JPWO2011070709A1 - 表示パネルモジュールおよび表示装置 - Google Patents
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Abstract
本発明は、表示パネルモジュールにおいて、表示パネルの取れ数を減らすことなく、駆動回路素子の放熱性を高め、表示回路素子の員数を削減できる表示パネルモジュールを提供することを目的とする。本発明の表示パネルモジュールは、フィルムパッケージ(5)と、表示パネル(9)と、フィルムパッケージ(5)と接続された複数の電極と、電極より広いピッチで配設され、表示パネル(9)と接続された複数の電極とを有し、フィルムパッケージ(5)と表示パネル(9)との間で画素データの中継を行うフレキシブルプリント基板(10)とを備える。
Description
本発明は、表示パネルモジュールに関わるものであり、特に液晶パネル等の表示パネルの駆動回路を搭載した回路素子(以下、駆動回路素子)の員数削減、および表示パネルモジュールの低コスト化を目的とした表示パネルモジュールに関するものである。
近年、テレビやモニタ等の表示装置として、液晶パネル、プラズマディスプレイパネル、及び有機ELパネルなどのフラットパネルディスプレイ装置の市場が拡大しつつある。また、市場が拡大すると共に、フラットパネルディスプレイ装置の低価格化が加速している。結果として、さらにフラットパネルディスプレイ装置の市場が拡大し、フラットパネルディスプレイ装置を製造する上で、表示パネルモジュールや周辺機器のコスト低減が必要不可欠な要件となっている。
ここで、液晶パネルなどに用いられる一般的な表示パネルモジュールの概略構成を示す平面図を図17に示す。この表示パネルモジュールでは、駆動回路素子6を制御するコントローラ回路を搭載した回路素子(以下、コントローラ回路素子)1が配線基板(以下、コントローラ基板)2に実装されている。コントローラ回路素子1から出力された信号は、ケーブル3およびコントローラ基板2とは別の配線基板(以下、ソース基板)4を介して、フィルムパッケージ5に入力される。ソース基板4には複数のフィルムパッケージ5が接続されている。さらに、フィルムパッケージ5内の配線を介して、コントローラ回路素子1から出力された信号は、駆動回路素子6へと入力される。そして、駆動回路素子6から出力された駆動信号は、フィルムパッケージ5内の配線を介して、表示パネル9に入力され、表示パネル9にある配線領域7を経由し、表示領域8にマトリクス状に配置された画素を駆動する制御線へと入力される。駆動信号により画素を駆動することで、表示パネル9に画像が表示される。ここでは、ケーブル3およびソース基板4を2つずつ使用した例を示しているが、それぞれ1つあるいは3つ以上とするものもある。
前述した、表示パネルモジュールのコストを低減するための施策として、駆動回路素子6やフィルムパッケージ5の員数を削減することは非常に有効な手段である。そこで、図18に示すような、1つのフィルムパッケージ5に複数の駆動回路素子6を実装することで、フィルムパッケージ5の員数を削減する技術も開示されている(たとえば特許文献1)。
しかしながら、従来の構成によれば、フィルムパッケージ5の員数を削減するにしたがって、表示パネル9における配線領域7を確保するために、配線領域7の垂直方向の長さYを長くとる必要が発生する。このため、同一ガラス基板上におけるパネルの取れ数を減らす結果を招き、表示パネルモジュールとしてのコスト低減を実現できない。また、さらなるコスト低減のために、フィルムパッケージ5のみでなく、駆動回路素子6の員数を削減すると、配線領域7の垂直方向の長さYはさらに長くなる。ここで、テレビなど表示パネルが大型であるほど、あるいは画素数が多くなるほどこの課題は顕著となるため、従来の構成では駆動回路素子の員数を削減することは困難である。
また、駆動回路素子6の員数を削減する上での別の課題として、駆動回路素子6の員数を削減することは、すなわち、駆動回路素子6の1つあたりの出力数を増加することになる。つまり、駆動回路素子6の1つあたりの回路規模が増え、消費電力が増加することになる。その結果、駆動回路素子6の自己発熱温度が上昇し、駆動回路素子6としての保証温度を超えたり、駆動回路素子6としての特性の悪化を招いたりすることで、表示画質が低下する。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、同一ガラス基板上におけるパネルの取れ数を減らすことなく、駆動回路素子の員数の削減を可能とし、また、駆動回路素子の放熱特性を高めることができる構成とした、表示パネルモジュールおよび表示装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る表示パネルモジュールは、画素データを出力する回路素子が実装された第1フレキシブルプリント基板と、表示パネルと、前記第1フレキシブルプリント基板と接続された複数の第1端子と、前記第1端子より広いピッチで前記第1端子に対応して配設され、前記表示パネル及び対応する前記第1端子と接続された複数の第2端子とを有し、前記第1フレキシブルプリント基板と前記表示パネルとの間で前記画素データの中継を行う第2フレキシブルプリント基板とを備えることを特徴とする。
言い換えると、本発明の一態様に係る表示パネルモジュールは、回路素子を実装したフィルムパッケージの電極と表示パネルの電極とを1つ以上のフレキシブルプリント基板を介して接続し、前記フレキシブルプリント基板により、前記フィルムパッケージと前記フレキシブルプリント基板との接続領域より、前記フレキシブルプリント基板と前記表示パネルとの接続領域を、幅広く取ることを特徴とする。
ここで、本発明の一態様に係る表示パネルモジュールは、上記表示パネルモジュールに対して、前記回路素子が実装された第1フレキシブルプリント基板は、フィルムパッケージであることが好ましい。また、第2フレキシブルプリント基板は、第1フレキシブルプリント基板と同じ材質、具体的には第1フレキシブルプリント基板としてのフィルムパッケージと同じフィルムパッケージ(ただし、チップが実装されていないフィルムパッケージ)で構成されるのが好ましい。
このような構成により、表示パネル上の配線領域の面積を小さくすることができ、表示パネルの取れ数を多くできるという効果を有する。
本発明の一態様に係る表示パネルモジュールは、上記表示パネルモジュールに対して、1つの前記第1フレキシブルプリント基板に複数の回路素子が実装されることを特徴とする。
このような構成により、パッケージコストを削減できるという効果を有する。
本発明の一態様に係る表示パネルモジュールは、上記表示パネルモジュールに対して、前記複数の回路素子が、前記表示パネルの駆動回路を搭載した駆動回路素子と、前記駆動回路を制御するコントローラ回路を搭載した回路素子、および前記駆動回路に供給される電源電圧を生成する電源回路を搭載した回路素子のいずれかとを含むことを特徴とする。
このような構成により、駆動回路の動作特性を安定させることができ、また、表示パネルモジュールを構成するための配線基板などの部材を削減できるという効果を有する。
本発明の一態様に係る表示パネルモジュールは、上記表示パネルモジュールに対して、前記第2端子は、前記第2フレキシブルプリント基板の一辺に並んで配設されており、前記第2フレキシブルプリント基板の一辺には切れ込みが設けられていることを特徴とする。
このような構成により、第2フレキシブルプリント基板と表示パネルとの接続の信頼性をあげることができるという効果を有する。
本発明の一態様に係る表示パネルモジュールは、上記表示パネルモジュールに対して、前記切れ込みが、前記第2フレキシブルプリント基板の一辺に対し、90度の方向であることを特徴とする。
このような構成により、第2フレキシブルプリント基板と表示パネルとの配線の効率が良くなるという効果を有する。
本発明の一態様に係る表示パネルモジュールは、上記表示パネルモジュールに対して、前記第2フレキシブルプリント基板の一辺は、前記切れ込みにより長さが均等な辺に分割されていることを特徴とする。
このような構成により、第2フレキシブルプリント基板と表示パネルとの接続工程を容易にし、工数を削減できるという効果を有する。
本発明の一態様に係る表示パネルモジュールは、上記表示パネルモジュールに対して、前記第2フレキシブルプリント基板の形状が、前記第1端子が並んで配設された辺を上底、前記第2端子が並んで配設された辺を下底とする台形であることを特徴とする。
このような構成により、第2フレキシブルプリント基板のサイズを必要最小限に抑え、第2フレキシブルプリント基板にかかるコストを削減できるという効果を有する。
本発明の一態様に係る表示パネルモジュールは、上記表示パネルモジュールに対して、2つの前記第2フレキシブルプリント基板を備え、前記2つの第2フレキシブルプリント基板の第2端子は、前記表示パネルの共通の一辺と接続されることを特徴とする。
本発明の一態様に係る表示パネルモジュールは、上記表示パネルモジュールに対して、前記2つの第2フレキシブルプリント基板の形状が、前記第1端子が並んで配設された辺を上底、前記第2端子が並んで配設された辺を下底とする台形であり、前記上底及び前記下底をつなぐ2つの辺の一方は前記上底および前記下底と90度の角を成すことを特徴とする。
このような構成により、さらに、第2フレキシブルプリント基板の取れ数を増やすことができ、コストを削減できるという効果を有する。
本発明の一態様に係る表示パネルモジュールは、上記表示パネルモジュールに対して、前記複数の第1端子が、千鳥配置されていることを特徴とする。
このような構成により、駆動回路素子の員数を減らすため、駆動回路素子1つあたりの出力数が増えても、フィルムパッケージと第2フレキシブルプリント基板とを接続するための第1端子を配置する領域の増加を抑制し、パッケージコストを削減できるという効果を有する。
