JPH0657533B2 - パワ−ステアリングの油圧制御装置 - Google Patents

パワ−ステアリングの油圧制御装置

Info

Publication number
JPH0657533B2
JPH0657533B2 JP61231578A JP23157886A JPH0657533B2 JP H0657533 B2 JPH0657533 B2 JP H0657533B2 JP 61231578 A JP61231578 A JP 61231578A JP 23157886 A JP23157886 A JP 23157886A JP H0657533 B2 JPH0657533 B2 JP H0657533B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
variable
throttle
hydraulic
steering
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61231578A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6387370A (ja
Inventor
耕 内田
良 三好
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP61231578A priority Critical patent/JPH0657533B2/ja
Priority to US07/102,412 priority patent/US4771841A/en
Priority to DE19873733102 priority patent/DE3733102A1/de
Publication of JPS6387370A publication Critical patent/JPS6387370A/ja
Publication of JPH0657533B2 publication Critical patent/JPH0657533B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D6/00Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、パワーステアリングの油圧制御装置に関す
る。
〔従来の技術〕
従来、自動車等の車両のパワーステアリングの油圧制御
装置としては、例えば特開昭60−1073号公報(以
下、第1従来例と称す)に記載されているものがある。
この第1従来例には、動力舵取装置のパワーシリンダの
両室を連通、遮断する第1のソレノイドバルブと、前記
パワーシリンダの一方室に通ずる通路の面積を制御する
第2のソレノイドバルブと、車速を検出する車速センサ
と、低速あるいは高速等の走行条件に応じて切替えられ
るセレクトスイッチと、前記車速センサの信号に応答し
前記パワーシリンダの両室を車速に応じて連通させるべ
く前記第1のソレノイドバルブを制御し、且つ前記セレ
クトスイッチの信号に応答し前記通路の面積を走行条件
に応じて可変制御させるべく前記第2のソレノイドバル
ブを制御する制御回路とを備えたパワーシリンダに対す
る流量制御方式を採用した動力舵取装置の操舵力制御装
置が示されている。
この他、例えば社団法人自動車技術会編「最近のシャシ
技術と車両運転性能に関するシンポジウム」(昭和59
年6月29日)において、「パワーステアリングのエレ
クトロニクス制御」として発表された油圧反力制御方式
(三菱自動車製ギャランに採用)(以下、第2従来例と
称す)によるものが知られている。
さらに、特開昭61−139563号公報(以下、第3
従来例と称す)に開示されているように、四方切換弁と
しての油圧ブリッジ回路を2組並列に配設し、一方のブ
リッジ回路の特性に対し、他方のブリッジ回路の特性を
ステアリング入力トルクとは独立して制御可能な可変絞
りの開度を変化させて付加することによって可変特性と
したパワーステアリングの油圧制御装置が知られてい
る。
前記3方式ともに、据切り時の操舵力を軽く、高速走行
時は適度な操舵反力を持たせて安定した走行を可能に
し、一義的な絞り特性しか得られない一般形式のパワー
ステアリングの油圧制御装置より優れた操舵特性が得ら
れる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記パワーシリンダに対する流量制御方
式を採用した第1従来例にあっては、パワーシリンダの
両室を連通、遮断する第1のソレノイドバルブを車速の
増加に伴って開制御するようにしているので、同一操舵
トルクであってもパワーシリンダに供給される油量が据
切り時と高速走行時とで変化することになり、高速走行
中の急転舵時に必要な油量が確保できるように設定する
と、これに伴って据切り時の油量も必要以上に過分に供
給されることになり、油圧ポンプの吐出容量を必要以上
に大きくせざるを得ない。すなわち、パワーシリンダに
導入される作動油量の多少で操舵力を軽くしたり或いは
重くするに際し、例えば高速走行中の操舵力が余り軽過
ぎないように適度な重さとするために第1のソレノイド
バルブの開度を大きくして油量を少なくすると、このバ
イパス油量が多いことから急転舵時にパワーシリンダに
供給される油量の絶対量が不足し、ステアリングホイー
ル転舵時の操舵力が非常に重くなってしまう。この不具
合を解消するために、急転舵時に必要とする油量を確保
すると、比例制御であるために据切り時の油量も不本意
に過分に増大してしまう。その結果、上記したように油
圧ポンプの吐出流量が大きくなって、油圧制御装置全体
の発熱量増加に伴う過分な熱対策の必要性が生じて、製
造コスト等の高騰を招来するという問題点がある。
また、上記油圧反力制御方式による第2従来例にあって
は、油圧反力を発生させるために、反力室及び反力ピス
トンに相当する部品、さらに油圧の切換えのために作動
油を還流させる油圧切換弁などを油圧制御弁の他に必要
とする。その結果、構造全体や配管系が大きく且つ複雑
化することから、大きな組付スペースを必要とし且つ油
圧制御装置全体のコストの高騰を招来するという問題点
がある。
さらに、上記第3従来例にあっては、2組のブリッジ回
路を独立して設けるために、油圧制御装置としてのロー
タリバルブの溝群を軸方向に直列に並べており、溝の加
