JP3734512B2 - コンタクトレンズ外観検査方法および外観検査装置 - Google Patents

コンタクトレンズ外観検査方法および外観検査装置 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、コンタクトレンズの汚れ、異物、キズ、破損、外周欠損等の欠陥を撮像装置を用いて検査するコンタクトレンズ外観検査方法および外観検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンタクトレンズの汚れ、異物、キズ、破損、外周欠損等の外観を検査するには、コンタクトレンズを容器に入れないで一つ一つ光学プロジェクタ装置を用いて拡大投影し、オペレータがその投影画面を確認することによって行っていた。
【0003】
また、特開昭63−48431「レンズ検査装置」のように、撮像したレンズ像を中心部と輪郭部に分け、各部分にて二値化信号時間を計測し、その二値化信号値が基準範囲内か否かにより、合否判定を行う技術が開示されている。
【0004】
さらに、特開平2−257007「コンタクトレンズ外周欠け検査装置」のように、コンタクトレンズの外周部を撮像装置によって撮像し、その2値画像において外周部の座標位置を検出し、その座標位置により最小2乗法2次近似を行うことにより、本来欠けが無ければ僅差であるべき上記検出手段により検出した座標位置間における差異と、近似2次曲線の2次係数の値と、撮像される外周の巾とにより、コンタクトレンズの外周欠けを検出する技術が開示されている。
【0005】
さらに、特開平4−305144「コンタクトレンズ外周欠け検査装置」のように、コンタクトレンズの画像を電気信号に変換するコンタクトレンズ検出手段と、その電気信号を映像信号に変換してコンタクトレンズの外周部分のみを抽出する画像処理手段と、その抽出部分に演算処理を施して外周欠けを検索しコンタクトレンズの外周欠けを判断する演算処理判定手段と、コンタクトレンズをそのコンタクトレンズ検出手段が検出できる位置まで移動する移動手段により、コンタクトレンズの外周欠けを検出する技術が開示されている。
【0006】
さらに、特開平4−321186「光学部品、特に目に関する光学部品を検査するためのプロセスおよび装置、および透明被検体を照明する装置」のように、被検査部品の画像を生成し、撮像された被検査部品にあるキズを、2次元高コントラスト像を生成し、可視化された傷の画像領域を定め、1以上のしきい値と比較する、画像解析により検出して光学部品を検査する技術が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のコンタクトレンズの外観を検査する装置においては、コンタクトレンズを容器に入れないで一つ一つ光学プロジェクタ装置やCCD撮像装置を用いて検査していたため、検査が終了してコンタクトレンズを容器に入れるまでの間で、汚れやキズが付きやすく取扱いに相当の注意を払わなくてはならないという問題がある。特に、ソフトコンタクトレンズにおいては、汚れやキズが付きやすいため、容器に入れた状態での外観検査が望まれていた。
【0008】
本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、その目的は、容器に保存液およびコンタクトレンズを入れた状態でコンタクトレンズの外観検査を行うことが可能なコンタクトレンズ外観検査方法および外観検査装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明は、同心円上の所定位置にマーク、文字が刻印され、かつ保存液中に浸された状態のコンタクトレンズの外観を検査する方法であって、コンタクトレンズ挿入用の容器のコンタクトレンズ挿入部分を撮像装置によって撮像し、この撮像動作によって得られた画像に基づき、前記容器上に存在するコンタクトレンズの外観検査には不要な領域を抽出したマスク画像を作成するマスク画像作成工程と、前記容器のコンタクトレンズ挿入部分に保存液とコンタクトレンズを入れた状態を被検査対象として前記撮像装置により撮像し、この撮像動作によって得られた被検査対象画像に前記マスク画像を重ね、被検査対象画像からマスク画像を差し引いた領域を外観検査領域とする外観検査領域決定工程と、前記被検査対象画像からマスク画像を差し引いた外観検査領域に対して、汚れ、異物、キズ、破損、外周欠損の少なくともいずれかを含むコンタクトレンズの欠陥を検出する外観検査工程とから成り、前記外観検査工程おいて、コンタクトレンズの同心円上の所定位置に刻印されたマーク、文字の位置の検出は、前記撮像装置によって得られる画素毎の輝度情報を、前記同心円の中心点から所定の角度毎に複数の領域に分割し、この領域毎に前記輝度情報を加算し、その加算結果に基づいて行われることを特徴としている。
【0010】
また、前記マスク画像作成工程と外観検査領域決定工程との間に、前記容器に保存液が注入された状態でコンタクトレンズを容器に挿入した後、容器に超音波を当てることにより、被検査対象に生じた気泡を脱気する脱気工程を設けたことを特徴としている。
【0011】
さらに、前記容器の所定位置に位置検出用の位置マークを少なくても2点以上設け、前記外観検査領域決定工程は、前記マスク画像を作成するときと、前記被検査対象画像を得るときに、前記位置マークの座標を求め、これら両座標の差分に基づき、前記被検査対象画像または前記マスク画像を拡大、縮小、回転移動、並行移動して前記被検査対象画像と前記マスク画像とを重ね、被検査対象画像からマスク画像を差し引いた領域を外観検査領域とすることを特徴としている。
【0013】
さらに、前記外観検査工程は、前記撮像装置によって得られた画素毎の輝度情報を基に、コンタクトレンズの外周を抽出し、前記抽出された外周の中心からの距離を一定角度毎に求め、これらの距離の平均を異なったデータ数毎に移動平均法によって複数種求め、これら複数種の平均値の差分からコンタクトレンズの外周欠損を検出することを特徴としている。
