JP2011089543A - クリップ - Google Patents

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Abstract

【課題】安定した状態で被取付部材を取付部材に取り付けることができるクリップを得る。
【解決手段】ハブ18の外周面の周方向に沿って延出する爪部24を設け、ハブ18の内側へ向かって弾性変形可能とすることで、爪部24の基部28側から先端部へ掛けてダッシュサイレンサ16との当接しろとすることができる。このため、ハブ18の外周面の軸方向に沿って延出する爪部を設けた場合と比較して、ダッシュサイレンサ16との当接しろ(接触面積)を大きくすることができる。これにより、さらに安定した状態でダッシュサイレンサ16をフロアパネル10に取り付けることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、被取付部材を取付部材に取付けるクリップに関するものである。
例えば、車室内には、エンジン音などの騒音を吸収するため、フロアパネルの表面に、ゴムや繊維で形成されたダッシュサイレンサが貼着されているが、このダッシュサイレンサはクリップによってフロアパネルに取付けられる。
例えば、特許文献1では、ベース板部から垂下させたガイド板部に抜け止め脚部が設けられている。この抜け止め脚部には、一対のばねアームが備えられ、該ばねアームの先端部には、外側へ向かって突出する抜け止め凸部が凸設されている。
そして、取付部材を被取付部材に取付ける際、ばねアームを縮径させて取付部材及び被取付部材にそれぞれ形成された取付穴及び被取付穴へ挿入し、復元して被取付穴の周辺部に当接してベース板部と抜け止め凸部の間で、取付部材及び被取付部材が挟持され、取付部材を被取付部材に取付けることができることが開示されている。
実用新案公報平3−26330号公報
しかしながら、取付部材及び被取付部材がベース板部と抜け止め凸部の間で挟持された状態で、被取付部材は抜け止め凸部の斜面と線接触した状態であるため、抜け止め凸部の斜面に対する被取付部材の接触位置においてバラツキが生じ、取付部材及び被取付部材への挟持力が異なってしまう。
本発明は上記事実を考慮し、安定した状態で被取付部材を取付部材に取り付けることができるクリップを提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、取付部材を被取付部材に取付けるクリップであって、略円筒状に形成され、前記取付部材に形成された穴部へ挿入可能なハブと、前記ハブの内周面に設けられ、前記被取付部材に設けられた雄ネジ部に係止可能な係止部と、前記ハブの外周面に周方向に沿って延出して形成された切込み部内に位置すると共に、前記ハブの周方向に沿って延出してハブの外周面から張出し、前記取付部材の穴部へ挿入されると弾性変形して前記切込み部からハブの内側へ向かって移動し、穴部を通過すると復元して該穴部の周辺部に面接触する爪部材と、前記ハブの外周面の一端部から延出して弾性変形可能に設けられ、先端部が前記ハブの外周面へ近接して前記穴部へ挿入され、穴部を通過すると復元して該穴部の周辺部に当接する一対の第1挟持片と、前記ハブの外周面の他端部から延出し、第1挟持片とで前記取付部材を挟持する一対の第2挟持片と、を有している。
請求項1に記載の発明では、略円筒状に形成され、取付部材に形成された穴部へ挿入可能なハブの内周面には、被取付部材に設けられた雄ネジ部に係止可能な係止部が設けられている。また、ハブの外周面には、周方向に沿って延出する切込み部が形成されており、該切込み部内に爪部材が設けられている。この爪部材はハブの周方向に沿って延出してハブの外周面から張出し、取付部材の穴部へ挿入されると弾性変形して、切込み部からハブの内側へ向かって移動し、穴部を通過すると復元して穴部の周辺部に面接触する。
さらに、ハブの外周面の一端部からは一対の第1挟持片が延出しており、この第1挟持片の先端部をハブ側へ近接させて第1挟持片は穴部へ挿入され、穴部を通過すると復元して穴部の周辺部に当接する。また、ハブの外周面の他端部からは一対の第2挟持片が延出しており、第1挟持片とで取付部材を挟持する。