工、特に円筒形状であるバルブボデーの内径部に設ける
溝の加工が非常に困難で、加工工数が増加してしまう。
また、2組のブリッジ回路を構成する溝群のそれぞれ対
応する溝と溝とは中心が一致していなければならないた
め、2組の溝群は互いに正確な周方向の相対位置関係が
要求され、加工のコストが増加してしまうという問題点
がある。
そこで、この発明は、上記従来のパワーステアリングの
油圧制御装置の問題点に着目してなされたものであり、
据切り時の操舵力は軽く、走行中は低中速度から高速度
領域までの車速に対応して好適な操舵力が得られ、しか
も第1従来例のように油圧ポンプの吐出容量を必要以上
に大きくすることなく、またそれに伴う過分な熱対策の
必要もなく、しかも第2従来例及び第3従来例に開示さ
れている装置のように複雑な構造を必要としない、簡素
且つ廉価なパワーステアリングの油圧制御装置を提供す
ること、及び操舵力特性を自由に設定可能なパワーステ
アリングの油圧制御装置を提供することを目的としてい
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、この発明は、4つの流路を
環状に接続して油圧ブリッジ回路を構成し、前記流路に
操舵トルクに応動する第1の可変絞りを設けると共に、
前記油圧ブリッジ回路の一方の対角線上の接続点間にパ
ワーシリンダの左右の油圧室を接続し、他方の対角線上
の接続点を油圧源に接続したコントロールバルブを有す
るパワーステアリングの油圧制御装置において、前記コ
ントロールバルブと並列に操舵トルク以外の外部信号に
よって制御される外部制御可変絞りと差圧発生用固定絞
りとの直列回路が接続され、該差圧発生用固定絞りの差
圧がこれに応動するアクチュエータに供給され、且つ前
記コントロールバルブが、前記パワーシリンダを挟む上
流側及び下流側の少なくとも一方の第1の可変絞りと直
列に前記操舵トルクに応動する第2の可変絞りを介挿し
且つ当該第1の可変絞りのバイパス流路に前記アクチュ
エータによって絞り面積が制御される第3の可変絞りを
介挿した構成を有することを特徴としている。
〔作用〕
この発明においては、コントロールバルブと並列に介挿
した外部制御可変絞りを閉状態とすることにより、これ
と直列に介挿された差圧発生用固定絞りに対する供給油
量を零とし、これに応じてアクチュエータが非作動状態
を維持し、コントロールバルブの第1の可変絞りをバイ
パスするバイパス流路に介挿された第3の可変絞りを例
えば全閉として、第1の可変絞り及び第2の可変絞りを
直列関係とする。この絞り面積の少ない方の可変絞りの
絞り特性が支配的となる剛性された絞り特性により、パ
ワーシリンダの左右の油圧室間の差圧を発生させ、それ
に応じた操舵補助トルクを発生させる。
一方、外部制御可変絞りを全開状態とすることにより、
差圧発生用固定絞りでの差圧が大きくなり、これに応じ
てアクチュエータが作動状態となって、コントロールバ
ルブに介挿された第3の可変絞りを前述とは逆に全開状
態に制御する。これによって、第3の可変絞りと第1の
可変絞りとが並列関係となるので、これら第3及び第1
の可変絞りを両者の絞り面積の和で表される即ち第1の
可変絞りの絞り特性に比較して大きい絞り面積の単一の
可変絞りとみることができ、この単一可変絞りと第2の
絞りとが直列関係となる絞り特性により、パワーシリン
ダの左右の油圧室間の差圧が発生し、それに応じた操舵
補助トルクを発生することになる。
さらに、外部制御絞りの絞り面積を全開及び全閉の中間
の絞り面積とすることにより、パワーシリンダで前記両
操舵補助トルクの中間の操舵補助トルクを発生すること
ができる。
以上の結果、外部制御可変絞りを制御することにより、
パワーシリンダで発生する操舵補助トルクを広範囲に制
御することができる。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はこの発明の一実施例を示す油圧系統図である。
図中、10は油圧ポンプ、11はリザーバタンクであ
り、これら油圧ポンプ10及びリザーバタンク11で油
圧源が構成されている。
油圧ポンプ10及びリザーバタンク11間には、ステア
リングギヤ機構に対して操舵補助トルクを発生するパワ
ーシリンダ12を制御するコントロールバルブ13が介
挿されている。
このコントロールバルブ13は、4つの流路L〜L
を環状に接続した油圧ブリッジ回路14を有し、その一
方の対角線上の接続点CA1及びCA2が油圧ポンプ10及
びリザーバタンク11にそれぞれ接続され、他方の対角
線上の接続点CB1及びCB2がパワーシリンダ12の左右
の油圧室12L及び12Rにそれぞれ接続され、ステア
リングホイール15の右転舵又は左転舵操作に対応し
て、油圧ポンプ10からの作動油が接続点CA1と接続点
B1及びCB2との間の流路L及びLを介して左右の
油圧室12L及び12Rに圧力差をもって作用するよう
に構成されている。
流路L及びLには、可変オリフィスで構成される第
1の可変絞り1L,1Rが介装され、流路L及びL
には、同様に可変オリフィスで構成される、第1の可変
絞り2L,2Rと第2の可変絞り3L,3Rとが可変絞
り2L,2R側を上流側として直列に介挿され、且つ可
変絞り2L及び3L間と可変絞り2R及び3R間との間
にバイパス流路Lが形成され、このバイパス流路L
に後述するアクチュエータによって作動され且つスプー
ルバルブの構成を有する第3の可変絞り4が介挿されて
いる。
前記第1及び第2の各可変絞りは、ステアリングホイー
ル15の例えば一方向の操舵によって第1の可変絞り1
L,2L及び第2の可変絞り3Lの3つが、他方向の操
舵によって第1の可変絞り1R,2R及び第2の可変絞
り3Rの3つがそれぞれ連動して後述する操舵トルクT
に対応してその絞り面積が縮小する方向に変化するよう
に構成されている。すなわち、ステアリングホイール1
5の転舵操作によって発生するトーションバー(図示せ
ず)等の捩り弾性力による操舵トルクTに基づいて、各
可変絞り1L,1R;2L,2R及び3L,3Rの絞り
面積A;A及びAが変化する。ここで、各可変絞
り1L,1R;2L,2R及び3L,3Rの操舵トルク
Tに対する絞り面積の関係を表す絞り特性は、それぞれ
第2図(a),(b)及び(c)に示すように選定されている。
すなわち、可変絞り1L,1R及び3L,3Rのそれぞ
れについては、第2図(a)及び(c)に示す如く、操舵トル
