JPH0722341B2 - 偽画像除去方法 - Google Patents

偽画像除去方法

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JPH0722341B2
JPH0722341B2 JP1249963A JP24996389A JPH0722341B2 JP H0722341 B2 JPH0722341 B2 JP H0722341B2 JP 1249963 A JP1249963 A JP 1249963A JP 24996389 A JP24996389 A JP 24996389A JP H0722341 B2 JPH0722341 B2 JP H0722341B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/409Edge or detail enhancement; Noise or error suppression
    • H04N1/4095Correction of errors due to scanning a two-sided document, i.e. show-through correction

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  • Signal Processing (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、画像読取装置で読取られた画像の中から偽
画像を除去する方法に関する。
(従来の技術) CCDイメージセンサーなどの固体撮像素子を用いた画像
読取装置で原画を読取った場合には、読取られた画像が
フレアやゴーストと呼ばれる偽画像を含むことがある。
偽画像は固体撮像素子を含む光学系の構成に起因してい
ることが知られている。これらの偽画像は、光学系を調
整することによってある程度取除くことができる。
(発明が解決しようとする課題) しかし、光学系の調整のみでは偽画像を完全に除去する
のは困難であり、高精度を要する画像読取装置において
は、除去できないで残存する偽画像が問題となる。
(発明の目的) この発明は、従来技術における上述の課題を解決するた
めになされたものであり、画像読取装置で読取られた画
像の中から偽画像を容易に取除くことのできる偽画像除
去方法を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上述の課題を解決するため、この発明の第1の構成で
は、原画を読取って得られた画像から、前記原画内の絵
柄の真の画像と同形で真の画像から位置がずれて現れて
いる偽画像を除去する方法において、(a) 所定の形
状と濃度とを有する標準絵柄を含んだ標準原画の画像と
して、前記標準絵柄の偽画像を含まずに、その真の画像
のみを含む標準画像を準備し、(b) 前記標準原画を
画像読取装置で読取ることにより、前記標準絵柄の真の
画像と偽画像とを含む第1の画像を求め、(c) 前記
第1の画像と前記標準画像との差をとることにより、前
記標準絵柄の偽画像のみからなる第2の画像を求め、
(d) 前記第2の画像と前記標準画像とを比較するこ
とにより、前記標準絵柄の真の画像と偽画像との位置関
係、およびその濃度比を求め、(e) 任意の原画を前
記画像読取装置で読取って得られた第3の画像から、前
記位置関係と濃度比とに基いて前記第3の画像に含まれ
る偽画像を求めるとともに、当該偽画像を前記第3の画
像から除去する。
また、この発明の第2の構成では、原画を読取って得ら
れた画像から、前記原画内の絵柄の真の画像の周囲に現
れている偽画像を除去する方法において、(a) 所定
の形状と濃度とを有する標準絵柄を含んだ標準原画の画
像として、前記標準絵柄の偽画像を含まずに、その真の
画像のみを含む標準画像を準備し、(b) 前記標準原
画を画像読取装置で読取ることにより、前記標準絵柄の
真の画像と偽画像とを含む第1の画像を求め、(c)
前記第1の画像と前記標準画像との差をとることによ
り、前記標準絵柄の偽画像のみからなる第2の画像を求
め、(d) 前記標準絵柄の真の画像の濃度分布と、前
記第2の画像に含まれる前記標準絵柄の偽画像の濃度分
布との関係に基づいて、前記第2の画像または前記標準
絵柄の真の画像のいずれか一方から、所定の補正方法に
従って偽画像を算出するための補正データ求め、(e)
任意の原画を前記画像読取装置で読取って得られた第
3の画像から、前記補正データに基づき、前記補正方法
に従って前記第3の画像に含まれる偽画像を求めるとと
もに、当該偽画像を前記第3の画像から除去する。
(作用) 第1の構成における偽画像は、一般にゴーストと呼ばれ
るものである。この偽画像は真の画像と同形で真の画像
から位置がずれた画像として現れる。そこで、標準原画
を用いてその真の画像と偽画像との位置系関係と濃度比
とを予め求めておく。通常の原画を読取って画像(第3
の画像)を得た場合には、前記位置関係と濃度比とを用
いて第3の画像に含まれる偽画像を求め、これを除去す