本発明の一態様に係る表示パネルモジュールは、上記表示パネルモジュールに対して、前記第2フレキシブルプリント基板において、前記千鳥配置された複数の第1端子の所定の列に接続される配線と、前記所定の列と異なる列に接続される配線とが、それぞれ相反する方向へ向かうことを特徴とする。
このような構成により、フィルムパッケージの配線ピッチは、第2フレキシブルプリント基板の配線ピッチの半分にすることが可能となり、フィルムパッケージのサイズを小さくできることで、パッケージコストを削減できるという効果を有する。
本発明の一態様に係る表示パネルモジュールは、上記表示パネルモジュールに対して、前記複数の第1端子は、前記第1フレキシブルプリント基板の異なる2辺と接続されることを特徴とする。
本発明の一態様に係る表示パネルモジュールは、上記表示パネルモジュールに対して、前記複数の第1端子は、前記第1フレキシブルプリント基板の異なる3辺と接続されることを特徴とする。
このような構成により、フィルムパッケージの幅を広くせずとも、フィルムパッケージと第2フレキシブルプリント基板とを接続する第1端子の増加に対応できるため、パッケージコストを削減できるという効果を有する。
本発明の一態様に係る表示パネルモジュールは、上記表示パネルモジュールに対して、前記第2フレキシブルプリント基板における複数の配線の前記第1端子から前記第2端子までの抵抗値は、前記複数の配線で均一あるいは均一に近い状態であることを特徴とする。
このような構成により、配線抵抗による駆動回路素子からの出力信号の電圧降下などのばらつきを抑えることができ、表示パネルモジュールにおける、表示特性の悪化を抑制できるという効果を有する。
本発明の一態様に係る表示パネルモジュールは、上記表示パネルモジュールに対して、前記第2フレキシブルプリント基板における複数の配線は、配線の長さが異なり、前記第2フレキシブルプリント基板において、配線の長さが長い配線の幅は、配線の長さの短い配線の幅より太いことを特徴とする。
このような構成により、容易に配線抵抗による駆動回路素子からの出力信号の電圧降下などのばらつきを抑えることができ、表示パネルモジュールにおける、表示特性の悪化を抑制できるという効果を有する。
本発明の一態様に係る表示装置は、上記表示パネルモジュールと、前記回路素子と接触する放熱性の高い物質とを備えることを特徴とする。
このような構成により、駆動回路素子の放熱特性を高めることができ、駆動回路素子1つあたりの回路規模の増加、つまり出力数を増加させることを可能とし、駆動回路素子の員数を削減することができるという効果を有する。
本発明の一態様に係る表示装置は、上記表示装置に対して、前記放熱性の高い物質がシャーシ部であることを特徴とする。
このような構成により、新たな放熱用の部材を追加することなく、駆動回路素子の放熱特性を高めることができ、駆動回路素子1つあたりの回路規模の増加、つまり出力数を増加させることを可能とし、駆動回路素子の員数を削減することができるという効果を有する。
本発明の一態様に係る表示装置は、上記表示装置に対して、前記シャーシ部は、前記回路素子との接触部に突起部を有することを特徴とする。
このような構成により、シャーシ部と駆動回路素子との接触性を高め、駆動回路素子の放熱特性をより高めることができ、駆動回路素子1つあたりの回路規模の増加、つまり出力数を増加させることを可能とし、駆動回路素子の員数を削減することができるという効果を有する。
以上のように、本発明の一態様に係る表示パネルモジュールおよび表示装置によれば、表示パネル上における配線領域を増加させることなく、つまり、同一ガラス基板上におけるパネルの取れ数を減らすことなく、表示パネルモジュールにおける駆動回路素子の員数を削減することを可能とすることで、表示パネルモジュールの低コスト化の効果を得る。
また、フィルムパッケージに実装された表示パネルの駆動回路素子を、例えば表示パネルモジュールのシャーシ部など放熱性の高い物質に接触させることを可能とした。つまり、駆動回路素子の放熱特性を高めることで、駆動回路素子1つあたりの多出力化により、表示パネルモジュールにおける駆動回路素子の員数を削減することを可能とすることで、表示パネルモジュールの低コスト化の効果を得る。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施の形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態における、表示パネルモジュールの構成を示す平面図である。
図1は、本実施の形態における、表示パネルモジュールの構成を示す平面図である。
この表示パネルモジュールは、フィルムパッケージ5、表示パネル9およびフレキシブルプリント基板10を備える。同表示パネルモジュールは、フィルムパッケージ5に実装された駆動回路素子6を1つまで削減させた場合において、フィルムパッケージ5の電極(端子)と表示パネル9の電極(端子)とを、フレキシブルプリント基板10を介して接続した構成を有する。ここで、フレキシブルプリント基板10と表示パネル9との接続部102の幅X102をフィルムパッケージ5とフレキシブルプリント基板10との接続部101の幅X101より長くすることで、フィルムパッケージ5を表示パネル9に直接接合した場合より、表示パネル9上にある配線領域7の垂直方向の長さYを小さくすることを可能とし、表示パネルモジュールとしてのコスト削減が実現される。駆動回路素子6は、表示パネル9の駆動回路を搭載した表示回路用の半導体集積回路素子である。フィルムパッケージ5は、駆動回路素子6と、電極と、この電極と駆動回路素子6とを接続する配線と、駆動回路素子6が実装された可撓性の配線基板とから構成される。なお、走査信号及び画素信号等の画素データを出力する回路素子として駆動回路素子6を例示したが、これに限られない。
図2Aは、本実施の形態における、表示装置の横断面図である。
表示装置は、図1の表示パネルモジュールと、フィルムパッケージ5の駆動回路素子6と接触する放熱性の高い物質としてのシャーシ部11とを備える。本実施の形態によれば、フィルムパッケージ5に対し、駆動回路素子6が表示パネルモジュールにおけるシャーシ部11側に出ることになる。ここで、シャーシ部11は金属などの熱伝導率の高い物質で構成されている。これにより、図2Bに示すような、駆動回路素子6とシャーシ部11の間にフィルムパッケージ5が入る従来の構成に比べ、駆動回路素子6における自己発熱を、効率良くシャーシ部11に放熱させることを可能とした。この構成は、フィルムパッケージ5と表示パネル9との間に、フレキシブルプリント基板10を介することにより実現できた。これにより、駆動回路素子6における1つあたりの出力数、すなわち、回路規模を増やして1つあたりの消費電力が増加しても、新たな放熱用部材などを追加することなく、駆動回路素子6の自己発熱による温度上昇を抑制することができ、表示パネルモジュールとしてのコスト低減を実現する。また、図2Cに示すように、シャーシ部11の駆動回路素子6と接触する箇所(駆動回路素子6との接触部)に突起部12を設けることで、シャーシ部11と駆動回路素子6の接触性を高めた場合には、より高い放熱効果を得ることが出来る。
図3は、本実施の形態における、フレキシブルプリント基板10の電極(端子)の配置を示す平面図である。
フレキシブルプリント基板10は、フィルムパッケージ5と接続される複数の電極(第1端子)301と、電極301より広いピッチで配設され、表示パネル9と接続される複数の電極(第2端子)302と、電極301および302を接続する配線と、配線が形成された可撓性の配線基板とから構成される。このとき、ピッチとは、所定の電極の並び方向の幅の中心と、所定の電極の隣に並んで位置する電極の並び方向の幅の中心との間隔をいう。
フレキシブルプリント基板10は、矩形形状を有し、フィルムパッケージ5と表示パネル9との間でフィルムパッケージ5からの画素データの中継を行う。
複数の電極301は、フレキシブルプリント基板10の所定の一辺に並んで配設され、この所定の一辺が接続部101を構成する。一方、複数の電極302は、フレキシブルプリント基板10の所定の一辺に対向する他の一辺に並んで配設され、この他の一辺が接続部102を構成する。
(変形例1)
次に、本実施の形態に係る表示パネルモジュールの変形例について、図4を用いて説明する。
次に、本実施の形態に係る表示パネルモジュールの変形例について、図4を用いて説明する。
図4に示すように、本変形例の表示パネルモジュールでは、フレキシブルプリント基板10の形状を台形とすることで、フレキシブルプリント基板10の面積を必要最小限に抑え、表示パネルモジュールとしてのコストを削減することができる。
フィルムパッケージ5と接続される複数の電極301は台形形状のフレキシブルプリント基板10の上底に並んで配設され、表示パネル9と接続される複数の電極302はフレキシブルプリント基板10の下底に並んで配設される。なお、台形形状の下底は上底よりも長い辺である。
(変形例2)
次に、本実施の形態に係る表示パネルモジュールの他の変形例について、図5を用いて説明する。
次に、本実施の形態に係る表示パネルモジュールの他の変形例について、図5を用いて説明する。
図5に示すように、本変形例の表示パネルモジュールは、1つのフィルムパッケージ5に表示パネル9の駆動回路を制御するコントローラ回路を実装(搭載)した回路素子(コントローラ回路素子)1と駆動回路素子6とを実装した構成、つまり1つのフィルムパッケージ5に複数の回路素子が実装された構成を有する。本実施の形態の構成により、表示パネルモジュールにおいて、駆動回路素子6を1つまで削減することが可能となる。この結果、図17に示すような、従来の表示パネルモジュールの構成において、コントローラ回路素子1と複数の駆動回路素子6とを接続するために使用している、ケーブル3、ソース基板4、およびコントローラ基板2を削減することで、表示パネルモジュールとしてのコストを削減することができる。ここで、図5におけるコントローラ回路素子1を、駆動回路素子6に供給される電源を生成するための電源回路を搭載した電源回路素子としたり、あるいは、その両者としたりする構成とすることもできる。
