JPS63188570A - パワ−ステアリングの油圧制御装置 - Google Patents

パワ−ステアリングの油圧制御装置

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JPS63188570A
JPS63188570A JP62019783A JP1978387A JPS63188570A JP S63188570 A JPS63188570 A JP S63188570A JP 62019783 A JP62019783 A JP 62019783A JP 1978387 A JP1978387 A JP 1978387A JP S63188570 A JPS63188570 A JP S63188570A
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throttle
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hydraulic
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内田 耕
Takashi Kurihara
隆 栗原
Makoto Miyoshi
良 三好
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    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
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    • Y10T137/86493Multi-way valve unit
    • Y10T137/86574Supply and exhaust
    • Y10T137/86638Rotary valve
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、パワーステアリングの油圧制御装置に関す
る。
〔従来の技術〕
従来の自動車等の車両のパワーステアリングの油圧制御
装置としては、例えば特開昭57−30663号公報に
記載されているものがある。
この従来例は、油圧ブリッジ回路の各流路にそれぞれ操
舵トルクに応動する主可変絞りが介挿され、且つ一方の
対角線上の接続点間に複動シリンダが連通され、他方の
対角線上の接続点間が流体圧源に連通され、複動シリン
ダ(パワーシリンダ)の下流側の各可変絞りと並列に、
操舵トルクに応動し且つ前記主可変絞りの後に閉止され
る副可変絞りと固定絞りとの直列回路が介挿された構成
を有し、この構成により、キャビテーション現象による
口笛のような作動騒音を防止するようにしている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来のパワーステアリングの油圧制
御装置にあっては、固定絞りを除いて他の可変絞りが操
舵トルクにのみ応動するように構成されているので、例
えば車両の停止状態又はその近傍の低車速状態でのステ
アリングホイールの転舵による据切り状態と、車速か比
較的高くなる高速走行状態とで、複動シリンダにより発
生させる操舵補助トルクを変更することができず、走行
状態に対応した適切な操舵補助トルクを得ることができ
ず、据切り時の操舵トルクを軽くするように油圧特性を
設定すると高速走行時にも操舵補助トルクが発生するの
で操舵トルクが軽過ぎて車両がふらつくことがないよう
に注意しなければならず、逆に高速走行時にしっかりし
た操舵トルクを得るようにするには据切り時や低速走行
時の操舵力が大きくなり、車両のとりまわしが非常に悪
くなり、現実的には両者の中間仕様に設定せざるを得な
いという問題点があった。
また、主可変絞りと並列関係に副可変絞りと固定絞りと
の直列回路が接続されており、しかも副可変絞りが主可
変絞りに対して大きな操舵トルクで閉じ切る特性となっ
ているので、据切り時の操舵補助トルクは副可変絞りの
特性によって決定されることになり、複動シリンダで大
きな操舵補助トルクを発生させることができないという
問題点もあった。
そこで、この発明は、上記従来のパワーステアリングの
油圧制御装置の問題点に着目してなされたものであり、
流体音の発生を防止しながら、外部制御可変絞りの絞り
面積を制御することにより、パワーシリンダで発生する
操舵補助トルクを任意に変更可能とし、例えば据切り時
に大きな操舵補助トルクを発生させてそのときの操舵力
をより軽くし、走行中は低中速度から高速度領域までの
車速に対応して好適な操舵力を得ることができるパワー
ステアリングの油圧制御装置を提供することを目的とし
ている。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、この出願は、4つの流路を
環状に接続して油圧ブリッジ回路を構成し、前記各流路
に操舵トルクに応動する第1の可変絞りを設けると共に
、前記油圧ブリッジ回路の一方の対角線上の接続点間に
パワーシリンダの左右の圧力室を接続し、他方の対角線