【0014】
さらに、前記マスク画像作成工程は、前記容器上に存在するコンタクトレンズの外観検査には不要な領域の周囲を少なくても1画素分膨脹させるマスク画像膨脹工程を設けたことを特徴としている。
【0015】
さらに、前記外観検査工程は、前記外観検査領域決定工程により、前記被検査対象画像と前記マスク画像を差し引くことによって切断されたコンタクトレンズの外周の周囲を少なくても1画素以上膨脹させることによって接続することを特徴としている。
【0016】
さらに、同心円上の所定位置にマーク、文字が刻印され、かつ保存液中に浸された状態のコンタクトレンズの外観を検査する装置であって、コンタクトレンズ挿入用の容器のコンタクトレンズ挿入部分を撮像装置によって撮像し、この撮像動作によって得られた画像に基づき、前記容器上に存在するコンタクトレンズの外観検査には不要な領域を抽出したマスク画像を作成するマスク画像作成手段と、前記容器のコンタクトレンズ挿入部分に保存液とコンタクトレンズを入れた状態を被検査対象として前記撮像装置により撮像し、この撮像動作によって得られた被検査対象画像に前記マスク画像を重ねて、被検査対象画像からマスク画像を差し引いた領域を外観検査領域とする外観検査領域決定手段と、前記被検査対象画像からマスク画像を差し引いた外観検査領域に対し、汚れ、異物、キズ、破損、外周欠損の少なくともいずれかを含む欠陥を検出する外観検査手段とを備え、前記外観検査手段おいて、コンタクトレンズの同心円上の所定位置に刻印されたマーク、文字の位置の検出は、前記撮像装置によって得られる画素毎の輝度情報を、前記同心円の中心点から所定の角度毎に複数の領域に分割し、この領域毎に前記輝度情報を加算し、その加算結果に基づいて行われることを特徴としている。
【0017】
さらに、前記容器のコンタクトレンズ挿入部の底部をレンズ状の球面にしたことを特徴としている。
【0018】
さらに、前記撮像装置による撮像動作は、黒色欠陥を検出する明視野照明と、白色欠陥、コンタクトレンズに刻印されたロゴマークおよび文字を検出する暗視野照明とによって実行することを特徴としている。
【0019】
【作用】
上記構成によれば、マスク画像作成工程は、コンタクトレンズ挿入用の容器のコンタクトレンズ挿入部分を撮像装置によって撮像し、この撮像動作によって得られた画像に基づき、前記容器上に存在するコンタクトレンズの外観検査には不要な領域を抽出したマスク画像を作成し、外観検査領域決定工程は、前記容器のコンタクトレンズ挿入部分に保存液とコンタクトレンズを入れた状態を被検査対象として前記撮像装置により撮像し、この撮像動作によって得られた被検査対象画像に前記マスク画像を重ね、被検査対象画像からマスク画像を差し引いた領域を外観検査領域とする。そして、外観検査工程は、前記被検査対象画像からマスク画像を差し引いた外観検査領域に対して、汚れ、異物、キズ、破損、外周欠損の少なくともいずれかを含む欠陥を検出する。そして、前記外観検査工程おいて、コンタクトレンズの同心円上の所定位置に刻印されたマーク、文字の位置の検出は、前記撮像装置によって得られる画素毎の輝度情報を、前記同心円の中心点から所定の角度毎に複数の領域に分割し、この領域毎に前記輝度情報を加算し、その加算結果に基づいて行われる
【0020】
また、前記外観検査領域決定工程は、前記容器に保存液が注入された状態でコンタクトレンズを容器に挿入した後、容器に超音波を当てることにより、被検査対象に生じた気泡を脱気し、その後、コンタクトレンズの外観検査を行う。
【0021】
さらに、前記外観検査領域決定工程は、前記マスク画像を作成するときと、前記被検査対象画像を得るときに、予め容器に設けられた位置マークの座標を求め、これら両座標の差分に基づき、前記被検査対象画像または前記マスク画像を拡大、縮小、回転移動、並行移動して前記被検査対象画像と前記マスク画像とを重ね、被検査対象画像からマスク画像を差し引いた領域を外観検査領域とする。
【0023】
さらに、前記外観検査工程は、前記撮像装置によって得られた画素毎の輝度情報を基に、コンタクトレンズの外周を抽出し、前記抽出された外周の中心からの距離を一定角度毎に求め、これらの距離の平均を異なったデータ数毎に移動平均法によって複数種求め、これら複数種の平均値の差分からコンタクトレンズの外周欠損を検出する。
【0024】
さらに、前記外観検査工程は、前記外観検査領域決定工程により、前記被検査対象画像と前記マスク画像を差し引くことによって切断されたコンタクトレンズの外周の周囲を少なくても1画素以上膨脹させることによって接続する。
【0025】
さらに、容器のコンタクトレンズ挿入部の底部をレンズ状の球面にし、照明光を集光させる。
【0026】
【実施例】
図1は、本発明に係るコンタクトレンズ外観検査装置の構成を示すブロック図である。
【0027】
図1に示すように、コンタクトレンズ外観検査装置1は、容器ストック部3、容器搬入部5、容器移動テーブル部7、容器検査部9、コンタクトレンズ装填部11、押込・脱気部13、コンタクトレンズ検査部15、払出し部17、容器搬送ライン19、アルミシール部21、蓋閉じ部23、ラベル貼り部25、ラベル検査部27、バーコードリード部29および判定部31を備え、図2に示すように底部が球面状に成形されたコンタクトレンズ挿入部33aと蓋部33bとから成る容器33および図3に示すようにロゴマーク、数字および英数字が刻印されたコンタクトレンズの外観を検査する。
【0028】
容器搬入部5は、容器33を複数ストックしている容器ストック部3から容器33を取り出して容器移動テーブル部7に蓋部33bを開いた状態で載置する。
【0029】
容器移動テーブル部7は、90度の角度間隔で載置される容器33のコンタクトレンズ挿入部33aに対応する部分に窓が開けられた円板状のテーブルとそれを動かすテーブル動作部(図示せず)から成り、前記テーブルをテーブル動作部により90度ずつ回転させることによって容器33を容器検査部9、コンタクトレンズ装填部11、押込・脱気部13、コンタクトレンズ検査部15に移動させる。