なお、本変形例において、1つのフィルムパッケージ5にコントローラ回路素子1と駆動回路素子6とが実装されるとした。しかし、駆動回路素子6と、コントローラ回路素子1および電源回路素子の少なくともいずれかとが実装されれば、1つのフィルムパッケージ5に実装される回路素子はコントローラ回路素子1及び駆動回路素子6に限られない。
(変形例3)
次に、本実施の形態に係る表示パネルモジュールの他の変形例について、図6を用いて説明する。
次に、本実施の形態に係る表示パネルモジュールの他の変形例について、図6を用いて説明する。
図6に示すように、本変形例の表示パネルモジュールでは、フィルムパッケージ5において、フレキシブルプリント基板10と接続するための接続部101の領域が、3辺にわたっている。これにより、駆動回路素子6の出力数の増加にともなう、フィルムパッケージ5とフレキシブルプリント基板10とを接続するための電極301の増加に対し、フィルムパッケージ5の幅を広くせずに対応できるため、パッケージコストを削減できる。
フレキシブルプリント基板10のフィルムパッケージ5と接続される複数の電極301は、フィルムパッケージ5の異なる2辺、具体的にフィルムパッケージ5の異なる3辺と接続されている。この3辺は、フィルムパッケージ5のフレキシブルプリント基板10の所定の一辺と対向する辺と、この辺を挟み込む2辺とを含む。
(変形例4)
次に、本実施の形態に係る表示パネルモジュールの他の変形例について、図7を用いて説明する。
次に、本実施の形態に係る表示パネルモジュールの他の変形例について、図7を用いて説明する。
図7に示すように、本変形例の表示パネルモジュールでは、フレキシブルプリント基板10における配線パターンが異なる配線長で引き回されている。本構成によれば、フレキシブルプリント基板10において、フィルムパッケージ5との接続部101から表示パネル9との接続部102までの距離は、フレキシブルプリント基板10の中央部の配線201ほど短く、端部の配線201ほど長くなる。ここで、フレキシブルプリント基板10における複数の配線201は、主に表示パネル9の画素を駆動するための駆動信号を、フィルムパッケージ5から表示パネル9へ伝達する配線である。従って、フレキシブルプリント基板10における複数の配線201の抵抗のばらつきが大きいと、電圧降下など、駆動信号に与える影響がばらつくことになり、表示パネル9において、表示ムラを発生するなど、表示特性の悪化を招く要因となりうるため、例えば、配線201の長さが長くなる程、配線201の幅を太くして、それぞれの配線における抵抗値のばらつきを低減することで、この問題を抑制することができる。なお、この抵抗値は、均一であることが望ましいが、完全に均一ということでなくとも、均一に近づけることにより、表示特性を良化できることはいうまでもない。
フレキシブルプリント基板10における複数の配線201の電極301から電極302までの抵抗値は、複数の配線201で均一あるいは均一に近い状態である。フレキシブルプリント基板10における複数の配線201は、配線201の長さが異なり、フレキシブルプリント基板10において、配線201の長さが長い配線201の幅は、配線201の長さの短い配線201の幅より太い。
(実施の形態2)
図8は、本実施の形態における、表示パネルモジュールの構成を示す平面図である。
図8は、本実施の形態における、表示パネルモジュールの構成を示す平面図である。
この表示パネルモジュールは、フィルムパッケージ5と表示パネル9との間に、2つの分割フレキシブルプリント基板10a、10bが設けられている。前述の実施の形態1の表示パネルモジュールにおいて、一般に電子部品の接合方法として用いられている、異方性導電フィルム(以下、ACF)を使用した熱圧着によって、フレキシブルプリント基板10の電極302と表示パネル9の電極とを接合する際、フレキシブルプリント基板10と表示パネル9との熱膨張率の違いによる、歪みの発生を考慮して、それぞれの電極のパターン設計時に補正値を含んだ設計をする必要がある。フレキシブルプリント基板10と表示パネル9との接続部102の幅X102が長くなるほど、この補正値の合わせ込みは困難になる。そこで、本実施の形態の表示パネルモジュールでは、実施の形態1のフレキシブルプリント基板10を2つの部分に分けて、図8に示すように、2つの分割フレキシブルプリント基板10a、10bとしている。言い換えると、表示パネル9の共通の一辺に対して2つの分割フレキシブルプリント基板10a、10bを設け、2つの分割フレキシブルプリント基板10a、10bの電極302を表示パネル9の共通の一辺と接続している。フレキシブルプリント基板と表示パネル9との接続部102を接続部102a、102bの2つに分割することで、補正値の合わせ込みの難易度を軽減させ、ひいては、表示パネル9と分割フレキシブルプリント基板10a、10bとの接続の信頼性をあげることができる。
また、特に図示しないが、本実施の形態においても、前述の実施の形態1と同様に、フィルムパッケージ5に実装された駆動回路素子6を表示パネルモジュールのシャーシ部11に接触させて、放熱性を高めた形態とすること、あるいは、1つのフィルムパッケージ5に複数の回路素子を実装した形態とすること、分割フレキシブルプリント基板10a、10bにおける複数の配線の抵抗値のばらつきを低減した形態とすることもできる。
(変形例5)
次に、本実施の形態に係る表示パネルモジュールの変形例について、図9A及び図9Bを用いて説明する。
次に、本実施の形態に係る表示パネルモジュールの変形例について、図9A及び図9Bを用いて説明する。
図9Aに示すように、本変形例の表示パネルモジュールでは、分割フレキシブルプリント基板10a、10bの形状をそれぞれ台形としている。前述の実施の形態1と同様に、分割フレキシブルプリント基板10a、10bの形状を台形とすることで、分割フレキシブルプリント基板10a、10bにかかるコストを削減することができる。ここで、図9Aに示すように、分割フレキシブルプリント基板10a、10bの形状をそれぞれ、フィルムパッケージ5との接合面を上底、表示パネル9との接合面を下底とする台形とし、平行でない辺の一方と、上底および下底との成す角がそれぞれ90度である形状とすることで、図9Bに示すように、分割フレキシブルプリント基板10a、10bの基材からの取れ数を増やすことができる。
フィルムパッケージ5と接続される複数の電極301は台形形状の分割フレキシブルプリント基板10a、10bの上底に並んで配設され、表示パネル9と接続される複数の電極302は分割フレキシブルプリント基板10a、10bの下底に並んで配設される。分割フレキシブルプリント基板10a、10bの上底及び下底をつなぐ2つの辺の一方は、上底および下底と90度の角を成している。
(変形例6)
次に、本実施の形態に係る表示パネルモジュールの他の変形例について、図10を用いて説明する。
次に、本実施の形態に係る表示パネルモジュールの他の変形例について、図10を用いて説明する。
図10に示すように、本変形例の表示パネルモジュールでは、フィルムパッケージ5における、分割フレキシブルプリント基板10a、10bと接続するための接続部101a、101bの領域をフィルムパッケージ5の3辺にわたる形態としている。これにより、フィルムパッケージ5の幅を広げることなく、フィルムパッケージ5と分割フレキシブルプリント基板10a、10bとを接続する電極301の増加、つまり駆動回路素子6の多出力化に対応することができる。
(実施の形態3)
図11は、本実施の形態における、表示パネルモジュールの構成を示す平面図である。
図11は、本実施の形態における、表示パネルモジュールの構成を示す平面図である。
この表示パネルモジュールは、複数の電極302が配設されたフレキシブルプリント基板10の一辺に切れ込みとしてのスリット103を形成し、フレキシブルプリント基板10において表示パネル9との接続部102をスリット103によって分割した構成を有する。フレキシブルプリント基板10と表示パネル9との接続部102を幅X102a、X102b、X102c、X102dの4つの部分に分割することで、前述の実施の形態2と同様に、フレキシブルプリント基板10と表示パネル9とを、ACFを使用して熱圧着する際に考慮すべき、補正値の合わせ込みの難易度を軽減させることができ、フレキシブルプリント基板10と表示パネル9との接続の信頼性をあげることができる。
また、特に図示しないが、本実施の形態においても、前述の実施の形態1あるいは2と同様に、フレキシブルプリント基板10の形状を台形とした形態とすること、あるいは、フィルムパッケージ5に実装された駆動回路素子6を表示パネルモジュールのシャーシ部11に接触させて、放熱性を高めた形態とすること、1つのフィルムパッケージ5に複数の回路素子を実装した形態とすること、フィルムパッケージ5におけるフレキシブルプリント基板10と接続するための接続部101をフィルムパッケージ5の3辺にわたる形態とすること、フレキシブルプリント基板10における複数の配線の抵抗値のばらつきを低減した形態とすることもできる。
(変形例7)
次に、本実施の形態に係る表示パネルモジュールの変形例について、図12を用いて説明する。
次に、本実施の形態に係る表示パネルモジュールの変形例について、図12を用いて説明する。
図12に示すように、本変形例の表示パネルモジュールでは、フレキシブルプリント基板10におけるスリット103を表示パネル9と接続する辺(複数の電極302が配設された一辺)に対し、90度の方向とすることで、フレキシブルプリント基板10と表示パネル9との配線効率を良くすることができる。また、フレキシブルプリント基板10において、スリット103によってフレキシブルプリント基板10の表示パネル9と接続する辺を均等な2つの辺に分割することで、接続部102は均等な幅X102a、X102bの2つの部分に分割される。その結果、接続部102のそれぞれの箇所について個別に補正値を考慮する必要をなくし、また、接続に用いる設備をそれぞれの箇所ごとに分ける必要をなくすことで、フレキシブルプリント基板10と表示パネル9との接続における工程を容易化できる。
