JP6234747B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載され、熱交換器によって温度調整のなされた空気を車室内へと送風して車室内の温度調整を行う車両用空調装置に関する。
従来から、車両に搭載される車両用空調装置は、送風機によって内外気を内部に空気通路を形成した空調ケースへと取り込み、冷却手段であるエバポレータにより冷却された空気と、加熱手段であるヒータコアにより加熱された空気とエアミックスドアを駆動させ前記空調ケース内で所望の混合比率に混合した後、例えば、前記空調ケースに設けられた複数の開口部から送風ダクトを通じて車室内へと送風することで温度及び湿度の調整が行われる。
例えば、上述したような車両用空調装置では、特許文献1に開示されるように、送風機を空調ケースの略中央部に配置したフルセンター式の構造を有したものが知られており、この車両用空調装置では、内部にエバポレータ及びヒータコアの収納されたユニットケースと、前記ユニットケースの側部に連結され内外気を選択的に取り込む内外気切替ユニットとを有し、前記ユニットケースが幅方向に2分割可能に形成され、同様に、前記内外気切替ユニットのケーシングも前記幅方向に2分割可能に形成されている。そして、2つに分割されたユニットケースの内部にエバポレータ及びヒータコアが収納された状態で組み付けられ、一方、2つに分割された内外気切替ユニットの内部に切替ダンパ等が収納された状態で組み付けられた後、前記ケーシングとユニットケースとが互いに連結されている。
特開2004−249905号公報
しかしながら、上述した車両用空調装置では、エバポレータやヒータコア等の収納されたユニットケースが2分割された分割構造からなり、空気を取り込むための内外気切替ユニットのケーシングが2分割された分割構造から形成されているため、その組み付け工数が多く、部品点数の削減による組み付け工数の削減が望まれている。また、ユニットケースと内外気切替ユニットとを連結するための連結構造が必要となるため、この連結構造によって車両用空調装置の幅寸法が大きくなってしまうという問題がある。
本発明は、前記の課題を考慮してなされたものであり、部品点数及び組付工数の削減を図ると共に小型化を図ることが可能な車両用空調装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、内気・外気を切り替えて取り込む内外気切替ユニットと、空気の流通する流路及び車室内へ送風する送風口とを有した空調ユニットとを備え、前記空調ユニットの幅方向略中央に設けられ前記空気を車室内へと送風する送風機と、前記空調ユニットの内部に設けられ前記空気の冷却を行うエバポレータと、前記空気の加熱を行うヒータコアとを有した車両用空調装置において、
前記空調ユニットを構成する第1ケース部と、
前記内外気切替ユニットを構成する第2ケース部と、
前記第1ケース部と前記第2ケース部との間に設けられ、前記空調ユニットと前記内外気切替ユニットとに跨るように設けられる第3ケース部と、
を有し、
前記内外気切替ユニットにおけるダンパの回転軸と、前記送風機の駆動軸とが同一方向に延在し、前記第1〜第3ケース部が前記回転軸及び前記駆動軸の軸方向に沿って分割可能に構成され
前記第3ケース部には、前記第2ケース部に収納される前記ダンパの回転軸と、前記第1ケース部に収納される別のダンパとが軸線方向に互いに離間して配置されると共に、前記別のダンパの回転軸と前記ダンパとが軸線方向に互いに離間して配置されることを特徴とする。
本発明によれば、内気・外気を切り替えて取り込む内外気切替ユニットと、空気の流通する流路及び車室内へ送風する送風口とを有した空調ユニットとを有し、空調ケースの幅方向略中央に送風機の設けられた車両用空調装置において、空調ユニットを構成する第1ケース部と、内外気切替ユニットを構成する第2ケース部と、第1ケース部と第2ケース部との間に設けられ、空調ユニットと内外気切替ユニットとに跨るように設けられる第3ケース部とを備え、第1〜第3ケース部が、同一方向に延在した内外気切替ユニットにおける切替ダンパの回転軸と、送風機の駆動軸の軸方向に沿って分割可能に構成される。