【0030】
容器検査部9は、容器移動テーブル部7に載置された容器33のコンタクトレンズ挿入部33aに所定量の保存液を注入した後、コンタクトレンズ挿入部33aの外観を容器検査ステージ35によって検査する。容器検査ステージ35は、図4に示すように0〜255の階調で画素毎の輝度情報を得るCCDカメラ37と、レンズ39と、ストロボ光源41と、ストロボ光源電源部43と、ストロボ光源41を拡散させる乳白色の拡散板45と、ストロボ光源41を明視野照明、暗視野照明用に変換する明視野/暗視野切換え部47とから成る。
【0031】
コンタクトレンズ装填部11は、コンタクトレンズ挿入部33a一杯に入れられた保存液の液上に浮くようにコンタクトレンズを載置する。
【0032】
押込・脱気部13は、コンタクトレンズ装填部11によって液上に浮かせて載置されたコンタクトレンズをコンタクトレンズ挿入部33aの底部に押し込むとともに、そのときに生じた気泡を図5に示すように超音波脱気装置49によって脱気する。
【0033】
コンタクトレンズ検査部15は、コンタクトレンズ挿入部33aに入れられたコンタクトレンズの外観をコンタクトレンズ検査ステージ55によって検査する。
【0034】
コンタクトレンズ検査ステージ55は、図4に示す容器検査ステージ35と同じ構成となっている。
【0035】
払出し部17は、検査済みの容器33およびその容器33に入れられたコンタクトレンズをアルミシール部21に払出す。
【0036】
容器搬送ライン19は、容器33およびその容器33に入れられたコンタクトレンズをアルミシール部21から蓋閉じ部23、ラベル貼り部25、ラベル検査部27、バーコードリード部29および、判定部31に順次搬送する。
【0037】
アルミシール部21は、アルミニウム箔によってコンタクトレンズ挿入部33aをシールする。
【0038】
蓋閉じ部は23は、容器33の蓋部33bをコンタクトレンズ挿入部33a側の所定位置に重ねることにより閉める。
【0039】
ラベル貼り部25は、容器33に入れられたコンタクトレンズの規格、ロット番号等とそれらをバーコードにしたものとを印字したラベルを容器33の表面に貼り付ける。
【0040】
ラベル検査部27は、容器33にラベルが貼り付けられているか否かと、容器33に貼り付けられているラベルの位置が許容範囲内にあるか否かと、ラベルに印字されたコンタクトレンズの規格、ロット番号等の位置が許容範囲にあるか否かをラベル検査ステージ57によって検査する。ラベル検査ステージ57は、図6に示すように、0〜255の階調で画素毎の輝度情報を得るCCDカメラ59と、レンズ61と、照明光を発生するランプハウス63と、照明電源65とから成る。
【0041】
バーコードリード部29は、容器搬送ライン19上を搬送される容器33のバーコードを読み取り、その容器33に入れられているコンタクトレンズの製造番号等を判別する。
【0042】
判定部31は、外観検査結果と、バーコードリード部29の読み取り結果に基づき、容器33にいれられたコンタクトレンズを良品と、不良品に分類する。
【0043】
また、図7に示すように、容器検査部9、コンタクトレンズ検査部15およびラベル検査部25は、これら3つの動作を制御する検査制御部71と、後述する〈明視野照明、暗視野照明による容器検査〉、〈明視野照明によるコンタクトレンズ検査〉および〈暗視野照明によるコンタクトレンズ検査〉時にCCDカメラ37、37、59によって得られた画素毎の輝度情報に対し、二値化やアフィン変換等の画像処理を行う高速画像処理部73と、画像を表示する表示モニタ部75と、二値化しきい値の設定や画像の表示命令を検査制御部71に対して出力するコンソールターミナル部77とを備えている。
【0044】
次に、コンタクトレンズ外観検査装置1の全体動作を説明する。
【0045】
オペレータが外観検査動作を開始させると容器搬入部5では、容器ストック部3から容器33を取り出して容器移動テーブル部7の容器検査部9に載置する。
【0046】
容器検査部9では、載置された容器33のコンタクトレンズ挿入部33a一杯に保存液を注入する。その後、容器外観ステージ35を用いて容器33の外観を検査する。ここで、容器33に外観不良があった場合は、その旨(例えば製造番号等)を判定部31に送信する。その後、容器移動テーブル部7によって、テーブルが90度回転され、容器33がコンタクトレンズ装填部11に移動される。
【0047】
コンタクトレンズ装填部11では、容器33のコンタクトレンズ挿入部33a一杯に入れられた保存液の液上に浮くようにコンタクトレンズを載置する。その後、容器移動テーブル部7によって、テーブルが90度回転され、容器33が押込・脱気部13に移動される。
【0048】
押込・脱気部13では、液上に浮かせて載置されたコンタクトレンズをコンタクトレンズ挿入部33aの底部に押し込むとともに、そのときに生じた気泡を超音波脱気装置49によって脱気する。その後、容器移動テーブル部7によって、テーブルが90度回転され、容器33がコンタクトレンズ検査部15に移動される。
【0049】
コンタクトレンズ検査部15では、コンタクトレンズ挿入部33aに入れられたコンタクトレンズの外観をコンタクトレンズ検査ステージ55によって検査する。ここで、容器33に外観不良があった場合は、その旨を判定部31に送信する。その後、検査済みの容器33およびその容器33に入れられたコンタクトレンズが払出し部17によってアルミシール部21に払出される。
【0050】
アルミシール部21では、アルミニウム箔によってコンタクトレンズ挿入部33aをシールする。その後、シールされた容器33は容器搬送ライン19により、蓋閉じ部23に搬送される。
【0051】
蓋閉じ部23では、容器33の蓋部33bをコンタクトレンズ挿入部33a側の所定位置に重ねることにより閉める。その後、蓋部33bを閉めた容器33は容器搬送ライン19により、ラベル貼り部25に搬送される。