クTの値が所定値Tに達するまでは、直接l11で示す
如く操舵トルクTの増加に伴って絞り面積が比較的急峻
に低下し、所定値Tを越えると所定値Tまでの間直
線l12で示す如く比較的緩やかに低下し、所定値T
越えると略零に近い絞り面積となるように選定されてい
る。
また、可変絞り2L,2Rについては、第2図(b)に示
す如く、操舵トルクTの所定値Tより大きい所定値T
′に達するまでは、前記可変絞り1L,1Rの直線l
11に比較して緩やかな直線l21で示す如く比較的急峻に
絞り面積が低下し、所定値T′から所定値Tより大
きい所定値T′までの間は前記直線l12に比較して緩
やかな直線l22で示す如く比較的緩やかに低下し、所定
値T′以上では、零より大きい所定絞り面積Aで一
定となるように選定されている。
一方、コントロールバルブ13と並列にコントロールバ
ルブ13の第1及び第2の可変絞りとは関連せず独立し
て車速に応じて絞り面積Aが制御される電磁流量制御
弁で構成される外部制御可変絞り5と差圧発生用固定絞
り6との直列回路が接続されている。ここで、外部制御
可変絞り5は、車速センサ16からの車速検出信号V
が制御ユニットUに供給され、この制御ユニットUで車
速検出信号Vの値に応じた電流値の励磁電流Iに変
換され、この励磁電流Iが外部制御可変絞り5に供給
されることによって、その絞り面積Aが第2図(d)に
示す如く車速Vの増加に伴って緩やかなS字曲線的に増
加するように選定されている。
また、差圧発生用固定絞り6の両端間には、アクチュエ
ータとしてのスプリングオフセット型の複動油圧シリン
ダ7の左右の油圧室7L,7Rが接続され、この油圧シ
リンダ7のピストンロッド7Pがコントロールバルブ1
3の第3の可変絞り4に連結されている。したがって、
第3の可変絞り4の絞り面積Aは、第2図(e)に示す
如く、差圧発生用固定絞り6の両端間の差圧Pの増加
に伴ってライン圧まで緩やかなS字曲線的に増加するよ
うに選定されている。
そして、コントロールバルブ13の具体的構成は、第3
図(a)及び(b)に示す如く、ロータリバルブ20で構成さ
れ、例えばラックアンドピニオン式ステアリングギヤの
ピニオンに接続されたバルブボデー21と、その内周面
に回動自在に配設され且つステアリングホイール15に
連結された円筒状のバルブシャフト22と、その内周面
に配設され且つ一端がステアリングホイール15に、他
端がラックアンドピニオン式ステアリングギヤのピニオ
ンにそれぞれ連結されたトーションバー23とを備えて
いる。そして、ロータリバルブ20に3組のコントロー
ルバルブ12が120度の角間隔を保って並列に形成さ
れている。
すなわち、各コントロールバルブ13のそれぞれは、バ
ルブボデー21の内周面に軸方向に延長して形成された
4個の油溝C〜Cと、バルブシャフト22の外周面
に形成された油溝C〜Cに対向する突条D〜D
とで構成され、油溝C及び突条Dの反時計方向端縁
で第1の可変絞り2Lが、油溝C及び突条Dの反時
計方向端縁で第2の可変絞り3Lが、油溝C及び突条
の時計方向端縁で第1の可変絞り1Rが、油溝C
及び突条Dの反時計方向端縁で第1の可変絞り1L
が、油溝C及び突条Dの時計方向端縁で第2の可変
絞り3Rが、油溝C及び突条Dの時計方向端縁で第
1の可変絞り2Rがそれぞれ構成されている。
そして、バルブシャフト22の突条D及びD間の油
溝Eがバルブボデー21の油路を介して油圧ポンプ1
0に、突条D及びD間の油溝Eがバルブシャフト
22の内部を通じてリザーバタンク11にそれぞれ接続
され、且つバルブボデー21の油溝C及びCがそれ
ぞれパワーシリンダ12の左右の油圧室12L及び12
Rに、油溝C及びCが第3の可変絞り4にそれぞれ
接続されている。
次に、上記実施例の動作を説明する。今、車両停車状態
にあってステアリングホイール15を操舵しておらず転
舵輪が直進走行状態の中立位置にあるものとする。この
状態では、コントロールバルブ13の可変絞り1L,1
R〜3L,3Rの全てが全開状態となっていると共に、
車速センサ16で検出される車速Vが零であり、したが
って、外部制御可変絞り5がその絞り面積が零となっ
て、全閉状態となっており、油圧ポンプ10から差圧発
生用固定絞り6に供給される作動油が遮断状態であるの
で、その前後の差圧Pは零となっている。このため、
アクチュエータ7のピストンロッド7Pは復帰スプリン
グ7Sによって左方に付勢されているので、これに連結
されたコントロールバルブ13の第3の可変絞り4の絞
り面積Aも零となっており、バイパス路Lが閉塞状
態となっている。
したがって、油圧ポンプ10から供給される所定油圧の
作動油は、その全量がコントロールバルブ13の油圧ブ
リッジ回路14に供給されるが、この油圧ブリッジ回路
14の流路L及びLと流路L及びLとに等しい
流量で分流されるので、パワーシリンダ12の左右の油
圧室12L,12Rは、同圧となって両者間に差圧を生
じることがなく、このパワーシリンダ12で操舵補助ト
ルクは何ら発生することはなく、転舵輪は直進走行状態
を維持する。
この停車状態で、ステアリングホイール15を例えば右
切りして所謂据切り状態とすると、そのときの操舵トル
クに応じて可変絞り1R〜3Rが互いに連動してそれら
の絞り面積A〜Aが縮小方向となるが、他方の可変
絞り1L〜3Lは全開状態を維持する。
したがって、流路Lについては、可変絞り1Lが介挿
されていない状態と等価となり、同様に、流路Lにつ
いても可変絞り2L,3Lが介挿されていない状態と等
価となり、油圧ブリッジ回路14の等価回路は第4図に
示すようになる。
そして、流路Lについては、第3の可変絞り4が全開
状態であることにより、第1の可変絞り2R及び第2の
可変絞り3Rが直列に介挿されることにより、これらを
圧力損失が同等な単一の可変絞りとみなすことができ
る。すなわち、2R及び3Rの可変絞りの圧力降下P2k
g/cm2及びP3kg/cm2は、それぞれ下記(1)式及び(2)式で
表すことができる。
=K・Q/A2 ……(1) P=K・Q/A3 ……(2) 但し、Kはρ/2g(ρ:油比重、g:重力加速度)で
求められる定数、Qは通過流量である。
これら(1)式及び(2)式から流路Lにおける全体の圧力
降下Pkg/cm2は、次式で表すことができる。
したがって、上記(3)式の右辺の括弧で括った項が単一
可変絞りとみなした場合の等価絞り面積Aに対応する