(変形例8)
次に、本実施の形態に係る表示パネルモジュールの他の変形例について、図13を用いて説明する。
次に、本実施の形態に係る表示パネルモジュールの他の変形例について、図13を用いて説明する。
図13に示すように、本変形例の表示パネルモジュールは、前述の実施の形態2の分割フレキシブルプリント基板10a、10bにスリット103a、103bを設けた形態を有する。
(実施の形態4)
図14A及び図14Bは、本実施の形態における、表示パネルモジュールの構成を示す平面図である。具体的に、図14Aは駆動回路素子6を実装したフィルムパッケージ5とフレキシブルプリント基板10とを抜き出した拡大図である。図14Bは、フレキシブルプリント基板10におけるフィルムパッケージ5と接続する電極301を千鳥配置とした形態の、接続部101の拡大図である。
図14A及び図14Bは、本実施の形態における、表示パネルモジュールの構成を示す平面図である。具体的に、図14Aは駆動回路素子6を実装したフィルムパッケージ5とフレキシブルプリント基板10とを抜き出した拡大図である。図14Bは、フレキシブルプリント基板10におけるフィルムパッケージ5と接続する電極301を千鳥配置とした形態の、接続部101の拡大図である。
図14Cは、本実施の形態の比較例における、表示パネルモジュールの構成を示す平面図である。具体的に、図14Cは、フレキシブルプリント基板10におけるフィルムパッケージ5と接続する電極301を一列に配置した形態の、接続部101の拡大図である。
図14Bに示すように、フィルムパッケージ5とフレキシブルプリント基板10とを接続するフレキシブルプリント基板10の複数の電極301を千鳥配置し、異なる2つの列の電極301a、301bで構成することで、一列に配置した図14Cに比べ、電極の間隔Wが同じままで接続部101の領域を拡大することなく、つまり、フィルムパッケージ5のサイズを大きくすることなく、より多くの電極を配置することで、パッケージコストを削減することができる。
図15A及び図15Bは、本実施の形態における、表示パネルモジュールの構成を示す平面図である。具体的に、図15Aは、図14Bのように、フィルムパッケージ5とフレキシブルプリント基板10との接続部101における電極301を千鳥配置したときの、フレキシブルプリント基板10における配線201の引き回しを示す拡大図である。図15Bは、フレキシブルプリント基板10における、フィルムパッケージ5との接続部101の拡大図である。
一般に、フィルムパッケージ5として用いられる、TCP(Tape Career Package)あるいはCOF(Chip On Film)における、最小の配線ピッチは、現在、量産レベルにあるもので、およそ、25μm〜30μmであるのに対し、フレキシブルプリント基板10における最小配線ピッチは、およそ、50μm〜60μmである。ここで、フレキシブルプリント基板10での配線201を、図15Bに示すように、上段の列にある電極301aからは上側に、下段の列にある電極301bからは下側に引き回すことで、フレキシブルプリント基板10における配線201のピッチを、フィルムパッケージ5における配線ピッチの2倍とすることができる、つまり、フィルムパッケージ5における配線ピッチを、フレキシブルプリント基板10における配線ピッチに合わせて、粗くする必要がなくなり、フィルムパッケージ5において、フレキシブルプリント基板10と接続する接続部101の領域を確保するために、フィルムパッケージ5の幅を広くする必要をなくすことで、パッケージコストを削減することができる。
図15Bに示される構成では、フレキシブルプリント基板10において、千鳥配置された複数の電極301の所定の列(電極301aの列)に接続される配線と、所定の列と異なる列(電極301bの列)に接続される配線とが、それぞれ相反する方向へ向かう。
また、特に図示しないが、本実施の形態においても、前述の実施の形態2のように、フィルムパッケージ5と表示パネル9との間に、2つの分割フレキシブルプリント基板10a、10bを介して接続する形態とすることもでき、前述の実施の形態3のように、フレキシブルプリント基板10において、表示パネル9と接続する辺をスリットにより分割した形態とすることもできる。さらに、前述の実施の形態1から3と同様に、フレキシブルプリント基板10、あるいは分割フレキシブルプリント基板10a、10bの形状を台形とした形態とすること、あるいは、フィルムパッケージ5に実装された駆動回路素子6を表示パネルモジュールのシャーシ部11に接触させて、放熱性を高めた形態とすること、1つのフィルムパッケージ5に複数の回路素子を実装した形態とすること、フィルムパッケージ5における、フレキシブルプリント基板10と接続するための接続部101あるいは、分割フレキシブルプリント基板10a、10bと接続するための接続部101a、101bの領域をフィルムパッケージ5の3辺にわたる形態とすること、フレキシブルプリント基板10、あるいは分割フレキシブルプリント基板10a、10bにおける複数の配線の抵抗値のばらつきを低減した形態とすることもできる。
以上、本発明の表示パネルモジュールおよび表示装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲内で当業者が思いつく各種変形を施したものも本発明の範囲内に含まれる。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、複数の実施の形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
例えば、上記実施の形態において、フィルムパッケージ5のフレキシブルプリント基板10と接続するための接続部101の領域が1辺又は3辺にわたって設けられるとした。つまり、フレキシブルプリント基板10の複数の電極301は、フィルムパッケージ5の異なる1辺又は3辺と接続されるとした。しかし、図16の表示パネルモジュールの平面図に示されるように、フィルムパッケージ5のフレキシブルプリント基板10と接続するための接続部101の領域が2辺にわたって設けられてもよい。つまり、フレキシブルプリント基板10のフィルムパッケージ5と接続される複数の電極301は、フィルムパッケージ5の異なる2辺と接続されてもよい。この2辺は、フィルムパッケージ5のフレキシブルプリント基板10の所定の一辺と対向する辺を挟み込む2辺を含む。
また、上記実施の形態において、画素データを出力する回路素子が実装されたフレキシブルプリント基板としてフィルムパッケージ5を例示したが、これに限られない。
また、上記実施の形態において、フィルムパッケージ5の駆動回路素子6と接触する放熱性の高い物質としてのシャーシ部11を例示したが、表示装置に設けられた放熱性シートであっても構わない。
本発明は、表示パネルモジュールのコストを削減するために、表示パネルモジュールにおける駆動回路素子の員数を削減するにあたり、従来の技術では課題となる、表示パネル上における配線領域面積の増加の問題と、表示パネルモジュールの駆動回路素子における発熱の問題とを同時に解決することができ、液晶パネルなどのフラットパネルディスプレイ装置にとって有用である。
1 コントローラ回路素子
2、4 配線基板
3 ケーブル
5 フィルムパッケージ
6 駆動回路素子
7 配線領域
8 表示領域
9 表示パネル
10 フレキシブルプリント基板
10a、10b 分割フレキシブルプリント基板
11 シャーシ部
12 突起部
101、101a、101b、102、102a、102b 接続部
103、103a、103b スリット
201 配線
301、301a、301b、302 電極
2、4 配線基板
3 ケーブル
5 フィルムパッケージ
6 駆動回路素子
7 配線領域
8 表示領域
9 表示パネル
10 フレキシブルプリント基板
10a、10b 分割フレキシブルプリント基板
11 シャーシ部
12 突起部
101、101a、101b、102、102a、102b 接続部
103、103a、103b スリット
201 配線
301、301a、301b、302 電極
本発明は、表示パネルモジュールに関わるものであり、特に液晶パネル等の表示パネルの駆動回路を搭載した回路素子(以下、駆動回路素子)の員数削減、および表示パネルモジュールの低コスト化を目的とした表示パネルモジュールに関するものである。
近年、テレビやモニタ等の表示装置として、液晶パネル、プラズマディスプレイパネル、及び有機ELパネルなどのフラットパネルディスプレイ装置の市場が拡大しつつある。また、市場が拡大すると共に、フラットパネルディスプレイ装置の低価格化が加速している。結果として、さらにフラットパネルディスプレイ装置の市場が拡大し、フラットパネルディスプレイ装置を製造する上で、表示パネルモジュールや周辺機器のコスト低減が必要不可欠な要件となっている。
ここで、液晶パネルなどに用いられる一般的な表示パネルモジュールの概略構成を示す平面図を図17に示す。この表示パネルモジュールでは、駆動回路素子6を制御するコントローラ回路を搭載した回路素子(以下、コントローラ回路素子)1が配線基板(以下、コントローラ基板)2に実装されている。コントローラ回路素子1から出力された信号は、ケーブル3およびコントローラ基板2とは別の配線基板(以下、ソース基板)4を介して、フィルムパッケージ5に入力される。ソース基板4には複数のフィルムパッケージ5が接続されている。さらに、フィルムパッケージ5内の配線を介して、コントローラ回路素子1から出力された信号は、駆動回路素子6へと入力される。そして、駆動回路素子6から出力された駆動信号は、フィルムパッケージ5内の配線を介して、表示パネル9に入力され、表示パネル9にある配線領域7を経由し、表示領域8にマトリクス状に配置された画素を駆動する制御線へと入力される。駆動信号により画素を駆動することで、表示パネル9に画像が表示される。ここでは、ケーブル3およびソース基板4を2つずつ使用した例を示しているが、それぞれ1つあるいは3つ以上とするものもある。