従って、車両用空調装置を構成するケーシングを、ダンパの回転軸、送風機の駆動軸の軸方向に分割可能な第1〜第3ケース部から構成し、両端部に設けられた第1ケース部と第2ケース部との間に空調ユニット及び内外気切替ユニットの一部を収納可能な第3ケース部を設けることで、従来の4分割で構成されていた車両用空調装置のユニットケース及びケーシングと比較し、部品点数を削減することができ、それに伴って、組付工数の削減を図ることができる。また、エバポレータ等を収納したユニットケースと内外気切替ユニットのケーシングとを連結させるための連結手段を別に設ける必要がないため、部品点数の削減ができ、且つ、幅寸法の小型化を図ることができると共に、第1〜第3ケース部からなるケーシングの剛性を向上させることができる。また、第3ケース部内において、ダンパと別のダンパの回転軸とが互いに干渉してしまうことが防止されると共に、別のダンパとダンパの回転軸とが互いに干渉してしまうことが防止される。
さらに、本発明は、内気・外気を切り替えて取り込む内外気切替ユニットと、空気の流通する流路及び車室内へ送風する送風口とを有した空調ユニットとを備え、前記空調ユニットの幅方向略中央に設けられ前記空気を車室内へと送風する送風機と、前記空調ユニットの内部に設けられ前記空気の冷却を行うエバポレータと、前記空気の加熱を行うヒータコアとを有した車両用空調装置において、
前記空調ユニットを構成する第1ケース部と、
前記内外気切替ユニットを構成する第2ケース部と、
前記第1ケース部と前記第2ケース部との間に設けられ、前記空調ユニットと前記内外気切替ユニットとに跨るように設けられる第3ケース部と、
を有し、
前記内外気切替ユニットにおけるダンパの回転軸と、前記送風機の駆動軸とが同一方向に延在し、前記第1〜第3ケース部が前記回転軸及び前記駆動軸の軸方向に沿って分割可能に構成され、
前記第3ケース部は、前記空調ユニットと前記内外気切替ユニットとの間に分離壁を有し、前記分離壁から前記第2ケース部との接続面までの長さが、前記第2ケース部の幅方向に沿った長さに対して短く形成されることを特徴とする。
本発明によれば、車両用空調装置を構成するケーシングを、ダンパの回転軸、送風機の駆動軸の軸方向に分割可能な第1〜第3ケース部から構成し、両端部に設けられた第1ケース部と第2ケース部との間に空調ユニット及び内外気切替ユニットの一部を収納可能な第3ケース部を設けることで、従来の4分割で構成されていた車両用空調装置のユニットケース及びケーシングと比較し、部品点数を削減することができ、それに伴って、組付工数の削減を図ることができる。また、エバポレータ等を収納したユニットケースと内外気切替ユニットのケーシングとを連結させるための連結手段を別に設ける必要がないため、部品点数の削減ができ、且つ、幅寸法の小型化を図ることができると共に、第1〜第3ケース部からなるケーシングの剛性を向上させることができる。また、第3ケース部の成形時において、型抜きをする際の軸方向(抜き方向)のストロークを短くして成形機の小型化を図ることができると共に、型抜き性を良好とすることができる。
本発明によれば、以下の効果が得られる。
すなわち、車両用空調装置を構成するケーシングを、ダンパの回転軸、送風機の駆動軸の軸方向に分割可能な第1〜第3ケース部から構成し、両端部に設けられた第1ケース部と第2ケース部との間に空調ユニット及び内外気切替ユニットの一部を収納可能な第3ケース部を設けることで、従来の車両用空調装置のユニットケースと比較し、部品点数及び組付工数の削減を図ることができると共に、空調ユニットと内外気切替ユニットとを連結させるための連結手段を別に設ける必要がないため幅寸法の小型化を図ることができる。
本発明の実施の形態に係る車両用空調装置の外観斜視図である。 図1に示す車両用空調装置の正面図である。 図2のIII−III線に沿った内外気切替ユニットの断面図である。 図2のIV−IV線に沿った空調ケースの断面図である。
本発明に係る車両用空調装置について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。図1において、参照符号10は、本発明の実施の形態に係る車両用空調装置を示す。なお、以下の説明では、図1に示される車両用空調装置10の左側(矢印A方向)を車両の前方側とし、右側(矢印B方向)を該車両の後方側として説明する。
この車両用空調装置10は、図1〜図4に示されるように、空気の各通路12を構成する空調ケース(ケーシング)14と、前記空調ケース14の内部に設けられ外気・内気を取り込む内外気切替ユニット16と、前記空調ケース14の内部に配設される送風機18と、前記空気を冷却するエバポレータ20と、該空気を加熱するヒータコア22と、前記各通路12内を流通する空気の流れを切り換えるダンパ機構24とを含む。