ことにより、結局単一可変絞りの等価絞り面積Aは次
式で表すことができる。
したがって、第2図(b)及び(c)の絞り特性を合わせた第
5図のような絞り面積特性が得られる。このとき、可変
絞り2Rと可変絞り3Rとは、直列関係に接続されてい
るので、これらを単一可変絞りとみなしたときに、絞り
面積の小さい可変絞り即ち可変絞り3Rの絞り特性が支
配的となる。
また、等価絞り面積Aと第1の可変絞り1Rとは、並
列関係にあるので、油圧ブリッジ回路14の全体からみ
た絞り面積Aは、両者の絞り面積A及びAを加算し
たものとなり、次式で表すことができる。
A=A+A ……(5) このため、油圧ブリッジ回路14の全体の絞り面積特性
及び油圧特性は、第6図(a)及び(b)に示すようになり、
これらの図から明らかなように、据切り時のように車速
Vが零若しくはその近傍の値となるときに、比較的小さ
な操舵トルクTcで高い油圧Pが得られ、これによっ
てパワーシリンダ12で転舵輪を右切りする操舵補助ト
ルクが発生するので、ステアリングホイール15の転舵
操作を軽く行うことができる。
また、ステアリングホイール15を左切りした場合も、
上記とは逆に可変絞り1L〜3Lが操舵トルクに応じて
縮小方向となり、可変絞り1R〜3Rが全開状態とな
り、パワーシリンダ12によって転舵輪を左操舵補助ト
ルクを発生して、ステアリングホイール15の転舵操作
を軽く行うことができる。
一方、車両が高速で定速走行しているときには、車速セ
ンサ16から高車速検出信号Vが出力されるので、制
御ユニットUから比較的高電流値の励磁電流Iが出力
される。このため、電磁ソレノイド等のアクチュエータ
によってコントロールバルブ13と並列に接続された外
部制御可変絞り5の絞り面積Aが第7図に示すように
比較的大きい絞り面積に維持される。このとき、ステア
リングホイール15を転舵していない状態で操舵トルク
が零であるときには、コントロールバルブ13の各可変
絞りが前記据切り時と同様に全開状態を維持し、パワー
シリンダ12の両油圧室12L及び12R間には、差圧
が生じることはなく、このパワーシリンダ12で操舵補
助トルクを発生することはない。
しかしながら、このステアリングホイール15の非転舵
状態から、例えば右切りして右旋回状態とすると、前述
したように、コントロールバルブ13の可変絞り1R〜
3Rの絞り面積が縮小方向となり、可変絞り1L〜3L
が全開状態となる。したがって、油圧ブリッジ回路14
の等価油圧回路は、第8図に示すようになる。
すなわち、第2の可変絞り3Rと第3の可変絞り4とが
並列関係となるので、これら両可変絞りを単一の可変絞
りとみなすと、この単一可変絞りの等価絞り面積A
は、第9図に示す如く、両可変絞りの絞り面積A
びAを合算したものとなり、次式で表すことができ
る。
=A+A ……(6) そして、上記単一絞りと第2の可変絞り2Rとが直列関
係となるので、これらを単一の可変絞りとみなすと、流
路Lでの等価絞り面積Aは、第10図に示すように
なり、次式で表すことができる。
このとき、可変絞り2Rの絞り面積Aと可変絞り3R
及び4の単一可変絞りの絞り面積Aとは、可変絞り2
Rの絞り面積Aの方が小さくなるので、流路Lでの
等価絞り面積Aは、可変絞り2Rの絞り面積特性が支
配的となる。
そして、流路Lにおける等価絞り面積Aと流路L
の第1の可変絞り1Rとが並列関係となるので、油圧ブ
リッジ回路14全体の等価絞り面積Aは、第11図(a)
に示すように、等価絞り面積Aと可変絞り1Rの絞り
面積Aとの和となり、次式で表される。
A=A+A ……(8) その結果、前記据切り時に比較して絞り面積特性が緩和
されるので、第11図(b)示す如くパワーシリンダ12
で発生する操舵補助トルクが据切り時に比較して小さく
なり、ステアリングホイール15の操舵が重くなる。こ
のとき、可変絞り2R及び4の絞り面積A及びA
何れか一方又は双方を適当に設定することにより、高速
走行時における操舵補助トルクを適宜選定することがで
き、高速走行時にステアリングホイール15の転舵操作
を適度の反力をもって行うことができ、急操舵を防止し
て操縦安定性を向上させることができる。
そして、この高速走行時の旋回状態において、さらにス
テアリングホイール15を右切りして操舵トルクを大き
くすると、コントロールバルブ13の可変絞り1R〜3
Rの絞り面積A〜Aが縮小するので、油圧ブリッジ
回路14の入力側及び出力側間の差圧Pが高くなり、
これに応じて外部制御可変絞り5及び差圧発生用固定絞
り6に分流する流量Qが増大する。このように、流量
が増大すると、差圧発生用固定絞り6の両端間の差
圧Pもさらに大きくなり、アクチュエータ7のピスト
ンロッド7Pがさらに右方に移動し、コントロールバル
ブ13の第3の可変絞り4の絞り面積Aが大きくな
る。このため、前記(7)式において、右辺の分母が小さ
くなり、流路Lにおける全体の絞り面積Aが増大す
ることになるので、パワーシリンダ12の右油圧室12
Rに供給される作動油圧力が第11図で鎖線図示の如く
低下し、発生する操舵補助トルクがさらに小さくなっ
て、ステアリングホイール15の転舵操作がより重くな
り、しかも操舵トルクTに対する圧力の関係を線形性の
良い特性とすることができる。そのうえ、悪路走行時の
ように、路面状況に基づく振動入力が転舵輪及びステア
リングギヤ機構を介してパワーシリンダ12に負荷変動
として伝達され、その負荷変動に応じてコントロールバ
ルブ13の差圧Pが変動する場合にも、その差圧P
の変動によって、外部制御可変絞り5及び差圧発生用固
定絞り6に流れる流量Qが変化するので、ステアリン
グホイール15の操舵感覚が路面状況に対応して変化
し、運転者が的確に路面状況を把握することができる。
さらに、据切り及び高速走行時の操舵の中間の車速状態
では、そのときの車速に応じて外部制御可変絞り5及び
コントロールバルブ13の第4の可変絞り4の絞り面積
が高速走行時の第7図に示す状態から縮小することにな
るので、第6図(b)と第11図(b)の中間の油圧特性が得
られる。
次に、この発明の第2実施例を第12図について説明す
る。
この第2実施例は、前記第1実施例におけるコントロー
ルバルブ13の第2の可変絞り3L,3Rに対するバイ
パス流路Lが省略され、これに代えて、各可変絞り3
L,3Rと並列にバイパス流路L,L形成され、こ
れらバイパス流路L,Lにアクチュエータ7によっ
