JP2009083076A - 切削装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブレード検出機構を構成する発光部及び受光部の端面を適切なタイミングで洗浄できる切削装置を提供する。
【解決手段】切削装置の切削ブレード検出機構は、発光素子56が出射した光を受光素子72が受光した光量を記憶する受光量記憶手段を有している。出射端面62及び受光端面66が新品の際に発光素子56が出射した光を受光素子72が受光した際の光量を記憶する第1の記憶部76と、出射端面62及び受光端面66が汚染状態にある際に光量を記憶する第2の記憶部78と、第1の記憶部76に記憶されている光量と第2の記憶部78に記憶された光量との光量比を算出する光量比算出部80と、切削ブレード28の切刃28aの検出が可能な光量比の許容値を記憶する許容値記憶部82と、光量比算出部80で算出された光量比が許容値を下回った際、出射端面62及び受光端面66の洗浄をオペレータに知らせる洗浄報知部86とを含んでいる。
【選択図】図6

Description

本発明は、ブレード検出機構を構成する発光部及び受光部の端面を適切なタイミングで洗浄可能な切削装置に関する。
IC、LSI等の数多くのデバイスが表面に形成され、且つ個々のデバイスが分割予定ライン(ストリート)によって区画された半導体ウエーハは、研削装置によって裏面が研削されて所定の厚みに加工された後、切削装置(ダイシング装置)によって分割予定ラインを切削して個々のデバイスに分割され、携帯電話、パソコン等の電気機器に利用される。
切削装置は、半導体ウエーハを保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持されたウエーハを切削する切削手段とから少なくとも構成され、半導体ウエーハを高精度に個々のデバイスに分割することができる。
切削手段には、切削ブレードの切刃を挟むように発光部の端面及び受光部の端面が位置付けられ、受光素子が受光する光量の変化によって切刃の欠け又は磨耗を検出するブレード検出機構が配設されている。ブレード検出機構が切刃の欠け又は磨耗を検出した場合には、切削ブレードを適宜交換できるように構成されている。
切削によって発生する切削屑が発光部及び受光部の端面に付着して適切に切刃の欠け又は磨耗を検出できないことがあるため、従来は切削ブレードを交換する際に発光部及び受光部の端面を、例えば実用新案登録公報第2511370号に開示されたようなクリーナ治具により洗浄している。
また、特開2007−105861号公報に開示されたような切削ブレードを自動的に交換する交換装置を有する切削装置においては、発光部及び受光部の洗浄のタイミングをオペレータに適切に知らせる必要がある。
実用新案登録公報第2511370号 特開2007−105861号公報
しかし、従来のように切削ブレードを交換する度に発光部及び受光部の端面の洗浄を行うと、洗浄には数分の時間を要するため、切削ブレードを交換するたびに発光部及び受光部の洗浄を行うのは非常に煩わしいばかりでなく、生産性の低下を招くという問題がある。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ブレード検出機構を構成する発光部及び受光部の端面を適切なタイミングで洗浄可能な切削装置を提供することである。
本発明によると、被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を切削する切刃を外周に備えた切削ブレードが回転可能に装着された切削手段と、該切削ブレードの切刃の欠けを少なくとも検出する切削ブレード検出機構とを備えた切削装置であって、前記切削ブレード検出機構は、発光部と、該発光部から出射される光を受光する受光部と、該発光部の出射端面と該受光部の受光端面とを前記切削ブレードの切刃を挟むように支持する支持手段と、前記発光部の出射端面と前記受光部の受光端面とを前記切削ブレードの切刃を検出する検出位置と退避位置との間で移動する移動手段と、前記発光部の出射端面及び前記受光部の受光端面が退避位置に移動された際、前記発光部が出射した光を前記受光部が受光し、光量を記憶する受光量記憶手段とを含み、該受光量記憶手段は、前記発光部の出射端面と前記受光部の受光端面とが清掃状態にあるとき該発光部が出射した光を該受光部が100%受光した際の光量を記憶する第1の記憶部と、該発光部の出射端面と該受光部の受光端面とが汚染状態にあるとき該発光部が出射した光を該受光部が受光した際の光量を記憶する第2の記憶部と、前記第1の記憶部に記憶されている光量と前記第2の記憶部に記憶された光量との光量比を算出する光量比算出部と、前記切削ブレードの切刃の検出が可能な光量比の許容値を記憶する許容値記憶部と、前記光量比算出部で算出された光量比が該許容値記憶部に記憶された光量比を下回った際、該発光部の出射端面と該受光部の受光端面の洗浄をオペレータに知らせる洗浄報知部とから構成されることを特徴とする切削装置が提供される。
