JP6850639B2 - ロボット - Google Patents

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Description

本発明は、押し動作、引き動作、把持動作等の動作を行うハンド装置等のエンドエフェクタ、及び、それを備えたロボットに関する。
従来、基体と、基体に連結されているロボットアームとを備え、そのロボットアームを、基体に取り付けられた可動リンクと、把持動作を行うために可動リンクに取り付けられたエンドエフェクタ(例えば、ハンド装置)とで構成したロボットが知られている。この種のロボットとしては、ロボットアームに取り付けられたカメラ等の認識装置によって、ハンド装置の行う把持動作の状況(例えば、対象物等)を認識するものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に記載のロボットでは、従来、ロボットアームの可動リンクに取り付けられた認識装置を、ハンド装置の先端部の正面(すなわち、ロボットアームを人の腕部とみなした場合に手の平に相当する部分)に設けることによって、ハンド装置の取り付けられている可動リンク又はハンド装置そのものによって認識装置の認識範囲が遮られてしまうという問題を解決している。
特許第5515654号公報
しかし、特許文献1に記載のような従来のロボットでは、認識装置がハンド装置の手の平に相当する部分に設けられているので、動作(例えば、把持動作)が完了した段階又はその直前の段階で、対象物そのものによって認識装置の認識範囲が遮られてしまい、動作が適切に行われているか否かを十分に認識できないおそれがあった。
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであり、動作が完了した段階及び完了直前の段階で、動作の対象物等のハンド装置の周囲の状況を的確に認識することができるエンドエフェクタ、ハンド装置及びそれを備えたロボットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のロボットは、基体と、前記基体に連結されている第1のロボットアーム及び第2のロボットアームを備えているロボットであって、前記第1のロボットアーム及び前記第2のロボットアームのそれぞれは、直列的に連結されている複数のリンク部と、前記リンク部に取り付けられているハンド装置と、前記リンク部同士を回動可能に連結する関節機構とを有し、前記ハンド装置は、前記リンク部に取り付けられているハンド基部と、前記ハンド基部の先端部から、該ハンド基部の基端部から先端部に向かう方向と交わる方向に延設されている指部と、前記ハンド基部の側面に設けられ、前記ハンド基部の側方を認識可能なハンド側認識装置とを有し、前記第1のロボットアームの前記ハンド側認識装置は、前記第1のロボットアーム及び前記第2のロボットアームのいずれもが前記リンク部同士が回動していない基準状態であるときに、前記第2のロボットアームの前記ハンド装置を認識可能な位置に設けられていることを特徴とする。
このように、本発明のロボットでは、ハンド側認識装置として、ハンド基部の側面に設けられ、ハンド基部の側方を認識可能なものを採用している。さらに、本発明のロボットでは、第1のロボットアーム及び第2のロボットアームのいずれもが基準状態であるときに、第1のロボットアームのハンド側認識装置が、第2のロボットアームのハンド装置を認識可能に構成している。
これにより、本発明のロボットでは、基準状態(すなわち、そのロボットアームが最大限伸ばされた状態、曲げ動作の行われていない状態)となっている第2のロボットアームのハンド装置を、基準状態となっている第1のロボットアームのハンド側認識装置で、認識することができる。
したがって、本発明のロボットによれば、第2のロボットアームが最大限伸ばされた状態であっても、認識のために第1のロボットアームの曲げ動作を行う必要がなく、そのハンド装置を詳細に認識することができる。また、認識のために第1のロボットアームの曲げ動作が必要ではないので、認識する際の第1のロボットアームの曲げ動作のスペースも省略することができる。
また、このように、本発明のハンド装置は、ハンド基部から指部が一体に延設されているので、ハンド基部と指部との間に関節機構が設けられていない。そのため、このハンド装置では、ハンド基部と指部との間に関節機構を備えたハンド装置に比べて、行うことのできる動作の種類は少ないが、ハンド装置全体としての強度を高くすることができる。
これにより、このハンド装置は、複雑な動きを必要としない動作(例えば、対象物に指部を係止させて行う引き動作等)を荷重の大きい対象物について行う場合等には、有利に行うことができる。