上の接続点を油圧源に接続したパワーステアリングの油
圧制御装置において、前記パワーシリンダを挟む上流側
及び下流側の何れか一方の第1の可変絞りと直列に前記
操舵トルクに応動する第2の可変絞りを介挿し且つ当該
筒1の可変絞りのバイパス流路に前記第1及び第2の可
変絞りとは独立して絞り面積が制御される外部制御可変
絞りを介挿し、当該筒1の可変絞りが閉じ切る点近傍に
おいて第2の可変絞りが実質的に絞りとして機能するこ
とを特徴とするパワーステアリングの油圧制御装置を特
定発明とする。
また、4つの流路を環状に接続して油圧ブリッジ回路を
構成し、前記各流路に操舵トルクに応動する第1の可変
絞りを設けると共に、前記油圧ブリッジ回路の一方の対
角線上の接続点間にパワーシリンダの左右の圧力室を接
続し、他方の対角線上の接続点を油圧源に接続したパワ
ーステアリングの油圧制御装置において、前記パワーシ
リンダを挟む上流側及び下流側の何れか一方の第1の可
変絞りと直列に前記操舵トルクに応動する第2の可変絞
りを介挿し且つ当該第1の可変絞りのバイパス流路に前
記第1及び第2の可変絞りとは独立して絞り面積が制御
される外部制御可変絞りを介挿し、前記第2の可変絞り
と直列に前記操舵トルクに応動する第3の可変絞りを介
挿したことを特徴とするパワーステアリングの油圧制御
装置を併合発明としている。
〔作用〕
この発明においては、油圧ブリッジ回路におけるパワー
シリンダの上流側及び下流側の何れか一方の流路に介挿
された第1の可変絞りと直列に介挿した第2の可変絞り
と、前記第1の可変絞りのバイパス流路に介挿した外部
制御可変絞りとによって、外部制御可変絞りの絞り面積
を制御することによってパワーシリンダに供給する油圧
を任意に制御して当該パワーシリンダで発生する操舵補
助トルクの大きさを広範囲に制御することができる。特
に、外部制御可変絞りの絞り面積を車速に応じて制御す
ると、据切り時に大きな操舵補助トルクを発生させて操
舵力を軽くし、車速の増加に伴って順次操舵補助トルク
を減少させて操舵力を重くすることができる。
一方、特定発明によると、第1の可変絞りと第2の可変
絞りとが直列に介挿され、両者によって圧力降下を段階
的に行わせ゛るので、例えば据切り時のように大きな操
舵補助トルクを発生させる際に、何れかの可変絞りでキ
ャビテーションの発生等による流体音の発生を防止する
ことができる。
また、併合発明によると、第2の可変絞りと直列に操舵
トルクに応動する第3の可変絞りを介挿することにより
、この第3の可変絞りによって圧力降下を段階的に行わ
せ、上記と同様に流体音の発生を防止することができる
。殊に、第3の可変絞りを第2の可変絞りと第1の可変
絞りとの間に介挿し、且つ第3の可変絞りと第1及び第
2の可変絞りとの絞り面積を互いに逆方向の操舵トルク
に応動するように設定すると、油圧ブリッジ回路全体の
流体音の発生を確実に防止することができる。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はこの出願の特定発明に対応する第1実施例を示
す油圧系統図である。
図中、10は油圧ポンプ、11はリザーバタンクであり
、これら油圧ポンプ10及びリザーバタンク11で油圧
源が構成されている。
油圧ポンプ10及びリザーバタンク11間には、ステア
リングギヤ機構に対して操舵補助トルクを発生するパワ
ーシリンダ12を制御するコントロールバルブ13が介
挿されている。
このコントロールバルブ13は、4つの流路L +〜L
4を環状に接続した油圧ブリッジ回路14を有し、その
一方の対角線上の接続点CAI及びCAtが油圧ポンプ
10及びリザーバタンク11にそれぞれ接続され、他方
の対角線上の接続点Cl11及びC8□がパワーシリン
ダ12の左右の油圧室12L及び12Rにそれぞれ接続
され、ステアリングホイール15の右転舵又は左転舵操
作に対応して、油圧ポンプ10からの作動油が接続点C
AIと接続点Cl11及びCBZとの間の流路り、及び
L2を介して左右の油圧室12L及び12Rに圧力差を
もって作用するように構成されている。
各流路り、、L2及びL!、L4には、可変オリフィス
で構成される第1の可変絞りIR,IL及び2R,2L
がそれぞれ介挿され、さらにパワーシリンダ12の下流
側の流路L3及びL4に介挿された第1の可変絞り2R
及び2Lの上流側にこれと直列に第2の可変絞り3R及
び3Lが介挿され、且つ第1の可変絞り2R及び2 L
のバイパス流路L5に外部制御可変絞り4が介挿されて
いる。
前記第1及び第2の各可変絞りは、ステアリングホイー
ル15の例えば左方向の操舵によって第1の可変絞りI
L、2L及び第2の可変絞り3Lの3つが、右方向の操
舵によって第1の可変絞りIR,2R及び第2の可変絞
り3Rの3つがそれぞれ連動して後述する操舵トルクT
に対応してその絞り面積が縮小する方向に変化するよう
に構成されている。すなわち、ステアリングホイール1
5の転舵操作によって発生するトーションバー(図示せ
ず)等の捩り弾性力による操舵トルクTに基づいて、各
可変絞りIL、IR;2L、2R及び3L、3Rの絞り
面積A+;Az及びA、が変化する。ここで、各可変絞