空調ケース14は、車両の前後方向と直交する幅方向(矢印C方向)に分割可能な第1〜第3分割ケース26、28、30と、前記第1分割ケース(第1ケース部)26と第2分割ケース(第3ケース部)28の一部の下方を覆うように設けられたロアケース32とからなる。なお、上述した第1〜第3分割ケース26、28、30、ロアケース32は、例えば、樹脂製材料から形成される。
第1分割ケース26は、例えば、車両搭載時において運転席側に配置され、幅方向(矢印C方向)に沿った一端部側(矢印C1方向)が閉塞され他端部側(矢印C2方向)が開口した中空状に形成される。そして、第1分割ケース26の他端部には第2分割ケース(第3ケース部)28が連結される。
第2分割ケース28は、第1分割ケース26と第3分割ケース(第2ケース部)30との間に挟持され、幅方向に沿った一端部側(矢印C1方向)に形成され前記第1分割ケース26に接続される第1接続部34と、前記幅方向に沿った他端部側(矢印C2方向)に形成され前記第3分割ケース30に接続される第2接続部36とを有し、前記第1接続部34と前記第2接続部36との間には分離壁38(図2参照)が形成される。
この第1接続部34は、第1分割ケース26と略同一の断面形状に形成され、第2接続部36は、該第1接続部34に対して小さな断面積で形成され、分離壁38に開口した吸入口40を通じて前記第1接続部34の内部と第2接続部36の内部とが連通している。
そして、第1分割ケース26と第2分割ケース28とが接続された状態で、該第2分割ケース28における第1接続部34と前記第1分割ケース26の内部には、エバポレータ20、ヒータコア22、送風機18及びダンパ機構24が収納されると共に、空気の流通する各通路12が形成される。すなわち、空調ケース14における第1分割ケース26と第2分割ケース28の第1接続部34がヒータユニット(空調ユニット)のケーシングとして機能する。
また、第1分割ケース26及び第2分割ケース28の第1接続部34には、上方に向かって開口したベント送風口42及びデフロスタ送風口44が形成される。このベント送風口42は、乗員の顔近傍に送風を行うために設けられ、デフロスタ送風口44はベント送風口42と隣接し車両のフロントウィンドウ近傍に送風を行うために設けられている。なお、ベント送風口42が車両後方側(矢印B方向)、デフロスタ送風口44が車両前方側(矢印A方向)となるように配置される。
一方、第2接続部36は、第3分割ケース30が接続された状態で、その内部に内外気切替ユニット16が収納され、分離壁38における車両後方側(矢印B方向)に開口した吸入口40を通じて内外気切替ユニット16とヒータユニットとが連通する。
第3分割ケース30は、例えば、車両搭載時において助手席側に配置され、第2分割ケース28の第2接続部36に連結され、該第2接続部36の開口部を閉塞すると共に、その内部には内外気切替ユニット16の一部が収納される。すなわち、空調ケース14における第2分割ケース28の第2接続部36及び第3分割ケース30が内外気切替ユニット16のケーシングとして機能する。
この第3分割ケース30及び第2分割ケース28の第2接続部36には、図3に示されるように、第2分割ケース28と第3分割ケース30とに跨るように外気を取り込む外気導入口46及び内気を取り込む内気導入口48が開口している。外気導入口46は、第2及び第3分割ケース28、30の上方に開口し、車両のエンジンルーム内まで延在した図示しない吸入ダクトが接続される。一方、内気導入口48は、外気導入口46と略直交し、且つ、車両前方側(矢印A方向)に開口するように形成される。
また、第2及び第3分割ケース28、30の内部には、図3に示されるように、外気導入口46と内気導入口48の開口状態を切り替える切替ダンパ(ダンパ)50と、内部を流通する空気に含まれる塵埃等を除去するフィルタ52とが設けられる。
さらに、図2に示されるように、この第2接続部36と第3分割ケース30とからなるケーシングの幅方向(矢印C方向)に沿った長さは、第3分割ケース30の長さL1が第2分割ケース28における第2接続部36の長さL2に対して長く形成される(L1>L2)。なお、第2接続部36の長さとは、分離壁38から第3分割ケース30との接続面までの長さである。
切替ダンパ50は、例えば、断面扇形状に形成され、その開口端部にダンパシャフト54が挿通され、該ダンパシャフト54は、第2及び第3分割ケース28、30の幅方向(図2中、矢印C方向)に沿って延在し、図2に示されるように、その一端部が第2分割ケース28の分離壁38に形成された支持部51に対して回動自在に設けられ、他端部が第3分割ケース30に対して回動自在に設けられる。この支持部51は、分離壁38に対して第3分割ケース30側(矢印C2方向)に向かって所定高さで突出している。そして、切替ダンパ50が、図示しないアクチュエータの駆動作用下に回動することで、該開口端部とは反対側に形成された壁部によって外気導入口46及び内気導入口48のいずれか一方が選択的に閉塞される。
