JP2008074384A - 自動車用空調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ケース内部で冷風通路からの空気と温風通路からの空気との混合をより促進させて、吹出口毎の空気温度の差を小さくすることが可能な空調装置を得る。
【解決手段】隔壁11bを有し、少なくとも、当該隔壁11bが空気通路内で合流域Jから下流側への空気の通流を遮る状態まで進出した進出位置11Aと当該隔壁11bが進出位置11Aから退出した退出位置11Bとの間で移動可能なフットドア11を設け、フットドア11が進出位置11Aにある状態で、空気通路内に、当該隔壁11bによって合流域Jから下流側への空気の通流を遮ることで合流域Jに流れ込んだ冷風通路8からの空気と温風通路9からの空気との混合を促進させる混合領域20が形成され、当該混合領域20を経由して各排出通路系12,13,16に空気が流れるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車用空調装置に関する。
従来の自動車用空調装置として、ケース内部に、エバポレータを経由する冷風通路と、ヒータコアを経由する温風通路と、各吹出口(デフ吹出口、ベント吹出口、フット吹出口)に連通する複数の排出通路系と、を含む空気通路が形成されるとともに、冷風通路および温風通路が合流する合流域を経由して各排出通路に空気が流れるように構成されたものが知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1の空調装置では、合流域の下流側にフットドアが設けられており、このフットドアを半分開放することで、フット吹出口側とデフ若しくはベント吹出口側との双方に空気を分配できるようになっている。
特開2001−113931号公報
しかしながら、上記従来技術のように、フットドアを半分開放することで複数の排出通路に空気を分配する方式では、冷風通路からの空気と温風通路からの空気とが合流域で十分に混合されず、一つの排出通路(例えば、デフ吹出口若しくはベント吹出口に連通する排出通路)には、比較的冷たい空気が流れ込み、他の排出通路(例えば、フット吹出口に連通する排出通路)には、比較的暖かい空気が流れ込む等して、吹出口毎に空気の温度に差が生じて、所望の空調制御ができなくなってしまう場合があった。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、ケース内部で冷風通路からの空気と温風通路からの空気との混合をより促進させて、吹出口毎の空気温度の差を小さくすることができる自動車用空調装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、ケース内部に、エバポレータを経由する冷風通路と、ヒータコアを経由する温風通路と、各吹出口に連通する複数の排出通路系と、を含む空気通路が形成されるとともに、冷風通路および温風通路が合流する合流域を経由して各排出通路系に空気が流れるように構成された自動車用空調装置において、
隔壁を有し、少なくとも、当該隔壁が前記空気通路内で前記合流域から下流側への空気の通流を遮る状態まで進出した進出位置と当該隔壁が進出位置から退出した退出位置との間で移動可能なドアを設け、
前記ドアが前記進出位置にある状態で、前記空気通路内に、当該隔壁によって前記合流域から下流側への空気の通流を遮ることで合流域に流れ込んだ冷風通路からの空気と温風通路からの空気との混合を促進させる混合領域が形成され、当該混合領域を経由して各排出通路系に空気が流れるようにしたことを特徴とする。
よって、本発明の自動車用空調装置にあっては、ケース内部の空気通路において、エバポレータを経由する冷風通路からの冷風と、ヒータコアを経由する温風通路からの温風が合流域にて合流し、合流域を経由して各排出通路系に温度が調整された空気が流れ、各排出通路系に連通する各吹出口から車室内に吹き出される。
この空気の通流時、ドアが進出位置にある場合、ドアの隔壁によって合流域から下流側への空気の通流が遮られることで、合流域に流れ込んだ冷風通路からの空気(冷風)と温風通路からの空気(温風)との混合が促進させられる。
このように、進出位置にあるドアの隔壁により混合領域が形成され、混合領域により冷風と温風の混合を促進させることで、混合領域を経由して空気が流れる各排出通路系への空気温度の差が小さく抑えられ、この結果、各吹出口に連通する吹出口毎の空気温度の差を小さくすることができる。
以下、本発明の自動車用空調装置を実現する最良の形態を、図面に示す実施例1及び実施例2に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
図1は実施例1の自動車用空調装置においてベント吹出口とフット吹出口の双方から空気を吹き出すバイレベルモードを示す縦断側面図である。図2は実施例1の自動車用空調装置においてデフ吹出口とフット吹出口の双方から空気を吹き出すデフ・フットモードを示す縦断側面図である。図3は実施例1の自動車用空調装置においてベント吹出口のみから空気を吹き出すベントモードを示す縦断側面図である。図4は実施例1の自動車用空調装置においてデフ吹出口のみから空気を吹き出すデフモードを示す縦断側面図である。図5は実施例1の自動車用空調装置におけるフットドアを示す斜視図である。