りIL、IR,2L。
2R及び3L、3Rの操舵トルクTに対する絞り面積の
関係を表す絞り特性は、それぞれ第2図(a)、(b)
及び(C)に示すように選定されている。
すなわち、可変絞りLL、IRのそれぞれについては、
第2図(a)に示す如く、操舵トルクTの値が所定値T
、に達するまでは、直線IIIで示す如く操舵トルクT
の増加に伴って絞り面積が比較的急峻に低下し、所定値
T、を越えると略零に近い絞り面積となるように選定さ
れている。
また、可変絞り3L、3Rについては、第2図(C)に
示す如く、操舵トルクTの所定値T、より大きい所定値
TI’に達するまでは、前記可変絞りIL、IRの直線
”11に比較して緩やかな傾斜の直線l121で示す如
く比較的緩やかに絞り面積が低下し、所定値TI”から
所定値T2゛に達するまではさらに緩やかな直線12□
で示す如くより緩やかに低下するように選定されている
さらに、可変絞り2L、2Rは、第2図(b)に示す如
く、操舵トルクTの所定値T、、T、’間の所定値T+
”に達するまでは、前記直線lIL+  7!!+のそ
れぞれの傾きの中間の傾きを有する直線1ff+で示す
如く絞り面積が低下し、所定値T、”から所定値T2’
より小さい所定値T2″に達するまでは前記直線1□よ
りも傾きの大きな直線133で示す如く低下するように
選定されている。
一方、外部制御可変絞り4は、前記第1〜第2の可変絞
りとは関連せず独立して車速に応じて絞り面積が制御さ
れる電磁可変絞りで構成されている。ここで、外部制御
可変絞り4は、車速センサ16からの車速検出信号■。
が制御ユニッ)Uに供給され、この制御ユニッ)Uで車
速検出信号VDの値に応じた電流値の励磁電流■9に変
換され、この励磁電流■、が外部制御可変絞り4に供給
されることによって、その絞り面積A4が制御される。
すなわち、絞り面積A4が、第2図(d)に示す如く、
車速Vの増加に伴って緩やかなS字状曲線に沿って増加
するように選定されている。
そして、コントロールバルブ13の具体的構成は、第3
図(a)及び中)に示す如く、ロークリバルブ20で構
成されている。
すなわち、バルブハウジング21内に、例えばラックア
ンドピニオン式ステアリングギヤのピニオンに接続され
たバルブボデー22と、その内周面に回動自在に配設さ
れ且つステアリングホイール15に連結された円筒状の
バルブシャフト23と、その内周面に配設され且つ一端
がステアリングホイール15に、他端がランクアンドピ
ニオン式ステアリングギヤのピニオンにそれぞれ連結さ
れたトーションバー24とを備えている。そして、ロー
タリバルブ20に3組のコントロールバルブ12が12
0度の角間隔を保って並列に形成されている。
各コントロールバルブ13のそれぞれは、バルブボデー
22の内周面に軸方向に延長し且つ等角間隔で形成され
た4個の油溝C8〜C4と、バルブシャフト23の外周
面に形成された油溝C3〜C4に対向する突条り、−D
、とで構成され、油溝C1及び突条D1の反時計方向端
縁で第1の可変絞り2Lが、油溝02及び突条D2の反
時計方向端縁で第2の可変絞り3Lが、油溝C2及び突
条D2の時計方向端縁で第1の可変絞りIRが、油溝C
3及び突条D3の反時計方向端縁で第1の可変絞りIL
が、油溝C3及び突条り、の時計方向端縁で第2の可変
絞り3Rが、油溝C4及び突条D4の時計方向端縁で第
1の可変絞り2Rがそれぞれ構成されている。なお、油
溝C4及び突条pIの時計方向端部間と油溝C4及び突
条D4の反時計方向端部間とは、それぞれバルブボデー
22及びバルブシャフト23の相対変位によっては絞り
面積が十分大きい値のままで、絞りとして機能しないよ
うに構成されている。
そして、バルブシャフト23の突条D2及びり1間の油
溝E1がバルブボデー22の油路を介して油圧ポンプ1
0に、突条D4及びり、間の油溝E2がバルブシャフト
23の内部を通じてリザーバタンク11にそれぞれ接続
され、且つバルブポデー22の油溝C2及びC3がそれ
ぞれパワーシリンダ12の左右の油圧室12L及び12
Rに、油溝C,及びC4が後述する。外部制御可変絞り
4にそれぞれ接続されている。
一方、バルブハウジング21には、ロータリバルブ20
と一体に外部制御可変絞り4を構成するスプールバルブ
25が形成されている。このスプールバルブ25は、電
磁ソレノイド26の作動子26aに連結されて摺動され
るスプール27を有し、このスプール27の先端外周面
と、これに対向する油溝28とで外部制御可変絞り4が
形成されている。
次に、上記実施例の動作を説明する。今、車両停車状態
にあってステアリングホイール15を操舵しておらず転
舵輪が直進走行状態の中立位置にあるものとする。この
状態では、コントロールバルブ13の可変絞りIL、I
R〜3L、3Rの全てが全開状態となっていると共に、
車速センサ16で検出される車速■が零であり、したが
って、外部制御可変絞り4がその絞り面積が零となって
、全閉状態となっており、バイパス路り、が閉塞状態と
なっている。
したがって、油圧ポンプ10から供給される所定油圧の
作動油は、その全量がコントロールバルブ13の油圧ブ