フィルタ52は、例えば、第2分割ケース28における第2接続部36及び第3分割ケース30に跨るように下方に開口したフィルタ挿入口56から内部へと挿入される。そして吸入口40と外気導入口46及び内気導入口48との間に配置されると共に、外気導入口46及び内気導入口48と対向するように所定角度だけ傾斜して収納される。
送風機18は、例えば、図2及び図4に示されるように、複数のフィンを有した回転ファン58と、該回転ファン58を回転駆動する駆動源60とを有した遠心式ファンである。そして、送風機18は、回転ファン58及び駆動源60の軸線が第1及び第2分割ケース26、28における車両の幅方向(矢印C方向)に延在するように略水平に配置されると共に、第1分割ケース26と第2分割ケース28の第1接続部34とに跨るように配置される。また、送風機18は、回転ファン58が第3分割ケース30側(矢印C2方向)となり、且つ、分離壁38に開口した吸入口40に臨むように一直線状に設けられる。
すなわち、この車両用空調装置10は、空調ケース14の幅方向略中央に送風機18が設けられたフルセンター式のHVAC(Heating、Ventilation、and Air Conditioning)である。
そして、図示しないコントローラからの制御信号に基づき駆動源60が回転駆動することで、回転ファン58が一体的に回転し、それに伴って、内外気切替ユニット16における内気導入口48又は外気導入口46から空気が取り込まれ、分離壁38に開口した吸入口40を通じて前記回転ファン58の一端側から中心へと吸い込まれた後、第1及び第2分割ケース26、28内に形成された通路12へと送出される。
エバポレータ20は、図4に示されるように、例えば、第1分割ケース26及び第2分割ケース28の第1接続部34に跨るように送風機18の下方に設けられ、該空調ケース14の高さ方向(矢印D方向)に対して所定角度だけ傾斜するように配置される。そして、エバポレータ20には、図示しない複数のチューブを通じて冷媒が循環されており、前記チューブの間に設けられたフィンに空気が通過することで、該空気と前記冷媒との熱交換がなされ、冷却された空気がエバポレータ20の下流側へと供給される。
ヒータコア22は、例えば、第1分割ケース26及び第2分割ケース28の第1接続部34の内部においてエバポレータ20より車両前方側(矢印A方向)となる下流側に設けられ、該エバポレータ20と同様に、該空調ケース14の高さ方向(矢印D方向)に対して所定角度だけ傾斜し、且つ、略平行に配置される。そして、ヒータコア22には、図示しない複数のチューブを通じて温水が循環されており、前記チューブの間に設けられたフィンに空気が通過することで、該空気と前記温水との熱交換がなされ、加熱された空気がヒータコア22の下流側へと供給される。
ダンパ機構24は、図4に示されるように、エバポレータ20とヒータコア22との間に設けられるエアミックスダンパ62と、ベント送風口42及びデフロスタ送風口44の送風状態を切り替える第1切替ダンパ64と、デフロスタ送風口44及びフット送風口68の送風状態を切り替える第2切替ダンパ66とを有する。
エアミックスダンパ62は、例えば、湾曲したプレート状に形成され、空調ケース14の幅方向に沿って設けられ、その両側部が前記空調ケース14の内壁面に設けられたガイド手段(図示せず)に沿って案内される。そして、エアミックスダンパ62の内壁面には、該エアミックスダンパ62のスライド方向に沿ってラックギア70が設けられ、空調ケース14に軸支されたシャフト72のピニオンギア74が噛合される。
このシャフト72が、図示しないアクチュエータの駆動作用下に回転することで、エアミックスダンパ62がガイド手段に沿って略水平方向にスライド可能に設けられる。そして、エアミックスダンパ62が移動することで、エバポレータ20によって冷却された空気(冷風)と、ヒータコア22によって加熱された空気(温風)との混合比率を調整して下流側へと送風する。
第1切替ダンパ64は、ベント送風口42とデフロスタ送風口44との間に軸支されたバタフライ式のダンパであり、その軸部76が第1分割ケース26の側壁と第2分割ケース28の分離壁38にそれぞれ回動自在に支持される。そして、第1切替ダンパ64は、図示しないアクチュエータの駆動作用下に軸部76を中心として所定角度だけ回動することで、エバポレータ20の下流側とベント送風口42及びデフロスタ送風口44との連通状態を切り替えている。