実施例1にかかる自動車用空調装置1Aでは、合成樹脂等からなるケース2内を内壁2a等で適宜に区画することで空気通路が形成されており、当該空気通路の上流位置に設けた送風部品(ブロワ3,導入通路4)や空気通路の途中に設けた機能部品(フィルタ5,エバポレータ6,ヒータコア10等)やスライドドア7によって空気の清浄度や温度等の性状を調整する。そして、当該調整した空気の吹出口(吹出モード)を、ベントドア14,デフドア15,フットドア11の開閉位置によって変更できるようになっている。
前記ブロワ3から排出された空気は、導入通路4に設けられたフィルタ5を経由することで清浄化される。また、フィルタ5の後段(下流側)には、冷凍サイクルの一部を成すエバポレータ6が設けられており、空気を冷却できるようになっている。前記エバポレータ6の後段には、ヒータコア10が介在する温風通路9と、当該ヒータコア10が介在しない冷風通路8とが並行して設けられている。
前記冷風通路8および前記温風通路9への空気の配分比率は、エバポレータ6の後段に設けたスライドドア7の位置によって可変に設定することができる。すなわち、実施例1の場合、スライドドア7が最も上方位置にあるときには、空気は冷風通路8には流れず、温風通路9のみを流れることになる。スライドドア7が最も下方位置にあるときには、空気は温風通路9には流れず、冷風通路8のみを流れることになる。スライドドア7が図1〜4に示すように中途位置にあるときには、その位置に応じて冷風通路8と温風通路9とを流れる空気の比率が定まることになる。
そして、図1〜4に示すように、スライドドア7が中途位置にあるときには、温風通路9を通過した空気と冷風通路8を通過した空気とが、合流域Jで合流するようになっている。この合流域Jで合流した後、空気は、各排出通路12,13および排出口16に分配され、それぞれ対応する吹出口(デフ吹出口(DEF)、ベント吹出口(VENT)、フット吹出口(F−FOOT[フロント側],R−FOOT[リヤ側])から吹き出される。これら排出通路12,13および排出口16への分配、ならびに吹出口の選択は、ベントドア14,デフドア15,フットドア11によって制御される。この制御については後述する。
ここで、実施例1では、合流域Jの下流側を遮る進出位置11A(図1,図2)と、当該進出位置11Aから退出した退出位置11B(図3,図4)と、の間で移動可能なフットドア11(ドア)が設けられている。このフットドア11は、実施例1では、ケース2に回動可能に枢支される軸11aを中心として回動する回動式のロータリドアとして構成されている。
具体的には、図5に示すように、相互に平行な一対の略扇形の側壁11c,11cと、当該一対の側壁11c,11cの外周縁間を繋ぐ一定のアーチ状断面を有する曲面状(円弧面状)の隔壁11bと、側壁11cの略扇型の要となる位置から相互に反対方向に突出する一対の軸11a(一方は図示せず)とを備えている。
また、側壁11cの側縁および隔壁11bの側縁には、相互に繋げられて略コの字形状を呈するフランジフレーム11dが形成されるとともに、当該フランジフレーム11dにはシール部材17,18が固着されている。退出位置11Bでは、このシール部材17,18の表面17a,18aがケース2の内壁2aと内側フランジ部2bの表面に当接して、当該当接部分でシールが確保されるようになっている(図3,図4)。進出位置11Aでは、このシール部材17の表面17bがケース2の内壁2aの表面に当接して、当該当接部分でシールが確保されるようになっている(図1,図2)。
次に、作用を説明する。
[フットドアが進出位置にあるとき]
実施例1の自動車用空調装置1Aでは、フットドア11が進出位置11Aにある図1及び図2に示す状態では、その隔壁11bによって合流域Jから下流側への空気の通流を遮る(堰き止める)ことで、合流域Jに流れ込んだ冷風通路8からの空気と温風通路9からの空気との混合を促進させる混合領域20が形成される。
すなわち、フットドア11が進出位置11Aに無い場合(退出位置11Bにある場合)に比べて、空気の流速が下がるとともに、流れの向きが大きく変化することで剥離や渦、乱れ等が生じ、さらには、吹出口までの経路が長くなる。このため、混合領域20において、合流域Jに流れ込んだ冷風通路8からの冷たい空気と温風通路9からの暖かい空気との混合が促進されるのである。このように隔壁11bが進出位置11Aに進出した状態は、合流域Jの下流側(排出通路12,13、排出口16側)に対しては、空気流が隔壁11bに沿って迂曲する迂回経路(20→12、20→13、20→16)が形成された状態であるということができる。
また、実施例1では、フットドア11は、進出位置11Aにある隔壁11bの縦断側面形状を、下流側(実施例1では排出通路12側;図1,2では上側)に膨出するアーチ状(略円弧状)としている。このため、当該隔壁11bの内面に沿って流れた空気が混合領域20上流側に戻りやすくなり、旋回流や渦が生じやすくなって、より一層混合が促進されるという効果が得られる。なお、断面のアーチあるいは円弧の中心は軸11aの中心(回動中心)と一致させる必要はない。