本発明によると、切削ブレード検出機構を構成する発光部と受光部の端面が切削屑によって汚染され、切削ブレードの切刃を検出できる許容値を下回った際に、オペレータに発光部と受光部の端面の洗浄を知らせるように構成したので、切削ブレードを交換するたびに発光部及び受光部の端面の洗浄を行う必要がないため、洗浄に伴う煩わしさが解消されるとともに、生産性の向上を図ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1はウエーハをダイシングして個々のチップ(デバイス)に分割することのできる切削装置(ダイシング装置)2の外観を示している。
切削装置2の前面側には、オペレータが加工条件等の装置に対する指示を入力するための操作手段4が設けられている。装置上部には、オペレータに対する案内画面や後述する撮像手段によって撮像された画像が表示されるCRT等の表示手段6が設けられている。
図2に示すように、ダイシング対象のウエーハWの表面においては、第1のストリートS1と第2ストリートS2とが直交して形成されており、第1のストリートS1と第2のストリートS2とによって区画されて多数のデバイスDがウエーハW上に形成されている。
ウエーハWは粘着テープであるダイシングテープTに貼着され、ダイシングテープTの外周縁部は環状フレームFに貼着されている。これにより、ウエーハWはダイシングテープTを介してフレームFに支持された状態となり、図1に示したウエーハカセット8中にウエーハが複数枚(例えば25枚)収容される。ウエーハカセット8は上下動可能なカセットエレベータ9上に載置される。
ウエーハカセット8の後方には、ウエーハカセット8から切削前のウエーハWを搬出するとともに、切削後のウエーハをウエーハカセット8に搬入する搬出入手段10が配設されている。ウエーハカセット8と搬出入手段10との間には、搬出入対象のウエーハが一時的に載置される領域である仮置き領域12が設けられており、仮置き領域12には、ウエーハWを一定の位置に位置合わせする位置合わせ手段14が配設されている。
仮置き領域12の近傍には、ウエーハWと一体となったフレームFを吸着して搬送する旋回アームを有する搬送手段16が配設されており、仮置き領域12に搬出されたウエーハWは、搬送手段16により吸着されてチャックテーブル18上に搬送され、このチャックテーブル18に吸引されるとともに、複数の固定手段(クランプ)19によりフレームFが固定されることでチャックテーブル18上に保持される。
チャックテーブル18は、回転可能且つX軸方向に往復動可能に構成されており、チャックテーブル18のX軸方向の移動経路の上方には、ウエーハWの切削すべきストリートを検出するアライメント手段20が配設されている。
アライメント手段20は、ウエーハWの表面を撮像する撮像手段22を備えており、撮像により取得した画像に基づき、パターンマッチング等の処理によって切削すべきストリートを検出することができる。撮像手段22によって取得された画像は、表示手段6に表示される。
アライメント手段20の左側には、チャックテーブル18に保持されたウエーハWに対して切削加工を施す切削手段24が配設されている。切削手段24はアライメント手段20と一体的に構成されており、両者が連動してY軸方向及びZ軸方向に移動する。
切削手段24は、回転可能なスピンドル26の先端に切削ブレード28が装着されて構成され、Y軸方向及びZ軸方向に移動可能となっている。切削ブレード28は撮像手段22のX軸方向の延長線上に位置している。
図3を参照すると、切削手段24の分解斜視図が示されている。図4は切削手段24の斜視図である。25は切削手段24のスピンドルハウジングであり、スピンドルハウジング25中に図示しないサーボモータにより回転駆動されるスピンドル26が回転可能に収容されている。切削ブレード28は電鋳ブレードであり、ニッケル母材中にダイヤモンド砥粒が分散されてなる切刃28aを外周部に有している。
30は切削ブレード28をカバーするブレードカバーであり、切削ブレード28の側面に沿って延長する切削水ノズル32が取り付けられている。切削水が、パイプ34を介して切削水ノズル32に供給される。ブレードカバー30はねじ穴36,38を有している。
40は着脱カバーであり、ブレードカバー30に取り付けられた際、切削ブレード28の側面に沿って伸長する切削水ノズル42を有している。切削水は、パイプ44を介して切削水ノズル42に供給される。