前述した、表示パネルモジュールのコストを低減するための施策として、駆動回路素子6やフィルムパッケージ5の員数を削減することは非常に有効な手段である。そこで、図18に示すような、1つのフィルムパッケージ5に複数の駆動回路素子6を実装することで、フィルムパッケージ5の員数を削減する技術も開示されている(たとえば特許文献1)。
しかしながら、従来の構成によれば、フィルムパッケージ5の員数を削減するにしたがって、表示パネル9における配線領域7を確保するために、配線領域7の垂直方向の長さYを長くとる必要が発生する。このため、同一ガラス基板上におけるパネルの取れ数を減らす結果を招き、表示パネルモジュールとしてのコスト低減を実現できない。また、さらなるコスト低減のために、フィルムパッケージ5のみでなく、駆動回路素子6の員数を削減すると、配線領域7の垂直方向の長さYはさらに長くなる。ここで、テレビなど表示パネルが大型であるほど、あるいは画素数が多くなるほどこの課題は顕著となるため、従来の構成では駆動回路素子の員数を削減することは困難である。
また、駆動回路素子6の員数を削減する上での別の課題として、駆動回路素子6の員数を削減することは、すなわち、駆動回路素子6の1つあたりの出力数を増加することになる。つまり、駆動回路素子6の1つあたりの回路規模が増え、消費電力が増加することになる。その結果、駆動回路素子6の自己発熱温度が上昇し、駆動回路素子6としての保証温度を超えたり、駆動回路素子6としての特性の悪化を招いたりすることで、表示画質が低下する。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、同一ガラス基板上におけるパネルの取れ数を減らすことなく、駆動回路素子の員数の削減を可能とし、また、駆動回路素子の放熱特性を高めることができる構成とした、表示パネルモジュールおよび表示装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る表示パネルモジュールは、画素データを出力する回路素子が実装された第1フレキシブルプリント基板と、表示パネルと、前記第1フレキシブルプリント基板と接続された複数の第1端子と、前記第1端子より広いピッチで前記第1端子に対応して配設され、前記表示パネル及び対応する前記第1端子と接続された複数の第2端子とを有し、前記第1フレキシブルプリント基板と前記表示パネルとの間で前記画素データの中継を行う第2フレキシブルプリント基板とを備えることを特徴とする。
言い換えると、本発明の一態様に係る表示パネルモジュールは、回路素子を実装したフィルムパッケージの電極と表示パネルの電極とを1つ以上のフレキシブルプリント基板を介して接続し、前記フレキシブルプリント基板により、前記フィルムパッケージと前記フレキシブルプリント基板との接続領域より、前記フレキシブルプリント基板と前記表示パネルとの接続領域を、幅広く取ることを特徴とする。
ここで、本発明の一態様に係る表示パネルモジュールは、上記表示パネルモジュールに対して、前記回路素子が実装された第1フレキシブルプリント基板は、フィルムパッケージであることが好ましい。また、第2フレキシブルプリント基板は、第1フレキシブルプリント基板と同じ材質、具体的には第1フレキシブルプリント基板としてのフィルムパッケージと同じフィルムパッケージ(ただし、チップが実装されていないフィルムパッケージ)で構成されるのが好ましい。
このような構成により、表示パネル上の配線領域の面積を小さくすることができ、表示パネルの取れ数を多くできるという効果を有する。
本発明の一態様に係る表示パネルモジュールは、上記表示パネルモジュールに対して、1つの前記第1フレキシブルプリント基板に複数の回路素子が実装されることを特徴とする。
このような構成により、パッケージコストを削減できるという効果を有する。
本発明の一態様に係る表示パネルモジュールは、上記表示パネルモジュールに対して、前記複数の回路素子が、前記表示パネルの駆動回路を搭載した駆動回路素子と、前記駆動回路を制御するコントローラ回路を搭載した回路素子、および前記駆動回路に供給される電源電圧を生成する電源回路を搭載した回路素子のいずれかとを含むことを特徴とする。
このような構成により、駆動回路の動作特性を安定させることができ、また、表示パネルモジュールを構成するための配線基板などの部材を削減できるという効果を有する。
本発明の一態様に係る表示パネルモジュールは、上記表示パネルモジュールに対して、前記第2端子は、前記第2フレキシブルプリント基板の一辺に並んで配設されており、前記第2フレキシブルプリント基板の一辺には切れ込みが設けられていることを特徴とする。
このような構成により、第2フレキシブルプリント基板と表示パネルとの接続の信頼性をあげることができるという効果を有する。
本発明の一態様に係る表示パネルモジュールは、上記表示パネルモジュールに対して、前記切れ込みが、前記第2フレキシブルプリント基板の一辺に対し、90度の方向であることを特徴とする。
このような構成により、第2フレキシブルプリント基板と表示パネルとの配線の効率が良くなるという効果を有する。
本発明の一態様に係る表示パネルモジュールは、上記表示パネルモジュールに対して、前記第2フレキシブルプリント基板の一辺は、前記切れ込みにより長さが均等な辺に分割されていることを特徴とする。
このような構成により、第2フレキシブルプリント基板と表示パネルとの接続工程を容易にし、工数を削減できるという効果を有する。
本発明の一態様に係る表示パネルモジュールは、上記表示パネルモジュールに対して、前記第2フレキシブルプリント基板の形状が、前記第1端子が並んで配設された辺を上底、前記第2端子が並んで配設された辺を下底とする台形であることを特徴とする。
このような構成により、第2フレキシブルプリント基板のサイズを必要最小限に抑え、第2フレキシブルプリント基板にかかるコストを削減できるという効果を有する。
本発明の一態様に係る表示パネルモジュールは、上記表示パネルモジュールに対して、2つの前記第2フレキシブルプリント基板を備え、前記2つの第2フレキシブルプリント基板の第2端子は、前記表示パネルの共通の一辺と接続されることを特徴とする。
本発明の一態様に係る表示パネルモジュールは、上記表示パネルモジュールに対して、前記2つの第2フレキシブルプリント基板の形状が、前記第1端子が並んで配設された辺を上底、前記第2端子が並んで配設された辺を下底とする台形であり、前記上底及び前記下底をつなぐ2つの辺の一方は前記上底および前記下底と90度の角を成すことを特徴とする。
このような構成により、さらに、第2フレキシブルプリント基板の取れ数を増やすことができ、コストを削減できるという効果を有する。
本発明の一態様に係る表示パネルモジュールは、上記表示パネルモジュールに対して、前記複数の第1端子が、千鳥配置されていることを特徴とする。
このような構成により、駆動回路素子の員数を減らすため、駆動回路素子1つあたりの出力数が増えても、フィルムパッケージと第2フレキシブルプリント基板とを接続するための第1端子を配置する領域の増加を抑制し、パッケージコストを削減できるという効果を有する。
本発明の一態様に係る表示パネルモジュールは、上記表示パネルモジュールに対して、前記第2フレキシブルプリント基板において、前記千鳥配置された複数の第1端子の所定の列に接続される配線と、前記所定の列と異なる列に接続される配線とが、それぞれ相反する方向へ向かうことを特徴とする。
このような構成により、フィルムパッケージの配線ピッチは、第2フレキシブルプリント基板の配線ピッチの半分にすることが可能となり、フィルムパッケージのサイズを小さくできることで、パッケージコストを削減できるという効果を有する。
本発明の一態様に係る表示パネルモジュールは、上記表示パネルモジュールに対して、前記複数の第1端子は、前記第1フレキシブルプリント基板の異なる2辺と接続されることを特徴とする。
本発明の一態様に係る表示パネルモジュールは、上記表示パネルモジュールに対して、前記複数の第1端子は、前記第1フレキシブルプリント基板の異なる3辺と接続されることを特徴とする。
このような構成により、フィルムパッケージの幅を広くせずとも、フィルムパッケージと第2フレキシブルプリント基板とを接続する第1端子の増加に対応できるため、パッケージコストを削減できるという効果を有する。
本発明の一態様に係る表示パネルモジュールは、上記表示パネルモジュールに対して、前記第2フレキシブルプリント基板における複数の配線の前記第1端子から前記第2端子までの抵抗値は、前記複数の配線で均一あるいは均一に近い状態であることを特徴とする。
このような構成により、配線抵抗による駆動回路素子からの出力信号の電圧降下などのばらつきを抑えることができ、表示パネルモジュールにおける、表示特性の悪化を抑制できるという効果を有する。
本発明の一態様に係る表示パネルモジュールは、上記表示パネルモジュールに対して、前記第2フレキシブルプリント基板における複数の配線は、配線の長さが異なり、前記第2フレキシブルプリント基板において、配線の長さが長い配線の幅は、配線の長さの短い配線の幅より太いことを特徴とする。
このような構成により、容易に配線抵抗による駆動回路素子からの出力信号の電圧降下などのばらつきを抑えることができ、表示パネルモジュールにおける、表示特性の悪化を抑制できるという効果を有する。
本発明の一態様に係る表示装置は、上記表示パネルモジュールと、前記回路素子と接触する放熱性の高い物質とを備えることを特徴とする。
このような構成により、駆動回路素子の放熱特性を高めることができ、駆動回路素子1つあたりの回路規模の増加、つまり出力数を増加させることを可能とし、駆動回路素子の員数を削減することができるという効果を有する。