て作動される第3の可変絞り4L,4Rが介挿されてい
ることを除いては前記第1実施例と同様の構成を有し、
したがって第1実施例との対応部分には同一符号を付し
その詳細説明はこれを省略する。
この第2実施例によると、据切り時には、第3の可変絞
り4L,4Rが閉状態に制御されるので、バイパス路L
,Lが遮断状態となり、油圧ブリッジ回路14が第
1実施例の第4図と同様の等価油圧回路となる。したが
って、据切り時においては、上記第1の実施例と同様に
パワーシリンダ12で大きな操舵補助トルクを発生させ
て、ステアリングホイール15の転舵操作を軽く行うこ
とができる。
一方、高車速走行時で、ステアリングホイール15を右
切りした場合には、流路Lについては上記第1実施例
と全く等しい等価絞り面積特性が得られ、他方の流路L
において、全開状態の第2の可変絞り3Lと並列に第
3の可変絞り4Lとが並列関係となり、これらを単一の
可変絞りとみなしたときに、その等価絞り面積Aは第
2の可変絞り3Lの絞り面積Aと第3の可変絞り4L
の絞り面積Aとを加算したものとなり、第1の実施例
における流路Lの絞り面積とは異なるものとなるが、
この流路Lにおいては、第1の可変絞り2Lが全開状
態にあり、流路L全体の等価絞り面積は第1の可変絞
り2Lの絞り面積特性が支配的となり、実質的に前記第
1実施例と等価となる。その結果、高車速走行時におけ
るステアリングホイール15の操舵時にも、上記第1実
施例と同様にパワーシリンダ12で小さな操舵補助トル
クを発生して、ステアリングホイール15の転舵操作を
重くすることができる。
なお、上記第2実施例においては、可変絞り2L,2R
の下流側に第2の可変絞り3L,3Rと第3の可変絞り
4L,4Rとの並列回路を介挿する場合について説明し
たが、これに限定されるものではなく、第1の可変絞り
1L,1Rの上流側(符号a位置)、第1の可変絞り1
L,1Rと接続点CB1,CB2との間(符号b位置)及び
第1の可変絞り2L,2Rと接続点CB1,CB2との間
(符号c位置)の何れかに介挿するようにしてもよい。
但し、a又はb位置に介挿する場合には、第1の可変絞
り1L,1Rと第1の可変絞り2L,2Rとの絞り面積
特性を交互に入れ換えたものとする必要がある。
次に、この発明の第3実施例を第13図について説明す
る。
この第3実施例においては、上記第2実施例における油
圧ブリッジ回路14の第1の可変絞り2L,2Rを第2
の可変絞り3L,3Rと直列に介挿して流路L,L
に設け、第1の可変絞り1L,1Rを流路L,L
設け、これら第1の可変絞り2L,2R及び第2の可変
絞り3L,3Rとの接続点と接続点CA2との間にそれぞ
れバイパス流路L,Lを形成し、これらバイパス流
路L,Lに第3の可変絞り4L,4Rを介挿したこ
とを除いては前記第2実施例と同様の構成を有する。
したがって、この第3実施例によると、車速が零近傍で
の右据切り時には、第3の可変絞り4L,4Rが閉状態
となり、且つ可変絞り1L〜3Lが開状態を維持し、可
変絞り1R〜3Rが操舵トルクに応じて縮小状態となる
ので、これを等価油圧回路で表すと第14図に示すよう
になる。
このとき、流路Lについては第1の可変絞り2Rと第
2の可変絞り3Rとが直列関係であるので、これらを単
一の可変絞りとみなすと、その等価絞り面積Aは、 で表され、絞り面積の小さい可変絞り3Rの絞り面積特
性が支配的となり、油圧ブリッジ回路14全体の等価絞
り面積特性は第1及び第2実施例と全く等しくなるの
で、第1及び第2実施例と同様の作用効果を得ることが
できる。
また、高車速走行時には、第3の可変絞り4L,4Rの
絞り面積Aが大きくなるので、等価的に表すと第15
図に示すようになり、流路Lについては、その等価絞
り面積Aが、 となり、絞り面積の少ない第1の可変絞り2Rの絞り面
積特性が支配的となり、流路Lについては、可変絞り
1L,4Lが並列関係であるので、等価絞り面積A
は、 A=A+A ……(9) となり、このときの可変絞り4Lの絞り面積特性を適宜
選定することにより、第1及び第2実施例における流路
の等価絞り面積A及びAと等価なものとするこ
とができる。
したがって、高車速走行時においても第1及び第2実施
例と同様の作用効果を得ることができる。
なお、上記第3実施例においては、バイパス路L,L
の一端が接続点CA2に接続されている場合について説
明したが、これに代えて第16図に示すように、パワー
シリンダ12の油圧室12L,12Rと第2の可変絞り
3L,3Rとの間に襷掛けで接続するようにしても上記
と同様の作用効果を得ることができる。
また、上記第1〜第3実施例においては、コントロール
バルブ13の具体例としてロータリバルブ20を適用し
た場合について説明したが、これに限定されるものでは
なく、操舵トルクに応動するスプールバルブを適用する
こともできることは勿論である。
さらに、上記第1〜第3実施例においては、差圧発生用
固定絞り6とアクチュエータとしての油圧シリンダ7と
が別体に構成されている場合について説明したが、これ
に限定されるものではなく、第17図に示すように、油
圧シリンダ7のピストン7Pに固定絞り6を形成して両
者を一体化することもでき、また第18図に示す如く外
部制御絞り5、固定絞り6及び油圧シリンダ7の3者を
一体に構成することもでき、さらには、第19図に示す
ように、外部制御絞り5、固定絞り6、油圧シリンダ7
及びコントロールバルブ13の可変絞り4を一体に構成
することもでき、このようにすることにより、部品点数
を減少させて製造コストをより軽減することができる利
点がある。
またさらに、上記第1〜第3実施例においては、外部制
御可変絞り5を車速に応じて制御する場合について説明
したが、これに限らず例えばステアリングホイール15
の操舵角を操舵角検出器で検出し、この検出信号に基づ
き所定操舵角以上のときには、パワーシリンダ12での
操舵補助トルクの発生を低下させ、過度の転舵を防止す
るようにしてもよい。
また、上記第1〜第3実施例においては、コントロール
バルブの第1及び第2の可変絞り1L,1R及び3L,
3Rの絞り面積特性が等しい場合について説明したが、
これらを異なる絞り面積特性とすることもできる。
さらに、上記第1〜第3実施例においては、ステアリン
グギヤ機構としてラックアンドピニオン式を適用した場
合について説明したが、これに限定されるものではな
く、他の形式のステアリングギヤ機構を適用し得ること