リッジ回路14に供給されるが、この油圧ブリッジ回路
14の流路L1及びL4と流路L2及びL3とに等しい
流量で分流されるので、パワーシリンダ12の左右の油
圧室12L。
12Rは、同圧となって両者間に差圧を生じることがな
く、このパワーシリンダ12で操舵補助トルクは何ら発
生することはなく、転舵輪は直進走行状態を維持する。
この停車状態で、ステアリングホイール15を例えば左
切りして所謂据りり状態とすると、そのときの操舵トル
クに応じて可変絞りIL〜3Lが互いに連動してそれら
の絞り面積A、−Ajが縮小方向となるが、他方の可変
絞りIR〜3Rは全開状態を維持する。
したがって、流路L1については、可変絞りIRが介挿
されていない状態と等価となり、同様に、流路L3につ
いても可変絞り2R,3Rが介挿されていない状態と等
価となり、油圧ブリフジ回路14の等何回路は第4図に
示すようになる。
そして、流路L4については、外部制御可変絞り4が全
閉状態であることにより、第2の可変絞り2R及び第3
の可変絞り3Rが直列に介挿されることになり、これら
を圧力損失が同等な単一の可変絞りとみなすことができ
る。すなわち、第1及び第2の可変絞りの圧力降下P2
kg/cJ及びP3kg/aAは、それぞれ下記(1)
式及び(2)式で表すことができる。
P z = K−Q” / A!”・・・・・・・・・
・・・(1)P z = K−Q 2/ A 3”・・
・・・・・・・・・・(2)但し、Kは972g(ρ:
油比重、g:重力加速度)で求められる定数、Qは通過
流量である。
これら(1)式及び(2)式から流路L4における全体
の圧力降下P kg/cdは、次式で表すことができる
P ” P z + P 3 したがって、上記(3)式の右辺の括弧で括った項が単
一可変絞りとみなした場合の等価絞り面積Aヶに対応す
ることになり、結局単一可変絞りの等価絞り面積A、は
次式で表すことができる。
その結果、流路L4について、第2図(b)及び(C)
の絞り特性を合わせた第5図のような絞り面積特性が得
られる。このとき、第1の可変絞り2Lと第2の可変絞
り3Lとは、直列関係に接続されているので、これらを
単一可変絞りとみなしたときに、絞り面積の小さい可変
絞り即ち第1の可変絞リ2Lの絞り特性が支配的となる
また、等価絞り面積AAとみなした流路L4における等
価可変絞りと第1の可変絞りILとは、並列関係にある
ので、油圧ブリッジ回路14の全体からみた絞り面積A
は、両者の絞り面積A、及びA、を加算したものとなり
、次式で表すことができる。
A=A^+AI ・・・・・・・・・・・・(5)この
ため、油圧ブリッジ回路14の全体の絞り面積特性及び
油圧特性は、第6図(a)及び(b)に示すようになり
、これらの図から明らかなように、据切り時のように車
速Vが零若しくはその近傍の値となるときに、比較的小
さな操舵トルクTcで高い油圧P0が得られ、これによ
ってパワーシリン 。
ダ12で転舵輪を右切りする操舵補助トルクが発生する
ので、ステアリングホィール150転舵操作を軽く行う
ことができる。
このとき、パワーシリンダ12の上流側となる流路LI
においては、可変絞りILはまだ圧力が上昇していない
小さな操舵力T、ですぐに閉じ切ってしまうため発生す
る流体音は殆ど無視できるが、操舵トルクTの値が大き
くなる程、下流側となる流路L4の可変絞り2L、3L
の等価絞り面積AAが小さくなることから高圧力となり
、一方塊路L4の他端はリザーバタンク11に接続され
ているので、流路し40両端間の差圧は大きなものとな
り、単一の可変絞り例えば可変絞り2Lのみが流路L4
に介挿されているものとしたときには、この可変絞り2
しての圧力降下がキャビテーションを発生する許容限界
値を越えることになって、キャビテーションの発生によ
る口笛のような流体音を発生することになる。
しかしながら、上記実施例によると、流路L4に、第1
の可変絞り2L及び第2の可変絞り3Lが介挿されてい
るので、流路L4の両端間の圧力降下分が可変絞り2L
、3Lで分配されることになり、特に可変絞り2Lが閉
じ切る点近傍において流体音が発生し始める時に、可変
絞り3Lが実質的に絞りとして機能し始めるため、可変
絞り2しての圧力降下がキャビテーションを生じない程
度に低減され、流体音の発生を防止することができる。
なお、可変絞り2Lにおいて流体音が発生し始めるのは
油圧が約40kg/mm”以上であり、この時可変絞り
3Lでは約0.5kg/mm2以上の油圧が発生してい
るのが望ましい。
また、ステアリングホイール15を右切りした場合も、
上記とは逆に可変絞りIR〜3Rが操舵トルクに応じて
縮小方向となり、可変絞りIL〜3Lが全開状態となり
、パワーシリンダ12によって転舵輪を左転舵させる大
きな操舵補助トルクを発生して、ステアリングホイール
15の転舵操作を軽(行うことができる。
一方、車両が高速で定速走行しているときには、車速セ
ンサ16から高車速検出信号■、が出力されるので、制
御ユニッ)Uから比較的高電流値の励磁電流Ivが出力
される。このため、外部制御可変絞り4の絞り面積A4
が第7図に示すように・比較的大きい絞り面積AHに維