また、このハンド装置の有するハンド側認識装置は、ハンド基部の側面に設けられ、ハンド基部の側方(例えば、指部が延設されている方向と交わる方向)を認識可能となっている。
これにより、指部によって対象物を係止して引き寄せる動作、指部によって対象物を押す動作等を行う際には、その動作のいずれの段階であっても、対象物によってハンド側認識装置の認識範囲が遮られることがない。
したがって、本発明のロボットのハンド装置によれば、動作が完了した段階及び完了直前の段階であっても対象物によってハンド側認識装置の認識範囲が遮られることがないので、ハンド装置の周囲の状況を的確に認識することができる。
また、本発明のロボットにおいては、前記ハンド装置は、前記ハンド基部に設けられ、該ハンド基部の基端部から先端部に向かう方向の荷重を対象物に加えるように動作する動作部を有していることが好ましい。
また、動作部を備える構成の場合、本発明のロボットにおいては、前記動作部は、前記ハンド基部に対して移動可能に取り付けられた動作リンク部材であることが好ましい。
このように、本発明のロボットは、動作部がハンド基部に一体となるように構成されたものに限定されず、動作部がハンド基部に対して移動可能に取り付けられた動作リンク部材として構成されたものであってもよい。
また、本発明のロボットにおいては、前記ハンド側認識装置は、前記ハンド基部に内蔵されていることが好ましい。
表面に凹凸が存在する対象物に対してハンド装置で押し動作等を行う場合、ハンド側認識装置がハンド基部から突出した位置に設けられていると、ハンド側認識装置が、対象物の凸部に衝突して破損してしまうおそれがある。
そこで、ハンド側認識装置をハンド基部に内蔵する構成にすると、押し動作等の最中にハンド側認識装置(具体的にはハンド側認識装置の撮影レンズ等)に対象物が衝突することを防止することができる。
また、本発明のロボットにおいては、前記第1のロボットアーム及び前記第2のロボットアームの少なくとも一方のロボットアームを該ロボットアームの前記ハンド装置を接地させて支持脚となるように駆動させるとともに、他方のロボットアームを遊脚となるように駆動させることによって、歩行可能であることが好ましい
上記のようにハンド装置を接地させるようにして歩行を行うと、ハンド側認識装置の認識範囲はハンド装置の接地時に接地面に近い位置となり、その認識可能な方向は接地面とほぼ平行となる。これにより、ハンド側認識装置によって、接地面の状況を詳細に認識することができる。その結果、ハンド装置を接地させる歩行モードのときには、そのようにして認識された情報に基づいて、ロボットを安定して歩行させることができる。
また、本発明のロボットにおいて、前記基体に設けられている基体側認識装置を備え、前記基体側認識装置は、前記ハンド装置を認識可能であり、前第1のロボットアーム又は前記第2のロボットアームが前記基準状態であるときに、前記基準状態にあるロボットアームの前記ハンド側認識装置の認識方向は、前記基体側認識装置の認識方向と交わる方向であることが好ましい
このように、ハンド側認識装置の他に、基体にハンド装置を認識可能な基体側認識装置を備え、さらに、基準状態(すなわち、そのロボットアームが最大限伸ばされた状態)で、ハンド側認識装置の認識方向と基体側認識装置の認識方向とが交わる方向となるように構成すると、ハンド側認識装置と基体側認識装置とで対象物を常に多角的に認識し続けることができる。
実施形態に係るロボットの構成を模式的に示す正面図。 図1のロボットの関節機構の自由度を模式的に示す斜視図。 図1のロボットの二足歩行モードで移動している状態を示す側面図。 図1のロボットの四足歩行モードで移動している状態を示す側面図。 図1のロボットのハンド部の一部を示す模式図であり、図5Aは側面図、図5Bは斜視図。 図1のロボットのハンド部及び腕リンクの一部を断面として示す側面図であり、6Aは閉状態を示し、6Bは開状態を示す。 図1のロボットのハンド部で対象物を把持した場合を示す正面図。
以下、図面を参照して、実施形態に係るロボットについて説明する。本実施形態のロボット1は、人型のロボットであり、二足歩行モードと四足歩行モードとを切り替えて移動可能に構成されたものである。
ただし、本発明におけるエンドエフェクタ(ハンド装置)は、このように構成された人型のロボットにのみ適用し得るものではない。そのため、本発明のロボットには、その他の工業用ロボット等、エンドエフェクタ(ハンド装置)を有しているロボットアームを備えているロボットであれば、本実施形態のロボット1とは異なる形態のロボットも含まれる。
まず、図1を参照して、ロボット1の構成を説明する。
ロボット1の胴体は、上部基体10と、上部基体10の下方に配置された下部基体11と、上部基体10と下部基体11との間に設けられた腰関節機構12とで構成されている。上部基体10と下部基体11とは、人間の腰関節に対応する腰関節機構12を介して、相対的に回動可能に連結されている。