また、実施例1では、冷風通路8とデフ吹出口(DEF)またはベント吹出口(VENT)とが比較的近接して配置されている。このため、当該冷風通路8とデフ吹出口(DEF)、ベント吹出口(VENT)との間に隔壁11bが介在するように進出位置11Aを設定することで、冷風通路8からの冷風が温風通路9からの温風と混合されずに直接的にデフ吹出口(DEF)またはベント吹出口(VENT)に流れ込む流量を効果的に抑制することができる。この結果、デフ吹出口(DEF)またはベント吹出口(VENT)と、フット吹出口(F−FOOT,R−FOOT)との間で吹出空気の温度差が大きくなるのを効果的に抑制することができる。
そして、かかる効果は、図1および図2に示すように、フットドア11の隔壁11bの移動方向側の一端縁(シール部材17の表面17b)をケース2の内壁2aに当接させ、当該内壁2aに沿って混合領域20からバイパスして下流側に抜ける空気流を遮断している。すなわち、デフ吹出口(DEF)またはベント吹出口(VENT)に近い側の内壁2aに対しては空気流を遮断し、当該デフ吹出口(DEF)またはベント吹出口(VENT)から遠い側の排出通路13に空気流を迂曲させることで、最も効果が得られることは、容易に理解できよう。
図1に示すバイレベルモードの選択状態では、軸14aを中心としてケース2に回動可能に支持されるベントドア14がデフ吹出口(DEF)側を塞ぐ位置14Aにあるため、混合領域20から、隔壁11bの移動方向端縁の外側を抜けて(迂回して)排出通路12に流出した空気は、ベント吹出口(VENT)から吹き出される。同時に、混合領域20からは、排出口16および排出通路13にも空気が流出するため、フロント側のフット吹出口(F−FOOT)ならびにリヤ側のフット吹出口(R−FOOT)からも空気が吹き出すことになる。
一方、図2に示すデフ/フットモードの選択状態では、ベントドア14がベント吹出口(VENT)側を塞ぐ位置14Bにあるとともに、軸15aを中心としてケース2に回動可能に支持されるデフドア15が開放状態15Aにあるため、混合領域20から、隔壁11bの移動方向端縁の外側を抜けて(迂回して)排出通路12に流出した空気は、デフ吹出口(DEF)から吹き出される。同時に、混合領域20からは、排出口16および排出通路13にも空気が流出するため、フロント側のフット吹出口(F−FOOT)ならびにリヤ側のフット吹出口(R−FOOT)からも空気が吹き出すことになる。
なお、上記進出位置11Aの配置は、空気が隔壁11bに当たって、フット吹出口(F−FOOT,R−FOOT)側に迂曲することになるため、当該フット吹出口のみから空気を吹き出すフットモードの選択時においても有効である。
[ドアが退出位置にあるとき]
一方、フットドア11の退出位置11B(図3,図4)は、隔壁11bによる空気の遮り(堰き止め)が無くなる位置であって、進出位置11Aにある場合に比べて、合流域Jから下流側(実施例1の場合は排出通路12側)に流れる空気に対して隔壁11bによる通流抵抗が小さくなる位置として設定される。換言すれば、フットドア11が退出位置11Bにあるときの隔壁11bによる通流抵抗は、進出位置11Aにあるときの隔壁11bによる通流抵抗に比べて小さくなる。
また、実施例1では、フットドア11が退出位置11Bにあるときは、隔壁11b、側壁11c、およびフランジフレーム11dによって排出通路13ならびに排出口16を塞ぐようにしている。具体的には、シール部材18(図5)の表面18aがケース2の内壁2aから突出する内側フランジ部2bに当接してこの部分をシールする。同時に、軸11aの周方向他端側ではシール部材17(図5)の表面17aがケース2の内壁2aに当接してこの部分をシールする。両シールにより、排出通路13および排出口16を、上流側(冷風通路8および温風通路9)と隔絶するように構成されている。
したがって、これら排出通路13および排出口16を塞ぐドアを別途設けた場合に比べて部品点数を減らして、装置構成の小型化や製造コストの抑制を図ることができる。
なお、実施例1では、フットドア11の進出方向手前側(図1〜4では下側)の周方向端部における隔壁11b(周方向端縁のフランジフレーム11d)の軸11aからの距離を、進出方向先側(図1〜図4では上側)の周方向端部における隔壁11b(周方向端縁のフランジフレーム11d)の軸11aからの距離より短く設定することで、進出位置11Aにおいて、迂回経路(20→12)を成す隔壁11bと内側フランジ部2bとの隙間がより確実に得られるようにしてある。ちなみに、実施例1では、隔壁11bの軸11aからの距離(半径)を周方向に徐々に変化させているが、かかる構成は必須では無い。
ここで、図3および図4に示すように、フットドア11が退出位置11Bにある状態では、進出位置11Aにあるフットドア11の隔壁11bによって形成される混合領域20は無くなる。しかし、実施例1のように、フットドア11が退出位置11Bにあるときには、複数の排出通路12,13(および排出口16)に空気を流すのではなく、そのうちいずれか一つ(実施例1では排出通路12)に選択的に空気を流すようにする場合においては、複数の排出通路12,13(および排出口16)にそれぞれ連通する吹出口間(例えば、VENTとFOOT)での温度差を考慮する必要は無く、問題は生じない。
また、当該選択された一つの排出通路系(実施例1では排出通路12)に複数の吹出口(DEF,VENT)が繋がる場合にも、実施例1のように、合流域Jからそれら吹出口(DEF,VENT)への分岐点に至るまでの距離を適宜に確保できれば、その間に空気が混合されることになるため、それら吹出口(DEF,VENT)間での温度差を抑制することが可能となる。