持される。このとき、ステアリングホイール15を転舵
していない状態で操舵トルクが零であるときには、コン
トロールパルプ13の各可変絞りが前記据切り時と同様
に全開状態を維持し、パワーシリンダ12の両油圧室1
2L及び12R間には、差圧が生じることはなく、この
パワーシリンダ12で操舵補助トルクを発生することは
ない。
しかしながら、このステアリングホイール15の非転舵
状態から、例えば左切りして左旋回状態とすると、前述
したように、コントロールバルブ13の可変絞りIL〜
3Lの絞り面積が縮小方向となり、可変絞りIR〜3R
が全開状態となる。
したがって、油圧ブリッジ回路14の等価油圧回路は、
第8図に示すようになる。
すなわち、流路L4において第1の可変絞り2Lと外部
制御可変絞り4とが並列関係となるので、これら両可変
絞りを単一の可変絞りとみなすと、この単一可変絞りの
等価絞り面積A、は、第9図に示す如く、両可変絞りの
絞り面積A2及びA4を合算したものとなり、次式で表
すことができる。
A、=A2 +A4  ・・・・・・・・・・・・(6
)そして、上記単−絞りと第2の可変絞り3Lとが直列
関係となるので、これらを単一の可変絞りとみなすと、
流路L4での等価絞り面積ACは、第1O図に示すよう
になり、次式で表すことができる。
このとき、可変絞り3Lの絞り面積A3と可変絞り2L
及び4の単一可変絞りの絞り面積Anとは、可変絞り3
Lの絞り面積A3の方が小さくなるので、流路L4での
等価絞り面積A、は、可変絞り3Lの絞り面積特性が支
配的となる。
そして、流路L4における等価絞り面積ACと流路L2
の第1の可変絞りILとが並列関係となるので、油圧ブ
リッジ回路14全体の等価絞り面積Aは、第11図(a
)に示すように、等価絞り面積A、と可変絞りILの絞
り面積A1との和となり、次式で表される。
A = Ac +A I  ・・・・・・・・・・・・
(8)その結果、前記据切り時に比較して絞り面積特性
が緩和されるので、第11図(b)に示す如くパワーシ
リンダ12に供給される油圧が据切り時に比較して小さ
くなり、これにより発生する操舵補助トルクが小さくな
ってステアリングホイール15の操舵が重くなる。この
とき、可変絞り2L及び4の絞り面積A2及びA4の何
れか一方又は双方を適当に設定することにより、高速走
行時における操舵補助トルクを適宜選定することができ
、高速走行時にステアリングホイール15の転舵操作を
適度の反力をもって行い、急操舵を防止して操纒安定性
を向上させることができる。
さらに、据切り及び高速走行時の操舵の中間の車速状態
では、そのときの車速に応じて外部制御可変絞り4の絞
り面積が高速走行時の第7図に示す状態から縮小するこ
とになるので、第6図(b)と第11図(b)の中間の
油圧特性が得られる。
なお、上記実施例においては、流路り、及びL4間にバ
イパス流路L5を接続した場合について説明したが、こ
れに限定されるものではなく、第12図に示すように、
可変絞り2R及び2Lと並列にそれぞれバイパス流路り
、及びL7を設け、これらにそれぞれ外部制御可変絞り
4A及び4Bを介挿するようにしてもよい。
この第12図の場合には、可変絞り2L、3L及び2R
,3Rの配列を逆にすることもでき、また、パワーシリ
ンダ12の上流側の流路り、及びL2に第2の可変絞り
3L、3Rを介挿し、且つ第1の可変絞りIL、IRと
並列に外部制御可変絞り4A、4Bを設けることもでき
、この場合において、上流側に第2の可変絞り3L、3
Rを、下流側に第1の可変絞りIL、IRを設けた場合
には、さらに第13図に示すように、両可変絞り間と接
続点CA2との間にバイパス流路L8及びり、を設ける
ようにしても、上記と同様の作用効果を得ることができ
る。
次に、この出願の併合発明に対応する第2実施例を第1
4図について説明する。
この第2実施例は、第1の可変絞りと第2の可変絞りを
直列に介挿した流路において、第2の可変絞りの下流側
又は上流側にこれと直列に別途第3の可変絞りを設ける
ことにより、各可変絞りでの圧力降下をさらに少なくす
るようにしたものである。
すなわち、第1図の構成において、第2の可変絞り3L
、3Rとバイパス流路Lsとの接続点との間に第1及び
第2の可変絞りLL、IR及び2L、2Rと連動して操
舵トルクTに応動する第3の可変絞り5L、5Rが介挿
されていることを除いては、第1図と同様の構成を有し
、第1図との対応部分には同一符号を付してその詳細説
明はこれを省略する。ここで、第3の可変絞り5L、5
Rの絞り面積特性は、第15図で実線図示のように、鎖
線図示の第1の可変絞り2L、2Rにおける絞り面積特
性の直線13.に対応し、且つ切片が僅かに大きい直線
j2slとその絞り面積が所定値A、となる下端から絞
り面積が一定とする直線IS’1とに沿って変化するよ
うに選定されている。
この第2実施例によると、据切り時には、操舵トルクT
の値が所定値T、付近までの間は第1の可変絞り2L、
2Hに競べ第3の可変絞り5L。
5Rの絞り面積が十分大きいので、単一の第1の可変絞
り2L、2Rが介挿されている場合と略透過である。し
かし、操舵トルクTが所定値T、”を超える領域になる