は言うまでもない。
〔発明の効果〕 以上説明したように、この発明によれば、操舵トルクに
応動する第1及び第2の可変絞りを設けた油圧ブリッジ
回路に、その第2の可変絞りをバイパスするバイパス流
路に第3の可変絞りを介挿してコントロールバルブを構
成し、その第3の可変絞りを、コントロールバルブと並
列に接続した外部制御可変絞り及び差圧発生用固定絞り
の直列回路の差圧発生用固定絞りの両端間の差圧に応じ
て制御するようにしているので、パワーシリンダで発生
する操舵補助トルクを広範囲に変更することが可能であ
ると共に、パワーシリンダで発生する操舵補助トルクを
第3の可変絞りの絞り面積の変化によって制御し、油量
を変化させることがないので、据切り時に必要な最小源
の油量を確保しておけば、据切り時以外で油量不足を生
じることがなく、従来の流量制御方式のものに比較し
て、油圧ポンプを必要最小限の吐出容量のものに抑える
ことができるから、油圧ポンプの吐出容量増大に伴う油
圧制御装置全体の熱対策を軽減し、且つ大型化を防止し
てコスト低減を図ることができる。また、従来の油圧反
力制御方式に比較しても、油圧制御バルブの他に油圧切
換バルブを必要としていないから、この油圧切換バルブ
に付帯する部材などの削減に伴い油圧制御装置全体のコ
ンパクト化が可能となる。また、特開昭61−1395
63号に開示されるパワーステアリングの油圧制御装置
に比較しても、油圧ブリッジ回路が1組のみでも可変操
舵力特性を得ることができるため、バルブの加工コスト
低減が可能となる。しかも、コントロールバルブの入側
及び出側の差圧がこれと並列に接続された外部制御可変
絞り及び差圧発生用固定絞りにフィードバックされるの
で、急操舵の抑制或いは路面状況の把握等を的確に行う
ことができ、優れた操舵感覚を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明によるパワーステアリングの油圧制御
装置の一実施例を示す油圧回路図、第2図(a)〜(e)はそ
れぞれこの発明に適用し得る第1〜第3の可変絞りの絞
り面積特性を示す特性線図、第3図(a)及び(b)はそれぞ
れコントロールバルブとしてロータリバルブを適用した
場合の縦断面図及びそのB−B線上の断面図、第4図は
据切り時の油圧ブリッジ回路の等価回路を示す油圧回路
図、第5図は据切り時の第1の可変絞り2Rと第2の可
変絞り3Rとを単一可変絞りとみなしたときの等価絞り
面積特性線図、第6図(a)及び(b)はそれぞれ据切り時の
油圧ブリッジ回路全体の等価絞り面積及び油圧と操舵ト
ルクとの関係を示す特性線図、第7図は高車速時の第3
の可変絞りの絞り面積特性線図、第8図は高車速時の油
圧ブリッジ回路の等価回路を示す油圧回路図、第9図は
高車速時の第2の可変絞り3R及び第3の可変絞り4の
等価絞り面積特性線図、第10図は高車速時の油圧ブリ
ッジ回路の流路Lにおける等価絞り面積特性線図、第
11図(a)及び(b)はそれぞれ高車速時の油圧ブリッジ回
路全体の等価絞り面積及び油圧と操舵トルクとの関係を
示す特性線図、第12図はこの発明の第2実施例を示す
油圧回路図、第13図はこの発明の第3実施例を示す油
圧回路図、第14図は第3実施例の据切り時の等価回路
を示す油圧回路図、第15図は第3実施例の高車速走行
時の等価回路を示す油圧回路図、第16図は第3実施例
の変形例を示す油圧回路図、第17図〜第19図はそれ
ぞれ差圧発生用固定絞り及び油圧シリンダの組み合わせ
構成例、外部制御可変絞り、差圧発生用固定絞り及び油
圧シリンダの組み合わせ構成例及び外部制御可変絞り、
差圧発生用固定絞り、油圧シリンダ及びコントロールバ
ルブの可変絞りの組み合わせ構成例を示す図である。 図中、1L,1Rは第1の可変絞り、2L,2Rは第2
の可変絞り、3L,3Rは第3の可変絞り、4は第4の
可変絞り、5は外部制御可変絞り、6は差圧発生用固定
絞り、7は油圧シリンダ(アクチュエータ)、10は油
圧ポンプ、11はリザーバタンク、12はパワーシリン
ダ、13はコントロールバルブ、14は油圧ブリッジ回
路、15はステアリングホイール、16は車速センサ、
Uは制御ユニット、20はロータリバルブである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】4つの流路を環状に接続して油圧ブリッジ
    回路を構成し、前記流路に操舵トルクに応動する第1の
    可変絞りを設けると共に、前記油圧ブリッジ回路の一方
    の対角線上の接続点間にパワーシリンダの左右の油圧室
    を接続し、他方の対角線上の接続点を油圧源に接続した
    コントロールバルブを有するパワーステアリングの油圧
    制御装置において、前記コントロールバルブと並列に操
    舵トルク以外の外部信号によって制御される外部制御可
    変絞りと差圧発生用固定絞りとの直列回路が接続され、
    該差圧発生用固定絞りの差圧がこれに応動するアクチュ
    エータに供給され、且つ前記コントロールバルブが、前
    記パワーシリンダを挟む上流側及び下流側の少なくとも
    一方の第1の可変絞りと直列に前記操舵トルクに応動す
    る第2の可変絞りを介挿し且つ当該第2の可変絞りのバ
    イパス流路に前記アクチュエータによって絞り面積が制
    御される第3の可変絞りを介挿した構成を有することを
    特徴とするパワーステアリングの油圧制御装置。
  2. 【請求項2】前記外部制御可変絞りは、その絞り面積が
    車速によって制御されるように構成されている特許請求
    の範囲第1項記載のパワーステアリングの油圧制御装
    置。
  3. 【請求項3】前記アクチュエータは、複動型油圧シリン
    ダで構成され、そのピストンロッドにスプール弁で構成
    される第3の可変絞りのスプールが連結されている特許
    請求の範囲第1項又は第2項記載のパワーステアリング
    油圧制御装置。
JP61231578A 1986-09-30 1986-09-30 パワ−ステアリングの油圧制御装置 Expired - Lifetime JPH0657533B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61231578A JPH0657533B2 (ja) 1986-09-30 1986-09-30 パワ−ステアリングの油圧制御装置