ロボット1の頭部は、周囲の環境を認識するための環境認識装置20の環境認識ユニット20a(基体側認識装置)である。環境認識ユニット20aに搭載されている外部環境を撮像するためのカメラ及び外部環境までの距離を認識するためのセンサは、上部基体10の内部に配置された環境認識ユニット用制御回路20bによって制御されている。環境認識ユニット20aは、人間の首関節に対応する首関節機構21を介して、上部基体10に対して回動可能に連結されている。
なお、ロボット1は、人型のロボットであるので、人間の頭部に対応する環境認識ユニット20a(基体側認識装置)を上部基体10の上部に設けている。しかし、本発明のロボットの基体側認識装置は、このような構成に限定されるものではなく、ロボットの使用環境等に応じて、上部基体の上部以外の位置(例えば、上部基体の前方、下部基体等)に設けてもよい。
ロボット1の左右の腕体は、上部基体10の上部左右両側から延設された一対の腕リンク30(可動リンク)である。各々の腕リンク30は、人間の肩関節に対応する肩関節機構31を介して、上部基体10に対して回動可能に連結されている。
腕リンク30は、人間の上腕に対応する第1腕リンク部30aと、人間の前腕に対応する第2腕リンク部30bと、人間の肘関節に対応する肘関節機構30cとで構成されている。
第1腕リンク部30aは、肩関節機構31を介して、上部基体10に対して回動可能に連結されている。第2腕リンク部30bは、肘関節機構30cを介して、第1腕リンク部30aに対して回動可能に連結されている。第2腕リンク部30bの先端には、人間の手に対応するハンド部40(エンドエフェクタ、ハンド装置)が連結されている。
なお、ロボット1では、腕体である腕リンク30を、第1腕リンク部30aと、第2腕リンク部30bと、肘関節機構30cとで構成している。しかし、本発明のロボットの腕体は、このような構成に限定されるものではなく、単一のリンク部を有するものであってもよいし、3つ以上のリンク部及び各リンク部を連結する複数の関節部を有するものであってもよい。
ハンド部40は、エンドエフェクタの一例である。このハンド部40は、人間の手首関節に対応する手首関節機構41を介して、腕リンク30の第2腕リンク部30bに対して回動可能に連結されている。ロボット1では、ハンド部40と腕リンク30とで、マニピュレータとしてのロボットアームが構成されている。
ロボット1の左右の脚体は、下部基体11の下部から下方に延設された左右一対の脚リンク50(可動リンク)である。各々の脚リンク50は、人間の股関節に対応する股関節機構51を介して、下部基体11に対して回動可能に連結されている。
脚リンク50は、人間の大腿に対応する第1脚リンク部50aと、人間の下腿に対応する第2脚リンク部50bと、人間の膝関節に対応する膝関節機構50cとで構成されている。
第1脚リンク部50aは、股関節機構51を介して、下部基体11に対して回動可能に連結されている。第2脚リンク部50bは、膝関節機構50cを介して、第1脚リンク部50aに対して回動可能に連結されている。第2脚リンク部50bの先端には、人間の足に対応する足平部60が連結されている。
なお、ロボット1では、脚体である脚リンク50を、第1脚リンク部50aと、第2脚リンク部50bと、膝関節機構50cとで構成している。しかし、本発明のロボットの脚体は、このような構成に限定されるものではなく、単一のリンク部を有するものであってもよいし、3つ以上のリンク部及び各リンク部を連結する複数の関節部を有するものであってもよい。
足平部60は、人間の足首関節に対応する足首関節機構61を介して、脚リンク50の第2脚リンク部50bに対して、回動可能に連結されている。
次に、図2を参照して、ロボット1の関節機構の自由度について説明する。
なお、本実施形態では、各関節機構が各部材を回動させる方向は、特にことわらない限り、いずれの関節機構も連結された部材を回動させていない姿勢(以下、「基準姿勢」という。)を基準として説明する。ロボット1の場合、基準姿勢は、ロボット1が起立した状態(上部基体10、下部基体11、各腕リンク30及び各脚リンク50をほぼ鉛直方向に伸ばした状態)となる。
また、本実施形態では、ヨー軸、ピッチ軸、ロール軸は、それぞれ図2に示すように、ロボット1が基準姿勢のときにおけるロボット1の鉛直方向の軸(Z軸)、左右方向の軸(Y軸)、前後方向の軸(X軸)を意味する。この場合、ヨー軸は、上部基体10及び下部基体11の体幹軸である。
腰関節機構12は、上部基体10の下方に配置された第1腰関節機構12aと、第1腰関節機構12aと下部基体11との間に配置された第2腰関節機構12bとで構成されている。