ることができる。
第2の構成における偽画像は、一般にフレアと呼ばれる
ものである。この偽画像は真の画像の周囲に現れる。そ
こで、標準原画を用いて、その真の画像の濃度分布と、
偽画像の濃度分布との関係を調べ、この関係に基づい
て、標準絵柄の真の画像から偽画像を算出するための補
正データを求める。そして、通常の原画を読取って画像
(第3の画像)を得た場合には、前記補正データを用い
れば、第3の画像に含まれる偽画像を求め、これを除去
することができる。
(実施例) A.ゴースト補正の実施例 A−1.装置の全体構成と概略動作 第1A図はこの発明の実施例を適用して偽画像(ゴース
ト)の除去を行う製版用スキャナの概略構成図である。
同図において、この装置は、外筺体1の上部開口に透明
の原画載置用ガラス板2が設けられており、この原画載
置用ガラス板2上に原画3を伏せた状態で載置する。ハ
ロゲンランプなどで構成された光源5からの照射光6
は、原画3の表面で反射されて、画像情報を含んだ光7
となる。この反射光7は、光学系8に含まれる第1〜第
3のミラー9〜11で順次反射された後、結像レンズ12に
よって、光電変換手段としてのCCDラインセンサ13の受
光面上に結像する。このCCDラインセンサ13は、図の紙
面に垂直な方向にCCD素子を1次元的に配列して形成さ
れている。したがって、この図の紙面に垂直な方向が主
走査方向となる。
一方、CCDラインセンサ13の受光面に結像した光は、こ
のCCDラインセンサ13で光電変換されて、画素ごとの画
素信号VCCDとなる。そしてこの画像信号VCCDは、画素ご
とにA/D変換器14でデジタル化された後に、シェーディ
ング補正回路15に順次与えられる。このシェーディング
補正回路15は、原画3の表面における照明の不均一性
や、結像光学系8の結像作用の不均一性、それに、CCD
ラインセンサ13を構成する各CCD素子の感度不均一性を
補正するためのものである。
このようなシェーディング補正を受けて得られる画像信
号VNは、スイッチ回路16を介して、ゴースト補正データ
演算回路17と、画像処理回路18とのうちの一方に選択的
に与えられるようになっている。
画像処理回路18は、ゴースト補正回路181と鮮鋭度強調
回路182と倍率調整回路183とを備えている。
第1B図は、ゴースト補正回路181とゴースト補正データ
演算回路17との内部構成を示すブロック図である。
ゴースト補正データ演算回路17は、所定のテスト原稿
(標準原画)の画像データ(標準画像データ)を格納し
ておくメモリ17aと、減算器17bと、ゴースト検出回路17
cとを備えている。ゴースト補正データ演算回路17で求
められたゴースト補正データは、ゴースト補正回路181
に入力され、格納される。なお、ゴースト補正回路181
の内部構成については後述する。
複製すべき原画3が読取られて得られた画像信号VNは、
画像処理回路18に与えられ、この画像処理回路18におい
てゴースト補正,アンシャープマスキング(鮮鋭度強調
処理),倍率調整等の処理を受ける。こうして得られた
画像信号V2は、網点信号発生回路20に出力される。この
網点発生回路20からの網点信号Vdotは、音響光学変調器
24の変調制御信号となる。
この音響光学変調器24にはレーザー光源21からのレーザ
ービーム22がミラー23を介して与えられている。この音
響光学変調器24は、上記網点信号Vdotに基いてこのレー
ザービーム22を変調して露光ビーム25を与える。この露
光ビーム25は、ガルバノミラー26の振動によって左右に
振られつつ、fθレンズなどによって形成された結像光
学系27を介して記録用の感光材28の表面に照射される。
このガルバノミラー26の振動は、CCDラインセンサ13に
おけるCCD素子の出力取出しタイミングと同期して行な
われ、それによって主走査方向αの光走査が達成され
る。
一方、光源5および第1のミラー9は、原画3に対して
図示のA方向への相対的に並進移動させる機構(図示せ
ず)に固定されており、これによって、原画3をこのA
方向へと光走査する。これと同期して感光材28も図の下
方(−β)へと搬送され、それによって上記A方向への
読取り副走査と、図示のβ方向への記録副走査が達成さ
れる。
A−2.ゴースト補正の手順 第2図は、ゴースト補正の手順を示すフローチャートで
ある。第3図は、この手順における画像の例を示す概念
図である。
第2図において、まずステップS1でテスト原稿を用意す
る。第3図(a)にテスト原稿Ot1の例を示している。
このテスト原稿Ot1は、黒色部Ot1bと、黒色部Ot1bの中
に配置された正方形の白色部Ot1wとから構成されてい
る。そして、白色部Ot1wの形状,位置,濃度および黒色
部Ot1bの濃度を、濃度計その他の計測器を用いて測定す
る。そして、この測定結果から、白色部Ot1wの偽画像を
含まない真の画像のみの画像を標準画像として求め、ゴ
ースト補正データ演算回路17内のメモリ17aに格納す
る。
次に、ステップS2において、テスト原稿Ot1を読取る。
このとき、第1A図のスイッチ回路16は、ゴースト補正デ