図3に示すベントモードの選択状態では、ベントドア14がデフ吹出口(DEF)側を塞ぐ位置14Aにあるため、ベント吹出口(VENT)からのみ空気が吹き出される。
一方、図4に示すデフモードの選択状態では、ベントドア14がベント吹出口(VENT)側を塞ぐ位置14Bにあるとともに、デフドア15が開放状態15Aにあるため、デフ吹出口(DEF)からのみ空気が吹き出される。
次に、効果を説明する。
実施例1の自動車用空調装置1Aにあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1) ケース2内部に、エバポレータ6を経由する冷風通路8と、ヒータコア10を経由する温風通路9と、各吹出口に連通する複数の排出通路系12,13,16と、を含む空気通路が形成されるとともに、冷風通路8および温風通路9が合流する合流域Jを経由して各排出通路系12,13,16に空気が流れるように構成された自動車用空調装置において、隔壁11bを有し、少なくとも、当該隔壁11bが前記空気通路内で前記合流域Jから下流側への空気の通流を遮る状態まで進出した進出位置11Aと当該隔壁11bが進出位置11Aから退出した退出位置11Bとの間で移動可能なフットドア11を設け、前記フットドア11が前記進出位置11Aにある状態で、前記空気通路内に、当該隔壁11bによって前記合流域Jから下流側への空気の通流を遮ることで合流域Jに流れ込んだ冷風通路8からの空気と温風通路9からの空気との混合を促進させる混合領域20が形成され、当該混合領域20を経由して各排出通路系12,13,16に空気が流れるようにした。
したがって、空気通路内の合流域Jの下流側に隔壁11bを進出させて混合領域20を形成し、当該混合領域20で冷風通路8からの冷たい空気と温風通路9からの暖かい空気との混合を促進させることができるので、各吹出口(DEF,VENT,F−FOOT,R−FOOT)から吹き出す空気の温度差を小さくすることができる。
(2) 前記フットドア11が前記退出位置11Bにある状態で、少なくとも一つの排出通路13を塞ぐようにした。
したがって、フットドア11によって少なくとも一つの排出通路13(および排出口16)を塞ぐことができるので、当該排出通路13(および排出口16)を開閉するためのドアを別途設けた場合に比べて部品点数を減らして構成を簡素化することができる。
(3) ケース2内部に、エバポレータ6を経由する冷風通路8と、ヒータコア10を経由する温風通路9と、各吹出口に連通する複数の排出通路系12,13,16と、を含む空気通路が形成されるとともに、冷風通路8および温風通路9が合流する合流域Jを経由して各排出通路系12,13,16に空気が流れるように構成された自動車用空調装置において、隔壁11bを有し、少なくとも、当該隔壁11bが前記空気通路内で前記合流域Jから下流側への空気の通流を遮る状態まで進出した進出位置11Aと当該隔壁11bが進出位置11Aから退出した退出位置11Bとの間で移動可能なフットドア11を設け、前記フットドア11が前記進出位置11Aにある状態で、前記空気通路内に、合流域Jより下流側に向けて空気が当該隔壁11bに沿って迂曲して流れる迂回経路(20→12、20→13、20→16)が形成され、当該迂回経路(20→12、20→13、20→16)を経由して各排出通路系12,13,16に空気が流れるようにした。
したがって、空気通路内の合流域Jの下流側に隔壁11bを進出させて当該隔壁11bに沿って空気が迂曲する迂回経路(20→12、20→13、20→16)を形成し、当該迂回経路(20→12、20→13、20→16)を流下する間に冷風通路8からの冷たい空気と温風通路9からの暖かい空気との混合を促進させることができるので、各吹出口(DEF,VENT,F−FOOT,R−FOOT)から吹き出す空気の温度差を小さくすることができる。
(4) 前記フットドア11は、相互に平行な一対の略扇形の側壁11c,11cと、当該一対の側壁11c,11cの外周縁間を繋ぐ隔壁11bと、側壁11c,11cの略扇形の要となる位置に設定した軸11aを備え、ケース2に回動可能に枢支される前記軸11aを中心として回動する回動式のロータリドアとして構成され、前記ドア11は、進出方向手前側の周方向端部における隔壁11bの軸11aからの距離を、進出方向先側の周方向端部における隔壁11bの軸11aからの距離より短く設定した。
したがって、フットドア11の進出位置11Aにおいて、迂回経路(20→12)を成す隔壁11bと内側フランジ部2bとの隙間を確実に得ることができる。
実施例2は、エアミックスドアを2ドア構造とし、かつ、混合領域や迂回経路を形成するフットドアとして回転角度が大きくとれるロータリドアを採用した例である。
まず、構成を説明する。
図6は実施例2の自動車用空調装置においてベント吹出口とフット吹出口の双方から空気を吹き出すバイレベルモードを示す縦断側面図である。図7は実施例2の自動車用空調装置においてデフ吹出口とフット吹出口の双方から空気を吹き出すデフ・フットモードを示す縦断側面図である。図8は実施例2の自動車用空調装置においてサイドベント吹出口とフット吹出口の双方から空気を吹き出すフットモードを示す縦断側面図である。図9は実施例2の自動車用空調装置においてベント吹出口のみから空気を吹き出すベントモードを示す縦断側面図である。図10は実施例2の自動車用空調装置においてデフ吹出口のみから空気を吹き出すデフモードを示す縦断側面図である。
