JP2001170419A - 濾布ベルト式脱水装置 - Google Patents

濾布ベルト式脱水装置

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JP2001170419A
JP2001170419A JP36022799A JP36022799A JP2001170419A JP 2001170419 A JP2001170419 A JP 2001170419A JP 36022799 A JP36022799 A JP 36022799A JP 36022799 A JP36022799 A JP 36022799A JP 2001170419 A JP2001170419 A JP 2001170419A
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press
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長 相崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡素な構造でありながら、各種のスラリー状
またはスラッジ状の被脱水処理物を効率的に脱水処理で
き、特に、含水率の低いケーキ状に脱水処理できる濾布
ベルト式脱水装置を提供する。 【解決手段】 被脱水処理物(S)を濾過可能な3層構
造のフェルト材からなり、かつ、無端状に巻回された単
一の濾布ベルト(1)と、濾布ベルト(1)の下面側か
ら負圧を作用させて被脱水処理物(S)を初期脱水する
負圧脱水部(2)と、被脱水処理物(S)を濾布ベルト
(1)と共に一対のプレスロール(3A),(3B)間
で加圧して脱水し、かつ、脱水された処理物(C)をプ
レストップロール(3A)に転着させて濾布ベルト
(1)から剥離させる加圧脱水転着部(3)と、プレス
トップロール(3A)から処理物(C)を掻き落して回
収する処理物回収部(4)と、濾布ベルト(1)を洗浄
する洗浄部(5)と、濾布ベルト(1)を一対のスクイ
ズロール(6A),(6B)間で絞る絞り部(6)とを
備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スラリー状または
スラッジ状の被脱水処理物を含水率の低いケーキ状に脱
水処理する濾布ベルト式脱水装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スラリー状またはスラッジ状の被脱水処
理物を脱水処理する装置として、所謂、ベルトプレス型
脱水装置が従来から知られている。この種のベルトプレ
ス型脱水装置は、被脱水処理物を無端状の加圧ベルトに
より無端状の濾布ベルトに押圧して濾過することを基本
原理としており、例えば特開昭58−181498号公
報には、被脱水処理物を挟み込んだ状態で複数の圧搾ロ
ーラおよび高圧ローラに巻回される2本の無端濾布ベル
ト(上部濾布および下部濾布)と、これらを高圧ローラ
に押圧する1本の加圧ベルトとを備えた「ベルトプレス
型汚泥脱水機」が開示されている。
【0003】また、特開昭62―244599号公報に
は、被脱水処理物を挟み込む2本の無端濾布ベルト(一
方の濾布および他方の濾布)と、これらを挟み込む2本
の加圧ベルト(一方の与圧ベルトおよび他方の与圧ベル
ト)とを複数の脱水ローラに巻回させた構造を有する
「ベルトプレス形脱水分離機」が開示されている。さら
に、特開平6−79113号公報には、被脱水処理物を
挟み込む1本の無端濾布ベルトと1本の無端加圧ベルト
(無端高圧ベルト)とを脱水ローラおよび加圧ローラに
巻回させた構造を有する「脱水装置」が開示されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記の各公
報に記載された所謂ベルトプレス型脱水装置は、少なく
とも1本の無端濾布ベルトを移送可能に巻回するための
1組ローラユニットと、少なくとも1本の無端加圧ベル
トを移送可能に巻回するための他の1組のローラユニッ
トとの2組のローラユニットが最低限必要であり、構造
が複雑化して大型化するという問題がある。また、無端
濾布ベルトが目詰まりして十分な濾過性能を発揮できな
いことがあり、被脱水処理物の脱水効率が悪いという問
題がある。