本発明の一態様に係る表示装置は、上記表示装置に対して、前記放熱性の高い物質がシャーシ部であることを特徴とする。
このような構成により、新たな放熱用の部材を追加することなく、駆動回路素子の放熱特性を高めることができ、駆動回路素子1つあたりの回路規模の増加、つまり出力数を増加させることを可能とし、駆動回路素子の員数を削減することができるという効果を有する。
本発明の一態様に係る表示装置は、上記表示装置に対して、前記シャーシ部は、前記回路素子との接触部に突起部を有することを特徴とする。
このような構成により、シャーシ部と駆動回路素子との接触性を高め、駆動回路素子の放熱特性をより高めることができ、駆動回路素子1つあたりの回路規模の増加、つまり出力数を増加させることを可能とし、駆動回路素子の員数を削減することができるという効果を有する。
以上のように、本発明の一態様に係る表示パネルモジュールおよび表示装置によれば、表示パネル上における配線領域を増加させることなく、つまり、同一ガラス基板上におけるパネルの取れ数を減らすことなく、表示パネルモジュールにおける駆動回路素子の員数を削減することを可能とすることで、表示パネルモジュールの低コスト化の効果を得る。
また、フィルムパッケージに実装された表示パネルの駆動回路素子を、例えば表示パネルモジュールのシャーシ部など放熱性の高い物質に接触させることを可能とした。つまり、駆動回路素子の放熱特性を高めることで、駆動回路素子1つあたりの多出力化により、表示パネルモジュールにおける駆動回路素子の員数を削減することを可能とすることで、表示パネルモジュールの低コスト化の効果を得る。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施の形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態における、表示パネルモジュールの構成を示す平面図である。
図1は、本実施の形態における、表示パネルモジュールの構成を示す平面図である。
この表示パネルモジュールは、フィルムパッケージ5、表示パネル9およびフレキシブルプリント基板10を備える。同表示パネルモジュールは、フィルムパッケージ5に実装された駆動回路素子6を1つまで削減させた場合において、フィルムパッケージ5の電極(端子)と表示パネル9の電極(端子)とを、フレキシブルプリント基板10を介して接続した構成を有する。ここで、フレキシブルプリント基板10と表示パネル9との接続部102の幅X102をフィルムパッケージ5とフレキシブルプリント基板10との接続部101の幅X101より長くすることで、フィルムパッケージ5を表示パネル9に直接接合した場合より、表示パネル9上にある配線領域7の垂直方向の長さYを小さくすることを可能とし、表示パネルモジュールとしてのコスト削減が実現される。駆動回路素子6は、表示パネル9の駆動回路を搭載した表示回路用の半導体集積回路素子である。フィルムパッケージ5は、駆動回路素子6と、電極と、この電極と駆動回路素子6とを接続する配線と、駆動回路素子6が実装された可撓性の配線基板とから構成される。なお、走査信号及び画素信号等の画素データを出力する回路素子として駆動回路素子6を例示したが、これに限られない。
図2Aは、本実施の形態における、表示装置の横断面図である。
表示装置は、図1の表示パネルモジュールと、フィルムパッケージ5の駆動回路素子6と接触する放熱性の高い物質としてのシャーシ部11とを備える。本実施の形態によれば、フィルムパッケージ5に対し、駆動回路素子6が表示パネルモジュールにおけるシャーシ部11側に出ることになる。ここで、シャーシ部11は金属などの熱伝導率の高い物質で構成されている。これにより、図2Bに示すような、駆動回路素子6とシャーシ部11の間にフィルムパッケージ5が入る従来の構成に比べ、駆動回路素子6における自己発熱を、効率良くシャーシ部11に放熱させることを可能とした。この構成は、フィルムパッケージ5と表示パネル9との間に、フレキシブルプリント基板10を介することにより実現できた。これにより、駆動回路素子6における1つあたりの出力数、すなわち、回路規模を増やして1つあたりの消費電力が増加しても、新たな放熱用部材などを追加することなく、駆動回路素子6の自己発熱による温度上昇を抑制することができ、表示パネルモジュールとしてのコスト低減を実現する。また、図2Cに示すように、シャーシ部11の駆動回路素子6と接触する箇所(駆動回路素子6との接触部)に突起部12を設けることで、シャーシ部11と駆動回路素子6の接触性を高めた場合には、より高い放熱効果を得ることが出来る。
図3は、本実施の形態における、フレキシブルプリント基板10の電極(端子)の配置を示す平面図である。
フレキシブルプリント基板10は、フィルムパッケージ5と接続される複数の電極(第1端子)301と、電極301より広いピッチで配設され、表示パネル9と接続される複数の電極(第2端子)302と、電極301および302を接続する配線と、配線が形成された可撓性の配線基板とから構成される。このとき、ピッチとは、所定の電極の並び方向の幅の中心と、所定の電極の隣に並んで位置する電極の並び方向の幅の中心との間隔をいう。
フレキシブルプリント基板10は、矩形形状を有し、フィルムパッケージ5と表示パネル9との間でフィルムパッケージ5からの画素データの中継を行う。
複数の電極301は、フレキシブルプリント基板10の所定の一辺に並んで配設され、この所定の一辺が接続部101を構成する。一方、複数の電極302は、フレキシブルプリント基板10の所定の一辺に対向する他の一辺に並んで配設され、この他の一辺が接続部102を構成する。
(変形例1)
次に、本実施の形態に係る表示パネルモジュールの変形例について、図4を用いて説明する。
次に、本実施の形態に係る表示パネルモジュールの変形例について、図4を用いて説明する。
図4に示すように、本変形例の表示パネルモジュールでは、フレキシブルプリント基板10の形状を台形とすることで、フレキシブルプリント基板10の面積を必要最小限に抑え、表示パネルモジュールとしてのコストを削減することができる。
フィルムパッケージ5と接続される複数の電極301は台形形状のフレキシブルプリント基板10の上底に並んで配設され、表示パネル9と接続される複数の電極302はフレキシブルプリント基板10の下底に並んで配設される。なお、台形形状の下底は上底よりも長い辺である。
(変形例2)
次に、本実施の形態に係る表示パネルモジュールの他の変形例について、図5を用いて説明する。
次に、本実施の形態に係る表示パネルモジュールの他の変形例について、図5を用いて説明する。
図5に示すように、本変形例の表示パネルモジュールは、1つのフィルムパッケージ5に表示パネル9の駆動回路を制御するコントローラ回路を実装(搭載)した回路素子(コントローラ回路素子)1と駆動回路素子6とを実装した構成、つまり1つのフィルムパッケージ5に複数の回路素子が実装された構成を有する。本実施の形態の構成により、表示パネルモジュールにおいて、駆動回路素子6を1つまで削減することが可能となる。この結果、図17に示すような、従来の表示パネルモジュールの構成において、コントローラ回路素子1と複数の駆動回路素子6とを接続するために使用している、ケーブル3、ソース基板4、およびコントローラ基板2を削減することで、表示パネルモジュールとしてのコストを削減することができる。ここで、図5におけるコントローラ回路素子1を、駆動回路素子6に供給される電源を生成するための電源回路を搭載した電源回路素子としたり、あるいは、その両者としたりする構成とすることもできる。
なお、本変形例において、1つのフィルムパッケージ5にコントローラ回路素子1と駆動回路素子6とが実装されるとした。しかし、駆動回路素子6と、コントローラ回路素子1および電源回路素子の少なくともいずれかとが実装されれば、1つのフィルムパッケージ5に実装される回路素子はコントローラ回路素子1及び駆動回路素子6に限られない。
(変形例3)
次に、本実施の形態に係る表示パネルモジュールの他の変形例について、図6を用いて説明する。
次に、本実施の形態に係る表示パネルモジュールの他の変形例について、図6を用いて説明する。
図6に示すように、本変形例の表示パネルモジュールでは、フィルムパッケージ5において、フレキシブルプリント基板10と接続するための接続部101の領域が、3辺にわたっている。これにより、駆動回路素子6の出力数の増加にともなう、フィルムパッケージ5とフレキシブルプリント基板10とを接続するための電極301の増加に対し、フィルムパッケージ5の幅を広くせずに対応できるため、パッケージコストを削減できる。
フレキシブルプリント基板10のフィルムパッケージ5と接続される複数の電極301は、フィルムパッケージ5の異なる2辺、具体的にフィルムパッケージ5の異なる3辺と接続されている。この3辺は、フィルムパッケージ5のフレキシブルプリント基板10の所定の一辺と対向する辺と、この辺を挟み込む2辺とを含む。
(変形例4)
次に、本実施の形態に係る表示パネルモジュールの他の変形例について、図7を用いて説明する。
次に、本実施の形態に係る表示パネルモジュールの他の変形例について、図7を用いて説明する。
図7に示すように、本変形例の表示パネルモジュールでは、フレキシブルプリント基板10における配線パターンが異なる配線長で引き回されている。本構成によれば、フレキシブルプリント基板10において、フィルムパッケージ5との接続部101から表示パネル9との接続部102までの距離は、フレキシブルプリント基板10の中央部の配線201ほど短く、端部の配線201ほど長くなる。ここで、フレキシブルプリント基板10における複数の配線201は、主に表示パネル9の画素を駆動するための駆動信号を、フィルムパッケージ5から表示パネル9へ伝達する配線である。従って、フレキシブルプリント基板10における複数の配線201の抵抗のばらつきが大きいと、電圧降下など、駆動信号に与える影響がばらつくことになり、表示パネル9において、表示ムラを発生するなど、表示特性の悪化を招く要因となりうるため、例えば、配線201の長さが長くなる程、配線201の幅を太くして、それぞれの配線における抵抗値のばらつきを低減することで、この問題を抑制することができる。なお、この抵抗値は、均一であることが望ましいが、完全に均一ということでなくとも、均一に近づけることにより、表示特性を良化できることはいうまでもない。