ータ演算回路17側に切換えられており、これによって画
像信号VNがシェーディング補正回路15からゴースト補正
データ演算回路17に与えられる。第3図(b)にこのと
き読取られた画像It1を示す。この画像It1は、テスト原
稿Ot1内の白色部Ot1wの真の画像It1wと偽画像It1wfとを
含んでいる。偽画像It1wfは図中破線で示されている。
この偽画像It1wfは一般にゴーストと呼ばれているもの
であり、真の画像It1wと同形で濃度がやや高く(または
輝度がやや低く)、かつ、真の画像It1wからずれた位置
に現れている。
ステップS3では、画像It1に基づいてゴースト補正デー
タ演算回路17がゴースト補正データを求める。このと
き、まず、第3図(c)に示すように、偽画像It1wfの
みが画像It1から分離される。そして、偽画像It1wfの位
置と濃度(又は輝度)がテスト原稿Ot1の白色部Ot1wの
位置と濃度(又は輝度)と比較される。そして、この結
果からゴースト補正データが算出される。
第4A図〜第4F図は、偽画像It1wfの画像データの求め方
を示す説明図である。第4A図はテスト原稿Ot1をCCDライ
ンセンサ13が走査する様子を示している。第4A図〜第4F
図では便宜上、白色部Ot1wを拡大して示している。ま
た、簡単のため、CCDラインセンサ13は8つのCCD素子D1
〜D8を有しているものと仮定している。このとき、CCD
素子D1〜D8が並んでいる方向Xが主走査方向であり、CC
Dラインセンサ13の進行方向Yが副走査方向となる。
第4B図は、白色部Ot1wの偽画像が無く、真の画像It1wの
みを含んでいる標準画像It1rを示している。このような
標準画像It1rの画像データは、前述したように、ステッ
プS1においてテスト原稿Ot1内の白色部Ot1wの形状,位
置,濃度および黒色部Ot1bの濃度を測定することによっ
て求められる。仮に、テスト原稿Ot1をCCDラインセンサ
13で読取ることによって標準画像It1rが得られたとする
と、標準画像It1rの画像データは、画素P1〜P11までが
黒色,画素P12〜P14が白色…等のような構成を有するこ
とになる。そこで、標準画像It1rの画像データID1r(以
下、「標準画像データ)と呼ぶ。)も、この構成に従っ
て、第4C図に示すように作成される。図には、第4A図,
第4B図と同様に黒色部には斜線が施されている。標準画
像データID1rは、前述のように、ステップS1においてゴ
ースト補正データ演算回路17内のメモリ17a(第1B図参
照)に格納される。
なお、第4A図〜第4F図の例ではCCDラインセンサ13が副
走査方向Yに進行するに従って、CCD素子D1〜D8のデー
タがシリアルにA/Dコンバータ14(第1A図参照)に伝送
されるものとしている。従って、各画素の主走査方向X
と副走査方向Yとの位置座標は、画素の番号1〜mによ
って同時に指定される。
第4D図は、ステップS2において実際にテスト原稿Ot1
読取って得られた画素It1を示す。この画像It1は偽画像
It1wfを含んでいる。第4E図に示すような、偽画像It1wf
のみを含む画像It1fは次のようにして得られる。
It1f=It1−It1r …(1) 画像データを用いて書けば次の通り: ID1f=ID1−ID1r …(2) ここで、 It1f,ID1f:偽画像It1wfのみを含む画像および画像デー
タ It1,ID1:偽画像It1wfと真の画像 It1wとを含む画像および画像データ It1r,ID1r:標準画像および標準画像データ 第5A図〜第5C図は、それぞれ第4B図,第4D図および第4F
図のB1−B2方向における画像データID1r,ID1,ID1fの分
布を示している。これらの図で、縦軸は輝度に相当する
画像データのレベルを示している。第5A図に示す標準画
像データID1rでは、黒色部Ot1bの固有の画像データレベ
ルVbに挟まれて、白色部Ot1wの固有の画像データレベル
VWのみが表われている。一方、テスト原稿Ot1を読取っ
て得られた画像データID1では、偽画像It1wfの部分に一
定のレベルVgが加算されている。従って、前記(2)式
のように、画像データID1とID1rとの差を各画素ごとに
求めれば、偽画像Ot1wfの形状・位置と、その画像デー
タID1fのレベルVgが求められる。上記(2)式の差分
は、第1B図に示す減算器17bによって求められる。第4F
図に、減算器17bによって求められた画像データID1fを
示す。図において、黒色部は斜線部で示し、偽画像の部
分は梨地部で示している。
第4C図と第4F図を比較すればわかるように、偽画像It1w
fの位置は、真の画像It1wの位置から+7ピクセル(=1
9−12)後ろにずれている。第1B図のゴースト検出回路1
7cは、このズレ量とズレ方向、および真の画像It1wと偽
画像It1wfの画像データのレベルの比Vw/Vgとを求める。
第1C図は、ゴースト検出回路17cの内部構成の詳細を示
すブロック図である。メモリ17aに格納されていた標準
画像データID1rは、ゴースト検出回路17c内の第1の比