図11は実施例2の自動車用空調装置におけるフットドアを示す斜視図である。図12は実施例2の自動車用空調装置におけるフットドアを示す側面図である。図13は実施例2の自動車用空調装置におけるフットドアを示す正面図である。
実施例2にかかる自動車用空調装置1Bでは、合成樹脂等からなるケース22内を内壁22a等で適宜に区画することで空気通路が形成されており、当該空気通路の上流位置に設けた送風部品(ブロワ23,導入通路24)や空気通路の途中に設けた機能部品(フィルタ25,エバポレータ26,ヒータコア30等)や第1エアミックスドア71及び第2エアミックスドア72によって空気の清浄度や温度等の性状を調整する。そして、当該調整した空気の吹出口(吹出モード)を、センターベントドア341,サイドベントドア342,デフドア35,フットドア31の開閉位置によって変更できるようになっている。
前記ブロワ23から排出された空気は、導入通路24に設けられたフィルタ25を経由することで清浄化される。また、フィルタ25の後段(下流側)には、冷凍サイクルの一部を成すエバポレータ26が設けられており、空気を冷却できるようになっている。前記エバポレータ26の後段下側には、ヒータコア30が介在する温風通路29が設けられ、エバポレータ26の後段上側には、当該ヒータコア30が介在しない冷風通路28が設けられている。
前記冷風通路28および前記温風通路29への空気の配分比率は、エバポレータ26の後段に設けた第1エアミックドア71及び第2エアミックスドア72の位置によって可変に設定することができる。すなわち、実施例2の場合、図7に示すように、第1エアミックドア71が閉の位置で第2エアミックスドア72が開の位置にあるときには、空気は冷風通路28には流れず、温風通路29のみを流れることになる。逆に、図9に示すように、第1エアミックドア71が開の位置で第2エアミックスドア72が閉の位置にあるときには、空気は温風通路29には流れず、冷風通路28のみを流れることになる。
そして、第1エアミックドア71が図6に示すように中途位置にあるときには、温風通路29を通過した空気と冷風通路28を通過した空気とが合流し、この合流域Jと一致する混合領域40で冷風と温風の混合が促進されるようになっている。この混合領域40で冷風と温風が混合した後、空気は、各排出通路32,33および排出口161,162に分配され、それぞれ対応する吹出口(デフ吹出口(DEF)、ベント吹出口ベント吹出口(C−VENT[センター側],S−VENT[サイド側])、フット吹出口(F−FOOT[フロント側],R−FOOT[リヤ側])から吹き出される。これら排出通路32,33および排出口161,162への分配、ならびに吹出口の選択は、ベントドア341,342,デフドア35,フットドア31によって制御される。この制御については後述する。
ここで、実施例2では、合流域Jの下流側を遮る進出位置31A(図6,図7,図8)と、当該進出位置31Aから退出した退出位置31B(図9,図10)と、の間で移動可能なフットドア31(ドア)が設けられている。このフットドア31は、実施例2では、ケース22に回動可能に枢支される軸31aを中心として回動する回動式のロータリドアとして構成されている。
具体的には、図11に示すように、相互に平行な一対の略扇形の側壁31c,31cと、当該一対の側壁31c,31cの外周縁間を繋ぐ隔壁31bと、側壁31cの略扇型の要となる位置から相互に反対方向に突出する一対の軸31aとを備えている。
また、側壁31cの側縁および隔壁31bの側縁には、略コの字形状を呈するフランジフレーム31d,31fが形成されるとともに、当該フランジフレーム31dにはシール部材37が固着され、フランジフレーム31fにはシール部材38,39が固着されている。退出位置31Bでは、このシール部材37,38の表面37a,38aがケース22の内壁22aと内側フランジ部22bの表面に当接して、当該当接部分でシールが確保されるようになっている(図9,図10)。進出位置31Aでは、このシール部材39の表面39aがケース22の内壁22aの表面に当接して、当該当接部分でシールが確保されるようになっている(図6,図7,図8)。
次に、作用を説明する。
[フットドアが進出位置にあるとき]
実施例2の自動車用空調装置1Bでは、フットドア31が進出位置31Aにある図6に示す状態では、その隔壁31bによって合流域Jから下流側への空気の通流を遮る(堰き止める)ことで、合流域Jに流れ込んだ冷風通路28からの空気と温風通路29からの空気との混合を促進させる混合領域40が形成される。
すなわち、フットドア31が進出位置31Aに無い場合(退出位置31Bにある場合)に比べて、空気の流速が下がるとともに、流れの向きが大きく変化することで剥離や渦、乱れ等が生じ、さらには、吹出口までの経路が長くなる。このため、混合領域40において、合流域Jに流れ込んだ冷風通路28からの冷たい空気と温風通路29からの暖かい空気との混合が促進されるのである。このように隔壁31bが進出位置31Aに進出した状態は、合流域Jの下流側(排出通路32,33、排出口161,162側)に対しては、空気流が隔壁31bに沿って迂曲する迂回経路(40→32、40→33、40→161、40→162)が形成された状態であるということができる。