つまり、取付部材の穴部へハブを挿入するとき、第1挟持片が基部側を中心に先端部がハブ側へ近接すると共に、爪部材はハブの内側へ向かって弾性変形する。そして、第1挟持片及び爪部材がそれぞれ穴部を通過すると、第1挟持片及び爪部材はそれぞれ復元し、穴部の周辺部に当接する。
これにより、第2挟持片と第1挟持片とで取付部材が挟持される。つまり、本発明では、ハブを取付部材の穴部へ圧入するという1アクションで、クリップを取付部材に取付けることができるため、作業性が良い。このようにして、取付部材が取付けられたクリップの係止部を被取付部材の雄ネジ部に係止させることで、該クリップを介して、取付部材が被取付部材に取付けされる。
ここで、例えば、ハブの外周面の軸方向に沿って延出する爪部材を設けた場合、取付部材との当接しろに相当する部分は、爪部材の先端面となるが、本発明のように、ハブの外周面の周方向に沿って延出する爪部材を設け、ハブの内側へ向かって弾性変形可能とすることで、爪部材の基部側から先端部へ掛けて取付部材との当接しろとすることができる。
このため、前者の場合と比較して、取付部材との当接しろ(接触面積)を大きくすることができる。これにより、安定した状態で取付部材を被取付部材に取り付けることができ、また、前者の場合と比較して、取付部材との当接しろを大きくすることができる分、クリップを小型化することができる。また、ハブの外周面の周方向に沿って爪部材を設けることで、爪部材の軸方向への座屈をなくし、クリップの抜去対策を図ることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のクリップにおいて、前記爪部材が、前記切込み部に設けられた基部と、前記基部から前記ハブの周方向に沿って延出し、ハブの外周面から張出し、前記基部を中心にハブの内側へ弾性変形する縮径部と、前記縮径部の前記ハブの一端部側の面に設けられ、ハブを前記取付部材の穴部へ挿入するとき、縮径部が受ける力を、該縮径部を縮径させる方向への力に変換するカム斜面と、前記縮径部の前記ハブの他端部側の面に設けられ、前記第1挟持片の先端部と同じ面上にあり、前記穴部の周辺部に当接可能な当接面と、を含んで構成されている。
請求項2に記載の発明では、爪部材は、切込み部に設けられた基部からハブの周方向に沿って延出し、ハブの外周面から張出す縮径部が設けられ、基部を中心にハブの内側へ弾性変形する。この縮径部のハブの一端部側の面には、カム斜面が設けられており、ハブを取付部材の穴部へ挿入するとき、縮径部が受ける力を、該縮径部を縮径させる方向への力に変換する。すなわち、ハブを取付部材の穴部へ挿入すると、縮径部のカム斜面が穴部の周縁部に当接するが、この穴部の周縁部及びカム斜面を介して、縮径部がハブの内側へ向かって弾性変形する。
また、縮径部のハブの他端部側の面には、当接面が設けられており、第1挟持片の先端部と同じ面上に形成されて、穴部の周辺部に当接可能としている。これにより、クリップが取付部材に取付けられた状態で取付部材は、第1挟持片、第2挟持片及び縮径部の当接面によって挟持されることとなる。つまり、安定した状態で被取付部材を取付部材に取り付けることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のクリップにおいて、前記第1挟持片及び前記第2挟持片の先端部に、前記取付部材に食い込む突起部が設けられている。
請求項3に記載の発明では、第1挟持片及び第2挟持片の先端部に、取付部材に食い込む突起部を設けることで、該突起部によって集中荷重を発生させ、第1挟持片及び第2挟持片と取付部材との間で位置ズレを防止する。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載のクリップにおいて、前記係止部が前記雄ネジ部のネジ溝に係止される複数の係止片である。
請求項4に記載の発明では、クリップのハブへ被取付部材の雄ネジ部を挿入させるだけで、複数の係止片を雄ネジ部のネジ溝に係止させることができるため、係止部が雌ネジ部の場合と比較して、作業性が良い。
本発明は、上記構成としたので、安定した状態で被取付部材を取付部材に取り付けることができる。
