものであ
る。
【0002】
【従来の技術】2つの弾性表面波信号のコンボリューシ
ョン信号を取り出す弾性表面波コンボルバを用いた相関
器は、スペクトラム拡散通信を行うにあたってのキーデ
バイスとして、近年その重要性が増大しつつあり、盛ん
に研究されている。
【0003】図7は、この様な従来の相関器の一例を示
す概略図である。図中、31はYカット(Z伝搬)ニオ
ブ酸リチウム等の圧電基板であり、32,33は該圧電
基板31の表面上に形成した櫛型入力電極(入力ID
T)であり、34は圧電基板31の表面上に形成した出
力電極である。これらの電極は、アルミニウム等の導電
性材料からなり、通常フォトリソグラフィー技術を利用
して形成される。入力IDT32には信号入力回路(I
N)36が接続されており、入力IDT33には疑似雑
音信号(Pseudo Noise Code,PN
Code)の発生器(PN)35が接続されている。
【0004】この様な構成の相関器において、入力ID
T32に信号入力回路36から搬送角周波数ωの電気信
号を入力すると、基板の圧電効果により弾性表面波が励
振される。同様にして、入力IDT33に疑似雑音信号
発生器35から搬送角周波数ωの電気信号を入力する
と、基板の圧電効果により弾性表面波が励振される。こ
れら2つの弾性表面波は、圧電基板31上で互いに逆向
きに伝搬し、該圧電基板の物理的非線形効果によって、
2つの入力信号の相関出力たるコンボリューション信号
(搬送角周波数2ω)を出力電極34から取り出すこと
ができる。
【0005】2つの弾性表面波をF(t-x/v)exp{j(ωt-k
x)}, G(t+x/v)exp{j(ωt+kx)}とすると、圧電基板上3
1には、非線形相互作用により、その積であるF(t-x/v)
・G(t+x/v)exp(2jωt)の弾性表面波が発生する。この信
号は、一様な出力電極を設けることにより電極長領域内
で積分される。相互作用領域長をLとすると、 S(t)=Kexp(2jωt)∫-L/2 L/2F(t-x/v)・G(t+x/v)dx ・・・・・・ (1) で表される信号として取り出される。ここで、積分範囲
は相互作用領域長Lが信号長より十分大きい時には実質
上−∞〜+∞としてよく、τ=t-x/vとすると、上記
(1)式は、 S(t)=-vKexp(2jωt)∫-I I F(τ)・ G(2t-τ)dτ ・・・・・・ (2) となり(ここで、積分範囲中のIは∞を示す)、前記信
号は2つの弾性表面波のコンボリューションとなる。こ
の様なコンボリューションのメカニズムは、例えば『柴
山、“弾性表面波の応用”、テレビジョン、30、45
7(1976)』等に詳細に記載されている。
【0006】次に、以上の様な相関器の動作を図8を用
いて説明する。疑似雑音信号発生器35から入力IDT
33に入力せしめられる疑似雑音信号39をABCDE
FGHで表す。ここで、A,B,・・・・・は001,
010,011,・・・・・の様な任意の長さと符号を
有する符号列を表すものである。信号入力回路36から
入力IDT32に入力せしめられる入力信号38も同様
にABCDEFGHであるとする。このABCDEFG
Hからなる信号38,39の周期をTとする。これら信
号は、入力IDT32,33でそれぞれ弾性表面波に変
換され、圧電基板31の表面を伝搬する。図8はその様
子を模式的に示すものである。尚、図示されている様
に、疑似雑音信号39は符号列の順序を逆にしてHGF
EDCBAの順に入力IDT33に入力される。この
時、各符号列A,B,C,・・・・の内容も順序が反転
する。そして、入力信号38の弾性表面波は左から右へ
且つ疑似雑音信号39の弾性表面波は右から左へ伝搬す
る。図8の(a)では、出力電極34の位置で両方の信
号38,39は一致していないので、該出力電極34か
らは相関信号が発生しない。図8の(b)では、出力電
極34の位置で両方の信号38,39は一致しているの
で、該出力電極34からは相関信号が発生する。
【0007】ここで、疑似雑音信号39の周期Tは、伝