【0005】そこで、本発明は、簡素な構造でありなが
ら、各種のスラリー状またはスラッジ状の被脱水処理物
を効率的に脱水処理でき、特に、含水率の低いケーキ状
に脱水処理できる濾布ベルト式脱水装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決する手
段として、第1の発明に係る濾布ベルト式脱水装置は、
スラリー状またはスラッジ状の被脱水処理物を濾過可能
な単一の濾布ベルトが無端状に巻回されて順次移送され
る形式の濾布ベルト式脱水装置であって、前記濾布ベル
トの上面側に供給される被脱水処理物に対し濾布ベルト
の下面側から吸引負圧を作用させて被脱水処理物を初期
脱水する負圧脱水部と、初期脱水された被脱水処理物を
濾布ベルトと共に一対のプレスロール間で加圧して脱水
し、かつ、脱水された処理物を一方のプレスロールに転
着させて濾布ベルトから剥離させる加圧脱水転着部と、
一方のプレスロールに転着した処理物を掻き落して回収
する処理物回収部と、処理物が剥離された濾布ベルトを
洗浄する洗浄部と、洗浄された濾布ベルトを一対のスク
イズロール間で絞る絞り部とを備えていることを特徴と
する。
【0007】第1の発明に係る濾布ベルト式脱水装置で
は、濾布ベルトの上面側に被脱水処理物が供給される
と、負圧脱水部が濾布ベルトの下面側から被脱水処理物
に対して吸引負圧を作用させ、被脱水処理物中の水分を
濾布ベルトの下面側に吸引して被脱水処理物を初期脱水
する。次に、加圧脱水転着部の一対のプレスロールが初
期脱水された被脱水処理物を濾布ベルトと共に加圧して
脱水し、脱水された処理物を一方のプレスロールに転着
させて濾布ベルトから剥離させる。続いて、処理物回収
部が一方のプレスロールに転着した処理物を掻き落して
回収し、また、洗浄部が処理物の剥離された濾布ベルト
を洗浄する。そして、絞り部の一対のスクイズロールが
洗浄された濾布ベルトを絞り、濾布ベルトの上面側に被
脱水処理物を供給可能とする。
【0008】第2の発明に係る濾布ベルト式脱水装置
は、第1の発明の濾布ベルト式脱水装置であって、前記
濾布ベルトがその上面を構成する外面層と、その下面を
構成する内面層と、これらの間の中間層とを有する3層
構造のフェルト材から成り、外面層は被脱水処理物を濾
過する極細繊維層で構成され、中間層は水分の透過を促
進する中細繊維層で構成され、内面層は水切れを促進す
る基布層で構成されていることを特徴とする。
【0009】第2の発明に係る濾布ベルト式脱水装置で
は、濾布ベルトの上面側に供給された被脱水処理物を負
圧脱水部または加圧脱水転着部が脱水する際、濾布ベル
トは、その上面を構成する外面層としての極細繊維層が
毛細管現象により水分のみを透過させて被脱水処理物を
確実に濾過し、中間層としての中細繊維層が毛細管現象
により水分の透過を促進し、その下面を構成する内面層
としての基布層が水切れを促進する。すなわち、濾布ベ
ルトは、目詰まりすることなく効率的に被脱水処理物を
脱水処理する。
【0010】第3の発明に係る濾布ベルト式脱水装置
は、第1または第2の発明の濾布ベルト式脱水装置であ
って、前記一対のプレスロールが、濾布ベルトを巻回す
る周面に複数の水切りガイド溝が形成されたプレスボト
ムロールと、被脱水処理物を加圧する周面が平滑に形成
されたプレストップロールとで構成されていることを特
徴とする。
【0011】第3の発明に係る濾布ベルト式脱水装置で
は、一対のプレスロールとしてのプレストップロールお
よびプレスボトムロールが濾布ベルトと共に被脱水処理
物を加圧して脱水する際、プレスボトムロールの周面に
形成された複数の水切りガイド溝濾布ベルトを透過する
水の水切れを促進して被脱水処理物を効率的に脱水す
る。そして、プレストップロールの平滑な周面が脱水さ
れた処理物を確実に転着させて濾布ベルトから剥離させ
る。
【0012】第1〜第3の発明の濾布ベルト式脱水装置
において、前記一対のプレスロールのプレス圧力が10
0〜600kPaの適正圧力に設定されていると、被脱
水処理物を低含水率のケーキ状に脱水処理できるので好
ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る濾布ベルト式脱水装置の実施の形態を説明する。参照
する図面において、図1は一実施形態に係る濾布ベルト