【0052】
ラベル貼り部25では、容器33に入れられたコンタクトレンズの規格、ロット番号等とそれらをバーコードにしたものとを印字したラベルを容器33の表面に貼り付ける。その後、容器33は容器搬送ライン19により、ラベル検査部27に搬送される。
【0053】
ラベル検査部27では、ラベル貼り付け有無と、ラベルの貼り付け位置が許容範囲内にあるか否かと、印字位置が許容範囲内にあるか否かを検査する。ここで、ラベルに不良があった場合は、その旨を判定部31に送信する。その後、容器33は容器搬送ライン19により、バーコードリード部29に搬送される。
【0054】
バーコードリード部29では、容器33に付されたバーコードが読取られる。そして、読み取り結果を判定部31に送信する。その後、容器33は容器搬送ライン19により、判定部31に搬送される。
【0055】
判定部31では、容器検査部9、コンタクトレンズ検査部15およびラベル検査部27の検査結果と、バーコードリード部29の読み取り結果に基づき、容器33に入れられたコンタクトレンズが良品と不良品に分けられる。そして、容器搬送ライン19を介してコンタクトレンズ外観権装置1外に払出される。
【0056】
次に、容器33およびコンタクトレンズの外観検査動作を説明する。
【0057】
容器33およびコンタクトレンズの外観検査は、黒色の汚れ、キズ等の欠陥が検出し易い明視野照明と、白色の汚れ、キズ等の欠陥が検出し易い暗視野照明とを用い、CCDカメラ37により容器33に保存液を注入した状態で撮像し、位置マークの重心を求めるとともに、容器33の欠陥部分をコンタクトレンズの欠陥として検出しないようにマスクする明視野マスクパターンと暗視野マスクパターンを作成し、さらに、容器33の外観を検査する。そして、容器33に保存液とコンタクトレンズを入れた状態で明視野照明を用い、CCDカメラ37により撮像して位置マークの重心を求めるとともに、明視野マスクパターンにより容器33の黒色の汚れ、キズ等の欠陥部分を位置マークの重心を基にマスクしてコンタクトレンズの黒色の汚れ、キズ等の欠陥を検出する。また、照明を暗視野照明に切換え、CCDカメラ37により撮像し、明視野マスクパターンによって容器33の白色の汚れ、キズ等の欠陥部分を位置マークの重心を基にマスクし、コンタクトレンズの外周欠損と、コンタクトレンズに刻印されたロゴマーク、数字および英数字の範囲と、白色の汚れ、キズ等の欠陥を検出している。
【0058】
〈明視野照明、暗視野照明による容器検査〉
明視野照明、暗視野照明による容器33の外観検査動作を図8の流れ図を用いて説明する。
【0059】
《位置マーク検出動作》
まず、図2に示す容器33の位置マークを明視野照明を用いて検出する動作を説明する。
【0060】
コンタクトレンズの外観検査動作が開始されると検査制御部71は、明視野/暗視野切換え部47に対し、照明を明視野照明にする命令を出力して照明を明視野照明にする。そして容器33に保存液を注入し、CCDカメラ37によりコンタクトレンズ挿入部33aを撮像させて容器原画像を得る(ステップST1)。このとき、明視野照明の輝度にばらつきが生じる場合があるので、所定中心部分の平均輝度を求めておく。
【0061】
そして、容器原画像に対して平均化フィルターを所定回通して画像全体をぼかした容器平均化画像を得る(ステップST3)。この容器平均化画像から容器原画像を引くことによって容器33の汚れ、キズ等の欠陥、位置マーク、コンタクトレンズ挿入部33aの輪郭等を白く抽出した容器輪郭抽出画像を得る(ステップST5,ST7)。
【0062】
得られた容器輪郭抽出画像と予め記憶されている位置マーク検出用の位置合せマスクを論理加算し、その後、前記中心部分の平均輝度に基づいて求められたしきい値にて二値化を行ってマーク切出し画像を得る(ステップST9,ST11)。ここで、位置マークおよびコンタクトレンズ挿入部33aの輪郭部分の輝度は「255」となり、その他の部分の輝度は「0」となる。
【0063】
そして、マーク切出し画像中の輝度が「255」の部分(位置マーク、コンタクトレンズ挿入部33aの輪郭)を図8のステップST13に示すように画面上部から順番に番号を付していくことによってラベリングしていく(ステップST13)。
【0064】
そして、図9に示すように輝度が「255」の部分の外接長方形のx方向の最大値xmax 、x方向の最小値xmin 、y方向の最大値ymax 、y方向の最小値ymin を求め、それを基に、外接長方形のx方向の幅Wxとy方向の幅Wyを得るとともに、前記輝度が「255」の部分の面積(画素数)を求めて図10に示すように、前記番号に対応させてテーブル化する(ステップST15)。
【0065】
そして、前記テーブル化によって得られた幅Wx、幅Wyおよび面積が、位置マークに対応づけて予め設定された所定の範囲内にあるか否かを判定し、前記所定範囲内にあるものを位置マークとして検出する。
【0066】
その後、位置マークの幅Wxと幅Wyに基づき、位置マークの重心座標を算出し、それを記憶しておく(ステップST17)。
【0067】
《明視野マスクパターン、暗視野マスクパターン作成動作》
次に、容器33の汚れ、キズ等の欠陥をコンタクトレンズの汚れ、キズ等の欠陥と判定しないようにその部分をコンタクトレンズの検査対象から除外するマスクパターン作成動作を説明する。まず、明視野照明を用いた明視野照明マスクパターンの作成動作を説明する。
【0068】
前記輪郭抽出画像に対し、前記中心部分の平均輝度に基づいて求められたしきい値にて二値化を行い、欠陥検出二値画像を得る(ステップST19)。
【0069】