第2切替ダンパ66は、断面扇形状に形成され軸部78が第1分割ケース26の側壁と第2分割ケース28の分離壁38に対してそれぞれ軸支され、図示しないアクチュエータの駆動作用下に前記軸部78を中心として所定角度だけ回動することで、フット送風口68の連通状態を切り替えている。
この第1切替ダンパ64の軸部76と第2切替ダンパ66の軸部78とは、分離壁38の高さ方向(矢印D方向)において互いに所定間隔離間するように設けられ、且つ、前記第1切替ダンパ64の軸部76と第2切替ダンパ66の軸部78との間に、切替ダンパ50のダンパシャフト54(図4中、二点鎖線形状)が回動自在に軸支されている。すなわち、2つの軸部76、78とダンパシャフト54とが分離壁38において重複しないように高さ方向(矢印D方向)に互いにオフセットするように配置されている。
また、図2に示されるように、切替ダンパ50のダンパシャフト54と第2切替ダンパ66の軸部78とは、空調ケース14の幅方向(矢印C方向)、すなわち、前記ダンパシャフト54及び前記軸部78の軸方向において、その端部同士が所定間隔離間するように配置されているため、前記切替ダンパ50が軸部78に接触することがなく、同時に、前記第2切替ダンパ66がダンパシャフト54に接触することがない。
本発明の実施の形態に係る車両用空調装置10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。
先ず、図示しない乗員が、車両用空調装置10の搭載された車両の車室内に配置された操作レバーを操作することで、該操作レバーの操作に応じて図示しないアクチュエータが駆動し、それに伴って、シャフトが所定角度だけ回転してエアミックスダンパ62が、図示しないガイド手段による案内作用下に車両前方側又は後方側へと所定距離だけスライド変位する。
また、同時に、図示しないコントローラからの制御信号に基づき、送風機18の駆動源60が回転駆動し回転ファン58が回転する。これにより、内外気切替ユニット16の内気導入口48又は外気導入口46のいずれか一方を通じて空気がケーシング内へと吸い込まれ、フィルタ52を通過して塵埃等が除去された後に、吸入口40を通じて第1及び第2分割ケース26、28へと取り込まれ、回転ファン58の一端側から中心に吸い込まれて外周側へと送出される。
この送風機18から送出された空気は、図4に示されるように、下流に形成された通路12を通じて下方へと流通し、エバポレータ20を通過することで冷却された後、ヒータコア22を通過した空気と混合されることで所望の温度へと調温され、ベント送風口42又はデフロスタ送風口44を通じて車室内へと送風される。
以上のように、本実施の形態では、空調ケース14の幅方向略中央に送風機18の設けられたフルセンター式の車両用空調装置10において、エバポレータ20、ヒータコア22及び送風機18の一部が収納される第1分割ケース26と、内外気切替ユニット16の一部が収納される第3分割ケース30と、前記第1分割ケース26と前記第3分割ケース30との間に設けられる第2分割ケース28とから空調ケース14が構成され、前記第1〜第3分割ケース26、28、30が幅方向(矢印C方向)に分割可能に設けられると共に、前記第1分割ケース26と前記第2分割ケース28の第1接続部34との内部に設けられた第1及び第2切替ダンパ64、66、エアミックスダンパ62のシャフト72の軸線と、前記第2分割ケース28の第2接続部36と第3分割ケース30との内部に設けられた切替ダンパ50のダンパシャフト54の軸線とが略同一方向(矢印C方向)となるように形成される。
その結果、空調ケース14において、その内部にヒータユニット及び内外気切替ユニット16の一部を収納可能な第2分割ケース28を設けた3分割構成とすることで、4分割構造のユニットケース及びケーシングを有した従来技術に係る車両用空調装置と比較し、部品点数を削減することができ、それに伴って、組み付け工数の削減を図ることができる。
また、第1分割ケース26と第3分割ケース30との間に、ヒータユニット及び内外気切替ユニット16の一部が収納される共通の第2分割ケース28を設け、該第2分割ケース28を介して第1分割ケース26と第3分割ケース30とを連結させる構造としているため、従来技術のようにエバポレータ等を収納したユニットケースと内外気切替ユニットのケーシングとを連結させ、且つ、その内部同士を連通させる連結手段を別に設ける必要がなく、しかも、第1〜第3分割ケース26、28、30からなる空調ケース14の剛性を向上させることができる。その結果、車両用空調装置10における剛性を高めつつ、連結手段を不要とすることで部品点数を削減し幅方向(矢印C方向)に小型化を図ることが可能となる。