第1腰関節機構12aは、上部基体10を、下部基体11及び第2腰関節機構12bに対してピッチ軸周りに回動可能に連結している。第2腰関節機構12bは、上部基体10及び第1腰関節機構12aを、下部基体11に対してヨー軸周りに回動可能に連結している。
首関節機構21は、環境認識ユニット20aを、上部基体10に対してピッチ軸周りに回動可能に連結している。
腕リンク30の肘関節機構30cは、人間の前腕に対応する第2腕リンク部30bを、人間の上腕に対応する第1腕リンク部30aに対してピッチ軸周りに回動可能に連結している。
肩関節機構31は、上部基体10の鉛直方向の幅及び水平方向の幅の範囲内に位置するように配置された第1肩関節機構31aと、第1肩関節機構31aの側方であって上部基体10の外側に配置された第2肩関節機構31bと、第2肩関節機構31b及び腕リンク30の第1腕リンク部30aの間に配置された第3肩関節機構31cとで構成されている。
第1肩関節機構31aは、第2肩関節機構31bを、上部基体10に対してヨー軸周りに回動可能に連結している。第2肩関節機構31bは、第3肩関節機構31cを、第1肩関節機構31aに対してピッチ軸周り及びロール軸周りに回動可能に連結している。第3肩関節機構31cは、腕リンク30を、第2肩関節機構31bに対してヨー軸周りに回動可能に連結している。
手首関節機構41は、腕リンク30の第2腕リンク部30bのハンド部40側に配置された第1手首関節機構41aと、第1手首関節機構41aとハンド部40との間に配置された第2手首関節機構41bとで構成されている。
第1手首関節機構41aは、第2手首関節機構41bを、第2腕リンク部30bに対してヨー軸周りに回動可能に連結している。第2手首関節機構41bは、ハンド部40を、第1手首関節機構41aに対してロール軸周り及びピッチ軸周りに回動可能に連結している。
脚リンク50の膝関節機構50cは、人間の下肢に対応する第2脚リンク部50bを、人間の大腿に対応する第1脚リンク部50aに対してピッチ軸周りに回動可能に連結している。
股関節機構51は、下部基体11の下方に配置された第1股関節機構51aと、第1股関節機構51aの脚リンク50側に配置された第2股関節機構51bとで構成されている。
第1股関節機構51aは、第2股関節機構51bを、下部基体11に対してヨー軸周りに回動可能に連結している。第2股関節機構51bは、脚リンク50を、第1股関節機構51aに対してピッチ軸周り及びロール軸周りに回動可能に連結している。
足首関節機構61は、足平部60を、第2脚リンク部50bに対してピッチ軸周り及びロール軸周りに回動可能に連結している。
なお、本発明のロボットにおける腰関節機構、首関節機構、肩関節機構、肘関節機構、膝関節機構、股関節機構、足首関節機構の構成は、上記の構成に限定されるものではなく、ロボットの用途、ロボット内の関節の配置スペース等に応じて、適宜変更してよい。例えば、いずれかの関節機構を省略してもよいし、上記以外の関節機構を追加してもよい。
次に、図3及び図4を参照して、ロボット1の2つの歩行モードについて説明する。なお、図3においては、理解を容易にするために、腕リンク30を図示省略している。
なお、本実施形態において、ハンド部40又は足平部60を「接地させる」とは、ハンド部40又は足平部60がロボット1に作用する力に抗する接触反力を受けるように、ハンド部40又は足平部60を外部環境に接触させることを意味する。
図3に示すように、二足歩行モードでは、一対の脚リンク50の一方の先端の足平部60を接地面Aに接地させた状態(その一方の脚リンク50を支持脚とした状態)で、他方の脚リンク50の先端の足平部60を空中移動させ、さらに接地させること(その他方の脚リンク50を遊脚として動作させること)が繰り返される。この場合、脚リンク50のそれぞれの遊脚としての動作は、交互に行われる。また、図示省略した腕リンク30は、非接地状態となっている。
図4に示すように、四足歩行モードでは、腕リンク30の先端のハンド部40及び脚リンク50の先端の足平部60のうちの2つ又は3つを接地面Aに接地させた状態(その2つ又は3つの腕リンク30及び脚リンク50を支持脚とした状態)で、残りの2つ又は1つのハンド部40又は足平部60を空中移動させ、さらに接地させること(その残りの2つ又は1つの腕リンク30又は脚リンク50を遊脚として動作させること)が繰り返される。この場合、遊脚として動作させる腕リンク30又は脚リンク50は、所定の規則で周期的に切り替えられる。
ただし、四足歩行モードの動作は、上記の動作に限定されるものではない。例えば、腕リンク30の先端のハンド部40及び脚リンク50の先端の足平部60のうちの1つを接地面Aに接地させた状態(その1つのハンド部40又は足平部60を支持脚とした状態)で、残りの3つのハンド部40及び足平部60を空中移動させ、さらに接地させること(その残りの3つのハンド部40又は足平部60を遊脚として動作させること)を繰り返すようにすることも可能である。