そして、コンタクトレンズ画像とマスクパターンの合わせ誤差を考慮し、欠陥検出二値画像中の輝度が「255」となっている部分の周囲1画素分を「0」から「255」に空間フィルタを用いて変換する。これにより、容器33の欠陥部分が1画素分膨脹され、明視野マスクパターンが形成され、記憶される(ステップST21)。この明視野マスクパターンは、容器+コンタクトレンズ画像との位置合せ精度に対応させ、前記膨脹させる処理の回数を増やすことによってマスク部分の面積を広くすることも可能である。
【0070】
また、この明視野マスクパターンの作成動作と同様に、暗視野照明を用いて、暗視野マスクパターンを作成して記憶しておく。ここで、暗視野照明の場合は位置マーク検出は行わず、明視野照明で求めたもので代用する。なお、暗視野照明の場合、明視野照明のときとは逆に容器原画像から容器平均化画像を引くことによって容器33の汚れ、キズ等の欠陥、位置マーク、コンタクトレンズ挿入部33aの輪郭等を白く抽出した容器輪郭抽出画像を得る。そして所定のしきい値にて二値化を行い、欠陥検出二値画像を得る。ここで、暗視野照明の場合では明視野照明のときとは逆に容器原画像から容器平均化画像を引いているので、暗視野照明の場合の欠陥検出二値画像も明視野照明の場合の欠陥検出二値画像と同様に、欠陥部分の輝度は「255」となり、その他の部分の輝度は「0」となる。
【0071】
《容器の良否判定動作》
次に、容器33の良否判定動作を説明する。
【0072】
予め、容器33の中心部分のみを検査するように図11に示すような容器良否判定マスクを記憶させておく。
【0073】
そして、前記明視野照明での輪郭抽出画像と前記容器良否判定マスクを加算して容器33の中心部分のみの画像を得、その画像を二値化する(ステップST23,ST25)。この画像中で汚れ、キズ等の欠陥によって輝度が「255」となっている部分の画素数を求める。同様に暗視野照明でも汚れ、キズ等の欠陥によって輝度が「255」となっている部分の画素数を求める。そしてこれらの画素数が所定数以上になっている場合は、不良と判定する(ステップST27)。
【0074】
〈明視野照明によるコンタクトレンズ検査〉
次に、明視野照明によるコンタクトレンズの外観検査動作を図12の流れ図を用いて説明する。
【0075】
《位置マーク検出動作》
まず、位置マーク検出動作を説明する。
【0076】
検査制御部71は、明視野/暗視野切換え部47に対し、照明を明視野照明にする命令を出力して照明を明視野照明にする。そしてCCDカメラ37により容器33のコンタクトレンズ挿入部33aを撮像させてコンタクトレンズ原画像を得る(ステップST31)。このとき、明視野照明の輝度にばらつきが生じる場合があるので、所定中心部分の平均輝度を求めておく。
【0077】
そして、検査制御部71は、コンタクトレンズ原画像に対して平均化フィルターを所定回通して画像全体をぼかしたコンタクトレンズ平均化画像を得る(ステップST33)。このコンタクトレンズ平均化画像からコンタクトレンズ原画像を引くことによってコンタクトレンズの汚れ、キズ等の欠陥、位置マーク、コンタクトレンズ挿入部33aの輪郭等を白く抽出したコンタクトレンズ輪郭抽出画像を得る(ステップST35,ST37)。
【0078】
その後、容器33の位置マーク検出用の位置合せマスクを加算した後、二値化を行ってマーク切出し画像を得る(ステップST39,ST41)。そして、マーク切出し画像に対し、図12のステップST43に示すようにラベリングし、それを基にテーブル化して(ステップST43,ST45)前記位置マーク検出動作と同様に位置マークの重心座標を求める(ステップST47)。
【0079】
《コンタクトレンズ欠陥検出動作》
次に、明視野照明によるコンタクトレンズ欠陥検出動作を説明する。
【0080】
まず、記憶してある明視野マスクパターンとその位置マークの重心座標を読み出し(ステップST49)、読み出された重心座標と前記コンタクトレンズ原画像から求めた重心座標とを合わせるため、明視野マスクパターンに対し、拡大、縮小、回転移動、並行移動処理をアフィン変換によって行う(ステップST51)。
【0081】
そして、この拡大、縮小、回転移動、並行移動処理された明視野マスクパターンと前記輪郭抽出画像との差を取り差画像を得(ステップST53,ST55)、この差画像を二値化して二値画像を得る(ステップST57)。これによって容器33の汚れ、キズ等の欠陥、コンタクトレンズ挿入部33aの輪郭、位置マーク部分が検査対象から除外される。
【0082】
このとき、明視野マスクパターンのマスク部分は輝度が「255」となり、また、輪郭抽出画像も容器33の汚れ、キズ等の欠陥、コンタクトレンズ挿入部33aの輪郭、位置マーク部分は輝度が約「255」となる。このため、両者の差を取った値に対し、例えば「20」以下は「0」にする二値化を行うと容器33の汚れ、キズ等の欠陥、コンタクトレンズ挿入部33aの輪郭、位置マーク部分の輝度は「0」となり、容器33の汚れ、キズ等の欠陥、コンタクトレンズ挿入部33aの輪郭、位置マーク部分は、検査対象から除外されることになる。
【0083】
そして、差画像を二値化して二値画像を得、それを基に図12のステップST59に示すようにラベリングし、その後、テーブル化を行う(ステップST59,ST61)。そして、容器33の良否判定と同様にこのテーブルに基づき明視野照明におけるコンタクトレンズの良否判定を行う(ステップST63)。
【0084】
なお、ロゴマーク、数字および英数字は明視野照明の場合検出されないので、ロゴマーク、数字および英数字の範囲は検査対象から除外する必要がないが、ロゴマーク、数字および英数字が明視野照明でも検出される場合は、後述するロゴマーク、数字および英数字の範囲を検査対象から削除する処理を同様に行う。
【0085】
〈暗視野照明によるコンタクトレンズ検査〉
次に、暗視野照明によるコンタクトレンズの外観検査動作を図13の流れ図を用いて説明する。
【0086】
《コンタクトレンズ外周欠損検出動作》
まず、暗視野照明によるコンタクトレンズ外周欠損検出動作を説明する。
【0087】