較器171に入力され、所定の第1の閾値TH1と比較され
る。第1の閾値TH1は、白色部の画像データレベルVwよ
りも低く、黒色部の画像データレベルよりも高く設定さ
れている。そして、第1の比較器171は、標準画像デー
タID1rのレベルが第1の閾値TH1以上の画素、すなわち
白色部内の画素についてのみ、その出力信号S11をHレ
ベルに立上げる。一方、減算器17bによって求められた
偽画像の画像データID1fは、ゴースト検出回路17c内の
第2の比較器172に入力され、所定の第2の閾値TH2と比
較される。第2の閾値TH2は、偽画像の画像データレベ
ルVgよりも低く、黒色部の画像データレベルVbよりも高
く設定されている。なお、第1と第2の閾値TH1,TH2の
具体的な値は経験的に決定される。第2の比較器172
は、偽画像の画像データID1fのレベルが第2の閾値TH2
以上の画素、すなわち偽画像の部分に相当する画素につ
いてのみ、その出力信号S21をHレベルに立上げる。
データコントローラ173は第1と第2の比較器171,172の
出力信号S11,S21を受けて、3つの信号S31,S32,Sgdを出
力する。このうち、信号S31は、信号S11とS21のいずれ
か一方がHレベルに立上ると同時にHレベルに立上り、
その後信号S11とS21の他方がHレベルに立上るとLレベ
ルに立下る。カウンタ174はこの信号S31を受けて、信号
S31がHレベルとなっている画素数をカウントする。そ
して、この画素数を表すシフト量信号Sgpを出力する。
シフト量信号Sgpの値は、偽画像It1fと真の画像It1wの
ズレ量に対応している。出力信号Sgd(シフト方向信
号)は、偽画像It1wfが真の画像It1wに対して(+)方
向または(−)方向のどちら側にずれているかを示す信
号である。すなわち、信号S11が信号S21よりも早くHレ
ベルに立上るとき(第4A図〜第4F図のような場合)に
は、シフト方向信号Sgdは(+)(例えばHレベル)の
信号となる。逆に、信号S21がS11よりも早くHレベルに
立上がるときには、シフト方向信号Sgdは(−)(例え
ばLレベル)の信号となる。信号S32は、2つの信号
S11,S21がともにHレベルのときにのみHレベルとな
り、除算器175と平均化回路176とを作動させる。除算器
175は、標準画像データID1rを偽画像の画像データID1f
で除算する。除算器175は、信号S11,S21がHレベルとな
る画素、すなわち、真の画像It1wと偽画像It1wfが画像I
t1(第4D図参照)上で重なっている画素においてのみ作
動する。従って、その出力信号S51は、真の画像It1wと
偽画像It1wfの画像データのレベルの比Vw/Vgの値を表わ
している。信号S51の値は、平均化回路176に入力され、
真の画像It1wと偽画像It1wfが重なっている領域内のす
べての画素にわたって平均化される。平均化回路176は
省略することも可能である。但し、平均化を行えば、画
像データのレベル比Vw/Vgの値の精度が向上するという
利点がある。平均化回路176の出力信号Sggは、画像デー
タのレベル比Vw/Vgの平均値を表わすゲイン信号であ
る。
以上のようにして求められたシフト量信号Sgp、シフト
方向信号Sgdおよびゲイン信号Sggの値がゴースト補正デ
ータを構成する。
第2図のステップS4では、ゴースト補正データをゴース
ト補正回路181に格納する。シフト量信号Sgpとシフト方
向信号Sgdとの値は、アドレスコントローラ181a(第1B
図参照)に格納される。また、ゲイン信号Sggの値はメ
モリ181bに格納される。ステップS4は、例えばゴースト
補正データ演算回路17から出力された信号Sgp,Sgd,Sgg
の値をオペレータが読取り、これらの値を図示しないキ
ーボードなどを用いてゴースト補正回路181に入力して
もよい。また、これらの値がゴースト補正データ演算回
路17から直接ゴースト補正回路181に供給されるように
してもよい。
ステップS5では、原画3として複製すべき原画を用い、
ゴースト補正を行いつつ画像記録を行う。このとき、第
1A図,第1B図のスイッチ回路16が切換えられて、画像信
号VNはゴースト補正回路181に供給される。第3図
(d)に、複製すべき原画Oaの例を示す。この原画Oa
は、人物の絵柄Omを含んでいる。第3図(e)には、原
画Oaを読取って得られた画像Iaを示す。この画像Iaは、
人物の絵柄Omの真の画像Imと偽画像Img(ゴースト)を
含んでいる。第1B図に示すように、画像Iaは画像信号VN
としてゴースト補正回路181に供給され、ラインメモリ1
81dに格納される。また、画像信号VNは除算器181cに入
力され、メモリ181bから除算器181cに与えられたゲイン
信号Sgg(=Vw/Vg)によって除算される。この除算によ
って画像Iaの画像信号のレベルが全体的に低下し、これ
によって真の画像Imの画像信号のレベルが偽画像Imgの
信号レベルにまで低下する。また、偽画像Imgの画像信
号のレベルも低下して、無視できる程度になる。このよ