また、腕リンク30の先端のハンド部40及び脚リンク50の先端の足平部60を一斉に空中に移動させて(すなわち、ロボット1をジャンプさせて)、さらに接地させることを繰り返すようにすることも可能である。
以下、図5〜図7を参照して、ハンド部40について詳細に説明する。なお、図5及び図6におけるハンド部40は、基準姿勢時においてロボット1の右側に位置し、右手を構成するものである。
まず、図5を参照して、ハンド部40の構成について詳細に説明する。
ハンド部40は、人間の手の平及び手の甲に対応するハンド基部40a(基部)と、人間の人差し指、中指、薬指及び小指に対応する単一の部材である第1指部40b(動作部、動作リンク部材)と、人間の親指に対応する第2指部40cとを備えている。
第1指部40bは、ハンド基部40aの先端部から、そのハンド基部40aの基端部から先端部に向かう方向(図5AではZ方向(ハンド基部40aの長手方向))と交わる方向(図5AではX方向で左側)に延設されている。第1指部40bは、ハンド基部40aと一体的に構成され、ハンド基部40aに固定されている。第1指部40bのハンド基部40aとは反対側の面には、緩衝部材40dが取り付けられている。
このように構成された第1指部40bを備えるハンド部40では、押し動作の際には、第1指部40bは、そのハンド基部40aとは反対側の面(すなわち、緩衝部材40d)を介して対象物に荷重を加える。一方、引き動作の際には、第1指部40bのハンド基部40a側の面を介して対象物に荷重を加える。
ところで、従来のロボットでは、ハンド装置は、ハンド基部と第1指部とが関節機構を介して連結されたものであったので、その関節部分の強度がそれほど高いものではなかった。そのため、押し動作又は引き動作の際に対象物に大きな荷重を加えると(すなわち、第1指部に大きな力が加えると)、その関節機構に破損が生じてしまうおそれがあった。
これに対し、本実施形態のロボット1では、ハンド部40は、第1指部40bがハンド基部40aに固定されたものである(すなわち、従来のロボットのハンド装置のように関節機構を介して連結されたものではない)ので、従来のハンド装置に比べて全体としての強度が高くなっている。
そのため、ハンド部40では、押し動作又は引き動作の際に対象物に大きな荷重を加えても(すなわち、第1指部40bに大きな力が加えても)、ハンド基部40aと第1指部40bとの間に破損が生じにくい。また、押し動作の際には、緩衝部材40dが第1指部40bを保護するので、第1指部40bそのものにも破損が生じにくい。
また、ハンド部40は強度が十分に高いので、ロボット1の自重を支えるように対象物を保持しても破損が生じることがない。そのため、ハンド部40の動作と腕リンク30の回動とによって、梯子を上るような移動も行うことができる。さらに、ハンド部40の第1指部40b(本実施形態では、第1指部40bに取り付けられた緩衝部材40d)を接地させて移動することもできる。
図6に示すように、第2指部40cは、第1指部40bの先端部のハンド基部40a側の面と対向するように、ハンド基部40aに取り付けられている。第2指部40cは、ハンド基部40aの内部に設けられた駆動機構40eによって、第2指部40cの先端部を第1指部40bに接近又は離間するように回動させられる。
このように第2指部40cが構成されているので、ハンド部40は、第1指部40bが固定されていても、第1指部40bと第2指部40cとによって対象物Oを摘まむ動作等を容易に行うことができる。
また、ハンド部40は、ハンド基部40aに内蔵されているカメラ40f(エンドエフェクタ側認識装置、ハンド側認識装置)と、カメラ40fの撮影範囲を照明する投光器40gとを備えている。カメラ40f及び投光器40gは、ハンド基部40aの側面(Y軸方向側の面)に、ハンド基部40aの延設方向(Z軸方向)及び第1指部40bが延設されている方向(X軸方向)と交わる方向(Y軸方向)を撮影及び照明することができるように配置されている。
すなわち、カメラ40fは、動作リンク部材である第1指部40bの先端部による押し動作の方向(X軸方向)、及び、第1指部40bのハンド基部40aとは反対側の面による押し動作の方向(Z軸方向)と交わる方向(Y軸方向。すなわち、第1指部40bから対象物Oに対して加えられる荷重の方向(第1の方向)と交わる方向(第2の方向))を向いており、Y軸方向を認識することができるように設けられている。
これにより、第1指部40bによって対象物Oを係止して引き寄せる動作、第1指部40bによって対象物Oを押す動作、及び、第1指部40bの先端部でスイッチ等を押す動作等を行う際には、その動作のいずれの段階であっても、対象物Oによってカメラ40fの視野(認識範囲)及び投光器40gの照明光が遮られることがない。