また、実施例2では、冷風通路28とデフ吹出口(DEF)またはベント吹出口(C−VENT、S−VENT)とが比較的近接して配置されている。このため、当該冷風通路28とデフ吹出口(DEF)、ベント吹出口(C−VENT、S−VENT)との間に隔壁31bが介在するように進出位置31Aを設定することで、冷風通路28からの冷風が温風通路29からの温風と混合されずに直接的にデフ吹出口(DEF)またはベント吹出口(C−VENT、S−VENT)に流れ込む流量を効果的に抑制することができる。この結果、デフ吹出口(DEF)またはベント吹出口(C−VENT、S−VENT)と、フット吹出口(F−FOOT,R−FOOT)との間で吹出空気の温度差が大きくなるのを効果的に抑制することができる。
そして、かかる効果は、図6に示すように、フットドア31の隔壁31bの移動方向側の一端縁(シール部材39の表面39a)をケース22の内壁22aに当接させ、当該内壁22aに沿って混合領域40からバイパスして下流側に抜ける空気流を遮断している。すなわち、デフ吹出口(DEF)またはベント吹出口(C−VENT、S−VENT)に近い側の隔壁22aに対しては空気流を遮断し、当該デフ吹出口(DEF)またはベント吹出口(C−VENT、S−VENT)から遠い側の排出通路33に空気流を迂曲させることで、最も効果が得られることは、容易に理解できよう。
図6に示すバイレベルモードの選択状態では、軸341aを中心としてケース22に回動可能に支持されるセンターベントドア341がセンターベント吹出口(C−VENT)側を開く位置341Aにあり、サイドベントドア342がサイドベント吹出口(S−VENT)側を開く位置342Aにあるため、混合領域40から、隔壁31bの移動方向端縁の外側を抜けて(迂回して)排出通路32に流出した空気は、サイドベント吹出口(S−VENT)およびセンターベント吹出口(C−VENT)から吹き出される。同時に、混合領域40からは、排出口161および排出通路33にも空気が流出するため、フロント側のフット吹出口(F−FOOT)ならびにリヤ側のフット吹出口(R−FOOT)からも空気が吹き出すことになる。
一方、図7に示すデフ/フットモードの選択状態では、センターベントドア341がセンターベント吹出口(C−VENT)側を塞ぐ位置341Bにあるとともに、軸35aを中心としてケース22に回動可能に支持されるデフドア35が開放状態35Aにあるため、混合領域40から、隔壁31bの移動方向端縁の外側を抜けて(迂回して)排出通路32に流出した空気は、デフ吹出口(DEF)から吹き出される。同時に、混合領域40からは、排出口161および排出通路33にも空気が流出するため、フロント側のフット吹出口(F−FOOT)ならびにリヤ側のフット吹出口(R−FOOT)からも空気が吹き出すことになる。なお、排出通路32に流出した空気の一部は、サイドベント吹出口(S−VENT)からも吹き出される。
図8に示すフットモードの選択状態では、センターベントドア341がセンターベント吹出口(C−VENT)側を塞ぐ位置341Bにあるとともに、軸35aを中心としてケース22に回動可能に支持されるデフドア35が閉鎖状態35Bにあるため、混合領域40からは、排出口161および排出通路33にも空気が流出し、フロント側のフット吹出口(F−FOOT)ならびにリヤ側のフット吹出口(R−FOOT)から空気が吹き出すことになる。なお、混合領域40から、隔壁31bの移動方向端縁の外側を抜けて(迂回して)排出通路32に流出した空気の一部は、サイドベント吹出口(S−VENT)からも吹き出される。
[ドアが退出位置にあるとき]
一方、フットドア31の退出位置31B(図9,図10)は、隔壁31bによる空気の遮り(堰き止め)が無くなる位置であって、進出位置31Aにある場合に比べて、合流域Jから下流側(実施例2の場合は排出通路32側)に流れる空気に対して隔壁31bによる通流抵抗が小さくなる位置として設定される。換言すれば、フットドア31が退出位置31Bにあるときの隔壁31bによる通流抵抗は、進出位置31Aにあるときの隔壁31bによる通流抵抗に比べて小さくなる。
また、実施例2では、フットドア31が退出位置31Bにあるときは、隔壁31b、側壁31c、およびフランジフレーム31d,31fによって排出通路33ならびに排出口161を塞ぐようにしている。具体的には、シール部材38(図11)の表面38aがケース22の内壁22aから突出する内側フランジ部22bに当接してこの部分をシールする。同時に、軸31aの周方向他端側ではシール部材37(図11)の表面37aがケース22の内壁22aに当接してこの部分をシールする。両シールにより、排出通路33および排出口161を、上流側(冷風通路28および温風通路29)と隔絶するように構成されている。
したがって、これら排出通路33および排出口161を塞ぐドアを別途設けた場合に比べて部品点数を減らして、装置構成の小型化や製造コストの抑制を図ることができる。