US07/102,412 US4771841A (en) 1986-09-30 1987-09-29 Variable power assist steering system for vehicle
DE19873733102 DE3733102A1 (de) 1986-09-30 1987-09-30 Variable servolenkung fuer ein fahrzeug

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61231578A JPH0657533B2 (ja) 1986-09-30 1986-09-30 パワ−ステアリングの油圧制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6387370A JPS6387370A (ja) 1988-04-18
JPH0657533B2 true JPH0657533B2 (ja) 1994-08-03

Family

ID=16925715

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61231578A Expired - Lifetime JPH0657533B2 (ja) 1986-09-30 1986-09-30 パワ−ステアリングの油圧制御装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US4771841A (ja)
JP (1) JPH0657533B2 (ja)
DE (1) DE3733102A1 (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2543511B2 (ja) * 1986-12-27 1996-10-16 日産自動車株式会社 パワ−ステアリングの油圧制御装置
JPS63166657A (ja) * 1986-12-27 1988-07-09 Nissan Motor Co Ltd パワ−ステアリングの油圧制御装置
JPH0815866B2 (ja) * 1986-12-27 1996-02-21 日産自動車株式会社 パワ−ステアリングの油圧制御装置
JP2503218B2 (ja) * 1986-12-27 1996-06-05 日産自動車株式会社 パワ−ステアリングの油圧制御装置
JP2532081B2 (ja) * 1987-01-30 1996-09-11 日産自動車株式会社 パワ−ステアリングの油圧制御装置
JP2529679B2 (ja) * 1987-01-30 1996-08-28 日産自動車株式会社 パワ−ステアリングの油圧制御装置
JPH0818571B2 (ja) * 1987-06-29 1996-02-28 日産自動車株式会社 パワ−ステアリングの油圧制御装置
GB8811698D0 (en) * 1988-05-18 1988-10-05 Dowty Defence & Air Systems Lt Hydraulic actuator system
US5038878A (en) * 1988-10-28 1991-08-13 Nissan Motor Co., Ltd. Variable assist power steering apparatus
JP2898363B2 (ja) * 1990-06-26 1999-05-31 カヤバ工業株式会社 パワーステアリング装置
DE4118456A1 (de) * 1991-06-05 1992-12-10 Teves Gmbh Alfred Servolenkung fuer ein kraftfahrzeug
US5259413A (en) * 1992-08-27 1993-11-09 Trw Inc. Steering control valve with contoured control surfaces
US5207244A (en) * 1992-09-21 1993-05-04 Trw Inc. Steering control valve with contoured control surfaces
JP3681875B2 (ja) * 1997-10-16 2005-08-10 カヤバ工業株式会社 パワーステアリングシステム
DE10309961B4 (de) * 2003-03-07 2008-03-20 Audi Ag Lenkhilfevorrichtung für ein Fahrzeug
US6868934B2 (en) * 2003-07-09 2005-03-22 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Variable power steering assist using driver grip pressure
US7152627B2 (en) * 2004-04-05 2006-12-26 R. H. Sheppard Co., Inc. Control valve for a hydraulic power steering system
DE102017109798B4 (de) * 2017-05-08 2018-12-27 Danfoss Power Solutions Aps Hydraulische Lenkeinheit

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS601073A (ja) * 1983-06-20 1985-01-07 Toyoda Mach Works Ltd 動力舵取装置における操舵力制御装置

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US44065A (en) * 1864-09-06 Improvement inthe courses or lower sails of square-rigged vessels
JPS5415232A (en) * 1977-07-07 1979-02-05 Nissan Motor Co Ltd Device for controllin steering force of power steering system