さらに、第2分割ケース28において、第1分割ケース26側に設けられる第1及び第2切替ダンパ64、66の軸部76、78と、第3分割ケース30側に設けられる切替ダンパ50のダンパシャフト54とをそれぞれ分離壁38に対して回動自在に軸支し、且つ、前記ダンパシャフト54と前記軸部76、78とを空調ケース14の幅方向(矢印C方向)に互いに離間させて配置することで、同一の分離壁38に対して第1分割ケース26側に配置された第1及び第2切替ダンパ64、66の軸部76、78と前記第3分割ケース30側に配置された切替ダンパ50のダンパシャフト54とが互いに干渉してしまうことが防止される。すなわち、切替ダンパ50に対して軸部76、78が接触してしまうことがなく、一方、第1及び第2切替ダンパ64、66に対してダンパシャフト54が接触してしまうことがない。
さらにまた、第2分割ケース28の成形時において、型抜きをする際の軸方向(抜き方向、矢印C方向)のストロークを短くすることで成形機の小型化を図ることができると共に、型抜き性を良好とすることができる。その結果、製造工程の短縮化を図ることができると共に、歩留まりの向上を図ることができる。
なお、本発明に係る車両用空調装置は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…車両用空調装置 14…空調ケース
16…内外気切替ユニット 18…送風機
20…エバポレータ 22…ヒータコア
24…ダンパ機構 26…第1分割ケース
28…第2分割ケース 30…第3分割ケース
34…第1接続部 36…第2接続部
38…分離壁 40…吸入口
50…切替ダンパ 62…エアミックスダンパ
64…第1切替ダンパ 66…第2切替ダンパ

Claims (2)

  1. 内気・外気を切り替えて取り込む内外気切替ユニットと、空気の流通する流路及び車室内へ送風する送風口とを有した空調ユニットとを備え、前記空調ユニットの幅方向略中央に設けられ前記空気を車室内へと送風する送風機と、前記空調ユニットの内部に設けられ前記空気の冷却を行うエバポレータと、前記空気の加熱を行うヒータコアとを有した車両用空調装置において、
    前記空調ユニットを構成する第1ケース部と、
    前記内外気切替ユニットを構成する第2ケース部と、
    前記第1ケース部と前記第2ケース部との間に設けられ、前記空調ユニットと前記内外気切替ユニットとに跨るように設けられる第3ケース部と、
    を有し、
    前記内外気切替ユニットにおけるダンパの回転軸と、前記送風機の駆動軸とが同一方向に延在し、前記第1〜第3ケース部が前記回転軸及び前記駆動軸の軸方向に沿って分割可能に構成され
    前記第3ケース部には、前記第2ケース部に収納される前記ダンパの回転軸と、前記第1ケース部に収納される別のダンパとが軸線方向に互いに離間して配置されると共に、前記別のダンパの回転軸と前記ダンパとが軸線方向に互いに離間して配置されることを特徴とする車両用空調装置。
  2. 内気・外気を切り替えて取り込む内外気切替ユニットと、空気の流通する流路及び車室内へ送風する送風口とを有した空調ユニットとを備え、前記空調ユニットの幅方向略中央に設けられ前記空気を車室内へと送風する送風機と、前記空調ユニットの内部に設けられ前記空気の冷却を行うエバポレータと、前記空気の加熱を行うヒータコアとを有した車両用空調装置において、
    前記空調ユニットを構成する第1ケース部と、
    前記内外気切替ユニットを構成する第2ケース部と、
    前記第1ケース部と前記第2ケース部との間に設けられ、前記空調ユニットと前記内外気切替ユニットとに跨るように設けられる第3ケース部と、
    を有し、
    前記内外気切替ユニットにおけるダンパの回転軸と、前記送風機の駆動軸とが同一方向に延在し、前記第1〜第3ケース部が前記回転軸及び前記駆動軸の軸方向に沿って分割可能に構成され、
    前記第3ケース部は、前記空調ユニットと前記内外気切替ユニットとの間に分離壁を有し、前記分離壁から前記第2ケース部との接続面までの長さが、前記第2ケース部の幅方向に沿った長さに対して短く形成されることを特徴とする車両用空調装置。
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