本実施の形態に係るクリップ及びダッシュサイレンサを示す分解斜視図である。 本実施の形態に係るクリップを下方から見た斜視図である。 (A)〜(C)は、本実施の形態に係るクリップをダッシュサイレンサに取付ける際の動作図であり、図1の正面から見た一部断面図である。 (A)〜(C)は、本実施の形態に係るクリップをダッシュサイレンサに取付ける際の動作図であり、図1の右側面から見た一部断面図である。 (A)〜(C)は、本実施の形態に係るクリップをダッシュサイレンサに取付ける際の動作図であり、図1の右側面から見た図3に対応する一部断面図である。 (A)は、図3(A)の6(A)−6(A)断面図であり、(B)は図3(B)の6(B)−6(B)断面図である。 (A)、(B)は、本実施の形態に係るクリップを介して、フロアパネルにダッシュサイレンサを敷設する際の動作を示す断面図である。
次に、本発明の実施形態に係るクリップについて説明する。
図7(A)、(B)に示されるように、フロアパネル(被取付部材)10には、スタッドボルト12が設けられており、該スタッドボルト12にはクリップ14が係止可能とされている。このクリップ14には、ゴムや繊維などの軟質材で形成されたダッシュサイレンサ(取付部材)16が取付け可能とされており、該クリップ14を介して、フロアパネル10の表面に、ダッシュサイレンサ16が敷設される。
(クリップの構成)
ここで、クリップ14の構成について説明する。なお、ここでは、説明の便宜上、図1に示す向きを基準として、クリップ14の上下(UP、DOWNで示す)を設定し、これに従って説明する。
図1及び図2に示されるように、クリップ14は円筒状のハブ18を備えており、ダッシュサイレンサ16に形成された取付穴16Aへ挿入可能な大きさとされている。ハブ18の内周面の上部からは、内側かつ斜め上方へ向かって延出する係止片20が、90度間隔で同一円周上に3つ設けられている。係止片20は先端部へ行くにしたがって幅が狭くなっており、係止片20の先端面は凹状の円弧面とされている。
そして、係止片20の先端面同士の間には、隙間が設けられ、この隙間内にスタッドボルト12が嵌入される。このため、係止片20の先端面同士で形成される仮想円は、スタッドボルト12のネジ溝12Aよりも小径とされている。これにより、ハブ18にスタッドボルト12が挿入されたとき、スタッドボルト12のネジ溝12Aに係止片20の先端面が嵌り、ネジ溝12Aに確実に係止されることとなる(図7(B)参照)。
なお、ここでは、係止片20を90度間隔で3つ設けたが、スタッドボルト12への挿入力及び抜去力によって、適宜変更可能である。例えば、3つの係止片20を等間隔に配置しても良いし、3つに限る必要もない。また、ここでは、この複数の係止片20を同一円周上に設けたが、必ずしも同一円周上でなくても良い。
一方、図3(A)、(B)(なお、図3は図1のクリップの正面図である)に示されるように、ハブ18の外周面の一端部からは、一対の挟持片(第1挟持片)22が、ハブ18の外側かつ斜め上方へ向かって延出しており、基部22Aを中心に弾性変形可能としている。また、挟持片22の上面の先端部には、半円状の突起部22Bが形成されている。
また、ハブ18の外周面には、挟持片22と挟持片22の間に、爪部材を構成する爪部(縮径部)24がそれぞれ設けられている。爪部24の上方及び下方には、ハブ18の外周面に沿って延び互いに繋がって略U字状に形成された切込み部26が設けられている。
この切込み部26によって、爪部24が、切込み部26が形成されていない部分を基部28として、図6(A)、(B)に示されるように、該基部28を中心にハブ18の内側へ向かって弾性変形とされている。なお、図6(A)は、図3(A)の6(A)−6(A)断面図であり、図6(B)は図3(B)の6(B)−6(B)断面図である。
図1及び図4(なお、図4は図1のクリップの右側面図である)に示されるように、爪部24は略角状を成しており、爪部24の上面(当接面)24Aは、挟持片22の突起部22Bと略同じ高さ(同じ面上)となるように設定されている。
また、爪部24の上面24Aは、基部28から先端部へ行くにしたがって徐々に幅広となっており、図6(A)、(B)に示されるように、自然状態で、爪部24の外側がハブ18の外周面から張出している。そして、弾性変形により基部28を中心にハブ18の内側へ向かって縮径し、該爪部24の外側がハブ18の外周面と略面一可能となる。