と、第3の可変絞り5L、5Rの影響が大きくなってく
るために第3の可変絞り5L、5Rにおいても圧力降下
現象が明確になってくる。すなわち、第3の可変絞り5
L、5Rによる圧力降下分だけ他の可変絞り2L、3L
、2R,3Rでの圧力降下分が減少されることになり、
第1実施例よりキャビテーションの発生を防止すること
ができる。
なお、上記第2実施例においても、第1実施例と同様に
第12図及び第13図に対応する変更を行うことが可能
である。
次に、この出願の併合発明に対応する第3実施例を第1
6図について説明する。
この第3実施例においては、油圧ブリッジ回路14全体
の流体音の発生を確実に防止するようにしたものである
すなわち、上記第2実施例における油圧ブリッジ回路1
4の流路L3及びL4に介挿した第3の可変絞り5R及
び5Lを相互に入れ換えたことを除いては上記第2実施
例と同様の構成を有し、これに応じてコントロールパル
プ13をロータリバルブ20で構成した場合、第17図
に示すように、第3図(b)の構成において、油溝C4
及び突条D4の反時計方向端部間で第3の可変絞り5L
を、油溝C1及び突条り、の時計方向端部間で第3の可
変絞り5Rをそれぞれ形成する。
この第3実施例によると、ステアリングホイール15を
例えば左切りした据切り時においては、第3の可変絞り
5Lの絞り面積が縮小方向となり、可変絞り5Rは全開
状態を維持するので、流路L4については第1実施例と
同様に第2の可変絞り3L及び第1の可変絞り2Lが直
列に介挿されるが、流路L3については、新たに第3の
可変絞り5Lが介挿され、これと流路L2に介挿された
第1の可変絞りILとが直列となる。したがって、両可
変絞りIL、5Lを単一の等価可変絞りとみなすと、そ
の等何校り面積ADは次式で表すことができる。
AD=−−ニニーーーー ・・・・・・・・・・・・(
9)F口ろJ弓1フ■7 従って、第1の可変絞りIL、第3の可変絞り5Lによ
って段階的に圧力降下が行われ流路L3に第3の可変絞
り5Lが介挿されていない第1の実施例に比較して、第
1の可変絞りILでの圧力降下が少なくなり、この第1
の可変絞りILでのキャビテーションの発生をさらに確
実に防止して油圧ブリッジ回路14全体における流体音
の発生を確実に防止することができる。
この据切り時のパワーシリンダ12に作用される油圧は
、第3の可変絞り5Lの絞り面積特性が第1の可変絞り
ILの絞り面積特性に近憤しているので、実質的に第1
実施例と略等しい値となり、第1実施例と同様の操舵補
助トルクを発生することができる。
同様に、中・高車速走行時における右操舵時にも、流路
L3に第3の可変絞り5Lが介挿されることになるが、
この場合も上記と同様の理由から゛、パワーシリンダ1
2で第1の実施例と略同様の操舵補助トルクを発生させ
ることができる。
しかも、第17図に示すように、コントロールバルブ1
3をロータリバルブ20で構成する場合には、新たに付
加した第3の可変絞り5L、5Rを第1実施例における
第3図(b)の可変絞りを構成しない部分を可変絞り5
L、5Rとして使用するので、油溝を増加させることな
く、コントロールパルプ13を形成することができ、全
体の構成が大型化することがない利点がある。
なお、この第3の実施例においても、上記第1の実施例
と同様に第12図及び第13図に対応する変更を行うこ
とが可能である。
次に、この発明の併合発明に対応する第4の実施例を第
18図について説明する。
この第4実施例は、前記第3実施例におけるバイパス流
路り、を第2の可変絞り3R及び第3の。
可変絞り5L間と、第2の可変絞り3L及び第3の可変
絞り5R間との間に接続したことを除いては第3の実施
例と同様の構成を有する。
この第4実施例によると、据切り時には、外部制御可変
絞り4が全閉状態であるので、その油圧ブリッジ回路1
4の等価油圧回路は第3実施例と全く等しくなり、第3
実施例と同様の流体音の発生を防止しながらパワーシリ
ンダ12で大きな操舵補助トルクを発生させることがで
きる。
一方、高車速走行状態でのステアリングホイール15の
右切り時には、外部制御可変絞り4が全開状態となるの
で、油圧ブリッジ回路14の等価回路は第19図に示す
ようになり、流路L4において、第1の可変絞り2Lと
流路し3の第3の可変絞り5Lとが並列関係となり、両
者を単一の等価可変絞りとみなすと、その等価絞り面積
A。は、両者の絞り面積Az、Asの和で表され、次式
のようになる。
AE=Az +A5  ・・・・・・・・・・・・aΦ
このため、上記等価可変絞りの絞り面積特性は、第2図
(b)の絞り面積特性と第15図の絞り面積特性を合わ
せた第20図に示すように第2図(C)に示す第2の可
変絞り3Lの絞り面積特性に近似したものとなり、これ
と第2の可変絞り3Lとが直列関係となるので、流路L
4全体の等価可変絞りの絞り面積AFは、次式で表すこ
とができる。
この場合の等価絞り面積Ayは、第2の可変絞り3Lの
絞り面積A3と略等しくなり、結局、この高速走行時に
おいてもパワーシリンダー2で第3実施例と略等しい操
舵補助トルクを発生させることができる。