フレキシブルプリント基板10における複数の配線201の電極301から電極302までの抵抗値は、複数の配線201で均一あるいは均一に近い状態である。フレキシブルプリント基板10における複数の配線201は、配線201の長さが異なり、フレキシブルプリント基板10において、配線201の長さが長い配線201の幅は、配線201の長さの短い配線201の幅より太い。
(実施の形態2)
図8は、本実施の形態における、表示パネルモジュールの構成を示す平面図である。
図8は、本実施の形態における、表示パネルモジュールの構成を示す平面図である。
この表示パネルモジュールは、フィルムパッケージ5と表示パネル9との間に、2つの分割フレキシブルプリント基板10a、10bが設けられている。前述の実施の形態1の表示パネルモジュールにおいて、一般に電子部品の接合方法として用いられている、異方性導電フィルム(以下、ACF)を使用した熱圧着によって、フレキシブルプリント基板10の電極302と表示パネル9の電極とを接合する際、フレキシブルプリント基板10と表示パネル9との熱膨張率の違いによる、歪みの発生を考慮して、それぞれの電極のパターン設計時に補正値を含んだ設計をする必要がある。フレキシブルプリント基板10と表示パネル9との接続部102の幅X102が長くなるほど、この補正値の合わせ込みは困難になる。そこで、本実施の形態の表示パネルモジュールでは、実施の形態1のフレキシブルプリント基板10を2つの部分に分けて、図8に示すように、2つの分割フレキシブルプリント基板10a、10bとしている。言い換えると、表示パネル9の共通の一辺に対して2つの分割フレキシブルプリント基板10a、10bを設け、2つの分割フレキシブルプリント基板10a、10bの電極302を表示パネル9の共通の一辺と接続している。フレキシブルプリント基板と表示パネル9との接続部102を接続部102a、102bの2つに分割することで、補正値の合わせ込みの難易度を軽減させ、ひいては、表示パネル9と分割フレキシブルプリント基板10a、10bとの接続の信頼性をあげることができる。
また、特に図示しないが、本実施の形態においても、前述の実施の形態1と同様に、フィルムパッケージ5に実装された駆動回路素子6を表示パネルモジュールのシャーシ部11に接触させて、放熱性を高めた形態とすること、あるいは、1つのフィルムパッケージ5に複数の回路素子を実装した形態とすること、分割フレキシブルプリント基板10a、10bにおける複数の配線の抵抗値のばらつきを低減した形態とすることもできる。
(変形例5)
次に、本実施の形態に係る表示パネルモジュールの変形例について、図9A及び図9Bを用いて説明する。
次に、本実施の形態に係る表示パネルモジュールの変形例について、図9A及び図9Bを用いて説明する。
図9Aに示すように、本変形例の表示パネルモジュールでは、分割フレキシブルプリント基板10a、10bの形状をそれぞれ台形としている。前述の実施の形態1と同様に、分割フレキシブルプリント基板10a、10bの形状を台形とすることで、分割フレキシブルプリント基板10a、10bにかかるコストを削減することができる。ここで、図9Aに示すように、分割フレキシブルプリント基板10a、10bの形状をそれぞれ、フィルムパッケージ5との接合面を上底、表示パネル9との接合面を下底とする台形とし、平行でない辺の一方と、上底および下底との成す角がそれぞれ90度である形状とすることで、図9Bに示すように、分割フレキシブルプリント基板10a、10bの基材からの取れ数を増やすことができる。
フィルムパッケージ5と接続される複数の電極301は台形形状の分割フレキシブルプリント基板10a、10bの上底に並んで配設され、表示パネル9と接続される複数の電極302は分割フレキシブルプリント基板10a、10bの下底に並んで配設される。分割フレキシブルプリント基板10a、10bの上底及び下底をつなぐ2つの辺の一方は、上底および下底と90度の角を成している。
(変形例6)
次に、本実施の形態に係る表示パネルモジュールの他の変形例について、図10を用いて説明する。
次に、本実施の形態に係る表示パネルモジュールの他の変形例について、図10を用いて説明する。
図10に示すように、本変形例の表示パネルモジュールでは、フィルムパッケージ5における、分割フレキシブルプリント基板10a、10bと接続するための接続部101a、101bの領域をフィルムパッケージ5の3辺にわたる形態としている。これにより、フィルムパッケージ5の幅を広げることなく、フィルムパッケージ5と分割フレキシブルプリント基板10a、10bとを接続する電極301の増加、つまり駆動回路素子6の多出力化に対応することができる。
(実施の形態3)
図11は、本実施の形態における、表示パネルモジュールの構成を示す平面図である。
図11は、本実施の形態における、表示パネルモジュールの構成を示す平面図である。
この表示パネルモジュールは、複数の電極302が配設されたフレキシブルプリント基板10の一辺に切れ込みとしてのスリット103を形成し、フレキシブルプリント基板10において表示パネル9との接続部102をスリット103によって分割した構成を有する。フレキシブルプリント基板10と表示パネル9との接続部102を幅X102a、X102b、X102c、X102dの4つの部分に分割することで、前述の実施の形態2と同様に、フレキシブルプリント基板10と表示パネル9とを、ACFを使用して熱圧着する際に考慮すべき、補正値の合わせ込みの難易度を軽減させることができ、フレキシブルプリント基板10と表示パネル9との接続の信頼性をあげることができる。
また、特に図示しないが、本実施の形態においても、前述の実施の形態1あるいは2と同様に、フレキシブルプリント基板10の形状を台形とした形態とすること、あるいは、フィルムパッケージ5に実装された駆動回路素子6を表示パネルモジュールのシャーシ部11に接触させて、放熱性を高めた形態とすること、1つのフィルムパッケージ5に複数の回路素子を実装した形態とすること、フィルムパッケージ5におけるフレキシブルプリント基板10と接続するための接続部101をフィルムパッケージ5の3辺にわたる形態とすること、フレキシブルプリント基板10における複数の配線の抵抗値のばらつきを低減した形態とすることもできる。
(変形例7)
次に、本実施の形態に係る表示パネルモジュールの変形例について、図12を用いて説明する。
次に、本実施の形態に係る表示パネルモジュールの変形例について、図12を用いて説明する。
図12に示すように、本変形例の表示パネルモジュールでは、フレキシブルプリント基板10におけるスリット103を表示パネル9と接続する辺(複数の電極302が配設された一辺)に対し、90度の方向とすることで、フレキシブルプリント基板10と表示パネル9との配線効率を良くすることができる。また、フレキシブルプリント基板10において、スリット103によってフレキシブルプリント基板10の表示パネル9と接続する辺を均等な2つの辺に分割することで、接続部102は均等な幅X102a、X102bの2つの部分に分割される。その結果、接続部102のそれぞれの箇所について個別に補正値を考慮する必要をなくし、また、接続に用いる設備をそれぞれの箇所ごとに分ける必要をなくすことで、フレキシブルプリント基板10と表示パネル9との接続における工程を容易化できる。
(変形例8)
次に、本実施の形態に係る表示パネルモジュールの他の変形例について、図13を用いて説明する。
次に、本実施の形態に係る表示パネルモジュールの他の変形例について、図13を用いて説明する。
図13に示すように、本変形例の表示パネルモジュールは、前述の実施の形態2の分割フレキシブルプリント基板10a、10bにスリット103a、103bを設けた形態を有する。
(実施の形態4)
図14A及び図14Bは、本実施の形態における、表示パネルモジュールの構成を示す平面図である。具体的に、図14Aは駆動回路素子6を実装したフィルムパッケージ5とフレキシブルプリント基板10とを抜き出した拡大図である。図14Bは、フレキシブルプリント基板10におけるフィルムパッケージ5と接続する電極301を千鳥配置とした形態の、接続部101の拡大図である。
図14A及び図14Bは、本実施の形態における、表示パネルモジュールの構成を示す平面図である。具体的に、図14Aは駆動回路素子6を実装したフィルムパッケージ5とフレキシブルプリント基板10とを抜き出した拡大図である。図14Bは、フレキシブルプリント基板10におけるフィルムパッケージ5と接続する電極301を千鳥配置とした形態の、接続部101の拡大図である。
図14Cは、本実施の形態の比較例における、表示パネルモジュールの構成を示す平面図である。具体的に、図14Cは、フレキシブルプリント基板10におけるフィルムパッケージ5と接続する電極301を一列に配置した形態の、接続部101の拡大図である。
図14Bに示すように、フィルムパッケージ5とフレキシブルプリント基板10とを接続するフレキシブルプリント基板10の複数の電極301を千鳥配置し、異なる2つの列の電極301a、301bで構成することで、一列に配置した図14Cに比べ、電極の間隔Wが同じままで接続部101の領域を拡大することなく、つまり、フィルムパッケージ5のサイズを大きくすることなく、より多くの電極を配置することで、パッケージコストを削減することができる。
図15A及び図15Bは、本実施の形態における、表示パネルモジュールの構成を示す平面図である。具体的に、図15Aは、図14Bのように、フィルムパッケージ5とフレキシブルプリント基板10との接続部101における電極301を千鳥配置したときの、フレキシブルプリント基板10における配線201の引き回しを示す拡大図である。図15Bは、フレキシブルプリント基板10における、フィルムパッケージ5との接続部101の拡大図である。