JPS5638430A (en) * 1979-09-07 1981-04-13 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd Combustion control for walking beam type heating furnace
FR2484030A1 (fr) * 1980-06-06 1981-12-11 Dba Dispositif de distribution pour servomecanisme hydraulique, a fonctionnement silencieux
ES8205162A1 (es) * 1981-08-04 1982-06-16 Bendiberica Sa Perfeccionamientos en distribuidores fluidodinamicos
ES505159A0 (es) * 1981-08-04 1982-06-16 Bendiberica Sa Perfeccionamientos en distribuidores fluidodinamicos
ES509159A0 (es) * 1982-01-14 1983-02-01 Bendiberica Sa Perfeccionamientos en distribuidores hidraulicos para servomecanismos.
JPS58156459A (ja) * 1982-03-12 1983-09-17 Toyota Motor Corp パワ−ステアリングのコントロ−ルバルブ
US4570735A (en) * 1982-09-30 1986-02-18 Ford Motor Company Dual rotary valve for variable assist power steering gear for automotive vehicles
ES518114A0 (es) * 1982-12-11 1983-11-16 Bendiberica Sa Perfeccionamientos en sistemas de mando hidraulico para servomecanismos.
JPS60178279U (ja) * 1984-05-09 1985-11-27 光洋精工株式会社 動力舵取装置の油圧反力制御装置
JPS6116172A (ja) * 1984-06-29 1986-01-24 Toyoda Mach Works Ltd 動力舵取装置の操舵力制御装置
JPS6143229A (ja) * 1984-08-02 1986-03-01 Nippon Carbureter Co Ltd エンジンの空燃比制御方法
AU568946B2 (en) * 1984-08-08 1988-01-14 Bishop Steering Technology Limited Power steering control valve
FR2568843B1 (fr) * 1984-08-09 1986-12-26 Renault Distributeur rotatif perfectionne pour mecanisme de direction assistee
US4561521A (en) * 1984-12-06 1985-12-31 Ford Motor Company Variable assist power steering system
FR2578920B1 (fr) * 1985-03-13 1987-05-29 Bendix France Dispositif asservi de controle de debit pour installation hydraulique, notamment pour direction assistee de vehicule

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS601073A (ja) * 1983-06-20 1985-01-07 Toyoda Mach Works Ltd 動力舵取装置における操舵力制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6387370A (ja) 1988-04-18
US4771841A (en) 1988-09-20
DE3733102A1 (de) 1988-04-07
DE3733102C2 (ja) 1991-05-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0657533B2 (ja) パワ−ステアリングの油圧制御装置
JP2503218B2 (ja) パワ−ステアリングの油圧制御装置
JP2543511B2 (ja) パワ−ステアリングの油圧制御装置
JPS63166658A (ja) パワ−ステアリングの油圧制御装置
JP2529679B2 (ja) パワ−ステアリングの油圧制御装置
JP2532081B2 (ja) パワ−ステアリングの油圧制御装置
JPH0262430B2 (ja)
JPH0818571B2 (ja) パワ−ステアリングの油圧制御装置
JPS63166660A (ja) パワ−ステアリングの油圧制御装置
JP2503574B2 (ja) 車両用動力舵取装置
JPS63166657A (ja) パワ−ステアリングの油圧制御装置
JPS63188571A (ja) パワ−ステアリング用ロ−タリ制御弁
JP2738169B2 (ja) 車両の舵取り装置
EP0919451A2 (en) Power steering system
JP2559724B2 (ja) パワ−ステアリングの油圧制御装置
JPH0659836B2 (ja) パワ−ステアリング装置のコントロ−ルバルブ
JP2897487B2 (ja) パワーステアリング制御装置
JP2532080B2 (ja) パワ−ステアリングの油圧制御装置
JP2502350B2 (ja) パワ―ステアリング制御装置
JPS6325178A (ja) 動力操舵装置
JP2502351B2 (ja) パワ―ステアリング制御装置
JPS6325180A (ja) 動力操舵装置
JPS6234860A (ja) 車両の操舵装置
JPH07323860A (ja) 車速感応式パワーステアリング装置
JPH01282072A (ja) 4輪操舵用パワーステアリング制御装置