検査制御部71は、明視野/暗視野切換え部47に対し、照明を暗視野照明にする命令を出力して照明を暗視野照明にする。そしてCCDカメラ37により容器33のコンタクトレンズ挿入部33aを撮像させてコンタクトレンズ原画像を得る(ステップST71)。そして、コンタクトレンズ原画像に対して平均化フィルターを所定回通して画像全体をぼかしたコンタクトレンズ平均化画像を得る(ステップST73)。
【0088】
その後、コンタクトレンズ原画像から前記コンタクトレンズ平均化画像を引くことによってコンタクトレンズの汚れ、キズ等の欠陥、位置マーク、コンタクトレンズ挿入部33aの輪郭等を白く抽出したコンタクトレンズ輪郭抽出画像を得る(ステップST75,ST77)。
【0089】
そして、記憶してある暗視野マスクパターンとその位置マークの重心座標を読み出し(ステップST79)、読み出された重心座標と前記コンタクトレンズ原画像から求めた重心座標とを合わせるため、暗視野マスクパターンに対し、拡大、縮小、回転移動、並行移動処理をアフィン変換によって行う(ステップST81)。
【0090】
そして、この拡大、縮小、回転移動、並行移動処理された暗視野マスクパターンと前記輪郭抽出画像の差を取り差画像を得(ステップST83,ST85)、この差画像を二値化して二値画像を得る(ステップST87)。これによって、容器33の汚れ、キズ等の欠陥、コンタクトレンズ挿入部33aの輪郭、位置マーク部分が検査対象から除外される。
【0091】
このとき、前記二値化した画像は、拡大、縮小、回転移動、並行移動処理された暗視野マスクパターンと前記輪郭抽出画像の差を取っているため、コンタクトレンズの輪郭部分に暗視野マスクパターンのマスク部分が重なる場合は、コンタクトレンズの輪郭が切断されてしまう。そのため、前記二値画像を明視野マスクパターン、暗視野マスクパターンを作成する時と同様に膨脹処理を行い、切断された輪郭を接続する(ステップST89)。
【0092】
しかし、膨脹処理を行うと、輪郭がx方向、y方向ともに膨脹されてしまうので、この輪郭部分が膨脹した画像と輪郭抽出画像との和を取り、輪郭の繋がった輪郭接続画像を得る(ステップST91,ST93)。
【0093】
そして、この輪郭接続画像を二値化して二値画像を得(ステップST95)、それを基に図13のステップST99に示すようにラベリングし、その後、テーブル化を行う(ステップST97,ST99)。
【0094】
このとき、前記二値画像にはコンタクトレンズの輪郭部分も含まれているので、コンタクトレンズの輪郭部分に対応する外接長方形は、キズ等の外接長方形に比べて大きく、また一定となる。このため、外接長方形の大きさに基づいてコンタクトレンズの輪郭のみを抽出したコンタクトレンズ輪郭画像を得ることができる(ステップST101)。そして抽出された輪郭から、角度0.75度毎に480ポイントの半径rを求める。
【0095】
そして、外周欠損を強調するため、その半径rの値を3値、9値、27値、81値、243値ずつ移動平均法を用いて平均化する。
【0096】
例えば、角度θに対する半径rの値が図14のように得られたとする。これを3値ずつ平均化したときを図15に、9値ずつ平均化したときを図16に、27値ずつ平均化したときを図17に、81値ずつ平均化したときを図18に、243値ずつ平均化したときを図19に示す。
【0097】
このとき、狭い範囲で欠損している場合、3値ずつ平均化した値と9値ずつ平均化した値の差分および3値ずつ平均化した値と27値ずつ平均化した値の差分を取ることによってさらに欠損が強調され、また、図14右側に示すような範囲で欠損している場合、9値ずつ平均化した値と27値ずつ平均化した値の差分および9値ずつ平均化した値と81値ずつ平均化した値の差分を取ることによって欠損が強調される。また、広い範囲で欠損している場合、27値ずつ平均化した値と81値ずつ平均化した値の差分および27値ずつ平均化した値と243値ずつ平均化した値の差分、81値ずつ平均化した値と243値ずつ平均化した値の差分を取ることによって欠損が強調される。
【0098】
これらの欠損が強調されたものが所定の値以上となっている場合、不良と判定する(ステップST103)。
【0099】
《ロゴマーク、数字および英数字検出と、コンタクトレンズ欠陥検出動作》
次に、暗視野照明を用いてコンタクトレンズのロゴマーク、数字および英数字の検出と、コンタクトレンズの汚れ、異物、キズ、破損、外周欠損等の欠陥を検査するときの動作を説明する。
【0100】
まず、容器33の汚れ、キズ等の欠陥、コンタクトレンズ挿入部33aの輪郭、位置マーク部分が除外された前記二値画像とコンタクトレンズ輪郭画像との差を取り、コンタクトレンズの輪郭を除去した輪郭除去画像を得る(ステップST105,ST107)。
【0101】
このとき、ロゴマーク、数字および英数字の刻印される位置は予め決められているので、その部分のみの輝度を抽出する図20に示すようなドーナツ型のロゴマーク、英数字検出マスクを予め設けておく。
【0102】
そして、前記暗視野マスクパターンにより、容器33の汚れ、キズ等の欠陥とコンタクトレンズの輪郭を検査対象から除外した画像とこのロゴマーク、英数字検出マスクとの論理和を取る。そして、所定角度毎に複数のセクターに分割し、輝度が「255」となっている画素数を前記セクター毎に加算する(ステップST109)。
【0103】
この各セクターの位置(角度θ)に対する前記加算された画素数を表すと図21に示すようになり、図22に示すロゴマークから最後の数字までの角度θa と、英数字の角度θb を知ることができる(図21は、角度θa の部分のみ示す)。また、ロゴマークは、その画素数が所定の値となるのでロゴマークが刻印されているか否かおよびロゴマークが刻印されている位置を知ることができる。(ステップST111)。
【0104】
その後、前記コンタクトレンズ輪郭除去画像に対してラベリングし、テーブル化を行う(ステップST113,ST115)。このとき、図22に示すように中心から欠陥までの最小距離Rmin 、最大距離Rmax 、基準点から欠陥までの最小角度θmin 、最大角度θmax 、さらに、欠陥の平均輝度とをテーブルに加える。