ねじ48を着脱カバー40の丸穴46に挿通してブレードカバー30のねじ穴36に螺合することにより、着脱カバー40がブレードカバー30に固定される。これにより、図4に示すように切削ブレード28の概略上半分がブレードカバー30及び着脱カバー40により覆われる。
50はブレード検出ブロック(ブレード検出機構)であり、ねじ54によりブレードカバー30に取り付けられる。ブレード検出ブロック50には発光素子及び受光素子からなる図示しないブレードセンサが取り付けられており、このブレードセンサにより切削ブレード28の切刃28aの状態を検出する。
ブレードセンサにより切刃28aの欠けを検出した場合には、切削ブレード28を新たな切削ブレードに交換する。55はブレードセンサの位置を調整するための調整ねじである。切削ブレード28を交換する際には、着脱カバー40を図3に示すようにブレードカバー30から取り外し、後述する如く切削ブレード28を交換する。
このように構成された切削装置2において、ウエーハカセット8に収容されたウエーハWは、搬出入手段10によってフレームFが挟持され、搬出入手段10が装置後方(Y軸方向)に移動し、仮置き領域12においてその挟持が解除されることにより、仮置き領域12に載置される。そして、位置合わせ手段14が互いに接近する方向に移動することにより、ウエーハWが一定の位置に位置づけられる。
次いで、搬送手段16によってフレームFは吸着され、搬送手段16が旋回することによりフレームFと一体となったウエーハWがチャックテーブル18に搬送されてチャックテーブル18により保持される。そして、チャックテーブル18がX軸方向に移動してウエーハWはアライメント手段20の直下に位置づけられる。
アライメント手段20が切削すべきストリートを検出するアライメントの際のパターンマッチングに用いる画像は、切削前に予め取得しておく必要がある。そこで、ウエーハWがアライメント手段20の直下に位置づけられると、撮像手段22がウエーハWの表面を撮像し、撮像した画像を表示手段6に表示させる。
以下、撮像手段22によるアライメントの概要について説明する。切削装置2のオペレータは、操作手段4を操作することにより、撮像手段22で撮像し、表示手段6上に表示された画像をゆっくりと移動させながらパターンマッチングのターゲットとなるキーパターンを探索する。このキーパターンは、例えばデバイスD中の回路の特徴部分を利用する。
オペレータがキーパターンを決定すると、そのキーパターンを含む画像が切削装置2のアライメント手段20に備えたメモリに記憶される。また、そのキーパターンとストリートS1,S2の中心線との距離を座標値等によって求めその値もメモリに記憶させておく。
さらに、撮像画像を画面上でゆっくりと移動することにより、隣り合うストリートとストリートとの間隔(ストリートピッチ)を座標値等によって求め、ストリートピッチの値についてもアライメント手段20のメモリに記憶させておく。
ウエーハWのストリートに沿った切断の際には、記憶させたキーパターンの画像と実際に撮像手段22により撮像されて取得した画像とのパターンマッチングをアライメント手段20にて行う。このパターンマッチングは、X軸方向に伸長する同一ストリートS1に沿った互いに離間した少なくとも2点で実施する。
まず、A点で撮像した画像を画面上でゆっくりと移動させながら、記憶させたキーパターンと実際の画像のキーパターンとのパターンマッチングを行い、キーパターンがマッチングした状態で画面を固定する。
このようにA点での撮像画面からパターンマッチングを実施したら、チャックテーブル18をX軸方向に移動させてA点とX軸方向に相当離れたB点でのパターンマッチングを行う。
このとき、A点からB点まで一気に移動してパターンマッチングを行うのではなく、B点への移動途中の複数個所で必要に応じてパターンマッチングを実施してY軸方向のずれを補正すべくチャックテーブル18を僅かに回転させてθ補正を行って、最終的にB点でのパターンマッチングを実施することが好ましい。
A点及びB点でのパターンマッチングが完了すると、2つのキーパターンを結んだ直線はストリートS1と平行となったことになり、キーパターンとストリートS1の中心線との距離分だけ切削手段24をY軸方向に移動させることにより、切削しようとするストリートと切削ブレード28との位置合わせを行う。
切削しようとするストリートと切削ブレード28との位置合わせが行われた状態で、チャックテーブル18をX軸方向に移動させるとともに、切削ブレード28を高速回転させながら切削手段24を下降させると、位置合わせされたストリートが切削される。