実施例2では、図12に示すように、フットドア31の進出方向手前側(図9,図10では下側)の周方向端部における隔壁31b(周方向端縁のフランジフレーム31d)の軸31aからのシール面距離L2を、進出方向先側(図9,図10では上側)の周方向端部における隔壁31b(周方向端縁のフランジフレーム31f)の軸31aからのシール面距離L1より短く設定している。つまり、軸31aから内側フランジ部22bまでのシール面距離L3とすると、L1>L3>L2の関係が成立する設定としている。
また、実施例2では、図13に示すように、フットドア31の進出方向手前側の周方向端部におけるシール面横幅W2を、フットドア31の進出方向先側の周方向端部におけるシール面横幅W1より短く設定している。つまり、隔壁31b部分の最大横幅をW3とすると、W1>W3>W2の関係が成立する設定としている。
したがって、フットドア31の回動角度θとして、図12に示すように、退出位置31Bに対し内側フランジ部22bを超える角度の進出位置31Aとすることができ、進出位置31Aにおいて、迂回経路(40→32)を成す隔壁31bと内側フランジ部22bとの隙間を十分に確保できるようにしてある。
ここで、図9および図10に示すように、フットドア31が退出位置31Bにある状態では、進出位置31Aにあるフットドア31の隔壁31bによって形成される混合領域40は無くなる。しかし、実施例2のように、フットドア31が退出位置31Bにあるときには、複数の排出通路32,33(および排出口161,162)に空気を流すのではなく、そのうちいずれか一つ(実施例2では排出通路32と排出口162)に選択的に空気を流すようにする場合においては、複数の排出通路32,33(および排出口161,162)にそれぞれ連通する吹出口間(例えば、VENTとFOOT)での温度差を考慮する必要は無く、問題は生じない。
また、当該選択された一つの排出通路系(実施例2では排出通路12)に複数の吹出口(DEF,C−VENT,S−VENT)が繋がる場合にも、実施例2のように、合流域Jからそれら吹出口(DEF,C−VENT,S−VENT)への分岐点に至るまでの距離を適宜に確保できれば、その間に空気が混合されることになるため、それら吹出口(DEF,C−VENT,S−VENT)間での温度差を抑制することが可能となる。
図9に示すベントモードの選択状態では、センターベントドア341とサイドベントドア342がセンターベント吹出口(C−VENT)とサイドベント吹出口(S−VENT)を開く位置341A,342Aにあるため、センターベント吹出口(C−VENT)およびサイドベント吹出口(S−VENT)からのみ空気が吹き出される。
一方、図10に示すデフモードの選択状態では、センターベントドア341とサイドベントドア342がセンターベント吹出口(C−VENT)とサイドベント吹出口(S−VENT)を塞ぐ位置341B,342Bにあるとともに、デフドア35が開放状態35Aにあるため、デフ吹出口(DEF)からのみ空気が吹き出される。なお、空気の一部は、サイドベント吹出口(S−VENT)から吹き出される。
次に、効果を説明する。
実施例2の自動車用空調装置1Bにあっては、実施例1の(1)〜(3)の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
(5) 前記フットドア31は、相互に平行な一対の略扇形の側壁31c,31cと、当該一対の側壁31c,31cの外周縁間を繋ぐ隔壁31bと、側壁31c,31cの略扇形の要となる位置に設定した軸31aを備え、ケース22に回動可能に枢支される前記軸31aを中心として回動する回動式のロータリドアとして構成され、前記フットドア31は、進出方向手前側の周方向端部における軸31aからのシール面距離L2を、進出方向先側の周方向端部における軸31aからのシール面距離L1より短く設定するとともに、進出方向手前側の周方向端部におけるシール面横幅W2を、進出方向先側の周方向端部におけるシール面横幅W1より短く設定した。
したがって、シール性を確保しながら、フットドア31の退出位置31Bに対する進出位置31Aの回動角度θとして大きな角度を取ることができ、この結果、進出位置31Aにおいて、迂回経路(40→32)を成す隔壁31bと内側フランジ部22bとの隙間を十分に確保することができる。
以上、本発明の自動車用空調装置を実施例1及び実施例2に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
例えば、フットドアの退出位置は、エバポレータ側のケースの隔壁に沿う位置など、他の位置に設定することが可能である。また、フットドアの形状も種々に変更可能である。また、実施例1ではフットドアの隔壁を略円弧状とし、実施例2ではフットドアの隔壁を略平板状とした例を示したが、フットドアの隔壁の具体的断面形状はこれらの形状に限られることはない。
実施例1,2では、混合領域(エアーミックスチャンバー)や迂回経路を形成するドアとして、退出位置で排出通路を塞ぐフットドアの例を示した。しかし、フットドア以外の例えばサイドベントドア等を混合領域や迂回経路を形成するドアとしても良いし、さらに、進出位置にある状態で混合領域や迂回経路を形成する専用ドアとしても良い。