うに信号レベルが低下した画像Iag1を第3図(f)に示
す。画像Iag1の画像データはラインメモリ181eに収納さ
れる。アドレスコントローラ181aはシフト量信号Sgpと
シフト方向信号Sgdとの値を格納しており、これらの値
に応じてラインメモリ181dまたは181eからの画像データ
の出力タイミングをシフトさせる。例えば、第3図や、
第4A図〜第4F図に示すように偽画像が真の画像よりも
(+)側に、すなわちピクセル番号が大きな側にずれて
いるときには、ラインメモリ181eに収納されている画像
データを、信号Sgpで示される画像数だけ遅らせて出力
する。このようにしてラインメモリ181eから出力される
画像Iag2は、第3図(g)に示すように、画像Iaの偽画
像Imgと同等な画像を含んでいる。減算器181fは、ライ
ンメモリ181dから与えられる画像Iaの画像データから、
ラインメモリ181eから与えられる画像Iag2の画像データ
を減算する。この結果、第3図(h)に示すように、偽
画像Imgが除去された画像Iaaが得られる。そして、この
画像Iaaが感光材28上に記録される。
以上のように、まずテスト原稿を用いてゴースト補正デ
ータを求め、このゴースト補正データを格納したゴース
ト補正回路によって画像信号VNを処理することにより、
ゴーストと呼ばれる偽画像を除去することができる。
B.フレア補正の実施例 第6A図は、この発明の他の実施例を適用して偽画像(フ
レア)の除去を行う製版用スキュナの概略構成図であ
る。この製版用スキャナは、第1A図に示す製版用スキャ
ナのゴースト補正回路181とゴースト補正データ演算回
路17とを、それぞれフレア補正回路184とフレア補正デ
ータ演算回路19とで置換えたものである。フレアとは、
真の画像のまわりに広がる「もや」のような不定形の偽
画像を言う。CCDラインセンサを用いた場合には、主走
査方向のフレアが画質劣化の主な原因となる。
第6B図は、フレア補正回路184とフレア補正データ演算
回路19の内部構成を示すブロック図である。フレア補正
データ演算装置19は、メモリ19aと減算器19bとフレア補
正データ決定装置19cとを備えている。
第7図は、フレア補正の手順を示すフローチャートであ
る。第8図はこの手順における画像の例を示す概念図で
ある。
まず、ステップS11では、テスト原稿を用意する。第8
図(a)にテスト原稿Ot2の例を示す。このテスト原稿O
t2は第3図(a)のテスト原稿Ot1と同じものでもよ
い。そして、このテスト原稿Ot2のフレアを含まない標
準画像It2rを、ゴースト補正の場合と同様に準備する。
第9A図は、テスト原稿Ot2の標準画像データID2rのC1−C
2方向における分布を示す図である。この標準画像デー
タID2rは、フレア補正データ演算回路19内のメモリ19a
(第6B図参照)に格納される。
ステップS12では、テスト原稿Ot1を第6A図の製版用スキ
ャナで読取る。このとき第6A図のスイッチ回路16はフレ
ア補正データ演算回路19側に切換えられており、これに
よって画像信号VNはフレア補正データ減算回路19に与え
られる。第8図(b)にこのとき読取られた画像It2
示す。この画像It2は、テスト原稿Ot2内の白色部Ot2wの
真の画像It2wと、主走査方向Xに沿って広がる偽画像
(フレア)If1,If2とを含んでいる。なお、第8図で
は、ゴーストによる偽画像は無いものと仮定している。
第9B図は、画像It2の画像データID2のC1−C2方向におけ
る分布を示す図である。フレアによる偽画像If1,If2
部分における画像データIDt2の値は、白色部It2wの信号
レベルVwよりもかなり低く、白色部It2wから離れるに従
って低下していく。
減算器19bは、次式の減算を行うことによって、フレア
成分のみを含む画像It2fの画像データID2fを算出する。
ID2f=ID2−ID2r …(3) この減算によって得られた画像It2fを第8図(c)に示
す。また、C1−C2方向における画像データID2fの分布を
第9C図に示す。
フレア補正データ決定装置19cは、標準画像データID2r
と、フレア成分のみを含む画像データID2fとに基づい
て、フレア補正データを決定する。フレア補正データ
は、画像データID2に基づいて、そのフレア成分のみを
除去するような補正信号を得るためのデータである。
フレア補正データの決定方法を説明する前に、まず、フ
レア補正回路184における補正の方法について説明す
る。フレア補正回路184は、デジタル鮮鋭度強調処理に
類似した方法によってフレア成分の除去を行っている。
第6B図において、主走査線1本分の画像信号VNがスイッ
チ回路16からフレア補正回路184に与えられると、この
画像信号VNの値がラインメモリ184aに収納される。第10
A図に、主走査線1本分の画像信号VNの例を示す。図に
おいて、横軸は主走査座標,縦軸は画像信号のレベルを
示す。
ポケ信号作成部184bは、画像信号VNに基づいて、第10B
図に示すようなボケ信号VUを作成する。第6C図はフレア