【0105】
ここで、前記輪郭除去画像は、ロゴマーク、数字および英数字も含まれている。そのため、前記ロゴマークから最後の数字(図22では5)までの角度θa と英数字の角度θb 内に存在するものは、ロゴマーク、数字または英数字と判断して欠陥の対象から除外する。
【0106】
そして、汚れ、キズ等の欠陥の面積、幅Wx、幅Wy、平均濃度が所定の値以上の場合は、不良と判定する(ステップST117)。
【0107】
なお、容器良否判定、明視野照明でのコンタクトレンズ良否判定および暗視野照明でのコンタクトレンズ良否判定の結果、不良と判定された場合は、その画像を記憶しておくことによって、コンタクトレンズ外観検査後に不良画像を見ることもできる。
【0108】
このように、本実施例では、照明光として黒色の汚れ、キズ等の欠陥が検出し易い明視野照明と、白色の汚れ、キズ等の欠陥が検出し易い暗視野照明とを用い、CCDカメラ37により容器33に保存液を注入した状態で撮像し、位置マークの重心を求めるとともに、容器33の汚れ、キズ等の欠陥部分をコンタクトレンズの汚れ、キズ等の欠陥として検出しないようにマスクする明視野マスクパターンと暗視野マスクパターンを作成し、さらに、容器33の外観を検査する。そして、容器33に保存液とコンタクトレンズを入れた状態で明視野照明を用い、CCDカメラ37により撮像して位置マークの重心を求めるとともに、明視野マスクパターンにより容器33の黒色の汚れ、キズ等の欠陥部分を位置マークの重心を基にマスクしてコンタクトレンズの黒色の汚れ、キズ等の欠陥を検出する。また、照明を暗視野照明に切換え、CCDカメラ37により撮像し、暗視野マスクパターンによって容器33の白色の汚れ、キズ等の欠陥部分を位置マークの重心を基にマスクし、コンタクトレンズの外周欠損と、コンタクトレンズに刻印されたロゴマーク、数字および英数字の範囲と、白色の汚れ、キズ等の欠陥を検出している。
【0109】
したがって、容器33のコンタクトレンズ挿入部33aに保存液とコンタクトレンズを入れた状態で、コンタクトレンズの汚れ、異物、キズ、破損、外周欠損等の欠陥を検出することが可能となる。
【0110】
なお、本実施例のコンタクトレンズ外観検査装置1では、特にコンタクトレンズの種類は限定していないが、コンタクトレンズの種類(ソフトコンタクトレンズ、ハードコンタクトレンズ)に係わらず容器にコンタクトレンズをいれた状態での外観検査が可能である。
【0111】
また、本発明のコンタクトレンズの外観検査方法および外観検査装置は、コンタクトレンズのみならず、眼内レンズ等の眼用レンズにも適用できるものである。
【0112】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、撮像装置により容器のコンタクトレンズ挿入部分に保存液を注入した状態で撮像し、位置マークの座標を求めるとともに、容器上に存在するコンタクトレンズの外観検査には不要な領域を抽出したマスク画像を作成する。そして、前記容器のコンタクトレンズ挿入部分に保存液とコンタクトレンズを入れた状態を被検査対象として前記撮像装置により撮像し、この撮像動作によって得られた被検査対象画像に前記マスク画像を重ね、被検査対象画像からマスク画像を差し引いた領域を外観検査領域とし、この外観検査領域に対して汚れ、異物、キズ、破損、外周欠損等の欠陥を検出している。
【0113】
そのため、容器のコンタクトレンズ挿入部分に保存液およびコンタクトレンズ入れた状態でコンタクトレンズの外観検査を行うことが可能となり、外観検査の工程で汚れ、キズ等を付けることがなく、かつ、迅速に外観検査を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンタクトレンズ外観検査装置の構成を示すブロック図である。
【図2】容器の形状を示す説明図である。
【図3】コンタクトレンズの外観構成を示す説明図である。
【図4】容器検査ステージの構成を示す説明図である。
【図5】超音波脱気装置の構成を示すブロック図である。
【図6】ラベル検査ステージの構成を示す説明図である。
【図7】容器検査部、コンタクトレンズ検査部およびラベル検査部の動作を制御する動作制御構成を示す説明図である。
【図8】明視野照明による容器検査動作を示す流れ図である。
【図9】外接長方形を示す説明図である。
【図10】外接長方形を基にテーブル化したときの例を示す説明図である。
【図11】容器良否判定マスクを示す説明図である。
【図12】明視野照明によるコンタクトレンズ検査動作を示す流れ図である。
【図13】暗視野照明によるコンタクトレンズ検査動作を示す流れ図である。
【図14】抽出されたコンタクトレンズの輪郭から得られた角度θに対する半径rの値の例を示す説明図である。
【図15】図14に示す半径rの値を3値ずつ平均化したときの角度θに対する半径rの値を示す説明図である。
【図16】図14に示す半径rの値を9値ずつ平均化したときの角度θに対する半径rの値を示す説明図である。
【図17】図14に示す半径rの値を27値ずつ平均化したときの角度θに対する半径rの値を示す説明図である。
【図18】図14に示す半径rの値を81値ずつ平均化したときの角度θに対する半径rの値を示す説明図である。
【図19】図14に示す半径rの値を243値ずつ平均化したときの角度θに対する半径rの値を示す説明図である。
【図20】ロゴマーク、数字検出マスクを示す説明図である。
【図21】所定角度毎に複数に分割されたセクターの位置(角度θ)に対する前記セクター毎に加算された所定輝度の画素数を示す説明図である。
【図22】コンタクトレンズ中心から欠陥までの最小距離および最大距離と基準点から汚れ、キズまでの最大角度および最小角度を示す説明図である。
【符号の説明】
1 コンタクトレンズ外観検査装置