式脱水装置の全体構造を示す正面図、図2は一実施形態
に係る濾布ベルト式脱水装置の要部構造を模式的に示す
正面図、図3は一実施形態に係る濾布ベルト式脱水装置
の濾布ベルトの層構造を示す部分斜視図、図4は一実施
形態に係る濾布ベルト式脱水装置の負圧脱水部の作用を
説明する断面図、図5は一実施形態に係る濾布ベルト式
脱水装置の加圧脱水転着部の作用を説明する斜視図、図
6は一実施形態に係る濾布ベルト式脱水装置の絞り部の
作用を説明する斜視図である。
【0014】一実施形態に係る濾布ベルト式脱水装置
は、図1および図2に示すように、スラリー状またはス
ラッジ状の被脱水処理物Sを濾過して脱水処理する装置
である。被脱水処理物Sとしては、食品工業における余
剰汚泥,グルテンミール、化学工業における余剰汚泥,
水酸化アルミニウム,水酸化マグネシウム,炭酸カルシ
ウム,セラミック原料、非鉄金属工業における含鉛スラ
ッジ,含銅スラッジ,酸化亜鉛スラッジ、下水の活性余
剰汚泥、生活排水汚泥などが挙げられる。
【0015】一実施形態の濾布ベルト式脱水装置は、前
記の被脱水処理物Sを濾過可能なフェルト材から成り、
かつ、無端状に巻回されて順次移送される単一の濾布ベ
ルト1と、この濾布ベルト1の上面側に供給される被脱
水処理物Sに対し濾布ベルト1の下面側から吸引負圧を
作用させて被脱水処理物Sを初期脱水する負圧脱水部2
と、初期脱水された被脱水処理物Sを濾布ベルト1と共
に上下一対のプレストップロール3A,プレスボトムロ
ール3B間で加圧して脱水し、かつ、脱水された処理物
Cを上方のプレストップロール3Aに転着させて濾布ベ
ルト1から剥離させる加圧脱水転着部3と、上方のプレ
ストップロール3Aに転着された処理物Cを掻き落して
回収する処理物回収部4と、処理物Cが剥離された濾布
ベルト1を洗浄する洗浄部5と、洗浄された濾布ベルト
1を一対のスクイズロール6A,6B間で絞る絞り部6
とを備えている。
【0016】前記の濾布ベルト1は、厚さが4〜8m
m、幅が500〜2,800mm程度の無端ベルトであ
り、図3に示すように、その上面を構成する外面層1A
と、その下面を構成する内面層1Bと、これらの間の中
間層1Cとを有する3層構造のフェルト材から成る。外
面層1Aは被脱水処理物Sを濾過する極細繊維層で構成
され、中間層1Cは水分の透過を促進する中細繊維層で
構成され、内面層1Bは水切れを促進する基布層で構成
されている。これらの外面層1A、中間層1Cおよび内
面層1Bは、接着材などを使用することなく、綿打ち加
工と同様の加工によって相互に繊維が絡み合うように接
合されている。
【0017】図1および図2に示すように、前記濾布ベ
ルト1は、下方のスクイズロール6Bからガイダーロー
ル7、プレスボトムロール3B、水中ロール8、フェル
トロール9、ストレッチロール10、フェルトロール1
1、フェルトロール12へと順次巻回され、このフェル
トロール12から再びスクイズロール6Bへと無端状に
巻回されている。そして、この濾布ベルト1は、プレス
ボトムロール3Bが反時計方向に回転駆動されることに
より、矢印方向に順次移送されるように構成されてい
る。
【0018】前記プレスボトムロール3Bとスクイズロ
ール6Bとは左右に離間して配置され、ガイダーロール
7はプレスボトムロール3Bとスクイズロール6Bとの
中間部の若干上方に偏倚した位置に配置されている。そ
して、ガイダーロール7に内面がガイドされた濾布ベル
ト1は、緩いスロープの山形を描いてプレスボトムロー
ル3Bとスクイズロール6Bとの間に張設されており、
ガイダーロール7によって幅方向の位置ずれが修正され
るようになっている。
【0019】一方、前記水中ロール8は、ガイダーロー
ル7の下方に配置された洗浄部5の洗浄プール5A内に
配置されており、プレスボトムロール3Bから繰り出さ
れる濾布ベルト1を洗浄プール5A内の洗浄水に浸漬さ
せるように濾布ベルト1の内面をガイドしている。ま
た、フェルトロール9は洗浄プール5Aの右部上方に配
置されており、洗浄プール5A内から濾布ベルト1を斜
め上方に引き上げるように濾布ベルト1の内面をガイド
している。
【0020】前記ストレッチロール10はフェルトロー
ル9の左斜め上方に配置されており、濾布ベルト1の弛
みを除去するように濾布ベルト1の外面を押圧してい