また、図4(A)に示されるように、爪部24の外側は、下面24Bから上面24Aに掛けて、外側かつ斜め上方へ向かって傾斜するカム斜面30が形成されている。図4(B)に示されるように、このカム斜面30にハブ18の軸方向への外力が作用すると、該カム斜面30によって、この力が爪部24を縮径させる方向への力に変換され、爪部24は縮径する。
一方、図1に示されるように、ハブ18の外周面の他端部からは、略環状のフランジ部32が外側へ向かって張出している。フランジ部32の挟持片22の上方に相当する位置には、互いに平行となるように切り落とし部34が形成されており、該切り落とし部34からは、それぞれ挟持片(第2挟持片)36がハブ18の外側かつ僅かに斜め下方へ向かって延出し、切り落とし部34を中心に弾性変形可能としている。また、挟持片36の下面の先端部には、半円状の突起部36Aが形成されている。
(クリップの作用・効果)
次に、クリップ14の作用・効果について説明する。
図3(A)に示されるように、まず、ダッシュサイレンサ16に形成された取付穴16Aへクリップ14のハブ18を挿入する。このとき、ハブ18の一端側に設けられた挟持片22が取付穴16Aの内縁部に当接するが、この状態で、ハブ18を取付穴16Aの奥方へ向かって押圧すると、図3(B)に示されるように、挟持片22はハブ18の外周面へ向かって近接する。これにより、ハブ18が取付穴16Aの奥方への移動が可能となる。
そして、図3(C)に示されるように、挟持片22の先端部が取付穴16Aを通過すると、挟持片22は復元し、挟持片22の突起部22Bが、ダッシュサイレンサ16の取付穴16Aの周辺部に当接する。このとき、挟持片36の突起部36Aも取付穴16Aの周辺部に当接する。
つまり、挟持片22の突起部22Bと挟持片36の突起部36Aとでダッシュサイレンサ16は挟持される。このように、本実施形態では、ハブ18をダッシュサイレンサ16の取付穴16Aへ圧入するという1アクションで、クリップ14をダッシュサイレンサ16に取付けることができるため、作業性が良い。
ここで、挟持片22及び挟持片36の先端部には、突起部22B、36Aをそれぞれ設けている。これにより、該突起部22B、36Aがダッシュサイレンサ16に食い込むこととなる。このように、突起部22B、36Aをダッシュサイレンサ16に食い込ませるようにすることで、突起部22B、36Aによって集中荷重を発生させ、挟持片22及び挟持片36とダッシュサイレンサ16との間で位置ズレを防止することができる。
一方、挟持片22をハブ18の外周面へ向かって近接させた状態で、ハブ18を取付穴16Aの奥方への移動させる途中、図4(A)〜(C)に示されるように、爪部24のカム斜面30が取付穴16Aの内縁部に当接し、ハブ18の軸方向への外力によってカム斜面30が受ける力が、爪部24を縮径させる方向への力に変換され、爪部24は縮径する。
爪部24の上面は、挟持片22の突起部22Bと略同じ高さとなるように設定されているため、図3(C)に示されるように、挟持片22の先端部が取付穴16Aを通過すると、図5(C)に示されるように、爪部24も取付穴16Aを通過し復元する。そして、図3(C)及び図5(C)に示されるように、挟持片22の突起部22Bと共に爪部24の上面が、ダッシュサイレンサ16の取付穴16Aの周辺部に当接する。
つまり、クリップ14がダッシュサイレンサ16に取付けられた状態で、ダッシュサイレンサ16は、挟持片22、挟持片36及び爪部24の上面24Aによって挟持されることとなる。これにより、安定した状態でダッシュサイレンサ16をフロアパネル10に取り付けることができる。
また、図3(A)に示されるように、挟持片36はハブ18の外側かつ僅かに斜め下方へ向かって延出し、切り落とし部34を中心に弾性変形可能としている。このため、ダッシュサイレンサ16の板厚が変わっても、その寸法差に対して、挟持片36の弾性変形量分、吸収することができる。そして、ダッシュサイレンサ16の板厚が厚い場合、ダッシュサイレンサ16は、挟持片22、挟持片36及び爪部24の上面24Aに加え、フランジ部32によって挟持されることとなる。
ここで、図示はしないが、例えば、ハブ18の外周面の軸方向に沿って延出する爪部を設けた場合、ダッシュサイレンサ16との当接しろに相当する部分は、爪部の先端面となるが、図1に示されるように、ハブ18の外周面の周方向に沿って延出する爪部24を設け、ハブ18の内側へ向かって弾性変形可能とすることで、爪部24の基部28側から先端部へ掛けてダッシュサイレンサ16との当接しろとすることができる。