3 容器ストック部
5 容器搬入部
7 容器移動テーブル部
9 容器検査部
11 コンタクトレンズ装填部
13 押込・脱気部
15 コンタクトレンズ検査部
17 払出し部
19 容器搬送ライン
21 アルミシール部
23 蓋閉じ部
25 ラベル貼り部
27 ラベル検査部
29 バーコードリード部
31 判定部
33 容器
35 容器検査ステージ
37,59 CCDカメラ
39,61 レンズ
41 ストロボ光源
43 ストロボ光源電源
45 拡散板
47 明視野/暗視野切換え部
49 超音波脱気装置
55 コンタクトレンズ検査ステージ
57 ラベル検査ステージ
71 検査制御部
73 高速画像処理部
75 表示モニタ部
77 コンソールターミナル部

Claims (9)

  1. 同心円上の所定位置にマーク、文字が刻印され、かつ保存液中に浸された状態のコンタクトレンズの外観を検査する方法であって、
    コンタクトレンズ挿入用の容器のコンタクトレンズ挿入部分を撮像装置によって撮像し、この撮像動作によって得られた画像に基づき、前記容器上に存在するコンタクトレンズの外観検査には不要な領域を抽出したマスク画像を作成するマスク画像作成工程と、
    前記容器のコンタクトレンズ挿入部分に保存液とコンタクトレンズを入れた状態を被検査対象として前記撮像装置により撮像し、この撮像動作によって得られた被検査対象画像に前記マスク画像を重ね、被検査対象画像からマスク画像を差し引いた領域を外観検査領域とする外観検査領域決定工程と、
    前記被検査対象画像からマスク画像を差し引いた外観検査領域に対して、汚れ、異物、キズ、破損、外周欠損の少なくともいずれかを含むコンタクトレンズの欠陥を検出する外観検査工程とから成り、
    前記外観検査工程おいて、コンタクトレンズの同心円上の所定位置に刻印されたマーク、文字の位置の検出は、前記撮像装置によって得られる画素毎の輝度情報を、前記同心円の中心点から所定の角度毎に複数の領域に分割し、この領域毎に前記輝度情報を加算し、その加算結果に基づいて行われることを特徴とするコンタクトレンズ外観検査方法。
  2. 前記マスク画像作成工程と外観検査領域決定工程との間に、前記容器に保存液が注入された状態でコンタクトレンズを容器に挿入した後、容器に超音波を当てることにより、被検査対象に生じた気泡を脱気する脱気工程を設けたことを特徴とする請求項1記載のコンタクトレンズ外観検査方法。
  3. 前記容器の所定位置に位置検出用の位置マークを少なくても2点以上設け、
    前記外観検査領域決定工程は、前記マスク画像を作成するときと、前記被検査対象画像を得るときに、前記位置マークの座標を求め、これら両座標の差分に基づき、前記被検査対象画像または前記マスク画像を拡大、縮小、回転移動、並行移動して前記被検査対象画像と前記マスク画像とを重ね、被検査対象画像からマスク画像を差し引いた領域を外観検査領域とすることを特徴とする請求項1記載のコンタクトレンズ外観検査方法。
  4. コンタクトレンズの外周部分の欠損を撮像装置により撮像することによって検出するコンタクトレンズ外観検査方法であって、
    前記外観検査工程は、前記撮像装置によって得られた画素毎の輝度情報を基に、コンタクトレンズの外周を抽出し、
    前記抽出された外周の中心からの距離を一定角度毎に求め、これらの距離の平均を異なったデータ数毎に移動平均法によって複数種求め、これら複数種の平均値の差分からコンタクトレンズの外周欠損を検出することを特徴とする請求項1記載のコンタクトレンズ外観検査方法。
  5. 前記マスク画像作成工程は、前記容器上に存在するコンタクトレンズの外観検査には不要な領域の周囲を少なくても1画素分膨脹させるマスク画像膨脹工程を設けたことを特徴とする請求項1記載のコンタクトレンズ外観検査方法。
  6. 前記外観検査工程は、前記外観検査領域決定工程により、前記被検査対象画像と前記マスク画像を差し引くことによって切断されたコンタクトレンズの外周の周囲を少なくても1画素以上膨脹させることによって接続することを特徴とする請求項1記載のコンタクトレンズ外観検査方法。
  7. 同心円上の所定位置にマーク、文字が刻印され、かつ保存液中に浸された状態のコンタクトレンズの外観を検査する装置であって、
    コンタクトレンズ挿入用の容器のコンタクトレンズ挿入部分を撮像装置によって撮像し、この撮像動作によって得られた画像に基づき、前記容器上に存在するコンタクトレンズの外観検査には不要な領域を抽出したマスク画像を作成するマスク画像作成手段と、
    前記容器のコンタクトレンズ挿入部分に保存液とコンタクトレンズを入れた状態を被検査対象として前記撮像装置により撮像し、この撮像動作によって得られた被検査対象画像に前記マスク画像を重ねて、被検査対象画像からマスク画像を差し引いた領域を外観検査領域とする外観検査領域決定手段と、
    前記被検査対象画像からマスク画像を差し引いた外観検査領域に対し、汚れ、異物、キズ、破損、外周欠損の少なくともいずれかを含む欠陥を検出する外観検査手段とを備え、
    前記外観検査手段おいて、コンタクトレンズの同心円上の所定位置に刻印されたマーク、文字の位置の検出は、前記撮像装置によって得られる画素毎の輝度情報を、前記同心円の中心点から所定の角度毎に複数の領域に分割し、この領域毎に前記輝度情報を加算し、その加算結果に基づいて行われることを特徴とするコンタクトレンズ外観検査装置。
  8. 前記容器のコンタクトレンズ挿入部の底部をレンズ状の球面にしたことを特徴とする請求項記載のコンタクトレンズ外観検査装置。
  9. 前記撮像装置による撮像動作は、黒色欠陥を検出する明視野照明と、白色欠陥、コンタクトレンズに刻印されたマークおよび文字を検出する暗視野照明とによって実行することを特徴とする請求項記載のコンタクトレンズ外観検査装置。
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