る。また、フェルトロール11は、スクイズロール6B
の下方に配置されたフェルトロール12と前記ストレッ
チロール10との間に配置されており、濾布ベルト1の
外面を押圧している。そして、フェルトロール12は、
濾布ベルト1をスクイズロール6B側へ上向させるよう
に濾布ベルト1の内面をガイドしている。
【0021】前記負圧脱水部2は、図示しない真空ポン
プの吸引負圧が作用する第1サクションボックス2Aお
よび第2サクションボックス2Bを備えている。第1サ
クションボックス2Aは、スクイズロール6Bとガイダ
ーロール7との間に配置されており、図4に示すよう
に、濾布ベルト1の下面に開口部を摺接させている。そ
して、この第1サクションボックス2Aには、濾布ベル
ト1上の被脱水処理物S中の水分を濾布ベルト1の表面
層1Aから中間層1C、裏面層1Bへと浸透させる程度
の弱い吸引負圧、例えば7kPa程度の吸引負圧が作用
している。なお、被脱水処理物Sは、図1および図2に
示すように、前記絞り部6から繰り出される濾布ベルト
1上に供給ボックス13を介して供給されるように構成
されている。
【0022】一方、第2サクションボックス2Bは、ガ
イダーロール7とプレスボトムロール3Bとの間に配置
されており、第1サクションボックス2Aと同様に、濾
布ベルト1の下面に開口部を摺接させている。そして、
この第2サクションボックス2Bには、被脱水処理物S
中の水分を濾布ベルト1の下面側へ吸引して排除できる
程度の吸引負圧、例えば25kPa程度の吸引負圧が作
用している。なお、前記第1サクションボックス2Aお
よび第2サクションボックス2Bに回収された水分は、
図2に示すドレンパイプ2Cを介して回収タンク2D内
に回収されるように構成されている。
【0023】前記加圧脱水転着部3を構成する上方のプ
レストップロール3Aは、図5に示すように、被脱水処
理物Sを加圧する周面が平滑に形成されている。また、
下方のプレスボトムロール3Bは、濾布ベルト1を巻回
する周面に複数の水切りガイド溝3Cが形成されてい
る。各水切りガイド溝3Cの深さ、幅およびピッチ間隔
は、プレスボトムロール3Bの本来の機能を損なわない
範囲で適宜設定できる。
【0024】上下一対のプレストップロール3Aおよび
プレスボトムロール3Bによるプレス圧力は、図1に示
す圧力調整部14により100〜600kPaの適正圧
力に設定されている。前記圧力調整部14は、プレスト
ップロール3Aを一端部に枢支して左右方向に延びる揺
動アーム14Aと、濾布ベルト式脱水装置のフレーム1
5上に立設されて前記揺動アーム14Aの中間部を枢支
する支持アーム14Bと、前記フレーム15と揺動アー
ム14Aの他端部との間に架設された空気圧シリンダ装
置14Cとを備えている。そして、空気圧シリンダ装置
14Cの伸長に伴いプレストップロール3Aが下方に揺
動してプレスボトムロール3Bに圧接し、空気圧シリン
ダ装置14Cの押圧力に応じて両者のプレス圧力が調整
されるように構成されている。
【0025】前記処理物回収部4は、図2に示すよう
に、上方のプレストップロール3Aの周面に転着された
処理物Cを掻き落すドクター4Aと、このドクター4A
によって掻き落されたケーキ状の処理物Cを回収ボック
ス4B側へ落下させるシュート4Cとを備えている。な
お、これらのドクター4A、回収ボックス4B、シュー
ト4Cは、プレストップロール3Aおよびプレスボトム
ロール3Bの長さに応じた前後長を有する。
【0026】前記洗浄部5は、洗浄水を貯留する洗浄プ
ール5Aと、洗浄水を噴出するシャワーパイプ5B,5
Cとを備えている。洗浄プール5A内には前記水中ロー
ル8が配置されており、この水中ロール8にガイドされ
た濾布ベルト1が洗浄プール5A内の洗浄水で洗浄され
るように構成されている。また、シャワーパイプ5B,
5Cは、水中ロール8からその上方のフェルトロール9
に向けて上向する濾布ベルト1の表面側および裏面側に
分離して配置されており、洗浄水を濾布ベルト1の表面
および裏面に噴射して濾布ベルト1を洗浄する。なお、
絞り部6から滴下する水を洗浄プール5A内に回収する
ため、洗浄プール5Aには絞り部6の下方に延出するシ
ュート部5Dが突設されている。
【0027】前記絞り部6を構成する一対のスクイズロ
ール6A,6Bは、図1に示す圧力調整部16により、