なお、上記第1〜第4実施例においては、コントロール
バルブ13の具体例としてロークリバルブ20を適用し
た場合について説明したが、これに限定されるものでは
なく、操舵トルクに応動するスプールバルブを適用する
こともできることは勿論である。
また、上記第1〜第4実施例においては、外部制御可変
絞り4.4A、4Bを車速に応じて制御する場合につい
て説明したが、これに限定されるものではなく、第21
図に示すように、制御ユニッ)Uに車速センサー6の車
速検出信号■。に代えて運転席の近傍に設けたロークリ
スイッチ、可変抵抗器等で構成される操舵補助トルク選
択器40の選択信号を供給し、この操舵補助トルク選択
器40を操作することにより、制御ユニットUから出力
する励磁電流■9の値を任意に変更可能に構成して、運
転者の好みに応じて油圧ブリッジ回路14全体の等価絞
り面積Aを任意に変更し、任意の操舵補助トルクをパワ
ーシリンダ12によって発生させるようにしてもよい。
また、第22図に示すように、路面の摩擦係数を検出す
る摩擦係数センサ41を設け、この摩擦係数センサ41
の摩擦係数検出値に応じて制御ユニットUにからの励磁
電流を変更することにより、路面の摩擦係数に応じて最
適な操舵補助トルクを発生させるようにしてもよい。す
なわち、摩擦係数センサ41からの摩擦係数検出値が制
御ユニットUに供給され、この制御ユニットUで励磁電
流Ivの値を低摩擦係数時には比較的小さな値に、高摩
擦係数時には比較的大きな値に、それらの中間摩擦係数
時には、それらの中間の値にそれぞれ制御する。ここで
、摩擦係数センサ41としては、ワイパースイッチと連
動する切換スイッチ、雨滴センサ等の間接的に路面摩擦
係数を検出するもの、或いは車両の前輪及び後輪の回転
数を検出し、両者の回転数差を算出して摩擦係数を算出
したり、駆動輪のスプラッシュ量を検出して摩擦係数を
算出したりして直接的に路面摩擦係数を検出もの等を適
用し得る。この場合、路面摩擦係数によってのみ外部制
御可変絞り4.4A、4Bを制御する場合に限らず車速
に応じて算出した励磁電流値を摩擦係数センサ41の摩
擦係数検出値で補正するようにしてもよい。
その他、車両の加減速装置の作動を検出するセンサを設
け、このセンサの検出値に基づき車両の加減速の頻度を
算出し、これによって車両の走行状態を判断して外部制
御可変絞り4.4A、4Bを車速によって制御する場合
の車速感応パターン即ち第2図(d)の車速に対する絞
り面積特性を変更するようにしてもよく、さらには、ス
テアリングホイール15の操舵角を検出する操舵角セン
サとその出力を微分して操舵角速度を算出する操舵角速
度算出手段とを設け、操舵角センサの操舵角検出値及び
操舵角速度算出手段の操舵角速度算出値に基づき前記車
速感応パターンを変更して急転舵を防止し、操縦安定性
を向上させるようにしてもよく、またさらに、車両前輪
荷重を検出する荷重センサを設け、前輪荷重の変化に応
じて外部制御可変絞り4.4A、4Bを制御するように
してもよい。
さらに、上記第1〜第4実施例においては、コントロー
ルバルブの第1の可変絞りIL、IR及び2L、2Rの
絞り面積特性が等しい場合について説明したが、これら
を異なる絞り面積特性とすることもできる。
またさらに、上記第1〜第4実施例においては、ステア
リングギヤ機構としてラックアンドピニオン式を適用し
た場合について説明したが、これに限定されるものでは
なく、他の形式のステアリングギヤ機構を適用し得るこ
とは言うまでもない。
〔発明の効果〕
以上説明したように、特定発明によれば、油圧ブリッジ
回路におけるパワーシリンダの上流側及び下流側の何れ
か一方に、操舵トルクに応動する第1の可変絞りと直列
に同様に操舵トルクに応動する第2の可変絞りを介挿し
、これら第1及び第2の可変絞りで、圧力降下を段階的
に行い、特に第1の可変絞りが閉じ切る点近傍において
第2の可変絞りが実質的に絞りとして機能するようにし
たことにより、何れかの可変絞りで過度の圧力降下を生
じないように構成したので、これら可変絞り位置で流体
音の発生を防止することができ、しかも第1の可変絞り
と並列に操舵トルク以外の外部信号によって絞り面積が
制御される外部制御可変絞りを設けることにより、この
外部制御可変絞りの絞り面積を制御してパワーシリンダ
に供給する油圧を広範囲に制御することができ、パワー
シリンダで発生する操舵補助トルクを所望の特性に制御
することができる効果が得られる。
また、併合発明によれば、油圧ブリッジ回路におけるパ
ワーシリンダの上流側及び下流側の何れか一方に、操舵
トルクに応動する第1の可変絞りと直列に同様に操舵ト
ルクに応動する第2の可変絞りを介挿し、この第2の可
変絞りと直列にその上流側又は下流側に操舵トルクに応
動する第3の可変絞りを介挿し、この第3の可変絞りで
第2の及び第3の可変絞りの圧力降下をさらに減少させ
るか、第3の可変絞りが介挿されていない流路に介挿さ
れた第1の可変絞りの圧力降下を減少するように構成し
たので、油圧ブリッジ回路全体におおける各可変絞りの
圧力降下を減少させて流体音の発生を確実に防止するこ
とができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明によるパワーステアリングの油圧制御
装置の一実施例を示す油圧回路図、第2図(a)〜(d
)はそれぞれこの発明に適用し得る第1及び第2の可変
絞り、外部制御可変絞りの絞り面積特性を示す特性線図
、第3図(a)及び(b)はそれぞれコントロールバル
ブとしてロークリバルブを適用した場合の断面図及びそ
のB−B線上の断面図、第4図は据切り時の等価油圧回
路図、第5図は据切り時の流路L4における等価絞り面
積特性を示す特性線図、第6図(a)及び(b)はそれ
ぞれ据切り時の油圧ブリッジ回路全体の等価絞り面積及
び油圧と操舵トルクとの関係を示す特性線図、第7図は
高車速時の外部制御可変絞りの絞り面積特性線図、第8
図は高車速時の等価油圧回路図、第9図は高車速時の流
路L4における第2の可変絞りと外部制御可変絞りとを
単一の等価可変絞りとみなしたときの等価絞り面積特性
線図、第10図は同様に流路L4全体の等価絞り面積特
性線図、第11図(a)及び(b)はそれぞれ高車速時
の油圧ブリッジ回路全体の等価絞り面積及び油圧と操舵
トルクとの関係を示す特性線図、第12図及び第13図
はそれぞれこの発明の第1実施例の変形例を示す油圧回
路図、第14図はこの発明の第2実施例を示す油圧回路
図、第15図は第2実施例に適用し得る第3の可変絞り
の絞り面積特性線図、第16図はこの発明の第3実施例
を示す油圧回路図、第17図は第3実施例に適用し得る
ロークリバルブを示す第3図(blに対応する断面図、
第18図はこの発明の第4実施例を示す油圧回路図、第
19図は第4実施例の高車速時における油圧ブリッジ回
路の等価油圧回路図、第20図は第19図における第1
の可変絞りと第3の可変絞りとを単一の等価可変絞りと
みなしたときの等何校り面積特性線図、第21図及び第
22図はそれぞれこの発明の他の実施例を示す図である
。 図中、IL、IR,2L、2Rは第1の可変絞り、3L
、3Rは第2の可変絞り、4.4A、4Bは外部制御可
変絞り、5L、5Rは第3の可変絞り、L、〜L4は流
路、L、〜L、はバイパス流路、10は油圧ポンプ、1
1はリザーバタンク、12はパワーシリンダ、13はコ
ントロールバルブ、14は油圧ブリッジ回路、15はス
テアリングホイール、16は車速センサ、Uは制御ユニ
ット、20はロークリバルブ、25はスプールバルブ、
26は電磁ソレノイド、40は操舵補助トルク選択器、
41は摩擦係数センサである。 第1図 第2図 第1の呵ゑ全ン!)++R,+u          
         1牲2ジメ町4乞f乏す(3R,3
L)1じ1の切ン誘従り(2R,2L)       
    タF8降剛り(4)第4図 第8図 第19図 第20図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)4つの流路を環状に接続して油圧ブリッジ回路を
    構成し、前記各流路に操舵トルクに応動する第1の可変
    絞りを設けると共に、前記油圧ブリッジ回路の一方の対
    角線上の接続点間にパワーシリンダの左右の圧力室を接
    続し、他方の対角線上の接続点を油圧源に接続したパワ
    ーステアリングの油圧制御装置において、前記パワーシ
    リンダを挟む上流側及び下流側の何れか一方の第1の可
    変絞りと直列に前記操舵トルクに応動する第2の可変絞
    りを介挿し且つ当該第1の可変絞りのバイパス流路に前
    記第1及び第2の可変絞りとは独立して絞り面積が制御
    される外部制御可変絞りを介挿し、当該第1の可変絞り
    が閉じ切る点近傍において第2の可変絞りが実質的に絞
    りとして機能することを特徴とするパワーステアリング
    の油圧制御装置。
  2. (2)4つの流路を環状に接続して油圧ブリッジ回路を
    構成し、前記各流路に操舵トルクに応動する第1の可変
    絞りを設けると共に、前記油圧ブリッジ回路の一方の対
    角線上の接続点間にパワーシリンダの左右の圧力室を接
    続し、他方の対角線上の接続点を油圧源に接続したパワ
    ーステアリングの油圧制御装置において、前記パワーシ
    リンダを挟む上流側及び下流側の何れか一方の第1の可
    変絞りと直列に前記操舵トルクに応動する第2の可変絞
    りを介挿し且つ当該第1の可変絞りのバイパス流路に前
    記第1及び第2の可変絞りとは独立して絞り面積が制御
    される外部制御可変絞りを介挿し、前記第2の可変絞り
    と直列に前記操舵トルクに応動する第3の可変絞りを介
    挿したことを特徴とするパワーステアリングの油圧制御
    装置。
  3. (3)前記第3の可変絞りは、第1の可変絞り及び第2
    の可変絞りとの間に介挿され、且つ当該第1の可変絞り
    及び第2の可変絞りとは逆の操舵トルクに応動して絞り
    面積が変化するように構成されている特許請求の範囲第
    2項記載のパワーステアリングの油圧制御装置。
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