送しようとする信号の1ビットの周期に等しい。信号伝
送速度が64Kbit/secであれば、1ビットの周
期は15.6μsecである。ニオブ酸リチウムの表面
を伝搬する弾性表面波の速度は約3400m/secな
ので、1ビットの周期即ち疑似雑音信号39の符号列の
間に弾性表面波が進行する距離は、これらの積から、約
53mmとなる。この距離は、作用長であり、出力電極
34の長さに等しい。また、出力電極34の幅は弾性表
面波の波長の約1.5倍〜4倍に設定される。弾性表面
波の周波数を200MHzとすると、弾性表面波の波長
は約17μmであるので、出力電極34の幅は約25μ
m〜70μmである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上の様に、従来の相
関器は、コンボルバの出力電極の幅に対して該出力電極
の長さが非常に長く、該出力電極の長さによりコンボル
バの大きさが決められているために、相関器の寸法が大
きくなってしまうという問題があった。
【0009】そこで、本発明は、出力電極の長さが短く
てよく小型化が可能な相関器を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、以上の
如き目的を達成するものとして、複数のコンボルバと複
数の遅延回路とを有することを特徴とする相関器が提供
される。更に、本発明によれば、複数のコンボルバを有
し、該コンボルバのそれぞれへの2つの信号入力経路の
うちの少なくとも一方に遅延回路を配置してなることを
特徴とする相関器が提供される。
【0011】本発明の一態様においては、nを2以上の
正の整数として、n個のコンボルバと2(n−1)個の
遅延回路とを有する。更に、本発明の他の態様において
は、前記複数のコンボルバが共通の基板上に形成されて
いる。ここで、前記遅延回路を前記コンボルバとともに
共通の基板上に形成することができる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の具体的実
施例を説明する。
【0013】[第1実施例]図1は、本発明による相関
器の第1実施例を示す概略図である。図中、31はニオ
ブ酸リチウム等の圧電基板であり、該圧電基板31の表
面に2つのコンボルバ1,5及び2つの遅延回路素子3
9,42が形成されている。コンボルバ1は入力IDT
2,3及びコンボリューション出力電極4を有してお
り、コンボルバ5は入力IDT6,7及びコンボリュー
ション出力電極8を有しており、これら2つのコンボル
バは同一の形状及び機能を持っている。遅延回路素子3
9は弾性表面波フィルタを構成するIDT40,41を
有しており、遅延回路素子42は弾性表面波フィルタを
構成するIDT43,44を有しており、これら2つの
遅延素子は同一の形状及び機能を持っている。
【0014】17は信号入力回路であり、18は参照信
号として疑似雑音信号を発生する疑似雑音信号発生器で
ある。25は2つのコンボルバ1,5の出力電極4,8
から取り出されるコンボリューション出力を加算して1
つの相関信号を得るための加算器である。これらは、コ
ンボルバ1,5及び遅延回路素子39,42と図示され
る様に接続されている。
【0015】コンボルバ1において、入力IDT2,3
で励振された弾性表面波は、出力電極4の長さ方向に互
いに逆向きに伝搬する。遅延回路素子39の遅延時間
は、入力IDT2,3から発生した弾性表面波が出力電
極4の長さ分だけ移動する時間に等しい。尚、出力電極
4の長さは、参照信号である疑似雑音信号の符号列の周
期Tの1/2の時間(T/2)で弾性表面波が進行する
距離に等しい。遅延回路素子39の2つのIDT40,
41間も、この距離に設定されている。
【0016】コンボルバ5において、入力IDT6,7
で励振された弾性表面波は、出力電極8の長さ方向に互
いに逆向きに伝搬する。遅延回路素子42の遅延時間
は、入力IDT6,7から発生した弾性表面波が出力電