洗浄された濾布ベルト1から水分を絞る程度のプレス圧
力に調整されている。この圧力調整部16は、前記圧力
調整部14と同様の揺動アーム16A、支持アーム16
Bおよび空気圧シリンダ装置16Cで構成されているた
め、これらの詳しい説明は省略する。なお、スクイズロ
ール6A,6Bの周面は、通常、平滑面となっている
が、その周面に複数の水切りガイド溝を形成してもよ
い。
【0028】以上のように構成された一実施形態の濾布
ベルト式脱水装置は、例えばスラッジ状の被脱水処理物
Sを脱水処理し、含水率の低いケーキ状の処理物Cを回
収するために使用される。この使用にあたって、被脱水
処理物Sは、図1および図2の矢印方向へ移送される濾
布ベルト1の上面側に供給ボックス13を介して順次連
続的に供給され、濾布ベルト1と共に負圧脱水部2を通
過して加圧脱水転着部3に移送される。
【0029】濾布ベルト1上の被脱水処理物Sが負圧脱
水部2の第1サクションボックス2Aおよび第2サクシ
ョンボックス2Bの上方を順次通過する際、第1サクシ
ョンボックス2Aは、図4に示すように、例えば7kP
a程度の吸引負圧を濾布ベルト1の下面側から被脱水処
理物Sに作用させる。これに伴い、被脱水処理物S中の
水分が濾布ベルト1に浸透する。その際、濾布ベルト1
の極細繊維層から成る外面層1Aが毛細管現象により水
分のみを透過させて被脱水処理物Sを確実に濾過する。
また、中細繊維層から成る中間層1Cが毛細管現象によ
り水分の透過を促進する。そして、基布層から成る内面
層1Bが水切れを促進する。
【0030】一方、第2サクションボックス2Bは、例
えば25kPa程度の吸引負圧を濾布ベルト1の下面側
から被脱水処理物Sに作用させる。これに伴い、濾布ベ
ルト1は、前記のように被脱水処理物S中の水分のみを
毛細管現象を利用して効率的に透過させ、被脱水処理物
Sを外面層1Aで確実に濾過する。こうして濾布ベルト
1は、目詰まりを生じることなく被脱水処理物Sを効率
的に確実に初期脱水する。なお、第1サクションボック
ス2Aおよび第2サクションボックス2B内に吸引され
た被脱水処理物S中の水分は、図2に示すドレンパイプ
2Cを介して回収タンク2D内に回収される。
【0031】負圧脱水部2により初期脱水された濾布ベ
ルト1上の被脱水処理物Sは、加圧脱水転着部3のプレ
ストップロール3Aとプレスボトムロール3Bとの間を
通過することにより加圧脱水される。その際、濾布ベル
ト1は、前記のように被脱水処理物S中の水分のみを毛
細管現象を利用して効率的に透過させ、被脱水処理物S
を外面層1Aで確実に濾過する。また、濾布ベルト1に
圧接するプレスボトムロール3Bは、その周面に形成さ
れた複数の水切りガイド溝3Cが濾布ベルト1を透過す
る水分の水切れを促進し、被脱水処理物Sの加圧脱水を
一層促進させる。そして、被脱水処理物Sに圧接するプ
レストップロール3Aは、周面が平滑に形成されている
ため、加圧脱水された処理物Cを確実に転着させて濾布
ベルト1から剥離させる。
【0032】加圧脱水転着部3のプレストップロール3
Aの周面に転着した処理物Cは、処理物回収部4のドク
ター4Aによって掻き落され、シュート4Cを介して回
収ボックス4B内に回収される。この回収されたケーキ
状の処理物Cは、含水率の低い0.5〜2mm程度のフ
レーク状であり、通気性に優れているため取扱いやす
い。また、含水率が低いことから、後工程としての乾燥
工程および乾燥装置が不要となる。
【0033】加圧脱水転着部3を通過して処理物Cが剥
離された濾布ベルト1は、その上面に新たな被脱水処理
物Sを供給可能とするため、洗浄部5により洗浄されて
絞り部6により絞られる。すなわち、洗浄部5の洗浄プ
ール5Aが内部の洗浄水に濾布ベルト1を浸漬させて洗
浄し、シャワーパイプ5B,5Cが濾布ベルト1の外面
および内面に洗浄水を噴出して洗浄する。そして、絞り
部6のスクイズロール6A,6Bが所定のプレス圧力を
加えつつ濾布ベルト1を通過させることで、濾布ベルト
1を毛細管現象の維持できる程度に絞る。
【0034】一実施形態の濾布ベルト式脱水装置は、単
一の濾布ベルト1を移送可能に巻回した簡素な構造であ
りながら、各種のスラリー状またはスラッジ状の被脱水
処理物Sを効率的に脱水処理することができる。そし
て、脱水処理されたケーキ状の処理物Cは、含水率の低