このため、前者の場合と比較して、ダッシュサイレンサ16との当接しろ(接触面積)を大きくすることができる。これにより、さらに安定した状態でダッシュサイレンサ16をフロアパネル10に取り付けることができ、また、前者の場合と比較して、ダッシュサイレンサ16との当接しろを大きくすることができる分、クリップを小型化することができる。また、ハブ18の外周面の周方向に沿って延出する爪部24を設けることで、爪部24の軸方向への座屈をなくし、クリップ14の抜去対策を図ることができる。
以上のようにして、クリップ14にダッシュサイレンサ16が取付けられると、該クリップ14をフロアパネル10に取付ける。このため、図7(A)に示されるように、クリップ14のハブ18へフロアパネル10のスタッドボルト12を挿入させる。
このとき、ハブ18の内側に設けられた複数の係止片20が弾性変形しながら、スタッドボルト12のネジ溝12Aを通過し、図7(B)に示されるように、ハブ18の一端部がフロアパネル10に当接すると、該係止片20がネジ溝12Aに係止される。これにより、クリップ14が抜け止めされ、クリップ14を介して、ダッシュサイレンサ16がフロアパネル10に取付けられる。
このように、クリップ14のハブ18へフロアパネル10のスタッドボルト12を挿入させるだけで、複数の係止片20がネジ溝12Aに係止されるようにすることで、係止部が雌ネジ部の場合と比較して、作業性が良い。
なお、本形態はあくまでも一実施例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
10 フロアパネル(被取付部材)
12 スタッドボルト(雄ネジ部)
12A ネジ溝
14 クリップ
16 ダッシュサイレンサ(取付部材)
16A 取付穴
18 ハブ
20 係止片
22 挟持片(第1挟持片)
22B 突起部
24 爪部(縮径部、爪部材)
24A 上面(当接面、爪部材)
26 切込み部
28 基部(爪部材)
30 カム斜面(爪部材)
32 フランジ部
36 挟持片(第2挟持片)
36A 突起部

Claims (4)

  1. 取付部材を被取付部材に取付けるクリップであって、
    略円筒状に形成され、前記取付部材に形成された穴部へ挿入可能なハブと、
    前記ハブの内周面に設けられ、前記被取付部材に設けられた雄ネジ部に係止可能な係止部と、
    前記ハブの外周面に周方向に沿って延出して形成された切込み部内に位置すると共に、前記ハブの周方向に沿って延出してハブの外周面から張出し、前記取付部材の穴部へ挿入されると弾性変形して前記切込み部からハブの内側へ向かって移動し、穴部を通過すると復元して該穴部の周辺部に面接触する爪部材と、
    前記ハブの外周面の一端部から延出して弾性変形可能に設けられ、先端部が前記ハブの外周面へ近接して前記穴部へ挿入され、穴部を通過すると復元して該穴部の周辺部に当接する一対の第1挟持片と、
    前記ハブの外周面の他端部から延出し、第1挟持片とで前記取付部材を挟持する一対の第2挟持片と、
    を有するクリップ。
  2. 前記爪部材が、
    前記切込み部に設けられた基部と、
    前記基部から前記ハブの周方向に沿って延出し、ハブの外周面から張出し、前記基部を中心にハブの内側へ弾性変形する縮径部と、
    前記縮径部の前記ハブの一端部側の面に設けられ、ハブを前記取付部材の穴部へ挿入するとき、縮径部が受ける力を、該縮径部を縮径させる方向への力に変換するカム斜面と、
    前記縮径部の前記ハブの他端部側の面に設けられ、前記第1挟持片の先端部と同じ面上にあり、前記穴部の周辺部に当接可能な当接面と、
    を含んで構成された請求項1に記載のクリップ。
  3. 前記第1挟持片及び前記第2挟持片の先端部に、前記取付部材に食い込む突起部が設けられた請求項1又は2に記載のクリップ。
  4. 前記係止部が前記雄ネジ部のネジ溝に係止される複数の係止片である請求項1〜3の何れか1項に記載のクリップ。
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