極8の長さ分だけ移動する時間に等しい。尚、出力電極
8の長さは、参照信号である疑似雑音信号の符号列の周
期Tの1/2の時間(T/2)で弾性表面波が進行する
距離に等しい。遅延回路素子42の2つのIDT43,
44間も、この距離に設定されている。
【0017】図2は本実施例の動作説明のための模式図
である。疑似雑音信号発生器18から発せられる信号を
ABCDEFGHとし、同様な信号が信号入力回路17
から発せられる。尚、疑似雑音信号は信号入力回路17
からの入力信号とは符号列の順序を逆にしてHGFED
CBAの順にIDTに入力される。この時、各符号列
A,B,C,・・・・の内容も順序が反転する。また、
図2において、信号入力回路17からの入力信号に基づ
く弾性表面波は左から右へ伝搬する様に且つ疑似雑音信
号に基づく弾性表面波は右から左へ伝搬する様に記載さ
れており、図1における実際の弾性表面波の伝搬の向き
とは必ずしも一致していない。
【0018】図2の(a)はT/2だけ時間が経過した
時のコンボルバ1の状態を示したものである。遅延回路
39による時間T/2の遅延作用によって、この時には
入力信号は入力IDT3には伝達されておらず、弾性表
面波は励振されていない。一方、疑似雑音信号は遅延回
路を通っていないので、既に入力IDT2によりHGF
Eまで弾性表面波が励振され出力電極4に到達してい
る。ここで、両者の信号は一致していないので、出力電
極4からの相関信号の出力はない。図2の(b)は、同
様にT/2だけ時間が経過した時のコンボルバ5の状態
を示したものである。入力信号は遅延回路を通っていな
いので、既に入力IDT6によりABCDまで弾性表面
波が励振され出力電極8に到達している。一方、遅延回
路42による時間T/2の遅延作用によって、この時に
は疑似雑音信号は入力IDT7には伝達されておらず、
弾性表面波は励振されていない。ここで、両者の信号は
一致していないので、出力電極8からの相関信号の出力
はない。従って、加算器25からの相関信号の出力もな
い。
【0019】図2の(c)は更にT/2だけ時間が経過
した(即ち当初からTだけ時間が経過した)時のコンボ
ルバ1の状態を示したものである。遅延回路39による
時間T/2の遅延作用によって、この時には入力信号は
ABCDまでが入力IDT3に伝達されており、この分
の弾性表面波が励振され出力電極4に到達している。一
方、疑似雑音信号は遅延回路を通っていないので、既に
入力IDT2によりDCBAまで弾性表面波が励振され
出力電極4に到達している。ここで、両者の信号が一致
しているので、出力電極4から相関信号が出力される。
図2の(d)は、同様にT/2だけ時間が経過した(即
ち当初からTだけ時間が経過した)時のコンボルバ5の
状態を示したものである。入力信号は遅延回路を通って
いないので、既に入力IDT6によりEFGHまで弾性
表面波が励振され出力電極8に到達している。一方、遅
延回路42による時間T/2の遅延作用によって、この
時には疑似雑音信号はHGFEまでが入力IDT7に伝
達されており、この分の弾性表面波が励振され出力電極
8に到達している。ここで、両者の信号が一致している
ので、出力電極8から相関信号が出力される。従って、
加算器25から大きな相関信号が出力される。
【0020】以上の様な本実施例においては、出力電極
の長さが従来の半分でよいので、コンボルバの長さが短
縮され相関器の小型化が可能である。更に、遅延回路素
子がコンボルバと共通の圧電基板上に形成されているの
で、温度変化等により弾性表面波の伝搬速度が変化して
も、その変化はコンボルバと遅延回路素子とで同一に現
れる。このため、遅延回路素子の遅延時間に変動があっ
ても、無視し得るという利点がある。
【0021】[第2実施例]図3は、本発明による相関
器の第2実施例を示す概略図である。図中、上記図1及
び図2における部材と同様の部材には同一の符号が付さ
れている。
【0022】本実施例では、遅延回路が圧電基板31上
に形成されておらず、信号入力回路17とコンボルバ1