切削ブレード28によるストリートの切削の際に、切削水供給ノズル32,42から切削水を切削ブレード28及びウエーハWに向かって噴出しながらストリートの切削を遂行する。切削ブレード28に切削水を噴出することにより切削ブレード28を冷却する。
メモリに記憶されたストリートピッチずつ切削手段24をY軸方向にインデックス送りにしながら切削を行うことにより、同方向のストリートS1が全て切削される。更に、チャックテーブル18を90°回転させてから、上記と同様の切削を行うと、ストリートS2も全て切削され、個々のデバイスDに分割される。
切削が終了したウエーハWはチャックテーブル18をX軸方向に移動してから、Y軸方向に移動可能な搬送手段25により把持されて洗浄装置27まで搬送される。洗浄装置27では、洗浄ノズルから水を噴射しながらウエーハWを低速回転(例えば300rpm)させることによりウエーハを洗浄する。
洗浄後、ウエーハWを高速回転(例えば3000rpm)させながらエアノズルからエアを噴出させてウエーハWを乾燥させた後、搬送手段16によりウエーハWを吸着して仮置き領域12に戻し、更に搬出入手段10によりウエーハカセット8の元の収納場所にウエーハWが戻される。
次に、図5を参照して、ブレード検出機構50の詳細について説明する。ブレード検出機構50は、発光部64と受光部74とから構成される。発光部64は、発光素子56と、発光素子56からの出射光を伝搬する光ファイバ58と、ブレード検出機構50の移動ブロック57に取り付けられ光ファイバ58の出射光を反射する直角プリズム60と、直角プリズム60に貼着されたサファイア等からなる透明保護プレート62から構成される。透明保護プレート62が発光部64の出射端面を構成する。
また、受光部74は、移動ブロック57に取り付けられた直角プリズム68と、直角プリズム68に貼着されたサファイア等からなる透明保護プレート66と、光ファイバ70と、光ファイバ70に接続された受光素子72とから構成される。透明保護プレート66が受光部74の受光端面を構成する。
図5に示す状態は、発光部64の出射端面62と受光部74の受光端面66が切削ブレード28の切刃28aを挟んで対峙するように検出位置に位置付けられた状態を示している。
調整ねじ55を回転することにより移動ブロック57を上昇させ、発光部64の出射端面62及び受光部74の受光端面66を図6に示す退避位置に移動することができる。すなわち、ブレード検出機構50の発光部64の出射端面62と受光部74の受光端面66は、図5に示す検出位置と図6に示す退避位置との間で移動可能である。
発光素子56としては、例えば発光ダイオード(LED)又はレーザーダイオード(LD)等が使用可能である。また、受光素子72としては、フォトダイオード(PD)等が使用可能である。
切刃28aの欠け又は磨耗を検出した場合には、調整ねじ55を回転して発光部64の出射端面62及び受光部74の受光端面66を図6に示す退避位置に移動させ、着脱カバー40及びブレード検出機構50を図3に示すようにブレードカバー30から取り外し、この状態で切削ブレード28を交換する。
図6に示す出射端面62及び受光端面66の退避位置において、出射端面(透明保護プレート)62及び受光端面(透明保護プレート)66が全く汚染されていない状態で、発光素子56を発光させ、受光素子72により発光素子56が出射した光の100%を受光させる。受光素子72で受光した光の光量が電流値に変換され、この電流値が第1の記憶部76に記憶される。
退避位置での光量検出が終了したならば、調整ねじ55を調整することにより出射端面62及び受光端面66を図5に示す切削ブレード28の切刃28aを挟んだ検出位置に位置付ける。この状態で、半導体ウエーハWの切削ブレード28による切削を実行する。
切削を継続してブレード検出機構50が切刃28aの磨耗又は欠けを検出した場合には、切削ブレード28を新たな切削ブレードに交換する。切削ブレード28の交換時には、出射端面62及び受光端面66を退避位置に移動させる必要があるが、この退避位置で発光素子56を発光させて受光素子72で発光素子56が出射した光を受光させる。このときの光量を受光素子72で電流値に変換して第2の記憶部66に記憶する。
光量比算出部80は、第1の記憶部76に記憶されている光量と第2の記憶部78に記憶されている光量との光量比を算出する。許容値記憶部82には、切削ブレード28の切刃28aの欠け又は磨耗が検出可能な光量比の許容値を予め記憶させておく。許容値記憶部82に記憶されている光量の許容値は、例えば第1の記憶部76に記憶されている光量の75%である。