実施例1の自動車用空調装置においてベント吹出口とフット吹出口の双方から空気を吹き出すバイレベルモードを示す縦断側面図である。 実施例1の自動車用空調装置においてデフ吹出口とフット吹出口の双方から空気を吹き出すデフ・フットモードを示す縦断側面図である。 実施例1の自動車用空調装置においてベント吹出口のみから空気を吹き出すベントモードを示す縦断側面図である。 実施例1の自動車用空調装置においてデフ吹出口のみから空気を吹き出すデフモードを示す縦断側面図である。 実施例1の自動車用空調装置におけるフットドアを示す斜視図である。 実施例2の自動車用空調装置においてベント吹出口とフット吹出口の双方から空気を吹き出すバイレベルモードを示す縦断側面図である。 実施例2の自動車用空調装置においてデフ吹出口とフット吹出口の双方から空気を吹き出すデフ・フットモードを示す縦断側面図である。 実施例2の自動車用空調装置においてサイドベント吹出口とフット吹出口の双方から空気を吹き出すフットモードを示す縦断側面図である。 実施例2の自動車用空調装置においてベント吹出口のみから空気を吹き出すベントモードを示す縦断側面図である。 実施例2の自動車用空調装置においてデフ吹出口のみから空気を吹き出すデフモードを示す縦断側面図である。 実施例2の自動車用空調装置におけるフットドアを示す斜視図である。 実施例2の自動車用空調装置におけるフットドアを示す側面図である。 実施例2の自動車用空調装置におけるフットドアを示す正面図である。
符号の説明
1A,1B 自動車用空調装置
2,22 ケース
6,26 エバポレータ
8,28 冷風通路
9,29 温風通路
10,30 ヒータコア
11,31 フットドア(ドア)
11A,31A 進出位置
11B,31B 退出位置
11b,31b 隔壁
12,13,32,33 排出通路
DEF デフ吹出口
VENT ベント吹出口
C−VENT センターベント吹出口
S−VENT サイドベント吹出口
F−FOOT フロント側のフット吹出口
R−FOOT リヤ側のフット吹出口
J 合流域
20,40 混合領域

Claims (5)

  1. ケース内部に、エバポレータを経由する冷風通路と、ヒータコアを経由する温風通路と、各吹出口に連通する複数の排出通路系と、を含む空気通路が形成されるとともに、冷風通路および温風通路が合流する合流域を経由して各排出通路系に空気が流れるように構成された自動車用空調装置において、
    隔壁を有し、少なくとも、当該隔壁が前記空気通路内で前記合流域から下流側への空気の通流を遮る状態まで進出した進出位置と当該隔壁が進出位置から退出した退出位置との間で移動可能なドアを設け、
    前記ドアが前記進出位置にある状態で、前記空気通路内に、当該隔壁によって前記合流域から下流側への空気の通流を遮ることで合流域に流れ込んだ冷風通路からの空気と温風通路からの空気との混合を促進させる混合領域が形成され、当該混合領域を経由して各排出通路系に空気が流れるようにしたことを特徴とする自動車用空調装置。
  2. 請求項1に記載の自動車用空調装置において、
    前記ドアが前記退出位置にある状態で、少なくとも一つの排出通路系を塞ぐようにしたことを特徴とする自動車用空調装置。
  3. ケース内部に、エバポレータを経由する冷風通路と、ヒータコアを経由する温風通路と、各吹出口に連通する複数の排出通路系と、を含む空気通路が形成されるとともに、冷風通路および温風通路が合流する合流域を経由して各排出通路系に空気が流れるように構成された自動車用空調装置において、
    隔壁を有し、少なくとも、当該隔壁が前記空気通路内で前記合流域から下流側への空気の通流を遮る状態まで進出した進出位置と当該隔壁が進出位置から退出した退出位置との間で移動可能なドアを設け、
    前記ドアが前記進出位置にある状態で、前記空気通路内に、合流域より下流側に向けて空気が当該隔壁に沿って迂曲して流れる迂回経路が形成され、当該迂回経路を経由して各排出通路系に空気が流れるようにしたことを特徴とする自動車用空調装置。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の自動車用空調装置において、
    前記ドアは、相互に平行な一対の略扇形の側壁と、当該一対の側壁の外周縁間を繋ぐ隔壁と、側壁の略扇形の要となる位置に設定した軸を備え、ケースに回動可能に枢支される前記軸を中心として回動する回動式のロータリドアとして構成され、
    前記ドアは、進出方向手前側の周方向端部における隔壁の軸からの距離を、進出方向先側の周方向端部における隔壁の軸からの距離より短く設定したことを特徴とする自動車用空調装置。
  5. 請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の自動車用空調装置において、
    前記ドアは、相互に平行な一対の略扇形の側壁と、当該一対の側壁の外周縁間を繋ぐ隔壁と、側壁の略扇形の要となる位置に設定した軸を備え、ケースに回動可能に枢支される前記軸を中心として回動する回動式のロータリドアとして構成され、
    前記ドアは、進出方向手前側の周方向端部における軸からのシール面距離を、進出方向先側の周方向端部における軸からのシール面距離より短く設定するとともに、進出方向手前側の周方向端部におけるシール面横幅を、進出方向先側の周方向端部におけるシール面横幅より短く設定したことを特徴とする自動車用空調装置。
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