の入力IDT2との間に遅延回路26が介在しており、
疑似雑音信号発生器18とコンボルバ5の入力IDT7
との間に遅延回路27が介在している。これら遅延回路
26,27の遅延時間は、入力IDT2,3,6,7か
ら発生した弾性表面波が出力電極4,8の長さ分だけ移
動する時間に等しい。尚、本実施例では、信号入力回路
17からの入力信号に基づく弾性表面波は左から右へ且
つ疑似雑音信号に基づく弾性表面波は右から左へ伝搬す
る。
【0023】本実施例でも、遅延回路26,27の遅延
機能は第1実施例の遅延回路素子と同等であり、図2に
関し説明したと同様の動作が実現される。
【0024】[第3実施例]図4は、本発明による相関
器の第3実施例を示す概略図である。図中、上記図1〜
図3における部材と同様の部材には同一の符号が付され
ている。
【0025】本実施例では、圧電基板31上に4つのコ
ンボルバ1,5,9,13が形成されている。コンボル
バ9は入力IDT10,11及びコンボリューション出
力電極12を有しており、コンボルバ13は入力IDT
14,15及びコンボリューション出力電極16を有し
ている。4つのコンボルバ1,5,9,13は同一の形
状及び機能を持っており、但し本実施例では各コンボル
バの出力電極4,8,12,16の長さは、参照信号で
ある疑似雑音信号の符号列の周期Tの1/4の時間(T
/4)で弾性表面波が進行する距離に等しい。加算器2
5は、4つの出力電極4,8,12,16から取り出さ
れるコンボリューション出力を加算して1つの相関信号
を得る。
【0026】また、19,20,21,22,23,2
4は遅延回路であり、これら遅延回路は信号入力回路1
7または疑似雑音信号発生器18とコンボルバ1,5,
9,13の入力IDT2,6,7,10,11,15と
の間に図示されている様に接続され配置されている。
尚、これら遅延回路19,20,21,22,23,2
4の遅延時間は、コンボルバ1,5,9,13の入力I
DT2,3,6,7,10,11,14,15から発生
した弾性表面波が出力電極4,8,12,16の長さ分
だけ移動する時間に等しい。従って、コンボルバ1の入
力IDT2には信号入力回路17からの入力信号が時間
3T/4だけ遅延して入力し、コンボルバ5の入力ID
T6には信号入力回路17からの入力信号が時間T/2
だけ遅延して入力し、コンボルバ9の入力IDT10に
は信号入力回路17からの入力信号が時間T/4だけ遅
延して入力する。また、コンボルバ5の入力IDT7に
は疑似雑音信号発生器18からの疑似雑音信号が時間T
/4だけ遅延して入力し、コンボルバ9の入力IDT1
1には疑似雑音信号発生器18からの疑似雑音信号が時
間T/2だけ遅延して入力し、コンボルバ13の入力I
DT15には疑似雑音信号発生器18からの疑似雑音信
号が時間3T/4だけ遅延して入力する。
【0027】図5及び図6は本実施例の動作説明のため
の模式図である。これらの図は、第1実施例に関する図
2と同様の説明図である。即ち、疑似雑音信号発生器1
8から発せられる信号をABCDEFGHとし、同様な
信号が信号入力回路17から発せられる。尚、疑似雑音
信号は信号入力回路17からの入力信号とは符号列の順
序を逆にしてHGFEDCBAの順にIDTに入力され
る。この時、各符号列A,B,C,・・・・の内容も順
序が反転する。尚、これらの図中の斜線部は各コンボル
バの出力電極4,8,12,16の位置を示している。
【0028】図5の上半部の符号列の組4つは、T/4
だけ時間が経過した時のコンボルバ1,5,9,13の
状態を示したものである。
【0029】図5の下半部の符号列の組4つは、更にT
/4だけ時間が経過した(即ち当初からT/2だけ時間
が経過した)時のコンボルバ1,5,9,13の状態を
示したものである。
【0030】図6の上半部の符号列の組4つは、更にT
/4だけ時間が経過した(即ち当初から3T/4だけ時
間が経過した)時のコンボルバ1,5,9,13の状態
を示したものである。
【0031】図6の下半部の符号列の組4つは、更にT