いフレーク状を呈するため、通気性がよく、また後処理
の乾燥が不要となるため、取扱い易い。
【0035】また、一実施形態の濾布ベルト式脱水装置
においては、極細繊維層で構成された外面層1Aと、中
細繊維層で構成され中間層1Cと、基布層で構成された
内面層1Bとの3層構造のフェルト材を濾布ベルト1と
して使用しているため、被脱水処理物S中の細かい粒子
を外面層1A上に架橋させて凝集させることが可能であ
る。
【0036】
【実施例】一実施形態の濾布ベルト式脱水装置と同様の
濾布ベルト式脱水装置を製造し、この濾布ベルト式脱水
装置を使用して各種の被脱水処理物Sを脱水処理したと
ころ、下記の表に示すように、それぞれ含水率の低いケ
ーキ状の処理物Cが得られた。なお、使用した濾布ベル
ト1は、幅1,000mm、厚さ5mmであり、その移
送速度は毎分15mに設定した。また、負圧脱水部2の
第1サクションボックス2Aの吸引負圧は7kPaに設
定し、第2サクションボックス2Bの吸引負圧は25k
Paに設定した。そして、プレストップロール3Aおよ
びプレスボトムロール3B間のプレス圧力は、400k
Paに設定し、スクイズロール6A,6B間のプレス圧
力は400kPaに設定した。
【0037】
【表1】
【0038】なお、前記の濾布ベルト1の幅、厚さおよ
び移送速度、第1サクションボックス2Aおよび第2サ
クションボックス2Bの吸引負圧、プレストップロール
3Aおよびプレスボトムロール3B間のプレス圧力、ス
クイズロール6A,6B間のプレス圧力などの濾過条件
は、被脱水処理物Sの状態によって異なり、実施例に限
定されるものではない。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明に係る
濾布ベルト式脱水装置では、濾布ベルトの上面側に被脱
水処理物が供給されると、負圧脱水部が濾布ベルトの下
面側から被脱水処理物に対して吸引負圧を作用させ、被
脱水処理物中の水分を濾布ベルトの下面側に吸引して被
脱水処理物を初期脱水する。次に、加圧脱水転着部の一
対のプレスロールが初期脱水された被脱水処理物を濾布
ベルトと共に加圧して脱水し、脱水された処理物を一方
のプレスロールに転着させて濾布ベルトから剥離させ
る。続いて、処理物回収部が一方のプレスロールに転着
した処理物を掻き落して回収し、また、洗浄部が処理物
の剥離された濾布ベルトを洗浄する。そして、絞り部の
一対のスクイズロールが洗浄された濾布ベルトを絞り、
濾布ベルトの上面側に被脱水処理物を供給可能とする。
すなわち、第1の発明によれば、単一の濾布ベルトを移
送可能に巻回した簡素な構造でありながら、各種のスラ
リー状またはスラッジ状の被脱水処理物を効率的に脱水
処理することができる。
【0040】また、第2の発明に係る濾布ベルト式脱水
装置では、濾布ベルトの上面側に供給された被脱水処理
物を負圧脱水部または加圧脱水転着部が脱水する際、濾
布ベルトは、その上面を構成する外面層としての極細繊
維層が毛細管現象により水分のみを透過させて被脱水処
理物を確実に濾過し、中間層としての中細繊維層が毛細
管現象により水分の透過を促進し、その下面を構成する
内面層としての基布層が水切れを促進する。すなわち、
第2の発明によれば、濾布ベルトが目詰まりすることな
く効率的に被脱水処理物を脱水処理するため、被脱水処
理物を含水率の低いケーキ状に脱水処理することができ
る。
【0041】さらに、第3の発明に係る濾布ベルト式脱
水装置では、一対のプレスロールとしてのプレストップ
ロールおよびプレスボトムロールが濾布ベルトと共に被
脱水処理物を加圧して脱水する際、プレスボトムロール
の周面に形成された複数の水切りガイド溝濾布ベルトを
透過する水の水切れを促進して被脱水処理物を効率的に
脱水する。そして、プレストップロールの平滑な周面が
脱水された処理物を確実に転着させて濾布ベルトから剥
離させる。すなわち、第3の発明によれば、被脱水処理
物の脱水処理および脱水された処理物のプレストップロ
ールへの転着処理を効率的に確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る濾布ベルト式脱水装
置の全体構造を示す正面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る濾布ベルト式脱水装