補正回路184の内部構成をより詳細に示すブロック図で
ある。ボケ信号作成部184bは、n個のラインメモリLM1
〜LMnと、n個の乗算器M1〜Mnと、2つのROM41,42と加
算器43とを備えている。1主走査線の画像を表わす画像
信号VNは、n個のラインメモリLM1〜LMnに同時に並列に
入力され、収納される。すなわち、ラインメモリLM1〜L
Mnのそれぞれが、同じ画像信号VNを収納する。各ライン
メモリLM1〜LMnは主走査線1本分の画像信号VNの値を収
納できる容量を有している。
各ラインメモリLM1〜LMnに収納された画像信号VNの値
は、ROM41によって指定されたタイミングで各ラインメ
モリから出力される。そして乗算器M1〜Mnでそれぞれ重
み係数a(i)(i=1〜n)が画像信号VNに掛け合わ
された後、加算器43で加算される。第11図は乗算器M1
Mnで使用される重み係数a(i)の例を示す図である。
図において、横軸はラインメモリLM1〜LMnの番号iであ
る。また、ここではn=7としている。また、ラインメ
モリの番号iに対応して、各ラインメモリの出力タイミ
ングの遅れΔXを示している。例えば、ラインメモリLM
5のタイミング遅れΔXの値は+1である。これは、ラ
インメモリLM5から画像信号VNが出力されるタイミング
がラインメモリ184aから画像信号VNが出力されるタイミ
ングよりも1画素分だけ遅いことを示している。このよ
うな重み係数a(i)はROM42から各乗算器M1〜Mnに与
えられる。
第12図は、乗算器M1〜Mnと加算器43の動作を説明する図
である。まず、ラインメモリLM1〜LMnに、第12図(h)
に破線で示すような画像信号VNが与えられたと仮定す
る。ラインメモリLM1が出力され、乗算器M1で乗算され
た画像信号a(1)・V0を、第12図(a)に示してい
る。この画像信号a(1)・V0は、もとの画像信号V0
りも3画素分だけ早いタイミングで出力される信号とな
っている。同様に、各ラインメモリLM2〜LM7から出力さ
れ、乗算器M2〜M7でそれぞれ乗算された画像信号a
(2)・VN〜a(7)・VNを、それぞれ第12図(b)第
12図(g)に示している。なお、これらの画像信号では
フレア成分の信号値が、通常無視できる程度に十分に小
さくなるので、フレア成分の図示を省略している。これ
らの画像信号a(1)・V0〜a(7)・V0を加算器43で
加算すると、第12図(h)に示すようなボケ信号VUが得
られる。ボケ信号VUの中央部分は、もとの信号V0の中央
部分と同じレベルを有しており、もとの信号V0の両端部
(段階部)において、なだらかにレベルが変化する信号
である。なお、このようなボケ信号VUを得るためには、 という条件を満足するように係数a(i)を決めておけ
ばよい。
第10B図に示すボケ信号VUも第12図のボケ信号VUと同様
にして作成されたものである。但し、第10B図では簡単
のため、ボケ信号VUのすそ部分を曲線で示している。
第6C図の減算器184cは、ラインメモリ184aから供給され
るもとの画像信号VNから、ボケ信号VUを差引いて、第10
C図に示す差分信号VNUを得る。差分信号VNUはプラスカ
ット回路184dに与えられてプラス成分がカットされ、マ
イナス成分だけが残る。すなわち、差分信号VNUを互い
に異符号の2つの信号部分に分けたとき、もとの画像信
号VNが表わす画像の外周側に存在する方の信号部分Vfの
みが残される。このようにして得られたのが第10D図に
示すフレア補正信号Vfである。このフレア補正信号Vf
は、もとの画像信号VNのフレア成分と分布形状がほぼ等
しく、符号が逆になっている。従って、加算器184eにお
いて、もとの画像信号VNとフレア補正信号Vfとを加算す
れば、画像信号VNからフレア成分を取除くことができ
る。
以上のようなフレア補正の方法においては、フレア補正
データは、ROM42に格納されている重み係数a(i)の
値と、ROM41に格納されている出力タイミング(すなわ
ち、第11図のずれ量ΔX)とで構成される。すなわち、
フレア補正データは、重み係数a(i)の分布である。
第6B図のフレア補正データ決定装置19cは、補正データ
として重み係数a(i)の分布を決定する。この決定
は、例えばオペレータが重み係数a(i)の分布を図示
しないキーボードなどによりフレア補正データ決定装置
19cに入力し、フレア補正回路184における上述の補正動
作をシミュレーションするようにしてもよい。すなわ
ち、フレア補正データ決定装置19cは入力された重み係
数a(i)の分布に基づいて、標準画像データID2r(第
9A図参照)または画像データID2のいずれか一方からフ
レア補正信号を作成する。このフレア補正信号が第9C図
のフレア成分ID2fと逆符号でほぼ同形状の信号になるよ
うに、オペレータが重み係数a(i)の分布を調整すれ
ばよい。この場合、フレア補正データ決定装置19cとし
て、パーソナルコンピュータなどを用いることができ
る。なお、フレア成分ID2fの主走査方向Xの長さl1,l2
が、白色部の両側で異なるときは、例えば、より長い方