一般に、フィルムパッケージ5として用いられる、TCP(Tape Career Package)あるいはCOF(Chip On Film)における、最小の配線ピッチは、現在、量産レベルにあるもので、およそ、25μm〜30μmであるのに対し、フレキシブルプリント基板10における最小配線ピッチは、およそ、50μm〜60μmである。ここで、フレキシブルプリント基板10での配線201を、図15Bに示すように、上段の列にある電極301aからは上側に、下段の列にある電極301bからは下側に引き回すことで、フレキシブルプリント基板10における配線201のピッチを、フィルムパッケージ5における配線ピッチの2倍とすることができる、つまり、フィルムパッケージ5における配線ピッチを、フレキシブルプリント基板10における配線ピッチに合わせて、粗くする必要がなくなり、フィルムパッケージ5において、フレキシブルプリント基板10と接続する接続部101の領域を確保するために、フィルムパッケージ5の幅を広くする必要をなくすことで、パッケージコストを削減することができる。
図15Bに示される構成では、フレキシブルプリント基板10において、千鳥配置された複数の電極301の所定の列(電極301aの列)に接続される配線と、所定の列と異なる列(電極301bの列)に接続される配線とが、それぞれ相反する方向へ向かう。
また、特に図示しないが、本実施の形態においても、前述の実施の形態2のように、フィルムパッケージ5と表示パネル9との間に、2つの分割フレキシブルプリント基板10a、10bを介して接続する形態とすることもでき、前述の実施の形態3のように、フレキシブルプリント基板10において、表示パネル9と接続する辺をスリットにより分割した形態とすることもできる。さらに、前述の実施の形態1から3と同様に、フレキシブルプリント基板10、あるいは分割フレキシブルプリント基板10a、10bの形状を台形とした形態とすること、あるいは、フィルムパッケージ5に実装された駆動回路素子6を表示パネルモジュールのシャーシ部11に接触させて、放熱性を高めた形態とすること、1つのフィルムパッケージ5に複数の回路素子を実装した形態とすること、フィルムパッケージ5における、フレキシブルプリント基板10と接続するための接続部101あるいは、分割フレキシブルプリント基板10a、10bと接続するための接続部101a、101bの領域をフィルムパッケージ5の3辺にわたる形態とすること、フレキシブルプリント基板10、あるいは分割フレキシブルプリント基板10a、10bにおける複数の配線の抵抗値のばらつきを低減した形態とすることもできる。
以上、本発明の表示パネルモジュールおよび表示装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲内で当業者が思いつく各種変形を施したものも本発明の範囲内に含まれる。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、複数の実施の形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
例えば、上記実施の形態において、フィルムパッケージ5のフレキシブルプリント基板10と接続するための接続部101の領域が1辺又は3辺にわたって設けられるとした。つまり、フレキシブルプリント基板10の複数の電極301は、フィルムパッケージ5の異なる1辺又は3辺と接続されるとした。しかし、図16の表示パネルモジュールの平面図に示されるように、フィルムパッケージ5のフレキシブルプリント基板10と接続するための接続部101の領域が2辺にわたって設けられてもよい。つまり、フレキシブルプリント基板10のフィルムパッケージ5と接続される複数の電極301は、フィルムパッケージ5の異なる2辺と接続されてもよい。この2辺は、フィルムパッケージ5のフレキシブルプリント基板10の所定の一辺と対向する辺を挟み込む2辺を含む。
また、上記実施の形態において、画素データを出力する回路素子が実装されたフレキシブルプリント基板としてフィルムパッケージ5を例示したが、これに限られない。
また、上記実施の形態において、フィルムパッケージ5の駆動回路素子6と接触する放熱性の高い物質としてのシャーシ部11を例示したが、表示装置に設けられた放熱性シートであっても構わない。
本発明は、表示パネルモジュールのコストを削減するために、表示パネルモジュールにおける駆動回路素子の員数を削減するにあたり、従来の技術では課題となる、表示パネル上における配線領域面積の増加の問題と、表示パネルモジュールの駆動回路素子における発熱の問題とを同時に解決することができ、液晶パネルなどのフラットパネルディスプレイ装置にとって有用である。
1 コントローラ回路素子
2、4 配線基板
3 ケーブル
5 フィルムパッケージ
6 駆動回路素子
7 配線領域
8 表示領域
9 表示パネル
10 フレキシブルプリント基板
10a、10b 分割フレキシブルプリント基板
11 シャーシ部
12 突起部
101、101a、101b、102、102a、102b 接続部
103、103a、103b スリット
201 配線
301、301a、301b、302 電極
2、4 配線基板
3 ケーブル
5 フィルムパッケージ
6 駆動回路素子
7 配線領域
8 表示領域
9 表示パネル
10 フレキシブルプリント基板
10a、10b 分割フレキシブルプリント基板
11 シャーシ部
12 突起部
101、101a、101b、102、102a、102b 接続部
103、103a、103b スリット
201 配線
301、301a、301b、302 電極
Claims (19)
- 画素データを出力する回路素子が実装された第1フレキシブルプリント基板と、
表示パネルと、
前記第1フレキシブルプリント基板と接続された複数の第1端子と、前記第1端子より広いピッチで前記第1端子に対応して配設され、前記表示パネル及び対応する前記第1端子と接続された複数の第2端子とを有し、前記第1フレキシブルプリント基板と前記表示パネルとの間で前記画素データの中継を行う第2フレキシブルプリント基板とを備える
表示パネルモジュール。 - 1つの前記第1フレキシブルプリント基板には複数の回路素子が実装される
請求項1に記載の表示パネルモジュール。 - 前記複数の回路素子は、
前記表示パネルの駆動回路を搭載した駆動回路素子と、
前記駆動回路を制御するコントローラ回路を搭載した回路素子、および前記駆動回路に供給される電源電圧を生成する電源回路を搭載した回路素子のいずれかとを含む
請求項2に記載の表示パネルモジュール。 - 前記第2端子は、前記第2フレキシブルプリント基板の一辺に並んで配設されており、
前記第2フレキシブルプリント基板の一辺には、切れ込みが設けられている
請求項1から3のいずれか1項に記載の表示パネルモジュール。 - 前記切れ込みが、前記第2フレキシブルプリント基板の一辺に対し、90度の方向である
請求項4に記載の表示パネルモジュール。 - 前記第2フレキシブルプリント基板の一辺は、前記切れ込みにより長さが均等な辺に分割されている
請求項4または5に記載の表示パネルモジュール。 - 前記第2フレキシブルプリント基板の形状が、前記第1端子が並んで配設された辺を上底、前記第2端子が並んで配設された辺を下底とする台形である
請求項1から3のいずれか1項に記載の表示パネルモジュール。 - 前記表示パネルモジュールは、2つの前記第2フレキシブルプリント基板を備え、
前記2つの第2フレキシブルプリント基板の第2端子は、前記表示パネルの共通の一辺と接続される
請求項1から3のいずれか1項に記載の表示パネルモジュール。 - 前記2つの第2フレキシブルプリント基板の形状は、前記第1端子が並んで配設された辺を上底、前記第2端子が並んで配設された辺を下底とする台形であり、
前記上底及び前記下底をつなぐ2つの辺の一方は、前記上底および前記下底と90度の角を成す
請求項8に記載の表示パネルモジュール。 - 前記複数の第1端子が、千鳥配置されている
請求項1から9のいずれか1項に記載の表示パネルモジュール。 - 前記第2フレキシブルプリント基板において、前記千鳥配置された複数の第1端子の所定の列に接続される配線と、前記所定の列と異なる列に接続される配線とが、それぞれ相反する方向へ向かう
請求項10に記載の表示パネルモジュール。 - 前記複数の第1端子は、前記第1フレキシブルプリント基板の異なる2辺と接続される
請求項1から11のいずれか1項に記載の表示パネルモジュール。 - 前記複数の第1端子は、前記第1フレキシブルプリント基板の異なる3辺と接続される
請求項12に記載の表示パネルモジュール。 - 前記第2フレキシブルプリント基板における複数の配線の前記第1端子から前記第2端子までの抵抗値は、前記複数の配線で均一あるいは均一に近い状態である
請求項1から13のいずれか1項に記載の表示パネルモジュール。 - 前記第2フレキシブルプリント基板における複数の配線は、配線の長さが異なり、
前記第2フレキシブルプリント基板において、配線の長さが長い配線の幅は、配線の長さの短い配線の幅より太い
請求項14に記載の表示パネルモジュール。 - 前記回路素子が実装された第1フレキシブルプリント基板は、フィルムパッケージである
請求項1から15のいずれか1項に記載の表示パネルモジュール。 - 請求項1から15のいずれか1項に記載の表示パネルモジュールと、
前記回路素子と接触する放熱性の高い物質とを備える
表示装置。 - 前記放熱性の高い物質は、シャーシ部である
請求項17に記載の表示装置。 - 前記シャーシ部は、前記回路素子との接触部に突起部を有する
請求項18に記載の表示装置。
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