/4だけ時間が経過した(即ち当初からTだけ時間が経
過した)時のコンボルバ1,5,9,13の状態を示し
たものである。
【0032】図5及び図6から分かる様に、時間Tが経
過するまでは、出力電極4,8,12,16の位置で両
者の信号は一致しないので、出力電極4,8,12,1
6からの相関信号の出力はない。従って、加算器25か
らの相関信号の出力もない。時間Tが経過すると、出力
電極4,8,12,16の位置で両者の信号が一致する
ので、出力電極4,8,12,16から相関信号が出力
される。従って、加算器25から極めて大きな相関信号
が出力される。この後、各出力電極位置で両者の信号は
一致しなくなり加算器25からは相関信号が出力されな
くなる。再び、相関信号出力が得られるのは、更に時間
T経過後である。
【0033】以上の様な本実施例においては、出力電極
の長さが従来の1/4でよいので、コンボルバの長さが
著しく短縮され相関器の十分な小型化が可能である。
【0034】以上の実施例を含め、一般に、本発明にお
いては、参照信号の周期Tの1/n(ここで、nは2以
上の正の整数である)の作用時間を有するn個のコンボ
ルバと、同じT/nの遅延時間を有する2(n−1)個
の遅延回路とを組み合わせることにより、時間Tの相関
をとる相関器を構成することができる。
【0035】
【発明の効果】以上述べた様に、本発明によれば、複数
のコンボルバと複数の遅延回路との組み合わせを用いる
ことにより、コンボルバの出力電極の長さを短縮するこ
とができ、もって相関器の小型化が可能となる。
【0036】更に、弾性表面波遅延回路と弾性表面波コ
ンボルバとを共通の基板上に形成することにより、温度
変化等により弾性表面波の伝搬速度が変化しても、その
変化はコンボルバと遅延回路とで同一に現れるので、遅
延回路の遅延時間変動が無視でき、環境変化があっても
性能の安定した相関器が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による相関器の第1実施例を示す概略図
である。
【図2】図1の相関器の動作説明のための模式図であ
る。
【図3】本発明による相関器の第2実施例を示す概略図
である。
【図4】本発明による相関器の第3実施例を示す概略図
である。
【図5】図4の相関器の動作説明のための模式図であ
る。
【図6】図4の相関器の動作説明のための模式図であ
る。
【図7】従来の相関器の一例を示す概略図である。
【図8】図7の相関器の動作説明のための模式図であ
る。
【符号の説明】
1,5,9,13 コンボルバ 2,3,6,7,10,11,14,15 入力ID
T 4,8,12,16 出力電極 17 信号入力回路 18 疑似雑音信号発生器 19,20,21,22,23,24,26,27
遅延回路 25 加算器 31 圧電基板 39,42 遅延回路素子 40,41,43,44 IDT

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のコンボルバと複数の遅延回路とを
    有することを特徴とする相関器。
  2. 【請求項2】 複数のコンボルバを有し、該コンボルバ
    のそれぞれへの2つの信号入力経路のうちの少なくとも
    一方に遅延回路を配置してなることを特徴とする相関
    器。
  3. 【請求項3】 nを2以上の正の整数として、n個のコ
    ンボルバと2(n−1)個の遅延回路とを有することを
    特徴とする、請求項1または請求項2に記載の相関器。
  4. 【請求項4】 前記複数のコンボルバが共通の基板上に
    形成されていることを特徴とする、請求項1〜請求項3
    のいずれかに記載の相関器。
  5. 【請求項5】 前記遅延回路が前記コンボルバとともに
    共通の基板上に形成されていることを特徴とする、請求
    項4に記載の相関器。
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