のフレア成分を除去できるようにフレア補正データを求
めておけばよい。
フレア補正データとしての重み係数a(i)の分布は、
標準画像データID2rとフレア成分のみの画像データID2f
とに基づいて、フレア補正データ決定装置19が自動的に
決定してもよい。この場合、まずフレア成分のみの画像
データID2fからボケ信号VUの形状を逆算し、このような
ボケ信号VUを与えるような重み係数a(i)の分布を求
めればよい。ボケ信号VUの形状と重み係数a(i)の分
布形状には一定の密接な関係がある。すなわち、第12図
(h)のボケ信号VUの形状は、重み係数a(i)の累積
値Σa(i)の分布形状と相似である。このような関係
を定式化してフレア補正データ決定装置19cに予め入力
しておけば自動的にフレア補正データを基めることも可
能である。
なお、上記のボケ信号の作成方法は、デジタル鮮鋭度強
調処理(以下「デジタルUSM」と呼ぶ。)におけるボケ
マスク信号の作成方法と同一である。デジタルUSMで
は、重み係数a(i)を「マスクの重みづけ」と呼び、
また、係数a(i)の個数nをマスクサイズと呼んでい
る。
第7図のステップS14では、フレア補正データを、フレ
ア補正回路184に格納する。この実施例では、ROM42に予
め多数の重み係数a(i)の値が書込まれており、ROM4
2から各乗算回路M1〜Mnに呼出すデータのアドレスを指
定することによって、実質的に重み係数a(i)の値を
設定している。なお、ROM42に乗算回路M1〜Mnの機能を
持たせて、乗算回路M1〜Mnを省略することもできる。こ
の場合には、ROM42に重み係数a(i)と画像信号VN
乗算結果a(i)・VNを予め書込んでおき、各ラインメ
モリLM1〜LMnからROM42に画像信号VNをアドレスとして
与えて、書込まれていた乗算結果を出力するようにすれ
ばよい。このようにすれば、乗算の演算が不要なので、
処理速度を早くできるという利点がある。ROM41には、
出力タイミングの多数の値が予め格納されており、ROM4
1から各ラインメモリLM1〜LMn呼出すデータ(出力タイ
ミング値)のアドレスを指定することによって、実質的
に重み係数a(i)の分布の幅(マスクサイズ)を設定
している。
ステップS15では、原画3として複製すべき原画を用
い、フレア補正を行いつつ画像記録を行う。このとき、
第6A図,第6B図のスイッチ回路16は、フレア補正回路18
4側に切換えられている。第8図(d)に、複製すべき
原画Obの例を示す。この原画Obは、人物の絵柄Omを含ん
でいる。第8図(e)には原画Obを読取って得られた画
像Ibを示す。この画像Ibには、人物の画像Imと、その両
側に(主走査方向に)、フレア画像Imf1,Imf2が現れて
いる。このような画像Ibの画像信号VNは、フレア補正回
路184に供給され、既に第10A図〜第10D図に即して説明
したように、フレア成分のみを含む画像の画像信号(フ
レア補正信号)Vfが作成される。そしてもとの画像信号
VNからフレア成分が除去される。第8図(f)には、フ
レア補正回路184内で作成されるフレア補正信号Vfが表
す画像Ibfを示している。また、第8図(g)には、フ
レア成分が除去された画像Ibbを示している。そして、
この画像Ibbが感光材28上に記録される。
以上のように、まずテスト原稿を用いてフレア補正デー
タを求め、このフレア補正データを格納したフレア補正
回路によって画像信号VNを処理することにより、画像の
フレア成分を除去することができる。
C.変形例 この発明は、上記実施例に限られるものではなく、たと
えば次のような変形も可能である。
上記実施例ではモノクロ画像の処理について説明し
たが、カラー画像についてもこの発明は適用可能であ
る。カラー画像についてゴースト補正やフレア補正を行
う場合には、各色分解信号R,G,Bごとにゴースト補正デ
ータやフレア補正データを求め、各色分解信号R,G,Bご
とに補正を行ってもよい。
ゴースト補正データ演算回路17やフレア補正データ
演算装置19は、製版用スキャナの内部に組込まれている
ものとしたが、これらを独立の外部装置として構成して
もよい。
ゴースト補正データは、偽画像が真の画像からずれ
ているシフト量(画素数)とシフト方向とを含むものと
した。しかし、これらのデータは、真の画像と偽画像の
位置関係を示すデータであれば、他の形式のデータでも
よい。たとえば、主走査方向と副走査方向とで、それぞ
れズレ方向とズレ量を規定するようにゴースト補正デー
タを構成してもよい。
フレア補正回路184内のボケ信号作成部184bのかわ
りに、デジタルUSM回路を用いてボケ信号を作成しても
よい。この場合、マスクサイズとマスクの重みづけがフ
レア補正データとしてデジタルUSM回路に与えられる。
なお、デジタルUSMの処理方法については、例えば特開
昭59−141871号公報に詳述されている。
フレア補正は主走査方向についてのみ行うものとし
たが、副走査方向について行ってもよい。
上記実施例では、原画を読取った画像にゴーストか
フレアの一方だけが現れている場合について説明した。