置の要部構造を模式的に示す正面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る濾布ベルト式脱水装
置の濾布ベルトの層構造を示す部分斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る濾布ベルト式脱水装
置の負圧脱水部の作用を説明する断面図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る濾布ベルト式脱水装
置の加圧脱水転着部の作用を説明する斜視図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る濾布ベルト式脱水装
置の絞り部の作用を説明する斜視図である。
【符号の説明】
1 :濾布ベルト 1A:外面層 1B:内面層 1C:中間層 2 :負圧脱水部 2A:第1サクションボックス 2B:第2サクションボックス 2C:ドレンパイプ 2D:回収タンク 3 :加圧脱水転着部 3A:プレストップロール 3B:プレスボトムロール 3C:水切りガイド溝 4 :処理物回収部 4A:ドクター 4B:回収ボックス 4C:シュート 5 :洗浄部 5A:洗浄プール 5B:シャワーパイプ 5C:シャワーパイプ 5D:シュート部 6 :絞り部 6A:スクイズロール 6B:スクイズロール 7 :ガイダーロール 8 :水中ロール 9 :フェルトロール 10 :ストレッチロール 11 :フェルトロール 12 :フェルトロール 13 :供給ボックス 14 :圧力調整部 14A:揺動アーム 14B:支持アーム 14C:空気圧シリンダ装置 15 :フレーム 16 :圧力調整部 16A:揺動アーム 16B:支持アーム 16C:空気圧シリンダ装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スラリー状またはスラッジ状の被脱水処
    理物を濾過可能な単一の濾布ベルトが無端状に巻回され
    て順次移送される形式の濾布ベルト式脱水装置であっ
    て、前記濾布ベルトの上面側に供給される被脱水処理物
    に対し濾布ベルトの下面側から吸引負圧を作用させて被
    脱水処理物を初期脱水する負圧脱水部と、初期脱水され
    た被脱水処理物を濾布ベルトと共に一対のプレスロール
    間で加圧して脱水し、かつ、脱水された処理物を一方の
    プレスロールに転着させて濾布ベルトから剥離させる加
    圧脱水転着部と、一方のプレスロールに転着した処理物
    を掻き落して回収する処理物回収部と、処理物が剥離さ
    れた濾布ベルトを洗浄する洗浄部と、洗浄された濾布ベ
    ルトを一対のスクイズロール間で絞る絞り部とを備えて
    いることを特徴とする濾布ベルト式脱水装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の濾布ベルト式脱水装置
    であって、前記濾布ベルトは、その上面を構成する外面
    層と、その下面を構成する内面層と、これらの間の中間
    層とを有する3層構造のフェルト材から成り、外面層は
    被脱水処理物を濾過する極細繊維層で構成され、中間層
    は水分の透過を促進する中細繊維層で構成され、内面層
    は水切れを促進する基布層で構成されていることを特徴
    とする濾布ベルト式脱水装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の濾布ベ
    ルト式脱水装置であって、前記一対のプレスロールは、
    濾布ベルトを巻回する周面に複数の水切りガイド溝が形
    成されたプレスボトムロールと、被脱水処理物を加圧す
    る周面が平滑に形成されたプレストップロールとで構成
    されていることを特徴とする濾布ベルト式脱水装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3の何れかに記載の濾
    布ベルト式脱水装置であって、前記一対のプレスロール
    は、プレス圧力が100〜600kPaに設定されてい
    ることを特徴とする濾布ベルト式脱水装置。
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