具体的には、例えば、図7に示すように、左右のハンド部40R,40Lで梯子(対象物O)を掴んだ場合、梯子を掴む前の段階においても、梯子を掴む直前の段階であっても、梯子をつかんだ段階であっても、対象物Oである梯子によってカメラ40fの視野(破線で示した領域)が遮られることがない。
したがって、ハンド部40によれば、動作が完了した段階及び完了直前の段階であっても対象物Oによってカメラ40fの視野及び投光器40gの照明光が遮られることがないので、ハンド部40の周囲の状況を的確に認識することができる。
また、ハンド部40においては、カメラ40f及び投光器40gがハンド基部40aに内蔵されている。そのため、動作(特に押し動作)の対象物の表面に凹凸が存在している場合であっても、カメラ40f及び投光器40gが、対象物の凸部に衝突することがない。
なお、本発明のカメラ(エンドエフェクタ側認識装置、ハンド側認識装置(以下、これらを総称する場合は単に「認識装置」という。))は、エンドエフェクタ(ハンド装置)によって対象物に対して行われる動作の方向に交わる方向を認識可能なものであればよい。そのため、その認識方向は、必ずしも第1指部40bの延設されている方向と交わらなくてもよい。また、認識装置は、必ずしも基部に内蔵しなくてもよい。例えば、動作の対象物が表面の平坦なものに限定される場合等には、認識装置は、ハンド基部に外付けされていてもよい。
また、ロボット1では、ハンド部40のハンド側認識装置として、カメラ40f(すなわち、光学的な撮影を行う機器)を採用している。しかし、本発明の認識装置は、カメラ等の光学的な撮影を行う機器に限定されるものではなく、認識対象であるハンド装置の周囲の状況を認識可能なものであればよい。
例えば、認識装置として、LRF(レーザレンジファインダ)のように、照射したレーザ光が外部環境に反射して戻ってくるまでの時間を測定し、その時間に基づいて、外部環境までの距離を測定するものを採用してもよい。なお、LRF等を採用する場合には、撮影対象を照明するための投光器40gを省略してもよい。
次に、図6を参照して、ハンド部40の第2指部40cの回動について説明する。
駆動機構40eは、第2指部40cの先端部を第1指部40bに対して接近又は離間するように、ハンド基部40aの内部に位置する支点P周りに、第2指部40cを回動させる。
このように第2指部40cが回動するので、図6Aに示すように、第2指部40cの先端部を第1指部40bに接近させた状態(以下、「閉状態」という。)では、ハンド部40は、第1指部40bのハンド基部40a側の面と、第2指部40cのハンド基部40a側の面と、ハンド基部40aの第1指部40bが延びている側の面とで、対象物Oを3点接触によって把持することができる。
また、閉状態では、第2指部40cの先端部は、第1指部40bの先端部よりもハンド基部40aに近い位置に位置するので、閉状態では、ハンド部40全体がより小型化される。そのため、狭所で作業を行う際には、閉状態とすることで、エンドエフェクタであるハンド部40を容易に作業領域まで移動させることができる。その結果、ハンド部40と外部環境との接触を防止して、ハンド部40の破損を防止することができる。
一方、図6Bに示すように、第2指部40cの先端部を第1指部40bの先端部から離間させた状態(以下、「開状態」という。)は、第2指部40cは、第1指部40bよりも突出した位置に位置するので、ハンド部40は、第2指部40cの先端部でボタン等を押すという動作ができる。
次に、図1,図4及び図5を参照して、各動作時におけるカメラ40fの撮影範囲について説明する。
図1に示すように、ロボット1は、上部基体10と、上部基体10に連結されている一対の腕リンク30とを備えている。
腕リンク30は、第1腕リンク部30aと、第2腕リンク部30bと、第1腕リンク部30aと第2腕リンク部30bとを直列的に、且つ、回動可能に連結する肘関節機構30cとで構成されており、第2腕リンク部30bの先端部には、ハンド部40が取り付けられている。すなわち、腕リンク30とハンド部40とで、マニピュレータとしてのロボットアームが構成されている。
ここで、本実施形態では、腕リンク30の肘関節機構30cを回動させていない状態を、ロボットアームの基準状態とする。この基準状態において、ロボットアームは最も伸びた状態となる。
このようなロボットアームを備えているロボット1では、一方のロボットアーム(第1のロボットアーム)のハンド部40のカメラ40fは、左右のロボットアームがいずれも基準状態であるときに、他方のロボットアーム(第2のロボットアーム)のハンド部40を撮影可能となっている。