しかし、読取った画像にゴーストとフレアが両方とも現
れている場合がある。このような場合には、まずゴース
トとフレアの偽画像のうち、より明瞭に現れている方の
偽画像を上述の手順で補正する。そして、次に、より微
弱な偽画像を補正するようにすればよい。また、このよ
うな場合を考慮して製版用スキャナにゴースト補正回路
181とフレア補正回路184とを両方とも備えておくように
してもよい。
(発明の効果) 以上説明したように、この発明の第1の構成では、標準
原画を用いて真の画像と偽画像との位置関係および濃度
比を予め求めておき、この位置関係と濃度比とに基いて
任意の画像内に含まれる偽画像を除去するので、画像読
取装置で読取られた画像の中から偽画像を容易に取除く
ことができるという効果がある。
また、この発明の第2の構成では、標準画像を用いて真
の画像と偽画像との濃度分布の関係から補正データを予
め求めておき、この補正データに基づいて任意の画像内
に含まれる偽画像を除去するので、画像読取装置で読取
られた画像の中から偽画像を容易に取除くことができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1A図ないし第1C図は、この発明の第1の実施例に適用
する装置の構成を示すブロック図、 第2図は第1の実施例の手順を示すフローチャート、 第3図は、第1の実施例における画像の例を示す図、 第4A図ないし第4F図は、第1の実施例における偽画像の
算出方法を示す図、 第5A図ないし第5C図は、それぞれ第4B図,第4D図および
第4E図の画像データの分布を示す図、 第6A図ないし第6C図は、この発明の第2の実施例に適用
する装置の構成を示すブロック図、 第7図は、第2の実施例の手順を示すフローチャート、 第8図は、第2の実施例における画像の例を示す図、 第9A図ないし第9C図は、第8図の画像の画像の画像デー
タの分布を示す図、 第10A図ないし第10D図は、第2の実施例におけるフレア
補正信号の作成方法を示す図、 第11図は、第2の実施例における重み係数の分布を示す
図、 第12図は、第2の実施例におけるボケ信号の作成方法を
示す図である。 Ot1,Ot2……テスト原稿(標準原画)、 It1,It2……標準画像、 Ot1w,Ot2w……白色部(標準絵柄)、 It1w,Ot2w……真の画像、 It1wf,If1,If2……偽画像

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原画を読取って得られた画像から、前記原
    画内の絵柄の真の画像と同形で真の画像から位置がずれ
    て現れている偽画像を除去する方法であって、 (a) 所定の形状と濃度とを有する標準絵柄を含んだ
    標準原画の画像として、前記標準絵柄の偽画像を含まず
    に、その真の画像のみを含む標準画像を準備し、 (b) 前記標準原画を画像読取装置で読取ることによ
    り、前記標準絵柄の真の画像と偽画像とを含む第1の画
    像を求め、 (c) 前記第1の画像と前記標準画像との差をとるこ
    とにより、前記標準絵柄の偽画像のみからなる第2の画
    像を求め、 (d) 前記第2の画像と前記標準画像とを比較するこ
    とにより、前記標準絵柄の真の画像と偽画像との位置関
    係、およびその濃度比を求め、 (e) 任意の原画を前記画像読取装置で読取って得ら
    れた第3の画像から、前記位置関係と濃度比とに基いて
    前記第3の画像に含まれる偽画像を求めるとともに、当
    該偽画像を前記第3の画像から除去することを特徴とす
    る偽画像除去方法。
  2. 【請求項2】原画を読取って得られた画像から、前記原
    画内の絵柄の真の画像の周囲に現れている偽画像を除去
    する方法であって、 (a) 所定の形状と濃度とを有する標準絵柄を含んだ
    標準原画の画像として、前記標準絵柄の偽画像を含まず
    に、その真の画像のみを含む標準画像を準備し、 (b) 前記標準原画を画像読取装置で読取ることによ
    り、前記標準絵柄の真の画像と偽画像とを含む第1の画
    像を求め、 (c) 前記第1の画像と前記標準画像との差をとるこ
    とにより、前記標準絵柄の偽画像のみからなる第2の画
    像を求め、 (d) 前記標準絵柄の真の画像の濃度分布と、前記第
    2の画像に含まれる前記標準絵柄の偽画像の濃度分布と
    の関係に基づいて、前記第2の画像または前記標準絵柄
    の真の画像のいずれか一方から所定の補正方法に従って
    偽画像を算出するための補正データを求め、 (e) 任意の原画を前記画像読取装置で読取って得ら
    れた第3の画像から、前記補正データに基づき、前記補
    正方法に従って前記第3の画像に含まれる偽画像を求め
    るとともに、当該偽画像を前記第3の画像から除去する
    ことを特徴とする偽画像除去方法。
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