光量比算出部80で算出された光量比を許容値記憶部82に記憶されている光量の記憶値と比較部84で比較する。光量比算出部80で算出された光量比が許容値を下回った場合には、洗浄報知部86が出射端面62及び受光端面66の洗浄をアラーム又はモニター表示等によりオペレータに知らせるようにする。
アラーム又はモニター等の報知により、オペレータは出射端面62及び受光端面66の洗浄の必要性を認識できるため、出射端面62及び受光端面66の洗浄を実行する。洗浄実行後、受光素子72が受光する光量は出射端面62及び受光端面66が全く汚染されていない新品時の100%に戻ることはないが、例えば98%程度までには回復する。尚、出射端面62及び受光端面66を洗浄しても受光量が充分回復しない場合は、ブレード検出機構50を新たなブレード検出機構と交換することが好ましい。
切削を続行して、光量比算出部80で算出される光量比が許容値記憶部82に記憶されている、例えば、75%まで低下するには、通常切削ブレード28を15枚〜20枚交換した後である。本実施形態では、切削ブレード28を交換する毎に出射端面62及び受光端面66の清掃は行わずに、発光素子56を光らせて受光素子72で受光する光量を検出する。
この光量が許容値を下回った場合に初めて、出射端面62及び受光端面66の清掃を実行する。その結果、切削ブレード28を交換する度に出射端面62及び受光端面66を洗浄する必要がないため、洗浄に伴う煩わしさが解消されるとともに、洗浄に費やす時間が短縮化されるため、生産性の向上を図ることができる。
望ましい実施形態においては、受光素子72による受光量の検出は切削ブレード28交換時に行っているが、本発明はこれに限定されるものではなく、必要に応じて切削を中止して出射端面62及び受光端面66を退避位置に退避させ、受光素子72が受光する光量の検出を行うようにしても良い。
上述した実施形態では、発光素子56及び受光素子72をそれぞれ光ファイバ58,70に接続して、出射端面62及び受光端面66を切削ブレード28の切刃28aを挟んで対峙させるように構成したが、発光素子及び受光素子の取り付けスペースを十分確保できる場合には、発光素子及び受光素子を直接移動ブロック57に取り付けて、切削ブレード28の切刃28aを挟んで対峙させるように構成しても良い。
本発明実施形態の切削装置の外観斜視図である。 フレームと一体化されたウエーハを示す斜視図である。 切削手段の分解斜視図である。 切削手段の斜視図である。 検出位置に位置付けられたブレード検出機構を示す図である。 ブレード検出機構が退避位置に位置付けられた本発明実施形態のブロック図である。
符号の説明
2 切削装置
18 チャックテーブル
24 切削手段
26 スピンドル
28 切削ブレード
28a 切刃
30 ブレードカバー
50 ブレード検出機構(ブレード検出ブロック)
55 調整ねじ
56 発光素子
62 出射端面(透明保護プレート)
66 受光端面(透明保護プレート)
72 受光素子

Claims (1)

  1. 被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を切削する切刃を外周に備えた切削ブレードが回転可能に装着された切削手段と、該切削ブレードの切刃の欠けを少なくとも検出する切削ブレード検出機構とを備えた切削装置であって、
    前記切削ブレード検出機構は、発光部と、該発光部から出射される光を受光する受光部と、該発光部の出射端面と該受光部の受光端面とを前記切削ブレードの切刃を挟むように支持する支持手段と、前記発光部の出射端面と前記受光部の受光端面とを前記切削ブレードの切刃を検出する検出位置と退避位置との間で移動する移動手段と、前記発光部の出射端面及び前記受光部の受光端面が退避位置に移動された際、前記発光部が出射した光を前記受光部が受光し、光量を記憶する受光量記憶手段とを含み、
    該受光量記憶手段は、前記発光部の出射端面と前記受光部の受光端面とが清掃状態にあるとき該発光部が出射した光を該受光部が100%受光した際の光量を記憶する第1の記憶部と、該発光部の出射端面と該受光部の受光端面とが汚染状態にあるとき該発光部が出射した光を該受光部が受光した際の光量を記憶する第2の記憶部と、前記第1の記憶部に記憶されている光量と前記第2の記憶部に記憶された光量との光量比を算出する光量比算出部と、前記切削ブレードの切刃の検出が可能な光量比の許容値を記憶する許容値記憶部と、前記光量比算出部で算出された光量比が該許容値記憶部に記憶された光量比を下回った際、該発光部の出射端面と該受光部の受光端面の洗浄をオペレータに知らせる洗浄報知部とから構成されることを特徴とする切削装置。
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