具体的には、図4に示すように、左右のロボットアームをいずれも上部基体10の下方に伸ばしてハンド部40を接地している姿勢のときに、左右のハンド部40の一方のカメラ40fは、他方のハンド部40及びその周囲の状況を撮影可能となっている。
このように、ロボット1では、基準状態(すなわち、そのロボットアームが最大限伸ばされた状態)となっている一方のロボットアームのハンド部40を、基準状態(すなわち、曲げ動作の行われていない状態)となっている他方のロボットアームのカメラ40fで、認識することができる。
すなわち、ロボット1では、従来のロボットのようにハンド装置の手の平部分に認識装置を設けた構成とは異なり、最大限伸ばした状態となっている一方のロボットアームに対して、他方のロボットアームのカメラ40fを、その他方のロボットアームの曲げ動作を行わなくても、向けることができる。すなわち、両方のロボットアームを最大限伸ばした状態のまま、一方のロボットアームのハンド装置を、他方のロボットアームのカメラの撮影範囲に位置させることができる。
これにより、ロボット1では、曲げ動作を行わなくてもよい分だけ、従来のロボットよりも、撮影を行うハンド部40に設けられているカメラ40fを撮影対象のハンド部40に近づけることができるので、ハンド部40及びその周囲の状況について、詳細な撮影を行うことができる。また、撮影を行うハンド部40を備えるロボットアームの曲げ動作を必要としないので、その曲げ動作のためのスペースも省略することができる。
また、図1に示すように、ロボット1は、上部基体10の上方に、ロボット1の頭部として、環境認識ユニット20a(基体側認識装置)が設けられている。
この環境認識ユニット20aの認識方向は、腕リンク30とハンド部40とで構成されたロボットアームが基準状態であるときに(すなわち、ロボットアームが最大限伸ばされ、そのロボットアームのハンド部40が最も離れた位置にあっても)、カメラ40fの撮影範囲と交わる方向となっている。
具体的には、図4に示すように、左右のロボットアームをいずれも上部基体10の下方に伸ばしてハンド部40を接地している姿勢のときに、環境認識ユニット20aは接地面Aを上方から認識し、ハンド部40のカメラ40fは、接地面Aとほぼ平行となる方向を認識する。
さらに、ハンド部40のカメラ40fは、対象物(例えば、ハンド部40が接地される(ハンド部40で押し動作が行われる)接地面A)の状況を、動作の段階を問わず撮影し続けることができるようになっている。
そのため、ロボット1では、環境認識ユニット20aとカメラ40fとで、ロボットアームの状態及び動作の段階を問わず、対象物を常に多角的に認識し続けることができる。
また、ロボット1が四足歩行モードのときには、カメラ40fの撮影範囲は、接地面Aに近い位置となり、その撮影範囲の方向は、接地面Aとほぼ平行となるので、カメラ40fによって接地面Aの状況を詳細に撮影することができる。その結果、四足歩行モードのときには、カメラ40fによって撮影された状況に基づいて、ロボット1を安定して歩行させることができる。
以上、図示の実施形態について説明したが、本発明はこのような形態に限られるものではない。
例えば、上記実施形態においては、ハンド部40(すなわち、ハンド装置)をエンドエフェクタとしている。しかし、本発明におけるエンドエフェクタは、ハンド装置として用いられるものに限定されるものではない。
例えば、動作部として、動作部を第1指部40bのような基部と一体に構成された動作リンク部材ではなく、基部に対して移動可能な動作リンク部材を採用してもよい。例えば、特許文献1に記載のエンドエフェクタのように、多数の動作リンク部材を備えているものであってもよい。
また、上記実施形態においては、ハンド部40に設けられた第1指部40bの動作方向(第1の方向)を基準として、ハンド側認識装置であるカメラ40fの認識範囲(第2の方向)を規定している。しかし、本発明における認識範囲(第2の方向)は、第1指部40bを基準とした方向に限定されるものではなく、エンドエフェクタの動作部が対象物に加える荷重の方向(第1の方向)に基づいて規定されていればよい。
例えば、動作リンク部材を備えず、基部の一部分を動作部として対象物に押し付けることによって動作を行うエンドエフェクタ(基部による押圧動作のみができるようなエンドエフェクタ)の場合には、その押圧動作の方向を第1の方向として、認識装置の認識方向(第2の方向)を規定すればよい。
また、上記実施形態においては、左右一対の腕リンク30(ロボットアーム)及び脚リンク50を備えた人型のロボット1に、カメラ40fを備えたハンド部40を採用した構成について説明している。
しかし、本発明のロボットは、そのような構成に限定されるものではなく、認識装置付きのエンドエフェクタを有するロボットアームを複数備えたロボット、又は、認識装置付きのエンドエフェクタを有するロボットアーム及び基体側認識装置付きの基体を備えたロボットであればよい。そのため、例えば、脚リンクの代わりに駆動輪等を備えたロボットであってもよい。
また、上記実施形態においては、腕リンク30とハンド部40とでロボットアームを構成している。ここで、腕リンク30は、第1腕リンク部30aと、第2腕リンク部30bと、第1腕リンク部30aと第2腕リンク部30bとを直列的に、且つ、回動可能に連結する肘関節機構30cとで構成されている。
しかし、本発明のロボットアームは、そのような構成に限定されるものではなく、直列的に連結されている複数のリンク部と、前記リンク部に取り付けられているハンド装置と、前記リンク部同士を回動可能に連結する関節機構を備えるものであればよい。そのため、例えば、リンク部を3つ以上備える構成であってもよい。
1…ロボット、10…上部基体、11…下部基体、12…腰関節機構、12a…第1腰関節機構、12b…第2腰関節機構、20…環境認識装置、20a…環境認識ユニット(基体側認識装置)で、20b…環境認識ユニット用制御回路、21…首関節機構、30…腕リンク(可動リンク)、30a…第1腕リンク部、30b…第2腕リンク部、30c…肘関節機構、31…肩関節機構、31a…第1肩関節機構、31b…第2肩関節機構、31c…第3肩関節機構、40,40L,40R…ハンド部(エンドエフェクタ、ハンド装置)、40a…ハンド基部(基部)、40b…第1指部(動作部、動作リンク部材)、40c…第2指部、40d…緩衝部材、40e…駆動機構、40f…カメラ(エンドエフェクタ側認識装置、ハンド側認識装置)、40g…投光器、41…手首関節機構、41a…第1手首関節機構、41b…第2手首関節機構、41c…駆動部、50…脚リンク(可動リンク)、50a…第1脚リンク部、50b…第2脚リンク部、50c…膝関節機構、51…股関節機構、51a…第1股関節機構、51b…第2股関節機構、60…足平部、61…足首関節機構、A…接地面、O…対象物、P…第2指部40cの回動の支点。

Claims (6)

  1. 基体と、前記基体に連結されている第1のロボットアーム及び第2のロボットアームを備えているロボットであって、
    前記第1のロボットアーム及び前記第2のロボットアームのそれぞれは、直列的に連結されている複数のリンク部と、前記リンク部に取り付けられているハンド装置と、前記リンク部同士を回動可能に連結する関節機構とを有し、
    前記ハンド装置は、前記リンク部に取り付けられているハンド基部と、前記ハンド基部の先端部から、該ハンド基部の基端部から先端部に向かう方向と交わる方向に延設されている指部と、前記ハンド基部の側面に設けられ、前記ハンド基部の側方を認識可能なハンド側認識装置とを有し、
    前記第1のロボットアームの前記ハンド側認識装置は、前記第1のロボットアーム及び前記第2のロボットアームのいずれもが前記リンク部同士が回動していない基準状態であるときに、前記第2のロボットアームの前記ハンド装置を認識可能な位置に設けられていることを特徴とするロボット。
  2. 請求項1に記載のロボットにおいて、
    前記ハンド装置は、前記ハンド基部に設けられ、該ハンド基部の基端部から先端部に向かう方向の荷重を対象物に加えるように動作する動作部を有していることを特徴とするロボット。
  3. 請求項2に記載のロボットにおいて、
    前記動作部は、前記ハンド基部に対して移動可能に取り付けられた動作リンク部材であることを特徴とするロボット
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のロボットにおいて、
    前記ハンド側認識装置は、前記ハンド基部に内蔵されていることを特徴とするロボット
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のロボットにおいて
    前記第1のロボットアーム及び前記第2のロボットアームの少なくとも一方のロボットアームを該ロボットアームの前記ハンド装置を接地させて支持脚となるように駆動させるとともに、他方のロボットアームを遊脚となるように駆動させることによって、歩行可能であることを特徴とするロボット。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のロボットにおいて
    前記基体に設けられている基体側認識装置を備え、
    前記基体側認識装置は、前記ハンド装置を認識可能であり、
    第1のロボットアーム又は前記第2のロボットアームが前記基準状態であるときに、前記基準状態にあるロボットアームの前記ハンド側認識装置の認識方向は、前記基体側認識装置の認識方向と交わる方向であることを特徴とするロボット。
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